1 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :
2006/02/05(日) 01:30:46
2 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 01:33:32
20年は読んでねぇなぁ
『孔子』『氷壁』とか、読みたいけど、つい後回しになってるのあるな。 あ、そういえば『楼蘭』つい最近読んだ。名作だよ。
>>1 乙
昨日 集英社版「風わたる」買ってきたよ。未読だったので楽しみ。
あと、参考リンクも貼った方がいいのかな。
蟹座氏の文庫本サイトとか。
リンクはやめよう
6 :
4 :2006/02/05(日) 16:19:58
7 :
おぬい姉さん :2006/02/05(日) 18:18:05
知恵のある洪ちゃにはかなわんなあ。
8 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 22:41:10
おまえらは洪ちゃの背負い投げでもくらえ!
9 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/08(水) 04:15:49
「氷壁」を新たに読んでくれる人が増えると嬉しいね
10 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/08(水) 07:13:09
「氷壁」ってあんまりでてこないけどサイコーだよな 俺の中でドストの罪と罰に並んでる
11 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/08(水) 07:42:58
次のNHK大河は「風林火山」だな。歴史の勉強には適さないと思うけど、 井上靖さんらしい人間感情の描きかたで、良い作品だと感じる。
12 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/08(水) 10:41:43
テンプレ忘れてるぞ 497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
で、テンプレは?
15 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/10(金) 19:16:17
根強くドラマ化され続けている 大抵の主用作品は映画化されてるが、久々にまた映画にして欲しい
16 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/11(土) 00:10:56
蒼い狼がされるでしょ
17 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/11(土) 03:56:13
大きなスケールになりそうだね
18 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/11(土) 13:42:02
森村誠一の作品と合体するのがいやだけどね
20 :
王者フレディ ◆3B.s.Kxg8Y :2006/02/12(日) 20:28:58
21 :
王者フレディ ◆SF36Mndinc :2006/02/12(日) 20:29:57
685 :王者フレディ:2006/02/12(日) 19:58:15
>>671 『遅れてきた青年』にも後半外国人が出てきたな。それでぐちゃぐちゃになった。
いや、それは井上靖のなんかの長編だったっけか。それにも外人が出てきたな。『黒い蝶』は外人を呼ぶ話なんで当たり前として、
なんだったっけ、検索するか『射程』か。これの後半に外人が出てくる。『黒い蝶』『射程』この2作は良いよ。『緑の仲間』よりどっしりしてて、『緑の仲間』はもっとライト。でもこっちのほうが傑作。
井上靖はこう語ったことがある。「私は読み物としての小説と文学としての小説をわけて書いてきましたが、今、振り返ると、読み物として書いたもののほうに良い出来の作品が多いような気がします」と。
それと、検索して、MJさんが意外がるような情報を発見。そして思い出した。井上靖には『北国の春』というMJさんと同名のタイトルの短編集がある(笑)
この前、オレの感想欄に井上靖の名前出すな、井上靖と比べるなって怒られたけど(笑)
その井上靖の『北国の春』はたぶん読んだことがある。たしか金沢に記録的な大雪がって話だったと思う。あれも昔の学生時代を井上靖が回想してた。
22 :
王者フレディ ◆SF36Mndinc :2006/02/12(日) 20:31:49
701 :王者フレディ:2006/02/12(日) 20:20:25 みんな井上靖もっと読んでオレと共感しようぜ! BEとかは『おろしや国酔夢譚』とか読んでみたらいいと思う。あの文章は重厚だよ。 前半部はものすごい。石原慎太郎も絶賛してた。『蒼き狼』論争で井上靖を叩いた大岡昇平も絶賛。 「オレの指摘をふまえてかかれている。これは傑作」とか勝手なことほざいてやがったあいつ。大岡昇平と井上靖じゃ格が違いすぎだろおが。お前の作品と井上靖の作品群くらべてみろやって感じだよな。『おろしや』は後半ぐたぐたになるんだけど。帰国ばかりにとらわれて。 おれもそのうちもっと井上靖作品読まないとな。デビューしたての五木寛之が、 「あなたの作品では『三ノ宮炎上』が一番好きです。あとはあんまり」と、スナックでその頃すでに文壇の大御所だった井上靖にくってかかった『三ノ宮炎上』読んでないしな。読んでみたいんだが。時間とか機会とかいろいろあるから。 あと『流転』。井上靖若かりし頃の作品。20台後半ぐらいだったろう。大仏次郎が大絶賛したんだが、井上靖は新聞記者という道を選んだ。この『流転』は映画化されて、 主題歌も大ヒットしたんだが。今、調べたら文庫未収録らしい。でもその機縁で井上靖が40歳になって『猟銃・闘牛』を大仏次郎のとこに持ってったら、「佐藤春夫先生に読んでもらったほうがいい作品だよこれは」つって、井上靖が佐藤春夫んとこ持ってった。 そんころ佐藤春夫が芥川賞選考委員のボスだったこともあって井上靖がコネで芥川賞受賞。佐藤春夫は、 「正直言ってどういいのかわからない。だがとにかく面白かった。文芸というものが安易に複雑化しているなかで、理屈をこえて単純におもしろい作品を書くというのは素晴らしいことだ。一知半解先生よ」とかわけのわからない寝ぼけた発言。 まあ他の選考委員、名前は失念したが有名な人も、 「この人は作家として完成している。芥川賞にはもっと若く可能性にあふれた人を選ぶべきでは・・・・ しかしこの人は長編を量産できる人だろう」とかぐらいしか否定できなかったんだけど。 ちゅうか、井上靖って、フルネームで呼ばないといけないのが大ファンとしてはつらい。井上だけだと、光春かひさしか靖かわかんねえし。靖とかいう人いないから。横山っぽくなる。 あたらしい呼び名を考え出さないといけないな。
23 :
王者フレディ ◆SF36Mndinc :2006/02/12(日) 20:33:00
711 :王者フレディ:2006/02/12(日) 20:26:25
>>701 のレスは検索したりしていろいろ時間かかったから。書き上げるまで。
だから文学板の井上靖スレに貼ってくるか。文学板だからひさしぶりにトリップ付けて。
貼り付けおしまい。またくるかも。やすっちーの作品また読み漁りだしたら。
24 :
おぬい姉さん :2006/02/12(日) 20:35:37
洪ちゃ!今日はトリノでネズミの運動会だぞ!
25 :
王者フレディ ◆SF36Mndinc :2006/02/12(日) 20:39:49
ひさしぶりと言ってもたった二日ぐらいなんだな、まだ。そーいや。 >しかしこの人は長編を量産できる人だろう」 この見抜いてた奴もすごい慧眼だよな。誰だったか思い出せれば良い。ああ思い出しちまった。おれの記憶力すごすぎる、10年ぐらい前に読んだんを即座に思い出す。これも文学板についでに貼っとくか。宇野浩二だよ。 ちなみにオレも浩二。玉置浩二、石坂浩二に親近感ある。好きだね。でも宇野浩二は好きじゃないな、あんまし。こうちゃんといまだに姉の友達に呼ばれたりする。こうちゃん。井上靖も自作では洪作。 じゃ、また。
↑ ↑ 創作文芸板のキチガイコテ・王者フレディこと罧原堤◆SF36Mndincは 精神病院に通院中の精神病患者であります! 読んでもまったく意味不明のレスが特徴です。絶対に相手にしないで下さい。 創作文芸板では追放キャンペーンをし、駆除を実施していますが、なかなか死にません!! 井上靖のまともなファンの皆様、御迷惑をおかけしまして申し訳ありません。
27 :
おぬい姉さん :2006/02/14(火) 22:49:32
文太とたねは怪しいぞ。
あれさ、まあ
29 :
吾輩は名無しである :2006/02/16(木) 18:35:15
大岡昇平よりは上だといのは時間が証明してしまったな
30 :
吾輩は名無しである :2006/02/16(木) 22:16:37
んなこたぁない! 大岡の勝ち。
上位数作品を取れば甲乙付けがたいかもしれないが、 全体を比べれば、井上の方が上だと思うな
32 :
おぬい姉さん :2006/02/16(木) 22:53:19
洪ちゃより評価の高い作家など婆ちゃがまじないをかけてやる
33 :
吾輩は名無しである :2006/02/16(木) 23:14:12
井上靖さんの「額田女王」って面白い?買おうかどうか迷ってんだけど・・・
>>33 井上靖の中では、まあまあかな
高校の女先生は、もの凄く感銘を受けたというようなこと言ってた
35 :
吾輩は名無しである :2006/02/17(金) 12:56:42
>>34 レスありがとう。買ってみることにします(・∀・)
36 :
吾輩は名無しである :2006/02/18(土) 21:39:27
井上靖のすれ全然伸びないけど、読んでる人少ないの?
>>36 前スレは978までほぼ4年かかった。
それを考えるとこのスレの最近の伸びは異常。
38 :
吾輩は名無しである :2006/02/18(土) 22:26:38
よく知ってるね
あ あり? ドラマみて原作とまったく違うような。。。 俺の認識能力がおかしいのかな それとも原作ってこんなもん?
40 :
おぬい姉さん :2006/02/18(土) 23:39:32
>>37 わしが目ん玉が飛び出る程レスしてるでのお。
41 :
吾輩は名無しである :2006/02/19(日) 00:00:45
>>39 さすがに5回目は見なかった世。「氷壁」から文学の香りと社会性を
とり除いた結果がNHKのドラマになった、という印象。
42 :
吾輩は名無しである :2006/02/19(日) 08:20:11
ドラマ化 映画化 大河化
43 :
おぬい姉さん :2006/02/19(日) 19:26:24
漫画化は堪忍や。婆ちゃが許さん。
44 :
吾輩は名無しである :2006/02/19(日) 19:48:07
45 :
吾輩は名無しである :2006/02/21(火) 17:47:59
野生時代編集長が井上靖がすきだっていってたね
46 :
吾輩は名無しである :2006/02/21(火) 20:51:45
なんか井上靖さんが描く登場人物ってみんなすごく冷静だよね。風林火山を 読んで思った。
「みんな」って言いながら、挙げた作品が一つとは。。。
48 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 12:07:55
49 :
吾輩は名無しである :2006/02/23(木) 14:28:53
>>47 スマソ。風林火山に登場する人物みんなという意味ね。でも天平の甍とか
敦煌の登場人物も冷静に見えるなぁ・・・。唯一「氷壁」の小坂は
例外に思えたけど。
50 :
吾輩は名無しである :2006/02/23(木) 16:12:55
今度の映画森村誠一原作にされてるけど どうなんだ?
51 :
吾輩は名無しである :2006/02/23(木) 19:22:59
>>49 冷静というか凛としている印象だね
これは歴史上の人物云々というより
井上靖さんの人柄が反映しているんだろう
司馬遼太郎さんならもっと悪人は悪人らしく
狂人は狂人らしく描くだろうな
52 :
吾輩は名無しである :2006/02/24(金) 14:26:32
「天平の甍」読もうと思ってるんですが、どうですか?
53 :
吾輩は名無しである :2006/02/24(金) 17:43:28
井上の作品が原作じゃないの? 映画
54 :
吾輩は名無しである :2006/02/24(金) 18:58:01
野間文芸賞選考委員やってる時、「孔子」で二度目の受賞。 何度貰ったってかまいやしないが、そんときゃ選考委員 やめれ
55 :
吾輩は名無しである :2006/02/25(土) 08:59:44
>>52 良いんじゃないかな。俺はその作品で古代に興味を持った。
日本の国作りの苦労の一端を感じることができるよ。
>>52 俺はこの人の本の中で一番好きだよ。
つーか、この本に旅情のようなものを感じるのは俺だけか?
普照と叡栄が当て所なく彷徨う辺りとかさ
57 :
おぬい姉さん :2006/02/26(日) 14:26:31
藤尾・木部・金枝と蘭子の絡みが見たかった。接点無かったのかな?
58 :
吾輩は名無しである :2006/02/26(日) 23:10:17
あったかもしれないし、無かったかもしれない。 …という感じの文多くない?この人 ところで天平の甍の映画はDVD化してないんだよね?
59 :
吾輩は名無しである :2006/02/26(日) 23:48:17
天平の甍を大河でやってほしいなぁ。来年の風林火山は楽しみだけど、 武田をモチーフにした小説は他にもあるしなぁ・・・
60 :
吾輩は名無しである :2006/02/27(月) 22:26:28
額田女王読んで良かった。情報くれた人サンキュー
丁寧にどうも そう言ってもらえるとこちらもうれすい
62 :
吾輩は名無しである :2006/03/01(水) 20:34:09
やすしage
63 :
吾輩は名無しである :2006/03/09(木) 16:13:07
「欅の木」と「崖」が好きだage
64 :
吾輩は名無しである :2006/03/11(土) 15:18:12
俺は「海峡」「四角な船」「満ちて来る潮」あたりが好きだ
65 :
吾輩は名無しである :2006/03/11(土) 16:01:19
通だね 海峡は何度も読んだけど、失意の杉原の心境のあたりで涙がでてくる 俺はこうちゃシリーズはもちろんだけど、あとは「風と雲と砦」「傾ける海」 「三ノ宮炎上」かな
「天平の甍」は映画化されてたよ・・・ね。 田村三兄弟の長男の人が鑑真を演じていたような記憶が。 「風林火山」のドラマ化、正月のテレ朝は問題にならない出来wなんで 叩きの対象にもあまりなっていなかったようだからいいけど 大河になったら、史実厨や捏造指摘厨が大暴れするんだろうな、鬱。 あれは歴史ロマンで、戦国時代に舞台を設けて人の愛憎・葛藤を 描いたものなんだよ〜んといくら叫んでも無駄だろう。
67 :
吾輩は名無しである :2006/03/12(日) 18:57:24
>>66 山本勘助・由布姫の史料が少ないので史実厨が暴れる予知も少ないかもw
68 :
おぬい姉さん :2006/03/12(日) 21:18:50
「しろばんば」を読むこっちゃ
いや、史実詳細不明な山本勘助を主役にしてる点で「捏造小説」だそうだ。 困ったもんだがw 風林火山の衛星的作品として「天目山の雲」と「信松尼記」は良いよね。 滅びと諦めが淡々と綴られていて、心にしーんと響いてくる・・・。
70 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 23:32:46
「額田女王」を読んで紫草(あかねさす紫野〜)に興味を持ったが、 どうも絶滅危惧種になっているそうだ。野生の紫草はほとんど見られ ないそうだよ。以上、余談でした。
71 :
吾輩は名無しである :2006/03/18(土) 10:46:23
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
72 :
吾輩は名無しである :2006/03/19(日) 16:11:40
>>52 面白かったけど叡栄が戒融と微妙に被って
叡栄の印象が弱くなっちゃってるのが残念。
普照が実質的に主人公になっているのはいいんだけど。
74 :
おぬい姉さん :2006/03/21(火) 19:00:49
坊の作品はノーベル賞ものじゃ
この人の歴史ものはどうですか? 風林火山がおもしろかったから、淀どの日記を今読んでるけど こちらはちょっと甘いかなと思う。どっちにしてもこの人の場合、 歴史小説というよりは史実を題材に人間関係を書くという趣が強いのかな。
本人は対談で、読み物である「時代小説」と史実に沿った「歴史小説」と分けて語ってた。 でもどちらも、人間と描く、という感じが強い気がするね。 氏の時代・歴史小説は全て読んだけど、「後白河院」と「本覚坊遺文」以外は全て興味深く 読めたよ。上二作はちょっと難しい感じがして入り込めなかった。再度読んだら印象変わる 可能性もあるけど。
77 :
吾輩は名無しである :2006/03/22(水) 15:40:15
「人間と描く」? 馬鹿か、おまえ。 歴史を書いてるんだよ、靖は。
78 :
吾輩は名無しである :2006/03/22(水) 21:23:16
>>76 井上靖さんは「風林火山」「額田女王」「天平の甍」「青き狼」のように
あえて史料の少ないモチーフを選んでいるような所があるなぁ。でも、学説なども
よくよく研究されていると感ずるところが多々あり、そういう客観性がある
から優れた文学に成り得るんだなぁと感じる。
79 :
76 :2006/03/23(木) 00:21:43
>>77 間違ってますね、ごめんなさい。
楼蘭なんかは、とても人間を描いてるとは言えないですしね。
>>78 そうですね。極力現地に足を運んだりもされたみたいですしね。
歴史小説ではないですが、氷壁を描くときには登山もされたようですし。
「風涛」は半島の歴史家が感心されたというくらい、研究されてたと聞きました。
80 :
吾輩は名無しである :2006/03/23(木) 09:56:29
へぇー、「風涛」今度読もうと思っていたので楽しみ
81 :
吾輩は名無しである :2006/03/23(木) 09:59:32
それほどよくない。 『蒼き狼』の方がおもしろい。
82 :
おぬい姉さん :2006/03/26(日) 21:26:55
大変じゃ。新スレになってから皆洪ちゃの話題を出さなくなってしまった。
83 :
おぬい姉さん :2006/03/27(月) 22:51:11
洪ちゃはおまえのとこの坊と違って立派な2ちゃんねらになるんじゃ。
84 :
吾輩は名無しである :2006/03/28(火) 14:27:46
正直洪作はニート気質だと思った
まぁ、のんびりした時代だったよね。それこそ引きこもりがステータスになりかねないような時代
86 :
おぬい姉さん :2006/03/32(土) 20:47:15
大正末期って平和な時代なんじゃないの? 結構景気良かったみたいだし
88 :
おぬい姉さん :2006/04/02(日) 18:32:43
>>87 そうだったね。婆ちゃが洪ちゃに叱られてもうた。
「しろばんば」読み終わった。さき子姉ちゃんとおぬい婆ちゃんが・・・・ 自分も小さい頃親戚の婆さんの葬式に出た記憶があるからよけい泣ける。。。(ノ_・。) 次が「夏草冬濤」でその次は何だっけ?
90 :
吾輩は名無しである :2006/04/03(月) 10:54:01
「北の海」に決まってるじゃん!
91 :
吾輩は名無しである :2006/04/07(金) 15:17:27
婆ちゃも大分ボケたとみえるな
92 :
おぬい姉さん :2006/04/09(日) 18:09:10
婆ちゃは坊がちゃんと就職してくれればいつ死んでもええ
93 :
吾輩は名無しである :2006/04/15(土) 20:23:09
洪ちゃは台北の製糖工場でさとうきび剥いてるらしいよ
94 :
おぬい姉さん :2006/04/16(日) 21:36:05
洪ちゃがいつの間にか藤尾と同じ歳になってもうた!
95 :
吾輩は名無しである :2006/04/16(日) 23:48:34
おまいら、新潮文庫で絶版の「西域物語」を読んだことはありますか? 私はこの本を中学時代に読んで以来、いつかシルクロードへ 行ってみたいと憧れ続けてきました。そんな人いないかな・・・ どこまでも続く蒼穹、荒涼とした沙漠、緑豊かなオアシス、 モスクの尖塔、薄暗いバザール、羊肉の匂い、失われた街。
96 :
吾輩は名無しである :2006/04/17(月) 00:41:46
映画の原作井上靖でいいの? 森村?
97 :
吾輩は名無しである :2006/04/17(月) 03:54:17
>>95 『蒼き狼』を読んで、モンゴルに憧れたことはある。
98 :
吾輩は名無しである :2006/04/17(月) 09:11:54
99 :
吾輩は名無しである :2006/04/20(木) 11:06:46
青い狼の原作を書いたのはこの人ですか?
ちがいます
101 :
吾輩は名無しである :2006/04/23(日) 14:00:15
宮本輝が好きな人だよね
102 :
吾輩は名無しである :2006/04/26(水) 04:53:13
103 :
吾輩は名無しである :2006/04/26(水) 14:37:35
グロ
105 :
おぬい姉さん :2006/04/26(水) 22:47:17
大天丼
106 :
吾輩は名無しである :2006/04/28(金) 01:50:21
>>96 井上靖と森村の、半々みたいだね。
・・・でも反町か
107 :
洪茶丘 :2006/04/29(土) 15:21:32
すばらしき作家ですね。こういうのを芸術と呼ぶのだな
108 :
吾輩は名無しである :2006/04/29(土) 15:22:54
死んだとたんに忘れられた
109 :
おぬい姉さん :2006/04/30(日) 22:03:18
大天井なんて苗字本当にあるのか?
>109 北アルプスにはあるけどね 槍に次ぐ高峰大天井岳、標高2922m。
111 :
吾輩は名無しである :2006/04/30(日) 22:51:32
反町はやめてくれ 日本沈没の草薙と同じぐらいいやだ
112 :
おぬい姉さん :2006/04/30(日) 22:52:49
あら、そう。ならやめとく。
113 :
吾輩は名無しである :2006/05/02(火) 14:20:09
あすなろ物語読んだ 前半面白かったけど、後半に出てくる人物が何かしょぼくて 尻すぼみって感じだった 惜しい作品だなぁ
114 :
160 :2006/05/02(火) 14:31:50
>>113 そういう「ショボイ」人間が生きることの
哀しさと愛おしさを描いた作品なんだよ。
115 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 21:48:52
講談社版で昭和35年10月より発行の「日本現代文学全集」全108巻のうち、 第102巻「井上靖・田宮虎彦集」は第11回配本で昭和36年8月の発行。 学生のころに読んだ記憶がある。
116 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 23:30:26
井上靖の「化石」てどうなんですか。 あすなろ物語はけっこう面白かったんで、その後 氷壁を読んでみて、う〜んといまいち好みじゃないな(魚津は好きw)と もうひとつ試そうと化石読みましたが。 長編にする作品じゃないなという印象。主観のみじゃね? 退屈しちゃったな。 読み方が悪いのかしら、皆さんどうですかぁ?
117 :
吾輩は名無しである :2006/05/04(木) 20:39:53
>>116 「化石」は私も3年くらい積ん読状態なのでわかりません。
ただ、「あすなろ物語」には感銘を受けたが、
「氷壁」はいまいちピンと来なかった、という点では、
あなたと私は完全に意見が一致してます。
他に私の好きな作品は、「天平の甍」「敦煌」「蒼き狼」「猟銃」などです。
中でも、「天平の甍」は特におススメです。
一生の間、座右の書となる可能性を持った本だと思います。
118 :
吾輩は名無しである :2006/05/04(木) 22:32:13
お〜 ありがとう。機会つくって読んでみるね。
119 :
おぬい姉さん :2006/05/14(日) 19:01:42
餅田は創作人物だったのか?
120 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 21:39:37
天平の甍が改版されましたね。
121 :
おぬい姉さん :2006/06/03(土) 22:11:46
ご馳走は「とろろ」に泣けた
122 :
おぬい姉さん :2006/06/07(水) 23:49:22
坊の作品はノーベル賞ものじゃ
123 :
吾輩は名無しである :2006/06/08(木) 22:47:33
むつかしい漢字で変換できないんだけど、 ふだらく渡海記もよかったな・・・
124 :
吾輩は名無しである :2006/06/15(木) 14:14:16
補蛇落渡海記いいですよね。金光坊が最後言う悟りの漢文みたいな箇所がわからなかったの ですが。。わかる方いたら教えて欲しいです。
125 :
吾輩は名無しである :2006/06/15(木) 14:24:58
126 :
吾輩は名無しである :2006/06/15(木) 19:13:36
補陀落渡海記
127 :
吾輩は名無しである :2006/06/15(木) 20:48:01
井上靖さんも、ノーベル文学賞の最有力候補の一人に上がったほどの方ですよね。 真田軍記のむしろのサシモノも良かったですね。
128 :
吾輩は名無しである :2006/06/24(土) 19:06:54
>>109 大天井さん(小坂光之介師範)は大変スケールの大きい人であったようです。
小生の知人で旧制新潟高等学校柔道部で大天井さんから柔道を教えて頂いた人が
いますが、小さいことにはこだわらない人とのことでした。
90才すぎても柔道一筋で、お亡くなりになるまで、
名古屋大学で高専柔道を教えておられました。
129 :
吾輩は名無しである :2006/06/30(金) 22:59:50
「傾ける海」って読んだ人いる?
>>129 読んだ読んだ
最も好きな小説の一つだよ
131 :
129 :2006/06/30(金) 23:28:36
130 なんかいい作品だと聞いたのと住んでる県が舞台ということで井上靖の作品は読んだことないけど初挑戦してようかなと思っているとこです。
132 :
吾輩は名無しである :2006/07/02(日) 05:39:45
このひと生まれは旭川
133 :
吾輩は名無しである :2006/07/03(月) 01:20:30
こんにちは。 中学生のころから井上靖が大好きでした。 今は都内の大学の3回生です。 もし、どなたか井上靖の研究が出来る大学院をご存じでしたらご教授ください。 どこの大学院でも出来るとは思うのですが、 やはり井上靖について造詣の深い教授のもとで勉強したいと考えています……
134 :
吾輩は名無しである :2006/07/03(月) 01:30:32
135 :
吾輩は名無しである :2006/07/03(月) 01:40:53
>>133 ぐぐったら出た過去ログ↓ 情報古いかも。確認してみ
●日本大学の曽根博義氏(井上靖全集の編集者・井上靖研究第一人者?)
●「井上靖研究会」
会報と「井上靖研究」という雑誌を発行。国学院大学に事務局。
045−904−7701 瀬戸内宣司 [井上靖研究会事務局」
137 :
吾輩は名無しである :2006/07/03(月) 02:10:26
138 :
133 :2006/07/03(月) 02:17:57
>>135 さん
>>136 さん
ご丁寧な回答、ありがとうございますm(_ _)mm(_ _)m
すごく助かりました&嬉しかったです。
早速、問い合わせなどしてみたいと思います。
139 :
133 :2006/07/03(月) 02:20:04
>>137 さん
そちらにも問い合わせてみます!ありがとうございました(。・∀・。)
140 :
吾輩は名無しである :2006/07/08(土) 18:04:06
141 :
吾輩は名無しである :2006/07/08(土) 18:06:42
142 :
吾輩は名無しである :2006/07/09(日) 14:48:19
>>141 もれが行った地方では、観光用のラクダしかなくてね。
高くて乗れなかったよ・・・orz
横レス。 ラクダだのしるくろーどだの、ええなぁ。 玄奘三蔵はえらかった! あっ今、砂漠の墓地からめっかった舟型の棺に眠っていた古代の美女 思い出した。若い女でフェルトの帽子被って・・・ NHKもたまにはいい仕事するなシルクロード…
144 :
吾輩は名無しである :2006/07/13(木) 22:37:27
「このお茶、なんかネギの臭いがするね」 … イヤな奴!意地悪そうな目つき! そう、人格者を演じ、文壇の大御所を気取ったお前の、 晩年のその、顔だよ。
>>139 いやいや、どういたすますて。研究頑張りな
146 :
吾輩は名無しである :2006/07/13(木) 22:50:38
>>140 ああ、うらましや・・・
いつから西域物語が絶版になったのかは知りませんが、
あんな旅情溢れる本を読めなくするのは考え物ですよ。
そりゃあ巻頭の地図にまだソ連の版図が描かれてるけどさ・・・
サマルカンドやブハラで甘露のごとき沙漠のウリを食べたい!
青空に溶け込むモスクの尖塔を見たい!
147 :
吾輩は名無しである :2006/07/16(日) 20:19:46
新潮文庫「敦煌」が装幀変更!!
148 :
吾輩は名無しである :2006/07/16(日) 23:33:02
>>147 絶対に変更前の方が良かった。
新しいのは軽薄な感じがして、中国の歴史がもつ重厚さが全く感じられない。
149 :
147 :2006/07/17(月) 10:09:42
初心者はどの作品から入るのがよさそうですか? いつも迷ってしまってなかなか読めずにいます。
迷うことなくしろばんばをオススメする。 読みやすいし、氏の作風も色濃く出ているから、初めて読むにはうってつけだと思う。 あとは、歴史が好きで少しの読みづらさを我慢できるなら、天平の甍もいい。 俺はこの本から入って、その後いろいろ読み漁ったけど未だにこれが一番好き。
152 :
吾輩は名無しである :2006/07/26(水) 22:05:24
3部作→あすなろ物語→天平の甍
153 :
吾輩は名無しである :2006/07/26(水) 23:03:42
>>151 俺とほとんど同じだね。
俺も最初は『天平の甍』だった。何度読んでも胸が熱くなるわ。
154 :
150 :2006/07/27(木) 00:34:59
レス下さった方、どうもありがとうございました!
>>151 さんが教えて下さった2冊をまず探してみます。
155 :
吾輩は名無しである :2006/08/13(日) 19:23:37
こんにちわ★ 小学生の時に井上靖のしろばんばに感銘を受けて早20年…。 先日初めて静岡の井上靖文学館を訪ねました。 皆さんに質問なのですが…洪作少年が恋する中華料理店の女の子は実在の人物なのでしょうか?
156 :
吾輩は名無しである :2006/08/16(水) 12:22:21
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060816i303.htm 井上靖「氷壁」のモデル、登山家・石岡繁雄氏が死去
石岡繁雄氏(いしおか・しげお=元鈴鹿高専教授)15日午前9時7分、大動脈りゅう破裂で死去。88歳。
告別式は17日午後0時30分、三重県鈴鹿市三日市町957鈴鹿中央斎奉閣。
自宅は同市神戸2の6の25。喪主は女婿、穣(ゆたか)氏。
登山家で、1955年1月、北アルプスで起きたナイロンザイル切断の遭難で弟を亡くし、
当時、最も強固と言われたナイロンザイルが鋭利な岩角に弱いことを実証した。
この遭難と真相解明は、ザイルの安全基準制定のきっかけとなり、井上靖さんの小説「氷壁」のモデルにもなった。
(2006年8月16日10時53分 読売新聞)
(-∧-;) ナムナム
157 :
吾輩は名無しである :2006/08/18(金) 19:20:04
氷壁久しく読んでないなあ。88歳。大往生ですね。
最近、スカパーで「昨日と明日の間」「白い炎」の2本を見たけど 原作を読んだ時はそれなりに楽しめたのに映画版はあまり面白くないな。
159 :
吾輩は名無しである :2006/09/22(金) 20:00:53
「猟銃」や「ある偽作家の生涯」などの初期の硬質感のある文体で書かれた 傑作短編と比べると「孔子」をはじめとする晩年の作品は、スカスカで 薄ら寒くさえあるな。
ああ井上靖か、随分読んで無いな。 おれも長編一冊目はたしか『しろばんば』だ、 かわいいよね、洪作。 んー、今からちょっと読み直そうかな。
>>159 「月の光」「雪の面」読んで言ってるの?
晩年の作品って、孔子以外の何読んだんだよ。
162 :
吾輩は名無しである :2006/09/22(金) 21:27:47
私小説的な傾向の強い井上の短編は、どれも性に合わね。 「闘牛」「貧血と花と爆弾」「射程」「黒い蝶」などのフィクショナルな初期の現代ものの 長短編が一番好きだしな。玄人さんたちの間じゃ評価低いらしいが。
163 :
162 :2006/09/22(金) 21:36:39
ちなみにオレのベスト作品は、「黒い潮」。(漢字が出ない・・・) 歴史小説では「後白川院」と「蒼き狼」(大岡昇平の批判なんか無視すりゃよかった) 初期の時代物も大好きだね。「戦国無頼」「風林火山」「真田軍記」「風と雲と砦」など。これらの作品も玄人サンからはシカトされてるが。
物語性が強い作品が好きなんだね。 傾向としてはわかる気がする。「戦国城砦群」もでしょ? 中では後白河院がちょっと意外。 本人は、「射程」「黒い蝶」の評価にはちょっと落胆したらしい。
「天平の甍」は、主人公のキャラクターが最後まで明確でなかった (他の日本人僧はそれぞれキャラ立ってるのに)のと、鑑真がどうしてそこまで 渡日にこだわるのかいまいち伝わらなかったのが難。 「鑑真の日本に渡る意志には少しも揺らぎがないようだった」っていう文が繰り返される ばかりなんだもん。
166 :
吾輩は名無しである :2006/09/28(木) 07:49:30
みんな「花壇」や「星と祭り」なんかは読んでないの? やたら心にしみる作品なんだが・・・。
167 :
160 :2006/09/28(木) 07:53:41
どうして誰も縦読みを指摘してくれないんだ?w これ、井上作品を読み解くキーワードのひとつだと思うのだが。
はいはい
なんだもん
風雲児たちっていう歴史漫画の、大黒屋光太夫に関する描写はおろしや国の記述 ほんっとうにそのまんまでやばかった
日曜の講演会行ったヤシはいないのか。
172 :
吾輩は名無しである :2006/10/22(日) 07:19:16
文庫版の城砦見つけた\(^o^)/
175 :
吾輩は名無しである :2006/10/29(日) 07:45:31
176 :
吾輩は名無しである :2006/10/29(日) 19:58:14
>>174 1990年ごろに読んだけど退屈だったな。 同じころ読んだ「憂愁平野」はイカッタ。
178 :
吾輩は名無しである :2006/10/30(月) 09:01:06
「城砦」は、被爆者の女主人公が作り物みたいで魅力的とは思えない。
現代もの(といっても50年ぐらい前だが)の女性登場人物って、 みんな同じ感じじゃないのか???と福田宏年のようなことを言ってみる。
いまさら
181 :
吾輩は名無しである :2006/10/31(火) 10:19:18
男が主人公の作品のほうがいいよな。井上の現代ものは。
182 :
吾輩は名無しである :2006/10/31(火) 12:49:10
夏草冬涛おもしろいけど、下巻はいっても上巻のカバー裏に書いてる不良文学グループに入らねえぞw
184 :
吾輩は名無しである :2006/11/01(水) 16:21:25
「夏草冬?」を読もうと思ってるんですが、 他板で白ばんばと北の海との三部作と知りました。 これらは同一の主人公ですか? また、三部作中の2作目を先に読むとおもしろみが少なく感じますか?
件名:削除を求める
日時:2006年10月30日 23:46:52
貴殿の下記の記述は、私(福永正明)の名誉を毀損し、誹謗中傷するものであり、本メール到着後2日以内の削除を求める。
なお、削除を実行しない場合には、関係法規に従い法的措置を執る用意があることを通知する。
2006年10月30日
筑摩書房刊行「インド旅案内」執筆者
福永正明
http://yondance.blog25.fc2.com/ 「分け入っても分け入っても本の山」より、名誉毀損の記述内容の引用
>>184 主人公は同じ。
夏草冬濤→北の海の順番は守った方がいいけど、
しろばんばは先でも後でもかまわないと思うよ。
187 :
184 :2006/11/02(木) 14:46:48
>>186 ありがとうございます。
それでは夏草冬濤を先に読んでみます。
188 :
吾輩は名無しである :2006/11/03(金) 12:35:22
金枝と木部は卒業して沼津で一年浪人したってことか?
189 :
吾輩は名無しである :2006/11/04(土) 21:08:29
餅田は藤枝グループを見限ったのか?
190 :
吾輩は名無しである :2006/11/05(日) 14:18:39
三っちゃんは死んだよ…
191 :
吾輩は名無しである :2006/11/06(月) 17:40:24
金枝はあすなろ物語で捕まるんだろ?
192 :
吾輩は名無しである :2006/11/06(月) 22:19:46
北の海になんで蘭子、れい子姉妹がでていないのかとずっと疑問に思ってたら モデルになった二人とも若くして亡くなられていたということを知って結構ショックだった 北の海の時代にはすでにこの世の人ではなかったのかなあ...
193 :
吾輩は名無しである :2006/11/10(金) 13:35:42
ここ半月は井上靖尽くしだな あすなろ、夏草冬涛、北の海 青春放浪読んで、しろばんば買うかな
194 :
吾輩は名無しである :2006/11/10(金) 22:53:14
>>192 れい子が同一人物かと思ってビクーリした
195 :
吾輩は名無しである :2006/11/12(日) 11:34:58
>>192 「かみきの家」自体「北の海」の頃には没落してたりして
196 :
吾輩は名無しである :2006/11/14(火) 00:38:12
北の海は四高に入ってからの話かと思ってた
入るまでの話ですね
ラーメン2杯食う?
199 :
吾輩は名無しである :2006/11/17(金) 18:36:59
らんちゃーん
200 :
釜淵 :2006/11/18(土) 10:19:11
塩分摂り過ぎだ
202 :
釜淵 :2006/11/19(日) 20:04:27
昔のラーメンは塩分が少なかったんだよ。きっと。
この板に初めて来たけど、このスレがあって嬉しい! でも作品はたくさんは読んでない。 夏草冬濤が死ぬほど好きで15年間多分何百回とヘビーリピートで読んでる。 次ぎに北の海、しろばんばが好き。 あすなろ物語や短編も好きだけど、他の作品は読んだこと無かった。 最初はモデルケースや事実を知らない方が良いと思ってたけど 最近急に知りたくなって調べています。 他の作品もこれから手を出していきたい。 ところで金井廣の三部作読んだ方いますか? 金枝が割と好きだったんで読んでみようかと思ってるんだけど。
今年の冬休みは伊豆に一人旅しようかな。自転車で。
うおー!魚津まで死ぬとは思わんかった! 常盤の漢っぷりが最高だっただけに 最後に嘘付かれたのがかわいそうだ。 井上作品って会話も小気味いいんだけど 人物もそれぞれ気持ち良いんだよなぁ。 描き出す距離感がいいのかな。
甍読んだ。 なんか業行の叫びと沈みゆく経典の場面が 頭について離れない。切なすぎ。 経典捨てられて最期に後を追って飛び込んだのかなと想像。
俺にとって伊豆湯ヶ島は川端康成でも梶井基次郎でもない 井上靖だ
寒いのに酔狂なこっちゃ。自転車とは
自転車で一番恐ろしいのは夏だぞ。脱水症状とか熱中症とか。 寒いのは漕いでるうちに身体があったまってくるから、それほど気にならない。
210 :
3 :2006/12/11(月) 22:52:55
211 :
吾輩は名無しである :2006/12/13(水) 17:05:12
チャリこぐなんてまるで伊集院光だな
212 :
おぬい姉さん :2007/01/03(水) 23:20:30
馬鹿たれのアホたれの洪ちゃに「餅無し雑煮」を食わせてやる
213 :
吾輩は名無しである :2007/01/04(木) 14:33:06
今度の日曜日のNHK教育「あの人に会いたい」に映像出るよ
うおー、まじか! 情報サンクス!
215 :
吾輩は名無しである :2007/01/07(日) 12:54:10
風林火山あげ
216 :
吾輩は名無しである :2007/01/07(日) 20:05:53
耳が変だったな あれが高専柔道か
井上の全集ってみんな新字、新かなだけれど、 実際、この人は旧字、旧仮名は使わなかったの?
218 :
吾輩は名無しである :2007/01/07(日) 20:30:08
( ゚,_ゝ゚)バカジャネーノ
普通に柔道の人耳つぶれてない? 今は
かわいいよ靖
誰も知らないのか。 井上のファンって浅はかな人たちばかりなんだ。
浅はかってねえ・・・考えて分かる問題じゃないだろ。
223 :
吾輩は名無しである :2007/01/11(木) 21:35:06
敦煌つまらsん
歴史モノでおもしろいのは「天平の甍」だけ
今年の大河見て原作が読みたくなったんだけど、 井上ファン的には「風林火山」(←小説の方ね)はどういう評価なの?
今年の大河、まだ見てないけど11話までは脚本家オリジナルなんだよな。 ところで読んでみたいなら評価云々より読んだら? 小説の何がいいかなんて個人差めちゃくちゃあるし
227 :
吾輩は名無しである :2007/01/24(水) 00:27:16
風林火山は最後のほう怒涛の勢いがあってよかったな。
滑落ニュースで氷壁思い出した。
今日命日ですね。墓参に行った人いますか?
運の悪いことに親父が勤める師団司令部は弘高のつい隣だった。退け時は二郎の方が少し早かったが,乗馬の親父はすぐ後ろから追いついた。 いつも連れがあった。軍医部長で先任の井上大佐(靖氏の父君)だ。親父は獣医部長だった。井上の小母さんは時に家に見えられた。 そんな時、「うちの靖は・・・」「うちの靖は・・・」とよくいわれた。四高は出たけれど、一向に医者になる気のないのを愚痴られたのである。 棟方志功−その画魂の形成− 小高根二郎
231 :
吾輩は名無しである :2007/01/31(水) 12:59:34
このスレタイはいつ見ても癒される(*´д`*)
靖自体イヤリングが嫌いなのかな?
233 :
吾輩は名無しである :2007/01/31(水) 13:16:02
中国オタクの靖にとって、あらゆる装飾品は興味深いアイテムだよ。
234 :
吾輩は名無しである :2007/01/31(水) 13:27:33
そうか。 作中のジジイの嫌う感覚がリアルだったから
氷壁の爺さんか 井上靖って常盤みたいな人だったのかな
236 :
吾輩は名無しである :2007/01/31(水) 17:12:56
そう、あとあした来る人でも奇異な感じを抱くとかあったし。
しろばんばや、夏草冬濤好きでした(^O^)中学の時読んだので、最近、もう一度読みたいと思っています。 おぬい婆さんが亡くなるとこは泣けたなー。
3月にお墓参りにいきます
239 :
吾輩は名無しである :2007/02/04(日) 15:46:13
奥さんの随筆読んだ人いる?
240 :
吾輩は名無しである :2007/02/04(日) 19:30:10
小説に悪人がでないって本当?
>>239 ノシ 旬菜歳時記とかな
奥さんのじゃないが「花過ぎ」、読んだことある?
242 :
吾輩は名無しである :2007/02/05(月) 23:37:52
敦煌がやけに好評なのはなぜに?
243 :
吾輩は名無しである :2007/02/06(火) 04:36:37
中国人に人気あるよね 中国人に語って欲しくないんだけど
244 :
吾輩は名無しである :2007/02/06(火) 16:12:52
けんとうしとかあるし 大韓民国よりマシ
245 :
吾輩は名無しである :2007/02/07(水) 23:33:38
敦煌って解説者もストーリー展開が牽強気味だといってるよね。
解説者ww
247 :
吾輩は名無しである :2007/02/08(木) 21:34:26
*????????????????????
>>242 騎馬戦闘のシーンがナウシカのコミック版に漫画の話すんなゴラ
アンドレ・ヴェイユを知らない人が何いってんだ
ただいま三時三十三分です。
過疎化スイッチ!
おろしやとかは露約して向こうで出したりしてるのかな?
253 :
吾輩は名無しである :2007/02/11(日) 23:19:11
風林火山の山本間助最高
254 :
吾輩は名無しである :2007/02/12(月) 08:37:02
井上は、日本の文学の代表は太宰治と言ったそうだが、作品にも影響受けてるの?
ああ、それは百人挙げた時、百番目に太宰の名前が出たんだよ
256 :
吾輩は名無しである :2007/02/12(月) 15:26:54
>>255 マジ?100人も挙げるのは大変だと思うがw
靖の親父が弘前の第八師団に勤務していたころ、近所の弘前高校では津島修治が校友会誌に小説を発表していたという。 世間は狭い。
258 :
吾輩は名無しである :2007/02/14(水) 01:19:38
ゆぶひめどのぉ
259 :
吾輩は名無しである :2007/02/14(水) 09:08:28
ゆうひめ^^;
近所に越したので金井廣がやってたとおぼしき医院後を見てきた 共産党掲示板があったから間違いないとオモ
261 :
吾輩は名無しである :2007/02/14(水) 18:38:38
いいなぁ…金枝が1番好きだったので うらやましい。 私も見てみたいし、何科かわかりませんが、 ついでに診察してほしい…
自分も金枝大ファンだった もちろん=金井さんではないだろうけどやはり感慨深い。 彼の息子さんが出した本の表紙の写真はかなり晩年過ぎて 少年期イメージでとまってる自分には衝撃だったw 生前越してたら診察行けたのにと残念!
263 :
吾輩は名無しである :2007/02/15(木) 00:41:18
新田版風林火山には井上風林火山に出てこなかったキャラがイパーイいる
風林火山は歴史小説というよりドラマだからね あ、もちろん大河の意味じゃないよ
新田版風林火山なんて聞いたこともねー
結局大河見てないな〜
267 :
吾輩は名無しである :2007/02/16(金) 08:21:44
しろばんば買ったけど、後ろの表紙折れてたぞ 金帰せ
買う前に気付くか換えてもらえ
カバーかけられてごまかされてた
270 :
吾輩は名無しである :2007/02/17(土) 21:48:04
この人の小説、「!」マークが木になる
271 :
吾輩は名無しである :2007/02/17(土) 23:20:53
ばか! とか好き
272 :
吾輩は名無しである :2007/02/18(日) 14:27:29
たまに!?があるよな 俺、ありなんだと思った
273 :
吾輩は名無しである :2007/02/21(水) 13:07:43
なに!?もういっぺん言ってみろ!
274 :
吾輩は名無しである :2007/02/23(金) 06:18:20
坊主!?
275 :
吾輩は名無しである :2007/02/23(金) 21:09:00
ばか♂
276 :
吾輩は名無しである :2007/02/24(土) 15:14:13
おろしや国酔夢譚はロシア語訳されており、現地でベストセラーになったと 何かで読んだ記憶がある。
へー、そうなんだ!
なんか自分の中に土蔵が虹の郷に移設されて展示されてる・・・ とインプットされてたんだけどどこにもソースがない。 なんの勘違いだったんだろう? 昭和の森の旧邸の勘違い? 土蔵って今はもうないんでしょうか。
279 :
吾輩は名無しである :2007/02/26(月) 04:36:41
風林火山好評あげ
280 :
吾輩は名無しである :2007/02/27(火) 20:47:10
金歯時代にカラー写真があったら見てみたかったな。 当時は結構いたのかな?
281 :
吾輩は名無しである :2007/02/28(水) 18:47:44
門の原行った人いる?なんもない?
282 :
吾輩は名無しである :2007/03/01(木) 00:35:52
天平の甍面白くなかった だるいよー
ひたすら淡々してるしな でも業行は好きだ。
おもしろいというよりも、しみじみといい。 歴史物の中じゃ、俺は一番好きだな。
>>282 若い人かな?
もしかしたら、数年後読み返すと面白く感じるかも知れない。
俺も厨房の頃に「天平の甍」を読んで、数年間つまらない作家というレッテルを貼っていた。
286 :
吾輩は名無しである :2007/03/01(木) 21:46:48
この人の歴史ものでは風林火山が一番好き
287 :
吾輩は名無しである :2007/03/03(土) 00:26:16
大岡昇平との論争ってどんな感じだったの? 結局悪いのはどっち?
大岡裁き
289 :
吾輩は名無しである :2007/03/03(土) 18:43:29
酷評云々の話?
今日から始まった映画「蒼き狼」は原作森村誠一になってるけど、井上靖の小説とは全く関係ないのかな 前は、クレジットされてた様な気がしたけど。 あと、この映画観てきたけど・・・かなり酷いよ
291 :
吾輩は名無しである :2007/03/04(日) 18:57:54
森村原作ならザマみろ!ですな。
292 :
吾輩は名無しである :2007/03/04(日) 22:09:38
映画金か買ってるんだってね
293 :
吾輩は名無しである :2007/03/07(水) 21:55:29
風林火山も天平の瓦も面白く中田
294 :
吾輩は名無しである :2007/03/08(木) 11:42:49
んじゃ何が好き? 自分は歴史ものより自伝系が好き 甍は淡々と退屈に読んだけど後から来るね。 業行の人物像って戦時中絵を写してた人とか義父なのかね。
295 :
吾輩は名無しである :2007/03/08(木) 21:51:41
北方謙三が好き
読んだことないけど、どこか類似点があるの?
歴史小説という括りは同じでも雰囲気から何から対極に近いな。 北方謙三の小説みたいな面白さを求めて井上靖を読んでも、そら面白くないわな。
298 :
吾輩は名無しである :2007/03/10(土) 21:46:16
北方=文学
299 :
吾輩は名無しである :2007/03/13(火) 21:33:16
北方が文学ぅ?? 笑止!!!!!!! 笑止!!!!!!!!!!!!!!!!
300 :
吾輩は名無しである :2007/03/13(火) 21:52:55
「しろばんば」は名作だよな。 名作は皆が認めるようだが、なぜか、表にはでないな。
自伝ものは「あすなろ物語」が有名だからだろうか。 小説としては三部作のほうがおもしろいと思うんだけど。
302 :
吾輩は名無しである :2007/03/14(水) 01:36:17
303 :
吾輩は名無しである :2007/03/14(水) 21:39:19
天平の瓦
ちうか、あの頃の純文書きには、そういった傾向の作品書け書けっつー 社会的(てか週刊誌的?w)な要請、強くあったんじゃないすかね。 そんなんで、まぁそこそこは食えてもいたと。 井上靖、遠藤周作、北杜夫や石川達三あたり、俺ガキん頃、 半ばエンタメ扱いで随分と読み飛ばしたなーww
中間小説って奴じゃないの。遠藤周作はあまり読んでないからわからんけど
306 :
吾輩は名無しである :2007/03/15(木) 21:48:30
なんか 芥川龍之介の子分な太宰治 大江健三郎の子分な遠藤周作 って感じ
酷い釣りだな
308 :
吾輩は名無しである :2007/03/19(月) 21:53:01
[あれさ]***[まあ] ってどういう意味??
「しろばんば」に出てくる婆さんの口癖
310 :
吾輩は名無しである :2007/03/21(水) 23:54:11
さんすこ!
311 :
吾輩は名無しである :2007/03/22(木) 14:20:13
明日昭和の森〜湯ヶ島 明後日文学館行ってくる。
312 :
吾輩は名無しである :2007/03/25(日) 12:19:59
文学館23から再開と思ってたら 月末まで改装が延びてて入れなかった。 ショボーン
313 :
吾輩は名無しである :2007/03/26(月) 21:09:58
氏の作品は歴史物しか知らなかったけど、先日から自伝三部作を一気読みした 北の海の最後の最後で、洪作が船に乗り遅れまいかとハラハラしたぞ まさかと思いつつ、乗り遅れました、心底バカでしたって終わるんじゃないかとハラハラしたぞ
314 :
吾輩は名無しである :2007/03/27(火) 14:54:19
実にいい坊ちゃんだからね
315 :
吾輩は名無しである :2007/03/28(水) 22:29:09
≫宮本輝作品について語ろう≪ [一般書籍]
316 :
吾輩は名無しである :2007/03/29(木) 11:31:54
〜をしなければならなかったし、〜もせねばならなかった ってしろばんば特に多い気がするけど 子供のあれもこれも感が出てて好きだ。 大人だと できるときはできるし、できんときはできんよ 的な言い回しが好き
なにげに犬飼好きだw
七重の無敵具合が好きだ。 でも最初の子供を預けたままにするのは 勇気あるというかわりと暢気なのかな。 ばあちゃとの関係も後がさばさばしてるのがいい。
320 :
吾輩は名無しである :2007/04/02(月) 16:39:43
5月〜6月にスカパーの衛星劇場
http://www.eigeki.com/ で「井上靖生誕100年特別企画」として井上靖の映画を
どーんと放送するそうな。以下ラインナップ。
【5月】
第二の恋人(オリーブ地帯)1955
春のみづうみ(魔の季節)1956
ある落日 1959
わが愛(通夜の客)1960
白い牙 1960
天平の甍 1980
敦煌 1988
千利休 本覺坊遺文 1989
おろしや国酔夢譚 1992
蒼き狼(テレビドラマ・全4話)1980
【6月】
離愁(青衣の人)1960
猟銃 1961
渦 1961
河口 1961
霧子の運命(春の雑木林)1962
あした来る人 1955
あすなろ物語 1955
氷壁 1958
しろばんば 1962
憂愁平野 1963
322 :
はるか高み :2007/04/03(火) 07:51:32
このようなクソ作家を読んでるとバカが進行するぞ。
323 :
吾輩は名無しである :2007/04/03(火) 15:13:09
なんだと!?もういっぺん言ってみろ!
ところで岐部さんはどうして亡くなったの? 随分若かったけど…
腸チフスだったような
327 :
吾輩は名無しである :2007/04/05(木) 10:18:36
>326 ありがとう。 そりゃ苦しかっただろうな。
328 :
吾輩は名無しである :2007/04/05(木) 22:26:34
萌えていい??
329 :
吾輩は名無しである :2007/04/05(木) 23:04:06
何に?
330 :
吾輩は名無しである :2007/04/06(金) 21:54:28
きみに
めめっこい顔しとる!
井上靖は旧字、旧かなだよ。 全集ではもう馬鹿な編集者どもによってその名残すら感じることはできないけれど。
戦前は旧仮名でも昭和後半とかに書いたのもだっけ?
334 :
吾輩は名無しである :2007/04/23(月) 16:43:22
愛人とかいなかったのかな? 不倫の数回はありそうだけど…
335 :
吾輩は名無しである :2007/05/01(火) 09:14:45
336 :
吾輩は名無しである :2007/05/02(水) 11:41:37
誰か行く人いる?
337 :
吾輩は名無しである :2007/05/06(日) 12:12:52
しばらく読んでないけど、また読もうかな。 今の作家さんと違って、 さわやかで品があるから好きだ。
339 :
吾輩は名無しである :2007/05/10(木) 18:51:03
2000円か。200円なら買ったのに
340 :
吾輩は名無しである :2007/05/13(日) 00:44:59
マイナーかもしれないけれど「海峡」っていう作品が好き。 実は俺、中学まではその小説の舞台になっていた町に住んでいた。 青森の下北半島の端っこの風間浦村というところ。 井上靖がこんなへんぴな所に来たと思うと感動するなあ。
341 :
吾輩は名無しである :2007/05/13(日) 00:51:59
>>340 嘘? 俺も風間浦村出身だよ。
中学どこよ? 何年卒?
342 :
吾輩は名無しである :2007/05/13(日) 08:02:14
気を付けろ。ヤンキーがでてきたぞ
>>340 海峡か。
ラストが切ないんだよね。
泣いたよ。
>>341 まさか、2ちゃんで同郷の人に会うとは・・・。
村名そのままの中学校出身っす。
特定怖いので何年卒かは勘弁でw
高校からは東京です。
>>343 俺も泣きました。
何回読んでも心に響くものが薄れない名作だと思います。
>>342 ヤンキーはすぐ「おまえ、どこ中だよ」って聞いてくるしな、歳も気にする
そこをついたおもしろいギャグだぜwwwwwwwwwwww
346 :
吾輩は名無しである :2007/05/14(月) 06:50:07
何それ読んでない。 今でも買える?
新刊本だったら、井上靖全集でしか手に入らないな 他にはヤフオクか古書店で探すしかないね
>>346 こんな↓話。
>服飾雑誌の編集部員杉原は同僚の宏子を愛し、宏子は編集長の松村を恋し、
>松村は由加里に想いをよせる。そして由加里の夫庄司は今年も渡り鳥を求
>めて雪の下北半島へ入る。思い思いの気持ちで庄司のあとを追った松村、
>杉原の耳に渡り鳥の啼き声はもの悲しくひびいてくる……。様々な人間が
>綾なす愛の交錯をきめこまかに描く。
俺も「海峡」好きだ。最後の方、真冬の下北半島で宿の温泉に入る場面を
読むと温泉に行きたくなる。海峡は今でもブックオフでも割とよく見かけるな。
349 :
吾輩は名無しである :2007/05/15(火) 03:36:25
何から読めばいいの?
350 :
346 :2007/05/15(火) 09:54:06
情報どうもです。 とりあえずブクオフ探してみます。
1907年生まれ 山岡荘八、火野葦平、湯川秀樹、亀井勝一郎、高見順、三木武夫、中原中也、井上靖 キャサリン・ヘップバーン、ローレンス・オリヴィエ、ジョン・ウェイン、フリーダ・カーロ ロバート・A・ハインライン、淡谷のり子、東野英治郎、アストリッド・リンドグレーン。 百歳おめでとさん
海峡、俺も好きだー。 あれって映像化されなかったっけ?
調べてみたけど映画化に際して改題されてる作品が いくつもあって元ネタがわからないのがけっこう多いな。
354 :
吾輩は名無しである :2007/05/26(土) 22:24:26
蘭子の画像うぷキボンヌ
北の海に餅田の3ちゃん出てなかったけど、何で?
356 :
吾輩は名無しである :2007/05/27(日) 14:43:48
糖尿で死んだか四修で高校進学じゃね? いとこのれい子と支那蕎麦の店員のれい子は一緒
357 :
吾輩は名無しである :2007/05/27(日) 14:44:59
餅田はペッパーランチいってステーキにされたらしい
蘭子とれいこは何で亡くなったのかな。 子の二人も夭折してないっけ?
金ないから人身売買
蘭子 心中で新聞沙汰 れいこ 病死
362 :
吾輩は名無しである :2007/05/29(火) 02:24:16
マジっすか! なんか残念。
363 :
吾輩は名無しである :2007/05/29(火) 13:54:58
もう二人作ればいいじゃないか
北の海時代、蘭子生きてて15くらいだろ すでに心中かよ れい子病死→悲しい、荒れる→男に慰められる→相手大学生→寒い寒い雪の中で心中 でOK?
木部と藤尾、キャラかぶってね?
367 :
吾輩は名無しである :2007/05/29(火) 14:41:59
やっぱ『風濤』だろが。
368 :
吾輩は名無しである :2007/05/29(火) 15:27:52
大介はここにはこねーの?
370 :
吾輩は名無しである :2007/05/31(木) 07:03:59
この人の描く女性割と好きだな。
371 :
吾輩は名無しである :2007/05/31(木) 15:02:00
これだから童貞は なんでもオナニーの材料にしちまう
372 :
吾輩は名無しである :2007/06/01(金) 22:45:51
賞金目当ての賞に投稿して毎回入選ってすごいな
373 :
吾輩は名無しである :2007/06/18(月) 11:36:07
前歯全部が金というのもすごいな。
374 :
吾輩は名無しである :2007/06/21(木) 05:00:46
どこの落語家だよ
375 :
吾輩は名無しである :2007/06/21(木) 21:57:56
『しろばんば』のみつ、夏草にいなくね?
夏草の餅田は北の海で消えたし。
377 :
吾輩は名無しである :2007/06/22(金) 16:59:21
当時はよく人が死ぬな 大正だからかな
自伝三部作読んでるとすごくいい時代だったんだって気がする。 伊豆半島っていう立地もいいね
379 :
吾輩は名無しである :2007/06/23(土) 02:11:41
そりゃ工作が家柄いいからだろう 時代が十年くらい先になるが、水木しげるの昭和コミック読んだりするといやになる
家柄の問題もあるかも知れないが、その十年の差が大問題じゃないか。 明治の終わりから大正まではいい時代だと思うよ。 肺を病んで若死にする人は多かったようだけど、そういうのを抜きにすると。 昭和四年以降が舞台になると、あんな青春小説は描けないだろうな。
381 :
吾輩は名無しである :2007/06/23(土) 21:07:37
小学校卒業して一生働く亀男たち
382 :
吾輩は名無しである :2007/06/24(日) 23:00:06
>>382 いや、別に井上靖に関してだけ語ってるわけじゃないよ
あういう生活がしたいなら銭金みたいに田舎にいけばいい 中学進学者は一割もいない。大半が小学校卒業したら就職 娯楽も少ない。テレビ、ネットはもちろんラジオもない 食べ物もぜいたくできない クーラーもない そんな当時よりきっといい思いや生活ができるだろう
伊豆はたまに遊びにいくには良いが よそ者には住みにくいぞ。
386 :
吾輩は名無しである :2007/06/28(木) 17:30:46
井上さんって創価の信者だったんですか?
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
388 :
おぬい姉さん :2007/07/01(日) 23:49:09
389 :
一ノ瀬洋三 :2007/07/02(月) 02:34:55
一行だけでとくに工作と絡んでないよな
390 :
吾輩は名無しである :2007/07/02(月) 11:14:17
私はしろばんば、夏草冬濤、北の海が学生時代大好きでした。 特に金枝が好き、でも藤尾も木部も大好き。 大人になって都合で6年間住んだ三島はいつも井上靖の足跡を探しました。 子供達が沼津の小学校まで黄瀬川を渡って通ったり(バスでですが) 静浦で海水浴や釣りを楽しんだり 伊豆箱根鉄道(軽便)に乗ったり 三島大社でしだれ桜のお花見をしたり 下田、湯ヶ島、沼津と楽しく散策しました。 とてもよい思い出です。
こうちゃは好きじゃないのか
392 :
吾輩は名無しである :2007/07/02(月) 21:00:07
増田小林餅田清吉は虫かよ
393 :
吾輩は名無しである :2007/07/05(木) 20:20:11
藤尾のモデルになった藤井氏の中学生の時の写真を雑誌で見たが なんか想像してたのと違った。なぜか太っちょだと思ってたんだが 体型は普通でメガネがけてたのが意外。岐部の写真はないのかな。
394 :
吾輩は名無しである :2007/07/05(木) 20:29:56
私は金枝の中学時代の写真を見たけど 「ハーフ」っていう感じに見えなかったよ。 大天井、鳶、杉戸... 鳥の巣を乗せたような頭って一体どんな感じなのだろうかね。
395 :
吾輩は名無しである :2007/07/05(木) 23:01:56
靖ビジョン
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
397 :
吾輩は名無しである :2007/07/06(金) 18:07:57
夏草冬濤は寺の雪枝と岐部・藤尾たちが知り合いになってからの 部分の話をもっと長く詳しく書いて欲しかったなー。
398 :
吾輩は名無しである :2007/07/06(金) 18:09:45
夏草冬濤は雪枝じゃなくて郁子だったか。
399 :
吾輩は名無しである :2007/07/07(土) 06:46:06
多分髪とか目の色が薄いという描写があったから そのせいでない? 茶髪の時代でもないし 顔立ち云々じゃなくて色素薄くてちと外人ぽいというか…
400 :
吾輩は名無しである :2007/07/07(土) 15:10:15
靖さんといえば、「天平の甍」ではないでしょうか?
401 :
吾輩は名無しである :2007/07/17(火) 11:49:33
日本映画専門チャンネルで今月に「黒い潮(1954)」、 8月に「花と波濤(1954)」の放送があるよ。
402 :
吾輩は名無しである :2007/07/27(金) 08:29:36
土肥の道路壊れちゃったね。 この夏行く予定の人いたのかな? 迂回路とかもただでさえ混む道がえらいことになりそう
403 :
吾輩は名無しである :2007/08/01(水) 20:32:46
『しろばんば』に感動した19才の俺がきましたよっと。
404 :
吾輩は名無しである :2007/08/01(水) 21:06:36
夏草冬濤が好き。個人的には。
俺は「北の海」かな。四高の柔道部が好きだった
406 :
吾輩は名無しである :2007/08/06(月) 03:30:43
やっぱり俺は『あすなろ物語』と『天平の甍』だな。
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
409 :
吾輩は名無しである :2007/08/15(水) 01:00:27
新潮文庫から『後白河院』が新装復刊されたな。 俺は、20年以上前の版を古本屋で100円くらいで買ったけど、 それ以来3年くらい積ん読だwww 活字も大きくなったことだし、新版を買い直そう。
410 :
吾輩は名無しである :2007/09/01(土) 14:24:15
「北の海」で大天井が洪作に土産に持たせる干菓子の名称が分かる人いませんか? 来週金沢に行くので、できれば土産に買いたいのですが...
これって大衆小説でしょ どうして文学板にあるの いた違い
412 :
吾輩は名無しである :2007/09/01(土) 21:01:54
なんだこの無知は
井上靖は巧いストーリー・テラーだけど、 大岡昇平や小林秀雄からは馬鹿にされとったし。
巧いストーリー・テラー
416 :
吾輩は名無しである :2007/09/02(日) 21:03:08
>>415 レスありがとうございます。
やはり森八の長生殿でしたか。数年前に金沢駅の駅ビルの中にある
森八の店員に聞いたことがあるのですが、「北の海」のことは全く
知らないようでした。
これで安心して土産に買うことができます。ありがとうございました。
井上靖の『孔子』、これどうなの。
そういえば、今年は井上さんの生誕100周年の年だが、記念イベントはあるんだろうか?
419 :
吾輩は名無しである :2007/09/03(月) 14:18:03
何を今更…
>>417 氏特有の面白さは、最晩年の小説にはなくなっていて、孔子も例外じゃない。
でも俺は好きだな。
421 :
吾輩は名無しである :2007/09/04(火) 09:14:44
孔子グダグダして読みにくいけど たまにしみじみ来るなぁ 死ぬ直前の80代が書いたと思うせいかな
「楊貴妃伝」てどうですか? 淡々とした書き方だけに逆に心に染み入る感じ。 楊貴妃もそうだけどライバルの梅妃や 国夫人となった次姉の造型もビビッドで艶やか。 個人的に中国の四大美女を全員小説化してほしかったな。
423 :
吾輩は名無しである :2007/09/12(水) 13:05:17
「洪水」読んだことある方おられますか?すでに絶版ですね。 読んでみようと思うんだけど…
424 :
吾輩は名無しである :2007/09/12(水) 21:55:10
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
425 :
吾輩は名無しである :2007/09/16(日) 22:22:23
一ノ瀬君は早逝したのかな?
426 :
吾輩は名無しである :2007/09/17(月) 20:49:40
結局のところ洪作は藤尾や金枝には異端児なところが有り難がられた だけで、本当に気が合うのは大天井や鳶だったんだな。
428 :
おぬい姉さん :2007/09/18(火) 22:15:28
洪作は文太の性格を色濃く受け継いでいると思う。
429 :
吾輩は名無しである :2007/09/19(水) 14:25:19
何!?くだらん!ばかめが!
430 :
吾輩は名無しである :2007/09/30(日) 11:51:32
我入道って地名だったんだな
431 :
おぬい姉さん :2007/10/02(火) 00:55:33
432 :
吾輩は名無しである :2007/10/03(水) 23:53:17
シャツとかスイカ買いすぎだよ すき焼きも食いすぎ 練習は地獄だけど楽しそう 四高柔道部
靖はキャプテンしてる時に辞めたんだよな
434 :
吾輩は名無しである :2007/10/06(土) 14:26:40
文太とは血が繋がってないよね
436 :
吾輩は名無しである :2007/10/18(木) 21:39:59
437 :
吾輩は名無しである :2007/10/25(木) 16:04:28
繋がってないのは潔
438 :
吾輩は名無しである :2007/10/27(土) 14:20:43
わが母の記読んだ おもしろかった
439 :
さきこ :2007/10/27(土) 21:10:57
このスレのおぬいばあさんは死んだのか
440 :
おぬい姉さん :2007/10/28(日) 08:44:47
坊が農林水産大臣になるまで死ねんこっちゃ
441 :
吾輩は名無しである :2007/10/28(日) 15:32:50
今紅花読んだ 最後の心変わりだけはわかりにくかった 会話テンポや人物はやっぱ魅力的だ
もう詳細は覚えてないけど、紅花は面白かったな。 どの全集にも入ってないし、成功作ではないのかもしれないけど、それでもいいんだよな。 井上靖の小説って、評価されてない作品でも、どこか魅力があるんだよね。
443 :
さきこ :2007/10/29(月) 19:31:54
洪作がさきこと西平の共同湯に行って さきこの裸体でひそかに勃起するあのシーンは印象的だね
444 :
吾輩は名無しである :2007/10/30(火) 09:51:31
そこより六年のころに自分と同世代の女子たちの裸で勃起するところだろ
445 :
吾輩は名無しである :2007/10/30(火) 11:07:06
なんで男ってチンコ話好きなんだ? ミミズ洗って逝って来い
446 :
吾輩は名無しである :2007/10/30(火) 21:35:37
あと、さき子が中川基とアヘアヘ交接している所を洪作が覗き見るシーンも印象的だね
447 :
吾輩は名無しである :2007/11/09(金) 23:30:10
あれさ、は言うけど、まあは違うでしょ まあきれいのあんぽんたんのあきこです
448 :
吾輩は名無しである :2007/11/11(日) 18:40:55
今度金沢に行く予定があるから、北の海を読み返してるんだけど、 桜橋とW坂には行ってみようと思う。時間があれば内灘にも。
449 :
吾輩は名無しである :2007/11/12(月) 15:30:11
いいないいな 紅葉してるんかな
450 :
吾輩は名無しである :2007/11/12(月) 17:32:29
内灘に行くと、大天井と鳶の試合が見れるかもしれんなぁ。
451 :
吾輩は名無しである :2007/11/13(火) 12:52:46
兼六園をとぼとぼ歩け
452 :
吾輩は名無しである :2007/11/21(水) 08:35:13
紅花、じれったいくらい清潔な結末が 靖らしくていいな 寂しい気分にはなるが。
ggdgngdennddg dmhdfmfh rujrtut hdfhfdh tyiktyyik yeryre hkhg
作家は同じプロットでどれくらいの数の作品がゆるされるんだろうか 読み手としては面白いからいいんだけど 文壇から不評とかなかったんかな
BSの三船敏郎特集観てるんだけど、井上原作のものが幾つかある。 それも含めて、今まで観たことのある井上原作の映画って100%メロドラマばっかりや。
456 :
吾輩は名無しである :2007/12/13(木) 13:33:45
なんたら魔道の冒頭見て井上作品かと思ったら違ってた 風林火山ドラマどうだったのかな 自分は見てないが 以外とスレ静かだったな
457 :
吾輩は名無しである :2007/12/13(木) 14:03:31
なんたら魔道の冒頭見て井上作品かと思ったら違ってた 風林火山ドラマどうだったのかな 自分は見てないが 以外とスレ静かだったな
458 :
吾輩は名無しである :2007/12/24(月) 23:17:42
クリスマスといえば100円ケーキを食べるものとおぬい婆さんに 教え込まれて、それを信じて疑わなかった洪作にとって磯村家の デコレーションケーキは驚き以外の何物でもなかった。 しかし、それを口に出せばその田舎モノぶりを藤尾に攻撃される ことを恐れて洪作は黙った。
459 :
吾輩は名無しである :2007/12/27(木) 11:00:04
井上さんの小説のヒロインって、皆なんか共通点あるよね。気が強い女王さまタイプ。井上さんの理想の女性像だったのかな。映画茶々は原作破壊激しそうで見る気にならないよ。
共通点あるのは認めるが、気が強い女王さまタイプという表現はあたっていないと思う
461 :
吾輩は名無しである :2007/12/30(日) 07:51:14
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
女性が共通というより、寄ってくる男が共通じゃないか? ・大きく包み込むオッサン ・猪突猛進な若者 ・似合いの男だけど愛情を確かめたら別れることになるやつ これで1950年代の作品は語れる。
映画「戦国無頼(1952)」放送予定 NHK-BS2・2月12日(火)午後1:00〜2:46
465 :
吾輩は名無しである :2008/01/24(木) 08:35:12
三月に一回新・文芸坐で風林火山やるなage
466 :
吾輩は名無しである :2008/01/30(水) 19:43:40
カツレツ食わせろ!
キッカをわすれないで!
468 :
吾輩は名無しである :2008/02/01(金) 22:19:45
本屋で「しろばんば」矢「あすなろ物語」をぱらぱらみてたら文章が簡単な感じがして 20代のわたしよりも中学生くらいがみるべきもの なのかなあと感じたのですが、実際井上靖の本は20代以上の人でも読んで 読み応えがあるのでしょうか
読む人それぞれの感性だからねえ
難解な文章がいいならヘーゲルでも読めよ
あすなろ物語は高校お勧め本50に入るような作品だな しろばんばは世代関係なく年配でも若き日を回顧しつつ読めたりする ちなみにしろばんばの続編「北の海」で海に向かって詩吟するとこで泣いたのはいい思ひ出
472 :
吾輩は名無しである :2008/02/02(土) 23:35:53
文体や文章が難解か平易かが 内容のおもしろさや読みごたえと関係あるかい? 意味なくまわりくどく解りにくいへったくそな評論を 難しいレベルのこと述べてるとか思ってしまうタイプ? 自分は高校時代、夏草〜北の海にはまったが 30近くなってあすなろ、しろばんばがおもしろくなった。
星と祭読んでます。
474 :
吾輩は名無しである :2008/04/03(木) 15:10:31
洪ちゃ、よくやった
475 :
吾輩は名無しである :2008/04/18(金) 19:05:31
過去の自分を呼び起こしてくれるような文章書くよな ノスタルジーが売りの恩田陸は思い起こさせてくれないのに。自分でなく過去の創作物を思い出すけど
それはすっごい分かるな あと詩的表現で感情を高ぶらせてくれる 自分感受性強いから余計に感じるな
477 :
吾輩は名無しである :2008/05/17(土) 23:31:20
「あすなろ物語」すごくいいよね! 自分は30代半ばだけど、最近読み返してみて 若い頃とは全く違う感想を持った。 読む年齢によって見方の変わる本だと思う。
478 :
吾輩は名無しである :2008/05/19(月) 12:58:59
>あすなろ物語 できれば5章で終わってほしかった。佐山との対決で。 なんとなく6章は蛇足に感じるんだよね。鮎太落ちぶれてるし…
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
480 :
吾輩は名無しである :2008/05/28(水) 01:37:38
「井上靖」と検索しようとすると「井上安い」になってしまう そんなつもりは全くないのだが
481 :
吾輩は名無しである :2008/05/28(水) 02:37:53
>>479 そりゃあノーベル文学賞有力候補で
国際的知名度では大江よりも上でしたから
ずっとむかしは文庫であれだけあったのに いまはほとんど絶版か品切れ… ドラマや映画にもなりましたよね 仕方ないといえば、仕方ないのですが 内容的に、現代モノでのいまの若い読者には脚注付きで 説明しなきゃならないことが多くなっているかも知れない
483 :
吾輩は名無しである :2008/06/22(日) 19:26:19
新潮文庫の背表紙の色良くないよなぁ… あの茶色はイメージダウンだと思う 表紙を新しくするときに背表紙の色も変えてほしい
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
485 :
吾輩は名無しである :2008/07/21(月) 14:49:05
窓際記者から売れっ子作家になったんだからすごい出世だな
司馬と同じで所詮記者上がりってところが限界でノーベル賞とれなかったんだろうな。 ものの見方が主観に欠ける。
ガルシア=マルケスもそうだけどね。
北の海の続きってないんすかね
489 :
吾輩は名無しである :2008/08/13(水) 15:37:25
koya澄賢房覚書って映画の原作名を 教えてください。 よろしくお願いします。
原作は短編『澄賢房覚書』。 『ある偽作家の生涯』新潮文庫所収。
491 :
吾輩は名無しである :2008/08/14(木) 00:04:33
いくらなんでも大江さんと比べるのは失礼かと。
492 :
吾輩は名無しである :2008/08/14(木) 11:40:53
>>490 ありがとうございます。
読んでみます。
ありがとうございました。
493 :
吾輩は名無しである :2008/08/24(日) 00:45:53
age
494 :
吾輩は名無しである :2008/09/04(木) 13:40:28
「大天井さん、リーダーはちゃんとやってますか?」 「ああ、やってるよ」 「どこまでやったんですか?」 「くわしく聞くなw」
495 :
吾輩は名無しである :2008/09/21(日) 00:00:12
>>491 それは、井上さん>>>大江さんってこと?
496 :
吾輩は名無しである :2008/09/21(日) 02:49:00
大江こそ過大評価だろう
497 :
吾輩は名無しである :2008/10/05(日) 19:14:45
舞姫を訳してるんだな 古文苦手だから助かる
いい歳しても舞姫ってやっぱりうらやま ひどい話だと思う。 現代語訳ものって他にありますかね。
井上ふみさん(いのうえ・ふみ=作家・井上靖氏の妻、エッセイスト)12日、心不全で死去。98歳。
500 :
吾輩は名無しである :2008/10/17(金) 16:51:25
北の海の面白かった。話は戦前ですよね? 楽しそうな時代だなあ☆生まれ変われたら(笑)、藤尾の手紙に書いてあった別荘で夏休みを過ごしてみたい。 しかし、皆さん家が結構金持ちですよね…。 感想でした。
闘牛とか入ってる超初期っぽい短編集を初めて読んでみたが、、、古い恋愛エンタメと言うか、 主人公が総じて中途半端に気取っててそこが妙におっさん臭くてやや辟易。昭和の雰囲気はちょっと興味深くはあったが。
502 :
吾輩は名無しである :2008/10/21(火) 11:16:23
503 :
吾輩は名無しである :2008/10/21(火) 20:46:10
ブックオフで『夜の声』を買ったけど面白かった。
504 :
吾輩は名無しである :2008/10/23(木) 14:21:12
>>482 >>501 基本的に昭和の作家なんだよね。
だから、今は絶版が多くなっていても、
いつかまた、あの時代が回顧され、見直されるときが来る。
そのときにはあらためて脚光を浴びることになると思うよ。
司馬遼太郎もそうだが、時代を象徴する作家として、決して消えることはないと思う。
505 :
吾輩は名無しである :2008/10/24(金) 15:42:04
そうかなあ。わからんけど。司馬は日本の歴史を題材にしてるのが強みな気がする
>>500 一ページ目一行目に大正十五年三月と書いてる
夏草じゃ、藤尾以外一級上なのに、北の海ではみんな同時に卒業したみたいな書き方なんだけど、演出のためにそうしたのかな
金枝まで落第したとは思えないし、木部は仮面浪人するみたいだし
餅田は優秀だから四年修了で高校いったのかな。北の海には書かれてないからわからない
北の海で書かれてないついでに、いとこの蘭子れい子が気になる
れい子といえば、カツレツ屋の給仕もれい子だけど、創作なんだから名前別のにしてもいいと思うんだけど。せめて「れい」を変換するとか
北の海では洪作は19だから、夏草じゃ、16、17か
>>505 蘭子ははたち前に心中、地元で大騒ぎになった。れい子も若くして病死・・・じゃなかったけ。
507 :
吾輩は名無しである :2008/10/25(土) 11:49:10
作家の死後に一度は忘れられたような存在になり、 何かをきっかけにまた脚光を浴びて復活し、文豪としての評価が定着するなんて、それもロマンだね。 井上靖に限って言えば、そんな日が待ち遠しい。 彼のような、作家としてのまなざしが基本的に温かい人は、最近では少なくなってきたように思う。
だって基本凡人でしょう? 初めから、超越の余地がない。 児童文学として残ればいい。残って欲しいとも思うが決してそれ以上では。 歴史小説なら代わりは今後ともいくらも出てくるだろうし、 ムラムラ・アオ○ン系はとうに古びてしまった。
昭和は研究対象にはなっても評価リスペクトの対象にはなんねえよ。 敗戦を起点として全てに欺瞞と捏造が多すぎる。
評価リスペクトww
>>509 さすがにちとオオザッパ杉だろw
俺も昨晩二冊ほどこうてきたが、昭和文学全集でも買って勉強すれ
>>510 そういうのイラネ
512 :
吾輩は名無しである :2008/10/25(土) 14:44:54
作家の評価なんて永遠に不変のものではないのですよ。 無名の人が死後何年もして突然ブレイクしたり、 一度名の埋もれた人がまた注目されたり、 そうしたことは明治以降の作家ではまだまだ限定されているかもしれないけれど、 古典の中ではよく見られることです。 いまでは古典の世界でも、日本人の編纂した漢詩集などは忘れられた存在になってるけど、 中国を中心とした文化が欧米を中心とした文化に代わって台頭してきたりすると、 突然、日本文学史の中心に躍りこんでくるかもしれない。 かつては今昔物語集や宇治拾遺物語なんかも完全に忘れ去られていたしね。 与謝蕪村だって、俳人としてはさほどメジャーではなかったのを、正岡子規が復活させたのではなかったかな。 私たちだって、自分の感情を代弁している人、自分たちの思索の先駆けとなった人などを、 彼らがたとえ現在無名でも、担ぎ出して、主張を世間に認めさせれば、 その流派やムーブメントの先駆者として、先人を甦らせることができる。 井上靖の文学は、現代人が人間性を取り戻すために、できれば再入門してもらいたい作家だ。 新たな輝きを得る日も、さほど遠くないのではないかなァ。
うーんでもそれはちょっと、啓蒙的すぐる発想では(笑 なんつうかあんま、文学読み向けのコトバじゃないっつーか。 にしてもで、週刊誌時代以降の小説家の仕事っぷりはあれは、 どう形容したらいいんだろ、がいずれにせよでこれだけは云えると 思うのはそれは、矮小化。小さくなったのは、ある程度はやっぱり。
>>512 ながいだけでいのうえやすしとかんけいないかきこみすんなかす
515 :
吾輩は名無しである :2008/10/25(土) 16:55:24
>>514 ひらがなばっかりの読みにくいカキコすんな滓
516 :
吾輩は名無しである :2008/10/29(水) 10:18:32
あれさ、まあ。 そんなことで喧嘩なんかせんと、 『しろばんば』読んで、心の洗濯でもしなはれ。
517 :
吾輩は名無しである :2008/10/30(木) 06:44:54
http://yondance.blog25.fc2.com/?mode=m&no=1386 井上靖の下半身。
白神喜美子とつきあうまえ、井上靖は年上のT夫人と愛人関係にあったらしい。
T夫人は、エキセントリックな感性と才気を持った、恵まれた環境の人妻。
このT夫人から贈られた短歌を井上靖は小説「猟銃」で使用したということである。
それから白神喜美子と交際中にもかかわらず、
知り合いの女学生Aを仕事部屋に連れ込んだことがあった。
Aは胸を病んでおり、井上靖とのただ一度の逢瀬を華に、薄命で散ったそうだ。
〜美人薄命か。
518 :
吾輩は名無しである :2008/10/30(木) 14:37:48
洪ちゃも立派なやりちんになったのか 潔の血だな
519 :
吾輩は名無しである :2008/10/31(金) 02:06:22
井上靖って、やはりロマンチストだったんだね。
520 :
吾輩は名無しである :2008/10/31(金) 18:30:19
「闘牛」は、白神喜美子が話したものをそのまま文章にしていて賞をとったんだよね。 これに対し、批判の記事をよんだことがあるんだけど、 実際、「他人からの話をそのまま小説にして賞をとる」・・倫理的にどうなんだろう?? 特に文学部出身の方の意見聞きたい。
他人の話を小説にするくらいフツーじゃねーか?
523 :
吾輩は名無しである :2008/11/02(日) 14:09:49
そのままっていわれてもどの程度か明確にわからないから、なんともいえないな
524 :
吾輩は名無しである :2008/11/02(日) 17:07:14
井上靖が白神に渡した、『昭和36年の手切れ金200万』は現在では幾ら位?
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
526 :
吾輩は名無しである :2008/11/02(日) 17:46:29
でも白神って、手切れ金まで受けとっておいて、 それで暴露本出したわけ? だとしたら、ずいぶん薄汚い女だなあ。
527 :
吾輩は名無しである :2008/11/02(日) 17:51:27
>>524 大卒初任給で比較すると
昭和36年が、1万5700円 (上田流通問題研究室調査)
平成20年現在は、だいたい20万円ぐらいだ。
これを基準に概算20倍として、200万×20=4000万円。
現在なら4000万円くらいだ。妥当な線
手切れ金4000万渡して腐れ縁が切れるなら、安いもんだわなw
529 :
吾輩は名無しである :2008/11/02(日) 17:58:34
>>527 4000万円なら別れてあげてもいいかな
と、思わないでもないですね、ナイショの話(笑
530 :
吾輩は名無しである :2008/11/02(日) 18:03:29
>>527 マンションも買えない金額。
家もらって車もらって貯金一億くらいもらわないと承諾できないですよ。
離婚するならだけどね。
529 なんの話じゃ
532 :
吾輩は名無しである :2008/11/02(日) 18:12:34
離婚相談室ですが、なにか? 手切れ金の額について語りましょう!
>>527 ちょっと行ってみた<上田流通問題研
流通関係の情報すごsぎ
534 :
吾輩は名無しである :2008/11/02(日) 18:32:57
年収1千万が平均だから、結婚年数で違う。
535 :
吾輩は名無しである :2008/11/02(日) 18:46:26
白神は手切れ金で茶道の教室?を開いたと読んだことがある. 『手切れ金で手に職』は賢い金の使い方だに〜。
536 :
吾輩は名無しである :2008/11/02(日) 20:04:21
茶道教室開くのには幾らかかるの?
537 :
吾輩は名無しである :2008/11/02(日) 21:11:36
カネに汚い女だったか。。。残念
538 :
吾輩は名無しである :2008/11/03(月) 13:22:21
確かに4千万円もらっといて、本人の死後にクチを開くなんて、 汚らしい女だよな。 暴露すんなら最初からカネなんか受け取るなよ。 こんなクソ女に栄光の日本文学史を穢されてたまるか! 便器の隅にでも、こびりついてろ!
539 :
吾輩は名無しである :2008/11/03(月) 17:38:03
井上靖が亡くなり、白神の暴露本が出たあと、 ふみ夫人が「白神との出会いが靖の人生の転落の始まりでした」 と芸能女性週刊誌のインタビューに応じた。 また「『生まれ変わっても、また、ふみ夫人と結婚したい』と靖が言った」とも。 (実際は井上靖はそんな事は発言していないらしいが・・) 直近では、ふみ夫人「靖は私と結婚して幸せだったとおもいますよ」 もう応酬と泥仕合。 公になってほしくなかった。 死人は何も言えない、醜いだけ。 ふみ夫人が低俗な女性週刊誌にまともにインタビューに対応した というのにも驚愕した。 品格ある婦人がすることではないと思った。 夫人への印象が変わった出来事だった。
540 :
吾輩は名無しである :2008/11/03(月) 18:26:58
ふみさんは白神出版の後、芸能雑誌の取材に対し 「白神からは初めて愛を教えてもらった。だから別れられない」 と井上靖から言われたと発言していた。 また、ふみ夫人は亡くなる前、「私が靖をそだてた」と言ってた。
ソースキボ
542 :
吾輩は名無しである :2008/11/03(月) 20:39:40
ふみ夫人は立派な奥様だ。 白神のことは、靖のウンコだと思っておけばいい。
543 :
吾輩は名無しである :2008/11/09(日) 14:15:37
欧米の子供は「他人と約束したことは必ず守るよう」厳しく育てられるが、
日本人は結構、口だけ調子いいことを言っておいて欺く傾向がある。
中国人も嘘を平気でつく。
(心の中で「口ではなく行動を見ろ!」と逆に相手を責めたりして横着なんだね)
大抵の人は「10年後の約束」はしない。10年後なんてどうなってるか分からない、
それを約束するのは相手に対して大変失礼なこと。
尚かつ、『心の成熟度の高い人』なら、約束してしまった事を万が一果たせないなら
誠意(お金でなく言葉や態度で)を見せるだろうと思う。
井上靖も悪い。
http://yondance.blog25.fc2.com/?mode=m&no=1386
544 :
吾輩は名無しである :2008/11/09(日) 14:54:23
カネだけはしっかり受け取っておきながら、 口止めの約束を守らなかった女は論外。というかクソ。 でも、井上靖も悪いということは分かるよ。 ただし、亡きふみ夫人まで悪く言うのはズレてないか。
つーか誰がいい悪いはどうでも良くて、もうただただ昭和の女のカナシサばかりが伝わってくるわ。 ちなみに俺は男っすから。
546 :
吾輩は名無しである :2008/11/09(日) 17:22:03
作家は孤児院の内側を知らない
美香さんの発言を全て真に受けるのも考えものですが(笑)おやはや(笑) それから美香さんは井上靖を物語作家、だと言っておりますがそれは少し違うのでは(笑)おやはや(笑) 井上靖は近代小説を一般大衆に分かりやすいように噛み砕いて作品にする能力に長けた作家であり、それ故に一時期は売れたのでしょう(笑) 私の言う物語作家の定義とはそれとは違うのですよ(笑)物語作家とは炉辺に囲まれる語り部でなければならないのでして(笑) 例えば風間賢二がボネガットをマークトウェインの系譜に存在する、といっておりましたが、それは違う、と疑義を挟みたい部分が存在するのも物語作家性故なのですよ(笑)おやはや(笑)
548 :
吾輩は名無しである :2008/11/09(日) 23:11:38
ふみ夫人とは、ある会で2回だけちょっと言葉を交わした事があるのですが、 ふみ夫人は京都出身なのですね、標準語に京言葉が混じり・・・。 「明治の誇り高い京女」だと思いました。 「京女」この響き、スゴイなあ。
狂女、凶女、強女、恐女、脅女 本当だ
550 :
吾輩は名無しである :2008/11/10(月) 13:31:21
551 :
吾輩は名無しである :2008/11/10(月) 17:00:52
私なら恋のライバルが京女だったら、あきらめますね。
面白いの5冊頼む。 氷壁から読む。
553 :
吾輩は名無しである :2008/11/11(火) 18:57:09
しろばんばを5度読め
それでもいいなw オレの趣味で言うと、しろばんば、夏草冬濤、北の海、崖、傾ける海
555GET!!
三部作より現代小説の方が好きなので氷壁は別格として 「海峡、射程、四角な船、群舞、若き怒涛」
>>554 悪いけど「傾ける海」、やっと見つけて読んでもこの野郎!って思ったよ。
ネタバレはしないがスジに無理がありすぎ。
見つけるの大変だけど全集前提として
現代ものだと(もう現代とも言えないか)
黯い潮、通夜の客、城砦、わだつみ、星と祭
あたりかな。
>556のお勧めもいいけど。
そう言うなよ 筋に無理があるっていうなら、556の真ん中三つも無理があるよ 現代小説においては、さほど起伏がない割に、筋には無理なところがある作品多いと思うがなぁ あ、これは悪く言っているわけではないよ 「群舞」は面白かった 「海峡」もいい ・・・一つ忘れてた 「欅の木」、これ面白い
「今度は俺の番だ」はストーリーは忘れてしまったけど 女のために街のビルの壁面をよじ登るという お前はハロルド・ロイドかスパイダーマンかという主人公の姿だけが 強烈に印象に残ってる。 評価は高くないけどロシアからバイオリン奏者を呼ぶという詐欺で 儲けようと思っていた主人公が、女のためにそれがだんだんマジに なっていく過程を描いた「黒い蝶」なんかも個人的に好きだな。 どっちも筋には無理なところはあるけど、まあ小説だからw
560 :
吾輩は名無しである :2008/11/12(水) 18:17:12
『天平の甍』って、どうなの?
562 :
吾輩は名無しである :2008/11/13(木) 14:47:38
子牛ってのはどうなん?
563 :
吾輩は名無しである :2008/11/14(金) 01:47:54
スマソ。子牛じゃなくて、孔子。
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
565 :
吾輩は名無しである :2008/11/16(日) 01:40:37
孔子ってのはどうなん?
566 :
吾輩は名無しである :2008/11/16(日) 08:48:16
白神の本を読んでみた。 井上靖は本気で白神を愛しており ふみさんにばれた後でさえ、「生涯、白神を連れて行く」と宣言、 ふみさんには別れたと嘘をついていたという。 しばしば丸野さんが、二人の間に立っている事から、仲間内では公然の仲であったよう。 そして、井上靖は生活費を白神にずっと渡していた。 井上靖が「仕事を持つよう」再三、白神に言ってたのに、 彼女は仕事を「仕事妻」でいたい、という理由から仕事を持とうとしなかった。 実際、白神は「下山事件」の調べ物を図書館行き、「身分を井上の妻」と 偽り、大事な資料を貸し出しを受け、調べたメモを井上に渡している。 白神は井上と同じ毎日新聞社の社員であったので、取材能力には長けていたと思われる。 井上靖は軽井沢に豪華な別荘を建て、週刊誌にも話題になっていた為、 「本当か?」と白神が井上靖に確認すると、「井上友一郎」のことだろう、と否定したという。 しかし、共通の知人から軽井沢に誘われ、しかも話題の井上靖の別荘連れて行かれた挙句、井上の娘にも会った彼女は 嘘をつかれていた事に、目の前の豪華な別荘にショックを受けたという。 そして、とうとう、ある時、 「これからは流行作家は降りる。 今後はライフワークの仕事にかかるから、君は一日も早く独立してほしい」 「君の存在は経済的に困る」という理由を言われ、別れたとあった。 「春の嵐」の「山根けい子」のキャラは白神そのままモデルだという。
朝から長文乙 この件については第三者的資料がないのが痛いな。 当事者や関係の濃い家族・親族だと 一方的な話しか出てこないだろうし。 井上靖研究者も少ないしね。
568 :
吾輩は名無しである :2008/11/16(日) 17:30:06
丸野さん=毎日新聞の丸野氏? 丸野氏と井上靖と白神喜美子は毎日新聞の同僚だったんだ。
569 :
吾輩は名無しである :2008/11/16(日) 18:06:09
「しろばんば」は名作なのだがなあ。 メジャーになれなかったのが個人的には残念だ。
570 :
吾輩は名無しである :2008/11/16(日) 19:03:10
鋭いね。 井上靖の次男(慶応)が、自伝物の「しろばんば」「夏草冬ナミ」は 素晴らしいが、他の作品は特に人物の動きが悪いと思う・・ と書いていた。
571 :
吾輩は名無しである :2008/11/17(月) 21:03:32
>>566 白神はおいしいところは全部もって行かれたんだね、靖に。
そして残り滓だけが残った。つまりウンコってことだ。
その後、暴露本を出したりしちゃって、やることもまさしくウンコ。
オレはコイツにはゼ〜ンゼン同情しないネ。
でも、これに似た思いを抱きつつ、沈黙したまま死んでいった女はたくさんいるんだろうね。
彼女たちのためには涙も惜しくない。
文学とは、こうした彼女たちのための墓標だな。合掌。
おぬいばあさんになれなかったんだな
573 :
吾輩は名無しである :2008/11/30(日) 11:32:50
自分も読んだよ。 井上靖は白神に正面から向かっていたようで、まっすぐな心の持ち主なんだなあ。 ある朝、井上靖が白神に「コレコレの本を読みなさい」と言ったところ、 ウツ状態だった白神は返事をしなかった。 そうしたら井上靖が怒って外から電話をかけてきて言った言葉が 「ボクも神経質に気難しくなっていたが、君も全然素直でない。 ・・・以後ごてごてと自分を主張するな。いわなくても君が精一杯生きており 他の女の持たない才能や美点をもっていることはボクが十分承知している。」 白神が一年ほど睡眠不足になり神経衰弱気味になったところ 井上靖は知人に「しばらく休ませてやりたいと思っています」と 挨拶していたという。 白神が井上靖を頼って上京したときも大家さんに 「よろしくお願いします」と挨拶に行ったという。 井上靖は「心ある人」だったんだな。 男としてカッコイイと思う。
北方謙三が好き
575 :
572 :2009/02/02(月) 13:22:16
576 :
吾輩は名無しである :2009/02/15(日) 09:02:48
夏草冬なみや北の海が上下巻になってるのがいやだ 北の海が本屋で買えるとは思ってなかったんでそれは嬉しいんだけど
577 :
吾輩は名無しである :2009/03/01(日) 07:57:17
しろばんば3部作が1冊におさまっていれば、ハードカバーでも買うよ、オイラは。
578 :
吾輩は名無しである :2009/03/03(火) 13:49:59
>>560 天平の甍 最高だよ!
読者サービスっぽいストーリーや感情の起伏を限界まで削ぎ落として
静けさの向こうに時代のうねりの咆哮を響かせて見せる、これぞ井上文学。
鑑真が渡来を決意する場面は自分的に神シーン。
井上作品は一言半句読み飛ばしちゃ駄目だね。
最後の一行読み終わったとき完成する壮大な詩っていうかな。
「雪が降って来た/鉛筆の字が濃くなった」。作家の井上靖は、どこかの少年が書いたという 短い詩を雑誌で読み、深く感じ入ったという。「雪」と題する自身の散文詩に少年の詩を引き、書いている ◆「雪が降って来ると、私はいつもこの詩のことを思い出す。ああ、いま、小学校の教室という教室で、 子供たちの書く鉛筆の字が濃くなりつつあるのだ、と」(新潮文庫「井上靖全詩集」) ◆放課後の雪遊びが頭をかすめたか、鉛筆を握る手に力が入る。心の弾み、胸の波立ちが字を濃くする。 …と、およそ詩的でない理屈づけは、大人の蛇足になるのでやめておこう。
581 :
吾輩は名無しである :2009/06/10(水) 02:16:28
しろばんばって高校くらいまで犬神家の婆みたいな妖怪だと思ってた
582 :
吾輩は名無しである :2009/06/17(水) 00:08:12
犬神家に婆の妖怪なんかいたか? 八つ墓村の誤り?
583 :
吾輩は名無しである :2009/07/04(土) 23:02:48
井上靖の小説はどの小説読んでもそうだが、読者が主人公 になれるんだね。洪作にも魚津にも普照にも行徳にもなれる これが梶井基次郎あたりだとそうはいかん。檸檬持ってないと 発狂しそうになる主人公になどなれる訳がないw
584 :
吾輩は名無しである :2009/07/09(木) 00:50:14
中学時代に読んだ三部作をかなり久しぶりに読み返した 北の海の終盤は四高生たちとの別れ、沼中時代からの連中 との別れ、俄に恋愛モードに突入したトンカツれい子との 別れ。そしてこの作品自体との別れと、別れラッシュ になった。久しぶりに読み終わるのが名残惜しい小説だった
585 :
吾輩は名無しである :2009/07/16(木) 21:41:03
しかしかなり久しぶりに読んだ小説と言えど、ストーリー をほとんど寸分の狂いもなく覚えてたのは我ながら驚嘆 したね。推理やSFでもないまともな小説を、寝る間も 惜しんで読んだのは後にも先にもない。これほど読んでいて 楽しい作家というのは、幸か不幸か出会ったことがない
586 :
吾輩は名無しである :2009/07/18(土) 22:37:03
>>585 ちょっと読書量が足りないんじゃねえの?
587 :
吾輩は名無しである :2009/07/21(火) 18:35:43
読みやすいのは「あすなろ物語」 白番場とか夏草冬並みよりも短く綺麗に主人公の成長が、 しかも幼少期から中年時代へと移り変わっていくからまた飽きない。 あと「闘牛」は、人物の描き方や叙情表現が素晴らしい。 最近の芥川賞受賞作家にはとても欠けないような、 奇を衒わず、無駄を省いた表現が秀逸。
>587 >白番場とか夏草冬並 変換無精だか狙いなんだか微妙な書き方をw あすなろ読むんだったら しろばんば、夏草冬濤、北の海の三部作読んでほしい。 あすなろは青年期以降のは短編的に読めるけど、 学齢期までは中途半端で敵わん。 闘牛は同感
589 :
吾輩は名無しである :2009/07/29(水) 21:07:55
小説への入門としては、あすなろ物語はいいと思う
より、井上靖を体感するなら、やはり三部作だろうと思う
>>586 ただのストーリーテラーなら他にもいるが、井上靖の小説
はどれを読んでもそうなんだが、清冽なものが底を流れてる
これを味わいながら筋も面白い、という点で、第一の作家
と言っていいんじゃないか。だから、楽しみながら読んで
かつ、その作品世界がいつまでも心に遺るんじゃないか
――毒リンゴを差し出すのはしかし、いつだって女の役目というね(苦笑 そんな風にも井上の作品はよく「清冽」であることを忘れちゃいけない。 じぶんが読んでたのはもっぱら厨〜工房にかけての頃なんで具体的な例は すぐには思い出せないんだが、事実あるでしょう? 井上にはその手の作品も、 少なからず。まー近年じゃそのあたりは軒並み絶版なのかもしれないが。
つまり、児童小説的な清潔さなんだよね基本的には。 良い、「ものがたり」をいくつか、遺した作家。いいじゃないですかそれで。
592 :
吾輩は名無しである :2009/08/01(土) 15:56:16
>>591 安部公房も似たような事言ってたわ。確かにその通りだと思う。
ただ、その良質な「ものがたり」を遺してくれる作家って、ほとんどいないよね。
593 :
はるか高み :2009/08/01(土) 16:43:24
日本で最もすぐれた作家です。 にもかかわらずなぜノーベル賞がもらえなかったか。 フリーメーソンが影で糸を引いているんです。 そてについて今から教えたいと思います。 いかがでしょうか?
594 :
はるか高み :2009/08/01(土) 16:44:18
だれもいないのですか? それでは、しばらくここに常駐します。
吉村昭スレで魔神と戯れててください。
ノーベル賞候補になったっけ? 同郷(といっていいのかわからんが)の芹沢光治良さんがノーベル賞候補になってたというのは最近知った
597 :
吾輩は名無しである :2009/08/10(月) 21:31:14
候補になってるが、ノーベル賞タイプの作家じゃない ってご子息の著者に書いてあるのを読んだことがある 大江健三郎さんのような作家なら判るが、父は貰えない だろうみたいなことが書いてあった気がする 実際にその後大江健三郎は貰ってるしな
>>597 スマン。訂正
×ご子息の著者
○ご子息の著書
ご長男は確か大学教授。確か次男の方の著書だった気がする
井上靖さんが亡くなった日、ポロリと涙がこぼれたっけ。 駅の売店で新聞を買った。いまも取ってある。 徹子の部屋に出演したときのテープも残っている。 ああいうものを読んだから、こんなんなっちゃった…
601 :
おぬい姉さん :2009/09/27(日) 17:01:54
颯爽と2ゲット
最近満ちてくる潮と氷壁読んだ。 えらそうな言い方かもだけど、 氷壁は構成がものすごくしっかりしてる。 まどろっこしくないのに、鋭かった。 完成度に罪罰と似た印象を持ってしまった。 もっと早く読むべきでした。 やっぱり哲学をやってたからでしょうか。
ああ わたしは今から きのう買ってきた燭台を読みはじめます
604 :
吾輩は名無しである :2009/10/13(火) 02:20:46
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
神経質だが川端のような酷薄さは持ち合わせてない そこが美点であり弱点でもある
606 :
吾輩は名無しである :2009/10/23(金) 22:17:31
「夏草冬濤」を読み直してめちゃくちゃ面白かったから、 明日「北の海」を買ってとある行列店の待ち時間に読もう!、と思ってたら・・ 上下巻かよっ うぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええ。新潮ぉぉぉぉおおお
>>606 昔は1巻モノだったのに残念だな
中公文庫版も絶版になってるし
ああいうのやめて欲しいね 稼ぎたいだけなのが透けて見える
従軍日記が出てきたね
ちょーはにはにちゃんwφ ★:2009/10/26(月) 04:18:58 ID:??? 小説家、井上靖(1907〜91)が大阪毎日新聞(毎日新聞の前身)に在籍中の1937 (昭和12)年から翌年にかけ、日中戦争の体験を書いた従軍日記を、プール学院大学長 で独文学者の長男修一さん(68)が遺品の中から見つけた。生前ほとんど従軍体験を 語らず、戦争を正面から取り上げた作品も残さなかったが、戦争を書く意志はあったと されるだけに貴重な資料。小さな字でつづられた言葉は、空腹や家族愛など正直な心情 に満ちており、頑健で無頼漢という井上の人間像の変更を迫るものだ。 従軍日記の存在は、一部の研究者らの間でささやかれていたが、井上死去の際に「お棺 に入れたかもしれない」との遺族の話もあり、確認されたのは初めて。井上は応召当時、 学芸部記者として活躍しており、日記は社員手帳に鉛筆で横書きされていた。
37年8月25日の「……五階の宿直室でうとうとしてゐると ふみ(妻)から九時頃電話、 召集令状。一旦帰宅」で始まる。輜重(しちょう)(輸送)隊に属して中国大陸を行軍中の 10月には心身のつらさの吐露が目立ち、11日「河上ニハ屍(しかばね)山ノ様ナリト ソノ水デ炊事シタ 相変ラズ人馬ノ屍臭紛々タリ」、14日「アヽフミ(ふみ)ヨ! 伊豆ノ 両親ヨ 幾世(長女)ヨ!」、19日「神様! 一日モ早ク帰シテ下サイ」、24日「フミヨ、 今度コソハ参ツタ」、28日「相変ラズ車輪ヲミツメ湯ケ島ノコトヲ考ヘテ歩ク……羊カン デモ汁粉デモ甘イモノガタベタイ」などと書く。 井上は徐々に体調を崩してかっけになり11月19日には入院が、12月18日には内地 送還が決まったとの記述がある。翌38年1月18日には船で門司(福岡県)に着き「ラヂオ デ国技館ノ角力(すもう)ニユースヲ聞ク コノ熱狂ハナンダロウ」と、戦地とのギャップに 戸惑う。日記は3月7日で終わる。
日記の全文は、11月7日発売の月刊文芸誌「新潮」12月号に掲載される。【鶴谷真】 ▽井上文学に詳しい曽根博義・日本大教授(日本近代文学)の話 食べ物や体調の話 を正直に書き観察の目が行き届いている。日記とはいえ、はからずも感動的な作品だ。 人間を見る目線の低さ、謙虚さが、戦後に絶大な支持を受けた井上文学につながった ことが分かる。 ソース:毎日JP/毎日新聞
ぜったい買う!新潮。
「四校柔道部の生活はつらかった、のちの軍隊生活よりもずっと辛かった」
その軍隊生活が記されてるなら、なんだってどうしたって、
ぜったい読みたい!
>>604 そんなに、この文章が気に入ってくれた?
いつまでも、どうも、ありがとう!
「奥さんですか?」 「いったい何だと思ったんだ」 「いやぁ、たぶん奥さんだと思ったんですけど…」 「だいたいキミは常識を知らん。人のうちに来て、 この人は奥さんですか?」そんなこと聞くものはおらん! 「あら!私、こんなおじいちゃんとこに、お嫁に来るんじゃなかった」 エロですな。
行軍日誌読了。きっとほんとに大変だったんだろー。
谷崎を賞賛し、川端に厳しいあたり 我が意を得たり。 作者とつながった感じがするぜ
617 :
吾輩は名無しである :2009/11/20(金) 01:17:50
>>606 そういえば俺は『北の海』の刊行をわくわく待って
初版が出ると、勇んで買ったな。
洪ちゃシリーズに小学生のときからハマっていて・・
新作は旧制中学の柔道モノと聞いていて
わくわくが止まなかった・・
そして、秋〜冬頃だったか
発売日に書店へ駈けていった。
あのときの腰巻き、手にした感触、忘れられん・・
イッキ読みした至福の夜
高校受験の憂いがひたひたと迫る頃だった・・
おもしろかったなあ。さらなる続編を待ったものだが。。
ちなみに井上作品で一番好きなのは『額田女王』だったが
最近『本覺坊遺文』を読んで、畏怖をおぼえた。
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
井上靖って、小説の中でも短腹で、すぐに手を出し殴りあう… そんな乱暴な性格が見て取れるけど、ふみさんにも手を出したのかな? むかっ腹たてて、ぶん殴ったかな? もしそうだったら、嫌だな。 兵隊で、怖い古年兵にはぺこぺこしてて、ふみさんはぶん殴る、 そんな卑怯なやつだったら、げんめつだな、井上靖。
620 :
吾輩は名無しである :2009/11/23(月) 00:16:52
↑でも作品を読んでもわかるけど、井上靖は自分を美化しないタイプの作家だよね むしろ自虐的傾向のある作家だと思う 「自分は何をやってもこの人間には叶わないと思った」って良く出てくるフレーズだし 卑怯な面があるにせよ、それをオブラートに包まなければ、いいんじゃないか。作家としては
こども見たいなヤツが書き込みしてるな
622 :
吾輩は名無しである :2009/11/23(月) 16:32:40
新潮の文学全集に入ってる井上靖読んだ。 氷壁よかった。 闘牛もいい。 いままで、井上ひさしとごっちゃにしてた。 そのことに対して、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
623 :
吾輩は名無しである :2009/11/23(月) 18:17:23
みたいな をまともに変換できない惚け老人にも困りもの。老害
624 :
吾輩は名無しである :2009/11/23(月) 21:51:41
625 :
吾輩は名無しである :2009/11/23(月) 23:10:52
文学をとりあえず忘れて、麻雀格闘倶楽部をやりませんか? 勝ち続けることができないことが、よくわかります。
とりあえず
>>619 には去年の今頃のカキコを読んでみることをお薦めする。
しろばんばが最高傑作、は鉄板でおk??
おk。 オレの中には井上靖の最高傑作は他にも四つくらいあるが。
おろしや国酔夢譚も捨てがたい。 吉村昭の『大黒屋光太夫』と併せて読むのがオススメ。
新編 歴史小説の周囲 著者: 井上靖 発行年月日:2009/12/10 文芸文庫 1,470円 虚実のあわいに人間の謎を追う歴史ロマンの源泉! 遠い日、夜の砂丘で青年の目を射た流星の一条の光――遥か西域への憧れを胚胎した井上文学誕生の瞬間を描く「砂丘と私」始め、 『天平の甍』『敦煌』『風濤』など歴史小説の名作を点綴、その発想の源泉と想像力を刺激してやまぬ歴史の魅力を語る。 『蒼き狼』をめぐり大岡昇平と闘わせた論争への真摯な反論、80歳の作家を駆り立てた『孔子』への情熱――など、井上靖の凛とした詩魂がほとばしる歴史随筆24篇。
632 :
吾輩は名無しである :2010/01/05(火) 00:49:57
634 :
吾輩は名無しである :2010/01/07(木) 18:36:26
でへへへ… うちに井上靖さん直筆のサイン本があるんだ。
北の海、今は上下巻なんだ。 どのあたりで別れてるんだろう。
636 :
吾輩は名無しである :2010/05/02(日) 20:27:13
本覚坊遺文について、どう思いますか
映画は同時期に公開された野上弥生子原作より面白かったな
638 :
吾輩は名無しである :2010/05/02(日) 23:50:48
497 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/03/01 09:28 井上靖さんってやっぱりすごい人だったんだな。 池田のハク付け相手に選ばれたのだものな。 「池田大作、井上靖と日本の四季を語る!」ってか(w
639 :
吾輩は名無しである :2010/05/08(土) 01:51:43
640 :
吾輩は名無しである :2010/06/02(水) 04:52:10
夜の声のさゆりちゃん すごい美人になっただろうな 吉永小百合だったりして チャアチャの名前が知りたい
641 :
吾輩は名無しである :2010/06/02(水) 20:07:40
ここ初めてのぞきましたが しろばんば3部作萌えの人が多くてびっくり! うれしいなぁ〜 食べてみたいもの 1、おぬいばあちゃのライスカレー 2、れいちゃんのカツレツ 3、金沢のすき焼き
642 :
吾輩は名無しである :2010/06/03(木) 05:01:52
補陀落渡海記
643 :
吾輩は名無しである :2010/06/07(月) 02:55:41
北の海 読み返してみた 洪ちゃが湯ヶ島に帰省して 土蔵でおぬいばあちゃと会話するところ いいなぁ〜 金沢を訪ねて 杉戸、鳶、大天井などと あっという間に仲間になって お金のやりとりなども すごく杜撰というか・・・ いいなぁ〜 こーゆー友情って 現代では生まれないな
644 :
吾輩は名無しである :2010/07/09(金) 07:16:51
>>506 蘭子心中、れい子病死って、モデルになった人がそうだったってこと?
井上靖本人がどこかで語っていたの?
いつも読み返すたびに蘭子とれい子がどうなったのかすごい気になっていて…。
645 :
吾輩は名無しである :2010/07/19(月) 07:48:57
小学生のころ、敦煌 楼蘭 を机の下で隠し読みしていた、 教師にみつかりぶたれるかとおもったら あんたこんな難しいものをよく読むね 取り上げられると思ったらそれもなし。 わたしのつまらない授業よりいいかもね、だってさ、 芥川賞を受賞してから雑誌編集者の愛人に手切れ金を渡して さよならしたのを最近知って、なんかがっかり、 しょせんは大人の付き合いだったということなんだろうけど、
646 :
吾輩は名無しである :2010/07/19(月) 08:14:54
文芸雑誌の女編集者って何でそんなに簡単に作家におまんこさせるのかね? 幻滅だよw
647 :
吾輩は名無しである :2010/07/19(月) 09:33:48
売れないころの自分の小説の下読みをさせているうちに 深い仲になったらしいね
648 :
吾輩は名無しである :2010/07/19(月) 10:46:39
白神 井上靖 でアマゾンで売っている
649 :
吾輩は名無しである :2010/07/19(月) 12:25:21
ちょっとした自慢話だが、ずっと昔に井上靖の実弟に「あなたは非常に 文章が上手い!」と、誉められたことがあるよw 井上靖の実弟はある出版社を経営していて、その就職試験での俺のエッ セイを誉めてくれたんだが、試験には落ちて、彼と2度と会うことは なかったが。井上靖の実弟も芥川賞候補になったことがあるんだが、兄が 受賞した翌年のことで、作品は良いが兄弟が続いて受賞するのは良くない とのことで受賞が見送られた不運な人だったんだな。人生のきっかけは 大事なんだな。
650 :
吾輩は名無しである :2010/07/20(火) 17:56:16
知らんかった
651 :
吾輩は名無しである :2010/07/21(水) 10:19:07
ガセネタ
652 :
吾輩は名無しである :2010/07/21(水) 11:56:41
653 :
吾輩は名無しである :2010/07/21(水) 16:16:19
なるほど、坂口安吾と川端康成が辻亮一を推したわけだ。 しかし、兄弟が続くのはまずいというのは、根拠のない話だな、 あくまで、作品がいまいちということらしい。
654 :
吾輩は名無しである :2010/07/22(木) 22:33:33
白神さんの覚え書きにもちょっと森田さんの話が出てくる
猟銃を読んだけれど、つまらん小説だね。 いかにも作り物という印象で、最後まで読むのが苦痛だったよ。 闘牛もたいしたことないけど、猟銃は最低だな。 この作家は、史実をまとめるのが上手いようだけど 純粋の創作は、表現も描写もあまりいいと思えん。 まあ、読む人の価値観で見解は相違するだろうが。
純粋の創作と読んだか
茶の味を愛でるも、キャラメルマキアージュを好むも人それぞれ。 但し後者は、泥水を混ぜてもありがたがるだろうなとは、蛇足の持論。
658 :
吾輩は名無しである :2010/07/25(日) 18:10:06
歴史小説がいいのだよ この人 できれば千利休を書いて欲しかった 利休にたずねよ より面白いはず
明日来る人は最高でした。10回は読んだな。
661 :
吾輩は名無しである :2010/07/27(火) 15:54:56
「昭和を送る」って詩もわりと好きだなぁ。 この人の作品や、仕事、人となりにも多大な影響を感じるけど この世代は濃い歴史の流れで生き残った人なんだよな。 自分は叶わないなぁと感服するような才能や気概を持った人物が バタバタ死んでいったんだから いろんなものを背負って歩いただろう。
井上靖全集(最新じゃないほう。昭和50年前後発刊のほう)の一巻を読んだ。 どれも読み返しなんだが、「通夜の客」「その人の名は言えない」「青衣の人」、 どれもよかった。 「通夜の客」の「寒いな、帰ろう」の場面は泣けた。 「紅荘の悪魔たち」もすごい。推理小説方面に言っても大家になっただろう。
今日、城砦を読み返す。
そういえば途中までしかそれ読んでなかった。 その人の名は言えない、こんどは俺の番だ、明日来る人、紅花 あたりは何となく自分の中で同じカテゴリなんだけど 面白いね。氷壁もいいんだけど。 みんないい人で変なところで潔癖でくっつくところがくっつかなくて 潔いのか切ないのか不器用なのかなんなのか。 行軍日誌の掲載誌、今からポチってくる。 来年度は金井広を図書館で読む予定。
>>644 遅くなったけど・・・
「若き日の井上靖研究」 藤沢全著 三省堂 1993
100,303,395ページ
15歳の蘭子の葬儀は洪作の下宿してた寺で執り行われたらしい。
ちなみに「北の海」の鳶と杉戸は大陸で若くして戦死したと靖が書いている。
666 :
665 :
2010/09/01(水) 15:46:31 ああすまん。全部モデルになった人の話です。