コレット『シェリ』。
工藤庸子の翻訳自体は悪くないけど、
cheri<cherir(慈しむ)ってフランス語を知らないと、
女性視点の恋愛物語だって分からないと思う。
かと言って『愛しい人』だとそこらの三文恋愛小説になりそうだし、
深尾須磨子訳の『黄昏の薔薇』だと大正ロマンだし...
(ベルエポック期もある意味似たようなもんだけど)
想像してたのと(えらく)違った作品
リヤ王
重厚な内容を期待していたが、リヤ王も目を潰された領主も
簡単に騙されすぎだと思う。
47 :
44:2007/08/07(火) 08:54:52
要するに、主人公に周りが振り回される話だと思ってたわけだ。
48 :
吾輩は名無しである:2007/08/07(火) 19:51:17
ソロー「森の生活」
「不都合な真実」や「沈黙の春」のような環境破壊を訴える本かと思った。
49 :
吾輩は名無しである:2007/08/09(木) 19:04:42
「神曲」
ベアトリーチェを萌キャラだと思って挑んだらとんだ姉貴肌でした
そんでダンテへたれすぎワラタ
煉獄の最後でウェルギリウス先生がいう最後の台詞でナイタ
虞美人草
もうちょっと可憐なヒロインを想像してたけど、
あれじゃ虞美人というか傾城だよ...
「死の棘」
カタブツの夫が愛する妻の死を見届けた記録、みたいなイメージ抱いてたが
奥さんがひたすら狂いまくるだけの凄絶な物語だった
倉橋由美子『夢の浮橋』
たぶん、元ネタを知ってる人間全員が
主人公をめぐる二人の男の確執とかを想像したと思う。
どうでもいい、消えてしまいたい
55 :
吾輩は名無しである:2007/11/27(火) 09:27:19
もうちょっと延命させるか。
56 :
吾輩は名無しである:2008/01/26(土) 01:35:07
板マッサージ中
58 :
吾輩は名無しである:2008/01/26(土) 03:09:56
となり町戦争
→地域復興をかけて町同士が戦争するお笑い系の軽い話だと思ってた
なんか中途半端に重くてがっかり
「魔の山」
ブロッケン山のような不気味な山で繰り広げられるゴシックロマンスだと思っていたら、
スイスの保養地で結核患者たちが延々と暇つぶしをしてるだけだった。
60 :
吾輩は名無しである:2008/07/01(火) 19:55:22
坊ちゃん
生徒が主人公かと思ったら生徒と同レベルの教師が主人公だった
61 :
吾輩は名無しである:2008/07/01(火) 19:57:02
潮騒
仮面の告白読んだあとだし、若い漁師二人のアッーな恋物語かと思っていたら
ビックリするぐらい健全な小説だった
罪と罰
想像以上に主人公の思想に同情してしまってへこんだ
金も将来もないってあんなに辛いこととは想像もしなかった
63 :
吾輩は名無しである:2008/07/01(火) 20:55:23
海辺の光景
うみべのこうけいだと思ってた
芥川龍之介 邪宗門
まんま陰陽師。しかも芥川の方が映像的でエンタメとして高品質。
大江健三郎 雨木を聴く女たち
叙事詩的なスケールの大きな話かと思ったら変態列伝。
66 :
吾輩は名無しである:2008/07/02(水) 00:12:18
ゴールディング 蠅の王
ハエの話かと思ったら、十五少年漂流記とバトルロワイヤルを足して二で割ったような話だった
67 :
吾輩は名無しである:2008/07/02(水) 00:41:35
トーマス・マン ヴェニスに死す
芸術家を志す青年がヴェニスで志半ばで倒れる話かと思いきや
著名な作家のおじさんがヴェニスで出会った美少年に夢中になって
あげくストーカーになってコレラにかかり倒れる話だったorz
はつ恋
純愛ものかと思いきや、ドロドロの痴話ものだった。
どう考えても邦題が悪い。
69 :
吾輩は名無しである:2008/07/02(水) 03:13:28
イリアス〜オデュッセイア
群がる敵をバッサバッサみたいな単純明朗な英雄活劇かと思ってたが、皆わりとコザカシくて爽快感なし。
オデュッセウスは奸雄だよね。
夫婦茶碗 町田康
ぐだぐだ夫婦の話かと思ったらホラー
>>69 アーサー王もローランもジークフリートも、いざ読んでみるとイメージと違うもんだ。
ほんとに単純明快なのはギルガメシュくらいだろ。
>>71 そうそう。アーサー王やニーベルンゲンの歌はゲームなんかで断片イメージばっかり沢山入ってて、読んだら術数権謀やら痴話沙汰ドロドロでびびったワ。
古典てそういうもんかね。ちまこい心理描写なしの力強い直叙体で、ドロドロw
73 :
吾輩は名無しである:2008/08/15(金) 02:03:48
age
坊ちゃん
坊ちゃんが生徒との交流を通じて教師としての自覚に目覚めていく内容かと思ったらその真逆だった。
好きな小説だが、これを推薦図書にする教職員はアホかと思う。
75 :
吾輩は名無しである:2008/08/23(土) 00:54:06
人間の絆
戦争に揺れる上流階級の人たちのお話かと気構えてたけど、
暗夜行路でした
77 :
吾輩は名無しである:2008/08/24(日) 11:42:10
阿修羅ガール
攻撃的な女の子の話かと思ったら
めんどくさい女の子の話でだめだった。
後宮小説
アニメから入ったもんだから、少女趣味なのかと思ったら、
えらいあっさりしていた。小説の方が好きだ。
トマス・ド・クインシー 阿片常用者の告白
阿片の話よりも、若い頃の路上生活の話のほうが面白かった。
79 :
吾輩は名無しである:2008/08/27(水) 21:52:00
80 :
吾輩は名無しである:2008/08/27(水) 22:00:50
>>11 カムパネルラとか登場してくる話だっけ??
ちょっと寂しげな印象だった。
>>16 ちょっと同感。
81 :
吾輩は名無しである:2008/08/27(水) 22:14:11
セーラ服と機関銃
作者は薬師丸ひろ子だと思ってたら赤川次郎だった
83 :
吾輩は名無しである:2008/10/02(木) 00:06:48
84 :
吾輩は名無しである:2008/10/02(木) 02:45:41
ドストエフスキー 「二重人格」
二重人格じゃねえだろ。
85 :
吾輩は名無しである:2008/10/14(火) 15:52:12
閉鎖病棟。
健常者のほうが、実は卑しく不幸な人が多いのかもしれない。
86 :
吾輩は名無しである:2009/03/03(火) 20:36:43
エラスムス『愚神礼讃』
「愚神」ってキリスト教の神かとおもったら、エラスムスが考えたオリジナル女神だった。
87 :
吾輩は名無しである:2009/03/03(火) 23:00:32
ソーロー『森の生活』
随想みたいなのを想像してたが、自給生活の指南書だった
88 :
水没王子:2009/09/28(月) 19:08:29
『ワーニャ伯父さん』
ワーニャ伯父さんが予想以上に怖い人だった
89 :
吾輩は名無しである:2009/09/28(月) 21:01:36
90 :
吾輩は名無しである:2009/09/28(月) 22:54:39
蟹工船
アッー!なシーンはチンポ勃った
マーク・トウェイン『不思議な少年』
→明るい話だと思っていた
マーク・トウェイン『アダムとイヴの日記』
→ほのぼの系の話だと思っていた
93 :
吾輩は名無しである:
D・H・ロレンス「チャタレー夫人の恋人」
露骨な性描写にあふれた官能的な作品だと思っていたが
実際はとても理性的で禁欲的な作品だった
いちばん露骨で精力的なのは資本主義であることがネガとして描かれていた