ノーベル賞■大江健三郎を作品オンリーで語る 40■

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978悲しいな、大江。

屋根に上がったあと梯子を外され失脚していく政治家は数多いが、
《屋根の上で立ち往生しているところを下から梯子を掛けて貰ったのに、その梯子を蹴倒して晒し者になったノーベル文学賞受賞者》は大江をして空前絶後とするであろう。

この裁判は、周囲から差し伸べられた最後の軟着陸手段だったのだ。
まさに地面に無事降りるための梯子だったのだ。

なんで謝罪しなかったんだ大江。謝れば文明社会はお前を赦したのに。

もう大江の魂を清める手段は失われた。いや、62年前から失われていたのかも知れない。