私が代わって解説しよう。
「真なる作家」とは、生まれながらの作家。
これはすなわち、作家の才能が後天的よりむしろ先天的なものだという考えに由来する。
エセ作家は除外するという意味である。
「カンヴァス」とはフィールドを意味する。作家の情念が映し出される場所である。
そこには躍動があり、静寂があり、動と静が一体となって混在し得る、まさにフィールドであり、観客はあたかもカンヴァスに描かれた芸術品を目の当たりにするかのような衝撃と感銘を受けるのである。
結論。
文学とは天才の御虎子である。
真なる作家なんて本物の作家って意味に決まってんじゃん。先天的とアホか。
カンヴァスじゃなくて「未完の」「内的葛藤を吐露する」
というところが大事なんだよ。カンヴァスなんて油絵の画布だろ。どーでもいいよ。
103 :
吾輩は名無しである:2007/02/07(水) 02:00:36
>>97です。
>>101さん、なかなか良い解説有難う。
もう一点自説解説すると、「未完」であるという点が重要なのです。
例えばトルストイの『アンナ・カレーニナ』なんて、一見どこまでも
完成され尽くした作品であるように写るが、実際のところは何ひとつ
その中で提起されている問題に対して解決し得ていない為、故にそれは
「未完の完成」とでも言えるべき作品であり、それをどう解釈するかに
よって、それぞれの読者にとってのその作品の価値は様々であり、正に十人十色である。
つまり真なる作家は内的葛藤を「カンヴァス」にぶちまける
(ちなみに「真なる作家」とは、先天的であり、真なる苦悩及び内的葛藤を胸中に秘めた文士のことである)。
読者はその未完なる「カンヴァス」を各々の完成で受け取る。初めから作家が計算し尽くして
読者に対して「絶対的解釈」を秘めた作品など、あまり魅力的ではない。
飽くまで「未完」なるものを残して、後は読者に託すのみ。
104 :
吾輩は名無しである:2007/02/07(水) 02:02:51
×各々の完成
○各々の感性
105 :
吾輩は名無しである:2007/02/07(水) 02:56:49
それは「文学作品」の定義であって、「文学」の定義ではない。
また、定義とは、もう少し明晰で厳密なものだ。
>>101様
言語表現ってのは基本的に後天的な能力なんだよね。
>>105様
わたくしの定義はいかがでしたか? もっとも定義をしない、という形の定義かもしれませんが。
>>107 作家の才能は先天的なもんだよ。
技術の向上で書けるのは伝達表現まで。
その意味で言語表現が後天的と言っているのなら同意しよう。
まあ、言葉を借りるが、「真なる作家」の才能は学問によって作られるものではない。
だが厳密に言うと、幼児期における環境も「先天的」の中に入れてほしい。
つまり、努力して作家としての天分を得るのではない、ということ。
いくら努力しても真なる作家にはなれるものではない。
といっても、真なる作家にならなくても、本が売れることがあるけどね。
だから人生は楽しいんじゃねーのw
109 :
吾輩は名無しである:2007/02/07(水) 16:17:03
「真なる作家」って詩人も含まれるの?
中原中也とか宮沢賢治とか立原道造とか。
言っていることは明瞭でよくわかる。
でも、あまり生産的な議論ではないよね。
いかにもワナビーの意見だけどね。
113 :
高橋源一郎誅伐評議会一番隊隊士・リュートの政:2007/02/08(木) 23:40:38
>>108 >まあ、言葉を借りるが、「真なる作家」の才能は学問によって作られるものではない。
>だが厳密に言うと、幼児期における環境も「先天的」の中に入れてほしい。
>つまり、努力して作家としての天分を得るのではない、ということ。
「真なる作家」に釣られてやって来たが、平成も19年目に突入した現在、
本物の書き手と言えば私に止めを刺すだろう。
ゲロ一郎らのフェイク臭い連中は一刀で切捨御免!
赤は去れ!
>>113 お。高橋君。おれおれ。創作文芸板でも逢ったじゃないかw
何を書いたか憶えてないけどさ。
いやね、てきとーに書いてるし。
つーことで、2ちゃんねるライフ、楽しんでるかい?
115 :
吾輩は名無しである:2007/02/09(金) 03:07:00
確定してると思ったお前の意見を聞きたいよ。
117 :
吾輩は名無しである:2007/02/09(金) 06:43:37
文学、それはおとぎ話
118 :
吾輩は名無しである:2007/02/09(金) 06:57:32
文学は真実が学ぶことが可能な文章の事。自分自身の事、他人の事。死にたくなってきた。
119 :
高橋源一郎誅伐評議会一番隊隊士・リュートの政:2007/02/09(金) 07:02:27
>>114 >つーことで、2ちゃんねるライフ、楽しんでるかい?
2ちゃんねるライフというが、私が覗いているのは
文学板と文芸板の極一部のスレだけなのだ。
君のほうはどうだ?
120 :
吾輩は名無しである:2007/02/09(金) 07:15:24
何らかの深みを備えていなければ、文学として読む価値は無いな。
文学とエンタメは、一線を画する存在であって欲しいが。
>>120様
それは希望であって定義ではない。
みんな文学、って言葉を権威的に使いすぎ。
>>121 文学は権威である。
芸術から権威を奪い取れば、それはすなわち塵芥。
むしろ君は、権威に恐怖を感じすぎていないか?
>>122様
権威は時間が決めればいいやん。
必要以上に振り回される必要はない。
というか振り回されるだけ無駄。
>>123 権威は「死」と一対だ。
人は死を意識したときにのみ、現実感と対峙し、己の境地、高み、価値、無価値、を知る。
文学を学びたいのなら、己を知ることだ。他人を推し量ることだ。
またそれは、「死」という共通の恐怖によって結ばれる概念でもある。
権威とは他者との関係であり、そこにある自我の肯定、否定、つまり生と死が渾然と交わり、
唯一、己の弱さ、貧弱さを感じる場面でもある。
君は権威に振り回されているのかい?
焦点を見定め、克己心をもって、権威という「闇」と戦うがよい。決して目を伏せるな。
いいかいね。君はまだまだ世の中が見えていない、未熟者だ。
いいかいね、って俺は田舎のばーちゃんかよっ!w
作家に向かって中学生がえらそうによう吠えよるわいw
「えらそうに」ってどこがだよっ。
これくらい文学少年にとって、ふつうっつか、ふつうの軽口立てだろが。
レベルを引き上げようぜ、おっちゃん(おばちゃん?)。
権威主義を高度に皮肉ってみた。
>>124様
権威を受け入れた時点で判断が停止すると思うんだけどなあ。
まあいいかいね。見解の相違と言うことで。
僕はちゃんと定義を提示したし。
>>127様
文学少年とか作家志望とか何なんだろうね。
そういう存在でいたい人がいる、ってのはわかるんだけどね。
>>129 ワナビーってのは、そういう存在でいたいんじゃないんだよ。
本当に小説を書きたいんだけど、書きたい小説がないんだよ。
「何か書きたい」とだけ思っていて、
でも何を書いていいかわからなくて探しあぐね途方に暮れている状態。
それ書きたいんじゃなくて作家になりたいんじゃないの?
ということでも必ずしもない。
131 :
吾輩は名無しである:2007/02/10(土) 02:38:40
自ら筆を遣って文学作品を書いてみよ。それも中途半端ではなく、最後まで完成させるのだ。
私はそれをした結果、それが出来た半年前は自画自賛であったが、今読み返してみたら滑稽どころの話ではなく、
独り赤面この上ない状態である。我ながらこの自作は何処までも卑小なる作品、即ち「文学」と呼べる代物ではないと自嘲する。
それに比して既存の歴代文士たちが織り成した作品はどれも極めて高尚であり、「頭が上がらない」とは
このことを云うのか、などと「実感」している次第である。この恥ずべき感覚、そして歴代の文士たちに対する畏敬の念を「実感」する
必要が御主らにはある。故に、自ら筆を遣れい。「文学」は高尚なるものである。そしてその「高尚」さは、自らの低俗なる能力と比してのみ
初めて本質的に感じ得るものである。私もこの先精進して何時か彼らの域にまで達せられることを望む。
要するにお前は半年前に小説を書いてそれが駄目作品だったんだろ。
初心者じゃねーか。どうでもいいわ。
>>131 自己愛にまみれた醜悪な文体を使う人ですね。
人生経験が圧倒的に足りないと想像します。
>>120 文学性がまったくないエンタメは娯楽としても薄っぺらいものになってしまいがちだと思う。
それに、作風にもよるけど、質の高い文学は娯楽作品としても出来が良いものが多い。
結局、どっちの占める要素が大きいかだと思うんだよね。
エンタメにとって文学性は作品の面白さを構成する重要な一要素で、
文学にとって娯楽性は表現したいものを表現するための一手段なんだろう。
おい、おまいら。
長文は見やすく書け。
空行を入れてな。
じゃないとおれはでってー読まない。
>>129 思考停止?
おまえ、それ、自分のことだろ。まずそれに気づけ。
>>129 文学少年とは面白半分の代名詞だ。言葉に囚われるな。もっとリベラルにな。
>>130 人間誰しも自分の経験からものを考える。
自分の立場で考えるのではなく、他人の立場になって物事を考えてみよ。
>>131 見やすく書け。じゃないと読まずにスルーされているはずだ。
>>135様
レスの文体からしてもう権威的。
やだやだ芸術的とか高尚とか誰かがラベル貼らないと作品を楽しめない人はほんとにやだ。
(反論認めません。だってちゃんと説明も定義もないんだもの)
>>136 おいおまえ、権威という言葉を碌に知りもしないで語ってたわけじゃねえだろうな?w
ちょいとおまえさん、権威という言葉も碌に知りもしないで語ってたわけじゃございませんこと?(ほほほ
言葉のまやかしに真実を見紛うな。
>>62 >>83 明確に答えを出さないことが
作家の逃げに利用されている
のではなく、
生きるということの本質に
真面目に取り組んで、
それを読者に伝えようとしている文学作品があったら
教えてもらえないだろうか?
(和洋は問わない。)
最近、自分の身辺に
深刻なできごとがおき、
ストーリーの面白さだけではない
本当の文学作品とやらを読んでみたくなった。
スレ的にも、具体的に
「文学」に該当する作品名を挙げることによって
「文学」の定義への一助にもなる。
>>138 文学ともに文学作品も他人に教えてもらうべきものではない。
己の足で探し、己の目で確かめ、己の手によってそれを見出すものである。
なぜなら、文学というものは万人にとって一様ではなく、
個々人のあいだ、つまり、作家と読者の関係によって成り立つものであり、
私が出会った文学作品と、君がこれから出会うべき文学作品は全く別物なのだから。
君は君自身に合った作家の作品を「自分で」探すべきなのである。
もし、本当に文学に忠実であり真摯であるのなら、
その労さえ、君の人生にとってかけがえのない「時間」となろう。
また、紹介を受ければ先入観が伴う。
これは意外と甚大な障害である。どんな出会い方をするかで印象もまるっきり違う。
古本屋でちょいと見かけた本に君は神秘を抱き、それがその本を引き立てるかもしれない。
ちょっとした信仰が、文学の中身を輝かせることもあるのだ。
君の教えて欲しい事柄は、君自身がそれを心から求めない限り、
どんな本を読もうが君には理解できないし、それを発見することはないだろう。
文学とは、読み手の力量、つまり君自身の力も必要とするものなんだ。
楽をしたいのなら漫画を読みたまえ。そこにも有り体の哲学はある。それで満足するがよい。
このレスも安易に答えを与えないレスである。私が抱く文学の定義に沿ったレスである。
以上。
おまえ書き始めて半年なんだろ。どうでもいいよ。
>>139 のいう「文学」とは、
作品との相対的・個別的な関係性
を帯びている概念だ。
その一方で、
作品自体は物理的に存在するものである。
ゆえに、
「文学」作品の成否は
専ら、読者側の心理的影響に左右されるものである。
従って、「文学」作品の成否は読者の主体的な問題である以上、
他主体(他人)にはわからないものである
との理解をした。
結局は、万巻の書の大海原に
出航せざるをえないようだ。
でも、常に念じていれば
えてして出逢うことってあるんだよね。
142 :
吾輩は名無しである:2007/02/11(日) 23:12:18
定義って決めつけるもんじゃないんだよ。
どこの国の文学作品を材料にして文学概念を定義するかという問題もある。
これは文学ではない。
146 :
吾輩は名無しである:2007/02/24(土) 02:56:22
文学の定義ではないが、価値については御主らこそが重々承知であろう。
毎日ネットで仲良しごっこの日記交換をしていて楽しいか?
それで満足するような輩には文学なんぞ必要は無い。
そういった虚構の背後に於ける真実に執着するものには文学が必要不可欠なのだ。
文学は真実だよ。定義するならこの一言。『文学は真実』。Are you OK?
147 :
↑:2007/02/24(土) 03:38:43
バカ
バカではないだろ、バカでは
ナニを言ってるのか意味不明だけどさ
あきらかに馬鹿だしょ。
本当のバカを見たことあるが、顔がうまづらだった。
びっくらこいた。
「馬鹿」という字が的を射ているとおもた。
鹿も立場がないな。
だいたい「的を射ている」とか言う馬鹿は死ね。お前は金田一秀穂か。
「的を得ている」と言ってしまい、それを誤用だと指摘された人間はこういう偏屈になる。
>>152 トラウマといってもいいだろう。
人間の行動パターン、心理を読むのは簡単だ。
これのなにが恐ろしいって、
レベルの高い人間は低い人間の頭の中をすべて読めてしまう事実を認めざるを得ないこと。
敢えて言う。
胸張って言う。
いい作品はみんな広義のエンタメだ。
面白いものはみんな素晴らしい娯楽作品だ。
それがどんな種類のおもしろさであってもだ。
属性分けしてどうこう言うのはつまらないって!
敢えて言う。
胸を張って言う。
娯楽鍋になんでもかんでも突っ込んで、糞味噌一緒にしてうまいまずいとほざくな。
子供のうちから大人の食べ物に手を出して、したり顔をするな。
文学がわからないのなら、わかる歳になるまで、黙ってろ。
んなしょーもないオウムレスをすんなよ馬鹿。
いや、含蓄がある。天才椰子の悪寒。
誤爆にレスしていただいてありがとう。
というか含蓄有ると僕も思う。
どこの誤爆かあきらかにしてもらおうじゃん。
しょーもない嘘ついてんじゃないよ。
161 :
吾輩は名無しである:2007/03/06(火) 22:43:05
良スレ、あげさせてもらう。
>>161様
ありがとう。
でもこのまま下がってしまいそうな予感。
163 :
吾輩は名無しである:2007/06/22(金) 16:55:40
あげてやるよ
164 :
鰯 ◆VuVTstpvAQ :2007/07/07(土) 02:15:17
「高尚」や「権威」を肯定的に使って述べている人に
まず「文学」と「文芸」の違いを語ってほしい。
とりあえず
>>118に同感してあげとく
165 :
内容:2007/08/13(月) 21:56:20
はじめまして。初めてコテハンで書き込んでみます。
皆さんがよくご存じの例から挙げるならば、文学とは、「学」の字に注目するならば
義務教育の国語で習う学問。あのセオリーであります。初級編ですけど。
Q.そのとき、太郎くんはどう思ったでしょうか
A.ひとりでさびしいと思った
の類です。
俺が、「これは文学だ!」と感じる部分で、面白がるもの。
>>166様
それはそれで素晴らしいと思う。
でも違う言葉であってもいいし、人の傾向について適用できる言葉ではない。
168 :
吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 21:11:25
かさ
169 :
吾輩は名無しである:
Not even justice, I want to get truth.