617 :
吾輩は名無しである :2009/11/20(金) 01:17:50
>>606 そういえば俺は『北の海』の刊行をわくわく待って
初版が出ると、勇んで買ったな。
洪ちゃシリーズに小学生のときからハマっていて・・
新作は旧制中学の柔道モノと聞いていて
わくわくが止まなかった・・
そして、秋〜冬頃だったか
発売日に書店へ駈けていった。
あのときの腰巻き、手にした感触、忘れられん・・
イッキ読みした至福の夜
高校受験の憂いがひたひたと迫る頃だった・・
おもしろかったなあ。さらなる続編を待ったものだが。。
ちなみに井上作品で一番好きなのは『額田女王』だったが
最近『本覺坊遺文』を読んで、畏怖をおぼえた。
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
井上靖って、小説の中でも短腹で、すぐに手を出し殴りあう… そんな乱暴な性格が見て取れるけど、ふみさんにも手を出したのかな? むかっ腹たてて、ぶん殴ったかな? もしそうだったら、嫌だな。 兵隊で、怖い古年兵にはぺこぺこしてて、ふみさんはぶん殴る、 そんな卑怯なやつだったら、げんめつだな、井上靖。
620 :
吾輩は名無しである :2009/11/23(月) 00:16:52
↑でも作品を読んでもわかるけど、井上靖は自分を美化しないタイプの作家だよね むしろ自虐的傾向のある作家だと思う 「自分は何をやってもこの人間には叶わないと思った」って良く出てくるフレーズだし 卑怯な面があるにせよ、それをオブラートに包まなければ、いいんじゃないか。作家としては
こども見たいなヤツが書き込みしてるな
622 :
吾輩は名無しである :2009/11/23(月) 16:32:40
新潮の文学全集に入ってる井上靖読んだ。 氷壁よかった。 闘牛もいい。 いままで、井上ひさしとごっちゃにしてた。 そのことに対して、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
623 :
吾輩は名無しである :2009/11/23(月) 18:17:23
みたいな をまともに変換できない惚け老人にも困りもの。老害
624 :
吾輩は名無しである :2009/11/23(月) 21:51:41
625 :
吾輩は名無しである :2009/11/23(月) 23:10:52
文学をとりあえず忘れて、麻雀格闘倶楽部をやりませんか? 勝ち続けることができないことが、よくわかります。
とりあえず
>>619 には去年の今頃のカキコを読んでみることをお薦めする。
しろばんばが最高傑作、は鉄板でおk??
おk。 オレの中には井上靖の最高傑作は他にも四つくらいあるが。
おろしや国酔夢譚も捨てがたい。 吉村昭の『大黒屋光太夫』と併せて読むのがオススメ。
新編 歴史小説の周囲 著者: 井上靖 発行年月日:2009/12/10 文芸文庫 1,470円 虚実のあわいに人間の謎を追う歴史ロマンの源泉! 遠い日、夜の砂丘で青年の目を射た流星の一条の光――遥か西域への憧れを胚胎した井上文学誕生の瞬間を描く「砂丘と私」始め、 『天平の甍』『敦煌』『風濤』など歴史小説の名作を点綴、その発想の源泉と想像力を刺激してやまぬ歴史の魅力を語る。 『蒼き狼』をめぐり大岡昇平と闘わせた論争への真摯な反論、80歳の作家を駆り立てた『孔子』への情熱――など、井上靖の凛とした詩魂がほとばしる歴史随筆24篇。
632 :
吾輩は名無しである :2010/01/05(火) 00:49:57
634 :
吾輩は名無しである :2010/01/07(木) 18:36:26
でへへへ… うちに井上靖さん直筆のサイン本があるんだ。
北の海、今は上下巻なんだ。 どのあたりで別れてるんだろう。
636 :
吾輩は名無しである :2010/05/02(日) 20:27:13
本覚坊遺文について、どう思いますか
映画は同時期に公開された野上弥生子原作より面白かったな
638 :
吾輩は名無しである :2010/05/02(日) 23:50:48
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
639 :
吾輩は名無しである :2010/05/08(土) 01:51:43
640 :
吾輩は名無しである :2010/06/02(水) 04:52:10
夜の声のさゆりちゃん すごい美人になっただろうな 吉永小百合だったりして チャアチャの名前が知りたい
641 :
吾輩は名無しである :2010/06/02(水) 20:07:40
ここ初めてのぞきましたが しろばんば3部作萌えの人が多くてびっくり! うれしいなぁ〜 食べてみたいもの 1、おぬいばあちゃのライスカレー 2、れいちゃんのカツレツ 3、金沢のすき焼き
642 :
吾輩は名無しである :2010/06/03(木) 05:01:52
補陀落渡海記
643 :
吾輩は名無しである :2010/06/07(月) 02:55:41
北の海 読み返してみた 洪ちゃが湯ヶ島に帰省して 土蔵でおぬいばあちゃと会話するところ いいなぁ〜 金沢を訪ねて 杉戸、鳶、大天井などと あっという間に仲間になって お金のやりとりなども すごく杜撰というか・・・ いいなぁ〜 こーゆー友情って 現代では生まれないな
644 :
吾輩は名無しである :2010/07/09(金) 07:16:51
>>506 蘭子心中、れい子病死って、モデルになった人がそうだったってこと?
井上靖本人がどこかで語っていたの?
いつも読み返すたびに蘭子とれい子がどうなったのかすごい気になっていて…。
645 :
吾輩は名無しである :2010/07/19(月) 07:48:57
小学生のころ、敦煌 楼蘭 を机の下で隠し読みしていた、 教師にみつかりぶたれるかとおもったら あんたこんな難しいものをよく読むね 取り上げられると思ったらそれもなし。 わたしのつまらない授業よりいいかもね、だってさ、 芥川賞を受賞してから雑誌編集者の愛人に手切れ金を渡して さよならしたのを最近知って、なんかがっかり、 しょせんは大人の付き合いだったということなんだろうけど、
646 :
吾輩は名無しである :2010/07/19(月) 08:14:54
文芸雑誌の女編集者って何でそんなに簡単に作家におまんこさせるのかね? 幻滅だよw
647 :
吾輩は名無しである :2010/07/19(月) 09:33:48
売れないころの自分の小説の下読みをさせているうちに 深い仲になったらしいね
648 :
吾輩は名無しである :2010/07/19(月) 10:46:39
白神 井上靖 でアマゾンで売っている
649 :
吾輩は名無しである :2010/07/19(月) 12:25:21
ちょっとした自慢話だが、ずっと昔に井上靖の実弟に「あなたは非常に 文章が上手い!」と、誉められたことがあるよw 井上靖の実弟はある出版社を経営していて、その就職試験での俺のエッ セイを誉めてくれたんだが、試験には落ちて、彼と2度と会うことは なかったが。井上靖の実弟も芥川賞候補になったことがあるんだが、兄が 受賞した翌年のことで、作品は良いが兄弟が続いて受賞するのは良くない とのことで受賞が見送られた不運な人だったんだな。人生のきっかけは 大事なんだな。
650 :
吾輩は名無しである :2010/07/20(火) 17:56:16
知らんかった
651 :
吾輩は名無しである :2010/07/21(水) 10:19:07
ガセネタ
652 :
吾輩は名無しである :2010/07/21(水) 11:56:41
653 :
吾輩は名無しである :2010/07/21(水) 16:16:19
なるほど、坂口安吾と川端康成が辻亮一を推したわけだ。 しかし、兄弟が続くのはまずいというのは、根拠のない話だな、 あくまで、作品がいまいちということらしい。
654 :
吾輩は名無しである :2010/07/22(木) 22:33:33
白神さんの覚え書きにもちょっと森田さんの話が出てくる
猟銃を読んだけれど、つまらん小説だね。 いかにも作り物という印象で、最後まで読むのが苦痛だったよ。 闘牛もたいしたことないけど、猟銃は最低だな。 この作家は、史実をまとめるのが上手いようだけど 純粋の創作は、表現も描写もあまりいいと思えん。 まあ、読む人の価値観で見解は相違するだろうが。
純粋の創作と読んだか
茶の味を愛でるも、キャラメルマキアージュを好むも人それぞれ。 但し後者は、泥水を混ぜてもありがたがるだろうなとは、蛇足の持論。
658 :
吾輩は名無しである :2010/07/25(日) 18:10:06
歴史小説がいいのだよ この人 できれば千利休を書いて欲しかった 利休にたずねよ より面白いはず
明日来る人は最高でした。10回は読んだな。
661 :
吾輩は名無しである :2010/07/27(火) 15:54:56
「昭和を送る」って詩もわりと好きだなぁ。 この人の作品や、仕事、人となりにも多大な影響を感じるけど この世代は濃い歴史の流れで生き残った人なんだよな。 自分は叶わないなぁと感服するような才能や気概を持った人物が バタバタ死んでいったんだから いろんなものを背負って歩いただろう。
井上靖全集(最新じゃないほう。昭和50年前後発刊のほう)の一巻を読んだ。 どれも読み返しなんだが、「通夜の客」「その人の名は言えない」「青衣の人」、 どれもよかった。 「通夜の客」の「寒いな、帰ろう」の場面は泣けた。 「紅荘の悪魔たち」もすごい。推理小説方面に言っても大家になっただろう。
今日、城砦を読み返す。
そういえば途中までしかそれ読んでなかった。 その人の名は言えない、こんどは俺の番だ、明日来る人、紅花 あたりは何となく自分の中で同じカテゴリなんだけど 面白いね。氷壁もいいんだけど。 みんないい人で変なところで潔癖でくっつくところがくっつかなくて 潔いのか切ないのか不器用なのかなんなのか。 行軍日誌の掲載誌、今からポチってくる。 来年度は金井広を図書館で読む予定。
>>644 遅くなったけど・・・
「若き日の井上靖研究」 藤沢全著 三省堂 1993
100,303,395ページ
15歳の蘭子の葬儀は洪作の下宿してた寺で執り行われたらしい。
ちなみに「北の海」の鳶と杉戸は大陸で若くして戦死したと靖が書いている。
666 :
665 :
2010/09/01(水) 15:46:31 ああすまん。全部モデルになった人の話です。