952 :
吾輩は名無しである:2007/12/03(月) 21:48:15
岩波ではアメリカ、失踪者を読むことはできないのでしょうか?
953 :
吾輩は名無しである:2007/12/03(月) 21:55:54
カフカの寓話集って、
「昔々あるところに」というタイプですか?
もしそうなら買いませんが、どうでしょうか?
本屋に無いので取り寄せなければなりません。
955 :
吾輩は名無しである:2007/12/03(月) 23:11:19
>>954 違う、とは答えてもらってないよ。
なにか「どうであれカフカだ」みたいにごまかされました。
違うなら買いますよ。
956 :
吾輩は名無しである:2007/12/03(月) 23:12:58
おいおい、集英社にカフカなんて無いぞw
昔の話か?
957 :
吾輩は名無しである:2007/12/04(火) 00:41:20
>>956 審判があったと思ったが別の出版社だったか?
958 :
吾輩は名無しである:2007/12/04(火) 05:30:08
カフカはもう一歩突き進むと三流になるところを踏み止まって書いたから一流なんだ
959 :
吾輩は名無しである:2007/12/04(火) 11:23:44
ドストエフスキーやトルストイは突き進んで一流なわけだが。
960 :
吾輩は名無しである:2007/12/04(火) 12:36:46
つまり、カフカ読んでも得るものがないってこと?
961 :
吾輩は名無しである:2007/12/04(火) 12:40:59
962 :
吾輩は名無しである:2007/12/04(火) 13:54:35
>>960 直接得るものは無い。
ファンが勝手な想像で難しく考えてるだけ。
963 :
吾輩は名無しである:2007/12/04(火) 14:13:35
そうかな?人それぞれの生き方があって、それぞれの読み方がピンからキリまである。読み方較べを競いあうのはいいが、読み方を押し付けるのは他人の存在が眼中にないことをさらけだしているようなもの。
964 :
吾輩は名無しである:2007/12/04(火) 15:11:39
カフカは突き進む力が無かった、とファンが言ってるじゃんw
965 :
吾輩は名無しである:2007/12/04(火) 15:28:35
読みも能力ですからw
966 :
吾輩は名無しである:2007/12/04(火) 21:17:30
確かに突き進んだという点では
ドス トル>カフ
967 :
吾輩は名無しである:2007/12/04(火) 21:37:35
ドスは、かろうじて、こちら側の作家、カフカは、完全に、あちら側の作家。
お前ら、ベケットも読んでる?
同じ不条理でもベケットとカフカは違うよね
ベケットが厳密に意図して書いてるのに対して
カフカは巧まずして書いてる感じ
970 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 01:01:58
あなた方は明晰夢というものを見たことがありますか?あるいは半睡時幻覚という現象をはっきり意識できますか?(虻)はそういう(あちら側の世界)に半分以上足を突っ込んだ者なんですがね・・・
971 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 01:08:14
ぼくはカフカやドスから夢魔の世界を眺めるのではなく、はじめにぼく自身の夢魔の世界があって、そこからカフカやドスの世界を観察しています。そんなどうしようもない体験を持っている方いますか?
972 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 01:19:20
夢はイメージですが、覚醒時のイメージとは少しばかり異なったものらしいんですね。健常者では覚醒時視覚画像とイメージ画像は重なることはありませんが、睡眠中は状況が異なってくるようなのです。
973 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 01:27:18
もしも睡眠中に見る夢が、場合によっては視覚画像とほぼ同等に鮮明なイメージ画像として観察されるとしたら、皆さんはそのからくりをどう考えますか?ぼくはほぼ30年間にわたって観察を続けてきました。
974 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 01:30:26
また半睡時幻覚は夢とつながっていることも発見しました。どのように接続しているかはここでは伏せておきます。
975 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 02:13:42
それは貴重な人ですなあ。ちなみにどんな風に見える?彼らの狂気は。
976 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 07:07:14
目覚めているときはいわゆる〈健常者〉の目線から、夢魔を体験する睡眠中ないしは半睡状態の自分を客観的な態度で観察しているけど、その立場を踏み外すとたいへんなことになるでしょうね。(地下室の虻)
977 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 07:14:21
夢魔の世界を少しでも客観的に観察した者は、それが依然として現実の延長上にある世界だと感じないではいられなくなる、そう思いますね。
978 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 07:24:50
脳の組織が死ねば、死んだら何もないという概念さえ崩壊して、自分はあとかたもなく消滅してしまう。そこに何か蛇足をつけなければ納得できない生者は悲しくも滑稽な存在ですね。
979 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 09:10:46
ヴォルフェス「円環の廃墟」・・・カフカとは全く相反する熱い情念に満たされた〈夢想〉、まれにだけど目覚めているときの現実ではとうてい味わうことのできないような夢もまた真実だと思う。(虻
980 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 11:54:37
↑この人なんなの?
作家になれば評価が高そうだけど。
981 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 12:15:19
>>978 >脳の組織が死ねば、死んだら何もないという概念さえ崩壊して、自分はあとかたもなく消滅してしまう。そこに何か蛇足をつけなければ納得できない生者は悲しくも滑稽な存在ですね。
ボケ老人のことか? 太郎ならひと言で片付く話だ。
982 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 16:14:38
970〜979はなんなの?
自作文章? それとも誰かの引用?
>>982 カスタネダの影響を受けて、明晰夢の実践をしちゃった方のようですね。
あと、埴谷の影響も受けているような、違っていたら、失礼。
984 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 18:00:46
970は天才かもな。
哲学者としてやっていける
985 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 18:39:51
ぼくの専門は明晰夢より半睡時幻覚の方です。明晰夢ということばが流行する以前から夢魔の世界とは交渉がありました。(虻
986 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 18:51:54
ぼくは安保世代じゃありませんが、アンダーグラウンドや表現主義といった映像の世界で夢想の世界を知りました。埴谷さんはぼくにとって日本の作家でわすれることのできない存在です。
987 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 19:29:25
残念なことに、半睡時幻覚に関してはほとんど頼りになる研究がありません。引用ではなく自分の観察からの推測なので、これから客観的な検証が必要です。
>>970 夢の中で、これが夢だと自覚したとき、夢の世界が鮮明になり、その世界を
コントロールできる、いわゆる明晰夢は、実体験としてありますが、それが
カフカの諸作品の創作の源かどうかは、なんとも言い難い。もっと違う因果律
で独立した、別のリアルな世界のような気がする。これ以上足を踏み入れると
狂気の世界とかたずけられるような、そんな、なにかに、カフカは片足を入れ
ていたような気がする。
関係ない。
990 :
吾輩は名無しである:2007/12/06(木) 01:00:01
夢と明晰夢の間に、また夢と半睡時幻覚の間にはっきりとした境界線は引けないと考えています。各々のイメージの世界はグレーゾーンでつながっていて、より包括的な現象として新たな命名を考えるべきです。
991 :
吾輩は名無しである:2007/12/06(木) 01:19:09
ぼくの夢では視覚性が強いとき観念性が弱いとは必ずしもいえません。カフカを読んで感じるのは、彼は非常に視覚性の強い夢を見る人ではなかったかということです。(虻
992 :
吾輩は名無しである:2007/12/06(木) 01:34:58
ことばや観念の原型は夢に現われてくるような視覚イメージのつながりから派生したと考えてみれば、カフカの世界はまさにその原点を意識的に、あるいは無自覚的に振り返ろうとする試みではなかったか?(虻
993 :
吾輩は名無しである:2007/12/06(木) 02:00:07
カフカ好きはレベル高いね
>>992 そういう試みはある種の文学者、とりわけ詩人においてはある意味
基本的な素養であって、なにもカフカに限ることじゃないけどな。
もちろん詩人としても語れる作家ではあるが、そういうのはあまり面白いとは思えない。
やはりカフカは小説家であって、その散文的エクリチュールの構造に対してのアプローチのほうが面白い。
>>982 富永太郎とか入澤康夫とか天沢退二郎あたりが散々書いてる夢論です。
996 :
吾輩は名無しである:2007/12/06(木) 03:34:29
995虻は全然知りませんでした。調べてみます。どうもありがとうございます。
997 :
吾輩は名無しである:2007/12/06(木) 03:49:24
ナボコフが「虫」の姿やあの家の詳細なスケッチを描いていてたまげた。
小説のなかの情報だけで、想像力にいっさい頼らずに絵が描けちゃうんだよ
カフカの文章は。
998 :
吾輩は名無しである:2007/12/06(木) 04:08:23
で、次スレは?
999 :
吾輩は名無しである:2007/12/06(木) 06:21:48
うひょひょ
1000 :
吾輩は名無しである:2007/12/06(木) 06:22:53
うひょひょ
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