80 :
吾輩は名無しである:2009/10/13(火) 17:27:43
運命と宿命って違うらしいね
世界なる呪詛の凝縮がお前だ。殺せ。
超短け
83 :
吾輩は名無しである:2009/10/13(火) 17:56:42
いいかね。人間とは単なるデータの束だ。あなたの場合、
その束のあり様が殺人者であるために最適だった。遺伝
のための永い時間と、あなたが生きたわずか十数年、世
界はあなたに直接感じ取れないあらゆる微細な作用を多
年にわたって偏執狂的に根気強く及ぼし続けたが、いま、
植えつけられた一個の殺意を、ようやく活性化すること
に成功しつつある。あなたの固有名詞をラベルとしてだ。
人々はそれを運命と呼ぶだろう。だがそれもまた、欺瞞
の一形式に過ぎないのだがね。
四角いな
85 :
吾輩は名無しである:2009/10/13(火) 18:01:50
氷室京介のほうがまだレトリックに秀でてるね
レーベルwww
86 :
吾輩は名無しである:2009/10/13(火) 18:18:39
ラベル オブ コンプレックスだね。
人間とは単なるデータの束。
その束が、たまたまあなたの場合殺人者であるために最適だった。
世界は微細な作用をあなたに及ぼし続け……遺伝のための長大な時間と、固体
の成育のための十数年……ようやく植えつけられた一個の殺意を、今活性化し
つつある。 あなたの名をラベルとしてね。
人はそれを運命と呼ぶが、それもまた欺瞞の一形式に過ぎない。
88 :
決定稿:2009/10/13(火) 19:39:23
人間とは単なるデータの束。
あなたは欺瞞の一形式に過ぎない。
以上。
89 :
新・謎仮面:2009/10/13(火) 19:40:43
/ ̄ ̄ ̄ ̄ζ ミ
/ ,―/  ̄ ̄ ̄\
/ / / / \\
|_/ ||| (・) (・) |
(6  ̄(6------◯⌒つ |
| | _||||||||| | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| \ / \_/ / < 下巻、いらねぇじゃん。
/| \____/ \__________
/
90 :
吾輩は名無しである:2009/10/13(火) 19:43:56
平野ってひとの小説は、ペダンチックなだけでとてつもなく下手くそな文章を書くということが証明されました。
佐藤亜紀とかいう独善的文章を書く売れない作家もいますが、どっこいどっこいですね。
星新一を見習ってほしいものです。
91 :
新・謎仮面:2009/10/13(火) 19:59:40
>>75 >――そう、遺伝のための
>気の遠くなるような時間と、固体の成育のための、あなたのせいぜい十数年!――、
/ ̄ ̄ ̄ ̄ζ ミ
/ ,―/  ̄ ̄ ̄\
/ / / / \\
|_/ ||| (・) (・) |
(6  ̄(6------◯⌒つ |
| | _||||||||| | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| \ / \_/ / < こういうの、本格的専門用語で
/| \____/ \ 「文学のこけおどし」というのだ。
/ \__________
92 :
新・謎仮面:2009/10/13(火) 20:05:00
>>75 >――いいかね?人間とは、単なるデータの束だ。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ζ ミ
/ ,―/  ̄ ̄ ̄\
/ / / / \\
|_/ ||| (・) (・) |
(6  ̄(6------◯⌒つ |
| | _||||||||| | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| \ / \_/ / < 実は小説も単なるデータの束なのだが、
/| \____/ \ そこに意匠を凝らしたがるのが作家の浅はかさで、
/ \ つまり、オマエホントにわかってるのかと。
\__________
93 :
吾輩は名無しである:2009/10/13(火) 20:09:49
占い(統計学)と同じって事かいな
94 :
新・謎仮面:2009/10/13(火) 20:11:54
>>63 >意識の腋をくすぐっているような
/ ̄ ̄ ̄ ̄ζ ミ
/ ,―/  ̄ ̄ ̄\
/ / / / \\
|_/ ||| (・) (・) |
(6  ̄(6------◯⌒つ |
| | _||||||||| | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| \ / \_/ / < 。。。
/| \____/ \__________
/
95 :
新・謎仮面:2009/10/13(火) 20:16:34
>>93 >占い(統計学)と同じって事かいな
/ ̄ ̄ ̄ ̄ζ ミ
/ ,―/  ̄ ̄ ̄\
/ / / / \\
|_/ ||| (・) (・) |
(6  ̄(6------◯⌒つ |
| | _||||||||| | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| \ / \_/ / < ドストエフスキーの大作をあらすじで語る人はいるだろうが、
/| \____/ \ その膨大な全文を記憶する人はいない。作品世界が展開するのは
/ \ 読者の脳内においてであり、ページの上ではない。
\__________
96 :
吾輩は名無しである:2009/10/13(火) 20:28:20
殺されちゃった女の子は悲惨だったけどあんまり同情心とか湧かなかったよね。
注目するしないも結局、作家の書き方次第だよね。主要人物からの読者チョイスもあるけど。
97 :
新・謎仮面:2009/10/13(火) 20:34:33
>>96 >殺されちゃった女の子は悲惨だったけどあんまり同情心とか湧かなかったよね。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ζ ミ
/ ,―/  ̄ ̄ ̄\
/ / / / \\
|_/ ||| (・) (・) |
(6  ̄(6------◯⌒つ |
| | _||||||||| | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| \ / \_/ / < どうせ殺るなら、うちの古女房にしてくれ。
/| \____/ \__________
/
98 :
吾輩は名無しである:2009/10/13(火) 20:41:45
古女房っていえば、あれ母親に行くと思ってたからビックリしたな。でもそれは古い思考なのかな。
99 :
ORCA旅団:2009/10/13(火) 20:42:35
「いいかね? 人間とは単なる感覚の束だ。」
って仮面が言ってました
100 :
吾輩は名無しである:2009/10/13(火) 20:53:01
それって神経の束みたい
101 :
吾輩は名無しである:2009/10/13(火) 23:04:54
>>75 >――いいかね?人間とは、単なるデータの束だ。
いくら平野を読んでも得るものなどなにもないが、
これは遺伝子情報のことをいってるんじゃないの?
102 :
吾輩は名無しである:2009/10/13(火) 23:19:45
DNA解析で保険にも入れないとか近未来の映画みたいだけど、精神にも応用する気なのか。
それしか確かなものが無いなんて、賢いのか間抜けなのかわからん未来だな…
103 :
吾輩は名無しである:2009/10/13(火) 23:34:48
104 :
吾輩は名無しである:2009/10/13(火) 23:58:28
公の人間が管理しやすいから、アニメ好き人間を増やそうとするのと同じ戦略に見える。
メディアが御用機関じゃない先進国なんて無いのかもしれないけど。
105 :
吾輩は名無しである:2009/10/14(水) 00:08:59
106 :
104:2009/10/14(水) 00:33:45
>>105 レトリックなんか使われると読者一人一人に対しても微妙にズレていくしね。
107 :
吾輩は名無しである:2009/10/14(水) 09:41:50
中途半端なレトリックはそうなる。
レトリック自体が小さな作品として成立していなければならない。
108 :
吾輩は名無しである:2009/10/14(水) 11:06:20
ピラフは文才無いよ
109 :
吾輩は名無しである:2009/10/14(水) 11:18:40
>>85 >氷室京介のほうがまだレトリックに秀でてるね
先日、NHKで放送された矢沢永吉ライブを偶然観たけど、
終盤、スペシャルゲストの氷室と甲本(ブルーハーツ)が
がステージにでてきて、永ちゃんとスリーショットで
「黒く塗りつぶせ」を絶唱したのにはまいったね。
氷室も甲本も大の矢沢党だそうだ。
〔評〕浅田 彰 (京都造形美術大大学院長)
今年2月、イスラエルでエルサレム賞授賞式に出席した村上春樹は、「高く堅固な壁と
それにぶつけられる卵の間では常に卵の側に立つ」という比喩によって、イスラエル国家が
ガザなどのパレスチナ自治区で行使してきた暴力を批判した。
式をボイコットするより、出席して言うべきことを言うという決断を、私は支持する。だが、
その比喩は十分に明確か。たとえば、ツインタワーとそれに飛行機ごと突っ込むテロリスト
はどちらが壁でどちらが卵か。
2001年5月、同じ賞を受けたスーザン・ソンタグの「言葉たちの良心」というスピーチに、
あいまいな比喩はない。
111 :
吾輩は名無しである:2009/11/24(火) 20:37:38
「生物としてのヒトは、絶滅を回避するために、交配を通じて多様性を維持する進化の
システムを採用しているんだろう?その圧倒的に多様な個体が、それぞれに、
ありとあらゆる環境の中に投げ込まれる。
そうした中で、一個の犯罪が起こったとして、当人の責任なんて、どこにあるんだい?
殺された人間は、せいぜいのところ、環境汚染か、システムクラッシュの被害の
産物程度にしかみなされないよ。
犯罪者なんて存在しない。ただ、犯罪が存在するだけだ。――違う?」
決壊 下巻
112 :
吾輩は名無しである:2010/01/22(金) 23:19:56
113 :
吾輩は名無しである:2010/01/23(土) 18:08:20
鳩山由紀夫総理の夫人は、あるところで、自分の書いた本について、
「みなさん、どうぞ買ってあげて下さい」と話していました。
これっておかしいでしょ?
114 :
吾輩は名無しである:2010/02/09(火) 21:54:47
三島作品の中で、
最もレトリックの技巧のレベルが高い作品は何ですか?
>>110 この書評ね、素晴らしくて、保管してある。しかし、
「(略)テロリストたちは少なくとも臆病者ではなかった、と。」とあってね。
臆病か臆病でないかを問うてどうする!とも思った。テロリストについて「少なくとも」
とか「多かれ少なかれ」とかで何かを問う余地って、ある?
あんな暴力なんか全否定だよ。
がしかし本当に「全くの」無罪なのか? あるじとして、ヒトッカケラの
責任もなかったと? …ってまあね、じゃあ何故にそこで現実に殺された者たち
なのかっつう話でも、一方では(当然に!)あるんですが。
イスラエルを支援する自国のそんなを許してきたこと。アメリカ人である。
――これは、断じて、罪だ。したがって、その「罪」を「誰かに」償わせたい
とする(パレスチナ人の)処罰感情「それ自体」はね、じぶんにゃどうあっても
否定は出来ないんだが。出来ません、それが、じぶんであったらと考えた場合には。
テロリストだけが暴力の行使者ではない、どころかという。それが民主主義の原理だ。
うん。原理。そうしてまさにその部分において、俺はいつだって他人を。
うん。申し訳ないが、語弊を恐れずに言えば、『「全くの」無罪』だと、
ぼくは、思います。
なぜならば、ぼくはまだ未熟で、ぼくにはまだ、「有罪か無罪か」を計る
モノサシしか持ち合わせていないからです。でも、ぼくは、この未熟さを、
へりくだる種類のものだとは思っていませんし、誇りを持っています。
ぼくがなにかに気づくのには、時間がかかるのかもしれません。
それを気づかせる、導き、にまでをも、目を閉じるつもりはありませんが、
生きてきて、培ってきた判断力を、それを尊重しないことを、忘れたくは、
ありません。
添削。
尊重せずにはいられないことを、がベター。
権利と義務とは表裏一体。うん当たり前の話で。
その意志、ないしは理解度には原則一切関係なしに、ちからの所有者には
常に責任が付随する。故に、俺はいつもいっつも云ってんだわさ「馬鹿は死ね」。
せめて、消えて無くなってしまえと。醜悪だから。
ひとは一人で生きているのではない。
王制の国においては、王様が馬鹿ではみんなが困る。国民も、
更にはそれと関係するところの周囲の全ての人々も。――とそうして、
民主主義もまた。故に馬鹿には(あ、生まれついての〜という話では
当然なくて。その、生まれ持っての能力のかぎりにおいて知的たらんとは
しない者は、の意)生きて資格がない。ひととしての、権利が。
www生きる資格が〜 (なおかつ微調整w)そんなには、この俺は、
どうあっても、ひととしての十全の権利は認められないな。尊厳は。
うんだから云ってんの。「見下す」て。馬鹿は嫌いだよ。
うんやっぱね、しょせんはそれは「じぶんのこと」だけでしかないんだよ、
未熟か否かのみを問題とする。――それ故に、にもかかわらずに手にしたちから
(この場合は端的に選挙権)の行使に無自覚である。罪です。
この時代、四民平等の社会においては、みずからを選び取る者が貴族として、
…じゃあさ、けれどもそうでない者たちからは、剥奪されるとでも? ひとと
しての諸権利が、そんな話で。――民主主義とは、あまねく全ての人間が
あるじであるとはつまりそういうことっす。ひととして、ひとのあいだにある。
厳しいんだよ。
124 :
吾輩は名無しである:2010/03/22(月) 20:56:35
レトリック
125 :
吾輩は名無しである:2010/03/22(月) 21:36:42
俺以外にレトリックの分かる奴がいるとは思えんがw
二葉亭四迷と幸田露伴はどうでしょう
127 :
吾輩は名無しである:2010/08/20(金) 16:26:49
レトリック
128 :
吾輩は名無しである:2010/08/20(金) 22:48:04
開高さんでどうでしょ?
129 :
弧高の鬼才:
マジレスだが、チェーホフとかヘンリーミラーとか、横光とかブローティガンとか、漱石はすごい