952 :
吾輩は名無しである:2010/06/30(水) 22:12:55
読むけど途中リタイヤってやつは多そうだ
でも俺も欲しいよぅ
>>952 読み始めては途中棄権ってのを繰り返して、
この前三年越しでようやく重力の虹最後まで読めたわ
『V.』
↑これなんて読む(発音)するの?
読んだ人レビュー頼む
翻訳としてどうですか?よく出来てる?
もう何日か待ってやれよ
あたし待つわ
いつまでも待つわ
959 :
吾輩は名無しである:2010/07/01(木) 18:47:36
トキオの某書店に柄谷行人の『世界史の構造』の横に『メイスン&ディクスン』が積んであって気付いた。
原書がそうだから再現してるんだろうけど、
古めかしさを出す演出(イエズス会を耶蘇会と書いてみたり)のせいで案外読みにくい
鈴木はスレに居ついてやがる癖に自分じゃ読まないんだな
図書館はもう貸してくれないんだよ。二年くらい返さなかった事あるから。
費府
964 :
吾輩は名無しである:2010/07/01(木) 21:49:40
今のところまだわかりやすいし面白い
難しいのは最初だけで途中から簡単って柴田さんか誰かインタビューで言ってなかったけ?ほんと?
購入しようかと思い本屋で立ち読みしたがちょっと心が折れた
2000円くらいなら買うのだが
>>964には、もう少し読み進めての感想もお願いしたい
アフリカに着いたらロリキャラ満載で面白れぇ!
ずっとアメリカを測量して回るんだと思ってたけど、最初は喜望峰に金星見に行くんだよね
事前情報とかあらすじでアメリカを測量!って言われ続けたから、ちょっと混乱した
あー、有名な金星の日面通過観測か。
ネタバレ自重すれ
読売の朝刊の書評欄に載ってたね
>>971 都甲幸治による書評。
新潮社でもピンチョン本を書評し、献本+原稿料をもらっているのに、
さらに大新聞の書評欄(原稿料が一般誌とは比べ物にならないほど高い)で
指導教官(柴田元幸)の本を褒めるとは
なんちゅう利益誘導行為だ。
>>972 そんな裏があるのか。面白く読んだのにw
M&D買おうかと立ち読みしたが1ページ目でなんか無理そう...orz
M&Dは正直読まなくていいやと思ってる
面白エピソード箇所だけうpして
977 :
吾輩は名無しである:2010/07/05(月) 17:36:34
なけなしで上巻だけ買う。
18世紀?笑える?
これといって現代もののピンチョンに求めているものではないけど
(自分が求めているのはゴーレム100みたいな感じかなぁ)
確かに読んでると思わず笑いがこみあげてくるし
幻想やSF(SM)っぽいの等ないけどまぎれもなくピンチョンの
視点が感じられて(そういやあヴァインランドって贋作疑惑あったよね
今回のだって、わからんもんだ)
最初の40ページで元取れた。
978 :
吾輩は名無しである:2010/07/05(月) 17:48:09
はっきりいって全然わからん。
本国でも全然売れてないだろ。
小説の本道から外れてるわ。
小説ってのはおもしろくてためになるもんだろ。
だれにも読めないものかいてどうすんの?
979 :
吾輩は名無しである:2010/07/05(月) 18:07:04
いきなり喋る犬が出てきたんだが、それがなかなか理解できなくて
途中でやっと、これは犬が喋ってるんだと気づいた
むつかしい
ストーリーを追う作業だけになっちゃうから勿体ないよね。
本来の小説のよさを堪能することがおざなりになっちゃう。
ざっくりしたストーリーを別紙でつければいいのに。
欧米だとそういうダイジェストや補助的な付録がよくついてるんじゃない?
>>979 めちゃくちゃだなあw 面白そうですね。
982 :
吾輩は名無しである:2010/07/05(月) 18:19:26
発想がSFっぽくて、なんでもアリって感じだから、
余計にわけがわからなくなる。いきなり常識を超えたような
発想をポット出されても戸惑うだけでいやになる。
傍から聞いてるぶんにはとても楽しそうだけど、実際読んだらツラいのかなあ。
文章がちょっとごちゃごちゃしているから、さらっと読んだだけじゃ
何が起きているのかわかりづらいことがある
その上、あっさり書いてある一文にネタが仕込んであるっぽいから
常に集中を強いられているようで、読んでて疲れるw
ざっと読んで、笑えるところ笑ってから後でもう一度じっくり読むことにしよう
【祝】トマス・ピンチョン3【全小説刊行開始】
風間賢二とか若島正あたりが書評で取り上げてくれないかな
山形のいう「文句のないフェアな書評」なんて
今後、出てくる事があるのだろうか?
たぶん、これからも同業者の絶賛書評しか
出てこないことが予想される。
プラスもマイナスもちゃんと指摘する書評が
出る可能性は限りなく低い。
あと、俺はこの10年、柴田元幸の訳書に
批判的な書評が出たのを見たことがない。
990 :
吾輩は名無しである:2010/07/05(月) 23:23:36
>>980 文庫本にある巻末解説なんかは日本独自のものと聞いたことがある
本国ではああいう部分にストーリーの概略が載っているということなんだろうか
まだ100頁余りだが、訳文が内容を咀嚼し切れてない印象が強いね。
費府(フィラデルフィア)といった地名をはじめ、堅麺麭(ビスケット)だの、源男(アダム)だの
やたら漢字表記してるのは誰得なんだろ?
「交差穹窿(ゴシック)風の門」(114頁)は完全に誤訳でしょ。
そうでなくてもピンチョンの文体が読み易いものじゃないんだから
余計な韜晦は慎むべきだったろうに。
>>991 いや、全編古い英語で書かれているのよ原書は
それをある程度取り入れた翻訳でしょう
んなもん全部とっぱらって分かりやすく訳せってのも一つの意見だとは思うけど
>>992 うん。18世紀くらいの英語だってのは知ってるし、
訳文のかなりの箇所に『南総里見八犬伝』を思わせるテンポのよさが感じられるのは
多分、そんなところを意識しての文体上の工夫だとは思うんですよ。
ただ、それも徹底している訳ではないし、ことばの選び方が不十分すぎて
却って粗が目立つのが何とも。
どうせなら馬琴の文体模倣で徹底するくらいの度胸(と能力)があったら
評価したんだけどね。
原文が古い英語なので敢えて、っていう意図はたぶん正しいんだよ。
ただ、この訳文を見て真っ先に思うのは「古めかしい文章だな」ではなく
ただ単に「読みにくいな」だから、意図が成功していないっぽいだけで。
深く考えないで書くけど、
そもそも18世紀当時の日本には「フィラデルフィア」という地名が
(たぶん)知られておらず、費府という当て字はそれよりもずっと下った時代に作られた
近世以降の産物なんだろうし、こういうルビの使い方がされるようになったのも
けっこう最近のはずだから、「古めかしさを」っていう意図にそぐっていない気がする。
クリスマスだのビスケットだのといった程度のカタカナが混じっていたって
擬古調の日本語文は成立するんだから、変な工夫はしなくても何とかなったと思う。
どうしてもやるなら仮名垣魯文や坪内逍遙みたいに登場人物の固有名詞まで含めて
全部漢字表記にしなきゃ筋が通らないとも思う。
地名の漢字表記は中国語からの借用が多いから、
費府もまあそうだろう
完全に擬古文にすると読みづらいから、
当時の英語の再現はこの程度でよかったんじゃないだろうか
雰囲気は出てると思う
その語が使われだした時期がどうのとかはこの際無しにして
歴史の先取りはピンチョンっぽくていいじゃないか
997 :
吾輩は名無しである:2010/07/06(火) 07:30:14
>>993 馬琴の文体模倣なんて柴田大先生でも無理だろw
お前、やってみろw
999ゲット!
ぼくの心の扉に『猛犬注意』のプレートをぶらさげるんだ。
ぼくはそのとおりの生き物としてふるまってみせようと思う。
だからもしきみがぼくに肉のたっぷりついた骨を投げてくれるなら、
ぼくはきみの手までも舐めるかもしれない。
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