【長いお別れ】村上春樹訳「ロンググッドバイ」

このエントリーをはてなブックマークに追加
520吾輩は名無しである:2008/10/16(木) 07:44:48
だから「羊をめぐる冒険」は本作のパクリだと…
521吾輩は名無しである:2008/10/18(土) 16:07:53
The Long Goodbyeの意味

〜さよならするのはつらいけど〜(ドリフ風)
522吾輩は名無しである:2008/11/17(月) 19:57:50
>>373
The tragedy of life, is not that the beautiful things die young,
but that they grow old and mean.

45章にあるアイリーンの手紙の文章の一部ですね。

【清水訳】
人生の悲劇は美しいものが若く消え失せてしまうことではなく、年を重ねてみ
にくくなることです
【村上訳】
人生でもっとも切ないのは、美しいものが若いうちに命脈を断たれることでは
なく、年老いて穢がれていくことなのです
【中間訳】
人生の悲劇というのは、美しいものが若くして絶ち消えることではなく、
年を経ていく中でそれが汚れていってしまうことです

The long Good bye というのは、大戦当時に引き裂かれた恋人同士のその後の
人生に対する暗喩をこめているわけで、この小説は反戦小説ともいえるのでは。

少なくても単に男同士の表面の出会いと別れなんかをチャンドラーは書きたかった
んじゃないでしょ。それも伏線に相違ないが、あくまでも恋愛がなければ
人生は意味がない。そして、マーロウは否定していても、それに限りない憧憬がある。

でも、マーロウの恋愛感は限りなくニヒリスティックなわけで、その部分が
春樹にはうまく訳せていない。同時に戦後の米国を体感できていないことも
ハンデになっていて、それを誤魔化そうとわざといきがっている。

清水の訳も結構はしょってるし、思い切り過ぎる意訳もあるけど、やはり
全体からしたら清水の訳がはるかにまさっていると思いますよ。

とにかく原書を読むことが一番面白い。
523吾輩は名無しである:2008/11/17(月) 21:21:49
ま、いいじゃんどうでも。
524吾輩は名無しである:2008/11/18(火) 06:44:07
>>523
キミのようにどうでもいいじゃんなんて言う輩は、ここに来る必要必然性ないじゃん?
525吾輩は名無しである:2008/11/18(火) 07:41:19
あらあら、必死に長い駄文さらした能なし君が怒っちゃったよw
526吾輩は名無しである:2008/11/24(月) 01:33:12
DSレイモンドチャンドラーはさすがにやりすぎだと思います
527吾輩は名無しである:2008/11/25(火) 19:35:45
「長いお別れ」チャンドラーは名作として知ってはいましたが、未読でした。
村上春樹訳で本屋で平積みされてたこともあり、手に取り、読了しました。

難しいことはわかりませんが、とても魅力的な小説でした。
ハードボイルドというジャンルを作り出す(拡張する)だけの作品であると思いました。
そしてすぐに、清水訳を買いましたが、まだ読んではいません。

>>373
の比較を見る限りでは清水訳のほうが好きですね。
村上春樹訳のほうは、一語一語から春樹っぽさが出て過ぎているように感じるので。

それにしても、村上春樹はなぜこんなに大衆に受け入れられるのでしょうか。
6つ上の姉が、ほとんど本を読まないのに春樹大好きなので、いつも疑問に思います。
528吾輩は名無しである:2008/11/27(木) 01:10:48
ヤバい、ラストにめちゃくちゃ感動してしまった…
529吾輩は名無しである:2008/12/01(月) 18:20:46
矢作俊彦はなんて言ってんだ、春樹訳を?
何も言ってない?
530522:2008/12/29(月) 20:28:00
>>525

長い駄文とはどれを指しているんですか。あと、524と522は別の人ですよ。村上を全否定するつもり
はないし、清水もかなりいい加減だけど、全体のイメージは清水のほうがうまく雰囲気をとらえている
と思います。村上は自分の文体に酔ってるだけの感が強い。
531吾輩は名無しである:2008/12/29(月) 20:45:09
ポケミスの縮れたカバーで指を切り
532吾輩は名無しである:2008/12/29(月) 21:37:42
春樹の文章ってあざといんだよな。
素人受けするいやらしさを持っている。
いつかはノーベル賞取るかもしれんが、こいつが決定的に日本の文学をダメにした。
533吾輩は名無しである:2008/12/29(月) 23:00:17
あーあ、たった一人の力で決定的にダメにされちゃうんだ日本の文学て
ダメになって良かったね
534吾輩は名無しである:2008/12/30(火) 05:56:42
村上のは一種の雰囲気小説だよな
あれが翻訳で伝わるのかね
大江のよさも翻訳するときえちゃうと思うし
ロブ・グリエなんてあんなもの日本語でわかったらキチガイだよ
ノーベル文学賞ってのは結局平和賞と同じなんだな。アホクサ
それとも選考委員は原典で読んでるのかしら
535吾輩は名無しである:2009/01/08(木) 18:21:17
age
536吾輩は名無しである:2009/01/31(土) 03:10:46
長いお別れ
537吾輩は名無しである:2009/01/31(土) 04:00:36
読み終わった
面白かった
春樹がずいぶん影響受けてることも再確認できた
538吾輩は名無しである:2009/03/01(日) 04:05:09
ロンググッドバイも良かったが
イスラエルの講演録UPしたヤシのおかげで全文読めた。
話がまじ杉かもだけど、興味深かった。新作に期待。


>4 名前:吾輩は名無しである :2009/02/28(土) 19:49:08
>1
>【英語全文】村上春樹さん「イスラエル賞」授賞式講演全文
>http://www.47news.jp/47topics/e/93880.php
>
>村上春樹さん講演全文(日本語訳文です)
>http://www.47news.jp/47topics/e/93879.php

539吾輩は名無しである:2009/03/11(水) 00:59:46
やっと新書サイズの出たね
デザインガラッと変わったな〜
あんだけの量だから厚さは変わらないが(笑)
540吾輩は名無しである:2009/03/12(木) 17:54:06
4月25日刊
レイモンド・チャンドラー 『さよなら、愛しい人』
消えた恋人を捜してLAの街を彷徨う前科者ムース・マロイ。彼と出会ったことで
私立探偵のマーロウは奇妙な事件の渦中へと。男女の哀切な愛を描いたハード
ボイルドの傑作が村上春樹の新訳で甦る。
(早川書房 予価各1785円) [amazon] [bk1]
ttp://www.green.dti.ne.jp/ed-fuji/topics.html
541吾輩は名無しである:2009/03/12(木) 18:50:27
渋谷警察署の留置場にあったな。この本。
542吾輩は名無しである:2009/03/13(金) 12:13:19
>>532

ようするに大衆小説なんだよ。 だからドサ芸っていわれる。誰でも読めて残らないというね
昔のトレンディドラマ、というのより浅いものを皆で持ち上げないといけないんだからたまらないよな
543吾輩は名無しである:2009/03/17(火) 12:04:20
新書サイズの方が表紙かっこいいじゃないか。こっちを買いたかった。悔しいぞ。
544吾輩は名無しである:2009/03/18(水) 21:57:43
全柔連会長に村上春樹氏が就任「柔道の発展に尽くしたい」
http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20090318-OYT1T00971.htm
545吾輩は名無しである:2009/04/01(水) 11:28:56
たしかに、新書版の表紙が数十倍かっこいいね。
ハードカバー版の表紙は、最悪だった。あれにはセンチメンタリズムってものが感じられない。

手元にずっと置いておくなら新書版の方だね。ハードカバー版は売り払うことにするよ。
546吾輩は名無しである:2009/04/01(水) 16:31:00
『さよなら、愛しい人』
次はこんなデザインなのか
http://www.hayakawa-online.co.jp/news/detail_news.php?news_id=00000226
547吾輩は名無しである:2009/04/03(金) 04:39:39
やるなら今のうちだよねW はるき
548吾輩は名無しである:2009/04/04(土) 00:44:54
ペーパーバックで残り50pまで来たが、甚だしく不満だ。
展開には無駄が多いばかりで、意外性はほとんどなく、
あわせて主人公もムダ口ばっかり。
その人格はあまりに非現実的で非肉体的で、まったく共振できない。
文体のリズムも、ユーモアも、しかるべきセンチメントも感じ取れない。
今のところ、何を騒ぐほどのことがある小説なのかまったく分からん・・
結末の50pに期待してはいるが。

(‘The Big Sleep'はスピーディーでタイトですごく面白かったんだけどね。)


549吾輩は名無しである:2009/04/04(土) 01:33:41
おもしろかった。
550吾輩は名無しである:2009/04/04(土) 08:28:54
先に清水訳を読んだほうがいいのかなと思いつつも相当な意訳が
あるようで、どうしようか迷っちゃうなー
551吾輩は名無しである:2009/04/04(土) 13:38:30
>>546のデザインはあまり好みではないなあ。たばこ苦手なんだもの。
お酒のグラスの方がよかった。
552吾輩は名無しである:2009/04/04(土) 14:01:26
>>548
Vintage Crime版ですか?
現行のあのシリーズのしびれるくらいにお洒落なジャケットデザインに比べて、
日本のときたら・・・
553吾輩は名無しである:2009/04/07(火) 22:44:02
日曜に読み終わったけど・・・What am i missing ??
なんだ、このしょぼくて後味の悪い結末は?
ライトモチーフたるべき主人公(探偵or/and犯人)のセンチメントには
とても400ページ近くを支えるほどの芯がなく、
飽かずに読みきらせるほどのプロットの鮮やかさも、
会話の妙も、もちろんない。

会話文の切れ味も含めて、あらゆる点で
The Big Sleepの方が勝っているんじゃないの?
(主要な英語圏ジャーナリズムのベスト小説ランキングに
まったく名前が挙がらないのもむべなるかな・・)

>>552
フィルムノワールな雰囲気のダークで地味な装丁の
あんまり魅力的ではない古いVintage版です。
554吾輩は名無しである:2009/04/08(水) 01:00:45
訳者としてはどうしようもないレベルかと
555吾輩は名無しである:2009/04/08(水) 04:40:54
読者もどうしようもないレベルかと
556吾輩は名無しである:2009/04/08(水) 04:49:31
うんこだね
557吾輩は名無しである:2009/04/08(水) 05:55:45
嫉妬レスがひどすぎる。
何もできずに一般人として凡庸に暮らしていると、こういう風に嫉妬のかたまりになる人がいる。
それで結局、無名のまま、他人を僻むことしかできないまま終っていくんだよね。
558吾輩は名無しである:2009/04/08(水) 07:12:13
お前が?
559吾輩は名無しである:2009/04/10(金) 00:59:27
英語喋れもしないあほどもが批判してるとはちゃんちゃらおかしいぜよ。
560吾輩は名無しである:2009/04/11(土) 12:13:01
旧約は昔読んだ。内容は忘れたが面白かったというのは覚えている。
561吾輩は名無しである:2009/04/21(火) 01:24:06
なぜ、『さよなら、愛しい人』発売したのに誰もスレ立てない・・・
562吾輩は名無しである:2009/04/29(水) 12:16:24
『さよなら、愛しい人』買ったー。
ホクホクしながら読もうっと。
563吾輩は名無しである:2009/07/03(金) 00:47:51
村上春樹イスラエル講演
http://www.youtube.com/watch?v=_u0uo0TxS-I
564吾輩は名無しである:2009/07/11(土) 02:46:02
清水訳は大好きだったので、村上訳で読み直す気にはあんまりなれんな。
個人的には大いなる眠りより遥かに好きだが
いろんな意見があるな。
565吾輩は名無しである:2009/07/26(日) 14:41:01
村上春樹好き

1、スイーツ 流行してるから
2、中二病A 中二っぽい思考の多い村上春樹作品の主人公に共感してる。俺にしかこの作品はわからない
  とか思ってる
3、中二病B 特に本は読まないけど、なんとなく村上春樹好きって言えば賢いと思われると勘違いしてる。

村上春樹嫌い

1、中二病 とりあえず流行してるものを叩く。
2、高二病 中二っぽい春樹作品を叩くことで自分の中の中二気質を消すことができると信じてる
3、スイーツ 人が死にすぎて悲しい(笑)

その他複雑な人間関係
・春樹オタ(春樹風文章を2ちゃんで書いて喜ぶ)
・アンチ春樹オタ(信者が釣れると思って春樹を賤しめるレスをする)
・アンチアンチ春樹オタ(アンチ春樹の脆弱な論理を叩いて遊ぶの好き)
・アンチアンチアンチ春樹オタ(春樹批判すればほぼ確実に釣れるアンチアンチ春樹オタを相手に遊ぶ)
566吾輩は名無しである:2009/09/18(金) 13:44:53
566
567吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 00:24:56
図書館で借りてみようかな、と思える作品かも
568吾輩は名無しである:2010/04/13(火) 11:04:10
ロンググットバイと、羊をめぐる冒険話が似てない。
569吾輩は名無しである
生島治郎が訳せば良かったんだよな。
ひょっとしたら、生島はチャンドラ−の作品を密かに訳してたかもしれない。
もし、その翻訳原稿が見つかれば、それこそ出版して欲しいものだが。