【春香】平野啓一郎 part 13【春香】

このエントリーをはてなブックマークに追加
279277
崇は涙を浮かべ、黙ってそれを見つめた。
轟音の最中に自身の沈黙が冴え、意識のすべてに干渉するように火花が降りかかる。
そして炸裂した火の印象に煽られたあと、崇には静けさだけが張り付いた。


こっちのほうが良いかな。