【夏目漱石】Kはなぜ自殺をしたのか?【こころ】

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159吾輩は名無しである
>>157の続き

ところが、早々と何の躊躇もなく友人が出し抜きプロポーズをしたことを知ったKは、
友人がいつか信義を貫いてくれると信じていただけに、かなりショックだったんでしょう。
そして、可愛さ余って憎さ100倍になってしまったKは、直に友人に抗議することよりも、あの下宿で血みどろで
自殺することで、友人がいつまでも自責の念にかられるようにして恨みを晴らす意志があったんじゃないでしょうか。
それと物語の背景に明治天皇崩御や、友人=先生の手紙の最後のほうで乃木将軍の殉死を絡めて語っているところから、
「義」に殉ずる精神をなくして生きる虚しさを作者の漱石は暗示したかったような気もします。

読む人によって、様々な解釈ができように「こころ」とタイトルを付けたという(o`.´o)ちゃんの見立て、なるほどと思いました。
さすが(∪)ちゅぱはぐ(笑)