1 :
吾輩は名無しである:
星・筒井のスレはあるので小松御大のスレも立てます。
この人ほどスケールの大きい作品が書ける(書けた)日本人作家は
未だに現れてないと思います。
一貫してSF畑ということで、文学界からは実績に見合った
評価をされてない感じですが、この板的にはどうなのでしょうか。
個人的には「沈没」より「果てしなき流れの果てに」が好きです。
2 :
吾輩は名無しである:2005/12/23(金) 16:10:18
「果てしなき流れの果てに」はとても面白かったです
天才作家ではないですか?
東浩紀などもファンだったらしいし
大森望もそうだし
なぜSFかというと、海外ではダンテの「神曲」とかSF的なものが
古典になってるのに日本では心境小説、心情小説ばかりで
構造的面白さをもったもの、翻訳しても面白さが分かるものを書きたかったと言ってたのが
印象的
森毅が「現代文学SF説」をとなえると「僕もそう思ってます」っていってたね
たしかに現代文学はSF的だ
安倍公房、大江なんかそうだよね
ピンチョンその他もそうだよね
「未来の思想」って新書を書いてるそうでまだ読んでいませんが
小松「未来学」を集大成した見たことも無い本らしいからね
「未来学」という思想に殉じた小松は本当に偉大だと思う
思想の無い筒井が今も書いてるけど、代表作が全く無いんだよね
小松は時代精神の体現者として永遠に語り継がれるべきだ
3 :
吾輩は名無しである:2005/12/23(金) 16:18:43
80年代以降作品発表が激減したのが残念だ。
もっともそれまでの20年間
信じられないペースで書きまくってたのだが。
4 :
吾輩は名無しである:2005/12/23(金) 18:07:18
書こうと思えばかけるんだけど
自分のやるべきことはやった感じじゃないかな
もう歳だから。後はそんなに出ない。
これからは後進の作家に期待するしかない。
そんなところだと思うよ。
6 :
吾輩は名無しである:2005/12/23(金) 18:39:00
オンデマンド版全集、なかなか作品が増えないな。
7 :
吾輩は名無しである:2005/12/23(金) 19:02:27
小松の作品が中々読めないのはおかしいと思う
8 :
吾輩は名無しである:2005/12/23(金) 19:10:04
9 :
吾輩は名無しである:2005/12/23(金) 19:37:03
小松は現代文学です
10 :
吾輩は名無しである:2005/12/23(金) 19:40:12
小松菜は江戸川区だっぴょ
11 :
まり ◆d8n7WoOMQ. :2005/12/23(金) 19:43:19
SFとか未来の思想とかそんなのはどうでもいいんだけど、細部への
偏執的なまでのこだわりが好き。はあと。
まりかわいいよ、まり ハアハア・・・
はあと。
まり ◆d8n7WoOMQ
糞コテ認定
14 :
吾輩は名無しである:2005/12/24(土) 08:37:45
天才作家
15 :
吾輩は名無しである:2005/12/24(土) 14:15:51
偉大だと思う人は書いてください
偉大です。
かなり偉大になりかけた。
もう斜め上を行ってるから
>18
ワロタw
SF板には参加してきたんだが……文学板で何を語ればいいのか迷う。
表現・文体の迫力はもういわずもがなである。
SFとは異なる作品論として、「女」シリーズのような、少し私小説めいたり叙情的な分野に限定するのも違う気がする。
「日本沈没」「首都消失」「見知らぬ明日」「こちらニッポン」「復活の日」「アメリカの壁」「明日泥棒」などは、
SF的な極限状態の中での現代社会の人間や社会を描き切った、ある意味究極の通俗小説だし、もちろんシュミレーション小説としても認知されている。
「果てしなき流れの果てに」「ゴルティアスの結び目」などは、大河小説と読むこともできるが、とても枠に収め切れないスケール。
「BS……何が起こったか」(……部分は忘れたW)のような実験小説、
「模型の時代」「サマジイ革命」のようなドタバタ、
「地には平和を」のような戦記もの、
「さよならジュピター」や「エスパイ」「継ぐのは誰か」「時の顔」など、
スペースオペラ・超能力・新人類・タイムトラベルといったSFそのものの作品も、当然きちんと押さえている。
様々な文学の分野で、小松先生の作品群を網羅できるのは、やはり広義の「SF」という言葉しかないような気がする。
……という分類学的なことを喋ればいいのか。
小松左京は書きすぎて筆が荒れていると三島由紀夫が。
22 :
吾輩は名無しである:2005/12/25(日) 17:24:36
立てたやつは何を期待してるのか
自分で議論しろよ
遷都?でしたっけ。 コレって歴史背景がある程度分かってないと
先生の膨大な背景知識による文章についていけないのでか?
>>28 いや そんなことないんじゃないか?
中学高校の日本史の知識があれば、あとはちゃんと説明してくれてるはず。
そう、「遷都」のような歴史ものもあるか。
大杉探偵シリーズのような推理小説もww
小松左京は、鋭い批評性を備えたエンターティメント性抜群の大衆作家、としか言えないか。
例えばSF映画。スターウォーズなんかは面白いけれど、そのあとに作られたスターウォーズ二番煎じ作品群はどうしても退屈な感が否めない。昔からよくある物語のパターンをSFチックに焼き直しただけだから。
なんていうか、SFを目新しさを加味するための道具にしかつかっていないような気がして。でも、小松はそうじゃない。彼にとってSFは道具でもあり、思考の方法でもある。特に『神への長い道』とか『結晶星団』などでは(続
古よりある「我々は何者なのか、どこからきたのか、どこへゆくのか」という問いに取り組んでいるように見える。僕が小松左京をすごいと思うのはその点。長文ごめん。
>>25-27 唐突な始まり方に驚いたが、うまい主題のまとめ方と言えるかもしれん
30 :
吾輩は名無しである:2005/12/25(日) 19:43:10
小松の作品は哲学的だからな
京大出なんだよねこの人。
>29
妙に粘着しとるが、私怨か?
この作家の一面として、現代日本を徹底的にいじったことが挙げられる。
未来人が西日本を隔離してしまったのを皮きりに、
アパッチに滅ぼさせ、宇宙人に売り払い、海に沈め、巨大なイヤリングを中央部に落とし、日本人を消し去り、首都を消失させた。
全て現代日本への愛情故の警鐘と解説されてきた。
印象的なのは、上記のほとんどで、登場人物が「日本はいい国だった……」と感傷にひたる場面があること。
シチュエーションの違いはあれ、これが見事にワンパターン。
それだけ、この作家の現代日本への想いが熱烈なのだろう。
>未来人が西日本を隔離してしまった
SFルポ「妄想ニッポン紀行」だな。絶版だらけの
小松氏の書籍の中でもとりわけ入手が難しい奴だ。
正・続と持ってはいるが。
>28レスありがとう。小松はその百科全書的な知を活かして、本当に多くのジャンルに挑戦したし、とても一口ではまとめきれませんよね。
>29板違いかなあ?僕はそうとは思いません。なぜなら(続)
文学が人間や社会を主題にしているとするならSFは(特にすぐれたSFは)文学とは少し違った角度からそれにアプローチしていると思う。安部公房だって大江健三郎だってSFを書いていることだし。それほど目くじらを立てる必要はないと思いますが如何。
まあ未だに
SFとかミステリーを文学史から切り離したがる
純文学至上主義者が幅をきかせてるからな。
こいつはSF作家だからアウト、こいつはSFぽいのを
書いてるけど純文畑だからOK、と
個々の作家を色塗りして分けるなんて
てんでナンセンスなんだが。
38 :
吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 15:02:32
小松は「くだんのはは」とか
ホラーの傑作も書いてるよね
>>39 もう少し様子見てみない?
SF板とは違う面白い話になってきてる。
宮部みゆき・筒井康隆・京極夏彦なんかも
この板で文学として語られようとしているんだから、
いいんじゃね?
「大衆文学時評」吉田健一より
(前略)たとえば「オール読物」に科学小説の特集がある中で小松左京氏の「紙か髪か」は見事な作品であり、これを何と分類するのは分類することの必要以外に意味がない。
その話の筋からすれば、これは確かに科学小説なのかもしれない。と同時に、世界中に紙というものが一切なくなったらという想定は別に新しいものではなくて、十九世紀のイギリスの小説でもこれと同じ筋のものを読んだことがあるような気がする。
そしてまた、そういうことを言うならば、だれかがだれかを殺し、あるいは何かを盗んで、それをやったそのだれかがどうしてわかるか、あるいは、つかまるかというのは推理小説が始まって以来の定石であり、恋愛小説というもので語られていることはそれよりももっと古い。
そんなことはどうでもいいのであって「紙か髪か」では明らかに今日のわれわれが住む世界から紙という紙がなくなってしまった状態が出現し、それが小説の形で語られているから、これは小説であり、小説が小説であるならば文学である。
43 :
吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 19:20:07
何故ここでやりたがる。SFならSF板があるし、一般書籍でも問題ない。
それをわざわざここでやることで、本来ここで扱われるべき
作家、作品を語りたい者たちに対して、迷惑になるとは思わないのか。
蟻の一穴。
カテゴリーを尊重してください。
女シリーズでやたら普通の小説を書いてたよね?
46 :
吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 20:57:12
>>44 つまり、本質において(出版社の商業的な戦略に基づいた刷り込みは別として)
どんな板でも語られ得るタイプの作家ってことだろ?
そんな作家をここで語ったとして、板の住人にどんな迷惑がかかるというのだ?
さぱーり、わからん。
どんな迷惑なのかはたしかに興味あるw
>>39 >>44 自治スレ見てきたけど。
別に文学板で「小松左京」(のような大衆作家)を論じてはいけない、という方向でまとまってるわけじゃないじゃん。
そういう意見も少なくないのはわかったけど、
純文学を学問的に議論すべき板だ、という選民意識みたいな意見に皆賛成という流れでもなかったぞ。
まあローカルルールをみんなで作ってみようという段階だな。それも質問スレや、村上春樹のように幾つも重複スレがあるのを整理しようというところから。
だから、あなたも自治スレで「文学板における小松左京スレの可否」を聞いてみるか、削除依頼出してみたら?
それでみんなが否定するなら、削除されるだろうさ。
もしくは、小松左京の著書が文学板にふさわしくない理由を述べてみてよ。おそらく、それも立派な「小松左京論」になるだろうがね。
少なくともこのスレの流れは、小松左京はSFというジャンルだけではくくれない、ということで、文学板で小松左京を論じることに肯定的になってるんだから。
>>47 自分達 選ばれた崇高な住民が純文学を学問的に語っている板に、
大衆作家、直木賞作家なんぞを語るやからが入ってくるのはけしからん!
という選民意識
本当に自治スレでそう書いた香具師がいる
あほくさw
>42の続き
小説というのは奇妙に回りくどい文学形式であって、批評ならば一行で片付けられることを、何十行にもわたって一句、一句と一つの状況を具体的に再現して行かなければ、批評一行の効果を収めることができない。
「紙か髪か」の作者が、主人公の通勤者が駅まで行って、切符が手に入らない事態にぶつかるところから説明を始めているのは、小説として申し分ない発端であり、またその描写も卓抜である。
この描写が卓抜だというのはこの作品全体について言えることで、われわれは読み終わって文句なしに楽しまされたのを感じる。
>>42>>50の続き
「紙か髪か」を、ただ描写が見事だくらいのことで片付けるのは惜しい。
もし世界中に紙がなくなったらという前提から出発して、そのためにわれわれが知っている現代の世界に起こる変化が余りにも的確に語られていて、
われわれはその一反の織物に似た、次々に描かれて行くことが与える印象の緊密な連絡の仕方に、とどこおることがない想像力の動きを見る。
このごろの何小説でもこれはまれなことであって、それは要するに、われわれが作者とその夢を分かつということなのである。
一片の夢を見ることが文学であるとここで言い切るのを遠慮する必要はなくて、その自由を得たわれわれの精神は、自由になった精神であり、こうしてその生命が更新される。
(後略)
小松左京と夢を分かった貴重な時間が楽しくて、俺は彼の作品を読み漁ってきた気がする。
「紙か髪か」に限らない見事な書評と思い、長々と引用した。
連投スマソ
>34
さすがですねw
私は小松先生の作品ではあれが一番好きで(気軽に読めるので)、何度も読み直してボロボロですわww
高千穂・紀伊・伊勢・出雲、そして伊豆・北関東・東北の旅で、日本人の精神の底辺を探る……いいですねえ。
彼の作品にも大きな影響を与えたルポですよね。特に「日本沈没」ラストの丹那婆の伝説とか。
高原書店のHPで在庫何組かあるようです。
ここにしか立てられないスレがあり、
他が相応しいスレがある。
何故わからない?
>>49 あれは釣り。そのすぐ下のレス参照。
SFがだめならレムなんかもだめなの?
55 :
吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 05:51:29
>>53 ばかだな。小松左京を文学的な角度から語るスレはここにしか立てられないじゃないか。
56 :
吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 06:17:35
>>54 ダメ
池澤夏樹、村上春樹、石田衣良、筒井康隆、宮部みゆき、星新一・・・
こういうのも全部ダメ。ラノベかSF板、もしくは一般書籍でやって欲しい。
58 :
57:2005/12/27(火) 08:26:45
つけたし。
>>55 それはSF板、一般書籍板住人に失礼。
59 :
吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 08:40:19
>>58 いや、「文学」というものは高級なものであるというおまえの認識が
そのことを失礼と思わせるのだろう。「文学」も「SF」も等価値であるという
認識があれば、失礼にはあたらない。
きみの発言の方がSF板、一般書籍板住人に失礼w
>>59 >小松左京を文学的な角度から語るスレはここにしか立てられないじゃないか。
これが、他板では文学的な角度で語ることが出来ない、
という意味じゃないとでも?
61 :
吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 09:20:45
>>60 さまざまな角度から語れる作家だということだろう。
傾向として、SF板においては、類書をたくさん読んでいる読者(住人)
なりの専門的な語り口が期待できようし、文学板においては、いわゆる
文学作品(純文学)と呼ばれる作品群の読者による別な語り口も
期待できよう。
こういうことに過ぎないんじゃないか?
俺SF板には行かないけれど、SF読みではあるのでその意見には同意できない。
まぁ折衷として、「文学板で語るSF」なんてスレ一本でどうすか。より議論の
広がりも期待できるでしょ。
>>62 「文学板で語るSF」はいいね。
こっちのほうが、いろんな読者が集まってきて、
広がりのある意見交換ができそう。
64 :
吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 14:14:34
「未来の思想」読んだ人いますか?
どういう内容ですか
SFは「文学」の対象たりうるか?ってなハナシは、ココならでは
の話題だな。SF板とも一般書籍板とも無関係。
>64 読みましたが何分昔のことゆえほとんど忘れてしまいました。人間の歴史を振り返りその本質を示し、今後の展望を示していたような…。「進化は、やがて進化自体をコントロールする段階に達するだろう」という一文があったはず。
>>64 自分も繰り返し読んだけれど、忘れてしまった。
たしか、「われらはなにものか。いずこよりきたりしか。いずこへゆくか」という
エピグラフで始まったと思う。
仏教の未来観なども語られていたはず。
68 :
吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 22:26:48
「現代SFの原点」は「科学文明・宇宙時代の人類」を、そこで生きる一個の
「生身に人間」の側から「文学」の方法で描くこころみである。
こうした実存主義の展開に歩調を合わせるようにして、文学の中でも、それまでの
叙事的、中世的な「物語(ロマン)」から、近世的な「小説(ノベル)」が出てきます。
英雄の冒険談や美女をめぐる恋愛物語であった「物語(ロマン)」に対し、再構成さ
れた現実ということに力点をおいた「小説(ノベル)」には、告白文学(コンフェッション)
の要素が色濃くはいってきます。ここでご注意いただきたいのは、それまでの他律的
な評価において、フィクション(この場合、散文文学全体)は歴史や詩などよりも価値
が低いとされてきたのですが、さらにその中でも「物語」は低級なジャンルであり、
「小説」は高級な文学である、という価値観が、文学に携わる者の中から生まれてき
たことです。虚構に託して「人間の真実」を告白したものの方が、まったくの絵空事
よりも価値が高いというのです。
69 :
吾輩は名無しである:2005/12/28(水) 07:48:57
「未来の思想」ですか?
70 :
吾輩は名無しである:2005/12/28(水) 12:04:18
>>68 「小松左京のSFセミナー」 集英社文庫 昭和57年6月25日第1刷
語れ。貼るな。
燃えよドラゴンみたいだ。
Don't think. Feel!
>>66 進化はやがて進化自体をコントロールする・・・
まさに「果てしなき流れの果てに」の世界だ。
旧人の時代に派遣されて自殺した登場人物を、なぜか思い出した。
ワタシは虚無回廊の老人を思い出しましたがね
「虚無回廊」読んだ時は圧倒されたが、
これが未完で放置された時、俺は勝手に、この小説こそが小松左京のメッセージだと思い込んでいた。
誰かSF界の後輩で、この巨編を書き継いでみろ、と。
いや、だから俺の若き日の思い込みだよw
だけど俺にとってSF界における小松左京の存在って、
そういう絶対的な先駆者・開拓者ってイメージだった。
76 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/30(金) 20:19:11
SFが単なるエンターテイメントをこえた
思弁、思考する文学として
現前させた功績は大きいよ
77 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/30(金) 21:57:52
田中さんが読んでいたとかいう小説ネットで手に入れたことあるお
78 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/30(金) 22:33:29
?dare
79 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/30(金) 23:12:54
80 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/31(土) 12:21:31
田中さんがどうしたって?
82 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/31(土) 19:39:18
タイトルは?
「空中都市008」って、確か昔、TVの人形劇(だと思う)で
やってたな。中身は覚えてないが、テーマソングのアタマん
とこだけちょっと記憶にある。
86 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/01(日) 08:37:23
田中さんがいつ読んでたの?
87 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/01(日) 20:00:41
「未来の思想」は宮崎哲弥が進めてたんだよな
88 :
原達三:2006/01/02(月) 02:47:14
小松左京は政府の飼い犬。
小松左京を飼えるような度量がある政府なら苦労しないなw
90 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 13:20:45
なぜ新潮は文庫で出さないのか?
いくつか出してたのにね。古本で愛読してるのが多々ありますよ。
92 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 20:32:16
小松左京と開高健の対談で、
小松が開高に司馬遼太郎の作品を読むよう薦めてた。
理由は歴史の中で人間がいきいきと描かれてるから。
3人とも大阪人というのがおもしろい。
>91
昔は小松左京の文庫と言えば、角川・新潮・文春・早川が筆頭でした。
徳間は「さよならジュピター」の頃からの後発組。
角川はもうなんでもありのボリューム。
文春は各本ともハードから人情ものまで綺麗に並んで読みやすかった。
一番硬質でとっつきにくかったのが、新潮の小説だったなあ(w
「少女を憎む」とか「闇の中の子供」とか、私小説っぽくて読みにくかった。
なんとか抵抗なく読めて「春の軍隊」や「召集令状」だもの。
94 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 14:31:20
短編集を筒井みたいに出してほしいな
95 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 21:05:51
96 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/05(木) 13:00:39
筒井よりかはあらゆる意味で小松のほうが面白いと思うが
↑「短編集を出してほしい」へのレスだろうか?
だとしたら、どういう意味だろう?
98 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/06(金) 10:41:18
小松の短編、中篇はお手本のように稠密で、濃厚な世界を築いていて
むしろ長編よりいいのではないかと思わせる
>>93 「少女を憎む」か。
絶望の極みを描いた青春小説だが(SF色はゼロ)
あれはほとんど実話らしいね。
モデルとなった少女は小松の初恋の女性だった。
「やぶれかぶれ青春記」で、片思いの少女が
22年2月2日に強姦殺人された、と少しだけ触れている。
「やぶれかぶれ青春期」でそのエピソードは読んだ事あるが
「少女を憎む」は読んだことないんだよなぁ…。
っていうか戦中の体験がものすごい濃いよね〜
1991年に阿部出版から出たハードカバー「地には平和を」に
22歳から27歳までに書いた同人誌時代の純文学中短編が四篇載ってる。
改行の少ない、当時の世相を反映した極めて暗く重たい作品ばかりだが、
小松ファンには非常に興味深い内容だと思う。
<初出誌>
「慈悲」 ARUKU 53年11月
「最初の悔恨(「握り飯」の原型)」 ARUKU 55年6月
「溶けゆくもの」 対話 56年10月創刊号
「失敗」 対話 57年3月&58年8月
「地には平和を」 宇宙塵 61年
表題作以外、他の文庫・単行本には未収録のはず。
102 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 14:41:21
詳しいな〜
103 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 21:45:15
全集は出ないのかな?
104 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 22:22:02
いっぱい読んだけど、面白かったのは
明日泥棒
ゴエモンのニッポン日記
果てしなき流れの果てに
の3つだけ。
105 :
スレぶち壊しさん:2006/01/07(土) 22:27:02
死ぬかお前ら
106 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 22:42:54
継ぐのは誰か?
復活の日
ゴルディアスの結び目
読んだら面白かったけどな
107 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 00:31:44
101のはオンデマンド版全集で読める。
108 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 12:58:54
日本沈没
草薙はいやだな
109 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 14:03:10
日本ちんぼこ
スレがたったのはやはり映画の影響か。
111 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 20:01:36
日本沈没がこれだけ映画化されるのはなぜだろう?
これだけって?2回というコト?
113 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 22:22:38
そう
金もかかるのに
「日本列島が沈む」という設定が衝撃的で人々の関心を引きやすい。
それプラス、ストーリーが(ハリウッドのSF大作にありがちな)大味なものじゃなく
主人公の戦いや田所博士の苦悩などしっかり描かれていて
映画製作者にも魅力的だから…と推測。
忠臣蔵だの四谷怪談だのは2度や3度じゃないしな〜。
リメイク一回目じゃ、「これだけ」ってほど多いという
気もせんのだが。
116 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 00:24:56
テレビでもやったから実質三回目。
117 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 09:43:07
半端じゃなくかねかかるでしょ
「復活の日」なんて当時史上最高の制作費だったんじゃない?
今でもベスト10ぐらいに入ってるか?
チリ海軍の本物の潜水艦つかって
グリーンランドいってって
SF大作はかねかかるが
首都消失の映画版は最悪でした。
119 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 15:16:12
偉大さについて語ってください
その哲学の深遠さについて
「現代は半分まじめ(セミ・セリア)の時代だよ」
「科学は人類を救ったりはせんよ」
機械の花嫁にジェンダーフリーのひとつの危険性を垣間見た
122 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 18:02:20
999?
なんだ?その逆さオーメンは。
124 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 08:03:05
機械の体?
125 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 16:39:46
銀河鉄道?
126 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 16:16:56
たてやつがこないの?
小松右京の兄貴だってな。
128 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 22:32:09
つまんね
おれ小松上京
131 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 12:15:33
本名は?
右京さんと左京さんと上京さんと京(みやこ)さんの関係について述べてくれ。
きょうだい
134 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 21:49:37
もっとも偉大な作家である
135 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 21:53:22
なんだ、「モリミノル」のことか!!
モリミノルのかいた漫画読んだことある???
136 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 21:55:18
復刻版で読んだ。
結構面白かった。
137 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 21:56:38
イワンのバカとか??
バカをイワンで!
139 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 11:56:39
森稔が本名?
個人情報暴露禁止!
141 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 07:39:19
全集出したら何巻になるんだろうか?
142 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 15:24:13
150巻ぐらいになるから出せないんじゃなかったっけ
だからこないだSF板のスレで見せてもらった左京氏へのインタビューで
今年、角川(?)から全集が〜どうたら言ってたんだってば
144 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 10:00:20
本当?
角川春樹のとこからじゃないの?
145 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 22:18:45
春樹は左京好き
146 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/17(火) 18:54:41
全集か・・・
147 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 16:10:28
ファン多いね
148 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/19(木) 11:45:13
ハルキ文庫ってまだでてる?
大抵はハルキで集められれる。
こんにちは
「日本文学の革命」という文学運動をやっている関場というものです
「日本文学の革命」というホームページを出してます。「日本文学の革命」で検索すれば一発で出てきますので、見てください
小松左京ってまだ生きてましたか?
喪前の文学運動とやらのスレじゃないよ。
152 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/20(金) 21:24:32
生きてますよ
153 :
関場 ◆dhJAsyE57E :2006/01/21(土) 05:37:11
>>151 まあ いいじゃないですか
文学革命に協力してくださいよ
>>152 ああ 生きてましたか
ひっそり死んじゃったのかと思ってたんですが
小松左京の本で、名前はちょっと忘れてしまったんですが
コンピュータ社会を扱ったものがありましたよね
古代マヤ人とかが出てくる
90年代にウィンドウズがブームになりコンピュータ社会が広まったとき
小松左京のこの本が未来を予言した書として注目されたことを覚えていますよ
でも実際の社会の流れは小松左京をアッという間に追い越してしまった
SF以上の進歩ですね
事実は小説より奇なりですよ
154 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 08:47:18
いやそんな進歩を描いてる訳ではないから
いまでも読める
たぶんもっとも偉大な日本人作家の一人だと思うよ
SFって未来を舞台にしたものでも、別に予測をやっているわけでなく
単に”その時代を舞台にした思考実験”なんですが。
小松御大の小説は、特にその傾向が強い。
156 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 19:01:49
思弁小説だよね
短編「小説を書くということは」は
全編作者の意識・思考の直描写に徹した作品で、
和製ユリシーズと言えなくもない。
一説には、原稿依頼を抱えすぎて
アイディアが捻出できない時期の苦肉の作、だそうだが。
158 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/22(日) 21:22:19
それよみてー
159 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/22(日) 21:51:00
そんなファンでもないし、
大して読んでもいないような気がしてたけど
このスレで話題になってる作品全部読んでる。
チョットびっくりした。
160 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/22(日) 21:52:05
>>158 小松作品って絶版多いの?
ワケワカメなだけにしか思えなかった。
授業中こっそり読んでてふき出したよ。
小松センセは元義弟のあの事件以来
スッカリ大人しいね。
なんすかその話?
差し支えなければ…
誰でも知ってるでしょ
宅間さんのいけだ小乱入
164 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/23(月) 08:02:54
それって初めて聞いたんだけど
事件以前はサワガシかったってハナシも聞かんけどな。
私生活面は知らんが、本人と面識もない一読者から見て、なにが
「スッカリ大人しく」なのかが、よくワカラン。
166 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/23(月) 17:32:29
だ。
鯨
あの事件後鬱っぽくなって
老人性の鬱ってのはボケ症状ともなうからねー・
170 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/24(火) 19:02:12
どういう関係なの?
171 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/25(水) 20:30:15
知らない
妹の旦那だったの
宅間さんと小松センセの関係知らない人も多いのねー
文学板の住人ならみんな知ってると思ってたよ。
174 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/26(木) 10:45:47
まじで?
どうしてあんなやつと?
妹が大量殺人犯と結婚したことがあるからって、小松左京の責任になるわけがないし
既に離婚しているし。元嫁に責任があるなら、四人の元嫁全員が等分に責任を負うべきと
まずは考えられるし。とはいうものの、やはり何か関係ありはしないかと考えるのが
人間の心理だわな。
遺族に対し、元妻連合が責任がある、なんて誰も言っていないよ。
遺族だってそんな人は誰もいない。
小松センセは末の妹の結婚相手の素性を
ちゃんと見定めて、結婚を阻止できなかった自分を
情けなく思ってるだけでしょ。
27年前のSFマガジンインタビューに
「末の妹がまだ独身です、誰かいい人いませんか?」なんて
雑談してたからねー。父親代わりだったのじゃないの?
177 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/27(金) 23:59:43
相手が悪すぎたな
178 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/29(日) 12:41:49
妹そんなにブスなのか?
女装した小松左京とか?w
180 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/30(月) 17:19:54
みんな小松左京マンセーみたいだが、やっぱり小松左京賞に応募したりしてるの?
右京
応募しまくりですよね。
オレは先月四回も応募しちゃったよ。
184 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/31(火) 18:46:06
まじかよ
マシソヨ
186 :
吾輩は名無しである:2006/02/24(金) 18:48:35
ゴエモンあげ
187 :
吾輩は名無しである:2006/02/24(金) 18:54:02
>1
小学校に乱入して子供8人を刺し殺して死刑になった宅間の
元妻の兄さんだ
188 :
吾輩は名無しである:2006/02/24(金) 19:14:48
誰が立てたんだ?
無理だよ
191 :
吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 11:34:33
無理だよ
192 :
吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 11:35:47
agereru?
きょうの4チャン
春の映画スペシャル「いま、会いにゆきます」
6チャン
日曜洋画劇場「DENGEKI 電撃」 いま、殴りにゆきます
ワロス
194 :
ケセラセラ♪:2006/04/20(木) 07:29:17
小松は政府のスパイ。
195 :
吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 22:11:50
196 :
吾輩は名無しである:2006/05/21(日) 17:02:29
汚れた月
純文学だなあ
>>196 発表は後だけど、SF書き始める前の作品だからね
198 :
吾輩は名無しである:2006/06/04(日) 15:13:28
ミステリーでは「長い部屋」が秀逸
「糸遊」とか「応天炎上」なんかのミステリ仕立て歴史ものもいいね
200 :
吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 02:04:42
>>187 本当は自分でも分かってるんだろう?世の中に不必要な人間だって事を。
てめえみてえな匿名で他人を侮辱しなければ生きていけない人間は
早く消える方がいいぞ。
ごまかしごまかし生きてるんじゃねーよ。
201 :
吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 22:11:01
一番うけたギャグは「日本アパッチ族」の
「直列二亀頭」
202 :
吾輩は名無しである:2006/06/17(土) 06:11:48
ゴエモンだろ
203 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 15:41:38
ショート・ショートが良かったな、星はあっさりしずぎてるし、筒井のは、ゲロ
吐いちゃいそうな奴が真骨頂なんだろうし、左京の奴が一番おもろい、この分野
は小学校高学年くらいの子に、自分も書いてみようって思わせるパワーがあるよね
>小学校高学年くらいの子に、自分も書いてみようって思わせるパワー
なんや、それ、お前アホ?…といいたいところだが、なんとなあく
わかる気もする。
残念ながら、☆、筒井、小松の三人ともこれ以上期待できません。
☆さんは☆になってしまった。
筒井さんはテレビのおもちゃに。
小松さんも相当な歳です。
しかも次代の作家は育っていない。
206 :
吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 00:23:00
何故か日本のショート・ショートはSF畑ばっかり。
本来、ショート・ショートはジャンルを問わないものだし、サマセット・モームが
元祖という話なんだけどな。
また、星さんみたいにショート・ショートの方が圧倒的に作品数が多い作家なんて、
日本特有の現象だわな。
一時期、海外SFを漁った時期があったけど、ショート・ショートなんて片手で数える
くらいしかなかった。むしろミステリ畑に多いんじゃないか?でも日本に比べればマイナーな形式だと思う
日本ほどショート・ショートが愛好された所は珍しいのではなかろうか。何か理由があるのか?
「SF」(サイエンス・フィクション)というジャンルの独自性が
いまやないんじゃね?
星新一はむしろエッセイが良。
「気まぐれ星のメモ」や「進化した猿たち」なんて今読んでもうなる。
208 :
吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 23:17:39
小松作品で映像化された作品はどんだけありますかね?
「日本沈没」「首都消滅」あと、「影が重なる時」くらい?
209 :
吾輩は名無しである:2006/06/27(火) 01:03:30
つ 復活の日
つ さよならジュピター
つ 「エスパイ」
60年代に「御先祖様万歳」のTV化だか舞台化だかがあった
213 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 21:06:24
虚無回廊、完結まだぁ〜?
>213
今月の日経新聞で連載してるけど、
SFA連載時からの読者としては、その件について言及して欲しいね
215 :
吾輩は名無しである:2006/07/05(水) 20:51:10
さよならジュピターのリメイクは何時ですか?
216 :
吾輩は名無しである:2006/07/05(水) 20:56:04
SFははやらんよ
217 :
吾輩は名無しである:2006/07/06(木) 20:36:03
日本沈没はSF
218 :
吾輩は名無しである:2006/07/07(金) 14:40:51
「近代説話」立ち上げの時に、司馬さんと意見の相違があって加わらなかったんだけれど
惜しい事したね
219 :
吾輩は名無しである:2006/07/07(金) 15:54:16
古臭い。
物語の発端は、まず場所があって、そこでの会話から話が展開するパターンと
これこれこういう行為をしています。そしたらそこに、何者かが現れて、というパターンの
両者が基本なんですが、この人の場合は、その前置きが圧倒的に長く、退屈で白々しく
以上
小松左京の長篇は小説としてよりも知識と思考実験とを楽しむもので、
物語的なのはショート・ショートの方だな。
>>219
222 :
吾輩は名無しである:2006/07/08(土) 00:34:54
さよならジュピターの上巻は要らん。下巻だけで充分状況が判りしかも面白い。
223 :
吾輩は名無しである:2006/07/08(土) 13:40:59
日本沈没第二部の感想はどうよ
明日から読み始めるから、しばし待たれい
「日本沈没 第二部」
ページを開いた第一印象
ダッシュ(―)とかぎかっこ(「」)とルビがない……。
あのスタイルも小松作品の醍醐味のひとつなんだけどな
そりゃ今回、ストーリーは小松左京でも、実際に書いてるのは
谷甲州なんだし。
無理に小松さんの文体に合わせようとしても、
かえってキレが悪くなるだけでしょ。
227 :
吾輩は名無しである:2006/07/16(日) 11:56:06
つまり、スレ違いって事か。
228 :
吾輩は名無しである:2006/07/16(日) 14:00:32
物凄く太ってたのに、しぼんじゃったね
229 :
吾輩は名無しである:2006/08/05(土) 14:07:54
SF魂読んだ
さすが天才
史上最高
231 :
吾輩は名無しである:2006/08/14(月) 11:19:57
ブーム来た
232 :
吾輩は名無しである:2006/08/15(火) 14:30:35
春秋(7/29)
本紙で「私の履歴書」を連載中のSF作家、小松左京氏の作品に「第二日本国誕
生」という短編がある。現在の日本と国土をそっくり共有する形で「国民に対する
効率的で合理的なサービスの提供」をうたう第2政府が旗揚げするという筋書きだ。
▼国民はサービスを受けたい政府を各自選び、そちらにだけ納税する仕組み。競争
を仕掛けられた第1政府も国民本位の行政をせざるを得なくなる。発表されたのは1
969年。暴力ではなくサービス競争で政府を揺さぶる着想が当時は新鮮だったが、
その後、郵便小包などはまさに小説をなぞる展開をみせた。
▼現実に大ウソを一つ放り込み真実をあぶり出すのが小松SFの面白さ。国民、
国土、政府のいずれかが消えたり、だぶったりしたら国家はどうなるか。「日本
沈没」も含め、荒唐無稽(こうとうむけい)なホラ話であると同時に優れたシミ
ュレーション小説でもある点が読者層の幅の広さにつながっている。
▼幾つもの作品で繰り返し日本滅亡という主題を取り上げた底には1億玉砕、本土
決戦を唱えた人々への怒りがあるという。本当に日本が滅んでよかったのか。な
らばその姿を見せてやる。そんな思いが迫力ある描写を生んだ。「戦争を続けるも
う一つの日本」もしばしば登場する。鎮魂の季節、改めて読み返したい。
小松左京は確かに凄いんだろう。
ただし、それは最近のSF作家が育っていないから。
数は多くても使い物にならない作家ばかり。
結局、筒井康隆や小松左京が引っ張り出されている。
234 :
吾輩は名無しである:2006/08/15(火) 21:29:21
筒井はたいした作家ではない
235 :
吾輩は名無しである:2006/08/19(土) 06:19:12
ブログでの某社長の感想
小松左京氏の小説「日本沈没」は、とんでもなく面白かった!
今から30年以上前に書かれ、400万部を記録したベストセラーとのこと。
良い意味で、期待を大きく裏切られました。
これは、大災害クライシス系のお話ではなくて、壮大な大脱出計画をベースにした
「日本再生」のお話だったのです。
極東の島国で、良くも悪くも孤立して安定した共同体を築いてきた日本民族が、そ
の国土を失うという未曾有の危機のなかで、どうやって生き延びるのか?
試されたのは、まさしくコミュニケーション(外交)の能力でした。
フェア・アンフェア、合法・非合法も含めた、周辺諸外国との交渉能力と実行力。
30年前にかかれたストーリーが、現代の日本において全く陳腐化していないの
は、逆にやばい。
ところでその30余年後、先日発表された「芥川賞」小説を読みました。
絶句。。。。。面白くない。。。。
というか、こんなつまらないものをクローズアップするくらいなら、芥川賞なんて
なくしちゃえ。
もう賞なんてノーベル賞だけでいいんじゃね
とか言い出しそうだな
237 :
吾輩は名無しである:2006/08/19(土) 16:04:26
そんあこといわないだろ
238 :
吾輩は名無しである:2006/08/20(日) 02:35:59
>>232 よくもまあ、ぬけぬけと・・・。
>現実に大ウソを一つ放り込み現実をあぶりだすのが小松SFの面白さ。
国民、国土、政府のいずれかが消えたり、だぶったりしたら国家はどう
なるか。
日本国から国民が全員無くなるのは、一億玉砕、本土決戦という現実のこと。
8月9日にソ連がうらぎり満州国を攻めなければ、一億玉砕は行われていた。
本土も沖縄と同じことになっていた。
是非そのシュミレーションこそ小松御大にやってほしいものです。
ソ連さえうらぎらなければ、私たちは皆殺しだった。そして国の中枢の人間は
満州国朝鮮国に移り、ソ連と協力して、米中相手に戦うつもりだった。
日本という国から日本人が取り除かれる計画は実際にあったこと。国土の
消滅、政府のだぶり話など、そのおそろしい計画から日本国民の目をごまかす
以外の何物でもない。
日本国から日本人が取り除かれようとしたことは、ほら話ではない。現実にあった
話。笑い話や物語にしてはいけない。油断しているとまた同じ計画が執り行われる。
239 :
吾輩は名無しである:2006/08/20(日) 12:42:52
そんな突っ込みあるか?
電波
241 :
吾輩は名無しである:2006/08/27(日) 07:56:56
天才ですね
日本一だね
243 :
吾輩は名無しである:2006/09/06(水) 21:21:21
偉大だ
偉大なる存在?
昔はさらに「巨大」が続いたものだが・・・
246 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 15:21:11
見知らぬ明日も映画化だってね
『日本沈没 第U部』読んだヤシ、感想キボンヌ。
買って読む価値ありか?
[第二部の成分]
谷甲州 93%
御大 7%
小松ファンなら期待してはダメ
図書館で読むべき本
249 :
吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 13:14:58
でも文庫化希望
250 :
吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 21:47:10
結局、直木賞はもらえないまま逝くのか…
251 :
吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 15:37:34
そんなものは超越している
もっとも偉大な作家だ
252 :
吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 20:10:14
巨根の作家
253 :
吾輩は名無しである:2006/09/21(木) 18:49:47
作家かんべむさし氏「オタクは顔や人相が異様」
http://news20.2ch.net/test/read.cgi/news/1158749380/ ---
大阪日本橋の電器店街は、現在、アニメやゲーム、フィギュアの街ともなっており、
平日でも大勢のマニアが集まっている。あるときその大型専門店に入って、若い客た
ちの様子を見てみたのだが、顔や人相の異様さに愕然(がくぜん)とした。
「現実との接触を必要最小限に抑え、虚構世界にのめり込みつづけると、こんな顔
になるのか!」
学生、フリーター、ニート的な「おたく」。多分それらが混在していたのだろうが、その
大半が子供でもなし大人でもなし、のっぺりとした無動の表情で、眼だけは憑(つ)か
れたようになっていた。
---
254 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 14:05:23
見知らぬ明日いつごろ?
255 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 15:19:56
オンデマンド版全集、やっと追加されたな
256 :
吾輩は名無しである:2006/09/27(水) 16:41:46
今ビッグコミックで進行中の一色マンガ版の日本沈没
結構、小松節うまく消化していて上手いな思ったけど。
257 :
吾輩は名無しである:2006/09/27(水) 17:54:02
面白い?漫画
258 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 18:26:18
全集で照るね
259 :
吾輩は名無しである:2006/11/02(木) 16:21:48
世界一
260 :
吾輩は名無しである:2006/11/02(木) 19:40:16
ヘビースモーカー小松
261 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 00:17:34
「せまりくる足音」の世界ってなんか2ちゃんみたいだな
>>221 あんまり挙げられないが、そういう意味じゃ『空から墜ちてきた歴史』なんかも好きだな。
263 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 14:54:06
すみません、小松左京さんの短編だったと思うのですが、
ある惑星の人類が数人の子供と一人の老人を残して滅亡し、
その後その老人が亡くなって子供たちだけで生活していく。
そしてその子供たちは何組かのカップルになる。
ある日、自分達と違う人間達に出会い・・・
そんな内容の小説のタイトルご存知の方いらしたら
教えていただけないでしょうか?
もう一度読み返したいので、よろしくお願いします。
264 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2006/11/26(日) 15:10:30
日本沈没は本人も期待していない以上に売れたと言うが・・・・・・。
その通り。『空から墜ちてきた歴史』が小松左京の最高傑作です。
>>262 あれを大成させれば、H・G・ウェルズを凌ぐ知の巨人となれたものを。
>>265 おや? 俺が変なのかと思ってたら、ちゃんと好きなヤシもいたんだな。良かった。
そうなんだよな……素材はすごく良かったんだから、もっと腕によりをかけて料理してほしかった。
267 :
吾輩は名無しである:2006/12/03(日) 07:22:12
「空から落ちてきた歴史」未読だったな。チェックしてみようか。
基本的にSFマガジン98年2月号の日本人作家オールタイムベストにランクインしている作品しかチェックしてなかった。
(「果てしなき流れの果てに」「復活の日」「ゴルディアスの結び目」「結晶星団」「継ぐのは誰だ」etc)
「ゴエモンの日本日記」とか「見知らぬ明日」とか面白いの?
268 :
吾輩は名無しである:2006/12/03(日) 15:52:43
文庫で全部読みたい
『空から墜ちてきた歴史』は所謂「小説」ではなくて、物語は殆んどない。
だが、そこがいい。
ウェルズの『世界史概観』をもっと大胆に思考実験したものとでも評するか。
270 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 12:04:12
一般的な文壇からは、はっきりと、
筒井(SFも書くけれど文学者)>>>>小松(大衆的SF作家)って感じだけれど、
後世SFも文学の一部だと認めるような、柔軟な文学史が出来たとしたら、
明らかに小松左京のほうが上だと思う。
文学史に残るSFを一番書いているのは
小松左京 光瀬龍 神林長平の三人。
光瀬龍と神林長平は要らね。
>>270 たしかに視野の広さとかは小松に軍配があがると思うけどね。
そう安易に単純な上下は決められんと思うよ。
>>272 同意
安易に上下決めようとするのはくだらん。
ただ筒井康隆にも「脱走と追跡のサンバ」等良SFはあるし、視野も充分広いと思うぞ。
小松左京とはとらえ方が違っていただけで。
小松大先生の方が筒井先生よりも文壇では上です
275 :
吾輩は名無しである:2006/12/05(火) 08:47:25
筒井康隆は良作は多いが、純文学的な作品は実験的なものが多く、
単純に読み物として楽しいのはエンターテイメント系だから、
文学史に長く残るかどうかは疑問。
それでそのエンターテイメント系の中にある文学性みたいなのでいえば、
小松左京のほうが上な気もするんだよなぁ。
気のせいだよ
>>273 虚航船団なんかもあるしな。たしかに視野は筒井も充分広い。
小松と筒井の作風の違いについて巧い言い方が見つからなかったので、
俺もちょっと軽薄な言い方をしてしまったようだな、スマソ。
あれで視野が広いことになるの?
小松左京を読むと知識の世界が開けるのを感じるが、筒井康隆にそれは無い。
視野が広い≠知識が多い
知識量少=視野狭、はたしかでしょ。他はともかく『虚構船団』は駄作。
281 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 14:53:22
例えば「継ぐのは誰か?」だと
アメリカの家庭料理から犯罪論etcまで話が広がってく
筒井にはそこまで風呂敷広げられないよ。
282 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 14:58:40
知識が多くても視野の狭い人はいるけどね。
最近の保守系のTVコメンテータ見てるとそう思う。
知識が多いとはいっても、一般人と比較すればの話で
小松左京なんかとは比べるべくもない。
283 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 15:11:26
実妹が、殺人犯宅間守(死刑)の小学時代の恩師で2度目の妻。
20歳下の教え子宅間守に騙されて、1990年結婚1994年離婚。
精神破綻者が小学校に侵入して児童8人殺害…反省もなく死刑を望み
さっさと死刑になって消えた。
文学化できたら偉いが
>>278>>281 どうしても筒井康隆より小松左京の方が上だと言いたいのか
作家に優劣つけようだなんてくだらないとしか思えん
作品の優劣はさておき、視野の広さでは小松左京が上なのは知れたこと。
別の面では筒井康隆が上回るにせよ。
あと、駄目な作家と優れた作家が存在するのは事実で、優劣はあるんだから仕方無い。
何故小松左京を誉めるのに筒井康隆を貶さなければならないのかがわからん
287 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 17:25:21
>>286 いやそういうことじゃなくて、
ただ文壇では筒井のほうだけ認められているだろ。
それは違うんじゃないかって話だよ。
>>287がどのレスを書いたのかはわからないが、
少なくとも
>>270は筒井康隆を持ち出す必要はなかったと思う。
小松左京は文学史に残るような作品を書いてる、と書くだけで良かったのでは。
289 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 22:55:58
佐々木敦いわく「筒井康隆は作家としてはいまいち」
浅田彰「筒井康隆って2流でしょ」
筒井叩きはもういいから小松左京の話しろ
文学史なんか残らなくてもいいが、
『はみだし生物学』『おしゃべりな訪問者』みたいな評論系は良かった。
292 :
吾輩は名無しである:2006/12/07(木) 17:27:15
残るべき作家だよね
293 :
吾輩は名無しである:2006/12/07(木) 18:18:46
何で小松さんの本って売れなくなったの?
古本屋での並びのよさや両親の話だと、昔はたいそう本屋にあったそうだが。。
現役でなく、新作が出ないからさ。
ハルキ文庫に入ったのも古いのばかり。
眼が悪くて自分では書けなくなったのでは仕方無い。
295 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 06:41:10
何でハルキ文庫みたいな所に収録されるよう運ぶんだろうね。
296 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 07:02:39
岩波文庫に入れてほしい
いやまじで
297 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 08:08:03
星新一は死んでも新潮文庫から本が出ているのに、
小松左京の本がハルキ文庫からしか出ないのはおかしい。
全集の出来はどうなんだろう
299 :
吾輩は名無しである:2007/01/08(月) 15:45:43
古典として扱え
300 :
300の貴公子:2007/01/20(土) 08:34:04
ふわー。ぶび。
もらいまーす。
301 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/21(日) 22:22:32
302 :
吾輩は名無しである:
どんどんくるな