ミステリー、ハードボイルド、ノワール in 文学板
1 :
1:
最高傑作はなんですか?
2 :
吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 01:55:52
「眠りなき狙撃者」マンシェット
「羊をめぐる冒険」
「黒死館殺人事件」
5 :
吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 08:41:28
ノワールとかあれ文学でも何でもないから
>>5 いまどきこんなこという人ってまだいるんだね。
7 :
吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 08:49:56
個人的には
ハメット>>>>越えられない壁>>>>チャンドラー
ジム・トンプソン好き
9 :
吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 08:55:57
へミングウエイは?
こんな感じで、純文学からも評価が高いSF作品のスレもほしいな
11 :
吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 09:07:59
グリーンの「ブライトン・ロック」はノワール加減と純文学加減の
バランスが絶妙の傑作です。
13 :
吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 19:58:54
この作品を絶賛している日本の作家は好きではないが、「長いお別れ」はチャンドラーの
最高作だろう。
R・アルトマンが監督した「ロング・グットバイ」も外人のDJ野朗がこき
降ろしていたが、面白かった。
F・マーロウはボガードじゃないは定説だが、R・ミッチャムもチョイ外れ。
実は「ロング〜」のエリオット・グールドが当たり役なのです。
これで少しは盛り上がるか?それとも話題がお父さん向け過ぎたか?
14 :
吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 20:10:33
>>13 同意。
ミッチャムもボガードもあまりにもダンディー過ぎて、ドロップアウトした
インテリのやさぐれた感じというか、現代的なトッポサがなさ杉だわな。
グールドのあれは実に良かった。もはや小説とは別物だけどね。
余談だが、松田優作の「探偵物語」は絶対あの作品から頂いてると思うw
ところでチャンドラーだったら「プレイバック」こそが素晴らしいと思う。
15 :
吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 20:22:35
「罪と罰」もノワールに入れてくれ
16 :
吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 20:42:50
13氏・
「プレイバック」とは珍しい。晩年作だけど、嫌いじゃないよ。
ところで「ロング〜」はテレビでしか見てないんだけど、ビデオとか
で見られるのかな?この前、久しぶりに見たら、売れない頃のシュワ
チャンが出てました。例の妙なマフィアの子分がそろって服を脱ぐ
シーンです。笑えたな。
「探偵物語」は、言われてみれば確かに臭いですなあ。
17 :
吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 21:04:59
>>16 DVDになってるはず。
いかにもヘミングウエイなアル中作家が出てて笑えるよね。
「羊をめぐる冒険」も例のマフィアが押しかけてくるシーンとか
明らかにぱくってます。
でも、チャンドラーがあの作品みたら怒るとおもうw
いま、チャンドラー原作の映画化でマーロウ役に相応しいのは?
19 :
吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 23:56:01
最近のハリウッド関係は詳しくなくて、でも大穴と言う感じで
J・デップはどうだい?
と言うか、彼ならどう演じるかが、少し興味がある。体つきはタフには見え
ないけど、あのボガードも撫肩で喧嘩は強そうじゃなかった。
タフでセンチメンタルでインテリはなかなかいないね、さて、他の方方は?
20 :
吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 02:12:32
タフでセンチメンタルでインテリか・・・ジョージ・クルーニーなんかどうだ?
21 :
吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 12:17:07
クルーニーなら悪くない。あえて注文つければ、ちょいと色男過ぎるかな?
スパイダーマンのひとがいい。
23 :
吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 14:27:36
名前は知らないが、その映画は観た。ただ他の作品を見てないので断言はでき
ないが、F・マーロウはセンチメンタルである分、当然ながらどこかで屈折した
ものを内側に秘めてると思うのですが、彼はどうかな?
24 :
吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 19:03:24
クルーニーのマーロウ、いいね。
見てみたい。
25 :
吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 19:19:40
そのときは是非服装も決めてもらいたい。TVの「アンタッチャブル」
あとはポランスキーが撮った「チャイナタウン」くらいビシッと恰好よくね。
実はチャンドラーとは関係ないが、あの映画もハードボイルド系の傑作
と思ってます。ニコルソンもフェイ・ダナウェイもいかしてたな。
ジョン・ヒューストンの煮ても焼いても喰えない、依怙地なジジイぶり
もよかったし。
26 :
吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 19:57:22
映画つながりで言えば、鈴木清順「殺しの烙印」の冒頭のアクションが
ライアルの傑作「深夜プラス1」の1シーンの映画的再現だったな。
あれはオマージュだろう。宍戸が持っている銃(モーゼル)まで同じだった。
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29 :
吾輩は名無しである:2006/04/08(土) 09:48:13
「チャイナタウン」で思い出したけど、ニコルソンは「2」にも出てましたよね?
実は見る機会がなかったんで、出来はどうだったのかな?
30 :
吾輩は名無しである:2006/04/08(土) 11:02:09
2のほうは、評論家の評判は芳しくなかったが、前作同様いい雰囲気はそのままで、
自分は楽しめた。
31 :
吾輩は名無しである:2006/04/08(土) 12:00:20
探して、観てみます。
>>26 妻に撃たれる場面がもろ「悪党パーカー/人狩り」だった。
33 :
吾輩は名無しである:2006/04/09(日) 00:31:06
ハヤカワもっとがんばって欲しいな。
品切れ・絶版になってるもののなかにへたな純文学なんかより
ずっと面白いものがあるのにな。
なんかハードボイルドが多いな。まだ出てないところだと、ハメット/ジョー・ゴアズや
危険な乗客/トマス・ウォルシュ、コルト拳銃/フランク・グルーバー辺りも好きだった。
ハドリー・チェイスとかのB級は……いっか、たいして面白くないしw、でもタイトルは
ちょっと良いんだ、『世界をおれのポケットに』や『クッキーの崩れるとき』、
『貧乏くじはきみが引く』なんてちょっとそそるよね。あとディック・フランシスの
競馬シリーズや、アリステア・マクリ−ンの一部の作品(『歪んだサーキット』等)も
広義のハードボイルドに入るんじゃないかな。
隅の老人/バロネス・オルツィや、思考機械/ジャック・フレットル、クリスティの
ミス・マープル等のアームチェア・ディテクティブ物も割と好み。読後感の悪いスリラー
はあんまり好きじゃ無いなぁ。
映画絡みだと、ジョン・ボールの『夜の熱気の中で』は、名画『夜の大捜査線』の原作。
映画も良いけど、小説の方も良いよ。ちなみに続編はヌーディスト・クラブが舞台ww
35 :
吾輩は名無しである:2006/04/09(日) 05:25:38
コリン・デクスターの描写が大好きです。
特にキドリントン〜は良かった〜
36 :
吾輩は名無しである:2006/04/09(日) 10:30:31
「モース警部」は全部読んだ、珍しく。
初期が評価が高いようだけど、後期も楽しめた。
謎解き以上にあのキャラクターが良かったのだろうね。
犯行現場で、エロ本見つけて、家に持って帰っちゃうとことか。
中年の女が、好みだとか。歳をとると、わかる・・・
37 :
吾輩は名無しである:2006/04/09(日) 22:15:25
黒ビール飲みたくなる。
38 :
吾輩は名無しである:2006/04/09(日) 23:32:32
パブギネスはなかなか日本に根付きませんねえ。
39 :
吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 22:47:07
ここもなかなか根付きませんねえ・・・ということなら、ちょっと古いが
カッツェンバックの「理由」は?映画もまあまあだったけど、原作は断然
面白かった。その後に出たいくつかは「理由」と似てたなあ。
「精神分析医」あたりはそれでも、十分読めたよ・・・如何?
40 :
吾輩は名無しである:2006/04/11(火) 02:52:15
カッツェンバックはおっかないなあ。
ああいうの読むと純文学とかエンタメとかっていう仕切りがなんとも
くだらなく思えてくるよ。
41 :
吾輩は名無しである:2006/04/18(火) 09:18:35
>>33 料理人/ハリー・クレッシング とにかく三分の二までは実に面白い。絶版じゃない。
ありえざる伝説/ゴールディング なんか絶版だね。でもたいして面白くも。
蝿/ジョルジュ・ランジュラン 絶版。みんな知ってるあれなのに。
パリはキューピッド/ノーマ・クライン これも絶版。ハーレクインw
SFを挙げたらきりがないなーw
>>14 >松田優作の「探偵物語」は絶対あの作品から頂いてると思うw
そうだよ。
けっこう有名な話だと思うけど。
優作自身も認めてるんじゃなかったっけか
43 :
吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 11:08:01
大いなる眠り/レイモンド・チャンドラー
で決まり!
44 :
吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 20:33:20
チャンドラーは叙情的すぎて好かん。
45 :
吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 21:02:32
叙情性のないチャンドラーなどチャンドラーではない
46 :
吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 23:50:47
叙情的?そうかな?センチメンタルではあるが、叙情的というのは正しいかな?
47 :
吾輩は名無しである:2006/04/23(日) 07:36:49
日本のチャンドラー・原りょうの『そして夜は甦る』に登場する「向坂兄弟」は、
慎太郎&裕次郎の石原兄弟がモデルになっているのは有名な話?
48 :
吾輩は名無しである:2006/04/23(日) 08:37:57
なんで古いのしか出てないお
エルロイは無視なの
49 :
吾輩は名無しである:2006/04/23(日) 09:07:45
慎太郎知事の「汚れた夜」も実は隠れた快作。
ハードボイルド
ハメットとヘミングウェイが元祖?
もともと文体のことを言ってたのに、内容を表わす言葉になってった
マーロウの性格を考えると絶対に「俺」であるべきだと思うのだけれど、
清水俊二訳を読んでいるうちに「僕」でないと
違和感が生じるようになってしまった。困ったものだ。
しかしハードボイルドは時代と密接にリンクしているものだから、
現代モノとか和製モノを読んでいるとすごく無理を感じてしまう。
ショーン・コネリーの007とか、緑色のルパンとか、それらと一緒で、
やっぱりある種の胡散臭さが残っている時代じゃないと。
てなわけで「長いお別れ」に一票。
ロス・マクドナルドだと既に若干、スペンサーなんかは多大なる無理を感じる。
52 :
吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 10:25:17
今でも、50年代のハード・バップをやってるジャズ畑のようではありますね。
>>52さん、まさしく。
今の時代に触れても結して色褪せてはいないのだけれど、
今の時代にやられると「おい、それはちょっと違うんじゃないか?」という風な。
エルロイなんかは舞台設定が過去だけれど、
そういう方向に行かざるを得ないところはありますよね。
ちなみにエルロイでは「ビッグ・ノーウェア」が面白かったけど、
馳星州がエルロイのファンらしいからエルロイのこともなんとなくキライ。
大藪春彦は?
55 :
吾輩は名無しである:2006/06/04(日) 04:43:54
日曜早朝に良スレ発見 age
56 :
吾輩は名無しである:2006/06/04(日) 20:15:25
同じく良スレ発見
大藪春彦→松田優作→小鷹信光氏→ハメット、ヘミングウェイ、ロスマク、チャンドラー…私にとっては、大藪春彦が原点だった…彼の著書のなかにハメットへの言及が見られるが、のちによく意味がわかった。
57 :
吾輩は名無しである:2006/06/04(日) 22:53:43
確か北肩建造は「大藪はハードボイルドではない」と言ってたな。
個人的にはたくさん読んだから、どっちでもいいんだが。
しかし、もう死んでたこのスレがまた息を吹き返すとは。
58 :
吾輩は名無しである:2006/06/04(日) 23:33:31
>>57大藪自身も書いてたよ。自分の書くものがハードボイルドであろうとなかろうと、どっちでもいい…と。俺もどっちでもいい。
誰かの作品がハードボイルドであるとか、ないとか言う人間の言うことは、信用しないことにしてる。チャンドラーの系譜にあるとか、ないとか言うなら、まだわかる。
俺の考えるハードボイルドのカテゴリー内にあるとか、ないとか言うのなら、良識を感じる。
59 :
吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 11:59:21
>>56 俺もそう。
大薮を読んで読者の楽しさを覚えたよ
60 :
吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 15:39:04
>>59 56です。大藪春彦を思い出すなんて、ほんとに久しぶりだなぁ。
ハメットとかエルロイとかジム・トンプスンとか…色々読み進んでいったが、原点である大藪の世界…優雅なる野獣の挫けぬ姿、大藪のデーモンを忘れられなかった。
大藪なんて…と言われるだろうけど、スタート地点の風景は、いくつになっても忘れられないんだなぁ…
61 :
吾輩は名無しである:2006/06/08(木) 00:48:16
ノワールやハードボイルドがヌーボーロマンやヌーベルバーグに与えた影響は多大ですな。
神話的なお話が多いせいかもしれんね。
62 :
吾輩は名無しである:2006/06/08(木) 16:20:32
>>61そうですか。ヌーヴォー・ロマンに多大な影響を…
私はこれからヌーヴォー・ロマンの世界に触れようとしている後進の徒です
ヌーヴォー・ロマンの作品ではありませんが、カミュの『異邦人』が、ケインの『郵便配達(夫)は二度ベルを鳴らす』の影響を受けているといったような話は、よく耳にしますね。
カミュは自ら、実存主義者ではない、と言ったそうですが、その文脈から浮上してくるサルトルの名が、ヌーヴォー・ロマンの解説書の中に散見されることは、大変興味深いです。
63 :
吾輩は名無しである:2006/06/08(木) 21:50:24
大藪氏が死んで追悼の本が出て買って読んだのを思い出した。その中で森村誠一と
船戸与一が対談してて、二人ともファンだったと言いながら、その中身は自分の方が上、
といいたがってた感じで、感心しなかったな。どうも彼らの殺伐とした人間性がそこに
現れてて、ああ、だから、この二人の作品は読んでも楽しめない作家なのだと思った。
初期の平井和正
なんと謂うのだ
ここで取り上げてもいいのではないかと
狼の途中までは
ありゃあSF、伝奇、それとオカルトwの類いでさ、まぁ確かにウルフガイは
少しそれっぽいけれど。それより都筑道夫なんかどう?…とかやってくと、
ちょっち当板向きではなくなってくる気もする。難しいね、別に翻訳小説だから
偉くて、国内作家だからつまらないってこともないし。
虎の時代?
67 :
吾輩は名無しである:2006/06/15(木) 14:49:38
117 名無しさん@恐縮です New! 2006/06/15(木) 14:26:48 ID:r/xNfaeR0
>>86 金子達仁とは、アトランタ五輪の著作で才能のすべてを使いきったライター。
馳星周は、昔POPCOMという月刊誌でエロゲーのレポートを書いていた人。
ペンネームは周星馳(チャウ・シンチー。「少林サッカー」や「食神」を手がけた映画監督)を
ひっくり返したもの。
馳星周は、昔POPCOMという月刊誌でエロゲーのレポートを書いていた人。
馳星周は、昔POPCOMという月刊誌でエロゲーのレポートを書いていた人。
馳星周は、昔POPCOMという月刊誌でエロゲーのレポートを書いていた人。
68 :
吾輩は名無しである:2006/06/15(木) 21:17:59
文学板でやるなら
アンドレ・ジッドがハメットを激賞したことなどを一席
69 :
吾輩は名無しである:2006/06/15(木) 21:20:56
多分反発もかなりあるだろうけど、
国内でチャンドラー的な空気をもっとも受け継いでいるのは
村上春樹だと思う。
特に「羊をめぐる冒険」なんかはミステリー要素もかなり強いし、
個人的にはハードボイルドとして見ているのだけれどいかがだろう?
71 :
吾輩は名無しである:2006/06/28(水) 07:56:10
254 名無しのオプ 2006/06/16(金) 08:09:36 ID:DKE5aI7A
117 名無しさん@恐縮です New! 2006/06/15(木) 14:26:48 ID:r/xNfaeR0
>>86 金子達仁とは、アトランタ五輪の著作で才能のすべてを使いきったライター。
馳星周は、昔POPCOMという月刊誌でエロゲーのレポートを書いていた人。
ペンネームは周星馳(チャウ・シンチー。「少林サッカー」や「食神」を手がけた映画監督)を
ひっくり返したもの。
馳星周は、昔POPCOMという月刊誌でエロゲーのレポートを書いていた人。
馳星周は、昔POPCOMという月刊誌でエロゲーのレポートを書いていた人。
馳星周は、昔POPCOMという月刊誌でエロゲーのレポートを書いていた人。
馳星周は、昔POPCOMという月刊誌でエロゲーのレポートを書いていた人。
馳星周は、昔POPCOMという月刊誌でエロゲーのレポートを書いていた人。
255 名無しのオプ 2006/06/16(金) 10:16:45 ID:DKE5aI7A
241 sage New! 2006/06/16(金) 09:16:43 ID:vthJfp9y
>>238 当時のPNは古神陸だったっけ。
ライトノベルも何冊か書いてたし、エロゲのノベライズも手がけてたな。
エロ小説としてはかなりの高品質だったんだけどw
エロゲのノベライズも手がけてた
エロゲのノベライズも手がけてた
エロゲのノベライズも手がけてた
エロゲのノベライズも手がけてた
エロゲのノベライズも手がけてた
>>70 春樹はもっとそのままな作品も書いてるんだよね...
まあ「半分だけ」だけど。
もう一つのハードボイルドの傑作として(ギャグ作品とはいえ)
小林信彦の『唐獅子株式会社』を挙げとくか。
あの文体や、ヤクザなのに知的な語りをしている主人公なんて...
73 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 00:27:59
保守
74 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 04:19:44
誰も読んだこと無いやつで、上に出てきたのとは比較にならないくらいすごいやつ。
『イギリス人の犯罪』ジャン・ルノワール(青土社)
どうだ、わかんないだろう
75 :
吾輩は名無しである:2006/09/21(木) 08:02:01
海外では、やはりハメット、チャンドラー。
あと、イアン・フレミングが面白い。
日本では
『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』『虚無への供物』という路線が凄い。
これら全部を掛け合わせると究極の作品になると思う。
今のところ、オレの理想に近いのは
ウンベルト・エーコ『フーコーの振り子』と
矢作俊彦『あ・じゃ・ぱん』
春樹、龍や笠井、竹本あたりはここら辺を目標にガムバッテ欲しい。
>>51 マーロウの一人称に関しては沢木耕太郎も
エッセイの中で触れていたと思う。
いま、村上春樹が『ロング・グッドバイ』を訳してるって。
出るのは来年だとか
>>77 最悪の予感・・・。
その記事読んだ時、カッとなった。
ほ。
マーロウといえば、先日ブコフで「ギムレットには早すぎる レイモンド
・チャンドラー名言集」っつー本を買った。…もはやゲーテクラス?w
人によっては良いネタ本かも。
80 :
吾輩は名無しである:2007/03/07(水) 19:19:36
1ヶ月以上書き込みなしか…
春樹訳のロング•グッドバイを買ったけど、うーむな感じ。
清水訳の方が淀みないかなぁ。
もっとも春樹訳は原文に忠実ということで評価には値すると思いますが。
それよりもあとがきが面白かったです。
これまでチャンドラーについて言及した文章って国内だとあまりなかったから貴重かも。
これを機に若者を中心としたチャンドラーの再評価でもあれば嬉しいなぁ。
81 :
吾輩は名無しである:2007/03/14(水) 09:58:29
あげ
ほしゅ
83 :
吾輩は名無しである:2007/05/24(木) 04:55:01
しまった!
84 :
吾輩は名無しである:2007/06/27(水) 16:42:49
『棒の哀しみ』を最近はじめて読んだ
これって、なかなかの純和風硬茹玉子じゃない?
85 :
吾輩は名無しである:2007/07/05(木) 11:42:23
ル・カレ、マーティン・クルーズ・スミス、そして高村薫。
組織の中で叩かれ家族と別れ、なお自殺もせず辞表も出さず
しぶとく生きる中年男たちの群像はブンガクだと思うけどなぁ
ああいう文体が条件なら、沢木耕太郎も入るな。
87 :
吾輩は名無しである:2007/08/23(木) 21:26:05
沢木はちょっと文章が俗っぽいけどな
東山彰良はどうよ
89 :
吾輩は名無しである:2007/09/23(日) 08:01:15
宮部みゆきはどこがいいの?
ネットでレビューとか見ると誰もが高評価で…
まったくわからん
90 :
武陽陰士 ◆ATDF4vFZys :2007/09/24(月) 17:25:09
男だったらエルロイのビッグノーウェアは読むべき。
すごいのひとこと
>>89 一般書籍板行ったほうが良さはわかるかもしれません。
宮部みゆきは、大昔、話題の火車読んだけど
登場人物が年中、アニメと映画みていてそれ以外生活描写がないので
投げ捨ててしまった記憶がある
93 :
吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 20:21:32
94 :
吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 22:38:28
大江健三郎は隠れハードボイルドファンではないのか。
大藪春彦とほぼ同時期にデビューし、生年も確か同じだった。
『性的人間』の書き出しの場面など、ハードボイルド調の描写であるし、
『日常生活の冒険』においても「ハード・ボイルド映画」だと思って主人公が
友人の斎木犀吉が出演する映画を映画館で観る場面がある。
自ら「二十世紀文学のテーマはセックスと暴力だ」と言い切るだけあり、
随所に露骨とも言える性描写があり、『飼育』における暴力描写もリアルである。
意識的であるにせよ無いにせよ、何らかの形で接近しているのは確かではないのか。
95 :
吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 17:45:07
エド・マクベイン『通り魔』の書き出しは
街は女。秋は死の季節。
で始まる。
処女作『警官嫌い』に於いても
架空の街アイソラを極端なまでの執着により子細に描写する。
ある人が「この小説の主人公はアイソラの街ではないか」
と言ったという。
街、それもニューヨークをモデルとしたと言われ、マクベインが想像力によって
作り上げた街の隅々まで87分署の刑事達は走り回ることになる。
96 :
吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 18:03:12
大都会の一匹狼というタイプがハードボイルドに多いのは
主人公が流れ者であり、家庭も故郷も捨てた孤独な男であるからだ。
彼が愛するのは孤独と酒とタバコだけ。
あとは何もない。
97 :
吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 20:34:11
何故そうまでして孤独であり続け、タフで命懸けであり続けなければならないのか。
一体彼らは何のために生きているのか。
「ダーティー・ハリー」でハリー・キャラハンに向けて「何故刑事をやっているのですか」
という問いにハリーは
「分かりません。いや、本当ですよ」
と答える。多分そのあたりの気持ちが核心に近いのだろう。
>>87 ある意味山本周五郎の最大の後継者だからな...
どっちも情念過多なネトネト表現なのに、何故か独特の疾走感があって
読み進めるのが快感っていう不思議な文体の持ち主だし。
馳星周先生を後継者とまで呼ぶのはあれだろうw
まあ戦後文壇の巨人の系譜である事は間違いないが
100 :
吾輩は名無しである:2007/12/06(木) 21:07:49
「先生」を付けるほどの作家か?
101 :
吾輩は名無しである:2007/12/11(火) 04:20:02
スパイ小説でいいのない?
007シリーズみたいなんじゃなくて、もっとしぶいやつで。
ル・カレかグレアム・グリーンだろ、やっぱ。
文学的にしてスパイ小説の最高峰に逝ってるあたりは。
でもスパイの実務で一番、有能だった作家はイアンフレミング海軍中佐だったりするから
「人物の内面が描かれる小説」の作者が、
必ずしも人間理解がすぐれているわけでないのよね。
103 :
吾輩は名無しである:2007/12/12(水) 22:29:50
フリーマントルとかケン・フォレットなんかもいいじゃないか
何を持って文学とするかで、あれだ。人間の内面的外面的苦闘を延々読まされるのもな。
それよりも、おら「ダ・ヴィンチコード」以降、例の<知的ミステリ>とやらが気になる。
ダンテ・クラブとかヒストリアンとか同工異曲がヤマのようにあったけど、なんかお勧めある?
むしろ「薔薇の名前」の直後の方が、結構おもしろい本があったような。
おれは「フリッカー映画の魔」が一番良かった。
読んで楽しんで後には何も残らない。それもええ
105 :
吾輩は名無しである:2007/12/13(木) 21:13:00
すぐれた(いわゆる)エンタメ小説は読後にお話とは別のところで
なんらかの美的なものを残す。
そういうものは、たとえジャンルとしてエンタメに括られていても文学だと思う。
一方、純文学でござい、といった書き方をしていても美的印象を残さないものはゴミ。
つまり、文学は美学の一つ、という考え方。
映画なんかにしても、たとえばヒッチコックの映画が魅惑的なのは
なによりも独特のノーブルな美が画面に溢れているせいなんだが
最近は純文学嫌いのエンタメ・ファンの間でも、エンタメ小説にこういった要素を
求める度合が少なくなってきているような気がする。もちろん書き手も。
なるほどね。
アルトゥーロ・ペレル・レベルテ「呪いのデュマ倶楽部」(映画化名ナインスゲート)でも
ユリシーズ以降の20世紀文学を衰弱、難解なだけと排して、
本当はホームズやデュマが好きで、19世紀大衆小説を漁る現代文学の大家(ビブリオマニア)が出てくるが・・・
書き出しで気になっている事がある。
ウイリアム・アイリッシュ『幻の女』の冒頭は、
「夜は若く、彼も若かった。が、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。」
だと思っていた。今、手元に本がないから確認できないが。
でもAmazonや最近のレビューを見てみると、
「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。」
になってるね。
訳者がかわったんだろうか?
句点ありの方が、リズムが好きだな。
なんせ原文が素晴らしいので、どっちもいいけどね。
個人的には後者の流麗な感じが好きだな。
109 :
吾輩は名無しである:2007/12/17(月) 10:45:11
くだらない連中が立てた
くだらないスレ
>>107 新版にするときに訳者の稲葉明雄が変更したんじゃなかったっけ?
勘違いしてたらスマン
新潮文庫のホームズ延原訳はかなり良いと思うが、
今まで挙がってないのはちょっと「古雅」に過ぎるから?
112 :
吾輩は名無しである:2008/01/24(木) 17:39:29
ハードボイルドは内面の心理描写を最少にすると言われていますが、
それなら、探偵小説でなくても内面の心理描写をなくせばハードボイルド小説と言えるのでしょうか?
ヘミングウェイの小説はハードボイルドと呼ばれていますが、「日はまた昇る」もハードボイルド小説なのでしょうか?
113 :
我輩は名無しである:2008/01/24(木) 21:50:25
>>112 ハードボイルド調の文体で書かれた小説、とよくいわれてますね。
115 :
吾輩は名無しである:2008/01/30(水) 03:52:51
ヘミングウェイは作品のごくわずかがハードボイルドなだけで日はまた昇るは明らかにハードボイルドじゃないっしょ。日本人の間違った認識だよ。
ハードボイルド文体はキラーズだな
ヘミングウェーは。あれは探偵は出てこないけど、
シカゴのピカレスクな世界を書いてる。
ただ、情緒表現の無い文体というだけではないだろう
アゴタ・クリストフ「悪童日記」も情緒表現ないけど
まあ、ブログとかで、あれはハードボイルド文体だ、
といってる人もいるけどな
いちおう、都市に住んでいて、人までも物体(商品)になってしまうような
乾いた感覚になってしまって、そういう内面を表現してるから
ああいう文体になって、みたいな感じだろ?
だから、内容(表現する主体の内面)と表象された文体とを込みで
ハードボイルドという。
「悪童日記」もここに分類してもいいような気もしてきたな
117 :
吾輩は名無しである:2008/01/30(水) 07:17:38
戯曲サロメのラストなんかもハードボイルドな味わいがあるな
118 :
吾輩は名無しである:2008/01/30(水) 08:19:23
>>115-116 なるほど、するとよくいうハードボイルド小説の内面描写最少というのは
情緒表現最少のことで、すべての内面表現を削ぐということではないのですね?
119 :
吾輩は名無しである:2008/01/30(水) 15:29:45
いや、ある程度徹底されてるんじゃないか。
客観的であろうという異様な意思が貫徹されてて
それは、作者や主人公の意識のあり方を反映してるものだからな
120 :
吾輩は名無しである:2008/01/30(水) 15:33:36
しかし、ハメットは文体もハードボイルドだし
内容も、いわゆるハードボイルド的な探偵物語だけど
チャンドラーは文体はわりと普通の小説だよな
あのへんから、
ハードボイルドの意味が文体じゃなくてジャンルを表すようになった。
北方謙三も言ってた。
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122 :
吾輩は名無しである:2008/01/31(木) 19:10:10
小鷹信光の「私のハードボイルド」って分厚い本に詳しすぎるほど書かれている
"佐藤優推薦"の大半は該当すると思う。
That's All Folks!
桐野の柔らかな頬読んで面白かったので
ネットで感想検索すると、
犯人がわからないことをすごく不満に思ってる人が多くてびっくりした。
なんか曖昧にごまかして雰囲気でダラダラ書いてる、みたいな。
文学好きだとこういう感想はありえないよなあと思いました。
「あなたに不利な証拠として」もミスオタからだけやたら不評だしな。
非ミスオタからは評判いいけど。
あなたに〜の距離感はいい。最後の話で縮まるのが残念だけど。
127 :
.:2008/08/08(金) 22:08:32
浦賀和宏シリーズ
128 :
吾輩は名無しである:
あげ