101 :
吾輩は名無しである:
だから新感覚派なんだって
おかぁ、馬、馬。
あゝ、馬、馬。
「お母ア、梨々。」
「ああ、梨々。」
104 :
吾輩は名無しである:2006/11/09(木) 23:18:34
age
105 :
吾輩は名無しである:2006/11/10(金) 00:36:31
家族会議
読んだヒト居たら感想くれ!
買おうか迷い中
横光作品の中では面白いほうではないのではないか>家族会議
「純文学にして通俗小説、このこと以外に、文藝復興は絶對に有り得ない」
っつー純粋小説目指した作品だが、
エンタメを金と色恋だと思っているらしいのが見て取れて
何だかほほえましいというか何と言うか。
ぶっちゃけ失敗作だと思うし、単体では面白くないけど、
純粋小説論と併せて読めば多少旨味が出るかも。
頼み込めばスレの誰か青空文庫に入れてくれるんじゃね?
まぁでも、絶版になると面倒だから買っとけ。っつーことで。
↓以下『家族会議』を絶賛する反論よろしく。
107 :
吾輩は名無しである:2006/11/10(金) 23:08:34 BE:408572238-2BP(0)
普通に楽しく読んだけどな。
『寝園』は読んだ?? 雰囲気にてた。
旅愁って
ふーけゆくーあーきのよー
って歌となんか関係あんの?
109 :
御者:2006/11/30(木) 00:24:44
饅頭はまだ蒸さらんかいのー
110 :
吾輩は名無しである:2006/11/30(木) 00:29:10
>>100 髪型というより寝ぐせだって!
髪質が硬くてゴワゴワで寝癖つくとなかなか取れないんだって!
ぜったいそうだって!
いや、寝癖というより新感覚の髪型だと思う。
112 :
吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 04:11:08
おしゃれだよなー
113 :
吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 08:09:43
谷崎とか耽美派がオシャレなんだよ。
横光の髪型は『宇宙戦艦ヤマト』とかに通ずるものがある。
114 :
吾輩は名無しである:2007/02/03(土) 16:08:10
『上海』いいね。
115 :
KEMANAI:2007/02/08(木) 21:50:02
>横光の髪型は『宇宙戦艦ヤマト』とかに通ずるものがある。
なんとなくわからないでもない(笑
116 :
吾輩は名無しである:2007/03/08(木) 01:37:28
私は伊賀上野の文化に興味があり、
文学とは違う方面から横光を知りました。
どうしても読んでみたい作品は『雪解』です。
25年ぶりに伊賀上野を訪れた横光が深夜、
宴会の席を抜け出し初恋の相手、宮田おかつ宅を尋ね
塀に手を当てじっと思いに耽ってたという記述を読み、
横光の下宿やおかつの家など『雪解』の舞台を
訪ねてみようと思っています。ゆきげ。綺麗な響きですね。
117 :
吾輩は名無しである:2007/04/07(土) 00:19:08
新感覚派の作家って外れないな
118 :
吾輩は名無しである:2007/04/07(土) 02:28:38
横光の 髪型にだけは かなわない
119 :
吾輩は名無しである:2007/04/07(土) 11:03:48
「雪解」はいいよね。
マジでいい。恋愛モノで最高峰だと密かに思ってる。
失踪するモダン?
121 :
吾輩は名無しである:2007/05/14(月) 17:42:02
修羅の朱色は血肉に絡まり。
かの一時の御身を想えば。
生まれて来たなら名こそを恨め。
俺は一人の修羅なのだ。
122 :
吾輩は名無しである:2007/07/11(水) 11:34:39
期待しないで読んだらかなり面白かった
安部公房と並んで日本人で一番好きかも
幸せを測る機械を立ち読みしたら面白かった。
124 :
吾輩は名無しである:2007/08/11(土) 01:38:41
そうか?
あれは下らない小理屈を弄してる印象しかない。
横光の中でもかなりしょうもない作品だと思う。
そうなんだ。初めて読んだのが、あれで。高かったから買わなくてさ。ちゃんと買って読んでみよう。
126 :
吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 16:05:58
やはり『寝園』が傑作と思う。
「おおブレイヤール」
127 :
吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 23:34:33
俺は断然『上海』を推す。
アジア主義者山口が従事する死体売りの仕事は、大江健三郎の
「死者の奢り」における死体洗いのバイトに勝るとも劣らぬ
グロテスクなイメージだ。
128 :
吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 22:51:16
旺文社文庫版の『旅愁』の上下巻セットを格安で見つけた。
やはり旺文社文庫はよいね。装丁しかり、編集しかり。
しばらくゆっくり読むとしよう。
129 :
吾輩は名無しである:2007/10/29(月) 03:29:26
保守。
130 :
吾輩は名無しである:2007/10/29(月) 03:50:27
俺が古本屋で見かける横光の文庫は書き込みありのやつばっかり。。
なんかそれっぽい文学用語めいた書き込みが必ずしてある。
131 :
吾輩は名無しである:2007/10/29(月) 03:56:08
しかもマジックペンやボールペンでな。
書き込むなら、せめてシャーペンか鉛筆にして欲しい。
鉛筆なんかで書いたら消えちゃうじゃんwww
人それぞれだが、ペンで書き込みする奴の気が知れない
134 :
吾輩は名無しである:2007/10/30(火) 12:52:18
135 :
吾輩は名無しである:2007/11/02(金) 01:18:30
台上に蟻飢えて月高し
136 :
吾輩は名無しである:2007/11/23(金) 22:12:06
保守。
137 :
海蛇の巣:2007/11/29(木) 08:32:57
138 :
毒蛇の巣:2007/11/29(木) 08:36:46
139 :
双蛇の巣:2007/11/29(木) 08:41:14
140 :
吾輩は名無しである:2007/11/29(木) 08:41:59
141 :
吾輩は名無しである:2008/01/01(火) 04:47:47
今年も横光利一を読みまくる一年にするぞ!
142 :
吾輩は名無しである:2008/02/06(水) 00:52:08
だれか「悲しみの代価」にグッと来る人はいないのかい?
今の若者には是非、見せたい作品なのだが。
それと「厨房日記」とかあのやりとりは一見の価値ありだと思うのだが。
143 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 09:26:19
とおりすがりだが、新感覚ワロタww
144 :
吾輩は名無しである:2008/02/24(日) 18:27:22
>>142 僕も「悲しみの代価」が好き、というか面白いですね。
虚栄心みたいものでしょうか。
何となく自分と重なって見えるからのような気がします。
>>今の若者には是非、見せたい作品
これはどのような事を捉えてですか?
貞操観念という意味でしょうか?
>>144 >>今の若者に是非、見せたい作品
これは仰る通り貞操観念の事を指しているのですが、
今の若者と呼ばれる方達に欠如している様に思われるのでそう書きました。
漠然とした嫉妬や妄想、それら醜態、然るべき道徳など、ひょっとしたらそれすらも無く、
またそれらの根本などを省みず、浅慮に己自身の心や体も簡単に平然と振り撒いてしまい、
その人それぞれにある大切ななにかを置き忘れているのと、
それらのもたらす影響、結果などを軽視してるのではと自分の中で考えが湧いてきまして。
ただしかし、あくまで今の若年層に対しての「貞操観念」という意味と、
その時代や作中の人物の「貞操観念」の意味を比較した上でのかなり特化した感想なので
この作品に散りばめられた他の事柄や通念ではないということを
こちらも重々承知なのでそこはご了承下さい。
146 :
吾輩は名無しである:2008/02/27(水) 02:27:12
丁寧なご回答ありがとうございました。
僕は目を通したという程度であったようです。
やはり他者の見解というのは参考になりますね。
もう一度改めて読んでみたいと思います。
安易な質問をしてしまい、申し訳ありませんでした。
こちらこそ、ご丁寧な返信ありがとうございます。
ただ、前述で述べたようなことは、
あくまでこの作品を読み通して今の若者に発信したい言葉(貞操観念)なんですよ。
なので、私が書いた内容は作品にはあまり触れていないと思います。
私がなぜそう思ったのかと申し上げますと、
作品の文中に「壊れた肉体」というところで、
当時はそのようなことが許されぬ時代において初めてこの言葉が活きると感じました。
しかし今はどうでしょう?
そのような事を言えば、一笑に付されてしまうでしょう。
他の男と寝る事になんら疑問を持たない今の若者の実態は。
例えるなら「食事をする上での最低限のマナー」と類似していると思いまして。
現代は食べ物は残して当たり前、捨てる事にも罪悪感も無いと。
貞操観念と言うものも似たようにそこまで希薄な物になってしまったのかと多少の危惧を覚えまして。
それを通して見てみるともう一回、原点に戻るべきでは?
と、私は捉えました。
どうしても今と昔を比べてしまう私の悪い癖です。
読んだ感想は人それぞれです。
ぜひまたあなたの感想をお聞かせ下さい。
この作品は根深く、以後の作者の基盤になるような物だと思っております。
148 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 20:42:54
ははは
横光の右に出る者はいないね
残念ながら 日本のレイモントフか
149 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 20:48:32
大江ほどにもてはやされないのはなぜかな不思議
現代作家は想像力を読者に要求するよーだが
それはちがうねw
150 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 20:55:47
何事も何々の貧困の時代だからだよw
151 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 20:58:50
こんな美しい文体を私は知らない
ロートレアモンの他
152 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 21:05:22
横光利一は神
153 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 21:06:59
横光の右に出る者はいないね w
横光も春樹も早稲田とは距離を置いているね
ま、春樹は早稲田の賞を義理で受けていたが
155 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 21:18:46
春樹が子供に見えるのは当然だが
宿敵の擬態がないのがいい
横光の文体はそれほど美しい
三島も比ではないw
最初に横光読むらならどれがお薦めですか?
っても機械だけは読みましたが(面白かった)
157 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 21:25:21
シャンハイ
158 :
吾輩は名無しである:2008/04/09(水) 16:58:53
紋章がいいとおもうよ
機械とはぜんぜん違うけど
機械が好きなら同じ短編で馬車とか
159 :
吾輩は名無しである:2008/05/06(火) 10:36:34
いや「機械」ではまったなら「時間」だろう。
160 :
吾輩は名無しである:2008/05/11(日) 06:42:35
青空文庫で『旅愁』を読んだ。日本の小説家で読むに足るのはあとは正宗白鳥くらいか。
161 :
吾輩は名無しである:2008/05/11(日) 16:20:50
おお。今時『旅愁』を読む人がいるのか。
嬉しいねえ。
162 :
吾輩は名無しである:2008/05/17(土) 22:55:30
民主党
横光克彦代議士
おやおや〜(笑)
164 :
吾輩は名無しである:2008/05/18(日) 02:12:35
最後だからしょうがないのかもしれないが
あまり未完のものを読もうとは思えない。
165 :
吾輩は名無しである:2008/05/18(日) 21:11:56
一回完結してるけどね
166 :
吾輩は名無しである:2008/06/11(水) 18:29:40
保守
167 :
吾輩は名無しである:2008/07/27(日) 00:40:02
168 :
吾輩は名無しである:2008/08/26(火) 15:11:04
このスレを落とすわけにはいかない。
「機械」、サルトルが褒めてたらしいね。
あげ。
169 :
吾輩は名無しである:2008/08/26(火) 15:18:25
おお、横光利一のスレッドがあったとは!
ブクマクしておきます。
>>168氏サンクス。
サルトルが褒めてたってのははじめて聞いた。
なんかの本に書いてあるの?
170 :
吾輩は名無しである:2008/08/26(火) 18:59:01
171 :
吾輩は名無しである:2008/08/27(水) 04:32:05
>>169さん
私も論文で読んだので原典は未確認なのですが(申し訳ない)、
昭和41年12月の『文芸』の座談会にサルトルの発言が載っている
らしいです。
目についただけでも既にこのサルトルの発言に触れた論文を二本
読んでいるので、情報としての信頼性は高いかと思われます。
私の書き込みの信頼できないとなれば信頼性ゼロですが……
(まぁどこぞの誰ともわからない人間の書き込みを信じろという方が無茶ですな…(笑))
172 :
吾輩は名無しである:2008/08/27(水) 04:52:17
悪名高い文学板でもこういう過疎スレでは
まともなコミュニケーションできる人がいるんですね。
過疎板だけに、コテハンがくると、一気にスレがレイプされるけどね^^;
高校の時に教科書に載っていたハエしか読んだことがなかったんだけど
上海すっごく面白い!!!
文学板読まなかったら決して買わなかった
なんであんまり知られなくなってしまったんだろ
175 :
弧高の鬼才:2008/09/30(火) 13:22:30
厨房日記という小説こそが通好みの隠れた名作。
髪型わざとやってんの?
177 :
吾輩は名無しである:2008/11/09(日) 16:35:09
178 :
吾輩は名無しである:2009/01/01(木) 00:11:04
新年age
紋章面白かった!あまりにも面白かったのでこれから上海再読します。
180 :
吾輩は名無しである:2009/02/07(土) 22:57:13
『定本横光利一全集』購入あげ。
『上海』面白いよね。大好きだ。
181 :
吾輩は名無しである:2009/02/10(火) 13:56:54
全集うらやましい。そうとう高かったんじゃない?
俺には図書館で読むのが限界
格安の三万円でした(ただし補巻なし)。
毎日、味わうように読んでいます。
183 :
吾輩は名無しである:2009/03/25(水) 20:30:31
横光の評論読んでたら、シクロフスキーに言及してて驚いた。やっぱり、この作家は嗅覚がすげえなぁ。
ドスト論を途中まで翻訳してなかったっけ?>横光
違ったかな?
185 :
吾輩は名無しである:2009/03/26(木) 22:54:39
>>184 うんにゃ、してたよ。『永遠の伴侶』のドスト論(ただし英訳版)。
186 :
弧高の鬼才:2009/04/22(水) 00:31:02
『夢もろもろ』がおもしろい
187 :
吾輩は名無しである:2009/05/11(月) 02:36:57
「蠅」「春は馬車に乗って」「神馬」、に三連譚!
188 :
吾輩は名無しである:2009/07/11(土) 04:05:45
昨日、テレビ東京の番組で筒井さんに「機械」が紹介されてましたね。
189 :
吾輩は名無しである:2009/07/11(土) 09:58:36
「欧州紀行」何年か前に購入し、時々読み返すけど良いですよ。
淡々と書き綴っていて、パリのレストランで2日続けてA.ジッドに遭った、とか、
岡本太郎との交流や、戦前に労働時間が週40時間だったフランスの話等。
とても興味深いです。
190 :
弧高の鬼才 ◆zD.tvziESg :2009/07/17(金) 22:42:11
中空に佐藤春夫のあたまだけが浮かんでるのをみるとは、さすがです。
191 :
吾輩は名無しである:2009/08/08(土) 00:03:19
只今「上海」中盤まで読了。なかなかいいですなぁ、これ。
ストーリーもさることながら、文章自体に魅了される。
実は今まであまり文学書は読んでこなかったけれど、突然何というか
現在ではあまり味わえない美しい日本語の文章に触れてみたい、と思い
何か文学書をと考えて買ってみたが、正解だった。
ちなみにこの「上海」を選んだ理由は、TV番組で筒井康隆氏が横光利一の
「機械」を推薦していて、近所の本屋にこれが無かったので変わりに「上海」を選んだw
192 :
吾輩は名無しである:2009/08/09(日) 06:08:08
機械の四人称ってどういうこと?
193 :
吾輩は名無しである:2009/08/09(日) 22:33:31
文字どおりだよ
>>191 文学板には武陽某という方がおりましてそういう書き込みをされると叩きをするので気をつけたほうが宜しいですよ(笑)おやはや(笑)
195 :
吾輩は名無しである:2009/08/11(火) 10:28:37
機械の四人称ってどこが四人称なの?
海外にもいき、見識を兼ね備えた作家でもこうなるのですねぇ(笑)おやはや(笑)
197 :
吾輩は名無しである:2009/08/12(水) 13:09:49
あいつの上海が俺の上海になって、銃で打たれそうになって死に掛けた。そんな思い出が上海の思い出で、横光の上海に川端を見つけて、川端ファンとしては嬉しかった。もっと読まれて欲しい
「上海」「寝園」「夜の靴」と立て続けに読んだ。
次は「紋章」の予定。
河上「横光は皆にいじめられたんだよ。小林秀雄や中村光夫にいじめ抜かれた。あれ、傷ついた鶏だったんだよ」
吉田「それは生きてらした間でしょう。お亡くなりになってから、そんなこと聞いたことない」
河上「それは可哀想だから、かばうさ(笑)」
吉田「やったのは左翼だろう(笑)」
河上「横光利一を一番かばったのは川端康成だね。川端さんの追悼文というのは本当に横光さんをかばってる。だから自分も死んじゃうんだよ。川端さんもやっぱり個なんだよ。そういうもんだよ、文学ってのは。君も早く死ね」
何その最後の一言
おもしろい