【三島論】平野啓一郎 第4部【ジャズ論】

このエントリーをはてなブックマークに追加
売り切れたんじゃなく 置いてないんだよ
日蝕以外おいてるのみたことない
302名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/02(月) 19:58:02
いや発売されて2週間で売り切れたな
うちの近くの3店では
「葬送」「一月物語」もあるよ
303名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/02(月) 20:12:24
『文明の憂鬱』(平野啓一郎/新潮文庫)読了してましたのでメモ。八坂神社
前のコンビニに関する文章にものすごく納得しました。
304名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/02(月) 21:37:09
「文明」そんなに評判がいいなら、もっと早く文庫化すべきだったな。
より多くの人に読んで貰うことを考えれば、
3年後サイクルでは今の時代に合わないような気がするのだが。
1年半〜2年ぐらいで出すべき。
出版社は考えてみたら?
305名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/02(月) 21:54:19
読了してました?
306名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/02(月) 22:46:29
真の平野読者は300人程度。
それでも多いほうだが。
307名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/02(月) 22:57:29
おやおやどれだけレベルの低い話をはじめるんだ?
308名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 00:04:49
久々に釣りでもしようと釣り道具をウェストバックに詰めて手持ちで
家を出たところ、途中「平野啓一郎」の『葬送』に夢中になって
なんと電車に忘れて置いて出てしまったのである。
チクショウ。実家から合流した弟にロッドだけはもってきてもらったものの。


おやおやどれだけレベルの低い話をはじめるんだ?

新作も5000売れればいいほうだろう
もっともここの評判のわるさでさらに減るだろう
311名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 08:30:30
『文明の憂鬱』読むのが怖いのかな?ふふふ
それにしても文章の力って思い知らされるね平野の物を読むと
鍵一つの描写にしても実力の差を思い知らされたよ
このような魔術師ぶりを認識させてくれる作家っていないね
きもちいいほど村上春樹の影響が全く無く端から相手にしてないね
312名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 12:50:16
『文明の憂鬱』やっぱり3軒全部売り切れてた
読んだら絶対面白いよ
313名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 13:05:09
平野啓一郎は、『日蝕』で芥川賞を当時最年少で受賞、三島由紀夫の再来と
の評も高い若手小説家である。

小説家にとって、エッセイは構想や材料の整理としての位置付けである限り有
益なものだろう。創作か否かという単純な2元論に還元するつもりはないが、エ
ッセイや評論と小説とは微妙に違うものではないかという気もする。

タイトルのつけ方はうまいと感じた。直截的に過ぎず、かといって無関係とい
うわけでもない。ただ、肝心の『文明の憂鬱』という本のタイトルだけはどうも
いただけない。あまりに茫漠としており、総論的な文明論を期待した読者には
期待外れだろう。

オチのつけ方にはバラつきあり、読んでいる途中にだいたい想像できたもの
もあった。たとえば、荒れる成人式から外形的には似ている京大卒業式の仮装
の批判という流れである。このことに言及せずにはいられないのも、私の屈折
した自意識なのかもしれない。

314名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 13:06:26

「人間と技術(との関係)」がメインテーマ、記憶、マスコミ、相対化、日本(
語)論といったあたりがサブのテーマといったところだろうか。より時事的な話
題の前半を含めても、今なお解決したと言えるような問題はあまりなく、テーマ
の選択はなかなかいい。

エッセイとしては、前半より後半のほうが出来が良いような気がする。時間差
ゆえかと思ったがどうやら違うようだ。写真を一枚選んで原稿を書くという方法
が制約になっているのかもしれない。188ページに述べられているように不自由
は創造の母になる場合もあるが、そうはならない場合もある。
315名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 13:52:16
平野という作家に興味があったので
小説よりさきに「文明の憂鬱」を読んでみた。
久々に面白い読書をしたと思ったね。ここ開いてみたら
予想どおり好評が多くて嬉しかったw
ただ者じゃないみたいだね、この人。
316名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 14:04:07
明けましておめでとう!あ☆と驚くプロジェクトってなんだろね。今年もたのしみにしています♪
317名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 14:10:48
>>315

面白かったけど
注意深く読んでその真価が分かったひとがどれだけいるか心配
318名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 14:45:30
HOME買ったよ。山口氏の図書館論に同意した。本当日本ていろんなところで管理的。そしてこの雑誌、カバーと表紙の絵が違う…こんな京都的な心遣い好き!
319名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 14:47:52
>>318

平野のパブリック・スペイスとエロティシズムの関係をめぐる議論が良く分からなかった
誰か説明してもらえませんか
320名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 15:42:26
アイデンティティを「脱ぐ」てこと?禁欲の快感?私も知りたい‥
321名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 16:27:56
読み返してみた♪2回…。つまりpublicの過失のような場所にprivateな花が咲いているということなのかなあ。花とはつまり顔のない裸体であって…もいっ回読みます。
322名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 16:33:36
パブリック・スペイスについては「文明の憂鬱」にも一箇所でてくるね
「人目も憚らず」という言葉についてだったと思うけど、殺人のような
絶対的な法的禁止が行われてるところでは使われず、相対的な禁止が
行われてるとこでの言葉だというようなところ
らくがきが行われるのはそのような相対的禁止の侵犯で、現在では
インターネット上の掲示板だという議論
匿名の落書きについての議論だけど
つながる様な気がする
平野ファンは平野スレの重複には一切言及しないの?まぎらわしくね?
要するにモアイ君は2CHの敵なんだろ
いい加減本人書き込みするなや
325名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 20:02:12
↑ 君のアンチっぷりもしつこいね…
いい加減むなしくならない?本人カキコなんて
誰も本気にしてないと思うよ。真面目になりなさい。
326名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 20:14:47
盗作ネタが消えたらホモネタ。
ホモネタが消えたら宗教ネタ。
宗教ネタが消えたら本人書き込みネタ。

ちょっといい加減にして欲しい。疑惑の内容といい
出てくるタイミングといい、ガセネタ丸出しだろ?はあ…
327名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 20:17:00
短時間で書き込むと、また自演扱いされるよw
328名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 20:24:40
>>326
そういえば次から次へとタイミング良すぎ。
意図的としか思えん。
宣伝は意図的ではないのかよww
330名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 20:38:54
テキトーな中傷はみんな無視してるのに。
いちいち言わなくてもわかってるけど?
331名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 20:40:23
>>329
くどすぎる宣伝もスルーされてんじゃん。
332名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 20:50:21
おお、俺がいないのにまた自演だのなんだと騒いでるんだな
もっと身のある議論をしようよ
妬みは恥ずかしいからもうこないでくださいね
それとちゃんと本を読んだ上で、語ってください
333名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 20:55:35
同じ流れが繰り返されてるなー…
てか、ここのアンチってマジで一人じゃね?
平野が2chの敵って、他にだれが言ってんの?
334名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 21:04:59
ネット問題に言及したことはあるけど
2CHの価値そのものを批判したことなんかないだろ。
なんで敵なんだwww
ほんとにばかだな 自演するなよwww
>>332−334
ww  笑える  あほすぎる
盗作ネタが消えたらホモネタ。
ホモネタが消えたら宗教ネタ。
宗教ネタが消えたら本人書き込みネタ。

すべて事実です
337名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 22:19:11
147 :吾輩は名無しである :2005/12/20(火) 18:41:35
最後の変身って何が言いたいんですか?2ch批判?


148 :吾輩は名無しである :2005/12/20(火) 18:55:07
ちがう
本当の自己とは何かってこと
「かつて社会的拘束を解かれた人間がどうなるかという実験はゴールディングの
「蝿の王」みたいに無人島を舞台にしていましたが、今はネット上でそれが
進行している印象ですね」って言ってたね

ネットについてはもう決着がついている
それより上ででた公共空間についての疑問に答えてくれるかたいませんか?
338名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 05:41:40
>>335
この人 やっぱ自演扱いしてるw
これ以外の返し方がわからないのかな?カワイソウw
339名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 12:05:49

「群像」(2月号)に掌編小説「モノクロウムの街と四人の女」掲載。

もうすぐこれがでるが掌編ってのが残念だな
平野って詩も好きみたいだね
ボードレールなんて読み込んでいてよくひいてるし
340就職戦線異状名無しさん:2006/01/04(水) 12:15:15
平野>>>>>無職なお前ら
341名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 15:15:45
ところで講談社から出る予定の評論集&対談集は1月発売らしいのに
まだ発表ないのかな
評論て中身どうなるんだろう
三島論が2つあるがあとは、美術、音楽、建築なんかの評論になるのかな?
342名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 15:23:29
ただの衒学趣味
343名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 21:01:56



















344名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 21:31:37
荒らしはやめなさい
通報しますよ
345名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 22:38:34
一方、三島評価の「最右翼」に立って独自の論陣を張っている文学者としては、
先頃『群像』に『金閣寺』論を発表した平野啓一郎の名を迷わず挙げられるの
だが、やはりというべきか、対極にあるこちらは「絶対者としての天皇」とい
う概念の起源を『金閣寺』の金閣に探り当てることができるかに、一作を対象
に据えた評論としては異例ともいうべき130枚近くの紙数が費やされている。
評論中、金閣を焼失させていく炎の壁がミシマにとっての「戦火」であり、放
火魔が金閣の究竟頂での自死を試みて果たさなかった場面に作者の「叶わなか
った戦死」を重ねようとする箇所などは、いかにもこの戦後文学の名品をしば
しば愛読書に挙げる平野啓一郎らしく、見るべきところが見られており、随所
に引用すべきところが引用されている。けれども、対象の公開情報をどの程度
に蒐集しているかは、その批評の価値の尺度とはならない。ここではむしろ、
割腹自殺の地点から振り返って、『金閣寺』で絶対者への到達劇(究竟頂での
自死)から訣別(結語の「生きようと思った。」)した筈のミシマが、『鏡子
の家』の世俗的不成功のせいで(!)、戦中派生き残り組の倫理的な負い目と相俟
って、絶対者への渇望を再燃させた、と簡略的に物語化しようとするこの伝記
的作家論が、なぜこのように書かれねばならなかったのかと問うてみると、更
に興趣が深まるだろう。長尺の作家論が、ある独特のたたずまいで横たわって
いるのが見えてくるからである。
346名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 22:39:49
平野啓一郎の『金閣寺』論からは、入念な操作によって、二種類の言葉がほぼ
完全に排除されている。一つは、作者の「肉声」以外の他者の先行研究の言葉
であり、もう一つは、セクシャリティの領域を語る言葉である。この二つの切
断線によって囲い込まれた小説言語の一領域が、平野文学の輪郭そのものにき
わめて似ていることを、『金閣寺』論を読み終えた読者は意識せざるをえない
だろう。一篇から窺える、作品に対する作者の絶対的地位の揺るがなさや、偉
人の伝記的事実への嗜好、セクシャリティに対する反動的な忌避(あるいはそ
の裏返しとしての偽悪的な露出)は、平野啓一郎という作家の核から放射され
、これまでの作品群のありようを規定してきた強力な描線でもある。それだけ
ではない。評論の冒頭付近で、評者は『金閣寺』がバルザックの『「絶対」の
探求』のパロディとして構想されたことを創作ノートを元に種明かししている
が、そこで光を当てられたもう一つの種明かしに言及しないわけにはいかない
。バルザックの『「絶対」の探求』は錬金術師が「絶対」を追い求めて没落し
ていくさまを描いた中篇である。『金閣寺』とその『「絶対」の探求』とを重
ね合わせて見透かした先に、『日蝕』中の、火焙りの刑に処せられて「絶対」
へ到達するアンドロギュノスと、「魔女」に深く関わったがために囚われの身
となる「錬金術師ピエェル」の姿を見出すことは、さほど難しくはない。この
『金閣寺』論は、またとない「彼自身による平野啓一郎」の一ヴァリアントと
して、平野研究のための貴重な資料となっているのである。
347名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 22:41:05
けれども、冷戦終結から数十年経ってからの左右翼の二項対立的な饒舌が人を
退屈させずにはおかないように、死後数十年を経た小説家の評価を二分する両
翼を仔細に言挙げしたところで、新たな批評の言葉が生成される筈もないだろ
う。俗物が拘泥する「評価の高低」という単一の価値軸―――ユークリッド幾
何学的に言えば低次元の一次元的な座標軸―――の単一の磁力に巻かれてしま
わない程度に思考の自由を保持しつつ、座標軸の両極にある言説を同時に肯定
することによって、批評対象のテクスト自身から撚りだした異なる軸を直交さ
せること。それこそが、ミシマの「絶対への志向」という通説の圧力を平野文
学に接続して逃がしつつ、この小文が黙々と目指してきたところである。
すなわち、もしも、しばしばバタイユ経由であると誤解されるミシマの「禁忌
と侵犯のエロティシズム」が、平野流の伝記的事実に基づいた実証主義的アプ
ローチのみによって、作者固有の私小説的エッセンスであると推定しうるとす
るなら? おそらく、これまでの三島研究の相貌は、いくらかの変容を余儀な
くされるのではないだろうか。
348名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/05(木) 12:32:41
「群像」(2月号)に掌編小説「モノクロウムの街と四人の女」掲載。

あと2日か
評論集の発売日もそろそろかな?
いや 学界の人間の宣伝 団結力ってすごいね
350名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中
写真の左の楽譜はショパンのノクターンOp.15-2。ひそかに狙っている曲 (と
いうのはいいとして〜♪)。この曲には♯が7つついていて、嬰ヘ長調だという。
ファのシャープで音階が始まる。けれども右の楽譜をみてほしい。これはハノ
ンのスケールで♭が6つついていて、変ト長調だという。ソのフラットで音階
が始まる。ファの#とソの♭。これって同じじゃん。なのに2つに分かれている。
 この謎に気づいたのはショパンとドラクロワの伝記を書いた平野啓一郎氏の
「葬送」という本の「舟歌」の解説から。この本、なかなか読み進まないのだ
けど第二部(上)のショパンのコンサートの模様の描写が圧巻。曲の解説も素敵
。そこに嬰ヘ長調「舟歌」と書かれているのを発見して変だと思ったのだ。舟
歌にしろノクターンしろショパンは変ト長調にせず、嬰ヘ長調にしている。臨
時記号の数が増えて面倒くさくなるはずなのに。ショパンは「変」よりも「嬰
」の方が好きだったのだろうか?
 謎の分かる方いらっしゃったら教えてください。