【小ささと弱さ】鎌田哲哉【微光としての問い】

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193近代文学の終焉
坪内逍遥が創刊し、100年以上の歴史を誇る文芸誌「早稲田文学」が、
4月発売の5月号を最後に書店販売を休止し、無料配布するフリーペーパー
化することが17日、明らかになった。

 同誌は1891年創刊。立原正秋らが編集長を務めたが、休刊と再刊を
繰り返し、現在の第8次「早稲田文学」は、1976年から刊行されてい
た。しかし、執筆者への原稿料、スタッフへの賃金を十分に支払えず、
現状で発行を続けるのは困難と判断した。

 フリーペーパーは、今年6〜8月に第1号を出す計画。A4判16〜32
ページでの隔月刊で、配布に協力する書店や学校などを募集する予定だ。

(読売新聞)