1 :
吾輩は名無しである :
2007/05/31(木) 18:17:45 この人の単独スレがないのはおかしいので立てることにします。
2 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/05/31(木) 18:20:07
(*^○^)v{わかりやすくていーよね、一見二見。立身出世しゅぎかー。なつかし (o・v・o){さいきんのはるきちみたいね。うほひ
3 :
吾輩は名無しである :2007/05/31(木) 18:23:53
スタンダール・バルザック・ディケンズの3人のスレならありますが。 バルザックやスタンダールの単独スレならあるのにディケンズのそれが ないのはどう考えても不当です。 今ちくま文庫「我らが共通の友」を読んでおります。日本ではマイナーな 作品ですが、「大いなる遺産」や「オリヴァー・トゥイスト」のような メジャーな作品と比べても遜色がないほど面白い。この文豪について 熱く語りましょう。
4 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/05/31(木) 18:57:12
ぢけんず自身がさー 若くから苦学して堂々と努力して、 華々しく出世した人だから、大衆から圧倒的に支持されたんだろうね。 大衆からの人気がでるひとってたいてい努力家タイプだよね。 エリートきどりはどうして人気でないね。 独学の安藤忠雄氏が人気ばつぐんなのにくらべて、 やれ東大卒海外留学業のだれそれ氏はそうでもなし。 なんだろーね )^o^({たいしゅって身分をきらうよね。身分が低くて才能あるのをあいす 女もそうだけど
ディケンズ・スレは結構だが 馬鹿が住み着いてしまったようで残念だな・・・ (o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ、このクズ、アク禁にしろよ
6 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/05/31(木) 19:07:12
漱石は人気だったけど鴎外はどっちかとゆーと敬遠されとったわけだから 必ずしも身分だけじゃないのかもしれないけど 性格かな (^ε^){大衆は反骨者を愛す。 新撰組しかり坂本良馬しかりナポレオンしかりせーくすぴあしかり 迎合者をきらうことはなはだし。 きらこうずけのすけ、ひとらーいしはら、ぴらにあ、まりーあんとわねっと、ゆだ。 こわし (-_-#){たいしゅってじぶんらの利益にならんやつらはてっていしてイジメるよ。いつか
7 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/05/31(木) 19:15:06
たいしゅって女みたいだよね 目先の損得感情でうごく 情操的といおうか (o・v・o){ぢけんずて当時の産業革命の時流にうまくのったから成功したんだよね、すで ぢけんず読めばみんな成功者になるための努力のたいせつさをまなべる 劣悪な労働条件でもなんとか奮闘する努力家たちの魂 悪徳資本家に負けるな的に だからでびっとこぱひーるどとかすーばー人気なんでしょ 日本人でいうと坊っちゃんレベルの大人気 イギリスの大衆作家の代表これぢけんず決定。かつ、良心的作家の代名詞 いい子ぶんがく だからバブリーなときはバカにされるけど、定期的に再評価の波くるよね。たいていそうだが
8 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/05/31(木) 19:23:58
笑い泣き怒り喜びのばらんすいいよね 娯楽作家視される理由だけど 起承転結そのまんま ひねりなしwほぼ \(^○^)/{わーはは。おもろいなあ。小説て ↑こんなんwまさに当時のマンガ的作家 さすがにせーくすぴあに文学性はおとるとぼくも思うけど、 娯楽性からすれば世界一レベルでしょかれ。 長いうえわかりやすくて喜怒哀楽起承転結はっきり。これエンタメ最強説 手塚治しかりドラえもんしかりドラゴンボールしかりわがはいは猫であるしかりウッチャンナンチャンしかり
9 :
吾輩は名無しである :2007/05/31(木) 19:42:48
いやwww普通に面白いからwwwwwww
10 :
吾輩は名無しである :2007/06/18(月) 19:13:08
落ちるぞバカ
昨日「我らが共通の友」(ちくま文庫)を読了。 長かったぜ。
12 :
吾輩は名無しである :2007/06/18(月) 21:14:57
荒涼館(ブリーク・ハウス)を復刊して欲しい
ちくま文庫のディケンズ今はほとんどが入手困難・・・
14 :
吾輩は名無しである :2007/06/30(土) 16:20:04
「大いなる遺産」を読んでいる。エステラって性格キツイけど可愛いね。
16 :
吾輩は名無しである :2007/06/30(土) 20:27:05
ボズの写生帳 ピクウィッククラブ オリバーツイスト ニコラスニックルビー 骨董屋 クリスマスキャロル デービッドコパフィールド 荒涼館 二都物語 大いなる遺産 しか知らんがな
17 :
吾輩は名無しである :2007/07/01(日) 00:44:53
大いなる遺産は、世界文学の最高峰に位置するだろね。 ちょっとストーリーテラー過ぎて、過小評価されてる感じだよね。
18 :
吾輩は名無しである :2007/07/01(日) 00:52:06
キャラの描写もドストやトル、バルザックを越えてるかと。
19 :
吾輩は名無しである :2007/07/01(日) 08:05:18
>>17 「面白い作品=通俗=低俗」と考える権威主義者たちのせいだろうね。
学者にも評論家にも一般の読書人にもそういう手合いはよくいる。
奴らは難解な作品やとっつきにくい作品ばかりを有難がる。
ほとんど病気だよ。
20 :
吾輩は名無しである :2007/07/01(日) 12:15:42
もちろん、スノッブなのは鼻持ちなら無いけど。 今の自分じゃ、荷が重い作品を理解しようと頑張る姿勢は否定すべきじゃない。 難解なものを、やさしく表現するのもおのずと限界がある。 難解なものが、往々にして愉快じゃないもの、気持ちの重いものなのは事実。 だから、ディケンズはよくできた、宮部みゆきや浅田次郎と思えばいい。
21 :
吾輩は名無しである :2007/07/01(日) 23:39:18
22 :
吾輩は名無しである :2007/07/02(月) 01:08:27
あげ
23 :
吾輩は名無しである :2007/07/02(月) 11:11:24
>>20 大江だのドストだのジョイスだのを理解しようと頑張りすぎて
統合失調症になった知人を思い出した。
時には息抜きも必要だとあれほど言ったのに・・・
24 :
吾輩は名無しである :2007/07/02(月) 22:16:28
ある文学者の作品なり思想(そんなものあればの話)を理解できないために統合失調症になったって??? 主たる原因が文学、文学者っていうことかい? ヲレにはとても信じられん。なるべくしてなったとは言わないが、他に原因あるんじゃない?
短編は黒ディケンズ
>>24 少なくとも原因の一つではあるってことなんでないかい?
27 :
吾輩は名無しである :2007/07/03(火) 22:53:00
確かに、文学を創作する方、理解させる方の立場ならいざ知らず、 文学を読む方、理解する方の立場だったら珍しいかも。
ちくまには「ドンビー父子」を文庫化してほしいね。 「ハードタイムズ」や「ニコラス・ニクルビー」もだ。
29 :
吾輩は名無しである :2007/07/06(金) 08:08:04
>>24 おれも学生んときに、つれで死んだらどうなるのか?ってのを真剣に考えすぎて
鬱っぽくなって、学校休み続けてたやついたぞ。
大人になるとありえないと思えるかもしれんけど、若い頃は思い込んだら精神的にも
脆いもんがあるんじゃないの?
30 :
カカロフ :2007/07/06(金) 10:00:19
31 :
吾輩は名無しである :2007/07/14(土) 01:27:29
『大いなる遺産』の上巻を読み終えました。 成長したピップとジョーの掛け合いに泣きました。下巻では仲良しに戻ってると良いなぁ… なんて色々考えてて思い出したんだけど、コレって映画化されてるよね。 昔観たクソ映画のタイトルが同じだった。やっぱり「映画より本だなぁ」と実感した。
32 :
吾輩は名無しである :2007/07/31(火) 12:42:13
age
34 :
吾輩は名無しである :2007/08/13(月) 17:44:51
age
35 :
吾輩は名無しである :2007/09/19(水) 09:34:15
デービッドコパーフィールド読んだが、あまり面白くなかったなー。 コパフルさんは作者自身がモデルらしいが、どうもオナニー臭い小説だった。
36 :
吾輩は名無しである :2007/09/19(水) 09:44:13
37 :
吾輩は名無しである :2007/10/01(月) 01:01:24
光文社の新訳で出たクリスマス・キャロルの評判はどうでしょうか? 集英社や新潮社のに比べて劣りますか?
38 :
吾輩は名無しである :2007/10/01(月) 23:58:50
37に答えてください。 売っていないので比べることができません
ハァ? 売ってる 新刊じゃないし配本3ヶ月後には返本されてるだろ 注文するなりネットで買え オマエに読む気がないだけだ 甲が優れていると言い、乙が劣っていると言うかもしれん 自分の頭で判断しろよ、カス
40 :
吾輩は名無しである :2007/10/02(火) 17:59:58
>>39 日本語わかりますか?
地元の本屋に売っていないので、取り寄せなければ文が確認できない、って言ってるの。
だから意見を聞いてるの。
頭は大丈夫ですか?
まあまあ落ちこうや。 ここは愛を謳ったディケンズのスレッドだ。 ディケンズ読んで罵り合っちゃあいけないよ。 スクルージのように愛を知ろうぢゃあないか。
42 :
吾輩は名無しである :2007/10/02(火) 18:14:45
>>40 集英社や新潮社のと比べたいほど熱心なら、両社のは手元にあるんでしょうし
他人に聞いて済ませるような程度じゃないでしょう。
2ちゃんねるなんかを当てにしないで
取寄せたらどうですか?
それともお歳を召されていて到着を待っていては命がもたないわけですか?
43 :
吾輩は名無しである :2007/10/02(火) 18:28:16
>>40 「クリスマス・キャロル」光文社古典新訳文庫は池央耿さんの訳ですね。
他にもありますよ。岩波少年文庫から脇明子さんの翻訳で出ています。
どうせならご自分で原作を読まれたらいかが。
講談社英語文庫に入っています。価格も672円とお手頃です。
44 :
吾輩は名無しである :2007/10/02(火) 21:08:27
集英社と新潮のクリスマスキャロルは読みました。 光文社のも評判が良ければ買ってみたいと思っているんですよ。 なので光文社のを知っている方に意見を貰おうとしたんです。
45 :
吾輩は名無しである :2007/10/02(火) 21:14:06
>>40 >地元の本屋に売っていないので、取り寄せなければ文が確認できない、って言ってるの。
だー・かー・らー、、、
「注文するなりネットで買え オマエに読む気がないだけだ」
と言っている。
日本語わかりますか?頭は大丈夫ですか?
46 :
吾輩は名無しである :2007/10/02(火) 21:20:02
贔屓の作家の批評とかならばまだしも、 2ちゃんねらーのレスで本を買うかどうか決めようだなんてwwwwwww
47 :
吾輩は名無しである :2007/10/02(火) 21:27:37
>>45 読む気が起こるような評判かどうかを聞こうとしてるわけだが。
お前はなにか製品を買う時に店員にアドバイスを貰わないのか?
あほか?
48 :
吾輩は名無しである :2007/10/02(火) 21:35:21
プロの書評とかならばまだしも、 2ちゃんねらーのアドバイスで本を買うかどうか決めようだなんてwwwwwww
49 :
吾輩は名無しである :2007/10/02(火) 21:40:43
>>40 すごくいいです。最高ですね。新潮・岩波と比較しても抜きん出ています。
何よりディケンズ独特のあの原文の息遣い、文体を上手に活かしている。
読書家の友人たちも太鼓判を捺してますよ。
これでいいか?買えwwwwwwww
50 :
吾輩は名無しである :2007/10/02(火) 21:42:35
>>49 ありがとうございました。さっそく注文して買います。
51 :
40=44=47 :2007/10/02(火) 21:52:27
>>50 は偽物です。
具体性に欠けるねぇ。全く話にならない。
>何よりディケンズ独特のあの原文の息遣い、文体を上手に活かしている
って、何を根拠にそう言い切れるのか、説明できる?
原文と各訳文を比較・引用しながら、具体的に解説してみてよ。
短いから、原書で読め
53 :
吾輩は名無しである :2007/10/02(火) 23:35:39
当然原書は読んでますよ。因みに仏語訳と独語訳も。 ただ自分は、光文社の訳者が新訳と銘打って出すからには、 ディケンズをどれだけ理解しているかを知りたいんです。 わかってる人はほとんどいませんから。
54 :
吾輩は名無しである :2007/10/02(火) 23:41:14
お、偽者が良いことを言った。
53 わかっている人がほとんどいないのなら、聞いてもしょうがないんじゃないか?
57 :
吾輩は名無しである :2007/10/03(水) 00:08:11
もし光文社の訳者がディケンズを理解していないのにも拘らず、 新訳なんて偉そうなことを言っているのだとしたら、許しがたいことじゃありません? っていうか、マジ誰も読んでないの?不親切な奴しかいないの? これだけ繰り返して質問してあげているのに、失礼だと思いませんか? ・・・ったくディケンズのスレッドなのに、低脳ばかりみたい。
58 :
吾輩は名無しである :2007/10/03(水) 00:14:59
60 :
吾輩は名無しである :2007/10/03(水) 00:33:14
>>57 あああ、もうちょっと我慢すれば良いことがあったのに・・・・・
61 :
吾輩は名無しである :2007/10/03(水) 01:17:29
光文社の新訳はどれもが力不足。 ドストエフスキーなんて誤訳で訂正だよ。 地下室の手記は女が翻訳。ありえないよ。
62 :
吾輩は名無しである :2007/10/03(水) 01:38:30
そもそも、ゆとり世代向けの企画なんだそうだ。 あれは誤訳じゃない。意図的にわかりやすくした結果なんだよね。 従来の古典の翻訳が、専門家が読むわけでもないのに学問的な構えで、近寄りがたいものになっていた。 或いは原文に忠実にしたがった結果、不自然な日本語だった。 原文になくても遠慮なく説明を付け加える、むずかしいところは省く。 日本人にわかりにくいところは、日本人向けの言い回しに変更する。 良く言えば超訳なんだね。
63 :
吾輩は名無しである :2007/10/03(水) 03:03:11
地下室の手記を読んでがっかりしたのはオレだけではない。
64 :
吾輩は名無しである :2007/10/03(水) 04:07:03
大いなる遺産が新潮からしか出てなくて残念。 岩波か集英社から出してくれよ・・・
65 :
吾輩は名無しである :2007/10/03(水) 11:47:42
ゴミクズが多い。
66 :
吾輩は名無しである :2007/10/03(水) 14:27:05
アマゾンで大いなる遺産のレビューを見れば、 「ディケンズには思想は無い」と言ってる人がいるけどそうは思えないな。 たしかにドストエフスキーやトルストイとは違うけど。
>>64 角川文庫で出ているでしょ?
俺は角川で読んでるけど・・・
68 :
吾輩は名無しである :2007/10/03(水) 18:58:37
>>67 本当に角川?
ネットで調べたけど角川ではディケンズは一冊も無いよ?
69 :
吾輩は名無しである :2007/10/03(水) 19:13:47
ごめん。角川にあった!
70 :
吾輩は名無しである :2007/10/03(水) 21:28:21
みなさんが思う、ディケンズのベスト3を順に選んでください。 僕は、一位「大いなる遺産」 二位「二都物語」 3位「オリバー・ツィスト」です。
角川文庫の『善神と魔神と』持ってる奴いるか?
72 :
吾輩は名無しである :2007/10/03(水) 22:44:27
アメリカ紀行って小説なの? それともエッセイ?
73 :
吾輩は名無しである :2007/10/19(金) 17:53:08
デイヴィッド・コパフィールド読んでるけど 悲惨すぎて笑える
昨日久しぶりに「信号手」読んだけど面白かったなぁ 中学生時分の初読んときには、けっこうぶるったけど
76 :
吾輩は名無しである :2007/10/22(月) 07:28:32
岩波でなんか買おうかな 新潮は訳があれだろうし、表紙はいいのに
中野好夫ってよくないのか?
78 :
吾輩は名無しである :2007/10/23(火) 03:22:01
光文社の新訳のクリスマス・キャロルは良いですね。 あふれんばかりの豊かな語彙、という説明があるほど、 素晴らしい日本語訳です。 読んだ方いますか? 良い翻訳でした
79 :
吾輩は名無しである :2007/10/23(火) 18:17:25
78が言ってることは本当でしょうか? そんなに光文社の新訳は良い訳ですか?
★★★★★★★★★★★★ 学校法人ではない隔離壁 ★★★★★★★★★★★★ 大阪経済法科、帝京、帝京平成、帝京科学、東和、第一経済、第一工業、第一薬科 以上は一般に日本八大悪徳大学と呼ばれ、その醜悪ぶりは日本随一である。 そして上記の八大学は文科省の規定を破り、高校生を不正な手段で集め、文科省に見捨てられている。(助成金をもらえない) 具体例を挙げれば帝京は推薦で定員の8割以上を入学させている。(文科省の規定によると推薦では5割までしか入れてはいけない)今でもかなり偏差値は低いが普通の大学と同じように帝京が推薦枠を5割にしたら現在の偏差値より10は少なくとも低くなるだろう。 つまり上辺だけ格好をつけている汚い大学というわけだが、入学者の質の悪さは当然、日本最低ランクの奴等がウジャウジャいることになる。 次に大阪経済法科は定員の3倍以上の入学者(もちろん全て超ドキュン)を入れて文科省の規定を破り、見捨てられている。 最近ではすでに馬鹿の入学者も集まらなくなってきたようで、帝京とともに廃校は時間の問題と言って良い状態。 まあ、集めているとは言ってもどこにも入れない究極のドキュンしか集まっていないが。 つまりものすごく頭の悪い高校生を集めて金を稼いでいる営利団体だな。 東和、第一経済なども同じようなことで文科省から無視されているザマ。 しかもこれらの大学は実質倍率を公表しなかったりデタラメな数値を公表したりしている。 教育内容や施設・設備はとんでもなく劣悪なのにも関わらず、学費の高さは全国トップレベル。 間違ってもこの八つの大学にだけは入学してはいけない。 ★★★★★★★★★★★★ 学校法人ではない隔離壁 ★★★★★★★★★★★★ ちなみに東和大学はすでに廃校が決定。
81 :
吾輩は名無しである :2007/11/05(月) 14:50:59
すいません。 岩波文庫のデイヴィッドは、「」を一文字下げてますか?
二都物語は三人称だっけ?
83 :
吾輩は名無しである :2007/11/11(日) 21:26:24
ほしゅ
84 :
吾輩は名無しである :2007/11/15(木) 00:18:10
ほしゅ
85 :
吾輩は名無しである :2007/11/18(日) 13:12:45
岩波のデイヴィッドは石塚という女の人が訳していますが、 評判はどうでしょうか? 身近に売っていないので、他と比べることができません。
又市訳最悪
87 :
吾輩は名無しである :2007/11/19(月) 12:56:24
>>86 それはどの作品ですか?
そんな人いませんが・・・
翻訳のよしあしはよくわからんが、旺文社文庫版二都物語(松本恵子訳)は今でも よく読む。少し英語読めるようになって原書で二都物語読んだときも気づくと松本訳 を頭の中でなぞってるだけだったこともしばしば
>>70 1位「クリスマス・キャロル」
2位「大いなる遺産」
3位「デイビット・コパフィールド」
90 :
吾輩は名無しである :2007/11/20(火) 22:23:04
岩波のデイビッドは石塚の訳が素晴らしいよね。
>>90 いいよね
っていうか、新潮のが古くさすぎる
>>70 1位 「デイビット・コパフィールド」
2位 「クリスマス・キャロル」
3位 「信号手」
92 :
吾輩は名無しである :2007/11/21(水) 18:53:04
アニメ化してくれ
93 :
吾輩は名無しである :2007/11/22(木) 18:39:25
↑ストーリーがつまらないから無理。 たいくつ。
94 :
吾輩は名無しである :2007/11/28(水) 21:21:09
エエエ(´д`)エエエ!?
ストーリーというより、文体とキャラクターを楽しむ小説であるような気はする。
96 :
吾輩は名無しである :2007/12/03(月) 20:06:49
岩波のオリヴァはレビューがゼロですが、 これは訳の評判が悪いのでしょうか?
訳はどうだとか、近くの本屋には無いから確かめられないとか言ってる香具師は 図書館で予約して借りりゃいいんじゃねーの? そうすりゃ金も使わず確認も出来るだろ。
98 :
吾輩は名無しである :2007/12/04(火) 21:56:04
>>97 読んだ人がいるのなら、意見がほしいです。
99 :
吾輩は名無しである :2007/12/06(木) 13:16:31
荒涼館にマイケル・ジャクソンが出てくるとはね
メガドライブのゲームにもなっちゃうくらいなんだし、そういうこともあるさ
101 :
吾輩は名無しである :2007/12/09(日) 17:04:04
ディケンズの短篇集はがっかりだった
>>85 岩波の石塚訳いま読んでる。他の訳知らんけど、
すごく読みやすい。新訳にしては言葉づかい古いけど・・・。
「驚き桃の木」とか
岩波のって半分くらいは長編の挿話だろ
104 :
吾輩は名無しである :2007/12/19(水) 14:08:14
>>103 どういう意味?
他のデイヴィッドとは違うの?
105 :
吾輩は名無しである :2007/12/20(木) 12:07:47
角川から去年に出たオリヴァーの評判はどうですか? 売ってないので確認できません
>>104 短編集の話では?
岩波文庫の「ディケンズ短編集」には11篇の短編が収められているが、
うち6篇は「ピックウィック・クラブ遺文録」などの長編小説からの挿話になっている。
107 :
吾輩は名無しである :2007/12/20(木) 15:10:12
108 :
吾輩は名無しである :2007/12/24(月) 17:27:16
クリスマス・キャロルage
109 :
吾輩は名無しである :2007/12/28(金) 23:27:10
カロルだろ、アホw
110 :
吾輩は名無しである :2007/12/31(月) 01:11:40
クリスマスはディケンズですね。 日本は、正月が大切。
112 :
吾輩は名無しである :2007/12/31(月) 02:59:38
クリカロのラストはスクルージの改心と言うよりエゴもあるんじゃないか? 「俺は幸せに死にたい」という。つまり他者への愛=自分の欲。
↑ そんな事、みんなが言っている。だれも言わない、言ってない事を言え。 それが研究だ。
ここが研究スレだってこと、知らない人大杉
英語の読み書きもほとんど出来ぬ小谷野だの(ロリータ新訳を出した若島正だの)が日本語で書いた英文学エッセイ本というものは、その存在そのものが珍妙だ。
若島正、生涯で唯一の英語論文:
Wakashima,Tadashi, Between Art and Life--The Case of Philip Roth′s My Life as a Man
The Albion p23〜42,1986/10(ISSN 0568921X) (京大英文学会)
驚いたことに、東大の英文学科も若島正レベルのクズ(英語の記事・論文が書けない)が揃っているようだ。
http://markwaterman.blogspot.com/2007/08/white-paper-on-faculty-of-letters.html > 特に英文学科の教授の研究業績をみると、語学の教師ではあるかもしれないが本当に英文学者かと首を傾げたくなるほどだ。唯一、MITでPh.D.を取ってきた渡邉明准教授の業績は輝いている。
リンク先の
http://www.gengo.l.u-tokyo.ac.jp/pdf/KN_1a.PDF を見て驚いた。
上記の言語学教授を例外として、東大英文学の教授、助教授に英語の論文・著作が一本も無い。
英語の読み書きもほとんど出来ぬ小谷野だの(ロリータ新訳を出した若島正だの)が日本語で書いた英文学エッセイ本というものは、その存在そのものが珍妙だ。
742 --- 20年後出しジャンケンして負けた若島の誤訳は文庫本では直ってる?
Lolita(第2部16章) Your license number is on record here.
大久保訳 p.315「あなたのお車番号はこちらに控えてございます」(正しい)
若島訳 単行本 p.294「ナンバープレートはこちらでご記帳ください」(誤訳)
743 いくつか直してるね
745 ちっ。文庫出てから指摘してやるべきだったな。
746 若島の出生の秘密ってなんだろう --- 在日ってことは知ってるけど --- 父親は中国人?
116 :
吾輩は名無しである :2008/02/26(火) 12:53:31
一般にプロットの巧みさなどにはやや難があり、 最良の部分は人物描写などの細部にある、と言われることが多い。 多作家でもあるため出来栄えにムラがあるが、『大いなる遺産』などの名作では、そうした描写力に、 映画のカメラワークにも似た迫真のストーリー・テリングが加わり、読者をひきつける。 ↑ウィキにこう書かれていましたが、 大いなる遺産のほかに、出来栄えにムラの無い名作と言えば、どれでしょうか?
デイヴィッド・コパフィールドだろ。 リトル・ドリットなんかも地味にいい感じだが
118 :
吾輩は名無しである :2008/02/27(水) 01:25:30
デイヴィッドの一番良い訳は岩波のですか?
119 :
吾輩は名無しである :2008/02/27(水) 13:01:25
「大いなる遺産」は一人称で書いてるのが嫌。
120 :
吾輩は名無しである :2008/04/06(日) 00:53:06
大いなる遺産、読み始めた ディケンズいいね
121 :
吾輩は名無しである :2008/04/07(月) 10:09:18
岩波の『デイヴィッド・コパフィールド』読んでる。 面白いし、訳もいい。
122 :
吾輩は名無しである :2008/04/23(水) 23:13:14
大いなる遺産、読了しました。 とても楽しめました。
123 :
吾輩は名無しである :2008/05/03(土) 12:18:19
ミス・ハヴィシャムみたいな人って実在はしないよな。 男に見捨てられたときと同じ格好を何十年もしてる基地外婆さんなんてさ。 ディケンズ学者エリオット・エンゲルも「世界一面白い英米文学講義」 の中でそう書いてた。
124 :
吾輩は名無しである :2008/05/03(土) 18:35:56
ミス・ハヴィシャムみたいなのは、別にいても おかしくないと思った。 残念ながら、ジョーのような人はめったにいないんだよな。
125 :
吾輩は名無しである :2008/05/03(土) 19:27:45
みなさん、宅間イズムという思想をご存知ですか? 宅間イズムとは、人間イコール罪なる存在と位置付け、小学生 殺害から世界を救おうという思想です。 日々、苦しむ人たちは大勢います。それは、人間が存在するせいです。 人間が存在すると、一定数苦しむ人は必ず出てきます。それはしょうがないことです。 しかし、本当にしょうがないで、苦しむ人たちを出していいのでしょうか? 自分の生活の為に人を殺すのと同じではないでしょうか? だから、人間は罪なる存在なのです。 宅間イズムは正義の鉄槌。宅間イズムで世界を救う戦士は、2ちゃんねる検索で「宅間」と検索 してください。宅間イズムのスレがたくさん出てきます。 不幸な人がいない世界を目指して、皆さんも宅間イズムを信じて戦いませんか? あなたの包丁が世界を救います
>>123 新宿歩いてるとハヴィシャムっぽい人たまにいるよ。大阪あたりにもいるでしょ。
髪の毛パープルに染めちゃってて未だに青春(?)を謳歌してるサイケおばあさん
なんかそれに近い気がする。
127 :
吾輩は名無しである :2008/05/05(月) 08:28:08
粗筋を知っていてもディケンズを読む楽しさが半減するということはない。 ディケンズの小説の最大の魅力のひとつは会話の面白さだからね。 あらすじ本で分かるのは主要登場人物の誰と誰が結ばれるかとか 誰が死ぬかとかいったことだけだ。 下手な戯曲なんぞよりもはるかに面白いディケンズの会話の楽しさは アンチョコじゃ分からない。 「大いなる遺産」でピップが元脱獄囚の恩人と再会するシーンの 2人の会話の面白さは筆舌に尽くしがたい。
128 :
吾輩は名無しである :2008/05/05(月) 12:25:27
もしも君が本当にこの話が聞きたいならだな、 まず僕がどこで生まれたかとか、 チャチな幼年時代はどんなだったとか、 僕がどこで生まれたとか、 そういったデーヴィット・カパフィールド的の くだらないことから聞きたがるかもしれないけどさ、 実をいうと僕はそんなことしゃべりたくないんだな。
129 :
吾輩は名無しである :2008/05/05(月) 14:14:09
130 :
吾輩は名無しである :2008/05/05(月) 14:23:14
イエス Catcher in the ryeの冒頭 ホールデンのこの語り方でディケンズは退屈なんだなって偏見をもってしまってた
ディビット・コパフィールドと聞いてマジシャンを連想する君へ。 ディケンズの影響力を悟りなさい。
なう!っていうひとだっけ?
133 :
吾輩は名無しである :2008/05/05(月) 21:03:43
なんかの本に書いてあったけど、(確かでかいで一番面白い英米文学講義ってほんだったかな) ディケンズは遭えて長い小説を書くことで読者からがっぽりお金を儲ける作家だったらしい
ディケンズは苦労人だから お金がなきゃ何も出来ないことは知っていた。 カネが全てという心の貧しい人でもなかったが。
ディケンズって脇役に魅力的な人物がいる気がする。 二都物語のシドニー・カートン、ミスター・ロリーや大いなる遺産のジョー・ガージャリなどなど・・・。 次はデイヴィッド〜読むかな。
136 :
吾輩は名無しである :2008/05/06(火) 23:03:57
ずっと本棚の飾りだった二都物語を読んだ おもしろすぎる。なんで今まで読まずにいたんだろう こんなおもしろい物語を読んだのは久々、あるいははじめてかも 今まで調子乗ってラテアメとかに手ぇ出してたけど、結局ディケンズやバルザック、スタンダールやゾラ、トルストイやドストなんかの19世紀が最強なのかなぁ やっぱり「小説は終わった」んですかね… 「ディビット」も「大いなる遺産」も「荒涼館」(いつのまにか本棚にあった)も読んでいこうと思いました カートン小父さんかっけーっス!
137 :
吾輩は名無しである :2008/05/07(水) 02:58:10
>>136 俺も最近、ディケンズ読み始めたけど、いいねえ。
ヌーヴォーロマンとかシュールレアリスムとか読んで
背伸びしてきたけど、
ディケンズが素直に楽しめるようになってきた。
「我らが共通の友」の2大ヒロイン ベラ・ウィルファーとリジー・へクサムは どちらも魅力的。 オレは貧しくてもけなげで弟おもいなリジーが好き。
139 :
吾輩は名無しである :2008/05/07(水) 09:38:06
我らが共通の友、絶版か・・・ 筑摩文庫の復刊してくれ
140 :
( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw :2008/05/07(水) 11:34:06
>>138 名前は失念しましたが、カタワの娘が出てきたでしょう(笑)あれがいいですねぇ(笑)
リジーの弟は頭のおかしい先生に毒されてしまいますが。 あの先生完全にストーカーですよね。 あの先生に片思いしている同僚がいるけど何が良かったんだろ?
原書で読んでみたくなってきている ペーパバックでどんくらいの作品が手に入れられるんだろ
主要な作品はほぼすべてアマゾンで買えるよ。 ただ当然ながら現代のアメリカの通俗エンタメみたいに読みやすくはないけれど。
145 :
吾輩は名無しである :2008/05/09(金) 13:37:45
大学の文学演習で「クリスマス・キャロル」原文で読んだけど 確かにあれはかなり難しい英語だぞ。 シドニー・シェルダン読むみたいにスラスラとはいくまい。
146 :
吾輩は名無しである :2008/05/09(金) 20:27:41
シドニー・シェルダン英語で読んだことないから分かんない。
147 :
143 :2008/05/09(金) 20:39:32
英語は何とかできる(はず) 18世紀専門のひとだから19世紀英語どんなもんかってのはあるけどね・・・ とりあえずいろいろあるみたいなのは確認できたので、あさってみようと思うですよ どうもでした
148 :
吾輩は名無しである :2008/05/10(土) 01:50:02
二都物語は面白い。 フランス革命の狂気を描いた点では、アナトール・フランスの「神々は渇く」 と同列といえるが、歴史を別の側面から描いてくれるという意味では、後世 に長らく伝えるべき作品ともいえるようだ。
149 :
吾輩は名無しである :2008/05/10(土) 04:55:06
>>147 18世紀モノったらなんだね?
おれが原語で読んだ数は高が知れているのでなんの参考になるか分からんが、
古い小説を英語の難しさで比べると:
オースティン(formidable!)>>ヴァージニア・ウルフ>ディケンズ、サッカリー
>エミリー・ブロンテ、メルヴィル>コンラッド、ハーディー、マシュー・ルイス、トゥエイン
>スウィフト、シャーロット・ブロンテ>>「ロビンソン・クルーゾー」
つまり、古いほどに英語がより難しいというわけではない、みたい。
ディケンズはオッックスフォードとペンギンのペーパーバックでほとんど全作品が揃うはず。
ちなみに英語圏の大手新聞社・出版社が発表している「歴代小説100傑」に名前が頻出するのは、
大体この順番でこの四つ。
Bleak House、 Great Expectations、The Pickwick Papers,
David Copperfield(作者自身のフェイヴァリット)
読み通したらぜひ感想を教えてね!
難易度って主観的なものだなあと改めて感じたよ たとえば ディケンズとV・ウルフの難易度は比較しようがない気がするけど… まあコンラッドだってずいぶん異質だしなあ 英語で読めても日本語にうまく訳しにくいものが多いから学生さんたちにはもっと原書に挑戦してもらいたいですね
151 :
吾輩は名無しである :2008/05/10(土) 13:03:41
大人になるということは、 ドストエフスキーに欠けているものをやがてディケンズに見出すことである、云々。
>>149 専門Defoeですわw
まあ文学ではなくて思想史のひとですけどね
そうかあデフォー読んでる程度じゃ歯がたたんかあw
153 :
吾輩は名無しである :2008/05/10(土) 15:29:45
デフォーをすらすら読めるのなら全然大丈夫だってw そうだ、たしかコンラッド(エストニア生まれだったっけ?)にとって英語は母国語じゃないんだよね。
154 :
吾輩は名無しである :2008/05/10(土) 16:41:33
ユダヤ系ポーランド人で本名はコジェノフスキだったな。
155 :
吾輩は名無しである :2008/05/11(日) 09:59:41
>>153 一概にそうとも言えないという気がするけどな
デフォーは簡潔明晰な文体だけど
ディケンズは息が長いというか うだうだしたまわりくどい文体だよ
まあ 実際に読んだほうが早いね
156 :
吾輩は名無しである :2008/05/12(月) 00:24:13
「すらすら」が最低条件なんだけど、 まあ、ビクトリア時代の英語に接したことのない人はみんなたじろぐかも試練ね。 でもオースティンの後ならディケンズすらが草原の涼風のように感じられるはず。 たとえ挫折しても本棚に飾っておけば英語力向上の励みにはなるんだから、 とっととトライ。
157 :
吾輩は名無しである :2008/05/12(月) 00:52:17
オーウェル読みにくい
158 :
( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw :2008/05/12(月) 02:07:51
>マシュー・ルイス の名が出ますでますとはねぇ(笑)
159 :
吾輩は名無しである :2008/05/12(月) 03:29:07
>>158 あっ、おまえは他のスレで「みちる何たら」と名乗り、偉ぶったirrelevantな
放言を繰り返して周りの人から遠巻きにされている変態キティちゃんだな?
で、マシュー・ルイスを読んだことがあるのか、おい?
リトル・ドリットをこれから読み始めます。 ディケンズの文体がかもし出すあの独特なほの暗い雰囲気、一度はまると 癖になりますな。
161 :
吾輩は名無しである :2008/05/12(月) 13:57:37
ディケンズの長編は読む前にあらすじを知っていても楽しめる。 「互いの友」も「大いなる遺産」もディケンズフェロウシップ日本支部のホムペの 作品梗概を読んで粗筋は読む前から知っていたが それで読むのがつまらなくなるということは全くなかった。
162 :
吾輩は名無しである :2008/05/12(月) 14:00:00
アガサ・クリスティは読む前にあらすじを 知ってしまったら読む意味はほとんど無いと思うが。
>>161 ディケンズ以外でもそうだと思うが。
作品が「あらすじそのもの」でない以上は。
164 :
吾輩は名無しである :2008/05/12(月) 22:51:44
二都物語の最期があまり同意できない 最期に身代わりでギロチンで処刑されるところは好きではないな
165 :
吾輩は名無しである :2008/05/13(火) 01:03:29
アクロイド殺人事件は奇想天外な犯人なんて触れ込みだったもんだから 巻頭の登場人物一覧を見て犯人が分かってしまっていたく興ざめだった。 Yの悲劇(大昔の少年版)も目次で犯人がばれてしまったがっかり。 「大いなる遺産」は先に何度も映画を観ていたので 後々原作を読んだ時にはどんでん返しの楽しみを味わえなかったのだけど、 にもかかわらず全編をたっぷり楽しめました。
166 :
吾輩は名無しである :2008/05/13(火) 09:18:13
小池滋訳「リトル・ドリット」物凄く読みやすいね。 翻訳が上手いからなのかな? 新潮文庫「大いなる遺産」はこんなに読みやすくなかったぞ。
167 :
吾輩は名無しである :2008/05/14(水) 10:14:31
評価はいろいろですね 私は 小池先生の訳は無味乾燥というか いまいちだと感じていたんだが…
168 :
吾輩は名無しである :2008/05/14(水) 15:13:34
リトル・ドリットは分売不可とはいえ、 まだ手に入るんだよね。 筑摩文庫は、荒涼館とか骨董屋とか、絶版になってるのを 復刊して欲しい。
骨董屋はこないだ復刊しただろ。ひょっとしてもう品切れしてる? 我らが共通の友とか、サンリオ文庫みたいなむちゃくちゃな値段ついてるよな ・・・復刊してくれよちくま・・・
170 :
吾輩は名無しである :2008/05/16(金) 08:59:23
オレ的には「二都物語」「コパフィールド」「互いの友が」ベスト3だな。
171 :
吾輩は名無しである :2008/05/17(土) 14:28:20
俺は小池訳には何の抵抗も感じない。 荒涼館やドルードも小池訳で読んだし。 今はどうだか知らないけど当時はどちらの作品も小池訳しかなかった。
172 :
吾輩は名無しである :2008/05/17(土) 20:31:43
角川の「オリバー・ツイスト」は読みにくかったな〜。
173 :
吾輩は名無しである :2008/05/17(土) 23:10:05
オリバー・ツイストは、筑摩でよんだぜ
174 :
吾輩は名無しである :2008/05/17(土) 23:29:59
オリバー・ツイストはオリバーの義兄が出てきたあたりから人間関係が よくわからなくなったなー。結局読み直すのもめんどくさいから、最後まで とりあえず読んでからパソコンで調べた記憶があるな。
175 :
吾輩は名無しである :2008/05/18(日) 07:14:40
オリバーは岩波文庫でよみますた。
私は講談社文庫で読みました。
↑と書いたが、講談社文庫は小池滋訳だから、ちくま文庫と同じか
178 :
吾輩は名無しである :2008/05/18(日) 15:45:37
「私の好きな小説ベスト5」スレで ディケンジアンvsドスト信者の局地ゲリラ戦をやっててちょっと笑った。
昨日ジュンク堂で『二都物語』買ってきた。 今、二巻の四章読んでる。 ちなみに最初に読んだディケンズの本は『クリスマスカロル』
>>178 ドストはディケンズを尊敬してた。その作品をロシア語訳するほどに。
181 :
吾輩は名無しである :2008/05/18(日) 18:55:40
ちくま文庫のリトル・ドリット全四巻を古本屋でゲットした。 大いなる〜とディビットと荒涼館も本棚の飾りと化してるんだけど、この4作どういう順番で読んだらいいかな? ちなみに二都物語はめちゃおもしろかった記憶がある
184 :
吾輩は名無しである :2008/05/18(日) 21:07:28
>>178 どっちも読めばいいし、どっちも読みたくなけりゃ読まなきゃいいんだけど
なぜか、ディケンズとドストエフスキーを挙げて喧嘩する人がいるね。
トルストイとドストエフスキーがよく比較されるのは
時代や同じ国などということなどから、分かるんだけど・・・
日本でも、金井美恵子や小谷野敦が
ディケンズを誉めて、ドストを貶しているのを読んだ覚えがある。
185 :
吾輩は名無しである :2008/05/18(日) 22:44:02
どっちも当時の大衆的な人気作家であったという事実は変わらないんだけどね。
186 :
吾輩は名無しである :2008/05/23(金) 09:54:43
リトル・ドリットを読んでます。 フローラ・フィンチングというお喋りオバサンの句読点無しのマシンガンのような 饒舌はジョイスの意識の流れの手法の先駆けだと言ってる人が いるそうだがこれに全く同意。 迂遠省という税金の無駄遣いをするために存在してるのだとしか 思えないバカな役所が出で来るが、現代の日本のお役所、特に 社会保険庁にソックリでワラタ。
187 :
吾輩は名無しである :2008/05/24(土) 15:40:03
ディケンズの15作の長編の約半分の8作を読んだ。 「オリヴァ・ツィスト」「二都物語」「コパフィールド」「荒涼館」 「マーティン・チャズルウィット」「大いなる遺産」「互いの友」 「エドウィン・ドルード」の8作。 回りくどい言い回しや奇抜な比ゆが多い独特の文体にも慣れてきた。 残る7作も読んでもいいな。 一番マイナーな「ドンビー父子」は他市の図書館から相互貸借で 借りて読むという手があるし。
188 :
吾輩は名無しである :2008/05/24(土) 15:52:53
190 :
吾輩は名無しである :2008/05/24(土) 19:05:55
あんまり、書き込みないんだし どんどん書いて欲しいんだが・・・
191 :
吾輩は名無しである :2008/05/24(土) 19:29:01
>>188 ケツ拭き紙の落書き以下の野郎はうせろ。
ちなみに俺はスレ主です。
192 :
吾輩は名無しである :2008/06/01(日) 17:15:08
ディッケンズのスレを見つけて感激しました。 高校生のころ、彼の小説の熱烈なファンでした。特に、デヴィッドコパフィールド、オリバーツイスト、大いなる遺産は素晴らしかった。一流のストーリーテラーであると同時に詳細な人物・情景描写は、19世紀のロンドンに僕を連れて行きました。 読者を恐怖に誘う短編も読んだ記憶があるけれど、その名前が思い出せない…
アンソロジーの常連になってる「信号手」あたりかな?
194 :
吾輩は名無しである :2008/06/02(月) 17:55:44
そうそう、信号手です。ありがとうございました。僕もアンソロジーの全集で、「怖い話し」とかいう巻で読みました。 彼は、優れた長編小説の書き手であるばかりでなく、短編小説の名手でもあるのは、ファンなら納得できると思います。
195 :
吾輩は名無しである :2008/06/09(月) 20:35:03
光文社新訳文庫の『クリスマス・キャロル』読み始めました。 読むのは10年ぶりだ。前回は、集英社文庫で読んだけど あの訳はひどかったなあ。 今回のは、いい感じです
196 :
吾輩は名無しである :2008/06/09(月) 22:37:35
マンも及ばないディケンズの短編 何なのかなぁ ずっと昔のひとなのになぁ
オリバー・ツイスト読みました。 ディケンズの作品は前に大いなる遺産を読んで、これが二冊目だったから 今回はどこでオリバーがぐれるか・・・と思って読んでいたが 最後まで純粋なままだった。 よかった
198 :
吾輩は名無しである :2008/07/01(火) 20:55:23
新潮のと光文社のではどちらが良い訳だと思いますか? クリスマス・キャロルです。 みなさんがどう思っているのか聞きたいです。
筑摩
200 :
吾輩は名無しである :2008/07/16(水) 00:48:10
ディケンズは大衆小説だからなー 話は面白いけど奥が浅い
大衆小説(笑)奥が浅いのは貴方では(笑)
202 :
吾輩は名無しである :2008/07/16(水) 09:09:37
>>200 君は、モーツァルトは女子供のためのサロンミュージック、
って思ってるボケナスの同類、またはそれ以下だな。
203 :
吾輩は名無しである :2008/07/17(木) 12:34:35
>>201 奥が浅いから2ちゃんねるで平野を叩いてるのがお前。
>>202 ディケンズのどこに優れた文章がある? 思想がある?
しょせん面白い話を書いただけ。
>>203 なにいってんだ、馬鹿
お前が分からないだけだろう、はげ
205 :
吾輩は名無しである :2008/07/17(木) 14:31:13
>>204 わからないから説明してくれ。
できないの?
206 :
吾輩は名無しである :2008/07/17(木) 14:31:46
207 :
吾輩は名無しである :2008/07/17(木) 15:08:20
208 :
吾輩は名無しである :2008/07/17(木) 21:10:18
レベルの低い小説だなw
図書館にバーナビラッジがあって嬉しいw ディケンズ作品はほとんど翻訳があるけど、入手困難なのは勘弁して欲しい
210 :
吾輩は名無しである :2008/07/21(月) 00:04:10
アンネフランクのパパはディケンズの小説が大すきだったらしいぜ
213 :
吾輩は名無しである :2008/07/21(月) 14:46:09
ディケンズスレがあったとは。なんだか嬉しいです。 と言っても、これまで読んだ作品は「大いなる遺産」「オリバーツイスト」 「ニ都物語」くらいなんですが。
215 :
吾輩は名無しである :2008/07/21(月) 21:25:00
>>215 でも、ドンビー父子や互いの友の初訳をしてるみたいだから、
ディケンズ好きは感謝しなくてはいけない人ですね
小さい出版社だから手に入りにくいのはどうしようもないかなあ
ちくまが一気に文庫化してくれたらなあ
217 :
吾輩は名無しである :2008/07/21(月) 22:36:07
いずれ文庫化されそうだね。 されたら買おう
>>215 同じ岩波でも、ボズのスケッチの訳は評判がすこぶる悪いみたいですね
ディケンズは色々な翻訳が出ていますが、善し悪しについて詳しい人いますか?
絶対辞めた方がいい訳だけでも教えてもらいたいです
219 :
吾輩は名無しである :2008/07/21(月) 23:45:27
オリバー 新潮か角川 デイヴィッド 岩波 クリスマス 光文社か集英社 大いなる&二都は新潮しか選択し無し?
>>219 >>214 まあでも、本屋で簡単に手に入る文庫ってそんなもんかな
でも、ディケンズ読もうって人は図書館や古本屋を活用するだろから
もっと幅は広いはず
221 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 00:33:25
ちくま文庫のディケンズ作品がことごとく絶版なんだよな カフカなんて白水社でもやってんだから、ディケンズコレクションをしてほしい
長大な長編小説ばかりで部数も見込めないから商売にならないのがつらい。
223 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 13:33:46
>>184 ディケンズとドストエフスキーを挙げて喧嘩する人がいるのは、
明らかに、ドストエフスキーはディケンズのパクリをやっているからです。
それも、いいとこ取りのパクリです(一箇所や二箇所どころではない)。
又、雰囲気や話のもっていき方もパクリなのでよく似てくるのです。
ところが、ドストエフスキーの方が深く心理まで踏み込んでいるので、
ディケンズより上と見る人も居るのですが、
それを言うなら、読者の個人的な好みの問題と思います。
個人的には、ドストエフスキーの、くどくて青臭い会話にはうんざりします。
断言します。
ディケンズの小説の面白さに敵う作家は何処にも居りません。
俺はバルザックとトルストイとスタンダールとディケンズは同じくらい好きだけど ドストエフスキー? ピンとこないな
225 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 17:47:52
>>66 ディケンズに思想が無いと言う人がいるとの事、
その人は、全く解っていません。
ディケンズの権威に対する強烈な抗議、
貧しい人達への愛と同情、何れもその正義感は
並大抵ではありませんよ。
226 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 17:52:41
お金持ちの流行作家のくせにwwwwwwwww
227 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 18:21:08
>>226 ディケンズは、子供時代貧しかったので、
お金の値打ちをよく分かっていたのです。
働く事の重要性を身に沁みて感じていたので、
執筆で人一倍働いたのです。
お金持ちの流行作家だったからこそ、
膨大で偉大な作品を、後世の人達にも残す事ができたのです。
あなたにとっては、貧しく、売れない作家が理想なんですね。
>>227 相手にすんなよw
それよりどの小説のどの部分が好きが語ろうよ
周りにディケンズ好きなんてなかなかいないし
229 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 20:43:52
周りにディケンズ好きがいない、 これってあまり才能を認められてないからでは? じぢあおクレの大衆小説では?
230 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 20:45:49
田辺洋子も石塚も知りません。 デイヴィッドは中野で読みました。 石塚の訳はそれほど良い訳ですか?
頭の悪いヤツは煽るのも下手クソなんですねw
>>229 いいよ、べつにそう思ってても
すべての古典はto the happy fewなのかも知れないし
なんて相手しちゃダメなのかな
ディケンズを面白く読めるのは幸せなことだと思うけどなあ
233 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 21:03:48
>>231 お前のレスは煽り?
レベル低いね
>>232 素晴らしい小説なら、どうして売れないの?
ドストエフスキーも売れてるのに。
しかもディケンズは大衆小説でしょ。
おもしろければ売れるよ。新訳もあるんだし、
それなのにどうして売れないの?
おもいしろくないからだよ
234 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 21:10:27
>>233 お前はなぜ、間違いを正さずに投稿するんだ?
233も229も
言いたいことはわかるが・・・
235 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 21:20:05
>>233 これだというような、ひとつの事件がないからでは。
また、題名からひとつの事件を想起させるようなものもない。
それは、仮にカラマーゾフの兄弟より、罪と罰のほうが有名といいうことがそういう理由だとして
それと同じ理由?ということかとおもう。
236 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 21:40:24
ディケンズのギャグは当時だから受けたんだよ。 今は一部の人にしか受けないよ。 だから売れないのも当然。 しょせん時代の大衆小説だから
ってかだな 面白い=売れるでないことはいくらでもあるのだが。 当然売れない=面白くないではないことも。
238 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 21:41:51
おもしろければ売れるよ。 難しければレベルの高いs買う品でも売れないこともあるってだけ、 ディケンズみたいに難しくもないのに売れないってことは、おもしろくないから
2chに期待した俺が間違ってたかな 議論をしていくうちに相手の好きなことが理解できて、それがたまらなく好きになって、 いままでしてきた議論の一切がどうでもよくなる、そんな瞬間2chじゃないよな 議論するより、どれだけディケンズが好きか書いた方がいいよ まあ相手した俺が悪いんだけど
で、この面白くない連呼君は結局ここでなにをしたいんだ スレの住人が「そうか君のいうとおりりだ。面白くない。もう語るのやめよう」と 言ってくれるまで叫び続けるのだろうか・・・
241 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 21:46:15
>>239 そういう瞬間もあります。
あなたには縁がないだけ。
この人の中の人がわかってきたぞ
これは酷い(笑)残念ですがドストエフスキーは貴方に思っているような作家ではありませんからねぇ(笑) 売れているのはたんに貴方のような誤読した読者が多い、と言うだけの話では(笑) 勿論小説で思想を云々する事ぐらい愚劣な事はない訳ですが、 ここまで小説を読むのに向いていない事を露呈されますと、一体どうすれば分からせて上げられるのか、いい方法が思いつきませんねぇ(笑)
>>241 頭痛くなってきた
反応が早すぎる
もうちょっと俺が書いたこと考えてから書いてよ
その調子で他の人が何を言いたいのか、何が好きなのか、とらえられるとはとても思えない
245 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 22:21:24
売れないから屑であると弾劾する人間が最近増殖して下りますからねぇ(笑)しかも大概は若い方のようですからねぇ(笑)
>>245 おやおや、乱視さんでしたか(笑)佐藤亜紀さんのスレッドを散々荒らしてまだ懲りないようですねぇ(笑)
人の小説を晒すのはやめていただきたいところですけれどもねぇ(笑)
248 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 22:29:10
まさか、ここにも山崎ぎょうたろうが表れてるの? 確か大江健三郎、ディケンズについて話してたよね。
さて、チャールズ1世王のことでも書いて寝るかな
250 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 22:42:32
>>246 読解力無いの?
難しい作品でもない、ただの大衆小説なのに売れないなんて屑
お前の小説と同じ
ですからその「大衆小説」等と言うくくりをしている時点でお話になら無いのですよ(笑)おやおや(笑)
ヤーマスの嵐は過ぎさったかな?
253 :
吾輩は名無しである :2008/07/22(火) 23:20:02
>>251 一般論にありがちだね。
もっと工夫しなさい
>>227 ディケンズが働くことを重要視していたかどうかは疑問です。
彼の主人公は、遺産をあてにしていたり、それほど勤勉には見えませんよ。
ディケンズは農民も、工場労働者も描いていないし、労働にそれほど興味がなかった
のでしょう。社会の矛盾を徹底的に攻撃していても、じゃあどうすればいいんだという
代案を出しているわけでもない。
ディケンズが打ち出しているのは、社会の構造改革ではなく、精神の改革です。
彼が重きをおいているのは、人間の道徳的進歩でしょうね。
「人間が良くなれば、社会も良くなる」というのがディケンズの一貫した思想だと思います。
それから、ドストを引き合いに出す人がいるけど止めてほしいです。先に喧嘩を売って
来るのは、ディケンズファンのような気がします。間違っていたらごめんなさい。
255 :
吾輩は名無しである :2008/07/23(水) 00:54:41
230みたいなレスは放置して229には必死に食いつく そんな人が239みたいなレスをしても説得力なし
>>254 精神の改革だ、などというものは時代と共に薄れるものです(笑)
今ディケンズの小説を読んで何が残るかと言えば、その描写力(まぁ私は翻訳で読むのが関の山ですけれどもねぇ)でしょうねぇ(笑)
それから独特なる人間を配置していく、その異形ぶりで消化ねぇ(笑)それ抜きではディケンズは語れぬような気が致しますよ(笑)
あほくさw
258 :
吾輩は名無しである :2008/07/23(水) 11:59:46
>>256 中学生の読書感想文は広告の裏でしてくれ
>>239 ちなみに239はアンナ・カレーニナの一文だから暇だったら探してみてね
260 :
吾輩は名無しである :2008/07/23(水) 16:55:56
お前ほど暇ではありません。 230みたいなレスは放置して229には必死に食いつく そんな人が239みたいなレスをしても説得力なし
エドウィン・ドルードの謎を読んだことある人いる? 途中で終わってるみたいだけど、そこまででも面白いの?
262 :
吾輩は名無しである :2008/07/23(水) 21:01:27
おもしろくない。 ディケンズにはオチが必要
結末のないミステリだからあんまし期待すんなよ。
>>262 >>263 おお、サンキュー
しかしドンビー父子はどこにもないね
図書館で借りられる人がうらやましい
265 :
吾輩は名無しである :2008/07/24(木) 11:46:44
アメリカなどの小説ランキングでは 大いなる遺産>デイヴィッドだね
>>265 モームはデイヴィッドが最高傑作だって言ってるね
俺が読んだ、色々なディケンズ紹介本みたいなものでも、
デイヴィッドが一番ってのが定番だったよ
だんだん感覚が変わってきてるのかな
267 :
吾輩は名無しである :2008/07/24(木) 15:39:10
デイヴィッドも時代に呑まれるタイプかもな 大いなる遺産は少し違うって感じかも
リトル・ドリットを読んだんだけど タティコーラムがミーグルズ氏のもとに躊躇なく戻り ミーグルズ氏の態度は以前と全く変わらないのに、あっさり彼女だけ改心して それが大団円にされているのがなんだか納得いかなかった リトル・ドリットは幸せになったからハッピーエンドなんだろうけど なんか読後感が悪かったなー
"Our Mutual Friend"難しいっす(´・ω・`)
>>269 そうだっけ?
俺のイメージだと、ディケンズの小説は全員が最後には
落ち着くべきところへ落ち着くって感じだけど
大いなる遺産だけが、主人公が決してハッピーでは終わらないって
いうところが異質だけど
でもあれも結局なるべくしてなった、って感じだしな
272 :
吾輩は名無しである :2008/07/27(日) 00:58:37
石塚のデイヴィッドでは、 一人称をどう表現してますか? 中野は「私」でしたよね
273 :
吾輩は名無しである :2008/07/27(日) 09:16:22
僕
>81 :吾輩は名無しである:2007/11/05(月) 14:50:59 >すいません。 >岩波文庫のデイヴィッドは、「」を一文字下げてますか? こいつ、また現れたのか・・・ 一字下げてるかとか、表紙がツルツルかとか。 自分で図書館なり書店なりいって調べろよ。馬鹿が。 いつまでいってるんだ、禿。
275 :
吾輩は名無しである :2008/07/27(日) 12:27:24
>>273 「ぼく」だよ。
>>274 図書館に無い人もいるでしょう。
岩波を売ってない書店も多い。
276 :
吾輩は名無しである :2008/07/27(日) 17:17:46
>>276 の馬鹿は、これでも作家志望なんだってさ。
278 :
吾輩は名無しである :2008/07/28(月) 12:13:48
279 :
吾輩は名無しである :2008/07/28(月) 22:09:41
みなさんはデイヴィッド・コパフィールドの訳 中野訳と石塚訳ではどちらが好きですか?
中野の訳ってどうも好きになれない いわゆるいい訳なんだろうけど 日本語の言い回しに訳しすぎてて、読んでて不安になってくる ディケンズはちょっとした比喩にも意味がありそうだからね 小池滋の訳が一番好みだな まあ原文読めないからなんとなくだけど
281 :
吾輩は名無しである :2008/07/28(月) 22:18:58
そういえば、田辺洋子さんの訳ってどんな特徴なんですか? 一回も見たことない かなりディケンズを研究してそうな感じだけど
282 :
吾輩は名無しである :2008/07/28(月) 22:31:04
日本語の言い回しに訳しすぎてて ↑これって駄目なこと? 日本語としてこなれてるって意味だとすれば良いことでは? 石塚訳は文章が軽くなった気がする
>>282 別にダメとは言わないけどね
俺の好みとして愚直な逐語訳みたいなのが好きだから
なんかこなれた日本語にされると、よけいな化粧がされてるみたいでさ
あくまでもそういう好みの人もいるってことで
284 :
吾輩は名無しである :2008/07/28(月) 22:49:34
>>283 それなら、日本語として自然な石塚訳も
あなたには向いてないね。
中野以上に日本語が自然
285 :
吾輩は名無しである :2008/07/28(月) 23:03:19
中野って日本語ぎこちないと思ったが 283みたいな趣味だと、日本語がこなれてるのか・・・
個人的には松本恵子訳二都物語が最強 少し古臭くなってきたとは思うけど・・・
287 :
吾輩は名無しである :2008/07/29(火) 23:47:25
松本のほうが中野よりも日本語がこなれているね
288 :
吾輩は名無しである :2008/08/17(日) 22:46:00
骨董屋は訳が合わなかったのか、上巻読んで力尽きた・・・
289 :
吾輩は名無しである :2008/08/18(月) 09:29:43
きみ自身の根気の無さを翻訳のせいにしちゃいかんよ
290 :
吾輩は名無しである :2008/08/22(金) 14:24:42
>>254 ディケンズの描く主人公が遺産を当てにしているから、
ディケンズは労働にそれほど興味が無かったとは、
決め付けられないと思いますよ。
骨董屋では、部分的ですが印象的な工場労働者が登場しますよ。
256様も書いておられますが、
精神の改革だの思想だのは時代と共に薄れ、
残るのは永遠に変わらない人間の本質です。
ディケンズはそれを忘れてはいないのです。
291 :
吾輩は名無しである :2008/08/22(金) 19:27:21
リトル・ドリッドって新品で買うと箱とかに入ってるんすか?
292 :
254 :2008/08/23(土) 23:43:22
>>290 骨董屋で印象に残っているのは、スウィヴェラーや侯爵夫人、クウィルプあたりですけど
そういう人物もいましたか。でも、ディケンズが真価を発揮するのは、真面目な人間より
枠をはみだしたような人物ではないでしょうか。脇役が主役を喰う傾向があるのも
そのせいだと思います。
狸さんの言ってることは、わかるようなわからないような(笑)
ディケンズの思想は普遍的だと思いますよ。ドストエフスキーやトルストイも
根底にあるものは同じです。だから、ドストエフスキーを攻撃するのは御門違いです。
むしろ、抗議すべきはサリンジャーでしょう。ライ麦畑の冒頭のせいで、ディケンズの
イメージはだいぶ歪められました。
293 :
吾輩は名無しである :2008/08/27(水) 20:22:18
二都物語読んだよ中野好夫訳で。 次はコパーフィールド読もうと思っている。岩波版の評判が高いようだけど 二都物語読んだ感じでは中野好夫でなんら問題は無さそう。 結局余程読むのに支障の出るような訳で無い限り結局は好みだと思う。 それにしても何というか久しぶりだよ。読む前にワクワクするこの感じ。
294 :
吾輩は名無しである :2008/08/30(土) 01:05:47
正しい文学名作ランキング決定版(改訂不可) 超名作 戦争と平和 神曲 ドン・キホーテ ファウスト ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 名作 魔の山 レ・ミゼラブル デイヴィッド・コパフィールド 嵐が丘 人間の絆 白鯨 カラマーゾフの兄弟 静かなるドン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 良作 北回帰線 赤と黒 阿Q正伝 ボヴァリー夫人 失われた時を求めて ゴリオ爺さん ガラス玉演戯 ユリシーズ 響きと怒り 城 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 佳作 怒りのぶどう 大地 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド グレート・ギャッツビー 明暗 老人と海 夜の果てへの旅 感情教育 ハムレット 失楽園 オデュッセイア モンテ・クリスト伯 クオ・ワディス 大使たち イワン・デニーソヴィチの一日 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ラノベ 豊饒の海 ティファニーで朝食を ロリータ 万延元年のフットボール 決壊 初恋 アルジャーノンに花束を グランド・フィナーレ 椿姫 見えない都市 百年の孤独 オネーギン オブローモフ 外套 暗夜行路
295 :
吾輩は名無しである :2008/10/06(月) 04:27:13
あげ
下層のしみったれた暗い話ばっかり
ケンジの悪口は許さないよ!
299 :
吾輩は名無しである :2008/10/09(木) 04:21:37
数週間前に、近所の大手古本屋にどかっと入荷した集英社世界文学全集の中に 「リトル・ドーリット」(全二巻)があって、「おお!」と思ったものの、 その日は出かける途中で荷物を増やせなかったから、 2日後に身請けしようと出直したところが、なんでだか、 全六、七十冊の全集のうち、その2巻だけが なくなっていたのよ・・ はうう・・ もしも君たちの一人なら、正直に告白するがよい。
なに気取ってんだか…w ネット古書で出回ってるじゃん 2巻揃いで2〜3000円<集英社版「リトル・ドゥリット」
302 :
吾輩は名無しである :2008/10/09(木) 19:32:34
>>300 中は綺麗な2巻をあわせて400円だったんだな、これが。
中古に2,3千円も出すくらいならペーパーバックでがんばるわい。
303 :
吾輩は名無しである :2008/10/10(金) 20:41:05
304 :
吾輩は名無しである :2008/10/16(木) 22:40:14
ちわ
305 :
吾輩は名無しである :2008/10/25(土) 01:54:18
小栗虫太郎は二都物語を原文で読んだんだよ ディケンズの文に揉まれればたいていの探偵小説は軽いものだと語っていたよ
ディケンズの英語って、そんなに難しいかなあ?
307 :
吾輩は名無しである :2008/10/27(月) 09:15:43
ディケンズの英語は、現在では文学趣味の強い演説文などでしか 接する機会のない古めかしい表現が多いので、 19世紀の文学を読みつけない人にはもちろんそれなりの試練だろうけど、 オースティンの複雑怪奇な構文に比べれば屁でもないよ。 とくに二都物語なんて、ディケンズの長編の中では一番短いほうで、 向こうの小中学生のmust-readだからねえ・・
小栗などその程度、ということでしょう(笑)独学者は語学の知識を自慢する、等と叩かれておりましたねぇ(嗤)
309 :
吾輩は名無しである :2008/10/28(火) 17:30:08
英語圏の小説はたいてい原語で読む。 現在読みかけのハーディとボネガット、ハクスリーを片付け次第 先日届いたBleak Houseに突入の予定。 しかしこれが予想以上にぶ厚く(900p、Oxford)、 しかも細かい字がみっちり・・ 生還の望みは薄いかもしれないけど、 まあ、とにかく楽しみだw
>>1 学生時代にはまりますた。なつかすい…
>>309 そんなんが自慢でわざわざ2ちゃんねるに書きにくるのか?
バカとしか思えない
>>307 オースティンって難解な文章を書く作家なの?
>>311 昔の人だし、語彙が豊富だし
"Formidable!"
なんて言うんだぜ。
313 :
吾輩は名無しである :2008/11/13(木) 23:51:14
★アメリカが沖縄で行なった「正義の殺戮」 私の死んだ知人が話した。 「某最前線にいたとき、自分は小高い丘の上で敵機に応戦していた。 地上すれすれで、這うような低空飛行で機銃掃射をしていた若い米兵は、 機関銃を撃ちながら、明らかに笑っていた。笑いながら、逃げ惑う現地人と 日本兵を殺しまくった。」 ↑アングロサクソンは、このように有色人種を殺しまくっただろう。
314 :
吾輩は名無しである :2008/12/04(木) 19:00:47
本日、古本屋で、筑摩文庫の『リトル・ドリット』『荒涼舘』 どちらも4冊ぞろいで見つけたのでゲットしました。 前者が2千円、後者が2千5百円。いい買い物でしたわい。
ディケンズの尻作、つまりケツさくはやはりクリトリスキャラメルで消化ねぇ〜(笑) 強欲( ̄ω ̄)ジジイの改心は藁貸し増すねぇ〜(笑)
316 :
吾輩は名無しである :2008/12/05(金) 11:08:11
この季節になると、 書店に各社の「クリスマスキャロル」の文庫本が平積みされてるねえ。 そういえば、宝島社から映画のDVDつきで780円なんて本が出てる。 誰の訳かと思ったら、漱石門下の森田草平訳だった。 版権が切れてるのを探したらしい。 映画も戦前のPDだ。 でも、魅力的な価格設定なんでGETしたよ。
カラマーゾフも役したと云う草平の梅園は尻作、つまりケツさくで消化ねぇ〜(笑) おやはささてはや(笑)
318 :
吾輩は名無しである :2008/12/05(金) 20:20:07
★ 毎度のお節介、イギリスの反日行為
【11月30日 AFP】英下院外交委員会は30日、『Global Security: Japan and Korea(国際安全保障:
日本と韓国)』と題した報告書のなかで、日本政府は第2次世界大戦中の従軍慰安婦問題が、韓
国で「悲痛で感情的」な問題として受け取られている重要性を認識すべきだと表明した。
また、日本の人権状況にも触れ、容疑者の身柄を警察の留置所に拘束するいわゆる「代用監
獄」は「懸念に値」し、そうした存在は司法の誤りを招きかねないと指摘した。
http://www.afpbb.com/article/politics/2544196/3571473
319 :
吾輩は名無しである :2008/12/06(土) 18:27:53
クリスマスカロルの村岡花子訳はしどい。
320 :
吾輩は名無しである :2008/12/12(金) 19:13:59
オリバーツイストって大人が読んでも楽しめますか?
321 :
吾輩は名無しである :2008/12/12(金) 20:21:07
おまえが楽しめるかどうかは誰にもわからないわけだが…w
322 :
吾輩は名無しである :2008/12/22(月) 10:03:37
「我らが共通の友」は面白いんだけど 一応主人公サイドであるはずのレイバーンが嫌なやつ過ぎていらいらする 人形衣装師の父親に対する扱いが酷すぎる 先生に対しても無駄に挑発しすぎだ リジー趣味悪いよリジー
デビコバ読んだけど糞つまんなかった
ディケンズを退屈という人はいくらでもいる −オーウェル−
325 :
吾輩は名無しである :2008/12/29(月) 00:33:15
分厚いの全部読む自信がないので 原文の抜粋集みたいな本探してるんですが 知ってる方います?
326 :
吾輩は名無しである :2008/12/29(月) 10:22:16
モームは「読書案内」で、とばし読みを推奨していたよ。
327 :
吾輩は名無しである :2008/12/31(水) 18:52:45
ディケンズが好きな人にはぜひ、マーヴィン・ピークの 『ゴーメンガースト』三部作も読んでもらいたい。 第一部 『タイタス・グローン』 第二部 『ゴーメンガースト』 第三部 『タイタス・アローン』 スレ違いだったらすいません。でも読んでもらえたら分かる。 きっとゴーメンガースト城とそこに住まう人々に心を奪われるでしょう。
328 :
吾輩は名無しである :2009/01/05(月) 22:16:22
英語の勉強用にアメリカ旅行記を買ってきたのだが これは歯が立たんわ 今まで読んできた英語の中で一番読みにくいかも・・・
アメリカ旅行記はWEBで無料公開されてた気がする
岩波文庫の「ディケンズ短編集」に収録されている諸作品を 英語で読んでみたいと思ってるんだけど、洋書のなかで それらの作品が全部(または多く)載っている本ってある?
岩波文庫の『ディケンズ短編集』は半分くらいが長編の挿話だぞ
333 :
331 :2009/01/09(金) 08:56:40
>>332 それは知らなかった。(汗)
原文に挑戦するにしたところで、長編小説を読むのは骨が折れるし、
邦訳版を入手できないと、分からないときに参照できないから、
「ディケンズ短編集」がちょうど良いかな、って思ったんだけど・・・。
集英社版のクリスマスキャロル手に入れたが質悪いのか
>>334 集英社文庫?
それなら、訳はひどいと思った。
そうとう劣悪な部類だと思う。
教えてくれてありがとう 他のやつ手に入れるわ
ディケンズの速記記録ってどれくらい残ってる?
338 :
吾輩は名無しである :2009/01/27(火) 00:17:31
>>337 結構残ってるよ。もちろん全部はないけど。
日本で現物を見られる?
340 :
吾輩は名無しである :2009/01/28(水) 00:56:47
新潮のクリスマスカロルは劣悪だった。 どこの大先生だか知らんが、英語能力以前にユーモアのセンスのない人間に ディケンズ(やオースティンやモーム)を訳させるんじゃないよ! 無意味であるというにとどまらず、原作の価値を貶めるばかりじゃないか!!
田辺さんはいかがでしょうかねぇ(笑)おやはや(笑)ユーモアばかりでもないのですけれどもねぇ(笑)
342 :
吾輩は名無しである :2009/01/28(水) 17:21:21
新潮はよんでないのでわからんが 集英社文庫の『クリスマスカロル』もひどい。 光文社文庫はよかった。 変り種として、筑摩文庫のは 関西弁で訳されていて、なかなか面白い試みだった。
といって、自分でいい訳がつけられるわけでもなし(笑 ひどいとか劣悪とかってのはどうかな? まあ、野崎みたいな学者の面汚しもいるから、そういうことも あろうかとは思うが。
酷いものは酷い
345 :
吾輩は名無しである :2009/01/29(木) 04:54:46
英語で読んだ「大いなる遺産」は全編を通じて素晴らしい体験だった。 映画版(1946年の傑作)を4,5回観てプロットのどんでん返しを知っていたにもかかわらず。 訳文では、言語空間にこめられた時代の空気を感得し得ないのではないかと危惧する・・ が、だからと言って諦めずに日本語への移植は続けて欲しい。 それなりの決定版ができるまでは。 クリカロでも何でも、文脈が分かる程度の長さの原文を抜き書きしてくれれば 能力のあたう限り(かつ酔っている時に限り)で試し訳をしてあげるよ。
346 :
吾輩は名無しである :2009/01/30(金) 05:08:03
>>339 今や、日本で見られないテクストはないよ。全部揃ってる。
>>340 じゃあお前が訳せよ。黎明期の紹介の意義ってことも分からん奴にろくな訳ができると思わんがな。
>>341 まあたしかに田辺は最悪だ。やっつけだね。
>>340 つか新潮のクリスマスカロルはアンの村岡さんの訳だろ
348 :
吾輩は名無しである :2009/01/30(金) 09:58:56
村岡のは「クリカロ」のみならず、 「こぐまのプー」の翻訳もかなり物足りないですよ。 「アン」は原作ともども読んでいないから知らんが。
複数の出版社のディケンズを比べるなんて君達凄いね
日本に現物が全部揃ってるの?
オウエンのために祈りを、の物語中にクリスマスキャロルをピックアップした話がでてきますが ほかにもディケンズの作品がフューチャーされてる作品って何がありますか?
フューチャー?かどうかわからんが ライ麦畑の最初のページに デヴィッド・コパーフィールドみたいなくだんない話 期待してるんなら読んでも無駄だよ、見たいなセリフがある。
まあ、アーヴィングはディケンズ大好きだし、全作品ディケンズ意識してるよね。実際、そういうことインタビューとかでしょっちゅう言ってる。 あとアメ系で他には、グリーンマイルが分冊出版なのはディケンズにならったらしい。 それに若草物語に・・ まあ、いろいろあるさ。イギリスならもっとある。シェイクスピアと同じで数え切れない。
ちょうど上に出てるアンも2冊目でたしかピクウィックを読んでる。
355 :
吾輩は名無しである :2009/02/01(日) 13:30:44
英米の小中学校ではディケンズをくり返し刷り込まれるので、 好きだろうが嫌いだろうが、上等な挿画のイメージも相まって、 個性の強いキャラクター像やエピソードが脳裏にこびりついてしまうのだ。 と、オーウェルは書いていた。 アリー・マクビールが、 初デートはディケンズの話題で盛り上がってそのまましっとりと・・・ と脳内お花畑で盛り上がっているところを、ルームメイトに、確か、 そんなあなたは一生独身がお似合いよ、 とかって水を差されるシーンなどもあったような・・
オーウェルのおかげでディケンズに興味持った
大いなる遺産って哀愁漂うラストだなぁ。 幸せになったのは主人公の義兄ジョーだけってのが特に。
358 :
吾輩は名無しである :2009/03/30(月) 14:48:28
二都物語のダーク・ボガード主演の映画ってDVD化されてたのな それも廉価で。 知らん買った
360 :
吾輩は名無しである :2009/03/31(火) 12:55:17
レンタルや普通ショップには置いていないのか?!! シクシク
361 :
吾輩は名無しである :2009/04/04(土) 00:53:48
バック・トゥー・ザ・フィーチャー・・
362 :
吾輩は名無しである :2009/04/07(火) 22:51:56
ダーク・ボガードのは知らんが、 1935年の映画版(ロナルド・コールマン主演)は間違いなく面白いよ。 邦題は「嵐の三色旗」だったな? 地元(東京南部)のレンタルショップには確か置いてあった。
岩波のオーウェル評論集にディケンズの事が書いてあった
ワロタ
366 :
吾輩は名無しである :2009/04/30(木) 18:22:29
今日、新潮文庫買ってきたアゲ。
367 :
吾輩は名無しである :2009/04/30(木) 18:25:29
買ったの二都物語ね
コパフィールド岩波の図書館で借りて読み終わった。うん面白かった アグネスが報われてよかった ドーラ可愛いよドーラ
>>351 カポーティの「木彫りの棺」の刑事がコパーフィールド読んでた
最初の二三作くらいまではまあありかなとは思ったけどそれ以上は馬鹿馬鹿しくなってくるなこの人の作風と人物描写とプロットは てんかん患者にはウケるだろうが
371 :
吾輩は名無しである :2009/06/07(日) 01:28:44
>>370 そんなあなたは岩波のディケンズ短編集を読むといい
>>368 「ベイビー奥さん」ってのがいいよね
うんありがとうでももうディケンズはいいや たかがしれたし
「リトル・ドリット」が一番好きかも。 お父ちゃんが○○するシーンと、館が○○するシーンは本当に驚いたし、 そこへ致る伏線のはりかたが「荒涼館」「エドウィン・ドルード」以上に推理小説的。 全編通じて緊張感がすごい。 長く不幸な境遇に置かれて少しいじけちゃってるヒロインも可愛かった。
実に愚か(笑)
「ドンビー父子」って昔から名作の一つに数えられてるのに未だにマトモに翻訳されないんだな・・・
376 :
吾輩は名無しである :2009/06/11(木) 06:21:44
ピクウィック・ペイパーズ読み始めたけど年内に読み切れるかな(笑)
377 :
ザ・スミス :2009/06/17(水) 01:11:32
そろそろ『クリスマス・キャロル』でも読もうかな
379 :
吾輩は名無しである :2009/06/17(水) 13:42:40
ステファン・ツヴァイクが評価していたけども、ディケンズの本は英米の家庭の9割にあるそうだ。 確かにディケンズは面白い。「二都物語」には、息をもつかぬようなスリルにも溢れている。 物語の流れにしても、見事と思わず喝采を挙げてしまう。ただ最後の詰めがよくないことが残念。 アナトール・フランスの「神々は渇く」のような結末を迎えているところがいまいちかな。
380 :
吾輩は名無しである :2009/06/17(水) 17:22:10
>>379 そうかな?
「神々は渇く」のガムランは大量殺人者で死ぬべくして死んだ男。ほとんど同情の余地がない。
「二都物語」のシドニーは死なずともすんだ命を愛する女性の幸福のために身代りとして差し出した男だよ。
180度方向性の違う結末だと思うが?
主人公がギロチン台の露と消えるクライマックスは似てるけどね。
382 :
吾輩は名無しである :2009/06/17(水) 19:06:43
荒涼館買ったぜ 前に大いなる遺産買ったけど駄目だった 岩波の短篇集も駄目だったな 最後のディケンズになるかもしれん
383 :
吾輩は名無しである :2009/06/17(水) 19:16:32
荒涼が駄目だったら、最後にクリスマスキャロルを読んでくれ 俺もカパフィールドは駄目だったが、これは好きだった
384 :
ザ・スミス :2009/06/17(水) 22:58:18
385 :
吾輩は名無しである :2009/06/23(火) 13:14:00
ディケンズにも「狂人日記」という作品がある。 こも「狂人日記」は、ディケンズ以外にも、魯迅、ゴーゴリ、トルストイが 題名を拝している。それぞれ皆短編なのだが、全部内容の異なるものだ。 この4人の「狂人日記」を比較するだけでも面白い。
386 :
吾輩は名無しである :2009/06/23(火) 21:39:36
色川武大の「狂人日記」もお忘れなく!
387 :
吾輩は名無しである :2009/06/25(木) 14:59:54
ディケンズの狂人日記って、「ピクウィックペーパーズ」中の挿話で、 ピクウィック氏が牧師から託される‘狂人の手稿'のこと? (これはけっこう怖かった) それとも単体の短編があるのかしら?
388 :
吾輩は名無しである :2009/06/25(木) 22:05:16
「ピックウィックペーパーズ」は読んだことないけども、単体で「狂人の手記」と いう作品がある。岩波の短編集に収まっている。 殺人鬼を扱った作品。 魯迅、ゴーゴリ、トルストイとも違った「狂人の」記録なんだよね。 魯迅は人食いのことを扱い、ゴーゴリは「外套」の延長線にあって、トルストイは 生きるということに主眼を置いている。
>>388 うん、だからそれはピクウィックからの抜粋なんだって。
ディケンズと犬猿の仲だったライバルのサッカレーは日本では全く人気ないね。 世界文学全集にも収録されたこと無さそうだし翻訳ほとんど無いのかな? 岩波文庫の「虚栄の市」とキューブリックが映画化した「バリー・リンドン」しか知らない。
>>390 『いぎりす俗物誌』を読みたいがために、筑摩の世界文学全集を買ったよ。
392 :
吾輩は名無しである :2009/07/30(木) 03:12:59
Wuthering Heightsを読んでるんだが中々骨が折れる 6日かけて半分読めた 結構慣れてきたけど 訳書が何故か手元にあったんで時折確認しながら読んでるんだけどこれはかえってよくないな ますます遅々として進まん Dickensの英語はどんなもんかね David Copperfieldから読んでみようと思ってるんだけど Austenはそんなに難しいのか、怖いわ
393 :
吾輩は名無しである :2009/07/31(金) 16:36:59
>>390 もう一つの代表作、歴史長編の『ヘンリ・エズモンド(恋の未亡人)』
も戦後すぐに訳が出た(村上至孝訳、新月社)。
数年前本の友社から法外な価格で復刻されたはずで、大きな図書館ならあるのでは。
あとは岩波文庫の『床屋コックスの日記/馬丁粋語録』(平井呈一訳)と、
東洋文化社のメルヘン文庫で『バラと指輪』(畠中康男訳)が比較的入手しやすいと思う。
394 :
吾輩は名無しである :2009/08/01(土) 02:12:31
>>392 おうおう、がんばれ。どんどん英語で読みましょう!
6日で半分たあ、ずいぶん速い気もするが、実質何時間くらいですか?
「嵐が丘」は管理人だか庭師だかのぶりぶりのヨークシャー方言を除けば、読みやすい英語だった記憶。
「ジェーンエア」もそう。
ディケンズは今、英語での3冊目をぽつぽつと読んでいる最中。
作品と時期によって文体の質が変わると思うんだけど、ブロンテ姉妹よりは少し難しいんじゃないかな。
長大なワン・センテンスが頻出するからね。
コパフィールドは未読ですけど、敢えてそんなに長い作品から?
読書狂の英国娘もオースティンは骨が折れるけど、読みがいがあるといっていたからなあ。
でも、慣れると病み付きになるんだけどね。
頭がいい汗をかくんだ(笑)
対訳は対照したことがないです。
近年は、気になって記憶に残った単語を後でたまに調べる以外には辞書にはあたらない。
知らない単語は想像で補って読み飛ばす。
リズムを断たれると読書の喜びが半減しちゃうものね。
最初はある程度大きな英英辞書が絶対に必要。
19世紀の文法と単語にちゃんと対応しているやつ。
Oxford Advanced Leaner's Dictionaryなど。
395 :
吾輩は名無しである :2009/08/01(土) 03:22:42
>>394 どんくらいだろ
あっちいったりこっちいったりごろごろしながら読んでおるので
半分を過ぎてからは速度が上がって3日でもう半分を読む勢い
あともう半分の三分の一が残っておるのでちょっと計ってみます
方言の彼はJosephですね
辟易する
彼が登場するとぎくっとする、またこいつかよ、お前の英語分からんけ出てくんなって
Dickensはまだこれよりむつかしいのか
David Copperfieldはずっと読みたい読みたいと思っていた作品なので
僕は分からん単語とか表現をすっとばすことは絶対無い
分かる単語や表現でも記憶がおぼろげだったら調べる
そういう性格なので
紙の辞書を参照するのはそれでも面倒くさいのでネット辞書だけど
古い英語用の辞書は必要なのかな
こんなに古い英語を読むのは初めてだけど文法でひっかかることはない
単語の用法でひっかかるところはあるけども
知ってる単語なのに意味が通らないので辞書を見ると意味が通る用法があってちゃんと(古風)とかarcahicって補足してあってやっぱりそうなんだなって
ownの告白するっていう用法とか
396 :
吾輩は名無しである :2009/08/01(土) 04:28:24
おれは辞書に当たりたい誘惑に必死に抗っていたんだな。 それでも以前はかなり頻繁に調べたんだけどね。 なるべく読書の終了後に、二回以上出現した単語だけを。 これは、読書の愉楽(リズム)を優先させたいのが一つ。 喜びを持って学ぶ、ということが(英語)学習の極意だと信じているからね。 それから、すべての英単語に知悉することなど不可能だし、 そもそもそんなことには意味がないと思うのがもう一つ。 たとえば、「我輩は猫である」には現代では一切使われることのない漢語風の熟語が これ見よがしに頻出するけど、そんなものを逐一調べることは絶対にないもの。
397 :
吾輩は名無しである :2009/08/01(土) 05:07:18
日本語をよんでても辞書は絶対に引くよ というわけで僕は辞書がソバにないとそわそわしてしまって本を読めないのです
翻訳があるなら英語で読む必要なんて無いよ。 日本語より英語のほうが読みやすいというのなら別だけど。
399 :
吾輩は名無しである :2009/08/01(土) 08:21:54
そんなことないよ
400 :
吾輩は名無しである :2009/08/01(土) 15:54:41
文体のリズムとセンチメントや微妙なユーモアは日本語への置換がきわめて困難だし、 そもそも翻訳者自身がそういったものをほとんど感知できていないということもままあるのだ。 何よりも原語にはその時代の空気がそのまま閉じ込められているのだからね。 原語で読めるのならば、もちろんそれにしくはない。
原語→自分 と 原語→日本語→自分 でどちらが失われるものが多いかと言う話だけなんだよね。 日本語で書かれた本でも、失われるものはある。
402 :
吾輩は名無しである :2009/08/03(月) 03:55:19
ピクウィック・ペーパーズ、2ヶ月近くかけてやっと半分。 その間に、後発のレ・ミゼラブルをほとんど終わり近くまで読んじゃった(笑)
403 :
吾輩は名無しである :2009/09/05(土) 23:12:14
・ディケンズの親父が破産した時に債務者監獄に家族で(ディケンズ自身は除く)入ったと いわれているが、個人の債務で家族も連帯責任(or強制的相続)になるのか? それとも単に親父だけ強制であとは住むとこが無いから入っただけ? ・靴工場に奉公に出されたのは親の借金のカタ?(強制的相続や世襲債務奴隷は当時あったのか) それとも単に生活費のため?
404 :
吾輩は名無しである :2009/09/06(日) 22:42:29
アホ大学生で夏休みの課題に大いなる遺産読んだけどつまんなすぎ 特に上巻 無駄な描写多くて読むのつかれる。パンにバター塗ったとかどうとかどうでもいい でもそれも文学なのかね・・・ 改めて低脳を身に染みた
ディケンズはね、もう品切れになっいる作品の方が面白い。 「荒涼館」」「骨董屋」「ピクウィッククラブ」「バーナビィラッジ」etc......
406 :
吾輩は名無しである :2009/09/08(火) 01:23:43
「大いなる遺産」は英語で読んでかなり感動したけどね。 全編を通して地の文体に滲むやわらかくて繊細なセンチメントとユーモアが深く胸に染みるんだ。 プロットとキャラクターの面白さだけの小説じゃあないんだよ。 ああいうものは翻訳だとどうなんだろう?
407 :
吾輩は名無しである :2009/09/08(火) 17:29:36
やはり翻訳ものは、どんな外国の文豪の作品でも、「翻訳者の言葉・文章」 になってしまうからね。だから自分は近代日本文学ほど、外国文学には のめり込めない。(原文読める語学力があればねえ。)
408 :
吾輩は名無しである :2009/09/20(日) 18:02:00
・ディケンズの親父が破産した時に債務者監獄に家族で(ディケンズ自身は除く)入ったと いわれているが、個人の債務で家族も連帯責任(or強制的相続)になるのか? それとも単に親父だけ強制であとは住むとこが無いから入っただけ? ・靴工場に奉公に出されたのは親の借金のカタ?(強制的相続や世襲債務奴隷は当時あったのか) それとも単に生活費のため?
Little Dorrit の中に家族は強制ではないというような会話ならあった。
この人、「仕事」が嫌いだよね。 「デイヴィッド・コパフィールド」も「オリバー・ツィスト」も、 主人公が、働かなくても食っていける境遇になって、ハッピーエンド。
411 :
吾輩は名無しである :2009/09/23(水) 19:11:05
>Little Dorrit の中に家族は強制ではないというような会話ならあった。 何で妻、娘たちも入ってるの? しかも主人公は、仕事に行った後に監獄に帰っているし。 アパート暮らしとか、寮暮らしとか、住み込みとかしたほうがいいのでは(当時の庶民なら住み込み労働はよくあるよな)
412 :
( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw :2009/10/04(日) 23:08:13
バルザック、スタンダール、ドストエフスキーなどはたまにリバイバルされ新訳も多く出ておりますが、ディケンズと言えばいまいち振るわないような気がしますねぇ(笑)おやはや(笑) ディケンジアンにとってはかなしいことです(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
ディケンズはドストやバルザックのように文学者風を吹かした作品を殆ど書かなかっただけの事。 彼の作品は、肩の力を抜いて読み進められるところに大きな魅力があるんだよ。
>>413 ドストエフスキーやバルザックを読んだことある?
無いだろww
416 :
吾輩は名無しである :2009/10/07(水) 18:04:07
まったく、好きな(偉大な)小説ベスト100アンケートの上位が ドストエフスキーとカフカだらけになっちゃうような異様な国だからな・・・ ほとんどきちがい沙汰じゃないか(笑) ドストエフスキーのごときは、哲学的寓話、知的エンターテイメントとして ゆとりを持って楽しんでおれば十分だと思うんだが、 しかめっ面して肩肘張って大上段に構えたハッタリにたやすくたらし込まれちゃう ナイーブでそそっかしい人ばっかりなんだから。
しかしああいう類を見ればこの国の文化人とやらのスノッブぶりが良く分かりますねぇ(笑)おやはや(笑) とりあえず世間受けが良い物を上げておけばよい、と(笑)
ディズニーが映画「クリスマスキャロル」やるようだけど
419 :
吾輩は名無しである :2009/10/14(水) 01:22:36
「ピクウィックペーパーズ」 やっと残り100pを切った。 読み始めてどれくらい経つか、もう思い出せない(笑)
420 :
吾輩は名無しである :2009/10/14(水) 01:28:07
俺も『デヴィッド・コパーフィールド』読み始めて5年経つが、まだ3巻 の最初のほう。読了はいつになることやら。トホホ…
421 :
吾輩は名無しである :2009/10/14(水) 02:35:45
実はディケンズの作品ほとんど持っているが、死ぬまでに読み終える 自信がない。この作家ひとつの作品が長すぎる。
422 :
吾輩は名無しである :2009/10/14(水) 03:42:30
あらら・・ おれの「ピクウィック」はそれでもまだ四、五ヶ月で、 昔の英語にもめげずにどうやら読み通せそうなくらいには十分面白いんだからね! (その合間に「レミゼ」他何冊か読み終わっちゃったけどw) みんなも、へこたれないで(笑)
423 :
吾輩は名無しである :2009/10/16(金) 14:23:23
ディケンズでは『骨董屋』がいちばん気に入っている。この作では、人物造形 と物語が絶妙なバランスを保っていると思う。ちくま文庫はいまや絶版。貴重 な本である。まだ読んでないディケンズ好きにお勧めしたい。
424 :
吾輩は名無しである :2009/10/16(金) 16:10:11
骨董屋、いいね。自分も大好き。 それからミステリー仕立てのバーナビィ・ラッジや荒涼館もいい。
425 :
吾輩は名無しである :2009/10/17(土) 19:49:39
『荒涼館』はあまり好きではない。展開があまりにもゆっくりで少々退屈だ。 構成的には立派だが。
426 :
吾輩は名無しである :2009/10/24(土) 05:08:55
「ピクウィック・ペーパーズ」読み終わった。 主役の一人サム・ウェラーと彼の眷属が交わすロンドン訛りの非標準英語の会話で、 だいぶ笑いのツボを見逃しているのだろうとは思うけれど、それでもとっても面白かった。 ディケンズは間違いなく、ユーモアの天才だね! 確かに、ロシアの暗黒小説なんぞが無闇に有難がられながら、 こんな才気あふれる、万華鏡のようにチャーミングな小説が閑却されたきりだなんて、 ほんとうに日本は変てこな国だよ。
そうなんだよなあ。
ディケンズよりもゴーゴリやドストのほうがユーモアの天才だと思うが 何を面白く感じるかは人それぞれだな
429 :
吾輩は名無しである :2009/10/25(日) 02:11:44
ほらね。日本でカルトが繁盛するわけだよ。
ゴーゴリはユーモアで言うならばたいした作家では無いのですよ(笑)ゴーゴリは技法のみに優れた作家であって、これはドストエフスキーもそうなのですよ(笑)
>>428 さんがユーモアの天才だと思う所以は何故です(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
ですがディケンズはユーモアと技法と両方を備えた作家ですからねぇ(笑)いわば完璧な作家なのですよ(笑)完璧であるが故に省みられない、そんな作家です(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
この国で受ける作品はあえて作品として不完全に作っておき、それで読ませる、というものばかりです(もちろんそれこそが日本の美である、という見方もあり、それも聊かの肯いをしなければならないところでしょうけれども、
外国の小説までそれを要求するとは困ったものです(笑))そして、その不完全なところが存在するゴーゴリやドストエフスキーはそれにぴたりと嵌り結局は都合のいい読物としか見られていないと言う訳です(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
431 :
吾輩は名無しである :2009/10/25(日) 02:58:22
>428は勢い任せの軽口に過ぎないだろうし、 クリスマスカロル以外のディケンズを読んだことがあるとも思わないけど、、 もしも本気でそう信じているなら、 彼らの天才の片鱗を感じさせる一部分をぜひここで紹介してくださいね。
ディケンズ如きの前にまずドンキホーテだろ
428だが適当な軽口に過ぎなかったすまん忘れてくれ ぼくは自分の人生のヒーローってことになれそうにはなさそうだ
434 :
吾輩は名無しである :2009/11/07(土) 06:51:20
426です。 月間連載の依頼を受けて処女小説「ピクウィック・ペーパーズ」を書き始めた時、 ディケンズはもちろん無名で、若干23歳! 序盤は、お人好しで単純なピクウィック氏と愉快な仲間たちのお笑い漫遊記といった体裁の、 farceにとどまっていたものが(それでも随所に爆笑を誘うくだりがあるのですけど)、 連載に伴って多彩なキャラクターが加わり、同時に主要登場人物の人格も徐々に 深みを増してゆき、やがてはリアリティを獲得し、 連載終了時にはディケンズの名は全国に轟き渡り、 単行本の売り上げは歴代の記録を軽々と塗り替え、 (しばらく後に)同年輩のサカリーをして 「百年後にも絶対に忘れられることはないコメディ」と言わしめ、 下層階級の子供から特級エリートまでがあまねく熱中する、 (ここがディケンズの一番すごいところでしょう?) まさに、国民の愛読書となっていたそうです。 ピクウィック氏の引退を描くフィナーレは、ユーモアをたっぷりまぶせつつも、 なおまったく感動的でした。 こんなに面白い本が広く知られていないことは、とっても残念です。
435 :
吾輩は名無しである :2009/11/07(土) 15:24:06
ユーモアは文学においてとても大事な要素なんだが、生真面目な日本人は笑える 作品を見下してしまうのだろうな。
単純に英文学は馴染みが薄いんだろう だいたい、露・独・仏から入るからね ドストやゴーゴリだってロシアの文豪ではユーモアのある方だと思うよ チェーホフはユーモアというよりはイロニーだろうし 真面目な話、ユーモアなしに人間や社会を描いていたら発狂するよ イギリス人はそこら辺がよく分かっていたような気がするな
437 :
吾輩は名無しである :2009/11/30(月) 01:55:47
おお、ディケンズ、突如ブームが来ないものか。『リトル・ドリット』『マー ティン・チャズルウィット』『我らが共通の友』『ハード・タイムズ』『ニコ ラス・ニクルビー』読まれざる秀作がよみがえる日を。
438 :
吾輩は名無しである :2009/12/05(土) 00:58:23
バルザックとゾラは最近多くの作品が読めるようになった。 次はディケンズだろう。英文学者と出版社、がんばれ。
439 :
吾輩は名無しである :2009/12/05(土) 12:17:16
ディケンズとドストエフスキーを、対立の図式で考えているやつは何なの? どっちも好きだろ、文学愛好家なら
440 :
吾輩は名無しである :2009/12/05(土) 13:22:06
>>439 日本人でアイロニーのことをイロニーって言う奴初めて見たwwwフランス語でもやってたのか?
442 :
吾輩は名無しである :2009/12/05(土) 14:12:11
まちがえんな、コラ
柄谷もイロニーっていってたな
444 :
吾輩は名無しである :2009/12/06(日) 23:53:56
ディケンズを語れや。
445 :
吾輩は名無しである :2009/12/07(月) 12:10:50
ェイロニェ
クリスマスキャロルって、 今時分読んだ方がいいの? 隣で物色した人が買っていった
>>446 クリスマスの話だから今時分が良いでしょうね。
夏などに読むより、やはり冬。
できれば12月に読むのがいいと思います。
今日、店に行って 気持ち悪い帯があって売れてる理由が分かったので またにした
俺は毎年、クリスマスカロルをお盆に読んでる
450 :
吾輩は名無しである :2009/12/12(土) 03:27:16
『クリスマス・キャロル』は講談社文庫版を持っている。いつの間にか絶版。
451 :
吾輩は名無しである :2009/12/13(日) 00:53:47
クリスマス・キャロルはいま映画やってるから、その影響も強いだろうね。
映画やってますとかになると 一気に読む気が失せる 逆で感謝することもあるけれど
453 :
吾輩は名無しである :2009/12/13(日) 10:28:14
映画やっているにも関わらず、原作者の名前が全然浸透しない。 同世代なんて、ほとんどディケンズだれそれだよ。 なんだかんだいって、近くに話せる人がいないのは悲しい。 俺はいま、ピクウィック・クラブ読んでる。 さすがディケンズだわ、声出して笑ってしまう。
454 :
吾輩は名無しである :2009/12/14(月) 00:44:43
ねー、サンドイッチの持って行き場がなくなっちゃった!とか、 決闘や狩猟の場面、その他もろもろ、ほんとにユーモアの万華鏡だよ。
455 :
吾輩は名無しである :2009/12/19(土) 21:08:26
次は『リトル・ドリット』を読もうかな。
>>436 ちゃんとした精神状態を保つのにはユーモアとかアイロニーは必須なんだろうね。
政治に対する態度を見るとよくわかる。日本人はネットなんかで「死ね、売国奴!!」とか「ネトウヨ乙」なんて顔真っ赤にして鼻息荒く書いてるよね。
一方で、欧米では政治を題材にした風刺画とか2コマ漫画でユーモアを交えて痛烈に皮肉ってるのを見ると、健全な精神の保ち方を文学とかで感覚的に身に付けてきたように見える。
その頃イギリスでは、 日本では300年も前に市民文化が栄え、紙媒体で政策批判がされていたのに、ロンドンではテロとデモばかりでダメポ と嘆くのであった。
458 :
吾輩は名無しである :2009/12/25(金) 15:08:14
いや、次は『ハード・タイムズ』を読もう。今まさに不況時代だから。
459 :
吾輩は名無しである :2009/12/25(金) 16:54:40
ディケンズってクリスマスキャロル以外ろくな作品ないらしいですね
460 :
吾輩は名無しである :2009/12/25(金) 18:13:31
まあ下手な釣りだこと。
461 :
吾輩は名無しである :2009/12/25(金) 19:56:01
ディケンズって「クリスマス・キャロル」以外傑作らしいですね。
時計のバンドプレゼントする奴?
463 :
吾輩は名無しである :2009/12/26(土) 19:24:12
それはO・ヘンリーだろ。
464 :
吾輩は名無しである :2009/12/31(木) 03:03:19
賢者の贈り物
465 :
吾輩は名無しである :2009/12/31(木) 20:53:58
今、大いなる遺産よんでいるけどすごくおもしろい ところで昔日本の英語の教科書(「ジャック&ベティー」)の 中学3年生の終わりくらいにディケンズの原文(確かデビコパだったと思う) を学ぶようになっていたらしい 中学3年でディケンズはいくらなんでも・・・・
466 :
吾輩は名無しである :2009/12/31(木) 22:26:05
今年も「デヴィ・コパ」読み終わらなかった。
立正
たった今、太田なる胃散を読み終わった。 評判どおりいい作品だった。 ジョーの人間性が素敵すぎる。 パンブルチュック死ね! エステラには記憶が全くないだろうけど、マグウィッチとモリーとともにこの家族が一同に介するシーンがあってもよかった気がする。
469 :
吾輩は名無しである :2010/01/04(月) 00:38:04
ディケンズに駄作なし。
470 :
吾輩は名無しである :2010/01/08(金) 12:17:48
大いなる遺産の ジョーっていいよね 100年以上のイギリスの架空の物語なのに 「ジョーに会いたい」と思ってしまった
471 :
吾輩は名無しである :2010/01/08(金) 12:52:55
名作だが冗長な気もするが…
472 :
吾輩は名無しである :2010/01/08(金) 13:22:50
ディケンズの長編はどれも冗長だ。
473 :
吾輩は名無しである :2010/01/15(金) 14:52:20
『デヴィッド・コパーフィールド』読んで愉しめた人 どんなところが面白かったか教えてくれ。
474 :
吾輩は名無しである :2010/01/18(月) 15:27:38
大いなる遺産が冗長って(笑)
山本あるいは山西訳が冗長、ということでは(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
476 :
吾輩は名無しである :2010/01/18(月) 15:58:51
原語のかもす馥郁たるユーモアとセンチメント 行間に匂い立つ気品、色艶 リズム ありがとうディケンズ
しかしディケンズは訳に恵まれません(笑)出たとしてもハードカバーが殆どであり、文庫として人に読まれることは殆どありませんからねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
古いけど旺文社文庫版の「二都物語」はいい訳だと思う 異論はいくらでも認めるけど
479 :
吾輩は名無しである :2010/01/19(火) 15:46:16
ちくま文庫で過去いろいろ出してくれたんだけどね。 殆ど品切れなのが残念。古本で見つけてもそれなりの値段するし。
北村某の訳は非常に粗悪という話ですけれども、如何でしょうかねぇ(笑)確かに「骨董屋」あれは読めません(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
481 :
吾輩は名無しである :2010/01/20(水) 01:40:32
オースティンは易しいよ
482 :
吾輩は名無しである :2010/01/22(金) 23:37:38
北川悌二な。おれは普通に読んだけどな。悪訳とは思わんな。
おやはや(笑)北川でしたか(笑)ですけれども、それは翻訳作品の悪文に慣れきったからなのでは(笑) 日本文学で一流の言葉遣いをする者を呼んだ後に読むと如何でしょうか(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
484 :
吾輩は名無しである :2010/01/23(土) 00:24:11
それを言い出したら、ほとんどの翻訳が駄目ということに なっちまうだろうが。外国語を訳す以上、その言語の特性を 訳文がはらむのはやむをえない。
485 :
吾輩は名無しである :2010/01/23(土) 00:30:32
>479 ちくま文庫があんなにたくさん出してくれたのに何故買わなかった? 本はいつか絶版になるものなんだから、すぐ読む気がなくとも 買っとくべきだ。おれはディケンズの文庫あまり読んでないが、 全部買ってあるぜ。老後の愉しみ。
>>484 北川は特別酷いのでは(笑)では北川訳のどこがいいのか言えますかねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
古い悪訳は駆逐しなければならぬです(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
487 :
吾輩は名無しである :2010/01/23(土) 00:58:26
そっちこそ悪訳だという根拠を示せよ。
マーティンチャールズウィットの冒頭序文をば(笑)酷い文章でしょう(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
筆が滑りました(笑)「チャズル」ですねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
490 :
吾輩は名無しである :2010/01/23(土) 01:17:56
いま『骨董屋』の訳文を論じてるんだから、他の訳は措いとけよ。
おやはや(笑)ただいまどこかに行ってしまっておりますからねぇ(笑)ですが冒頭部でもお示しいただければ、すぐに悪訳を指摘して差し上げましょう(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
492 :
吾輩は名無しである :2010/01/23(土) 01:38:43
おやすみ。
おやはや(笑)おやすみなさい増し(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
494 :
吾輩は名無しである :2010/01/23(土) 12:41:24
最後の文章「わずか数年の年月がひきおこす変化はこうしたもの、 そして、語り伝えられる話のように、すべてのものは消え去って いくのだ!」とくに問題はない。
495 :
吾輩は名無しである :2010/01/23(土) 14:23:00
花岡のクリカロは確か酷かったな。 狸君、中野好夫はおkなのかね?
496 :
吾輩は名無しである :2010/01/23(土) 18:01:35
中野好夫こそ意訳しすぎで違和感があるなあ。
>>494 おやはや(笑)酷い駄文です(笑)
原文は、
"Such are the changes which a few years bring about, and so do things pass away, like a tale that is told!"
でして、few yearsはそれだけで数年という意味なのです(笑)それをこの訳者は僅かなどという余計な形容動詞をつけて、文自体をもたつかせるきっかけを作っておる、愚かな訳者です(笑)
「ひきおこす変化はこうしたもの」を後半部に持ってきており原文の語順をひっくり返しておる(笑)後半の文もまさにそのパターンです(笑)これだけの文でこの程度なのですから他の文章なんぞの程度なのでしょう(笑)
「こんなことが、数年のうちに起こったのだった。そして、全てはやがて去りゆくのだ、このお話のように。」
如何です(笑)余り上等な訳とはいえぬかもしれませんが、少なくとも北川某なんぞのよりは幾分かましになったはずですねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
最後のクエスチョンマークなんぞも日本語では余韻を出させるために省くのが宜しいでしょう(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
498 :
吾輩は名無しである :2010/01/26(火) 00:20:17
いやいや特に悪訳とはいえないよ。なぜそうむきになって翻訳あらさがし ばかりするのかねえ。生産的ではないな。
おやはや(笑)その理由はいかが(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
「語り伝えられる話のように」というのも変ではありますねぇ(笑) "a tale that is told"なのですから、「このお話」としたほうが宜しいのでは(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
501 :
吾輩は名無しである :2010/01/26(火) 01:11:36
おれの方が翻訳に寛容なのだろう。おれが悪訳だと思うのは誤訳のオンパレード か日本語の文章が読むに耐えないものかのどっちかだ。 例としては、高村勝治訳のフィッツジェラルド『楽園のこちら側』が挙げられる。
“おとぎ話のように”じゃないの? まあ、翻訳者のくせにセンスが悪いのは同意するけどさ。
503 :
吾輩は名無しである :2010/01/26(火) 23:43:25
北川訳は名訳ではないが、さりとて悪訳というわけでもない。 この程度の翻訳なら世のなかにあふれている。 いちいち目くじらたてるのも大人げない。
504 :
吾輩は名無しである :2010/01/26(火) 23:45:40
( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw とは? 学歴コンプレックスを満たすため乱読の教養俗物となり2ちゃんねるのおもに 文学板に駐在し、蘊蓄と屁理屈、多数の自演で利用者に絡み虚栄心を満たそうとする、 推定中高年、無職のネット廃人 武陽隠士という同じく2ちゃんねるに徘徊する自演魔で教養俗物、推定中高年に敵意を抱いており お互い自演を繰り返し無益で低レベルな論争を展開してきた歴史がある 特徴としては多数のコテを使い分け、さらに名無しで「よくやった狸!」「狸もたまにはいいこというな」などと 自画自賛する 知識はあるが知性はない また、おもに文学板でスレッドを乱立するなどが挙げられる
505 :
吾輩は名無しである :2010/01/27(水) 01:13:05
学歴コンプレックスねえ…たとえば成城大出身とか?
6389
大いなる遺産読了。 クリスマスキャロルしか読んでなかったが、ディケンズいいな 次はデビコパいくか・・
509 :
吾輩は名無しである :2010/02/02(火) 02:06:03
狸よ北川訳の悪口は終わりか?
狸もたまにはいいこというなあ
511 :
吾輩は名無しである :2010/02/05(金) 14:30:52
どれがいいこと?
512 :
ザ・スミス :2010/02/05(金) 15:12:13
ザ・スミス訳がいいんじゃないかな。 「わずかな歳月がひきおこす変化なんてたかだかこんなもので、 あらゆるものは消え去っていくんだ。ちょうどこのお話のようにね!」
513 :
吾輩は名無しである :2010/02/05(金) 15:31:32
「このお話」というのは変な訳だ。
514 :
吾輩は名無しである :2010/02/05(金) 20:54:46
小池滋訳ってどうよ?
狸がいなくなってもうた。
516 :
吾輩は名無しである :2010/02/06(土) 01:28:02
バルザックスレに出現。
ビディたん萌え
ピクウィック・クラブおもしろいね。 ウィンクルが堪らないわー。
519 :
吾輩は名無しである :2010/02/07(日) 03:38:09
ピクウィック・ペイパーズ、最高でしょ? ピクウィック氏の引退演説なんか、もう、ちょっと泣けてきちゃうし。
え・・・ピクウィック引退するの・・・ 初耳だよ・・・
521 :
吾輩は名無しである :2010/02/08(月) 01:02:23
ピクウィック読みたいぞ。本くれ。
522 :
吾輩は名無しである :2010/02/08(月) 02:56:31
ペーパーバックなら新品1500円以下だよ。 買え。
原書とか・・・。 三笠書房の5000ぐらい出して買ったけど、その価値は十分にあった。個人的にはね。 文庫本でもそれぐらいじゃない? あとは図書館で探すんだ。
524 :
吾輩は名無しである :2010/02/09(火) 00:06:58
おまえのをくれ。
526 :
吾輩は名無しである :2010/02/12(金) 02:57:14
ピクウィック、めちゃくちゃ面白いんだけどなあ。 なんでこんなに素晴らしい本を日本人は読もうとしないんだろうか?
527 :
吾輩は名無しである :2010/02/12(金) 10:45:51
…入手しずらいから
528 :
吾輩は名無しである :2010/02/12(金) 14:51:11
そういやあ、かつて雑誌で、ある文学関係者(誰かは失念)がいろんな 出版社の世界文学全集のディケンズの巻だけを収集していて、ずらりと本が 並んだ写真を見たことがある。他の作家でなく、ディケンズというのが ミソだと感じた。大作家なのに入手しづらいし、あったかいイメージだから。
529 :
吾輩は名無しである :2010/02/12(金) 15:01:50
ディケンズ全集どこも企画してないのかねえ。
>>525 読んでないけどごめん。
凝縮訳って、あまりいい印象はないなぁ。
ページ数とかから考えると1/3ぐらいになってそうだから、相当削られてるんだろうね。
もとを読んだ感想から言わしてもらうと、ピクウィック・クラブはどのページも
落とせないほどおもしろさが散りばめられてたよ。
あれが大方削られると思うと・・・
531 :
吾輩は名無しである :2010/02/13(土) 16:38:11
おれも去年読んだばかりだが、あの本には全編に精神の活力があふれていて、 無駄、冗漫に感じられる部分なんてなかったと思う。 どうやってあれを削るのかね? ディケンズが出版されないのは、翻訳できる者がいないからなのか? それとも需要がないと思われているのかしら?
532 :
吾輩は名無しである :2010/02/13(土) 16:49:24
あまり売れないんだよ。でも、同じく売れないバルザックは、創元社が 全集を出し続け、藤原書店や水声社が作品集を出しているのを見ると、 出版社の心意気ひとつだと思うんだがな。
中学高校とかで読むべき必須本とかにしたら売れるんだけどね車輪の下みたいに
534 :
吾輩は名無しである :2010/02/14(日) 23:24:20
貧困問題が渦巻く中、 ディケンズの本はやはり読む価値があるかい?
535 :
吾輩は名無しである :2010/02/14(日) 23:47:50
今、『派遣切り』について社会的に疎外された孤独感が問題になりますが、 それは産業革命の時にもあったことです。 逆に言えば、今僕らは新しい産業革命の中にいて、 僕ら自身のディケンズを求めているとも言えます」 村上春樹の言葉から
536 :
吾輩は名無しである :2010/02/15(月) 00:21:48
ディケンズは貧困も描いた作家だ。どんな時代になろうと、価値がある。
537 :
吾輩は名無しである :2010/02/15(月) 01:09:21
ああ、仕事引退して、好きなだけディケンズ読む生活送りたい。
BBC制作の「ブリーク・ハウス」と「デビット・コパーフィールド」と「リトル・ドリット」を見て なんか独特の雰囲気が共通したドラマだなと思ったら同じ作家の原作だった コパーフィールドは後半が明らかに駆け足なつくりだったので原作をじっくり読んでみたいと思い しかし訳者や出版社を選ぶに迷ってこのスレに来て、岩波が間違いないとわかりました ありがとうございました と書き込もうとしたらブラウザが強制終了したのは呪いですか
539 :
吾輩は名無しである :2010/02/17(水) 16:28:58
いいえ、ケフィアです
540 :
吾輩は名無しである :2010/02/18(木) 02:02:35
『リトル・ドリット』って、どうよ。
どれも同じよ
543 :
吾輩は名無しである :2010/02/18(木) 15:05:37
名作のドラマ化にはがっかりさせられるものも多いけど、 ディケンズの映画版には卓越したものが多いな。 全部モノクロだが、1935年の「孤児ダビド物語」(おいおいw)と 「嵐の三色旗〜二都物語」、46年の「大いなる遺産」と 48年の「オリバーツイスト」の四つは誰にでもお勧めできる文句なしの傑作。 特に後の二つは、エクスクラメーション・マークを恥じらいもなく二つ三つ つけたくなるくらいに素晴らしいのでぜひぜひ。
ドストエフスキーもカフカも、ディケンズが好きだった。 大江健三郎はハックルベリー・フィンが好きだった。
545 :
吾輩は名無しである :2010/02/19(金) 18:59:38
リトル・ドリット、どんな話?
犬が迷子になるはなしだろ
547 :
吾輩は名無しである :2010/02/20(土) 13:53:06
またまたー
おやはや(笑)さて果て(笑)
たぬき久しぶり
>>543 その大いなる遺産ってデビット・リーンのだよね?
二重に見てみたい映画だけど、稀少すぎて・・・。
「嵐の〜」は見た、ラストが印象的だった。
550 :
吾輩は名無しである :2010/02/21(日) 02:19:58
リーンの『大いなる遺産』はイギリスでは最高の評価だよね。 かなり映画は見ている俺もじつはまだ見たことないんだ。
ピクウィックに出てくるタップマン氏は、女好きのくせして 売れ残りの叔母ウォードルなんかに惚れたのはなんでだ?
552 :
吾輩は名無しである :2010/02/22(月) 01:41:34
まさしく女好きだからさ。ストライクゾーンが広いんだ。
553 :
吾輩は名無しである :2010/02/28(日) 01:00:21
4月16日刊 チャールズ・ディケンズ 『イタリアのおもかげ』 (岩波文庫)
554 :
吾輩は名無しである :2010/02/28(日) 01:41:56
そんなものより長編小説を出せよ。 『ドンビー父子』とか。
>>553 それって今度新刊(復刊)で出るってこと?
でも、岩波のサイトにはのってないけど・・・。
世界や図書には早く出るけど、それなんじゃ
この人ほど代表作がはっきりしない作家もいないね。 文学全集によっても大いなる遺産や二都物語とか別の作品が入ってたり 最高作はデビッドコパヒとか言われてたり
559 :
吾輩は名無しである :2010/03/05(金) 00:49:24
そんなの決める必要ないやね。人それぞれ好きな作品を持てばいい。
大いなる遺産が最高傑作って昔から決まってるだろ
561 :
吾輩は名無しである :2010/03/05(金) 14:35:34
決まってないって。
最高傑作はThe Cricket on the Hearth
563 :
吾輩は名無しである :2010/03/06(土) 03:07:47
ディケンズとバルザックどっちが偉大?
自分的に世界文学全集は基本的に 集英社の奴が一番いいんじゃないかなって思ってるだけど ただその中でディケンズの作品はリトル・ドリットになっているんだよね。 この全集のここの点のチョイスだけが納得いかない。
…ああいうのはね、でも、ちょっとだけの差異がしっかし重要な セールスポイントではあるんだなー(笑 他所のには入ってないとか、 本邦初訳なんてなww あとね、あの88巻もの(ベラージュ版)て案外 ボリュームないですよ? たぶん筑摩の70巻もの全集よりもトータル では収録少ないとおも。一冊一冊が薄いんだよね。それこそ判型一緒の 「世界の文学」なり「20世紀版・世界文学全集」と比べるとよく判る。 まー基本的に(てかたぶん全部)抄訳はないのが長所といえば長所かな…。 造本も、「世界の文学」と競べると少しく安い。見た目は割と良いんだけども。 ちなみに集英社は66巻もの(デュエット版)に入ってるデビコパは抄訳っす。 買おうか思って手にはとったが、だもんでやめたという。
あww 比べる
568 :
吾輩は名無しである :2010/03/09(火) 01:30:38
『リトル・ドリット』いいじゃない。集英社の全集、おれもかなり好きだが、 バルザックとゾラが文庫でも読める長編なのが気に入らない。『ベアトリックス』 『壊滅』だったらよかったのに。
569 :
吾輩は名無しである :2010/03/14(日) 00:16:45
集英社の別の世界文学全集では『バーナビー・ラッジ』が入っている。
リトル・ドリットは文庫化されておるでしょう(笑) 「バーナビー・ラッジ」の文庫化を是非、といったところでしょうかねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
571 :
吾輩は名無しである :2010/03/20(土) 15:34:04
マーチン・チャルズイットって文庫では読めないよね あれは全集とかでないとよめないの? 村上春樹の1Q84で登場人物が女子大時代に「マーチン・・・」 の講義を受けていたことの話をしていたものだから つい気になってしまう
572 :
イノウエ・アル :2010/03/20(土) 16:05:58
>>563 ふたりとも大量に書いているので安易な決めつけはできませんが、
ごく私的な感想でいえば、好々爺のような親しみやすさはディケンズだけど...
本当に個人的な趣味ですがバルザックのほうに軍配が...
573 :
吾輩は名無しである :2010/03/20(土) 17:54:31
『マーティン・チャズルウィット』ちくま文庫から出ていた。 1996年だ。数年で絶版。今は古本を探すしかない。
574 :
吾輩は名無しである :2010/03/20(土) 19:14:35
ディケンズ全集は我が国では出版されていない。
「ヂツケンス物語全集」と題したものなら、松本泰・恵子夫妻訳のがあるが
576 :
吾輩は名無しである :2010/03/20(土) 20:19:23
あれは全作入ってないし、抄訳が多い。
>>571 >マーチン・チャルズイット
ちくま文庫から出ていたけど、今は品切れ中。
>>576 日本で全集の出ている外国の作家はいますか?
>>578 ドストエフスキーとカフカくらいかな。
トルストイもバルザックも、作品集とよぶのがふさわしいし。
そういえばサッカレーやトマス・ハーディも全集出てないな。 イギリス文学でまともな全集が出ているのは、現代の作家を除いては、シェークスピアとブロンテ姉妹くらい? あとは作品の少ないオースティンとか。
581 :
吾輩は名無しである :2010/03/22(月) 00:24:15
スタンダール、フローベール、メルヴィル、フォークナー、ヘミングウェイ、 ゴーゴリ、チェーホフなどの全集が出ている。
582 :
吾輩は名無しである :2010/03/22(月) 01:15:07
グレアム・グリーン ボリス・ヴィアン ゲーテ
583 :
吾輩は名無しである :2010/03/22(月) 16:08:21
中古でガリバー・スウィフト買ってきた。
いまオリバー上を読んでるけど、所々に俺の頭では理解しがたいディケンズの哲学がはさんであるね。
19世紀は毛も生えてない子供でも酒買えるんだな。
石塚訳のコパフィールド読んでてすごく読みやすいし面白いんだけど 意図のわからない傍点がよくある。「ぼくは〜〜だった」の「だった」に傍点とか。 原文にも というか英語にも傍点てあるの? 実話とフィクションの割合がどのくらいなのかわからないけど ユライアの眉毛はともかく睫毛も一本もないとかって人物像は創作なんだろうか 実際に睫毛がないとまぶしくてたまらず細かいゴミは直撃するしで大変らしいけど
587 :
吾輩は名無しである :2010/03/27(土) 15:21:13
講談社が1980年前後に出した103巻の世界文学全集はいい選択をしている。 『ミドルマーチ』『オブローモフ』『鳩の翼』『エゴイスト』『ペテルブルグ』 『かみそりの刃』『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』『生命ある若者』などが 入っている。ちなみにディケンズは『エドウィン・ドルードの謎』。
「忍術小僧」の原文って何?
「オリバー・ツイスト」のラブシーンはいらないな。 とくにバンブルのアプローチや部屋の物色が気持ち悪いw
590 :
吾輩は名無しである :2010/04/22(木) 01:28:24
オリバー・ツイスト本人は運命に翻弄されるだけの ただの良い子ちゃんでしかなく、 あの小説の魅力はむしろ脇役のキャラと 傍系のエピソードの数々にこそあると思うんだけど。 バンブルが突然牙をむいたコーニー夫人にボコられるシーンとか 笑い転げた記憶があるが。
面白い! けど、長いorz...
592 :
吾輩は名無しである :2010/04/27(火) 18:05:25
オリバーツイスト、凄いよ。 忘れ難いエピソードが数多く、キャラクターの個性も多彩で強烈。 膨大な数のシークエンスの一つ一つのドラマチックな盛り上がり方が尋常じゃないんだから。 終幕の大捕り物と死刑を待つ独房のファギンの描写にはもう鬼気迫るドライブ感があるもの。 ディケンズ、まだ25才だよ!!
593 :
吾輩は名無しである :2010/05/09(日) 21:17:56
貧困問題に関心のある人は オリバーツイストは読むべし
「独り身ならどんなに身入りが少なくとても気楽にやってけるが、 世帯を持つといくら稼いでも十分すぎることにはならない・・」 オリバーツイストから得た有り難いお言葉
596 :
吾輩は名無しである :2010/05/24(月) 13:39:30
'Bleak House'ちんたらを読んでるんだが、実験的で不規則なかなりやっかいな文体だな。 頻発する時事ネタがそこにたたみかけてくるのでなおさら困る。 他の数冊のディケンズでは一度も読みづらいとは感じなかったし、 オースティンもウルフもまったく苦にならないのになあ・・ いやあ、これを翻訳した人、偉すぎるわ。 たとえ誤訳が百カ所くらいあったとしても、だ。
597 :
吾輩は名無しである :2010/05/29(土) 20:17:09
「イタリアのおもかげ」を読んでる最中。 訳はイマイチという感じかな。本邦初訳なのは原文自体が結構ややこしいのかもしれん。 人間観察に乏しいのが不満だけど光景の描写力は凄いかも。
あれは読めません(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
イタリアの〜って旅行記なのか 読む気しねぇw
「大いなる遺産」に再チャレンジ!! 前回読んだときは登場人物が分からなくなり(たしか)上巻で挫折したので 今回は慎重に読みたいと思う・・ ・・ 過疎スレか・・
601 :
吾輩は名無しである :2010/07/21(水) 12:55:38
アメリカ紀行は?
『二都物語』新潮文庫の解説、くそつまらんかった。