So, so, also so einer bist du?
シッダルタに出てくる「いけにえ」って何のこと差してるの?
>831
どこにでてきた?
ここで度々あがってる『車輪の下』だけれど
読むなら新しいヘッセ全集の新訳が断然オススメ。
読んだことないなら、最初はぜひ新訳で。
つまんなくて挫折したなら、それこそ新訳で。
回し者ではないけどw
十数年高橋訳しか知らなかった自分、新訳で読んで天地がひっくり返った。
高橋訳だとワケワカランな所もちゃんと意味が掴める。
まるで現代小説のような瑞々しさだよ。読みやすいよ。
高橋訳は意味不明な部分が割とあるけど、個人的にはあの文体好きです。
いかにもな翻訳調なのに、古風なのがかえっていい味が出てると思った。
シッダルータも新訳のが良かったな
その後に旧訳のを読んだら、あまりにもの薄さに驚いた
デミアンは?
旧訳のどの辺が駄目なの?
単に読者の側の日本語読解能力の低下によるものじゃないの?
旧訳はかいじゅう、逐語的、要するに読みずらい
新訳読んだことないけど、多分理由を挙げればこんなところじゃね
ヘッセ全集ってそんないいの?あれ高いからなあ
>>836 上の方に高橋訳を検討したページが貼られてるよ
840 :
吾輩は名無しである:2010/03/06(土) 10:03:05
高橋はヘッセと知己があったんだが、晩年は養老ホームで
気づかれもしないで亡くなったのな。誰かがふと思いついて
確認取ったら、最近、亡くなりましたって。
そんな90年代で下
842 :
吾輩は名無しである:2010/03/06(土) 10:56:23
>>794 逆でないか? ヘッセも第一次大戦後のロスト・ジェネレーションで
進歩主義の世界喪失を経てるだろ。
843 :
吾輩は名無しである:2010/03/21(日) 02:49:36
ヘッセ作品を本気で好むような人は
自分の気持ちに素直な人で、付き合っていくには少々めんどくさい人だ
血液型占いなみの思考回路ですねw
日本の知識人てのは、宗教的な無理解から、近代進歩主義の
直線的な時間意識をキリスト教特有のものと見なしちまったり
するような、西洋についてひっくり返った見方することはあるね。
846 :
吾輩は名無しである:2010/04/12(月) 11:37:01
>>315 釈迦はもとは私達と同じ煩悩イッパイの人間で、悟りを得た結果、仏陀になったんだよね。
物語では人間と仏教を描きたい。しかし仏陀のそのまんまの伝記では、人間の物語としては意味がない。
そこで仏陀とは別人とされた「シッダールタ」の彷徨を描くことで、釈迦は特別な聖人ではない、迷える「人間・シッダールタ」はあなたであり、またこの世にたくさんいるであろう苦悩する人たちなのだ
といいたかったのではないかな〜とまあ、勝手に解釈してます。
847 :
吾輩は名無しである:2010/04/12(月) 16:28:24
>>369 他人の解釈にいちいち突っ込むのやめたら?読者としてみっともないと思う。
急に2008年のレスにアンカー出されてモナー
ヘッセ全集高すぎじゃね?
文庫化しろよ
>>851 才能あるんじゃないかな
ヘッセのファンからすれば趣味が外れるかもしれないが
853 :
吾輩は名無しである:2010/05/23(日) 21:32:51
ずっとドストエフスキーを読んでいて最近、車輪の下読み始めたんだが
風景描写がわかりずらいというかイメージしずらくない?
イメージしづらいって言うか
ヘッセの場合は書いてある事に
耳を澄まして読んだ方がいいと俺は思う。
そしたら勝手にイメージされる。
文体が違う。
カミュとフォークナーもそんな読み方したらよく読める文体だった。
センテンスがそっけないからかな。
フォークナーはそんなことないけど。
ここに上げた作家はイメージしながら読もうとしたら
詰まる。
シッダールタおもしろい
車輪の下もおもしろかった。
車輪の下は最初読んだ時は素人臭い思った
最初は、でも、ノーベル賞取って精神病だった
ヘッセが書いたってんで、無理して感動しようとしてた。
カミュもそうだった。
何か文体が変わってるみたいだな。
分からないけど、ヘッセとかカミュは
人の話聞いてたら勝手にイメージになってその情景が浮かんだりする。
けど、あんな書き方してるような気がする。
だから耳澄ましてたら、読める(俺は)
ドストエフスキーとかは、イメージしてたら読めるな。
耳で聞く文体と
目で見るような文体の二種類があるような気がする。
どっちもイメージはイメージだが。
851が凄すぎて吹いた
ヘッセより上だろう
ドストエフスキーの死の家の記録とか
カフカの変身や
マルケスの文体がイメージしながら読んだほうが読める文体だった。
訳者の問題かなあ。
まだそんなに読んでないけど。
カフカの審判は聞く文体のような感じする。
まるっきし夢判断の患者みたいな感じだ。
変身は、こういう描写じゃなかった
俺の読んでる審判と変身は
訳者違うな。
ほとんど訳者の問題じゃないのかなぁ。
高橋訳は良くも悪しくも逐語訳なんだよね。日本語のリズムとか
全くお構いなしで、ひたすら淡々と訳してる感じ。
形容句の単調な羅列や、「‥いた」「‥いた」「‥いた」の連続が
読み進めているうちにボディーブローのように利いてくるw
以下、第二章の冒頭あたりの比較。
■高橋健二訳(新潮文庫・改版1965)
[‥‥]小さい町のまわりには枯れ草や刈りたての草のにおいがただよってい
た。細長い麦畑は黄色く金褐色になった。あちこちの小川のほとりには、白い花の咲くドクゼリ
のような草が、人の背ほども高く茂っていた。その花はかさのような格好で、小さい甲虫がたえ
ずいっぱいたかっていた。その中空の茎を切ると、大小の笛ができた。森のはずれには、柔らか
い毛のある、黄色い花の咲く、堂々としたビロウドマウズイカが長くきらびやかに並んでいた。
ミソハギとアカバナ属が、すらりとした強い葉の上でゆれながら、谷の斜面を一面に紫紅色にお
おうていた。モミの木の下には、高くそそり立つ赤いジギタリスが厳粛に美しく異様にはえてい
た。その根生葉には銀色の柔らかい毛があって幅が広く、茎が強く、蕚上花は上のほうに並んで
いて美しい紅色だった。そのそばにさまざまの種類のキノコがはえていた。
■岩淵達治訳(旺文社文庫・初版1966)
[‥‥] 町をめぐって干し草や二番刈りの草の山の香がただよい、あ
ちこちの穀物畑の細い帯は黄金色に変わり、小川のほとりでは白い花をつけたドクゼリに似た草が
人の背たけほども生い茂っていた。この花は傘のような形をしていていつもテントウムシがいっぱ
い群がっていた。なかに穴の通っているこの茎を切って草笛や呼子笛を作ることができる。森の縁
をはなやかに色どる連なりは、綿毛のような黄色い花をつけた王者のようなビロウドモウズイカで
ある。ミソハギとヤナギランが細くしなやかで強い茎の上でゆれ、斜面を一面に赤紫色でおおって
いた。森の中の樅の木の下に、異様な感じを与えながら美しくいかめしく一本の赤いジキタリス
が、銀色の綿毛の密生したひろい根生葉の間からぬっと突き出していた。茎は丈夫で、茎の上のほ
うに美しい赤色の蕚状花が一列に並んでいた。そのそばに、いろいろな茸が生えている。
862 :
吾輩は名無しである:2010/05/24(月) 03:27:05
2ちゃんねるに作品を張っちゃだめだよ
クヌルプ読んでみろよ。
高橋訳だろうがなんだろうが読みやすいから
高橋訳が多分一番いいんじゃね。
865 :
吾輩は名無しである:2010/05/24(月) 21:45:43
車の下にでてくるあらゆるたとえが回りくどく、うっとおしく、わかりずらく、
かといって見事でもない無駄なものに思えるのは俺だけか?
なんでも例えればいいというものでもない気がする
866 :
吾輩は名無しである:2010/05/24(月) 22:00:16
867 :
吾輩は名無しである:2010/06/10(木) 22:06:16
ヘッセとoasisに似た思想を感じる
oasisは「 I need to be myself 」という歌詞でデビューして、
ずっとそのスタンスだし
それにヘッセもリアムも丸めがねだし
oasis嫌いな人はすみませ〜ん
868 :
吾輩は名無しである:2010/06/27(日) 14:05:18
最近になってヘッセを読み漁っているんだが、どこの本屋へ行っても車輪の下だけは必ず置いてあるのな。
でも、車輪の下は昔読んだので買うつもりは無い。
先日、ブックオフでヘッセ棚を観に行ったら、車輪の下ばかり4冊も並んでいた。
ボーっとしていたんだと思う。
何で車輪の下ばかり?上巻は無いのか?って考えてしまった。
60点。
870 :
吾輩は名無しである:2010/06/27(日) 20:17:04
臨川書店のエッセイ全集、第4巻の後が出てこない。
871 :
吾輩は名無しである:2010/06/27(日) 21:53:38
「デミアン」は傑作だね。いじめられっ子の心を癒すバイブルだね。
>>870 そのうち出るだろうから首を長くして待て。
全集ってだいたいがそういうのが多いよね。
873 :
吾輩は名無しである:2010/06/28(月) 14:52:11
あのお
そうすると『車輪の上』
てことになりますよね?
それで小説書いてみますか?
ガラス玉演戯を読むのにオススメってある?
新潮文庫の古本探してたけど、あきらめた。
876 :
吾輩は名無しである:2010/08/10(火) 02:54:12
ヘッセは詩集とかエッセイもいいですな
シャープな鼻に丸眼鏡のルックスも味があってダンディー
ちょっとジョンレノンに似てるかも
高橋訳のガラス玉はtxtデータで売ってたんだな。
青空文庫リーダーに突っ込んで読んだら快適。
上下それぞれ735円は少々高い気もするが。
このヘッセやトーマス・マンなどは、第二次世界大戦前に政治的理由から第三国に亡命したのだが、
ほぼ同世代の作家、ハンス・カロッサは亡命せず、ナチスドイツに留まりました。
このカロッサという作家は、現代日本ではもうすっかり忘れられていますが、私は、作家の故三浦綾子さんの
エッセイを読んでいて、この作家の名前を知りました。
カロッサ、医師でもあったのですが、いろいろ調べてみると、患者を見捨てては亡命出来ない、とも
語っていたようでした。
このカロッサ、現代ドイツではどのように評価・位置づけされているのでしょうか?
シッダールタ
情景がパッパッと広がりそうな
ポエムみたいね。
インド哲学とか仏教に興味あったから
おもしろかった。というかわかりよかった。
しかし文学慣れしていないため、次は何を読もうか思案中。
くじけるとやる気なくしそうなもんで、、
デミアンはおもしろいと思ったけど、
なんだか神秘主義的というか魔術的な匂いがして
途中でやめてしまった。読み方が浅かったかもしれないけど。