1 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:
ないので立てました。
2 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/01(水) 00:48:45
『機械』より『時間』が好きな俺。
3 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/01(水) 01:05:32
スレなかったっけ?
4 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/01(水) 01:09:18
いま検索したが落ちたみたいだな。
前スレの『蝿』のカメラアイについての議論は面白かった。
5 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/01(水) 01:13:15
たしか純粋小説についての議論でも結構盛り上がってた記憶が。
6 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/01(水) 14:45:00
皆さんは何が好きですか?
ボクは『上海』が一番好きですね。
7 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/01(水) 14:56:38
「機械」しか読んだことない。
ネタはないけど、
>>1、乙とだけ。
機械を超えるまっくろなスレになるといいね。
9 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/01(水) 20:17:11
最近読んだ研究論文だと、中島国彦の「テクスト評釈『頭ならびに腹』」が興味深かったな。
でも、やはり一番は神谷先生の横光論かな。
10 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/01(水) 20:27:33
微笑サイコー!
11 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/01(水) 20:55:46
>>10 『微笑』いいよね。俺も大好き。
『紋章』も凄い。
再評価されるべき作家だよなぁ。
12 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/03(金) 14:47:41
後藤明生の関連でこの作家を読みはじめた。
スゴイ人がいたもんだ、と感心というか驚愕した。
13 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/03(金) 21:23:48
「国文学」かなんかで、後藤明生が『純粋小説論』の全注釈を書きたいとか言ってたように思うけど、それって結局存在するの??
14 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/03(金) 22:20:59
15 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/03(金) 22:55:49
>>12 後藤明生ファンなら横光の面白さはよくわかるんじゃないかな
>>1さん乙です。
私も後藤がきっかけで最近読み始めました。
『御身』なんかもいいですね。
そうか。
じゃあ後藤明生、読んでみよう。
18 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/04(土) 00:49:48
横光の偶然性が後藤のアミダクジにつながってる、
みたいな、そんな書き込みが、去年確かあったな。
前スレのリンク貼れないかな?
卑弥呼と彼女を取り巻く架空の男たちを描いた
「日輪」が良かったです。
あと題名を失念しましたが
昔の恋人の結婚話に動揺する男が
意識的無意識的にコケティシュな妻が友人と浮気してしまう様に
仕向けてしまう短編の心理描写に感銘を受けました。
昔の恋人の名が「かん子」で妻の名が「辰子」だったと思います。
横光って文学通の間では評価高いのにどうしてあんまり読まれなくなったの?
>>20 通の間で評価が高いという正にそのことが
一般の人に受けにくいことを示していると思う。
感覚表現が独特で一読して分かりづらい部分も多いし
通俗的な意味で面白い作品だというイメージがないからね。
22 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/04(土) 08:54:12
でも読んでみると晦渋なところもないし、普通に楽しく読めるよね。
「花園の思想」とかだってほろりとくるし。
あと、ちくま文学の森に入ってた「雪解」っていうのが本当にいい!
大好き。
23 :
鼎:2006/02/04(土) 18:25:06
いいですよね、横光。僕は「春は馬車に乗って」がいちばん好きです。
あれは二人の軋轢や葛藤を書こうとすればもっと精密に書けたと思うけど、
それを排したことがよかったと思う。
>>19 ラスト、二人が飛行機に乗るとしたら、その短編は「鳥」だと思います。
僕もあれはすごいと思うなあ。なんていうか人との関係を内面化した主人公が
主体的に(動物のようではなく、理性を使って)行動しようとすればするほど
受動的になってしまうというか。
24 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/04(土) 22:57:09
『旅愁』がいいという意見はないのかな?
25 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/04(土) 23:00:56
『旅愁』は吉田健一がベタ褒めしてましたな、そういえば。
「面」って短編が何かもうすごく好きだ。人生漫才って感じ。
28 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/06(月) 20:59:53
29 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/07(火) 00:03:18
前スレが983で終わってるのが横光らしい。
>>29 確かにw
胃潰瘍で死んだんだよな。ガキの頃それ知って、
なんて格好良いんだと思った。
32 :
川端や雲:2006/02/07(火) 10:03:11
内容とテクニックはともかく、紋章が示した人間の意地はとても印象的なので、僕はこれを利一の芸術者としての野望と感じた。
>>23 19です。
遅レスですがありがとうございました。
あの主人公が理性的に振舞おうとすればするほど
傍目には受動的になっていくとは自分も思いました。
ただ、あの話に不満を述べるとすれば
過去の恋人かん子との関係性が今ひとつ読者に見えてこないところ。
恋人とは言い条深い関係にはなっていない様だし
言葉の上で明確に言い交わした様子でもない。
そもそも恋人と呼べる様な関係性だったのかそれさえもちょっと怪しい。
主人公がかん子に思いを残しつつ
現在の妻辰子と結婚したのは確かなようだがその辺の経緯ももう少し
説明が欲しかったところ。
>>20 最近まで戦犯とか言われて嫌われてたってのも在るかも。国粋主義者だったし。
35 :
「真昼である。」:2006/02/11(土) 15:19:20
この作家の初期の短篇は書き出しがいい。
36 :
吾輩は名無しである:2006/02/19(日) 01:21:53
結構横光的モダンは今でも通用する面があるんじゃない?
37 :
吾輩は名無しである:2006/02/19(日) 05:10:04
高校の国語の教科書で蝿を読んで以来ファンになりました。
書店でなかなか文庫本が見つかりません。
>>33僕もレスが遅れてしまいました。ごめんなさい。
過去の因果関係が説明されていないというのは、あなたのおっしゃるとおりだと思います。
横光は「新感覚派」なだけに、「物語をわかりやすく説明する」ことよりも、
「人間の心理に起こった出来事を(決まり文句ではなく、新しい言い方で)
描写する」ことを主題としていたのかもしれないですね。
>>36そうですね。
漱石の「猫」とか、鴎外の「舞姫」などに比べれば
知名度は低いかもしれないけど、「時間」「機械」「鳥」
「春は馬車に乗って」などは不朽の名作だと思う。
>>37確かに書店ではなかなか見つけられないですよね。
僕は青空文庫とか図書館で借りて読みました。
横光の本はブックオフで買うとイイ。
近代作家の禅宗のようなやつ。
ウンがよければ100円でたくさん読める。
講談社のたかい文庫よりいいよ。重いけど。
41 :
吾輩は名無しである:2006/02/19(日) 19:27:45
横光作品は金がなくても手軽に読めるよなー
42 :
37:2006/02/19(日) 20:23:46
アドバイスありがとうございます。
今日やっと受験から開放されたので横光利一中心にたくさん本を読みたいと思います!
蝿って横光利一の作品の中ではどんな位置づけですか?
43 :
吾輩は名無しである:2006/02/20(月) 02:14:55
カメラ・アイの手法を採用した画期的な短篇。
・・・「機械」は世人の語彙にはない言葉で書かれた倫理書だ。
本屋に売っていない作家心得だ。それはとにかく、この作品から倫理の匂いを
かがぬ人は楽書を読むに如かぬ。事実この作から作家の心情を語る言葉を取りのけたら、
これは仕様のない楽書だ。 (中略)
「機械」は信仰の歌ではないとしても,正しく誠実の歌である。そこには
人間の誠実の正体が痛烈に描かれている。作者は誠実を極限まで引張って来て
みせた。世人の誠実とは何物でもない。世間の誠実で己れの誠実に不潔な満足を
感じていない誠実は一つもないのだ。「私」という人物の誠実は、己れに何の
満足も感じないで死んでしまう誠実だ。最後に誠実は助けを求めているのではないか。
横光氏には。今日私が悲劇的という言葉を冠し得る唯一の作者である。氏は
自身の不幸しか噛んで来なかった。氏は常に動揺する叙事詩人であったとともに
不幸を計量する叙情詩人であった。氏の彩色は、梢に開いた花に過ぎぬ。氏の持つ
逆説家、心理家に至っては散りこぼれた花びらに過ぎぬ。
私は氏の深い愁い顔をよく知っている。
、 小林秀雄・「文芸春秋」昭和5年11月号『横光利一』)
45 :
吾輩は名無しである:2006/03/07(火) 04:55:55 BE:242947477-#
>>24 一ヶ月も前の投稿に対しての答えですが、私は好きです。
46 :
吾輩は名無しである:2006/03/07(火) 06:28:11
四人称がいまだにわからない。マジレス希望です。
謙虚に教授に聞いたら逆ギレされた。
それ専門のところに行って聞いたらいいじゃないか。どこかにいるんだろ。
だそうです。
書いてる横光本人だってわかってないよ。
48 :
吾輩は名無しである:2006/03/07(火) 13:01:56
まるでポオの『ユリイカ』みたいだな。
49 :
吾輩は名無しである:2006/03/19(日) 00:56:16
四人称がわからない人もいるんだな。
50 :
吾輩は名無しである:2006/03/19(日) 01:31:00
自分を見る自分
51 :
吾輩は名無しである:2006/03/24(金) 23:39:12
横光研究ではまだ『旅愁』の評価は定まってないのかな?
俺は好きだけど。
52 :
吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 02:58:52
全集欲しいけど、高いなあ…
53 :
吾輩は名無しである:2006/04/17(月) 15:27:14
アゲ
54 :
吾輩は名無しである:2006/04/28(金) 12:53:45
利一はいい顏してるね。あの髪型はくせ毛?
55 :
吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 12:27:58
あの独特の髪型は芥川に匹敵するね。
>54-55
寝起き 春は馬車に乗ってくるから 寝坊した
57 :
吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 13:03:28
ーーー横光氏に初めて会ったのは小石川中富坂の菊池寛氏の家であった。
その日夕方、三人で家を出て
本郷弓町の江知勝で牛鍋の御馳走になったことを覚えている。
横光氏はどういうわけかほとんど箸を持たなかった。また小説の構想を
話しながら声高に熱して来て、つかつかと道端のショウ・ウィンドオに
歩み寄ると、そのガラスが病院の部屋の壁であるかのように、病人が
壁添いに倒れ落ちる身真似をした。この二つが第一印象である。
横光氏の話しぶりには、
激しく強い、純潔な凄気があった。
横光氏が先に帰ると、あれはえらい男だから友達になれと、菊池氏が言った。
大正十年、横光氏数え年二十四歳、私二十三歳のことである。
、 −−−川端康成「横光利一との出会い」よりーー
58 :
%:2006/04/30(日) 00:49:14
>>46あたりから触れられている「自分を見る自分」という四人称を
たとえば夢をみているときの視点と考えてみるのはどうだろう?
それ、人称ではありませんから、残念。
60 :
%:2006/04/30(日) 00:57:45
62 :
%:2006/04/30(日) 01:10:03
事実だから仕方無い。
中村光夫『今はむかし』でも読んでみな。
64 :
吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 09:06:58
中村なんぞ糞以下。
小森陽一「エクリチュールの時空」のほうが
納得できる。
私も国語の教科書で蝿を読んでファンになりました。
あのラストは衝撃的でした。
>>63 どんな事実が書かれているのでしょうか?
詳しくお願いします。
67 :
%:2006/05/14(日) 17:13:41
>>63 その本なら読んでるよ(微笑
どうもあなたと当方とは「事実」という言葉の捉え方が異なるようで。
>>64 小森陽一はまだ読んでないので参考にしたいな。
まあ中村光夫はわりと好きな評論家なんだけれどもね。
横光の《四人称》をその「可能性の中心」において読む、
そんなふうに考えたい。
68 :
%:2006/05/14(日) 17:15:40
「蝿」って国語の教科書に載ってるんだね。
69 :
小山内劇場 ◆02WwexELkE :2006/05/14(日) 20:46:34
横光利一についてはいずれ腰を据えて読み込みたいと思っています。
所在を求め得ないで彷徨する上海の参木、国策的民俗に傾注する旅愁の矢代、
農村の民俗を眺める夜の靴の横光自身。
通俗の菊池から袂を分かち、他の新感覚派作家と比べても色が違い、
プロレタリア作家とは論戦を交わす。
作家としてのよすがを時代人としてのよすがにして、彼ほど真摯であった作家は
いないと思います。学生の頃からいちばん好きな作家です。
>所在を求め得ないで
>国策的民俗に傾注する
>作家としてのよすがを時代人としてのよすがにして、
意味の通じない、ヘンな日本語になってます。
無理して気取ったむつかしい言葉を入れようとして失敗してますね。
国語のお勉強が足りません。
71 :
吾輩は名無しである:2006/05/14(日) 22:31:53
よすがwww
72 :
%:2006/05/14(日) 22:38:27
>>69 >学生の頃からいちばん好きな作家です。
ホントですか? 長編がいいですかね?
本当です。全集を買うお金がないので書き込みは避けてました。
読み込んでいる人が多そうですので^^
横光の作品で傑作として推すのは、皆さんと同じで(?)
『春は馬車に乗って』と『上海』『寝園』です。
私が書き込むと荒れそうなので、影ながら応援しますね。
横光がもっと紹介されるといいですね。
下手にかっこつけず、素直な文章で書けばよろしい。
75 :
吾輩は名無しである:2006/05/15(月) 00:57:19
みんなは
>>73さんのように『春は馬車に乗って』『上海』『寝園』が好きなの?
私は「時間」と「機械」と「微笑」なんですけど。
77 :
吾輩は名無しである:2006/05/20(土) 18:55:42
age
78 :
吾輩は名無しである:2006/05/20(土) 20:17:33
全部いいけどひとつ選ぶならやっぱり機械かな
かっこよすぎ
79 :
吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 01:22:33
「旅愁」はどうなんですか?
評判悪いですか?
旅愁読み終わったぜー
自分が日本人であることの違和感を
感じたことのある方は読まれたらよろしいと
思ぞ
分量があるのもいいな。
ここに流れる空気に触れることで自分の中に
新たな時間の流れが生まれたような気がすんよ
日本人であることの違和感はもちろん
人間であることの違和感を感じてる場合も
旅愁はよろしいでしょうか?
82 :
吾輩は名無しである:2006/05/30(火) 00:33:46
横光って筒井の昔版って解釈でいいの?
横光は右にも左にも愛されてるね
右だの左だのいうヤシが馬鹿
85 :
吾輩は名無しである:2006/06/27(火) 21:29:13
『雪解』凄くいい。
86 :
吾輩は名無しである:2006/06/27(火) 22:30:35
雪解はやばいね。大好き。
87 :
吾輩は名無しである:2006/06/28(水) 15:28:59
筒井と比べるなよwwww
88 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 10:16:22
この人の戯曲はどうなの?
みんな好き?
89 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 22:45:23
筒井じゃなくて、それこそ春樹の昔版という感じなのでは?
90 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 23:04:58
おいおい勘弁してくれよ!w
91 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 23:22:17
92 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 23:43:07
>>88 戯曲も悪くない、というか結構前衛的でいいYO。
93 :
吾輩は名無しである:2006/07/05(水) 23:32:49
「愛の挨拶」っていう戯曲は面白かったですよ。
ふら〜っと寄った古本屋で、ふら〜っと買った「蠅」が個人的にヒットしますた。古臭くないね、何か文章が好きだ。
文庫がほとんど出てないようなので、図書館に通って読んでますよ。あと青空文庫も
もっと注目されても良いのになぁと、思ったしだいです
95 :
René:2006/08/01(火) 01:06:49
「蠅」には今も新鮮な雰囲気がありますネ。
尾辻の小説なんかと共振する面があるような。
96 :
吾輩は名無しである:2006/08/20(日) 15:39:40
age
98 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 00:04:44
99 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 00:46:28
芥川もこんなんじゃなかったっけ?
100 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 00:51:23
文士てこの髪型割りといるけど横光は異常ww
101 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 03:06:39
だから新感覚派なんだって
おかぁ、馬、馬。
あゝ、馬、馬。
「お母ア、梨々。」
「ああ、梨々。」
104 :
吾輩は名無しである:2006/11/09(木) 23:18:34
age
105 :
吾輩は名無しである:2006/11/10(金) 00:36:31
家族会議
読んだヒト居たら感想くれ!
買おうか迷い中
横光作品の中では面白いほうではないのではないか>家族会議
「純文学にして通俗小説、このこと以外に、文藝復興は絶對に有り得ない」
っつー純粋小説目指した作品だが、
エンタメを金と色恋だと思っているらしいのが見て取れて
何だかほほえましいというか何と言うか。
ぶっちゃけ失敗作だと思うし、単体では面白くないけど、
純粋小説論と併せて読めば多少旨味が出るかも。
頼み込めばスレの誰か青空文庫に入れてくれるんじゃね?
まぁでも、絶版になると面倒だから買っとけ。っつーことで。
↓以下『家族会議』を絶賛する反論よろしく。
107 :
吾輩は名無しである:2006/11/10(金) 23:08:34 BE:408572238-2BP(0)
普通に楽しく読んだけどな。
『寝園』は読んだ?? 雰囲気にてた。
旅愁って
ふーけゆくーあーきのよー
って歌となんか関係あんの?
109 :
御者:2006/11/30(木) 00:24:44
饅頭はまだ蒸さらんかいのー
110 :
吾輩は名無しである:2006/11/30(木) 00:29:10
>>100 髪型というより寝ぐせだって!
髪質が硬くてゴワゴワで寝癖つくとなかなか取れないんだって!
ぜったいそうだって!
いや、寝癖というより新感覚の髪型だと思う。
112 :
吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 04:11:08
おしゃれだよなー
113 :
吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 08:09:43
谷崎とか耽美派がオシャレなんだよ。
横光の髪型は『宇宙戦艦ヤマト』とかに通ずるものがある。
114 :
吾輩は名無しである:2007/02/03(土) 16:08:10
『上海』いいね。
115 :
KEMANAI:2007/02/08(木) 21:50:02
>横光の髪型は『宇宙戦艦ヤマト』とかに通ずるものがある。
なんとなくわからないでもない(笑
116 :
吾輩は名無しである:2007/03/08(木) 01:37:28
私は伊賀上野の文化に興味があり、
文学とは違う方面から横光を知りました。
どうしても読んでみたい作品は『雪解』です。
25年ぶりに伊賀上野を訪れた横光が深夜、
宴会の席を抜け出し初恋の相手、宮田おかつ宅を尋ね
塀に手を当てじっと思いに耽ってたという記述を読み、
横光の下宿やおかつの家など『雪解』の舞台を
訪ねてみようと思っています。ゆきげ。綺麗な響きですね。
117 :
吾輩は名無しである:2007/04/07(土) 00:19:08
新感覚派の作家って外れないな
118 :
吾輩は名無しである:2007/04/07(土) 02:28:38
横光の 髪型にだけは かなわない
119 :
吾輩は名無しである:2007/04/07(土) 11:03:48
「雪解」はいいよね。
マジでいい。恋愛モノで最高峰だと密かに思ってる。
失踪するモダン?
121 :
吾輩は名無しである:2007/05/14(月) 17:42:02
修羅の朱色は血肉に絡まり。
かの一時の御身を想えば。
生まれて来たなら名こそを恨め。
俺は一人の修羅なのだ。
122 :
吾輩は名無しである:2007/07/11(水) 11:34:39
期待しないで読んだらかなり面白かった
安部公房と並んで日本人で一番好きかも
幸せを測る機械を立ち読みしたら面白かった。
124 :
吾輩は名無しである:2007/08/11(土) 01:38:41
そうか?
あれは下らない小理屈を弄してる印象しかない。
横光の中でもかなりしょうもない作品だと思う。
そうなんだ。初めて読んだのが、あれで。高かったから買わなくてさ。ちゃんと買って読んでみよう。
126 :
吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 16:05:58
やはり『寝園』が傑作と思う。
「おおブレイヤール」
127 :
吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 23:34:33
俺は断然『上海』を推す。
アジア主義者山口が従事する死体売りの仕事は、大江健三郎の
「死者の奢り」における死体洗いのバイトに勝るとも劣らぬ
グロテスクなイメージだ。
128 :
吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 22:51:16
旺文社文庫版の『旅愁』の上下巻セットを格安で見つけた。
やはり旺文社文庫はよいね。装丁しかり、編集しかり。
しばらくゆっくり読むとしよう。
129 :
吾輩は名無しである:2007/10/29(月) 03:29:26
保守。
130 :
吾輩は名無しである:2007/10/29(月) 03:50:27
俺が古本屋で見かける横光の文庫は書き込みありのやつばっかり。。
なんかそれっぽい文学用語めいた書き込みが必ずしてある。
131 :
吾輩は名無しである:2007/10/29(月) 03:56:08
しかもマジックペンやボールペンでな。
書き込むなら、せめてシャーペンか鉛筆にして欲しい。
鉛筆なんかで書いたら消えちゃうじゃんwww
人それぞれだが、ペンで書き込みする奴の気が知れない
134 :
吾輩は名無しである:2007/10/30(火) 12:52:18
135 :
吾輩は名無しである:2007/11/02(金) 01:18:30
台上に蟻飢えて月高し
136 :
吾輩は名無しである:2007/11/23(金) 22:12:06
保守。
137 :
海蛇の巣:2007/11/29(木) 08:32:57
138 :
毒蛇の巣:2007/11/29(木) 08:36:46
139 :
双蛇の巣:2007/11/29(木) 08:41:14
140 :
吾輩は名無しである:2007/11/29(木) 08:41:59
141 :
吾輩は名無しである:2008/01/01(火) 04:47:47
今年も横光利一を読みまくる一年にするぞ!
142 :
吾輩は名無しである:2008/02/06(水) 00:52:08
だれか「悲しみの代価」にグッと来る人はいないのかい?
今の若者には是非、見せたい作品なのだが。
それと「厨房日記」とかあのやりとりは一見の価値ありだと思うのだが。
143 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 09:26:19
とおりすがりだが、新感覚ワロタww
144 :
吾輩は名無しである:2008/02/24(日) 18:27:22
>>142 僕も「悲しみの代価」が好き、というか面白いですね。
虚栄心みたいものでしょうか。
何となく自分と重なって見えるからのような気がします。
>>今の若者には是非、見せたい作品
これはどのような事を捉えてですか?
貞操観念という意味でしょうか?
>>144 >>今の若者に是非、見せたい作品
これは仰る通り貞操観念の事を指しているのですが、
今の若者と呼ばれる方達に欠如している様に思われるのでそう書きました。
漠然とした嫉妬や妄想、それら醜態、然るべき道徳など、ひょっとしたらそれすらも無く、
またそれらの根本などを省みず、浅慮に己自身の心や体も簡単に平然と振り撒いてしまい、
その人それぞれにある大切ななにかを置き忘れているのと、
それらのもたらす影響、結果などを軽視してるのではと自分の中で考えが湧いてきまして。
ただしかし、あくまで今の若年層に対しての「貞操観念」という意味と、
その時代や作中の人物の「貞操観念」の意味を比較した上でのかなり特化した感想なので
この作品に散りばめられた他の事柄や通念ではないということを
こちらも重々承知なのでそこはご了承下さい。
146 :
吾輩は名無しである:2008/02/27(水) 02:27:12
丁寧なご回答ありがとうございました。
僕は目を通したという程度であったようです。
やはり他者の見解というのは参考になりますね。
もう一度改めて読んでみたいと思います。
安易な質問をしてしまい、申し訳ありませんでした。
こちらこそ、ご丁寧な返信ありがとうございます。
ただ、前述で述べたようなことは、
あくまでこの作品を読み通して今の若者に発信したい言葉(貞操観念)なんですよ。
なので、私が書いた内容は作品にはあまり触れていないと思います。
私がなぜそう思ったのかと申し上げますと、
作品の文中に「壊れた肉体」というところで、
当時はそのようなことが許されぬ時代において初めてこの言葉が活きると感じました。
しかし今はどうでしょう?
そのような事を言えば、一笑に付されてしまうでしょう。
他の男と寝る事になんら疑問を持たない今の若者の実態は。
例えるなら「食事をする上での最低限のマナー」と類似していると思いまして。
現代は食べ物は残して当たり前、捨てる事にも罪悪感も無いと。
貞操観念と言うものも似たようにそこまで希薄な物になってしまったのかと多少の危惧を覚えまして。
それを通して見てみるともう一回、原点に戻るべきでは?
と、私は捉えました。
どうしても今と昔を比べてしまう私の悪い癖です。
読んだ感想は人それぞれです。
ぜひまたあなたの感想をお聞かせ下さい。
この作品は根深く、以後の作者の基盤になるような物だと思っております。
148 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 20:42:54
ははは
横光の右に出る者はいないね
残念ながら 日本のレイモントフか
149 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 20:48:32
大江ほどにもてはやされないのはなぜかな不思議
現代作家は想像力を読者に要求するよーだが
それはちがうねw
150 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 20:55:47
何事も何々の貧困の時代だからだよw
151 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 20:58:50
こんな美しい文体を私は知らない
ロートレアモンの他
152 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 21:05:22
横光利一は神
153 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 21:06:59
横光の右に出る者はいないね w
横光も春樹も早稲田とは距離を置いているね
ま、春樹は早稲田の賞を義理で受けていたが
155 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 21:18:46
春樹が子供に見えるのは当然だが
宿敵の擬態がないのがいい
横光の文体はそれほど美しい
三島も比ではないw
最初に横光読むらならどれがお薦めですか?
っても機械だけは読みましたが(面白かった)
157 :
吾輩は名無しである:2008/04/08(火) 21:25:21
シャンハイ
158 :
吾輩は名無しである:2008/04/09(水) 16:58:53
紋章がいいとおもうよ
機械とはぜんぜん違うけど
機械が好きなら同じ短編で馬車とか
159 :
吾輩は名無しである:2008/05/06(火) 10:36:34
いや「機械」ではまったなら「時間」だろう。
160 :
吾輩は名無しである:2008/05/11(日) 06:42:35
青空文庫で『旅愁』を読んだ。日本の小説家で読むに足るのはあとは正宗白鳥くらいか。
161 :
吾輩は名無しである:2008/05/11(日) 16:20:50
おお。今時『旅愁』を読む人がいるのか。
嬉しいねえ。
162 :
吾輩は名無しである:2008/05/17(土) 22:55:30
民主党
横光克彦代議士
おやおや〜(笑)
164 :
吾輩は名無しである:2008/05/18(日) 02:12:35
最後だからしょうがないのかもしれないが
あまり未完のものを読もうとは思えない。
165 :
吾輩は名無しである:2008/05/18(日) 21:11:56
一回完結してるけどね
166 :
吾輩は名無しである:2008/06/11(水) 18:29:40
保守
167 :
吾輩は名無しである:2008/07/27(日) 00:40:02
168 :
吾輩は名無しである:2008/08/26(火) 15:11:04
このスレを落とすわけにはいかない。
「機械」、サルトルが褒めてたらしいね。
あげ。
169 :
吾輩は名無しである:2008/08/26(火) 15:18:25
おお、横光利一のスレッドがあったとは!
ブクマクしておきます。
>>168氏サンクス。
サルトルが褒めてたってのははじめて聞いた。
なんかの本に書いてあるの?
170 :
吾輩は名無しである:2008/08/26(火) 18:59:01
171 :
吾輩は名無しである:2008/08/27(水) 04:32:05
>>169さん
私も論文で読んだので原典は未確認なのですが(申し訳ない)、
昭和41年12月の『文芸』の座談会にサルトルの発言が載っている
らしいです。
目についただけでも既にこのサルトルの発言に触れた論文を二本
読んでいるので、情報としての信頼性は高いかと思われます。
私の書き込みの信頼できないとなれば信頼性ゼロですが……
(まぁどこぞの誰ともわからない人間の書き込みを信じろという方が無茶ですな…(笑))
172 :
吾輩は名無しである:2008/08/27(水) 04:52:17
悪名高い文学板でもこういう過疎スレでは
まともなコミュニケーションできる人がいるんですね。
過疎板だけに、コテハンがくると、一気にスレがレイプされるけどね^^;
高校の時に教科書に載っていたハエしか読んだことがなかったんだけど
上海すっごく面白い!!!
文学板読まなかったら決して買わなかった
なんであんまり知られなくなってしまったんだろ
175 :
弧高の鬼才:2008/09/30(火) 13:22:30
厨房日記という小説こそが通好みの隠れた名作。
髪型わざとやってんの?
177 :
吾輩は名無しである:2008/11/09(日) 16:35:09
178 :
吾輩は名無しである:2009/01/01(木) 00:11:04
新年age
紋章面白かった!あまりにも面白かったのでこれから上海再読します。
180 :
吾輩は名無しである:2009/02/07(土) 22:57:13
『定本横光利一全集』購入あげ。
『上海』面白いよね。大好きだ。
181 :
吾輩は名無しである:2009/02/10(火) 13:56:54
全集うらやましい。そうとう高かったんじゃない?
俺には図書館で読むのが限界
格安の三万円でした(ただし補巻なし)。
毎日、味わうように読んでいます。
183 :
吾輩は名無しである:2009/03/25(水) 20:30:31
横光の評論読んでたら、シクロフスキーに言及してて驚いた。やっぱり、この作家は嗅覚がすげえなぁ。
ドスト論を途中まで翻訳してなかったっけ?>横光
違ったかな?
185 :
吾輩は名無しである:2009/03/26(木) 22:54:39
>>184 うんにゃ、してたよ。『永遠の伴侶』のドスト論(ただし英訳版)。
186 :
弧高の鬼才:2009/04/22(水) 00:31:02
『夢もろもろ』がおもしろい
187 :
吾輩は名無しである:2009/05/11(月) 02:36:57
「蠅」「春は馬車に乗って」「神馬」、に三連譚!
188 :
吾輩は名無しである:2009/07/11(土) 04:05:45
昨日、テレビ東京の番組で筒井さんに「機械」が紹介されてましたね。
189 :
吾輩は名無しである:2009/07/11(土) 09:58:36
「欧州紀行」何年か前に購入し、時々読み返すけど良いですよ。
淡々と書き綴っていて、パリのレストランで2日続けてA.ジッドに遭った、とか、
岡本太郎との交流や、戦前に労働時間が週40時間だったフランスの話等。
とても興味深いです。
190 :
弧高の鬼才 ◆zD.tvziESg :2009/07/17(金) 22:42:11
中空に佐藤春夫のあたまだけが浮かんでるのをみるとは、さすがです。
191 :
吾輩は名無しである:2009/08/08(土) 00:03:19
只今「上海」中盤まで読了。なかなかいいですなぁ、これ。
ストーリーもさることながら、文章自体に魅了される。
実は今まであまり文学書は読んでこなかったけれど、突然何というか
現在ではあまり味わえない美しい日本語の文章に触れてみたい、と思い
何か文学書をと考えて買ってみたが、正解だった。
ちなみにこの「上海」を選んだ理由は、TV番組で筒井康隆氏が横光利一の
「機械」を推薦していて、近所の本屋にこれが無かったので変わりに「上海」を選んだw
192 :
吾輩は名無しである:2009/08/09(日) 06:08:08
機械の四人称ってどういうこと?
193 :
吾輩は名無しである:2009/08/09(日) 22:33:31
文字どおりだよ
>>191 文学板には武陽某という方がおりましてそういう書き込みをされると叩きをするので気をつけたほうが宜しいですよ(笑)おやはや(笑)
195 :
吾輩は名無しである:2009/08/11(火) 10:28:37
機械の四人称ってどこが四人称なの?
海外にもいき、見識を兼ね備えた作家でもこうなるのですねぇ(笑)おやはや(笑)
197 :
吾輩は名無しである:2009/08/12(水) 13:09:49
あいつの上海が俺の上海になって、銃で打たれそうになって死に掛けた。そんな思い出が上海の思い出で、横光の上海に川端を見つけて、川端ファンとしては嬉しかった。もっと読まれて欲しい
「上海」「寝園」「夜の靴」と立て続けに読んだ。
次は「紋章」の予定。
河上「横光は皆にいじめられたんだよ。小林秀雄や中村光夫にいじめ抜かれた。あれ、傷ついた鶏だったんだよ」
吉田「それは生きてらした間でしょう。お亡くなりになってから、そんなこと聞いたことない」
河上「それは可哀想だから、かばうさ(笑)」
吉田「やったのは左翼だろう(笑)」
河上「横光利一を一番かばったのは川端康成だね。川端さんの追悼文というのは本当に横光さんをかばってる。だから自分も死んじゃうんだよ。川端さんもやっぱり個なんだよ。そういうもんだよ、文学ってのは。君も早く死ね」
何その最後の一言
おもしろい
201 :
198:2009/08/28(金) 20:48:16
にしてもこの読んだ3作、もし著者名わからなくして渡されて読んだとしたら、
自分は3作の作家は皆違うと思うだろうなあ。本当にどれも作風がかなり違う印象。
202 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 02:45:34
横光の戦後の作品は、透明度が凄い。
横光と保田與重郎は、何があっても日本の文学史に残って欲しい。
横光のごく初期に、街の底という短編があるが僕はこれが好きだ
梶井基次郎の檸檬に近しいものを感じる
しかし、檸檬の「私」以上に街の底の「彼」は病んでいる、単純に不健康なのだ
そして「彼」と「街」を描いているものの眼も、また同じように不健康だ
だがそれだけのために僕はこの作に惹かれるのではない
檸檬の「私」は京極を下ってのち何を思ったろう。基次郎はその先を書かなかった
しかし「私」は街の底の「彼」と同じく不意の悲しさに圧倒され、してすぐ後ににやりと笑いそれからすっかり忘れてしまったに相違あるまい
僕はそう思うのだ
205 :
吾輩は名無しである:2009/08/31(月) 10:08:08
「寝園」 登場人物の心理描写が秀逸で面白かった。
だが、あの御仁のあまりの人の良過ぎぶりは、いくら何でも
現実的じゃないよなあ。。。
206 :
吾輩は名無しである:2009/08/31(月) 14:15:57
雅歌と花花読んだ
どっちも古い通俗小説のようで、巻末の河上徹太郎になる解説では花花が褒められて
雅歌の方は失敗作のように言われてたけど個人的には雅歌の方が退屈しなかった
短篇はいくつか好きなのがあるんだが、この人の書く長編はみんなこんな↓
(だれそれがくっつこうor離れようとする→それに影響受けてまただれそれがくっつこうor離れるを繰り返す 複数人の行為と意図のずれで延々話作っていく、的な)
なのかね。それとも自分の読んだ二編がたまたまそんな作品(通俗小説寄りの)だったってだけかな。
>>201の言うようにいくつか作品の系統があるもんなのか
210 :
吾輩は名無しである:2009/09/30(水) 11:18:18
機械の四人称ってなんなの?読んだけど分からなかった
兄さん…
兄さん…
兄さん…
212 :
吾輩は名無しである:2009/10/17(土) 13:57:34
ねえ!
213 :
吾輩は名無しである:2009/10/17(土) 18:33:13
四人称って、避妊しよう、じゃなかったw、非人称に近いんじゃない?
『鳥』が仕掛けがいっぱいあって好きなんだけど
『機械』と違ってあんま評価されて無いのかな?
『鳥』『機械』『時間』は三部作だと思う。
思うだけ。
予防線張る奴って大嫌い
217 :
吾輩は名無しである:2009/11/04(水) 17:16:34
>>210 「いったい本当はどちらがどんな風に私を思っているのかますます私には分からなくなり出した。」
のところの最初の「私」が四人称ってことじゃない?
違うかもしれないけど。
第三者の脳内の「私」を指して、四人称ってことじゃないでしょうか。
218 :
吾輩は名無しである:2009/11/05(木) 18:37:15
え?そういうのってはっきりしたものじゃないの?
219 :
217(o∂.∂o):2009/11/05(木) 22:51:49
「四人称」なんて適当にでっち上げただけで
横光もどんなものかわかってなかったし
当然それに基づいて書かれた作品などない
と思ってたが違うの?
221 :
吾輩は名無しである:2009/11/06(金) 00:24:18
四次元の自分じゃね?
222 :
吾輩は名無しである:2009/11/06(金) 07:27:23
>>219 いや四人称を謳い文句にしてるから、確実にここが四人称!て指摘出来るものだと思ってた
223 :
(o∂.∂o):2009/11/06(金) 11:23:55
>>222 だから具体的に
>>217で示しみたんだけど?
第三者が想念しているであろう「私」を、認識している〈私〉
その「私」が『四人称』ってことじゃないの?
三島由紀夫の仮面の告白の仮面みたいなものでは?
>>223 分かりました
ありがとうございます
>>217で「違うかもしれないけど。」とあったのでそう思ってしまいました
225 :
吾輩は名無しである:2009/11/06(金) 13:34:41
博識を自負するわたくしもマゾちゃんの博識の前では猫被りですけれども〜(笑)
横光利一には『純粋小説論』なる文学論があり増して、横光はそこで純粋小説を提唱し、
四人称についても説明しており増す〜(笑)
即ち、「自分を見る自分」という奴ですねぇ〜(笑)
横光利一は『純粋小説論』で言うわけです、
純粋小説において、新しいリアリズムの創造が必要であり、それは、
通俗小説の感傷性と偶然性に、純文学の高度な必然性を持ったものである、と〜(笑)
しかし、その一番高級な純粋小説はいまだ現れていないらしのですけれどもねぇ〜(笑)
また、四人称において、横光曰く、
「自分を見る自分」――「自意識の表現の場合に、幾らかでも真実に近づけてリアリティを与えようとするなら、
作家はも早、いかなる方法かで自身の操作に適合した四人称の発明工夫をしない限り、表現の方法はないのである。」と。
226 :
吾輩は名無しである:2009/11/06(金) 13:35:24
「機械」の四人称文は、後半部分が魔さにそれでしてねぇ〜(笑)
「私はただ近づいて来る機械の鋭い矢尖がじりじり私を狙っているのを感じるだけだ。誰かもう私に代わって私を裁いてくれ。
私が何をして来たか、そんなことを私に聞いたって私の知っていよう筈がないのだから。」
しかし、
「私が何をして来たか、そんなことを私に聞いたって私の知っていよう筈がない」
この(私のことを私に聞いても私が知る筈がない)謎は下手をすると痴呆文のそれでしてねぇ〜(笑)
わたくし率的には、横光の四人称の試みは見事に失敗と逝った漢字なのですけれどもねぇ〜(笑)
通常、小説の人称は、一人称と三人称が用いられております〜(笑) これらを簡単な例文に死増すと、
一人称「私はそれに感動した」
三人称「横光はそれに感動していた」
四人称「私はそれに感動した私に、より感動していた」
どうです? なにやら四人称は滑稽では無いで消化ねぇ〜(笑)
異常、マゾちゃんの参考に鳴れば幸いですねぇ〜(笑) …ÅÅちゅーちゅー((@))くちゅくちゃ…〜(笑)
227 :
吾輩は名無しである:2009/11/06(金) 13:40:22
228 :
吾輩は名無しである:2009/11/06(金) 17:17:30
>>226 なるほど、難しい概念で複雑ですね。
じゃあ「誰かもう私に代わって私を裁いてくれ」と言っている者が
『四人称=自分を見ている自分』ってことを横光利一は示したかったのかな?
その次の「私が何をして来たか〜」の文章が、ただのアルツハイマー患者か記憶喪失みたいなのが、
笑いオチにも見える(笑)
最後に機械の尖端をつきつけて狙ってるのは軽部でしょうか(笑)結局、誰が屋敷を殺したか気になります。
三島も、横光利一は才能があったけど、才能を見誤って失敗したとか、誠実で好きな作家だけど、
川端康成と逆で、自分のエロティシズムの効用に無知だったと言ってるね。惜しいみたいな感じで評論してたと思います。
まだ機械しか読んでないので、横光のエロティシズムが何かは私には不明ですけど((@))くちゅくちゃ…(笑)
1人称「私」2人称「君」3人称「〜は」とするのなら
4人称とは「朕」だな(笑
230 :
吾輩は名無しである:2009/11/06(金) 21:53:21
横光のエロティシズムと言えば、「春は馬車に乗って」謎も夫を干渉する妻、書き方に酔ってはエロく書けるわけですけれども、あの執拗さは異常であり、魔さにストーカー妻と逝った漢字で失笑を魔ね気増すよお〜(笑)
もちろん、マゾちゃん謎に「離し魔せんよ」とべっとり干渉されるので荒れば、わたくしとてそれは感激して、…ÅÅちゅーちゅーのうえにマゾ((@))くちゅくちゃですけれども〜(笑)
231 :
吾輩は名無しである:2009/11/07(土) 00:00:11
>>230 いろいろご教授ありがとう。
(o`.´o)ちゃんの優しい愛撫の調教なら、縄目から(。人。)を尖らせながら、あんあん喘いで
一晩中、マゾ乳首が(o`.´o)ちゃんに吸われたまま離れませんよ((@))くちゅくちゃ…あぁ…(笑)
何人称なんてのがそんなに重要な問題か?
test
234 :
吾輩は名無しである:2010/06/16(水) 22:34:45
おいおい過疎りすぎだろ
今、上海読んでるけどこんなにひどかったんだな
235 :
@(´ёωё`)@:2010/06/16(水) 23:02:10
231
これはこれは過激な返レス(笑)上がって気が付き増した(笑)…ÅÅちゅーちゅーのうえにマゾ((@))くちゅくちゃ〜(笑)
宮沢章夫の本、どう?