>>66 「彼女にセシルを演じるのは無理」と宣ったそうです。
イメージじゃなかったんでしょうね。
セシルって本ではブルネットだよね
ジーンセバーグよりもっと少女っぽいイメージだ
そう思います。
サガンのイメージは分からないけど、舌足らずで気取った文章がこの本の一番の魅力ですよね。
70 :
吾輩は名無しである:2009/04/08(水) 23:51:16
そういう感想も興味ぶかいですね。。。
私はそよ風のような文章だと感じていたので。
セシルも聡明で機知にとんだ軽やかな
話し方なんだろうなと思っていたので。
アンニュイ言ってみたかっただけちゃうんか、みたいな、ね。
いや、忘れてください。
昔はセシルに共感したのに
今はアンナの人生がせつなすぎる。
年取ったんだな、自分も。
今週の文春で、サガンの息子が、阿川の娘と対談していたが、
「母は控え目な女性でした」と、しつこいほど繰り返しているな。
池澤夏樹の世界文学全集に入ってるね。
75 :
吾輩は名無しである:2009/05/03(日) 04:46:11
あげ
76 :
吾輩は名無しである:2009/05/09(土) 16:25:19
>73
イケメンのアメリカ人との間に出来た息子ね。
今の新潮文庫には「悲しみ〜」と「ブラームス〜」しかないんだな…
ちょっとカナスィ
え!?マジで?
個人的に「ある微笑」は「悲しみ〜」に並ぶ名作だと思ってたんだけど…
79 :
吾輩は名無しである:2009/06/08(月) 20:26:01
本棚を数えたら、新潮文庫だけで1〜25まで揃っていた。
その棚に、ビールを思いっきり溢してしまった。
あああ・・・。
80 :
吾輩は名無しである:2009/06/08(月) 20:41:46
サガンはノーベル賞候補にあがったことはある?
81 :
吾輩は名無しである:2009/06/19(金) 22:31:29
最初この人の作品には偏見を持っていた。恋愛礼賛のくだらない小説書きかと思ってた。
今回「悲しみよ こんにちわ」を読んでみることで、これまでの先入観はまるで覆されることになった。
この作家、すごい。何が凄いかって、演出、人間描写、観察眼。
物語の筋はシンプルだけれど、巧みな人間描写と演出で、作品にどこか重厚さすらある。
こんなに丁寧に描かれた作品は久しぶりに読んだ気がする。
ちなみに作中のこんな表現に感心した。
「運命が己を表現するときに、それに値しない、あるいは平凡な顔を選ぶのを好む、ということはおかしなことだ。」
「彼らは色彩のない、忘れられた登場人物たちのように私たちの前に立っていた。」
比喩も巧い。
上のレスに支離滅裂な文章との指摘があったけど、
それは読み方が甘いといわざるを得ないな。
支離滅裂なんじゃない。サガンはあえて語らなかっただけ。
これは文句なしの世界文学だ。(というには少し俗っぽいけど)
僕はまったくのサガンファンになった。もう一度読みたい作品の数少ない一つになった。
だけど、この作品に一つだけ突っ込みたいことがある
こりゃ「悲しみよ こんにちわ」じゃなくて「悲しみよ おはよう」だなw
82 :
吾輩は名無しである:2009/06/19(金) 22:35:19
サガンに創造力がある。
83 :
弧高の鬼才:2009/06/19(金) 23:05:55
悲しみよこんにちは
よかったよ
最初の一ページだけは。
いい詩だと思ったよ
84 :
吾輩は名無しである:2009/06/20(土) 00:43:46
たしかに翻訳にはおかしな日本語があるが
心で読めば真意はおのずと判る!!
たぶん
85 :
吾輩は名無しである:2009/06/20(土) 01:42:50
所詮スイーツw小説じゃね
スイーツw小説でもあるな
それだけではないが
朝吹訳は愚直なまでに逐語訳調ですよね。
だから、「運命が姿を現すとき〜」みたいなこなれた訳は望むべくもありません。
ただ、サガンの原文にも時々ぎこちないさや堅さがあって、それが朝吹訳ではストレートに出るので面白いです。
だったらいいじゃん。うんこ。
90 :
吾輩は名無しである:2009/08/05(水) 23:17:44
サガンは村上春樹みたいな小説を書きたかったんじゃないだろうか
でも彼女はおそらく村上春樹を読んでいないだろうな。
極東の果てにこんな偉大な才能があるという事を
誰か教えてあげればよかったのに。
映画は羅生門も地獄門も見て気に入ってたらしいけど
91 :
吾輩は名無しである:2009/09/06(日) 17:47:02
愛は束縛を数ページで閉じてしまった
次は上に上がってる微笑を読んでみます
図書館にあれば
朝吹さんのは下手だけど引き込まれる何かがあった
愛は束縛の人は上手いんだけど、なぜか魅力が無い感じ
95 :
吾輩は名無しである:2009/09/26(土) 15:51:49
>>31 そのとおり
そんなわけで「一年ののち」こそサガン最高傑作
96 :
吾輩は名無しである:2009/09/30(水) 20:02:15
悲しみよこんにちわが見たい
20年位前に読んだけど、内容は全く覚えていない
この映画のファッションも興味がある
でも近くで上映しないかも
とても残念
DVDではだめ?
98 :
吾輩は名無しである:2009/10/01(木) 00:42:14
だめ。
99 :
吾輩は名無しである:2010/01/26(火) 16:41:21
サガンの「ブラームスはお好き」が好き。切ない。若い時は分からなかった
主人公の気持ちが今、彼女の年齢に近づいて理解できるようになった。
100 :
吾輩は名無しである:2010/01/26(火) 23:39:00
100ゲット
101 :
吾輩は名無しである:2010/03/20(土) 03:38:02
『一年ののち』『すばらしい雲』『失われた横顔』三部作
読んだ人いる?三作目が入手困難か?
102 :
吾輩は名無しである:2010/03/21(日) 07:44:15
セバーグは素晴らしい女優なのにプレミンジャーみたいな屑に
つかまったせいで一生をメチャメチャにされちまった
全集見たいなの出ないかな・・・
今になって需要が出てきてると思う
104 :
吾輩は名無しである:2010/03/23(火) 01:47:42
もう今となっては全集を出すタイミングは失われた。
古本屋で文庫を漁るしかない。
あのビュッフェの絵のカバーは秀逸だ。
105 :
吾輩は名無しである:2010/04/09(金) 13:46:40
『ブラームス』はつまらなかったなあ。
106 :
吾輩は名無しである:2010/05/04(火) 17:23:06
>>105 「ブラームス」は、男が読むのか、女が読むのかでかなり
評価は違ってくると思う。女の読者の年齢にもよるかも。
ブラームス
若い頃はわからなかったが自分が30代になったら
ラストの別れのシーンで「私もうおばあさんなの」というセリフが何となくわかってきた
39才はおばあさんではないけど一回り以上年下と将来を考えるにはおばあさんなんだろう
悲しみよこんにちはも昔はアンナが大嫌いでセシルの中途半端な良い子さがイヤだった
でも今では最後の恋にかけていたアンナの心情がわかるような気がする
WOWOWでさよならをもう一度=ブラームスはお好き放送してた
アンソニーパーキンスがあの役は萎えるなあ
原作じゃ長身の金髪美青年ってことじゃなかったか
キャスティング失敗過ぎる サイコにしか見えないな
>>101 三部作、全部読んだよ。
質的には 一年ののち>すばらしい雲>失われた横顔
空気感は すばらしい雲>一年ののち>失われた横顔
現実に疲れ、シニカルに笑いたい時にはw
失われた横顔>すばらしい雲>一年ののち
失われた…は、ジョゼがアランを捨て、
お世話になった実業家を(本人は全く関心外な感じで)捨て、
イケメンの子を身ごもる・・・という話でした。
文章も乱雑な感じ。嫌いではないですけどね。
「失われた横顔」というのは、
ジョゼに夢中になった実業家男性のことを
彼女が正面から捉えようとしなかった…という
意識的なすれ違いのことをさしているようです。
サガンの映画見たけど
バックに流れる曲がもの悲しく良かった
まさに愛と孤独の中で生きた人
111 :
吾輩は名無しである:2010/08/13(金) 23:27:04
ある微笑のリュックが好き
112 :
吾輩は名無しである:2010/08/17(火) 05:46:07
Un jour vous ne l'aimerez plus, dit-il doucement, et un jour je ne vous
aimerai sans doute plus non plus.Et nous serons à nouveau seuls et ce
sera pareil. Et il y aura une autre année de passée...
いつ読んでも何回読んでも素敵です
113 :
吾輩は名無しである:2010/08/17(火) 18:17:26
訳して頂けないかなぁ
114 :
吾輩は名無しである:2010/09/02(木) 14:14:47
「ある微笑」を読んで今「悲しみよ こんにちは」読んでます。
やっぱり朝吹登水子さんの訳し方など、みな思うことは一緒なんだなと思いました。
そんな深い訳でもなく、ストーリーが凝っている訳でもないのに、何故か引き込まれますよね!
サガンはこの二冊でやめようと思っていましたが、このスレを読んでもっと深みに嵌りそうです(笑)
115 :
吾輩は名無しである:2010/09/05(日) 16:14:13
ならば熱い恋もぜひお薦めです
なんでだっけ? じぶんにタカル連中の弁護をしてたの。んなことを突然にw