金庸

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1吾輩は名無しである
最近何かと話題の国の最大の作家です。

読んだことねぇけど(´・ω・`)
2吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 00:17:49
>>1
おっ、すげぇタイミング。初めて2chで金庸スレを探してたとこ。
とりあえず射周鳥英雄伝を読んでみたらすぐはまった。
こんなに読書に夢中になるのは10年ぶり。

彼の本の内容は簡単に言えば水滸伝に近いかな。大勢の登場人物が
義兄弟になったり仇敵になったり恋人同士になったりと展開はワンパターンではあるけれど
大部分がフィクションゆえに時代考証とか政治背景とかかったるい部分は極力省いてて
体の動き(格闘)と心の動き(倫理観とか友情とか恋愛とか)が絶えず繋がってて
読んでて息つく暇がない気分になる。
起承転結のうち日本の文学なら起承ばかりが大部分を占めたりして退屈しがちだけど
彼のは転が大部分を占めてるのにキャラが立ってるので安っぽく感じない。

彼が小説書いてたのは40年前だけど、その後の香港の格闘映画にけっこう影響与えてるのかも知れない。
3吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 00:30:11
>>2
武侠小説もいいよね
巷に溢れてる純愛、イノセント志向の話に食傷してる人にお勧めしますよ
(σ・∀・)σ
4吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 01:11:28
日本人にしてみれば、長い上に漢字が多く、主役がなかなか出てこずに入りづらいというところもあるけど、
はまる人は中毒になっちゃうね。
やっていることは少年ジャンプ連載の漫画とそう変わらないのに、作者の教養の深さが満ちている感じ。
中国の歴史を少し勉強していれば、面白さが倍増する。
最近、ドラマ化された作品が日本にも入ってきているから、そちらから入るのもいいかも。
↓笑傲江湖(やかましいので注意)
http://www.m3e.co.jp/shougou/index.htm
↓射G英雄伝
http://www.maxam.jp/gallery/shacho/index.html
http://www.necoweb.com/neco/syacyo/
↓天龍八部
http://www.maxam.jp/gallery/tenryu/index.html
ドラマの方もなかなかよくできているから、結構お勧め。
ドラマを見ておけば、読む時に場面の想像がしやすいと思う。
5吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 01:22:24
エンタメでしょ?
風太郎みたいなもん?
6吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 01:25:42
7吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 01:31:56
コンドルヒーローは李莫愁の絵がちょっと許せないなあw
あの人には結構思い入れあるから。
でもアニメ向きの素材だね。ゲームにもなっている。
とにかくエンターテイメントとしての魅力に満ちている。
時には難しいテーマを投げかけていながら、長さを感じさせずに楽しく読めてしまうところが凄い。
後、金庸作品では、やたら元気な年寄りと男装の美少女がほぼお約束になっている。
8吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 01:35:55
うちにケーブルテレビを入れたところ、父親が射G英雄伝のドラマにはまりまくって、困ってるところです。
再放送も全部見ようとするの。

で、子供として、原作っておもしろいんだろうか、って思い始めたところ。
9吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 01:44:46
最初に読むなら、碧血剣もしくは射G英雄伝がいいと思う。
碧血剣は比較的短い(それでも三冊)し、文庫化している。
射G英雄伝も比較的入りやすいと思う。
この人の処女作は書剣恩仇録だけど、後味が悪いので少し後にした方がいいと思う。
気をつける点としては、射G英雄伝・神G侠侶(神G剣侠)・倚天屠龍記で三部作になっている。
天龍八部は少し難しめの内容なので、他の作品で武侠慣れしてから読んだ方がいいと思う。
最後に書かれた鹿鼎記は、他のいろんな作品が少し絡むので、最後に読むべき。
今のところ、書剣恩仇録、碧血剣、侠客行の三作品が文庫化している。
後、本屋では置いてない場合も多いから、図書館で探した方が見つけやすいかもしれない。
10吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 01:55:47
↑歴史小説なんか読む方なら、碧血剣の前に司馬遼太郎の韃靼疾風録読んでおけば、歴史背景が分かっていいと思う。
後、書剣恩仇録は最初はよくないけど、雪山飛狐と飛狐外伝の前には読んでおいた方がいい。
まあ、ごちゃごちゃ書いたけど、あまり気にせず、どんな作品でもいいから、一度読んでみて。
11吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 09:16:49
小説版 真三国無双みたいなもんか
12吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 11:21:08
まあ、そう言えなくもないけど、闘い以外の要素も相当奥深い。
解説書の言葉を借りれば、武侠小説とは、武術家や剣士たちの活躍を描いた冒険活劇であるが、
闘いの他に、恋愛、歴史、サスペンス、ハードボイルド、伝奇、コメディ等、
様々な要素が一つの作品に盛り込まれている。
金庸の場合、時には歴史を動かし、時には世紀のロマンスを奏でる等、
ジャンルを越えた壮大な物語が繰り広げられる。
まあ、独特の用語なんかも出てくるし、好きになるか嫌いになれるかは、人それぞれ。
日本の歴史小説なんかと比べるととにかくスケールが大きい。
ちょっと少年少女向けという要素が強い。
後、物理的に不可能な技を使ったりして、ファンタジー色が強い。
ジャイアンの歌みたいな技にも、金剛獅子吼なんて名前がついている。
ヒーロー、ラバーズ、グリーンデスティニーなんて映画もあったけど、
この人の作品を読めば、なぜ人が空を飛ぶのか分かる。
まあ、一度読んでみることだね。長いけど。
13吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 11:24:41
補足すると、金庸って共産党に批判的なことで有名だから、
今の中国の政権が嫌いな人でも、同じ国のだからって毛嫌いする必要はないと思う。
作中人物を毛沢東と重ね合わせて皮肉っているとは、よく言われること。
香港在住だけど、文化大革命の時に本土にいたら、多分真っ先に殺されていただろうなあ。
14吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 21:43:54
実はラノベ板に立ってる罠。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1112177696/
15吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 22:11:48
重複はしているけど、あちらは金庸上級者向けというか、
ほとんどの人が全作品読んでいるので、初心者にはちょっと入り込みにくい雰囲気があるかもしれない。
ちょっとネタバレの危険が大きいね。
16吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 22:22:59
じゃあ、こっちは初心者向けのスレにするの?
17吾輩は名無しである:2005/04/19(火) 01:27:50
立てるのなら一般書籍板じゃないの?
なんだか板違いな気がする
18吾輩は名無しである:2005/04/19(火) 01:58:43
別に板違いではないと思う。
金庸作品は確かに娯楽色の強い大衆向け作品だけど、
民族問題なんかを絡めた作品が多くて、かなり奥深い。
文学としても高い評価を受けていて、知識人の間にも熱狂的なファンが多いことで有名。
紅楼夢の研究を紅学と称するのに倣い、金庸作品を研究する金学なんてものもある。
現代中国の代表的な作家を選んだ「二十世紀中国文学大師文庫」なるもので、
魯迅、沈従文、巴金に続いて第四位に置かれているし。
何年か前にはノーベル文学賞候補にとの話も出たらしい。これは半分冗談だろうけど。
とにかく、中華圏でこの人の作品は異常なほど人気がある。
まあ、あまり難しいこと考えずに読んだらいいと思うけど。
19吾輩は名無しである:2005/04/20(水) 09:04:49
今日は水曜ヽ(゜▽、゜)ノ
20吾輩は名無しである:2005/04/22(金) 15:45:20
今日は金庸日。
金庸の凄さは中国の検索サイトでくぐれば分かる。
中国、香港、台湾の別に関係なく、凄まじい数の熱狂的なファンが存在する。
21吾輩は名無しである:2005/04/23(土) 16:32:57
書店の隅の方に何冊か置いてあつたけど売れた気配はないね 日本で人気イマイチなのはどういうことなんだろうね
22吾輩は名無しである:2005/04/23(土) 22:10:14
最初に処女作の書剣恩仇録を出したのが決定的にまずかったと思う。
最初に書いた作品だから、こなれてないと言うか、
魅力では金庸作品の中でも最底辺。
おまけに読後の後味も極めて悪い。内容についてはネタバレになるので言わないが。
金庸の作品て、こんなものかと思った人が多いと思う。
碧血剣か射G英雄伝を最初に出せば、かなり違ったと思う。
ちなみに射G英雄伝は、ドラマ人気のおかげで、
夏に文庫化するらしい。
23吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 03:44:39
最初に買う本(読む本が)書剣とは限らないので
最初に出したのが書剣でも射Gでも状況は変わらないんじゃないか。
射雕ドラマ放送中に射Gを出すのが最初なら話は変わりそうだが。
24吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 07:08:26
最初が射G英雄伝なら売れたと断言はできないけど、
書剣恩仇録が最初に金庸作品として一般に広く紹介されたのは確か。
古本屋に出回っているのは書剣恩仇録が圧倒的に多い。
25吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 10:53:42
漢字が読めんw
26吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 12:13:01
金庸作品読んで初めて知った漢字は多い。
27吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 09:08:56
ところでこの作家の作品は漢字文化圏以外でも出版されてるのかね?
そうだとしたら、ちと読んでみたい。
読みづらそ〜(^o^;)
28吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 14:52:43
欧米では早くから英語やフランス語に翻訳され、
漢字圏以外にも韓国、インドネシア、タイなんかでは日本より前に出版されたと聞いた。
おおむねアジアでは好評らしい。詳しいことは知らないけどね。
この作家を日本に紹介した人に言わせれば、
最近まで日本で翻訳が出なかったのが不思議で仕方がないのだそう。
作品は正直、主人公がなかなか出てこない作品が多いので、最初がとっつきにくい。
中盤からぐいぐい引き込まれる作品が多いので、最初をどう乗り切るかだね。
それに、日本語翻訳でも漢字は相当多いので、苦手な人には辛いかもしれない。
案外、ドラマを見てから読んだ方がいいかもしれないね。

29test ◆bBm/UfuWG2 :2005/04/27(水) 15:18:47
test
30吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 21:01:58
そういや こないだスカパー!で金庸原作の
ドラマがやってたなあ 予算が少なかったのか安っぽい作りだった。
まあ嫌いではないが(^_^;)
でもハリウッド映画並みに巨額資本を投下して
この作者の小説を映像化すれば結構すごいモノができるのではないか
なんてふと思った。
31吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 22:52:07
映画の場合、劇場公開で興行収入が見込めるから多くの予算を投じることができるけど、
ドラマの場合、放送してしまうから、見込まれる宣伝効果を元にスポンサーを募るしかない。
その上、ドラマは長いから、時間当たりにかけられた金額では、映画より圧倒的に劣る。
だから映像面ではどうしてもドラマは映画に劣ってしまう。
金庸作品は基本的に長編中心、時間をかけてじっくりと描き出してこそ作品のよさがでるのだから、
どうしてもドラマ向き。
映画にすると時間の都合上、作品の一部を抜き出したものか、外伝的なものにならざるを得ない。
実際、映画化作品はどれも不評。
32吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 22:57:50
でも、例えばロードオブザリングに匹敵するような予算を投じることができれば、
扱い方次第では、かなり凄いものができると思う。
その点、6月にCS放送開始・ビデオ発売の天龍八部は結構頑張っている。
部分的にはかなり迫力ある映像が実現できていると思う。
http://ent.sina.com.cn/2003-09-10/1137198759.html
↑精彩片花と書いてあるところをクリックすれば予告編映像が見られる。
1と2があるけど、予告編は二部構成になっていて、1の続きが2。
↓中国語なのでよく分からなければ、下で同じものをダウンロードできる。
http://61.135.153.43/edu/ent/tian.zip
http://61.135.153.43/edu/ent/tian2.zip
1つ目の続きが2つ目。2つ目はアクションシーン中心に編集されている。
画面小さい上にちょっと粗く、白黒っぽく処理してあるので見にくいけど。
33吾輩は名無しである:2005/05/01(日) 03:06:28
>>14の過去スレにはきっと書いてあると思うけど
4年前にBSフジで神G剣侠のアニメやってたんだな。
雑誌でちらっと見たけどいかにもお子様向けの絵だった。
確かその頃はジャンプの封神演技が人気あった頃だったから
神Gもその影響でアニメ放送に繋がったのかも。
ジャンプ連載が封神じゃなく金庸のどれかだったら金庸の他の作品ももっと有名になったと思うけど
只でさえ安っぽくなる畏れが大いにある内容を安易に売り物にされるのを見るのもファンとしては悲しい。
ガンダムの作者が、ストーリーを訴えたかったのに
絵のカッコ良さだけ先走ったのを悲しんだのと似た状態になりそう。

>>31
同意。金庸作は主人公の心境が多くの出会いに寄って少しずつ変わって行くとこがミソだと思う
短編にしたらそこは表現しきれないし映画は特にチャンイーモウが格闘ものを連発した後だから
今から似た映画作っても飽きられるだけな気がする
34吾輩は名無しである:2005/05/13(金) 23:35:02
射G英雄伝をBSで知ってレンタルで全部見た。この五日間で神Gも読破した。
あー月末の試験勉強しないとマズいのにぃぃ。倚天屠龍記は来月まで我慢だな。
なんて面白いんだ!!
35吾輩は名無しである:2005/05/14(土) 01:35:43
>>34
武侠の世界へようこそ。
まだ未読作品があるとは、羨ましい限りです。
日本では金庸以外に古龍の作品もいくつか翻訳されています。
金庸とは全く作風が違うので、一度読まれてはと思います。
但、絶版なので入手が難しいかもしれません。
36吾輩は名無しである:2005/05/14(土) 10:11:53
>>35
37吾輩は名無しである:2005/05/14(土) 14:05:06
俺なんか未読だらけだぜ
イエイ
38吾輩は名無しである:2005/05/14(土) 22:51:42
金庸読む前に、中国の歴史勉強しておくと、
何割増しか楽しめると言うか、歴史背景が分かって理解しやすいと思う。
陳舜臣の中国の歴史と小説十八史略なんか結構読みやすい。
碧血剣の前には、司馬遼太郎の韃靼疾風録だね。
39吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 17:53:39
つか、サパーリ頭に入らなかった支那の歴史が、読むと少し理解できるようになる。
40吾輩は名無しである:2005/05/17(火) 17:48:45
言われてみれば、そうだな。
金庸の小説読んで、中国の歴史勉強する方がいいかも。
でも、金庸の場合、
物語の面白さを優先するために、
あえて史実を曲げたりしているところもあるので、
注意。
41吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 01:58:42
>>40
危険すぎるんじゃねーか?
なんか、真田十勇士とかで、戦国時代学んでるみたいだぞ。
42吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 07:40:21
小説ではあんなに義侠心云々してるのに、今の中国人にその気配が
かんじられない・・・共産党支配は別として。
(中国で工場管理してる友人などの話を聞くと、漢族の民族性に首を捻る。)
あーでも復讐につぐ復讐ってのが本筋か。。。なるほど?!
43吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 15:38:33
中国人というものを理解するのに、金庸小説はいいかもね。
44吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 16:16:46
うん、反日デモのニュース見ていて、江湖の先輩方未だ健在っておもった。
45吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 18:37:00
吉川英治三国志が好きなら金庸作品も
楽しく読めるでしょうか?
46吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 19:00:27
死語に発表される(と妄想してる)新作が楽しみです
47吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 20:33:53
>>45
金庸作品は、吉川英治に山田風太郎を加味したような感じだと思う。
神州天馬侠に近いかな。
48吾輩は名無しである:2005/05/20(金) 21:37:13
なんかいまやたらと金庸原作の映像作品の広告を目にするな
49吾輩は名無しである:2005/05/20(金) 23:56:14
BSで初めて知った。そして原作も読み始めた。
シャチョーのメンバーそのままで三部作ドラマ化して欲しい。
50吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 00:50:59
>>42
いつまでも昔のままだと思うなよ。

ていうか、金庸先生ってかなり昔気質な人だと思う。
51吾輩は名無しである:2005/05/22(日) 16:21:30
>>45
吉川水滸伝好きなら金庸作品も楽しんで読める。
52吾輩は名無しである:2005/05/22(日) 22:26:55
金庸センセ、短編小説でも結構いい味出してるよね。
『雪山飛狐』はちょっとアレだけど(笑)、『越女剣』の3作品とかは
スケール的に映画化アレンジしても面白いと思うのだが。
53吾輩は名無しである:2005/05/22(日) 22:35:54
>>49
メンバーは一部変わって神チョウ侠侶はドラマ化された。
54吾輩は名無しである:2005/05/22(日) 23:46:21
>>52
雪山飛狐は勝手に続き考えて、自分なりに納得。
55吾輩は名無しである:2005/05/23(月) 14:08:21
>>47
アクションのアイデアと史実とフィクションの組み合わせ方とかは山田風太郎っぽいと
思った。そこに吉川英治のような骨の太いドラマを導入ってとこですか・・・
56吾輩は名無しである:2005/05/23(月) 21:42:13
>>55
山田風太郎からエロを取り除いたって感じかな。
その辺りに関しては、金庸先生の筆は、寸止めのようでw
57吾輩は名無しである:2005/05/23(月) 22:56:47
>>56
そうそう。
「色魔!」とか罵られながら、実は「童貞」だったりするキャラもいるしね(藁
58吾輩は名無しである:2005/05/24(火) 10:15:41
日本の作家って器用と言うか、金庸みたいなストーリー展開を、古龍みたいな語り口で書ける人って多いから
最初は金庸を読んでも(下手くそやな〜)と思ってた。最初の数ページまでは。
59吾輩は名無しである:2005/05/24(火) 22:04:25
>>56
金庸作品は彼が社主の新聞に連載されたらしいからさすがにエロ描写は
できなかったんでしょうね、「鹿鼎記」の主人公は8人の妻を持つけど
子供作った描写はぼかしてたし・・・
60吾輩は名無しである:2005/05/25(水) 18:03:37
つかエロ小説でもなければ、『鹿鼎記』くらいの表現が一般的じゃないかな。
子供が7pするのが一般的かどうかは置いておくとして。
ちなみにどの中国人に聞いても、一番好きなのは『鹿鼎記』だと云うね。
61吾輩は名無しである:2005/05/25(水) 20:15:54
山田風太郎の小説は小学生の時に図書館で見つけて読んだが、
当時の自分にはすこぶる刺激的な内容だった。
62吾輩は名無しである:2005/05/25(水) 23:06:13
>>60
鹿鼎記一番すきっす。
主人公、一向に強くならないし、いいかげんのちゃらんぽらん。
そのくせ妙に男気があって、運と勘と度胸のみで乗り切る。
魅力的な主人公だとおもう。
63吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 18:39:29
でもあれって、もはや武侠小説とは言い難い気がする。
64吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 19:53:03
正直、鹿鼎記はあまり好きになれなかったな。
どちらかと言うと、天龍八部みたいに悲劇的要素があった方が好きだ。
段正淳に関してはあれだけど。
65吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 20:28:50
>>63
うー、ピカレスクロマン?
66吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 21:55:48
>65
そんなとこですねえ。
絶筆としては、なかなかアレですな。画期的ですな。
67吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 23:05:29
リーマンのおっちゃんたちは鹿鼎が一番面白いって言うよ。
68吾輩は名無しである:2005/05/27(金) 12:18:51
リーマンって、礼の買収の?
69吾輩は名無しである:2005/05/27(金) 16:54:56
>>63
確かに武侠小説じゃ無いよな。
登場人物が、他人の言う事ちゃんと聞いてるし。
70吾輩は名無しである:2005/05/29(日) 17:29:33
>>69 登場人物が、他人の言う事ちゃんと聞いてる

え〜そんなの金庸キャラじゃな〜い(藁
71吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 01:05:03
まぁ、その辺はしょうがないよな。
何しろ主人公は舌先三寸口八丁のみで、江湖と宮廷両方の世渡りしてるから、
他の登場人物が話し聞いてくれなければ、命三日と持たないし。
72吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 10:29:05
ちなみに途中で出てくるずる賢い小役人は、金庸先生の祖先?
名字が同じだけど。
73吾輩は名無しである:2005/05/31(火) 18:38:06
>>63
金庸の作品においては主人公の武術の腕の向上が話の軸になる場合が多いけど
「鹿鼎記」では主人公は殆ど強くならないしね、武侠小説の要素を持った
歴史小説という方がピッタリかと。
>>66
最後の作品だし武侠小説のパターンを崩そうと思って書いたのかな?
74吾輩は名無しである:2005/05/31(火) 19:17:30
>>73
歴史小説ねぇー。
作者の後書で確かにそれっぽい事言ってるけど、微妙だな。
実在の人物確かに山ほど出てくるけど、みんな名前が同じってだけで、
ありゃアカの他人でしょ。
イベントだって、確かに一致しているけど、内容的にはメチャクチャだし、
ただ、実在の人物や歴史上のイベントを使って遊んでる感じが楽しい小説だよね。
主人公強くはならないけど。逃げ足に関しては天下無敵。
75吾輩は名無しである:2005/05/31(火) 20:01:16
魚釣島も出るしねw
76吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 21:58:36
77吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 13:51:31
天龍八部の最後にでてくる少林寺の老僧って誰でしたっけ?
たしか違うシリーズにもでていた気がするんだけど、思い出せない。
78吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 15:14:53
あの坊さんは、他の金庸作品には出ていないと思うけど。
時代違うし。
79吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 16:44:03
80吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 22:14:37
>>77
他のシリーズには出てないですよ。そして正体は一切説明されてません。
何者だったんだろう・・・
81吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 23:34:52
東方不敗と並ぶ金庸世界最強の使い手じゃないだろうか。
82吾輩は名無しである:2005/06/06(月) 16:04:28
つ独弧求敗
83吾輩は名無しである:2005/06/12(日) 10:57:48
天龍八部は分量増やして、全体的にもうちょっと丁寧に書いて欲しかったな。
話そのものは一番好きだし。
>>79
玄慈は別なんじゃない? 少林寺の方丈。
84吾輩は名無しである:2005/06/12(日) 12:42:11
ドラマに出てくる老坊主、みんなガタイ良すぎw
てかマッチョというよりムチムチ気味・・・・。
85吾輩は名無しである:2005/06/15(水) 23:06:58
金庸作品を一通り読むと中国史を無性に勉強したくなる
86吾輩は名無しである:2005/06/15(水) 23:38:16
中国史初心者の場合、
陳舜臣の小説十八史略と中国の歴史読めば、分かりやすく書かれているから、
基本的な流れが分かっていいと思う。
金庸作品の場合、あっ、この人も実在の人物なんだ、
というのが結構あるし。

87吾輩は名無しである:2005/06/16(木) 11:02:24
NECOの放送は見ていないので、図書館で借りてきた著書の
裏表紙写真で岡崎由美女史の顔とプロフがわかった。
結構なおばあちゃんを想像していたのにまだ40代のセンセだったのね
ごめんなさい。
88吾輩は名無しである:2005/06/16(木) 11:45:51
リズム感があって、読みやすいし、ワクワクする文体だよね。
89吾輩は名無しである:2005/06/16(木) 12:30:27
リズム感ありすぎ。
首根っこ掴まれて、中国中を引きずり回される感覚。
ちょっと日本の作家には無い作風だな。
90吾輩は名無しである:2005/06/17(金) 10:47:58
善人、良い女ほど早くしぬ。
悪女、曲者ほど活躍する。
それが日本の作品にはない、面白味。
91吾輩は名無しである:2005/06/19(日) 20:25:10
>>90
飛狐外伝のあの娘なんか読んでる途中で死ぬんだろうな
と思ったがまさにその通りの展開だったので悲しかった。
天龍八部の7、8を未読だが、今まで読んだ中では一番悲しい死だった
92吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 10:36:49
7月には射鳥の文庫本が出るって話だが、その後神鳥なんか出す予定は無いのかな。
その前に天龍か。
93吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 11:49:56
今天龍を文庫で出したら爆発的(あくまで徳間レベルでだが)に売れると思うのにね。
この半月、図書館の陳列棚いつのぞいてもガラガラだす。
94吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 14:51:28
ヤフオクも高値だね〜
しかし、古本を定価以上で買う奴の気がしれん。
95吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 22:51:49
>>94
加えて、あの開始値段で売りに出す奴のショウネが怖いヨ
あれじゃ買っても心から「ありがとうございました〜」という気にはなれまい
96吾輩は名無しである:2005/06/22(水) 07:52:13
ブックオフだと、大体半額だな。
さすがに105円のはなかなか見かけない。
97吾輩は名無しである:2005/06/23(木) 10:26:12
友達から引越祝いで、笑傲江湖全巻プレゼントされた。
うれしー!
98吾輩は名無しである:2005/06/23(木) 12:21:19
>>94
図書館で借りるって発想が無い人が多いのでは?
申し込めば自分の所に無くても他所の市の図書館とかから借り出してくれるもんだが・・・
>>96
「書剣恩仇録」「碧血剣」「侠客行」の文庫は割とブクオフの100円コーナーでも
見かけますがハードカバーの方はまず無いですね。
99吾輩は名無しである:2005/06/23(木) 14:51:01
はぁ?だいたい買うよりまず図書館で探す奴のほうが
多いと思うぞ。ハードカバーのみの全8巻なんだしw

たぶんどこも貸し出し中予約待ちで、しょうがないから
オクとかに手を出すんじゃないか?
今はそういう状況だと思うぞ。

定価新本以上の額での古本ゲッツについてはようわからんがw
100吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 19:38:26
静かだから呟かせて。

某スレにいる、にくしつおにくきんにく煽り野郎視ね。