ジャン・コクトー

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1吾輩は名無しである
なぜかないので立てました。
2吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 06:27:00
高校生のころ八十日間世界一周(だっけ?)嘗めるように読んだよ。
でもぜんぜん憶えてないんだな、コレが。

存在困難はいいね。たまに読み返したくなる。映画もあり?
3吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 06:29:36
それとも私の八十日間世界一周だっけか。とにかく憶えてないんだよ。
なにひとつね。

あと、なんでだと思う?>なぜかない
4吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 13:43:27
おそるべきオトナたち
5吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 14:42:28
『八十日間世界一周』はS.F. に飽きたヴェルヌがコクトーと改名してからの最高傑作だな。
ジッドはN.R.F.のゲイ特集号で「アダムの子孫がかつて果し得なかった最大の孤独」
と評したのはあまりにも有名だ。
6吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 17:08:04
なんでいままでコクトースレ立たなかったんだろ。
結構有名なはずなのに。
7吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 18:05:25
大昔には流行ったみたいだけど、今実際にコクトーを読んでいるひとって
案外少ないんじゃないかな。原書・邦訳を問わずに。
誰が書いていたのか忘れたが、三島がよくコクトーの名を引き合いに出すけれど、
そうかといって、それで関心を持って実際にコクトーに手を出すような日本人は
殆どいないらしい。
しばらく前には展覧会が開かれたりはしたけれども、普段は文庫ですら
大書店以外の店頭ではあまり見掛けない。これではコクトーとかかわるきっかけがない。

小説・詩・戯曲・エッセー・美術・映画など、コクトーの切り口はいろいろだから
話題をいくらでも発展させられそうなおもしろい人なんだが。
8吾輩は名無しである:2006/03/18(土) 06:37:18
ユウゴオには、ちと阿片が喫ませたかつた。
                              『阿片』より


たまたま開いたページにあったwむっちゃ笑えるww
93:2006/03/18(土) 20:11:06
そうそう。何度もくりかえし「残念ながらユウゴオ」とか書いてみたり、
ヘンテコ。まあ、文学板でヘボ詩人っていったらコクトーだよね。

『語り、演じ、踊るための兵士の物語』に彼が吹き込んだ録音がありますよ。
中古レコ屋でたまに見かけます。これもあほくさくって大いに笑えます。

>6, 7
コクトーのスレッド、四年くらい前にはあったような。書き込んだ覚えがありますよ。
盛り上がりに欠けてはいましたけどね。
10吾輩は名無しである:2006/03/19(日) 02:13:28
これかな?


なんでジャン・コクトーのスレないの?
http://book.2ch.net/book/kako/1016/10168/1016845063.html
1110:2006/03/19(日) 05:22:28
興味深く読ませていただきました。よく見つけてきますね。
なぜかないその「何故か」にやはり誰も答えられないあたりがこの作家らしいといいますか……

好きな女の子が大学に入って二年目にレポートを書いたときに扱ったらしいコクトーを
なんでもいいから文学書を読んでみたいとかほざいた高校生のわたしに薦めてくれて今に至るという、
何ともかとも不思議な縁です。みなさんはどうして入りました?

ほんとうに彼にはオトコを見る目があったんだろなーとか思っています。
最晩年、トリュフォーの出世作となった『Les Quatre Cents Coups』を激賞したというエピソードだけでも
胸に詰まるものがあると思いません? (ナイスな邦題『大人は判ってくれない』)
それにしても、遺言に友情出演しているJ=P・レオー君(aka A・ドワネル)はかわいらしいですねー!

ああ、あわれなジャン! 「ジャン・コクトーは」――「……ヨタなバイオリン弾き。」
1211:2006/03/19(日) 05:25:20
すいません。わたし9です。>10さんごめんなさい。
13吾輩は名無しである:2006/03/19(日) 10:17:24
いえいえ、分かるし。

俺のはあくまで文学的興味っつーか、手持ちの文庫五冊(内二冊は子供を角川と
岩波で)だけの付き合い。今でもたまにページをめくるのは『阿片』ぐらいかな。
だって挿絵カワイイからwwついパラパラとね。
14吾輩は名無しである:2006/03/19(日) 19:34:22
前、俺が携帯から立てたのも何故かなくなってて、再立てしようとしたが携帯からのスレ立てが規制されてた.....orz
15吾輩は名無しである:2006/03/20(月) 03:15:43

     心臓の由々しさ


  泉の水は流れる、犬の口のように由々しく。ばらには僕もおどろかされる、何しろ
にっこりともしないので。樹木は立ったまま眠る。冗談なぞ言わない。例えば彼は自分の
影に命令する、《横になれ、休息しろ、今夜また出発だ》。晩に、影はまた枝に登る、
そして彼らは出発する。

  恋する者は壁に書く。

  自分の心臓を見たら、僕はもうあなたにほほえみかけることは出来まい。彼はこの
無月の晩に働き過ぎる。あなたの上に寝て、僕は凶報をもたらす彼の駆歩(かけあし)を
待ち伏せる。

                                     堀口大學訳

16吾輩は名無しである:2006/03/20(月) 07:25:02
ジャン・コクトーの最高傑作は勿論『白書』だな。



17吾輩は名無しである:2006/03/20(月) 17:32:14
たしかに『白書』 Le Livre Blanc はコクトーを知るうえで重要だ。
けれども気ままに繰り返し好んで読むのは『阿片』 L'Opium と戯曲集。
18吾輩は名無しである:2006/03/22(水) 10:04:10
ジャン・コクトーの『白書』に掲載されたイラストを見る限り
彼の最も好んだ性行為は男同士のオーラル・セックスだと思われます。
が、実際のところ、彼はアナル・セックスやアンニリングスなども
好きだったのでしょうか?
作品から、それを窺い知る事は出来ましょうか?
19吾輩は名無しである:2006/03/28(火) 21:39:17
エッチ!

ググったぜ俺……
20吾輩は名無しである:2006/03/28(火) 23:55:59
保守
21吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 12:03:35
読んでる人少ないのかねえ
22吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 15:50:23
世もすっかり21世紀。
同時代の作家というより、すっかり古典になってしまっているということだろな。
古典は人気ない。その辺の人にきいてみ。コクトーの名すら知らないだろうよ。
今のニホンじゃコクトーより有名(だと思われる)フランス大作家たちですら
ほとんど実際には読まれないんだから。
23吾輩は名無しである:2006/04/11(火) 19:15:15
大股開きしか読んだことないが、
何かオススメありますか?
24吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 15:46:40
「恐るべき子供たち」を読んで
(* 印は版元品切れの模様。新刊書店でも、まめにチェックするとまだ在庫がある店舗もよくある。)

小説:
 『大胯びらき』河出文庫
 『恐るべき子供たち』岩波文庫/角川文庫
 『ポトマック』河出文庫
*『山師トマ』角川文庫
詩集:
 『コクトー詩集』新潮文庫
戯曲集:
 『声・怖るべき親たち: ベスト・オブ・コクトー』白水社
ファンタジー:
 『おかしな家族』講談社
エッセー:
*『阿片』角川文庫
*『白書』求龍堂
 『ぼく自身あるいは困難な存在』ちくま学芸文庫
書簡集・日記:
*『ジャン・マレーへの手紙』東京創元社
*『占領下日記』筑摩書房
芸術論・美術論・映画関連・画集:
 『美をめぐる対話』筑摩書房
 『美と王妃たち』河出書房新社
 『美女と野獣』創元文庫
 『美女と野獣―ある映画の日記』筑摩書房
 『シネマトグラフをめぐる対話』筑摩書房
*『ぼくの天使―コクトー詩画集』講談社
*『鳥刺しジャンの神秘』求龍堂

『大胯びらき』を読んでいるのだったら、次はとりあえず、『恐るべき子供たち』、『ポトマック』、『阿片』、『白書』、白水社の戯曲集あたりがオススメ。
26吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 17:44:12
>>25
23じゃないけど、乙です。
『おかしな家族』ってのが気になるな。ファンタジーか。
(文学ではないが、コクトー関連ということで番外篇)

『ジャン・コクトー DVD-BOX (トールケース仕様)』

 - 収録作品:
   『恐るべき子供たち』 (1949年)
   『美女と野獣』 (1946年)
   『オルフェ』 (1950年)
   『悲恋』 (1943年)
   『ルイ・ブラス』 (1947年)
 - 映像特典:
   予告編、スタッフ・キャスト紹介

DVD/リージョン2/NTSC/ドルビー/6枚組
ASIN: B0000B0EB4
定価: ¥18,690 (税込) [←高い!]

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28盗まれたコクトー:2006/04/12(水) 19:19:54
『大胯びらき』の話が出ていたのでついでに。

ご存知の方も多いかとは思うが、『大胯びらき』を翻訳した澁澤龍彦に
「堀辰雄とコクトー」というエッセーがある。
澁澤によれば、「堀辰雄の『不器用な天使』は〔コクトーの〕『大胯びらき』の
完全な摸倣であり、『大胯びらき』を下敷にして書いたようなもの」だというのだ。
そして検証が始まる。

また澁澤は「海彼の本をめでにけるかも」で、堀辰雄の「『ジゴンと僕』は
〔コクトーの〕『ポトマック』のなかの一挿話の完全な換骨奪胎」だとも指摘する。
私は、堀辰雄は例の『風立ちぬ』しか読んだことはないので何ともいえないが、
自分のことは一切棚上げにして得意気に堀辰雄の剽窃の検証をする澁澤に、
ただ呆れるばかりであった。

興味のある方は、どれどれと検証してみてはどうだろうか。
2923:2006/04/14(金) 21:06:33
>>24,25
サンクス

しかし「恐るべき子供たち」と「山師トマ」はもう読んでたのを忘れてた。
『ポトマック』、『阿片』、『白書』あたり逝っておきます。
30吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 22:22:15
保守age
31AmiLaLa ◆V0C09R5Pg. :2006/05/19(金) 22:36:39
『白書』に入っている下手糞なお絵描きは、邪魔くさいだけなんだよ。
この男のひねり出す映画やデッサンのセンスときたら、どれも最低級じゃないか。
猥雑な繰り言だけを聴かせてくれさえすれば、わたしは文句は言わないねぇ。
32吾輩は名無しである:2006/05/20(土) 23:34:05
シオン修道会の総長だったってほんとなの?あまり想像できないな。
33卒論:2006/06/16(金) 15:20:18
おまいら・・・
じゃんこくとーの詩について卒論を書きたいんだが
何かいい案を・・・へるぷ・・・どの詩にするかも考え中・・
正直、こくとーのすべては知りませぬ・・m(__)m
34AmiLaLa :) ◆V0C09R5Pg. :2006/06/17(土) 07:25:16
装飾的なものから距離を置くことを好んだ彼にあっては、その簡潔なスタイルとは、
複雑なことを単純化する方法だったのだとすると、彼の詩のなかの制限された語彙には、凝縮された文脈とイメージが籠られている可能性がある。これをたとえばリーパなどを
援用しつつ、アレゴリー(寓意)の視点から分析し読み解いていくというのはどうだろう。
「言葉は意味を表示する以上に」とコクトーはいっている。「魔術的な効力や
《幻惑》の能力、催眠作用、そして本来それが有している意味の外側で作用する
流動性をもっている」(「言葉について」)
彼にはその名もずばり『アレゴリー』 Allégories という詩集も上梓しているくらい
だから、この分野の先行研究もきっとあるんじゃないか。
まあこれは今思いつきでいってるだけで、わたしも実際に試みたことはないから、
成功の可能性がどれほどあるかは分からないけれどね。あしからず。
35吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 15:27:13
>34
…いかにも頭悪そうなレス。自分で自分の書いていることが理解できていない・・・
36吾輩は名無しである:2006/08/04(金) 11:51:19
>>34
目の覚めるような鋭利なレスだな。
尖端恐怖症の私には凝視出来ない。
37吾輩は名無しである:2006/08/04(金) 13:33:12
おまえらコクトーなめんなよ。
38吾輩は名無しである:2006/08/04(金) 17:05:53
OIC
39吾輩は名無しである:2006/08/04(金) 17:32:22
角川文庫クラシックスの「山師トマ」を入手したけど、翻訳(河盛好蔵)には
違和感があるなあ。

事実驚くべきことはヴァリッシュ夫人であった。彼女は今や本性に立ち返った
ところであった。この屍体陳列所が彼女を転身させたのである。(32ページ)

古い訳だということを考慮しても、これはちょっと・・・。
40吾輩は名無しである:2006/08/04(金) 17:43:06
>>36
恥かしい自演乙w

>盗作ラノベ婆佐藤亜紀本人は「ゴン」=処刑ライダー=AmiLaLa◆ =「ペンギン」w
>盗作ラノベ婆佐藤亜紀本人は 糞のような低劣レスと自作自演レスを撒く犯人
41吾輩は名無しである:2006/08/06(日) 02:21:02
コクトーは男前すぎて嫌いだ。
はっきりいって不細工以外で成功してほしくない
42吾輩は名無しである:2006/08/08(火) 01:52:20
コクトーはホモ?
43吾輩は名無しである:2006/08/08(火) 02:00:23
ペドフィリアでしょ
44吾輩は名無しである:2006/08/08(火) 02:02:02
>>43
ロリコンて事?
彼の名前で検索すると男性がペニスをいじってる絵の画像しか出てこなくって気になった(w
45吾輩は名無しである:2006/08/08(火) 03:27:23
ロリコンっつーか、ショタ。
46吾輩は名無しである:2006/08/08(火) 18:38:31
>>34
過剰な精神主義だな。
47吾輩は名無しである:2006/08/08(火) 19:08:49
くだらなさ杉る自演だなw
48吾輩は名無しである:2006/08/11(金) 01:48:38
僕自身〜を今更ながら買ってみました。
これから読もうとおもます
49吾輩は名無しである:2006/08/11(金) 01:51:53
コクトー展なつかしいな
50吾輩は名無しである:2006/08/11(金) 02:32:51
今はコクトー読んでる人少ないだろうねえ
51吾輩は名無しである:2006/08/28(月) 11:07:38
>>34
上から3行目以降はよくわかんない よーするに短い言葉の中に
いっぱい言いたいことがあるんで、それを推理とかしてみたら面白い
んじゃない?とかという意味?なんかノストラダムスの大予言とかで
むりやり「ウランで攻め」を引っ張り出してきたりとかそういうこと?
でも、フツーの日本人がフランス人の芸術家を勝手に分析推理すんだから
トンデモな解釈がでてきておもしろそうではある。
52吾輩は名無しである:2006/09/06(水) 03:04:37
“私の耳は貝の殻・・・”ぐらいしか知らん。
53吾輩は名無しである:2006/09/07(木) 11:04:41
堀口大學訳ね。
54吾輩は名無しである:2006/09/07(木) 17:28:04
海の響きが好きなんだ
55吾輩は名無しである:2006/09/07(木) 17:31:10
海の響きを懐かしむ
コクトーの詩集は二つあるよね。天使をテーマにしたヤツとか
56吾輩は名無しである:2006/09/07(木) 22:41:54
「白書」の邦訳本に掲載されているイラストに遺漏は無いのかナ?
57吾輩は名無しである:2006/10/29(日) 05:04:59
『おかしな家族』は、ぶっ飛んでて非常にイイよ。
犬に育てられた子供がその後どうなるのか気になって仕方ないがな。
58吾輩は名無しである:2006/11/12(日) 07:55:26
コクトーとオスカー・ワイルドって、どうよ。
似てない?
59吾輩は名無しである:2006/11/14(火) 10:50:23
コクトー文学の欠点として、あまりにも詩的であることが挙げられる。
空想的に過ぎて、諷刺に満ちてはいるが、現実性に欠く。
60マージョリー:2006/11/14(火) 14:29:16
サルトル読めば?
61吾輩は名無しである:2006/12/19(火) 06:19:27
映画『双頭の鷲』のDVDが500円で売ってて驚いた。
62吾輩は名無しである:2006/12/19(火) 10:54:19
>>57
講談社の「おかしな家族」ひどすぎ。だれだよあんなにひどく本を作りやがったの。
森開社の「おかしな家族」一度見たけどめちゃくちゃよかった。
63吾輩は名無しである:2007/01/09(火) 00:13:36
丸善に求龍堂から出ている7冊の新刊が数冊置いてあった。
在庫僅少ってあったけど、そうなの?
64吾輩は名無しである:2007/01/10(水) 13:34:13
むしょうに退廃的な文学が読みたくなって
大学図書館のフランス文学コーナーにいって手にとったのが阿片だった
65吾輩は名無しである:2007/02/14(水) 01:50:19
>>58>>59
コクトーとボリス・ヴィアンの『うたかたの日々』が重なるな。
退廃的かつ空想的に過ぎて、諷刺に満ちてはいるが現実性に欠く。
66吾輩は名無しである:2007/02/15(木) 03:02:24
そういえば、オスカー・ワイルドの言葉に
「肉体的苦痛だけはごめんだ。精神的苦痛なら受け入れる」
ってのが、あったっけ。
67吾輩は名無しである:2007/03/09(金) 19:45:41
光文社で新訳でたのに過疎ってる……。
68吾輩は名無しである:2007/03/10(土) 10:33:23
あれは挿絵だけが取柄だなw
私見では 角川の東郷青児訳を越えていないと思う
69吾輩は名無しである:2007/03/11(日) 11:04:58
たしかに、本文よりイラストに惹かれて買う人はいるでしょうね。
70吾輩は名無しである:2007/03/21(水) 20:47:49
コクトースレあったんだ!
恐るべき子どもたちしか読んだことないけど、取り込まれてしまった。
いつ読んでも涙が出そうになるくらい感動する。
座右の書だよ。
エリザベート最高。
71吾輩は名無しである:2007/03/21(水) 20:51:10
>>68見て東郷青児が訳してるって今気付いた。
72吾輩は名無しである:2007/03/22(木) 10:25:38
>>70
作品数が少ないから全集読んでみたら? 図書館にあるよ
山師トマ とか 大股びらき もおもしろい
詩集や 美女と野獣のシナリオも文庫で読めるからおススメです
73吾輩は名無しである:2007/03/22(木) 11:51:20
馬鹿にはちょうどいいんじゃん?でも例の訳は直訳気味
74吾輩は名無しである:2007/03/22(木) 17:08:48
などと馬鹿でもないのに読んだ(?)珍しいアホがほざいていますな…w
75吾輩は名無しである:2007/03/22(木) 20:36:13
>>72
作品少ないんですね。
図書館で探して見ます。
恐るべき〜の映画も見てみたいです。
>>69
光文社の方、イラスト目当てで買う予定ですw
しかし訳の違いに驚きました。
ミカエルがマイケルになってるのに悲しいものがw
でも私は萩尾望登のマンガから入ったので、もし予備知識無しで東郷版読んでたら、
難解で挫折してたかも、とも思いますね。
76吾輩は名無しである:2007/04/08(日) 17:17:34
コクトーは詩人としては天才だが、阿片について語るべきではないね。
阿片は「『自由意志』へと到る、牢獄の門扉を『開け放つ鍵』」を踏まえよ。
77吾輩は名無しである:2007/04/08(日) 20:26:48
最近出た恐るべき子供たちを読み終えたので
次は大胯びらきを読もうと思うんだけど、もしかして戯曲?
78吾輩は名無しである:2007/04/08(日) 23:09:28
>>77
大跨びらきは小説だよ。
青春のほろ苦さを詩情をもって書き綴った名品。
共感できる人には堪らないんじゃないかな。
79吾輩は名無しである:2007/04/09(月) 07:55:58
澁澤龍彦の名訳ですしね
80吾輩は名無しである:2007/04/09(月) 22:03:50
>>77
ありがとう
戯曲だとどうも頭に情景が浮かんでこなくて苦手なんだ
昔過ぎ去った青春を大跨びらきで堪能してきますノシ
81吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 20:31:00
「若きアジアではアヘンはもう用いない。かつて祖父が用いたから。若きヨーロッパではアヘンを用いる。祖父がかつて用いなかったから」
正しい。
しかし、それ以外のアヘンに関する発言は単なる擁護に過ぎない。
82吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 22:00:36
ホモの先端
83吾輩は名無しである:2007/05/13(日) 20:24:14
有名なバレエ「若者と死」の原案はコクトーだったんですね。
映画、小説、詩、評論、舞踊と多才な人ですね。
コクトーってのはいわゆる総合芸術家というやつですかね。
84吾輩は名無しである:2007/06/01(金) 12:42:10
職業的な意味ではなく、な。
つまり、良く言えば天才、正しく言えば狂人。
85吾輩は名無しである:2007/06/09(土) 11:33:28
>>28
確かに澁澤は剽窃野郎だがw一応フォローしておくと、
同じようにコクトーに傾倒していた堀辰雄に対して
共感しているエッセーだから、偏向してリライトしないように。
あと澁澤は本名「龍雄」だから、その点でも堀辰雄に
共感してたのかもな。
なにしろ自分大好きなナルシストだったからなw
86吾輩は名無しである:2007/06/09(土) 11:57:51
>>83
多彩だが今でいえばパフォーマーといった感。
どこかに集中しきれていない隙が介在するのは
85が言うように最も関心のあるのは自分自身だったからだろうな。
生身としての自分?
だからピカソの天才には驚嘆し心酔したのかも。
87吾輩は名無しである:2007/06/09(土) 16:52:11
変容!変容!メタモルフォーゼ!
88吾輩は名無しである:2007/07/27(金) 16:12:58
89吾輩は名無しである:2007/08/08(水) 07:54:18
『白書』のイラストが仲々いいゼッ!!!
90吾輩は名無しである:2007/08/19(日) 07:36:14
>>89
ナッちゃん乙
91吾輩は名無しである:2007/08/20(月) 19:54:41
「アヘンは僕にとって芸術云々」
麻薬によって得られる詩感は霊感にあらず。
薬物によって数多の儀式が執り行われたり、霊感と結び付ける連中は虚偽を崇拝する偽善者に他ならない。
92吾輩は名無しである:2007/08/20(月) 20:27:21
>>91
そういう時代があったんだよ。LSDを体験したり
メキシコ原住民の薬草で異次元に翔んだり…
時代のファッションがあるんだろ。
戦前戦中は天皇が麻薬であったようにさ。
93吾輩は名無しである:2007/08/20(月) 20:35:42
「天皇」は現在の北朝鮮の金正日どころではなく国民崇拝のシンボルだったろ。

各家々に天皇皇后の額入り写真が必ず飾られていたそうだぞ。
「天皇陛下」と言う時には直立不動の姿勢でないとまじで殴られたそうだぞ。
今の北朝鮮TVのアナウンサがもの凄い口調で喋るからビックリするけど
戦中のNHKの放送はもっと昂揚して「大本営発表」の偽情報を読んだそうだぞ。

コクトーのアヘンにしろ
様々な芸術家の試みにしろ、そうした人間の自由を抑圧するものからの自由の為の
方法の一種だろ。
94吾輩は名無しである:2007/08/21(火) 10:38:49
>>91
一度やってみるといいよ
95吾輩は名無しである:2007/08/31(金) 10:49:39
「レオーヌ」はジャン・コクトー全集 第2巻でしか読めないんですか?
96吾輩は名無しである:2007/09/02(日) 17:23:57
すみません、監督業なので板違いなんですが
美女と野獣に出てた俳優さん何て名前ですか?
97吾輩は名無しである:2007/09/07(金) 16:16:09
>>96
ジャン・マレーじゃないですか?

あと、「美女と野獣」で最初にベルに求愛していた青年と野獣が王子様に変わった人って同じ人物ですけど
コクトーはそうすることで何が言いたかったんでしょうか?
98吾輩は名無しである:2007/09/22(土) 04:39:00
『ポトマック』の話の意味がわかる方いますか。
ウィジューヌ達って結局なんなんでしょう。
コクトー(主人公)の脳内に住みついた器官のようなものでしょうか。
『一件』ってなんなんでしょう。他のコクトーのものを読んだ事はなく、
私には難しすぎました。でも、全くわからないのが切ないです。
どのように解釈なさってますか?ぜひ知恵を分けて下さい。
99吾輩は名無しである:2007/09/22(土) 14:07:12
一週間後に書きますね、、、ポトマック。。。僕にも理解できないかもしれないですけど。。。。
100吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 12:04:56
夢の創造物みたいなものでは コクトーは映画も撮影してるし、カメラアイの内部のテクストみたいに思いました
ポトマックの序序文に、このおかしな本の秘密があるような 端書ですが
101吾輩は名無しである:2007/09/27(木) 19:55:06
>>98 まだ四日目くらいなので、全部読めていないのですけど、読むの遅いし。
私見では、ウージェーヌたちは日本的な言葉で言うと、妖怪ではないでしょうか?
『一件』は何ページくらいに出て来るのでしょう? 『』にこだわらないので、どこだか分かりません。
芸術家たちに住み着いた、小悪魔でしょうか。。。
102吾輩は名無しである:2007/09/27(木) 19:56:06
分からない→見つからない
103吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 00:34:38
98です。ご意見くれた方ありがとうございます。

やはり、頭の中に住み着き時に現実も表れて支配する、
おばけのような類でしょうか
ウージェーヌに手綱を握られる主人公やイラストの数々はすごく面白いですね
おちゃめな狂気という感じです
>>101すみません、今本が手元になくて、しかし確か始めから三分の一くらい?
イラスト郡の最初のほうにも書いてあります

面白いと思っても全てが断片で繋がらなくてすっきりしないです。
これを例えば映画を見るようにを捉える事ができたら…
私は何度も何度も読むしかないかもしれないですね
104102:2007/10/02(火) 22:39:18
一件見つけました。あの設定だと、銀行強盗を思い浮かべる私です。
夫婦が好きです。
あとラストは、壷と蜜と、よく分かりません。皹が入っていたのか、ただ不安定で、零したのか。
なぜ、蜜は・・・・・・?

ポトマックは素敵な小説ですね。ありがとうございました
105吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 06:29:32
詩とポトマックはいいが、他のはまるでだめ。このひとは、だらだらしたものはむかない、短く結晶化させる詩人としての資質があまりに巨大だから
106吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 20:27:53
光文社の「恐るべき子供たち」を読みました。
おもしろかったです。
訳の違うものも読みたいので岩波に目をつけていますが、
明らかな違いを感じるような差はありますか?
それとも、べつに違う訳を読んだところで、これと言って差は無いのでしょうか?
107吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 20:51:59
好きっていうの、少し恥ずかしい作家・・・・
108吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 21:00:54
恐るべきは雪のシーンが好き。
109吾輩は名無しである:2007/11/03(土) 01:22:17
110吾輩は名無しである:2007/11/28(水) 23:04:15
カルティエの三連リングって
女性誌なんかに「彼からもらいたい憧れアクセ☆」
なんてよくとりあげられてるけどさ
もとはコクトーがホモの愛人ラディゲのために作ったものだってこと
どれくらいの人が知ってるんだろう。
111吾輩は名無しである:2007/12/01(土) 10:17:27
>>110
そこまで識ってるんなら、こんなんもあるぜ。
コクトーのジジイはその三連リングをホモ達の乳首に
付けさせたんだが、その時同時に日本から招いた医師に
ホモ達の陰茎に真珠を埋め込ませる手術も施した。
で、コクトーのジジイは老いてダブダブになった自分の
ケツ穴にその陰茎ぶち込まさせてその快感にヒーヒー泣いてたって訳よ。
サルトルがこれを題材に「乳房と真珠」って小戯曲を書いてるから
ちょい読んでみな。
112吾輩は名無しである:2007/12/12(水) 19:02:26
>111
こくとーじいさん入れられる側だったのか
113吾輩は名無しである:2007/12/21(金) 13:01:16
ゲイ爺家の発想は美しいね  クリスマスはカルチエ三連で決まりだな
114吾輩は名無しである:2007/12/23(日) 16:35:26
関係ないがカルチェ=カルティエの発音で年がバレたんだが
115吾輩は名無しである:2008/01/22(火) 00:10:08
116吾輩は名無しである:2008/03/14(金) 04:12:32
あいかわらず過疎ってるなー・・・
117吾輩は名無しである:2008/03/22(土) 21:00:56
以前携帯からコクトーのスレを立てたけど、レスが5個くらいで、結局落ちた。
それからスレ立てさえできない.....
118吾輩は名無しである:2008/03/28(金) 18:18:53
Mizumizuのライフスタイル・ブログ
で今コクトーについて
連載中だよ。
私生活がよくわかってメチャおもしろい。
ずいぶん長い連載になっている。
119吾輩は名無しである:2008/04/11(金) 00:59:13
コクトーならこのサイトでしょ。

http://plaza.rakuten.co.jp/mizumizu4329/
120吾輩は名無しである:2008/04/15(火) 03:00:26
ひさびさに大學訳の文庫本読んでるけど、やっぱ素敵・・・
121吾輩は名無しである:2008/05/08(木) 12:35:48
122吾輩は名無しである:2008/05/24(土) 17:11:04
恐るべき子供たちを角川で読んでるが酷く読みにくい作家だな
翻訳の所為ではなさそう
このプラトニックな感じ読みにくい
123吾輩は名無しである:2008/05/24(土) 18:37:29
恐るべき子供達読了
意味不明
124吾輩は名無しである:2008/05/25(日) 10:44:27

125吾輩は名無しである:2008/05/26(月) 18:19:02
>>122
学生時代に普通に青春小説みたいな感じで読んで面白かったけどなあ
126吾輩は名無しである:2008/06/22(日) 18:28:20
127吾輩は名無しである:2008/07/25(金) 16:30:20
128吾輩は名無しである:2008/07/27(日) 19:34:42
「恐るべき」、岩波ので読んだら、
ぜんぜん普通だったが・・・
129吾輩は名無しである:2008/08/12(火) 08:20:34
「声」とか好きだな。
130吾輩は名無しである:2008/09/02(火) 16:35:27
質問上げです。
コクトーのホモな愛人について適当に詳細書いてください。
131吾輩は名無しである:2008/09/02(火) 17:07:33
>>130
適当に詳細ってなんだよw

ジャン・マレー、レイモン・ラディゲが2大ペニスだが
ジェラール・フィリップまで毒牙にかかっていたとは驚いた。
松岡正剛が示唆していただけなので信憑性はどうだか知らんけど。
132吾輩は名無しである:2008/09/02(火) 17:33:21
映画に出てる美男子ってぜんぶ愛人?
133吾輩は名無しである:2008/09/27(土) 13:24:58
松岡正剛のまちがいについては

http://plaza.rakuten.co.jp/mizumizu4329/diary/20080916/

ここにくわしい

別に全部愛人じゃないよ
134吾輩は名無しである:2008/10/28(火) 06:37:13
 
135吾輩は名無しである:2008/12/07(日) 03:41:02
みなさま。ちょいとお聞きしたいのですが、
『知られざる男の自画像』で使われている音楽で、
最初のタイトルロールで使われている荘厳で悲しい雰囲気の音楽は、
誰の曲か知っている方いらっしゃいませんでしょうか。

ほかは全部わかるのですが、
それだけわからないまま10年も経ってしまいました。
スレ違いならすみません。
136吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 06:41:15
sage
137吾輩は名無しである:2009/02/12(木) 03:55:56
岩波のフランス詩のアンソロジーには
コクトーが入ってなかったけど
これって文学史的に妥当な判断?
138吾輩は名無しである:2009/03/16(月) 02:01:25
コクトーはランボー萌えしてたな
139吾輩は名無しである:2009/04/15(水) 20:03:58
オルフェの遺言
140吾輩は名無しである:2009/04/16(木) 01:40:22
現代私小説に慣れてると読みにくいだろうな、コクトーは
141吾輩は名無しである:2009/07/22(水) 03:17:07
142吾輩は名無しである:2009/09/29(火) 16:59:17
143吾輩は名無しである:2009/10/29(木) 00:11:24
ttp://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102801000963.html
大岡昇平氏の翻訳原稿発見 仏映画「美女と野獣」

東京国立近代美術館フィルムセンターは28日、「野火」「レイテ戦記」などで知られる作家大岡昇平氏(1909〜88年)が、
日本で48年に公開されたフランス映画「美女と野獣」(ジャン・コクトー監督)のせりふを
日本語に翻訳した字幕用の原稿が、同センター所蔵資料から見つかったと発表した。

岡田秀則主任研究員は「せりふが忠実に翻訳されていて、
原作を尊重しようという意気込みが感じられる貴重な資料」としている。
当時、実際に字幕として使用されたかは分からないという。

原稿は33枚の薄い紙をとじたもので、計58ページ。
せりふはタイプライターで印字され、冒頭に「ダイアローグ 美女と野獣 大岡昇平譯」と明記されていた。

翻訳されたのは、大岡氏が映画輸入会社「フランス映画輸出組合日本事務所」に勤めていた48年ごろ。
大岡氏はフランス語に堪能で、フランス映画の字幕翻訳や宣伝資料を作成していた。
原稿は、同社の業務を引き継いだ映画会社から寄贈された資料に含まれていた。
大岡氏は同年、文芸誌に「俘虜記」を発表しており、作家デビューを果たした時期に当たる。

原稿は、同センターで来年1〜3月に開催される
展覧会「戦後フランス映画ポスターの世界」で一般公開される。

2009/10/28 20:37 【共同通信】

ttp://img.47news.jp/PN/200910/PN2009102801000995.-.-.CI0003.jpg
144吾輩は名無しである:2009/11/01(日) 00:24:55
オルフェ は、完成度高過ぎ。
やっぱすげえよ。
145???:2009/11/26(木) 15:53:53

A・G・D・P・

146lane ◆Oz/piFw.Ok :2009/11/27(金) 00:48:06
>>5
ヴェルヌとコクトーて同じ人なのか!
ヴェルヌは(月世界旅行とか)凄く好きだったから、コクトー名義の方も読めるかな…
フランス文学というだけでなんとなく手を出さなかったけれど、
英米文学より合うかもしれない
147吾輩は名無しである:2009/11/27(金) 09:43:52
お笑い板かよ゜ω。
148lane ◆Oz/piFw.Ok :2009/11/27(金) 10:56:01
>>147
ものは試しです。ところで、あなた目がロンパリですよ!
149???:2009/11/27(金) 11:15:30
いま、世界は右に傾いているのサ
150吾輩は名無しである:2010/01/15(金) 14:04:39
アールデコな1900年前半が好きだ。
151吾輩は名無しである:2010/01/15(金) 14:05:39
いま再びコクトーな時代。
152吾輩は名無しである:2010/01/15(金) 14:08:01
おそるべき子供たち(ニート)は日本中に一杯居る。
153吾輩は名無しである:2010/01/29(金) 20:51:30
コクトーの阿片もいいが、それ以上にボードレールによる仏語訳の方がいい
154吾輩は名無しである:2010/01/29(金) 23:32:57
何の仏語訳?
155弧高の鬼才:2010/04/13(火) 01:24:38
ポトマックみたいな小説は、エンタメにはないね
156吾輩は名無しである
恐るべき子供たちは実に恐ろしい作品だった。
近親憎悪の極限を描いた芸術作品。