1 :
吾輩は名無しである:
kjについて語ろうか。
2 :
吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 08:50:29
破壊と再生=中上健次
4 :
吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 16:26:42
サンクス。
5 :
吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 16:55:08
>>941 俺はあくまで、俺の価値観を提示している。
オマエはただ、俺に粘着しているだけ。
死ね屑。
もう相手はしてやらない。
ぷぷっw
6 :
吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 20:09:59
こいつ面白いよなあ。
感性がまるで尾崎豊。
7 :
吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 21:42:36
尾崎……か。
じゃあ、あと数年でお別れだな。
生きている間にたくさん中上読んでね。
これからは優しくしてやろうよ。
8 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 04:53:01
前スレで中上が薬物中毒とか誤った記述があったけど、
対談とか読む限り中上にドラッグの知識は全くないよ。
むしろ知らないで知ってるふりをしているふしがある。
9 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 04:55:38
若しくは知ってて知らないふりをしているか、どっちかだね。
どちらにしろ目茶苦茶なことを言ってるよ。
10 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 04:57:14
知らないで知ってるふりをしているようにみせかけて実は知ってる
11 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 05:00:34
書いてみて、
>>9のほうが説得力あるなと思った。
「いや、それは違いますよ」とは言えないもんねw
村上龍ですら言えなかった。
そういう構図を示してるのかもしれないな。
12 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 05:06:53
そうそう。
>>10みたいな意味。
知っててわざと目茶苦茶になことを言ってるって意味ね。
だれも「違いますよ」って言えない構図を笑ってるのか、
もっと深い意図があるのか、俺にはわからないけど。
被差別部落に関する記述でもそうだもんね。
美しい描写に関して、誰も「違いますよ」って
おおっぴらには言えなかったりするもんな。
14 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 05:08:39
中上健次友人に勧められて読んだけどすごすぎる…
こんなん読んだら誰も作家目指したいなんて言えなくなるわ… しかし世界にゃ中上健次よりさらにすごいやつがいるんだろうな…
枯木灘?
16 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 05:19:55
いや岬とか黄金比の朝とか初期の短編なんだけど枯木灘?はもっとすごいんだろな…
17 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 05:28:21
KJは底が知れないですよ。
底が知れないように書いてますからw
頭はものすごくよかったと思う。
18 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 05:31:37
悪口言われた蓮実とかが売り言葉に買い言葉で「贋者」とか言うけど、お前が言うなよw
ましてや福田和也がそれに乗っかって…ほんと笑える。
19 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 05:43:53
ドラッグの取り締まりに関して中上氏曰く…
「もっぱら芸能人だけをあげるんだよね。もっと文化人を
あげてみろっていうんだ(笑)。徹底抗戦するから。中上を
あげてみろ。」
「ポルノでも捕まってみたいわけ。それでバンバン書く
んだけれどダメだね」
20 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 05:45:57
もう、こんな人誰もいないね。さっさと潰しちゃえばいいんだよジュンブンガクなんて。
21 :
中上:2006/06/21(水) 06:01:29
この間ある出版社の忘年会で、ちょうど桜田門(警視庁)
の忘年会とぶつかったわけ。柄谷行人がそこにいてね、柄谷が
フラフラッと桜田門のほうへ行って議論をしかけてきたわけね(笑)。
こっちに誰がいるということになって、「中上がいる」ってことで
バァーッと色めきたった。それで「呼んでこい」ということになった。
ぼくはうれしかったね。名前を覚えててくれたということで(大笑)。
こっちは引っかけられたいわけよ。やってやろうじゃないかと
思っているからね。それしか楽しみないじゃないですか(大笑)
22 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 08:08:02
↑おもしろそうな内容だけど、
ちょっと文章が下手だね。さすが中上。
23 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 08:54:54
口で言ってるんだよ。対談で。(笑)とか小説家は書かないでしょう。
24 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 11:28:48
漏れは、この2ちゃんねらーの体験談だと思ったのだが・・・。
25 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 11:29:26
もっとkjの武勇伝をきかせろ。
kjが「こうじん」に見えて仕方ない。
27 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 12:01:23
坊っちゃん=中上kj=賤民=文学の神
28 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 13:08:45
大江との対談はヤバかった。
KJが喧嘩を売って大江が笑って逃げるような感じ。
果たして会話は成立してたのだろうか。
29 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 13:25:43
それどの本?
kjはどんな戦法使ったの?
どつきあげたの?
30 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 14:33:02
中上健次対談集の何巻かだよ。
君は何か誤解してるみたいだね。君の他の書き込みが何番かだいたいわかるよ。
31 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 14:43:47
中上健次vs内田裕也
32 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 15:17:52
な〜んだ、対談集か。
33 :
壺男:2006/06/21(水) 17:59:40
kjてやめてくれ
KNGにしてくれ
全角大文字にしてくれ
いっそのことKINGにしてくれ
34 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 20:53:15
kjっていうのは、ドラゴナッシュの意味もあるんだが。
35 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 23:39:23
フルヤ“ニセモノ”ケンジ のことでしょ
36 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 02:37:15
偽物って言ってる人が真似事しかしてないからー
ジブちゃんね
それは同列に語れないよ。
「真似」のレベルが違うだろう。
ドラゴンアッシュは安易すぎる。
38 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 09:14:35
じゃあ、中上もkjってことでおk?
39 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 09:31:24
それは同列に語れないよ。
「kj」のレベルが違うだろう。
ドラゴンアッシュは安易すぎる。
40 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 09:42:22
じゃあ、中上もkjってことでおk?
41 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 09:51:24
とりあえずは。
42 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 10:37:27
しかしさ、中上もある程度読むと飽きるよな。
俺はもう満腹だ。
43 :
壺男:2006/06/22(木) 11:07:20
降谷kj・・・悪そうな奴はだいたい友達
中上kj・・・悪そうな奴
という違いはあるけどな。
ふるやは悪そうな奴はだいたい友達じゃないよ。そりゃジブラっしょ。
まあジブラも、実際そんなことはないんだけど。単なるボンボンだよ。
あれの後渋谷で悪そうな奴らに泣かされてたらしい。
中上もボンボンだけどさ。
46 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 13:07:34
そうそう。親は戦争成金だと言っていたね。
47 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 13:18:56
そうそう。東京遊学中の仕送りはたいした額だったというね。
48 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 13:21:22
そうじゃなきゃ到底あんなのは書けないだろうな。
49 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 13:42:51
中上の場合、「遊学」は適当ではないが。
暇でやることなかったんだろうね。
うちも金持ちだったら、俺も「枯木灘」くらい書いてやるのに。
50 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 13:46:14
金持ってたら書こうと思わないって。
51 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 14:05:25
しかし、君、金があって暇なら書くだろう?
52 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 14:08:39
そう思うのは金のないうちだけじゃない?たぶん。
53 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 14:10:30
>>48 金の有無は別にして、肉体労働の現場をあれほど活写できたのは見事だな。
54 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 14:12:50
いや、正確じゃないな。
深く傷付かなきゃ書かないだろうってこと。
金持ってたら傷付かないでしょ。
55 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 14:15:39
>54
・・・・呆れた厨房が・・・。君は児童図書板へ逝った方がいい
56 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 14:20:36
実際、そうだよ。
そこそこ金持ってる奴の傷なんてたかが知れてるよ。
と、中上健次を読むと思う。
57 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 14:24:11
まぁ虐待とかイジメとかドラッグとか戦争とかユダヤとかそこらへんだな
もちろん他にもあるとは思うけどね
58 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 15:36:35
>>53 それと部落問題を内側から描いた点もな。
和歌山は特に、現在でも部落問題を深く抱えて苦しんでいる県だが、
中上は正面から描いて一歩も退いてないところがエラい
59 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 16:17:14
偉いというより、そもそもkjには退く理由などなかった。
だから、親父のことも、部落のことも何でも書けた。
むしろkjはそういう認識の仕方をしていたことで、
ほかの作家より自由に書けたのだと考える方が正しい。
60 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 16:18:51
ところで、前スレの尾崎はどこいった?w
もちろん肉体労働てあんなじゃないよ。
肉体労働の文章表現が上手く魅力的だ、ということだよ
>>59 引いてほしくないと思わせるだけの作家ではあったよね。
書いてることがどこまで本当かはわからないけど。
63 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 20:23:32
そう、とくにエッセイはね。
そういう意味では三島っぽいところがある。
文学性は全然違うけどね。
64 :
吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 12:39:22
ところで、前スレの尾崎はどこいった?w
65 :
吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 14:49:06
ドカタ仕事は君たちには絶対無理。
いじめられてボコされて死ね。
66 :
吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 14:53:00
でも、馬鹿でもできんじゃん!w
67 :
吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 15:01:50
体が健康じゃないと無理っす。
貧弱な馬鹿はまじボコされかねません。
68 :
吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 15:33:38
kjって身長どれくらいだったの?
172cm
70 :
吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 19:23:47
「夕日」という言葉を知って、初めて夕日が綺麗なこと気づいた
みたいな話知らない?
71 :
吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 15:26:22
柄谷が言うほど大男じゃねえじゃん。
218cm 160kg
74 :
吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 15:41:07
初めて中上を見たとき、
「こんなでっかいやつが小説書くんかいな?」と思ったらしい。
180cmくらいはあったのだろう。
善男がチビなのか。
中上は横にもでかいからなー。
「怖じくそ」←これ、何て読みます?(おじくそ)と読んだのですが合ってるでしょうか?
77 :
吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 23:20:15
↑俺もそこ止まった おじくそでいいと思う
しかし枯木灘読んでんだけど登場人物一親等だけで30人もいるんかよ…疲れる
78 :
吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 23:25:36
一人一人キャラクター描き分けられてるから普通に読める。
79 :
吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 23:32:49
いや普通には読めないか。
入り込めば入り込むほど面白い。
>>74 だから柄谷自身が中上は172cmで、大男というほどでもないと言ってるだろ
大男とは「きな臭い」男のことだとも言ってるな
81 :
吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 08:36:29
↑トランスティーク嫁
82 :
行人:2006/06/26(月) 09:20:13
それは何ですか?
83 :
吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 20:38:34
ところで、前スレの尾崎はどこいった?w
84 :
吾輩は名無しである:2006/06/28(水) 08:29:42
先日の誘拐事件は「異族」そのものだった。
85 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 20:24:10
KJは無敵。
86 :
吾輩は名無しである:2006/07/29(土) 15:26:13
【顔は】中上健次【バカボンのパパ】
87 :
吾輩は名無しである:2006/07/29(土) 16:06:44
それは何ですか?
88 :
吾輩は名無しである:2006/07/30(日) 01:18:29
KJはきな臭い
KJは豪傑であった
酩酊してかける電話は天下一品 無敵艦隊
迷惑
92 :
吾輩は名無しである:2006/07/30(日) 10:19:59
KJは豪傑
豪傑はチマチマと小説なんか書かない
94 :
吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 12:03:02
kjかと思ったら亀田の親父やったわ。w
95 :
吾輩は名無しである:2006/08/09(水) 21:13:20
kjかと思ったら亀田の親父やったわ。w
96 :
吾輩は名無しである:2006/08/10(木) 14:20:57
須藤元気みたいなクソ野郎に読書家ヅラされるとムカつかないか。
そこら中の雑誌で「内観」とか、「相対性理論」について語ってるぜ。
「調子いい月は30冊以上読みますね」ってウソだろ。
絶対頭にはいってねえよ、この馬鹿。
おまけにCDまで出しやがって。
近親憎悪?
98 :
吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 23:49:57
>>77 しかも秋幸3部作に出て来る脇役が、オリュウノオバに限らず
他の路地もので主役級になったりしてるから油断できないw
俺の読んだ分だけでも10作は人物相関つながってる。
ただ鳳仙花のマツやミツが日輪の翼のマツノオバ、ミツノオバかどうかは
俺にはいまいちはっきりわからないんだが
ここ数年で中上のなの字もなくなったな。
こういうときに中上がどう有効か考えるのが面白い。
作品自体はやっぱすげーし
中上ってどの作品で最初にカミングアウトしたの?
まだ、初心者なので・・・
101 :
吾輩は名無しである:2006/08/29(火) 02:06:58
夏になると無性に中上三部作が読みたくなる
土の匂いが嗅ぎたいし、ロクさんのように山の中をカニのように駆け抜けたい!!!
102 :
吾輩は名無しである:2006/09/09(土) 23:41:46
父親が子供(美恵)に向かって「かわい、よ。かわい者、よ」とか
若衆とオバらの「オバよい」「ツヨシ、よい」とか
恋愛以外の間柄で凄い愛情にじんでる呼びかけ好きだな
日輪の翼でのトレーラーと太陽とハートの絵も結構胸にくる
本人達はそれを愛とか好きとか自覚する必要もなくて、
陽だまりやなんかと同じように相手を無条件にいとしんでる感じ
103 :
秋幸・アウレリャノ・竹原・ブエンディーア:2006/09/16(土) 01:05:17
G・G・マルケスはF・カフカの「変身」を読んで「なんてこった」
と思ったという。
俺は「枯木灘」を読んで「なんてこった」と思った。
104 :
吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 12:04:24
俺は「枯木灘」を読んで「なんてザマだ」と思った。
105 :
吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 12:46:55
そんな俺はお前を見て「無理するな」と思った。
106 :
吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 14:03:14
そんなお前を見て、俺は「無理するな」と思った、
の方がきれいな文章だと思った。
どつきあげるど
108 :
吾輩は名無しである:2006/10/03(火) 16:32:20
夏芙蓉の甘い香り
109 :
吾輩は名無しである:2006/10/03(火) 18:12:30
異族読み終わった。。。長かった。
なんだかだらだらとしている部分もあったけど、
このまとまりのなさが気になりました。
中上が生きていたら、今の時代をどう描いたのか想像したくなる。
110 :
吾輩は名無しである:2006/10/03(火) 18:52:53
とりあえず、おまいら全員白痴の子
置かしてやるからパンツ脱げ
111 :
吾輩は名無しである:2006/10/04(水) 00:41:18
なんとかしたれよぉ なんとか
>>109 批評のベクトルは明らかに変わったろうと思う。
路地がなくなって以降書けなくなり、しかし何とか持ちこたえた。
でも現在はあの頃以上に苦しい戦いを強いられる状況だろうからね。
113 :
吾輩は名無しである:2006/10/04(水) 13:11:16
たぶん書けなかったよ。
あれでよかったんだ。
114 :
吾輩は名無しである:2006/10/04(水) 13:11:38
115 :
吾吾輩は名無しである吾輩は名無しである輩は名無しである:2006/10/04(水) 13:17:57
群像10月号の短編46について感想を書いた。
よかったら参照してみて。キーワード「日々憤怒」で、
たどりつけます。Yahoo検索で。
116 :
吾輩は名無しである:2006/10/04(水) 13:36:46
>>115 >よかったら参照してみて。
群像を購読してるのか?
俺はアンタの概要読んだだけで十分だ。
117 :
吾輩は名無しである:2006/10/04(水) 16:40:37
北朝鮮の核実験声明を受けた中国は日米に冷静な対応を促しているが、
肝心の中国はどう対処するのだろう。
東アジアの秩序を乱すふざけた国には日米が連携して厳しく戒めを与えねばならない。
ところで最近、「お父さんは居ない方が良い」って風潮があるようだ。
気に入らん。
確かに異物感の塊のような父親ではあるが、いざというとき頼りになるのはやっぱり「お父さん」だ。
戦後六十年。「父」を欠いたまま歩んできた日本。
中国や北朝鮮の勝手極まりない横暴にケツの穴を緩めてぼーっ韓流ドラマを眺めるだけの日本。
それでいいと思ってる奴等の書く小説だから「つまらない」のだ。
118 :
吾輩は名無しである:2006/10/04(水) 16:50:51
つまんねw
119 :
118:2006/10/04(水) 17:03:00
あー、思わず俺の嫌いなスタイルでやっちまった、反省しとく。
でもさー、この馬鹿相手じゃ端から議論にはならんもんw
死ねとは云わんからとにかく、頭悪い奴は黙っとけ、ムカつくから。
120 :
□-□ ::∂ ◆dyO20ajIJI :2006/10/04(水) 17:22:23
東京を灰燼に帰すのだ!
フェーヘッヘッヘッ
面白くない。
123 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 16:15:49
中上初心者で古本屋でホウセンカ購入したんですが、なんか読みにくいですね。
彼より古い人の作品でもすらすら読めるのに、なんか中上は読みにくい。難解な
哲学理論や語彙があるわけでもないのに、何故でしょうか?
そこんところ意見を述べ合いましょう。
124 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 18:42:39
中上は頭の中がよく整理整頓できてないんです
たぶん本人も何を書いてるんだかわからないはずですよ
125 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 19:09:21
中上は大学入試試験で頭が混乱して全滅するくらいですからね
文章を建築のように組み立てるなんて出来っこないです
思いつく端から書きなぐってるんであんな文章になるんですよ
126 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 19:17:17
予備校に行っても全然成績が上がらないような頭脳なんですよ
おそらく論理的に考えることが苦手なんじゃないんですかね
127 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 19:21:31
これからは作家にも資格試験が必要かもしれませんね
たとえば、センター試験で何点とんなきゃダメとか
○○大学卒じゃなきゃダメとか
128 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 19:31:40
色川武大
コミさん
道楽者でなきゃ書けない小説もあるのです
色川たちは道楽者ってよりも極道って感じがします。
130 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 19:51:04
ナルコレプシーのハゲやぞ
かわいいやんけ
ハムスターみたいやん
131 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 20:20:21
「愛のような」って何あれ。
カフカとか安部公房みたいな不条理小説にチャレンジしてみました!
って感じなのかな。
132 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 20:27:06
どっかの短大出よりはセンター試験の点数は良かっただろ
133 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 20:28:37
なんででしょうね、60ページまで来ましたがとにかく読みづらい。いつものテンポがでない。
134 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 20:38:16
なんか形容詞がどこにかかるのか、他の作家さんよりわかりづらい。最後まで読むかな?
めんどいな。
135 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 03:46:05
2月 大学受験のため上京
3月 和歌山県立新宮高校卒業
4月 早稲田予備校入学 ←おいおい、早稲田大学に入れよな。w
136 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 03:50:15
↑健次の頭脳はこの程度なんです。
なにしろ早稲田「予備校」と早稲田「大学」を間違えちゃうんだもん。w
137 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 03:57:34
なるほど、こんな性能の悪い頭脳じゃ、
理路整然と文章を書くことなんて出来ないわけだ。
さっきっから粘着の自演がうぜえな
139 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 04:10:34
そうそう、早稲田「予備校」中退の頭脳が出来ることは、
思いつく端からだらだらと文章を書きなぐることだけ。
140 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 04:25:57
早稲田「予備校」中退で、大きな態度されてもねぇ・・・
141 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 07:39:25
たしかに馬鹿だけど、kjの悪口はやめてくれ。
142 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 16:43:22
粘着は別にして、予備校いってのが本当なら失笑もんだな。
ドカタのたたき上げのイメージだからな。
143 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 16:56:16
ドカタのたたき上げってww
144 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 16:59:13
中上健次を夏休みに全作読破した。
文庫で並べてもすごい量だったけども。
魅力的な世界だと思った。
同じ日本の中で、独特の歴史や人間のもつれ合う境界があるんだなと感じた。
中上は柄谷からフォークナーを教えられて
フォークナーを知ったことで一段深み増したんだって話だけども
関連でフォークナーまで読まなきゃと思った。
145 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 17:03:39
>>142 全然ちがう。創作を作家自身と重ねる読み方は厨房まで。工房以上は
そんなばかげたことはしないよ。
中上は金持ちの坊ちゃんで十分な仕送りしてもらって
東京暮らしもゆとりのあるものだったらしい。
だから小説にいれこめたのかも
146 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 17:40:30
なんで早稲田予備校だったんだろうか?
ま、代々木ゼミナールだったらもっと大笑いだけど。
147 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 18:47:24
レスが厨房くさい
148 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 18:53:05
代ゼミの単科です。w
149 :
吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 04:38:09
でもこのおっちゃんの作品読みづらくないか?しんどい。
短編を中心に読んで、慣らせば良い。
中上でへこたれてたら大江なんか読めないぞ
152 :
吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 15:27:26
万延元年はすらすら読めた。セブンティーンもおもしろかった。
でも中上は場面変化が激しすぎるのと、誰の発した会話は掴みにくくて。。
大江は読みやすい悪文だった。
そんなに読みづらきゃ読まなくていいお^-^
154 :
吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 20:04:47
枯木灘を読んだんですが
この人がなんでそんなにすごいのか
よくわかりませんでした。
この人のなにが評価されているんですか。
どなたか気が向いたら教えてください。
155 :
吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 20:30:41
四方田犬彦
「・・・海外では今もって中上健次は浸透してないわけですが・・・」
没後10年以上たっても全然海外で中上は評価されてないんですよ。
翻訳してもことごとく絶版。
ためしにアマゾン(日本以外)を検索してみてください。
国内のみなさん、目を覚ましてください。
近代文学がどんどんつまんなくなってった
時代に現れた最後の近代文学
みたいな位置づけじゃねえの
157 :
吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 21:12:09
↑柄谷の息子
158 :
吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 21:23:51
よくある「昔ながらの○○○」みたいなのを
中年がありがたがるようなものですか。
159 :
吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 21:26:04
「枯木灘」は小説の構成的にも主題的にも「ねじれ」「ずれ」が
作品を読む上でポイントになっています。たとえばどうして秀雄を
殺すのが、近親相姦を犯してから遅れ(ずれ)ているのか、あるいは
血縁は確かだが生活史の上ではまるで縁のない父親が(どうして)現に
目の前に存在するのか、裏を返せば、それを不自然と感じさせない何か
が作品の風土として存在し、それと秋幸の感じる違和感あるいは想像力
との対比、対決がおもしろいのではないでしょうか。
160 :
吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 21:44:45
>>159 ご丁寧にありがとうございます。
わたしはどうも小説の読み方というのが
わからないようです。
こういうと小説なんて好きにに読めばいいんだなどと
言われてしまいそうですが、
あなたのように「構成」や「主題」に対して自覚的に
なれないのです。
161 :
吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 21:56:33
きみたちはまったく中上を理解してない。
中上の原点は、「早稲田予備校」なんだよ。
早稲田大学とまちがって早稲田予備校に入学したことがすべての始まり。
この事実から目を背けては中上文学は理解できないよ。
162 :
吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 23:10:49
生き返った平野謙だ。
163 :
吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 06:47:03
惜しくもノーベル文学賞に手が届かなかった村上春樹。
おなじ早稲田大学出身の・・・あっ、間違えた。
中上健次は、早稲田予備校出身だったね。ゴメン。退散します。さよなら。
渡部大先生だったかな?
中上の読みにくさは技術的な確信犯と言っていたっけね
読みにくい、つっかえる、そういう文体や構成で安易に読み飛ばしさせない
絡んで、引き止めて、読者を力ずくで向き合わせようとする
私は女性なんだけど、中上作品の主役の男たちって
なんとも言えない色気を感じます。
165 :
吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 21:26:19
>>164 舐めてるんじゃないかい君は
と小林秀雄に言われたそうだ、あまりの読みにくさに
166 :
吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 21:32:03
小林秀雄に言われたら世話ないね(ワラ
167 :
吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 22:07:29
渡辺大先生こそ何をいいたいのかさっぱりわからない読みにくい
人ではないかいな?あれって確信犯じゃないよね。少なくとも力ずく
で読者をひきつける前に電波臭くてひくわな。
168 :
吾輩は名無しである:2006/10/14(土) 05:37:49
169 :
吾輩は名無しである:2006/10/14(土) 11:53:03
中上が好きな時点でまともな女性ではないと思う。
「まとも」なんてどうでもいい
171 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 15:25:21
美恵って色気はあまりなさそうなのに路地サーガの女性の中では一番萌えた
けど、彼女と郁男と若い頃のフサは顔の実写イメージがイマイチつかめない
172 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 15:34:19
たしかに。美恵は病弱だったり、狂ったりするけれど、極普通の
人がそうなったというだけって感じがするもの。その極普通さの
いやらしさやうっとうしさに秋幸は嫌悪感を持つんだから、機能は
ちゃんとしている。その最後が「熊野集」での成金オバサンだし、
実際平凡のやらしさというものを持った人ってなかなか美人ではいない
からなあ。
173 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 15:58:22
中本の一統って、
ガクトみたいな男かな。
174 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 18:08:41
>>173 ガクト系でもいいけど、もっと和風の美形じゃね?
あくまで顔だけで言えば小泉孝太郎とか松田龍平・翔太兄弟とか。
タイチは14歳までの柳樂優弥あたりのイメージ
(いや、あくまで独断と偏見ね)
二次元でなら伊藤潤二の描く男性キャラの顔がぴったりなんだが・・・
ただし美形でもガタイよし、新宮弁、シャブ中、ポマード使いまくりなんて要素が
入ってるから最近の俳優や漫画キャラの美形からは想像しにくいのはたしか
175 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 18:47:39
ガクトってチョンだろw
176 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 19:02:34
きみたちは中上文学を全然理解してない。
中上の原点は、早稲田予備校なんだよ。
早稲田予備校に入学しようと決意した健次の心を理解しないと。
東大は無理でもたぶん早稲田大学なら入れるかもしれない。
ココが健次の原点なんだな。
そんなこと言われなくても十分分かってる。
178 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 19:27:27
>>172 地の果て至上の時読んで、ある意味一番ショックだったのは
岬や枯木灘の美恵からの変わり様だったな
ただ、美恵の人柄が変わったわけじゃなくて
秋幸の目が以前よりニュートラルになったんだろうけど
179 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 19:35:22
そうそう。秋幸が想像(妄想?)するんじゃなくて、センチメントを
捨てているのが地の果てだもんな。ある意味自分は外野であるという
ポジションを取っている。そこがもどかしいけど、筋としてはそうある
べきで、代わりに路地の空き家に居座って昼間から宿酔いのまま路地を
記録しようとする中上がいたわけか。
180 :
吾輩は名無しである:2006/10/16(月) 11:28:16
路地の解体を機に出てった連中でも
ツヨシは母親代りだったオバら、半蔵二世は中本の血、みたいに
路地の分身が一緒に来てくれた(オバらとは2度とも別行動にはなるが)けど
秋幸はそれにあたる美恵と決別して、ヨシ兄にも死なれた時点で
心情的に帰る場所をすっかり失ったんだな。龍造もフサも路地には余所者だったし。
草むらになった路地跡をその目で見たか見てないかの違いも大きいだろうけど。
181 :
吾輩は名無しである:2006/10/16(月) 11:32:43
分からなかったので教えて頂きたいのですが、枯木灘のラストのどこが衝撃的なんでしょうか?
白痴の女のシーンじゃなく、弟殺しと逃亡と、その後を含めての事じゃないの。
とりあえず中上は秋幸第四部書いてから死んで欲しかったわ。
183 :
吾輩は名無しである:2006/10/16(月) 12:48:19
とりあえず早稲田予備校時代を回顧して欲しかったな
184 :
吾輩は名無しである:2006/10/16(月) 12:54:48
松田龍平は一統っぽいな。
白い肌に、狂気に、シャブ
でもチョンですやん!!
中上作品の主役は男女とも、だいたいヤンキー系なんだよね
頭の中身はともかく、生物的な色気というかサカリのついた獣の匂い
そんなところに色香を感じるんだな
電波上等、まともなんてホントどうでもいいね
嘘だろうと思いながらつい信じたくなるよな嘘をついてほしい
中上作品の男女は相手に対して
性格や人格についてどうこうとか観念的な評価の部分は少なくて、
男そのもの、女そのものとして丸ごと愛してるって感じがする
良い意味でそれこそ生物的なんだな
奇蹟で郁男と二人暮しなのが君子だったりとか龍が留だったりとか泰造の死期とか
いくつかの部分が秋幸三部作や鳳仙花と違ってるのはわざとなん?
名前の表記がみんな片仮名になってるから一種のパラレルワールドなのかとも思うけど
188 :
吾輩は名無しである:2006/10/17(火) 14:01:30
表記の矛盾?
健次は、頭の中をきちんと整理整頓できないんです。
理性がまだ発達してない原始人の脳みそみたいなもんですよ。
189 :
吾輩は名無しである:2006/10/17(火) 14:42:41
kjの見た目で判断するのはやめれ。
190 :
吾輩は名無しである:2006/10/17(火) 19:19:48
朝潮?
191 :
吾輩は名無しである:2006/10/17(火) 19:52:05
中上文学愛好者は、健次のことを「KJ」って言うのか?
カッコイイじゃん。w
192 :
吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 08:13:34
あ?
193 :
吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 08:41:51
>>187 父性の世界を描いた作品群(枯木灘、地の果て 至上の時 等)と
母性の世界を描いた作品群(奇蹟、千年の愉楽、日輪の翼 等)とは
微妙に世界が変わってるね。
オリュウノオバやサンノオバが出て来るか、出てこないかが、
作品世界の分水嶺になっていると思う。
ちなみにイバラの龍は路地では嫌われものの他所者だが、
奇蹟のイバラの留はオリュウノオバが取り上げた路地の正当な住人で
オリュウノオバから見ればタイチやトモノオジと同じ「愛し子」だよ。
むしろ秋幸が他所ものみたいな感じだ。
194 :
吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 10:55:54
母性の世界を描いた作品群「奇蹟」?
195 :
吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 11:06:42
>>193 「イバラの留」も奇蹟の中ほどでは、よそから紛れ込んだ奴って書いてあった気が。
けど、ひ若い頃からトモキやヒデと三朋輩だったりオリュウノオバには愛し子だったりね
まあ元々、路地の人物の言動や経歴の描写は噂によるものが半分以上を占めるし
奇蹟は下手すると全編がトモノオジの幻覚と齟齬入りまくりの記憶かもわからんし
中上もしまいにはその辺ごっちゃになった感があるw
しかしそういや秋幸は生まれた時以外、どの作品でもオリュウノオバとからんでないね
奇蹟はオリュウノオバとトモノオジの視点から描かれていて
どちらとも取れるけどね。
それでもトモノオジやタイチを子供のように思い、そう扱っている
オリュウノオバの仏的な母性が勝っている世界だと思う。
197 :
吾輩は名無しである:2006/10/21(土) 11:09:58
オリュウノオバは、なんで、「お竜の叔母」でないの?
それだと「お竜さんの叔母さん」という家族関係にも読めちゃうから。
みんなからオリュウノオバと呼ばれていたので、オリュウノオバです。
オリュウノオバは、とりあげた命がその後どんな極道に育とうが
その生自体は無条件に肯定してくれて彼らのために泣いてもくれる
(日輪の翼と賛歌でのオバ達もそうだね)
住人個々の人生は結構悲惨でも、彼女達みたいのがいる限りは、
路地は金色の小鳥が群れて夏に芙蓉が香る楽土だったと
200 :
吾輩は名無しである:2006/10/21(土) 20:58:37
若さはあまりに、酷すぎる。
201 :
吾輩は名無しである:2006/10/21(土) 23:28:56
オリュウが路地から一歩も外に出なかった人間だというところも
大きいのではないでしょうか。オリュウにとっては路地が世界なのだ
から。いはば共同体主義ではなく共同体しかしらない人間にとって、
外界はイマジネーションと噂とその変形でしかない。路地が楽土と
も感じられるオリュウに対してトモキは外界に対して路地がいか
に弱い存在であるかを知っている。(「奇蹟」で起こる悲劇は結局外の
ヤクザによって引き起こされるのだから)トモキが三輪崎の湾を巨大な
魚の顎と幻覚を見るのも、オリュウの小鳥が群れる夏芙蓉の形容と
対比的に対をなす。だから「奇蹟」はそうは読まれていないが、オリュウ
とトモキの対決の話なのではないでしょうか。
>>184 中上は晩年、ソウルにたびたび足運んでたね
作品の中にちょいちょい出てくる皮革屋。
関西じゃ被差別部落とともに韓国・朝鮮人への差別があったね
って今もあるけど、屠殺・皮革関係は朝鮮系多いんだよね
作品の構想があったんだろうか
203 :
吾輩は名無しである:2006/10/24(火) 16:33:03
>>200 おおお、射精する、おおお
おまえらkjの初期作品についてどう思う?
「日本語について」など、けっこう面白いと思うんだが‥
204 :
吾輩は名無しである:2006/10/24(火) 17:51:25
kjの日本語はテキトー。
>>203 『灰色のコカ・コーラ』が好きですね。
おもいっきり大江健三郎『われらの時代』のまねだけど。
206 :
吾輩は名無しである:2006/10/25(水) 22:10:44
1993年『鏡の影』
1998年『日蝕』 ←「鏡の影」と内容が酷似している
平野さん、もう認めましょうよ。
207 :
吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 13:20:00
>>205 『鳩どもの家』収録だっけ?表題作とともに読みたいな。
今、絶版?
208 :
吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 14:10:24
中上の初期の青臭い小説は読めない。
209 :
吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 15:36:30
>>201 トモキの魂、先に昇天しちゃった方はオリュウや中本達のいる路地(浄土)へ、
残った方は秋幸シリーズの世界な殺伐系の路地へと分かれたんだろうかね
ただ、後者のトモキのこともオリュウノオバは小魚になって見守ってくれてはいるが
210 :
吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 21:10:52
実はそれが曲者だと私は思っています。陳腐な言い方で申し訳ありませんが
それは母性的な抑圧ではないでしょうか。オリュウノオバがその物語であら
わしているのは、死んだものは皆美しいということで、たいがいのコミュニ
ティの維持にはかかせない要素で、だからこそ路地の崩壊後には殺伐とした
関係性があらわになっている。オリュウノオバは路地そのものであって、
「小魚」としてあらわれるのは、すでに路地が崩壊しているからだと思います。
つまり「奇蹟」では圧倒的に三輪崎の顎にリアリティがあるということです。無力で被差別で
どうしようもない路地を美しく物語ること、それが外部と対決することのな
いコミュニティには必要ではなかったか?だからオリュウの夫のレイニョさん
(だっけ?)が路地の存在していた頃には必ず主役とその取り巻きにバカに
されていたことも理解できる。彼はとりあえず「外」の世界で得度して戻っ
てきた「外」の世界の倫理と行動規範を持った人物であり、閉ざされた路地の
世界ではその考え方、行動が珍奇なものに見えたとしてもおかしくないはずで
す。またかつて柄谷行人がいった被差別部落の起源は本願寺派の裏切りだとい
うことが現にあったとしても、路地のひ若い者たちがそれを知っているとは思
えず、それゆえレイニョさんへのいたずらの原因には当てはまらない。それに
もかかわらず人生最後の葬式のときは必ず彼に読経してもらうという路地の体
質は負け犬の姿勢であって、それを許しているのがオリュウの物語では
ないでしょうか。オリュウが曲者なのです。少なくともあの局面では。
211 :
吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 21:58:18
正確にはレイジョさんね。
>>208 中上の初期の小説はボジョレーヌーボーと割り切って読むしかないと思ふ
ボジョレー好きじゃない私みたいなのもいるし
未熟さの中に素材の良さを見抜いて味わうのがいいという人もいるし
『枯木灘』はワインに例えると何ですか?
214 :
吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 20:41:28
kjにワインの味なんか分かるもんか。
215 :
吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 21:08:17
今年の解禁日は11月16日だそうだが、なにが「やっぱり口当たりが違うね」だ、バカ。
年に三本しか呑まねえくせに。ワインなんかフランスの漬け物みたいなもんじゃねーか。
あー、うるさいうるさい、些細な事で大騒ぎするな。
日本には初物が出ると「ご祝儀価格」などとワケの解らない風習があるが、
フランス政府は日本人にだけ「1本78,000円です」ぐらいフっかけてもいいんじゃないか?
まあ、純粋にワインを愛好してる人もいるのだろうが。
216 :
吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 21:33:06
kjにワインの味なんか分かるもんか。
217 :
吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 21:35:50
サントリーホワイト
そういえばヨシ兄やトモノオジとかの飲んでる酒は(安酒だから)
ものすごくまずそうでいかにも身体に悪そうな気がする
その辺読む度に、古くなって臭い日本酒飲んじゃった時の鬱を思い出すw
219 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 22:13:12
秋幸は「岬」の頃は酒が怖かった。
ここまで読んだ。
十年くらい前に読んだときはそうでもなかった「岬」「枯木灘」が今はいいなと感じるようになった。
鳳仙花、読みにくいという人がいたのには、びっくり、唯一、すらすら読めたのが鳳仙花だったんだけど。
登場人物の女について、美恵が話題になってるけど、道子はどうよ?
エロくて、キリキリしてきて、勃起しながら泣ける、おれの場合、紀伊物語が中上にのめり込む決定打だったんだけど、一般的には評価低いのかな。
221 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 21:02:21
kjにワインの味なんか分かるもんか。
222 :
蠅の王:2006/11/06(月) 17:27:53
どつきあげるど
223 :
吾輩は名無しである:2006/11/12(日) 12:30:26
kjにワインの味なんか分かるもんか。
224 :
吾輩は名無しである:2006/11/16(木) 17:17:58
黄金比の朝よかった。
予備校生、中途半端な位置で渇いてる様がいい。
体の関係を直接描いてるようなのよりいい。
225 :
吾輩は名無しである:2006/11/16(木) 18:08:48
馬鹿野郎。
あんな初期の作品に関心してんじゃねえ!
226 :
吾輩は名無しである:2006/11/16(木) 19:53:02
初期作品、俺は好きだけどね。一番はじめの出来事とか、水の女とか。すごく感性がみずみずしいと思うよ。
227 :
吾輩は名無しである:2006/11/17(金) 00:27:02
>>220 道子は路地の女性の中では一番イメージしやすいな
フサや美恵は顔もいまいち想像できないけど道子は現代的美人て感じですんなりわかる
紀伊物語は、路地の神話的な面と現実的な面が上手くクロスしてるしね
んであの後、路地の人は地の果て〜か日輪の翼/讃歌かの状況を各自選んだわけで
登場人物の中では、良一もけっこうあなどれない
生い立ちも道子との関係も路地らしく濃ゆいし
地の果て〜での地霊の話とかの感じでは熊野の深いとこも
よく分かってんのに、それらに飲まれず
うまくフツーの人のポジションをキープしてる
228 :
吾輩は名無しである:2006/11/17(金) 00:42:59
とは言え、道子は頭がおかしいだろ
妄想世界の心地よさが理解できん
229 :
吾輩は名無しである:2006/11/17(金) 05:02:46
・イメージしやすい/現代的美人て感じ/神話と現実のクロスのうまさ
たぶん、道子が心に残る理由がこの辺にあるのだろうと、それは同意。
「道子は頭がおかしい」も同意、だから、そそられてしまうのも事実。
フツーの人のポジションを心の奥底でキープしている者が、何かをきっかけにキープし損なう。
ああいう頭のおかしさを持つ女は現実にいる。そそられる。
それを記述するのが小説だと思う。
自分の場合は、こういうところから、中上健次を読み始めた。
紀伊物語が評価されないのだとしたら、自分とは違う角度から読み始めたのだろうな。
230 :
吾輩は名無しである:2006/11/17(金) 15:34:12
1993年『鏡の影』
1998年『日蝕』 ←「鏡の影」と内容が酷似している
同年12月 平野・芥川賞候補
その直後に「鏡の影」絶版通知
・・・平野・芥川賞受賞・・・
平野さん、もう認めましょうよ。
231 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/25(土) 11:44:41
中上健次が、一滴も酒を飲まなければ、今でもバリバリと活動していただろう。
中上健次が、一滴も酒を飲まなければ、あれだけの作品は生まれていないことは確かである
233 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/25(土) 14:03:34
>>232
限度というものがある。
酒を完全に断って長生きしたほうが日本文学のためだったので
はないだろうか ?
酒を飲まなければ良い小説が書けないのであれば、はじめから
小説家になるべきではないだろう。本当の実力者ならば、酒の
チカラがなくとも良い小説が書けるはずだから。
235 :
吾輩は名無しである:2006/11/25(土) 23:31:54
231 名前: 中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY Mail: 投稿日: 2006/11/25(土) 11:44:41
中上健次が、一滴も酒を飲まなければ、今でもバリバリと活動していただろう。
232 名前: 吾輩は名無しである Mail: sage 投稿日: 2006/11/25(土) 12:21:00
中上健次が、一滴も酒を飲まなければ、あれだけの作品は生まれていないことは確かである
面白い!
やっぱ、高橋じゃダメなんだよ。。。
なんだかなぁ、
236 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 00:41:51
237 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 06:24:44
>>236 >丸山健二
『まだ見ぬ書き手へ』っての、読んだことあるな。
技術論より作家になるための心構えに重点を置いた本だったような記憶がある。
238 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/26(日) 09:28:14
>>235 『 19歳の地図 』 のころは酒はあまり飲んでは いなかっただろう。
それで、あれだけの小説が書けるのだから ・・・・・・ 。
* ただし 『 鳩どもの家 』 は駄作。
中上は死ぬまで、執筆中には酒を一滴も飲まなかったんだよ。
適当なうそ知識振りまかないでね。
240 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 12:08:26
>>238 >* ただし 『 鳩どもの家 』 は駄作。
だがタイトルには一応、書店で手に取らせるだけの力はある。
>駄作
基礎レベルの高い作家は作品を重ねると駄作率も上がるから大変だ。
もし、中上みたいな十代が出てきたら、そのときこそ「恐るべき〜」だと思うね。文藝じゃないけど。
そのとき、文藝の営業係長の高橋は何を思うだろうか。
しようがねぇから三十代の俺が若ぶって頑張ってんじゃねぇーか。
高橋みたいなオポチュニストがいちばん気楽でいいんだ。
挫折に果てに見出した境地がそれかい。
オッサン、笑わせンじゃねぇって。
馬鹿な奴等だ。評価する作品を間違えてんだな。
やっぱり糞コテが来るとろくなことがないな
242 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/26(日) 14:16:24
>>240 なぜ 『 鳩 〜 』 が駄作かと言えば、内容が貧弱なのだ。
私自身、 『 灰色のコカコーラ 』 が好きだが、 『 鳩 』
と 『 灰色の 』 を比較してみな。同じ人間が書いたものとは
思えないから。
* 『 灰色の 』 は村上龍の初期の作品に酷似している。
243 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/26(日) 14:18:00
>>239 そんなこと関係ないだろ。
酒が体を蝕んだおかげで死んだんだから。
執筆外にでも、酒をあおれば一緒や。
244 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 14:42:25
「海へ」が良いよ。
245 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/26(日) 14:59:49
みんな 『 十八歳 海へ 』 から入る。
そして、年配のファンは 『 枯木灘 』 以降の作品は読まない。
246 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 15:29:43
>>245 >年配のファンは 『 枯木灘 』 以降の作品は読まない。
時代の巡り合わせが悪かったんだよ。
高橋アゴ助や島田雅彦程度の如才なさを身に付けていれば、
もう少し長生き出来たんだ。
下らないけど。
247 :
246:2006/11/26(日) 15:34:14
もちろんその「如才なさ」は、文学とはナンの関係もないことだけど、
素のままでは貧乏文士とは言え高橋だって旨い酒ぐらい飲みたいだろうからな。
ひと言でいえば、アゴやシマダンは政治力を手に入れたんだよ。
まぁ、いかにもアカ臭い結末だけどね。
コイツ等にはホント反吐が出るよ。
248 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/26(日) 15:34:30
>>246 文学に詳しい>>246ならば、中上健次の作風は、 『 枯木灘 』
までの小説と、それ以降の小説は、全然違うと言うことがすぐに わ
かるだろう ?
まさに人が変わったみたいだ。図書館で『都はるみ』を読んだが、「
何かな ? 」 と思った。『灰色のコカコーラ』に感動した私のガッ
カリさがよく分かるだろう ???
そういう意味では村上龍も一緒。作風が変わりすぎているのだ。
それでも、中上健次が死んだのは惜しいと思う。それだけチカラが或る
作家だからだ。
249 :
246:2006/11/26(日) 15:45:41
>>248 >『 枯木灘 』
>までの小説と、それ以降の小説は、全然違うと言うことがすぐに わ
>かるだろう ?
>まさに人が変わったみたいだ。図書館で『都はるみ』を読んだが、「
>何かな ? 」 と思った。『灰色のコカコーラ』に感動した私のガッ
>カリさがよく分かるだろう ???
あんた下読みだろ?
だ・か・ら・
高橋的な気分をぶち殺した後、俺にチ・カ・ラ・を貸してくれといっとるんだ。
一次を通らないと話にならん。
250 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 15:46:40
ずいぶん力が入ってますね。
昼間からお酒飲んでますね?
251 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 15:59:44
「おまえら全員、中上を読めていない」柄谷行人
252 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/26(日) 16:02:29
>>249 しかし中上健次の作風が変わってしまったことは>>249
も、みとめるだろ ?
作風を変えなければメシを食っていけなかったのかもしれないし・・・・・・。
253 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 16:59:02
くっさー
255 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 20:27:33
女にはわからんだろうな。
女のハードロッカーに禄なのいねぇージャン。
というより、女のハードロッカーなんていねぇーじゃん。
256 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 20:32:54
中上健次はハードゲイだがロッカーではないぞ。
257 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 20:34:07
汗臭い勘違いロッカーほど惨めで貧乏くさいものは無い。
258 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 20:42:07
以上、つるつる脳みそ君の言い分でした。
259 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 20:55:13
辻仁成 以下。
260 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 21:16:53
261 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 21:56:39
「っていうか、おまえら全員、文学やる資格ないやん」柄谷行人
262 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 22:26:30
「っていうか、アンタまだ文学に絡んでんのかよ」石平庄一
263 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 22:40:00
しょうちゃん。
264 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/27(月) 08:23:14
>>253 中上健次が死んで惜しいと言う反面、死んでよかったと思う部分もある。
『枯木灘』以降の変貌振りは、あの中上が???と思わせられるような作品
ばかりだった。その極めつけが『都はるみ』だが、中上自身、韓国に行き
だしたのも、一種の『最後のあがき』と捉えられないだろうか ?
265 :
吾輩は名無しである:2006/11/27(月) 08:35:40
勝手に言ってろよニート君
266 :
柄谷行人:2006/11/27(月) 08:45:50
267 :
吾輩は名無しである:2006/11/27(月) 08:57:01
「っていうか、おまえら全員、文学やる資格ないやん」柄谷行人
268 :
吾輩は名無しである:2006/11/27(月) 11:40:07
やってるつもりの奴は非常に多いよね
269 :
吾輩は名無しである:2006/11/27(月) 11:42:49
オマエモナー
270 :
吾輩は名無しである:2006/11/27(月) 18:36:56
熊野大学ってどんな感じだったの? 知ってる人いませんか?
271 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/27(月) 18:54:11
部落解放同盟系の 「 大学 」 や。
272 :
吾輩は名無しである:2006/11/27(月) 18:56:31
モブもそこ出身だよね?
273 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/27(月) 18:57:40
誰よ ? >>272
274 :
吾輩は名無しである:2006/11/27(月) 19:05:30
のりおだよ
中上とモブって作風的にも似てもにつかないでしょ?
だからずっと不思議だったんだよね
熊野大学って何してたんだろうって
275 :
吾輩は名無しである:2006/11/27(月) 19:11:59
>>273 おいおい あんたの後輩芥川賞作家を知らないのか?
276 :
吾輩は名無しである:2006/11/27(月) 19:46:37
なぁにが熊野大学だよ、って俺は思っちゃうよ。恥ずかしいね。
おい、公式サイトが消えてるよ!
278 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/28(火) 07:57:34
>>276 最近 流行の老人大学のようなもの。
目に見えるメリットがないので自動車学校以下。
さしずめ、学費の安い社会人大学と言ったところか・・・・・・。
279 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 08:07:01
いや、それくらい知ってるけどね。
そんなもんを設立すること自体馬鹿馬鹿しいって言ってんのさ。
280 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/28(火) 12:22:59
>>279>>278 ちゃんと文部省認可の卒業証明書を出す普通の大学でも
来る者が少ないのに、いまどき文化センターもどきの 「
学校 」 を作っても・・・・・・。
281 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 12:43:51
よく知らないけど ここって柄谷とか来るんでしょ
てことは浅田も来たりすんのかな
普通の作文教室よりはすごいよな
282 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 15:48:21
>>221
何で死んだんな?どしたんよ?おお、かわいいもんよ。かわいもんよ。
283 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 16:06:26
「僕はあまりちゃんと文学やってませんから」浅田彰
284 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/28(火) 17:06:29
285 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 17:11:56
あと、中上のおかげ、ね。
286 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/28(火) 17:22:27
>>285
それこそが、コネやんけ !!
287 :
吾輩は名無しである:2006/11/29(水) 17:44:02
「柄谷さん、あんたはすこし黙った方がいい」中上kj
288 :
487:2006/11/29(水) 18:25:20
「しねっちんかす しねっちんかす」kj
>>280 >文部省
ぉぃぉぃ、いったいいつの時代の人間だよw
290 :
吾輩は名無しである:2006/11/29(水) 18:50:12
柄谷は村上龍との対談で、中上が死んだ時に「中上は逃げた」と宣った。
「死ぬ方向に行った」
じゃなかったか
292 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/29(水) 19:36:11
部落出身で何のツテもない中上健次が世に出られたのは、『文芸首都』の
トクゾ−先生のおかげ。大学院生が指導教授のツテで教授になれるのと一
緒。
そういえば文芸首都についての話は知らんなーなんか文章ありますか?
金払ったら載るんじゃなかったっけ?
本格的なデビューと言える三田文学へは柄谷が遠藤周作に紹介して載ったんでしょ。
それまでは親と姉から莫大な仕送りを貰い続けてマルクスや社会主義なんかについて他人に説教したりしてたんだ。
生まれる時代や育った環境も才能のうちだけど
294 :
吾輩は名無しである:2006/11/30(木) 07:29:54
↑おまえは勉強不足。
295 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/30(木) 08:23:58
296 :
吾輩は名無しである:2006/11/30(木) 10:45:28
カンケリしょうらぁ
297 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 21:14:15
>>296
やっぱり天王寺mioって「十九歳のジェイコブ」及び中上の他の作品にも出て
くる子の名前なんかなぁ?
298 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 21:16:19
どう思う?
299 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 21:25:31
>>296
死ぬか?はいかいいえで答えろ。
あなたは死にますか?それとも死にませんか?
300 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 21:27:44
死にますよ、299が
まだ半角でアンカーつけることも覚えられないなんて
301 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 21:41:05
>>296
あんたさぁ、怖いモノ見たさでこのスレに書き込んだんだろ? だとしたら、場所
が悪いよ。ここにいる人たちはみんな真剣に中上読んでんの。中上道者なの。あん
たの書き込みは遺書としてなら評価できるけど、それだけだよ。もうぼくは生首な
んか欲しくないし、ちゃんと毎日必死に受験勉強してんの。
解ったらとっとと死ねよ。
302 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 21:42:30
バカだからしゃーねーじゃん。
303 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 22:02:08
>>300
ってかさ、あんた、2ちゃんねるで秩序立ててどうすんの? 政府と関係ないとこ
ろで秩序立てちゃったらマジで無政府主義者だぜ? どうすんの?
304 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/12/03(日) 11:01:23
天王寺は紀州への入り口と言うことで、中上健次が愛した
大都会のうちのひとつだろう。自宅のある東京よりも愛し
ていた
>>297都会だろう。
305 :
吾輩は名無しである:2006/12/03(日) 11:04:49
マジで
306 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/12/03(日) 13:58:05
中上健次のファンは、『地の果て−至上のとき』以前のファンと、
それ以降のファンに大別されるようだ。昭和36年生まれの私は
もちろん、それ「以前」のファンだ。ちなみに今日は私の45歳の
誕生日です。
307 :
吾輩は名無しである:2006/12/03(日) 20:44:40
じゃ死ね
308 :
吾輩は名無しである:2006/12/03(日) 20:52:30
>>306 ほんとうぜーこいつ。感性のかけらもない。
309 :
吾輩は名無しである:2006/12/03(日) 21:00:37
中上健次も良いが、同じケンジでも丸山健二もヨロシク。
310 :
吾輩は名無しである:2006/12/03(日) 21:33:36
>>301 まともに日本語を書けんくせに中上がどうたらぬかすなアホンダラ
311 :
吾輩は名無しである:2006/12/03(日) 21:35:50
こんなトコで言い合ってる暇でケンジ読め。
もちろん丸山。
312 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 02:46:38
秋幸を忘れても森脇を忘れるな
313 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/12/04(月) 08:30:36
314 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 09:23:13
kjは死んで熊野の神さんなった。
315 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/12/04(月) 11:45:48
k j って誰よ ?
健次の打ち間違い ?
316 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 13:00:09
古谷kj知らんのか?
こづいたろか。
「kj」とか書いてる奴馬鹿じゃね?
きもいし
全角で書いてるし
318 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 16:21:47
柄谷も雑誌でkjって言ってましたよ。
319 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 17:17:03
春樹もkj以降若手は育ってないと言ってましたよ。
320 :
太郎:2006/12/04(月) 17:22:04
オマエら、日本文学の癌・高橋をもっと憎め
321 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/12/04(月) 19:41:14
中上健次は新宮の部落民だが、部落民らしい顔をしている。
八王子の家が丸焼けになったのは、長男の火遊びが原因です。
322 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 20:34:55
kjの長男って誰?
323 :
太郎:2006/12/04(月) 21:17:24
俺
324 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/12/05(火) 07:55:39
325 :
吾輩は名無しである:2006/12/05(火) 08:54:33
股の汁
326 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/12/05(火) 11:32:44
中上健次には 3 人の子供がいるが、みんなどうかな ?
中上紀は しってるけど。
327 :
吾輩は名無しである:2006/12/05(火) 14:45:45
しかし、結局のところ枯木灘はパクリなんで…
328 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/12/08(金) 16:37:21
『 枯木灘 』 以前と以後では中上の作風は断然 違っている。
それ以降の作品は読む気がしない、というファンも多いので
はあるまいか ? 私もそうなのだが ・・・・・・ 。
『 十九歳・海へ 』とか良かったのだが・・・・・・。
329 :
幼女たんを攫いてぇ:2006/12/08(金) 19:08:32
中上紀はひでぇなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww親の七光し過ぎじゃねぇかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
330 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 22:33:58
kj、あとは俺に任せとけ。
中上の次女は女優やってるよな
332 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/12/10(日) 12:45:43
>>331
長男の情報がまったく入ってこない。
333 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/12/10(日) 12:51:06
中上健次
奥さん・・・・・・中上かすみ(紀和鏡)=『文芸首都』で知り合い
婚前交渉(その子供が
>>329)の後 結婚。
余りにも健次のDVがひどいので離婚寸前に。
長女・・・・・・・中上紀=七光りで『すばる文学賞』受賞。
近況はサイトで。
次女・・・・・・・知らない。
長男・・・・・・・中上涼=火遊びで、中上健次の家を全焼させる。
そのとき、中上健次の自筆原稿の多くが消失。
334 :
太郎:2006/12/10(日) 23:50:17
>>333 >中上健次
117 名前: 吾輩は名無しである Mail: 投稿日: 2006/12/08(金) 16:15:05
高橋源一郎と室井佑月
335 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/12/11(月) 08:15:58
336 :
吾輩は名無しである:2006/12/11(月) 15:14:31
「とにかく、われわれには、全集が出るのを祈り続けることしかできないのだ!」
337 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/12/12(火) 17:38:08
このスレッド、全然 伸びない。
中上の息子は火遊びして家を全焼させたのか?
なんか知らんが凄いね、さすが中上の息子って感じがするよ。
イバラの留の血を受けついでるのかもなw
339 :
吾輩は名無しである:2006/12/15(金) 20:32:59
誰も読まないだろ
340 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/12/16(土) 10:33:51
>>338 部落民は、親子ともども することが違う。
341 :
吾輩は名無しである:2006/12/19(火) 09:10:46
誰も読まないだろ
342 :
吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 23:10:57
フサって、終戦時に25歳だったとすると大正10年前後の生まれだよね?
そのくらいの世代で読み書き出来ないってどうよと思った
(明治生まれで路地人並みにド田舎ドビンボー人だったうちの祖母や
そのくらいの歳の知ってる老婦人は皆読み書き普通に出来るし)
まあ、活字による世界観がゼロじゃ男でもいなきゃ
あんな生活やってられんだろうなと納得出来るけど
343 :
吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 23:23:04
セックスしてみたいです。
344 :
吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 09:01:04
kjの悪口言ったら熊野の神さん怒ってくる。
345 :
吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 13:05:58
346 :
太郎:2006/12/25(月) 14:12:22
>>345 >なんか凄いの発見しちゃった。
亀田興毅評を読んだ。
「土曜コラム」だなんだのと粗雑なばかりがネットではなく、
無名な書き手ながら明晰でクリアな評文をタダで読むこともできるんだ。
サイトのすべてを読んだわけではないが、信頼出来そうなページだ。
347 :
吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 15:25:34
>>345 奥さん、鳳仙花から読ませたらそりゃ引きまくるってwwww
んでも健次自身が経済的にも本当に悲惨な育ちだったら
ああいうちょっと神話的な味の話は書けなかったんでないかな
オバらとかの描かれ方がひたすら醜怪になってそう
348 :
吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 18:26:28
kjの悪口言ったら熊野の神さん怒ってくる。
>>346 >信頼出来そうなページだ。
バカジャネーノ
350 :
太郎:2006/12/25(月) 20:16:38
前部を落としたなら後部を上げるんだ。
オマエらの大好きな「文法」の問題だ。
ワカッタか、婆や。
文章とはなんだ?
オマエには解らないだろうが俺が答えてやるが、
文章とはデザインのことだ。
ワカッタか、婆や。
351 :
吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 21:26:47
前部を落としたなら後部を上げる?
犬の交尾の話か?
バカジャネーノ
352 :
太郎:2006/12/25(月) 21:40:06
……クダラネェ
353 :
吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 21:47:22
おまえら喧嘩すんなよ両方泣かすぞ
354 :
太郎:2006/12/25(月) 21:55:33
喧嘩なんかしてねぇーよ。
俺のストレス発散の場所は高橋源一郎スレだからな。
355 :
吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 21:57:29
らめえ〜うんちでちゃう
356 :
吾輩は名無しである:2006/12/26(火) 14:13:17
kjの悪口言ったら熊野の神さん怒ってくる。
がぉ〜笑
358 :
吾輩は名無しである:2006/12/28(木) 10:48:50
kjの悪口言ったら熊野の神さん怒ってくる。
359 :
吾輩は名無しである:2007/02/03(土) 21:02:40
¶ ¶\
¶ .\¶¶¶..¶,/¶ ヽ
¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶、
¶¶¶¶¶¶エルメェス¶¶¶¶¶¶¶¶
¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶i
¶<=○=><=○=> ¶i / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶* i < (ヘイッ!私のギコクンどこ?
¶:、¶¶¶ー□‐¶¶¶¶¶¶¶/ \_____________________
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このAAをみてから10日以内にこれと同じ内容を10回書き込まないと、
両腕をもがれて死にます。
虐厨はうそつきだと思ったみなさん。
すいません。
虐厨はうそつきではないのです。
しにたくないだけ、なんです。
自分は京都育ちだが、中上のいう紀州的なものは京都にもあると思う。
中上が京都について言及した発言・文章等はないだろうか?
361 :
吾輩は名無しである:2007/02/03(土) 22:16:06
村上春樹も京都だしな。
364 :
吾輩は名無しである:2007/03/24(土) 20:57:00
「とにかく、われわれには、全集が出るのを祈り続けることしかできないのだ!」
365 :
吾輩は名無しである:2007/03/24(土) 21:02:39
小学館文庫の選集イイ!黒ジャケイカス
366 :
吾輩は名無しである:2007/03/24(土) 21:32:14
中上が村上春樹を奥さんの前で土下座させたって本当?
春樹は泣きながら土下座したそうだが
367 :
吾輩は名無しである:2007/03/24(土) 21:37:56
本当だよ。だから春樹はアメリカに住むようになったんだけどね。
368 :
吾輩は名無しである:2007/03/24(土) 22:14:44
柄谷のマンションの風呂でウンコしたって本当?
柄谷の娘に死ぬまで嫌われたって書いてあったけど
柄谷に娘いたのかよ知らなかったネタかなあ過去ログ
369 :
(o^-^o) ◇m0yPyqc5MQ:2007/03/24(土) 23:02:29
ほんとだよ。案外うまかったw
×3つ
371 :
吾輩は名無しである:2007/03/29(木) 16:10:19
灰色のコカ・コーラの村上龍のあとがきがいいんだよな
龍ってたまーに輝くよね なんだろ
372 :
吾輩は名無しである:2007/05/01(火) 14:16:12
たまにはあげようよ
この人の言う通り蛇が出てきたら話は面白くなるのか?
と思ってたら蛇に喰われる夢を見た。
374 :
吾輩は名無しである:2007/05/01(火) 16:17:05
>>371これ、おれが1ヶ月前に書いたレスなんだが……
キモすぎる
輝くって(笑)
自分で晒し上げ乙笑
376 :
吾輩は名無しである:2007/05/01(火) 19:10:20
格好いいってさあ。枯木灘のほうが格好いいに決まってるじゃん。
>>374 照れんかてええがな。龍はたしかに
耀くときがあるよ。根の純さを保っているふしがある。
あれは…なんでかなあ。
オッサン顔しながら、時に少年のままの生地が覗く。
378 :
吾輩は名無しである:2007/05/01(火) 19:38:41
>耀く
読めない、かがやくか
>>377 「ハローワーク」? かなんかで、純なとこを守るために盾を持て、
みたいなこと書いてるじゃん。それを実践してるからってことだろう。
380 :
吾輩は名無しである:2007/05/01(火) 22:07:55
mm
381 :
吾輩は名無しである:2007/05/13(日) 23:16:58
おのスレ全部四だけど健二の原初に触れるスレって何処にあるか知ってる方いたらおしぇて
呉。どうでもいいスレだけどここはここで認める。三島か・・・・逝ってくる
中上は龍を甘やかし過ぎた。
最近はあの世で中上が見てるのを忘れているよ。
柄谷さんは何しとんねん。もうあんたしかおらんやろ。
384 :
吾輩は名無しである:2007/06/08(金) 03:10:33
>>383 乙
そういえばちゃんとそれレスしとかなきゃでしたね
385 :
吾輩は名無しである:2007/06/08(金) 03:20:48
> 中上は集計用紙を使って小説を書いたが、
> 今回は珍しく200字詰めの原稿用紙も混在していた。
何か集計用紙に固執する理由があったの?
しらないけど、原稿用紙って書きにくくね?
字間空きすぎて。
字間については原稿用紙の特注って手もあるけどさ。
コクヨのだと、書くことに詰ったときマス目がでかくて狼狽えることはあるかな。
教育課程で横罫に慣れているというのもある。
新聞で写真をみたけれど、立派な字を書くね。
なんとなく労務者のでっかい背中を思い浮かべたよ。
388 :
吾輩は名無しである:2007/07/09(月) 11:56:02
死んでから12年も経って掲示板なんてものが普及して、まさか自分のことでこれほど
書き込みする連中が居るとは、今ごろ草葉の陰で苦笑してるかもな、健次。
あれは一種の少女変体文字だよ。
>>388 意外と喜んでるかもよ。
結構ネットとか好きになってたかも。
悪口書き込まれてるの見たらキレると思うけど。
>>その色紙
複製を出しておくれ。
健次グッズって何も見たことないなぁ....。
394 :
392:2007/07/11(水) 21:22:55
正直、色紙にポツポツか醤油で太めにタラタラかと思っていたけど、オイオイ!!
(記事に加えカラー画像までありがとう!! 「く」なんかホント醤油だねぇ、多謝!!!)
これ、ちょっと想像以上。間といい自署といい(オイラの持ってる事務的自署とは
えらい違いだ。)そりゃぁ、我慢できないですょぉ、こんなの見せられたら。
古書店でも署名本程度のものしか見たことないし。。。この色紙で複製作って
くれないかなぁ。
ファイル、ありがとう。大事にする。
※ ウチも朝日なんだが地方版では削られたのか、記事の掲載、無かったよ。
歌舞伎町でオカマと同棲していたらしいんだけど、この人ホモ?
396 :
吾輩は名無しである:2007/08/13(月) 04:01:29
昨日(8月12日)は健次死後15周年だったな。
早いものだな、15年なんて、と、ふと。
397 :
弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U :2007/08/27(月) 15:43:32
なんや、のろのろしてんとはよ脱いで
398 :
吾輩は名無しである:2007/09/10(月) 17:13:59
高澤って中上専門みたいになってるが、
世に出たきっかけって何かな?
959 :無名草子さん:2007/09/17(月) 14:21:49
新単位ワタヤ(w)
綿矢の芥川賞受賞年齢19−その作家の受賞年齢
村上龍 −5w
中上健次 −10w
詠美 −∞w
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
400 :
吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 13:06:03
401 :
吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 21:36:54
中上さんは、なぜハルキさんを土下座させたのですか?
402 :
吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 22:54:46
【東大】夏目漱石、芥川龍之介、谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫、安部公房、大江健三郎
===近代文学の超えられない壁===================
【京大】大岡昇平、平野啓一郎
【一橋大学】石原慎太郎、田中康夫
【早稲田】村上春樹、小川洋子、綿矢りさ
===高学歴の壁==============
【横浜国立大学】高橋源一郎(除籍)
【東京外国語大学】島田雅彦
【明治大学】山田詠美(中退)
【成城大学】辻仁成(中退)
【日本大学】よしもとばなな
【武蔵野美術大学】村上龍(中退)
===社会の底辺==========
【日本映画学校】阿部和重
【高卒】中上健次、町田康
【中卒】金原ひとみ、柳美里
>>402 学歴コンプ丸だしって感じね。
ちなみにケンジに関しては
文芸首都で叩き上げで修行してきたから
この中でも特に学歴云々とはまったく関係ない人なのにね。
どうでもいいが、町田康は高校出て無くね?
405 :
吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 23:32:50
鳩どもの家をBOOK・OFFでゲットした今日の俺はついてる。
406 :
吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 01:42:14
純文学作家にとっての学歴についてあーだこーだは
それなりに面白いよ。時代背景とか作品の傾向とかにもつながるし
明治・大正は学閥の同人誌がメインだったんだし
もちろん上記の表みたいのは意味ないし、中卒や高卒が逆にブランド化したりするくらいだし
個人的には、海外の作家の学歴が気になるなー
ジュネとかフォークナーみたいな、偉大な低学歴に興味がある
ボクシングの亀田一家騒動見ていて、
中上健次の主人公たちのモデルって、ああいう感じだったのかな?
と思ったりした。
子亀たちはそれほどでも無いんだが、親亀は、中上文学的な感じがする。
中上はきっと擁護するだろうな。
親亀は同和利権の臭いがする。
中上は同和船とか批判してたんじゃなかったっけ?
最近出た高山文彦の「エレクトラ 中上健次の生涯」はどうなの?
高いから買うの躊躇してるんだが
411 :
吾輩は名無しである:2007/11/16(金) 04:13:58
異色の作家・中上健次がここまで明かされたことはない
エレクトラ
エレクトラ
中上健次の生涯
高山 文彦
■内容紹介■
“最後の無頼派”中上健次はいかにして作家となり、いかに死んでいったのか。幼少期から腎ガンの病室までを執拗に追った傑作評伝
和歌山県新宮市の「路地」と呼ばれる街に私生児として生をうけた作家・
中上健次。最後の無頼派ともいうべきこの異色の作家はいかにして「作家」
となったのか。筆者はハンセン病作家・北条民雄や、水平社の創始者・松
本治一郎の伝記をものしたときにも似た執念をもって、中学の同級生や文
芸編集者たちの証言を巧みに織り込みながら、中上の実像に迫る。芥川賞
受賞時に見せた滂沱(ぼうだ)の涙、編集者との激しいバトル、妻に見せ
た気弱さ……そこには知られざる中上の姿があった。そして、筆者は、中
上文学の根幹を成す出生の秘密、出自の秘密に分け入ってゆく。傑作評伝
の誕生である。(IT)
412 :
吾輩は名無しである:2007/11/18(日) 09:00:06
中上健次さんは噂では、そこら中のガキに
夢催眠で、お父さんだよって、吹くそうです。
しかも適齢期になって彼のところに集まったガキを
一人ずつ集まった順に洗礼と称する六尺棒叩きの刑を行うそうです。
で、本当に彼らが親子なのかどうかは確認できません。
親子ならただの折檻と言い張れますし。
ただでさえ、小説家の名前としては戸籍上死んだことにしてますし。
私は夢催眠は受けましたが一歩のところでイヤな予感がして逃げて、
その噂をキャッチしました。ですから
私は噂のバケツリレーをしてるだけです。
ちなみに彼の写真も影武者が多数います。
私の見たバージョンでは、痩せて背が低くヒゲを生やしてました。
バカボンパパがインテリになったような顔でした。
彼が小説に書いた話を誇張しているのではなく、
別ルートでキャッチしたウワサをしているのです。
ちなみに彼は代理人を立て私との交渉役にしています。
413 :
吾輩は名無しである:2007/11/18(日) 09:07:22
412です、
一応警告だけしておくので、鞭打ちになってもいいって人を止めるつもりはないが、
代理人によれば、もう、おいしい仕事を提供する余地は無いとのこと。
実際に本当にもう大した仕事は無いらしい。
氏ね
統合失調症乙
416 :
太田寿:2007/11/27(火) 15:46:38
417 :
太田書房:2007/11/27(火) 16:16:42
418 :
吾輩は名無しである:2007/11/27(火) 16:17:21
ここで枯木灘がやたらと評判良かったから、買って読んだら良かったよ。
風景が終盤変質するとことかね
高橋源一郎もいってたけれど
やっぱり中上健次は日本文学の継承者だと思う。
夏目漱石から自身の現代に至るまでの膨大な文学史を
体系的に捉えながら勉強したに違いない。
彼の後期の仕事である文体改造がもしも完成していたのなら
現在の日本文学は一体どうなっていたんだろうか。
死人について何語っても仕方がないとは思うけど
それぐらいの想像力を起こさせてしまう、
やっぱりすごいよ中上健次。
421 :
吾輩は名無しである:2007/12/17(月) 19:20:51
で、エクストラってどうなのよ?
エトセトラじゃなかったっけ?
>>420 そんなわけねーだろww
お前脳内補完しすぎ。しかも自分で意味のよくわかってない
「膨大な文学史を体系的に捉える」とかいう言葉使うのは馬鹿な証拠。
一部批評家が持ち上げて叩けないムードができたあとは
ふんぞり返った中上に露骨なすりよりがあっただけ。
一個人にすべてを背負わせて歴史を単純化するのは子供っぽい。
高橋のアジになんか乗ってんじゃねーよ。
中上はごく普通の、『枯木灘』の小説家。そんだけ。
424 :
吾輩は名無しである:2007/12/24(月) 15:30:48
たしかにな。
中上を高く評価した柄谷行人が、批評家としては結構売れた人だったから、というのはあるだろうな。
島田雅彦、奥泉光、浅田彰、山田詠美など、かつて文學界の選考委員をしていた連中は完全にグルだろ。
俺は中上をある程度は評価するけど、それは彼のエッセイや評論をであって、小説ではないな。
中上は残念ながら小説は下手だと思う。
「〜だった」「〜だった」という過去形のセンテンスを延々続けられると読む方はウンザリするってのが常人の感覚だろ。
描写でなく単なる説明を長々と書き続ける、その熱意は評価するが、やはり小説は描写だと思うんだよなぁ。
中上よりは、さだまさしのほうが小説ウマイよ、マジで。
46歳での夭折ってーのも中上の評価を底上げする一因となったことは否めないわな。
とはいえ俺は、やっぱり中上健次、好きだけどね。
中上に限らず、時々「だっただった」でへたくそだから評価しないというような話を
聞くが、本気かと。滑らかな日本語ほど気色悪いもんはない、ってのが「常人の感覚」
じゃないかと。
さだまさしを例にあげるあたり、釣りなのかもしらんけど。
426 :
吾輩は名無しである:2007/12/26(水) 04:43:25
内容のあるスレになってきた予感
424と425の論戦キボン!
427 :
吾輩は名無しである:2007/12/27(木) 03:18:58
★★小泉純一郎と安倍晋三は朝鮮人★★
コピペして各板に貼り付けよう 知人にも話そう
小泉純一郎
・戦前大臣を務めた祖父小泉又次郎は純粋な日本人とされる。だが、純一郎の帰化朝鮮人である父が鮫島姓を買い取り
又次郎の娘をたぶらかして婿として小泉家に入る そこで小泉家は帰化朝鮮人である純一郎の父に乗っ取られた
参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0% 上と下つなげて
8F%E6%B3%89%E7%B4%94%E4%B9%9F
・父親の純也は、鹿児島東加世田の朝鮮部落の出身者といわれる 日大卒業名簿には、純也の日本名はなく、
見知らぬ朝鮮名が書かれているという
純也は朝鮮人の帰国事業、地上の楽園計画の初代会長であった
・結婚後、子供をもうけ即離婚した宮本佳代子は在日企業エスエス製薬創業者の孫
・小泉の元秘書官の名前は飯島勲←注目 帰化朝鮮人
・派閥のドン森喜朗も生粋の朝鮮人 ←森も帰化人がよく使う通名
・小泉は、横須賀のヤクザ、稲川会と関係が深い
安倍晋三
・岸家 毛利元就が陶晴賢と厳島沖で戦い大勝を収めた際、寝返って毛利方についた船の
調達人が「ガン」と称する帰化人であったという 毛利はその功績によって「ガン」を
田布施周辺の代官に召したてた このガンを岸家の先祖とする説がある
・祖父岸信介が文鮮明と共に 反共団体 国際勝共連合(統一教会)を設立
・官房長官時代統一教会「合同結婚式」に祝電を送り、話題に
・安倍のスポンサーは、下関の朝鮮人パチンコ業者である
・グリコ森永事件時、明らかになった帰化朝鮮人企業森永のご令嬢と結婚
・そのわが国のファーストレディーは電通(会長成田豊、半島生まれの帰化人)勤務という分かりやすい
経歴の持ち主の朝鮮の血筋
・韓国、中国の留学生に日本の企業に入ってもらうために住居費分、学費免除分、生活費など月計20万〜30万円相当の支給
日本人のワーキングプア層を全く省みない また帰化系在日系朝鮮人が日本の企業で技術を盗み、半島の現代などの企業に
伝授していることが深刻な問題になっている
・多くの朝鮮人が差別を主張し、警察、原発、自衛隊で職を得ている
428 :
吾輩は名無しである:2007/12/28(金) 21:22:04
424と425の論戦が見られなくて残念だな・・・・・このまま尻切れトンボか
何でも人まかせだなお前は。
430 :
吾輩は名無しである:2007/12/29(土) 12:49:01
「小説は描写」って言い切っちゃうところがすごいな。
じゃあ延々と描写が続くやつでも読んでればいいじゃない。
431 :
吾輩は名無しである:2007/12/29(土) 16:39:23
たとえば?
全ての小説が描写をしてる訳ではなく、
それにも関わらず何故か日本では描写をしない作家は評判が悪い、
という事を踏まえた上で何かもの言うのが常人の感覚。(だった。
中上が描写ではなく、複雑な語りによって小説を構成しようとしていたという事を
知っているのは世の常識。(だった。
常識が全く通用しなくなって馬鹿が偉そうにものを言ってるのが今のブンガクの常識。
馬鹿は俺の小説は読まなくていい、
中上の名言の一つである。
中上の小説が上手いとか誰それより上か下かなどどうでもいい。
馬鹿は読まなくていいのだ。それ以上もそれ以下もなく反論など無用である。
433 :
吾輩は名無しである:2007/12/30(日) 01:06:57
重力の虹読んだけど、よくわかんなかった。
SM小説かと思った。
馬鹿は読まなくていい、書いてる君と読んでる俺は頭いい、
っていう自己満足な奴が作家たちを堕落させるんだな。
いや普通は嫌うんじゃない?
そんなのに好かれる自分が、恥ずかしくなるとか。
>>432 >馬鹿は俺の小説は読まなくていい、
>中上の名言の一つである。
こんなこと言ってたっけ?
出典は?
437 :
吾輩は名無しである:2007/12/31(月) 01:23:22
438 :
吾輩は名無しである:2007/12/31(月) 17:07:02
全く相手にされなくなっちまったな
柄谷の凋落の影響か?
誰しも死んだらある程度相手にされなくなると。
>>432は稚拙な柄谷節が読んでて恥ずかしい。
「小説は描写」っていう評価基準は時代と場所が限定される通念でしかないし、
それを踏まえた中上のリアクションとやらも狭いサークルに限定された評価でしかないのに
さも普遍的な評価や価値ででもあるかのように書いてる432は馬鹿すぎ。
中上の放言を鵜呑みにして心酔するのは勝手だけど
そんな文章で持ち上げられたら作家まで馬鹿に見えるから本当に迷惑。
わざわざ語尾に括弧とかも気色悪い。
稚拙が恥ずかしいというのは440も一緒だけどな。はたから見て。
442 :
吾輩は名無しである:2008/01/09(水) 12:55:12
ヒェ−リクス・アルファルト(商人)190175〜
アンドレーアス・バウリードル(帽子製造人)187954〜
テーオドール・ガゼラ(銀行員)190088〜
ヴィルヘルム・エーリッヒ(銀行員)1894819〜
マルティン・ファウスト(銀行員)1901127〜
アントーン・ヘヒェンベルガー(錠前屋)1902928〜
オスカー・ケルナー(商人)187514〜
カ−ル・クーン(料理店給仕長)1897726
443 :
吾輩は名無しである:2008/01/09(水) 13:17:57
カール・ラフォルツェ工業大学学生
クルト・ノイバウアー官吏
クラウス・フォン・バーベ商人
テーオドール・フォン・デア・ブフォルデン州最高裁判所判事
ヨーハン・リクマウス退役騎兵大尉
マックス・エルヴィン・フォン・ショイブナー=リヒター工学博士
ローレンツ・リッタ−・フォン・シュトランスキー技師
ヴィルヘルム・ヴォルフ商人
アドルフ・ヒットラー「我が闘争」
444 :
吾輩は名無しである:2008/01/09(水) 13:18:30
最早戦後ではない
そう、今は戦前。敵は憎き北の将軍、露助や支那、目に物見せて呉れようぞ
446 :
吾輩は名無しである:2008/01/12(土) 01:38:00
スタンアール
447 :
吾輩は名無しである:2008/01/17(木) 17:16:31
結局、「描写基地外」は逃げたってことかwww
448 :
吾輩は名無しである:2008/02/04(月) 15:20:29
かつて「小説とは描写」と断じて同時代作家をメッタ斬りしていた中上エピゴーネン(渡辺直己とか)も、今やその看板を降ろしていると告白している。
視野の狭い教条主義者の思い込みさ。
しかし、作品内の描写について深く考えた形跡のない作家の作品がつまらないのも確か。
先日の芥川賞直木賞受賞作家やケータイ小説作家がウケてる現状では・・・・私小説回帰
やっぱり、どうしたって、私小説がヒットする国なんだよねw
中上作品を何か読んでみたくて、とりあえず芥川賞ということで岬を読んでみました。ちょっと苦しかったけど面白かったです。
他にも読んでみたいのですが、初心者におすすめの作品を教えて下さい。よろしくお願いします。
枯木灘
千年の愉楽
奇蹟
454 :
450:2008/02/14(木) 21:22:08
455 :
吾輩は名無しである:2008/02/22(金) 07:10:27
このスレを久しぶりに訪れて
>>405に触発されて鳩どもの家を読み返してみた。
今の今まで気が付かなかったが、
羽振りの良かった頃のタイチが出ていた!
タイチの本当の姓は西。
興味のある人は読んで探してみてくれ。
鳩どもの家が書かれた当時の現実世界ではまだ生きていて、
ダムに沈められる運命も知らないタイチに
涙が出そうになっちまった。
なんなタイチ。
アニ、ここにおるぞ。
457 :
吾輩は名無しである:2008/03/02(日) 00:49:56
「紀州 木の国・根の国物語」を読み返してるよ。
458 :
吾輩は名無しである:2008/03/02(日) 07:45:55
どれほどのものかと、たまたま、奇蹟を読んでみたが、
・・・・・・・・・・・。
路地、何か魚、くどいね。うんざり。
部落の血が何だよ。勝手に悦にいってな、つう感じだね。途中で読むのやめたけど。
夭折、まあ微妙だけど、したのも、ヒロポンの打ちすぎだろがw
語る価値なし。
お前が語ると何かいいことあんのかとw
460 :
吾輩は名無しである:2008/03/03(月) 06:26:32
「紀州 木の国・根の国物語」は俺も好きだな。
2年に一度くらいは読み返している本だ。
しかし、これだけ考えている中上がどうして、
部落・宗教についてもっと多く語り残してくれなかったのか。
俺にはその点が残念でならない。
「鳥のように獣のように」
「夢の力」
「風景の向こうへ」
「破壊せよ、とアイラーは言った」
「バッファロー・ソルジャー」
「時代が終わり、時代が始まる」
「スパニッシュ・キャラバンを捜して」
など、いずれも谷崎や徳田らを引っ張り出しての物語論は快調なのだが、
晩年には重複する内容も増えているのが残念だ。
篠山紀信との共著「輪舞する、ソウル。」は他の書籍とは一風違った書き方で
韓国という媒体を通して、部落へも触れてはいるが、いかんせん情報量が少なすぎる。
中上の場合、小説は初期の作品で充分だしむしろエッセイ、評論でこそもっと
大暴れしてもらいたかった、ってのが正直なところだ。
天皇制については柄谷との対談のなかで賛成を表明してはいるが、
より丁寧に述べられたものが作品として残されていないのも惜しい。
ちゃんと体系化された知識がなかったからじゃないかな?
知識量はあっても。
その辺でテキトーなこと書けないだろうし。
物語論は腕力でどうとでもなるし。
462 :
吾輩は名無しである:2008/03/29(土) 22:50:44
>>460 なんか、このリスト、初期のものばかりだね。懐かしかったよ。
463 :
吾輩は名無しである:2008/03/29(土) 23:57:44
>>410 遅レスだがリーダビリティが高くメチャ面白かった
読み始めたら読みかけの小説ほっぽって読了した
下中上
465 :
吾輩は名無しである:2008/06/14(土) 01:49:04
伊坂の『重力ピエロ』で「セックスと暴力なんかをテーマに得意げに書いてる作家は滑稽だ」って
感じの文章があったな。
もし中上が生きてたら伊坂とは絶望的に相性悪かっただろうな。
466 :
吾輩は名無しである:2008/06/14(土) 01:58:29
そもそも中上が生きてたらそんなこと言えないだろ。
そんな根性ある作家じゃないだろ。絶対殴られるよ。
467 :
吾輩は名無しである:2008/06/14(土) 02:00:16
ていうか中上は暴力とセックスがテーマの作家じゃないか。
>>465 そういや、重力ピエロはバタイユ批判も頭悪くて最高だったな
まともに読んだ事あるんだろうか
花村チン月とかいうハゲも暴力とセックスがウリ
470 :
吾輩は名無しである:2008/06/17(火) 23:51:19
フォークナーと芸風が似てない?
471 :
吾輩は名無しである:2008/06/18(水) 00:47:12
健次さんは日本のフォークナーじゃけの。
472 :
吾輩は名無しである:2008/06/18(水) 00:49:35
中原昌也も「フォークは意識してませんよ。フォークナーは意識してますけど」
って小説家になる前に言ってたよ。今よりもっとゴミみたいな音楽作ってた頃。
473 :
吾輩は名無しである:2008/07/01(火) 22:38:51
集英社版中上健次全集第8巻の「天の歌 都はるみ」と
同第11巻の「天の歌」
とは全く違う作品ですか?
中上がかっこ良かったらどうなっていただろう。
要するに、わたしには生まれた土地があり、
そこの言葉から離れられないということだ。
ロス・マクドナルド
476 :
吾輩は名無しである:2008/07/31(木) 20:41:07
大学時代に図書館にあった中上の全集を全部読んだ。
第一印象は血が濃ゆいな〜って感じ
ガルシアロルカとか、近松門左衛門に近い気がした
本人はフォークナーが好きだったらしいけど。。。。
濃いね〜
ゴリゴリのソウルだね。
俺は今短編集の「化粧」を読んでる。
クソ暑い部屋でエアコンつけずに読むのもまた一興。
蚊取り線香のCMでトヨエツが読んでいる本が中上のでもいいなって↑のレス読んで思った。
赤塚が死んだか。
中上がバカボンのパパを尊敬する数少ない内の一人で
あれほど徹底的に偉いやつはいないと誉めていたな。
なむあみだぶつなむあみだぶつ。
浜村のオヤジは「悪いバカボン」といったところか?
481 :
吾輩は名無しである:2008/08/13(水) 09:12:26
第一条。何事に依らず古来定まりたる事を変更すべからず。
第二条本市以外には一切取るに足る事なしと認む。
第三条市民は先祖伝来の時計及キヤベツを忘却すべからず。
482 :
吾輩は名無しである:2008/08/13(水) 09:15:31
第一条何事に依らず古来定まりたる事を変更すべからず。
第二条本市以外には一切取るに足る事なしと認む。
第三条。市民は先祖伝来の時計及キヤベツを忘却すべからず。
483 :
吾輩は名無しである:2008/08/13(水) 09:18:03
第一条何事に依らず古来定まりたる事を変更すべからず。
第二条。本市以外には一切取るに足る事なしと認む。
第三条。市民は先祖伝来の時計及キヤベツを忘却すべからず。
484 :
吾輩は名無しである:2008/08/13(水) 09:19:07
第一条。何事に依らず古来定まりたる事を変更すべからず。
第二条。本市以外には一切取るに足る事なしと認む。
第三条。市民は先祖伝来の時計及キヤベツを忘却すべからず。
485 :
吾輩は名無しである:2008/08/13(水) 09:21:37
第一条。何事に依らず古来定まりたる事を変更すべからず。
第二条。本市以外には一切取るに足る事なしと認む。
第三条。市民は先祖伝来の時計及キヤベツを忘却すべからず。
486 :
吾輩は名無しである:2008/09/26(金) 02:16:50
そういえば、今年のクマノ大学はどんな感じだったのでしょう。
487 :
吾輩は名無しである:2008/09/26(金) 18:52:32
今年も野球して終わりじゃねえの?
ユリイカの特集号出たね
489 :
吾輩は名無しである:2008/10/11(土) 08:48:33
「灰色のコカコーラ」ってなにに収録されてるかどなたかご存知ですか?
中上健次選集にもし入ってれば、そちらを探そうかと思うんですが、選集に入ってますかね?
490 :
吾輩は名無しである:2008/10/11(土) 09:37:02
>中上がバカボンのパパを尊敬する数少ない内の一人
ほう、そうなんだ。
>>480 バカボンパパ=浜村、バカボン=兄、ハジメちゃん=秋幸。
合うかもしれない。
492 :
吾輩は名無しである:2008/10/11(土) 23:44:46
「灰色のコカコーラ」は『鳩どもの家』と全集にしか収録されてませんかね?
選集は「他」とだけ書かれていて、収録作品の全てをネットで調べることはできないようですが・・
どなたかお持ちの方いませんか?
493 :
吾輩は名無しである:2008/10/11(土) 23:51:11
ぼくは草の茎を一本折って口にくわえこみ、そして口腔の中にたちまち
拡がる未成熟な青い汁を感じとめ唾液と共に草の茎を外に吐きとばした。
一文中に二度も出てくる「草の茎」がちと、鬱陶しいなな書き出しやねw
それと、感想とか訊くなよ?ww たぶん読んではいない本だから。
たーだたまったまにこの本、立ち上がらずに手の届くトコに、あっただけ。
あ、ちなみにじぶんのは集英社文庫版の鳩で、解説は龍。
選集には入っておりません。
497 :
吾輩は名無しである:2008/10/12(日) 00:43:54
全集か古書店検索するしかないね
498 :
吾輩は名無しである:2008/10/12(日) 03:15:25
「灰色のコカコーラ」はよくスタイリストの伊賀大介が推薦してる。
今月のメンノンでも挙げてたな。
因みに佐藤友哉の「灰色のダイエットコーク」ってどうなんだろ?
500 :
吾輩は名無しである:2008/10/12(日) 20:00:18
最悪のパロディでしょ。知らないけど。
まるで演歌ですね。岬、とか枯れ木灘とか。。。。田舎くさくてとても読めませんな。
顔は関係ないだろ!
503 :
吾輩は名無しである:2008/10/12(日) 20:25:54
バカは読むな!
「黄金比の朝」や「灰色のコカコーラ」の時は
文章が硬質で緊張感があったからな
「ユビ」の話も面白いね。
あのね、ちょっとここに書いていいのか知らんけど、
柳町光男監督の「さらば愛しき大地」って、
いかにも中上原作みたいな感じなんだけど、違うんね。
柳町光男は、後に中上原作・脚本の「火まつり」撮ったりしているから、
なにか共通する部分があるかもしれんね。
『奇跡』のキャラクターに萌えるし、未完『異族』のヤクザ社会の闘争も面白いっす。
中上の創作するキャラクターが男前すぎて掘れられても本望だと思いました。
柄谷行人とか村上龍らと徒党を組みだしてから、だめになったね。
ありゃ
東金市幼女殺人事件の勝木容疑者の顔が中上に似てる…
昔、朝日出版社で「週刊本」っていう、
1週間に1冊出版される本のシリーズがあったんだが、
中上健次も1冊出していて、「都はるみに捧げる」ってやつ。
古本屋でまめに探すと見つかるかも。
511 :
吾輩は名無しである:2009/01/07(水) 05:46:09
この人勿論部落って事もおおきいだろうけど
ホモだって事のほうがもっと大きいんじゃないかね
19歳の監督の柳町ってのもホモだな
512 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2009/01/07(水) 09:30:40
柳町ってホモなの?
今度ホモの吉田修一のさよなら渓谷映画化するみたいだね
高校の時、部落の子が公園のトイレでリンチされて
殺された事件があったって聞いた
健次はなにを思ったかな
それ、初めて聞いた。何に掲載されてるの?
>>515 高校時代、健次と同級生だった親が言ってた
ちなみに、自分も健次と同じ高校卒だが
学校の図書室に直筆の色紙が飾ってあったっけ
ファノンとソレルを間違えている?
「俺、それまで大江健三郎の影響をものすごく受けていて、戦後民主主義の路線にとらわれていた。そうなんだ、平和
と民主主義をほとんど鵜呑みという感じでね。それが、あの一〇・八でゲバ棒を持ったとき、一八〇度転換した。無茶
苦茶に殴りかかってくる機動隊に対して、自衛のために棒を持ったわけだろう。その棒一本で、完全に大江健三郎の
言ってることなんかが引っくり返った。
要するに、暴力に対してどう思うか、暴力をどんなふうに位置づけるかということなんだ。
それで、いろんな本を読んだよ。その中で、なるほど、これじゃないかと思ったのがフランツ・ファノン。暴力に
は二種類ある。権力をフォルスと言う、それに対して抑圧された者が押し返す力をバイオレンスと言う。これが暴力な
んだとファノンは言うわけね。だから、暴力というのは、弱い人間にふるうものとは違うんだ。弱いからこそ打ち返す
んだという暴力論が、俺たちの間で信念となっていた。
目がさめた気がしたね。あっこれなんだと思ったんだよ。それで俺は大江を超える、大江の文学論からの呪縛を超え
る。それは同時に、戦後民主主議を超える論法を身につけることなんだ。そうすると、俺は自前で考えなくちゃいけな
い。それで、二十二ぐらいのときに初めて、自前でものを考えるということが出てきた。
そうだね。その頃、すでに書き始めていたから、そういう考え方はぴったり俺の書くものにくっついている、そうだろ
う。しよっちゅう機動隊に殴られていたんだよ、それまで。それで自衛のために棒を持って打ち返した。そのとき、打ち
返さなくちゃいかんという」論法に転換したんだよ。」
(つかこうへいによるインタビュー。『中上健次発言集成5』p138-9、及び『現代文学の無視できない10人』所収)
久しぶりに日輪の翼を読み返してるんだが、
ツヨシが女とやってる場面、田中さんがツヨシのチンポの根元に指を回して、
「熱に浮かされたように思いつめた顔」で触るのは何なの?
昔読んだ時は田中さんは男もいけるヤツだ、ということではなく、
ツヨシに対して男性的な対抗意識や嫉妬、憧れが入り混じってる、
という風に解釈してたんだが。
それとも男同士の馬鹿なお遊びなんかいな。
自分のより太かったのがショックだったのだと予想
520 :
吾輩は名無しである:2009/02/26(木) 00:02:34
10年くらい前に、「維新派」という野外劇の劇団の「南風」を観て
そのストーリーの素晴らしさがいまでも頭から離れず。
その原作が、中上健次の「奇蹟」だと最近知り、読んでみた。
正直読むのがもったいないくらいの作品だった。
タイチの壮絶な最期は、夢にみるくらい衝撃的だった。
イメージは尾崎豊みたいな蒼白で切れ長の超男前。
調べてみたら、尾崎豊もリスペクトしてたんだね。
自分に重ねてたんじゃないのかな。
あまり長生きできないと本能でわかってたんだろうな。
いま手元には、「岬」と「千年の愉楽」があります。
読みたいけど読むのがもったいないな〜。
>>520 逆にもったいないw
特に千年の愉楽は傑作。
522 :
吾輩は名無しである:2009/03/03(火) 23:37:37
くらーい気分にさせてくれる。この人の小説を読んだ後、ユーミン聴くと
めちゃくちゃ明るい気分になる。
むしろ明るい気持ちになるけどな。
枯木灘や岬くらいまでは暗いかもしらんが。
524 :
吾輩は名無しである:2009/03/05(木) 10:57:38
KJ
525 :
吾輩は名無しである:2009/03/05(木) 20:42:14
『小説・都はるみ』とか書いてる時点で俗物。
526 :
吾輩は名無しである:2009/03/05(木) 21:00:03
中上健次にかなり似てる青年と道ですれ違ったのだが、当然服装は今風だった。
何で中上健次が時代遅れとか田舎クサいみたいな風に思われてまで、ああいう作品を書き続けたのかというのが分かった気がした。
中上健次が今風の服装をしている方がかえって悲惨なものがある。
女性でも、和服で引き立つが洋服では引き立たない人みたいな典型的な日本人顔の人っているし。
527 :
吾輩は名無しである:2009/03/05(木) 23:28:12
田舎者は田舎者らしくしとけってことだろうか?
528 :
吾輩は名無しである:2009/03/07(土) 08:12:06
私は中上健次が好きだった。
彼の書く物の、虚勢を張っている物独特の柔らかさが好きだった。
女とまともにつきあうことも、きちんと働くこともできない男が、
ただ大きいこと強いことを書き、書くことでも虚勢を張りきった悲しさと惨めさの中には、
やはり信じられる、宝石のような真実がほの見えていたと思う。
「満腹ガキ」の一人として。
529 :
吾輩は名無しである:2009/03/07(土) 13:07:08
宝石のような真実って比喩が馬鹿すぎる
530 :
吾輩は名無しである:2009/03/07(土) 23:42:21
あ
531 :
吾輩は名無しである:2009/03/07(土) 23:50:16
こいつのゴツゴツした読みにくい文章が好きだ
ある種の劣等感が中上を方向づけているよね
中上の異常な郷土への愛もそこから来ているのだろう
532 :
吾輩は名無しである:2009/03/08(日) 00:39:17
現代文に慣れすぎたのね
533 :
吾輩は名無しである:2009/03/08(日) 00:57:28
そうでもないぞ。
江戸以前の和文・漢文をそのままで読むのは確かにあまりないが、明治以降なら
それに、ときに中上の文章にはワザと構成を複雑にして
ガッツリ読んでもらおうとする意図が感じられる
夢の力というエッセイ集読んでみたことないなら、お試しあれ
ドラゴンが中上を好きなのと、
リービ英雄がこの人を評価してたので、こんど読もうと思ってる
>>535 読むなら「千年の愉楽」もしくは
「岬」→「枯木灘」→「地の果て 至上の時」
537 :
吾輩は名無しである:2009/03/13(金) 23:38:01
柳の枝に猫がいる。だから猫柳。
えー、本当!
>>536 いきなりそれでは敷居が高くない?
読み始めるなら昭和40年代の作品がいいと思う。
539 :
535:2009/03/20(金) 02:38:15
今日、近所のブックオフへいってみたが
中上の本は(105の棚には)皆無だった
念のため文庫のコーナーへもいったが、「この著者の本求む」の
貼り紙が・・・
まあ、ボチボチ入手しますわw
小学館文庫の選集は、もう新品では中々手に入らないそうだ。
全集はまだ普通に棚にある。
大きめの書店で偶に見かけるのは、文庫の小説で
「岬」文春文庫
「重力の都」新潮文庫
「十九歳のジェイコブ」角川文庫
「十九歳の地図」「千年の愉楽」「枯木灘」河出文庫 あたりだろうか。
俺の買った河出版十九歳の地図は、新品にもかかわらず天地が5mmほど削られてた。
奥付をみたら買った時点からみて10年以上前に発行されたものだった。
でもカバーは最近のデザインのだったから、返本されたものにカバーを付替えて再出荷?したのだろう。
売れてねえんだなぁと、思った。買った後も、店の棚にある十九歳の地図を見かけるとつい奥付を見てしまう。
542 :
卵:2009/04/24(金) 16:53:51
『兵士の報酬』"Soldier's Pay"(1926年)
『蚊』"Mosquitoes"(1927年)
『サートリス』"Sartoris"(1929年)
『響きと怒り』"The Sound and the Fury"(1929年)
『死の床に横たわりて』"As I Lay Dying"(1930年)
『サンクチュアリ』"Sanctuary"(1931年)
『八月の光』"Light in August"(1932年)
『標識塔』"Pylon"(1935年)
『アブサロム、アブサロム!』"Absalom, Absalom!"(1936年)
『野生の棕櫚』"The Wild Palms"(1939年)
『村』"The Hamlet"(1940年)
『墓地への侵入者』"Intruder in the Dust"(1948年)
『尼僧への鎮魂歌』"Requiem for a Num"(1951年)
『寓話』"A Fable"(1954年)
『町』"The Town"(1957年)
『館』"The Mansion"(1959年)
『自動車泥棒』"The Reivers""(1962年)
543 :
卵:2009/04/24(金) 16:54:32
『これら十三篇』"These 13"(1931年)
『医師マルティーノ、他』"Doctor Martino and Other Stories"(1934年)
『征服されざる人々』"The Unvanquished"(1938年)
『行け、モーセ』"Go Down, Moses"(1942年)
『ポータブル・フォークナー』"The Portable Faulkner"(1946年)
『駒さばき』"Knight's Gambit"(1949年)
『フォークナー短編集』"Collected Stories of William Faulkner"(1950年)
『大森林』Big Woods(1955年)
『ニューオリンズ・スケッチ』"New Orleans Sketches"(1955年)
544 :
卵:2009/04/24(金) 16:55:30
『大理石の牧神』"The Marble Faun"(1924年)
『緑の大枝』"A Green Bough"(1933年)
545 :
卵:2009/04/24(金) 16:57:47
546 :
吾輩は名無しである:2009/04/24(金) 16:58:47
547 :
吾輩は名無しである:2009/04/28(火) 01:43:45
鳳仙花の新潮文庫版が個人経営の小さい本屋にあったけど、
ものすごい日焼けだった
一月ぶりにカキコしてみる
誰か「村上春樹と中上健次」読んだ人いる?
是非感想をお聞かせ願いたい。
550 :
吾輩は名無しである:2009/07/09(木) 02:32:10
やっぱり過疎なのね
大好きなんだがな
551 :
吾輩は名無しである:2009/07/10(金) 13:03:04
あの勘違いっぷりは今の若い人に
絶対受け入れられないだろうからね
552 :
無名草子さん:2009/07/10(金) 13:36:33
>>549 それは読んでいないが中上健次の作品は全部読んだ。
語っている時間がない。
553 :
吾輩は名無しである:2009/07/10(金) 14:54:43
最近、初めて岬を読みました。
私自身が路地で生まれ育ったせいもあるのか、においや視覚が痛烈でした。、
私もそうですが、知識がつくと路地出身ということに固執しますね。
555 :
吾輩は名無しである:2009/07/13(月) 07:20:23
中上健次がいたから、村上春樹が出て来た。
村上は中上を意識しながらも、正反対の小説手法を実践した。
レオナルドがノートに書いたものは、鏡で写してはじめてまともに読めた
のと似ている。
似てねー、つか全然例えになってないし。
557 :
吾輩は名無しである:2009/07/16(木) 23:24:56
誰か熊野大学行ったことあるやついるか?
或いは今年行こうかなと考えてる奴。
558 :
ザ・スミス:2009/07/17(金) 02:28:35
いつから?おいくら?
>>558 八月七日から三日間で三万三千円だよ。
もちろん熊野で開催。
560 :
ザ・スミス:2009/07/17(金) 09:51:46
ありがとうございます。高くて遠いなあ…泣
561 :
吾輩は名無しである:2009/07/17(金) 09:55:59
>>555 >正反対の小説手法を実践した。
同じ方法を実践した作家がもうひとり。
高橋源一郎。
方や国民的作家となり、
一方は文学板の肥やしとなった。
563 :
ザ・スミス:2009/07/17(金) 16:38:05
自分から言えよぉ〜
565 :
ザ・スミス:2009/07/17(金) 20:05:23
俺も28だよ!奇遇だね!
>>565 ホントかー?
先に言わなきゃ良かった。
ホントなら熊野で待ってるぜ。
567 :
ザ・スミス:2009/07/17(金) 20:56:40
でもお金ないんだよ…28にもなって三万くらいポンと出せよと思うけど…
>>567 何か売ればいい!
或いは短期のバイトやけくそでやる。
569 :
吾輩は名無しである:2009/07/26(日) 02:24:40
>>333 長男・・・・・・・中上涼=火遊びで、中上健次の家を全焼させる。
そのとき、中上健次の自筆原稿の多くが消失。
のちの浜村龍造である
570 :
ザ・スミス:2009/07/26(日) 02:32:23
火付けの龍造か!
571 :
吾輩は名無しである:2009/07/26(日) 02:37:30
>>181 亀だが、徹が白痴の少女とこれからも関係を持つという暗示があるからでしょう
572 :
吾輩は名無しである:2009/07/26(日) 02:39:13
手招きするんだよね。
573 :
吾輩は名無しである:2009/07/26(日) 02:50:34
自分いける口やな?
574 :
吾輩は名無しである:2009/07/26(日) 07:34:19
>>569 > そのとき、中上健次の自筆原稿の多くが消失。
未発表の原稿かい?
575 :
ザ・スミス:2009/07/26(日) 07:52:06
多分たくさんあったんだろうな…勿体ないよな…
576 :
吾輩は名無しである:2009/07/26(日) 07:57:16
未発表原稿、いま出てきたら、芥川賞なんかぶっ飛ぶくらい話題性抜群だな。
577 :
ザ・スミス:2009/07/26(日) 08:00:27
超書くの速かったんでしょ。オートマチズム。
秋幸第四部とかあるかも。そもそも地の果て至上の時を読んでないんだけど…
578 :
ザ・スミス:2009/07/26(日) 08:02:15
刑務所から出てきて龍造に会うまで読んだけど。
579 :
吾輩は名無しである:2009/08/05(水) 00:55:27
フォークナーと印象かぶるんだけどみんなも?
それはない
581 :
吾輩は名無しである:2009/08/05(水) 06:22:55
割と知られてはいるが、公には書かれていない中上の秘められた部分を
誰かに書いて欲しいな。
折口信夫がホモであったことを赤裸々に書き立てたのは富岡多恵子だっ
たが。
582 :
吾輩は名無しである:2009/08/05(水) 06:31:04
吉田修一の「長崎乱楽坂」は中上健次へのオマージュなのかな?
舞台は長崎ですが路地臭がプンプン漂っていて自分はとても好きでした
まんま郁男みたいなキャラも出てくるし意識しているとしか思えません
福田和也が中上が好きでしょうと聞かれ
「好きじゃないですよ。無くても構わない」と。
福田っちが好きなんですがこれはフェイクなのかどうか、ちょっと分からなかった。
584 :
吾輩は名無しである:2009/08/06(木) 08:35:37
宮本常一が歴史学者達との座談会だったか?で「中上健次は部落の構造が
まるで分かってない」と、ばっさり切り捨てたことがあったと思うが。
宮本との対談では丸谷才一だって震え上がったことがあるw
部落出身者に、そういうこと言ってる時点でwww
586 :
吾輩は名無しである:2009/08/06(木) 09:37:31
宮本常一の痛さはギネス級だなw
>>584 部落出身者と構造が分かってるかは別だってこと?
589 :
吾輩は名無しである:2009/08/06(木) 11:55:31
作家の場合、構造が分かってるかどうかは問題じゃないかもしれんけどな
部落の構造が理解できていたら、部落出身者の中上を叩くわけないだろうにw
宮本はアホすぎw
593 :
吾輩は名無しである:2009/08/06(木) 12:25:39
どういう文脈の批判かわからんとなんとも言えないな
>>591 他人のレスの批判しかできないお前よりマシ
でもさ、岬・枯木灘の頃は「路地なんて場所を支配してる人物だから蝿の糞と呼ばれている」って感じだったのが
地の果て〜では「蝿の糞と呼ばれ差別されたため路地の支配者になった」が唐突に真相として語られだしてるじゃん
ここでの意味内容の転換はどうみるの?
後者の方が部落の構造とやらに即してるらしいけど、宮本ってひとの批判は前段の方しか見てなった結果とかじゃないの
枯木灘までの頃の発言だったら別段おかしな言い方じゃない気もするが
宮本なんてスルーしとけってw
597 :
吾輩は名無しである:2009/08/06(木) 18:52:57
>>595 宮本は地の果てが出る前の1981年に死んでる。
どういう文脈で「中上健次は部落の構造が まるで分かってない」という、
発言が出たかは覚えていないが、宮本が言えば、「ほう、そうか」と、思う
じゃないかw
スルーだろjk
「オー」
アニは射精した
やれやれ
僕は射精した
エレクトラの件が触れられていたので横レス
あの本は、枯木灘の後から熊野大学創設までがすっぽり抜けてて
枯木灘までの前半は出自の悲劇と作家の業に収束しがちになっていて困る。
いや、その範囲内であれど、面白い事実の言及はあるとはいえ、ね。
そうした事実の興味深さとはちょっとずれるが、「19歳の地図」が
田舎出身の二十歳前後にとっては身に迫るものがあったという著者の告白は、
あの作品が同時代的にはどう受容されたかをめぐっては面白かったな。
後半はいろいろかっ飛ばしすぎで、故郷に熊野大学をやるという背景に回収しすぎだし、
死去前後は、「遺族&中上知人たちに取材して知りえた泣かせエピソードの山」というふうにも見えて…。
最後の方の章は「ああ、泣かせにかかってるな」と思ってしまったのだった。
病床の中上を訪問した後の柄谷を描いてるあたりとかね。
感動はするんだが、オチを感動に性急に持っていきすぎではないかと。
高山自身がそうした欲望に流されすぎていて、そういう伝記の欲望の構造がちょっとどうなの、と思いはした。
健次に喋ったら、何でもすぐ書かれてしまうんやわ。
604 :
吾輩は名無しである:2009/08/20(木) 17:32:48
今年の熊野大学のレポートおねが〜い
いつまでも学生運動気分が抜けない奴らの集う大学
中上も若い時は編集者に原稿をボツにされていたとは…
607 :
吾輩は名無しである:2009/08/24(月) 02:40:23
エレクトラ買いました。一気に読んでしまいそう
608 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/24(月) 09:46:31
明治の初期に熊野で徴兵検査をしたら尾がある人間が多数いた、ってのを見たことがあるw
今はそんな人いないの?w
609 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/24(月) 19:23:56
尾のある人は写真をウプして下さい。
610 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/24(月) 22:25:18
医学の進歩のためです、ぜひあなたの尾を見せて下さい。
そういうコテハンをつけてはいけない
不敬というだけではなく、何らかの意図がある者としてマークされる
612 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/25(火) 05:56:49
俺は昔、初期の中上健次の文庫を何冊か読んだだけなんだけど、
これで何で芥川賞が取れたのかなの? と疑問に思うぐらい、差し障りのない小説だったんだよね。
中上は酒乱の濃い人だったって話だけど、俺が読んだのは、通俗的な青春小説でしかないんだよね。
舞台は部落なんだろーけど、部落を舞台とした無難な青春小説を書いて、まー小狡い人だなあ、との印象を持ったんだけど、俺みたいな発言をする人はいないの?
613 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/25(火) 06:00:16
猪瀬直己の天皇論は、皇居の回りをジョギングしてるだけで本質には全然立ち入ってない、とバカにされてたけど、
中上健次もそうなんだよねw
部落の回りをジョギングしてるだけで本質には全然立ち入ってない、って印象だったんだけどw
614 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/25(火) 06:43:37
岬が差し障りのない青春小説かw君、枯木灘は読んだ?
>>608-613 今日の分のお薬飲むの忘れてますよ
ちゃんと飲まないと病状悪化しちゃうよ
連投基地外のコテハンに引いた
617 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/25(火) 08:05:16
>>614 岬って路地とか坂とか火事の話とか出て来る?
枯木灘は読んでないと思う。
618 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/25(火) 08:12:12
>>614 つか、岬の大ざっぱなあらすじはどんなんだっけ? そうすれば思い出して悪口が言えるんだけどw
619 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/25(火) 08:14:04
つか、岬が部落小説だとするなら、部落問題の本質をきれい事で覆い隠す悪い小説と、そんな印象を持ったけどね。
俺と同じようなことを言う人はいないの?
中上作品では『奇蹟』が一番良かったな。ラリったアンちゃんがスイカズラ見て
「えらいこっちゃつらいよー」とかいう辺りは本当に泣けてきた。
『岬』は青春小説という感じで爽やかな感じがしたな〜
中上好きな人だったら武田泰淳なんかもきっと好きになるんじゃないかな
621 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/25(火) 08:24:30
確かに、人間の獣性も書いてたけど、それを人間賛歌風のきれいな方向で処理してるんだよね。
これはもうエンターテナーのライターのやることじゃないかと、そういう感想をもったんだけどね。
天ちゃんよ
物書きで食っている連中がそう簡単にジュネみたいに書けるわけがないじゃない?
623 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/25(火) 08:43:09
http://www.tokyo-kurenaidan.com/nakagami-shinjyuku.htm これを見て俺が見たのは岬だって思い出したわ。
↓こういう泥臭い出来事をいくつか配置するけど、それをきれいに青春小説風に綺麗にまとめ上げました、って印象なんだよね。
で、これは純文学の作家のやる仕事じゃないだろ。通俗小説作家の仕事だろうと、当時思ったんだけど。
>桃色のフリルのついたパンティが彼に見える。それを察して、隣に坐った亭主の安雄が、「かくせ、かくせ」とわらいながら、光子のまくれあがったスカートをひっぱる。光子は、「減るもんでなし、みせたるぐらい、かまんやないのう」と安雄の体を腕でこづく。
天ちゃん 落ち着け
しばらく『地の果て 至上の時』あたりをだらだらぶらぶらゆっくり読んで
静養しようよ
625 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/25(火) 09:28:55
結局、
中上健次は、下品でエネルギーあふれる人間を配置した小説、物語を書くことが出来る作家である
ってだけであって、人間の本質を探ろう、って態度はないんじゃないの?
あと、部落に関して言えば、
・部落問題から逃げている作家である
とも言えるんじゃね?
626 :
吾輩は名無しである:2009/08/25(火) 09:46:29
本質とやらに絡めとられ
泥沼に沈んでいく馬鹿天ちゃん
殊更中上を持ち上げる必要は全くないが
何故中上がそのような方法を採ったか
よく読みよく考えよ
627 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/25(火) 09:52:16
>>626 >何故中上がそのような方法を採ったか
思うに、部落問題から逃げるためじゃね?w
・下品でエネルギーあふれる人間を配置した無難な青春小説を書くことによって、彼の内なる部落問題から逃避した
恐らくこれでしょう。
天ちゃん
ちょっと話がそれるが「人類館事件」でググってみてくれないか
差別・被差別に関わる問題を被差別の側から書くのは、けっこう厳しいもんだ
629 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/25(火) 10:22:50
630 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/25(火) 10:27:31
>>628 > 差別・被差別に関わる問題を被差別の側から書くのは、けっこう厳しいもんだ
うん、俺もそう思う。 じゃ、あなたも「中上は部落問題を小説で扱ってなかった」と思うわけ?
時間だクスリを飲め
天ちゃん
僕は中上は部落問題を小説で扱っていたと思うよ。
ただ、被差別の真っ只中に生きているのと、出身が被差別というのではかなり状況
がちがうよ。
『岬』が爽やかな青春小説だというのはホメ言葉として言っているんだよ。
中上の作品はほとんど青春小説と僕は思っている。とっても爽快じゃないか?
633 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/25(火) 21:05:04
>>632 > 僕は中上は部落問題を小説で扱っていたと思うよ。
岬では部落問題を扱ってないでしょ?
> ただ、被差別の真っ只中に生きているのと、出身が被差別というのではかなり状況
> がちがうよ。
ちなみに、中上はどっちなんですか?
日本のフォークナー? ぷっ。
フォークナーなどと比べるな。
天ちゃん
とりあえず『岬』→『枯木灘』→『地の果て 至上の時』
また『千年の愉楽』→『奇蹟』
の順で読んでみてくれないか
中上は戦後に生まれ、高度経済成長期-バブル期-バブル崩壊直後に生きた作家だよ
中上は「出身が被差別」の人であると僕は思っている。
中上の小説には確かに「部落」という言葉は出てこない。でも書いていることは
部落の世界だよ。
そういう方法を取ったというより、そういう風にしか書けなかったんじゃないかな?
636 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 01:47:56
>>635 では、『岬』のどういうところが、部落的だとあなたは思うのですか?
俺的には、
・肉体労働を生業とする一族の話
でしか、なかったけど。
637 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 02:01:19
天ちゃん
ばいばい
638 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 02:11:12
>>637 結局、あなたは、『岬』のどういうところが部落的かを言えないわけだw
そりゃ、言えないはずだよ。 中上は意図的に部落的なものを『岬』から排除してるからねw
中上は材木を描くことでマルクスの資本論と同じことをやっているとどこかで語っていた。
部落に関しても社会問題としては描いていないが、差別の構造を内側から描き出してるから
部落の問題を(天皇制と同じく空虚の
中心として)描いたとも言えるし描いていないとも言える。
結局、中上が体現し、背負ったものはそうした二項対立の両方だ。
中上が女性的と言われるのはそういうことだと思う(『軽蔑』の女語りは成功していないと思うが)。
全然関係ないが、中上が都はるみの歌を一曲歌ったCDがあって、その完璧な歌いっぷりに驚いたことがある。
コブシを含む音程が完璧なのだ。
『千年の愉楽』以上の衝撃を受けた。
それを聞いてから中上は繊細かつモダンだと考えるようになった。
640 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 02:41:05
>>633 扱ってるじゃん。近親相姦出てくるじゃん。
641 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 02:43:35
>>640 近親相姦なんて部落固有の問題じゃないよ。
642 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 02:46:40
ふむ…、おれおねえにおかされたことあるぜ!!
643 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 02:54:01
天ちゃん
部落的なもの、部落固有の問題って何なの?
644 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 02:57:19
部落問題と言えば、 『 言われ無き差別 』 しかないと思う。
そこから中上くんは目をそらし、威勢のいい青春土方文学を書いただけの話なんですよ。
645 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 03:03:00
じゃあ破戒みたいな小説が本物ってことかよw
646 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 03:14:10
天ちゃん
部落の人は「言われ無き差別」だけで生きてるの?
僕は部落とは違う被差別の出身で、またその中を出たり入ったりして生きてるけど
「言われ無き差別」の中だけで生きているわけじゃないよ。
647 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 03:14:57
言われ無き差別(笑)
部落民とその集落の成り立ちを知らないからそんな言葉が出てくるんだろうね。
648 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 03:16:15
>>645 破壊は読んだこと無いから知らない。
ただ、
・中上を「部落」という文言をまじえて褒めるのは間違いですよ
という指摘。
なぜなら、
・中上は部落問題から目をそらした部落出身の小説家
だから。
べつに、
・部落問題から目をそらした部落出身の小説家
が悪いとは思わないけどね。
649 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 03:19:51
>>646 > 部落の人は「言われ無き差別」だけで生きてるの?
じゃあ、部落の問題は、 『 言われ無き差別 』 以外に何があるの?
教えてちょ。
650 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 03:22:00
中上健次を読め。そこに書いてあるから。
651 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 03:28:20
第一、枯木灘も読まずに中上を語るなよw
652 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 03:28:42
>>650 部落のことが書いてあると思って、中身健次の 『岬』 を読んだら部落のことが全然書いてなくて、苦々しい思いをした経験があるのだよ。
つまり、部落問題に切り込んだ大仕事をやった小説家、ってイメージが世間に流布してるが、それは大ウソだ、ってこと。
彼は自分の部落問題を小説上で隠してる小心者です。
653 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 03:34:23
天ちゃん
昭和の天ちゃんの方がはるかに物分りが良かったな〜
2ちゃんの天ちゃんに↓の言葉を送るよ。
「もしお前が、人間はなんでもわけなく覚えられるもんだと思っているとしたら、
お前は大馬鹿野郎だぞ」(ジュネ『泥棒日記』より)
654 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 03:34:35
>>652 誰がそんなことを言ったの?「岬」の頃はカミングアウトすらしてなかったし。
枯木灘を読んで出直して来いよ。
655 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 03:37:39
>>654 じゃあ、「岬」の続編である「枯木灘」では、がらりと作風が変わって彼の内なる部落問題を語り出すわけ?
656 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 03:43:12
まず、小説にジャーナリズムを求めるなよ。
それが小説という形式である必然性がないだろうが。
あとバカは文学に興味持つな。何も得られないよ。
657 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 03:46:06
まあいいや、これぐらいで勘弁してやろう。
658 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 03:47:58
捨て台詞まで気持ち悪いww
659 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 03:51:26
天ちゃん
面白いからもうちょっと続けていいよ。
「枯木灘」でも「地の果て 至上の時」でも天ちゃんの言っている意味での
部落問題は一切出てこないよ。
660 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 03:53:53
661 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 04:11:20
天ちゃん
被差別者は確かに「言われ無き差別」を受けているよ。
ただし当事者としては、その被差別者同士のの空間が問題なんだ。
外の人間のする「言われ無き差別」は皆が食っていける時代には被差別者にとって
問題にならない。
憎悪と愛と、忘却と記憶の中でさまよっている被差別者の空間が問題なんだよ。
中上は路地という空間でそれを上手く書いていたと思う。
662 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 04:16:23
こんなバカに真面目にレスしてあげるなんて偉いなあ。
663 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 04:19:02
端的に言う
中上は差別する者される者という図式そのものを解消しようとした
部落イズビューティフル
665 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 04:29:57
>>663 解消しようとしたんじゃなくて、解消されたかに見えたんじゃないのかな
『地の果て 至上の時』なんてバブル経済前夜に書かれたものだし。
『野生の火炎樹』なんか読んだとき、なんかこの人困ってるなと思ったよ。
666 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 04:30:39
>>661 > 憎悪と愛と、忘却と記憶の中でさまよっている被差別者の空間が問題なんだよ。
ここがなんだかわかんない。
具体的に。
667 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 04:47:10
天ちゃん
ちょっと長いけどマルクスの言葉を読んでみてよ。
「人間は、その生活の社会的生産において、一定の、必然的な、彼らの意志から独立した諸関係を、取り結ぶ。
この生産諸関係の総体は社会の経済的機構を形作っており、これが現実の土台となって、
その上に、法律的、政治的上部構造が聳え立ち、また、一定の社会的意識諸形態は、
この現実の土台に対応している。物質的生活の生産様式は、社会的、政治的、精神的生活諸過程一般を制約する。
人間の意識がその存在を規定するのではなくて、逆に、人間の社会的存在がその意識を規定するのである。
社会の物質的生産諸力は、その発展がある段階に達すると、今までそれがその中で動いてきた既存の生産諸関係、
あるいはその法的表現に過ぎない所有諸関係と矛盾するようになる。
これらの諸関係は、生産諸力の発展諸形態からその桎梏へと一変する。このとき社会革命の時期が始まるのである。」
(マルクス『経済学批判』岩波文庫版、13ページ)
天ちゃんのために、またジュネの言葉を貼り付けておくね
「もしお前が、人間はなんでもわけなく覚えられるもんだと思っているとしたら、
お前は大馬鹿野郎だぞ」(ジュネ『泥棒日記』より)
668 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 04:48:59
部落って言っても普通に生活してるんだけどな
何も書いてないと言われても
何を書いてほしかったのか分からんな
差別/被差別の物語にどっぷり嵌って
それを延々と繰り返すことこそを中上は最も嫌ったと思うんだが
差別されてる僕ちゃん可哀想 みたいなのを期待してたの?
669 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 05:10:26
>>668 > 部落って言っても普通に生活してるんだけどな
じゃあ、あなたも、
・何故、中上が路地だの部落だのといわれ評価されるのかまったくわかりません
と思う1人なわけだ。
670 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 05:15:06
>>669 お前の頭の悪さにはうんざりだから、これ以上レスすんな。
671 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 05:19:23
www
672 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 05:20:11
天ちゃん
とりあえず映画「ベルリン 天使の詩」(ヴェンダース監督)あたりを借りてきて
観てみて
673 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 05:23:03
>>672 あんたは、
ヴェンダース監督、マルクス『経済学批判』岩波文庫版、ジュネ『泥棒日記』
等を持ち出すのではなく、
自分の言葉で部落を語ってくれ。
出来ないなら黙っててちょw
674 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 05:26:19
天ちゃん
ごめんね
しばらくROMっとくね
675 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 05:30:14
>>673 誰が部落問題と絡めて中上を評価したんだよ?まずそれを書きやがれ。
676 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 05:37:04
677 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 05:38:53
言うに事欠いてWikipediaかよwwwww
678 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 06:27:03
679 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/26(水) 08:06:30
680 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 08:15:02
レベル低〜
681 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 08:21:04
アタマ悪〜
682 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 08:49:21
アウトだな
3連投乙
684 :
吾輩は名無しである:2009/08/26(水) 11:16:40
ちげーしw天皇乙w
685 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/27(木) 02:12:48
部落出身者が部落問題から目をそらすことはいっこうにかまわん。
しかし、部落問題の本質を書かずに、あたかも、部落を書ききったような態度の中上健次がワシは許せんのじゃーー
なんて、部落関係者の人はいないの?
686 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 02:33:48
天ちゃん
痛い...
687 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 03:08:54
天皇は珍しく割といいこと書いてると思うが、
>部落問題に切り込んだ大仕事をやった小説家、ってイメージが世間に流布してるが
中上は部落(「路次」)をテーマにした部落出身の作家だけど、「部落問題に切り込んだ」という風には見られてはいないと思うよ
それは思い込み
蓮実柄谷や浅田彰ともつるんでたし、もうちょっと高級なことしてる作家、というイメージだと思う
まあ、福田和也が指摘してたように、部落出の野蛮な肉体派を演じてた中上だけどホントは繊細なお坊ちゃんだろ、という批判は当てはまると思う
金持ちの家に生まれた中上は部落の中でも特権的な存在だし、実際東京に出てったわけだしね
おそらく親に仕送りして貰いながら(肉体労働してたというけど続かずにすぐやめたんじゃなかったかな)
だから、中上の書く「路地(部落)」は一種ヴァーチャルなものなんじゃないかな
688 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 03:14:38
>中上は材木を描くことでマルクスの資本論と同じことをやっているとどこかで語っていた。
>部落に関しても社会問題としては描いていないが、差別の構造を内側から描き出してるから
>部落の問題を(天皇制と同じく空虚の
>中心として)描いたとも言えるし描いていないとも言える。
この手の物言いはほとんどハッタリだと思っていい
蓮実や柄谷と交流があった中上だけど、今となってはどこまで理解していたか疑問
知的チンピラならではの嗅覚で、イケてる連中に近づいたのではとも思えるしね
実際、死の前あたりは作品も発言もわけがわからないものになっていたからね
689 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 03:23:39
>>687 俺もだいたい同じ考えだけど、福田が言うとムカつくな
福田が言っていることは柄谷の発言の焼き直し
しかも第三者の俺が見てもお前が言う資格ねーだろって言いたくなる
690 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 03:29:59
>>688 たしかにハッタリだな
柄谷が自分の都合のいいように・書きやすいように批評していただけだと思う
友達同士助け合っていたんだと思う
それはそれでいいんじゃないか
作家で食っていくのは大変だし、批評家の名声を維持したいし
691 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 03:32:26
福田和也の文
>>528に貼られてるね
まあ、虚勢だね。虚勢の人
中上のような人を見て素直に野蛮と思ったり(まあ殴ったりするし野蛮は野蛮なんだろうが)
言ってること鵜呑みにして「構造が」とか信じちゃうような人は、文学どうこうの前に人を見る目がないね
もちろん、虚勢やハッタリだからその作品に全く価値がないというつもりはないけど、
中上が書くべき「一番大事なこと」は部落出の金持ちのお坊ちゃんから見た「路地」ではなくその虚勢張ってる自分についてだと思うね
692 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 03:51:01
まぁ中上の作品はまとまりが合ってよく出来ていたんじゃないの
読んでそんなに飽きがこなかったし
かと言ってそんなに感動するほどでもなかったけど
その辺は大江健三郎とは対極だったな
大江の作品はとてもムラがあったけど
『懐かしい年への手紙』『ピンチランナー調書』は面白かった
693 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 04:06:33
>>687 >だから、中上の書く「路地(部落)」は一種ヴァーチャルなものなんじゃないかな
確かにそうだな。津島佑子もそう言っていた。
ただ津島は、そういう抽象性を通り超えてまた具体的なものに戻って来ていると言って
中上を評していたけど
694 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/27(木) 20:50:28
結局、
・中上の書く路地は部落のことですよ
と、いう人が悪いのかね?
じゃあ、『岬』のどこに部落に関する記述があるのですか?
となっちゃう。
『岬』なんて、肉体労働の一族を描いた健全、無難な青春小説でしかないのにね。
695 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 21:00:05
中上は肉体労働なんてほんの数日ぐらいしかやったことないし、
肉体労働を分かってるはずないんだがw
中上は生まれつきガタイが良いから、みんな騙されてるw
696 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/27(木) 21:18:35
つーか、中上のお父さんが事業家だって話だけど、つまるところ土建業なんじゃないの?
だから、中上は肉体労働者の現実をよく知ってる、ってことじゃないの?
697 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/27(木) 21:23:34
698 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 21:25:17
死んでも作品を語ってもらえる作家は幸せだ。
高橋や保坂なんか「インチキ審査員」呼ばわりだからな。
あんなもん作家ですらないんだ。
699 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/27(木) 21:26:16
中上は、父親が土建業だから、土方の転がしかた、土方の生活、何から何まで熟知している、と思ってたんだけど。
700 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/27(木) 22:16:28
701 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 22:41:52
おい天皇
せっかく
>>687レスつけてやったのにまとも読むこともできないのか?
中上の小説は、部落出身者が部落を舞台、テーマにして書いた小説だが、「部落問題に切り込んだ」というような物ではない
極端な言い方をすればあれは一種のファンタジー
サラリーマンがサラリーマン社会を舞台に小説を書いても、必ずしも「サラリーマン社会の問題に切り込んだ」小説にはならないのと同じ
勝手な(無知な)先入観や期待で読んで「思った通りじゃない!」と怒ってるお前が悪い
702 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 22:48:16
>つーか、中上のお父さんが事業家だって話だけど、つまるところ土建業なんじゃないの?
>だから、中上は肉体労働者の現実をよく知ってる、ってことじゃないの?
当然それもあると思うが、中上自身は「俺は肉体労働してた。お前らお坊ちゃまとは違うぜ」と誇示してた
ただ実際は、
>>695も書いてるように数日しか続かなかったんだけどね
703 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/27(木) 22:52:49
>>701 > 中上の小説は、部落出身者が部落を舞台、テーマにして書いた小説
これからしてウソ。
部落が舞台にもなってなければ、テーマにもなってません。
『岬』は肉体労働の一族を描いた健全、無難な青春小説でしかないのです。
704 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 23:05:58
あと「岬」「枯木灘」あたりの読み方が分かってないようなんで教えとく
中上の初期作品は、大江健三郎あたりの影響を受けた「青春小説」だね
で「岬」以降は「自然主義meets神話」
日本近代文学の衣鉢を継いだシブい文体で、近代文学以前の「神話(当時の流行りの言葉で言えば「構造」か)」を書いてるわけ
近親相姦、野蛮な父と父殺し、不在の兄etc...
極端な言い方をすればファンタジーであり、更に暴論させてもらえばラノベのようなもんだと思ってもらっていい
だから津島祐子にもヴァーチャルといわれてるんだろうしね
705 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/27(木) 23:08:13
実際、中上は実在する部落を参考に 『岬』 を書いたのかも知れない。
しかし、 『岬』 には部落固有の記述がまったくみあたらないので、
↓の記述はウソ、いつわりと言わざるを得ません。
>>701 > 中上の小説は、部落出身者が部落を舞台、テーマにして書いた小説
706 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 23:14:17
>>703 はっきりと「部落」という言葉を使ってないから部落を書いてない、とは言えない
「路地」と言いかえることで部落問題に正面から向き合うことから逃げた、というならそれはそうだと思うけどね
ただ、「部落出身者は部落問題に正面から切り込んだ作品書け」というのは無理ありすぎだし、それも一種の差別じゃないかな
707 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 23:19:06
>>705 バカだなあ
「部落という記述がないから部落を書いてない」なんて言ってたら小説や文学読む能力すら疑われるぞw
そんなこと言ったら私小説なんか全部ウソになっちゃうだろ
「これは作者のことを書いた話です、という記述がないので」って
708 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 23:27:18
>実際、中上は実在する部落を参考に 『岬』 を書いたのかも知れない。
いやそうじゃなくて、「自分の家」を書いてるの
自殺した兄貴とかDQNな親父とか
709 :
ザ・スミス:2009/08/27(木) 23:37:52
中上家はすごい一族だよね!
死んだ兄、のことを結構引きづってるとこがリリカル。
710 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 23:40:27
天皇はもう消えたのか?
教えてやってこの有様だからなんか腹立ってきたので捨て台詞
無知な上に飲み込みも頭も悪い
正直な話小説読むの向いてないわ
礼儀もなってないし、一度中上に殴られてほしいね
まあ死んでるけどね
711 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/27(木) 23:55:20
>>707 > 「部落という記述がないから部落を書いてない」なんて言ってたら小説や文学読む能力すら疑われるぞw
では、あなたは、『岬』のどのフレーズが、部落に関する記述だと思うのか、教えて下さい。
712 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 00:06:32
>>711 1時間近くかけてそんなレスしか返せないのか
お前「どんな音楽聴くの?」スレでも、言い返せなくなると「じゃあお前の聴いてる音楽貼れ」しか言わないだろ
「どんなフレーズ」じゃなくて、
>>708にも書いたように中上の作品には私小説的な側面もあるわけ
で、その私小説的な作品を書いた作家の家が部落の大物だと
はっきり「部落」と明言していないからと言って「部落を書いてない」ということにはならないだろう
まったく何度言えばわかるのか
本当にバカだなお前は
713 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/28(金) 00:06:50
>>710 > 正直な話小説読むの向いてないわ
これ受けたw
714 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 00:14:35
>>713 いや本当に向いてないと思うよ
「はっきり部落と書いてないから部落のことじゃない!」
全く作品を読めていないし、こんなこと言ってダダこねて(?)るようじゃね
715 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 00:20:55
エロ小説読んで
「濡れそぼった花弁?あそこ?おまんこ、生殖器ってはっきり書いてないからエロ小説じゃない!」
って言ってるようなもんだよな、天皇は
天皇はこういう奴だから真面目に相手しても損するだけ
スルー推奨
717 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/28(金) 00:30:25
>>714 > 「はっきり部落と書いてないから部落のことじゃない!」
では、あなたは、『岬』のどのフレーズが、部落に関する記述だと思うのか、教えて下さい。
>>717 もう一行レスの繰り返しかできないのか
コテの煽りとしても無能だね
>>712に書いてあること読め
いちいちフレーズ引用とか、そんな面倒なことする気はないよ、悪いけど
719 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/28(金) 00:38:16
>>712 > で、その私小説的な作品を書いた作家の家が部落の大物だと
> はっきり「部落」と明言していないからと言って「部落を書いてない」ということにはならないだろう
じゃあ、ヤクザの大親分の息子が身元を隠して恋愛小説を書いた場合、恋愛小説とはいわずヤクザ小説になるんだ。
なるほど、なるほどw
>「どんなフレーズ」じゃなくて、
>>708にも書いたように中上の作品には私小説的な側面もあるわけ
>で、その私小説的な作品を書いた作家の家が部落の大物だと
>はっきり「部落」と明言していないからと言って「部落を書いてない」ということにはならないだろう
とちゃんと書いてるのに、それには答えずコピペ粘着だもんな
煽りとしてもレベルが低すぎるよ
>>719 >じゃあ、ヤクザの大親分の息子が身元を隠して恋愛小説を書いた場合、恋愛小説とはいわずヤクザ小説になるんだ。
>なるほど、なるほどw
ヤクザの世界が舞台として書かれていればヤクザ小説ともいえるだろうし、
そもそも中上の作品が「部落小説」と呼ばれているなんて話は出てきていないんだが
やれやれ
>>721の補足
もちろん、その際「ヤクザ」という言葉がはっきり使われていなくても、ヤクザの世界を舞台にしているということは言えるわけだ
まあ、読む能力がない人間は「はっきりヤクザと書いてないからヤクザのことじゃない!」とダダをこねるかもしれないけどね(笑)
723 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/28(金) 00:48:29
>>721 >ヤクザの世界が舞台として書かれていればヤクザ小説ともいえるだろうし
その通り。
しかし、『岬』は、部落の世界が舞台として書かれてないんですよ。
それでも、あなたが書かれていると強情を張るなら、
『岬』のどのフレーズが、部落に関する記述だと思うのか、教えて下さい。
>>723 いやだから、部落の人間が自分の家を題材に書いた私小説的作品なんだから部落を舞台にしているわけだろう?
と何度も書いてるんだが
それを無視して粘着レスを繰り返すお前のようなバカで失礼な人間のために、
一体どうして手間と時間を割いてフレーズ引用してやらなくちゃいけないのかさっぱり理解できないんだが
725 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/28(金) 01:01:28
>>724 >部落の人間が自分の家を題材に書いた私小説的作品なんだから部落を舞台にしているわけだろう?
そう、普通ならそうなる。
しかし、中上は意図的に部落的なものをスポイルしてるんだと思う。
それが証拠に、『岬』 には部落的なものが全然書いてないじゃないか。
わかったかね?
>じゃあ、ヤクザの大親分の息子が身元を隠して恋愛小説を書いた場合、恋愛小説とはいわずヤクザ小説になるんだ。
>なるほど、なるほどw
>>ヤクザの世界が舞台として書かれていればヤクザ小説ともいえるだろうし
>
>その通り。
www
727 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/28(金) 01:06:56
つか、中上が意図的に 『岬』 から部落的なものをスポイルしてるんだもん。
俺がいくら、部落的なフレーズを出してみろと言っても出せないよなw
>>725 >それが証拠に、『岬』 には部落的なものが全然書いてないじゃないか。
いやだから
>>687で、中上の作品は部落問題に切り込んだというようなものではない、とちゃんと書いてるだろう?
私小説的作品だけど「ファンタジー」
難癖つけたいだけで、ロクに書き込みも読んでないのか?
>>727 だからさあ
中上の作品が「部落問題に切り込んだ」なんて言ってる奴は誰もいないと思うよ
それと、部落を舞台にした、題材にした、というのは全く別の話
天皇は、中上が部落問題に切り込んでないと一人で怒ってるけど、
それは中上の作品が「部落小説」だと思い込んだ無知故の勝手な先入観からくるないものねだりだね
部落の奴は部落問題に切り込め、というならそれは差別だね
>>730 「部落の奴は部落問題に切り込んだ小説書け、というならそれは差別」
に訂正
732 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/28(金) 01:35:19
つーことは、↓の発言はウソ、間違いの発言でした、深く反省してます。 でいいわけ?
>>701 > 中上の小説は、部落出身者が部落を舞台、テーマにして書いた小説
733 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/28(金) 01:36:36
お前の「天皇」ってコテハンがまず気に入らないけどよ、
枯木灘も読まないで中上健次を語ってんじゃねーよカス。
>>732 部落問題に切り込んでないから部落を舞台にしていないことにはならないと何度言ったらわかるのかな?
天皇と名乗ってる奴は知恵遅れなのか?
736 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/28(金) 01:41:43
お前みたいなバカは相手にしてもらえるだけ有り難いと思え。
737 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 01:43:41
まあ、天皇は「部落を書いた、部落を舞台にした小説」=「部落問題に深く切り込んだ小説」じゃないとイケナイと勘違いしてるようだね
やっぱり小説読むのは向いてないというしかないね
738 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/28(金) 01:46:39
バカは恋空でも読んでろやw
739 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 01:50:51
>では、あなたは、『岬』のどのフレーズが、部落に関する記述だと思うのか、教えて下さい。
これも阿呆だというしかないな
『蒲団』のどこが私小説と言えるのか、作者のこと書いてると証明できるフレーズ出せと言ってるのと同じだもんなw
740 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/28(金) 01:52:57
第一、「部落的」なフレーズがあったとして、
その言葉で部落を描いたら純文学じゃねーよ。
741 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 02:14:01
725 :天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/28(金) 01:01:28
>>724 >部落の人間が自分の家を題材に書いた私小説的作品なんだから部落を舞台にしているわけだろう?
そう、普通ならそうなる。
しかし、中上は意図的に部落的なものをスポイルしてるんだと思う。
それが証拠に、『岬』 には部落的なものが全然書いてないじゃないか。
わかったかね?
↑
これに補足して続けるけど
上にも書いたけど、中上は「路地」という言葉を使うことで部落をファンタジー化(神話化、ヴァーチャル化と言ってもいい)している
まあ直接に「部落」を語ることを避けているとは言えるけど、中上は何も部落の現実を告発するプロレタリア文学のようなものを書きたかったわけではなく、
自分でも言ってるように神話的な「構造」を書いてるんだからこれは必然
だから、部落的なものが出てこないといって怒るのは単純に検討外れ、読めてないだけ
とは言っても、その神話的構造は自分が育った部落の環境や濃い体験を下敷きにしているわけで、
そういった点では(ファンタジーでありつつ)私小説的でもあるし、「部落」という言葉が前面に出てこないとはいえ、当然部落を書いた作品でもあると言えるね
742 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 02:19:04
まあ柄谷行人じゃないけど、天皇のようなバカには
「お前は黙ってろ」の一言で済ませたいね
岬は私小説的ファンタジーだと優しく解説までして貰ってるのに「部落固有のフレーズを出せ」としか言えない天皇の知性に燃え
スレの活性化に役立ってくれたじゃないか
活性化したとは思えないな
アホらしいのでレス番を飛ばし、ほとんど読んでない
これはオレだけじゃないと思う
746 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 06:11:22
うん
アホらしい
アホコテが粘着してただけ
747 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/28(金) 06:28:27
俺はアホじゃないよ。
748 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/28(金) 07:53:07
>>741 そりゃ、日本は言論の自由があるわけだから、作家が自分の作品にたいして、ファンタジーだの、ヴァーチャル化だの、神話的な「構造」だのと何を言ってもかまわないけど、『岬』は肉体労働の一族を描いた健全、無難な青春小説でしかないよw
749 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/28(金) 07:56:03
>>743 > 岬は私小説的ファンタジーだ
とのことですが、
あなたの基準でいくと、「私小説的ファンタジー」と「私小説」はどこがどう違うのですか?w
750 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/28(金) 07:59:15
こいつはアホ。丸出しw
おまえら二人とも仲良いね
752 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/28(金) 08:02:18
勘弁してよ。こんなクズと一緒にすんな。
753 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/28(金) 09:57:25
つーか、君たちは、
尊師は宙に浮くんです、と言われれば信じちゃうしw
天皇は神ですよ、と言われれば信じちゃうしw
同様に、
・中上の小説は、部落出身者が部落を舞台、テーマにして書いた小説
と言われれば信じちゃうんだよなwww
で、
『岬』のどこが、
・部落を舞台、テーマにして書いた小説
なんですか? と聞くと、答えられないばかりか、怒り出すwww
こういう人達には、「はいはい、尊師は宙に浮きますよ」「はいはい、天皇は神ですよ」と言うしかないよねwww
754 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 10:24:05
天ちゃん
寒い......
755 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 10:49:03
>『岬』は肉体労働の一族を描いた健全、無難な青春小説でしかないよw
うん
だから岬は天皇が(無知故に)期待していたような「部落問題に鋭く切り込む小説」ではないと何度も言っているし、誰もそんなこと言ってる奴はいないと何度も言ってるよ
756 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/28(金) 10:56:48
岬のテーマが部落差別なんて誰も言ってねーよバカ。
岬は部落を舞台にして書かれた小説らしいけれども。
757 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/28(金) 10:58:48
いちいち意味がわからん。狂人ですか?
リアルで友達いる?彼らと会話してる?
758 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 11:03:11
>>749 これもちゃんと説明してることだけどね
普通私小説と言えば身辺のことを題材にあくまで「小さなこと」を語るものだけど、
中上の場合私小説的な素材を元に、神話的な世界を語ってるわけ
中上自身の言葉でいえば「構造を書いている」ということになるね
だから「部落の具体的なことが書かれてない」というのはないものねだりだね
何度も書いてることだけどね
759 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 11:09:43
>・部落を舞台、テーマにして書いた小説
>なんですか? と聞くと、答えられないばかりか、怒り出すwww
怒ってないし、律儀に説明してやってるんだけどね
部落出身者が自分の育った環境や体験を元に書いているんだから部落を舞台にした小説と言われるのは当然
「蒲団」は田山花袋が自分の体験を元に書いた小説だけど、
小説の中だけで「これは作者が自分の体験を元に書いた小説だ、と証明できるようなフレーズ」なんかないからね
760 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/28(金) 11:15:12
でも「小さなこと」が書いてないかと言えば書いてある。
具体的な描写しかないと言ってもいい。枯木灘すら
読んでないバカ(=天皇)にはわからない話だけど、
枯木灘では感情の描写に至るまで徹底的に具体的だから。
神話的な世界、構造ももちろん書いているのだろうけど。
761 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/28(金) 11:16:28
762 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 11:19:45
759続き
中上自身が「部落」という言葉を避けて「路地」という言いまわしにこだわってるのに
部落的なフレーズ出せと言われても、一体どんなフレーズが「部落的」(笑)なのかもよくわからないしね
なんだろうね、部落的なフレーズって
中上が「部落」ではなく「路地」という言い回しにこだわったのは、天皇のような小説読めない奴に
「部落小説」として誤読されないためもあるのかもしれないね
まあ勝手な想像だけどね
763 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 11:28:16
>>760 もちろん「小さなこと」は書いてるよ
「小さなこと」を徹底的に具体的に描写する自然主義の伝統に連なる文章で神話的で「大きな」世界を語ってるわけ
だから自然主義と神話的・構造的世界のハイブリッドだね
764 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/28(金) 12:11:22
すみませんオナニーしてました。
765 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/28(金) 12:15:16
今からシエスタします。
766 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 18:24:04
天皇って奴アホだなw
鈴木雄介に馬鹿にされてる時点で救いようがないw
この初書き込みで品性がうかがえるだろ
単純に、純粋な差別意識でプゲラできる部落描写を探してるだけのクズ
608 名前:天皇 ◆gJQGuDMQlY [] 投稿日:2009/08/24(月) 09:46:31
明治の初期に熊野で徴兵検査をしたら尾がある人間が多数いた、ってのを見たことがあるw
今はそんな人いないの?w
要するにあれか
岬の登場人物に尾が生えてる描写がなかったからギャーギャー騒いでただけか
無知な天皇は
770 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 20:22:29
771 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 22:21:25
また、俺が教えてやらなきゃいかんのか?w
772 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 22:24:11
お願いします。
773 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 22:45:55
じゃ、大急ぎで岬と枯れ木灘ぐらい読まなきゃなw
774 :
吾輩は名無しである:2009/08/28(金) 22:55:01
天皇は恥ずかしくて逃げたか
クズが
中上が、直接に部落と言わず路地と言っていたのは
部落民が部落の事書いたなら部落問題に切り込んだ部落小説だと、
天皇のような読解力ない馬鹿に決めつけられないためもあったのかもね
776 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 00:04:31
>>775 > 中上が、直接に部落と言わず路地と言っていたのは
そもそも、これが不思議だよね。
今日、本屋に行ってひさしぶりに『岬』をちろっと見てきたけど、路地は路地であって、部落に置き換え不可能だよw
これって、わざと意味深にするために中上自身が「路地」=「部落」だって言いふらした、ってことはないの?
777 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 00:11:27
>>763 > 「小さなこと」を徹底的に具体的に描写する自然主義の伝統に連なる文章で神話的で「大きな」世界を語ってるわけ
> だから自然主義と神話的・構造的世界のハイブリッドだね
この神話的だの構造的世界だのって単語もほら吹き中上が言い出した言葉なんじゃないの?w
『岬』のどこが神話的なんだか、『岬』のどこが構造的世界なんだか、教えて欲しいわw
778 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 00:13:21
あと、熊野の尾のある人の話は次スレで論じよう。
>路地は路地であって、部落に置き換え不可能だよw
置き換え不可能も何も、中上は自分の生まれ育った部落を「路地」と読んでたのは事実なんだけどね
「わざと意味深にするため」なの「かもしれない」し、部落問題から逃げるためなの「かもしれない」
ただ、「路地」という言葉を使うことに作品上の必然性があることは上で書いている通り
なので、わざと意味深にするためだという根拠も具体的に示さず「かもしれない」では単なる言いがかりにすぎないね
>>777 岬しか読んでないようだけど、岬→枯木灘→地の果ては父殺しの話でしょう
父殺し、近親相姦、美しい男達の一族、不在の分身(兄)、etc..
言文一致以降の近代文学が生んだ文体は、あくまで現実に生きる凡庸な人間を描くためのものだけど、
中上の場合その文体を使って近代文学以前の「お話」「物語」性と暴力にあふれた神話的世界を描いてるわけ
まあ、あれこれ言う前にもう少し読んでみたら?
ちゃんと「読める」かできるかどうかはわからないけどね
781 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 00:26:49
>>779 だから、『岬』を読んでみろよ。 「路地」を「部落」に置き換えたら日本語として成立しない。
『岬』で使われている「路地」は↓の1か2か3なら意味が通るね。 部落としたら日本語として成立しない。
ろ‐じ【露地・露路・路地】(‥ヂ)
1 (露地)おおうものの何もないむきだしの土地。屋根などのない土地。地面。地上。
2 門内、または庭内の通路。
3 建物の間の狭い通路。特に、切見世などの細い道。
4 茶室に付属する庭のこと。腰掛、石灯籠、飛石、蹲踞(つくばい)などが配され、多くは、露地門によって内露地と外露地とに分けた二重露地になっている。茶庭。露地庭。
5 (露地)仏語。三界の火宅を離れた境をたとえていう語。煩悩を離脱した境界。法華経譬喩品に説く火宅の喩えによる。
最後の一行文が変になってるね
ま、訂正しなくても意味はわかるでしょ
>>781 そりゃ当然「路地」を部落ではなく「道」の意味で使うこともあると思うが
君は、バカなのか?
784 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 00:32:25
>>779 > 置き換え不可能も何も、中上は自分の生まれ育った部落を「路地」と読んでたのは事実なんだけどね
これだって、中上が作家になって小説の売り上げを意識するようになってからなんじゃないの?w
>部落問題に切り込んだ大仕事をやった小説家、ってイメージが世間に流布してるが
まずこれがとんでもない勘違いだね
どっからこんな与太を仕入れたのか
786 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 00:33:54
>>783 じゃあ、『岬』のドコに書いてある路地が部落の意味の路地なのよ?w
教えてくれw
788 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 00:41:49
>>787 ウィキのトップで家族構成の次に、
>被差別部落の出身であり、部落のことを「路地」と表現する。
と、書かれていれば、ほほお〜、この人は部落のことをメインに書いている小説家なんだな、と普通思うだろ。
>>786 またそれか
わざわざ面倒なこと(2ちゃんの粕コテ相手に一々そんなこと調べる奴はいないよね)を要求して
相手がそれにこたえないと「出せないのかww勝ったwww」という気分にひたりたいのかな?
なんで教えなくてはいけないのか良くわからないんだが
中上が部落を路地と呼んだことは君の大好きなウィキペディアにも書いてあるからね
790 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 00:44:55
書くなら、こうだね。
>被差別部落の出身であり、私小説的な小説を書いているが、部落のことは避けて小説を書いている作家だ。
とすべきですな。
>>788 じゃあ「あたかも部落のことをメインに書いているように記述されている」というのは間違いで、天皇が勝手に「思った」だけということだね
これで終わりじゃないのかな?「部落のことをメインに書いた」というのは勘違いだったということで
>>790 上にも書いたけど、「部落出身者は部落問題について書かなければならない」というのは一種の差別だね
尾が生えている連中だから差別しても構わないとでも思っているのかな?
大体それほど当てになるわけでもないウィキペディアの記述を更に誤解して大騒ぎして暴れてるんだからねw
阿呆だというしかない
794 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 00:51:28
つーか、
>被差別部落の出身であり、私小説的な小説を書いているが、部落のことは避けて小説を書いている作家だ。
>しかし宣伝のためか、中上本人は「路地」=「部落」だと意味不明な主張をしている。
と、ウイキに書くべきですな。
795 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 00:55:37
>>793 いや、ウイキばかりでなく、↓のあほうも騙されてるからな。
これは中上にわざとミスリードされた結果じゃないの?
>>701 >中上の小説は、部落出身者が部落を舞台、テーマにして書いた小説
796 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 00:58:03
何を描いたかよりも、個々の作品の出来栄えを問題にすべきではないかね。
それとも評論家たちの「定評」に従っておけば、問題ないということなのかな?
天皇とかいうアホを相手にするのやめないか
意味がないだろ
>>795 ウィキばかりでなく?
ウィキペディアには「部落のことをメインに書いている」なんて書いてないと指摘したばかりなんだけど、頭大丈夫?
「部落的な記述(笑」がないから」なんてのは
>>701が間違っている理由にならないことは説明済み
で、「部落的な記述(笑)」って何なの?尾が生えてる描写とか?w
799 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 01:06:20
天ちゃん
可哀そう…
部落的な描写…何だろうね一体(笑)
舞城王太郎の「山ん中のシミトモナルオ」(だったかな?本当は漢字です)に、
背中にたてがみが生えてる描写が出てくるけど、そうゆうの?
別に部落小説じゃないけどね
中上の登場人物に尾が生えてたりしたら部落小説になるのかな
全く意味がわからないとしか言いようがないね
無知・無教養・恥知らずとしか言いようがない
801 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 01:23:27
つーか、中上の小説には、部落のブの字も出て来ないのに、ウイキばかりか、↓のアホウまで騙されています。
これはいったいどうしたことでしょうか?www
>>701 >中上の小説は、部落出身者が部落を舞台、テーマにして書いた小説
802 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 01:26:40
803 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 01:28:20
>>802 俺が期待したのは、言われ無き差別だよね。 部落問題はそこでしかないと思うから。
804 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 01:30:51
天ちゃん
いろんな人に相手にしてもらってよかったね
805 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/29(土) 01:32:23
ていうか何歳だよ?大学生以上でこの知性だったら笑うわ。
806 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 01:35:44
つーか、俺は、前に部落を期待して『岬』を読んで失望したんだけど、今日、ちょっと読んでみて、近親相姦って観点から見れば面白い小説なのかな、って気もしてきたわ。
ひょっとして彼は近親相姦小説の第一人者なわけ?
807 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 01:50:05
つーか、神話的だの構造的世界だのってオシャレな単語を使うから話しがややこしくなるんで、
中上は近親相姦小説家です、と言えば話がすんなり通るんだよ。
808 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 02:13:04
>>806 >>807 何度も説明されてようやく少しは理解し始めたようだね
近親相姦が出てくるけどリアリズムの世界を描いてるわけではない
部落の現実を赤裸々に告発する小説ではないように、近親相姦の現実をつぶさに描く、というような小説でもないからね
だから、やはり神話的というしかない
まあこれだけ言われて教育されたんだから誤読はしないと思うけど
(誤読の可能性がないのもつまらないけどね)
面白いと思ったなら続けて枯木灘も読んでいくといいんじゃないかな
809 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 02:29:03
また、「神話的」かよw
目をさませよw
そんな言葉は、出版社、または中上本人が宣伝のためだかででっち上げた言葉だろw
「路地」=「部落」と一緒でw
>>808 > 部落の現実を赤裸々に告発する小説ではないように
いや、岬においてはまったくないねw
>近親相姦の現実をつぶさに描く、というような小説でもないからね
岬においてはリアルな近親相姦のラストだったよw
810 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 02:40:37
>>809 神話的というのは自分のなんだけどね
中上が使ってたかどうかは覚えない
>岬においてはリアルな近親相姦のラストだったよw
だから、上でも書いているように、描写や文体は自然主義の伝統を受け継ぐものだからね
ただその描写は伝統的な近代文学のように現実をつぶさに描くためではなく、濃厚な物語の世界を紡ぐために用いられてるわけ
コテで荒らしてストレス発散した上勉強にもなる2ちゃんって素晴らしいよな
811 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 02:41:23
神話的というのは自分の言葉なんだけどね
だね
天皇というコテはカキコの内容からすると、中学生くらいかな?
高校生だったらごめん。
最近の中高生が、どういう経緯で中上を手に取ったのかが気になるな。
中上の凄いところは神話的というよりあっけなさじゃないか
あっけなくエディプス的神話を反復してしまう
それにたいしてむしろ秋幸自信がとまどってしまう
まあ父殺しの前に父は死んでしまうけどな
814 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 03:14:50
>>812 そうだな。中学生か小学5〜6年生だったら面白いな子だな
高校生以上だったらかなり痛い
でも意外と20代半ば以上だったら笑ってしまうな
815 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 03:15:24
する事がなかったから、学校からもらった国語便覧に載ってた作家の作品を片っ端から読んでいた中三の夏休み
816 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 03:22:06
>>813 『地の果て 至上の時』以降はドゥルーズ・ガタリのような世界を書きたかったんじゃないか
ただエディプス的な世界を上手に書き上げるほどには魑魅魍魎の世界はかけなかったと言うところかな
むしろ今生きてたらそういう世界を書けたかもしれないね
817 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 22:31:56
>>天皇
中上の素晴らしいのは絶対的な、肉体労働への賛歌だと思う。
非差別部落のことを題材にしていることは、内から見れば、
その通りと分かるはずだ。
818 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 22:48:36
>>817 上でも書かれてるように、中上は肉体労働自慢してたが実際には数日しか続いてない
そんな奴が「体動かして土と一体化どーたら」書いても信用できるわけない
肉体労働への賛歌なんてハッタリだし、誤読に決まってんじゃん
福田の書いてるような「虚勢」というフィルターを通してみないと誤読する
819 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 23:04:27
>>818 「虚勢」っていうのも中上のテーマの一つだから。
820 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 23:12:09
>>817 > 非差別部落のことを題材にしていることは、内から見れば、その通りと分かるはずだ。
じゃあ、岬のどういう点が部落的なのか教えてよw
でも、答えられないよなw
岬には部落固有のことはなぜか1つも書かれてないからw
821 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 23:14:10
無い袖は振れないってヤツだよなw
822 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/29(土) 23:14:23
そういう小説なら中上健次じゃない小説で探せよアホ。
中上健次の小説は芸術なんだよ。
823 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 23:17:34
>>819 >「虚勢」っていうのも中上のテーマの一つだから。
kwsk
824 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 23:18:58
天ちゃん
もう面白くないからスルーな
825 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 23:20:30
>>823 普通の人は怖くて「偽物」とは言えないでしょ。蓮實重彦以外。
826 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 23:36:42
マジックリアリズム的な作家にしては文体に遊びがないということか
だがそこがいいよね
827 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 23:37:02
>>825 よくわからないが、なんでそれが、中上が虚勢をテーマにしたことになるの?
828 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/29(土) 23:53:09
>>818 > 上でも書かれてるように、中上は肉体労働自慢してたが実際には数日しか続いてない
これは本当だとしても、彼の親は土方の親玉みたいなもんなんだから、肉体労働の現場、土方そのものを熟知してるんだろ。
> 肉体労働への賛歌なんてハッタリだし、誤読に決まってんじゃん
岬を読んだ限りでは、「肉体労働への賛歌」と言っていい小説だと思う。
部落なんたらはウソだけどね。
> 福田の書いてるような「虚勢」というフィルターを通してみないと誤読する
虚勢というより、中上健次は単に上昇志向の強い男だった、って認識じゃダメなの?
829 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:02:29
天ちゃん
夏休みの宿題終わった?
ちゃんと宿題終えてからパソコン触ろうねー
830 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:03:09
>>828 土方の元締の子供として肉体労働の現場を知識として知ってるのと、実際に現場で汗水流して働くのは別
中上の書く肉体労働賛歌は、鋤?だかなんだかを振るって汗水流して土と一体化、精魂尽き果てるがその疲れは心地良いものだ…みたいな具合だからね
土方すぐやめた奴がどの口で…という話だね
虚勢については、まあ福田の文章読んでくれとしか
831 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/30(日) 00:06:35
>>830 じゃあ、あなたが考える、正しい肉体労働小説は何なのよ?
福田は自分が虚勢だからじゃないの。
833 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/30(日) 00:09:29
蟹光線か?
834 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:12:19
福田どうのこうのって言うのもなんか痛いな
中上に妙に入れ込んだ時期があってその反動が大きかったからじゃないの?
中上はくだらない作家ではないが、かといって優れた作家でもない。
読んでそんなに退屈させない物語を書いただけの作家。
中上が書いていた時期はもう文学にリアリティーがある時代じゃなかったよ。
中上が一番憧れて、また羨ましく思っていたのは第一次戦後派の作家たちじゃないかな
835 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:18:14
>中上の書く肉体労働賛歌は、鋤?だかなんだかを振るって汗水流して土と一体化、精魂尽き果てるがその疲れは心地良いものだ…みたいな具合
まあなんというか、綺麗事だよね。ある意味偽善的な
だから、上で天皇が出来のいい青春小説なだけ、みたいなこと書いてたけど、うなずけるところはある
中上というと、泥臭くて猛々しく荒々しい、という「ますらおぶり」な印象もあるかもしれないけど
(単純に肉体労働賛歌だ、と信じちゃうような)
精密に読めばひ弱だったり女々しかったりするんじゃないかな
まあ、精密に読まなくてもそうか
836 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:19:33
土方をやったことないから土方を描いちゃいけないとか、インチキだとか、本気かよ?
たとえば漱石はまともな恋愛したことないのに「それから」を書いたじゃないか。
まあ中上自体、一部の評論家が過大評価しすぎたんで、その反動で色々文句つけたくなるのは分かるが。
837 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:22:23
>福田は自分が虚勢だからじゃないの。
というか、福田は自分の元ネタである日本浪漫派的な構図に収めようとしてるからね
惨めさや哀れさの中にひとひらの救いを見いだす…というようなね
838 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:25:14
>土方をやったことないから土方を描いちゃいけない
誰もんなこと言ってないだろ
バカかお前はw
肉体労働やってマトモに続かなかった奴が「汗水流して働くのって素晴らしい」
こんなこと書いてるならどう見てもインチキだよ
839 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:29:55
>まあ中上自体、一部の評論家が過大評価しすぎたんで、その反動で色々文句つけたくなる
細部に苦言を呈したからと言って別に作家や作品を否定しているわけではない、という最低レベルのこともわからないんかな
ジャニーズとかのキチガイファンと同じ発想だね
すぐれた作家とはいえ神ではないんだから、アホなことを書くこともあるのは当たり前
アホなところはアホだと認識した上で、優れた部分を評価するのが「読む」ということなのです
840 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:30:17
>肉体労働やってマトモに続かなかった奴が「汗水流して働くのって素晴らしい」
こんなこと書いてるならどう見てもインチキだよ
ほう。じゃあ、失恋しかしたことない男が、恋愛賛美の小説書いたらインチキかと?
>>838 > 肉体労働やってマトモに続かなかった奴が「汗水流して働くのって素晴らしい」
> こんなこと書いてるならどう見てもインチキだよ
バカはおまえだろ。別に土方が続かなかった人間が憧れや想いを込めて『肉体労働が素晴らしい』と書いて何が悪いんだよ、アホか。
842 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:34:51
>すぐれた作家とはいえ神ではないんだから、アホなことを書くこともあるのは当たり前
>アホなところはアホだと認識した上で、優れた部分を評価するのが「読む」ということなのです
笑っちまうな。なぜ中上の肉体労働の描写が「アホなこと」って断言できるんだい?
お前の中に「体験してないことを書いたらインチキ」っていう、先入観があるだけだろ?
それと俺は、中上ファンでもなんでもないよ。
843 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:35:23
>バカはおまえだろ。別に土方が続かなかった人間が憧れや想いを込めて『肉体労働が素晴らしい』と書いて何が悪いんだよ、アホか。
だからそれは「肉体労働の現実」ではなくて「憧れ」でしょう?
「俺は肉体労働やってきた」とデカいこと言ってる奴が書いてるのが「憧れ」だった、なんてインチキでしかないでしょう
やれやれ
ちょっと待て!
『肉体労働をやってきた』がデカい事か?
何を言ってんだ?
845 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:40:01
連投規制に引っかかってしまうね
>>840 恋愛なんてものは「現実」より「憧れ」が大きな部分を占めたりするものだからね
だから例として持ち出すのは妥当ではないね
846 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:42:16
>だからそれは「肉体労働の現実」ではなくて「憧れ」でしょう?
なるほど。
あなたは「想像力」というものを全否定して文学を語りたいわけね。
847 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:43:55
>「体験してないことを書いたらインチキ」
誰がこんなこと書いてるんだかw
中上が、実際には肉体労働をやっても続かなかったのに「素晴らしい」なんて書いている
だからインチキだ、と言ってるんだけどね
848 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:50:10
>恋愛なんてものは「現実」より「憧れ」が大きな部分を占めたりするものだからね
だから例として持ち出すのは妥当ではないね
肉体労働に憧れている人間がいたっておかしくないだろう。
その憧れを、想像力を介して作品化することの、一体どこがまずいのかね。
849 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 00:51:22
>>844 あのー…
中上さんは、何も土方連中相手に肉体労働について日常会話をしているわけではなく、
肉体労働なんかしたこともないであろうひ弱な文学者相手に「俺は肉体労働してきた。お前らとは違う」と言ってるわけなんですよ
理解できますかね?
根本的に認識が間違ってるよ。
中上が土方にのめり込まなかったのは小説を書くためだよ。同人誌仲間の勝目に小説を書きながら出来る仕事は何かと相談して、選んだ仕事が空港のフォーク運転手だよ、その仕事で女房子供を食わしてたんだぜ。
立派な肉体労働者じゃねえか、違うか?
851 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/30(日) 00:58:22
つーか、子供の頃から土方の世界に慣れ親しんできたから岬が書けたんで、
たった4日間の土方生活だけで岬が書けたとするなら中上先生は天才なんじゃないの?w
852 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 01:00:43
>>846 >>848 実際には肉体労働者であることができなかった人間が書いた「憧れ」でしかないものを、
「肉体労働賛歌」と喜んでいる人がいたので、それは憧れでしかないと指摘しているだけなんだけどね
もちろん、想像力はどんどん使えばいい
ただ、できもしなかったくせに「汗水流して働くのは素晴らしい」なんてのは出来の良い想像とは言えないし、
虚勢と片付けられても仕方ないけどね
853 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 01:02:15
肉体労働の描写云々で中上作品を語られたら中上がかわいそうだなぁ
肉体労働の描写は中上の文章の中ではかなりイタい部分だろ
いちばん最低の抽象化の表現だと思う
回顧の情などをを抽象化して書いているときはまぁまぁいいが、
実際の動きや感情を描写して書いているときはとても青臭い
854 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 01:02:59
>>850 フォーク?フォークリフトってことなのかな?
肉体労働とは言えないような…少なくとも中上の作品に出てくる土方とは比べ物にならないような
855 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 01:03:13
>>851 お前はなんで岬の話ばかりすんだよ。
『枯木灘』『地の果て至上の時』はどうしたんだよ、三部作だぞ。
856 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 01:06:24
>>851 うん
土方連中や現場の様子はそうだね
そこはもちろん認めるよ
ただそれはあくまで外側、「使う側」から見たものであって、
使われる側からしたら、上であーだこうだ指図する側による「肉体労働賛歌」なんて贋物ではないかな
857 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 01:06:48
>肉体労働の描写は中上の文章の中ではかなりイタい部分だろ
>いちばん最低の抽象化の表現だと思う
これは同感。
一応、「想像力」ということで擁護しといたが、お世辞にも上質のものとは言いがたい。
858 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 01:10:13
>>853 同感だね
上でも「綺麗事」と書いたけど、確かに青臭く、想像力で書いているなというのが見えてしまう感じだね
859 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/30(日) 01:12:36
>>855 『岬』 でもういいや、ってなんたんだよw
あとは、君にまかせたw
861 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 01:17:24
>>859 『枯木灘』も読めよ!
延々と続く土方の描写を堪能しろよ!
うんざりするから!
862 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/30(日) 01:20:24
そうなんだwww
地の果て至上の時が一番うんざりするけどな
864 :
853:2009/08/30(日) 01:24:58
何でこんなことを書いたかと言うとジュネの『ブレストの乱暴者』を思い出したからよ
主人公が泥棒仲間を裏切り殺害した時の情景描写を思い出したからさ
ジュネなんかでも日常動作には過剰な意味付けや形容はしていない
やっぱり非日常の場面でしかそういう表現はしていない(殺人、裏切り、性行為など)
60年代後半にはジュネの小説の翻訳が出ていて、中上はこれを読んでいるわけだから
意識していたんだろうな
865 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/30(日) 01:25:37
じゃあ、中上的には
『岬』がそこそこよく出来たから、じゃあ、土方を俺のライフワークにしよう、と、欲をかいて『枯木灘』『地の果て至上の時』を書いたから、うんざりする描写が続くわけだw
866 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 02:12:40
小林秀雄が、「枯木灘」のあまりの読みづらさにキレて、「あんた、なめとんのかい?」
と中上に言ったって話、聞いたことがあるんだけど、本当なの?
867 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 02:40:10
>>866 そんな話聞いたことないな
>>864 ジュネと中上って、ドビュッシーと坂本龍一の関係に似ているな
後者が前者を好きで多大な影響を受けていると公言しているんだけど
前者をただ薄っぺらにして読み易く聴き易くして迫力も感動もないものを
作っただけのようにしか感じない
ジュネとかドビュッシーの作品に接するとセックスしたくなるけど
中上や坂本なんかのは暇つぶしのヒーリングにしかならないな
まあ 暇つぶしでもヒーリングなんかにゃ興味ないけど
ばかみたいw
いや、はっきりとバカ
>>867 同感。
中上と坂本ってほんとに薄っぺらいよな。
坂本好きのヤツは中上好きのやつが多いしな。
中上好きのやつに坂本好きが多いかは分からんが。
最低なのは中上、坂本に加えて三島由紀夫や谷崎、川端が好きなヤツ。
>>868 >>869 おまえらもそのクチかw
871 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/30(日) 04:39:56
>>866 俺小林のファンだけど、読みづらいのはむしろ小林だろw
で、小林が言うには、読みづらい方が読者がじっくり読んでくれるからいいんだ、風のことを言ってるよw
最近はもう現実の方が文学的想像力というやつを遥かに超えてしまっているから
文学に興味も可能性も感じね〜や
中上健次なかも80年代に良質と言われたのはこんなものでしたぐらいで
日本文学史のネタになるくらいのものじゃないか
873 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 08:02:31
>>820 見る者が見れば分かるであろう
というのは小林の主義でもあったが。
874 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2009/08/30(日) 08:16:37
いいよ良質なじゃなくても
875 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/30(日) 11:57:52
>>873 > 見る者が見れば分かるであろう
そんなことを小林はいわないよ、たこ。
そんなことを言うのはお前とオーラの泉の江原だけだ、ばか。
876 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 14:07:37
>>875 済まん間違えた。
正しくは
見るもんが見たら分かりまんがな
だw
同人誌の会合(飲み会含)ってこんな感じなのかな・・・
例えば、近親相姦というテーマは部落の結婚問題を知る人間には切実な問題だと解るのだが、そうでない人にも切実なものとなる
ように普遍的に
(というよりも直接的に?)中上は描いている。
ただし、今だにフランスなど西欧の中上理解は三島のラインだから誤解されている部分が多いし、それは
相変わらず日本そのものへの誤解でもあるのだ。
そしてその誤解が国内で再生産されているのが問題だ。
>>866 それは、「同時代ゲーム」を献本された小林秀雄が、返礼の葉書で
「こんな文章で人が読むと思っているのかね、暢気だね」という意味のことを
書いて寄越した、っていう逸話じゃないかな。大江自身がどこかで書いていたと思う。
>>875 「見えるものには見えるであろう」だね。俺の記憶では。文脈的には「見える者=分かる者」が
偉いとか、そういうニュアンスじゃなかった。どっちかというと、鰯の頭も信心から、みたいな
ニーチェ的なニヒリスティックな意味合いだったと思う。
「枯木灘」はリーダブルだと思うけど。「地の果て至上の時」は確かに読みづらいけど、
密度が濃いから、読んで損はしないでしょ。一番好きなのは「千年の愉楽」だけどね。
オリュウノオバの語りを時々すごく読みたくなる。一体何冊文庫を買ったことやら。orz
>>878 誤解を晴らす事が目的だとしたら
我々は誤解してないんだろうか
正しい理解とはなにか
それもやはり主観ではないか?
中上健次は読者に誤解を、誤読を誘ってはいなかったか?
881 :
吾輩は名無しである:2009/10/18(日) 23:23:54
ああ
二ちゃんだから下世話な話もしようよ。
中上健次は本当に強かったのか?
相撲取りや格闘家と喧嘩したことあるの?
立松和平のが強い
884 :
吾輩は名無しである:2009/10/22(木) 17:48:33
中上文庫少なすぎだろ
885 :
吾輩は名無しである:2009/10/22(木) 18:05:23
あの頃は作家の立場が強かったから編集者や取り巻き達が負けてやってただけ
886 :
吾輩は名無しである:2009/10/22(木) 19:50:48
文庫少ないよねえ
しかし新潮は死んだら容赦ないな
文昭はわしが育てた
色んな書店を探して回ったけど、「地の果て」の在庫がないね。
「岬」「枯木灘」と読んで、すごく「地の果て」を読みたいのに......
ネットやってんのに
足使って書店回るんかいな
ベストセラーとか漫画の新刊ならわかるけど
>>888 って、検索してみたらamazonでも取り扱いできなくなってるな
オークションが嫌なら、「ブックオフオンライン」で検索してみたら幸せになれるかもよ
>>890 >ネットやってんのに
>足使って書店回るんかいな
はい、本屋が好きなんですよ。
ブックオフって中古オンリーですよね?
中古本は買わないんで新品を探してます。
絶版なんだよな
小学館から出てるのなら買えるよね。
894 :
吾輩は名無しである:2009/12/12(土) 17:21:25
文庫本、結構品切れ絶版増えてるね
895 :
吾輩は名無しである:2009/12/12(土) 17:24:31
地の果ては東京の大型書店なら
新潮版でもそこそこ見かけるぞ
896 :
吾輩は名無しである:2009/12/16(水) 23:54:47
中上の小説は冬に読みたくないなぁ
真夏が似合う
黄金比の朝や灰色のコカコーラは冬だと思うが
898 :
ザ・スミス:2009/12/17(木) 03:14:09
どの季節に読んでもいいじゃんw
芙蓉のむせかえるような匂いとかしたたる汗とか
夏の雰囲気が似合う作品は多いけど
899 :
吾輩は名無しである:2009/12/17(木) 22:48:41
>そういえば数年前、島尾敏雄が「自分は作家などと思っていない、ただ苦しまぎれに書いているだけだ」と
>酔ってからんだ中上健次に「お前、あれぐらいの作品で、自分を作家だと思っているのか」と鋭く批判したことを思い出す。
これってどういうこと?まず文の意味自体がわかりづらいし、誰か詳細知ってないか
島尾敏雄の日の移ろいってのが枯木灘の谷崎賞を阻んだってのは調べたら出てきたが
900 :
吾輩は名無しである:2009/12/17(木) 23:37:56
いつなんだろうその話
谷崎賞を貰えないのは、○谷才一に差別されているからだと
思っていたんだろ?
902 :
吾輩は名無しである:2009/12/23(水) 17:07:39
まぁ丸谷が中上を嫌ってたのはたしかだろうね、悪文を嫌う人だから。
でも丸谷が嫌ってるってだけが受賞できなかった理由じゃない。
町田康の告白を丸谷は批判してたけど結局受賞したし。
やっぱり中上の作品は一つの独立した作品として見たら弱いよ。
それがフォークナーとの大きな差。
903 :
ザ・スミス:2009/12/24(木) 00:06:09
つーか谷崎賞はキャリアがいるだろうよ
904 :
吾輩は名無しである:2009/12/24(木) 00:10:58
谷崎賞は割と近代文学(らしきもの)より現代文学の方を高く評価する気がする。
905 :
ザ・スミス:2009/12/24(木) 02:56:41
谷崎賞の過去の受賞作品見ればわかるよ
2010年1月の課題。中上健次とユーモアについて。レポート提出のこと。
907 :
吾輩は名無しである:2010/01/17(日) 12:53:01
それにしても早死にだよねぇ
909 :
吾輩は名無しである:2010/02/18(木) 00:28:01
中上健次は何から読むべきでしょうか?
910 :
吾輩は名無しである:2010/02/18(木) 01:18:38
根気があるなら全集の初期小説集から年代順に読んでくと文体の変化に驚くと思う
>>909 近代的時制や主体性(例えば英文を想起すれば良い)を排して
主体や物語を構築したところ。
これしか見るべき点はない(ちょっと言い過ぎかな)。
909程度の日本語読めない奴が言うことじゃねーなw
914 :
吾輩は名無しである:2010/02/21(日) 21:53:02
>>914 ( _,, -''" ', __.__ ____
ハ ( l ',____,、 (:::} l l l ,} / \
ハ ( .', ト───‐' l::l ̄ ̄l l │
ハ ( .', | l::|二二l | ハ こ .|
( /ィ h , '´ ̄ ̄ ̄`ヽ | ハ や │
⌒⌒⌒ヽ(⌒ヽ/ ', l.l ,' r──―‐tl. | ハ つ │
 ̄ ', fllJ. { r' ー-、ノ ,r‐l | ! め │
ヾ ル'ノ |ll ,-l l ´~~ ‐ l~`ト,. l |
〉vw'レハノ l.lll ヽl l ', ,_ ! ,'ノ ヽ ____/
l_,,, =====、_ !'lll .ハ. l r'"__゙,,`l| )ノ
_,,ノ※※※※※`ー,,, / lヽノ ´'ー'´ハ
-‐'"´ ヽ※※※※※_,, -''"`''ー-、 _,へ,_', ヽ,,二,,/ .l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `''ー-、 l ト、へ
俺ね、ユーザロックは中上健次の生まれ変わりだと思ってるの。
読んでみたよ、中上健次を。結果はさんたる有り様だ。
503 :記憶喪失した男:2010/02/21(日) 21:23:10 ID:VW3GOtLO
「枯木灘」 中上健次
135位/165作品、日本語小説
登場人物が多くてわけわからん。読むのに非常に苦労した。
物語の見せ場も、ただ殺人しただけだし。凡百の推理小説となんらかわらない。
こんなのが文学の代表作というなら、文学などおわっとる。
918 :
吾輩は名無しである:2010/02/28(日) 20:00:03
>>917 よし、次は「岬」を読んでみてくれ
その感想の後で、レスしようじゃないか、ブラザー
919 :
ザ・スミス:2010/02/28(日) 21:07:40
>>917 日本語小説で165作品も読んだのか!? すげーな。
ちなみに1位/165作品は何?
いま『千年の愉楽』読んでる。すごく好み。
わっぺいさん、あの世でまたいじられてるのかな。
「いや〜中上さん、お久しぶ」
「立松。おまえな・・」
923 :
ザ・スミス:2010/03/03(水) 21:46:36
>>921 SFと忍法が好きなん? レムと山田風太郎がやけに目立ってたな。
924 :
吾輩は名無しである:2010/03/03(水) 22:24:08
こんな感想する奴が
364 記憶喪失した男 sage 2009/08/03(月) 05:26:32 ID:w9N/dJ2H
「若きウェルテルの悩み」ゲーテ 46位/94作品 翻訳SF以外
文章は抜群にうまい。全小説で五指に入る。ただ、物語に劇的性を書いた。
そのため、順位を落とした。文学好きは必読。
503 記憶喪失した男 sage 2010/02/21(日) 21:23:10 ID:VW3GOtLO
「枯木灘」 中上健次
135位/165作品、日本語小説
登場人物が多くてわけわからん。読むのに非常に苦労した。
物語の見せ場も、ただ殺人しただけだし。凡百の推理小説となんらかわらない。
こんなのが文学の代表作というなら、文学などおわっとる。
925 :
ザ・スミス:2010/03/03(水) 22:27:24
>>924 まあまあ(笑 そういう人が一人ぐらいいたっていいじゃん。
>>924 だったら、おまえが「若きウェルテムの悩み」と「枯木灘」の感想書いてみろ。
>>923 SFとファンタジーが好きなんだよ。
忍法=ファンタジーという解釈。
929 :
吾輩は名無しである:2010/03/04(木) 18:29:53
>>921 スレで不感症って言われててワロタ
言い得て妙だな
その上、感じない原因は相手がセックス下手だから、と言っちゃう不遜さ
つーか、おとなしくエンタメだけ読んでろよな
>>930 悔しかったら、枯木灘のよさを解説してくれ。
932 :
吾輩は名無しである:2010/03/05(金) 16:45:54
記憶喪失した男さん、「岬」も読んでみて!
933 :
吾輩は名無しである:2010/03/05(金) 16:49:50
それが解説できたら本出してるわ。アホか
小学生が得意になるなよ
>>932 岬は読まないだろうなあ。枯木灘で中上健次はみきった。
>>933 バカじゃねえの? 解説ぐらい2ちゃんでいくらでもできるだろうが。
このチキンが。
ちゃんと読めた上で批判するのと適当に読んでつまらんって言うのとじゃ全く違うからなぁ
既読者と話す機会があってもこいつは何も内容を語れないだろ
>>935 語れるぞ。
なんでもいいから、枯木灘の話題をふってくれ。
937 :
吾輩は名無しである:2010/03/06(土) 09:18:24
中上は一貫して熊野を舞台にした小説を書いたけど、吉野熊野と併称される
割に、吉野と比べて熊野は近代以降は文学史的にはるかに影が薄いんだよな。
無論、いわゆる「吉野もの」は南朝方への幾分の同情を持って書かれたもの
が多い。それに対して、中上の一連の熊野物語が北朝方への共感を隠喩とし
て持っている可能性は否定できないし、中上はやはり日本文学の保守本流に
属していたとも言えるんだよな。むしろ彼のデビュ−自体が保守本流への積
極的な媚びであったと。
みきったとか言っても何もわかってねえじゃんかよw
>>937 枯木灘をどう読んだら、南北朝問題にたどりつくのさwww
深読みでなくて、ひもが切れて飛んでちゃったような解説じゃないかwww
940 :
吾輩は名無しである:2010/03/06(土) 21:54:44
枯木灘だけ語るぜ。
枯木灘しか読んでないからな。
ちなみに、南北朝の対立はどの作品で語られるんだ?
942 :
吾輩は名無しである:2010/03/06(土) 22:35:16
>>941 お前は枯木灘だけ語ってれば良い。
「ちなみに、南北朝の対立はどの作品で語られるんだ? 」は
枯れ木灘で中上を見切ったお前が口にしてはいかん。
>>942 ずいぶんと閉鎖的なのね。
そうやって、語られるだけで実在しない作品の話をするのはやめろよ。
944 :
吾輩は名無しである:2010/03/06(土) 22:47:17
945 :
吾輩は名無しである:2010/03/06(土) 22:50:21
甘えるな。
と書いたはずなんだが。
946 :
ザ・スミス(関西):2010/03/06(土) 23:11:58
おまえらなあ、記憶喪失男を相手にしとるんかいな?
俺は最初から記憶喪失男を見切ってるからやさしくしてあげてたんやで。
記憶喪失は趣味が悪いんだよ。
948 :
吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 00:04:24
>>943 937がまるっきり嘘と言うのではないが、俺の適当な想像が大方だなw
だが、近代以降の文学者が南北朝の対立構図をかなり意識してきた
ことはあるんじゃないか?
ま、これについては後はノーコメントだ。
949 :
ザ・スミス(仏蘭西):2010/03/07(日) 00:15:56
中上が路地という空間を特殊な神話的(脱神話的)空間にしたのは
たぶん大江の四国の森を意識したんじゃないかと思うな。
950 :
吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 00:51:58
>>949 和歌山の熊野の海岸地帯の路地のモデルとしては、大江の出身地である
愛媛の内子あたりの森の要素が含まれているということか?
四国では山分という言い方があって、四国山地は4県にまたがっていて、
山分、つまり山岳部の生活風俗は4県とも似通っていると言われている
が。
四国の山の中の路地みたいなところと言えば、四国を知らない人は宮本
常一の「土佐源氏」みたいなところを思い浮かべるしかないだろうが。
うわ、頭悪。
952 :
吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 01:13:40
中上が宮本の「土佐源氏」から路地のイメージを借りてきたとすれば、
ある座談会で宮本が「中上健次は部落の構造を全く分かっていない」と
切り捨てたのも、分かる気もする。つまり、「」俺の創作である『土
佐源氏』を真に受けおった馬鹿者めが、というところだったのかも。
やはり、真意は分からんが。
同じ文学でも、綿矢りさの「インストール」は傑作だと思ったよ。
「蹴りたい背中」は超駄作だけど。
「枯木灘」も駄作の部類だね。あんまり面白くないよ。
はいはい、わかったから。もう逝っていいよ。
誰も「枯木灘」の良さを説明で気ないって、文学板は何のためにあるのかな?
それじゃあね。
956 :
吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 15:18:38
福田和也のツイート(
http://twitter.com/TONKATUOOJI)
「中上健次って、読みつがれていくのかしら。『地の果て、至上の時』以降は、
全部ダメだと思うのだけど。『地の果て』って、小説家の自己模倣がどうやっ
てその意識と手腕を腐敗させていくか、という事についての、症例としては、
はなはだ興味深いけれどね。」
「ピークは、『岬』だろうね。ぎりぎり『枯木灘』を是とするかどうか。とはい
え、ピークで芥川賞を取ったんだから、偉いといえば、偉い。たいしたもんだ。」
「中上の『地の果て』とかは、だいぶ盛大に西村伊作の著作から、エピソードを
パクッているようだ。」
957 :
ザ・スミス:2010/03/07(日) 15:34:00
>>955 記憶喪失男のためにあるのでないことは確かだろう。
教えてもらうにも最低限度のスキルはいるってもんだよ。
>>956 さて、福田和也か。
おれは断然『岬』じゃなく『枯木灘』だな。
『地の果て至上の時』の小説としての出来不出来を言うのは微妙だけど、
それらを個々の作品として眺めるレベルと
一連のサーガとして捉えるレベルの二重性の視点がなければ
批評家としては駄目だと思うな。
サーガとして捉えた場合に、そこに見出すべきなのは自己模倣などではなく、
自分で作り上げつつあった神話世界を自分で壊していくという
自己脱構築(?笑)ともいうべき挑戦的姿勢と無謀さ、これじゃねーか。
958 :
吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 16:44:43
やっぱ千年の愉楽はあまり評価されてないのかな?
ただのマルケス模倣って
>>957 そこの所は柄谷が腐る程言及しているから誰も言わない。
福田はこれで良いと思う
960 :
吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 18:23:48
> 一連のサーガとして捉えるレベルの二重性の視点がなければ
> 批評家としては駄目だと思うな。
これは一般読者にしても最低限のレベル
この点で批評家にダメ出しできる頭の悪さに感心する
> 自己脱構築(?笑)ともいうべき挑戦的姿勢と無謀さ、これじゃねーか。
脱構築すら理解できていないことがよく分る表現
>>958 阿呆
評価されてるんだよ。
つかマルケス模倣とか言わない。フォークナーの兄弟弟子っつー認識だボケカス
963 :
吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 20:27:33
「路地」は近親相姦をくり返して表向きはともかく、実際には混乱を
きわめる家筋や血統の隠喩でもある訳だろう。
そうとすれば、時間を空間で喩えてることになって中上の工夫というか、
特異な感覚がうかがわれるんだよな。
脱構築というなら、気付いた途端に一瞬で見抜けるようなものでなければ
意味がないのでは?
ああだこうだ説明するのはへ理屈に過ぎんと思う。
登場人物達は好んで近親相姦をやってる訳じゃない。だが、不可避なとこ
ろもある。そこで主人公や相手は苦悩する。近親相姦は即、血統的には袋
小路に帰着する。その中で現実と向き合うことはもつれた糸をほぐす行為
に似ている。こういうのを脱構築というなら分かるがw
反構成的というのなら、すぐにも納得できるが。ぷっつんぷっつんした文体
で既に「路地」を象徴してる訳だから。典型的には石川淳のような一筆書き
のような文章の対極にある訳だ。中上の描きたかったのは一筆書きが不可能
な世界だろう。
ところで、中上の作品がオイディプスと逆の構造になってる部分とか見ると、
デビュー前の若い時にラカンとか読んでたのかね?
柄谷あたりから話を聞いてたということは十分過ぎるくらい可能性ある話だ
が。
さいごに正直言えば、俺は中上の作品はどれも似たようなもんにしか見えな
いんだw
nina cornyetzが最近も中上健次論を書いてるけど、彼女が今、いちばん熱心
なんじゃないかな?
964 :
ザ・スミス:2010/03/07(日) 20:56:39
>>959 あー、それでいいのかもな。
>>960 毎度おなじみご苦労さん。
>>962 フォークナーは柄谷が中上に読むように勧めたらしいね。
それはどこかで読んだけど忘れた。
中上論で読んだことがあるのは四方田のやつだけだ。
965 :
ザ・スミス:2010/03/07(日) 21:07:35
>>963 神話的な物語の世界の崩れは後期の中上は見やすいよ。
「オイディプスと逆の構造」というよりも、
オイディプス神話をなぞりつつも、
最後はコンプレックスの対象が自滅してしまって、
不可能になってしまうわけで、
それと物語に入る亀裂とが平行してるって感じじゃあるまいか。
神話と物語がセットになってる。
中上の作品はどれも似たようなもんといえばそうなんだが、
『岬』『枯木灘』『地の果て至上の時』の3作を読むと、
異なる次元の風景が見えてくるのは事実だよ。
作者の手の動きが視界に入ってくるというか。
「Perversion and Modern Japan」読んだん?
やいやい。
南北朝の次は、オイディプスかい。
枯木灘のどこにオイディプス的な要素があるんだ?
主人公が殺したのは、ただの赤の他人だよ。
>>965 父殺しのプレテクストはどちらにしても牽制でしかない。
母性社会の路地を中上は断言してたから。
968 :
吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 22:04:16
名無しと固定の使いわけ、ご苦労なことで(笑)
ブックオフで岬の単行本105円で買えました。
やったー
970 :
吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 22:43:31
>>965 >>965 >>最後はコンプレックスの対象が自滅してしまって、
不可能になってしまうわけで、
それと物語に入る亀裂とが平行
なるほど。
>>「Perversion and Modern Japan」
読んでない。google booksにもないようだ。
このスレには読んでる人もいると思うがね。
nina cornyetzの論文の題名は
Topology in Nakagami Kenji's "Kishu"
というのだから、いやでも興味をそそられる
じゃないか?
>>968 あのさ
お前みたいに誰もが浅学だと思ってる奴は邪魔だから黙っててね。
972 :
吾輩は名無しである:2010/03/10(水) 13:11:14
kjの悪口言ったら熊野の神さん怒ってくる。
973 :
吾輩は名無しである:2010/03/11(木) 09:06:03
生きてたら在日外国人参政権を推進する文学者の会の
代表発起人になってたよね柄谷と一緒に
974 :
吾輩は名無しである:2010/03/11(木) 09:31:03
17歳の地図読んでこの作者が新聞配達や
所謂下積み労働の経験がないのはすぐにわかった
jdmmdj,
17歳の地図は尾崎豊だよ
ニーナ・コルニエッツの名前を英語で書いてるのって何か意味あるの?
本人は、ノーベル賞が見えてきた、
と思っていたようだが、対象作品は『千年の愉楽』かね。
いや、ノーベル賞なんて意識してなかった
漫画進出が思うようにいかず、そのまま昇天
中上の不幸は、良質な否定的批評家を持たなかったことだろうな。
柄谷、蓮實、浅田、スガ、渡部のいずれもが、
中上に関しては、提灯記事ばかり書いていた。
吉本は、『地の果て』以降の中上に批判的だったが、
彼はもともとテクストを読める人ではないので論外
として、江藤は『千年』までは褒めていたが、
その後は批判せず、単に無視した。
福田が中上を「満腹ガキ」と呼んだのは
中上の死後だ。
982 :
吾輩は名無しである:2010/03/27(土) 17:36:04
983 :
吾輩は名無しである:2010/03/27(土) 20:15:45
鳳仙花と千年の愉楽を読んだ。
中上健次の書く男はさりげない優しさや女を寄せ付ける悪さや色気が出ていると思う。
女の場合、鳳仙花のフサは作中の男達に美人だと言われているが
本人の振る舞いにそれほど美人を感じさせるところがなく
男関係でのやり取りや淡々とした日常生活の描写がある割にどんな性格の女か
はっきり掴めんかった。
気が強いようでいてそうでもないし流されやすいのか芯が強いのかも
中途半端。
中上健次を読み始めたばかりでこれから岬、枯木灘と読んでみるから
そっちでのフサの描写に期待
984 :
吾輩は名無しである:2010/03/27(土) 21:17:01
まあ中上の小説ではどっちかってえと女より男の方が魅力的に書かれてるな
中上健次は女より男を書くのが圧倒的に上手いな。
中上の書く男の汗臭さがいい
秋幸シリーズの男だと粗暴で他に女もいる龍造と違い、勝一郎は若いのに特に浮気もせず
フサや子供一筋で文句なしのいい男だと思うんだが龍造の方が強烈な存在感があるw
987 :
ザ・スミス(今春卒業):2010/03/27(土) 21:56:23
おーよ
女のほうが日常的で男のほうが非日常的に書かれてるからじゃないか?
つまり、実は女を書くほうがうまい。
鳳仙花とか読むとディティールを拾うの巧いよね