■■■ドストエフスキー『未成年』を語ろう■■■

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115吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 00:25:42
ドストの作品で好きなのは『未成年』『虐げられた人びと』『ネートチカ・
ネズワーノワ』がベスト3。
『虐げられた人びと』日本で映画化されないかな。
116吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 00:34:31
「虐げられた人びと」いいよね。
片思いが連鎖している人間関係が切ない…
117吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 00:37:34
僕が持ってるのは汚い古本の工藤訳ですねぇ。
引用を見比べた程度ですが、3訳の中では工藤訳が一番いいように思いました。
マカール老人の語る「善美」という言葉の訳が特に。
118吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 01:31:24
3訳とは?
119吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 08:56:01
米川・工藤・小沼じゃねえの?
120117:2010/02/11(木) 10:35:27
+北垣氏の計4訳あるみたいですね。
見比べたのは米川、北垣、工藤だったような気がします。

カラマーゾフは最初小沼さんで読んで、格調高い訳文という印象はいまだ残るんですが、
そのあとに読んだ罪罰やら、途中で江川訳に逃げた悪霊やらと、難解な印象もつきまといます。
単に初読ゆえの理解の浅さが招いたのか、実際訳がよろしくなかったのかはなんともいえませんが、
こちらも読み比べてみたいところですね。
121吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 12:58:39
小沼文彦訳はやたら評判いいけど、まだ読んだことない。
ちくま文庫から出たことあったっけ?
122吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 16:31:22
おれが持っている『未成年』新潮文庫は今売っているやつとはカバーが違う。
前のドストはは全て青っぽい顔写真で統一されていた。今のは他のも含めて
ゴテゴテしていて好きじゃない。カフカのカバーも同じで、改悪されている。
123吾輩は名無しである:2010/02/15(月) 01:14:14
『未成年』いいと思うなあ。
124吾輩は名無しである:2010/02/17(水) 01:55:10
未成年の後半の展開って素晴らしいよね。
125吾輩は名無しである:2010/02/20(土) 22:18:06
悪霊スレ落ちたね。こっちに住みつこ
126吾輩は名無しである:2010/02/20(土) 23:07:56
test
127吾輩は名無しである:2010/02/20(土) 23:10:18
お、やっと解除された。

>>122
僕は今のがいいと思いますね。
派手というわけでもないし、表紙がドスト先生の深刻な表情だと、
なんとなくとっかかりにくそうで。
読んだことが無い人は縁のないものと考えてしまいそうなもの。
古典というだけでいかめしいイメージが蔓延してますからね。

あとどこかで見た意見ですが、新潮の裏表紙の要約は要約でもなんでもない
デタラメが多くてウンザリします。
重要なネタバレがあったりするのもどうかと。

>>125
なぜか落ちましたね。
ニコライとヴェルシーロフ。キリーロフとクラフトの関係でも考察しましょう(笑)
128吾輩は名無しである:2010/02/20(土) 23:55:26
ゴテゴテというのは派手という意味ではない。
センスが悪いということ。
『異邦人』も北アフリカの町並みと青い空の
かつてのカバーの方がよかった。
129吾輩は名無しである:2010/02/21(日) 00:01:33
スレチだが、新潮文庫のカバーでおれが特に気に入っているのが、
パステルナーク『ドクトル・ジバゴ』のだ。とてもセンスがいい。
130吾輩は名無しである:2010/02/27(土) 19:23:13
『未成年』はドストの5大作のなかで、もっとも繊細な表現が
なされた作品だと思うのは果たしておれだけか?
131吾輩は名無しである:2010/02/27(土) 23:53:09
そもそもそういう比較をしようと思わないのでなんとも。
どういうあたりがそう思うんでしょうか。
132吾輩は名無しである:2010/02/28(日) 12:01:15
亀山だったか

ドストは『未成年』で小説家としてのひとつのピークを迎える。
『カラマ』からは別の相。

みたいな言い方をしていますね。
133吾輩は名無しである:2010/02/28(日) 14:32:25
>>130
書き手が余裕を持っているという気はします。
その分、作者の情熱のようなものは感じられず、(読者に)読み進めさせる力に欠けると思います。
134吾輩は名無しである:2010/02/28(日) 23:28:57
『未成年』以外の4大作は、とても身近にいないような性格異常の人物が登場
して、熱に浮かされたような弁舌をふるったり、突拍子もない行動をとったり、
果ては殺人事件が起こったりして、平凡な日常を送っている我々からすると、
なんだか激越すぎてピンとこないところがある。対して、『未成年』は親子と
恋愛を絡めた日常的な題材で、ドラマツルギーも納得できるものである。
135lane ◆CCCP//9zck :2010/03/03(水) 08:55:42
新潮の下巻がみつからないから手がつけられない
136吾輩は名無しである:2010/03/04(木) 01:08:22
『未成年』読まれてないね。
137吾輩は名無しである:2010/03/04(木) 01:16:10
>>135
上巻だけでも十分読み応えありますぞ。
新潮のは綺麗に終わってる。
あとは図書館で借りるってのはどうでしょう。

いつかといっててもいつになるかわからないので、脚本化ためしにやってみます。
舞台化こそいつかできたらいいなってことで。
138吾輩は名無しである:2010/03/05(金) 01:12:27
下巻だって普通に売ってるよ。どこに住んでんだか。
139lane ◆CCCP//9zck :2010/03/05(金) 01:26:21
>>138
東京のド真ん中です
古本屋しか捜してないからかなあ…
無いわけは無いんですが、以外に無いんですよ〜
140吾輩は名無しである:2010/03/05(金) 12:24:14
新刊書店へ行け。
141吾輩は名無しである:2010/03/06(土) 16:48:15
早く買わないとまた絶版になっちゃうよ。
142lane ◆CCCP//9zck :2010/03/07(日) 00:25:22
新刊を買うほど読みたいとは思わないんですよね…>『未成年』
慣れのせいか、最近の新刊文庫の大きい活字も合わない
ページ数もかさむから、本が多い人にとってはあまり嬉しくない

まあ絶版なら絶版でもいいや、という位置付けにある
143吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 03:16:01
かさむというより高い。
なんで1冊800円以上もするんだよ。
昔はこんな値段じゃなかったはず。
144吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 11:00:50
800円が高い?一回の食事代だろ。ケチケチしてんなあ。
それじゃあ、筑摩のドスト全集全巻を20万で買った人はどうなるんだ?
出版不況で本が昔より売れなくなっている以上、
単価を上げなきゃ採算がとれないんだよ。
出版社が倒産しまくって、本が出なくなるよりいいだろ。
145吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 14:18:04
じじいの為に字は大きくページは増量で価格アップとは鳴け増すねぇ〜(笑) 上下800円が妥当ねで賞値〜(笑)
146吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 14:25:26
出版社だけで鳴く古本屋もどしどし潰れておるご時世です殻ねぇ〜(笑) 先行きはどこも暗い〜(笑)
147lane ◆CCCP//9zck :2010/03/07(日) 18:41:14
作家に原稿料を払わなければならない新作ならまだしも、数世紀前に大量出版されてとっくに版権も切れている作品までが数倍に値上がるのは異常
古くなったケーキの名前を替えて、ラッピングや名前を新しくして高値で売りつけているようなもの
それだけならまだしも、この不況の中でこれだけ値上げしておきながら、若者が本を読まないなどと批判するから困る
バブル期なんて、薄い文庫なんて100〜200円だったはず
本離れは単に学力や文学衰退だけが原因ではないね
148吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 23:25:44
せめて我々本好きは金に糸目をつけずどんどん本を購入し、
出版業界を盛り上げたいねえ。図書館なんか行かずにさ。
149lane ◆CCCP//9zck :2010/03/07(日) 23:56:18
>>148
三度の飯を削っても持ち家を手放してでも本が読みたい読書好きには
毎月2万6千円の読書手当てを支給するべき
もちろん領収書はきちんと役所に提出する
150吾輩は名無しである:2010/03/08(月) 01:11:49
筑摩のドスト全集もし復刊されても一冊1万くらいしそうだな。
欲しいけど、さすがに懐具合が気になるなあ。
151吾輩は名無しである:2010/03/08(月) 02:33:50
吝嗇の騎士団でも作れそうですな
152lane ◆CCCP//9zck :2010/03/08(月) 05:38:40
>>151
安く買えるのに、わざわざ高い金を払って同じ物を買う人はいないでしょう
この場合、ケチとは言わないと思いますけど…
153吾輩は名無しである:2010/03/08(月) 13:01:21
俺が20年ぐらい前に買ったカラマーゾフの兄弟の上巻が
520円だった。今売ってるのみたら860円もするんだな。
内税外税の違いはあるんだが
当時と今とじゃそうは物価は大して違ってないはず。
500円じゃ買うけど1000円近くなるとやっぱりちょっと手を出しづらいなあ・・・
まあこの話題はスレ違いだし
別スレ立てて論じてもいいくらいの話題だからこの変にしとこうか。
154吾輩は名無しである:2010/03/08(月) 21:50:50
俺もこれだけは読んでないな。『悪霊』でゴタついて、「市民」の編集長を辞任して、
アレクセイが生まれて、ネクラーソフの雑誌に掲載を約束した。

子供が生まれてうれしい時期の作品で、ドストエフスキーとしては異色の部類に
入るからか知らん。
155吾輩は名無しである:2010/03/08(月) 21:54:52
その息子が、ネクラーソフの死の翌年に夭逝しちまうのな。
で、『カラマーゾフ』の執筆を始めた。

運命の囁きでも聞こえたんだろう。
156吾輩は名無しである:2010/03/12(金) 21:13:26
古書ネットで6000円とか10000円の本をバンバン買っちゃうよ。
157吾輩は名無しである:2010/03/27(土) 12:59:20
『未成年』読まずしてドスト好きを標榜するなかれ。
158吾輩は名無しである:2010/04/17(土) 16:11:10
『未成年』がベストだろ。
159吾輩は名無しである:2010/04/18(日) 21:36:13
読み終わった。
リーザがかわいそうだと思った。
160lane ◆Oz/piFw.Ok :2010/06/02(水) 23:11:00
ヴェルシーロフの一人称「わし」に違和感あり
でも、『未成年』は『悪霊』『白痴』の良き手引書だと思います
161lane ◆Oz/piFw.Ok :2010/06/03(木) 00:10:12
>>159
意志の弱い公爵より、ワーシンにしとけば良かったのにね
貧乏生活が続くだろうけど…
162lane ◆Oz/piFw.Ok :2010/07/06(火) 03:06:46
読み終えた後に感じがちな救いようのない後味の悪さが少ない
主人公が20歳前後か25歳過ぎているかでドストのさじ加減は変わってくるようです
163吾輩は名無しである:2010/07/06(火) 13:20:54
>>162
そういえばそうだな
まだ未来があるってことかな
164吾輩は名無しである
吝嗇の騎士といってからかった意味がわかっていただけましたでしょうかw