ボヴァリー夫人について

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1
語ろうか。
2吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 20:45:15
エンマよりエマの方が
3吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 20:45:49
4吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 20:47:31
いま映画化するならユマ・サーマンしか考えられない!
5吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 20:50:01
ボヴァリーのセクースはどんな感じだったの?
6吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 21:11:49
ボヴァリー夫人というより、ボヴァリー夫人フリークな作家に
なぜか好きな人が多い。
アラン・ロブ・グリエ、リョサ、ナボコフ、カポーティーなど
7吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 21:26:12
>>1
描写の素晴らしさだけで堪能してしまい、内容など語る気が起きない。
だから、寝る。
8吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 21:27:25
>>6
日本の作家でフローベールに傾倒した人っているのかな?
大岡昇平や織田作之助とスタンダールの関係みたいに。
9吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 21:40:53
>>8
そういえば聞かないなあ。
傾倒とまでなるとなあ…
10吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 21:43:15
音楽家ならジェームス・ブラウンだろうな。
あれはボヴァリー夫人だ。
11吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 02:58:00
どこがおもしろいんだか全然わからんのは俺だけ?
12吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 03:33:31
「感情教育」の方がおもしろくはあるな。
13吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 04:26:36
訳は誰がいい?新潮文庫のはあんまりいい訳じゃないらしいが
14吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 04:31:19
山田爵がよい。
俺が持ってるのは中央公論社の「世界の文学」シリーズ。
ちょっとカッコわるいので、独立した単行本か文庫で出てれば欲しいな。
15吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 04:41:02
へえ・・・山田爵いいんだ。なんか古臭い日本語のイメージを持ってた。
それってたしか三つの短編も入ってるやつだっけ?
16吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 05:36:08
おお、いいスレできたね。

>>14

山吹色のやつ?
あの装丁別にカッコ悪くはないんじゃない。
へえ、訳いいなら、こんどかってみよう
17吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 21:17:47
セクース場面の描写も無いのに、風俗繚乱のかどで告訴されちゃうなんてな
村上龍だのウェルベックなら死刑だなw
18吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 21:20:22
まあ「二人以上男を知ってる女性は娼婦」って時代だからな。
19吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 21:26:24
エマは殿方から見て、かなり「いい女」だったのではないでしょうか?
あのダンデルヴィリエ侯爵が、こんな田舎にいてもこの女性なら周囲に
引けをとるまい、と感じたからこそ屋敷の舞踏会に招待したくらいですから。
20吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 21:30:52
>>19
あんたも気をつけなw
21吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 22:37:30
ボヴァリー夫人論のお勧めはありませんか?日本語で。
22吾輩は名無しである:2005/12/07(水) 20:38:24
>>21
翻訳だったらプーレ、リョサ、ナボコフみんな読み物としてもすごいおもしろい。
日本人だったら誰だろ、蓮実のは・・・
23吾輩は名無しである:2005/12/07(水) 20:44:15
そもそも手に入らん。出版するって噂はあるが。
24吾輩は名無しである:2005/12/08(木) 20:23:33
私たちは自習質にいた。すると、校長が制服でない普通服を着た『新入生』
と大きな教室机をかついだ小使いをしたがえてはいってきた。いねむりしていた
連中は目をさました。みんな、勉強中のところを不意打ちくったように立ち上がった。
新潮文庫 生島遼一訳

僕らは自習室にいた。と、そこへ校長が、学校の制服でないふつうの服を着た
「新入生」と、大きな机をかついだ小使いを従えてはいって来た。眠っていた連中は
目をさまし、一同さもさも勉強の最中を驚かされたかっこうで起立した。
中央公論社 山田 欝 訳
25吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 00:05:47
>>21
岩波から出た名大かなんかの人が書いたテクスト論みたいなやつは?
金井美恵子が絶賛?してた。がオレは読んでない…。
26吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 02:03:02
生島は駄目だなあ。最初から「自習質」だしw
27吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 02:07:09
ミスタイプだろ?
2814:2005/12/09(金) 02:22:53
>>16
>山吹色のやつ?

いや、エンジ色の背の函入り。
最近は装丁が替わってるのかも。
俺の持ってるのは昭和40年版。
古本屋のワゴンで105円で手に入れたやつですw

>>15
>それってたしか三つの短編も入ってるやつだっけ?

そうです。翻訳はまぎらわしいけど爵じゃなくて山田稔。
で、もう一つ入ってるのは山田爵の「紋切型辞典(蒋)」。

>>24
乙です。
やっぱり少し古めかしいところも含めて爵の訳が好きです。
きりっとしている。

29吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 02:41:42
私たちが自習室にいると、校長が普通の服を着た新入生と、大きな勉強机
を運んできた小使いをうしろに従えてはいってきた。眠っていた者は眼を
さまし、それぞれ勉強中に不意をつかれでもしたかのように立ちあがった。
※「新入生」には傍点が振ってある。集英社 菅野昭正 訳(1976年)

他に村上菊一郎 (角川文庫)、伊吹武彦 (岩波文庫)、白井浩司(旺文社文庫)
山口年臣(現代知性文庫)、中村星湖(新潮社)がある模様
白井浩司訳はオンラインで一部読める
http://www.gutenberg21.co.jp/bovary.htm
30吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 11:35:22
ジャックの訳だけは、寝てた生徒達が勉強していた風を「装おうとした」
のが明確に分かるようになってるね。
こういうところが丁寧なんかな?
31吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 13:29:44
私たちが自習室で勉強していると、そこへ校長が、平服を着た
「新入」と、大きな机をかついだ小使いを連れてはいってきた。
伊吹武彦訳

ネットで見つけたので少し足りない。この先プリーズ
32吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 15:38:12
僕らは自習室にいた。そこへ校長が背広を着た「新入」と
大きな書見台をかついだ小使をしたがえて入ってきた。
眠っていた連中は目をさまし、みな、勉強中に不意をつかれたといった顔で、
立ち上がった。
中村光夫訳 講談社文庫 昭和48年
33吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 15:48:37
山田訳が一番いいみたいだけど、何処にも売ってないな
34吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 17:42:12
「ボヴァリー婦人」は冒頭のシーンがいいんだなあ。
訳は山田氏のものが今では一番違和感ないかな。
35吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 18:43:00
岩波のは?
36吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 19:33:55
冒頭だけじゃないだろ、この怪物的な小説の面白さは。

ところで、山田氏の訳は、とてもリズミカルで、音楽的な配慮を感じるし
典雅な赴きもある。
一方、生島氏の訳には、客観性の強調が感じられる、クールというか
ある意味冷たい感じで、ポスモ的な目配せを感じさせる。
この二者しか読んでないけど、両者を読み比べると面白いと思う。
37吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 20:35:09
>おそろしい先生の声が海神の叱咤が荒れる風波をしずめたように、またおこりかける騒ぎの嵐をおさえた。

なんだこの日本語。
38吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 20:38:29
誰だそれ?
39吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 20:51:21
生島
40吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 21:18:52
あちらの慣用表現「ネプチューンの怒号」・・・たぶんこちらでいうところの
例えば「鶴の一声」とかそんなんだろうと思うんだが、そんなのを
説明的に訳されてもピンとこないって・・・
ジャック先生はそういうところはリズム重視で非説明的に繋げてしまって、かつ、
別途注釈を付けてくれてるから助かるんだなあ。
41まり ◆d8n7WoOMQ. :2005/12/12(月) 19:40:14
ボヴァリー1世に萌え〜
42吾輩は名無しである:2005/12/17(土) 12:44:35
この小説、読み進めるにつれて、シャルルに理不尽な憎悪がつのるんだが。
凡庸すぎる善人は、俗悪な悪人より始末が悪い。
そー感じるのは俺だけ?
43吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 20:29:45
オメー氏がいい。ファンクラブつくりたいくらいだw
44吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 22:25:36
オメー氏ね
45吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 22:30:37
オメーもな
46吾輩は名無しである:2005/12/20(火) 00:06:14
吹いた
47名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 05:35:05
この小説がなぜ文学史に燦然と
輝いているのかを、フランス語を
知らなくても納得できる日本語版
は果たしてあるのか。誰かご存知
の方いらっしゃるでしょうか?
48名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 10:12:29
鮮やかな対位法、精密な描写、円環的にふくらんでいく思考、周到な伏線など、
この作品のすぐれた点は多分に構造的なところにあるので、フランス語が
わからなくてもそのすごさはじゅうぶんわかるとおもうが。
49名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 12:27:09
柳美里が飲み屋にいたら、スガ秀美が入ってきて連れてた学生たちに、
お前らなあ、小説なんてのは、ボヴァリー夫人一冊だけ読んでればいいんだ、
ってな説教はじめて、例えば、あそこにいる奴の書くものなんかは実にくだらないから
読む価値なしプゲラみたいなこと言われたって話があまりにもおもしろかったので
あげておく。
>>49
スガもいい年をして・・・相変わらずかw
51名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 20:20:26
その愚痴話を聞かされていた福田和也が終始「・・・」だったのがまた笑えるw
52名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 20:42:00
そのあと、
「顔はまあまあいいんだがな・・・」とかいって
すがちゃんが柳の髪に触れ、
柳がすがちゃんをひっぱたいたんだよなあ。

福田が書いてたっけ。
すがちゃんもたち悪いが、なんか憎めないんだよな。
授業受けたことがあって
一度だけ、他の生徒何人かとすがちゃんで
飲みにいった思い出のせいかもしらんが。
53名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 20:54:03
語り手がとんでもなく意地悪に思えて、
はじめから終わりまでなんともいえない
不快な気持ちで読んだ記憶がある。
そこがいい、といわれればそれまでだが。
金井の文章教室にも、全く同じ不快を感じた。
54これか?:2006/01/18(水) 20:59:08
以前、ある酒場で飲んでいたときに、自称文芸評論家の秀実という人が入ってきたんです。
入口付近に座っている大学生らしき若者に「フローベルを読んでいればいい。
今の小説で読むに値する作品なんてない。日本文学は中上とともに死んだ」
などと説教し、そのうち私に気づいて、「あんたの作品は1冊も読んでいないけど、顔を見れば
くだらない小説を書いているということがわかる」と言い放ったので、
「あんたの顔は相当ひどいけれど、あんたの作品をくだらないかどうか判断するときは、
必ず読む」と言い返したんです。そしたら、「なんでおれがくだらない小説を
読まなきゃならないの? そんな時間はないんだよ」とまたフローベルの話です。
>自称文芸評論家
    ↑
話として、まずこの秀逸な掴みが笑えるが

>「あんたの作品は1冊も読んでいないけど、顔を見れば
>くだらない小説を書いているということがわかる」
    ↑
これには笑った。まさに2ちゃんレスの応酬だw

たしか柳美里も裁判経験してたよな。
「石に泳ぐ魚は私だ」と返していれば神だったのに。
57吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 16:26:49
フローベールの小説読みたいと思って探したけど、
殆どの本が品切れなんですね…。なんでなんだろ?
「ボヴァリー夫人」しか手に入らなかった。
58吾輩は名無しである:2006/02/28(火) 14:26:43
45万部のベストセラー『嫌韓流』の第2弾

『嫌韓流2』発売中

駄作か傑作かは、買って自分で確かめよう
59名無し物書き@推敲中?:2006/04/10(月) 13:27:44
;
60吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 16:35:29
この作品は今の日本では受けないだろう。
殊に若い人が大好きな、自分探しの旅だとかセンチメンタリズム
といったものが描かれていないからな。
そこにあるのは、ただただ美しいテクストだけだが、美しいということが
どういうことなのか?これがわかる人間の絶対数が減ってきているんだろうね。
61吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 19:00:31
「ボヴァリー夫人」は大好きな小説だが、
どうも語るきがしない。読んでるだけで幸せ。
62AmiLaLa ◆V0C09R5Pg. :2006/05/24(水) 19:23:19
フローベールというひとは、わたしにとっては
『聖アントワヌ』『サランボー』『ブヴァール』の作家だね。

『ボヴァリー』は、むかし日本で伏せ字や発禁くらったんだろう。
桜紙のくだりでだっけ。まったく狂気の沙汰だね。
その伏せ字版をいちど見てみたいよ。
63いつか:2006/06/15(木) 07:14:52

 ギュスターヴ……
 『紋切型辞典』しか読んでない。
 ゴメンよ……
64吾輩は名無しである:2006/07/06(木) 21:44:51
「ボヴァリー夫人」おもしろい。
でもあまりにも完璧すぎて、計算されつくしていて、緻密で
息がつまりそう。一日にちょっとずつしか読めない。
一気に読むとあたま痛くなってくる。
65ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/07/06(木) 21:49:14
つまらなくて途中までしか読めなかった。
66吾輩は名無しである:2006/07/06(木) 21:51:21
読んでいるほうでさえそうなのに
実際にコレを書いたフローベールってすごすぎ。
きっとものすごく心身を削って、魂込めて書き続けたんだろう、と想像すると
さらにあたま痛くなってくる。
67吾輩は名無しである:2006/07/06(木) 21:52:44
とにかく「長い」ていうこと以外には非の打ち所のない小説だと思った。
68フローベル:2006/07/06(木) 22:06:07
すまんね。。
適当に書いたら絶賛してくれる輩が多くてね。
自分でも驚いているくらいだよ。
暇潰しに書いたんだがね。
69吾輩は名無しである:2006/07/06(木) 22:36:02
ボヴァリー夫人はお前だ!
70ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/07/06(木) 22:39:48
いや、つまらなくて途中までしか読めなかった。
長いけど凄いと思ったのは『嵐が丘』。
71吾輩は名無しである:2006/07/06(木) 22:41:21
ウに点々ってどうやって付けるの?
ボバリー夫人じゃ、だめか
72吾輩は名無しである:2006/07/06(木) 22:47:03
ボヴァリー夫人を図書館から借り出した仲良し三人組。
この本はたいへん重かったので、彼らはかわるがわる(alternativement)
それを運んだ。
73吾輩は名無しである:2006/07/06(木) 23:55:59
「嵐が丘」の何が凄いんだ?
74ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/07/07(金) 00:28:23
いかにも埃臭い古い時代の話が、現在(主人公の生きている時代・場所)にリンクするところ。
75AmiLaLa :) ◆V0C09R5Pg. :2006/07/07(金) 02:27:24
《かわるがわる》か。
「別の著作が栄えるためには、この作品は衰えねばならぬ」というヨカナーンの言葉が、
いまにして解ったよ。
76吾輩は名無しである:2006/08/01(火) 10:40:37
ボヴァリー好きです。新潮文庫版生島訳で読みました。
けして読みやすい作品ではないけどいい文章が多くていろいろ書き写したりしました。
他の訳も持っているので(伊吹訳、山田訳)読んでみようと思います。
バルガリス・リョサもフロベールには心酔しているんですよ。
77吾輩は名無しである:2006/08/01(火) 11:33:54
きっとこういう風に終わるんだろうな〜
という予想を見事に裏切られた
感動しますた
78吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 16:28:53
Jean Nouvels kinematographisch konzipierte Torre Agbar in Barcelona
Der erste Wolkenkratzer des franzosischen Architekten Jean Nouvel ist ein ebenso
erstaunlicher wie kritikwurdiger Bau.
79吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 16:35:05
Lange war der Flohmarkt ≪Les Encants≫ die einzige Attraktion der Placa
de les Glories gewesen. Dabei bildet dieser Schnittpunkt dreier Hauptachsen
auf Cerdas Stadterweiterungsplan von 1859 das eigentliche Zentrum Barcelonas.
80吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 16:35:46
Mit dem Bau von Bofills Nationaltheater und Moneos Auditorium, wie auch durch die
Verlangerung der Diagonale bis ans Meer, gewann der Platz in den letzten Jahren
an Bedeutung.
81吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 16:36:30
In Zukunft werden Bauten von Martorell Bohigas Mackay, Dominique Perrault,
Zaha Hadid und Federico Soriano den Stadtteil weiter aufwerten.
82吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 16:37:01
Auch sein zurzeit so einsam aufragendes Wahrzeichen wird dann - zum Guten oder
Schlechten - Gesellschaft erhalten: die unlangst eroffnete Torre Agbar von Jean Nouvel,
ein 144 Meter hohes Burogebaude fur den Wasserkonzern Aguas de Barcelona.
83吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 16:37:49
Zur Ikone bestimmt ist es allein schon durch seine phallische Form.
Nouvel schwebtenach eigenem Bekunden ein Geysir vor.
Die Bruskheit, mit welcher der Turm aus einer vorlaufig sehr disparaten
Umgebung hervorschiesst, macht dies nur zu wahr.
84吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 16:39:00
Zum eigentlichen Spektakel wird er aber durch das Fassadensystem.
Die Aussenhaut besteht aus 60 000 abgewinkelten Glasscheiben, in denen sich
die funfundzwanzig verschiedenen Farbtone der darunterliegenden Aluminiumverkleidung brechen.
85吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 16:39:30
Je nach Lichtverhaltnissen erscheint das Gebaude gleissend hell,
fast immateriell, dann wieder stumpf und grau, oder es zeigt in verschiedenen
Intensitatsgraden jene Polychromie, die nachts aus dem Bau einen Leuchtturm macht.
Das Rot des unteren Teils geht unregelmassig in das oben dominierende
Blau uber - zufallig die Klubfarben des FC Barcelona.
86吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 16:40:31
Doch noch eine andere Symbolik, die man im Innern wiederfindet, lasst sich daraus
leicht herauslesen: Es sind die Flammen der Holle, die da emporzungeln!
Mit der abschliessenden Kuppel scheint Nouvel, ahnlich wie bei seiner nicht realisierten
≪Tour sans fin≫ fur Paris, die Auflosung des Gebaudes im Himmel anzustreben.
87吾輩は名無しである:2006/08/03(木) 01:29:12
On ne peut penser et écrire qu'assis (G.Flaubert).--
Damit habe ich dich, Nihilist! Das Sitzfleisch ist gerade
die Sünde wider den heiligen Geist. Nur die ergangenen
Gedanken haben Wert.
-- Nietzsche, Sprüche und Pfeile, Satz 34.

しかし、考えをまとめるときにはあんただって座るでしょ、ニーチェさん。
88吾輩は名無しである:2006/08/03(木) 09:56:49
なんて書いているんですか?誰か翻訳してください。
89吾輩は名無しである:2006/08/03(木) 10:06:18
ゾラの「居酒屋」では
主人公の娘が「ナナ」につながっていくけど
「ボヴァリー夫人」も、娘のベルトが
その後どんな人生をおくることになるのか気になりました
90吾輩は名無しである:2006/08/03(木) 16:16:18
91吾輩は名無しである:2006/08/04(金) 16:47:03
thank u verrrry flower
92吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 19:52:55
くだらない恋・人生だけど、それでも美しい瞬間があって好き。
93吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 19:53:38
>>65
うんうん。
94吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 20:12:06
>>92
当時の時代背景や人間関係の美妙さもよく描かれているしな
95吾輩は名無しである:2006/08/14(月) 22:59:54
ダロウェイ夫人も好きだな。
96吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 09:36:54
向井敏も大学での専攻はフローベールだった。




「文章がよければパソコンマニュアル(NECバリュースターのやつ)でも
激賞する」向井の批評方針とフローベールがどう結びつくかは
オレにはわからないが...
97吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 00:15:11
あんまりおもしろい小説じゃないよね。風俗小説として読むのがよいと思う。
再読する気にはならないな。
シャルルの人の良さがふしぎと印象に残った。
98吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 00:45:54
うまい言い方ができないのが、歯がゆいのですが、今の我々が通常
映像として捉えるものを文章によって現わすその見事さだけでも十分読む価
値はあると思います。フロベール本人も書簡にその苦労についてよくこ
ぼしていたと記憶してます。
99吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 06:18:26
ラストのシャルルの朽ち果てぶりの描写がものすごい。
いまにしてエロなどよりもあのラストの冷酷さのほうがはるかに衝撃的。
その後のハードボイルドやノワール小説なんかにまで多大な影響を与えてるような
気がするんだけどどうだろう?
100吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 01:09:21
初めの結婚式のところまで読んでません
今のところ凄く面白いと思います

駆け落ちしようとするところは大学の授業で読まされました

でこのまま読み進めるべきでしょうか私は
101吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 04:37:08
>>100
結婚式の場面はうんこ洩らしそうになるほどいいけど?
102吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 15:25:04
すがたん
103吾輩は名無しである:2006/10/21(土) 02:37:03
すいません
初めの結婚式のところまで「しか」読んでません
でした
104吾輩は名無しである:2006/10/23(月) 01:04:54
杉捷夫訳もあるね。
筑摩の世界文学全集か何かで。
105吾輩は名無しである:2006/11/11(土) 03:12:33
読んだよ。
普通に考えればエマなんて悪女もいいところだし、現代的な感覚では
シャルルこそが哀れむべき善人って感じだけど、シャルルが結構叩かれてるね。
106吾輩は名無しである:2006/11/11(土) 09:47:41
>>62 :AmiLaLa ◆V0C09R5Pg に質問
ボヴァリーに桜紙なんか出てきたか?
いつ発禁だったんだ?
それはチャタレイ夫人の間違いじゃないのか?
107吾輩は名無しである:2006/11/11(土) 09:51:55
大昔に一時的に発禁だったらしいよ。戦争前あたり。
ところでおいらは、ワニ足の手術の描写が印象的だった。
結構怖いぞ、あそこは。
箱に閉じ込めて矯正していた足が腐ってくるっていうあれだ。
108吾輩は名無しである:2006/11/11(土) 16:48:34
イポリットだっけ?
あいつも足切断される羽目にされて、俺なら怒り狂いそうだが。
109吾輩は名無しである:2006/11/11(土) 22:07:10
怖いよな、あのあたりは。
フローベールは医者だったからその描写も結構リアル。
俺としてはあの部分だけが妙に全体から浮いた感じがしたんだ。
職業病かね、やたらに詳しく書いちゃうのは。
ちなみに俺の本ではエマではなくエンマだった。
110吾輩は名無しである:2006/11/11(土) 23:28:43
エンマって凄いな。日本人だといやでも「閻魔」って意味に捉えちゃいそう。
リアルな描写は全般がそうだから、特別にあの部分だけってことは感じなかったけど
シーンとしての過激さは浮いてるね。
111AmiLaLa :) ◆V0C09R5Pg. :2006/11/12(日) 01:15:55
>>106
桜紙というのは、あくまでも検閲側の捉え方。
日本における『ボヴァリー夫人』発禁についての記述には、
これまでに何度かお目にかかったことがあるのだけれども、
>>107 もいっているように、それらはなべて戦前から戦中にかけての話らしい。

たとえば、渡邊一夫がこんなことを書いている――
「戦前、我が国にも、厳重な検閲制度がありましたが、先に記した『ボヴァリー夫人』
に対して、やや国辱的な削除が命令され実行されていました。
それは、女主人公のボヴァリー夫人が、新しい恋人と馬車に乗ってゆくところですが、
しばらくして、男が車からおりますと、走り去ってゆく馬車の窓から、
紙切れが投げだされるという描写でした。ボヴァリー夫人は、前の恋人から送られた
恋文を破り棄てたにすぎませんのに、日本帝国の検閲官は、恐らく性行為後に用いる
桜紙のごときものが窓から投げすてられたものと解釈したのでした。」
(『曲説フランス文学』第十三章、岩波書店、2000年)
112AmiLaLa :) ◆V0C09R5Pg. :2006/11/12(日) 01:28:51
(承前)
これに該当しそうな部分を、『ボヴァリー夫人』のなかに求めると――
「一度、真昼、馬車の古ぼけた銀の側灯に陽の光が照りつけていたころ、
野原のまんなかで、小さな黄色の窓掛けの下から、手袋をはめない手が一つ出て
ひきちぎった紙ぎれを投げた。それは風に散って、その向こうに今を盛りと咲いている
赤つめ草の畑へ、白い蝶のように舞いおりた。」
(第三部第一章、生島遼一訳、新潮社、1965年)

同じ箇所の検閲においてかは不明だけれども、赤紙という見方があったというのも
どこかで読んだように思う。

――それとはまったく関係ないのだけれど、第二部第四章に、「彼は誕生日のお祝いに
骨相学用のりっぱな髑髏をもらった。胸骨のところまで一面に番号をつけ、
青く塗ってあった」(生島訳)というのがある。しゃれた趣味だとは思うけれども、
この胸骨のところまである髑髏とは、いったい、いかなる種類の頭蓋骨なのであろうか。
もっと詳細に、リアルに描写してもらいたい――といった気がしないでもない。
113吾輩は名無しである:2006/11/12(日) 10:39:53
>>112
それさ、どくろ と理解すべきか、
ガイコツ、と理解すべきかって感じがする。
ギリシア彫刻の胸像のようなどくろなんじゃねーのかと
おいらは勝手に理解した覚えがある。
当時は、こういうものが売られていたりしたんではないの?

しかし桜紙解釈ってほんと、おもしろいなーワラタ
114吾輩は名無しである:2006/11/12(日) 21:57:21
PTAなんかが、子どもの性に関しては想像力が妄想力になってしまうのに似ているような。
115吾輩は名無しである:2006/11/12(日) 23:06:31
道で異性と遭遇したら小走りに走り去りなさい
116吾輩は名無しである:2006/11/25(土) 05:06:45
シャルルに対する露骨な悪意は、逆に現代ウケしそうな感じするけど
117吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 05:59:44
現代人である俺の、Jポップの歌詞なんぞにお手軽に癒された気分になってる連中への
抑えがたい嫌悪感をフローベールはあの時代にすでに書いていてくれた。
シャルルみたいな凡庸でデリカシーに欠け道徳心だの形式的な愛情に寄りかかって
自己満足しているボンクラ野朗をあそこまでやっつけてくれて、胸のすく思いだ。
そもそもエマが暴走してしまったのも、シャルルのあのすっかり安心しきった
怠惰な魂が放つ腐臭からなんとか逃れんとあがいた末の一種のヒステリーだろう。

オメーはそれなりに努力しているから偉い。
118吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 15:12:22
この小説を現代にそのままもってきたとしても、まったく違和感がないところがすごい。
むしろ発表当時の方が違和感があったんじゃなかろうか?
119吾輩は名無しである:2007/01/25(木) 13:47:44
sage
120吾輩は名無しである:2007/01/28(日) 20:04:40
新潮文庫の訳がいちばんクールなかんじですね
121吾輩は名無しである:2007/01/30(火) 00:37:26
うん
122吾輩は名無しである
フローベール   1821年12月12日-1880年5月8日
ドストエフスキー 1821年10月30日 - 1881年1月28日