684 :
名無し:
ドストエフスキーの蔵書リスト 〜その1〜
○文学作品(ロシア語のもの・ロシア語に訳されたもの)(1)
著者 タイトル ※注釈
─────────────────────────────────────────────
・アヴェナリュス 「キエフの豪傑たちについての書」(英雄物語詩(ブィリーナ)集成)
・アクサーコフ 「家族の記録、及び回想」 ※『作家の日記』でドストが引用した作品
・バイロン 「バイロン卿著作集」 ※『作家の日記』でドスト、バイロニズムに言及
・ボグローフ 「1ユダヤ人の手記」
・ジョン・バニヤン 「天路歴程」
・ブレーニン 「ルポルタージュとパロディ」
・ウォルター・スコット 「パースの美少女、あるいは聖ヴァレンタインの日」
・ヴァーゼムスキー公爵 「全集」第1巻
・ゴーゴリ 「作品集」4巻 (収録)近郊夜話・ミルゴルド・アラベスキ・戯曲・死せる魂・他
・ゲルベリ 「英国の詩人たち、その伝記と作品例」チョーサー・マーロー・シェークスピア・ミルトン・ドライデン・ワーズワス
・スコット・コールリジ・シェリー・テニスン・ブラウニング他
・ゲルツェン 「向こう岸から」 ※『作家の日記』でこの本に言及
・ゲルツェン 「牢獄と流刑」
・ゲーテ 「選集」 (収録)叙情詩・プロメートイス・芸術家の地上における生・ワルプルギスの第一夜
・ヘルマンとドロテア・ライネケ狐・ファウスト・戯曲・ヴィルヘルム・マイスター・イタリア旅行
・若きヴェルテルの悩み・親和力・詩と真実・他
・ゲーテ 「ファウスト」
・グリボエードフ 「知恵の悲しみ」 ※『作家の日記』等でこの本に言及
・ダヴィドフ 「ダヴィドフ著作集」 ※『作家の日記』でダヴィドフに言及
・ヂェルジャーヴィン 「著作集」
マトリョーシャはマゾです。
というか、ただのいたいけな被害者にすぎないのならば、スタヴローギンの告白という章は特別な意味がないわけで。
686 :
名無し:2008/02/24(日) 18:38:45
ドストエフスキーの蔵書リスト 〜その2〜
○文学作品(ロシア語のもの・ロシア語に訳されたもの)(2)
著者 タイトル ※注釈
─────────────────────────────────────────────
・ドストエフスキー 「虐げられし人々」改訂版
・ドストエフスキー 「貧しき人々」 ※この本の刊行及び版権所有者は、例のステローフスキー
・ドストエフスキー 「F.M.ドストエフスキー著作全集」3巻 ※ この本の刊行及び版権所有者は、例のステローフスキー
(収録)おかみさん・プロハルチン氏・弱気・死の家の記録・貧しき人々・白夜・
正直な泥棒・虐げられた人々・異常な出来事・地下室の手記・
冬に記す夏の印象・賭博者・分身・ネートチカ・おじさんの夢・ステパンチコヴォ
・ドストエフスキー 「賭博者」「罪と罰」「悪霊」「未成年」
・レッシング 「賢者ナータン」
・マイコフ 「アポロン・マイコフ詩集」「詩集」「作品と翻訳」
・メーイ 「作品集」
・マーリイン 「勁い性格」
・メンチェルスキー 「わがビスマルクたちの一人」「ペテルブルグ上流階級の女性たち」「現代ペテルブルグの秘密」
「ロシアの女になりたい」「セルビヤに関する事実」「時代の証拠として」
「新しき任務についたアヴァジャーニコフ伯爵」
・モルスコーイ 「市場の貴族階級」
・ニェズナコーミェツ(スヴォーリンのペンネーム)「報告と諸景」
・ネクラーソフ 「詩集」「最後の歌」 ※『作家の日記』でネクラーソフの詩に言及
・オストローフスキー 「作品集」
687 :
名無し:2008/02/24(日) 18:39:34
ドストエフスキーの蔵書リスト 〜その3〜
○文学作品(ロシア語のもの・ロシア語に訳されたもの)(3)
著者 タイトル ※注釈
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・パナーエフ 「イヴァン・パナーエフ著作集」
・ポロンスキー 「秋播きの畑」「著作集」
・プーシキン 「著作集」
・ルイレーエフ 「著作と書簡」
・サルトゥイコフ(シチェドリーン)「時代のまぼろし及び田舎についての手紙」「ある市の歴史」
・『ロシアの読者のための古典作家集』 「アリストパネス」「ウェルギリウス」「ホメロス」「クセノフォン」「オデュッセイア」
「ブリニュスの書簡集」「プラトン」「タキトゥス」「ユーリウス・カイサル」「アイスキュロス」
・センコーフスキー 「著作集」
・V.S.ソロヴィヨーフ 「公爵令嬢オストローシスカヤ」
・スイロコームリア 「詩選」
・A.K.トルストイ 「白銀公爵」「全詩作集」
・L.N.トルストイ 「伯爵L.N.トルストイ著作集」「ロシア語初歩(アズブカ)」「アンナ・カレーニナ・最終(第八)編」
・ツルゲーネフ 「著作集」
・ウスペンスキー 「零落。古物商。安楽な暮らし。禁酒の誓い。」「民衆の風習の記録」
・フェート 「詩集」
・シャーリコヴァ公爵令嬢「1切れのパンの故に」
・シェークスピア 「戯曲全集」「ソネット全集」
・シラー 「著作集」
・シチェルビーナ 「ニコライ・フョードロヴィチ・シチェルビーナ全集」
688 :
名無し:2008/02/24(日) 18:40:02
ドストエフスキーの蔵書リスト 〜その4〜
○文学作品(外国語によるもの〔実際はすべてフランス語〕)
著者 タイトル ※注釈
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・バルザック 「全集」
・ベルナール 「イカルスの翼」「大隼」「ライオンの皮と恋人狩り」
・バイロン 「バイロン卿作品全集」
・シャトーブリアン 「墓のかなたの思い出」
・セルバンテス 「才知溢れるドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」
・クーパー 「フェニモア・クーパー全集」
・ディケンズ 「寂しい家(ブリーク・ハウス)」「ドンビー父子」
・ギスターヴ・ドロー 「紳士と淑女と赤ん坊」
・ガヴァルニ 「仮面と素顔」
・ホフマン 「幻想的物語(コント・ファンタスティック)」
・ユゴー 「ヴィクトル・ユゴー作品集」「ヴィクトル・ユゴー全集」
・ラマルチーヌ 「東方旅行中の思い出、印象、思索ならびに風光〜あるいは1旅行者の手記」「瞑想詩集」
・ル・サージュ 「ジル・ブラース」 ※「おとなしい女」中でこの作品に言及
・アンリ・ロシュフォール 「角燈」
・ウージェーヌ・スクリーヴ 「作品集」「劇作全集」「パリの秘密」
・ウォルター・スコット 「修道院」「ウェーバリー、あるいは六十年間」「アイヴァンホー」
・ヴォルテール 「ヴォルテール全集」
・ゾラ 「ルーゴン・マカール叢書」「分け前」「ルーゴン家の運命」
「パリの腹」← ※『作家の日記』でこの本に言及
689 :
名無し:2008/02/24(日) 18:42:17
ドストエフスキーの蔵書リスト 〜その5〜
○批評・文学史・哲学
著者 タイトル ※注釈
─────────────────────────────────────────────
・ヴェンゲローフ 「ロシア文学〜その時代の代表的作家たちによる」
・アポロン・グリゴーリエフ 「著作集」
・ゲルベリ 「スラヴ人の詩歌」
・グロート 「文献学的研究」
・エフスターフィエフ 「古代ロシア文学」
・キレエーフスキー 「民謡」
・リュビーモフ 「ロモノーソフの生涯と事業」
・ ? 『ニコライ・アレクセーヴィチ・ネクラーソフを記念して』
・パナーエフ 「文学的回想とベリンスキーの思い出」
・ピーサレフ 「D.P.ピーサレフ著作集」
・ポレヴォーイ 「実録と伝記によるロシア文学史」
・レイフ 「新並列諸国国語辞典」(露・仏・独・英)
・ラージン 「陸軍学校のための教科参考書」
・ツィトーヴィチ 「小説『何をなすべきか』において何がなされたか」「美学の破壊」
690 :
名無し:2008/02/24(日) 18:42:42
ドストエフスキーの蔵書リスト 〜その6〜
○歴史・法律・社会学(1)
著者 タイトル ※注釈
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・ ? 『南部及び西ロシアの歴史に関する古文書』第5巻〜第6巻
・ボグダノーヴィチ 「東方戦争 1853年〜1856年」
・バックル 「イギリス文明史」第一巻
・ヴァムベリー 「東方の生活と風習の記録」
・グルーベ 「伝記的小景集」
・エカテリーナ二世 「ロシア史に関する覚え書き」
・ギゾー 「イギリス共和国とクロムウェルの歴史」
・ザベーリン 「最も古き時代からの、ロシア人の生活の歴史」「16世紀及び17世紀のロシアの皇后の生活」
・ジセルマン 「コーカサスでの25年」
・ ? 『ペテルブルグ及びモスクワの簡易裁判事件選』
・イェガー 「ローマ史」「ギリシャ史」
・カラムジン 「ロシア国史」
・コシーヒン 「アレクセイ・ミハロヴィチ治世時のロシア」
・カーライル 「歴史的及び批評的エッセー」
・プレスコット 「スペイン王フェリペ2世治史」
・ラッサール 「著作集」
・ラマルチーヌ 「ジロンド党の歴史」 ※『作家の日記』でこの本について言及
「1848年の革命の歴史」
・マルケーヴィチ 「四半世紀前に」
・モルドツェフ 「新時代のロシア女性」(18世紀前半・18世紀後半)
・パーセク 「遠い歳月から」
691 :
名無し:2008/02/24(日) 18:43:13
ドストエフスキーの蔵書リスト 〜その7〜
○歴史・法律・社会学(2)
著者 タイトル ※注釈
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・ポベドノスツェフ 「歴史研究と諸論文」
・ ? 『トルコ人の支配下にあるコンスタンチノープルにおいて、1591年、チェコの貴族ヴラチスラフが
オーストリア大使団を相手になしたる冒険の物語』
・ポゴーヂン 「著作集」「コトシーヒンのロシアについて」
・ロバーノフ編 「現代ロシアの代表的人物」三巻 ※2巻中にドストについての評論・肖像画掲載
・ ? 『国家学論集』
・セルゲーヴィチ 「古代スラヴ人の民会と公(クニャーシ)」
・シンクレア 「Audi alteram Patam 東方問題、その現在と過去」
・スネギリョーフ 「モスクワ」
・S.ソロヴィヨーフ 「古代からのロシア史」「皇帝アレクサンドル1世」
・スタンケーヴィチ 「チモフェイ・ニコラエヴィチ・グラノーフスキー」
・スヴォーリン 「ロシアの偉人たち」
・ ? 『裁判法』
・タキトゥス 「タキトゥス全集」(仏訳)
・チェール 「総督政治と第一帝政の歴史」「フランス革命史」
・ ? 『刑事訴訟法』『簡易裁判所判事によって課せられる刑罰に関する法規集』
・ファヂェーエフ 「現在・未来のロシア社会」
・シュロッセル 「18世紀及びフランス帝政崩壊までの19世紀の歴史」
・ヤクーシキン 「慣習法」
・ヤンソン 「農民の分与地と賃金支払に関する統計学的研究の試み」
692 :
名無し:2008/02/24(日) 18:43:45
ドストエフスキーの蔵書リスト 〜その8〜
○哲学と神学(1)
著者 タイトル ※注釈
─────────────────────────────────────────────
・アクサーコフ 「スウェーデンボルグによる福音書」
「スウェーデンボルグの聞き、見たところの、天の霊魂の世界と地獄について」
「スウェーデンボルグの理性論」
「心霊学に関する、実験に基づく研究」
「心霊学と科学」
・ヴラーストフ 「世界と人類のはじまりの時代の聖なる年代記」
・ヴラヂスラーヴレフ 「論理学」
・グーセフ 「キリスト教との関連における、仏教の精神的理想」
・ 『福音書』数部
・ 『聖者伝選』12分冊
・ 『オプチナ修道院縁起』
・ 『聖職者のための年中行事暦』
・ 『ヨブ記』(ロシア語訳)
・ 『コーラン』(仏語訳)
・ロヴァーギン 「典礼正典」
・マシヨン 「マシヨン著作選集」
・パルフェーニー 「遍歴と旅行物語」
・ 『詩編』数部
・サマーリン 「著作集」 ※『作家の日記』中でサマーリンへの言及あり
・シメオン・ノーヴィ・ボゴスローフの本(タイトル不明)
693 :
名無し:2008/02/24(日) 18:44:18
ドストエフスキーの蔵書リスト 〜その9〜
○哲学と神学(2)
著者 タイトル ※注釈
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・イサーク・シーリン「献身の言葉」 ※「カラマ」中にイサーク・シーリンの本への言及あり
・スペンサー 「知的・道徳的・肉体的教育」
・ストラーホフ 「全きものとしての世界」
・ヴラジミール・ソロヴィヨーフ「西欧哲学の危機」「抽象原理批判」「三つの力」
・チールシュ 「家庭生活のキリスト教的基礎」
・テーヌ 「知性と認識について」
・フィラレート 「著作集」
・ 『主キリストの王者の道』
・ 『日読祈祷書』
・ホミャコーフ 「ホミャコーフ全集」第一巻 ※『作家の日記』中にホミャーコフへの言及あり
・チチェーリン 「科学と宗教」
・トマス・ア・ケンピス 「キリストに倣いて」(ポベドノスツェフ訳)
694 :
名無し:2008/02/24(日) 18:46:36
ドストエフスキーの蔵書リスト 〜その10〜
○自然科学・医学・雑録類・子供の本(1)
著者 タイトル ※注釈
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・アルフェーリエフ 「狼たちと暮らし、狼のように吠え」(5幕もの喜劇)
・ 『1879年、人類学展覧会』8冊
・アーリストフ 「現代の風潮への答」
・ブラフマン 「カガール(ユダヤ人の長老の会)の本」(ユダヤ人の風習研究の本)
・ブーデン 「医療・地理学と統計学、及び風土病の研究入門」
・ 『りっぱなロシア語入門』
・ギルシトルン 「エムスと、その医療鉱泉」
・グリネヴィチ 「ロシアの経済生活にユダヤ人が及ぼす悪影響とユダヤ人の搾取の仕組みについて」
・ダーウィン 「人間の系譜及び性に関する淘汰」「人間と動物における感覚の表現について」
・ドーデー 「物語集」
・ ? 『セムテルとアラバナの巡洋』
・ ? 『絵によるカラムジン』
・カエン 「フェニキヤの1旅行者の小帆船による旅」
・ 『帝室エルミタージュ美術館絵画カタログ』
・イシーモヴァ 「子供向けの博物学の話」
695 :
名無し:2008/02/24(日) 18:47:15
ドストエフスキーの蔵書リスト 〜その11〜
○自然科学・医学・雑録類・子供の本(2)
著者 タイトル ※注釈
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・ルイス 「日常生活の生理学」 ※「罪と罰」にこの本についての言及あり
・オリヒーン 「ガベルスブルク方式によるロシア語速記術入門」 ※アンナ夫人の本かな
・プレシチェーエフ 「ふくじゅ草」(青少年のための詩集)
・ 『自然』(一般向け博物学論集)数巻
・ 『ログネーダ』(セーロフ作曲・オペラ台本)
・セミョーノフ 「よく知られている草花と農作物及び数種の一般的植物のロシア語名鑑」
・スニートキン 「健康児と病弱児の看護」
・セーチェノフ 「脳髄の反射作用」
・ウォレス 「自然淘汰」
・フェチコーヴィチ 「物語集」
・フラマリオン 「空の歴史」
・フロルコーフ 「第一歩」(国語教育の手引き)
・ ? 『チンギス・ハンとその大軍、あるいは青い旗』
・シェプフェル 「天文学における矛盾」
696 :
名無し:2008/02/24(日) 18:47:46
ドストエフスキーの蔵書リスト 〜その12〜
○雑誌と文学選集
著者 タイトル ※注釈
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・ 『アウロラ』(婦人雑誌)
・ 『話し合い』(科学・文学・政治)
・ 『しつけと教育』
・ 『時代』(文学・政治月刊誌 1861年度) ※兄ミハイルと発行した雑誌?
・ 『民衆援助報知』
・ 『市民』
・ 『子供の読み物』
・ 『婦人教育』
・ 『あけぼの』(学術・文学・政治)
・ 『帝室科学アカデミー彙報』
・ 『畑』(絵入り家庭読み物月刊誌)
・ 『祖国雑誌』(学術・文学月刊誌)
・ 『北極星』
・ 『正教通信』
・ 『ロシアの過去』(歴史月刊誌)
・ 『家庭の夕』(少年と青年の為の月刊誌)
・ 『ロシア選集』
・ 『戦争物語選集』
・ 『文学・政治誌「市民」選集』
・ 『教育雑誌「しつけと教育」選集 高学年児のための』
・ 『皇太子殿下に捧げられた手記集「セヴァストーポリの人々によるセヴァストーポリ防衛戦」』
・ 『義捐(スクラッチナ)』 ※サマーラ県飢饉難民援助のために発行された雑誌
(ドストやツルゲーネフ等の寄稿あり)
・ 『番兵、ドン河特集』(ドン河流域の風俗愛好家のための作品集)