1 :
吾輩は名無しである:
志賀直哉のようなお馬鹿さんが小説の神様なんて、
冗談きついですよね。教養はないし、書いていることは野暮。
太宰も文句を言いたくなるよね!
じゃあさ、おまえらは誰が小説の神様だと思うわけ?
2 :
吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 16:11:24
豊崎由美
4 :
吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 16:57:44
Yoshi
5 :
吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 17:12:42
単に小僧の神様とかけただけのシャレ的な呼び名なわけだが。
神様までとは言わないが、志賀直哉の文章は巧い。
7 :
吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 17:21:58
三島由紀夫
9 :
吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 17:41:41
片山恭一
10 :
吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 17:43:54
11 :
吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 18:13:04
ま ん こ
12 :
吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 18:21:00
また太宰ヲタか
14 :
吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 23:05:56
>>12 嫉妬ニダか?オレ20代だけど志賀直哉読んでる香具師
っていないね。ていうか名前も知らない。
15 :
吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 23:11:26
20代って嘘だろ。
おっさんだろ?
人が読んでるか読んでないかで価値を決めようとするあたり、まだ若者じゃない?
17 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 04:43:38
>>16 なんたら賞受賞で決まる価値よりは
よっぽど真実味があると思うけどね。
すぐにおっさんだの若者だの
相手の意見に反論せずに相手をラベリングして思考停止しちゃうのは
2ちゃんねるでは勝利宣言と言って敗走を意味します。
半年くらいROMってみてはいかがでしょうか?
文壇って、本当にまじめな人が報われないから、
ステータスや権力に憧れるような人ばかり集まる構造になっちゃってるんじゃないかなぁ。
19 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 07:52:25
20 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 09:34:10
随筆の神様ってことで了
21 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 11:41:46
やっぱりモームかな。
22 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 12:02:49
志賀直哉VSドストエフスキー
勝敗は?
23 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 12:04:53
志賀直哉VSシドニーシェルダン
24 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 16:13:40
志賀直哉のばあいガイコクジンを相手にすることじたい間違ってんでない?
スレタイの小説云々はさておき、装飾されていない日本語が魅力的なわけでしょ。
徹底して七・五調を排した文章とかさ、翻訳と比較しても意味ないでしょ。
あっ、みんな原文で読んでるのか。失礼。オレ無学なもんで。
ちなみに「小説の神様」なんてことは、オレも思ってないよ。
>>5のいうとおりだからな。太宰がなにいったか知らんが真に受けるヤツがアフォ。
確かドナルド・キーンがもっとも美しい日本語をつづる作家は志賀
直哉だという旨の発言をしていたと思う。
俺も詳しいことは知らないけど、太宰は文句言いだからな・・・
26 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 19:57:51
おらおら、ドストエフスキー、俺とガンチンコ勝負せんかい!
27 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 20:08:46
志賀直哉って、朗読で聞いてみるといいぞ。
28 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 20:59:07
>>19 ↑こういうリアクションする人って大抵日本人じゃないんだよね…
29 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 21:00:54
韓国人みたいなことするなよ…
無理矢理、偉人と並列で比べて、、、
志賀直哉なんて再評価もなにもないやん
もう終わってるやん ドストエフスキーと比べるなよ、次元が違うよ
なに必死こいて印象捏造してるの? ばか?
読まずに価値がないとか言ってるお前がバカじゃねえの。
志賀憎悪がまずありきのくせえ太宰ヲタの匂いがプンプン。
31 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 21:07:33
レッテル貼りでしか反応できない糞チョソ
オモニのマムコでも嘗めてろ、邪魔
「糞チョソ」はレッテルではないのだろうか。
33 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 21:12:50
34 :
吾輩は名無しである:2005/07/04(月) 00:22:56
ggg_nihonさま
降臨なさって!
読むとすごいです。当時の権威者に向かってよくこんな事作品にできましたね。
今よりも言論は補償されていたのでしょうか?
<以下引用>
文壇の片隅にいて、一部の物好きのひとから愛されるくらいが関の山である
のに、いつの間にやら、ひさしを借りて、図々しくも母屋に乗り込み、
何やら巨匠のような構えをつくって来たのだから失笑せざるを得ない。
今月は、この男のことについて、手加減もせずに、暴露してみるつもりである。
孤高とか、節操とか、潔癖とか、そういう讃辞(さんじ)を得ている作家
には注意しなければならない。それは、殆んど狐狸(こり)性を所有してい
るものたちである。潔癖などということは、ただ我儘(わがまま)で、頑固
で、おまけに、抜け目無くて、まことにいい気なものである。卑怯でも何でも
いいから勝ちたいのである。人間を家来にしたいという、ファッショ的精神
とでもいうべきか。
こういう作家は、いわゆる軍人精神みたいなものに満されているようである。
手加減しないとさっき言ったが、さすがに、この作家の「シンガポール陥落」
の全文章をここに掲げるにしのびない。阿呆の文章である。東条でさえ、
こんな無神経なことは書くまい。甚だ、奇怪なることを書いてある。
もうこの辺から、この作家は、駄目になっているらしい。
言うことはいくらでもある。
この者は人間の弱さを軽蔑している。自分に金のあるのを誇っている。
「小僧の神様」という短篇があるようだが、その貧しき者への残酷さに
自身気がついているだろうかどうか。ひとにものを食わせるというのは、
電車でひとに席を譲る以上に、苦痛なものである。何が神様だ。
その神経は、まるで新興成金そっくりではないか。
そもそも志賀直哉スレってあったろ?
スレ乱立させてサーバーに負荷かけんなよ。文学板とか創作文芸板とか、無駄にサーバー使い過ぎ。
おまえらが大好きな2ちゃんがなくなったらどうすんの?ひまつぶしの議論もできなくなっちまうぞ。
…そうしたら、オレ泣いちゃうよ。
だから、こういうのは志賀直哉スレ(もしくは太宰スレ)でやりゃいいんだよ。
あっちもさびれてるけど、しつこくageてりゃだれか相手にしてくれるよ。
38 :
吾輩は名無しである:2005/07/04(月) 17:48:27
太宰ワロタ すごいなこりゃ・・;
日本国 | ● |
日本人:約一億二千万人
在日半島人(※外国人):約66万人
半島系帰化人(※日本人):約30万人
一億二千万人 VS 96万人
帰化人寄せ集めても絶望的な差。無駄な抵抗はやめて投降したまえ、反日外国人よ。
もう既にネット、インフラは完備しつつある。
全世帯に普及しつつあるのだよ。
工作、プロパガンダ、生暖かい目で黙殺されるだけだ、やめたまえ。
40 :
吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 04:37:16
てか作品の価値では両者とも比べられないと思う!なぜなら二人とも作品は
素晴らしいけど作風が全く異なるから…
人間的に見ると私が好きなのは志賀直哉だなw
太宰は生き方が汚いから。志賀直哉はそれなりに家庭もって立派に子供育てたじゃん?
小説の神様なんていないから一部の人に勝手に言わせとけば良いんじゃない?
41 :
吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 06:11:14
文学業界を盛り上げようとする時に、
「小説の神様」との呼び名を使うんだよ。
横光利一だって小説の神様と呼ばれたけど
別になんてことないじゃないの
42 :
吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 10:10:41
●フランスの映像作家・太宰のドキュメンタリー制作で来日
「仏で高まる”太宰熱”/HarukiからDazaiへ/
仏人監督 太宰治ドキュメンタリー番組制作で来日/
「桜桃忌」ファンにインタビュー」
読売新聞
文壇の嫌われ者ばっかり海外で人気でるんだな…
44 :
吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 19:18:15
今度志賀直哉の作品が映画化されるらしい 暗夜コオロギって題らしい
45 :
吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 21:40:15
教養俗物 Bildungsphilister 認定
46 :
吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 21:40:47
神様と呼ぶのはどうだか知らんが、
芥川は「尊敬する作家は?」と尋ねられて三文字で答えたよな。
「志賀氏」
>>48 井伏鱒二、川端康成、夏目漱石あたりも好きでしょ?
50 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 17:22:33
48>ありがとうございやす by直哉
私もハタチだけど志賀直哉好きですよ(^^)v
(^^)v ←2chでこういう顔文字つかう人って…自演丸出しではずかしいよ
52 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 21:10:05
51>自演じゃないんですけど…
53 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 21:12:06
51→もしやおじさん?
54 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 21:15:11
太宰よりは志賀の方が文に緊張感があると思う。
55 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 21:43:29
志賀は最強
56 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 21:43:48
1はリリーフランキー
日ごろから自演してる奴ほど、人の事を自演自演と言うんだよな。
58 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 22:13:37
だから東大文学部の連中が権威強化の為にでっちあげたんだろ
このオッサンと小林秀雄は
59 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 22:16:54
↑↑↑
不自由な思考回路でつね
60 :
吾輩は名無しである:2005/07/16(土) 16:58:21
生涯金利生活者で随筆とも生活感想文ともつかない物書いて
早くに筆折ったのに、あやかり馬鹿に小説の神様にまで祭り上げられては
当人いくら図々しくても戸惑ったろうね
こういう偶像や私小説を生み出す土壌は非常に興味深いけど
にせものの偶像はよくない
62 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 15:28:39
ふつうにつまらなかったんだけど
なんで無理矢理あがめようとするの?
金儲けのために祭り上げてるとしか思えない…
自分の出身大学の権威をキープしようとして
必死こいてる人みたいな
63 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 15:52:25
昔の志賀=今の太宰
ヲタが偶像化
64 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 16:34:16
なんかよくわからなくなってきたんだけどw
とにかくこんな掲示板に志賀直哉が今もな話題に上ってるのはすごいし
なんかうれしい!
65 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 18:01:31
66 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 18:45:04
>>63-65 と、なにか文壇の工作員=大江健三郎の工作員が申しています
67 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 19:03:59
将棋の名人に例えると…
志賀=大山
太宰=羽生
68 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 19:47:50
69 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:04:49
>>1 つまらないスレたてるな。これにて終了。削除依頼出しとけ。
70 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:08:31
夢野久作こそ神様
71 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:10:52
ひねりも知性も何もない汚いだけのスレタイ見たくない。
72 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:19:56
>>63-65 なんか同一人物っぽいね
それにしてもなんでそこまで
志賀直哉に対するバッシングを気にするの?
太宰なんてヘタレだの神経症だの様々な評論家に
ありとあらゆる悪いレッテルやら曲解をすりつけられても
生き延びてるどころかファンを増やしているというのに…
神様なんだったらもっと堂々としてればいいのにね…
なにをそんなに怯えているのかな。。。。
ほんとにいいものだったら、何言われても
読めばわかるんだから、気にしなければいいのにね…
あーもしかして志賀直哉の作品をあんまり読んだこと
ないんじゃないの?
ただ志賀ブランドを保守したいってだけの人?
73 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:21:40
もういいよ。テーマ変えようよ。1が神様。
で、何の神様かみんなで書こ。
とりあえず俺から。1はバ(ry
74 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:23:24
75 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:25:56
65書いたのオレだが64や63は知らん。同一人物じゃない。
76 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:27:23
大体
>>63-65が同一人物と考えるのが訳わかんないねえ。
>>63なんか別に志賀を評価してる書き込みではなく
ネタにしてるのにな。原理主義者的なイッてる太宰ヲタだなー
>>72 それもネタか?
77 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:31:33
だよね。
78 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:34:18
いまとなっては何が新しいのか判らないと思うけど、
あれだけ七五調の呪縛から逃れて、
自由に論理展開させる散文を日本語で書いた人は、
かつて他にいなかった・・ということに尽きるのでは、志賀の偉さは。
だから、三島なんかは、志賀は偉大な文章家ではあるが、
立派な文体を持っているとはいえない、とか言っていたのだろうし。
漱石や芥川の文体と読み較べると、
志賀の散文の画期性はそれなりに分ると思う。
79 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:34:20
読解力不足の神様。
80 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:42:25
『城の崎にて』なんかを読むと多くの情報量を
きわめて短い文に込めてしまう手腕に脱帽します。
ある意味太宰の緩めの文体とは対照的ですね。
どっちが好きかと言うと志賀かな。
81 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:48:09
>>1 >じゃあさ、おまえらは誰が小説の神様だと思うわけ?
yoshiさんです
82 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:51:54
>じゃあさ、おまえらは誰が小説の神様だと思うわけ?
他人に向かって「おまえら」とは何だ!とからんでみるテスト。
83 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 22:53:04
>じゃあさ、おまえらは誰が小説の神様だと思うわけ?
おまえです。
84 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 23:09:08
>じゃあさ、おまえらは誰が小説の神様だと思うわけ?
へ?
85 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 23:14:14
文学の神は、ドストエフスキー
86 :
吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 00:15:15
じゃあトルストイ
アポロン
88 :
吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 01:04:11
>>73-77 これら、大江健三郎の工作員だよ。
スカしと、その中断でなにやら言って、そのあと
>>77で、茶化し。
>>78は、工作員じゃないが、
>>80は、工作員
なぜ、大江健三郎の工作員が志賀をあげてるかといえば
それは、大江健三郎の思想によるものであって、ひいては自分の
著作の宣伝をしようとしているのだよ。
話がドストエフスキーに行くところが、大江健三郎の工作員らしい。
そうしないと、根本から自分の著作が瓦解するとおもってるのだね
大江健三郎は。
89 :
吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 01:07:16
>>79 読解力というより想像力が稀薄な作家だなぁと思った。
教科書に乗ってた作品しか読んでないけど。
90 :
吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 01:07:18
問題にしなければならないのは、ここに大江健三郎の
工作員がいるってことなんだよ。
_, ,_ パーン
( ゜д゜)、、ペッペッ
( )
| 彡つ ☆))Д´)←小説の神様
し∪J
強力なデンパだな
彼の頭の中を覗いてみたい
93 :
大江工作員:2005/07/18(月) 01:59:31
時給1000円です!
意味のない尊敬は、愛のない恋と同じようなものです
―アルバート・アインシュタイン―
95 :
吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 03:21:11
>>88 なぜ、大江健三郎の工作員が志賀をあげてるかといえば
それは、大江健三郎の思想によるものであって、ひいては自分の
著作の宣伝をしようとしているのだよ。
やばすぎてワロタ。思考回路がすごい。
ユンユン。
>>1は大江工作員。
>>1から
>>95はすべて工作員の自作自演。
どうしてこんなことをやっているかというと
工作員はいつのまにか大江だから。
ユンユン。
いま私の机の傍の辞苑をひらいて見たら、「恋愛」を次の如く定義していた。
「性的衝動に基づく男女間の愛情。すなわち、愛する異性と一体になろう
とする特殊な性的愛。」しかし、この定義はあいまいである。
私は恋愛の「愛」の字、「性的愛」の「愛」の字が、気がかりでならぬ
のである。「愛」の美名に依って、卑猥感を隠蔽せんとたくらんでいるの
ではなかろうかとさえ思われるのである。
私がもし辞苑の編纂者だったならば、次のように定義するであろう。
「恋愛。好色の念を文化的に新しく言いつくろいしもの。すなわち、
性慾衝動に基づく男女間の激情。具体的には、一個または数個の異性と
一体になろうとあがく特殊なる性的煩悶。色慾の Warming-up とでも称すべきか。」
太宰もイヤにげびて来たな、と高尚な読者は怒ったかも知れないが、
私だってこんな事を平気で書いているのではない。甚だ不愉快な気持で、
それでも我慢してこうして書いているのである。
だから私は、はじめから言ってある。恋愛とは何か。
曰く、「それは非常に恥かしいものである」と。
98 :
吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 15:41:22
いらね( -.-)ノ ・゜゜・。ω♂ポイッ
99 :
吾輩は名無しである:2005/07/19(火) 01:03:47
WWWWWWWWWWWWWWWWW
内田100闔Q上。
101 :
吾輩は名無しである:2005/07/19(火) 01:43:36
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
貴乃花専用しおり
,r=〜^ヾ_,,r-=- 、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;ゝ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノハ;;;;;;;;;;;;;;i
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳===ヽ;;;;;;ル
!;;;;;;;;;;;;;;イ::. / \ |;;;ノ
ゝ;;;;;;;|:::: (●) ,(●) |シ
从从/ \ , 、_! 、 / ノ
从从 i ー==-' i l
ノ从ヽ._!_⌒_!_/ 今日はここまで痩せた
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
102 :
吾輩は名無しである:2005/07/19(火) 02:39:34
大江の工作員が迫ってくるよ!
103 :
48:2005/07/19(火) 05:35:53
遅レスだけど。
>>49 その中で一番好きなのは漱石かな。
その三者と志賀直哉との関連性について興味があるのですが。
>>50 同士発見。
>>48 大江の工作員発見
漱石→志賀→大江健三郎
105 :
吾輩は名無しである:2005/07/19(火) 14:07:15
権威だいすきっこは、漱石がだいすき
漱石の全集をリビングの一番目立つところに飾ってる
106 :
吾輩は名無しである:2005/07/19(火) 14:15:53
志賀直哉、おもしろいよ。
簡潔だけどシンボリックで、深読みできるもの。
太宰さんは文章は美しいけど、深読みの楽しみは無いよね。
タイプの違う作家なんだよ。太宰さんは美しさにこだわったんだ。
志賀直哉の長いのは全然つまらない。
短編は凄い。城之崎にてより震える小説読んだことない。
>>106 深読みの楽しみってなに?
トリックスターみたいな人ってなんかずるくて嫌い。
山師でしょ。こう書けば、暇な秀才があれこれ深読みしてくれるかなーって
。これはどういう意味ですか?って聞かれたら
「それはボクが言ってしまったら作品が死んでしまう読者がそれぞれ
考えてくれればいい」なんて言って逃げてれば、作品はどんどん
深読みによって大きくなっていって、ボクは次第に神様のように
崇められるようになったとさ。
>簡潔だけどシンボリックで、深読みできるもの。
究極は聖書ですね。宗教ビジネス。邪教キリスト教。
110 :
吾輩は名無しである:2005/07/19(火) 23:43:42
>>108 外にある世界とは別に、外にある正しさとは別に
僕の中に世界があり、僕の中のある正しさがあります。
それは外にある世界を僕がどのように解釈するかによって
作られていく世界です。
さまざまな解釈の余地のある作品は、僕の中の新しい世界の創造の
協力者であります。
>>109 宗教はいかようにも解釈されることによって
いかようにも正しくなれるという神秘性を武器にしてますね。
ただ、深読みってのは個人の内部で作られるものですが
宗教はいちおう一定の組織の中で答えが作られてしまうので
あんまりおもしろくないと思います。
111 :
吾輩は名無しである:2005/07/19(火) 23:49:28
大江の工作員が追いかけてくるよ!
祭り上げやすい作風、性格
誇大解釈がしやすいもの
その実、中身は亡く、答えが出ない表現
真理は俗物にとって劇薬、興ざめるばかりなので
曖昧にしてぼかす。文学的麻薬。
教養俗物の誕生。増殖。
>>112 ↑
は、志賀直哉に対して、太宰治の性格を言って
間接的に、アイロニー的に太宰を批判している、大江健三郎の工作員。
そのように言えば、つまり大江健三郎の工作員の目的は、自分の気持ちを言いたい
それを知らしめたいことにあるのだから、それで満足してしまうのだろうが。
114 :
吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 20:28:07
115 :
吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 20:29:06
>>114 >>113 >>そのように言えば、つまり大江健三郎の工作員の目的は、自分の気持ちを言いたい
>>それを知らしめたいことにあるのだから、それで満足してしまうのだろうが。
への間違い
「大江の工作員を弾劾する人」熱心だな。ネタにしろマジにしろ。
117 :
吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 00:18:01
大江の工作員ですけど、
もう許してほしいです。
118 :
吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 00:38:42
>>27 朗読
江守徹氏朗読のやつ?朗読者の力量で大きく印象が変わってしまわないかな。
119 :
吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 21:30:04
「『暗夜行路』の根底の構造は、古代の人々がこころみた壮大な哲学詩のように、「人間」
と地球、宇宙との対話によってなりたっている。たしかに時任謙作の日常生活の細部は、
およそ歴史の進行とは、また時代のありようとは無関係な種類のことどもであった。しか
しそれがかえってあきらかに、「人間」を代表する者が、ひとり荒野の暗黒にあって、宇宙
とむかいあっている根本のかたちをあらわさずにいない。そこには宇宙の広大無辺がしだい
に現前して、「人間」はその巨大な運行にさからうものとしてでなく、微粒子のように吸
いこまれるものとしてついに魂の平安をえるのだが、この微粒子はいつまでも「人間」を代
表する光を発して、それを遠目にも見あやまつことはできぬ。」(大江健三郎)
120 :
吾輩は名無しである:2005/07/22(金) 21:15:26
おばあちゃんの言葉
「日本人はな、お互い様やねん。相手に一回譲ってもうたら、今度は自分が譲るねん。そうやって、
うまいこと回っていくねんけど、『あの人ら」は違う。一回譲ったら、つけこんできて、こっちも
ずっと譲らなあかん羽目になる。それでも『あの人ら』は平気なんや。カドたてんとことおもて
譲り合うのは、日本人同士だけにしとき。そうせんと、『あの人ら』につけこまれて『ひさしを貸して
母屋を盗られて』、日本がのうなってしまうからな」。
121 :
吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 10:51:39
にゃロメ
122 :
吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 19:44:51
志賀直哉ってニートだろ。
城崎に養生に行ったのも親の金だろ。
123 :
吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 20:13:44
>>122 東大出のニートが背負ったのが純文学
低学歴と文学志望の高校生がお得意様
ニートと言うなら、文豪の多くはニート。
高等遊民というのはニートの嚆矢としか思えん。
125 :
吾輩は名無しである:2005/07/27(水) 02:30:59
文豪になれた時点で脱ニートだろ
126 :
吾輩は名無しである:2005/07/27(水) 08:42:38
お前ら、ニートの意味、わかってないだろう?
「Not in Employment, Education or Training」
127 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/05(月) 12:06:42
o
糞スレあげる意味がおれにはわからん。
129 :
吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 22:10:21
一番問題なのは、志賀の小説は筋がおもしろくないっていうことだな。
小説家には向かない体質なのに、なぜ小説なんか書いたんだろう?
あの頃は小説が一番儲かったから?
>>129 当時の小説家なんてやくざ者としか見られていなかった。
士族のお坊ちゃまだからこそ出来た生活。
131 :
129:2005/09/13(火) 22:20:22
>130
ならば、なぜ?
やっぱ、有名になりたかったから?
当時は小説家っていうのがかっこよかったから?
>>131 だから全然かっこよくなかったんだよ>小説家
自我の強い人がその表現手段として選んだのが文学だったのだろう。
小説家には向かない体質だとあなたは言うが
強靭な自我や鋭敏な自意識は小説家に必要な要素であり、
少なくとも彼にはその素質が見受けられる。
むろんその結果生まれた小説の評価が読者に委ねられていることは否定しない。
133 :
129:2005/09/13(火) 22:52:37
文学っつってもいろいろあるじゃない。
萩原朔太郎に言わせりゃ、
一番偉いのが詩人、次がエッセイスト、次が劇作家で小説家なんてのはほとんど最下位。
強靭な自我や鋭敏な自意識の持ち主であり、なおかつ筋を作るのが下手な彼は
やっぱり詩人であるべきでしょう。あるいはエッセイストであるべきでしょう。
しかし彼はそうはならなかった。
なぜか。
やっぱり小説家がかっこよかったから?金になったから?
>萩原朔太郎に言わせりゃ、
>一番偉いのが詩人、次がエッセイスト、次が劇作家で小説家なんてのはほとんど最下位。
これは飽くまで詩人たる萩原朔太郎の私見であって
一般的な見方ではないし志賀直哉自身の意見でもない。
彼自身の言葉にもあるように
細部を描くのは得意でも全体を作るのが不得意だった志賀は
確かにあなたの言うように詩人であるべきだったかもしれないが
本人が小説を志向したのだからどうしようもない。
周囲の白樺派の人間も基本的に小説を主体に書いていたし
東大卒のお坊ちゃんで新たな理想を提示する希望に燃えていた彼らにとっては
当時はまだ新興の分野だった小説こそが最も魅力ある媒体だったのかもしれない。
詩や短歌は形の上で制約が多いから
彼には合わなかったのかもしれないし。(この辺の事情、詳しい方キボンヌ)
あと、晩年の彼はほぼエッセイストと言って良かったと思う。
彼が小説を選んだのは
漱石鴎外の二大文豪の存在も影響していると思われる。
136 :
無名草子さん:2005/10/05(水) 11:32:25
右手にペン、左手でめくる
137 :
吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 12:37:28
岩波文庫の短編集「小僧の神様」 good
岩波新書の本多秋五の「志賀直哉」
138 :
吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 17:17:02
外国語ができれば堀口大學みたいに翻訳家・研究者で生きるって手もあっただろうな。
139 :
吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 17:40:29
しかし、堀口みたいなのが詩だと思ってる俺には
志賀の詩なんて想像がつかないけどな。
140 :
吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 18:09:32
織田作之助を認めず死に追いやった人。
141 :
吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 18:21:46
天才
じゃあ俺も村上春樹を「認めてくれないと死にます」って脅そうかな
143 :
吾輩は名無しである:2005/10/24(月) 18:15:01
『暗夜行路』は名前だけがいい
144 :
吾輩は名無しである:2005/10/24(月) 19:15:15
志賀直哉ってマジで無教養でアホだと思う。
なんでこんな奴がヨイショされてるのか全く分からん。
ダザイ乙
146 :
吾輩は名無しである:2005/10/24(月) 19:51:32
147 :
無名草子:2005/10/28(金) 12:24:23
考慮
148 :
吾輩は名無しである:2005/10/28(金) 14:01:43
志賀も漱石(後期)もおんなじくらいにつまらないよな。
社会とのコミットメントを嫌がるインテリ気取りの倣岸で陰気な主人公が
金太郎飴のような独り芝居をひけらかすだけのしみったれた話ばっかじゃん。
まったく、日本が世界に向かって開かれつつあった激動の時代に何をやっていたんだか。
島崎藤村のほうがよっぽど立派。
(村上春樹は完全にこの自己完結オナニー路線の延長にあるな。)
それはそうなんだが、お前にそれを言う資格はない
そして言ったところで、説得力がない
150 :
吾輩は名無しである:2005/10/28(金) 16:13:06
のん気なんだよ。金持ちだからさ。
151 :
吾輩は名無しである:2005/10/28(金) 16:14:09
春樹よりははるかに上ですな
152 :
吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 02:07:56
「城の崎にて」を傑作ともてはやす萎縮した精神風土がとてもキモイ。
「神様」扱いには本人も困惑してたみたいね。
154 :
吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 04:08:33
小林ヒデ坊が、
あの人の穏やかな視線にはすべてを見透かされそうで恐ろしい、
とか、やけにもてはやしていたのを読んだ
高校時代のひねくれたオレ(つまり普通の高校生)は、
不自然な居心地の悪さを感じて警戒心を募らせたのでした。
後年「暗夜行路」を読み、自分の直感の正しさを確信したのは言うまでもない。
志賀直哉の礼賛は生前の文壇の大勢だったけど
死んでからは否定が流行りになった様な。
個人的にはやたらと礼賛するのも変だけど
全否定するほど粗悪な作家だとも思わない。
中村真一郎によると
晩年の志賀がまだ若い彼に対し
「志賀が一番偉い作家だなんて本気で思ってる連中は馬鹿だ」
と語っていたらしい。
本人もマンセーされていい気分というより気味悪かったんでは。
156 :
吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 04:52:54
文学なんていい加減なもんさ
的確で簡潔な表現は突出していると思う。
思想は幼稚で今となっては古びたものだとしても
風景描写や心理描写は今読んでも色あせていない。
158 :
吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 11:31:35
『和解』と『城之崎』で志賀は充分。
159 :
吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 18:27:47
おれもそうおもうよ
160 :
吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 01:05:34
そもそも、「城之崎にて」のような、チンケで不安定なエッセイモドキを
「小説」と呼ぶこと自体がどうなのよ?
161 :
吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 21:02:01
志賀直哉が小林多喜二に送った手紙は、すばらしい。
162 :
吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 01:07:35
>>160 私小説だからエッセイに近いのはしょーがない
暗夜行路を読んで感じたこと
おめー旅ばっかしてないでマジメに働け!
実際、尾道時代には何か名作を書いたらしいのだが。
165 :
吾輩は名無しである:2005/11/14(月) 20:50:39
谷崎が意識せずにはいられず
小林秀雄が畏怖し
多喜二が尊敬した
確かにある人にとってどれだけ読んでもその良さにピンとくるものがないかもしれんが
とりあえずこういう畏怖と尊敬の念を集めた作家の作品というものには、
かなり注意深くならないといけない。
あるいはここが、文学を分かる人かそうでないかの分かれ目かもしれないのだ
といってみる
166 :
吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 18:07:02
>>163 おまえ共産党だな
志賀直哉は肩の先に腕があるように
あたりまえに使い切れない金があったんだ
>>165 このラインナップから想像するに、
賢さに溺れる危険のあるタイプは天然に一目おくことで
自分を戒めるってことじゃないかな。そういう畏怖って、本人の
趣味や美学の領域だから、相手の価値と実はあまり関係ない。
例えば、「自分は猪木をリスぺクトしてます」と春樹が
いったとして、じゃあ猪木の自伝を文学的に評価しますかって話よ。
168 :
吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 20:06:33
こいつは川端よりレヴェルが低い。
169 :
吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 20:38:32
、「自分は猪木をリスぺクトしてます」と春樹が
いったとして
たとえとしてもありえない
春樹がリスペクトするのは土橋
リア厨のころ、根拠なく偉そうにしてもいいと教えてくれたのは
志賀直哉でしたw
171 :
吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 21:09:06
一回、描写パターン覚えると誰でも志賀直哉になれそうな感じにさせる文体。w
スレに限らず、いわゆる文豪を貶してるスレの大半は
リアルな厨房が立ててる予感。
174 :
吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 04:14:30
志賀直哉の正義感こそが人間のあるべき姿だ
175 :
吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 04:18:35
親の仕送りで女房子供食わせる奴がか
べつにいいじゃん。家にお金あるなら。
おれには、せいべえとひょうたんは面白いんだ。
文章描写が上手で、まとまりのある世界を確立した文章は小説と呼べるんじゃないだろうかなって思う。
神様ではないと思うけど。
178 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 02:32:48
>148
漱石先生と一緒にすな!
180 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 14:07:42
このスレ立てたの俺。
>180
バカとしか思えん
182 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 15:59:25
漱石チルドレンでいちばんアホ。
183 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/19(木) 18:32:31
志賀は進歩しないね。
184 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/04(土) 19:56:04
暗夜行路は前半だけ社会人が読むと、腹立って舐めてんのかって叫んでしまうか、
こんな生い立ちでもいいからと羨ましくて悶絶すると思う。
後半からは普通に面白かった。けどそのまま死んじまえとも思った。
185 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/04(土) 22:36:04
武者のつぎに馬鹿っぽい。
志賀直哉は谷崎より長生きした。それだけで偉いジイ様だw
永井荷風は誰にも看取られずに死んだが、志賀直哉は慕う弟子が
結構死ぬ直前までいた。それだけで大人物だ。
志賀の悪口を書いた太宰は最後までそれを言い続ける事無く女と
情死したが、志賀はその後23年間も生き続けた。それだけで
立派だw
三島由紀夫は嘗て志賀直哉を『田舎の文学者』とバカにした事が
あったが三島が切腹した翌年まで志賀は生き続けた。それだけで
骨董的価値があるw
川端康成はあまり志賀直哉と生前交流はなかったようだ。川端は
志賀直哉が死んだ翌年ガス管咥えてあの世に逝った。
187 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/05(日) 22:45:08
で?
188 :
吾輩は名無しである:2006/02/18(土) 13:16:06
ダイソー文学シリーズ
「芸術的な狂気」みたいなものに溺れて
自殺したりせず人生を全うした点では評価できる。
何はともあれ慕う弟子もそれなりにいたのだから
相応の人徳はあったと考えてしかるべきだな。
190 :
吾輩は名無しである:2006/02/18(土) 19:20:46
で?
191 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 02:17:59
謙作がホモならハッテンバに通い詰めですね。
192 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 03:30:50
アンチ芥川スレがあったら教えてね。芥川は志賀の暗夜行路を読んで自分に重ね合わせたりなんだで尊敬もしていたらしいね
193 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 03:33:30
所詮職人であって芸術家とは呼べない
194 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 04:40:40
やっぱ三島かな
太宰は性格悪そうなんだよなあ
富岳百景でもなんかうわっと思った
196 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 04:57:29
日本語を廃止してフランス語を国語にしろといった人だよ
>>194 三島は頭の中で捏ね上げた様な
人工的な人物描写が読んでいて寒気がするし
本人としては華麗さを追求したらしき文章が
逆に白々しく空疎な印象を受ける。
「少し古いものが一番古い」という意味で
三島の方が志賀より却って今の読者には古臭く感じる面も多い。
志賀も志賀で確かに痛い部分はあるし
批判されるべき点も多いが
病理的な感じが少ないだけ個人的には好ましいかな。
薄学で華麗でも人工的な芸術より
薄学で愚直でも質実な作品の方が自分としては好ましいです。
>薄学で華麗でも人工的な芸術より
→博学で華麗でも人工的な芸術より
でした。
肝心な部分でミスってどうする…orz
199 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 08:20:15
それにしれも志賀さんはあほすぎます。
太宰は根性が悪いので文学仲間だった山岸氏と絶交しちゃうんだな。
三島は友人と喧嘩別れするのが常で黛敏郎とも吉田健一とも不仲
になっている。頑固だったのだろう。
谷崎と荷風は有名な人間嫌い。
白樺派と長きに渡って交友を続けた志賀直哉はきっと人格者に違い
ない。
201 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 13:42:43
人格者を演じてたどうしようもない俗物だろ
>>200 太宰がトラブル起こしたのは山岸氏だけではないよ。
佐藤春夫とも井伏鱒二とも最終的には決裂したし
親戚ともギクシャクしたまま。
文学者とのトラブルは相手にも問題が無きにしも非ずだけど
親戚との関係で見れば冷たい目で見られて当たり前の行動をしている>太宰
志賀も我の強い人だったのでトラブルは多かったけど
父親とは最終的に和解したし味方も多かった。
203 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 13:50:01
味方が多かったのは必ずしも評価材料にはなりましぇん
私生活で利害関係のない芥川は志賀の作品を激賞したわけだが
(島崎藤村の作品は酷評)
205 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 14:07:10
芥川批判が少ないのは何でかな。何でかな。誰にでも才気が伝わってくる文章だから?
谷崎が批判してるじゃん。
芥川って7月24日が命日でさ、この日って谷崎の誕生日
なんだよな。あてつけだとは思わないけど。
207 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 15:45:40
へぇーそういう知識は価値があるよね面白い
島崎藤村って私生活はケチでエゴイストだったから文学者
ほぼ全員に嫌われてたんだよね。
芥川も谷崎も佐藤春夫も彼を嫌う事では一致してた。
志賀直哉先生は死ぬ時も多くの弟子に囲まれて天寿を全う
した。藤村は寂しい死を迎えたし、荷風は野垂れ死にだった
しなw
209 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 16:07:01
つまり同時代の風潮に隷属するような人間だったんだろ?
210 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 19:35:57
>>210 ちょっと前まで
c⌒っ*゚д゚)っ芥川龍之介の小説すげーつまらん
っていうスレがあったけど、落ちた。
賛同者はあまりいなかったみたいだけどw
>>211 立てたのはヒロシマンって名前の奴だっけ。
「綿矢の方が才能あるんじゃない」って煽ってたからなのか
「そんなはずがない」ってレスばっかりついてたな。
でも、ヒロシマンも綿矢の事は認めてなかったw
45万部のベストセラー『嫌韓流』の第2弾
『嫌韓流2』発売中
駄作か傑作かは、買って自分で確かめよう
214 :
吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 11:38:37
つまり芥川は2ちゃん受けするわけだね。その何故かを検証したい。
1。後期の文章に今で言うパニック障害(強迫観念)の気があるため、共感する人が多い。
2。禿げてきても知的でかっこいいか薄毛男性諸君の希望の星となった。
あ。めんどくさくなった。
215 :
吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 12:25:22
>>196 そういったことに関連したものでは、篠沢英夫がかつて分析しててね。
あの傍目から見れば首尾一貫しないような発言の数々が実は
一貫して何らの変更や変節のないものだって知って、えらく驚いた記憶がある。
篠沢のなんて著書だったか失念したけれど、あれは一読の価値ありかも。
208
藤村の話だと、かつて平野謙だったかが、藤村の家に行った時のエピソードが記憶にあるな。
出かけていった平野謙は、藤村の家で色んな作家をこきおろしたらしい。
それを藤村は黙って聞いていた。
平野が帰るという段になると、藤村は丁寧に彼を送ったが障子をピシャリと閉めた。
その時に平野はガツンと藤村にやられた気がしたんだそうだ。
216 :
吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 14:11:10
武者小路実篤再考
最高
217 :
吾輩は名無しである:2006/03/02(木) 21:58:03
無駄がない。力みが無い。
これが志賀の究極の長所
>>215 その話を披露した平野(なのか?)の意図は不明だが
読む限り陰険で嫌な性格に思えるな>島崎藤村
女々しいというか。
志賀だったらその場で率直に自分の感情を伝えると思う。
219 :
厚岸兵衛:2006/03/03(金) 08:10:03
世の中の小説が、志賀直哉のタイプの小説ばかりだったら、つまんないね。
志賀はある意味正直だ。
正直過ぎて後に太宰に恨みを買う結果になるんだけれど。
藤村は陰険だ。だから作家仲間から嫌われる。しかも偽善的。
221 :
吾輩は名無しである:2006/03/03(金) 19:54:36
>>215 >平野はガツン
どうしてさ?
自分の嫌いな作家が出てこなかったから?
222 :
吾輩は名無しである:2006/03/03(金) 21:27:25
>>221 要は藤村が平野の、作家連中への悪口に気分を害してたんだろうね。
平野はそこに気付かなかったんだろな。
多分、自分は藤村という人物を作品から良く知っていると、まぁそう思って
ベラベラと喋ったんだろう。
そうしたら障子を思い切りピシャンとやられたと。
そこでガツンと食らわされたってことじゃないかと。
なんだ、そういうことだったのか。
勉強になります。
224 :
吾輩は名無しである:2006/03/03(金) 21:51:33
過去ログ読む気ないし、既出かもしれないけど、
よく言われるのは、小説の神様じゃなくて、「短編」小説の神様じゃないかな。
225 :
吾輩は名無しである:2006/03/03(金) 22:59:35
短編中心にして寡作。文体もあっさり。
物足りなさを感じる人も多いと思うが、
好きな人は好きになるタイプ。
226 :
吾輩は名無しである:2006/03/06(月) 20:10:58
wwww「網走まで」の若妻にテラモエスwwwwwww
227 :
吾輩は名無しである:2006/03/06(月) 20:56:35
短編でも退屈な作品が多い。
俺の意見だが志賀直哉はいい文章を書くが立派な文体を持ってるとは言い難いと思う
私小説の類の中には確かに退屈なものがある。
「ある1頁」がそれ。何を表現したかったのか分からん。
230 :
吾輩は名無しである:2006/03/07(火) 14:36:23
そういえば、『網走まで』の女はこれから網走刑務所に向かうんでしょうと
言って、志賀を驚かせて、「いや、僕があれを書いた頃には網走刑務所なんてなかったから。
あれは希望を書いたつもりなんだ」と言われた批評家って誰だったっけ?
231 :
吾輩は名無しである:2006/03/07(火) 16:01:10
柄谷
232 :
吾輩は名無しである:2006/03/08(水) 17:33:10
233 :
吾輩は名無しである:2006/03/08(水) 18:03:43
浅田
234 :
吾輩は名無しである:2006/03/18(土) 09:38:16
浅田誰?
235 :
吾輩は名無しである:2006/03/18(土) 11:21:07
まお
この人は今風に言えばニートだったんだよね
237 :
吾輩は名無しである:2006/04/20(木) 19:29:39
志賀直哉はいい文章を書くが立派な文体を持ってるとは言い難いと思う
238 :
吾輩は名無しである:2006/04/20(木) 19:45:11
やはりゲーテだ。
小説の神様っていいかた自体が変だと思うよ。
詩まで含めていいなら聖人といえるのはダンテがいるけど、小説は人間のものだから神のように小説家を崇めるべきじゃない。
自分にはバルザックが一番面白いけど神様とはいいたくない。
三島の受け売りばっかだな
作家に人間性を求めるべきでないとは思うけど
志賀の考え方みたいなものは川端・鴎外より共感できる
海外で高い評価
243 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 19:36:43
志賀直哉の翻訳か。今度読んでみる。
244 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 19:44:21
古典には二種類ある。骨董としての古典。あとは現在時の養分としての古典。
245 :
吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 21:58:23
246 :
吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 03:38:32
この人の作品は不快感を抱かない程度の湿り気で、
読んでる最中はじわじわと微妙な気分を感じつつも
読み終えると開放感を味わえる。
濠端の住まいとか、清兵衛と瓢箪とかが良い。
俺はわりと好きだ。
それでもこの人の作品って、ただ無難というだけの感じもするなあ。
父親との確執はあったにしろ、特に生活にも困らない人が、
ぶらぶらと、感じたことを極力無難に書いたという感じかな。
あんまり「創作」という肩肘張った感じがしない。そこがいいという人にはいいのだろうね。
248 :
吾輩は名無しである:2006/07/03(月) 11:38:55
志賀直哉は好きだけど、神様っていうのは違うとは思う。
なんていうか、ひとつの極点?にたどり着いたっていうか。
筋が楽しいとか、人間を描いたとかそういう評価を離れて、骨董品に癒されるような感覚で読むといいと思う。
>骨董品に癒されるような感覚で
なるほろ。確かに、懐の深さみたいなのは感じるな。
「好人物の夫婦」に出てくる奥さんって、もう既に絶滅したタイプの女の人だよね。
読んでてリアリティーのないこと。昔はああいう従順な奥さんが普通だったのかな。
「正義派」ヨカッタ!
個人的にああいうの好き。
志賀も太宰も好きな15歳男ですが何か?
このスレを見ていると、正直作家になりたく無くなって来る。
芸術の核心が見えていない様な人が集まってる。狭い輪の中で一つの解釈を決めて納得する。なんていうか…文壇って排他的?に見える。
萩原朔太郎氏の「詩人が一番…小説家なんて最下位に近い」との言葉を、私は上の考えを基に解釈しています。このままだと若い優秀な言葉使い達はみんな詩〜音楽(歌詞がある)に流れる。
志賀直哉の文章の神髄…これは別に分からなくてもいいのです。人それぞれなのですから、こういう感覚的・本能的な部分は。因みに自分は三島氏の文章があまり好きではない。
しかし、好き・嫌いを超越した、なんというか「徹底した物」を感じる。太宰氏は人間的に同じ臭いを感じるw
物事というのはどうしても多少の排他性を伴う物ですが、間口は広い方がいい…と私は思うのです。以上、未熟な15歳の目から観た文壇でした。長々とスレ汚しスマソ。
今時の15歳って、改行もできないの?
254 :
吾輩は名無しである:2006/07/08(土) 18:34:35
>>252 文壇てのはそもそも小さな村社会の共同幻想だから。
あやかしに
騙されちゃダメだよん、いくら15歳といってもw
256 :
吾輩は名無しである:2006/07/08(土) 21:38:43
志賀叩かれまくってんな
257 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 20:41:36
志賀はくだらない。
258 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 20:49:41
志賀直哉って作品発表しなかった時期にいきなり評価が上がったって聞いたこと歩けど、どうなの?
志賀直哉は晩年の多くのネガティヴ発言でアンチを増やしたな。
気の毒だ。
そういえば菊池寛も志賀直哉を賞賛してるがこれについては?
菊池寛は世渡り上手だから。
志賀氏は、実にうまい短篇を書くと思う。
仏蘭西のメリメあたりの短篇、露国のチェホフや独逸のリルケやウィードなどに劣らない程の短篇を描くと思う。
これは決して自分の過賞(かしょう)ではない。
262 :
吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 23:09:53
志賀直哉の晩年の作品はひっそりした感じで読み終わったあとすっきりする。
人間としても作家としても自分が一番尊敬する人です。
..あと宮沢賢治もすき。
志賀直哉と川端康成と宮沢賢治ってどうも好きになれないっていうか
信頼できない。
俺は川端嫌いだけど志賀は大好きだよ
265 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 13:34:09
宮沢賢治最強
266 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 14:07:53
志賀直哉と川端康成と宮沢賢治ってどうも好きになれない
267 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 15:00:58
安部公房が好きなんだが…
268 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 15:16:07
太宰だろ。
269 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 15:41:38
いや、やっぱり志賀直哉
270 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 17:14:03
夏目、芥川、太宰、三島、志賀
昔の作家は雰囲気がカッコいいな
271 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 19:29:34
宮沢賢治ってどうも好きになれない
>>259 完全に老害だわなぁ
日本語廃止して、誰が源氏のよさを理解できるんだか
しかも、太平洋戦争礼賛→戦後転向
70年代まで生きてたんだね、この人
すこし長く生きすぎた
基本的に晩年の滋賀は触れられないよね
>>272 晩年は日記みたいな作品ばっかだからな。
でも「朝顔」「灰色の月」とかは良いと思う。
志賀 直哉
○● ●○
712 8 9
総運36○ 面倒見良く、損をしてでも人に尽くす。個性を生かす職業が○。結婚運○。
人運20× 好きな物には熱中、それ以外はいい加減。影響されやすい。博打傾向。
外運16◎ 他人に良くすることが幸運を呼びます。臨機応変な対応が得意。
伏運37◎ 良い運数です。
地運17○ 積極、魅力、頑固運。事故注意。
天運19△ 悲観的家柄。不運に見舞われやすい。
陰陽 □ 悪くはない配列です。
ttp://www.naming.jp/
さっき暗夜行路読み終えた。
志賀の作品を読んだのはこれが初めてで、話自体は特に面白くなかったけど描写力に関しては希有な才能を持った作家だとは思った。
>>275 暗夜行路あんまりオススメしないよ。
やはり順番的にも「清兵衛と瓢箪・網走まで」がいいと思う。
277 :
吾輩は名無しである:2006/08/27(日) 14:10:59
志賀と漱石がいい。
278 :
吾輩は名無しである:2006/08/31(木) 12:01:43
志賀と漱石と宮沢賢治と武者小路がいい。
279 :
吾輩は名無しである:2006/09/09(土) 21:17:53
いわゆる謙作ものを書こうと思って温泉旅館へ逗留したは良いが
芸者が騒がしいのでけっきょく書けませんでした。とかいって
代わりに紀行文みたいなのを書いてお茶を濁すような怠け者or
無能がどうして小説の神様なのかと小一時間・・・
阿川弘之の書いた新潮文庫の志賀直哉(下)の155頁
「歎異抄」のふりがなが「たんいしょう」になってた。
282 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 17:57:14
亀でm(__)m
>>225 同感! 「清兵衛と瓢箪・網走まで」の短編いいですよね。
>>227 (`・ω・´)プンプン
283 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 17:58:08
晩年の作品をクソという奴は厨。
285 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 03:35:05
城崎にてが好き。
投げ込まれた鼠をみて騒ぐ人たち。
なんとなく犯罪とかが濁った流れの速い川でおこなわれているかのような
大衆と、その心理がいい。
ただ、そんなんでいいのかなあ。
城崎にては暗すぎる。
病的な暗さだ。
暗いかねぇ?
静かで澄んだ話だと思うけど
蜂のところ、好きだ。
289 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 12:11:30
志賀直哉って、太宰の「如是我聞」で、コテンパンにやられているが、俺が思うに
あれは、きっと太宰の嫉妬ではなかろうか?何故なら、志賀の短編は太宰の
作風によく似ているものな〜
ところでウィキペディアの記事(
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%97%E8%B3%80%E7%9B%B4%E5%93%89)にあったんだけど・・・。
志賀の人間性については「近代的で、自然と平和と調和と静謐を愛した」「家族を愛し、来訪者を大切にした」などと称えられることがある一方、
極端な癇癪癖でも知られ他者に対する好悪の落差が激しかった。
『人間』誌の編集長として志賀に接した木村徳三は、1946年に熱海の志賀邸を訪問した際、
斜視の青年に向かって志賀が突然「君の眼は、こうこう(と首を左右に振り)なってるので、どっちを見ればいいのか、わかりゃしない」と怒鳴りつけたため、
青年の心情を思いやって居たたまれない思いをしたことを記している(『文芸編集者の戦中戦後』大空社、1995年 35-36ページ)。
また、「人を殴つた話」と題する1956年の随筆では、学習院の下級生滋野清武に「鉄拳制裁」と称して集団で暴力をふるった体験を述べた後で、
「兎に角、妙に人に好かれぬ男だつた」と被害者への中傷で文を結んでいる。
これが事実だったら相当酷い奴だね。
作品は好きなんだけどな・・・。やはり人間としてはダメダメだったんだろうか。
志賀直哉はわがままな癇癪持ちだってのはよく聞くね。
どこかでみたが血液型占い的にはB型だそうだ、彼の性格は。
実際B型だったのかはよく知らんが。
293 :
吾輩は名無しである:2006/11/21(火) 13:48:29
梶井基次郎が好きだ。
梶井基次郎の文体は志賀直哉のパクリ?
>>290 バリバリの体育会系だからな。
生意気な奴は鉄拳制裁くらい当然だと思ってただろう。
確か学習院で二度落第したけど、一回は自転車に熱中しすぎたかららしいなw
まあ二度落第したおかげで武者小路と同級生になれたのだが。
297 :
吾輩は名無しである:2006/11/22(水) 09:47:51
志賀は作品の中で何度かそれとなく男同士の恋を告白している。
>>290 そうは思わない。志賀直哉の社会人&文人としてのあり方は、
親族や友人知人への配慮なども含め、かなり立派なものじゃないか?
その逸話の斜視の青年は、以前から性情がひねくれたりして
志賀の神経を逆撫でするようなことがあり遂に志賀の癇癪が爆発した・・・
…と推測する。木村はたまたま爆発の場面だけを見て書いたのではないか?
また、旧制中学の当時「鉄拳制裁」は当たり前だったと祖父から聴いたぞ。
それは「卑劣な奴」をこらしめる為にやるもので、今のイジメとは真逆だそうだ。
校庭の真中に呼び出して皆でとり囲み「おまえはこれこれの卑劣な行為をした。
よって制裁を加える」と宣告してから皆でポカポカッと撲ってさっと散る、
校舎の窓から教師などが見ていても止めようもない素早さで…。
むしろ公明正大な自浄儀式のようなものだったそうだ。
祖父も「鉄拳制裁」を加えた側だが、制裁されたのは裏切りや卑劣行為など
明白な理由のある者のみで当人が一番わかっていたはず、と言っていた。
当時は、バンカラで悪戯もするが正義や文武両道や人倫を尊び、
中学坊主ながら天下国家を思って気負うような時代だったそうな・・・。負けるぜ
でも太宰への攻撃とか、日本語廃止論とか、少しイタタな気がするが、これについてはどう思う?
日本語廃止論に関しては適当に言ったとしか思えないし、そうであって欲しい。
太宰はどうでもいいや。
301 :
吾輩は名無しである:2006/11/22(水) 22:16:42
安岡章太郎が、「志賀直哉」のなかで、あの井伏鱒二が、志賀の前にでてコチコチになって何も言えなかったという
話を書いているが、考えさせられる挿話だ。
>>300 太宰に関しては志賀が攻撃したというよりは
太宰側の過剰反応だと思う。
>>239 >>279 あのなぁ、志賀はその簡潔な文章の評価が高かったから
志賀の作品「小僧の神様」にひっかけて「小説の神様」と世間が呼んだだけ。
斎藤クンを「ハンカチ王子」と呼ぶのと全く同じ現象で、
世間は呼称をつけたがるんだ。それ以上でも以下でもないよ。
ちなみに川端康成は「文壇の天皇」と呼ばれたが、なにか?
ーー太宰の死後書かれた志賀の随筆から。
「大体、世話好きな性分で、若い織田君を個人的に知っていれば、同じ事も、
もっと親切な言葉で言ったかもしれないが、知らぬ人で、その親切が私にはなかった。
文芸の座談会での太宰君の場合は、
太宰君が心身ともに、それほど衰えている人だということを知っていれば、
もう少し言いようがあったと、今は残念に思っている…」ーー
、
志賀直哉のノホホン顔が浮かぶような文章だ。「小説の神様」と呼ばれ
文壇サロンを牛耳る先達の立場にありながら、
生きることそのものに苦悩する若き才能たちに対して
いかに無理解無神経であったことか。志賀の場当たり的な軽薄発言が
織田作之助や太宰治をいかに傷つけ苦しめたことか。
志賀直哉は、神や哲学者の名を持ち出して非常に巧い作文を書けはしたが、
人間としての苦悩を凝視するという最も重要な文学的資質が、決定的に欠如している。
306 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 14:04:10
>>305 どうして「織田作之助や太宰治」は志賀の「場当たり的な軽薄発言」を無視できなかったのか、
まさか、「無頼派」作家が、「小説の神様」と呼ばれ、「文壇サロンを牛耳る」虚構の権威に屈服したわけではあるまい。
あるいは、屈服したのか。「無頼派」作家も文壇の権威には弱いのか。
307 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 14:12:52
>>299 てめーのジジイが過去の自分を正当化してるだけだって気付けよw
戦争行っても一人も殺さなかったんだろw
308 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 14:17:14
>>306 お前は公衆の面前で唾吐きかけられても無視すんのかよ?
309 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 14:18:12
「スルーすんのかよ?」のほうがいいか。
310 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 14:45:09
>>305 >>305 織田作や太宰だけじゃないっしょ、志賀が的外れの発言したのは。
大正11年夏ノイローゼ状態で我孫子の志賀宅を訪れた芥川龍之介が
「自分は小説など書ける人間ではないのだ」というような述懐を
漏らしたときも、
相手の状態や心情を察しその深い苦悩を理解しようとはせず、
ただ常識的な自分の体験を喋って助言しただけ。
どうも志賀直哉というのは想像力に欠けた常識人で
いわゆる良識に生きればよしとした種類の非芸術的人間のような・・・
311 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 14:46:34
312 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 14:56:43
志賀はシャブやってる奴が許せなかっただけだよ。
313 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 14:58:21
>>311 鉄拳制裁!!!!!!!!!!!!!!!
314 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 15:08:17
>>308 まさか志賀が「織田作之助や太宰治」にツバを吐きかけた訳ではあるまい、志賀がそんな下品なことをするわけがない、
作品について感想を述べただけだろう、自分の正直な感想述べるのがツバを吐き欠けることなのか、
「織田作之助や太宰治」は志賀に褒めてもらいたかったのか、褒めてもらえないから逆上したのか、困った人たちだな。
sageで書け。厨房を釣ってどうする
結論:
志賀直哉は人付き合いが下手。
友人との付き合いも、広く浅くではなく狭く深くだったと思う。
何も知らん厨房が結論だしてどうする
318 :
316:2006/11/23(木) 16:54:28
いや、俺初書き込みなのだが・・・
>>310 書けないなら2,3年書かなくてもいいんじゃね?って言ったやつ?
境遇が違いすぎて理解できなかったんだろうね。
志賀直哉って書くことにも生活することにもあまり力んでがんばらなくても良かったからじゃないだろうか。
320 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 18:43:45
志賀直哉が何と言おうが、太宰や織田作の文學の価値は、変わらない。
戦後の文學は、志賀には分からなかったと考えるのが、妥当なところだろう。
321 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 20:19:34
頭悪かったんだろうな。想像力があまりにも貧弱だよな。
322 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 20:40:49
いいスレだよな。
俺が立てたんだが。
age厨のひとり芝居だな、こりゃ。
324 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 22:00:11
sageなきゃいけない理由を言ってみな。
志賀さんの作品は大好きなんだが、人間性が・・・
って思ってたら、尊敬できる人間性をもった作家って誰だ?
>>305 文学的資質は…充分にあったろうよ。文章は素晴らしいものだ。
志賀直哉は分別を備えた立派な人間性で、周知のごとく
文壇的な付き合いにおいても慕われ尊敬されたのは事実だ。
無名の小林多喜二への懇切な返信など読むと、
確かに良識も人情味もある人柄だとわかる。「高潔」という形容詞で呼ばれもした。
あるいは明治の厳格な家父長型人格の理想かもしれない。
ただし、
芸術の悪魔的領域には立ち入れなかった文人、とは言えるだろうな。
>>325 尊敬は、する方の勝手な想いであり、各個人の想いは一般的基準とはまた違う。
芸術は道徳ではない。
>>326 「俺は小説を書くために生まれてきたんじゃない」
という発言がそれの象徴だね。
329 :
吾輩は名無しである:2006/11/25(土) 21:21:10
志賀直哉は極上の水の味わいだから、どぎつい味に慣れた人間には味わえない、と三島由紀夫が文章読本に書いている。
330 :
吾輩は名無しである:2006/11/27(月) 20:31:15
極上の水、まさにそうだね。
331 :
吾輩は名無しである:2006/11/27(月) 20:44:49
エロさ感じること無い?wwwww
332 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 10:17:56
エロというか、むっつり厨房的潔癖を感じる。良くも悪くも
そこが彼の天才と限界。
333 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 12:29:28
文章も作品も嫌いではないが、
もしも友達だったら潔癖すぎて付き合いきれないのが志賀直哉。
太宰の文章も好きだが、性格が女々しすぎて友達になりたくない。
志賀さんはエロを描くのが嫌だったのか?
暗夜行路の謙作が遊郭で遊ぶ場面でも行為自体には全く触れてない。
前編の最後の方では女を膝に乗っけて胸を揉んだ、とあったがこれもここまで。
おーい、志賀大嫌いの安吾も混ぜてくれえ。
しかし俗に無頼派って呼ばれた方々はやたら早死にですねえ…。
石川淳は長生きですが、無頼派って言葉は当てはまらない気が…。
正直、志賀が「小説の神様」などと呼ばれる意味が解りません。
安吾が言ったように「一流の文章家」の方が適当な気がします。
情景描写の力やシンプルな文章力は確かに評価されて然るべきでしょうが、
戯作性においても、文学性(精神性?)においても、
志賀の小説が無頼派と呼ばれた作家のそれより優れているとは思いません。
勿論、教養の無い(極上の水の味が解らない)俺の個人的な意見ですが…。
>>335 本当にバカだね。
ログを見返すことさえしないのかい。
337 :
吾輩は名無しである:2006/11/29(水) 11:42:30
>>335「本当にバカ」なりにこのスレのログを見た上で
特に話題にならなかった安吾を例に「個人的な意見」を言わせてもらったのですが…。
俺が低脳かつ軽薄だったために苛つかせてしまったのなら大変申し訳ありません。
しかし、一つのテーマについて1000まで語られるスレの中で
同じ話題を何度も掘り返すのがそこまでナンセンスなことでしょうか?
一応メインテーマに触れた話をしたつもりですが…。
志賀直哉の直弟子で今でもその作品を簡単に手に入れられるのある?
尾崎一雄の「蜻蛉眼鏡」欲しいと思ってアマゾンみたんだが、文庫本では一つも出てなかったorz
阿川弘之のはなんだか読む気がしない。
「暢気眼鏡」だorz
343 :
吾輩は名無しである:2006/12/11(月) 20:52:01
ちっとも暴かれてないなw
344 :
吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 08:23:18
直哉のひ孫が中学にいたけどギャル男だったよw
345 :
吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 09:58:03
馬鹿の家系だからな。w
347 :
吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 17:48:15
志賀直哉の息子直吉はまだ生きてるの?
349 :
吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 01:33:48
いきてるよ。渋谷の豪邸にすんでるよ。
てかギャル男ww
350 :
吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 01:35:22
ていうか志賀直哉のレアなもの売れるかな?
352 :
吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 04:05:28
>>351 志賀直哉が夏目漱石からもらった手紙とか。
昔志賀直哉関係で働いてたからな
>>352 それって全集の付録にも載ってないやつ?
自分なら5000円で買う。
355 :
吾輩は名無しである:2007/01/07(日) 22:25:55
実は単純なことを問い続ける直哉の作品が一番哲学的。
和解を読んで大津順吉読んで、今日、暗夜行路を買ってきたぞ
今は読める気がする、志賀直哉
遊びのない文章は藤村に似ているが、藤村のような誤魔化しもないな
まあ、暗夜行路を読んでから、何か書きたくなったらまた書くよ
「読める」って?
以前は短編ならば読む気がしたんだが
長編なんて読もうとは思わなかったんだよ、志賀直哉
小説意識がないつうか、漱石ですら抗夫のような作品があって
読者を意識しているのに、志賀直哉はいったい誰に向って書いているのかと
・・・・
志賀直哉たん
(;´Д`)ハァハァ
暗夜行路、後編へ入った、時任はもがいている
その闇は漱石のような冷たい人間関係ではなく、宇宙の闇のような空間だ
果てしのない闇のような気がする
いくら金があって自由気ままでも、そんな闇のなかでもがくのは嫌だな
氏ね
暗夜行路 読了
果てしのない闇のような空間と書いたが、その闇でアンカーの役目を果たすのが
お栄だと思っていたのだが、スルーされちまった
後書きで直哉自身がお栄が良く解らないまま書いたと言ってる
んなばかな
無宗教で葬式をしたらしいから、暗夜行路の中で仏教的なものに理解の
記述があったのも、納得はしてないつうことだな、つまり死んでも暗夜行路なんだ
あのランボーでも死ぬ間際には洗礼を受けたらしいと言うのにな
小説の神様の闇は深い
志賀直哉はもともと葬儀なんかやらずに遺灰はしばらくの間遺族のもとに置いておいて、
遺族が厭になったら海に撒くが良いと思っていたらしい。これはフランスの学者に影響されたんだっけ。
葬式は生前本人が師弟や仲間に話していたことを実践しただけ。
因みに彼の主治医は「志賀さんは最後には生きるのを放棄したように見えた」と言っておった。
暗夜行路を読んでの感想だ
漱石の門とかそれからとか、その筋で暗夜行路を読んでいる
あるいは藤村の告白ものとの対比かもしれない
それで葬式を類推している
全編の放蕩のもがきは、愛情へのもがき
後編のそれは全くの闇だ、それが文学なのかや?
暗夜行路ってそんなに難解?w
難解じゃなくて、王道を逝っているので吃驚したよ
答えの出ない事なんだろうが、真っすぐ逝ってる
でも答えを出しておいて欲しかったよ
気になるのなら阿川弘之の「志賀直哉 下巻」を読むといいのでR。
何かヒントがみつかるかもしれないのでR。
阿川自身が文学の王道から外れちまった男じゃないかよ
とても志賀直哉を云々できる作品を書いた訳じゃないよね?
>>370 阿川弘之が志賀直哉の弟子だったのは知ってる?
暗夜行路の解説が阿川だよ、なーんも解っちゃいねえ
と、言いたい
373 :
吾輩は名無しである:2007/01/25(木) 17:47:56
今年のセンター試験に志賀直哉でてたな
374 :
吾輩は名無しである:2007/01/26(金) 20:27:46
暗夜行路を読んで勃起しました。
もっと直子を犯す描写を詳しく書いて欲しかった。
375 :
吾輩は名無しである:2007/02/02(金) 01:43:43
太宰ファンだが、取り敢えず新潮の「小僧の神様・城の崎にて」を読んで
みた。何か太宰の「如是我聞」読むと、涼しい顔して平気で小動物を殺す
ような人物をイメージしてしまうが、全く逆の印象だ。「城の崎にて」を
読むととても純粋というか、繊細な感性の持ち主のような感じがする。
太宰がオチが弱いと批判してた「雨蛙」も、俺的には面白かった。
376 :
吾輩は名無しである:2007/02/02(金) 02:01:53
太宰君は、構ってほしかったんだよ
志賀ちゃんにね
>>375 志賀直哉は偽善者だからね。
まあ本当に潔癖なところはあるが。
三島もそうだが、志賀が太宰を貶したのは、斜陽に於ける陳腐な敬語だよ
志賀も三島も山の手育ちで、津軽のおぼっちゃんの山の手言葉が気に入らなかったのさ
379 :
吾輩は名無しである:2007/02/02(金) 21:10:37
志賀直哉は日本語は論理的でないから国語をフランス語にしようと言ったらしい。
『城の崎にて』は名作とは思うけどね。論理的ではないのかな?
ソースは?
381 :
吾輩は名無しである:2007/02/02(金) 21:36:51
アホか、おまえは。
みんな知ってることさ。
今ウイキで調べてきた
英文科中退の志賀がフランス語とは面白いな
つまり変節を咎められた志賀が皮肉ったんだろう?
庇を借りて母屋に居座る狸なんだよ、志賀直哉は。なんて酔っ払った
太宰みたいな事を言うのはよそう。『如是我聞』なんて太宰が旧文学
に宣戦布告したような大層な文章のように思われてるけどあんなの
ただの死に損ないの酔っ払いの愚痴。志賀直哉の方が偉いじゃないか。
先ず無意味に長寿だったし、ああいうどうでも良いような内容の小説
を大した作品であるかのように世間に思わせたのは凄いじゃないか。
文章の上手さは認める、ただそれだけ。
>>379 論理的か否かは関係ない。
ただ日本語でどんなにいい作品を書いても読むのは日本国民だけだから、
日本語より有名で、日本語と同じくらい綺麗なフランス語を公用語にしたらどうか、って言ったんだ。
>>382 英文科へは「夏目大先生」の講義を受けたかったから入っただけ。
>英文科へは「夏目大先生」の講義を受けたかったから入っただけ
ミーハーだったんだな、w
ミーハーというより、志賀直哉が師と(勝手に)しているのは夏目漱石だけなんじゃないかな。
漱石も芥川も志賀の文章を認めているよ
朝日新聞の「こころ」の連載の次に押していたのが志賀の「暗夜行路」だよ
書けないのでボツだったが、w
まあどうでも良いような内容を御大層に書いて小説の神様でござい、
って手法は誰にでも出来そうで出来ないよな。
包装紙だけ立派で中身が貧相な引き出物みたいなもんだぜ、志賀の小説はw
>>389 どうかな。
後期は間違いなくそうだね。
そうかな、暗夜行路を読んでみて、いわゆる日本の純文学のルーツが志賀の短編にあるのなら
この暗夜行路のどんつまりが純文学のどんづまりでもいいような気がしてるが…
佐々木の場合の富は萌える
別の作品だと女を蟹肉に喩えたセンスもいい
女遊びはたくさんしたらしいね。
若い頃は丹波哲郎みたいな顔してるな
若い頃は若い頃の丹波哲郎の顔?
それとも晩年の丹波哲郎の顔?
396 :
吾輩は名無しである:2007/02/12(月) 05:55:48
397 :
吾輩は名無しである:2007/02/12(月) 06:28:17
ドストエフスキーじゃないか
398 :
吾輩は名無しである:2007/02/12(月) 12:19:08
>>396 『暗夜行路』で、「お直」だったかを庭越しに見て、あれを嫁に欲しいと、父親
に言うでしょ? あの「お直」のモデルは実は、若い男だったという話は有名。
この男は、後、志賀直哉に人生をめちゃめちゃにされたと怒ったとか。
399 :
吾輩は名無しである:2007/02/12(月) 12:35:49
志賀直哉は一種の白痴だと思う。
でもホモだったのはキリスト教徒時代の話だろ?
自分のバカを自覚して『小説の神様』と周囲が言わせるようにしたなら
志賀直哉は一種の天才だと思うけどね。
太宰みたいなガキが噛み付こうが『俺はどうせバカだから。』と聞き流して
いたなら偉い作家だぜ、志賀はw
まあバカになれずに自らバカになろうと悪戦苦闘して最期はバカな死に方
をした三島由紀夫みたいのよりかはバカのまま高齢になるまで生き延びた
志賀直哉の方が遥かに文学者としては立派でしょうな。
『小説の神様』は批評家が言い出したこと。
だから志賀直哉は晩年の小説で「批評家は無用の長物」と記している。
でも批評家がいなけりゃ志賀なんて屑みたいな文章しか書けない
『バカ』としか思われないだろw
だから志賀直哉にとっちゃあ批評家は必需品なんだよね。大した
文章も書かなかった爺さんを『神様』の位置まで祭り上げてくれた
んだからさ。
あれだ、ドイツ車を持ち上げてトヨタを貶す車ヲタだな
あの日本車バッシング全盛の時にも、アラスカのアメリカ人は日本車を擁護したんだ
知ってる? 冬のアラスカじゃ車の故障は命取りになるからな
故障もせずに十年も乗れる日本車を輸入禁止にされたんじゃ堪らないんだよ
車板にドイツ車故障自慢つうスレがあるから見てみなよ、死ぬぞ
なんか「車」が「軍」に見えて・・・
10代後半から、20代前半にかけて、太宰治命!って感じでした。「暗夜行路」読んでも、ナニコレ?って
感じだった。
そんな私が、結婚して、子供を生んで、35過ぎた今、何気なく もう一度「暗夜行路」読んでみたら・・・・
もうツボにハマってしまって大変ですよ! 余りのよさに、他の志賀直哉作品も、片っ端から読みました。
小説って、読む時期も大切ですね。 つくづく感じました。
太宰も三島も安吾も、青春小説なんだよ、大人の小説じゃあない
かと言って貶すわけでもないよ、青春はほろ苦くて切ないもの
大切にはしてる
408 :
吾輩は名無しである:2007/02/16(金) 05:20:48
なんでもいいけど本を読んでるだけで特権意識を持つのやめてくれ。文字が
読めることと本が手に入ること、読む時間や体力があることに感謝してくれ。
それが出来ないひともいるんだ。
409 :
吾輩は名無しである:2007/02/16(金) 08:59:14
↑それは若いころにちゃんと勉強しなかった人ね。
昔怠けていた人は、大人になってから苦労するんだよお。
410 :
吾輩は名無しである:2007/02/16(金) 12:45:23
>>4082chで遊ぶ余裕と時間はあるのに、読書する余裕も時間も体力(?)も無い、ってどんな愚痴だよw
つか読書に体力なんか必要ねぇだろ。ベットで寝転がりながらだって読めるんだからよ。
テメーは病弱な氏に損ないの老人か?
いや、つまんねえ小説を読破するのには忍耐力は要るぜw
読書なんて趣味の一環だから確かに特権意識を持つ必要なんて無いが
時間なんて自分で何とか工面するもんだろ。通勤の電車の中でだって
本なんて読もうと思えば読めるんだしさ。
俺の知り合いで小説を読むと頭が痛くなる奴がいたけど幼児期に本を
読む習慣を身につけていないとやはり年取ってからでは苦痛なのかもな。
志賀直哉は好きでも嫌いでも無い作家だが読む価値はある作家だと思う。
まだ小説の入口にも立っていない人たちのスレですか
素質がないとどうしてみようもないです
万暦赤絵、盲亀浮木、読了。面白い
犬を飼っているので余計に面白く感じるのかなぁ…
猫好きの俺にとっては「濠端の住まい」は悲しいものだった。
川端もそうだけど、志賀にもある、ある種の非情さは何だろうね
犬の首輪を取ってしまって放し、見限るのだ
でも川端ほど悪の匂いはしないな
戦時中の話じゃないの?
理解できないが、万暦赤絵、昭和八年、中央公論とある
万暦赤絵が高価で手が出ず、諦めるしかなかったんだが
満州で安く手に入るかもしれないと出かけるが、なかった
代りに犬を買って帰るんだが…
バカ犬は嫌いで、首輪も外して見限るのだ。
でも盲亀浮木では汚らわしい犬を必死に探したよね。
かしこい犬だったんだよ
でも谷崎から貰ったグレートデンとか、見てみたいなぁ…
盲亀浮木のモラエスも、不倫の果てに香港、日本へと流れてきて
徳島で死んだんだよな、ポルトガル政府から褒章されてるのに
家を見てないんだよな、寄ればいいのにな、寄らないんだよな
それが志賀らしいと言えばそうなんだろうが、…。
山鳩に福田蘭童が出てきて、三十分で鳥を三羽撃って来てしまう
確かコンドームの切れッ端で魚を釣る記述を読んだ覚えがあり
本当に青木繁の子供なのか疑ってしまうぞ
422 :
吾輩は名無しである:2007/02/23(金) 12:26:16
志賀直哉を尊敬して止まない
曽野綾子先生が嘆かわしいって憤怒するよ
423 :
吾輩は名無しである:2007/02/23(金) 19:39:05
志賀先生が戦後批判される原因になった
「シンガポール陥落」ってどんなん?
当時の戦局について『これで臣民が一丸となれる。』とか提灯文章を
書いたってやつだろ。太宰が戦後如是我聞で批判してたけどな。
まあ既に大家だった志賀先生が当局に逆らうようなリスクを犯す筈が
無いんで、ちょっとは軍部を喜ばす文章を書いてやろうとか思ったんだ
ろうな。まあ谷崎潤一郎みたいに時の政府から睨まれるような存在では
終始一貫無かったって訳だ、志賀先生は。
425 :
吾輩は名無しである:2007/03/04(日) 02:38:17
俺なんて馬鹿だから「好人物の夫婦」の奥さんが
何故最後震えが止まらなかったのかさえ、よくわからない。
最初、「奥さんこそが旦那と離れているうちに悪阻になった」と思っちゃったじゃないか!
誰か教えてクレー
426 :
吾輩は名無しである:2007/03/04(日) 16:18:04
志賀の文章は脚本のト書きにしか思えんが
でもそれが自然でいい。
公房みたいなのは嫌だし。
>>425 あれは自然な描写なんだと思う。
旦那が落ち着けって言ったからって、
すぐにおさまるようなもんでもないって言いたかったんだろう。
寒いとき、あったかい部屋に入っても
しばらくは歯がカチカチしちゃうことがある。
そんなのと同じかなあと思って読んだ。
>>425 俺も
>>428に同感。
今までの緊張や疑念が解けて、安心とか興奮とかが一気にあふれ出して
抑えられなかったんじゃない?
ところで志賀直哉の声が聞ける動画とかってない?
ものすごく興味があるんだけど
432 :
吾輩は名無しである:2007/04/01(日) 05:26:58
正義派は切ない
433 :
吾輩は名無しである:2007/04/01(日) 09:46:32
436 :
吾輩は名無しである:2007/04/01(日) 16:19:15
性格には問題があったのかも知らんけど
この人が本心から軍国主義礼賛してたとは思えんなぁ
芥川のほうがすごいね。
いま新潮文庫で志賀直哉を集めようとしているんだけど、
『清兵衛と瓢箪・網走まで』『小僧の神様・城の崎にて』『灰色の月・万暦赤絵』
『和解』『暗夜行路』の五冊で、志賀の作品をどれくらいカバーできるのかな?
5分の3くらいじゃない?
誰か賛同してよ
最初新潮文庫から志賀作品が上記5冊分しか出版されてないのを知って落胆したが寡作だったのを知って納得。
>>439に同意。
はっきり言って出版されていないのは余程出来が悪い作品で、そんなに気にする必要が無い。
まあ『プラトニック・ラヴ』と『大津順吉』は読んでおいてもいいかもしれない。
441 :
438:2007/04/03(火) 22:58:16
>>439-440 レスありがとう。
芥川や夏目みたいに廉価な全集がでてないからガッカリしたんだけど、
上の5冊で結構カバーできるんだね。
442 :
439:2007/04/04(水) 19:45:18
>>441 『廿代一面』なんかは、
これがほんとに志賀直哉かって思うくらいにダラダラしてて読みづらいよ
みんな志賀直哉馬鹿にしとるけどね
「暗夜行路」が無かったら日本の近代文学は何も残らへんで
馬鹿になんかしてないけど
445 :
吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 17:37:42
志賀先生!
446 :
吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 22:01:02
阿川弘之
網野菊
尾崎一雄
河盛好蔵
広津和郎
瀧井孝作
藤枝静男
450 :
吾輩は名無しである:2007/04/15(日) 04:49:37
志賀がいまみればヌーヴォーロマンだと気付いている人はどれくらいいる?
もちろん、とっくに気づいてたさ
いかに純文学と言えどもReadabilityを軽視してはいけない
453 :
吾輩は名無しである:2007/04/15(日) 15:05:45
>>450 坂口安吾もヌーボロマンだとか言われることあるよね。
でも近代小説へのアンチテーゼをぶちあげて、意識的に書いたわけじゃないからそういう言い方って無意味だと思うんだよね。
454 :
吾輩は名無しである:2007/04/16(月) 02:44:44
まあ逆に言えば、ヌーヴォーロマンなんてのはその程度のものなんだよね。
構成の工夫による「物語」に対する批評性を除けば、エクリチュール最重要視の
活字職人どもの集まりだ。
455 :
吾輩は名無しである:2007/04/16(月) 20:48:00
志賀はエクリチュールの力でロマンを破壊しているからすごい。
優れて現代的な作風といえる。
456 :
吾輩は名無しである:2007/04/16(月) 20:52:01
エクリチュールって何どす?
457 :
吾輩は名無しである:2007/04/16(月) 20:53:15
黙れ馬鹿
458 :
吾輩は名無しである:2007/04/18(水) 00:48:22
つまるところ枠組み・カテゴリー・類型の問題で、志賀直哉は異なるカテゴリー小説を包括する一群の小説と同様評価できると。ま?
つまるところ志賀直哉は小説の神様というわけだ。
つまるところ、電車なんかにはねられてしかも死ななかったんだから神様だろう。
461 :
吾輩は名無しである:2007/04/18(水) 18:30:05
なんで電車に跳ね飛ばされたの?死にたかったの?
462 :
吾輩は名無しである:2007/04/18(水) 21:50:08
文章がうまいと自負している人間は、馬鹿が多いな。
志賀直哉がその際たるもので、そもそも、文章なんてものが
人間を支配していると思っているのが笑える。
文章より前の、言葉にならないレベルの思考が一番重要で、
言葉にしないと自分の考えを理解できない人間、たとえば大江健三郎とか、
文体がどうとか言ってるのが馬鹿の証拠だろか。
何故頭が悪いことを認めたがらないのだろう。文学が何を生み出したのか。
頭の悪い人間の口実がまさに志賀直哉なんだろう。
ドストエフスキーのような人間的苦悩や実践的問題を文学にした
日本人が少ない。
467 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 07:53:34
「自分は一度小林に会って好印象を持っていた、暗澹たる気持なり」
↑好印象持った割にはこれだけの弔辞を捻り出すのが精一杯だったか
戦時中だし志賀さんも当局に目を付けられたくなかったのかな
プロレタリア文学にはに否定だったみたいだし
468 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 09:12:15
多喜二は志賀の信奉者だったんだよな。
確か多喜二に訪問をうけた志賀は「プロレタリア文学は主人持ちの文学www」って言ったんだよな。
多喜二カワイソス・・・
470 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 13:27:12
足尾鉱毒事件に衝撃を受けた若かりし頃の志賀は、父親に足尾へ行くと言ったらしい
が、当然認められるわけもなく社会主義への関心もどんどん萎えていった。
「小僧の神様」は志賀唯一の社会主義的装いの作品と評価されているが、まぁそんな
感じだったけ。うろ覚えなり。
471 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 13:46:15
志賀は一生働かなかった。親父が主人だったんじゃん。
472 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 13:59:57
先日ソクーロフ監督の映画「太陽」を見たが、あの中の昭和天皇ヒロヒト
は、どこか志賀っぽかった気がする。
473 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 16:19:27
>>471 志賀は小説で食っていけるだけ稼いでたんだろ
多喜二は生前に自ら墓を用意してたそうだから覚悟は出来てたんだろう
こいつの小説読むとつくづく道誤ったなと思う
スターリンの実像も知らずに死んでいった或る意味しあわせな人だ、田舎のナルシストぽい所が志賀と似てる
474 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 16:51:06
当時はリアルだったんだよ。志賀は戦争を傍観した訳で。
多喜二は下半身がぐちゃぐちゃだったんだよな可哀想に。
そういえば太宰が文句言ってたな
476 :
俺も嫌いだけど:2007/05/04(金) 17:11:05
こいつのは理想主義の文学だろ。
当時の庶民の憧れだったんだよ。
現実的な教養ではなくて、高尚な「境地」がこいつの文学であって、だから「神様」として憧れ評されたってわけ。
「暗夜行路」以上の日本の近代文学作品挙げられるもんなら
挙げてみろやッ!
478 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 18:33:30
志賀は「宗教的な無神論者」だったとよくいわれるが、現代では
「信仰を持たない者の祈り」の大江健三郎がどことなく一致して
観えてくる。平安や平静を求める者にとっては、理想的なモデル
だろう。
「暗夜行路」って他のスレでも評判いいみたいだね。
志賀直哉好きだけど、まだ読んでないや。
芥川が絶賛してたね>暗夜行路
「こころ」や「痴人の愛」なんかより現代人が感情移入しやすいと思う
あれ、比べる小説まちがってるかな???
志賀ファンの俺は暗夜行路にはいまいち愛着をもてんのだが。
本人も珍しくこの作品に関しては自身が無かったそうだ。
482 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 22:25:09
みなさん、やっぱり「城崎にて」が最高なんですが。
しかもあれ全然自然主義なんかじゃないですよ。
志賀直哉と同系統でオススメの作家・作品ってなにかある?
真逆でもいいけどさ。
486 :
吾輩は名無しである:2007/05/07(月) 21:52:24
暗夜行路の結末は意外だったな。
あの主人公はおれでも成れそう、という親近感がもてる。
性と生が静かな中にもあの頃の日本を根底に描かれている。
487 :
吾輩は名無しである:2007/05/07(月) 21:57:10
芥川ってなんで志賀を誉めてるの?
理解できんのだけど
488 :
吾輩は名無しである:2007/05/07(月) 22:32:35
芥川スレで訊けば?
>>487 志賀が自分とは正反対の作家だからだろ。
490 :
吾輩は名無しである:2007/05/07(月) 23:58:39
志賀は芥川が自殺した時は
有島事件の時ような怒りは沸いてこなかったそうだ
ただ「しかたない」という感想しか出なかったらしい
芥川は志賀に自分の小説送って読んで貰ったりしてたけど、
志賀はその作品のタイトルすら覚えてなかったそうだから
完全なる一方通行だね
嘘だと思うよ、志賀は読書家だ。
492 :
吾輩は名無しである:2007/05/08(火) 00:37:00
人を嘘つき呼ばわりする前に全集ぐらい読め
漱石が生きていたら、芥川は死ななかっただろうにな
漱石も志賀直哉のような文章は書けないと言ってたな
芥川は自分の作風とは裏腹に、
特に筋のない小説に憧れていたんじゃなかった?
誰か新潮文庫の『灰色の月・万暦赤絵』に
収録されている作品を教えてください。
いくら検索してもでてこない…。近所の本屋にもないし。
>>497 自分で調べろ。
出てこないわけ無いじゃないか、カス。
豊年虫
鳥取
池の縁
万暦赤絵
日曜日
朝昼晩
菰野
早春の旅
灰色の月
兎
実母の手紙
秋風
山鳩
目白と鵯と蝙蝠
妙な夢
朝の試写会
自転車
朝顔
いたずら
夫婦
白い線
八つ手の花
盲亀浮木
神保町行けば新しい志賀全集買える?
500 :
497:2007/05/10(木) 04:05:38
>>498 ありがとうございます!
自分でも通販のサイトや図書館のデータベースや個人のブログなどを
2時間くらい調べてはみたんですが…。
「創作余談」「続創作余談」って貴重なの?
502 :
吾輩は名無しである:2007/05/19(土) 03:29:04
男同士の対話の中で見落とされている女中の物語を読むことができる
503 :
吾輩は名無しである:2007/06/20(水) 18:55:30
あげ
志賀直哉氏は小林多喜二と接見の際彼の作品を酷評したとあるが、
正確には作品ではなくてプロレタリア文学を批判したんだね。
実際そのあとに二人一緒で遊びに出かけたらしい。
新潮文庫の背表紙に番号あるじゃない。
志賀直哉の『和解』だったら「し 1 1」っていう風に。
その次は『清兵衛と瓢箪・網走まで』の「し 1 4」だけど、
「し 1 2」と「し 1 3」ってあるの?
調べてもでてこないけど、絶版? 欠番?
暗夜行路 上
暗夜行路 下
でしょう。1冊になったとき無くなった。
508 :
吾輩は名無しである:2007/06/25(月) 23:46:41
"城の崎にて"を読んだがどうして3週間で帰ってしまったのかわからん
誰か教えてくれ
509 :
505:2007/06/26(火) 18:02:50
>>507d
そうか。短編集か何かあるのかとチョット期待していた。
もっと作品読みたかったら、全集を買うしかないのか。
>>509 全集じゃなくても
講談社の日本近大文学全集の「志賀直哉集」に結構未文庫本化の作品が入ってる。
大津順吉とか黒い犬とか。
なにか志賀直哉を研究している本(サイトでもいいけど)
を読みたいんだけど、何かある?
やっぱ阿川弘之のやつが定番?
512 :
吾輩は名無しである:2007/07/04(水) 23:18:57
阿川弘之のは研究というより記録だからな〜。
「志賀直哉『暗夜行路』作品論集」とかはどうかな。
513 :
吾輩は名無しである:2007/07/11(水) 22:36:01
>>300 篠沢教授の本に、志賀の日本語廃止論だか、戦中から戦後の変節とも見える態度について
論じていたのがあったんだが、書名が思いだせん。新潮文庫だったかな…もう絶版なんだろうが。
あれを読んで、初めて志賀の凄さが少し分かった気がする。
歳とってから『小僧の神様』読み直したら、信じられんくらい感動しちまった。
志賀は凡人には、ある程度人生経験積まんとワカランところがあるのかも。
志賀の作品は概ね苦手だが、短編『剃刀』に衝撃を受けた。
心理描写が秀逸。俺も床屋になってみてエ、と今でも時々そう思う。
突然すみません
城の崎にてのワンシーンで葉っぱが一枚だけひらひらしているのはなぜですか?
急に気になって書き込んでしまいました
516 :
吾輩は名無しである:2007/07/12(木) 00:09:39
葉っぱの根元に虫かなんかがいて、ゆさゆさ揺らしてる
本当ですか?
じゃあ周りの葉がゆれだしたらそれだけ揺れないのはなぜですか?
志賀が日本文学をダメにした、と高校時代に国語教師が言っていた。
読んだことないからどうでもいいが、志賀って有名なヒトなの?
志賀直哉の強烈な家父長的な自我主張と的確な描写の文章は、
日本文学者たちのひとつの手本となり、
小説の神様として畏敬される存在になりました。
直哉の男性的で清潔な発想や文章のリズムは、
大方の日本人の好みに合致するものがあり、
人々に敬愛され、人生修養の糧としても読まれました。
だがその一面、彼の随筆的小説が日本文学の主流になったため、
小説から、豊かさ、社会への拡がり、虚構性、思想性、
あそびなどを遠ざける結果になったマイナスの影響力も見落とせません。
奥野健男「日本文学史 近代から現代へ」中公新書 79-80pより引用
520 :
吾輩は名無しである:2007/07/19(木) 11:44:08
『暗夜行路』前篇の終わり近くまで読んだ。
分厚いから敬遠してたけど、かなり面白いわ。
残りを読むのが楽しみだ。
521 :
吾輩は名無しである:2007/07/19(木) 12:34:59
つか最近は志賀が疎んじられすぎてないか?
522 :
吾輩は名無しである:2007/07/19(木) 20:06:28
酷評されることも多い志賀だけど、
言われるほど酷くは無いよな。
こういうのが好きな人の気持ちも理解は出来る。
まぁ個人的に好きか嫌いかを問われれば、嫌いなんだけどさ。
でも「酷く」はない。普通に読めるし、ちゃんと読ませる。
523 :
吾輩は名無しである:2007/07/19(木) 20:51:01
ってか、誰から(orどこで)疎んじられすぎているの?
524 :
吾輩は名無しである:2007/07/19(木) 21:32:23
志賀直哉はプロのための作家。
アマチュアが読んで面白いものではない。
また、志賀が面白くなれば、読み方が深まったと言うこと。
525 :
吾輩は名無しである:2007/07/19(木) 22:44:31
小林秀雄も↑みたいなこと言ってたな
526 :
吾輩は名無しである:2007/07/20(金) 09:14:45
まぁ、言わんとしてることは分かるけれど
アマチュアが読んで面白いものじゃない小説って、
プロの作家が書く小説としてとして、どうなんだろうなとは思う。
万人向けじゃなければいけないとは思わないけどさ。
527 :
吾輩は名無しである:2007/07/20(金) 09:27:09
皇室の方々は好きだったのか?
528 :
吾輩は名無しである:2007/07/20(金) 10:11:28
アマチュアでも面白いと思う人もいるんじゃない?
自分は、それまで小説というものをほとんど読んだことなかった時期、
『或る朝』に出会ってもんのすごい衝撃受けたけど。
こういうのが「文学」というものなのか!って。
530 :
吾輩は名無しである:2007/07/24(火) 15:49:03
↑これなに?
532 :
吾輩は名無しである:2007/07/24(火) 22:57:15
馬と木賊
好きです。
新版志賀全集、補巻含め全28巻、古書で84000円で買った〜〜!!
明日届く
三年越しの夢がかなったよ
535 :
吾輩は名無しである:2007/08/02(木) 18:45:10
山口翼『志賀直哉はなぜ名文か』祥伝社新書
読んだ人いる?
536 :
あfds:2007/08/02(木) 23:38:34
『和解』を読んでいる。
志賀さんの文章はどちらといえば、平易だとおもう。
だが、1文1文は的確に情景をあらわしていて、かつ、それらの絶妙な組み合わせが
さらなる緊張感と物語の意図を明確にしていると思う。
この作品は特に。
538 :
吾輩は名無しである:2007/08/03(金) 00:13:25
フッ、若いな
540 :
吾輩は名無しである:2007/08/08(水) 04:00:26
>>36の太宰の痛々しい文章を読むと、太宰はもはやどうしようもなく古い作家だし
志賀は後のヌーヴォー・ロマンなんかの一つの特質になった唯物主義
ひいては人間像というものへの過大評価の反省を先駆けていたということがわかるな。
さすがに物語批判にまではいっていないが、根底にはそこまで見据えていた人だったと思う。
もっとも代表作としてあげられる「暗夜行路」はその意味であまり出来の良い作品ではないがな。
541 :
吾輩は名無しである:2007/08/08(水) 19:26:50
↑馬鹿でひねくれものだから、目先が変わっている小説が大好きです・・まではよく読めた。
ってか新潮文庫の志賀作品の装丁のお粗末なことwww
まああれはあれで良いけど・・・
543 :
吾輩は名無しである:2007/08/08(水) 20:29:03
自意識というものへの軽蔑が感じられる。
自意識過剰だった(あるいは世の自意識で商売をしていたというべきか)太宰が
ヒステリーを起こすのはわかるw
死が尚やって来るってね
しがないや・・・
志賀直哉の朗読CD買った。
朗読者は江守徹だけど、最後に直哉自身の声で
暗夜行路の、大山から見た景色の描写の部分と
山鳩を朗読してた。
548 :
吾輩は名無しである:2007/09/04(火) 17:16:35
如是我聞を2チャネラーの副読本にぜひ推挙いたします。
他人を罵倒するために役に立つ言い回しが一杯です。
2chを見てると錯覚するくらいむちゃくちゃです。
面白いです。胸がすかっとします。志賀直哉には興味がないけど。
他人の悪口を聞くと幸せになれる人にはおすすめの美本です。
549 :
吾輩は名無しである:2007/09/04(火) 18:07:45
名文書きがすぐれた作家とは限らないしな。
ゴッホがアーチストなのは"絵が上手いからではない"し。
黒田清輝が世界的アーチストにはなれなかったのは、
"絵が上手だけだった"からだし。
でも志賀直哉の作品は当時の作家とでも十分比肩する芸術性を持ってるよ。
「如是我聞」は悪口としてもすこぶる切れ味が悪いエッセイだとおもうが・・・
むしろ志賀が引き立っちゃってるよ。
552 :
吾輩は名無しである:2007/09/04(火) 19:54:13
>>551 あれを2ちゃんねらが愛読したら揚げ足取りの嵐だろwwww
まぁ芸術は好みが分かれるからね
俺からしてみれば志賀直哉は確かに文章は巧いと思う。
でもそこまでという感じを受ける。
554 :
吾輩は名無しである:2007/09/04(火) 20:28:06
良い文章=良い小説 とは限らない。
>>554 でも『朝顔』なんてすごいぜ?
あんな日記でも立派な小説になるんだぜ?
>>551 あれを書いたときの太宰は
まともな精神状態じゃなかったからね。
単純に文章として見てもところどころ変な箇所があるし。
557 :
吾輩は名無しである:2007/09/04(火) 22:54:41
それに、良い小説家が、よい人である必要もない、人間失格でも名作を書ける。
558 :
吾輩は名無しである:2007/09/17(月) 17:09:38
559 :
吾輩は名無しである:2007/09/23(日) 01:20:48
朝顔の中の文で、少しでいいので、
とくにすごいと思える文章を抜き出してください。
560 :
吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 21:19:45
>>559 私以上にそういう事に興味を持つ末の娘にその話をして、
何という虻か昆虫図鑑で一緒に調べたが、花虻というのがそれらしく、
若しそれでなければ花蜂だろうという事になった。
末の娘は虫に興味がある →娘にさっき見た虻の話をする
→娘と一緒に昆虫図鑑で調べる →さっきの虻はどうやら花虻らしい
→それでなければ花蜂だろうという結論に至った
という流れを非常に自然に、わずか一文で書いている。
推敲して自分なりに構成を変えようとしても、これほど自然なのは思いつかない。
末娘にその話をして一緒に昆虫図鑑を調べ、たぶん花虻、それでなければ花蜂だろうという事になった。
この娘は私以上にそういうことに興味を持っているのであるが。
562 :
吾輩は名無しである:2007/09/25(火) 11:23:18
560の文を見てもあまり感心できないな。
それ以上自然に構成を変えることができなくても、
その文自体が簡単に作れそうだ。
564 :
吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 02:53:51
563は残飯w
私は、娘が私よりもそういう事に興味を持っていることを思い出した。
そこで昆虫図鑑で一緒に調べた所、花虻という虫らしいと判ったが、
どうもはっきりしないので、もしそうでなければ花蜂という虫だろう
という事にしておいた。
分かり難くなるからこんな風になるよな。
>>560は素晴らしいと思う。
566 :
吾輩は名無しである:2007/09/27(木) 00:23:29
志賀直哉の文章はスラスラ〜と読めるから、
誰にでも書けそうな簡単な文だと思われがち。
でも英訳しようとすると、
実はかなり複雑な構成になっているのがわかる。
567 :
吾輩は名無しである:2007/09/27(木) 16:40:53
なんだ。スラスラ読めるようなレベルの文か。
高校生に向いてる作家かな
>>567 読みやすさは普通だよ。
本当なら団塊世代に読ませたいね。
571 :
吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 00:01:33
太宰のほうが上だね
大江>太宰>古井
572 :
吾輩は名無しである:2007/10/04(木) 00:01:21
小説の価値の尺度って言っても、モチーフの綺麗さとか文の美しさとか物語の面白さとか表現方法の斬新さとか
色々あるじゃん?
そのいろいろある尺度をガチャポーンって丸めて、ラノベ、大衆小説、純文学の三つにまとめようとするんだから
無理が出るのは当然のことだと思う
この作品はラノベだから〜 とか これは純文学だから〜 とかじゃなく
「変に分類しようとしないで、読んだものを読んだまま捉えようよ」と
拡声器で宇宙まで高々と叫びたい
坪内逍遥が読みやすい
574 :
吾輩は名無しである:2007/10/04(木) 18:15:11
神様ってのは言い過ぎかもしれないが、仏様くらいにはなるかな。
575 :
吾輩は名無しである:2007/10/04(木) 22:56:27
小僧の仏様
577 :
吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 13:45:24
ごめんください!
「好人物の夫婦」の意味が全く分かりません!
どなたか教えてくれませんか?
578 :
吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 16:30:04
どこがどうわからないのかもう少し詳しく書いてほしいが、
簡単に言うと、
妻の留守中に女中が妊娠して、浮気癖のある夫が「今回は自分じゃない」と
妻に言って、めでたしめでたし、という話だよ。
定型的展開を逆走した作品だったな
580 :
吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 18:32:58
>>578 え?めでたしめでたしなんですか、あれ?
なんか妻が最後にぶるぶる震えて終わったじゃないですか。
どうして震えてたんですか?
それに題名とストーリーとの兼ね合いがわかりません。
なんとか教えてください。お願いします。
>>580 深読みしようとしすぎなんじゃない?
それまでの緊張が解けたから震えたんだよ。
題名が「好人物の夫婦」なのは夫婦が好人物だから。
二人ともお互いのことをすごく考えているじゃないか。
583 :
吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 10:48:37
>>581-582 当方580です。辛らつな意見と分かりやすい解説ありがとうございます。
読書の秋ってことで、高校の教科書で「城之崎にてを」読んで感動した志賀直哉から文学入ってみようとしたんですが、これはなかなか難しいですね
>>583 「城之崎にて」で感動できるなんてなかなかのやつだ。
志賀は色んな短編を書いてるから色々読んだらいい。
「城崎にて」で感動しようと思ったら、一回死にかけなきゃ無理無理!
>>580に嫉妬。
586 :
580:2007/10/08(月) 13:42:48
いや、高校の頃に読んだときは感動したんです。
なんか運命ってすごい、というか前向きな物語だなぁって感じて。
でも今読んでみて思ったのは、多分この話前向きじゃないですね。
どっちかっていうと鬱的な内容というか、「生きるのも死ぬのも大差ない」ってメッセージのような気がしてきます。
まぁ僕の解釈ですが・・・
587 :
吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 21:59:57
蜂の場面→労働苦からの解放:死の肯定
鼠の場面→生への執着
いもりの場面→死期の選択不可能性
どういう生き方をしても結局最期はやってくるというアンニュイな気分
を表現したんだろうか
588 :
吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 22:12:11
中学の頃にさー、志賀直哉は文章が上手いって話を聞いて、
「城之崎にて」とか「小僧の神様」を読んだんだ。
その時は、上手いとか下手とかよりも、すっごい普通の文章だなぁって思ったのね。
その感想は、間違ってなかったけど、正しくもなかった。
これが今日のミステリです。
志賀直哉の文章について、同時代の作家が語ってたのを読むと、
大抵が「うまいけど、すっごい変な文章!」みたいなことを言ってるの。
志賀直哉が生きてた頃は、志賀直哉みたいな文章を書く人は志賀直哉くらいしかいなかったのね。
でも、彼の文章は、センテンスが短くて簡潔で、何かを伝えるための文章としては一級品なんだ。
だから、たくさんの人が志賀直哉の文章をお手本にして、彼みたいに書くようになった。
簡潔さは一般的な文章作法になって、
そのうちに、志賀直哉みたいな文章が日本語の文章だ、ってとこまで行っちゃったのね。
「城之崎にて」を読んで、すっごい普通の文章だなぁって感じたのは、
志賀直哉の凄さゆえだったんだねえ。
>>588 >中学の頃にさー
ってまだ中学生だろwww
その文章が全てを物語ってるよw
590 :
吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 23:02:21
>>589 中学生じゃないです><
我々が普段使っている日本語の文章は小説家たちがつくったんです><
592 :
吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 23:37:14
なんで笑うんですか!本気です><
二葉亭や若松賤子といった人たちが現代の日本語文の基盤をつくったというのは常識ですけど、
それを完成させたのは志賀直哉だと思うんです><
594 :
吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 23:46:09
595 :
吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 23:49:27
普段我々が使ってるような言文一致の日本語文を明治期の小説家たちがつくったっていうのは歴史的な事実だよ。
それ以前は、〜で候とか、〜なりって書いてたわけで。
597 :
吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 01:16:53
>>592 志賀の文章は端正さで際立っているが
一人で完成させたというのはどうか…
様々な作家達の航跡と功績が重なって
一時代の日本語文が確立したのでは
それからまた時が経ち
ネット文化から新しい言語が立ち上がろうとしている
598 :
吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 02:56:48
ねえ、暗夜行路の亀とすっぽんの遊びって、どうエロいの?
童貞だから分かんないんですけど...
600 :
吾輩は名無しである:2007/10/20(土) 19:28:11
志賀って、武者にぺこぺこしてた奴?
武者小路実篤にいろいろと教えてもらったんでしょ。
学校の同級生だからいろいろ教えてもらったりしたかもね。行事の予定とか宿題とか。
ってか志賀の方が年齢では武者より2つも上だろ?
むしろ武者の方が志賀に頭が上がらなかったことはあったかもしれない。
身分は士族と華族でれっきとした差はあるが。
604 :
吾輩は名無しである:2007/10/20(土) 22:33:51
? 603はどういう意味?
身分で言うと武者の方が上なの?
605 :
吾輩は名無しである:2007/10/20(土) 23:01:54
思想では武者>志賀
607 :
吾輩は名無しである:2007/10/21(日) 01:46:57
>>606 検索したけど、どちらが身分が高いかは載ってない
608 :
吾輩は名無しである:2007/10/21(日) 04:23:33
武者は思想では志賀の上なのかな?
志賀は敗戦後、「公用語を日本語からフランス語にしろ」って主張した
アフォ売国奴だからな。それだけで太宰の方がよっぽど上だ。
>>609 それは志賀の功績を汚すに足りない事だよ。
611 :
吾輩は名無しである:2007/10/21(日) 12:36:27
志賀の功績って何?
作品数も少ないし。、名作はないし。
厨房御用達→太宰
おじいさん・おばあさん御用達→志賀
613 :
吾輩は名無しである:2007/10/21(日) 12:54:15
>>611 一番の功績は、日本語の文章の規範を作ったこと。
君も義務教育を受けたなら、きっと間接的に志賀の影響受けてるぜ。
614 :
吾輩は名無しである:2007/10/21(日) 15:49:39
>>613 夏目漱石のほうが上手いだろ。
森鴎外もそうだ。
志賀「お殺せ」だろ? アホか?
615 :
吾輩は名無しである:2007/10/21(日) 17:40:01
>>614 この話では、上手いかどうかは関係ないよ。
617 :
吾輩は名無しである:2007/10/21(日) 20:26:32
志賀が日本語の規範を作った何てのは大げさな話
むしろ何も作ってないだろ。
志賀が日本語の規範を作ったってのは志賀に対しては冒涜だ。
彼の文章は彼独自のものであり、誰も到底真似の出来る物では無いんだ。
規範っていうのは手本って意味ですぜ?
太宰厨は走れメロスでも読んどけよ(笑)
621 :
吾輩は名無しである:2007/10/22(月) 02:49:41
志賀よりも鴎外の方が文章は上手い
鴎外の文章は古びたよ。
623 :
吾輩は名無しである:2007/10/22(月) 16:55:58
志賀の文も古びたわけだが
624 :
吾輩は名無しである:2007/10/22(月) 17:33:14
志賀の文って、絵で言えば線画だけってかんじ
アンチの連投うぜぇ
626 :
吾輩は名無しである:2007/10/22(月) 18:14:44
>>623 今、鴎外みたいな文体で文章を書く人がいたら何かのパロディにしか見えないけど、
志賀の文体なら鴎外ほどの違和感はないはず。
短いセンテンスを積み重ねていく志賀の文体は現代的だ。
627 :
吾輩は名無しである:2007/10/23(火) 03:19:00
↑都合の良い考え方
628 :
吾輩は名無しである:2007/10/23(火) 10:10:10
志賀の功績は文章以外にもありますぜ。
芥川竜之介が言うには、志賀は物語がない
“理想の”小説を書いた。(城之崎にてのこと)
志賀は文章でも小説の内容でも時代の先を行っていたんだね><
629 :
吾輩は名無しである:2007/10/23(火) 12:56:17
芥川ごときの意見に惑わされるなw
漱石はそんなこと思ってないからw
630 :
吾輩は名無しである:2007/10/23(火) 17:06:29
理想の小説がどんなものかはさておき、
以後の文学が芥川の主張した方向に進んだのはご存知の通り。
>>629 随分漱石を神格化してるんですね。
志賀直哉が小説の神様とは思わないけれど
漱石を絶対視する人も時代遅れな感触を受ける。
優秀な作家かもしれないけど、
もうそこまで共感を呼び起こす作品は残ってないでしょ。
632 :
吾輩は名無しである:2007/10/23(火) 19:54:13
しかし漱石は志賀よりも古いのに、
志賀よりも残ってるねw
そうだね まだ財布の中に入ってる
漱石は残ってると思うけどなー。
でも、漱石は作品が読まれなくなったらそれで終わりだよ。
志賀は作品が読まれなくなっても残る。
今でも、名文って言われるような文章を読むと、志賀っぽいの多いもん。
635 :
吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 09:00:08
阿川弘って志賀直哉の弟子だったんだってね〜
636 :
吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 11:45:33
志賀の名前は消えるよね
学生の意識も漱石が圧倒的だし。
637 :
吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 11:58:17
>>634 逆だよ。たぶん間違えたんだと思うけど。
>>631 共感がどうのって、セカチュー読んでるんじゃないんだからさ。勘弁してくれ。
638 :
吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 13:28:59
>>637 間違えてないよ。
漱石って、読むウンコって呼ばれてる夏目漱石でしょ?
間違わないですよ。
639 :
吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 13:39:54
>>636 学生の意識て。
それが根拠なら聞く価値のない意見だと思いました。
640 :
吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 15:28:44
>>639 >漱石って、読むウンコって呼ばれてる
誰が呼んだ? キミか?
>>639 この場合、大学の教官や、中高の教師がそう吹き込んだ為だな。
村上春樹やとはちと違う。
>>635 阿川弘之な。
みんな知ってるよ。
釣られたか?・・・
夏目漱石>志賀直哉で間違いないだろう。
夏目漱石がいなければ志賀直哉と言う小説家は生まれなかったわけだし。
文学板は真面目なヤツが多いな
643 :
吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 17:58:54
そもそも、漱石と志賀の優劣を決めようという議論が分からない。
漱石と鴎外、または志賀と芥川、
あるいは志賀と武者小路ならまだ分かるけど
漱石と志賀では世代も作風も全然違うし
志賀の中に漱石への対抗心なんてなかったはずだ。
645 :
吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 18:38:41
流れだよ流れ
646 :
吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 21:54:27
過疎ってるから荒れ気味の流れでも嬉しかったりする。
志賀は文章だけでなく、話も面白いと思う。特に初期。
ああいった青年期の感情や、古き良きツンデレ夫みたいなのは好きだ。
もっと読みたいんで、似たような作風の人知ってたら教えて。
>>644 一応志賀直哉は生涯、師匠としては夏目漱石しか認めなかったぞ。
志賀直哉の作品には夏目漱石へのリスペクトが溢れてる。
>>646 自転車にのめり込み過ぎて落第、ってのは今で言うDQNだよな
>>647 それならなおのこと、
優劣の議論なんて不毛なんじゃないの?
仮に志賀の生前に
「あんたの作品なんか漱石に較べれば劣っている」
と本人に言ったところで
「それはそうですけど、それが何か?」
て反応が返ってきただろうし。
650 :
吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 23:48:42
志賀も漱石が死んで持ち上げられてからは
「漱石? 今の私ならその上」と思っただろう。
お前ら、若い志賀だけで判断するな。
651 :
吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 23:50:58
>「漱石? 今の私ならその上」と思っただろう。
証拠さえあればなあ‥
652 :
吾輩は名無しである:2007/10/28(日) 23:48:56
山田風太郎
653 :
吾輩は名無しである:2007/10/29(月) 21:32:55
鴨長明
方丈記
654 :
吾輩は名無しである:2007/10/30(火) 01:05:01
人の上に人をつくらないと言っていたよ。
デュマ
幸田文
ちなみに、直哉の命日(10月21日)が俺の誕生日と一緒。
小さい頃に熱中してた江戸川乱歩とは誕生日が一緒。
俺の密かな自慢です
660 :
吾輩は名無しである:2007/11/17(土) 17:57:15
いぃんじゃね?
若い頃の写真を見てガッカリした。
ボート部時代の写真とかめちゃくちゃ男前じゃん
>>662 フツーにきめえって思った。何か髪もワカメみたいで。
あれで鉄拳制裁とか想像できん。
爺時代の写真の方が好き。
まあ俺も爺になった志賀直哉の方が好きだ。
若い頃はイケメンすぎて今の俺と照らし合わせると情けない。
イケメンか?
オレはwikipediaの写真しか見たコトないんだけど。
>>666 『新日本文学アルバム』の志賀直哉の巻買えばいいよ。
ようやく『暗夜行路』読み終わった。
皆んなは、全集とか読んでる?
>>668 とりあえず文庫で出てるのは岩波と講談社文芸文庫の以外全部持ってる。
新潮文庫の5冊とちくま日本文学全集の1冊しか持ってない。
かぶってる作品が多いから他社の文庫を買う気がしないなぁ…。
岩波の志賀直哉全集って旧かな遣いなんだね。
ちくまが現代かなで文庫サイズの全集だしてくれないかな。
>>672 需要が無いね・・・。
まあ作品数は少ないから5冊くらいに収まりそうだけど。
674 :
吾輩は名無しである:2008/01/22(火) 10:31:59
志賀直哉がドビュッシーの曲の中で特に惹かれた曲を教えてくださーい!!!!!!!!!
675 :
吾輩は名無しである:2008/01/22(火) 10:56:52
長編は読んだことないけど、大正期の短編はなかなかだと思う。
この人の作品ってワンパターン
結局、私は○○と思ったって書いてるだけじゃん
志賀オナ哉
679 :
吾輩は名無しである:2008/01/22(火) 14:38:32
太宰は、最初から志賀を嫌っていたわけじゃないだろう
元はと言えば、志賀が太宰をけなしたのが、事の発端
太宰は、恥ずかしさと戦いながら、小説を書いているような
ところがあるから、敏感に反応してしまったんじゃないかな
太宰はレベルが低い相手は、歯牙にかけないだろうし
リスクを背負ってまで、喧嘩を売ったのは
志賀を、かなり認めていたからだと思う
太宰と志賀の喧嘩の発端って何なの?
津軽の志賀叩きが始まりだと思ってた
681 :
吾輩は名無しである:2008/01/22(火) 16:48:20
>>676 厨房は黙って太宰でも読んでおれ。
>>680 座談会で志賀が太宰に先制攻撃を仕掛けたんだろ。
太宰もショックだったろうね。
682 :
吾輩は名無しである:2008/01/22(火) 19:42:30
内村鑑三への思いはいいね。
683 :
吾輩は名無しである:2008/01/22(火) 22:14:24
あのシンプルな葬儀は直哉らしかったね。
>>681 志賀の地味なだけの小説を有難がるのは騙されてるよ
俺はドストもチェーホフも好きだ
前者は派手、大げさ、分かりやすい、若者向けと言えるかも知れないし
チェーホフは静か、穏やか、大人向けかもしれん
けど、両者には情熱や真摯な態度がある
志賀にはそれがないね
文学と向き合うのも、世間の目も怖いから
当たり障りないことかいて、当たり障りないこと言ってるだけ
「美しかった」だの「寂しかった」だの、それで文学になっちゃうんだもんな
685 :
吾輩は名無しである:2008/01/23(水) 13:23:02
今読んでも地味なだけってことはない。
暗夜行路とかの頭の中で流れるように映像化される文章の上手さは評価されて当然だと思う。
太宰は文章の面白さはあるけど、こういったイメージに訴える文章は書いてない。
686 :
吾輩は名無しである:2008/01/23(水) 13:23:07
687 :
吾輩は名無しである:2008/01/24(木) 15:51:18
志賀直哉がドビュッシーの曲の中で特に惹かれた曲を教えろ!
688 :
名無し募集中。。。:2008/01/26(土) 04:28:06
イヅク川 焚火 この二つが入ってる本って何
689 :
吾輩は名無しである:2008/01/26(土) 14:14:42
これ、俺が立てたスレっす。
690 :
吾輩は名無しである:2008/01/26(土) 21:09:16
前レスにあったかもしれんが直哉の「日本語やめてフランス語でも」について
691 :
吾輩は名無しである:2008/01/27(日) 03:27:37
議論として、虎とライオンどっちが強いか?なら面白いけど、ライオンと鰐のどっちが強いか?ってのは面白くない。
同様に、志賀と太宰のどっちが凄いか? これも面白くない。
なぜなら、文学観の異なるもの同士が、優れた文学とは?というテーマにズレてゆくだけで
結論など出ないことがわかっているからな。
水の中なら強い鰐を擁護するために、水の中で闘って強いものこそが真の強者なのだと主張されても
鰐やライオンの強さそのものにはなんの関わりもない話になる。
そーゆー意味で、太宰VS三島なら面白い話になりそーだし、志賀だったら相手はさしずめ
・・・いない?・・・やはり志賀は凄いのかも・・・
クロード・シモン
693 :
吾輩は名無しである:2008/01/27(日) 10:54:30
志賀直哉と比較するなら森鴎外
直哉が影響受けた作家って誰だい?
モーパッサン、フローベール・・・。
トルストイやドストエフスキーからは時代的に言って確実に影響受けてると思うけど。
しかし直哉は森鴎外を全然と言っていいほど読まなかったらしいね。
なんでだろうな。俺は両方楽しんでるけど。
695 :
吾輩は名無しである:2008/01/29(火) 01:59:18
フランス語を公用語でいーじゃん発言あたりに鍵がありそーだ
696 :
吾輩は名無しである:2008/01/29(火) 02:01:13
直哉、井原西鶴が好きだったよ。
697 :
吾輩は名無しである:2008/01/29(火) 03:09:02
小僧の神様ってだけなのでは…
でも、太宰笑っちゃうよねw
698 :
吾輩は名無しである:2008/01/29(火) 05:23:16
太宰に思わず吹き出しちゃうのは、文壇の大御所をぶった切ってるからでしょう?
マスコミの使命は一般人叩きとばかりに、一般人を叩く勘違い売春婦は、ヤクザの肉便器だからでそw
偉そうに、他人を陥れて酔い痴れているだけ、単に醜い矛盾だw
勘違いって誰にでもあるけど、汚月の勘違いは目も当てられないわ。
知性とは程遠い、卑劣なnarcissism!
699 :
吾輩は名無しである:2008/01/29(火) 05:48:13
知性か……
もっと鍛えないと。
700 :
吾輩は名無しである:2008/01/29(火) 05:51:49
「如是我聞」の話なのか。
あれは笑えるものでもなければ、泣けるものでもない。
あれ読んで、笑えるひとというのは素晴らしい。
本当は小説なんか読む必要のないひとだろう。
701 :
吾輩は名無しである:2008/01/29(火) 05:55:30
小説読むのは不幸の証拠かもしれないと思うと
読まないですませるようになりたい
702 :
吾輩は名無しである:2008/01/31(木) 04:59:23
ちゃがわの何がいいわけ?
703 :
吾輩は名無しである:2008/01/31(木) 05:01:46
小説家ってみんな絶対ちんこ臭そう
704 :
吾輩は名無しである:2008/02/02(土) 20:43:42
705 :
吾輩は名無しである:2008/02/02(土) 21:30:48
志賀直哉と森鴎外はどちらも、文体が高く評価されてるからな
俺は鴎外の方を高く評価したい
706 :
吾輩は名無しである:2008/02/03(日) 20:34:15
もうちょっと若いときはイケメンじゃない?
それ結構中年に見える
オッサンになっても谷崎との写真や犬との写真は素敵
708 :
吾輩は名無しである:2008/02/04(月) 02:49:04
若い時とおじいさんになってからは素敵だけど
その中間に微妙な時期があるね
709 :
吾輩は名無しである:2008/02/04(月) 06:16:10
馬と木賊
710 :
吾輩は名無しである:2008/02/06(水) 18:10:57
「城の崎にて」はやっぱり深いな。
名作だ。
711 :
名無し募集中。。。:2008/02/06(水) 19:25:36
新潮の文豪ナビに夏目漱石はロマンティスト川端康成はエロティックって書いてあったんだけど
志賀直哉はなんだろう?
小説に神などいない
いるのは作者と読者だけだ
By俺
>>711 常識に考えたらそこは「リアリスト」だろうな。
常識的ね・・・
715 :
吾輩は名無しである:2008/02/06(水) 21:54:17
716 :
名無し募集中。。。:2008/02/06(水) 22:11:56
717 :
吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 18:21:10
今の青少年の国語力で志賀を読むのは無理だろう。
だからこそ挑戦のし甲斐があるともいえるが。
志賀とし甲斐をかけてるんだな
割と志賀は読みやすい方じゃない?
注釈つきならゆとりも読めそう
719 :
吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 21:17:18
志賀読むのに読解力云々なんか必要か?あんな平易な文章で
ゆとりを見下して志賀を神聖視→同化。そっから相対化して「志賀様を読む俺様は偉い」か?
優越に浸るために文学読んでんなら今すぐ蔵書に火付けて全部燃やしちまえよ
くだらねぇ奴ら
720 :
吾輩は名無しである:2008/02/11(月) 09:25:38
>あんな平易な文章で
ゆとりでも読める→たいしたことないじゃん→志賀文学を見下す→そこに落とし穴があるんだな。
722 :
吾輩は名無しである:2008/02/11(月) 10:52:19
コンプレックス
723 :
吾輩は名無しである:2008/02/11(月) 19:45:36
志賀の文章が平易だという時点で、完全に志賀マジックに引っ掛かってるね。
平易っていうのは間違ってないでしょ
ただ確かな知性に裏打ちされた上での平易
漱石も谷崎も同類
漱石は初期に修飾過剰と言われる作品がありますし、谷崎は自身の文章読本で
志賀直哉的な漢文的な文章(簡浄・明晰)と、谷崎の純和風(源氏物語的)な文章
とは違うと書いてますよ。
志賀直哉も属すると言ってよい漢文の系譜に連なる文章の最高位にいるのが、
森鴎外かと思います。
しがなおやぢですみませn
>>717と
>>720と
>>723が同一人物だとしたら相当バカだな
志賀の凄いところは谷崎が言うように平易、実用的でありながら細かいところまで描写する
美しいものを飾らずに「美しい」とかける力強さなのに
>>723なんかは「平易」って言葉を「幼稚」とイコールで捕らえてるのか?
志賀を凡人には読めない高尚な地位に置いておきたいとして見えない
728 :
吾輩は名無しである:2008/02/12(火) 19:06:19
どっちでもいいや
729 :
吾輩は名無しである:2008/02/12(火) 19:15:18
>>727 バカだね。
文法的に平易じゃないと言ってるんだろ。
まあお前みたいなバカには直哉の作品と文章の凄さは分からないよ(笑)
>>729 論理的な説明が全然ないな
ただ相手とぼして勝ったつもりになってるだけじゃん
731 :
吾輩は名無しである:2008/02/12(火) 22:37:33
と、論理的な説明のできないバカが申しております。
734 :
吾輩は名無しである:2008/02/13(水) 17:34:44
AFO
>>720や
>>723で平易じゃないと言いながら
と
>>729では形勢ががなって悪く「文法的に平易じゃない」だけと逃げてるw
でも結局抽象的な言葉ばっかで、ちゃんとした口論はできないので
>>733みたいなこと言われると
>>734と返すしかなくなるw
いい加減どっちか引けよ……
737 :
吾輩は名無しである:2008/02/13(水) 18:20:47
結局、志賀の奥さんが苦しめられるのです。
738 :
吾輩は名無しである:2008/02/13(水) 20:52:34
>>735 っぷwww
>>723では平易だなんて言ってないだろう。
「(お前らが)志賀の文章が平易だという時点で、」という重要な主語があるのを見落としてるよ。
因みに
>>723と
>>731が俺な。他は知らん。
739 :
738:2008/02/13(水) 22:34:06
見落としてたのはこっちでしたorz
でも
>>735もとても論理的とは言えないと思うんだ。
741 :
吾輩は名無しである:2008/02/14(木) 08:56:59
どんでもいい
志賀の私小説やそうとれそうな小説読むと思うんですが
志賀って結構性格悪かったりするんでしょうか?
743 :
吾輩は名無しである:2008/02/14(木) 21:35:13
エゴを大胆に肯定する人だからね
性格が悪いと見えても仕方ない
俺血液型占いとか信じないけど志賀直哉はB型であったと言われてるね。
745 :
吾輩は名無しである:2008/02/18(月) 04:40:23
「性格悪い」の定義によるだろうけど、癇癪持ちであったのは確からしいね
人を騙したり罪を犯すような形ではないけど、人を傷つけるタイプではあったんじゃないかなー
ある一頁や濁った頭を読むと、気取った情けない男という風に見えるし
読んでる自分も何か若い頃を思い出して、身につまされるような恥ずかしさを感じる
自転車を読むと、今で言うルーレット族とか暴走族みたいな事してたことがわかる
文学が無かったら、犯罪者になってたような人物だったんじゃないの?
747 :
吾輩は名無しである:2008/02/18(月) 23:47:56
感情の複雑を整える手段として文学があったんでしょ。
748 :
吾輩は名無しである:2008/02/24(日) 00:39:00
新潮CDの江守徹の朗読、さすがにいいね
749 :
吾輩は名無しである:2008/02/24(日) 02:06:22
志賀直哉の文章がいいっていう人は、たとえば、方言よりも、
標準語がいいっていうような感性の持ち主だろうな。
そういう人は、形而上学や哲学をやっておけばよろしい。
750 :
吾輩は名無しである:2008/02/24(日) 02:32:51
どの立場から物を言っているのかが見えない。。。
751 :
吾輩は名無しである:2008/02/24(日) 02:34:11
ここは廃れていることこの上ないなあ
羅生門みたい
シュレの猫みたい
埋めるのに貢献して安楽死させてあげてくどくを積もう
ああくだんねーなー 今日は感じる夜だ さむいのに雪ふんねー 損した気分。
CLANNAD>>>和解
753 :
吾輩は名無しである:2008/03/15(土) 21:09:26
しがさんです
754 :
吾輩は名無しである:2008/03/22(土) 05:53:29
4は3ではないのでは?4は4だ。だから、4賀直哉ということで。
755 :
吾輩は名無しである:2008/03/23(日) 01:35:43
あほか。
756 :
吾輩は名無しである:2008/03/23(日) 08:46:55
俺からすれば短編は、かなりレベルが高いと思うけど。
暗夜行路も良いよ。
大岡昇平が最高の長編だ、と言ったからには理由があるんだろう。
758 :
吾輩は名無しである:2008/03/24(月) 15:24:16
志賀の作風や文体に影響を受けてたり似ている小説家
の作品を読んでみたいんですが、誰かいますか?
できれば最近の人で。
志賀直哉のルックスは、なんだかナベズンに似ている。
760 :
吾輩は名無しである:2008/03/25(火) 11:33:59
児を盗む話読んだけど
これロリコンの誘拐じゃねえか
志賀直哉と森鴎外は好きなんだが、どうしても芥川に興味がわかない。
芥川の作品は今日のSSに通じるものがあるからだろうか?
762 :
吾輩は名無しである:2008/03/25(火) 23:05:45
志賀直哉はイケメンだよな?
764 :
麗子:2008/03/31(月) 22:44:08
うちの会社の次長がそっくりなんだ、志賀直哉かと思ったよ。
梶井基次郎の「路上」は、志賀の文体にそっくりだ。
梶井基次郎は直哉の劣化バージョンみたいな感じで好きじゃないな。
もっとも直哉自身は梶井の作品は嫌いではなかったらしいが。
767 :
吾輩は名無しである:2008/04/12(土) 10:04:20
>>551 無頼派仲間の坂口安吾も、如是我聞は駄目だって言ってるな。
つか、如是我聞であんなことをずっと書いてるっていうそのことだけで、
太宰が志賀のような作家にどれほど強烈な羨望というか、意識せざるを
得ない作家だと認めていたかが分かるわけで。
768 :
吾輩は名無しである:2008/04/12(土) 10:07:07
>>758 藤枝静男あたりが最後の人だろうな。
まあぱっと読んだきりでは、これが志賀の強烈な影響下にあることは
分からないとは思うが…。
津軽という、ど田舎から出てきた太宰にとって
言葉づかいをどうこう言われるのが一番傷つくこと
志賀の無頓着なところに、ついヒステッリクになったんだろう
如是我聞は、人によって不快だろうが
悪口としては相当上級じゃないか
小林秀雄も感心してたし
770 :
吾輩は名無しである:2008/04/12(土) 18:53:12
今、如是我聞が熱い!
......事実はとくにない。
>>768 直弟子としては阿川弘之が最後じゃないの?
>>758が聞きたいのは弟子以外で志賀直哉に影響受けた作家だろ?
俺も知らないから興味ある。
教えて偉い人。
梶井基次郎は面識はないけど志賀の影響を受けていたらしい。
そんなことを知らない志賀がたまたま梶井の作品を読んで「どれも素晴らしい」
と評したが、そのとき彼は既に亡くなっていたというから哀しい。
他に影響を受けた作家いたら教えて偉い人。
精神的に影響を受けた人はたくさんいるだろうけど
文体は特徴がありすぎて、真似るには勇気がいるな
影響は受けてないだろうけど、芥川は志賀の文章に
かなり興味を持っているな
「蜃気楼」は「焚火」を意識しているんじゃないだろうか?
その芥川を、太宰が敬愛していたのも皮肉な話だけど
774 :
吾輩は名無しである:2008/04/14(月) 22:29:11
小川国夫(漢字は正解?)なんかどうかなあ。
ネタにして遊ぶにも、この人の小説オレにはバーベルが重すぎる
776 :
吾輩は名無しである:2008/04/25(金) 15:51:03
は?
777!
778 :
麗子:2008/04/29(火) 20:54:46
愛称:なおやん。変態。最初出たとき、白樺王子って言われていたらしい(本当)。
@にゃおやん。
A発狂するし言動があからさまに面白い♪
Bガセ〜スって話す。
779 :
吾輩は名無しである:2008/04/30(水) 22:39:56
志賀直哉が神様って言われるのは
長生きしたからでしょ
志賀直哉の朗読CD買ってきた。
『小僧の神様』と『城の崎にて』と『好人物の夫婦』の江守徹の朗読と、
志賀直哉の肉声が入ってるやつね。
江守徹の朗読は流石だと思った。
しかしだな、直哉のあの適当な朗読はなんだwww
明らかに面倒そうだw
芥川、太宰、三島、川端の死に方を思うと
このひとの悲壮感のなさは、ある意味すごいw
息子が水戸黄門に夢中になるほど
自分は「狭き門」に夢中になれなかったとか
映画「パルムの僧院」の試写会で
司会者に感想を聞かれて、一言「寒かった」
とか、およそ文学者らしくない発言ばかりw
それでいて、暗夜行路のラスト
夜明けのシーンの神がかった描写とか
わからんひとだな
782 :
大庭:2008/05/10(土) 13:28:59
直哉ってもったいないよね。
イケメンならば、もう少し穏やかであってもいいのに。
実際はどうか知らないけど。
秋○真○と一緒だよ。
783 :
吾輩は名無しである:2008/05/10(土) 13:42:10
秋山真一?
784 :
吾輩は名無しである:2008/05/14(水) 12:55:00
志賀は小説形式に対する懐疑も、良家、豪家に生まれたことへの懐疑もなかったが、
太宰は煩悶し、生活的にも辛酸をなめたから、「えらそうな態度をするな」とでもいったいらだちがあったのでは。
785 :
D.W.W ◆LD28XdFupk :2008/05/14(水) 15:02:56
786 :
吾輩は名無しである:2008/05/14(水) 15:49:59
多喜二は親のように尊敬していたらしい。
787 :
吾輩は名無しである:2008/05/14(水) 17:34:45
788 :
吾輩は名無しである:2008/05/14(水) 17:36:16
小林秀雄が若い頃に世話になったらしい。
蟹工船しか読んでないけど
多喜二は、直哉というより和製ゾラという感じだな
790 :
吾輩は名無しである:2008/05/15(木) 18:16:25
和製ゾラなら三島じゃね?
和製ゾラと言っても、比肩するという意味じゃなく
ゾラをかなり読んで、模範としたんだろうなあ
というぐらいの意味だけど
三島は自然主義というより、人工的な美を
追求するイメージがあるな
792 :
吾輩は名無しである:2008/05/17(土) 19:42:56
すし食いてえ。
神様に頼めば?
794 :
吾輩は名無しである:2008/05/22(木) 10:46:38
たずねていったら、そこには祠が…。
795 :
吾輩は名無しである:2008/05/22(木) 13:43:50
それは小僧に申し訳ない。
796 :
吾輩は名無しである:2008/05/25(日) 15:59:49
小僧の神様、大好き。
797 :
吾輩は名無しである:2008/05/26(月) 23:39:28
それ、取り寄せできませんの?
798 :
吾輩は名無しである:2008/05/26(月) 23:46:17
あのすし屋って、どの辺りなんだろうね?
大学で志賀直哉の講義を聞いているけど、
余計な描写をそぎ落として読者の想像力にまかせるところが凄いってことで、
文章を細かく解説してくれるのでおもしろい。
801 :
吾輩は名無しである:2008/05/30(金) 20:18:48
明治大学文学部の近くだけどな。
803 :
吾輩は名無しである:2008/06/03(火) 16:32:56
ちょっと範囲が広いわな。
804 :
吾輩は名無しである:2008/06/06(金) 00:45:44
大津順吉を読んでみたんだが、
全く面白くなかった。文学史的にはどのように評価されてるのかしら。。。
805 :
吾輩は名無しである:2008/06/06(金) 01:25:03
短編だよ。この人は。
父との葛藤をさらっと書いているものがいい。
ロシア人読者なら執拗な告白にも付き合えるかしれんw
>>804 氏ね。
お前みたいな下衆には直哉様の高尚な文学は理解できないんだよ(笑)
807 :
吾輩は名無しである:2008/06/08(日) 19:49:23
すし屋、京橋〜日本橋ぐらいだね。
『城の崎にて』は最高だった。北杜夫さんのお陰で文学に目覚めて、北杜夫⇒阿川弘之⇒志賀直哉さんと来たけど、
足を骨折した直後だったからなおさら感じ入った。文学は良いですね。
日本にはいろいろな神様がいる
ビッグマックの味を一定に保つ神様とかね
812 :
吾輩は名無しである:2008/07/01(火) 00:25:57
最近この手の作家が少ないけど流行は輪廻するから、そういう作家がでてくるのを待つ
>>812 それが俺だよ。
少なくともあと5年後にはメディアに登場し始めるからそれまでクビヲアラッテマッテイロ。
814 :
吾輩は名無しである:2008/07/01(火) 19:45:51
じゃあ、その一年前までに俺が登場してやろう。
俺の登場によって、813は無用の存在となり、戦争は閉じられ、
地上には千年の平和が訪れるであろう。
アンチキリストめ! アリョーシャと俺が許さないぜ。
816 :
吾輩は名無しである:2008/07/01(火) 23:57:22
小僧の神様って読んだやついる?
>>816 このスレ見てる奴の大半は読んだことあるだろ。
818 :
吾輩は名無しである:2008/07/02(水) 00:07:23
小僧の神様に出てくる小僧って仙吉だよね?
蠣太ってまた違う作品だよね?
赤西さん
820 :
吾輩は名無しである:2008/07/02(水) 02:24:52
ごめん、大学の課題で調べてたらここにきてしまった…
范の犯罪を研究しててさ。
お前ら、ちゃんと全集読んだ?…2時にスマソ。
>>820 とりあえず文庫として現在売られているものは全部読んだ。
どこの大学だ?
旅芸人の信用のなさ・・・
「痴情」の奥さまの手紙は、直哉が顔負けしたという名文
824 :
吾輩は名無しである:2008/07/16(水) 20:53:08
すいません、偉い人・・・
「襖」の冒頭の書き出しは何で「私」と「友」がぁぁああっぁっぁぁ!
825 :
吾輩は名無しである:2008/07/28(月) 22:35:34
転生が好き
826 :
吾輩は名無しである:2008/07/28(月) 22:36:25
転生の最後の部分が初めのうちは理解できなかった
俺も転生好き
最初読んだ時志賀がこんなん書くのかってビックリした
転生、 藁貸し増すねぇ〜(笑)息鳴りの御伽噺は無いで焼死ねぇ〜(笑)
綿矢のオナニー>志賀オナ哉
831 :
吾輩は名無しである:2008/08/18(月) 10:54:16
ブルーきのさきにて
832 :
吾輩は名無しである:2008/08/18(月) 18:27:32
若い頃はウイリー仕様の改造チャリで華麗にトリック決めてたのって実話?
「ちくま日本文学」の第21巻、『志賀直哉』買ったか?
撰集は結構良いと思うが解説がクソだった。
836 :
吾輩は名無しである:2008/08/23(土) 19:58:20
837 :
吾輩は名無しである:2008/09/01(月) 20:58:50
水清ければ魚住まず
太宰治/もの思う葦
amazonカスタマーレビュー
そもそも私たちが学生のころ(今を去ること四半世紀前です)には、まだ「あなたは太宰派か、
志賀直哉派(白樺派)か」というような質問をする教師がいました。でも、それも完全に勝負がつきました。
今どき、志賀直哉なんて誰が読みますか。書店に並んでいる作品群を見ても、世間の人は
太宰に軍配を上げています。
太宰先生、戦後六十年を経て本物が残りました。あなたの勝ちです。
志賀直哉の愛読書ってなんなの?
アランとかよく読んでたみたいだけど。
シラン
イメージ的には、李白とか読んでそうだな。
重箱の隅をつっついてケチをつけるために若造の作品を読んでコキおろすことが趣味だったおっさん
ここまで原田宗典無し
845 :
吾輩は名無しである:2008/10/09(木) 09:39:38
芥川を、筋のない小説のほうへ向かわせたほどの影響力を持ち、梶井にも影響与え、反面教師的に太宰にも強くその光を照射した大作家。
後期芥川は、この人を畏怖していた。
そして芥川自殺の原因も志賀にあったのである。
847 :
吾輩は名無しである:2008/10/09(木) 22:33:45
犯人探しのくだらなさw
848 :
吾輩は名無しである:2008/10/16(木) 05:53:12
志賀直哉と太宰治
両方大好きな作家ですが、勝負なんてばかばかしい。
志賀直哉は太宰の死を悼んでいたではないか
太宰に罵倒されたおかげで文化勲章受章できたかもしれないにせよ
849 :
吾輩は名無しである:2008/10/16(木) 15:54:30
Fランク大学文学部二回生
小、中と二十面相シリーズを読んでそこから恥ずかしながらラノベに走って今に至る
まともな文学で読んでるのって言ったら谷崎と乱歩ぐらいです
課題で『蠅』をやっている所から横光に興味を持ち
「Fランとはいえ文学部に入ったからには文学史的ガイドラインは押さえておきたいな」
と思って教授に聞くもマジあてにならん
このスレ住民的に「これは押さえとけ」ってのがあったら教えていただけませんか
目安は10〜20冊前後で
よろしくお願いします
850 :
吾輩は名無しである:2008/10/16(木) 17:04:41
ちゃんとした中編以上が和解と暗夜行路だけなんて……もっと仕事しとけよ
高が暗夜行路如きに数十年掛けて増す殻ねぇ〜(笑) 藁貸し増すよお〜(笑)
852 :
吾輩は名無しである:2008/10/16(木) 20:48:30
短編書きまくってるだろ馬鹿
長編なんかより短編をいくつもこしらえるほうが大変なんだよ馬鹿
852
短編書きまくって全集4巻分とは藁貸し増すねぇ〜(笑)80災以上も生きて日記書簡が創作を上回るのは志賀喰らいで焼死〜(笑) ところで貴方に摂っての志賀短編の傑作は難ですかねぇ〜(笑)
855 :
吾輩は名無しである:2008/10/17(金) 00:52:05
>>854 こうして一人の文学を志した青年の夢は崩れ去ったのであった
856 :
吾輩は名無しである:2008/10/18(土) 21:45:28
>>854 マルチポストしてねぇよハゲ
憶測でしゃべんなクズ
858 :
吾輩は名無しである:2008/10/18(土) 23:04:55
>>856さすがFランww
自分で調べるくらいの頭もねーからFランなんだろうなwww
859 :
吾輩は名無しである:2008/10/19(日) 00:52:15
>>771 それなら太宰治といえばすっきりするw
あれほど志賀に憧れた男もまたいないw
でなけりゃ『如是我聞』なんて書けやしないw
860 :
吾輩は名無しである:2008/10/21(火) 05:30:20
理解の浅いことで
志賀の明治44年期の日記が無いのは有名な話ですよ(笑)なぜかは云わずもがなずんばで焼死ねぇ〜(笑)
862 :
吾輩は名無しである:2008/10/24(金) 01:51:27
志賀直哉の城之崎なんか読むと、芸術作品と呼ぶには少し厚みが薄く通俗的な
感じがするけど、でも小説とは何かと言ったら、志賀直哉の作品あたりが最も
小説という定義にふさわしいのではないだろか。つまりそれは小なる説話とい
う意味でね。ドンキホーテとかサマセット・モームの作品と共に。
このヒト、なんか好きになれないんだよな
なんか、演劇がかってそうでダメ
864 :
吾輩は名無しである:2008/10/26(日) 04:00:13
城が埼というと?
865 :
吾輩は名無しである:2008/10/26(日) 04:00:35
城が埼というと?
866 :
吾輩は名無しである:2008/10/26(日) 04:00:55
城が埼というと?
867 :
吾輩は名無しである:2008/10/26(日) 08:27:53
織田作之助は大阪のローカル性に固執することによって、
志賀の小説に文学としての世界性、普遍性が欠けている
ことを身を持って批判した訳だが。
さっき范の犯罪読んだんだけど内容があんまり把握できない・・・
普段文学あんまり読まないんだけど范の犯罪の内容も把握できなようじゃやばい?
870 :
吾輩は名無しである:2008/11/13(木) 03:40:19
小説は「小人の説」の意味。
小人とは、君子ではない人のこと。
その、君子ではない人間の説が「小説」。
志賀直哉にふさわしいかどうかわからないけれど。
私小説はサイケデリックでいい感じじゃ〜ん
872 :
吾輩は名無しである:2008/11/13(木) 18:26:34
あ、なるほど。
アマゾンで見たら阿川さんの新潮文庫の『志賀直哉』が在庫切れになってるけど、絶版になっちゃったの?
しがなぃおやじでごぜえまつ
876 :
吾輩は名無しである:2008/12/24(水) 15:04:44
この間徳川さんと志賀直哉氏の御宅にうかがひ、意外なサッパリしたよい方で、御作の印象と比べふしぎの感さへいたしました。
志賀氏はなにしろ大物にて、我々としても摂るべきところも多くあり、決して摂つてはならぬ所も多々あり、
こちらの気持がしつかりしてゐれバ、決して単なるわがままな白樺式自由主義者ではいらつしやらぬことを思ひました。
今の世の隠者の一模範とさへ思はれますが、仰言ることは半ばは耳傾けてうかがつて頗る有益なことであり、半ばは、我らの学ぶべき考へ方ではないといふことでございました。
平岡公房(三島由紀夫)18歳
清水文雄への書簡から
877 :
吾輩は名無しである:2008/12/24(水) 17:23:32
878 :
吾輩は名無しである:2008/12/24(水) 18:53:04
>>877 「師・清水文雄への手紙」という三島が16歳から死まで清水氏へ綴った書簡集からです。新潮社の出版です。
879 :
吾輩は名無しである:2008/12/24(水) 18:58:37
880 :
吾輩は名無しである:2008/12/24(水) 21:53:49
881 :
吾輩は名無しである:2008/12/24(水) 23:46:59
志賀は何かどう読んでも本気で書いてると思われる部分ほどつまらんが、
書き飛ばし的な非現実的展開部分とか妙なサイケデリック感があってしかも本人は幻惑やハッタリの意図は無さそうで
ちょっとジャンキーみたいでカッコいいかもな。大御所と言うよりトリックスターだよ、無自覚な。
アドリブ系のラッパーとかやってたかもよ今生きてたら。
和解読んだ時には、なんだこりゃって感じで
これ小説なのって思った。なんでこれが文学史に載ってんだろみたいな。
子供の頃児童文学全集に入ってたお話の中で
唯一、嫌いな物語だったのが「小僧の神様」
タイトルからして嫌いだった。
金持ちが気まぐれにお恵みする話を神様だありがたや、なんてそんなん絶対ちがうわって、子供ながらに思った。
乞食扱いしてんだもん。無神経すぎ。
で、むしろ太宰に感謝したほうが良いんでない?
如是我聞がなければ、この人だーれも思い出さなかったと思うな。
直弟子みたいな人が持ち上げてただけで。
この人小説より如是我聞のが読まれてるし、鋭いし、おもしろいんだもん。
この人小説→X
この人の小説 →○
太宰の中編・短編の小説ってすごい上手いよね。
何遍も読んだり、買い直したりしてる。
志賀直哉の小説って文学史に載ってるから、一応読んだだけ。
コピペじゃないぞ。俺が昼間書いた。
>>886 それくらい分かってるよ、冬厨。
つまらんから相手にする気も起きんということだ。
そんな事まで読み取れるかボケ
889 :
吾輩は名無しである:2009/01/14(水) 15:41:00
志賀直哉はとんでもないいんちきです。日本語
をやめてフランス語「でも」国語に採用したら
どうかとたわごとをいっておりました。そうすると、
日本人は誇るべき我が古典を読めなくなるわけです。
なにが「小説の神様」ですか?
森有礼は英語を国語にせよと言い、伊勢神宮では
ステッキで御簾をあげ憲法発布の当日暗殺されました。
敗戦の混乱期だったのが幸いして直哉は「栄光」
の生涯を終えることができました。
890 :
(o`.´o)materialist:2009/01/14(水) 18:57:25
ソープ狂いの小説の神様志賀も太宰には勝てなかったと逝った漢字で消化ねぇ〜(笑)
891 :
吾輩は名無しである:2009/01/14(水) 19:04:29
>>890学習院のおぼっちゃまじゃ無頼の太宰にかてるわきゃない。
892 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2009/01/14(水) 19:06:23
安吾にもやっつけられてるよ。「文章家であって文学者ではない」みたいな。
893 :
吾輩は名無しである:2009/01/14(水) 20:25:40
てめーら直哉いじめんなや。
「和解」読めば直哉が本当は優しい奴って分かんねーか?
けどな、この俺にゃ分かんのよ。
俺も直哉みたいなすげえ小説書いてるとこだから。
もうすぐ文壇を仰天させっから。
894 :
吾輩は名無しである:2009/01/14(水) 20:37:04
んだんだ。 んだば優しいオッチョコチョイだな。
志賀直哉の小説って、家格の低い人ほど嫌う傾向があるよね。
898 :
理科男:2009/01/15(木) 00:10:34
白樺派の人間はみな、恵まれた環境に育って、理想主義ですから
小説家としての勝負はついた。
時間が経てば経つほど差は歴然と開いていく。
太宰・安吾>>>>>>>>>直哉でしょ。
900 :
吾輩は名無しである:2009/01/15(木) 15:21:27
あなた達日本人の掲示板を見て、「日本人はみんな過激者或いは気違いか」と疑わずにはいられなくなった。
一人の作家を否定するに、きちんと証拠を挙げなければならない、それぐらいわからないの?
作品に対する深い理解も見られないのに、簡単に否定するのは素人っぽい。
いつもあなた達に後進国とよばれる中国人のわたくしから見れば、ほとんど取るに足りない発言
自国の文学をもっと真剣に扱ってはどう?
901 :
吾輩は名無しである:2009/01/15(木) 18:04:25
釣れるかな釣れないかな
902 :
吾輩は名無しである:2009/01/15(木) 18:46:36
2ちゃんは日本語の可能性の極限を追求する場所でつ
確かにこのスレの志賀批判って、全く論理性が無いよね。
たまに論拠として太宰と坂口の作品が挙がるだけで。
この中に尾道の旧居に行ったことがある輩はおらんのか?
ノシ
暗夜行路の描写通り良い景色だったよ。
他に客が居なかったから、館長のおっちゃんと30分位しゃべってたw
ちなみに千葉県在住だが、我孫子にはまだ行ったこと無い・・・。
906 :
理科男:2009/01/16(金) 07:09:49
>>900 掲示板を見て「みんな」と考えるのでは、見識張ってるようにみえる。
907 :
吾輩は名無しである:2009/01/16(金) 08:45:30
理科男さん、おはようございます。
またお会いしましたね。今後ともよろしく。
908 :
理科男:2009/01/16(金) 08:49:26
おはようございます。こちらこそどうぞ、よろしくお願いします。
909 :
吾輩は名無しである:2009/01/16(金) 09:36:14
理科男さん、
お名前から想像するに、
すくなくとも、文系ではないようですが、私も
理系(理学部出身)でしたが、昔の大学時代の
教養部は良かったですね。理系の人間も
文系の学問をちょっとかじれるし、その逆も。
とくに、心理学、法学がおもしろかったように
記憶しています。後者は屁理屈のかたまりで
馬鹿馬鹿しいとおもいながら論理好きの理系には
人気があった様に記憶しています。
文学は本質的に自分でやるものといった雰囲気でした。
理系に基礎(理学)と応用(工学)がある如く、
文系にも基礎(哲学)と応用(?)(法学、など?)
がありとせば、文学は番外といったところでしょうか。
>>905 俺は高畑しか行ったことないよ。
松江も行ったけど、やはり当時の面影は無かった。
写真撮っておくんだった・・・。
911 :
理科男:2009/01/18(日) 23:21:44
>>909 私も理学部です。確かに本を読むのは文系理系関係無いですね。
尾道は瀬戸内でも風光明媚な土地だと思います。
「小僧の神様」読みました。ありゃぁひでェェ!
弱い者の味方である芸術家が書く文章じゃない。
太宰が批判するのもよくわかるわ。
913 :
吾輩は名無しである:2009/01/22(木) 18:49:00
この人の創作って、正直微妙なのが多いよな。
逆に日記みたいな物の方が良作多い気がする。
914 :
(o`.´o)materialist:2009/01/22(木) 19:01:35
「転生」なぞはもっとひでェェ! のですけれどもねぇ(笑)
915 :
吾輩は名無しである:2009/02/14(土) 00:12:14
しかし偶に志賀直哉の文章を読むと頭がすっきりする。
梶井や小川国生さんがお手本にしていたのがよく分かる。
916 :
吾輩は名無しである:2009/02/14(土) 00:28:27
>>916 お!、
>>882さんに食いついたね。
882さんの精彩な意図は伝わってこないけど、
この人が一番志賀文学感覚を捕えているね。
918 :
みつまめ:2009/02/19(木) 15:11:09
東大出てるんやし、神様なんちゃう? お前ら馬鹿? 偏差値2?
私小説作家って言われているけれど、
初期の作品は虚構性の強い短編が結構あるよね。
>>919 でも文壇処女作がいきなり「網走まで」だもんな〜。
事実上の処女作は「菜の花の小娘」だが、あれは正直・・・
まあ、確かに東大出てるな。
太宰も東大出てるけどw
ちなみに俺はどっちも好きだ。
ってか当時の帝国大学ってエリートだったの?
武者小路実篤なんか学習院じゃ成績ビリから2番目か3番目かだったけど
東大入れたらしいぞ。
エリートと言うよりも上流階級って感じか?
当時の庶民は殆ど小卒だったんでしょ。
いわゆる自然主義の作家の中で人気があるのって
志賀直哉と島崎藤村ぐらいしかいないじゃん。
一応実力はあるってことだよね。
田山花袋なんて名前だけ残っていて大塚英志ぐらいしか読んでいないし。
「おくりびと」の小山薫堂は、志賀作品の継承者だな
926 :
吾輩は名無しである:2009/02/26(木) 18:25:01
この人天然だったんでしょ。だから同じ天然系作家たちから絶大な支持を得た。
上地とかと同じ感じ。
上地って誰ですか?
そんな作家知りませんが。
928 :
吾輩は名無しである:2009/02/26(木) 22:13:28
>>927 羞恥心の上地雄輔。作家じゃなくて芸能人。
929 :
吾輩は名無しである:2009/02/26(木) 22:44:41
930 :
吾輩は名無しである:2009/02/28(土) 12:43:17
今さら、日本を愛するの、日本人を愛するの、といふのはキザにきこえ、愛するまでもなくことばを通じて、われわれは日本につかまれてゐる。
だから私は、日本語を大切にする。これを失つたら、日本人は魂を失ふことになるのである。
戦後、日本語をフランス語に変へよう、などと言つた文学者があつたとは、驚くにたへたことである。
三島由紀夫
「日本への信条」より
日本の或る五十年配の作家の仕事に就いて問はれて、私は、そんなによくはない、
とつい、うつかり答へてしまつたのである。最近、その作家の過去の仕事が、どうい
ふわけか、畏敬に近いくらゐの感情で東京の読書人にも迎へられてゐる様子で、
神様、といふ妙な呼び方をする者なども出て来て、その作家を好きだと告白する事は、
その読書人の趣味の高尚を証明するたづきになるといふへんな風潮さへ瞥見せられて、
それこそ、贔屓の引きだふしと言ふもので、その作家は大いに迷惑して苦笑してゐる
のかも知れないが、しかし、私はかねてその作家の奇妙な勢威を望見して、れいの津軽人
の愚昧なる心から、「かれは賤しきものなるぞ、ただ時の武運つよくして云々。」と、ひとりで
興奮して、素直にその風潮に従ふ事は出来なかつた。
932 :
吾輩は名無しである:2009/03/07(土) 06:23:01
暗夜行路で抜いたことがあります。
謙作の妻、直子が犯されるシーン。
直子が豊満だったというのがたまらない。
誰か漫画にして、その描写を詳しく描いて欲しい。
暗夜行路で抜けるなんて
あんたこそ紙だ!
934 :
吾輩は名無しである:2009/03/16(月) 05:20:39
>>904 遅くなったがノシ
尾道と我孫子と城崎には行った、どこも落ち着いた良い所だったけど尾道が一番好きだ
大学卒業するまでに大山に登りたい…
935 :
吾輩は名無しである:2009/04/15(水) 15:59:36
和解の、婆さんを責めずに許してやるところの描写がぐっときた
小説の神様の一の子分が批評の神様2の子分が
938 :
吾輩は名無しである:2009/05/28(木) 23:17:58
志賀の文章読めなかったらそれこそラノベくらいしか読むものがないね
939 :
吾輩は名無しである:2009/05/31(日) 18:42:58
小僧の神様を読むと鮨が食べたくなる以上、
志賀直哉が小説の神様であることに間違いはない。
エリックプラクトンに似てない?佇まいも味わいも、
ストイックだ。
941 :
弧高の鬼才:2009/06/02(火) 22:30:43
今日 テレビにでるね
文体に似て太いバリトンボイス、を期待してたが、鼻にかかった悪代官みたいな高い声だな。
あれでは叱咤激励も皮肉ととられがちなんだろうか。
943 :
吾輩は名無しである:2009/06/03(水) 17:22:22
スシを取り落とす小僧の前で、文学は有効か?
944 :
ヴォートラン:2009/06/06(土) 09:56:39
昔、岩波文庫版志賀直哉随筆集で夢の話を読んでちょっと驚いた。(タイトルは忘れた)普通夢につ
いて書かれたものは、いかにもこしらえた(創作された)感じがする。例えば話のつじつまがきちん
と合いすぎるし、できすぎてる。好きな作家のカフカや漱石でさえ、実際に見た夢を元に書いている
が、後で構成し直された感じが強くする。すくなくとも自分の見る夢はもっと支離滅裂で物語の上昇
曲線もヒッチコックの映画のように昇っていかない。むしろゴダールの映画のようにつぎはぎだらけ
といった感じだ。おまけに登場人物も、昔の同級生から同じ会社の嫌いな人までわけがわからずでて
きて、顔は同じだけど名前は違うといったこともある。文章を書くという行為には、部分を集めて意
味が通るように組み立てるということが当然含まれるのだから、後から構成しない、ということはあ
りえないのであるが、きわめてそれを少なくして書いてみたい、(しかも意味が通りまわりくどくな
くシンプルに)という文があるとしたらこのようなものではないかと思った。
*もちろんカフカと漱石の作品は別の意図で書かれたものであり、志賀直哉のほうがすごいと言う
意味ではありません。
>>944 「病中無」かな?
「城崎にて」にしても「盲気浮木」にしても、本当に運に恵まれてるな〜。
946 :
吾輩は名無しである:2009/07/03(金) 11:48:31
今までの日本の告白小説家のやうな泣きっ面を、――男子としてあるまじき泣きっ面を――
小説のなかで存分に演じてみせることが、即ち「生きるための文学」であるといふ、
さういふ滑稽なプリミティーブな考へ方に僕は耐へられません。
僕にはわづかながら遠いサムラヒの血が、それも剛直な水戸ッ子の血が流れてゐます。
僕の文学は、腹を狼に喰ひ裂かれながら声一つあげなかつたといふスパルタの少年に倣ひたいのです。
その少年の莞爾とした微笑に似た長閑な閑文学(とみえるもの)に僕は生命を賭けます。
僕は「狼来りぬ」といふあの臆病な子供になりたくありません。
もっとよい比喩がここにございます。
我子の死に会つて数分後に舞台へかけつけなければならなかつた喜劇俳優が、その時示した絶妙の技、
さういふものにこそ僕は憧れるのです。
(文学を芝居にたとへるなんて、旧文壇の人にとつてはおそらく冒涜的な言動でせうが、
文学といふものに対する自堕落な信念はそろそろ清算してよい時ではないでせうか。
僕は最後のところ、いつもギリシャ悲劇を考へます。
作者が一言の思想の表白もさし控へた純粋な技術と形式の精神がそこにあります。
ギリシャ的単純さが最後の目標です。勿論これは志賀直哉氏の単純さとは全く別個のものです)。
三島由紀夫
昭和22年11月4日付、林房雄への書簡から
947 :
吾輩は名無しである:2009/07/03(金) 11:50:23
話をあとに戻りまして、ではその時、その喜劇俳優にとつて、喜劇といふ芸術は何ものでせうか。
逃避でせうか。自嘲でせうか。
僕には彼の悲しみの唯一無二の表現形式として喜劇があるのだと考へられます。
彼は悲しみを決して涙としてあらはしてはならなかつたのです。それを笑ひとして示さねばならなかつたのです。
文学における永遠不朽な「情痴」の主題、僕はそれをこの「笑ひ」だと考へます。
「戯作」と云つても同じことでございませう。
もちろん僕としてもヒューマン・ドキュメントを書きうるゲエテ的作家の幸福を考へます。
しかしメリメのやうな「自己を語らない作家」の最も不幸な幸福をも考へます。
作品の世界に凡ゆる「日曜日」を託けて、永遠にウィークデイの累積をしか持たなかつた作家の
おそるべき幸福を考へます。
それを高見順氏などは、ウヰークデイの匂ひのしない文学はディレッタンティズムだと仰言るのです。
日曜日は僕にとつて逃避の場所ではありません。
そこにこそ僕は生涯を賭け、ギリギリ決着の「生活」を賭けてゐるのです。
それこそ僕の唯一無二の喜劇の舞台なのです。
僕はそこを掃除し、つやぶきんをかけ、花を飾り、恋人を迎へ、おしやべりをし、……といふ比喩は甚だ皮相的ですが、
その日曜日に、僕は自分の悪と不徳と非情と侮蔑と残忍と犯罪とのあらゆる装ひを期待するのです。
あらゆる種類の仮面のなかで、「素顔」といふ仮面を僕はいちばん信用いたしません。
僕はかうして、僕の生にとつて必然的であつた作品からそのあらゆる窮屈な必然性をぬがせてやつて、くつろがせてやるのです。
僕は作家の歯ギシリなどといふものを書斎の外へ洩らすことを好みません。
僕の作品はそれでも尚、僕の本質的な生活だと思はれるのですが……
尤もこんなことは口で言つてもはじまらないことでございます。作品で証明する他はありません。
三島由紀夫
昭和22年11月4日付、林房雄への書簡から
948 :
吾輩は名無しである:2009/07/08(水) 17:53:18
どったの?
949 :
吾輩は名無しである:2009/07/08(水) 19:30:05
太宰は人間の屑
950 :
ヴォートラン:2009/07/17(金) 22:36:30
ある批評家の言葉を借りるなら、小説とは詩、物語や演劇と違いギリシャ時代にはなっかたジャンル
であり、西洋ですら300年から400年前にやっとジャンルが確立したといってもよい。その意味
で嫡出の子ではなく、いわば不義の子である。中野重治によれば、森鴎外と夏目漱石が現れてはじめ
て小説家が尊敬されるようになった、といっている。逆にいえばそれまでは女子供が読むものであり
まともに語られることはなかったのである。事実「小説」という言葉は、中国でも小人(立派でない
つまらない人という意味)の説という意味であった。魯迅のような人が現れてはじめてまともに扱わ
れるジャンルになったのである。(というより魯迅の中国小説史略のような書物によって小説という
ものが語るに値するジャンルだと中国に広まったのだ。)それらをふまえるとすぐにギリシャ悲劇に
向かう三島由紀夫には賛同しかねざるをえないし、志賀の作品そのものを読むと、(人生について語
るのは武者小路実篤や解説に文章をかいている批評家であって)説教くさくもないし単純でもない。
(志賀の周りにいた人は単純であったかもしれない)強引に図式的にいえば、志賀はまだ写真がめず
らしかったころに自分の好きなものを撮影して写真集をつくっている。その最後のページは龍安寺の
石庭である。誰もが知っているとおり非常に簡素に見えるこの庭は、単純の極であるようにもみえ、
また複雑の極にも見える。いや、たまたま石を置いたらこうなったのかもしれない。計算しつくして
こうなったのだろうか、いずれにせよ志賀直哉は非常に好きっだったことは間違いがない。彼の書こ
うとしているのは、いわゆるよく構成された小説ではないのである。そのようなものなら300年前
から西洋の小説にあるのである。龍安寺の石庭のような作品をねらったに違いないと私は思う。少な
くとも三島由紀夫邸のようなものではないのである。彼のこの試みがどこまで成功しているかどうか
は別にして、この試みは貴重であると思う。
951 :
吾輩は名無しである:2009/07/17(金) 22:37:42
>>1への返答だけど
やっぱ小説の神様というとバルザックが思い浮かぶなあ
952 :
吾輩は名無しである:2009/07/17(金) 22:52:33
志賀直哉のようなお馬鹿さんが小説の神様なんて、
まるでトマス・リードやG・E・ムーアが哲学の神様だというようなもんだよね!
と言っても誰もわからないか?
953 :
武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2009/07/18(土) 00:08:45
>>1及びスレ全住人へ
大昔、そう言われていたというだけの話だよ。
だいたい志賀の影響受けた新人作家なんて今はあまりいない。
影響でいえば村上春樹とかなんとかそんなのでしょ?
プロレタリア文学なんか読むと、文体が完全に志賀直哉してるのにぶつかることがよくあるんだけど、
「ああ昔は神様だったんだ…」とか感慨もひとしおなんだよね。
まあもっと日本の近代文学を読んで勉強したほうがいいよ
954 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2009/07/18(土) 00:16:27
あまりいないって少しはいるのかよ?具体的な名前を出せ。
まったくお前のレスは適当過ぎて読むに堪えないよ消えな。
955 :
武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2009/07/18(土) 00:32:48
>>954 「あまりいない」と言ったのは言質とられない為のレトリックだよ。
例外的にいることも有りうる訳だし。
「ない」と言い切ることのほうが、妄想じみてくるんでね。
仮にここ十年間に存在した「作家」全員をリサーチなんて物理的には無理だし(いや無理でもないかな)。
言質とられない云々は、他人とディスカッションやディベートしたことない奴には分かんないだろうけどねw
ま、ポパーとか読んでると、こういう言い方に癖になるんだよな。
956 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2009/07/18(土) 00:36:27
要するにお前のレスは卑怯なんだよ。俺が添削してやるよ。
「私が知る限りいない」これでいいだろ。まあてめーの知識なんてたかが知れてるけどなw
>955
要するにお前のレスは卑怯だということだ。簡単なことだ。
958 :
武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2009/07/18(土) 01:01:39
>>957 ポパー読みなよ
私の書き方は妥当だよ。
「いない」と言い切ったら「絶対」が含意されちゃう。
そんなことも分からないんだろうか?
「絶対」を含意させた文がまともなもんじゃないことすら分からないんだろうなw
959 :
吾輩は名無しである:2009/07/18(土) 01:12:25
>>958 はったりと逃げ口上探し、チンピラ2ch芸者の常道ですね。わかります。
960 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2009/07/18(土) 01:15:41
そんなこと本から学ぶまでもないだろ低能。
俺の添削を百回読んで、そのまま自殺しな。
志賀直哉はバカ
また阿呆の武陽の相手なんぞをしてやらねばならぬのですか(笑)おやはや(笑)
たとえよく読まれる作家でなくても、志賀の与えいる影響は大きいのです(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
まず武陽がよく引き合いに出す「教科書に載っている」を上げさせてもらいましょう(笑)教科書の影響は絶大です(笑)おやはや(笑)
それからまた、志賀が作り出した形式と言いますか、スタイルへの執着はまだ日本全体を覆っているのです(笑)文豪然としたやり方を好む物は多いはずですよ(笑)
影響いうのはある作家を挟んで、ということもありえます(笑)これがディベートですか(笑)笑わせますねぇ(笑)底が知れる、というものです(笑)おやはや(笑)
963 :
吾輩は名無しである:2009/07/18(土) 04:26:43
昨晩は夫か。夫婦でやっていて恥ずかしくないのかwww
964 :
吾輩は名無しである:2009/07/18(土) 07:43:34
>>958 おまえ、つれあいのババアよりも恥ずかしい男だなw
965 :
吾輩は名無しである:2009/07/18(土) 13:14:16
武陽と狸が夫婦でその子供が(o^v^o)
この荒らしファミリーに関わるのはやめましょう
966 :
吾輩は名無しである:2009/07/18(土) 13:18:35
(?∀? )
967 :
吾輩は名無しである:2009/07/19(日) 10:02:39
>>953 時代性で片付けられて楽でいいよな。馬鹿にはもってこいな手法だ。
その後のレスでいつも通り、逃げ口上も作っているようだし。
うぅん…あ!!!
969 :
ヴォートラン:2009/08/01(土) 02:07:43
志賀直哉の近所にも住んでいた親しい友人の一人である柳宗悦は、晩年の書物の中で次のように西洋近
代を批判していっている。
「個性美が尊重されてきた近世では、必然に独創という事が重い意味をもつ。これがために斬新を求め
る風潮が芸術界にうかぶ。その弊として、奇抜なものが多く現れ、これが創造と混同されがちである。
その結果近代芸術はとかく変態なものに流れた。病的なまでに怪奇を示すものが多い。不思議さとか、
鋭さとか、烈しさとか、これらへの執着が濃い。(中略)しかし仏教美学の理念として無上の美と看做
されるものは、烈しいものではなくして穏やかなもの、騒がしいものではなくして静かなもの、異常な
ものではなくして尋常なもの、特殊なものではなくして正当なもの、争うものではなくして素直なもの
、これを一言で尽くせば「平常美』であって異常美ではない。(中略)ちょっと考えると余りにも芸が
ない答えのようであるが、これより健全な正当な美は考えられぬ。」
彼の息子である柳宗理は、世界的建築家ル・コルビュジェの元で学び帰国した坂倉準三の建築事務所か
ら出発した近年評価の高いプロダクトデザイナーである。彼のデザインのキーワードとしてよく知られ
ている言葉に「アノニムスデザイン」がある。この言葉は個性美の反対(無銘)を示す意味を含んでい
る。私も(多くの人と同じように)子供の頃から身近に彼のデザインしたものを知らずに使っていたり
、見かけたりしていたのを、大人になって後で知って驚いた。
同じく近年世界的に評価の高い映画作家である小津安二郎は、戦争中に読んだ本の中で最も感動した
作品に志賀直哉の小説をあげている。晩年には親しくつきあっていたため一緒に散歩している写真も
残っている。
文学批評家の小林秀雄も若いころに奈良の志賀直哉宅に住んでいたことがあるほどうちこんでいた。
970 :
ヴォートラン:2009/08/01(土) 02:29:48
今志賀直哉を批判することはたやすい。がしかし現代小説は必ずしも彼の作品をのりこえてはいない。
971 :
吾輩は名無しである:2009/08/06(木) 12:34:16
作品が英訳されると、「何でこれが小説の神様の作品なんだ?」と首を
傾げる人達が世界中にいっぱい出てくるから、それは止めといた方が良
いだろうw
972 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/07(金) 23:03:15
つーか、志賀直哉のすごいのは、
文中の志賀直哉とリアル志賀直哉がイコールな点なんだよね。
だから、英訳してもその感覚は伝わるんじゃないかな?
だから、評価を得る可能性があると思う。
973 :
吾輩は名無しである:2009/08/08(土) 08:37:24
>>972 翻訳がほとんどないのが何よりの証拠だと思うが。
翻訳なら君がやってみれば良いw
優れた文学的感性と普遍性への見通しと語学力がある者は敬遠すると
思うがねw
974 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/08(土) 13:38:52
別スレにこんな書き込みがwww
>321 :吾輩は名無しである:2009/08/08(土) 13:46:50
>通行人だが、ちょっと目に入ったので教えてやると
>
>精神科の病棟には昔から「自称〜〜」患者が多数居て
>日本で最も多いのが「私は天皇」という患者。
>欧米では「私はキリスト」や「神だ」と名乗る患者が多い。
>
>病棟に収容されてはいなくても、同質の心的傾向をもっている輩は
>社会にうろついている。たとえば316がその見事な実例。
976 :
吾輩は名無しである:2009/08/08(土) 14:28:42
>>974 マジになるなよw
日本ですら人気がどんどん落ちてる作家を海外で売り出すことは不可能だw
出版社と交渉して翻訳権を手に入れたとして、君が負担する費用と売れる部
数を考えれば、君が相当な金持ちでなければ、志賀直哉の翻訳なんてあり得
ないことだよw
自分に返事すんなよwwww
978 :
吾輩は名無しである:2009/08/08(土) 16:52:06
翻訳権みたいの(笑)
979 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/08(土) 18:26:54
>>976 つーか、著作権が時効になれば翻訳権も時効だ、ってことはないの?
志賀は日本人が誇れる作家だよ。 三島みたいに小賢しく、気持ち悪いのとはわけが違う。
980 :
天皇 ◆gJQGuDMQlY :2009/08/08(土) 18:40:27
つーか、
・志賀が感じた感覚を、読者にそのまま伝達する能力に長けた作家
ということが出来るのです。
わかりましたか?
高校生の学力低下とともに、志賀直哉の人気が落ちている。
ということはつまり・・・!
982 :
吾輩は名無しである:2009/08/08(土) 19:52:18
文中の志賀直哉とリアル志賀直哉がイコールな点(笑)
983 :
吾輩は名無しである:
>>980 そこだよ、小学生の作文が迫真力を持つのも同じだw