316 :
317@大江スレ:
このスレがどういう趣旨のスレなのかよくわからないのですが
ちょっと書かせていただいてもよろしいでしょうか。
物語と批評という言葉がスレタイにありますが、
物語と批評を合体させた作家といえば大江健三郎ではないでしょうか。
小生は読書歴がまだ浅くそんなに多くの本を読んでるわけじゃないのですが、
まず、大江は自分の作品の中に過去の自作品を盛り込んでいます。
また、自分の小説作品についてエッセイで批評もしております。
さらに、他の小説家についても小説作品内で言及が多いと思われます。
たとえば、ドストエフスキー、フォークナー、ブレイク、ダンテなどなど。
そして、またさらに、現実というものを作品内に取り込みもしております。
こうした何層にもなった物語と批評の多重的構造について
みなさんの意見をお聞かせいただければと思います。