1 :
吾輩は名無しである:
もう俺にはカルトスしかいないのだ!(だいすけはお断り)
2 :
吾輩は名無しである:2006/11/13(月) 20:11:07
カルトスはいまキューバで休暇中。
3 :
吾輩は名無しである:2006/11/13(月) 20:19:38
さて、こうしてわが主人公は人生最大の危機を乗り越えたわけだが、
それでもう完全にすべてのことを通過したというわけではなかった。
彼にはまだ三歳になる息子と一匹のシェパードがいたからだ。
しかし、一瞬止まったかにみえた天井の水漏れは、またしても彼の禿げ
上がった頭の上にポタポタと雨水を垂らした。彼は、
「ひゃあ! なんてこった! ヨーゼフ! ヨーゼフや!」と階下にい
る息子に呼びかけた。「ここからはやく逃げるんだ!」
「パパ、すぐそっちに行くよ」
ヨーゼフは言って、階段を上り始める。
「やめろ!」
M・ハッセンは大声で怒鳴った。しかし、それは彼の息子の耳には
届かなかった。
4 :
吾輩は名無しである:2006/11/13(月) 21:17:25
みんなが こうえんで ばいばいって さよならした あと
まだ のこって おすなあそびを ひとりで している こって
いたよね
5 :
吾輩は名無しである:2006/11/13(月) 21:22:52
それを「文学」と呼ぶんじゃないか。
バカだなぁ、オマエ。
本ばっか読んでるくせに、何にも分らないんだね。
7 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/11/14(火) 00:06:02
盆栽w
カルロスって、石田衣良の父親らしいけど。
9 :
吾輩は名無しである:2006/11/14(火) 07:51:06
馬鹿な息子を持ってカルトスも大変だぁ…
10 :
吾輩は名無しである:2006/11/14(火) 08:30:16
M・ハッセンはジョンに貸した本を返してもらう約束を思い出
し、今夜8時にマンハッタンのレストランに行かねばならないので、
このまま息子の世話をするのは無理だと、マリーに電話を入れた。
マリーは、
「とりあえず、仕事が終わったらすぐ帰るから」
と言った。
「できるだけ急いでほしい」とハッセン。「雨漏りもひどいぞ」
受話器の向こうで妻がわめいているのが聞こえた。ハッセンは黙って
受話器を置いた。それで万事が解決した。天井の雨漏りの件を除いて。
11 :
吾輩は名無しである:2006/11/14(火) 10:34:58
ハッセンはトイレに入ったきりしばらく出てこなかった。
彼はトイレに入るとなかなか出てこないのだ、とミセス・アンも
よくぼやいていていた。ここでわれわれは彼の息子の様子をみて
みよう。
ヨーゼフはひとり水浸しになった台所に座り込み、コップやスプ
ーンで水をすくいあげては、まだまっ白で汚れていないきれいな壁に
飛ばして騒いでいた。彼はひとりでいても、あるいは彼の数少ない
友人のひとり、トマス・レクチャーといるときでも、自分ひとりの
世界に閉じこもり、あたらしい遊びをし始める。
とつぜん彼は寂しくなった。が、寂しいと感じたわけではなかった。
ただ長い時間ひとりでいることに不安になったのだった。
12 :
吾輩は名無しである:2006/11/14(火) 16:03:03
だいすけはお断り
13 :
吾輩は名無しである:2006/11/14(火) 19:57:32
また復活した…。
14 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 10:52:37
カルトスって誰?
15 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 17:07:37
age
16 :
吾輩は名無しである:
復活と衰退のスレ