1 :
堕罪者:
いや、率直に頼む
2 :
吾輩は名無しである:2006/10/26(木) 13:39:02
カワイソス
メロス記念日
太宰って誰よw
ふつう
k
おいおぃおぃ?気がついたらさだが70ゲットしちまったZE?あーあーぁぁぁぁぁー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
《《《《《《
/ ミ
|⌒ ⌒ ミ
◯-◯ 3
/\ /\ 〈__ |
/ /\ \\_ ノ
())ノ__ ○二○二⌒/../
/ /||(二ニ) (___/../ 几l ドノレノレノレノレノレノレ
γ ⌒ /|V||彡Vミ/⌒_ノ二二ノl0
l| (◎).|l |((||((゜ )/⌒/||三三三・) || (´⌒(´
__ ゝ__ノ  ̄(___) ̄ ゝ__ノ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(´⌒(´⌒;;
俺はさだ!俺はさだ!俺はさだ!俺はさだ!俺はさだ!
俺様 IS HAGE!俺様 IS HAGE!俺様 IS HAGE!俺様 IS HAG
E!
>>3 元気でいるか
>>4 街にはなれたか
>>5 友達できたか
>>6 さみしかないか
お金はあるか
9 :
吾輩は名無しである:2006/10/26(木) 16:13:48
死にたいよ〜
死にたいよ〜
ママ…僕、人生に疲れたよ…。死にたいょ
10 :
吾輩は名無しである:2006/10/31(火) 13:58:07
メロスってホモだろ
11 :
吾輩は名無しである:2006/10/31(火) 14:35:56
あのお話なんなの?
文学でも小説でもなんでもねえじゃん
お話し…
4314ダヴィンチ・アドバイザーズ
14 :
宇野浩二:2006/11/01(水) 15:32:41
あの、戦争が、勝つて、負けて、その、あとで、坂口や、太宰やら、が、世間では、なかなか、良ゐ物を、書く、文士だと、評判の、やうだが、私は、さうは、思わない。いくらか、目新しい、だけ、の、やうな、気が、してゐる。
15 :
吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 16:23:18
人生で最初に走れメロスを読んだのは道徳の教科書でだった
なんか間違ってると思う
そうだよな。やっぱ暴君は嬲り殺しにしないと
ラストは二人ともなぶり殺したらよかったと思うんだが
いかがか?
ちょっとオスカー・ワイルドの寓話気取りだと思う
幸福な王子とかあの辺り
19 :
吾輩は名無しである :2006/11/02(木) 19:18:39
太宰らしからぬ「人間はどうあるべきか?」の物語
しかしメロスたん脳味噌筋肉だねえ
20 :
吾輩は名無しである:2006/11/02(木) 19:22:06
走れメロス。
単に壇一夫に贈った物語。
>>15 それを道徳物語とかにしてしまうのが、間違っているようにおもうw。
21 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 13:25:39
道徳的に読んだら面白くないよねぇ
ちょっとアッー!的な友情や、最後が
メロスが素っ裸だったって落ちが面白いのに
22 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 14:49:38
鈴木義彦は激怒した。かならず、かの邪智暴虐の社長を除かねばならぬと決意した。
鈴木義彦には経営がわからぬ。鈴木義彦は、開発室の技術者である。
図面を引き、製品の強度試験をおこなって暮らしてきた。けれども邪悪に対しては、人一倍敏感であった。
きょう未明鈴木義彦は五反田の工場を出発し、野を越え山を越え十里はなれたこの本社ビルにやってきた。
鈴木義彦には父も、母もいない。女房もない。十六の、内気な妹と二人暮しだ。
この娘は、工場のある律儀な一工員を、近近、花婿として迎えることになっていた。
結婚式も間近なのである。鈴木義彦は、それゆえ、こまごまとした挨拶回りやら式場が決まったことなどを、
仲人を頼んでおいた昔の上司に報告するために、はるばる本社にやってきたのだ。
まず、挨拶回りを済ませ、それから社内をぶらぶら歩いた。鈴木義彦には竹馬の友があった。
山本達也である。今はこの本社で、営業の仕事をしている。その友をこれから訪ねてみるつもりなのだ。
久しく逢わなかったのだから、訪ねていくのが楽しみである。歩いていくうちに鈴木義彦は、社内の様子を怪しく思った。ひっそりしている。
もうすでに定時は過ぎて、人が少なくなってくるのは当たり前だが、けれども、なんだか、時間のせいばかりではなく、会社全体が、やけに寂しい。
のんきな鈴木義彦も、だんだん不安になってきた。
廊下であった若い社員をつかまえて、なにがあったのか、二年前にこの本社に来たときは、夜でも皆が歌をうたって、社内は賑やかだったはずだが、と質問した。
若い社員は首を振って答えなかった。
しばらく歩いて清掃の老爺に逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。
鈴木義彦は両手で老爺のからだをゆさぶって質問を重ねた。
老爺はあたりをはばかる低声で、わずか答えた。 「社長は社員を首にします」
23 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 14:51:12
「なぜ首にするのだ」
「業務態度に問題がある、というのですが、誰もそんな、業務態度が悪いわけではございませぬ」
「たくさんの人を首にしたのか」
「はい。はじめは専務を。それから総務部長を。それから第一営業課の課長を。それから秘書室の室長を。それから人事部長を。それから資材部の課長を」
「おどろいた。社長は乱心か」
「いいえ、乱心ではございませぬ。いっこうに業績があがらぬ、というのです。このごろは管理職でない社員の心も、お疑いになり、少し昇給があったものには、現物支給を命じております。御命令を拒めば窓際にやられ、辞表を書かされます。今日は六人首になりました」
聞いて鈴木義彦は激怒した。「あきれた社長だ。生かしてはおけぬ」
鈴木義彦は、単純な男であった。そのあしで、のそのそ社長室に入っていった。たちまち彼は、警備のものに捕縛された。調べられ鈴木義彦の懐中からカッターナイフが出てきたので、騒ぎが大きくなってしまった。鈴木義彦は社長の前に引き出された。
「このカッターナイフで何をするつもりであったのか。言え!」暴君松本孝明は静かに、けれども威厳を持って問いつめた。その社長の顔は蒼白で、眉間の皺は、刻み込まれたように深かった。
「会社を暴君の手からすくうのだ」と鈴木義彦は悪びれずに答えた。
24 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 14:51:50
「おまえがか?」社長は憫笑した。「しかたのないやつじゃ。おまえなどには、わしの孤独の心がわからぬ」
「言うな!」と鈴木義彦は、いきり立って反駁した。「人の心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ。社長は、社員の忠誠さえ疑っておられる」
「疑うのが、正当の心構えでなのだと、わしに教えてくれたのは、おまえたちだ。人の心はあてにならない。人間は、もともと私慾のかたまりさ。信じては、ならぬ」暴君は落ち着いて呟き、ほっと溜息をついた。「わしだって、安定雇用を望んでいるのだが」
「何のための安定雇用だ。自分の地位の安定か」こんどは鈴木義彦が嘲笑した。「罪のない人を首にして、なにが安定だ」
「だまれ、平社員」社長は、さっと顔を挙げて報いた。
「口では、どんな清らかなことでも言える。わしには、人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ。おまえだって、いまに、閉職においやられてから、泣いて詫びたって聞かぬぞ」
「ああ、社長は利巧だ。自惚れているがよい。私は、ちゃんと首になる覚悟でいるのに。命乞いなどけっしてしない。ただ、ー」と言いかけて、鈴木義彦は足元に視線を落とし瞬時ためらい、
「ただ、私に情をかけたいつもりなら、罷免になるまでに三日間の日限を与えてください」
中略
25 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 14:53:30
竹馬の友、山本達也は、深夜社長室へ召された。暴君松本孝明の面前で、よき友とよき友は、二年ぶりにで相逢うた。
鈴木義彦は、友にいっさいの事情を語った。山本達也は無言でうなずき、鈴木義彦をひしと抱きしめた。
友と友の間は、それでよかった。山本達也は、縄打たれた。鈴木義彦は、すでに出発した。初夏、満天の星である。
中略
ほっとした時、突然、目の前に一隊の警官が踊り出た。
「待て、免許書を提示しろ」
「何をするのだ。私は陽の沈まぬうちに本社に行かなくてはならぬ。放せ」
「どっこい放さぬさ。あんた一体、自分が何キロで走っていたかわかっているのか?」
「私には、もう点数がない。その点数も奪われれば免停になってしまう」
「その点数がほしいのだ」
「さては、社長の通報で、ここで私を待ち伏せしていたのだな」
警官たちはもの言わず、スピード違反の交通切符を切り始めた。
鈴木義彦はひょいと、からだを伸ばし警官から免許書を奪い取ると、アクセルを踏み込み飛鳥の如く加速した。
「気の毒だが社員のためだ!」とバリケードに猛突進、たちまち、三人を轢き倒し、残る者のひるむ隙に、さっさと走って峠を下った。
中略
辞表を書いてお詫び、などと気のいいことは言ってはおれぬ。
私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ!鈴木義彦。
26 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 14:54:06
中略
「万歳、社長万歳」
ひとりの少女が、緋のマントを鈴木義彦に捧げた。鈴木義彦は、まごついた。よき友は、気をきかせて教えてやった。
「鈴木義彦、君は、まっぱだかじゃないか。早くそのマントを着るがよい。この可愛い娘さんは、鈴木義彦の裸体を、皆に見られるのが、たまらなく口惜しいのだ」
勇者は、ひどく赤面した。
(古代伝説と、シルレルの詩からより出でた「走れメロス」より)
かなりのスピードがありそうです
かなりのスタミナがありそうです
陸上競技であるところのマラソンの元ネタだよな?
太陽が昇っている間は辛いことばかり。
沈むとそれが逆転する。
要するに太宰は太陽が嫌いなのだ。
それ「だけ」が言いたいのがこの作品だ。
否定したい自分の存在が太陽に照らし出され、
天の下に晒されるのが嫌なのだ。
・・・こんなのamazonのレビューに載せたら「参考になりましたか→いいえ」の嵐だな
30 :
吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 16:10:20
>>22ー26
腹が痛くなるほど笑いました。お疲れ様です。でもこれほどの労作に対しレスが
ないとは。
31 :
吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 16:55:48
ヘルスで激怒した。
セリヌンティウスは左利き
セリヌンティウンティウンティウン
34 :
吾輩は名無しである:2006/12/12(火) 22:07:07
走れ鈴木もっと読みたかった笑
36 :
吾輩は名無しである:2006/12/28(木) 22:55:36
メロスは普通にテロリスト+寅さんだと思う
37 :
吾輩は名無しである:2006/12/29(金) 12:12:47
>28
マラソンは
紀元前490年、マラトンの地でペルシャ軍とアテネ軍が戦い、勝ったアテネの一兵士がマラトンからアテネまで走って戦勝報告し、その直後に力尽きて倒れた…という故実に基づいてます。
息子より友が大事、と思いたい。
39 :
吾輩は名無しである:2006/12/29(金) 23:00:50
政治はわからぬ 悪には敏感で→いきなりナイフ持ち出す
妹の結婚を忘れて
走れメロス! 予鈴が鳴っている!! 遅刻だぞ!!!
全裸男が男と抱擁していた所しか覚えていない
>>11 > あのお話なんなの?
> 文学でも小説でもなんでもねえじゃん
ねらーではあるが現実世界では普通の可愛い女の子であると妄想
たまたまぽろっと お話 と洩らした所からやや天然ぎみであると妄想
年齢は女子大生くらいだと妄想
そんな私も女子大生である
44 :
吾輩は名無しである:2007/05/01(火) 15:37:30
メロス ウホッ
>26
> 勇者は、ひどく赤面した。
図書館で借りて読み直したけど、この部分を忘れてたんだよなぁ。
ながいけんの漫画でもちゃんと描いてたのに(笑)。