>>75 てかなんだか、某スレで目にした本棚ともちと、被るかもな書き込みかも(笑
…んでまずは、文学作品にはなるが、とりあえずそこには名前の挙がっては
いない作家として、コールドウェルを薦めてみる。良いよーコールドウェル
っつーか、俺もちくっと前にね、新潮文庫のじゃない方で「朝日にひざまずく」
(『世界短編名作選』新日本出版社。新潮文庫の『コールドウェル短篇集』
であれば一巻目の「昇る太陽に跪く」)を再読したばかりなんだが、とても
良かった。――短い中にも確かな予兆を、「怖れ」を伴って顕れる数々の事件と、
それに否応もなしに巻き込まれてゆく者たちの心理描写なんかがね、まさにそれ
(サザンゴシック)って感じがする。まぁ元々短くもあるんだが、飽いている
もしくは他のことに気をやる、暇を読み手には与えない作品。スリリングだし、
読後感にまたね、深みがある。
それと、エンタメかぁ。――まぁあれだ、そこに名の挙がっている「コユイ」
作家たちのと比べちゃうとなーってな感じではありますが(笑 …まぁでも、
ノワールや一部ハードボイルドに特有のあの「冥さ」やら、例えばオコナーの
「善良な田舎者」での如く、(登場人物たちには)一切、避け様もなく起きる
アクシデントのその「唐突さ」、「暴力性」なんかがねわりっと、近いかなぁと。
郵便配達は二度ベルを鳴らす/ジェームス・ケイン
殺人保険/〃
呪われた者たち/ジョン・D・マクドナルド(ロス〜じゃなくって)
夜の終り/〃
361/ドナルド・E・ウェストレイク
辺りがとりあえず自分が今、思いついたやつ。――てかまぁポピュラーな
ジャンルではあるんで、「ノワール」でググれば他にもいろいろと、出てくる筈。
…っつー感じで次へとw