1 :
吾輩は名無しである:
クロード・シモン氏(フランスのノーベル文学賞作家)6日、パリ
で死去、91歳。死因は不明。フランスの出版社が9日発表した。
1913年マダガスカル生まれ。南フランスやパリで育ち、第2次
大戦で騎兵連隊に動員され捕虜となったが脱出した経験を持つ。
戦後、代表作「フランドルへの道」、「歴史」などを発表し、85年
ノーベル文学賞を受賞。近代小説の形式を無視し、革新を目指
したヌーボー・ロマンの代表的作家として知られ、約20の小説
を発表した。(パリ共同)
核武装論者。
3 :
吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 22:27:55
平岡篤頼と何日差だよ
残念。
冥福をお祈りいたします。
5 :
吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 22:40:03
ソースは?
7 :
吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 23:02:46
おいおいおい、マジかよ…。
平岡先生に続いてシモンまで。。。
悲しい。ご冥福を…
また星が消えた。
ブランショ、デリダ、C・シモン。。。
平岡篤頼が訳した
『フランドルへの道』『三枚つづきの絵』『アカシア』
がとても好きだ。
めくるめく括弧の入れ子構造の連鎖の中で、
イマージュの横滑りの反復の中で、
しびれさせてくれた。
寺門シモン
10 :
吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 23:39:33
シモンは年齢的にしょうがないけど平岡はホント早世。
もったいない。これからだったのに。
マハーバータラの訳者みたいなもんだ。
>>10 平岡篤頼も76歳という年齢だったけどね。
しかし
LE JARDIN DES PLANTESや
LES GEORGIQUESは
誰が訳してくれるのだろうか。。。
13 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 00:28:21
しかし91歳の人間が死んだことにこれだけ驚かなければならないとは!
14 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 02:51:10
結局『路面電車』が遺作になったのかな
15 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 03:03:07
年齢が年齢だけに驚きはないが、大きな損失。
16 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 03:33:36
いや夭折だろう
17 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 07:53:26
アカシア復刊してくれ!!
結構なビッグネームの割りにスレが伸びないな。
19 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 13:32:09
>>18 実際に読んでる人は少ないんだよ。ほんとに大作家なのになあ。
21 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 14:25:10
ノーベル賞作家というビッグネームのわりには文学通にしか読まれていないのか。
朝日・毎日・読売ともに「ヌーボーロマン」と書いてるな。
どうして「ヌーヴォー」としないのか。
マジっすか・・・orz
クロード・シモン・・・・・・・。はぁー。なんかどんどんいい作家が死んでいくね。かなしいよ。
24 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 17:30:09
みんな読んでるんだなーすげーな。
俺、早い段階で挫折しまくってるので、まったく追悼する気になれん。
ロブの方は面白く読めるんだけどね。シモンはムズすぎだ
25 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 20:31:29
26 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 20:47:44
昨日東京国際ブックフェアに行ったら
フランスのブースにシモンの原書があった。
そのむかーし,渡部直己に「よめよめ」言われて読んですぐ挫折した。
あんなムズイの嫁ねーっていったら「平岡セソセイの訳はすばらしいじゃん?」ってアレ?
原書は?読んでないの?「うん,読んでない」っておめー。原書で嫁よ。
そいで進めろよ。な。
28 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 22:19:10
渡部に無理な要求しても(ry
30 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 23:39:51
平岡篤頼が早稲田時代の渡部の先生なだけでは?
筒井康隆とやり合った時に、平岡篤頼「うちの渡部がすみません。。」とか
やっちゃって渡部さらにヒートアップ。でも大恩ある平岡先生には
文句言えないもんだから、その分の憎悪まで筒井康隆に向いちゃったという。
そういえば,ミルプラトーも「読んだ?」って浅田にいわれて「翻訳出たらね」
なんて言ってた気がするな。
まぁ、おれもアラン ロブ=グリエやクロード・シモンを日本語で読めたのは
平岡篤頼のおかげだから、感謝してます。
クロード・シモンの翻訳はあと誰がやってたっけ?手元にあるのだと
ファルサロスの戦いが菅野昭正だね。
33 :
吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 00:44:19
『ペテン師』を松崎芳隆、『草』を白井浩司、『歴史』を岩崎力、
『ファルサロスの戦い』を菅野昭正、『ベレニスの髪』を松浦寿輝
しかし『歴史』や『ファルサロス』ならまだしも、平岡の訳したのは
たとえ原文でもそんなに難解か?
『路面電車』の邦訳に載ってる出版した本のリストを見てたら1988年に『あるアマチュアの写真帖』
って写真集を出してるんだけど誰か見たことある人いる?非常に気になる…
『農事詩』や『植物園』も読んでみたいけどこの本も日本で出してくれる人いないかな
最近、力のある作家がどんどん亡くなって行くね
ガルシア=マルケスの次はクロード・シモンか・・
36 :
吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 07:02:19
マルケス死んだのか?いつ?
ガセガセ
マルケス死んでないだろ
39 :
吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 11:23:29
『三枚つづきの絵』なんてかなり翻訳が難しいと思われ。>33
『風』と『ル・パラス』の訳者は?
レヴィ=ストロースなんて、とっくに死んだと思ってた。
43 :
吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 22:04:33
ユリイカで特集組まないかな
シモンの特集を組む資格があるのは『早稲田文学』だけでしょう
それにしても早稲田文学はこの大事な時期に休刊しやがって…
平岡やシモンに先駆けて死ぬとはなにごとだ
早稲田文学のヌーヴォー特集を引っ張ってた編集長の市川も
フランス語ができないヌーヴォー好きでヌーヴォー意識した小説を「重力」で書いてたが。
ヌーヴォー・ロマンはきちんと語学も含めて勉強した人間のものだけにしておくと
本当に糞アングラマイナーすぎな存在になっちゃうので、
渡部みたいのは必要だ、って渡部って仏文の修士だよね…卒論がリカルドゥーで
批評家としてのキャラもヌーヴォー・ロマンがその主柱にある、つー感じだが
あんま原書読まんのかな。
>>44 クロード・シモンとかって死んでも、あんまり直ぐに特集しなければ、って感じの作家でもないだろう。
数年後にでも、じっくりと充実したものが出ればいいなーという感じ。
46 :
吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 23:16:21
>>43 追悼特集となる今の時期ぐらいでないかぎり、なかなか特集は組んでもらえないんじゃ
ないかなと思われるので、「ユリイカ」でやって欲しいな。
清水徹、菅野昭正、蓮實重彦の鼎談でも読ませていただければ十分嬉しいんだけど。
47 :
吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 23:40:23
阿部良雄や入沢康夫のように今ではそれほど関係ないと思われてるけど
わりと近いところでリアルタイムにヌーロマを経験してて
当時では最良と言ってもいい受容者としてヴィヴィッドに反応してた人たちにも
今あの一連の運動とその後をどう思っているのかを聞いてみたい
48 :
おさむの声 ◆YST1av./UU :2005/07/11(月) 23:42:27
49 :
吾輩は名無しである:2005/07/12(火) 18:30:23
>>46 >清水徹、菅野昭正、蓮實重彦の鼎談
それいいな。青土社たのむよ。
50 :
吾輩は名無しである :2005/07/12(火) 21:34:57
シモン氏と大江氏の論争
結局どうなったの、誰か知ってる人いる?
核武装の論争だっけ?
フランスの核政策を批判した大江に対して、
「アメリカの核の傘の下にある日本人が、何抜かしとんじゃ。ボケ!」
と言ったらしいのだが、これじゃ大江の負けだな。
ていうか両方ナンセンスだと思う。シモンも問題あり。
つーかその論争自体がアイロニーというか、悲劇と言うか
フランスの核政策に食ってかかった大江に対し、
シモンがおちょくった、という感じに私はとらえています。
オセアニアのような非核地帯も、この地球上には存在するというのに。
何でこんなことで論争せねばならぬのか。
56 :
吾輩は名無しである :2005/07/13(水) 23:17:06
確か以前日本の原発の再処理してんのフランスでなかったか。
平和利用の面での論争もあったのだろか。
ここに名前あがってんのって単なる“翻訳者”であって、
アカデミスムの世界での“研究者”ということなら、シモン
研究者なんてごろごろいるだろ。
>>57 文学の研究者に価値なんてないよ
いまさらなにいってんだ
しかし何でこの二人がよりにもよって核についてなんて議論をしなきゃいけなかったんだろう
もっと他に話すべきことがあったろうに
60 :
吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 22:24:06
1989年の来日の際に行われた討論はなかなか面白かったよ。
62 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 20:26:33
>>61 抄録ということで、読売新聞に5回に分けて掲載されている。
シモン、蓮實、大江の発表と討論という体裁になっているが、他の参加者も
いたのかもしれない。
大江とシモンとなると、従軍経験の有無の差が
大きいのかな。
>>62それは政治的な話だけじゃなくて文学やヌーヴォー・ロマンに関する
話なんかもしてたんですか?
>>62 ありがとう!
読売新聞は1989年の何月何日〜かわかります?
朝日とルモンドはこれだけかなあ。
大江健三郎『大地は煙り、鳥たちの歌はない』1995.9.4(朝日新聞・夕刊)
Claude Simon,Cher Kenzaburo Oe(Le Monde,21 septembre,1995)
Kenzaburo Oe,Cher Claude Simon(Le Monde,28 septembre,1995)
66 :
吾輩は名無しである:2005/07/16(土) 11:38:20
67 :
吾輩は名無しである:2005/07/16(土) 11:43:48
>>65 〈小説の現在と未来 ノーベル賞受賞者日本フォーラム文学賞ワークショップから〉
「讀賣新聞」夕刊 1989.11.6〜10
68 :
吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 19:47:01
>>19 腐っても鯛(失礼)。やはり朝日新聞はすばらしい。
69 :
吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 23:40:45
7月20日付朝日新聞夕刊に蓮実重彦氏のシモン追悼文が載っていました。
70 :
吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 23:45:54
夕刊とってない・・・ションボリ
71 :
吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 23:54:53
72 :
69:2005/07/21(木) 00:13:36
73 :
吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 00:23:47
74 :
吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 16:33:16
図書館行って蓮実の追悼文読んできた
20世紀で最も優れた作家が静かに息を引きとってほっとした、と
これで20世紀もようやく静かに息を引きとったという感じなのかな
しかし21世紀はいつ来るのやら
75 :
吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 23:33:15
誰かごくごく簡単でいいからハスミンの文章をかいつまんで、
いや、要約するのはめんどいだろうから、全文をupしてくれないですか〜?
76 :
吾輩は名無しである:2005/07/22(金) 20:29:16
>>19 結局、追悼文が載ったのは朝日だけだったのか。
文化面の質・量のみを基準として購読新聞を決めているので、やっぱり朝日か…
今月の文芸誌でどっか特集するかね
>>77 文学界に芳川泰久「まるで葉群がひとそよぎする間の出来事のように」
新潮とすばるには見当たらない。群像はサイトがまだ更新してない。
79 :
吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 23:46:03
結局『農事詩』って何で今に至るまで訳されてないんだろう
ノーベル賞を取るきっかけになった作品なのに
80 :
続 朝日の追悼:2005/08/23(火) 11:48:18
『フランドルへの道』(60)、『歴史』(67)、『三枚つづきの絵』(73)、『アカシア』(89)、あるいは遺作の『路面電車』(01)でもよいが、
故平岡篤頼を初めとする優れた翻訳家たちが日本語に移し換えたクロード・シモンの任意の一冊を闇雲に開いてみるなら、
前後の脈絡などおかまいなしに、そこに書かれている言葉の力にいやでも惹きつけられる。
優れた小説は気まぐれな拾い読みにも耐えるしなやかな言葉からなっており、ふと目に触れただけの断片が、
そのまま読む者を作品の思いもかけぬ深みへと誘っているからだ。
『歴史』にいきなり姿を見せる着物姿の日本女性の、「暗闇のなかで珊瑚色にはだけた身ごろの間に見える乳房」の「ほとんど青みがかった色」という記述のもたらす艶かしい刺激のように、
彼の作品は、通読とはおよそ異なる作品との豊かな接し方を教えてくれる。
81 :
続 朝日の追悼:2005/08/23(火) 11:50:00
小説は物語ではない。何よりもまず、世界の記述でなければならない。しかも、その再現に行きつくことのない記述は、
どこまでも断片化される描写によって、世界に向けられた思考を透徹した視線へと変容させてしまう。
近代の文学がかかえこんだこの矛盾を、クロード・シモンほどの苛烈さで作品に昇華せしめた二十世紀の小説家を、私は知らない。
82 :
吾輩は名無しである:2005/08/24(水) 18:08:33
>>80-81 乙。そうそう、これだこれ。通読とは異なる接し方ってところで苦笑して読んだなw
ふらんすで岩崎力が簡単な追悼文を書いてるね
84 :
吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 20:17:05
毎日・読売に追悼文はついに出なかったな。
最新号は確認していないが、読書人・図書新聞が無視し続けているのには驚いた。
85 :
吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 21:24:02
毎日には確か芳川泰久が追悼文を寄せてた筈。
訃報の時のコメントは既出の通り清水徹。
86 :
吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 01:32:05
結局たいした追悼もされずか
群像はどうでもいい若手の作家の批評特集…
まあ安易な追悼文など恐れ多い大作家だし
ちょっとしか読んでないけど
『アカシア』は良かったな
89 :
吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 02:18:47
アカシアは書き出しの一文が一番良かった
訳文を書き写したらあの一文がだいたい400字詰原稿用紙一枚分だった
たしかなにかで「私の今年の印税はウン十万しかなかったよ」とかいってなかったけ。
親の遺産の農場の収益で食ってた人だった。
世界中で誰も買ってない。誰も読んでない。少数の根強いファンだけが読んでる現存する世界最高の作家。
根強いファンの俺も古本屋で足元みた値段つけてる「アカシア」には手が出ない
復刊きぼん
>90
レスを読むにつけ、作家への愛情が伝わってきたのと
そこまでの作家を自分でも読んでみたいという気持ちが湧きましたので
復刊投票に一票入れさせていただきました。
でもすごい大金持ちで家柄も良くそして波瀾万丈の人生だった
それが果たしていいことだったのかどうか
例えば今の日本の中産階級の出だったらいったいどんな小説を書いたのだろう
誤爆?と思いたいよな問いなので、見なかったことにしたいと思います。
95 :
吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 17:44:43
この人自殺したの?
96 :
吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 17:50:37
リクールといいシモンといい、何故いまになって
訃報スレが上がるのか。
これはおそらくCIAの陰謀うわなにをするやめ
某古本屋にてアカシアを1000円でゲットした記念カキコ
98 :
吾輩は名無しである:2005/11/19(土) 22:26:23
>>97 いいなぁ。
読み終わったらこのスレに感想書いてほしいです。
俺はいまこのスレの100を取るために書き込んでいる。
そして華麗に100ゲッツ!
どうだ?100ってのはこうやって取るものなんだぜ、坊やたち。
101 :
吾輩は名無しである:2005/11/19(土) 23:52:17
じゃあ俺は101匹わんちゃん
>>97 千円!
探せば安い店もあるのね。羨ましい。
わたしなんて、神田の某悪徳古本屋で
一万円近くだして買ったよ。読むの挫折したけどさ…。
わたしも、感想待ってまーす。
103 :
吾輩は名無しである:2005/11/23(水) 22:39:54
『路面電車』を読み終えた。
正直、またしてもヤラレタというのが素直な感想。
少年時代−『路面電車』執筆直前の入院−昔読んだ『失われた時を求めて』−戦場に向かう船と、
シモンの読者にはお馴染の、時空を越えて様々に錯綜する追憶。やっぱり、巧すぎる。
そして、なんといっても最後の一文。自らの死(記憶の死)を優しく受けとめようとするシモンを思って泣きそうになった。
惜しいよ、なんで死んじゃったんだよ…
104 :
吾輩は名無しである:2005/11/23(水) 22:51:44
寿命。
数年前に読めばよかったこと。
106 :
吾輩は名無しである:2005/11/23(水) 22:55:49
アカシア復刊キボン
やっぱシモン巧すぎるよねえ
108 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/01(日) 21:12:05
アカシアの葉って原書の本の表紙見たら結構丸い形なのね
もっと尖ってるのかと思った
109 :
弧高の鬼才:2006/01/02(月) 06:15:11
正直に言おう。
難解だ。
難しいが面白い。
そんじょそこらの本じゃこの感動は味わえない。
感動といっても今はやりの安っぽい感動じゃないが。
嫌いじゃないけど、シモン節みたいなのにちょっと飽きてきたところもある。
言葉のインフレみたいな感じかしら。
112 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 17:45:10
世界中の小説家の中で何人かだけ残すとしたら
シモンを絶対残したい。
その「何人」のところの数字は微妙だけど、
とりあえず「20人」なら文章は成立。
113 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 18:06:49
114 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/05(日) 01:29:21
しかし、農事詩とか植物園とかは誰かが訳してくれるのだろうか・・・
115 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/05(日) 09:39:15
江中さんしかいない
116 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/05(日) 11:02:09
パンジェの小説も早く訳せよ
本スレの方は落ちちゃった?
本スレってヌーヴォー・ロマンのスレじゃなくて?
そうか、勘違いしてたかも。ごめん。
平岡さんの「パリふたたび」(小沢書店)と言う本を300円で買いましたのです
けど、面白いですわねこの本。ウフフ。これ読むとなんだかパリに行きたくなりますわ。
韓国代表● チョジェジン★JJ ●清水エスパルス
名前: ドイツを揺るがせ!!!
E-mail:
内容:
185cm/78kg 生年月日 1981.7.9
アテネオリンピック出場 ベスト8
末っ子でわがままだったけど、光州尚武(軍隊サッカーチーム)で礼儀とか学んだよ。徴兵済
本当はチョチェジンだけどアルファベットでJJだからチョジェジンでいいよ。
スウォンサムスン→徴兵→スウォンサムスン→清水エスパルス(3シーズン目)
●●秘密●●スポパラ(静岡ローカル)でテレビ告白
韓国のマスコミには内緒ですが、両親公認の彼女がいます。
彼女は韓国人女性で大人しいですが、ある意味では僕より大胆です。
韓国代表● チョジェジン★JJ ●清水エスパルス
名前: 学名はパルチャン・シッポマンマール
E-mail:
内容:
185cm/78kg 生年月日 1981.7.9
アテネオリンピック出場 ベスト8
末っ子でわがままだったけど、光州尚武(軍隊サッカーチーム)で礼儀とか学んだよ。徴兵済
本当はチョチェジンだけどアルファベットでJJだからチョジェジンでいいよ。
スウォンサムスン→徴兵→スウォンサムスン→清水エスパルス(3シーズン目)
●●秘密●●スポパラ(静岡ローカル)でテレビ告白
韓国のマスコミには内緒ですが、両親公認の彼女がいます。
彼女は韓国人女性で大人しいですが、ある意味では僕より大胆です。
シモンスレにJJって・・・
どんな誤爆だよw
気づかないで2度も投稿してるし
>>120 うわ、それ漏れも読みたいんだよなぁ。。
ちなみに小沢書店ってどこですか?
126 :
吾輩は名無しである:2006/05/08(月) 16:43:44
小沢書店は最近倒産した
シモンの写真集を見てみたいな
(V)∧_∧(V)
ヽ(^u^)ノ フォッフォッフォッ
. / /
ノ ̄ゝ
129 :
吾輩は名無しである:2006/07/04(火) 03:13:06
ベレニスの髪が読みたい
130 :
吾輩は名無しである:2006/07/05(水) 04:58:32
新刊の予定はあるのかな?
ポスト平岡になれる訳者は誰だろう。
131 :
吾輩は名無しである:2006/07/30(日) 03:39:26
そういえばもう一周忌過ぎてるんだな
132 :
吾輩は名無しである:2006/10/01(日) 04:13:25
シモン最高あげ
133 :
吾輩は名無しである:2006/10/02(月) 11:44:27
最強という名にふさわしい作家だな。
ノーベル賞とったし、えらい評論家の先生も褒めちぎる作家だし、
なによりもこの俺に認められている。
まさに最強!
134 :
吾輩は名無しである:2006/10/02(月) 15:37:39
超遅レス
>>129 俺、「新潮」のコピーを持ってるけど、いいよ。
短編で寝る前に「通読」できる点も個人的には嬉しい。
松浦は小説は駄目だけど、評論・翻訳はいいね。
平岡のあとは松浦に継いでもらいたいよ。
135 :
吾輩は名無しである:2006/10/02(月) 19:13:28
シモーヌ・シモンはクロード・シモンの何でしたっけ?
>>134 うらやましい
何かのアンソロジーとかに再録されないかな
あと関係ないけどシモンってバツ1なんだね
「新潮」の88年4月号193-203P。
6見開き(実質10Pに解説半P)だから大き目の図書館なら
所蔵していてコピーを取れるんじゃないかな?
俺はたまたま新潮社に学生時代の先輩がいたので
絶版の『草』とあわせてコピーしてもらったけど。
138 :
吾輩は名無しである:2006/10/06(金) 18:51:30
クロード・シモンに詳しそうな皆さんに伺います。
そこそこの読書家にシモンを勧めるなら、どの順番に読むようアドバイスしますか?
ちなみにここでいう“そこそこ”というか具体的に私(が想定している人)は
20世紀仏文であれば、プルースト、初期セリーヌ、ジュネは読んでるけど、
ベケットは挫折して、ヌーヴォー・ロマンは今回が初挑戦という人です。
それから原書は無理なので翻訳されているもの限定。
ただし気になれば多少のプレミア価格はいとわずに神保町、ネットで入手、
それでも無理なら大学図書館、国会図書館に通うタイプの人なので
新刊でなくとも構いません。
よろしくお願いいたします。
139 :
吾輩は名無しである:2006/10/06(金) 19:04:21
路面電車の解説は親切でよかったなー。
>>138 古本はともかく、
新刊で手に入る白水社の物は
全部いまのうちに買っとくべきだね。
『フランドルへの道』『三枚続きの絵』『歴史』『ファルサロスの戦い』
『路面電車』あたりがまだ入手可かな?
『歴史』『ファルサロスの戦い』は後にした方がいいかな。
『路面電車』『三枚続きの絵』は比較的読みやすい。
『フランドルへの道』は難解だが、代表作を最初に読むという意味で
早く取り組むのもまたいい。
白水社の読んで気に入ったら、集英社の箱入り本所収の「ル・パラス」
も読むといい。
相性もあるからね。
新刊を全作買うのは海外文学を盛り上げる大きな意味もあるだろうけど出費がでかい。
そこでまずは『アカシア』を図書館で借りてみるのはどうだろう?
うちの近所の区立図書館でも蔵書しているので、難しくないと思う。
なぜ『アカシア』かといえば、同書は刊行当初、小粒とも言われたが、
その分、シモンのエッセンスが濃縮され、リーダブルだからだ。
それで気に入れば、どうぞ入手可能な新刊を全作購入してください。
『アカシア』を読んだ後なら私も
>>140さん同様、『フランドルへの道』にとりかかることを薦める。
ちなみに自分の場合、『盲いたるオリオン』から入ったが、これはこれで良かったと思っている。
142 :
C・シモンの想い出:2006/10/06(金) 21:07:39
1989年の10月27日に読売新聞主催のノーベル賞フォーラムに参加した。
この日は反体制物理学者で平和賞のA・サハロフとの同時講演という
ことで会場は熱気だった。
サハロフの話に耳を傾けていた聴衆もシモンの話では何と居眠りこい
てる人もいて、低音で響きあるシモンの演題「書くということ」の
語りかけを一部の人は聴き逃したかも知れない・・。
「言語に働きかける者は同時に言語に働きかけられる。」
「これまでの私の生き方に対して自慢も卑下もしません。」
という当時にメモしたシモンの言葉が想い出される・・。
143 :
C・シモンの想い出:2006/10/06(金) 21:25:55
自分はその頃20代前半で当時は文学に傾倒していなかったが、何か
の記事で「一枚の葉が落ちる描写に24行も費やす。」とか抽象画家
のピエール・スーラージュと釣った石鯛を薪で焼いて二人で食べた
など何か惹かれるものがあったので講演終了後勇気を出して前列
に座って書き物をしていたシモンにサインを求め近付いた。
今でも笑ってしまうけどその時サハロフにはサインの長蛇の列だっ
たが、シモンに並ぶ人は俺ともう一人の二人位だった。
>>67での抄録に漏れた興味深い話ってありましたか?
壁に耳あり クロード・シモン
146 :
C・シモンの想い出:2006/10/06(金) 21:55:44
講演内容も同時通訳のレシーバーで日本語だったし、フランス語
が話せなかつた。側にいた女性通訳から「フランス文学専攻の方
ですか?」と聞かれた。「違いますが、シラノ・ド・ベルジュ
ラックは読んだことがあります。」と正直に答えた。
自分の話したことを通訳を通じて耳を傾けていたシモンは静かに
微笑み持参のメモ用紙に日付入りサインを記してくれた。
そして立ち上がり自ら握手を求めた。
その時のシモン氏の佇まいや思慮深い表情から高潔な人柄が充分
感じられた・・。
翌日のシモン、大江、蓮見の対談でも若い男性通訳の労をねぎらい
講演終了後に皆に拍手を促していたっけなぁ。
40過ぎた今、このスレを目にしてクロード・シモン氏に改めて
哀悼の念を捧げます。
>>146 シモンを間近に見て握手もしてもらったのか。
いいなあ。おれは31だが、そういう機会を得るには遅すぎた青年
というわけだな。
148 :
C・シモンの想い出:2006/10/06(金) 22:34:54
144さん、今当時の1989の10/27のメモを引っ張り出したから書いてみるね。
「真の芸術とは歴史に結び付いたもの」「一時期ベルグソンに傾倒した」
「文学とは常に危機的である」「ヌーヴォー・ロマンは孤立した文学」
「地道にやってゆき、自分の目差しているものに専念する」
上記は確か手元にある読売の講演要旨には書かれていません。断片的で
ごめんなさい。
149 :
C・シモンの想い出:2006/10/06(金) 22:53:33
147さん、1989の講演当時のシモン氏は若者がサハロフ氏に殺到した
のを横目で見て少なからず傷ついたと思う・・。
現在147さんに自分の作品や生き様に関心を持ってもらいきっとあの世
で喜んでいると思うよ!
「商業的な作為文化ではなく、連綿と続く伝統文化に目を向けなさい」
これは当時のシモン氏が21世紀で活躍する若者に向けてのメッセージ
だったよ。
150 :
144:2006/10/06(金) 23:02:42
ありがとう。参考になりました。
しかし、1989年とはまた今振り返ると世界的にも、ドメスティックにも
歴史に残る年に来日されたわけですね。
あと、関係ないけど、17年前のメモをさらりと取り出せる
>>148氏の
整理能力の高さに脱帽。
151 :
吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 02:32:47
138です。
139さん、140さん、141さん、ご親切にご教授ください、ありがとうございます。
明日、天気も良さそうなので、図書館と書店街をめぐり、
「孤立した文学」というヌーヴォー・ロマンに挑戦したいと思います。
152 :
吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 02:52:46
>>148氏
貴重な講演の内容をありがとうございました。
久しぶりに『フランドルへの道』を読み直して
みることにします。
『三枚続きの絵』
実はこれが最高傑作。
フランドルとかアカシア等も素晴らしいが、
シモン自身はこの作品に唯一納得していたことだろう。
154 :
吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 09:05:57
クロード・シモン(フランス)1913-2005
「詩人と画家の創造性を兼ね備え、人間の状況描写に深い時空間への認識
を伴った彼の小説を認めて。」-ノーベル文学賞(1985)
155 :
吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 12:54:05
シモーヌ・シモンはクロード・シモンの何でしたっけ?
>>141 『アカシア』が章立てされて読みやすいから小粒って、それは当時、シモンを愛しすぎた蓮實らが
あまりの傑作に触れて、はしゃぎ過ぎて勢いあまってつけたイチャモンみたいなものなので意味ないよ。
それぐらいは当時、20代でアカデミズムと無関係だった自分にも伝わってきた。
157 :
C・シモンは語る:2006/10/07(土) 21:07:19
1989年10月28日「小説の現在と未来」パンフレットからの抜粋
新著「アカシア」について クロード・シモン
主人公の青年は私であり、私でない。確かに全て現実にあったことであり、
何一つフィクションの要素は入っていない。こう説明しよう。
スタンダールが(自伝風の)「アンリ・ブリュラールの生涯」の中で言って
いるように、自分が目撃した出来事を記録した版画を見ながら詳しく描写
するといったことに通じる。
人が何かを書くとき、その時点で起こりつつあることを書くわけだが、
人間の知覚能力は真に不完全である。従ってまず記憶が(出来事を)
デフォルメし、ついでエクリチュール(書くこと)がそれを更にデフォ
ルメする。だから自伝というより、生きたことをもとにしている本だと
だけ言いたい。
158 :
C・シモンは語る:2006/10/07(土) 21:36:52
どの本を書く時でも私は零からスタートする。まず各部分を一つずつ
書く。こうして出来上がった材料をもとにして如何に組み合わせるか
、構成をどうするかを決めていく。
第一次大戦はシュールレアリスムを生んだ。そのシュールレアリス
ムは、その後にマルクス主義とフロイトに接近してしまったが・・。
第二次大戦では600万人ものユダヤ人が虐殺され、広島・長崎に原爆
が投下された。その結果ヒューマニズムは失格してしまった・・。
アウシュビッツとグーラグ(ソ連の強制収容所)を経験した後では
、もはや依拠すべき如何なるイデオロギーもない。画家、作家、その
他の芸術家にとつてはショーズ(事物)に立ち返るしか道はない。
(読売新聞パリ支局からのインタビューから)
20代の頃に聴講した貴重なパネルディスカッションのパンフレットに
記されていた文章をそのまま引用しました。皆さんの御役に立てれば
幸いです。
また自分の持っているシモン氏に関する資料をこの場に提供していき
たいと思います。
161 :
吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 02:18:58
おつかれです。
ところで
>>148のメモのうち、他は読売の夕刊から文脈の憶測がつくけれど、
「一時期ベルグソンに傾倒した」
「ヌーヴォー・ロマンは孤立した文学」
この二点は不明だね。
特に後者はどういうコンテキストからの発言からだったのか気になる。
あと、久しぶりに読売のコピーを取り出して驚いたのが、当時は
シモンのプロフィールに紹介されている著書がすべて絶版か未訳だったこと。
ノーベル賞受賞以前は全世界で3〜4000部しか売れていなかったらしいから仕方ないのかね。
それとどうでもいいことだけど、大江・蓮實両氏ともに若い!
162 :
吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 02:25:50
163 :
吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 02:28:12
シモン先生ありがとう
遠い島国で自分の小説を愛してる黄色い猿が何千匹もいることを
知っててくれてたかな
164 :
吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 06:19:19
大江の馬鹿のことは気にしないでください。
かわりに謝ります。
もともとシモンが馬鹿みたいなことを言ったのが悪い
166 :
158です。:2006/10/08(日) 08:18:21
161さんの疑問ですが、当時の会場は聴講中は暗くて手元がよく
見えず、シモン氏が語ったことをすばやく書きなぐった状態で
今残されたメモも汚らしい字であり、「一時期ベルグソンに傾倒」
「ヌーヴォー・ロマンは孤立した文学」は今となってはメモその
ままをここに載せることしか出来ません。すみません。
当時の初日の「書くということ」の要旨は後日に読売新聞に掲載
されましたが、ここに漏れている事柄がまだ幾つかあります。
語気を強めて「フローベールのボヴァリー夫人は退屈」
「ベケットはボロボロの人間を作品に採り上げた」
後の会場の質疑応答で「カミュ、サルトルをどう思うか?」に答え
ていたけどメモも無く憶えていません。「ベケット」はシモン氏の言葉
の中に二度程出てきて敬意を払っているようでした。
167 :
吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 09:48:26
ボヴァリー退屈かー
ヌーヴォーを体系的に勉強しないで
いくつかの作品を虫食い的にポツポツ読んでるだけなので
もしかしたら常識なのかもしれんけど
ロブとシモン、2大巨頭の相違点て興味あるなー
168 :
吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 10:52:01
ノーベル文学賞はシモンが授賞したけど、ロブグリエが授賞しても
おかしくなかったね。ただシモンの方がより人間に肉薄していて喚起
力も鮮明だったり年齢も上だからというのを記事で読んだ事がある。
でも2大巨頭に変わりないね。
169 :
吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 11:05:27
選考過程は50年は極秘事項じゃなかったか?
170 :
吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 11:10:01
フランス人はシモン以来21年間授賞してないな。
171 :
吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 16:47:30
>語気を強めて「フローベールのボヴァリー夫人は退屈」
>「ベケットはボロボロの人間を作品に採り上げた」
思いのほか一般的なことを言ってるんでちょっとびっくり。
この意見はおそらく多くの中高生の読後の感想と同じだろう。
シモンのことだから深い意味があるのだとは思うが・・・
文脈が解らんからなあ…。
かといって、俺は熱心なシモン読者じゃないから、文脈を想像することもできない…orz
173 :
吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 21:53:28
本当に大江は偽善丸出しだったからな
武村正義とかもそうだったけど、あれはオーストラリアとニュージーランドが近くでやられたことを怒ったのに
それに直接関係ない日本が乗っかっただけだもん
あれでサヨもウヨ並にバカだとわかった
スレの空気読めないおまえが一番馬鹿
175 :
C・シモンは語る:2006/10/09(月) 01:06:17
「ノーベル文学賞-作家とその時代」柏倉康夫 丸善ライブラリー
私は今や老人になってしまった。ヨーロッパに住む多くの人にとってと
同じように、私の若い頃は決して平穏な時代ではなかった。私は革命をこ
の目で見た。私は戦場にも行ったが、それは特に過酷な条件の中であった。
私が属したのは将校が我々兵隊を先頭に立たせて犠牲にするといった連
隊で、一週間後にはほとんど誰もいないという有様だった。私は捕虜とな
り、飢餓も体験した。肉体労働で疲労困苦したこともある。脱走し、重い
病気に罹り、死線を幾度もさまよった。色々な体験をし、様々な人にも出
会った。教会の司祭、平和を愛するブルジョア、アナーキスト、哲学者に
文盲の人。浮浪者とパンを分け合ったこともある。
私は世界をくまなく歩いたが、何の意味も感じなかった。シェイクスピア
の言葉を借りれば世界が何かを意味するとすれば、それはなんの意味もない
ということだ。ただ世界は存在するということを除いて。
(ノーベル文学賞を受けた直後のインタビューの引用)
176 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 07:24:47
>>174 何だ空気って?お前の希望か?w
上でその手の話をしてたから書き込んだだけなんだけどw
もう少し書き込みづらい空気作っておいてね
177 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 08:46:19
1995年の大江とシモン論争の時って過去に第一次大戦をめぐって、
ゲルハルト・ハウプトマン(ドイツ)が自国の行動を正当化した
論文を新聞に発表して、それに対してロマン・ロラン(フランス)
が不満を込めた手紙を送って反響を呼び、アンドレ・ジッドが
ロランを諌めたことに似ていると思った。
>>176 「上でその手の話をしてたから」って、ひとり変なのが書き込んでただけだろ。
大江の話になると荒れるからやめろと言ってるんだよ。
おまえみたいのがいっぱいくるからな。
>>176 ていうか、おれみたいなシモン好きの左翼からすれば、「大江=左翼」にするなと言いたい
政治的な発言はふたりともナイーブなんだし
180 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 09:04:55
>>175さん
GJ!度々ながら本当にありがとうございます。
ほら、だんだん話が変な方向に行っちゃってるじゃん
大江はノーベル賞作家でヒロシマも書いてるから周りから祭りあげられちゃったんだよw
フランス文化を尊敬してるとかってわざわざ言ってるように、
フランス人には自分の発言をそれほど知られたくなかったんだと思う
>>179 >政治的な発言はふたりともナイーブなんだし
極論を言えばどんな幼稚な政治信条でも作品が素晴らしければ作家は認めるよ。
セリーヌの後期三部作も素晴らしい。
彼が自国で受け入れられるのに時間がかかったのは仕方ないと思うが。
184 :
179:2006/10/09(月) 09:14:02
>>183 おれもそう思うよ。シモンも大江も読むし
まあ正直、作品がよければ政治信条なんてどうでもいい
そもそも単純な政治信条に還元できないのが小説だろうし
>>166 ボヴァリー夫人が退屈というのは読売にもあった
シャルルやエンマが登場した時点で物語がわかってしまうということと関連しているのかな?
そもそも社会面の事件をとりあげているのだから当然だけど。
ただ、フローヴェールの自己言及性との闘いは、
プルーストからヌーヴォーロマンの先駆となるものだから、
シモンが敬意を表していないとは思えないのだけど。。。
もしかして蓮実先生の前で「ボヴァリー夫人が退屈」と言ったのかな?w
政治信条も作品もすばらしくない石原慎太郎が都知事で
政治信条などなく子供だましで幼稚な村上春樹が一番読まれ、ノーベル賞で煽る極東の隔離島w
>>185 サルトルのプルーストへの批判でもわかるように言葉そのままに受け取ることはできないよ
セリーヌとシモンを比べると面白いな。
ぜんぜん違うけど
ロブなんてボヴァリーを全文暗誦できるらしいからな。
>>186 蓮實が一番わかっているだろ。ボヴァリー夫人の退屈さは。
だが、それがいいとも。
ロブ=グリエもきっとそう。
確かバルトは習慣、やみつきの魅力だから評論できないと書いていた覚えあり。
サルトルがあそこまで無意味に長い評論書いたのも同様の理由からだろうな。
「ボヴァリー夫人」は退屈だと言明することで、ボヴァリー夫人的な小説において
もっとも面白いものを書いているのは俺だ!ってことを言いたかったんじゃないかな?
そう考えれば納得できる。シモンの小説は超ハイパーなボヴァリー夫人みたいなもんだからな。
『ボヴァリー夫人』に関しては草案の方を評価してて
「マラルメ的」なんて言って絶賛してるんだよな
ボヴァリー夫人とはシモンのことである
暇でベニレスの髪データ化したけどどうしてくれようか。
青空文庫に載せるには早過ぎるし。
そもそもみんなもうコピっちゃったか。
いくつかの字がちゃんと表示されてなかったわ。
荷馬車の下に紐で「繋」がれている犬たち
それでも「繋」駕具のさきのところ
今や活「発」な足取りで道路を
それ以外の?は全部「体」
超感謝!今日ほど2chやってて良かったと思ったことはないよ!
本当にありがとう!
198 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 22:24:06
>>196 サンクス。さっそく保存した。
ところで、本日、ずっと欲しかった『アカシア』を
関内の古書店で入手した。1600円。
思い返せば、ピンチョン『重力の虹』やビュトール『ミラノ通り』などを
安価で手に入れたのもその古書店であった。T書店万歳。
あげさせてもらいます。
シモンの戦争が絡む作品はあんまり好きじゃないんだな。
戦争の場面の描写がさほど素晴らしいとは思えないからなんだ。
そんな俺は「三枚つづきの絵」「路面電車」が大好きなんだ。
200
『植物園』を早く訳してくれ
201 :
吾輩は名無しである:2006/11/08(水) 14:42:46
企画として進行してるの?
平岡さんはまったく手をつけていなかったのかな?
おそらく白水社は版権取得済みだろうけど、
これまでの部数からの販売見通しと訳者のふたつがネックだろうね。
部数の件は価格に転嫁してもらってかまわないが、
あんまりな人には翻訳はしてもらいたくない。
個人的には松浦寿輝氏に残る作品を手がけてもらいたいところだ。
ただ、現在の仕事量を考えると無理なんだろうな。
ならば江中直紀氏?・・・もそこそこ忙しそうだし。
いずれにしろ、仏文って研究としての精度は段違いにあがったんだろうけど、
文学者といえる人はめっきりいなくなったね。
辰野隆門下生が活躍していたころが嘘のようだ。
70年代ぐらいまでの半世紀は東に西に綺羅星のごとき面子が現役でそろっていたのに。
202 :
97:2006/12/14(木) 18:47:34
1年以上経ったのにいまだ積読…
今はフランドルに悪戦苦闘中、やっと1/3まできた…
終わったら三枚続き→アカシアの順でいきたい、来年は必ず・・・
203 :
吾輩は名無しである:2006/12/26(火) 03:09:26
シモンの小説を読むのになんでそんなに時間がかかるのか、さっぱりわからない。
シモンのいったいどこが難しいのか・・・どちらかといえば、サラサラと読める作家だとおもうんだが。
つーか、あれは素直に読むしかない作品だし。ブランショなんかとは違うでしょ?
サラサラ読める作家というのは春樹みたいな奴だろ。
シモンはゆっくり味わって読みたいね、むしろ。
次のページ行くのが勿体無いって思うときがある
ずっとこのページの言葉に浸っていたい
シモンは翻訳でしか読んでないけど、
文体が最初はむかついていらいらして苦痛だったのが、
いつしか快感にも思われてきて、
挙句の果てには文体模倣までしてしまう、
っていう経験はシモンで二人目だ。
207 :
吾輩は名無しである:2006/12/29(金) 03:03:50
一人目を予想してみる。
〜候補リスト〜
吉田健一
石川淳
古井由吉
ムージル
ベケット
ベルンハルト
208 :
206:2006/12/30(土) 16:07:33
>>207 なるほど。。。
普通はそんな感じなのか?
俺の一人目、日本人なんだが、
まあ、挙げるの止めておくよ、賛否ありそうなのでw
春樹か?金井か?筒井か?まあいいけど
>>207 いかにも日本の指紋好きな人間っぽいチョイスだね
あとはロブグリエとかソローキンとかイムレ・ケルテースとかか
210 :
吾輩は名無しである:2007/01/22(月) 09:43:58
みなさんはどの作品が一番好きですか?
自分はなにげに「三枚つづきの絵」だったりします。
211 :
吾輩は名無しである:2007/01/22(月) 10:01:10
ロメデしか読んだことない。
212 :
◆0UcbH8bj.w :2007/01/22(月) 10:35:49
テス
>>210 「風」がいちばん好き。括弧に入れられた長ったらしい比喩や戦争に纏わる
グロテスクな皮肉みたいなものがない。
シモンのああいう部分は、正直よさがわからない。
同じ意味で「路面電車」も好きだ。
翻訳されたものはほとんど読んだけど「盲いたるオリオン」だけ読んでない。
これはどんな作品なんだろ?
>>213 俺はこういうことをやりたいんだよ光線が出すぎていてちょっと辟易とさせられるところはある。
>オリオン
215 :
吾輩は名無しである:2007/01/23(火) 12:06:54
『盲いたるオリオン』復刊してほしいわ。
邦訳されたものは、それ以外は手に入ったんだが
オリオンは見たことないよ。
216 :
吾輩は名無しである:2007/01/23(火) 15:21:28
早稲田あたりだと3000〜5000が相場。
バルトの表徴の帝国みたいに筑摩あたりで文庫化してくれないかな
前書きだけでも面白いからそれだけでも読む価値あるし
なにげにオリオンが一番好きだ。
美しいとしかいいようがない。
オリオンはどんなふうに小説を書いてるのかが分かって興味深いね
221 :
吾輩は名無しである:2007/02/08(木) 00:01:08
新版の『フランドルへの道』持ってるけど
今日、旧版を500円で見つけて買ってしまった。
復刊されるまでは
欲しくてしょうがなかった頃のことを偲んで
つい手が出てしまったよ。
我国の貧相な出版事情を晒す逸話の一つではありますなw
でもフランドルへの道って66年のソフトカバー版・79年のハードカバー版・
90年頃のハードカバー版・今売ってるソフトカバー版と
4回も出版されてるんだよね
224 :
KEMANAI:2007/02/08(木) 21:54:59
4回も版を換えて出してるのは日本ぐらいじゃないのかな。
225 :
吾輩は名無しである:2007/02/08(木) 23:11:17
『オリオン』の解説で『導体』が近刊てあるけど世に出てないよね?
もしや、頭が同じだから出版されなかったとか…
226 :
吾輩は名無しである:2007/02/14(水) 00:33:56
この人バツ1なんだよね
子供とかはいないのかな
227 :
吾輩は名無しである:2007/02/17(土) 00:01:21
今日から、『フランドルへの道』読みはじめたよ。
喫茶店をはしごして3時間半読書し、
78ページまで来たところだ。
92ページ、つまり第T章の最後まで読むつもりだったが
隣におばさんが3人きて集中できなくなったため断念した。
228 :
吾輩は名無しである:2007/02/18(日) 23:30:45
3時間半で78ページ、いいペースかな?
229 :
吾輩は名無しである:2007/02/19(月) 01:13:33
遅いでしょ、いくらフランドルとはいえ。
いやだからといって
>>227にケチつけるつもりはないよ、速いか遅いかは問題じゃないから。
230 :
227:2007/02/19(月) 02:10:50
>>229 うん、自分自身おそいと思う。
ただ、あんたが言うように、
速度は問題ない。
自分に適したペースで読めばいいと思う。
シモンは遅くとも着実に読んでいくのがいいと思う。
231 :
吾輩は名無しである:2007/02/19(月) 06:13:33
いや、シモンはノートに書き写しながら読むのがいちばん。
「三枚つづきの絵」なんかだと一週間足らずだ。
232 :
吾輩は名無しである:2007/02/19(月) 06:56:34
なるほど
青山真治なんかにシモンが分かってたまるか
分からんのは分かるがw
なぜに青山真治・・・?
235 :
吾輩は名無しである:2007/06/19(火) 03:05:00
あ
アニキは死んだ!もういない!
237 :
吾輩は名無しである:2007/08/14(火) 10:18:22
『アカシア』復刊希望age
昨日アカシア105円で手に入れたよ。
ブックオフありがとう。
239 :
吾輩は名無しである:2007/08/14(火) 23:57:46
>>238 おめでとうございます。
私もそんな僥倖にあずかりたいものです……。
『アカシア』もそうですが、リカルドゥーの
『小説のテクスト』も全然古書店で見かけま
せんね。『言葉と小説』のシモン論に感激し
て以来探しているのですが。
240 :
吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 04:11:02
がんばってくれた平岡さんには申しわけないが
率直にいって、翻訳された文章は「歴史」がずば抜けてる。
あっそう
242 :
吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 14:44:38
岩崎はまだ存命?
蓮實が追悼文で引用したのも『歴史』からだったからね
平岡は自分のリズムにしすぎるからな。とても滑らかな日本語。
シモンみたいな一筋縄じゃいかない文体の持ち主を幅広く紹介したいとおもえば
あれくらい希釈することになるのかもしれんね。
岩崎が植物園を訳してくれたらいいのにな
246 :
吾輩は名無しである:2007/08/26(日) 01:04:25
アカシア今日1000円で入手
読み始めたけど、読みやすいし面白いね。以外だった。
もっと苦行に近い読書になると思ったので
247 :
吾輩は名無しである:2007/08/26(日) 01:06:00
断章形式だしね。読みやすさでは1,2を争う作品だね。
248 :
吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 08:40:31
1冊ぐらい文庫になってくれー
249 :
吾輩は名無しである:2007/12/04(火) 23:17:56
貧乳腰パン葉子詐欺食い逃げ偽善者ダーウィン
250 :
吾輩は名無しである:2007/12/30(日) 11:58:15
路面電車で始めてシモンを読んで、アカシアを何度も読みかえしたんだけど、
そしたら他の作品の訳がそっけなく感じられて読めなくなっちまってた
フランドル、歴史、ファルサロス、ルパラス、トリプティック
と本は揃えたが読む時間と体力と根気に自信がなくなった
みんなはどうっすか?
251 :
吾輩は名無しである:2007/12/30(日) 14:06:31
基本的に平岡訳作品は読みやすい。
「アカシア」って好きな人が多いみたいだけど、
俺にはいまいち良さがわからない。
「歴史」には参った。でも一番好きなのもこれ。
252 :
吾輩は名無しである:2007/12/30(日) 15:25:10
>>251 歴史はいいですか?
エピグラフのドゥイノ悲歌と解説がかっこよかったのは読んで覚えてる
本文はパラパラとめくって、いつか読むぞと決意したきりだ。
やっぱ情景を丹念に想像しながら、ゆっくりと読み進めるしかないっすね
年に一冊は読みたい作家なんだけどね、おじさん体力と集中力がね
ところで平岡訳はかなり艶っぽく訳しているの?
例えばアカシアと比べたら、歴史は用いられてる語彙がかなりそっけなく感じるけど、
上にある通り、原文に忠実と言うことですかね?
つまり、原著ではそこまで絢爛な文体ではないと
もちろん小説によるのかも知れませんが
253 :
吾輩は名無しである:2007/12/30(日) 17:40:36
「歴史」はむしろ絢爛じゃね?
平岡さんの訳は平明だし明晰さを感じる反面、やや色気に欠ける気がする。
でも、それは原作の性質の問題なのかも。
俺は仏語できないから、ここからは推測だけど、平岡さんは自分の文体に合った
作品をチョイスして訳していたんじゃなかろうか?
シモンのなかでも比較的、読みやすい作品を手がけていたような気がする。
254 :
吾輩は名無しである:2008/01/06(日) 03:25:47
>>253 正解。
平岡氏は、なによりもまずシモンをこの国に広めることに心を砕いていた。
255 :
吾輩は名無しである:2008/01/07(月) 19:37:19
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':.:.:.:.:.:.:./ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ l∠-- 、、 ` !:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.| .}:.:.:ハ
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i:.:.::.:.:.:.l ム:.:.:.:.:.:ハ:.:l. { 0 l l:/ ,-、 `、1:.ヽ:.:.:.:.:.:',
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l:.:.:.:.:ノ ,ヒ ヽ V ―-- ' ,'0 l ,':.:.:,ヘ:i:.:ハ:.:.l
.l:.:.:.:〈 ( `( _ ``` ! ,',':.:.:/:.:.:l/ ヽ:|
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! l: : : l l 、...__..、-
ゝ ';.:.:.:', l / `ー―――‐‐―ァ
ノ, --‐二:.:.:__ヽ l / /
256 :
吾輩は名無しである:2008/01/09(水) 12:04:58
なるほど・・・
となると最初は平岡訳から入ったほうがいいのかな。
フランドル読んで面白かったから、次いで歴史にトライしたが
いきなり訳分かんなくなった。
歴史は後回しにして、アカシアに行ってみるべきか。
257 :
吾輩は名無しである:2008/01/24(木) 03:20:12
hoshu
258 :
吾輩は名無しである:2008/03/15(土) 19:27:31
259 :
吾輩は名無しである:2008/04/07(月) 15:31:38
『農耕詩』の翻訳もいいけどシモンの最高傑作の『植物園』を誰か訳してくれ
蓮實に訳してもらいましょう
早稲田文学、シモンの小説たった6ページかよ
これなら豊崎光一の『他者と(しての)忘却』の引用の方がいいだろ
262 :
吾輩は名無しである:2008/06/03(火) 05:55:31
松尾国彦って人のシモンについての論文が
以前、どこかに張られてたけど、読んだひといる?
現在、着払いで、無料で送ってくれるってあったんだが・・・
263 :
吾輩は名無しである:2008/09/21(日) 08:53:57
フランス語ができるんなら読めば?
>>262 つ
ttp://kmatsuo.seesaa.net/ 「…その一作一作の特質を的確に捉え、
論考の表題にそれを闡明し、
その所以を精緻に粘り強く解き明かしつづけたこの労作は、
日本ではもちろん、おそらく世界でも唯一の、
内容の濃密なクロード・シモン論になっている。」
ー東京外国語大学名誉教授 岩崎力−
265 :
吾輩は名無しである:2008/09/30(火) 16:55:43
266 :
吾輩は名無しである:2008/11/18(火) 04:37:49
雑誌現代詩手帖1970年6月号講演「小説・知覚・認識」弓削三男訳
雑誌文芸1970年6月号講演「小説とエクリチュール」蓮實重彦訳
雑誌海1970年7月号インタヴュー「ニューヨークでの衝撃」清水徹
雑誌海1972年2月号インタヴュー「現代フランス作家への問い」岩崎力
「作家の仕事場」晶文社シャプサル編インタヴュー朝比奈誼訳
雑誌早稲田文学2002年7月号インタヴュー「誇張法がフローベールの文体にあまりにも疵を付けている」佐藤正樹訳
単行本訳ではないシモン邦訳かな。ほとんど手に入らないものなのが泣ける。
他にもあったら適宜教えてください
269 :
267:2008/11/19(水) 13:54:41
俺も同感だけど、これ以上ないんじゃないかという暗鬱たる気分が・・
と思ったらCiNiiで調べたらいくつかあった
平岡篤頼・芳川泰久訳「一語ごとの虚構」、『早稲田文学』1977.11 特集ヌーヴォー・ロマンその後
平岡篤頼・芳川泰久訳「一語ごとの虚構 承前」、『早稲田文学』1977.12
邦語の雑誌・論文誌所収のシモン論はここである程度わかるよ
CiNiiはたしか仏文研究誌のいくつかをフォローしてなかったかもしれないけど。
ttp://ci.nii.ac.jp/
270 :
吾輩は名無しである:2009/04/09(木) 00:02:24
良スレ保守。
271 :
吾輩は名無しである:2009/04/09(木) 10:41:20
ビュトール、ロブ=グリエが河出文庫に入った。
となると次はいよいよ…
一年半後だな・・
と、期待させておいてなぜかサロートが。
274 :
267:2009/04/10(金) 10:03:31
いやいや、ビュートルの訳のなかったものがくるかもよ、と期待
レペルトワールとか
275 :
吾輩は名無しである:2009/08/30(日) 21:16:03
植物園だけ訳してくれたらそれでいい
276 :
ザ・スミス:2009/08/30(日) 22:58:48
草とかペテン師とか文庫化されればいいのにね!
いろいろ参考になる
ガルシア=マルケスよりずっと上
天才
279 :
吾輩は名無しである:2009/12/13(日) 11:21:18
あげ。
280 :
吾輩は名無しである:2009/12/14(月) 15:11:03
>>220安いのゲットできそうだから楽しみにしてるよ
281 :
ザ・スミス:2009/12/17(木) 03:25:32
植物園と農耕詩は誰か訳してんの?
282 :
吾輩は名無しである:2009/12/19(土) 12:58:27
白水社次第だろうね
283 :
吾輩は名無しである:2010/01/05(火) 23:07:10
オリオンの図はマインドマップだなぁ
284 :
吾輩は名無しである:2010/01/06(水) 00:33:03
それにしても無茶苦茶だよなオリオン
わからんでもないが読むに堪えないね
285 :
吾輩は名無しである:2010/01/06(水) 00:34:53
解説で持ってる感じだなこの本は
286 :
吾輩は名無しである:2010/01/06(水) 06:54:38
というか解説でも触れてないけど
明らかにシュルレアリズムの
絵画的技法をそっくり
という感じだよオリオンはね
大好きな作家。
今勉強しているフランス語がある程度ものになって
それに、お金が貯まったら、お墓参りに行きたい。
288 :
吾輩は名無しである:2010/04/02(金) 00:03:11
買ってないけど
ワセブンで芳川さん訳で農耕詞が掲載されはじめたようだね
『アカシア』復刊してください。。。
白水社様、アカシアと路面電車を復刊して下さい
復刊って、絶版本に対して言うもんじゃないのか?
>>291 路面電車はまだ普通に買えたんですね
さっそく購入します
フォークナーの『村』を範にとったシモンの小説は何でしょうか?
294 :
吾輩は名無しである: