1 :
吾輩は名無しである:
モンゴロイド初ノーベル文学賞受賞者!
2 :
吾輩は名無しである:2007/04/25(水) 07:42:48
モンゴロイド?
川端はユダヤ系だよ。
3 :
吾輩は名無しである:2007/04/25(水) 07:44:30
本名は、川端ダビデ康成なんだけどね。
川端の眼は、どこかチワワに似ている
5 :
吾輩は名無しである:2007/04/25(水) 17:24:21
大阪人らしくないと言ったら失礼か
6 :
吾輩は名無しである:2007/04/25(水) 18:36:19
永遠の孤児
7 :
吾輩は名無しである:2007/04/25(水) 20:55:55
山の音の間のタイトル(中間的タイトル)は書く前に付けたのか、それとも書いた後に付けたのか。
気になる 書いている途中に付けたのかもね
犬と人間の部分がおもしろい
目がぎらぎらしてて、なんか性欲強そうにみえる。
川端に対して孤児根性という形容が以前になされていた時期があった。
〜根性、の〜の部分に誹謗的、マイナーなイメージを持つ言葉が入ると、語感を著しく損なうにも拘らず、
かなりの期間高名な学者や評論家が川端を形容する言葉だった。●●なんかは今でも使っている。
こういう言葉を恥ずかしげもなく使う輩は、はっきり言って言葉を職業とするのはやめてほしいものだ。
評価、批評するのになんの努力もせず、紋切り型表現を二度三度と踏み固めるから、学生まで真似をする。
感性のにぶいのは、それが良い表現だとさえ思ったりしている。
●●●あたりが孤児性なんて言葉を使うようになったのは、おそらくそういう下卑た表現はまずいと考えた
んだろうが、あんまりいい表現とは思えない。指しているのが同じ品格の内容だからだ。
10 :
吾輩は名無しである:2007/04/28(土) 14:45:30
じゃなんて言えば良いの?
「何らかの事情によってご両親から早く自立した方」性、とかね。
>>10 お前も言葉の世界からは足を洗ったほうがいいぞ
13 :
吾輩は名無しである:2007/04/28(土) 23:25:55
ヒネクレ根性な香具師がいるな
14 :
吾輩は名無しである:2007/04/28(土) 23:31:59
確かに耳障りが良い言葉じゃないわな
15 :
吾輩は名無しである:2007/04/28(土) 23:40:01
耳障りが良いなんて耳障りな事を言う香具師も
言葉の世界からは足を洗ったほうがいいぞ
16 :
吾輩は名無しである:2007/04/28(土) 23:42:49
こりゃ失礼
卑屈根性
染み付いた輩のいかに多いことよ。。。
しかし孤児根性というのは、確かに良い表現ではないな。。。
19 :
吾輩は名無しである:2007/04/29(日) 00:57:26
孤児根性という言い方は
川端について言う以上は
何も悪くは無い。
自身も使っている。
自身が使ってようが使ってまいが関係ないな。
表現として余り宜しくないと言ったまでのこと。
まだ、精神と付けた方が宜しいのでは。
単語単独で宜しいも宜しくないもないよ。少なくとも文学の場では。
使う人の品性とかの問題で、それは全体からしか判断できない。
そういう判断を停止して単語自体を云々するのは堕落つーか怠惰。
22 :
吾輩は名無しである:2007/04/29(日) 03:03:23
この人は視覚的な作家だと思った
>>21 こういう馬鹿が存在するから、言葉狩りなんぞという吉外じみた話が出てくるんだろうな。
孤児根性、という言葉だけ抜き出した表現が存在する批評や評論があるのかよ?
訳知り顔の阿呆だな(笑
大阪表現としてはド根性ってのもあるし、大阪では無問題。
大阪生れの川端にはぴったり!
25 :
吾輩は名無しである:2007/04/30(月) 02:43:54
ド根性と孤児根性は全然違うわな
根性という言葉について語っているのもわからんのか。
川端スレにお前のような馬鹿は不要だ。去れ!
27 :
吾輩は名無しである:2007/04/30(月) 13:02:48
どうでも良い話いつまでも引っ張るな
29 :
吾輩は名無しである:2007/04/30(月) 16:02:54
川端康成の雪国に、すごい文があった。
なんかもう、ほんとすごいとしか言いようがなかった。
私はまだまだガキだけど、なんか、感動した。
30 :
はるか高み:2007/04/30(月) 17:18:25
>>4 目は違う。
現・総理になっても、所詮マズルが長い胴長のチワワだw。
>>26 この人が何にそんなにいらついてるのか分からない。
自分が孤児なのかねえ。
だから引っ張るなってスルーしとけ
川端の女の好みについてなんだけど、
肉感的
唇が分厚い
安産型
って印象を持つんだがどうだろう?
バレリーナが好きなんじゃなかったっけ。
35 :
吾輩は名無しである:2007/05/03(木) 03:20:06
>>33 それは谷崎の趣味だろw川端は全然逆だよ。つーかこいつは正真正銘の
ロリコン。25、6の時、14歳位の少女に恋してたというから、かなり重症と
思われる。
36 :
吾輩は名無しである:2007/05/03(木) 03:28:54
右翼って言えよ。それなら。
37 :
吾輩は名無しである:2007/05/03(木) 03:30:05
>>35 二十代の頃なら、そう珍しくは無い。問題は80代‥
十五の夏休みに読書感想文の題材候補作として十六歳の日記を読み、老醜に憤った。
もしあの頃2chがあればこの板を荒していたと思う。
ところで、この認識ってまずいかな?
日本人作家の創作において水晶幻想はユリシーズへの最速反応だったという。
39 :
吾輩は名無しである:2007/05/03(木) 11:55:32
こいつの女性描写ははっきり言って駄目だと思う。何か童貞が自分の
理想像書いてる感じなんだよな。雪国の駒子とかならまだ分かるが、
千羽鶴の栗本ちか子とか太田夫人、何だありゃ?滅茶苦茶不自然だし、
女が読んでも全然面白くないと思う。千羽鶴自体が世間で言われている
程名作でもないと思うが。
逆に家族のテーマ扱った作品は結構好きだ。山の音は何度読んでも良い。
古都は最後泣きそうになった。雪国なんかよりずっと学級図書に相応しい
作品だと思う。後マイナーな所では、舞姫がなかなか傑作だと思う。
え、面白いですが。自然だし。
>>39 おまえさあ、自分の意見を持つのはいいんだけど、
人生経験が不足してるのが書いたものだけみても明白だから、
川端については、世間の意見、を尊重したほうがいいぜ。
42 :
吾輩は名無しである:2007/05/03(木) 19:16:45
43 :
吾輩は名無しである:2007/05/03(木) 19:21:11
44 :
吾輩は名無しである:2007/05/03(木) 20:39:23
いやー、あの文体を構築するのにはよっぽど聴覚が優れていないとって僕は思うんだけれどなぁ
45 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 20:42:23
>>41 言ってる事には同意するが、も少し口のきき方を慎みたまえw
五感作家だよ
47 :
41:2007/05/04(金) 22:19:35
>>45 これは失礼いたしました。忸怩たるものがありますな。
>>39 お願いですからタコは川端を語らないでいただけませんか?
いかがでしょう?=>45
48 :
吾輩は名無しである:2007/05/05(土) 16:57:51
>>41 放置しようかと思ったが、あんまり調子に乗ってるので。
>>おまえさあ、自分の意見を持つのはいいんだけど
別に俺だけの意見じゃないけど。奥さんとあんまり仲良くなく、フランス
人形見てこいつが小説書いてたのは有名な話。
>>人生経験が不足してるのが書いたものだけみても明白
こういう事言うんならせめてお前が読んだ作品書けよ。「山の音」より
出来の良い、川端の「長編作品」を、人生経験のない俺に教えてくれw
>>川端については、世間の意見、を尊重したほうがいいぜ
「伊豆の踊り子」の踊り子なんて、普通に世間の評論家が作り杉を指摘
している訳だが。女性描写については結構賛否両論あるだろ。マンセー意見が
世間一般の評価だと思うなよ。
長編では弟子の三島に完全に凌駕され、短編では太宰にすら及ばない、そこ
そこ上手い文章を書く準一流作家、それが川端康成。このスレの住人はそれ
位分かってるかと思ったが。
>>39 同意。川端康成の女性描写はヤバイ。
でもあれくらいヤバイとかえって狂ってる感じがして良い。
村上春樹の女性描写にも、うそくさいって意味では
同じようなことが言えると思うんだけど
だからといってその作品や作家の質が下がるわけでは
ないんだよね。ふたりとも優れた作家だと思うし。
ていうかむしろ、女性描写がリアルな作家の方が
なんか作品が貧乏くさいっていうか退屈なこと多い気がするんだよ。
なんでだろう。
2人とも自己陶酔してる作家だから。似てるね。
>>48 だから(笑
お前の書いているのを読むと、そうだな、人生をスナップショットで捉えてる。
ある時点のある事柄を捉えて、それを全体に及ぼしてしまう。
夫婦仲ってのはそういうもんじゃない。デジタルじゃなくてアナログだ。
お前が独身であることを祈るよ。
52 :
吾輩は名無しである:2007/05/06(日) 11:37:23
NHKのあの人に会いたいでようやく川端が取り上げられてた
初めて喋ってる映像みたけどやっぱりオーラが独特
自分は怠け者だって連呼してるのもかっこよかった
>>49 春樹と一緒にすんなよ。つーか春樹だったら39でいいんだよ。
54 :
吾輩は名無しである:2007/05/06(日) 16:20:51
>>48 太宰を川端が評価していなかったのは、有名な話。
芥川賞を太宰が川端が邪魔してとれなかったと邪推して、文を書いた。
それに対して、川端は、いろいろ反論している。
これは、間接で、ソースは、明らかでないけど、川端は、太宰の私生活の乱れ
が評価していなかった一つの理由らしい。
それに対して、太宰は、「動物と一緒に暮らして、観劇に行く。それが、そんなに
立派な生活か?」と泣き言を言っている。
55 :
吾輩は名無しである:2007/05/06(日) 16:38:55
なんで太宰の話してんの?
57 :
吾輩は名無しである:2007/05/06(日) 18:34:34
川端よりも太宰の短編の方がいいとか書いてたから。
太宰は太宰のよさがあり、川端には川端のよさがある。
どっちが、いいというものでも、ないでしょう。
若干実験作みたいなの混じってるけど「掌の小説」は好きだな
しかし、あれほど膨大な時間と労力を費やした作品群を
失敗作だと自認する晩年の川端が憐れにも見える
59 :
吾輩は名無しである:2007/05/06(日) 20:26:39
>>58 そういう心境にまで達した経緯が興味深い
歳とって恍惚域に入るのでなく
ひたすら自己を凝視する眼の鋭さが…苦しいな。
川端の他者への文学的な対応は、たとえば文庫で読める「文芸時評」などを見ればよくわかるだろう。
61 :
吾輩は名無しである:2007/05/06(日) 20:59:14
ガス自殺の一件の真相は、何時になったら明るみになるんだろうか?
ロリコン趣味は有名だけど、タブーだから誰も書けない……
62 :
吾輩は名無しである:2007/05/06(日) 21:11:24
いや、掌の小説は絶対失敗作。
昔旅しながら読んでいたときはよかったけど、今読むと全然すぐれてない
ただ、あれだけのモチーフを書きつづけたから、他の作品の純化に生きている やっぱゴミでも書かなきゃダメなんすね
63 :
吾輩は名無しである:2007/05/06(日) 22:29:23
才あれど徳なしだからな
しかし、「すぐれていない」とか「徳なし」とか、よく書けるな(笑
馬鹿としか思われないから安心しろよ
65 :
吾輩は名無しである:2007/05/06(日) 23:45:27
徳は日々の積み重ね… ニトベイナゾーの遺言は日本人の徳をどう残すかであった。
今日本観を語っているのは姜先生くらいではないか
しょうがじゃ釣れんだろ
67 :
吾輩は名無しである:2007/06/01(金) 14:00:02
あげ
68 :
65:2007/06/01(金) 21:17:49
66>>代替案キボンヌ
69 :
吾輩は名無しである:2007/06/16(土) 17:25:23
2〜3年前、NHKアーカイブスでやってた三島・川端・伊藤の鼎談動画
どこかにありませんか?
というかくれ。
70 :
吾輩は名無しである:2007/06/16(土) 19:02:58
三島「川端さんは剣道じゃ一番強いタイプだ」
川端「いやぁ、ぼくは」
伊藤、にやにや。
71 :
吾輩は名無しである:2007/06/16(土) 19:55:43
川端は挙動不審だった。
三島は自信たっぷりで頭脳明晰な面がよくでてた。
挙動不振と言うか、ほとんど動いてない(笑)
73 :
吾輩は名無しである:2007/06/17(日) 01:04:03
みてーーーーーーーーーーーーー!!!
ようつべにうpきぼんぬ
この前やってたべ。
三島はカッコ良かった。
川端さまは・・・・ああいう生き物っている。
75 :
吾輩は名無しである:2007/06/17(日) 23:00:08
この前やってたって。。。いつのことだああああああああああああああ!!
みてーーーーーーーーーーーーー!!!
ようつべにうpきぼんぬ
76 :
吾輩は名無しである:2007/06/18(月) 06:36:38
ぼくもきぼん!
77 :
吾輩は名無しである:2007/06/18(月) 09:29:54
川端はホモ、平岡公威と出来ていたことは、確実。三嶋の後追いをしたのだ。
78 :
吾輩は名無しである:2007/06/18(月) 10:36:38
きみは無知ですね。全然ちがいます。
川端先生は、文壇では、ロリコンで有名なかたでした。
「眠れる美女」や「片腕」には、その方面の嗜好が反映しています。
79 :
吾輩は名無しである:2007/06/18(月) 16:25:24
川端は抑えた情熱がムラムラモヤモヤくる
あの猥談会はさぁ
伊藤君が滑ってたよね。
81 :
吾輩は名無しである:2007/06/18(月) 23:07:41
そんなことより
早くうP汁!!
アレ、傑作だったね。
このへんでアレをみなかった奴がいるのか?
非常に興味深い内容だったな…
ほんとほんと。
あれ見ないで川端は語れないよね。
まるで聖書のないキリスト教徒、
ハンドルのない自動車のようだ。
YoutubeUPしてくれた人感謝。
いやー、興味深かったわ。視野が広がるってこういうことを言うんだね!
85 :
吾輩は名無しである:2007/06/26(火) 16:18:10
川端スレできていたんだ。
『伊豆の踊り子』についてどう思う。
子供の頃読んだときは、さっぱりだったが、今読むと大分違った感触があるな。
ゴマキが可愛いかった
今ならラストの甘い快さだか快い甘さだかがよく分かるー伊豆。
甘美主義みたぁぁい
視野が広がって良かったね(´・ω・`)
88 :
吾輩は名無しである:2007/07/06(金) 10:12:59
「伊豆の踊り子」だけどね、高校生の頃の授業での話。
学生(川端)が踊り子の一行と親しくなって、同じ宿になったよね。そこで
踊り子一行は、座敷に余興で呼ばれて、踊り子は和太鼓をたたいていた。
そして学生の気持ちの記述として「太鼓の音が止むとたまらなかった」とある。
ここで現国の先生は聞いたんだ。「これはどういう言う意味か」と。
何人かの生徒があてられて、皆「踊り子が座敷からいなくなって寂しく思っている」
というようなことを答える。でも違うんだって。
他にどんな答えがあるんだよという雰囲気になった時、一人の男子が答える。
男子「踊り子がお客さんとふざけているんじゃないかと思って・・・」
先生「その通り!答えにくいのによく言った!」
そうだったのか〜〜そういう発想は全然なかったから、その意外性と先生のばかでかい
声とで、昔の話だけどよく覚えている。
この解釈は一般的なものなのかな。何か知っている人いる?
>この解釈は一般的なものなのかな。
作中に「私」が薫の身体が汚されるのを気に病む叙述があったと思う。
温泉芸者と同じで旅芸人もお客から所望があれば身体を売っていたんだね。
ただ薫はまだ14歳で一度も客を取らされたことはない生娘ってことでしょう。
90 :
吾輩は名無しである:2007/07/06(金) 17:04:56
踊り子と雪国以外のオススメ教えて!
もしくは大好きな作品を!
文庫になっていなくてもいいです。
91 :
吾輩は名無しである:2007/07/06(金) 19:10:50
「眠れる美女」
これこそ傑作
眠れる美女、ちょうど昨日読んだところだ!
川端の作品自体読むのが始めてだったのだけれど、
あの眠れる美女の家の意義ってなんだったんだろう…
最後少女が亡くなってしまったのは、やっぱり強烈な眠剤のせい??
93 :
吾輩は名無しである:2007/07/08(日) 02:02:41
age
94 :
吾輩は名無しである:2007/07/08(日) 02:36:32
川端康成の小説読みたいけどお勧めは?
普通に「古都」
正面から有名作にあたるなら『雪国』『伊豆の踊子』。
端的に作家の世界を知りたいなら『みずうみ』『眠れる美女』。
なのだが、個人的には『山の音』がよいと思う。
文体は今時の平易なものと差ほど変わらない。物語もありきたりな家庭劇。
けれど読むほどに川端が書いたとしか言いようのない、ある種の異常がある。
『千羽鶴』もさらに研ぎ澄まされていて面白いが、あとの楽しみにとっておいてもよいかも。
川端康成の「片腕」という作品についてどう思う?
片腕に秘められた恐るべき川端康成の美意識・・・芸術の世界、添い寝の極地
というものを感じとったんだけど、書評家が性的機能の欠如とかわけのわからんこと書いてたから
自分の感覚が怪しくなってきた・・・
「片腕」はあの片腕をメタファーと捉えるのか、また何のメタファーと捉えるかで色んな読み方ができるから。
学生服の男性が和服の女性を蹴っている像って
伊豆の踊り子が元になってるんですか?
それは違う
こんじきやまたに決まってるだろが、場亀
しったかするんじゃねーよ、ありゃ、きんいろやまたって読むんだよ
こらこら、知らない人が本気にするだろ
伊豆の踊り子じゃなくて雪国だろ、正解は
えー、鴎外の舞姫か、罪と罰だろ、どう考えても。
105 :
99:2007/07/14(土) 09:29:31
すいません、本当は何が題材になってるんですか?
是非その元になった物語を読んでみたいんです。
もしかして川端康成じゃないかもしれないけど、学生服と和服の組み合わせだと
伊豆の踊り子しか思い浮かばなくて。
用語を色々変えて検索してもヒットしないし・・・・
「こんじきやまた」や「きんいろやまた」で
検索したってわかるのに
金色夜叉も知らんのか。
108 :
吾輩は名無しである:2007/07/15(日) 14:39:30
「名人」
川端はある程度年を食わないと楽しめないよな
んなこたーない
物語の起伏が少ないキライがなくもないから
厨房工房には無理だろうが大学生くらいになればいけるだろ
俺もそうだったし
112 :
吾輩は名無しである:2007/07/21(土) 13:28:29
学生の頃はよくわからなかった部分が年を重ねるとだんだん理解できるというのはある。
川端に限った話ではないけどね。
俺は工房の頃三島→川端とすんなり行けたよ
ただ楽しめても理解とかはあんま出来てなかった気がする
114 :
吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 22:19:12
最近文庫よりも文学全集なんかを中古で買ったほうが安いことに気がついた。
川端の文庫になっていないのが、100円で買えたのであげ。
115 :
177:2007/10/30(火) 09:01:06
花はさかりに月はくまなきをのみ見るものかは
116 :
6:2007/10/30(火) 09:01:46
記憶は認識よりも活動する
117 :
吾輩は名無しである:2007/10/30(火) 09:02:54
バーベナは髪に飾る価値のある唯一つの花だ
118 :
吾輩は名無しである:2007/11/05(月) 01:17:46
なにも自殺せんでも…
俺も三島にノーベル翔とってもらいたかったけど
症(ショウ)なんていらなかったんだろうか
雪国
伊豆の踊子が泣ける理由それは↓
処女後悔への童貞
123 :
吾輩は名無しである:2008/01/12(土) 00:14:30
川端康成って右翼?
日本の二人のノーベル賞作家:
川端:美しい日本の私←日本そのものを否定したことは全作品中、一度もないと思う。
大江:あいまいな日本の私←進歩的文化人 北朝鮮を賛美した反日作家 左翼?
川端は正面きって戦争賛美はしなかったけれど、反戦で警察に検挙されたわけでもないだろう。
最近ウヨクサヨクって単純な二極構造で人を判断するのは2chで煽るときぐらいじゃないの?
どう思う?(笑
125 :
吾輩は名無しである:2008/01/20(日) 12:54:26
「若い子と心中したいです」っていうセリフがすごい
「若い子とチュウならしたいです」
127 :
吾輩は名無しである:2008/01/20(日) 13:03:05
煽りのレベルが低過ぎるから煽りに見えない
年寄りの本音をバカにするなっ!!
川端を未だに定義できないでいる、日本の文学界だから、
大江のような基地外も居場所があるわけだね。
未開の効用とは、まさに日本の文学界のことを言うのだろう…
川端三島の文通はいい
131 :
吾輩は名無しである:2008/01/26(土) 14:12:39
132 :
名無し募集中。。。:2008/01/26(土) 15:10:34
>>130 ホンマでっせ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
133 :
吾輩は名無しである:2008/01/26(土) 16:52:47
「伊豆の踊子」って川端作品の中ではどういう位置づけなの?
一番通俗的で一番くだらない小説だよ、無論
あんな女の子は実在しないだろうけど踊り子はかわいい
こんな踊子がいたら僕はもう…!!
川端に萌え小説を書いて欲しい
139 :
:2008/01/29(火) 07:42:10
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140 :
:2008/01/30(水) 07:12:05
なにをいまさら
>>129 川端を定義できない、って・・・・
んなら、定義できる文学者って一体なに?
生前は加賀まり子を愛人にしていますたねこの人
143 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 00:09:57
してねえよ
144 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 00:30:43
川端さんはシトロエンC6で雪国へしゅっぱーつ
古都を読み終わったんだけど、これはいいなぁ。
眠れる美女はいまいち好みではなかった。
雪国はまぁまぁよかった。
こんな俺に次の1冊で何かおすすめを教えてください。
千羽鶴
147 :
吾輩は名無しである:2008/02/15(金) 00:10:43
美しさと哀しみと
148 :
吾輩は名無しである:2008/02/15(金) 11:51:19
149 :
吾輩は名無しである:2008/02/15(金) 13:06:06
葉子は駒子は姉妹。
行男は葉子の許婚
この人の文学は
その死にかたと同じように
ずいぶんちんけなものでした
おまえのちんけな書き込みは、
おまえのちんぽを象徴してるようなもんか
僕のちんぽは
川端の
表象です
153 :
吾輩は名無しである:2008/02/16(土) 01:48:38
ヴァレリイ、アランを翻訳してる島村は小林秀雄を思わせる。
>>148 葉子は行男の妹説、については
●書かれていること
葉子は行男よりも年下(と見えた)
行男はお師匠さんの息子
葉子は行男の末期を看取っている、と思われる<=決定的なのはこれかな
●疑問点
葉子の弟は佐一郎(これは長男の名前だろう)
内容からすると、行男、駒子、葉子の三角関係というのがそれっぽい気がするのも事実。
上の疑問点については、古都の水木真一(次男?)と竜介(長男)の関係があるから、
川端さんの命名の問題かもしれない。
雪国は分割して雑誌掲載されていて、そっちにひょっとして何かヒントが書いてあるかもしれないね。
単行本にするときに、かなり直しているかもしれないから。私は目を通していないので単なる推測。
葉子は行男の妹説はあくまで説であって確定じゃないよな
少なくともどこにも明言されてない
というかそういう情報隠す必要もないような気もするんだが
156 :
148:2008/02/16(土) 02:44:52
>>154-155 感謝です。やっぱり書かれてないですよね。
佐一郎=長男の名は気づかなかった。鋭いですね。
「伊豆の踊り子」高校のとき読んだ時「私」は女学生だと思ってた
図書館で借りた朗読テープが、男性の声だったから「私」は男子生徒
かもしれないという事に気づいたんだけど。
自分にとって「伊豆の踊り子」って踊り子と女学生の不思議な関係についての本だわ
158 :
吾輩は名無しである:2008/02/18(月) 00:23:48
キチガイ発見
159 :
吾輩は名無しである:2008/02/18(月) 03:14:29
雪国における美学とは何だろう。
廃退的な愛がキーだな。
そういう教条主義的な評価をしたいのであれば、
美学、愛、退廃的、という言葉について定義すべきだね。
お猿さんだねってか。あいあい
キチガイイワレター
川端さんは卒業のとき先生に単位をまけてもらったとかって話を聞いたことがあるな。
川端の中学生のとき書いた日記って全集で読めますか?
165 :
吾輩は名無しである:2008/02/27(水) 09:18:18
167 :
3億円:2008/03/09(日) 06:22:13
日本の事件・事故は昔からインチキだった
三億円強奪事件と川端康成
私はふとしたことから川端康成の「雪国」を読み、そのつまらなさに驚き、
この人物について調べてみた。なんとこの人の作品は戦前のもので、
戦時中の1944年に菊池寛賞を受賞している。そしてノーベル賞1968年12月10日
------文筆家島村と温泉地の芸者駒子との触合いを描く「雪国」では、人の世の哀しさと美しさが語られる。ここでも「美しい国日本」だ。どうしてこのようないい加減な本で
ノーベル賞がもらえるのか私には謎だった。それで、当時の新聞を調べてみた。
驚いた事実があった。
http://japansconspiracy.hp.infoseek.co.jp/02/p002.html#page24
168 :
売国企業マル韓:2008/03/10(月) 08:18:19
169 :
吾輩は名無しである:2008/03/14(金) 22:16:26
この方はああああああああああ自分のペースでやりたそうです
170 :
吾輩は名無しである:2008/03/17(月) 11:18:06
川端氏は僕の吹く勝手な熱をしじゅう喜んでニコニコしてきいてくれた。おしまいには僕が悲しくなってしまった。
僕の生意気な友人たちだったら、フフンと鼻の先であしらいそうなこんなつまらない笑い話や、ユーモアのない又聞き話が、どういう経緯で川端氏の口に微笑を誘うのだろう。
しかしこうして一人で喋っているうちに、だんだん僕が感知しだしたのは僕の孤独ではなくて、むしろ川端氏の孤独なのだった。
ひろい家の中には夕闇がよどんで来た。ひろい家のさみしさが身にしみる時刻だ。
三島由紀夫
昭和22年の日記から
171 :
吾輩は名無しである:2008/03/17(月) 11:19:08
川端氏とのさびしい夕食、川端氏のかえってゆく一人の書斎、僕は僕の行方にあるものをまざまざと見る気がした。
名声とは何だろう。このひろい家によどんでくるどうにも逃げようもない夜のことなのか?否しかしなお僕は名声を愛している。
なぜなら名声でやっとたえられるものが僕の中にあるからだ。名声とは必要不可欠な人間にだけ来るものだ。
そうして名声があるために、ある人の慰めになる不幸があるものだ。こんな孤独の実質を名声は少しもかええないが、名前と形容詞だけは支えてくれる。
文学の仕事、それが形容詞の創造であるとするなら、こうして形容詞の冷徹で花やかな報いをうけるのは当然だ。
三島由紀夫
昭和22年の日記から
雪国が完結するちょっと前のころ。三島の慧眼を示すとみるのかな。
三島の日記って読んだことないけど。
173 :
吾輩は名無しである:2008/03/17(月) 12:42:57
>>172 その日記は、三島の小遣い帳みたいな会計日記に書かれていたものです
三島はまだ大蔵省に勤務しながら小説を書いていた頃
三島が2足の草鞋をやってたのはわずか半年程度
ある朝無理がたたって駅のホームから落下した
それでようやく父親・梓も折れて
大蔵省を辞め作家一本で生きることに同意した
川端の孤独は出自から来る底深いもので
それに感応した三島の感性の鋭敏さがわかる資料
175 :
吾輩は名無しである:2008/04/09(水) 21:32:16
実は昭和43年のノーベル文学賞は三島由紀夫に内定していたが、審査員の一部から三島の政治的活動を問題視する声があがり、川端康成へ移行しただけ。
ある審査員が三島を、全共闘の仲間と短絡し、急進左翼に肩入れしているとみなし、かわりに川端を強く推したのである。
また、川端は事前に自分が受賞することを知り、三島へ「今回は私がいただかせてもらいます」と言ったという。
三島の死後、川端は、「あれは三島君がもらうべきだった賞だ」と知人に漏らしている。
そして自責の念にかられてか、川端は徐々に睡眠薬中毒になってゆく。
176 :
吾輩は名無しである:2008/04/09(水) 21:33:16
三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊総監室に立てこもったニュースを聞き、川端康成はすぐに現場へ駆けた。
そして、川端は、総監室で壮絶な最期を遂げた血まみれの三島の死体と首を見てしまう。
ひと足遅れてきた石原慎太郎は、現場検証した警察関係者から、「川端先生が中へ入って見ていった」と聞かされる。慎太郎は川端が三島を見送ったならばと、入室を辞退していった。
川端はその後、眠れないと周囲に漏らしたり、「ほら、三島君があそこにいる」と、三島の霊を見ているかのような言動をするようになってゆく。
177 :
吾輩は名無しである:2008/04/09(水) 21:34:02
三島の死後、川端康成は会議や講演などはこなしていたが、健康がすぐれず、新しい文学作品は書かなくなっていた。
そして、三島の自刃から約一年半後の昭和47年4月16日、川端はふらっと鎌倉の自宅を出てタクシーを拾い、仕事場の逗子マリーナ・マンション417号室へ向かう。
水割りを少し飲んだ後、川端はガス管をくわえガス自殺を遂げていた。遺書はなかった。
机には太宰治の本があったともいわれている。
178 :
( ̄^ ̄):2008/04/09(水) 23:32:25
おやおや、川端は太宰の芥川候補作を他と摩り替え、太宰への芥川賞を最後まで拒んだのです殻ねぇ(笑)
そして、三島に自分へのノーベル推薦状を書かす様にしんちょーに指示し、実は横取りしたのですよぉ〜(笑)
三島はこれを後年尻、川端を糞ジジイ裏切られたと罵って居ったと云う話です殻、
三島、太宰両氏に川端は呪い死したので消化ねぇ〜(笑)
179 :
吾輩は名無しである:2008/04/10(木) 00:14:05
へ〜
180 :
吾輩は名無しである:2008/04/10(木) 11:49:40
>>178 三島由紀夫本人は外では川端康成の批判はしないとは思うけど、三島由紀夫の弟が瀬戸内に「家中みんな川端さんが嫌いです」とは言ったみたいですね
ノーベル賞の一件で二人に何か溝ができたのは予想できるけど、
川端は「賞をもらえたのは三島君のおかげです」とか「自分は三島君と比べて、もらう資格がないという思いがずっとあった」と謙虚に言ってたそうです
川端にしてみたら、三島は生きていれば次の機会にとれるから、自分が先にもらえるものはもらっておこうという気持ちもあったんじゃないかな
あと、太宰の芥川賞の件はくわしく知らないけど、川端は太宰のよき理解者だったとも聞いたことがあります
川端はもらった手紙きちんと保存してたらしいけど
太宰のだけは燃やして捨てたぞ
二人とも故人だから、気持ちのゆれなんぞはわからないはず。
人間同士の付き合いってのは、好悪の波があるものだから、
ある時点を取っての論評はゴシップでしかない。
あの推薦文がわだかまりを持ちながら書いたものなら、さすがプロの逸品というだけだね。
川端が太宰の作品を評価していたのは事実、というか、川端は後進を育成する、という
気持ちを強く持っていたと思われる。文芸時評を読むとわかるね。
まあ、川端は受賞後、重鎮としてのお役目は果たしたと思う。三島だとどうだっただろう?
大江ってそういう意味ではサヨ作家を貫いているのかねえ…(笑
183 :
吾輩は名無しである:2008/04/11(金) 12:23:55
太宰治と仲が悪かったんですか?
184 :
( ̄^ ̄):2008/04/11(金) 13:27:04
180
川端が表立って「ノーベルは当然自分が貰います」なぞ云う訳ないで少子(笑)太宰生前に 芥川賞候補になれるのは一度だけにし太宰への芥川賞を拒み太宰死後、
候補は何回でもなれるようになったのですよぉ〜(笑) また織田作之助なぞも酷評されデビューを妨害したのも川端で寿司ねぇ(笑)
川端ほど自分の気に入らない者へ嫌がらせを企てた者もいない暗いでしてねぇ(笑)あのギョロ眼に睨まれると誰もが怖かったと云って居り増す殻(笑)
185 :
吾輩は名無しである:2008/04/11(金) 16:55:27
>>184 そこまで悪人とは思えないけど(笑)、エピソードとしては面白いですね
遺書を残さなかったから、他殺説をとなえてる人も一部にいるみたいですよ
186 :
吾輩は名無しである:2008/04/11(金) 17:13:23
poem乙
187 :
( ̄^ ̄):2008/04/11(金) 17:18:15
185
川端には事故死説も有り増してねぇ(笑)他殺説とはどのような内容で消化(笑)と、訊き増すのもその可能性も実は否定出来ないのですよお〜(笑)
188 :
( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/04/11(金) 17:19:40
おやおや、織田作之助を酷評したのは志賀直哉でしょう(笑)脱糞幼児はいい加減ですねぇ(笑)
なんかあんち川端なんだね(笑
怒られるようなまねをしたら、そりゃ怒られるだろうな。
代作の話で雄がホされたとか…
担当編集者が、何にも言わないんで泣き出した、とか。
エピソードはいろいろあるね。
作品外では大江があまりにも酷いので、相対的な評価はずいぶん得をしている、
と思われ
あちこちで大江叩きをするひとがいるが、
決してあれら、大江のどこが、どう問題なのかは云えないのな(笑
…つうか、「日本人なら」判ってあたり前とか思っているんだろうけどさ、
アタマワリィから。薄ら寒い同調圧力。「そんなもの」でしか、他人との
繋がりが感じられぬほどに「なにもない」やつら。ゾッとする。
191 :
( ̄^ ̄):2008/04/11(金) 19:39:30
188
おやおや、これは酷杉増すねぇ(笑)川と舟の勘違い所では済まないで少子(笑)ところで脳軽老人は三島の処女作はご存知で消化(笑)
以前は頓珍漢な事をほざかれて居り増した死ねぇ〜(笑)
まず、1に織田のデビュー作は何かご存知で消化(笑)そうして2にデビュー誌は何かご存知で消化ねぇ(笑)
そうして3にそのデビュー誌の受賞選考員をご存知で消化ねぇ(笑)
頭があれば低脳なりにもこの暗いは少しは調べて来て御覧なさいよお〜(笑)脳軽老人の余りの見識の低さにわたくしも両腹痛いで寿司(笑)
192 :
( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/04/11(金) 20:34:23
失笑ものですねぇ(笑)織田のデビュー作は「雨」でしょうがねぇ(笑)芥川候補作「俗臭」ではありませんけれどもねぇ(笑)
それに川端は単なる選考委員でしょうがねぇ(笑)酷評したと言う話も聞いておりません(笑)氏が直哉と混同されているんですよ脱糞幼児は(笑)
193 :
( ̄^ ̄):2008/04/11(金) 21:05:34
192
>織田のデビュー作は「雨」
おやおや、酷杉増すねぇ〜話になり魔せんよお〜(笑)ところで脳軽老人は三島の処女作はご存知で消化ねぇ(笑)
194 :
( ̄^ ̄):2008/04/11(金) 21:08:39
仮に同人誌でデビュー作家で宜しければわたくしもデビュー作家ですけれどもねぇ〜(笑)いやはや両腹痛いですねぇ(笑)
195 :
( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/04/11(金) 21:16:09
笑わせますねぇ(笑)当時は同人誌でしか作品を発表できなかった、と言うことを考慮に入れてくださいよ〜(笑)
となりますと、武田の評価を受けた「雨」こそがデビュー作でしょうがねぇ(笑)
196 :
( ̄^ ̄):2008/04/11(金) 21:23:18
>武田の評価を受けた「雨」こそがデビュー作でしょうがねぇ(笑)
おやおや、笑わせますねぇ(笑)ところで脳軽老人は三島の処女作はご存知で消化ねぇ(笑) まだ、わからない様ですねぇ〜(笑)
197 :
( ̄^ ̄):2008/04/11(金) 21:36:23
195
ところで織田には「雨」 の前には何も有馬せんかねぇ(笑)有っても武田の評価にてデビュー作なので消化ねぇ〜(笑)
198 :
( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/04/11(金) 22:30:12
その前は戯曲と習作だけではないですか(笑)今と当時を一緒に考えないでいただきたいところですけれどもねぇ(笑)
199 :
三島好き:2008/04/11(金) 22:35:56
三島の処女作は、中等科2年のとき書いた「路程」じゃないかな?たぶん
横から失礼しました(笑)
200 :
( ̄^ ̄):2008/04/11(金) 22:36:28
おやおや、習作はデビューとはならないので消化ねぇ〜(笑)世間一般の認識を調べられたら如何で消化(笑)世間一般の認識=共通認識で少子(笑)
201 :
( ̄^ ̄):2008/04/11(金) 22:39:45
199
おやおや、老人のお仲間で消化ねぇ〜(笑)
202 :
( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/04/11(金) 23:49:55
その「世間一般の認識」とやらが頼りにならないのが現代ではありませんからねぇ(笑)
巨匠に文士見習いが難癖つけるんなら、もっと直截に(笑
たいしたもん書いてないのが一目瞭然…
ナニすかしてんだかw
中身を、見せろと云っているんだよザコ。
こけおどしじゃなしに。
205 :
吾輩は名無しである:2008/04/12(土) 16:07:57
三島君ほどの作家は100年か200年に一人しか出てこない。
「豊饒の海」は、三島君の作品の中で最高の価値がある。
川端康成
206 :
吾輩は名無しである:2008/04/12(土) 16:14:49
私は三島君の早成の才華が眩しくもあり、痛ましくもある。
三島君の新しさは容易には理解されない。三島君自身にも容易には理解しにくいのかもしれぬ。
三島君は自分の作品によってなんの傷も負わないかのように見る人もあろう。
しかし三島君の数々の深い傷から作品が出ていると見る人もあろう。
この冷たそうな毒は決して人に飲ませるものではないような強さもある。
この脆そうな造花は生花の髄を編み合わせたような生々しさもある。
川端康成
207 :
吾輩は名無しである:2008/04/20(日) 13:36:21
山の音
修一は戦争で堕落させられたの?
208 :
吾輩は名無しである:2008/05/05(月) 22:05:14
>>207 山の音で戦争の精神的な被害者として
○修一なんかを大事に思わなければいけなかった未亡人の絹子
○それを半未亡人として批判的な目で見つめる英子
(社会の弱者として反感を示している要素のほうが強いけれど)
○おまえさんのいう堕落させられた修一
が描かれているんじゃないのかねえ
太宰は女に受けて
三島はその中間
川端は男に受けるってことだ
石原慎太郎のエッセイに、川端康成が総監室に入って三島由紀夫の遺体を見ていったと書いてあるけど、
今日見た古本雑誌の川端康成本人の記述には、遺体と対面していないと書いてありました。
前に、石原慎太郎の証言を元にしてレスしたことがあるので、訂正しておきます。
川端康成の「眠れる美女」は本当は三島由紀夫が書いた、といっている人がいるんだけど、そんなことあるの?
212 :
吾輩は名無しである:2008/06/03(火) 18:53:07
雪国で葉子を見たときにこの辺の娘だろうと思ったのに、東京から帰ってきた行男の恋人だと思ったのは
不自然じゃないですか?なぜあのときそう思ったんですか?
川端が、なんであなたが「自然だ」と思うように小説書かなきゃならないの?
それに最後まで読めば分かるでしょ
214 :
吾輩は名無しである:2008/06/13(金) 23:07:20
googleが
ほんとだ(笑
googleみてきますた
わかんねーぞ、なんだ?
googleの話題しかないのかよ
そんなあ、いやだなあ、…
話し言葉を書き写すとき、最後の母音を表記するのは、ちょっとくだけた印象を与える。
2chでも多用されているみたいだしい。
あんた、繭倉あ?
繭倉だあ
…
天の河。きれいねえ。
繭倉のやりとりは、ちょっと違っていて、これらは大声を出したという雰囲気かねえ。
天の河の場合は、感嘆だから、これはちと2chに近いなあ。
川端の芸は細かいねえ(笑
なに こら
戦前の朝鮮人みたいな…
>>221 ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ|
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//|
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ …………………。
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ
>>221 雪国もやって欲しいな。
トンネルを抜ける最初の1文が、物凄いドキドキしそうだw
文学板ってのは
(1)日本文学 江戸期まで
(2)日本文学 江戸以降
(3)外国文学 原語
(4)外国文学 翻訳
みたいに分けてほしいな。
まあ、(1)と(2)の境目については、は明治大正を(1)に入れるんでもいいんだが。
(3)は外国語板へ行ってもいいし。
川端康成の色紙が手にはいっちゃったんだが価値ってあるか
川端康成の色紙が手にはいっちゃったんだが価値ってあるか
連投ごめん
へー何て書いてあるの?
寿とか?
文学によって
自然と人生の
味わいを知る
康成
額縁に入ってるけど傷んでる
231 :
吾輩は名無しである:2008/07/03(木) 14:37:17
それ印刷だよ
へー、いいじゃん いいじゃん。
一文字は見るけど、いいね。大事にしてやって下さい。
価値は...金銭的な事はちょっとオイラには分からないなぁ。内容がいいから結構するでしょう。
川端の愛読者が手にしている事が一番の価値。
まさか眠りの美女で抜くことになるとは
川端が見たら案外興奮するかもしれない。
あの人ならやってくれるさw
235 :
吾輩は名無しである:2008/07/08(火) 01:20:43
映画やるよ!
川端作品の映画化で成功したのはないんじゃないの?
237 :
吾輩は名無しである:2008/07/08(火) 11:59:06
今回の眠美女は期待
伊豆の踊り子や雪国なかったけ?
俺は映画は好きなんだが、歴代の雪国にしろ踊り子にしろ、凡作としか思えない。
言葉によって表された美は、やはり言葉によって鑑賞するしかない。
映像も、フランス語や英語への翻訳と似て、一種の翻訳なんだけど、
映像で表現できないのがあるのはやむをえないわけで、たとえば、役者が
言語で表現された美を持っているかといへば、それには限界もあり、どうしても
言語から引き出されたイメージと食い違ってしまう。
むしろ、アニメなんぞのほうがいいのかもしれない。
240 :
吾輩は名無しである:2008/07/10(木) 01:14:52
雪国 池部良 岸桂子
踊り子 美空ひばり
これらは良いよ。
岸恵子かな?
映画として観るなら、べつになんでもいいんだけどね、
文学作品の映像化を言っているんだけど。
「どこかおかしいような」表情ってのは、見られない
し、美人だけどあの顔立ちが駒子じゃねえ…
美空ひばり…ヌードもないのに?(笑
私は「ことこと」笑ってた?
242 :
吾輩は名無しである:2008/07/10(木) 12:55:36
美空ひばり の踊り子は、主人公の一高生が良かった。
岸恵子の雪国は岩下版に比べてはるかに出来がいい。
243 :
吾輩は名無しである:2008/07/10(木) 13:27:38
川端さんは冷たい人だ。
三島由紀夫
244 :
吾輩は名無しである:2008/07/10(木) 17:00:56
ああ三島君、来たか。
川端康成
冒頭で
胸の上の痣の毛?を触れていたのって
どの作品でしょうか。もう一回読みたいです。
千羽鶴かな?
247 :
吾輩は名無しである:2008/07/26(土) 22:24:36
川端は読んだことないが、このまえ映画で雪国を見た。思ったより面白かったな。
若い頃の岸恵子がでてた。
やはり源氏物語の伝統というか、日本人としてしっくりくるものがある。特に芸者駒子の性格が面白い。
川端って面白いか?
ノーベル賞もらって、みんながいいいいって言うからいいと思ってるんだが、
正直よくわからん。
という意見はないのね。さすがに文学板に棲息されている面々。
今は知られていないのか…おrz(笑
251 :
まるち:2008/08/08(金) 21:39:23
実は私の常駐スレでコテハン二人が日本の純文学の知識、理解などの
優劣で雌雄を決することになりました。
wiki等で簡単に検索されない類のテーマなどはないでしょうか?
皆様の知恵を拝借したい次第でございます。かしこ
PS、自称インテリが食いつきやすい、且つある程度メジャーな
順文豪レヴェルの作家関連が希望ですが(ry
>>251 無意味な争いをするってのは馬鹿の証拠。
そんな奴らの優劣を決めて何になる?
と思ったけど、一つみんなの役に立つのがあった。
所要時間内でWIKIの誤り探しの件数を競わせてみろ。
単純なミスから、アポ見解の指摘まで、採点はどうでもいいけどな。
>>253 まじめに考えたんだから、茶化すんじゃない!
255 :
吾輩は名無しである:2008/08/20(水) 14:37:38
眠れる美女も良いけど、片腕のほうが好きだった
眠れる片腕の美女
その名はちよ
258 :
吾輩は名無しである:2008/08/23(土) 01:30:45
反橋三部作が好き
259 :
吾輩は名無しである:2008/08/30(土) 23:08:45
61 :名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 14:01:57 ID:EzjccLF7
川端康成
これマジお薦め
短編の中で双子の妹の恋人に間違えられた姉が人目のない場所に連れ込まれて犯られる話はガチでエロいよ
この本のタイトルわかる人いる?
こういう微妙にエロス入ってる作品好きなんだけど、検索かけたりしたけどわからない・・・。
260 :
吾輩は名無しである:2008/09/02(火) 17:48:18
261 :
吾輩は名無しである:2008/09/05(金) 21:39:36
茨木市にある川端康成文学館ってどうですか?
川端好きなら行く価値ありでしょうか?
11月の末に大阪に行く予定なんですが、そこに行こうか、それとも神戸でやってるコロー展に行こうか悩んでます。
両方行く時間はないのでどちらかにしたいです。
262 :
吾輩は名無しである:2008/09/05(金) 21:40:48
人
(__)
(__)
( ・∀・ ) 船場吉兆 だけで1000を目指します
U θU
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( )】 ( )】 ( )】 【( ) 【( ) 【( )
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ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ
263 :
吾輩は名無しである:2008/10/11(土) 00:35:56
あげ
264 :
市民:2008/11/13(木) 23:51:08
>>264 >川端康成の「 雪国」を読み、そのつまらなさに驚いた。
こういうフレーズって、書き手が明らかに川端以上の書き手の場合ならいいけれど、
そのへんのおじさんがこういうことを言うと、私は雪国を読んだけど、
理解できませんでした、という、自らの無能さをさらけ出している、ってことになるわけだ。
で、輿水正の陰謀説なら、まだ面白いんだけど、そのサイトは気の抜けたビールみたい。
266 :
吾輩は名無しである:2008/11/19(水) 12:51:22
川端康成の誕生日というか生年月日についてなんだが
wikiでは6月14日になっている
古い全集の年譜には11日とある
昔の人は気にしなかったのか
初歩的過ぎてスマン
>>261 もう遅いかもしれないが、他に行きたいところがあるのなら
規模も小さいし文学館は止めておいた方がいいですよ、
熱狂的でない限り楽しめないかと・・・。莫言も来日時に来たみたいだけどね。
市外の人は入場料を少し払う、チケット?は栞になってる。(素材は緑の色画用紙に黒で印刷)
チケットにナンバーが打ってあるが、人が来ないため高確率で1番。
少年時代に書いた作文(随筆?)や師(先生)に宛てた手紙。茨木時代の家の模型と説明、
ノーベル賞関連や出版物やその他、川端史的なものを展示している。
文学館のある川端通りは川端が毎日学校へと通った道の一部で、
現在の茨木高校がそれにあたります。
以前は茨木神社沿いに虎谷と言う趣のある小さな書店がありました。そこは当時、
本を買えなかった川端が一日中立ち読みしていた書店で、時々万引きもしたようです。
現在、虎谷は阪急茨木駅にあるロサヴィア店と西側に隣接する新駅ビル店が残るのみです。(当時はありません)
あと、関係ありませんが市内にあちこちで見かける鬼は茨木童子に因んだものです。
それと柔道の石井がランニングしていてもそっとしといてあげて下さい。
268 :
初心者:2008/11/19(水) 19:22:34
>>266 本人の自作年譜だよねえ、それって。
誤植はありうるけど、自分の生年月日間違えて出たらヤだから、
当然川端はチェックしてるだろ。
うぃきの間違いじゃないの?
自分は全集を持っていないのでアレだけど、ちょっと気になったので手持ちの
日本近代文学館で開催された没後20年川端康成展の図録で確認してみたら、
6月11日に出生、と。で、戸籍は14日と書いてありました。
明治三十二年六月十一日(戸籍は十四日)に出生。※ 21ページ。
しかし、同図録内、108ページの略年譜では14日生まれになっていました。
年譜は戸籍に準じて記述するのが通例なのかも知れないね。
270 :
初心者:2008/11/20(木) 12:31:19
川端はどうでもいい、と思っていたのか(笑
へべれけに酔った川端がうちに居る夢を見た
腹が減ったというから冷凍チャーハンをご馳走したところうまいうまいと3つも食べやがった
>>264 「市民」へ。書くなら正確を期すべし。
1968年川端康成はノーベル賞授賞式で
『美しい日本の私』と題する講演を行なった。その全文は講談社現代新書で読める。
川端康成講演『美しい日本の私ーその序説』講談社現代新書
【内容解説ー大久保喬樹】
冒頭、まず
道元「春は花夏ほととぎす秋は月冬雪さえて冷スズしかりけり」、
明恵「雲を出でて我にともなふ冬の月風や身にしむ雪や冷めたき」、
良寛「形見とて何か残さん春は花山ほととぎす秋はもみぢ葉」の三僧の歌を紹介して、
自然との合一ということこそが日本人の精神伝統の根本であることを説き、
(
>>272続)
ついで、
芥川の遺書にある「末期の眼」という語や一休の「魔界入り難し」の語をひいて
死や虚無などともこの精神が深く通じていることを述べる。しかし、それは、
西欧的な死や無の観念とは違って、
死即生、無即有というような豊饒自在な世界であり、そこから、日本画、茶、花などの
さまざまな伝統文化が生まれてくるのである。
以下、伊勢物語から源氏物語へ、古今集から新古今集へと極まっていった古典文学の伝統を
たたえ、そのすべてに東洋的無および自然意識が流れていることをあらためて強調して、
この印象深い講演は閉じられる。
世界に向かって、日本の精神伝統の独自性と豊かさを示した卓抜な日本文化論であると同時に、
タイトルからもうかがわれるように、
現代日本の文学者である自身にもこの伝統が脈々と受け継がれていることを高らかに宣言する
記念碑的作品である。
(解説:大久保喬樹)
274 :
吾輩は名無しである:2008/11/23(日) 00:20:11
魔界入り難しってどゆこと?????
>>273 の、のとり方が川端を理解していない、と思う
276 :
吾輩は名無しである:2008/11/25(火) 18:04:44
乙女の港ってどこ行けば読める?
本屋には売ってないみたいだけど
古本屋で買いました
279 :
吾輩は名無しである:2008/11/26(水) 22:52:21
雪国、ウィキペディア見たら
葉子と病人が兄弟で、病人が駒子の許婚。になってるが合ってる?
(?)とかなってるしあやふやな情報なら載せんなよ…
久しぶりに笑った
281 :
吾輩は名無しである:2008/12/01(月) 01:04:28
「川端康成氏を囲んで」誰かうpしてくれー
282 :
吾輩は名無しである:2008/12/11(木) 11:52:09
「伊豆の踊子」「雪国」「眠れる美女」「片腕」等々はけっこう読まれているようですが、
誰か「東京の人」を読んだ人がいれば感想を聞かせてください。
川端の作品の中では長編なんですが、以前に姉が読んでいたものですから。
いろいろ評価はあるでしょうが、読んでいない方の意見はけっこうです。
283 :
吾輩は名無しである:2008/12/12(金) 01:29:04
長編だけど非常に読み易い。
映画やテレビドラマのシナリオのような感じ。
284 :
吾輩は名無しである:2008/12/22(月) 18:21:38
285 :
吾輩は名無しである:2008/12/22(月) 18:54:53
なつかしいね
しかし川端さんってほんとに話の流れを作らない人だったらしいね。
ある女性編集者は黙ってじっと睨まれるだけだったので泣き出した
って話があるけど(笑
287 :
吾輩は名無しである:2008/12/22(月) 19:15:49
[古都]みーはー小説の決定版。こんな程度の大衆小説家が
ノベール賞とはこの賞の価値を疑うは。
ナンセンスは知らんけど、川端にはエロ、グロ、ロリと手広い作品
てんこ盛り。
でも、下品にならないとこがスゴイ。
なんでだろうね
291 :
吾輩は名無しである:2008/12/23(火) 19:09:34
川端のNobel賞受賞、三島の御蔭。三島の方がはるかに
上。外国人日本語よめなかった翻訳ありがと。
なにが上?(笑
293 :
吾輩は名無しである:2008/12/30(火) 00:12:18
川端康成の作品って最初入りにくくない?
いきなり始まってわけわからん状況からスタートするから
読みにくいと思うんだけど。
あと場面が知らない間に変わってるときとかあるのも
読みにくい原因になってると思う。
そういう人には短編小説集=掌の小説、新潮社刊絶賛発売中
295 :
吾輩は名無しである:2008/12/30(火) 10:49:20
こどもにはむずかしすぎるみたいですねw
296 :
293:2008/12/30(火) 15:12:56
>>295 そうなんだよね
俺には少し難しい。
客観的に見ても他の人の文学作品と比較して
分かりにくい傾向があるの?
つまり、批判してるんじゃなくて、
独特の含みがある表現を使う傾向があるのかどうか
川端作品をたくさん読んでる人に聞きたいんだけど。
「雪国」読了。
そろそろ理解できる頃かなと思って読んだけど、意外と難解だった。
作者の表現したい事や作品の良さは
おぼろげながらわかったという感じかな。
もう少し年齢も経験も重ねて、知性も感性も熟してきたら、
再読してみようと思う。
ぜひこの作品の奥深さを理解したいので。
島村の「いい女だよ」という言葉を駒子がどういう意味だと
誤解して泣いたのかがわからない…
ふりをした書き手ってのはすぐわかるもんだけどね
「雨傘」を読んで論文を書かなきゃいけないんですが、写真に関すること以外は難しいですかね?
300 :
吾輩は名無しである:2009/01/06(火) 15:56:27
301 :
吾輩は名無しである:2009/01/07(水) 16:39:29
小娘のけつ追い回した、芸者と遊んだ、ばっかし。
>301はばあちゃん好き
303 :
吾輩は名無しである:2009/01/08(木) 07:42:11
>>296 >客観的に見ても他の人の文学作品と比較して
分かりにくい傾向があるの?
解らないから取り敢えず「文学賞」出しとけ。−−Nobel財団
304 :
吾輩は名無しである:2009/01/08(木) 20:55:43
康成先生は骨董屋のほうが小説家よりも似合うんJamaica
305 :
吾輩は名無しである:2009/01/19(月) 13:44:02
雪国読んでるが、 これなんか読みづらいなぁ・・・・。
まあそれはいいとして、郡司義勝とかいう奴の注解、これふざけてるんだろうか。
306 :
吾輩は名無しである:2009/01/24(土) 16:03:22
川端氏の文学は近代小説の烙印を押された宿命的な古典の書である。
川端康成論(試論第一)
一、川端氏は抒情や感覚といふ低次な概念で総括さるべき作家ならず。
一、分析力と綜合力との矛盾せる競合、対象への背反
対象の前に行はれる作者自身の旋回、小説の可能性を最も豊かに感じさせると共に、小説の末期感をつきつめた仕事。
最後の仕事、天地創造(トルストイ*)の深い疲労に溢れた安息日(康成)
日常性の求める永遠の日曜日
*悪夢のやうな近代文学
一、川端氏とその作品の基底たる日常性の問題(旅― 孤児―)
日常性の抑圧と揚棄
川端康成=『生への嫉妬』
平岡公威(三島由紀夫)
昭和21年のノートから
307 :
吾輩は名無しである:2009/01/24(土) 16:03:54
正義と誠実によつて飾られる文人の一生と、背信行為によつて飾られる文人の一生がある。
川端氏は明らかに前者だが氏の正義的行為にはどこか不徳と背信の匂ひがしはすまいか。
川端氏のみる女は常に第三者に侵され第三者のために孕む。
これを孕ます人物に作者がかさなつてくると、作品の印象が単純化すると共に作者自身の男の影は稀薄になる。
(夕映少女の中年女)
平岡公威(三島由紀夫)
昭和21年のノートから
308 :
吾輩は名無しである:2009/01/24(土) 16:04:27
私にとつて技法的に影響をうける作家は長つづきせぬ。
精神的に影響をうける作家は長つづきする。
川端さんとリラダンとが私にとつてそれだ。
しかもリラダンは殆んどよんでゐない。よんでなくともわかるからだ。川端さんのも沢山よまないやうに気をつけてゐる。「女の手」「過去」
人間愛がかういふ屈折をとらざるをえぬ文学。それは愛情のつきつめた一極点。
『愛情の北極』
・神への不信と虚妄
平岡公威(三島由紀夫)
昭和21年のノートから
309 :
吾輩は名無しである:2009/01/24(土) 16:05:29
・ある川端氏と近しい人が
「それは川端さんは気附かれなかつたらしい」といふのをきいた時、私はわが耳を疑つた。
私には川端氏が気がつかぬ事柄なんてこの世にあると思へなかつたのだ。
川端康成――(芸術的)個性と自我の完璧な分離
川端氏の作品に僕は小説の極めて豊かな眼界を感じる。
牧野信一、稲垣足穂の作品に僕は小説のきはめて窮屈な眼界を感じる。
川端氏の眼界の豊けさは、薄や虫類や小魚をよせあつめる波打際のゆたけさだ。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和21年のノートから
310 :
吾輩は名無しである:2009/01/25(日) 00:12:01
三島君はこの最初の長篇小説で、恋人が結婚のその日に心中するといふ心理に陥り、その作品を「盗賊」と名づけた。
自殺する二人が盗み去つたものはなんであるか。すべて架空であり、あるひはすべて真実であらう。
私は三島君の早成の才華が眩しくもあり、痛ましくもある。
三島君の新しさは容易には理解されない。三島君自身にも容易には理解しにくいのかもしれぬ。
三島君は自分の作品によつてなんの傷も負はないかのやうに見る人もあらう。
しかし三島君の数々の深い傷から作品が出てゐると見る人もあらう。
この冷たさうな毒は決して人に飲ませるものではないやうな強さもある。
この脆そうな造花は生花の髄を編み合せたやうな生々しさもある。
川端康成
「盗賊 序文」より
川端康成 蒐められた日本の美
(別冊太陽 日本のこころ 157)
羽鳥徹哉=監修
定価:2310 円(本体:2200 円) A4変型判 168頁 2009.01
ISBN978-4-582-92157-1 C9491 NDC分類番号 910.26
日本の美を追求した文豪・川端康成。作品群に通底する世界観は、生前蒐集された数多くの美術品からも辿ることができる。
国宝を始めとする所蔵コレクションを軸に作家の魅力に迫る。
なんで最近、羽鳥先生は周辺を徘徊ばかりしているんだろう
本質に迫ることをためらってないか?
あるいは
他人のやっていないことばかり漁っていないか?
もう、本流に乗る必要はないとでも?
313 :
吾輩は名無しである:2009/01/30(金) 00:06:56
おわったなww
314 :
吾輩は名無しである:2009/02/01(日) 15:29:39
川端も茨木中学時代、同性愛経験があったとはな…
315 :
吾輩は名無しである:2009/02/02(月) 00:23:06
そんなの常識だろヴォケが
316 :
吾輩は名無しである:2009/02/03(火) 10:18:55
タッタタラリラ ピーヒャラ ピーヒャラ パッパパラパ〜♪
川端のお宝がまた鑑定団されたようだ…
行間というか、わざと書かずに表現する箇所が多いですね
心理小説というか
こういうものがよく海外の方に理解されたなと思います
319 :
吾輩は名無しである:2009/02/08(日) 09:21:57
だからウケたんでは?
川端でも文学でもないが、たとえば芥川の原作(「薮の中」)がもとになったクロサワの映画「羅生門」の
ような世界だ
日本人にはチンプンカンプンでも、海外では絶賛され、結局グランプリを獲得した
>>319 > 日本人にはチンプンカンプンでも
日本人やめろよ(笑
321 :
吾輩は名無しである:2009/02/11(水) 11:49:33
おまえみたいになw
『遠い旅』が全集未収録なのはなぜでしょうか。
代筆だからか、出来に納得していない本人の遺言のせいなのか、
事情をご存じの方はお教え下さい。
323 :
吾輩は名無しである:2009/02/20(金) 02:47:58
川端康成は足フェチ
324 :
吾輩は名無しである:2009/02/20(金) 21:32:06
960 :名無しが氏んでも代わりはいるもの [↓] :2009/02/19(木) 21:36:14 ID:???
>若いアニメーターは漫画やアニメばかり見ないで文学の名作を読めって言ってた
参考までに、富野だの宮崎が薦めてる文学の名作ってどんなの?
確かにアニメばっかみてるよりは、文学の名作読みまくるほうがマシだと思うが、
それやったって大人からは「本ばっか読んでないで外に出ろ」と言われるだけな希ガス
結局、若い頃に体験したバイトとかの経験に勝るものってないよな
966 :名無しが氏んでも代わりはいるもの [↓] :2009/02/19(木) 22:01:23 ID:???
>>960 具体的な作品名はあげていない。古典的名作というなら岩波文庫にあるような
古い小説かな。村上春樹は作者の死後30年を経た作品は年月を経ても
読み継がれる価値を備えていると言っている。
あと古典的名作を読めというのは若いアニメーターに向けての発言。
物語を作る職業に就いているなら古典を読むべきだということだろう。
968 :名無しが氏んでも代わりはいるもの [↓] :2009/02/19(木) 22:25:25 ID:???
>>966 そういう名作なら著作権切れのが多いし、青空文庫でただで読めるのも多いだろ
で、やっぱりクリエイターってのは古典の名作読むべきなんだろうか?
時間がある中高生時代ならともかく、クリエイターという職についた社会人になって
古典の名作読めるなんて、はっきり言って暇人だけだろう?
325 :
吾輩は名無しである:2009/02/25(水) 15:36:50
具体的に
328 :
吾輩は名無しである:2009/05/03(日) 10:12:02
僕も酷い不眠症で苦しいんですが、川端さんも不眠症だったんですよね?
川端さんはいつ頃から不眠症になったんでしょうか?また飲んでいた睡眠薬は
何だったのでしょうか?
>>319 >日本人にはチンプンカンプンでも
いや、チンプンカンプンじゃないから
自分が理解できないものは皆も理解できてないと決めつけるのはやめろ
>>326 最後の天の川に注ついてて「これは駒と島を織姫と彦星に例えたものでふ」
みたいな、激しく台無しなものらしい。俺は角川で良かったw
>>330 あ、ありがとう
ううむ、まあそういう読み方も存在する権利を持つわけだけど
…
数ある川端の作品の中に、少女漫画のフレーズみたいなのもあるから、
案外作者の意図に近いかも(笑
『万葉姉妹』なんてコバルト文庫でも出てたし
333 :
328:2009/05/12(火) 14:37:41
334 :
吾輩は名無しである:2009/05/12(火) 16:05:03
「乙女の港」出ないかな、コバルトからw
表紙の絵は・・・いやなんでもない
川端の全集って橙色のと水色のとがあるけれど、
どっちがいいのかね。同じ?
337 :
吾輩は名無しである:2009/06/18(木) 19:41:09
338 :
吾輩は名無しである:2009/06/26(金) 03:43:41
>>328 昔の文士は、たいてい不眠症で神経症でおまけに肺病がかっていた。
川端康成が何歳から不眠症だったかは知らないが、
幼少時に両親を亡くし唯一の肉親だった祖父も15,6の時死んで
それからは天涯孤独で生きた出自をみれば、無理もない話だ。
学業的には旧制一高ー東京帝国大学と順当に進み
才能も開花して、文壇でも「天皇」と呼ばれたほど中心的地位を占めた
が、おそらく不眠症は生涯続いていただろうな。
不眠症は、入院が必要なほど重篤な場合以外は
あまり特別視して悩むことの方が危険だ。眠り方は万人が同じではなく、
風邪ひきやすさやアレルギー体質などと同じく、その個人に特有の
体質の一種’個性の一部)と考えた方がいい。
眠れない時は、起きて読書やネットや好きなことをすればいい。翌日の
昼間どんなに眠くても我慢して起き続けていれば、夜は嫌でも睡魔に負ける。
中国の「毛沢東」が不眠症だったのはあまり知られていないが、
彼の膨大な読書量は、いわば不眠症の賜物だ。政策や政略も、不眠の夜に生まれた。
3時間睡眠で名高いナポレオンも、一種の不眠症だったろう。レム睡眠を体得していて
短睡眠を効果的に使い、軍略を練り戦いの先頭に立ち、
八面六臂の働きで皇帝にまでなった。不眠も、考え方使い方次第、ということだ。
川端は教授にねじ込んで卒業したらしいぞ
爆笑問題の日曜サンデー ■Part7
http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/am/1242729644/192 192 名前:ラジオネーム名無しさん[sage] 投稿日:2009/06/26(金) 23:25:34 ID:OjOg1v7V
今週の放送(6/28 #65)は…
・13:00〜ラジオサンデージャポン
・14:00〜27人の証言 …川端康成
・15:00〜カラオケ …「ガール・女・ウーマンがタイトルに入る曲」
・15:30〜競馬 「宝塚記念(GT)」
・16:00〜赤坂応接間 …泉ピン子
芥川の葬式の当日まで徹夜で原稿かいてたから駅でゲロ吐きそうになって
帰ったって挿話が秀子の回想記に載ってる
巨匠レベルは創作意欲を抑えれないのが悩みだったのだろうか
久米が弔辞読むから川端はとりあえず帰っても良かったのかもしれない
しかし不眠の原因を
>>338まで単純化していいものか…
瑣末なエピソード
ナポレオンに毛沢東…
例が板チ
内容はハウツー…
文板も面白くなったな
>>328 いわゆる住吉四部作のどの作品だったか、たぶん「しぐれ」だったような、
作中に、長年の不眠症が〜 とか、一日二時間の睡眠なのであるが〜
みたいなことが書いてあったと思う。
氏が「しぐれ」を書いたのが四十幾つのときだから、おそらく三十代には
不眠症だったのではと思います。
ちなみにこの四部作の最後の「隅田川」は、氏が生前発表された最後の作品
です。ご存知だとは思いますが。私は康成忌にはいつもこの作品を読んでます。
川端文学は、その特徴のひとつに未完成の美というものがあるように私には思われ
ます。この未完成の美は非常に日本的な美的観念で、道教や禅の思想にその源流を
見出せるように思います。
西洋的にカッチリ作品を締めるのでなく、あえて未完成にみせることで全体をぼん
やりとさせる。そこにひとつの芸術イデオロギーが完成しているのです。
川端文学から感じられる「はかなさ」も、或いはこの未完成の美的なものが作用し
ているためかもしれません。
いま岡倉覚三の著作を読んでいて、ふとこのように思ったので述べてみました。
氏も、ノーベル賞は怠けていたから受賞できたと、受賞直後の会談でおっしゃって
います。また、冗談交じりに、私の作品はひとつも完成したものがないと笑いなが
らおっしゃられていたのも印象的でした。
345 :
吾輩は名無しである:2009/07/18(土) 03:40:13
今夜7時〜 テレビ朝日 『オーラの泉』
ゲスト:三倉茉奈・佳奈
双子ならではの悩みを告白、、、江原の言葉に涙。
他に、ザ・たっち、安田美沙子ら、双子芸能人の不思議体験を紹介。
人気コーナー「オーラの街」は銀座編。
豊岩稲荷神社からスタートして、美輪は国分をエスコートし銀座デート。
江原はエド・はるみと銀座グルメを満喫。
ダンスホールで美輪が披露する華麗なステップは必見!
シャンソン喫茶「銀巴里」跡地や「銀座キャンドル」を訪れ、当時のエピソードを語る。
「銀巴里」は美輪が歌手活動の原点となった場所で、
三島由紀夫、川端康成、寺山修二ら、多くの文化人が集っていたという。
346 :
吾輩は名無しである:2009/07/23(木) 15:48:50
>>338 >>343 川端康成が死んだのは72歳でしかも自殺ですよね?
そんな若い頃から不眠症で良く長生きできたと思います!?
何故、川端は神経症で不眠でも長生き出来たんでしょうか
神経症や不眠症は精神の病であって、肉体的には問題ないんだよ。
むしろ、頑強と言えるかもしれない(たとえ外見が虚弱であろうとも)。
一番怖いのは自殺。それさえ回避できれば、天寿を全うできる。
348 :
吾輩は名無しである:2009/07/23(木) 22:55:58
>>347 お前馬鹿か?不眠症は心臓病などの疾患になる恐れがあるんだよボケッ!
無論、精神的ストレス(神経症や不眠も含めて)の結果、
肉体に変調をきたすことはある。いわゆる心身症というやつ。
不眠症から心臓病に至るケースもあるだろう。しかしそれは
あくまでも「恐れ(可能性)」だ。そもそも心臓病の原因なんて、
殆どが他の場合が圧倒的に多いぞ。タバコだの高血圧だの
塩分の摂り過ぎだの、その他諸々。
安易に他人を馬鹿呼ばわりするものではない。若気の至りかなw
350 :
348:2009/07/23(木) 23:53:45
>>349 おいバカーw川端はたばこ吸ってるよーwww
351 :
吾輩は名無しである:2009/07/31(金) 23:09:41
確か、川端は、足腰は丈夫だったんだよな。
足は第二の心臓とか呼ばれているくらいだから、
適度な運動(散歩とか)が、長寿の秘訣?
なんだか、健康オタクスレになって来たな・・・
352 :
吾輩は名無しである:2009/08/03(月) 02:04:59
講義で「女であること」を読んだんだけど、
川端の文って単文が多いよね。
それが川端の綺麗な文体の秘密なのか?
>>352 多い、って、どういう基準で言っているのかな?
一般に複文より単文のほうが多いでしょう?
数量化できる話題だと、根拠を求められるよね。
354 :
吾輩は名無しである:2009/08/09(日) 17:16:19
昭和40年刊のNHK連続テレビ放送の原作でもある「たまゆら」についての
批評(内容について)を誰か語ってくれないか。
まずは隗から(笑
356 :
吾輩は名無しである:2009/08/09(日) 22:03:27
>>354 川端の作品で初めて駄作とオモタ
同名の別の短編が超良かったので期待し杉田。
357 :
吾輩は名無しである:2009/08/10(月) 20:56:19
>>356 どの辺りが、どういう理由で、どういうふうに駄作なのか
教えてくれ。
ノーベル取れたのは偉大な英語への訳者さんのおかげ
まだ生きてる?らしいけど、話すのは下手くそなんだってさ
>>358 サイデンステッカー氏の事?
たしか去年亡くなられたんじゃなかったっけ
トナルド・キーン氏は御健在だけど
もう随分以前、サイデンステッカーがNHKで明治天皇の話をしている姿を見たが、
確かに日本語の発音がたどたどしかったな。
囲碁のマイケル・レドモンドなんかは、並の日本人より巧いくらいなのに。
361 :
吾輩は名無しである:2009/08/23(日) 01:16:34
縁起が悪いが眠れる美女での黒い女が運ばれていくシーンが
マイケル・ジャクソンの運ばれていくシーンと
重なってしまった
日本人なんだから批判するならコンテンツにしろや(笑
伊豆の踊子に萌えた
日本人だと〜
意味わからん
366 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 11:46:56
夏の靴で靴下血まみれの女の子かわええ
368 :
吾輩は名無しである:2009/09/02(水) 12:35:30
川端康成は便秘で苦しまなかったのでしょうか?
369 :
吾輩は名無しである:2009/09/03(木) 16:31:35
雪国読みましたがイマイチ理解できません。
自分の文学的センスのなさは実感しております。
誰か大まかでいいので良い点を素人に教えるよう
解説いただけないでしょうか?
馬の合わない奴と仲良くする方法を教えてクレ(笑
と言っているのに似ている
イマイチ理解できない、というのはよく聞く評価
だけど、理解はしてるでしょ、ただつまんないだけ
雪国はつまんなかったら、時間(年単位)を置いて読みなおしてみるといいかも
ただし、面白くなるかどうかはわかんないけど
夜の底が白くなった…interlude…おお!ってこないと、つまんないハズ
名の売れた作家や評論家が「いい!」って言ったからと言って万人が面白いかというと
そんなことはない。ネットにあふれる書評の画一的なのは、他人の意見をコピペして恥じない
鈍感な奴の仕業だと思う
雪国はちょっと変わった鍵穴。合うカギを持っている人はおそらく少ない
でも、単なる鍵穴レベルと思えよ。いいじゃん、つまんなくても。面白いもんは沢山あるだろうし
なんでもオタクレベルってコマッケー事にこだわるでしょ。アレと思ってもいいんじゃないだろうか(笑
>>370なるほど納得です
いつかもう一度読んでみようかと思います
ありがとうございました
映画でみてみるのもいいかもね。
川端って悪人なんだよ、しかも極悪人なんだよ
そこんとこまで理解できないとな…
375 :
きりん:2009/09/14(月) 17:09:53
掌の小説、Z会の推薦文庫になっていたので中学生の時に買って読んでみたのだが、
わけのわからない短編集ばかり。
特に、「恐ろしい愛」という短編の意味がわからん。
男は、娘の秘密を知ってしまった、とか爪きってどうのこうのとか
何を意味しているのか、わからん。
だれか解説してください。
掌の小説、「恐ろしい愛」
娘がうつむいて挟をつかって何をしていたのでしょうか?
男は自分の娘の秘密を知ってしまったとか漠然過ぎてよくわかりません。
で、なんで、娘に男は殺されなくてはいけないのでしょうか?
こういう、薄気味悪い気持ちの悪い話ばかりですが、なぜ、
川端作品は評価されているのでしょうか?
「古都」は沢口靖子主演のドラマか映画で観たことがありますが、
なかなかいい作品だとは思いました。「伊豆の踊子」も悪くはないです。
ただ、掌の小説は、陰鬱な男女間の性にまつわる話?ばかりでぼかした表現も
多く、意味不明です。異常性欲みたいなのをテーマにしたような短編もあり、
中高生向けの推薦文庫には相応しくないと思います。
いかがでしょうか?
文章を取り説系の情報伝達メインで使うのは他の教科で十分だと思うけど、
文章を芸術としてながめる、ってのは若い頃こそ必要だと思う
ドラクロアやブリューゲル、ロートレック、…、などの、直接視覚にうったえる絵画
を考えてみると、エログロナンセンス的な要素って案外多いのでは?
若い人に川端のを読ませるのは、日本語の文章表現の可能性を感覚的に
捉えてもらう意味が非常に大きいと思う。高校生なら十分わかると思う
早い話、よくわからん、という感想を持ってもいいし、文学に開眼するかもしれない
文学については、鑑賞できるかどうかってのは、個人個人で全く違うと思う
一生縁がないかもしれないわけだし、むしろ川端のは、学校で読んだな、
よく分からなかったけど、いい機会だから読んでみよう、って流れでも十分と思う
折角日本語ができるのに、川端読まないで死ぬ奴の気が知れない、って入れ込む
人もいるくらいだから(笑 山の音、雪国、千羽鶴、あたりがノーベル賞の検討作品
らしいから、こっちからにするのも一考かな
古都は新聞版は他人の手が入ったってうわさもあるから、川端が修正して本にした
のを読むのがいいと思う(今手にはいるのはこっちだから問題ないね)
そういえば、故長谷川泉さんはバッタと鈴虫を推してたな
>>379 やはり、川端作品は、グロテスクな性愛みたいなものをテーマにもしているのですね。
どおりで、掌の小説は、気持ち悪いなという印象をもったのでしょう。
恐ろしい愛以外にも、基礎医学者の卵が、恋人を爪で殺害し、自身の爪を剥いでたという
短編も気持ち悪かったです。
阿部定事件をヒントにした作品なのかなとも思いますが、日本人の性愛となると、
こういう気持ち悪い変態みたいなのが男女とも一部湧いて出ますが、あまり芸術として美化しないで
ほしくないなと思いました。異常性愛は、れっきとした犯罪です。
伊豆の踊子みたいなのは、20歳の孤独な青年の14歳の少女への清らかな恋心って感じで、
読んでて気持ち悪いとは思いませんな。ちょっと早いかもしれないが小学生が読んでも良い作品だとは思います。
>>380 んー…ものごとをどう見るかだと思うな。微妙な話だね
一理あるけど、その考え、言葉狩り・言論統制にならないか、ってちょっと心配
小説ってのは想像の産物だってことを忘れないほうがいいと思う
川端が山の音の中で、奥さんのいびきの話を書いたら、「川端さんの奥さんはいびきかくの?」
と言われた、とぼやいていたらしいけど。たとえば、現実には
支那の天安門、チベット、東トルキスタン、法輪功などの虐殺等々…という、かなり激烈
な情報が中高生には流れているわけだけど、公民・歴史などの教科で、法輪功を
(1)情報を与えない(2)外国の出来事で日本は関係ない(3)大した問題は起こっていない
(4)人間として許されない、という教え方の選択肢があるんだけど、やっぱり(4)でしょう、
教育としては。で、小説としてはどう書いても自由ってのが現状だね。まあ、芸術として表現
できるかどうかはさておいて。くどいけど、小説はかならずしも事実の表現ではないよ
>>382 まぁ、直接的な描写は極力抑えてぼかして表現しているから、
グロテスクな内容でも、芸術だと言ってもらえるのでしょうかね。
>>383 あなたの心にもかなり頑固なグロがあって、
川端の作品をそれに同化させようとしているように、
一連のレスを読むと感じられるな
もう一度言うけど、小説は想像の産物
そして、小説の内容は取り説じゃないわけ
小説は大したものではないかもしれないけど、
あなたは小説そのものをよく理解していないと思われるな
グロを批判したいと思っているようだけど、
あなたの言説がグロテスクそのものだということ、理解している?(笑
385 :
吾輩は名無しである:2009/10/01(木) 05:36:53
川端の愛情は美しいようでもやはり病的
愛情の対象にはほとんど触れない
触れないくせに鼻息かかるほどよく観察している
美しさが壊れてしまうのを恐れているとこがある
美しい≠病的
というのは視野狭窄(笑
と言うか、それじゃ川端を読む意味すらない
鉄腕アトムあたりが妥当でしょ
負けた(笑
>>384 まぁ、あまり川端作品を始めとして小難しい物の理解力はないですからね。
じゃ、川端作品の主題はなんで、表現ではどういうところが特徴的で他と
異なると言えるのでしょうか?
川端康成は、どういう点が、すごいんでしょうか?
>>389 すごい点ねえ…
ノーベル文学賞を日本人で初めてもらったからすごいんじゃないか?(笑
「意味も目的も分からないし気味が悪い」。力士のような顔を2つ並べたデザインのシールが
都内の電柱や壁、ガードレールなどで続々と見つかっている。通称、力士シール。昨春から
中央区や台東区などを中心に都心で発見され、その数は銀座だけでも100枚以上にのぼる。
粘着力が強くはがしにくいため、行政側や商店街などが対応に苦慮している。いわゆる
「グラフィティ」説が有力だが、海外犯罪グループやカルト教団による犯行説なども出ており、
謎は深まるばかりだ。(宮原啓彰)
複数犯? 目撃者ゼロ
力士シールの発見情報が相次ぐ街の1つ、銀座。探索を開始すると、ほどなく自動販売機や
廃屋、エアコンの室外機などで続々と力士シールが見つかった。正直、あまり気持ちの良い
デザインではない。大きさは縦20センチ、横15センチほどのサイズを中心にさまざまだ。
東京都中央区の銀座通連合会は「力士のような顔を合わせたものから、ひげを生やした
麻原彰晃(松本智津夫死刑囚)にそっくりの容貌(ようぼう)のものまでバージョンはいくつかある。
昨年の3、4月ごろから徐々に目につくようになった。薄気味の悪いデザインから、
カルト教団がはったマークかもしれないとの憶測も飛び交った」と説明する。
はられる場所は大通りから脇道に入ったガードレールや電柱、公衆電話など公共物が多いが、
「意外と人目につかない場所にはられ、住民でもなかなか気付かない」(同連合会)
店舗脇にはられた銀座の自営業男性(35)は「1年以上前にはられた。気味が悪い。はがそうと
したが粘着力が強く、風化するのを待っている状況。無理にはがして、また新しいのをはられる
のも嫌だし…」と困惑した表情で話す。(
>>2以降に続く)
産経新聞 2009.10.4 13:00
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091004/trd0910041301004-n1.htm
392 :
吾輩は名無しである:2009/10/07(水) 00:05:25
質問です
山の音の最初の方で、主人公が買ったサザエを食卓に出した場面で
駒子が言った「江ノ島の茶店」の意味がわかりません
冗談か何かですか?お願いします
393 :
吾輩は名無しである:2009/10/07(水) 02:01:42
俺もそこ引っ掛かった。
江の島の茶店で海老をもらったのかと思った。
そのまま読んで、海老とさざえ、江ノ島の茶店みたいね、くすっ(笑)ってことかと思った。
俺はこういうとこ好き。
395 :
吾輩は名無しである:2009/10/07(水) 04:36:21
掌の小説は今読んでるけど、無駄な描写がなくて、話が飛躍(してるように見えてて)面白い。
中編小説の情報量を数頁にまとめてるようなもんだから、普通の読書感覚では掴めないかもね。
396 :
吾輩は名無しである:2009/10/08(木) 00:58:04
そんなことどーでもいいじゃない
最近のアホ学校は国語に川端、三島、夏目など大御所を使わない
ばななとか最悪なんだ。音楽も
勿論自分で読めばいいんだけど。
あの日本語のすごさきれいさってこのへんなんですが
川端読んだ時日本人でよかったと思ったんだけど
こういう情緒無くなるのかな
ほくろの手紙なんかすごいとおもうけど
399 :
でへへ:2009/10/12(月) 02:03:52
言い古された言葉だけれど、「恐怖とエロス」といった記憶として浮かび上がるギリギリあたりの感覚を、言葉(イメージ)を集めて追体験している感じがあって、「掌の小説」は、評価します。
もしくは逆で、故意に意味をずらした(省略した)言葉の組み合わせで、それらの個々の言葉にまつわる「意味の安定」をさけようとするところに「エロスや恐怖」といった言語化されることをこばむような感覚をつかもうとしたものかもしれませんが・・・。
やっぱり川端さんの作品はそのへんがピンと来ます・・・。
400 :
吾輩は名無しである:2009/10/15(木) 21:26:32
まさか今時、川端、三島、夏目などを大御所と思っている
馬鹿はいないと思うが
ノシ(笑
川端の文章はどっちかっていうとヘタウマじゃねえの
半分は翻訳者の功績って謙遜とかじゃなくて適当に訳しても同じって意味では
どっかの先生の話だと、わからない人には一生わからない、
冷酷な世界だって言うけどな(笑
単なる小説なんだし、どうでもいい
川端はノーベル賞を取ったから文豪、と思ってるんじゃ、
楽しめないかも
春樹でもばななでも、面白きゃいいでしょ
勝手にしろよ
404 :
でへへ:2009/10/16(金) 08:44:14
>402
ヘタウマではないと思うが、
たまたいへん美味い料理を出す
日本料理屋だとは思います。
途中までは、本当においしいのだが
最後に期待したおいしいお茶が出てこなかったり・・・
おいしい料理があったわけだから
まあ、いいか・・・というときもあります。
>403
逆に、「単なる人生なんだし、どうでもいいんじゃないですか?」
『抒情歌』なんかを呼んでいると、そう聞こえます。
「勝手にしてるんですが・・」ともいっているようで、
そこが面白いし、美味しいところでもあります。
おっと、ここは「まずいお店」への苦情・イイガカリ・をカキコする板でしたっけ・・
405 :
吾輩は名無しである:2009/10/16(金) 08:50:08
え、別に面倒な話じゃないだろ?伏線があるわけでもなさそうだし…
江ノ島だとさざえのつぼ焼きや鬼ガラ焼きなんかを食うところがたくさんあるし、
おそらくは家族(少なくとも話をしている信吾と菊子は)で行ったことがある、
了解事項の一つであることを、菊子の様子から感じ取れるだろう。まるで、〜みたいってことだろ?
さらに、菊子の調子から、食べたときになんらかの面白いことがあったのかもしれない、
とも想像される。息子が大食いしたとか、あわてて食べて熱くてやけどしたとか、…
コリコリした食感は楽しいけど、さざえよりはえびのが好きだな
でも、さざえって海の味がするよな
バターたらしてもうまいよ
407 :
吾輩は名無しである:2009/10/18(日) 19:25:02
[古都]ははなもちならんミーハー大衆小説だな。
俺はそのミーハー小説が大好き(笑
映画化されやすいというのは、やはりそういう要素が多分にあるということだね
どんな要素?
411 :
吾輩は名無しである:2009/10/19(月) 18:02:55
文脈ぢゃ、ミーハーなとこって意味だろうけど
CGを使わないで低予算ですみそうな作品が多いからかな?
川端の本質は言葉の上だけの世界だろうが、
「片腕」の実写版映画って見てみたい気もする・・
エンタメ性でしょ
413 :
吾輩は名無しである:2009/10/20(火) 00:29:11
たんぽぽ究極
死にたくなった
414 :
吾輩は名無しである:2009/10/20(火) 00:48:47
ああいう奇病にもワイドショー的な俗っぽさがあるな
生き別れの双子と似たようなもんだ
>>406も根本的に
>>392とかと同じじゃねーかwww
川端を無理しておもしろく読んでもしょうもなし、
別段センセーショナルでもない作品は順調に消えていきそうだな。
何でもない食事時のやり取りだからね
深読みする箇所を間違えただけ・・・
深読み…(笑
418 :
でへへ:2009/10/21(水) 08:46:07
「江ノ島」という言葉が浮遊している様を述べ、
じつは「さざえ」という「もの」なるものが浮遊しているのであると開き、
「虚像としての現実」「現実としての虚構」に話を移し
「語られることのない物語」が「いかに多くの物語を語っているか」と結論したら
それを私達に投げ出した川端に驚いてみせる
というのも、いいのでは・・・
419 :
でへへ:2009/10/21(水) 08:58:49
↑ ↑ どっちでもいいでしょうが、間違えたので書き直します。
「江ノ島」という言葉が浮遊している様を述べ、
じつは「さざえ」という「もの」なるものが浮遊しているのであると開き、
「虚像としての現実」「現実としての虚構」に話を移し
私達の現実が、いかに「さざえと江ノ島」に囲まれているかと結論し、
「語られることのない物語」が「いかに多くの物語を語っているか」そして、
それを私達に投げ出した川端に驚いてみせる
というのも、いいのでは・・・
420 :
でへへ:2009/10/21(水) 09:17:02
↑↑ くどいですが、これが深読みの最終稿です。スミマソス
「江ノ島」という言葉が作品からも登場人物からも浮遊している様を述べ、
じつは「さざえ」という「もの」なるものも浮遊しているのであると開き、
川端の作品自体が『「さざえ」と「江ノ島」』そのものではないかと結論し
私達の現実が、いかに「さざえと江ノ島」なる出来事に囲まれているかとしたあと、
「語られることのない物語」が「いかに多くの物語を語っているか」そして、
それを私達に投げ出した川端に驚いてみせる
というのも、いいのでは・・・
なるほど
深読みだね
422 :
吾輩は名無しである:2009/10/21(水) 14:20:04
いやあ、きっと川端に対する皮肉だろう…
チーズケーキとソフトクリームがおやつで出てきて
「マザー牧場みたい」という感じ?
難易度高いな
425 :
吾輩は名無しである:2009/10/21(水) 17:08:00
川端はシュルレアリスムとの近親性などは深読みのしすぎで
作者も恥かしいのでやめてくれと書いてる
シュルレアリスムに限らず、自作が何かと深読みされることが多く
不本意ながらそれに助けられてきたと自嘲して見せたりもしてるが、
要は大方の自作の評価に不満があったわけだな
川端作品の理解者って誰か居る?
文学的理解以前の問題だよ。
本読んでひきこもってばかりいないで旅行にでも出かけたほうがいいよ。
しかし川端は時代文化が変わればますます理解されないだろうと思うところでもある。
431 :
吾輩は名無しである:2009/10/22(木) 19:57:28
三島はなんで川端ごときにおべっかつかったのか?
Nobel prize はどうぜん三島で川端如き三文似非文士
の受けるべきものではなかった。
見出だしてもらったからじゃないの
川端も三島も、少しは大江を見習ってほしかったな
>>431 三島由紀夫の「宴のあと」事件で
プライバシー侵害裁判になった時、
川端率いる、日本ペンクラブが全面的に後押ししたから
その時の恩を感じて、が一番大きいよ!
後、川端が創刊した「人間」って雑誌に「煙草」を載せて
もらって、文壇デビューさせてもらった・・etc
他にも色々あるんだよ!
年上、恩がある、推薦文を頼まれた
…
三島はずっと仮面をかぶり続けていたわけ
川端は地で通せた
三島は川端のエゴの強さに負けた弱者
切腹するより仮面を剥ぎ取ることを恐れた臆病者、それが三島
屈折した性欲と礼儀正さ
土方のせがれにでも生まれたほうが、人間としてはよほど良かったに違いない
安吾⇒川端…強者の文学⇒生きるためのエゴむき出し
太宰⇒三島…弱者の文学⇒女々しい奴、倒錯した性欲を持つ者の系譜
スポーツマンじゃないマッチョってのは臆病者
川端の自殺、かわいそうって意見を聞いたことがない
作家の人間性で作品を云々するってのは、だから馬鹿のやること
>>427 川端自身がエッセイで書いてる
>>430 川端の理解者というと、よくこの二人が挙がるが
両者にしても評価の内容は随分差があるね
小林秀雄は「みずうみ」が不満で連載時に担当編集を怒鳴りつけたとか
三島も同年輩や後輩の作家には作品主義で結構文句言ったりしてる訳だから
立場さえ同じなら相当なこと言ってただろうな
ただ川端の一種気違いじみた徹底性みたいな部分は評価しただろうね
1972年4月16日,川端康成は,仕事場に使っていた,逗子のマンション・マリーナ417号室でガス自殺を遂げた.
この事件の背景が,鎌倉の自宅でお手伝いさんとして「強引に」雇われていた,鹿沢縫子の視点で語られている.
1977年5月,雑誌『展望』に一挙掲載されるや,世間は大騒ぎになりマスコミはこぞって記事にしたらしい.川端家は臼井と筑摩書房を提訴,のちに和解に至るが,長野の部落解放同盟からの糾弾に屈し,(単行本は)絶版となる.
縫子の父は信州で盆栽を扱う庭師なのだが,人づてに盆栽の噂を聞いて川端が信州までやって来る.
名前も職業も隠して前触れもなくふらっと立ち寄り,奇妙な客だと思われたらしい.
鹿沢家の庭に勝手に入って30分以上もただ盆栽の鉢をじっと見入っているばかりで,ほとんど口を開かなかった.縫子は,不快な仕方で回想している.
「ようやく,わたしに気がついたらしく,顔をあげて,こっちを見た.痩せて小柄,貧相で,小さな顔のくせに,とんびみたいな鋭い目をぎろりと光らせて,わたしの方をじーっと見た.思わずゾッとした.
とんびの目は,わたしを見据えたままで,ひとことも口をきかなかった.気味がわるかった.へんな人だと思った」
川端のみならず秀子夫人もが,しきりに縫子を鎌倉邸のお手伝いに来るようにと要求する.
縫子はその提案を父を通じて耳にした当初から「たまらなくいや」で「不愉快だった」.頑なに断ったが,川端夫妻の猛烈な電話攻めと周囲の圧力に根負けして,6ヶ月限定という条件付きで渋々承諾して鎌倉に向かう.
縫子は川端が自殺するまで,一貫して川端に対して不愉快と拒否の態度を貫いている.
強い拒否をあらわにして,嫌がる女によくここまで執着できるなと驚くほかない.
縫子が鎌倉邸に住み込んでから,川端の彼女への執着は明らかに常軌を逸しており,寒気がした.
吉永小百合からもらった青磁の花瓶を縫子にあたえて困らせ,また『伊豆の踊り子』,『雪国』など自著を次々とプレゼントするのだが,前に渡した本も含めておかまいなしに大量に渡すものだから,縫子は先生の頭はおかしいんじゃないかしらと気味悪がる.
お手伝いさんはほかに志乃さんや恵子さんという2人の先輩格がいて,彼女たちにあげた本には署名はしていないが,縫子に渡す本にだけは墨で署名を入れていたという.
川端は縫子に公私ともにつねにそばにいることを強く要求して,ますます縫子の嫌悪感が募っていく.
頻繁に東京へ行くのだが,車の運転を縫子に任せるばかりか,目的地に着いても,運転席から降りて,たとえば企業の応接室まで一緒に来るようにせがんで,拒む縫子を車から引っぱりおろすこともあったという.
ノーベル賞作家が丸の内やら麹町のど真ん中で,二十歳そこそこの女の腕を引っぱり,駄々をこねていたとは…….(本書では縫子は18歳となっているが, 実際は22歳.)
逗子のマンション・マリーナには週に2,3回出かけており,縫子と一晩一緒に過ごすことを目論む川端から,彼女は毎回何とか逃げていたようだ.
川端が「今夜は帰らない」と踏ん張れば,縫子はすばやく部屋から逃げ出て車に乗り込んだり,秀子夫人に助けを求めて電話をかけたのに,
「先生のいうとおり,泊まってあげて下さい」と逆に頼み込まれてしまったときは,別室に鍵をかけて朝まで一人で過ごしたという.
お手伝いさんとして働いてもらう期間の延長は川端はそれまで何度も断られていたが,まだあきらめずにしつこく縫子の父に交渉する.
そのため,逗子に三人で出かけることがあった.夕食を済ませて縫子が父と2人で部屋で寝ていたときのこと.
川端は,父だけ逗子マンションから帰り,縫子一人だけが眠っていると思い込んでいたらしく,いないと思っていた父がいたものだから咄嗟にごまかす.
いきなり、ゆり起こされて、わたしは目をさました。夜半だった。父が扉の方を指さしてるが、声も出ないらしい。
わたしは、おびえがからだ中を駆けぬけて、心臓の打つのが、はっきりわかった。誰かが扉をノックしている。
とたんに、わたしは泥棒と思った。だが、待てよ、と自分に呼びかけ、泥棒じゃないと直感した。鍵は確実にかけた覚えがある、泥棒はいるはずはない、と判断した。
そのとき、早くも扉を半分開いた父は、あっというような声を発していた。何か御用ですか? 父が声をかけると、じつは鹿沢さんが早くお帰りかと思って……その前に話をしておきたいと思って。
その前に話をしておきたいと思って。
先生の声だった。時計は三時を指していた。
さすがに父も、びっくりしたらしかった。だまったまま、ふたりともベッドに戻ったものの、夜の明けるまで、まんじりともしなかった。
わたしは父にだまっていたが、わたしは、これまでここで三泊したが、一度だけ夜中に、ドアをたたく音を聞いたような覚えがあった。
疲れて、ぐっすり眠ってたので、夢うつつできいていたような記憶が残ってたが、なにかの錯覚かしらとも思っていた。あれも先生だったのだ。
このとき父にやんわりとしか断られなかった川端はあきらめるはずもなく,3月になって父にまた直談判しに行くと言い出す.その日の翌朝.
その翌朝――というよりは、未明の二時すぎだった。誰かが呼んでいるという意識が動いて、目がさめると、枕もとに、先生が立っていた。
髪はぼうぼう、和服をだらしなく引きずって。一瞬、わたしはぞっとした。
縫子さん、さあ行きましょう。お父さんのところへまいりましょう。
先生の声は、いつものように、静かでおだやかだった。
夢を見てる気持ちだったが、せきたてられて、わたしは仕度をはじめた。そのころには、みんな起きて来て、あきれて見てるばかりで、声を出す者もいなかった。
こんなとき、奥さまの忠告なり何なりがあるべきだと思ったが、日ごろから奥さまの気の使いようは、それはそれは大変で、それどころではないらしかった。
さて,縫子の父への直談判でも断られたにもかかわらず,なおもめげない川端夫妻は縫子にお手伝いさんとしてい続けて欲しいと要請するが,4月いっぱい,あと2週間で帰りますと彼女はきっぱりと断る.
4月16日,自殺当日の昼のことである.川端がふらっと出て行ったのが,14:45.
たばこでも買いに出かけたとはじめは誰も気に留めていなかったが,30分たっても1時間たっても帰ってこず,
お手伝いさんの恵子さんが心当たりのあるところへすべて電話しても見つからず,逗子のマンション417号室に何度電話しても応答がない.
管理人に尋ねたところ、今日は先生を見かけなかったとの返事だった。念のため、管理人とつれだって、室内をたしかめようとしたが、カギがかかっていた。合カギでドアをあけると、ドアチェーンがかかっていた。
あっ! とわたしたちは、一斉に声を発した。管理人が、くさりをバールでこわして、中へ入った。とたんに、ガスのにおいが鼻にきた。
台所へとびこんで、風呂のとなりの洗面所をのぞくと、そこに、倒れたままの先生がいた。グレーのジャンパーに、ネズミのズボン、その上に、茶の縞模様のガウンを羽織っていた。
台所のガスストーブから青いゴム管を引っぱって、先生は、右手でそれを握っていた。
おだやかな、いい顔で、生きてるように血色がよかった。ゆり動かしても、もはや返事はなかった。
机の上には、坂口安吾全集が二冊、詩集が一冊おかれてあった。それと岡本かの子集の解説草稿、筆で書かれた雪国抄。
洋間のテーブルには、飲みかけのジョニー・ウォーカーとコップのほかに睡眠薬の空びんがあった。
自殺翌日の4月17日,縫子のそばにやって来た秀子夫人は,耳元に口を寄せて小声でこうささやいたという.
「縫子さん、あなたが、昨日承知してくれていたら、先生は死ななかったと、あたしはそう思う」
創作は創作スレで
>>447 創作じゃないよ、筑摩書房から出版されたけど発禁処分になった『事故のてんまつ』ってやつの抜粋。
事故の顛末神保超の古本屋で買って
一回読んだけど、
むかついたから即捨てたわww
川端さんを侮辱してるような語り草が嫌だった
なるほど、まあ何にしても転載乙です
実業之日本社から乙女の港の復刻が出るみたいですね
>>448 川端と関連者しか知りえない内容を含むと言う意味でフィクション
発言も同様で、再現できない伝聞を持って内容を規定している
454 :
吾輩は名無しである:2009/11/19(木) 08:36:03
このスレ的に大久保喬樹さんの川端論はどうなの?
福田和也も言ってたが、川端康成論って名著といわれるのって無いよな
漱石なら江藤淳や柄谷行人、鴎外なら石川淳や高橋義孝や唐木順三、太宰なら奥野武男が著した評論書がその作家を論じる上で欠かせないものになってるけど、川端の場合はそういうのが見当たらないな
三島由紀夫は卓抜だけど短文ばかりでまとまったやつは無いし
まあそれだけ川端が批評家ですら論じきれない莫大なものを抱えている作家だという事かも知れないが
人物論なんてどうでもいい、と思っているけど
川端の研究ってちょっと異常な環境
●議論が活発なサイトがみつからないない。これはほかも同じかもしれないけど
気取ったの、じゃなければ、雪国よかったよ〜的なのばかり
知る限り2chが一番(笑
●支那人が多い。トンチンカンな批評も、山のようにあるけど、国際親善したいらしいな
●川端専門書籍群が手軽に入手できないかな。部数出ないだろうから
探すとかなりあると思うけど、長谷川泉のは最近読まれないのかな?教科書的な
存在だと思うけど。吉田精一も鋭い指摘があると思う…って、福田さんって人、読んでないかもね
川端研究するなら、国文学、解釈と鑑賞、漁ってみると面白いかも
>>454 >>455 どの研究本見ても、行間の解明が難関そうに映った。
前後にヒントと成り得そうな文章もまた曖昧で、
評論家は詮索するな!読者各々感受して判断しろ!っと
虚無的に突き放してる感がした。
自分が見て面白いと思ったのは
↓
橘正典「異域からの旅人〜川端康成論〜」
・故郷と異教、浄と不浄、時代と接点という新たな分光器で
川端の世界観を解明する
鶴田欣也「川端康成論」
・行間を論づけ、文章の厚み(古典や実経験との関わり)を解明
浅草紅団の弓子は何をして食ってるんだろ。
変装屋のマネキンガールとか言っているがそれだけで食えないだろう。
紅団では不良少年少女が寄り集まって何をしているのかもいまいちわかり辛い。
その上浅草紅団、川端康成についての論文が少な過ぎて行き詰まってるorz
>>457 フィクションを現実に無理やりあてはめようとしているわけ?
文学部の話題か?意味ないと思うけど、実証的にやりたいなら
当時の新聞なんかを見て、職業、賃金、若者の風俗なんかを調べてご覧
あと、映画からんでるんじゃないかな?女優との相性とか、話題は無尽蔵でしょ
川端の文献リスト自体だいぶ前に本になってたし、
論文自体が川端研で本にして出版されているでしょ
ネタなんかは同じでも、どれだけ鋭い洞察を加えられるかどうかじゃないの?
指導教官には相談したんだろうな?
459 :
吾輩は名無しである:2009/11/26(木) 01:20:46
鋭い洞察(笑
川端さんの好みからいって
薄幸な子は、女中かカフェの女給で
生活を凌いでる感じだな。
461 :
吾輩は名無しである:2009/11/26(木) 01:40:22
春を売っているんじゃないかね
462 :
吾輩は名無しである:2009/11/26(木) 02:04:45
>>458 ご意見ありがとう。仰る通り文学部w
弓子の職業、紅団の首領として団員とどんな関係を築いているのか見えない部分が多いのでやはり当時の不良少女について調べた方がいいのかもしれませんね。
単に読解力がないと言われればそれまでですがw
当時の風俗などあらゆる文献を調べてみたいと思います。
>>461 姉への屈折した感情を抱える中性的な美少女で女になるのを拒みつつ、
誰も私を女にしてくれないと言っているので体で稼いでいるようには見えないですな。
しかし美しいから浅草がご飯を食べさせてくれるとも言っているので、
体は売らないまでも変装姿で次々と男を惑わせ食いつないでいるのか?
463 :
吾輩は名無しである:2009/11/26(木) 02:08:31
>>462 わたしは
>>461だが
その作品についてはあまりよく覚えていないので
あまり参考になさらぬよう。
>>462 川端さんの随筆で「浅草紅団について」
をお主は読んだの?
とにかく紅団は弓子萌え!
萌えヲタの元祖は川端康成と谷崎潤一郎だと思う
>>465 大正10年に千代と破局、
「浅草紅団」書き始めが昭和4年か?
まだ千代との事が影響されてる時期だね。
カフェを転々としてたのかもな。
谷崎潤一郎の屋敷で女中をしてたと設定したら
また面白いが。
>>468 自分の女性観とかが川端と一緒だとする根拠は?(笑
スレ違い承知でお聞きしますが、
なぜ新感覚派の中で
川端より横光の方が優れていると言われていたのですか?
機械とか読みましたが全然面白くないです。
どなたか、横光の良さを教えて下さい!
>>469 昭和4年だったらまだ忘れきってはいないだろ。
作品も発表してるし。
まさかちよのこと知らないの?
ぐぐったがわからなかったので教えて頂きたい
「花」の有名?な一文「花の名前を〜」の下りは、本当に「花」に掲載されているのかということを
真実がしりたい
それは川端康成「植物図鑑」でしょ!
調べてみなさい
477 :
吾輩は名無しである:2010/01/20(水) 20:59:08
>>471 いろいろな手法で小説を書いたからじゃないかしら。
478 :
吾輩は名無しである:2010/01/27(水) 21:08:45
これは、自分の勝手かもしれないけど雪国の島村ってどうしても
谷原章介か安田顕が思い浮かぶ・・・
479 :
吾輩は名無しである:2010/01/27(水) 21:14:16
オレは小さいころ「島村」を「とうそん」と読み
「かの島崎とうそん」のことか、と思った。
480 :
吾輩は名無しである:2010/01/28(木) 00:40:59
ふじむらの話はスレ違い
481 :
吾輩は名無しである:2010/01/31(日) 21:30:36
温泉宿ってなんか話分かりにくくないですか?
お滝が同性愛者だとかわかりますかこれで?
しかも最後の方では工夫監督に奉仕しているし・・・
これは同性愛者でもプロ根性で仕事をしているってこと?
それを見てお雪が嬉しがる理由もいまいちよくわからないんですが・・・
482 :
吾輩は名無しである:2010/02/01(月) 07:33:00
483 :
吾輩は名無しである:2010/02/02(火) 21:55:46
なんで自殺したん?
484 :
吾輩は名無しである:2010/02/03(水) 01:19:21
本等は自殺ではなく事故死が真相らしい。
485 :
吾輩は名無しである:2010/02/04(木) 13:13:10
カスチューブ咥えてたらしいけど・・・。
ガスチューブ←
487 :
吾輩は名無しである:2010/02/05(金) 00:26:45
www
488 :
吾輩は名無しである:2010/02/05(金) 14:19:56
489 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 23:34:18
川端さんへは又いつかの機会に御一緒にまゐりませう。
あの眼だけでも見ていたゞきたいと思ひます。酷薄さと温情がいりまじつた鋭い眼、あそこに川端さんの文学の
象徴があります。川端さんといふと、芸だの感覚だの抒情だのといふ言葉しか知らない批評家に憤慨して、
川端康成ノートを作つてゐますが、二、三年たつたら書けると思ひます。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和21年7月25日、徳川義恭への書簡より
491 :
吾輩は名無しである:2010/02/15(月) 15:30:57
この間川端さんが、睡眠薬の服用を急激にやめられたことから、禁断症状の発作を起され、東大病院に御入院中で、
面会謝絶と知りつゝ、強引に押し込んで御見舞をしましたところ、もう相当御元気で一安心しました。
「睡眠薬遊び」はもうお懲りになつたでせう、と諫言しましたら、苦虫を噛みつぶしておいででした。
三島由紀夫
昭和37年2月27日、中村光夫への書簡より
コピペは隔離スレに貼れ
江の島の茶店のくだりは、素直に考えればよろし。
その前に「海老にさざえは似たもの」と信吾が言っている。
文字通り、同じような食べ物が食卓に出るはめになってしまったことを
後悔しているのである。
江ノ島は海老とさざえの産地。茶店の品書きに海老、さざえがある。
家庭において同じような食べ物を出してしまうことを
「まるで江の島の茶店みたいね」と言っているのである。
例えば、本をたくさん持っている人の部屋を
「まるで本屋さんみたいね」と言うのと同じこと。
494 :
吾輩は名無しである:2010/03/03(水) 23:04:34
世界中で読み継がれる文豪・川端康成の短編小説を映画化したオムニバス・ムービー。
『アコークロー』の岸本司、『Lost & Found』の三宅伸行ら、気鋭の若手監督4人が「掌の小説」に収録された4編をそれぞれ手掛ける。
『252 生存者あり』の香椎由宇、『女の子ものがたり』の福士誠治、『引き出しの中のラブレター』の吹越満ら、人気俳優が多数出演。美しくもエロチシズムあふれる、川端文学を体現した崇高な映像美が見どころ。
495 :
吾輩は名無しである:2010/03/03(水) 23:46:11
ちくまの川端の怪談集読んだんだけど、こんなに川端って凄かったっけ?なめてたわ
496 :
ポッポ ◆Q.FQ0/LrYOtA :2010/03/04(木) 01:08:39
僕は世界に必要な小説を書きます。 読者に良い影響を与えることのできる、良い小説です。
そして、僕は「哲学的&芸術的」であることが重要だと思っています。
哲学性と芸術性の弱い小説は読者に良い影響を与えられません。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1267611188/ ↑は僕の書いた小説を載せてます。
小説を書く練習として作ったものなので内容は薄いです、すいません。
会心の作は新人賞に送るつもりなので、公開できません。
日本でこういう作風は自分以外に無いのでは、と思ってます。
2時間くらいで書いた作品です。 詩的であることも意識しました。
自分のケータイ小説サイトのURLは書き込めないようなので、
リンクしているスレのURLを書かせてもらいます。
縦書きで読んでもらいたかったのですが、手軽にHPを作って公開できるケータイ小説形式を選びました。
まあ、がんばれよ、とは言うけど、川端スレに書くのはスレチ
川端の続編をかきました、夏目の続編を書きました、
なんぞという方々がいらっしゃるくらいだから、
どうでもいいけどなあ…
志は大切だよな
川端康成全集を古本で探しています。
晩年の全19冊のものとその後に出た全37冊のものがあるようですが、
どのくらい内容に違いがあるでしょうか。
ご存じの方がいたら教えてください。
研究用ではなくて普通に読む分には19冊のものでも十分でしょうか。
499 :
吾輩は名無しである:2010/03/11(木) 22:09:15
たんぽぽ読みたいけどアマゾンで高すぎ…
500 :
吾輩は名無しである:2010/03/12(金) 00:08:33
たんぽぽ最高!
人面欠視症!
図書館はただだろ
十六巻
十二巻(カラーグラビヤつき)
十九巻
三十五巻
三十七巻
三十七巻再刊
絶版←今ここ
手紙とか日記とか新装版のたびに書き直してたあとがきとか無理矢理書かされ
た手抜きエッセイとか雑誌連載から単行本化のさいに削った部分とか読みたい
なら体積の大きいやつ
そういえば萬葉姉妹が納まってないのだが(なぜだ?)
503 :
吾輩は名無しである:2010/03/12(金) 23:32:55
一番価値のあるのは
改造社の選集な
なんで?
>>502 結局、19巻の全集を古本屋で見つけたのでそれにしました。17000円也。
37冊はお金もスペースも読む時間もないので。
アドバイスありがとうございました。
506 :
吾輩は名無しである:2010/03/22(月) 04:33:00
「美しい日本の私」+「暗い夜の私」=「暗い日本の私」
507 :
吾輩は名無しである:2010/03/22(月) 16:56:52
川端康成はごく日本的な作家だと思はれてゐる。しかし本当の意味で日本的な作家などが現在ゐるわけではない
ことは、本当の意味で西洋的な作家が日本にゐないと同様である。どんなに日本的に見える作家も、明治以来の
西欧思潮の大洗礼から、完全に免れて得てゐないので、ただそのあらはれが、日本的に見えるか見えないか
といふ色合の差にすぎない。(中略)
作家の芸術的潔癖が、直ちに文明批評につながることは、現代日本の作家の宿命でさへあるやうに思ふはれ、
荷風はもつとも忠実にこれを実行した人である。なぜなら芸術家肌の作家ほど、作品世界の調和と統一に
敏感であり、又これを裏目から支える風土の問題に敏感である。(中略)
悲しいことに、われわれは、西欧を批評するといふその批評の道具をさへ、西欧から教はつたのである。西洋
イコール批評と云つても差支へない。(中略)
川端氏は俊敏な批評家であつて、一見知的大問題を扱つた横光氏よりも、批評家として上であつた。氏の最も
西欧的な、批評的な作品は「禽獣」であつて、これは横光氏の「機械」と同じ位置をもつといふのが私の意見である。
三島由紀夫「川端康成の東洋と西洋」より
508 :
吾輩は名無しである:2010/03/22(月) 19:41:38
19巻の全集には名作『東京の人』が収録されており魔戦ねぇ〜(笑) 妻り、19巻の全集は選集名のですねぇ〜(笑)
生前の作家の「全集」と名のつくもの=選集
これはあたりまえ
本当の意味とはどんな意味かをしっかり説明しないと、言っていることは不定
511 :
吾輩は名無しである:2010/03/22(月) 23:37:08
>>509 全集=選集
じゃないでしょう。
文字通り全集の作家もいるし。
512 :
吾輩は名無しである:2010/03/23(火) 13:29:42
ぶっちゃけた話をすると70年安保前のあめ玉みたいな
ノーベル賞で、ソッコーで逃げ出されちまったからには、
どうにも後味の悪い日本の世の中ってことだな・・・。
513 :
吾輩は名無しである:2010/03/23(火) 14:53:19
>>177 何とも素晴らしい後味の悪さだ。
死の前年に、ノーベル賞仲間の佐藤栄作が推した自民党の都知事候補の
応援にかり出されて美濃部に負けたのな。
514 :
吾輩は名無しである:2010/03/23(火) 19:13:26
NHKの受賞記念の鼎談番組、時々舞い降りる沈黙が怖いわ。
三島が「国家的名誉」云々をやり始めると居心地の悪そうな
川端のアップ。
515 :
吾輩は名無しである:2010/03/23(火) 19:48:46
三島の剣道の話からまず、「なまけものですから」でかわすだろ。
最初はまだにこやかなムードなんだけど、
三島「日本で考えてる西洋なんか西洋じゃないんですよね」
川端「西洋で道歩いてて穴ぼこに落っこちたんじゃないの?」
ここらあたりから、だんだん重くなって来る・・・。
516 :
吾輩は名無しである:2010/03/23(火) 20:19:40
517 :
吾輩は名無しである:2010/03/24(水) 02:13:36
川端の女性に対する愛がどのようなものであれ、
それは他者へのエロースであるのは確かなのだ。
三島に自分より他の者を愛することは出来たろうか。
そこに川端と三島の大きな違いがあるように思うが。
518 :
吾輩は名無しである :2010/03/24(水) 02:19:08
「山の音」の行間の怖ろしさ、というのはわかるよ
519 :
吾輩は名無しである:2010/03/24(水) 10:38:56
…氏のエロティシズムは、氏自身の官能の発露といふよりは、官能の本体つまり生命に対する、永遠に論理的
帰結を辿らぬ、不断の接触、あるひは接触の試みと云つたはうが近い。それが真の意味のエロティシズムなのは、
対象すなはち生命が、永遠に触れられないといふメカニズムにあり、氏が好んで処女を描くのは、処女に
とどまる限り永遠に不可触であるが、犯されたときはすでに処女ではない、といふ処女独特のメカニズムに
対する興味だと思はれる。
…しかし乱暴な要約を試みるなら、氏が生命を官能的なものとして讃仰する仕方には、それと反対の極の
知的なものに対する身の背け方と、一対をなすものがあるやうに思はれる。生命は讃仰されるが、接触したが最後、
破壊的に働らくのである。そして一本の絹糸、一羽の蝶のやうな芸術作品は、知性と官能との、いづれにも
破壊されることなしに、太陽をうける月のやうに、ただその幸福な光りを浴びつつ、成立してゐるのである。
三島由紀夫「永遠の旅人――川端康成氏の人と作品」より
520 :
吾輩は名無しである:2010/03/24(水) 10:39:27
戦争がをはつたとき、氏は次のやうな意味の言葉を言はれた。
「私はこれからもう、日本の悲しみ、日本の美しさしか歌ふまい」――これは一管の笛のなげきのやうに聴かれて、
私の胸を搏つた。
三島由紀夫「永遠の旅人――川端康成氏の人と作品」より
>>517 三島の愛は地上のものでなく、神的なもの絶対的なものでしょう。
522 :
吾輩は名無しである:2010/03/24(水) 10:54:25
三島のは絶対的な神=自己への関心=愛
川端の他者への無関心と好一対
川端の凄さは自己保身の卑小さに居直れること
>>522 自己だの他者だの区別してる時点で、あんたがおかしいんだよ。
三島には、くだらないへっぽこ哲学みたいなそんな概念ないからね。
そうした杜撰な理解だから、小説評論とも読み損なうのだろう
引用する箇所を見てると、三島のイロニーすら理解できてないのがよくわかる
>>525 あんたの三島理解のがありきたりの基準で間抜けなんだよ。自己だの他者だの、大江健三郎じゃあるまいし。
そんな間抜けな発想からしか見れないから、三島を理解できないだよ。
>>525 「三島のイロニー」とか言ってる時点で、三島のイロニーにまどわされて考えすぎてる間抜け丸出しで笑えるわ。
これが飽きもせずコピペしている人なのかね・・・
恐ろしく幼稚な物言いだな
530 :
吾輩は名無しである:2010/03/24(水) 11:46:52
三島の愛は大蔵省みたいに、自己で満ち足りてる。
531 :
吾輩は名無しである:2010/03/24(水) 11:51:00
なんだやっぱり政治がらみの三島批判か
>>530 おまえは日教組みたいに体制批判だけしかできない自己愛で満ち足りてる。
534 :
吾輩は名無しである:2010/03/24(水) 11:59:35
三島は素朴なるものの中に美を見出すことはないだろ。
>>531 三島の関心は、人間存在、世界すべての関心だよ。
>>534 ホモは素朴なものでしょ。あらゆる性は自然の一部だから。
そんなこともわからないバカがよく文学板にいるね。
>>534 むしろ、素朴なるもの自然なものを、グロテスクなもの危険なものみたいに規定してるのが、近代文明に毒されたバカでしょ。
539 :
吾輩は名無しである:2010/03/24(水) 12:16:50
まだやってる
こりゃ病気だな
541 :
吾輩は名無しである:2010/03/24(水) 12:21:13
ほんと、よく釣れるもんだ。
>>518 あそこでまた、気まずくなるよね。
三島のハラキリショーよりも、川端の自裁の方が
文学的だ。
>>539 ホモなんて昔から一定数いるからね。少子化問題とは全く関係ない話。
>>541 比べること自体がナンセンス。バカ丸出し。
釣り師きどりのバカが↓
春休みです、がまんがまん
春休みの日教組
不肖の弟子に祟られたというほどでもなかろうか。
別に「弟子」じゃないからね。
絶筆の『たんぽぽ』の主題の「人体欠視症」というのは、
末期の川端の世の中の景色なんだろうね。
550 :
吾輩は名無しである:2010/03/25(木) 00:20:19
チヨの顔がもう何も見えなくなったって事だわさ
妙子ちゃんは黒いマントを翻しているし。
私が貰うなら、貰ってもいい人はたくさんおりますよねぇ
僕のようなのが日本文学の代表だと思われると困りますけどね
ノーベル賞授賞式の動画で、羽織袴姿を「愛国者」って賞賛されたり
して、どうにもイタイ時代になっちまったもんでさ。
>>551 国際ペンクラブの副会長やってたんだろ。自然にうれしいと思うはず。
554 :
吾輩は名無しである:2010/03/25(木) 10:26:58
555 :
吾輩は名無しである:2010/03/25(木) 10:48:18
言いっぱなし煽りキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
春らしい伸び方しとるのうwww
あの番組見ながら、遺作が「たんぽぽ」って考えると、
ナミダ出てこねえ?
558 :
吾輩は名無しである:2010/03/26(金) 00:22:57
馬が絶壁から落ちる場面が鳥肌だ
65歳になって初めて伊豆の踊子と雪国を読んだが、なんじゃこりゃって感じだな。
伊豆の踊り子は小説になってないし、雪国も文章表現から何から如何にも不自然。
夜の底が白くなったなんて、ちっともイメージ湧かない。
川端の自己満足か、マニアの盲目的賞賛の表現だな。
こんな小説家がノーベル賞作家?
世の中、保身に走ってる奴らの計算で価値のないものが賞賛を浴びているとしか思えん。
ビートたけしみたいな奴でも賞賛するヨーロッパのバカどもが
真の価値を見極められずに、価値のないものに賞を与えるのはホントに腹立たしいな。
560 :
吾輩は名無しである:2010/04/12(月) 23:42:24
まさに言い得て妙
夜の底が白いだとwwwwww
どんな65歳だよ
562 :
吾輩は名無しである:2010/04/13(火) 01:03:04
川端なんて、三島よりは数段ましといったレベルか
自分では、あまり、西洋の文学賞向きのような作品とは思わなかったんですけどねぇ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんでかなぁ・・・・・・・・・・・・・
そうだよね、とんでもなく翻訳がよかったのか
古都みたいな一般受けするのに与えられたのかって思うが
大江ももらってるんだから川端なれどれでも貰っても間違いじゃないよ w
夜の底が白くなった
雪國の、自然勝ちの風景を思い浮かべる
春の新緑、夏の熱気、秋の紅葉と、樣々な樣相を呈する自然だが、雪のある雪國は靜かだ
底、と言う言葉から連想させられるのは、空氣の詰った、蓋の空いた巨大な容器だ
海底ならば、水は物理的に見えるけれど、空氣は見えない
仮想の容器ですっぽりと現實から仕切られた雪國は、トンネルを抜けるよりも次元の高い、
三次元空間での異界を創出する
高さによって幾分人知の努力を見せている家々も、巨大な容器の中では、些細な凹凸を作るにすぎない
その巨大な容器の底は靜かに白い
とまあ、俺が受ける印象はこんな感じだな
「コンスタンティン」と言う映画を観て気づいたんだが、あの映画のはじめのシーンの意味づけは
後ろのほうを観ないとわからない
小説も、きちんと読み終わらないと、作品を鑑賞できない場合がある
雪國は長い年月をかけて書かれた作品なので、軽く読み飛ばすと鑑賞が不十分になるおそれがあると思う
まあ、書かれていることをどうとるかは、読み手しだいだからな
ノーベル賞選考委員会の書評を讀むと、川端の評価は一般的な日本の読者の觀想からそう遠くない
ように思われる
俺も文學作品の翻訳による理解には否定的だが、ドストエフスキーを邦譯だけで評価する日本人と、
佛譯、英譯など、いくつかの言語の翻訳を使って評価する連中と、どっちが獨善的かな?
命日ですね
「学習院の連中が、ジャズにこり、ダンスダンスでうかれてゐる、けしからん」と私が云つたら氏は笑つて、
「全くけしからんですね」と云はれた。それはそんなことをけしからがつてゐるやうぢやだめですよ、と
云つてゐるやうに思はれる。
川端氏のあのギョッとしたやうな表情は何なのか、殺人犯人の目を氏はもつてゐるのではないか。僕が
「羽仁五郎は雄略帝の残虐を引用して天皇を弾劾してゐるが、暴虐をした君主の後裔でなくて何で喜んで
天皇を戴くものか」と反語的な物言ひをしたらびつくりしたやうな困つたやうな迷惑さうな顔をした。
「近頃百貨店の本屋にもよく学生が来てゐますよ」と云はれるから、 「でも碌(ろく)な本はありますまい」
と云つたら、 「エエッ」とびつくりして顔色を変へられた。そんなに僕の物言ひが怖ろしいのだらうか。
雨のしげき道を鎌倉駅へかへりぬ。
三島由紀夫「川端康成印象記」より
568 :
吾輩は名無しである:2010/07/02(金) 02:14:01
伊豆の踊子の「私」の出立って後付けじゃね?
>向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落とした。雪の冷気が流れ込んだ。娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへ叫ぶように、
ごめん、おれの読解力がないからかな
何で窓を落としてるのに冷気が流れ込むの?何で窓から身を乗り出せるの?
>>570 窓を落として、って、上半分をずらして落として開けたからでは?
私がお訪ねしたときにトーストと牛乳が出た。行儀のわるい癖で、トーストを牛乳に浸して
たべてゐた。すると川端さんがちらと横眼でこちらを見て、やがて御自分もトーストを
牛乳に浸して口へ運ばれだした。別段おいしさうな顔もなさらずに。
三島由紀夫「現代作家寸描集――川端康成」より
573 :
吾輩は名無しである:
『川端康成氏の小説に、童貞を重荷に感ずる少年が、月に向かって、「僕の童貞をあげよう」
と叫ぶ美しい場面があるが、こんな厄介なそして持ち重りのする荷物は、一刻も早く捨てるに越したことはないのです。』
この小説の題名って何ていうの?