【泣きますた】村上春樹訳「グレート・ギャツビー」

このエントリーをはてなブックマークに追加
698吾輩は名無しである:2009/09/05(土) 07:58:29
村上春樹が原文の良さを思い入れたっぷりに書いているせいで
手放しで称賛しにくい気もするが
それでも何かしらセンチメンタルな部分に十分感動できる。
キャラクターそれぞれが生き生きと描かれた素晴らしい小説だ。
そして僕も最終章の文は美しいと思う。
この小説がわからない、つまらないと言う意見もあるが、寂しく残念な事だ。
699吾輩は名無しである:2009/09/06(日) 19:16:16
>>1
春樹で泣くんじゃねーよ。野崎孝で泣けよ。
700吾輩は名無しである:2009/09/18(金) 04:39:56
700
701吾輩は名無しである:2009/09/19(土) 00:16:43
>>699

そうだよな! 話がわからずに泣けてくるよな!
702吾輩は名無しである:2009/12/24(木) 14:17:25
701の回答にワロタw
村上春樹訳もいいと思うけど原文で読むとかなり面白いよ
文章がうますぐる
あとこの本の主人公はギャツビーでなくニックだと俺は思う
703吾輩は名無しである:2009/12/26(土) 22:21:08
P26
(トム)「ここ以外のどこかに住むとしたら、僕はとんでもない愚かものだってことになるね」
そのときミス・ベイカーが口を開いた、「まさに!」

はあぁ?何が「まさに!」なの?それにこの女性のキャラに、この言葉はそぐわない。

野崎訳
(トム)「他の所に住むようなばかな真似はやらん」
このときいきなりミス・ベイカーが「そりゃそうよね!」と言った。

野崎訳の方が分かりやすい。トムの言葉も村上訳が翻訳調で堅いのに対して
なめらかなような気がする。訳が新しけりゃいいってもんじゃないんだ。
704吾輩は名無しである:2009/12/28(月) 00:01:17
翻訳意図の違い
705吾輩は名無しである:2009/12/28(月) 21:22:26
野崎厨って絶対友達少なそうだよな
俺の周りのガール達はみんな春樹のほうが面白いって言ってるよ
706吾輩は名無しである:2010/01/03(日) 06:34:41
オールド・スポート
707吾輩は名無しである:2010/01/03(日) 12:52:55
何がガール達だ、あほみたい
708吾輩は名無しである:2010/01/03(日) 20:20:46
フィッツジェラルドの作品て独特の雰囲気があるよね。

静かに、澄んで晴れ渡ってはいるけども、どこか淡く、寂寥感のある田園地帯の冬の空みたいなさ。

村上春樹? いや、読んでないけど。
709吾輩は名無しである:2010/01/03(日) 21:32:25
そうだよなあ
原文で読むと素晴らしさが分かるよな

野崎孝の恥ずかしい訳では分からんけどなw
710吾輩は名無しである:2010/01/28(木) 19:12:14
>>50
他の人も書いてるけど、ちょっと違うよね。
原本からは「みんながみんなお前ほど恵まれてる訳じゃないんだよ」ってニュアンスで
自分は受け取ったよ。

"just remember that all the people in this world haven't had the advantages that you've had."

結論からいうと、春樹訳にしろ何にしろ、原本を読んだ方がいい。
そんなに難しい物語じゃないし。
711吾輩は名無しである:2010/01/28(木) 19:44:49
>>481
>あれだけ沢山の翻訳を本当にやったのなら、もっと英語力がついてるはずだよ。

翻訳には下訳者が付き物だから、春樹がコツコツと翻訳したわけではない。
下訳者70-80%、春樹20-30%ってとこじゃない?
春樹はデコレートしただけ。
712吾輩は名無しである:2010/01/29(金) 12:29:38
>>711
それはない。
翻訳は春樹の仕事というより趣味みたいなものだから
自分でコツコツと翻訳してるよ。
春樹は翻訳家としての自分の弱点は語学力がないことと言っている。
それを補うために東大の柴田先生に必ず自分の翻訳を見てもらっている。
713吾輩は名無しである:2010/02/01(月) 22:51:31
下訳はとらないって宣言してたよ。

一番楽しい部分を奪われるからって。
714吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 01:10:19
>>695
君はわかってるね
アメリカ人の血、苛烈なロマン精神を描いていると
715714:2010/02/11(木) 01:11:05
間違えた。>>694に。
君はわかってるね
アメリカ人の血、苛烈なロマン精神を描いていると
716715:2010/02/11(木) 01:12:11
間違えた。>>693に。
君はわかってるね
アメリカ人の血、苛烈なロマン精神を描いていると
717吾輩は名無しである:2010/03/15(月) 23:13:50
いまさら読んだけど正直よくわからなかった
葬式には出ろって事?
718吾輩は名無しである:2010/04/24(土) 18:23:12
ふと、思ったんだがディジーはわざと夫の浮気相手のマーテルを
轢いたんでは?
ギャッツビーのセリフで一度対向車線に避けようとしたが
対向車との衝突を避ける為に轢いたとある。
それだけアクションする余裕があったらまずはブレーキ踏むだろう。

で俺の妄想としては、トムと縁りを戻す気になっていたディジーは
瞬間的に憎い夫の浮気相手を無意識の判断で轢いたのでは?
本能的な敵意みたいな・・・
719吾輩は名無しである:2010/04/28(水) 01:00:28
タイトルの前に「愛蔵版」と明記する事が、
いかにダサい事か出版社は理解して欲しい。


720吾輩は名無しである:2010/05/11(火) 10:00:50
2章の終わりは何なんだ?

野崎訳を読んだが意味が全くわからん

村上訳読んでないのに
ここで聞くのは失礼だが
誰か助けて
721吾輩は名無しである:2010/05/11(火) 12:03:01
>>481

村上の誤訳については若島先生が書いている
722吾輩は名無しである:2010/05/26(水) 10:28:58
いい作品。
723(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2010/05/26(水) 10:42:49
>>115
>→発売直後の売り上げ数字は出版社の自己購入分

それ、ソースあるんですか?アメリカでは一般的な売り方らしいけど、日本でも始まったのかな?
724吾輩は名無しである:2010/06/12(土) 21:17:47
過大評価だな
725吾輩は名無しである:2010/06/24(木) 05:15:49
>>698の馬鹿が言ってるような「この小説の良いところ」は皆分かっている
でもその「この小説の良いところ」がそこまで持ち上げられるほどではないだろう?
とか思ってるんじゃないか
726吾輩は名無しである:2010/06/24(木) 06:35:57
中上が長生きして英語ぐらい練習してれば、マーク・トウェインを
翻訳して、大受けしてたかもな。
カポーティとかフィッツジェラルドとか、村上のエエトコドりは
うんざりw
727吾輩は名無しである:2010/06/25(金) 14:48:54
フィッツジェラルドの小説の原作で
一番英語が読みやすくとフィッツジェラルドらしさを兼ね備えた小説(短編含む)は何?
728吾輩は名無しである:2010/06/26(土) 10:02:41
泣けない泣けない、たが読み終わったとの
心地よい空虚感と程よい疲労感が得られる
作品だとは思う。w
729吾輩は名無しである:2010/06/26(土) 10:09:05
これは、ある意味歴史書の部類だろう、いわるるアメリカ
ロストジェネレーション世代を理解する上での資料として
ヘミングウェイやフィッツジェラルドが存在しているのだ
と思う。
730吾輩は名無しである:2010/06/26(土) 12:35:24
フィッツジェラルドの短編なら、ここに載ってる。
http://www.sc.edu/fitzgerald/writings.html

the jelly beanの冒頭なんか山田詠美の初期を思わせるものがあるね。
だから、止めとけw
731吾輩は名無しである:2010/06/26(土) 19:49:51
この小説を批判するヤツが多いことは事実、
自分も最初は、そうだった・・・。
たぶん多くの人に多かれ少なかれ自分の中
にギャツビーが居てそれを認めたくないか
らだと気づいた・・・。
732吾輩は名無しである:2010/06/27(日) 07:35:02
グレート・ギャツビーの原文はぜんぜん奇を衒ったところがない平易な文章で
普通人の感覚で書かれてるんじゃないかな?
冒頭を読んだだけだが。
英語の授業の副読本にしてる高校や大学とかありそうだな。
733吾輩は名無しである:2010/06/29(火) 18:00:37
ギャツビーが乗り越えようとした「階層の壁」

欧米のように厳然たる「階層の壁」が存在しないから
日本人にとって、ギャツビーの努力の涙ぐましさは
実感としてよくわからないのだろう

関西の田舎から、東京を目指した村上春樹、
戦後日本に生まれ、アメリカにあこがれた村上春樹には
ギャツビーにたいする共感がある

幼い頃のギャツビーがノートに書き込んでいた
「日課・努力目標」なんかは
まさしく村上春樹の人生そのものだと感じる
734吾輩は名無しである:2010/06/29(火) 18:43:00
ヨーロッパにしばらく住めば、好むと好まざるにかかわらず
無意識のうちに「階層」という概念が身につく
デイジーとギャツビーを隔てる距離が、感覚としてよく見えるようになる

その感覚がない人にとっては
ギャツビーがなにをしたかったのか、わからないから
小説全体が「おもしろくない」

ようするに
この小説が「おもしろくない」人は
人生が幸せな証だと言えよう
735吾輩は名無しである:2010/06/29(火) 19:08:51
階級は、日本人にとってもなじみ深いはずだ。
日本人と外国人に置き換えてみればよくわかる。
736吾輩は名無しである:2010/06/29(火) 19:21:13
カエルの子はカエル
それはそれでいいやと思っている人にはよくわからない小説なのだろう

どうしてもカエルになりたくない「野心家」に共感されるんじゃないかな
実際、カエルの子がカエル以外になるのは、並大抵じゃないし
737吾輩は名無しである:2010/06/29(火) 20:35:38
ギャツビーだけが悪かったのではない。彼を取り巻く人たちと、
砂漠の中にぽっかり浮かんだ蜃気楼のような時代も悪かったの
だ・・・。
738吾輩は名無しである:2010/06/29(火) 20:47:10
たとえ表面上の生活レベルを上げることはできても
生まれ育ちだけはいかんともしがたい

ある人とある人が「馬が合う」という場合
「生まれ育ち」が大きく関与しているような気がしますね
これを乗り越えるのは人間にとっていちばん難しいことかもしれない

デイジーとトムの間になくて
デイジーとギャツビーの間にあったもの
それは「違和感」なんじゃないかな

739吾輩は名無しである:2010/07/29(木) 09:53:09
デイジーは・・・・むしろ「金持ちの異常な女」としか
自己愛の強さと、他人に対する無関心に帰する冷酷さとか
740吾輩は名無しである:2010/07/29(木) 11:02:42
デイジーとかトムは容易に想像できるけどな

現代の日本を生きる「普通の人」に
こういう人はたくさんいるんじゃないか?
自分自身も含めて
741吾輩は名無しである:2010/07/29(木) 11:12:53
むしろ想像できないのはギャツビーのほうだろ
こういうハングリーな人物は現代の日本でお目にかかれない

東南アジアの田舎の貧しい農家から日本に出稼ぎに来た若者が
いかにして日本人の女性と結ばれうるか

というような物語に置き換えられるのじゃないか?

742吾輩は名無しである:2010/07/29(木) 23:13:28
ギャッツビーは「異常」というなら
その純真さ、純情さが「異常に強い」ってことだろな

冷静に考えてトム・ブキャナンと子作りしたデイジーが
これと別れて5年前の男を選ばせようというのが無理なんだろ

ただトム自身も自動車屋の女房と不倫しているからな
743吾輩は名無しである:2010/07/30(金) 07:20:21
1920年代のニューヨークの社会が金を稼ぐことと、贅沢な生活をすることばかりに
熱中してた中で、グレート・ギャッツビーがどのように受け止められたかっていう
と、こりゃ、俺たちに対する皮肉だなと。
744吾輩は名無しである:2010/07/30(金) 09:10:37
フィッツジェラルドってこれ以前はどんなの書いていたの?
「楽園の向こう側」とか「ジャズえいじの哲学者」とかきくけど
もしかしてエッセイスト?

売れてきたので「ギャッツビー」ではじめて「文学臭」をだして
批評家の受けはよかったけど初版はセールス全滅ときいたけど
745吾輩は名無しである:2010/07/30(金) 11:40:46
>>743
まぁ、全体的に意味不明だし、あなたここでアドバイスできるレベルじゃないです。
746吾輩は名無しである:2010/07/30(金) 12:05:05
>>745
このスレのレベルがあんまり低いんでちょっとレベルを上げてやったつもり
なんだがw
何か良いレスでもあったら、たった1個で良いから紹介してみろw
馬鹿めが。
747吾輩は名無しである
いい具合に荒れているな
よし次はギャッツビーのパロディの
トム・ウルフ「虚栄の篝火」
ネルソン・デミル「ゴールドコースト」を読んでみよう!