【成熟と喪失】江藤淳【一族再会】

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1吾輩は名無しである
没後6年。
次第に著作が入手困難になっている江藤淳ですが、忘れ去るには余りにも惜しい書き手です。
「正論」系の言論人というカテゴライズに満足せず、戦後日本の批評家江藤淳を語りましょう。

2吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:13:10
2ゲットしとこう。
3吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:14:56
4吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:20:11
4と私
5某コテハン:2005/03/24(木) 01:24:46
私生活的にはひどい男だったという話を聞くけどなあ
奥さんに対してとか
6吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:25:25
5さい、うるさい
7吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:25:49
6は行動する
8吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:27:59
8と禁忌
9吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:29:01
9された言語空間
10吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:29:48
妻と私は感動的だった。
私生活で奥さんにひどいことをしていたとは思えないけどな。
11吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:32:35
アメリカと私
批評と私
文学と私・戦後と私
犬と私
妻と私と三匹の犬たち
……いぬと同等の扱ひなのでせうか。
12吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:33:26
忘れ去られてもおかしくない書き手です
13吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:37:47
80年代の柄谷行人周辺の批評家に批判されてたよね。
柄谷本人は批判してなかったようだけど。
純粋に本を読むと結構面白い。それだけになにかあったのかなと思わされる。
14吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:42:29
決して荒れない成熟した治者の集うスレ
15吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:45:30
↑フォニイ
16吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:49:51
彼に終始つきまとった堀辰雄コンプレックス、知ってますか?
学生時代は堀作品の愛読者だったのに、
プロの書き手になってからは批判しまくり。
なのに、遺作は堀の作品名を借りた「幼年時代」
堀のスレ参照
17吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:54:00
大塚英志もそのことは書いてたね。
18吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:58:54
そのあたりが江藤の死の謎を解くカギになりそう
19吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 02:01:47
福田和也の師匠だったとしか知らん。
20吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 02:16:43
決定版夏目漱石が新潮文庫であるだろ。
力作だよ。
21吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 02:28:39
「山川方夫と私」より

(略)君がいなくなってからいろいろなことがおこり、私の確信はますます強まらざるを得ない。
つまり、生きるにあたいするから生きるのではない、なにものかへの義務のために生きるのだ、
という確信が。そのなにものかとは、なんだろう? 山川、それを私に教えてくれないか。今、
君こそそれがなんであるかを知っているはずだから。
22みか5さい ◆NGaQPY3pmc :2005/03/24(木) 03:01:08
>>20
みか5さいも もってルンルン♪
23吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 03:02:57
やっぱ、おまえだったかw
24吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 22:13:10
上で堀辰雄についていわれてるけど、江藤って批評対象
にすごくアンビバレントな感情を抱くひとみたいだね。
小林秀雄、大江健三郎、アメリカ・・・。

一方で平野謙ら左派文学者との距離感はどうだった
んだろう。中野重治のことは評価してるみたいだけど。
詳しいひと教えて。
25吾輩は名無しである:2005/03/25(金) 01:09:39
>すごくアンビバレントな感情を抱くひと
禿同

批評家なのに自分自身が抱え込んだアンビバレントな
感情と対峙できないまま亡くなっちゃいましたね。
今では、
江藤が批評対象とした作家の作品を読むより
江藤が残した批評を批評対象にしたほうが、
日本人のメンタリティーをより理解できてしまう
26吾輩は名無しである:2005/03/27(日) 23:40:35
>>24
江藤氏の平野氏のたいする批判は「青春の荒廃について」
(群像・昭和三十七年四月)に端を発し、その後も
戦後の左派文学者連中を「身内ごっこ」「自閉」「繭の中」と
批判しまくり。中野重治は自分がその「繭の中」でしか生きられない現実を
自覚していたため、江藤は彼を評価した。その点は、村上龍を批判して
田中康夫を高く評価したあの時代とまったく同じ。
27吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 11:01:14
>>26
ありがとうございます! 亀レスで申し訳ないです。
自分が語っている場と、その制約への鈍感さに
落ち込んだ作家・批評家に対する厳しい態度は、
戦後日本の言説空間への不信を最期まで抱き続けた
江藤らしいですね。
28吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 00:58:44
州*‘ o‘リ<本名は江頭淳夫だもん。
29吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 17:40:36
一つ質問です。
喪失が成熟の条件なんですよね。
母が崩壊した日本が成熟できないのはなぜですか?
アメリカによりそれがなされたからですか?
30吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 18:46:45
最晩年の痴漢疑惑を、心あるジャーナリストはぜひとも証明してほしい。

31吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 22:39:24
『作家は行動する』 講談社文芸文庫発売age
32吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 00:48:40
解説は福田のブーやんじゃないんだね、
33吾輩は名無しである:2005/05/13(金) 18:40:59
文庫化らっしゅ
34吾輩は名無しである:2005/05/14(土) 20:27:57
西部邁先生による江藤淳への追悼文は本当に素晴らしかった。

35吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 16:35:05
「近代以前」を読んでるけど、この人は本当に政治家に読ませたいようなものを書いてるな
36吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 16:42:34
女の肉体の成熟と、それに我慢できずに童貞喪失をしてしまうというお話
37吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 16:16:02
半分も読んでいないのでベストは挙げられないけど、
新潮文庫にもなった『昭和の文人』は優れていると思う。
「作家は行動する」「近代以前」はかなり良く、
「小林秀雄」「成熟と喪失」はそれほどでもないと思った。
38吾輩は名無しである:2005/05/20(金) 17:59:10
おれが許せないのは江藤を江頭っていうやつ
39吾輩は名無しである:2005/05/24(火) 13:54:59
江藤と大江の絶交の理由って何なんでしょうか?
単純なウヨサヨ争い?
40吾輩は名無しである:2005/05/24(火) 14:06:28
大江から江藤(含石原)は、サヨのウヨに対するコンプ。

江藤から大江は、評論家の実作者に対するコンプ。
41吾輩は名無しである:2005/05/24(火) 15:34:15
>>34
これ、未読なんだけど、すごく興味ある。
江藤に対して厳しい内容で、西部くらいしか追悼文で
こんなことは書けないという話をどっかで見たことある。

この追悼文はどこで読めるのかな?
42吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 00:50:55
今の2chのコンサバは江藤より大江の事の方をよく知っている
43吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 02:55:35
>>41
「文学界」の江藤追悼特集でしか読めないはず。古書店で探すしかないですね。

44吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 07:03:39
評価するよこの人。小説書く評論家は認めるから俺は。
45吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 09:08:12
小説書いたの?
46吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 10:52:30
>>41
先日古本屋でざっと立ち読みしてきた、文学界。
以下記憶だが、要約。

彼の思想から自死は理解できる。自分自身が衰えゆく過程にあるとき、一挙に無に行きたくなる心理は私も体験している。
彼の評論は感情過多で、自分とは逆。深く交際しなかったが、影響力を学べたかもしれぬ。
彼は自分を偉く見せようと無理していた。
自宅を訪問したとき、なぜ栗田中将を支持するかと面罵された。彼個人を支持すると言うと、笑顔で納得してくれた。
三人分しか食事が用意ないと、食事が済むまで同行の記者を家に上げなかった。記者とはなにか確執があったのかもしれないが。

>>34
私にはそんなによく思えなかった。慎太郎のがいい。
47吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 19:26:52
>>46
やっぱ図書館でコピーした方がいい。かなり記憶違いや嘘が交じってる。

48吾輩は名無しである:2005/05/31(火) 12:17:53
>>46
乙。頭いいね。
49吾輩は名無しである:2005/06/13(月) 04:09:46
江藤の漱石論って、現在どう評価されてるんですか?
50吾輩は名無しである:2005/06/13(月) 08:09:33
実証的には穴だらけ。論証は不備。
51吾輩は名無しである:2005/06/13(月) 17:21:34
>>50
ありがとう。『夏目漱石』、とても面白いんだけれど、難しいですね。
具体的に誰が批判しています?
何を読んだら現在の研究水準が最も良くわかるでしょうか。

しかし、作家の読解などにおいて、「勝手な読み込み」ないし「妄想」と、
正当な「解釈」との境界は、しばしば難しい気がしますね。
江藤のようなスタイルって、魅力と危険が背中合わせなのか…?
52吾輩は名無しである:2005/06/13(月) 21:05:17
松原正氏の夏目漱石論を讀まずに、江藤の愚劣な漱石論だけで漱石を知つた氣になつて
ゐる奴が多くて困る。
53吾輩は名無しである:2005/06/14(火) 00:14:08
学問としてどうかは知らないけど、自分の実存を賭けて書いてるのが
伝わってくる。素人の読者としては漱石を読むきっかけになったよ。
54吾輩は名無しである:2005/06/14(火) 00:37:46
入れ込む前に、大岡昇平の江藤淳批判と漱石論を読んでみなさい。
江藤の実存なんざ彼の愛犬にでもくれてやれ。
55吾輩は名無しである:2005/06/15(水) 21:01:11
>>52
おまえは巣に帰れよ。

56吾輩は名無しである:2005/06/15(水) 21:53:37
114 名前:無名草子さん 投稿日:2005/06/12(日) 21:29:26
>>85
レスがついているとは思わなかった。

>中公の平林孝さんって、保守派知識人や他社の編集者からはけっこう慕われていた人だったみたいですね。

その、彼を慕っていた、他社の編集者だったわけだが。

>それはそうと平林さんが高く買っていたかどうかは死人に口無しで確かめようがないけれど、83がそう断言できる根拠が聞きたい。

根拠といわれても、彼からよく聞かされていたとしか言いようがないけどね。
「中央公論」で松原正を論壇デビューさせたのが平林孝。
平林孝が「中央公論」誌の編集長を辞めてからも、二人はよく会っているよ。
福田恆存と松原正と平林孝と、わたしの4人とで会食したこともある。

それから、これは、こういうところで書いて良いのかどうか知らないけど、松原正の漱石論を読んで、江藤淳の「夏目漱石」を文字通り投げ捨てた、と生前平林本人が語っていた。
57吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 01:35:15
>>54
大岡の漱石論って面白いかね?俺にはつまらなかったぞ。
あと、大岡の江藤批判って、主に博士論文の『アーサー王伝説』が
嫂登勢との恋愛説に拘泥しすぎて相当強引な推論をしている、という批判だよね。
それは正しいのかもしれんが、博士論文も嫂の話も彼の漱石論のごく一部
にすぎないわけだし、他の点でどう評価されてるかが知りたい。
58吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 02:22:07
>>57
でも大岡が『こゝろ』の小説としての無理を喝破したところは、覆せないだろ?
そんな、たかだか小説家の漱石を大層な人物に祀り上げた神話化の責任は、
江藤淳にある。いかに江藤が小宮豊隆を批判しようとも、だ。
59吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 02:48:13
>>57 
いやしくも博士論文を否定されて反論に成功しなかった時点で、
学問的には無価値でしょ。評論としても、論証抜きの断言し過ぎって感じ。
60吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 03:35:40
>>58
うーむ、そこのところがよくわからない。
漱石を「大層な人物」として描き出すのも、「たかだか小説家」と
決めつけるのも、同じレベルの話のように思えるのだが。
要は漱石のいかなる側面を浮かび上がらせることができるか、
によって、出発点が生産的かどうかが決まるのではなかろうか?

>>59
「論証抜きの断言し過ぎ」というのは同感。そもそも註もないし。
ただ、その断言がどの程度反証されたり、あるいは確認されているのかね?
61吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 03:52:30
>>60
生産的って……。メザシはどう解剖したってメザシだよ。
つまらぬ側面でも高遠に論じてみせるのが生産的ってことなら、好きずきで。

断言を実証したり論証するのは著者の責任であって、こっちがひっかぶるこっちゃないやね。
62吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 04:02:44
註の有る無しの問題ではないでしょ、論証ってのは。>>60
論理的に飛躍の無い、理路を提示した説明で判断を裏づけること、ですよ。
63吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 04:53:16
根拠を示して判断を裏付けるために註というものがあるのでは?
64吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 08:49:36
註にしなくても本文でやればいいこと。出典情報だけが論拠ではあるまいに。
65吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 12:46:25
院生がまず「やってはいけないこと」として教えられるのが、
こういうスタイルだからな。
その意味(アカデミズムと批評の違い)がわからない奴は、
「注がない本は糞」(アカデミズムの絶対視)という短絡に走るかもしれない。

でも江藤の漱石論の場合、
批評と研究の間でどっちつかずなのが一番ダメだと思うよ。
批評家に対しては研究と主張して、
研究者に対しては批評と言い張る類の文章。
66吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 18:14:57
すまん、初歩的な疑問だが、アカデミズムと批評の違いって何?
アカデミズムにおける厳密性が批評においては要求されないとしたら、
批評という営みの正当性はどこに求められているの?
「批評=厳密さを欠いたいい加減なアカデミズム」というわけではないだろうし。
あと、文学研究者と文芸批評家は、この意味ではお互いを「別の種族」と見ているの?
67吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 18:22:26
漱石と朝日新聞の関係は
長島と読売新聞の関係と同じで
マスコミが天才に祭り上げていって大衆が巻き込まれたのだ。
両方とも外国の評価は低い。
68吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 19:27:09
>>66
『日本近代文学』23集(1976年10月)に載ったシンポジウム「批評と研究の接点」を
読むべきだ、近代文学研究者ならば。
あれは研究史のメルクマールであるから、研究に志す者なら知らないはずないよね?
69吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 19:57:05
江藤淳の嫂萌えの論と、小坂晋『漱石の愛と文学』(恥かしい題だな)とが、
批評と研究の差違を対照的に現したものと見る向きもあるみたいだけど、どうかね?
7066:2005/06/27(月) 23:47:50
>>68
どうもありがとう。私は近代文学研究者ではなくて、趣味で読んでいるだけだけど、
全然違う分野の研究を志していて、ふと方法論なんかに関心を持ったので。
ちょっとすぐには文献が手に入らないんだけれど、どういう話かもう少し教えてくれません?
71吾輩は名無しである:2005/06/28(火) 10:24:51
>>70
シンポジウムの発表者の一人である谷沢永一は続けて、正に「方法論論争」を起こし、
これは『牙ある蟻』『方法論論争』等の谷沢の著書で読める。
五年半後の総括としてシンポと同じメンバーによる座談会もある。
吉田X生・前田愛・谷沢永一・磯田光一「批評と研究の接点・その後」『国文学 解釈と鑑賞』一九八一年十二月号「近代文学研究法」
72吾輩は名無しである:2005/06/28(火) 15:09:52
江藤淳は大学院で西脇順三郎から冷遇されて止めたんだけど、
もともと学問に向いた人ではないから、西脇がいびり出したのは或る意味で正解かも。
まあ実際は大学教授たって学問のできない連中が多いんだけどさ。
73吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 04:44:39
西脇GJだったな
さすがだ
74吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 16:43:22
実際は単なるイヤな奴だけどね、西脇順三郎。所詮は詩人。
75吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 02:23:15
江藤だってやな奴だから、どうでもいい
西脇の詩の方が残るし
76吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 16:09:22
>>29
崩壊と喪失とではまた違うでしょう。最後に「アメリカにおけるある悲しみ」
というのがありましたよね?多分それがポイントでしょうな。
まあ日本においては母は喪失もされないし成熟もないと。
77吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 16:14:20
西脇の晩年は権力欲の塊だったらしいね
78吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 01:59:22
79吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 03:59:30
慶應閥特有の権力志向だな
80吾輩は名無しである:2005/08/06(土) 00:37:15
産経で江藤ネタage
81吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 23:26:24
東亜板でもスレは立っていたがすでに江藤の名を知るネット保守は少ないようだ
82吾輩は名無しである:2005/08/11(木) 00:43:25
去るものは日々に疎し、そのものだな。
83堀辰雄スレより:2005/08/12(金) 23:16:38
堀辰雄すれから殴り込みだあ!

109 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 05/02/14 03:09:25
>>104
ハァ?最低なのは憶測で故人を誹謗中傷する江藤淳の方だろが。
堀をけなして中野重治を持ち上げてるけど、堀の親友だった中野が
生きててあの駄文を読んだら激怒するだろうよ。
贔屓の引き倒しもいいとこだ。

ま、奴があんな惨めな死に方したのも因果応報だな。(w
84堀辰雄スレより:2005/08/12(金) 23:17:24
113 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 05/02/16 15:15:21
>>110-111
出自を言うなら、江藤淳は水俣病被害拡大の元凶、元チッソ社長江頭豊の甥だろうが。
他人の出自をとやかく言えた義理か。
そのくせ自分の著書のタイトルに「幼年時代」とかつけてるし、あれだけボロクソにけなした
作家が使ったタイトルを自著につけたりはしないよな、普通の神経持ってたら。
まあ自殺するような男だから、頭おかしい所あったんだろうけど。
85吾輩は名無しである:2005/08/12(金) 23:17:59
116 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 05/03/02 01:18:34
>>113
なるほど、大塚英二も江藤淳の精神の不安定さを指摘してたな
結局、江藤は生涯において堀に都合よく自分を重ねていたんだろう。
十代の頃は熱烈な愛読者で、評論は初めてからは、出目を隠くしている
自己嫌悪を過剰に堀にぶつけてみたり、そして晩年は自分の「幼年時代」を
書こうとしたり。。。江藤って気の毒な男だったんだよ
86堀辰雄スレより:2005/08/12(金) 23:18:31
120 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 05/03/12 21:46:52
つまり、結局は最後は自殺した江藤と、
病苦にあっても「自分が自殺したら、自分の作品もみんな死んでしまう」といって自殺を拒絶した堀辰雄は
相容れぬということだな。

どっちが健全な人格の持ち主かは、言うまでもない。
どっちが歴史に残る人物であるかということも、言うまでもない。
どっちが多くの人の心をひきつけているかということも、言うまでもない。
87吾輩は名無しである:2005/08/12(金) 23:19:10
179 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2005/08/12(金) 13:35:07
>>172
遅まきながら読んだ。
まさか宗瑛を主人公とした本が講談社などという大出版社からでるとは…。
江藤淳の堀辰雄批判が批判されていて、面白かった。
江藤のヤツが、階級とか、特権意識とかのかたまりだったことが指摘されてるね。


江藤淳が「日本の知」といわれていたという事実は間違いなく日本史上の汚点で、
同じ日本人としても恥ずかしい。

江藤淳、はやく存在そのものも忘れられればいいのに。
自殺を勝手に美化してんじゃねえ! 低俗な馬鹿野郎!(詳しくは「江藤淳」「自殺」でググればわかる)
180 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2005/08/12(金) 13:39:12
88堀辰雄スレより:2005/08/12(金) 23:20:32
180 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2005/08/12(金) 13:39:12
http://www.shinrankai.or.jp/jinsei/jin07.htm

↑たとえば、ココとか。
こういう、名のない、おそらく「低学歴」な人々のほうが、江藤なんかよりよっぽど立派な考えかたでもって生きている。

妻に先立たれて、「え〜ん」と泣いて、「病気が辛いよ〜」と自殺した江藤ってwww

まあ、意志の弱い一人間としての姿はあらわしているが、知識人とはとうてい言えないねw
江藤が知識人だったら、日本人の50%以上は知識人になるだろうねw



江藤、逝って良し!(あ、もう逝ってるかw 良かった、こんなやつのために年金払わずに済んで)
89吾輩は名無しである:2005/08/12(金) 23:34:27
  青
  い      し!     _  -── ‐-   、  , -─-、 -‐─_ノ
  大 自    // ̄> ´  ̄    ̄  `ヽ  Y  ,  ´     ) 自 え
  学 殺    L_ /                /        ヽ  殺  |
  生 が    / '                '           i  !? マ
  ま 許    /                 /           く    ジ
  で さ    l           ,ィ/!    /    /l/!,l     /厶,
  だ れ   i   ,.lrH‐|'|     /‐!-Lハ_  l    /-!'|/l   /`'メ、_iヽ
  よ る   l  | |_|_|_|/|    / /__!__ |/!トi   i/-- 、 レ!/   / ,-- レ、⌒Y⌒ヽ
  ね の   _ゝ|/'/⌒ヽ ヽト、|/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ      ,イ ̄`ヾ,ノ!
   l は  「  l ′ 「1       /てヽ′| | |  「L!     ' i'ひ}   リ
        ヽ  | ヽ__U,      、ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ,      ヾシ _ノ _ノ
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  レ'⌒ヽ/ !    |   〈       _人__人ノ_  i  く            //!
人_,、ノL_,iノ!  /! ヽ   r─‐- 、   「      L_ヽ   r─‐- 、   u  ノ/
      /  / lト、 \ ヽ, -‐┤  ノ  キ    了\  ヽ, -‐┤     //
ハ キ  {  /   ヽ,ト、ヽ/!`hノ  )  モ    |/! 「ヽ, `ー /)   _ ‐'
ハ ャ   ヽ/   r-、‐' // / |-‐ く    |     > / / `'//-‐、    /
ハ ハ    > /\\// / /ヽ_  !   イ    (  / / //  / `ァ-‐ '
ハ ハ   / /!   ヽ    レ'/ ノ        >  ' ∠  -‐  ̄ノヽ   /
       {  i l    !    /  フ       /     -‐ / ̄/〉 〈 \ /!

90吾輩は名無しである:2005/08/13(土) 20:24:13
うちの淳が、なにやら堀辰雄さん関係者の方々にご迷惑をおかけしたようで、
どうもすいませんでした。
晩年の淳は突然何かわけの分からないことをしゃべり出したりして、収拾が付かなくなることがよくありました。
淳の一方的な堀さんに対する批判も、その類だったと思います。
本当に申し訳ありませんでした。どうか、あの子を許してやってください。
きっと、誰からも愛されて、輝かしいまでの才能に満ち溢れていた堀さんが羨ましかったのだと思います。
それにくらべて、うちの淳は……、
いえ、もうやめましょう。本当に、本当に申し訳ありませんでした。
淳の不始末、謹んでお詫びいたします。
91吾輩は名無しである:2005/08/14(日) 21:43:09
次すれ

【日本の痴w】ww江藤淳ww【自殺w】
92吾輩は名無しである:2005/08/17(水) 22:33:08
ププ、江藤哀れww

江藤レベルの人間にはこのスレの荒れ方はお似合いだなw
93吾輩は名無しである:2005/08/17(水) 23:28:55
青年期の憧れだった辰ちゃんに対するルサンチマンを
終身捨てられなかったのね、気の毒な淳ちゃん
94吾輩は名無しである:2005/08/18(木) 23:12:25
江藤、えとう、eto

どう書いても笑えるなw
95吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 15:16:23
>>94
病院池
96吾輩は名無しである:2005/08/24(水) 20:08:12
GHQのウォーなんとかが2ちゃんでも有名になったようだから
ここにも人来るかと思いきやそうでもない
97吾輩は名無しである:2005/09/01(木) 07:08:11
江頭のままにしておかなかったのは正解
98吾輩は名無しである:2005/09/04(日) 22:15:47
>>97
2:50?

江藤に氏を!
あ、もう染んでるかw
99吾輩は名無しである:2005/09/09(金) 16:06:53
右翼文学者はよく自殺するね
100吾輩は名無しである:2005/09/09(金) 21:57:51
三島、江藤、見沢のキーワードは母と右翼?
101吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 15:45:21
保守
102吾輩は名無しである:2005/09/25(日) 03:56:52
三島や見沢と違って、自殺で評判が下がる一方なのが笑える
俺も生前は興味持っていたけど、
こいつの死に様を知ると、なんか萎えるんだよね。
たぶん政治的見解の左右を問わず、みんなそう思っている。
103吾輩は名無しである:2005/09/25(日) 04:15:50
江藤氏の訃報に接して、私はよいものを見せてもらいましたと言いたい。


by 西部邁
104吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 12:00:10
私見では『昭和の文人』は再読に耐える。
105吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 14:55:50
「一族再会」は高校生に、「アメリカと私」は留学前の大学生にお勧め。
106吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 03:13:02
『アメリカと私』なんてどうして絶版になっちゃうのかな。
そんなに急に売れなくなるものなのだろうか。
107吾輩は名無しである:2005/10/03(月) 10:55:17
『アメリカと私』
このあいだ 今まで持っていた文庫本を book offに売り飛ばした。
と言うと格好よさげだが、確か値段が付かず、漏れは「もういらないから
捨ててくれ」と言って、預けてしまった。
108吾輩は名無しである:2005/10/10(月) 22:57:27
江藤淳を読んだこともないような馬鹿の書込みばっかだな。生前の江藤淳の活躍に嫉妬しているだけかな。
109吾輩は名無しである:2005/10/11(火) 00:55:40
堀辰雄なんてフォニーそのものだよね。江藤が言ったとおり。
110吾輩は名無しである:2005/10/11(火) 16:24:49
ブザマな自殺で化けの皮の剥がれた江藤にまだ信者が残ってたのかよ。(w
とっとと後追い自殺でもすれば?
もうおまえらの居場所なんかないから。
111吾輩は名無しである:2005/10/11(火) 17:40:25
>>102
いっぱしの文化人ぶってても、所詮は他人の作品を誉めたり貶したりして名を売ってた手合いだからな。
言わば文壇の寄生虫。
死ねば忘れ去られて当然。
112吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 03:47:46
>>108
今時江藤淳をマンセーしてるような馬鹿よりはマシだ。
慶応文学部出の文芸批評家風情が憂国の士面して戦後民主主義批判とは笑止千万。
113吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 07:04:03
>>112
慶応文学部出の文芸批評家風情が憂国の士面して戦後民主主義批判とは笑止千万。


はははははははははははははは。
それ、福田和也のことかね。
114吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 07:05:51
しかし、江藤淳も理解できない手合いが文学論とはねえ。世も末です。おまいらの文学は浅田次郎かい?
115吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 15:25:22
116吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 18:37:32
おーい、浅田次郎、
もっと江藤淳の批判を、せーーーよ。

はははは
117吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 19:11:04
初老の親戚が
『妻と私』を読んで「身につまされたよ」て言ってた。
他人事じゃない話だって。
118吾輩は名無しである:2005/10/13(木) 01:32:54
>>113
ほー、福田も慶応文か。
他人の作品にケチつけて粋がってるクズにはお似合いの出身学部だな。(w
119吾輩は名無しである:2005/10/13(木) 09:17:36
>>118 そんなことも知らずに江藤淳批判とは片腹痛いな。まず幼稚園からやりなおしなさい。
120吾輩は名無しである:2005/10/13(木) 09:45:09
江藤を批判する奴って、本なんかろくに読んだこともないアホばっかだよな。22歳で書いた漱石論でも読んでみろよ。堀辰雄なんて芽じゃないだろう。
121吾輩は名無しである:2005/10/14(金) 03:23:17
>江藤を批判する奴って、本なんかろくに読んだこともないアホばっかだよな。

大岡昇平、大江健三郎、西部邁が「本なんかろくに読んだこともないアホ」かい。
江藤信者痛すぎ。まあ本人もたかが文学批評家のくせに偉ぶってた痛い勘違い野郎
だったから、お似合いといえばお似合いだが。
同病相憐れむとはよく言ったものだ。
122吾輩は名無しである:2005/10/14(金) 21:21:24
>>119
福田ごとき三流批評家の学歴など知ったことか。
あんなメガネ豚がどこの大学出たかなんぞ知ってたところで何の得にもならん。
123吾輩は名無しである:2005/10/14(金) 22:42:35
そういえば福田恆存も江藤を批判していたがな。
まさか江藤信者も福田恆存が「本なんかろくに読んだこともなアホ」などと
は言いますまい。
124吾輩は名無しである:2005/10/15(土) 00:29:09
江藤淳は禁忌に触れたれたんだろうね。
思想と人間関係の在り方両方で、閉ざされた空間を批判したから
世間の空気と人間関係でなあなあやっている無能にとっては許せない
存在なんだろうな。
125吾輩は名無しである:2005/10/15(土) 17:24:24
>>124
世間の空気と人間関係でなあなあやっている無能って、江藤淳そのものじゃないか。(w
江藤には死後たった6年で大半の著書が入手困難になる程度の価値しかなかったってこった。
奥さんの死と難病に負けて自殺したようなヘタレだと世間にバレちまったから、当然の成り行きだがな。
126吾輩は名無しである:2005/10/15(土) 17:52:20
>>125
歳くって脳梗塞で半身不随になってから言いいやがれ! つーか
スレ盛況を願っての釣りだろうから許すがw 

不自由な体で身を決した江藤のこの最期の軌跡は、ヘタレとは言わん。

1999年7月7日、『妻と私』を上梓。
7月8日、文藝家協会理事長を辞任。
7月21日、自殺。66歳だった。遺書は以下の通り。

 「心身の不自由が進み、病苦が堪え難し。
去る六月十日、脳梗塞の発作に遭いし以来の江藤淳は、形骸に過ぎず、
自ら処決して形骸を断ずる所以なり。
乞う、諸君よ、これを諒とせられよ。
、              平成十一年七月二十一日 江藤淳」


127吾輩は名無しである:2005/10/16(日) 00:02:38
>>126
脳梗塞で半身不随になっても必死にリハビリに励んでる人は大勢いる。
自殺に逃げるなどヘタレ以外の何物でもない。
128吾輩は名無しである:2005/10/23(日) 01:14:26
親父の書斎に
「こもんせんす」と
「夜の紅茶」
てのがあったんだが、面白い?
129吾輩は名無しである:2005/10/23(日) 01:35:13
>>127
『妻と私』嫁。その前に熱烈な恋を城
130吾輩は名無しである:2005/11/19(土) 23:18:17
竹田青嗣,加藤典洋との座談会があるけど、やたらと説教臭く、保守的―“君達にはこれからの文学をしょって立ってもらいたい”“君達の批評は文学的でないね。文章は味あわなくてはダメだ”―ひどく幻滅したのを覚えている。
131吾輩は名無しである:2005/11/19(土) 23:23:29
大体江藤淳が“文章は味わう必要がある”などと言えた人間なのか。かつて『個人的体験』を巡る大江健三郎との対談(小沢書店版の著作集収録)で、たいして重要とも思えない事柄でネチネチと絡む偏執と悪趣味ぶりを、ちゃんと覚えてる人間も居るのである。
132吾輩は名無しである:2005/11/25(金) 05:57:34
江藤も大江も顔はぶちゃいくだし
体型も貧相で慎太郎に対する劣等感はひどかったらしい
133吾輩は名無しである:2005/11/25(金) 08:29:52
むしろ小説家向きの感性の人だったかもね。大正時代のマイナーライター
なんかが似合っていた様な。

今手元に、西御門雑記があって・・・
B6小判というのか、若干小振りなサイズと、装丁がかわいい(笑
そんだけ。
134吾輩は名無しである:2005/11/25(金) 09:13:37
早熟を強いられた人間の悲劇という部分はある気がするね、この人は。
「牛」になれずに「馬」で終わってしまったんだろうなあ。
鼻につくのもわからなくもないが、あまりいじめるのもいかがなものかと。
135吾輩は名無しである:2005/11/25(金) 09:21:08
後二行は同意しても良いが、「早熟」かなぁ?
むしろ(本人にとって相応しいと感じられる時代に)遅れてきた人、
(自分の生きた)時代に相応しい成熟の出来なかった人という印象。
なんか子供っぽいよ、このひと。
136吾輩は名無しである:2005/11/25(金) 10:03:04
英語は日比谷高校開闢以来といわれるほど出来たけど
数学がダメで東大落ちちゃったんだよ
137吾輩は名無しである:2005/11/25(金) 10:04:59
あ、なるほど、それは面白い。たしかにそのとおりだね。
「ませた子供」という印象があるんですよね。
ませている(「早熟」)んだけれど、子供(「成熟のできなかった人」)、という。
でもさ、アダルトチルドレン(古い?)じゃないけれど、早熟を強いられるということと
大人になれないということは、実は同じ事の両面かもしれないね。
138吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 16:24:51
139吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 18:59:53
江藤=坊ちゃん
蓮見=明治大帝
というあだ名だったらしい。
140吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 15:46:10
子供時代の話読むと、
モラヴィアを連想する。
体弱かったんだねえ。
141吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 16:09:51
結局ホームラン合計何本打った?
142吾輩は名無しである:2005/12/16(金) 02:05:13
三島といい、江藤といい、堀辰雄で文学に目覚め、堀辰雄を否定することで
文学の世界にデビューする作家は結局自殺する。これは堀の呪いか??
143吾輩は名無しである:2005/12/16(金) 02:11:24
堀辰雄なんかで文学に目覚めるから奴はその程度ってこった。
144吾輩は名無しである:2005/12/16(金) 02:13:43
果てしなく続く嘘を嘘で塗り固める作業に耐えられなくなるんじゃないかな。
145吾輩は名無しである:2005/12/16(金) 03:16:34
>>142
三島は堀の文学的方向性は否定しても人格攻撃はしてない。
むしろ戦中戦後の時流に媚びなかった人として尊敬していた。
江藤みたいなクズと一緒にするな。
146吾輩は名無しである:2005/12/16(金) 04:50:04
俺からすればテロリストの方がより屑だがね。
まぁおすがり君たちはみな氏ねや。
147吾輩は名無しである:2005/12/16(金) 09:45:59
上田晋也がうんちく王で語ったうんちくが『知泉』という本から盗んでいると
でネット上で騒ぎになり、結果、上田が深夜放送の「うんちく王慰安会」の中
で酔った上「知識の泉と書いて知泉という本があるんですが、これを読めば
んちく王になれますよ」とカミングアウトした。しかしその後は相変わらず
「うんちくは周囲の人間から」などとお茶を濁す発言を繰り返している。
その上それがすべてテレ朝スタッフとの共謀によるやらせだというから悪質だ
テレ朝では「霊長類ヒト科最強頭脳」という番組で、上田を別室でカンペを
読ませて「暗記力1位」に仕立て上げるやらせも発覚している



148名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 02:46:46
149名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/28(土) 01:07:22
>>130
それはどうだろうか。俺は江藤の言うことももっともだと思えたがね。
加藤典洋の評論って、結論先にありきのくせに、
もってまわったような比喩を多用してあたかも文学的に見せかけようとするところがあるように、
俺には感じられるが。
「敗戦後論」以降顕著だが、その前もそんな傾向があったが。
150吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 12:09:02
小林秀雄の『本居宣長』を評価している評論家は、
一流(将来も読み継がれる大評論家)ではありえないと思う。
151吾輩は名無しである:2006/03/05(日) 08:58:54
昭和の文人/ハードカバー、が出てきた。
二刷なんだけど、日付が平成元年8月15日でやんのw
152吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 21:53:15
江藤コレクション買った
153吾輩は名無しである:2006/08/03(木) 07:03:02
昭和の文人
154吾輩は名無しである:2006/09/09(土) 16:33:00
>>150
どの業界でも評論家なんか二流以下の存在だけどな。
批評の種になる作品なしでは存在できない寄生虫みたいなもんだ。
155海辺の光景:2006/11/19(日) 22:38:29
いやいや寂しい板だな。

おれにとっての江藤淳は、「成熟と喪失」のかっこうよさと、
最後の自殺の、大きな落差だ。

どう考えても、その間が埋まらない。
だれか、教えてくれ。
156吾輩は名無しである:2006/11/20(月) 11:56:22
>>155君、江藤が格好良いだなんて、君は狂つてゐるんぢやないのかね?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
      / /⌒゙゙゙゙゙゙゙゙゙⌒ヾ \
      / /   - -      \ \
     l }  - -         〕 `、
     | 彡イヽ  、   / 〔   .l
     | .ノ rァ‐ミ}  ツ⌒ヾ、 ミ.  /
     |.〔   ̄/  rf之ミ、 ミィ‐</
.      ヾゞ /(_ _ iヽ    ノ/'フ/
       | |    ,    イ /_ン
      Y  ゞ===ッ / /
  ___ハ  ⌒  ノ/|___
::::::::::::::::::::::| ゝ―‐ ' ´ ノ|:::::::::::::::
::::::::::::::::::::::ト、  \_/ .!:::::::::::::::
157海辺の光景:2006/11/20(月) 13:37:37
いや、文芸評論家の中では、はっきりした主張と、
明快な論理、時代を読む鋭さは、なかなかのものだとおもう。

今の福田和也よりは、かっこいい。
158吾輩は名無しである:2006/12/10(日) 13:42:24
277 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2006/12/09(土) 15:44:46
江藤って結局何がやりたかったの


278 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2006/12/09(土) 15:57:19
>>277
2ちゃんねらーと一緒。
自分の鬱憤を晴らすために人の悪口の垂れ流し。
159吾輩は名無しである:2006/12/27(水) 14:32:16
>>158
禿ワラw
160吾輩は名無しである:2007/01/12(金) 22:27:07
話題が尽きたので終了






          【成熟と喪失】江藤淳【一族再会】 (終)  製作・著作:2ちゃんねる

===========================================================================================================================
161吾輩は名無しである:2007/01/17(水) 20:12:05
これからは、松原正の時代。
162吾輩は名無しである:2007/01/17(水) 20:17:28
小沢書店から出てた対談・座談復刊してほしいな。大江との険悪な対談、読み返したい。
163吾輩は名無しである:2007/01/22(月) 22:12:20
話題が尽きたので終了






          【成熟と喪失】江藤淳【一族再会】 (終)  製作・著作:2ちゃんねる

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164海辺の光景:2007/02/05(月) 16:14:51
>>164
江藤淳は、後半、大江健三郎に批判的になったが、
初期、少なくとも「成熟と喪失」くらいまでは、
かなり高く評価し、対談なんかでも、敬意をもっていたように思う。
いつ頃から、対立し始めたのかな。
165吾輩は名無しである:2007/02/10(土) 21:35:59
話題が尽きたので終了






          【成熟と喪失】江藤淳【一族再会】 (終)  製作・著作:2ちゃんねる

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166吾輩は名無しである:2007/02/14(水) 03:09:11
ホント江頭一族ときたら
167名無し募集中。。。 ◆sLWj8/CsMg :2007/02/14(水) 03:34:56
>>165
じゃさあ
新潮選書の漱石とその時代についても存分に語りあったん?もう
168名無し募集中。。。 ◆sLWj8/CsMg :2007/02/14(水) 04:25:04
>>150
詳しく
江戸時代の学者がぞろぞろ出てインタレスティングじゃないかな
169吾輩は名無しである:2007/02/15(木) 20:04:59
話題が尽きたので終了






          【成熟と喪失】江藤淳【一族再会】 (終)  製作・著作:2ちゃんねる

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170822:2007/02/22(木) 18:39:43
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│特別企画        ├┤                      ├┤
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│□ エラーが発生しました    |  |  |●インターネット |
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171吾輩は名無しである:2007/05/02(水) 12:04:50
本なんかろくに読んだこともないアホ
172吾輩は名無しである:2007/05/05(土) 22:46:39
話題が尽きたので終了






          【成熟と喪失】江藤淳【一族再会】 (終)  製作・著作:2ちゃんねる

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173吾輩は名無しである:2007/05/19(土) 20:26:17
>>167
江藤の漱石論など笑止。
眞に漱石の實相に迫りたいと願ふ人は、松原正先生の「夏目漱石(上・中卷)」を
熟讀すべきである。
174吾輩は名無しである:2007/05/20(日) 17:59:01
話題が尽きたので終了






          【成熟と喪失】江藤淳【一族再会】 (終)  製作・著作:2ちゃんねる

===========================================================================================================================

175吾輩は名無しである:2007/07/21(土) 02:45:33
7月21日

命日につきage
176吾輩は名無しである:2007/07/21(土) 23:35:21
そうか、ご冥福を。
貴方の著作あまり読んでないですが、線香をあげるつもりで
積ん読のものをこれから読んでこうと思います。
177吾輩は名無しである:2007/07/31(火) 04:47:48
この人の著作で後世に残るのは漱石論くらいだろうな。
所詮評論家なんてその程度のもんなんだな。
178吾輩は名無しである:2007/08/01(水) 00:19:38
それすら残ってるかどうかw
179吾輩は名無しである:2007/08/11(土) 12:44:25
まだ世の中が江藤淳に追いついていないのだろう。
江藤くらいの天才になれば、百年後に理解されるだろう。
180吾輩は名無しである:2007/08/11(土) 15:43:22
蓮實重彦『凡庸な芸術家の肖像』は、江藤淳への皮肉に読める。
181吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 00:14:43
>>179
天才なら批評家なんかしねえよw
どんな分野でも批評家・評論家ってのは自力で作品を生み出せない二流以下の人間がすることだ。
182吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 00:47:10
というのは二流以下の自称創作家がよく言う台詞。
別に江藤が天才とは思わないが。
183吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 08:42:30
創作家と批評家の順序をつけても意味がないよ。
肝心なのは「批評」の精神。一流の「批評」精神のないところに、創作はない。
日本文学の衰退は優れた批評家がいない点に一因がある。
184吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 13:43:23
詩>批評>小説 ←吉本流命評価

で、朔太郎>(秀雄)>漱石 になるのか?
185吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 20:29:33
俊太郎>淳>慎太郎
186吾輩は名無しである:2007/08/16(木) 12:32:30
西脇に嫌われたのは「野暮天」だったからってのもありそうだな。



実際、慶応には粋人と野暮天両方の系譜が存在してるし...
187吾輩は名無しである:2007/09/01(土) 10:12:48
人生で二度読む本―名著復刊シリーズ―
2007年8月:柴田翔『贈る言葉』(小池真理子)
      林芙美子『風琴と魚の町・清貧の書』(川本三郎)
井上靖『後白河院』(縄田一男)
      島尾敏雄『出発は遂に訪れず』(堀江敏幸)
2007年9月:江藤淳『文学と私・戦後と私』(福田和也)
      福永武彦『忘却の河』(池澤夏樹)
188吾輩は名無しである:2007/09/07(金) 00:42:15
>>186
東大に入れなくて泣く泣く慶応に来た奴らは九分九厘後者だな。
学歴コンプ丸出しで惨めったらしいことこの上なし。
189吾輩は名無しである:2007/09/07(金) 00:44:55
242 :吾輩は名無しである:2007/02/11(日) 09:50:56
四方田犬彦は、江藤淳に「〜と私」って題名が多いと揶揄してたよね。
「アメリカと私」はまだしも、「犬と私」「妻と私」って、
江藤淳にとっての妻とは犬とならべられるものだったのか、なんて。
190吾輩は名無しである:2007/09/08(土) 14:27:05
エトジュンって何故ホリタツを非難するんかな?
191 :2007/09/23(日) 16:23:13
江藤淳コレクション入手難しいね
192吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 12:46:14
>>188
なるほど。



でも、「粋人」の系譜の方を曳く荷風は一高落ちだけどね。
教員はまた話が違う?
193吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 15:29:26
まあ荷風みたいな先人がそういうので苦悩したからこそ
東大中心主義とは全く別の価値観を想像できたんだろうけど。
194吾輩は名無しである:2007/11/07(水) 07:42:06
荷風スレより引用。


>448 :吾輩は名無しである:2007/11/03(土) 08:00:51
>『すみだ川』読了。




>安易な伝記批評で申し訳ないが、一高はわざと落ちたんじゃないかと思ってしまう。
>実際、あの主人公は荷風とかなりキャラがかぶってるのかも。


>449 :吾輩は名無しである:2007/11/05(月) 12:42:25
>>一高はわざと落ちたんじゃないかと

>おいらもそう思うな・・・というより、一高に入れる能力はあったが
>わざと受験のための勉強はしなかった。

>後日の荷風の英語力、おフランス語力からして。
195吾輩は名無しである:2008/01/20(日) 07:08:30
江藤は大江の『万延元年のフットボール』に批判的だったと聞きますが、
その元ネタになっている評論か対談を所収した書籍を教えていただけないでしょうか?
196吾輩は名無しである:2008/01/20(日) 11:48:03
なんか、評論家の秋山駿との対談みたいなもので
「〜フットボール」に触れてるとこがあったような。

「江藤淳著作集6 政治・歴史・文化」講談社か。
  末に、「私の文学を語る」(きき手)秋山駿、とかある。

そこで、あれこれいってるが、
「群像」の大江との対談で感想を直接に言った、とも。
197吾輩は名無しである:2008/01/20(日) 16:33:18
大江は、小田が死んだら残念に思うが、江藤が死んでもああ死んだなとしか思わない、とかなんとか書いてたよ。

自分の息子のことで「大江君のとこの気の毒な息子さん」っていう言い方を忘れないしね。
198195:2008/01/20(日) 18:02:53
>>196-197
レスありがとうございます。
そこらへん、ちょくちょくあたってみます。
あと慶應出版からでている田中和生って人の
『江藤淳』にもそれらしい評論があるみたいなので
あたってみますね^^
199吾輩は名無しである:2008/01/20(日) 18:09:51
>>198
実際、葬儀にはいってないでしょ>大江
200吾輩は名無しである:2008/01/21(月) 00:55:37
おりゃあ同居してた母親の葬儀にすら出ちゃいないが。
201吾輩は名無しである:2008/01/21(月) 22:27:44
いろいろと妄想を誘う発言。
202吾輩は名無しである:2008/05/15(木) 21:14:30
江藤淳
203吾輩は名無しである:2008/05/15(木) 23:26:08
結局のところ、江藤淳の代表作は何でしょうか?
私は、「夏目漱石」「成熟と喪失」「昭和の文人」を
読んだことがあって、「昭和の文人」を最も買うものですが。
204吾輩は名無しである:2008/05/24(土) 17:58:40
結局のところ、江藤淳の代表作は何でしょうか?
私は、「夏目漱石」「作家は行動する」「小林秀雄」
「アメリカと私」「成熟と喪失」「昭和の文人」等を
読んだことがあって、「昭和の文人」を最も買う者ですが。
205吾輩は名無しである:2008/05/25(日) 13:13:54
この人の文章読むと昭和を感じる。
欧米かっ、武士かっ、贅沢かっ、困窮かっ
206吾輩は名無しである:2008/07/12(土) 02:21:25
江藤惇の文章好きだけど。輪郭のはっきりした文章を書く人だと俺は思った。
でもそれが鼻につくという人はいるのかもしれない。自己主張が強いから。
って、このスレ。はやってね〜
207吾輩は名無しである:2008/10/07(火) 02:24:15
久々にあげとく。
208吾輩は名無しである:2008/10/07(火) 13:36:54
>>205
昭和にはこういう雰囲気のインテリっぽいちょっと洒落たお偉いさんっていたよね。
親戚の叔父さんだったりするとユーモアセンスが両親とかより遥かに良くてしかも銀座でケーキとかご馳走してくれたり。
センスの方向性としては欧米的ホスピタリティを身につけた武士、または贅沢を自然に扱える質実剛健。
あれは進化だったのか分裂だったのか。
とにかく魅力的だったのは間違いないです。
江藤氏の垢抜けたセンスは親父さんの嗜好の影響も大きいみたいですね。
209吾輩は名無しである:2008/10/08(水) 00:11:44
「海は甦える」はなぜ絶版なんだ。再販してくれや
210吾輩は名無しである:2008/10/08(水) 01:44:16
>>208
お偉いさんって言うのは言えてる。
自由業っぽくないカタギな雰囲気は独特。教授職のせいばかりでもない。文章もカタギっぽい。
211吾輩は名無しである:2008/10/26(日) 16:39:15
江藤は自分(家族一族)と国の過去を只管に語った濃厚な自己愛の人であった。
過去の描写も、ありのままの過去というよりも、戦後没落した江頭一族の末裔の目を通した守旧的な私怨の描写のようなものだった。
戦前を当時幼年の目でしか知らなかった江藤は、実感としての戦前の功罪など肌で体験すべくもなかったからだ。

何故に彼は保守なのか。一旦左翼も体験した江藤は結局、何故に保守に回帰したのか。
彼の云う保守とは何なのか。江藤は晩年の作品でこう語った。
「保守とは支配層の皮膚感覚のようなものである」と。
とすれば、元戦前日本の特権層だった江頭一族の末裔のかかる理非を越えた皮膚感覚こそがかれの保守思想の淵源だったのか。
この皮膚感覚とは良く言えば矜持の維持、悪く言えば他者との分かち合いを拒絶した閉じた自己愛的な生き方であろう。
実際に、かかる自己愛(及び自己愛の投影としての保守的国家観)の維持を価値感の頂点に置く生き方は、
自分、一族、最大でも島国、民族の誇りを越えては一歩も広がらなかった。

では、何が彼をして、そこ迄に他者との分かち合いを拒絶せしめたのか。
不特定多数人を前に自分とその延長としての一族、戦前日本を語らせしめ、誇らせしめたのか。
一推論としていえるとすれば、それは愛するものの喪失体験とその代償行動ゆえにだろう。彼の場合、それが過剰だったのだ。
愛するものの喪失体験故に、外に閉じた自己愛の殻が肥大化してしまったとも云える。

212吾輩は名無しである:2008/10/26(日) 16:43:19
一般に、過去を自己愛的に語るものは過去の世界に生きている事になる。
過去のある時点で、そのまた過去を自己愛的に語った者は、二重の意味で過去の世界に生きていた事になる。
そして、その者の死と共に、その語った内容は三重の意味で過去のものになる。以上は江藤とて例外ではない。
事実、晩年の彼は、随所で政治や世相が昔通りに戻らない事、自分が官僚の前では無力である事、与党の首班にも邪険にされている事を恨んで小さくなっていた。
そして、動機に疑問を残す自害とともに、死後10年で急速に彼の生前の思想が十把一絡に色褪せたのはそのせいだろう。
極めて偶然ではあるが、あたかも同時期の大江の作品「宙返り」を彷彿させる。
残された信奉者達は狼狽し、嘆息し、また頑なに彼を正当化したものも多かった。後者は無論、彼を長年信じた自己の正当化の為にだ。
個人的にも、自害後程なくしてのT大図書館の開架書棚からの江藤全集の除去の目撃は、実に衝撃的だった。
非常に優れた文芸評論も多かっただけに残念だった。

江藤は只管に過去への自己愛に生きた人物である。
自己愛に叶う自分、国家でないものは全て断たれるべき形骸に過ぎないのだろう。
彼は、肉体的には20世紀を越えては、健康や妻を喪失して以降は、
否、もっと有り体に言えば心情的には昭和20年を越えては、母を喪失して以降は、もう生きられなかった人物なのだ。
様々の濃厚な自己愛的代償行動無くしては、だ。

213吾輩は名無しである:2008/11/22(土) 10:20:00
■WGIP ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム■
ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム
(“War Guilt Information Program”、略称“WGIP”)とは、
文芸評論家の江藤淳が『閉された言語空間』(文芸春秋・1989年)において第二次世界大戦終結後に連合国軍最高司令官総司令部
(GHQ/SCAP、以下GHQと略記)による日本占領政策として行われた宣伝として提示したもの。“WGIP”の略称も江藤淳による。

この呼称を最初に使用した江藤淳はこれを「戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画」とし、
「日本の軍国主義者と国民とを対立させようという意図が潜められ、この対立を仮構することによって、
実際には日本と連合国、特に日本と米国とのあいだの戦いであった大戦を、現実には存在しなかった「軍国主義者」と「国民」とのあいだの戦いにすり替えようとする底意が秘められている。」と主張している。
214吾輩は名無しである:2008/11/22(土) 10:21:10
また「もしこの架空の対立の図式を、現実と錯覚し、あるいは何らかの理由で錯覚したふりをする日本人が出現すれば、CI&Eの
「ウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラム」は一応所期の目的を達成したといってよい。そのとき日本における伝統的秩序崩壊のための永久革命の図式が成立する」とも主張している。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0
215吾輩は名無しである:2008/11/22(土) 15:33:34
正義と理知の人って自己愛系だよね、大抵。
正論とセンスで勝負するって自分自身がオールマイティーな強者じゃなきゃ無理だもんな。つか、強者たりえぬ亜流たちがそれでも必死で奸計する様を、糾弾、一笑に付すのは無意識にでもそう言う自己認識が無いと、キツい。
弱者が強者を凌ごうとしたとき企てる虚構を悪徳と呼ぶんだろうから、自分に直視できない無様な悪徳の記憶がないのは強者ポジションだからだしだからこそ悪徳には無垢なまでに攻撃的。
江藤淳の場合は自分の一族へのこだわりとその記憶の甘美な部分への逃れられない従属が保守と言い換えられて悪徳を免れていた気がする。
216吾輩は名無しである:2008/11/22(土) 21:04:33
江頭豊と同族という点ですでに失格。
217吾輩は名無しである:2008/11/22(土) 22:59:39
 文芸評論家としての江藤は秀逸。夏目漱石、小林秀雄、昭和の文人等、傑作も多し。
エッセイストとしての江藤は達筆な自己愛の人。時代背景の詳細な私小説風の上品な作品多し。
 大学教授としての江藤は凡庸。結局、東工大、慶大、大正大で専門の英文学をどれくらい極めたのかは薮の中。

 憲法、政治評論家としての江藤は問題多し。畑違いの自称研究を繰り返す。
何故に独自の研究成果を学界には発表せずに、雑誌で大衆相手にだけ息巻いていたのか何時も疑問だった。
 政界の裏フィクサーとしての江藤は見苦しかった。江頭家の家柄を利用し、歴代首相に直談判で諫言する。それを臆面もなく雑誌で自慢する。一方、宮澤や官僚等の東大閥への無力感を相手の家柄への非難で切り返す。晩年はこの手の愚痴が多く孤立感を深めていた。

 そして、人としての江藤は、犬や家族を愛した濃厚な自己愛と自己顕示の人。
上流出身で上品だけど、病気や家族の死、孤独等の人としての人生の種々の難局にはあまりにも脆弱だった。

 彼の人生の放擲行動によって、思想的に社会的影響力が無に帰した部分も多い。
が、優れた業績として語り継がれる領域も多い事は事実だ。彼の評論は漱石等の研究家の参考文献ではあり続けるだろう。

 然し、評論なるものの本質、結局はオリジナルにはなれない限界から観ても、またひたすらに過去だけを語り未来に盲目した者の定めから観ても、時を経れば彼は名実共に過去の人物になるであろう。
218吾輩は名無しである:2008/11/24(月) 12:30:47
江藤淳さんは自殺されました
ご冥福をお祈りしましょう
219吾輩は名無しである:2008/12/04(木) 16:18:07
>>215
つか、文学関係って自己愛系多いじゃん。
あまり自分の意見をシビアに検討することを、理系や社会学系ほど要求されないから
自己絶対化しやすい。
そこへもってきて、小説の人物やらインテリやらに憧れて自我肥大すると、もう。
某スレでも「選ばれし者の恍惚と不安」に高ぶっている住人が多数いたw
自分を神の如き知者のように設定して、「頭がよくて凄い俺様w」「の意見に
自己満足する裸の王様。

でも本当は、ソクラテスは無知の知を言っているし、例えば何か哲学書でも読んだ場合、
肯定的意見にせよ否定的意見にせよ、そこで分かった気になると
そこで物事の理解が終わりがちになってしまうんだよね。
こういう人は、書かれている対象よりも、自分の方により関心が行ってしまってるんだろう。
もっとも読んでいる本にもよるけどね。
例えば林真理子の本を読む時には別に知的謙虚さなんて要しない。
220吾輩は名無しである:2009/01/04(日) 17:22:46
文学部出身者が政治を語ると、右であれ左であれ、独特の現実離れしたものが多いな。
右は古くは、福田恆存、林健太郎、小堀桂一郎、そして江藤、今は桜井、曽野。左は大江、小田実。
十分過ぎる程にインテリではあっても、政治経済や法律の専門知識を欠くからだろうか?
で、どちらかと云うと保守派が多いのも、法曹や官僚のように、思想の柔軟な学生時代に立憲主義やリベラリズムの洗礼を受けていないからだろうか。
221吾輩は名無しである:2009/01/12(月) 23:16:59
福田和也も文芸評論はさすが江藤が推薦しただけあってなかなかだけれど
政治関係は言っていることめちゃくちゃだな(笑)
222吾輩は名無しである:2009/01/13(火) 00:22:06
>>1
2005年(笑)
223吾輩は名無しである:2009/01/14(水) 03:47:20
立花隆、梅原猛も文学部出で左でしょ
右は清水幾太郎とかもいたな。
224吾輩は名無しである:2009/03/25(水) 14:28:45
梅原って左なんですかねえ?
225吾輩は名無しである:2009/04/05(日) 01:46:20
プロ野球の長嶋選手の与える感動はモーツァルトの与える感動より
底の浅いものだって書いてたよね『作家は行動する』に
普通は書かないのね思ってても
この人は長嶋やプロ野球なんかろくに見てもいないし感動なんかした事もないのに
なんでこういう権威主義的な事を書いたのかは非常に興味深い。
漏れはおそらく東大に2回落ちて慶應なんかにいかざるをえなかったのが関係しているとにらんでる
226吾輩は名無しである:2009/04/05(日) 01:56:25
一般論。

価値観て、でもない? ひとそれぞれに、それぞれの。
例えばの話、映画を俺はあんまり評価をしないというか、ともあれ、
映画をむやみに持ち上げる手合いをじぶんはぶっちゃけ小馬鹿にしている。
――もう端的にね。映像は低い。ひとは、ヒトガタは、下等だ。
捨象されたものとは違う。穢らしい。そんな理由から。情報が多けりゃ
いいってもんじゃないと俺は思う。
227吾輩は名無しである:2009/04/05(日) 01:58:39
デコード力? 賑やかしじゃねえだろwっていう。
228吾輩は名無しである:2009/04/05(日) 13:56:31
長嶋には感動しなくても中日・杉下のフォークボールにはモーツアルト程度の感動を覚えていたんじゃね?
結核療養中の回想で書いてたよ
229吾輩は名無しである:2009/04/07(火) 14:47:23
>>225
東大ニ回も落ちてたのか、受験に失敗してもああいう文章かけます、才能あれば、
ということ
230吾輩は名無しである:2009/04/15(水) 13:34:50
落ちた先の東大図書館の開架に江藤全集があったのは皮肉。
でも、自殺後に即撤去された。東大からの彼への評価はそんなもん。
慶應辺りではずっと置いてそうだが。
231吾輩は名無しである:2009/04/28(火) 21:57:15
>>217
『閉された言語空間』への評価はどうですか。
232吾輩は名無しである:2009/04/29(水) 09:29:05
梅原はもちろん
立花も右ですよ
233吾輩は名無しである:2009/04/29(水) 11:37:55
>>228
こういうのって世間で「インテリ」と呼ばれてる奴が唐突に
都はるみなんぞを絶賛するのと同じでイヤらしくて鳥肌が立つわw
234吾輩は名無しである:2009/04/29(水) 11:42:51
山川方夫の小説には勉強させてもらいましたな
女と別れる時の言い訳に何度も使わせてもらったww
235吾輩は名無しである:2009/05/07(木) 06:09:05



http://honyaku.yahoofs.jp/url_result?ctw_=sT,eCR-KJ,bF,hT,
uaHR0cDovL3NvY2NlcjEua3Rkb20uY29tL2Jicy96Ym9hcmQucGhwP2lkPXNvY2NlcjR1MiZwYWdlPTEmc24xPSZkaXZwYWdlPTYmc249b2ZmJnNzPW9uJnNjPW9uJnNlbGVjdF9hcnJhbmdlPWhlYWRudW0mZGVzYz1hc2Mmbm89MzE3ODU=,
qlang=ja|for=0|sp=-5|fs=100%|fb=0|fi=0|fc=FF0000|db=T|eid=CR-EJ,kbf453750d75a7a8a95e84e11a80fd70a,t20090507180621,
236吾輩は名無しである:2009/06/18(木) 01:54:48
自己愛の人というけど、愛で自己を固めねばならないほど自己が無かった人じゃないかな。
そこからくる浮遊が彼を貫いていると思うけど。
237吾輩は名無しである:2009/07/25(土) 17:34:46
江藤にとっては戦前日本への郷愁は、同時に没落前の江頭家への郷愁でもあり、不幸にも幼少時に失った母堂への郷愁そのものでもあった。
故に、彼が強く戦前日本への回帰に拘る理由がある。
何故に、彼にとっての個人的喪失体験をして、戦後の世相や国家自体の喪失体験にそのまま敷衍させて論じてしまっているのか、
読者はいつもそんな軽い戸惑いと疑問を禁じ得なかった。世代的には戦後民主主義の世代の筈なのに,だ。
畢竟、彼にとっては、自分の思い通りでない己の肉体、家族、世相、国家は、凡て否定し背を向けるべき存在であり、
美しい日本語を駆使したそのマスメディア向けの背馳、排斥行動自体が一貫して彼の自己顕示の手段でもあったのだろう。
故に、晩年は周囲からの孤立を深め、絶望と孤独の中で7通の遺書とともに自らの命に幕を引いたのも、決して偶然とは思えない。
238吾輩は名無しである:2009/08/05(水) 23:08:06
>>234
山川方夫は横浜が書ける作家だと思ったね
空気雰囲気を書けるというか
せっかくそういう資質があるのに当人は自覚が薄いのか
へんてこな方に途中から逸れていく小説も多いね
多いといっても少ないけど
239吾輩は名無しである:2009/09/06(日) 20:13:25
20世紀のうちに自ら没しておいて良かったのかもしれん
在命だったら、多分、ここ9年、特に今の政治的状況は到底正視するに耐えなかっただろう
戦前生まれの保守伝統回帰層は、夢破れた今、皆知らぬ間にひっそりと消え往くのだろうか
240吾輩は名無しである:2009/10/03(土) 10:57:49
親友である石原慎太郎の今の姿を見て泉下で何を思っているんだろう。
241吾輩は名無しである:2009/10/18(日) 23:53:01
悲しいね
242吾輩は名無しである:2009/11/10(火) 03:57:29
チェーホフ全集の月報に書いてた。怖くて短篇が読めないって
243吾輩は名無しである:2009/11/10(火) 04:21:44
曰く“〜世のチェーホフ愛好家などは、こういう怖さが蟻の刺したほどにしか
感じられぬ鈍感な連中のことである。彼らはチェーホフが巧いという。美しい
という。情緒がいいとか「日常性の深淵」などと利いた口を叩く。とんでもない
話で、一度でもまともにチェーホフと交際(まじわ)った人間は、彼の眼で見た
人生の風景に慄然とせずにはいられないだけのことだ”なんって。

なにはともあれ、この位には読めるのが、現役のには何れか居るのかしらん。
あー、煽りとかじゃ全くなくってね。純粋にじぶんが不勉強なだけで。
244吾輩は名無しである:2009/11/20(金) 03:42:43
そう言えば、国際関係に関する江藤の生前の予想では、21世紀の世界では、国家間の統合は一段落し、寧ろ、19世紀的な民族主義を基軸とするの国民国家併存のモデルに戻って行くのではないか、ということだったな。
「諸君」か「文春」で読んだ気がする。

実際は、連邦国家の中では地域単位の民族主義が勃興し、反面、地域単位では独立の国家連合が進展する、という、なかなか複雑な様相を呈するに至って居るけど。

この江藤翁の当時の予想は今後どう進展する事か。
245吾輩は名無しである:2009/12/16(水) 20:26:58
こいつはいったい梅田香子に何の期待をしていたんだろうか。
『勝利投手』がラノベでなくてなんだというのだろうか。
246吾輩は名無しである:2010/01/27(水) 15:38:52
江藤先生は痴漢冤罪の被害者だ。
カワイソス。
247吾輩は名無しである:2010/01/27(水) 15:41:03
業績は偉大だと思うけど、痴漢が事実だったら、
百日の説法屁一つだな。
248吾輩は名無しである:2010/02/13(土) 01:09:38
先生は、不可解かつ自己顕示的なご自害でとうに宙返りされていますよ。
身の火照った江藤信者達を置いてきぼりにしたままで。

でも、一生想い出に残る過去の思想家なのは間違いない。
どの作品ももう旧いけどね。
249吾輩は名無しである:2010/06/03(木) 14:46:16
● 鳩山家四代の禍根

辞任に追い込まれたのは,鳩山首相の言葉が何を言っても、国民に信じられ
ないようになったからだ。
かって江藤淳氏は、彼のエッセー『鳩山家四代の禍根』の中で書いていた。

『こんな優柔不断な人物に国政を委ねたらどんなことになるのか』
『新党の理念に、国民の安全を保障する国家の防衛について真剣に考えた
形跡がない』

14年前、旧民主党旗揚げ当時の文だが、今の事態を予見したかのようだ。
 (よみうり寸評)
250吾輩は名無しである:2010/06/03(木) 19:27:35
見る人が見れば、鳩山由紀夫のアホさ加減は歴然としていたんだな
251吾輩は名無しである
「成熟と喪失」冒頭の安岡の母ちゃんの歌、耳について離れんw