2 :
吾輩は名無しである:05/02/19 09:37:53
2
3 :
吾輩は名無しである:05/02/19 09:38:30
3
吉田一夫を読め
4 :
吾輩は名無しである:05/02/19 09:38:55
天才作家の二階堂黎人様が
>>4ゲットだ!
>>2はどうしてそんなことお申しになりますの?
>>3は、何と凄まじい告発であっただろう!
我々に与えたその衝撃は、まさに
>>5が鳴動し、
>>6がひっくり返る
ほどの大変動であった。白日の下にさらけ出された
>>7は、実に凄惨、
酸鼻を極めた事柄であったことか! これは、
>>2の言うとおり、
二重にも三重にも考え抜かれた、まさに地獄さながらの大犯罪だったのだ!
>>9 よくぞ私の正体を見破ったな、二階堂蘭子!
>>10 フフフ、ワタシハマジュツオウ
>>11 ゲドババァ!
5 :
吾輩は名無しである:05/02/19 10:00:56
モブ・ノリオの介護入門は本当に面白かった。素晴らしい文学作品だ。
中村文則はどう考えても若手ナンバー1の作家なのに
芥川賞を受賞できないのは非常に残念だ。
阿部和重は論外。
前スレ埋め立て作業乙
7 :
吾輩は名無しである:05/02/19 17:39:38
こんばんは♪前のがあっと言う間に無くなってしまったので焦りました。
新しい場所は先が長いので安心です♪
8 :
吾輩は名無しである:05/02/19 18:26:34
仮往生伝試文も読めない馬鹿がこんなとこ来るなよ
ロブ=グリエさえ読めない低能の集まりスレ
9 :
吾輩は名無しである:05/02/19 18:29:26
まあまあいいじゃないか♪まったりいきまひょ♪
古井先生マンセー(*^-^*)
>>4 前から気になっていたんだが、そのコピペ
お申しになりますの?
ってのは訂正してから使ってホスイ
11 :
吾輩は名無しである:05/02/20 22:23:37
あーら、そげなことおっしゃっては嫌でござーますわよ。おほほのほー♪
12 :
吾輩は名無しである:05/02/21 00:25:11
今日『女たちの家』を買って読んだ。
神保町で小宮山書店以外で古井さんの本売ってる店無かろうか。
13 :
吾輩は名無しである:05/02/22 10:50:03
選考委員退任だそうで。
14 :
吾輩は名無しである:05/02/22 11:22:27
よしいふるきち(なぜか変換できない)は
作家のファンが多いね
ミュージシャンズミュージシャンてやつ?古井ファンの作家って誰かな
16 :
吾輩は名無しである:05/02/22 20:43:15
小野小町とか(*゚∀゚)ゞ
18 :
吾輩は名無しである:05/02/22 21:29:38
>14
一瞬信じちゃったじゃないか。由吉だよー。お間違いなく♪
でもフルキチもいい名前だにゃ。
もっと、殺伐としてるのかと思ったら、案外暢気なスレだな
20 :
吾輩は名無しである:05/02/23 02:42:38
古井先生は悲観を楽天に転じせしめる実力をそなえた稀有な作家であります。
21 :
吾輩は名無しである:05/02/23 03:21:09
むしろ逆じゃないか、楽天を悲観にという感じ。
22 :
吾輩は名無しである:05/02/23 12:15:23
>>21 古井先生自身がこういっている。
僕は悲観論が大好きなのね(笑)悲観論をしまくるの。なぜかというと、
どこかで楽天に転じる場面がある。現に書いているのは楽天だ。もう
少し正しくいえば、今書いているという楽天をどうやって裏付けるか、
それをやるには悲観論をしまくるに限る(笑)
(『楽天記』新潮文庫解説より)
23 :
吾輩は名無しである:05/02/23 13:32:38
でも普通で言う楽天とはちょっと違うね。少なくとも「暢気」とは全く違う。
24 :
吾輩は名無しである:05/02/23 15:08:53
三木谷社長とコラボレーション
古井由吉作品全七巻買っちまった・・・
26 :
吾輩は名無しである:05/02/23 21:38:29
すごいね♪それを読みながら納豆で日本酒を飲めば由吉ワールド突入だあ♪
>>24 今日は「水」とかだらだら読んだ。本読むだけで十分古井ワールドっす。
かなり本かぶったけど後悔はしない!
29 :
吾輩は名無しである:05/02/23 23:07:01
良かったね♪古井先生の脳内散歩って楽しいね。
>>17 ネタかと思ったら・・・
もう山田や龍みたいな馬鹿だらけで
毎回、綿矢みたいな話題作りに徹していいよ
32 :
吾輩は名無しである:05/02/26 09:53:24
古井先生はこれからゆっくりと中山に行けます♪
>>32 古いじゃなかったおおいにもおながいしまつ
34 :
吾輩は名無しである:05/02/26 19:07:30
先天と後天の間に楽天ありか 藍と青
この人、小説を書かない日は一日もないらしいね。
書かずに生きていけないんだろうな、たいした爺だ。
36 :
吾輩は名無しである:05/02/26 23:25:46
爺じゃないでつー。ヨシ様♪
書けなくなってからがホントの作家と言ってまつ♪
他の賞の審査員まわってくればむしろ新しい流れが始まる予感。
しかし古井さんのことを誤解していたというか、
連載も破碇無くこなすから、手癖で名文がすらすら出てくる名人芸を想像してたんだけど、
>35読む感じだと書き潰しも相当多いんだろうな。
いや、名人とはそういう人を指すのだろうけど。
39 :
吾輩は名無しである:05/02/27 13:31:28
>37
あえー、間違いました。失礼しました。
ほう、片山も古井ファンか。
いまさら、そんなことをいうな
古井氏のどこをどうやったら、あんなヌルポ文になるのか。
背伸びだろ。
文章に向ける意気込みに天と地ほどの差がある罠。
片山くんの場合は、へんに力みすぎて
おかしなことになっちゃってるんじゃないかな?
48 :
吾輩は名無しである:05/03/01 17:18:19
ところでヌルポって何だろうと思ったら哲学版に答えがあったよ。
ぬるい湯たんぽかなと思ったよ♪
49 :
吾輩は名無しである:05/03/01 17:27:56
片山はもう小説書くのをやめて古井の本を暗唱できるぐらいまで何回でも読みなさい
51 :
吾輩は名無しである:05/03/02 13:03:00
「人の目は何でも見るものだ。何にも見てないものだ。」
なるほどなあと思ったので覚えてます。
52 :
吾輩は名無しである:05/03/02 13:38:44
片山の件はいい勉強になったよ
いい本を読んだからといっていい作家になれるわけじゃないんだな
53 :
吾輩は名無しである:05/03/02 20:27:46
古井の全三巻のエッセイ集あるじゃん。
読んでビックリ。この人普通の意味で頭いいね。
哲学とか批評とかやってる人より圧倒的にものが見えてる。
ヒネッタ意味での頭がいい、じゃなくでさ。普通にいい。
>>53 特に面白かったエッセイ教えてくれませんか?
55 :
吾輩は名無しである:05/03/02 22:31:08
>53
普通じゃなくてピカピカなのー。
エッセイによると猫とか飼ってるみたい。
56 :
吾輩は名無しである:05/03/02 23:53:47
609 :鎌田語録:05/03/02 22:19:13
「見えている」程度のことが一体なんなのか。(鎌田哲哉)
古井さんみたいに昔の威厳ある作家を思い出させてくれる方は他にはいないのでしょうか?
芥川賞など全く感性にあいませんし、これが文学なのかと思ってしまう古い凡人ですが・・・
なんだ古井さんって指示者少ないんだね
こう言ったらおまいらに失礼かもしれんが、
ガチな古井好きは2ちゃんなぞ見てないのかもね。
福武文庫の『眉雨』を100円で購入。うれしい。
>>59 どういった論理からそう思ったのか詳細キボンヌ。
62 :
吾輩は名無しである:05/03/03 18:35:28
にゃーるほどにゃ。ガチな古井好きって音があうにゃ♪何となく分かる。
一行じゃなくしようと思ったが案外と難しいにゃ♪頑張ったにゃ♪
63 :
吾輩は名無しである:05/03/03 18:47:09
ixionが作品集をオークションに出品しているが、
なぜ4巻だけなんだ???
64 :
吾輩は名無しである:05/03/03 22:49:14
イクシオンお前もか!
古井どのはおっぱいと尻とどっちがお好きなのだろう。
性器。っていうか粘膜全般。
67 :
吾輩は名無しである:05/03/04 19:02:05
古井どのは「女人」と書かれますね。その響き 影か幻か
質問です。
古井由吉はあらかた入手して読みました。
あとは小説現代に連載していた『裸々虫記』と、
平凡社から出ていた『親』だけなんですが、
どちらも小説なのでしょうか?
小説だったら購入しようと考えています。
『裸々虫記』はエッセイだということがわかりました。
>>68『親』は小説ですよ。あらかた読んだってすごいですね〜
71 :
吾輩は名無しである:05/03/05 17:58:39
木曜日に、ってのよんだ。
全体的にあんな感じの作品が多いの?
>>70 ありがとうございますー。
平凡社というのがあやしくて今まで手にとらなかったんですが、
さっそく入手したいと思います。
これで31冊目。
小説はコンプリートのはずです。
難問ですよー。
長編は、ありきたりですが『槿』『楽天記』『仮往生伝試文』です。
『槿』は、古井由吉らしい文体でもなく、
幻想味(という言葉が適切ではないと思うんですが他に言葉が出てきませんも薄いですが、
初期の作品で描かれていた「変なのは女」というものの総決算のように思います。
でも『聖』と『栖』も捨てがたいし『櫛の火』もなんだかんだいって読み返すし・・・。
『白髪の唄』以外ぜんぶってことでいいですか?
短編は、選びようがないです・・・。
すばらしいものがたくさんありすぎます。
『山躁賦』と『魂の日』と『眉雨』が、収録作がどれも古井由吉の中でも水準以上な気がします。
一冊単位だとその3つかな・・・。
個別に考え始めると、3つにはとてもじゃないですが絞り切れません。
近年の、というか1980年代後半からですが、
連作短編形式のものもいいです。
ちなみにいちばん高額だったのは『長い町の眠り』で、2100円でした。
仮往生は600円でした。以前古井スレに書いた記憶があります。
>>74 酷なこと押し付けてすまない。大いに参考にしますw
読んだ中でベスト3。
仮往生伝試文。
行き隠れ。
女たちの家。
76 :
吾輩は名無しである:05/03/05 22:52:33
【片山恭一の】古井由吉 05【愛読書】
白髪の唄ってどこが嫌いなの?
俺は読んでみておもしろかったな。
ああごめんなさい!
『哀原』と『魂の日』を勘違いしていました。
俺のフェイバリットなんてどうでもいいですが、一応。
>>77 嫌いではないです。もちろん好きです。
79 :
吾輩は名無しである:05/03/07 15:22:23
「円陣を組む女たち」って短編集?
講談社文芸文庫の『雪の下の蟹・男たちの円居』に収録されてる?
>>79 >>「円陣を組む女たち」 >>「雪の下の蟹・男たちの円居」
『木曜日に』 『雪の下の蟹』
『先導獣の話』 『子供たちの道』
『円陣を組む女たち』 『男たちの円居』
『不眠の祭り』
『菫色の空に』
81 :
吾輩は名無しである:05/03/08 01:30:15
>>80 ありがとうございました。
『円陣を組む女たち』買うか・・・。
>>81 円陣を組む女たちいいですよ。
小説の結構をなしていないとされて芥川賞から外れてますが、
川端康成が褒めてます。
79,81です。
ネットで見つけたので注文しました。
柄谷行人の本を捨てようと思い読み返していたら、
柄谷がまだ文芸批評家だったころ、
よく古井由吉をとりあげていて、
「木曜日に」と「円陣を組む女たち」についても論じていました。
それでどうしても読んでみたくなったわけです。
『雪の下の蟹・男たちの円居』は、先日これもネットで見つけて注文済みでした。
昨日は6時間くらいかけて「櫛の火』読んだ。
他者が入るだけでこうも空気が変わるものか。
幻想味ともとれるものが剥ぎ取られて、かといってただの狂気に着地もせず、、、
それまで見えていた風景が突然変貌する瞬間が何度かあって、自分が初期の古井さんの
本に惹かれる理由の一端だと思う。
今日は「槿」を読みつつある。
>>83 読んだら柄谷の評価と自分の評価教えてくれ。
85 :
吾輩は名無しである:05/03/08 23:39:21
見えていた風景が変わるというのは同じです。古井どのを読んだ後は
足がふわふわするような不思議な感じになる。
読み始めは「読むぞー」と気合をかけてます。
なんつーか・・・
古井本はトリップ感がすごいよな。
87 :
吾輩は名無しである:05/03/09 02:19:04
>>83 柄谷がまだ文芸批評家だったころって
君の思ってる柄谷の今の肩書きは何なの?
ちょっと気になって
ついでに質問
「円陣を組む女たち」は河出の新鋭作家業書古井由吉集って結構古い本持ってるけど
これ価値あるの?
思い出せるのだけで多分、
「木曜日に」「先導獣の話」「円陣を組む女たち」「不眠の祭り」「杳子」「妻隠」とかと解説と付録ついてたけど
88 :
吾輩は名無しである:05/03/09 04:02:07
>>87 価値って意味がよくわからんが、
それ840円くらいで古本屋にあるから、
買い取り価格は200円程度。
90 :
84 :05/03/09 11:16:22
自分の言う
>それまで見えていた風景が突然変貌する瞬間
というのは作品内の話です。
勿論自分の風景が変わって見えるという魅力もあるのですが。
例えば甲だと思っていたら乙だった。
という筋があったときに普通は甲だったものが消えて乙になる。
でも、甲だと思っていたその印象が色濃く刻み付けられていて、
乙であると判明した後もその印象が残る。また時として、乙であると
語り手が知った後に甲を書いていることもあり、甲でも乙でもない甲’の印象が
浮かんで来ることもある。そんな語りの重層性を感じます。特に「行き隠れ』。
要約するとどうしても「甲であると思っていたこと」が「乙であった」という
事実にかき消されてしまう。古井さんの文章はそうではない。
そんな意味でも要約にあらがう文章だと思います。
91 :
84 :05/03/09 11:26:17
端的に例を挙げると、「杳子」で、杳子にどんなエピソードが付け加わっていっても、
最初の岩の上に佇む杳子の印象は説明されないまま残り続ける。彼女の背景をいくら知っても、
それで「だからこうだったんだ」と言う感傷的な納得を阻むものがある。
この印象が事実に浸食されながらも、それで打ち壊される(推理小説?)でもなく
存在し続けるのがある意味に於いて幻想風味を醸し出すが、徹底して現実的な作家だと思う。
92 :
吾輩は名無しである:05/03/09 18:17:42
すごく深く読み解かれますね。
読むので精一杯ですが何となく次が読みたくなります。
時々ぞっとするような言葉があるからかなと思います。
94 :
吾輩は名無しである:05/03/09 22:39:00
>>89 その通り、値段のことです。ありがとう安いんだねorz
文庫ってすぐ痛むからハードカバーとか全集の片割れとか中心に集めてるから
中には高価なものあるかなと思って
仮往生伝試文とか高く売れてたけど新装版出たから値段下がってるだろね
初版とか全く気にしないで新装版とかの綺麗な状態のハードカバーとかのほうがいいから
復刊する前に売ってればよかった
何年か前は本の売値とか調べてたけど面倒なんで放ってた
そんで、お金がなくなったから、また高く売れるの売りたいなと思って・・・
ピンチョンの重力の虹なんか、まだそこそこの値で売れるみたいだね
もうじき復刊するだろうから、安くなる前に売っておきたいんだよね。バロウズのカットアップ三部作とか
そういう本がいっぱいあって、河出の新鋭作家業書古井由吉集はどうかと思っての質問でした
具体的な値段まで感謝
また質問で恐縮なんですが・・・。
『円陣を組む女たち』『杳子・妻隠』『行隠れ』『水』『櫛の火』『聖』
『女たちの家』『哀原』『夜の香り』『栖』『椋鳥』『親』『山躁賦』『槿』
『明けの赤馬』『眉雨』『夜はいま』『長い町の眠り』『仮往生伝試文』
『楽天記』『陽気な夜まわり』『白髪の唄』『夜明けの家』『聖耳』『忿翁』
『野川』『雪の下の蟹・男たちの円居』(文芸文庫)『聖なるものを訪ねて』(の一部)
以外に、単行本になった小説はありますか?
>>95 またって紹介するならレス番ないと何番か分からんよ
質問者何人もいるのに
>>95 つーか文芸文庫の著作一覧とかで駄目な訳?
>>97 文芸文庫に載っている著作一覧で小説なのかエッセイなのか分かるんですか?
>>98 これまでに出た単行本全部載ってるよな?
あとはググるなりなんなりしろよ・・・
>>99 つまり、文芸文庫の著作一覧では判らないですよね?
>>100 おまえ自分で調べりゃ簡単に分かることを何故調べようとしない?
その方が不思議なんだが。あほか?
102 :
吾輩は名無しである:05/03/10 20:32:51
103 :
吾輩は名無しである:05/03/10 22:39:15
古井先生の小説の題は並べてみても味わいがあるなあ。
夜は今 明けの赤馬 行隠れ
どーも失礼しました。
>>95 『魂の日』
『神秘の人びと』はようわからん。小説と言えば言える。
>>101 上で『親』が小説かどうかを質問してる人がいたから同種の質問をしたんだけど。
文芸文庫で判らないですよねと尋ねたのがそんなに気に障ったのか?
調べりゃ簡単に済むことなら、その調べ方を教えればいいんじゃないの?
文芸文庫の著作一覧なんて持ち出さずにさ。
「あほか?」って言葉をそのまま君に返すよ。
>>104 ありがとうございます。
『神秘の人びと』は古書店で見つけたら、
中身を確認させてもらうことにします。
でもたぶん買うと思います。
>>105 あのさぁ、あなた多分いい歳の大人なんだよね?
講談社文芸文庫の単行本一覧で、自分が小説か分からないものだけ
ネットで検索するって考え方は出来ないの?
そんなに手間とも思えないんだがね・・・
質問の仕方もうちょっと考えなさい。
107 :
吾輩は名無しである:05/03/11 15:00:56
下らない言い合いは他所でやってくださいね。
97 :吾輩は名無しである :05/03/10 15:12:15
>>95 つーか文芸文庫の著作一覧とかで駄目な訳?
97 :吾輩は名無しである :05/03/10 15:12:15
>>95 つーか文芸文庫の著作一覧とかで駄目な訳?
97 :吾輩は名無しである :05/03/10 15:12:15
>>95 つーか文芸文庫の著作一覧とかで駄目な訳?
97 :吾輩は名無しである :05/03/10 15:12:15
>>95 つーか文芸文庫の著作一覧とかで駄目な訳?
97 :吾輩は名無しである :05/03/10 15:12:15
>>95 つーか文芸文庫の著作一覧とかで駄目な訳?
97 :吾輩は名無しである :05/03/10 15:12:15
>>95 つーか文芸文庫の著作一覧とかで駄目な訳?
>>95−
>>108 なんつーかこういうの見ていると、別に古井由吉読んでても
人間性が向上する訳じゃないってことがよく分かるな。
イメージ崩れるなぁ。
110 :
吾輩は名無しである:05/03/11 19:57:20
鋭い。云いえて妙ですな。
んー、最近のちょっと鼻が利くガキは上手いこと掠め取っていくからね。
スノッブで古井を読むというのもかなり間違ってるが、そういう奴が増えてるらしいという感じはある。
文芸文庫の著作一覧では、小説かエッセイか判らない。
質問に的確に答えることのできない人間のほうがおかしいと思うんですがね。
しかもそのあとぐだぐだいちゃもんつけて。
古井の文章に小説もエッセイもあるか、ボケ!
と言ってみる
114 :
吾輩は名無しである:05/03/11 21:32:43
鋭い。関西人ですな。
>>112 お前も108とか見る限り十分おかしい。
二人とも出てけ。
つーことで古井を語れ。
>>111 スノッブで古井を読む若い層が増えているという根拠は?
117 :
吾輩は名無しである:05/03/12 00:59:23
「陽気な夜まわり」読みました。
自分の影と出会うという話にぞっとした。すごいなと思う。
小説を書き続けている力は一体なんだろうと考えました。
スノッブだろうが、若かろうが
古井氏の著作を読む人が増えるだけでなんとなく嬉しいんだが。
読まれずに消えていくのは惜しい人だもの。
若い奴が福田ミシュランのせいで寄りつき、
古本市場を荒らしやがる。
ガキはガキなりに低レベルなものでも読んでればいいんだよ。
古井さんの本とか置いてるネット上のいい古本屋サイトありますか?
121 :
吾輩は名無しである:05/03/12 05:40:15
119みたいな選民意識持ってる香具師って痛いな。
>>119 福田の本は単なるきっかけだろう?読んで良いと思ったから、活字離れとか言われる昨今
わけぇ衆が古本を漁ってまで古井著作を読む、と。至極結構な事じゃないかな?
古井老人は、ポマーのリスペクトを一身に集めてるからw
124 :
吾輩は名無しである:05/03/12 08:11:28
ここにいるのは古井研究者ではなく2ちゃんねらーですからw
126 :
吾輩は名無しである:05/03/12 18:47:47
ざんねーん♪
じゃあ、とりあえず
和田勉の古井論でも誰か語ってください。
自分で読めばいいじゃんw
130 :
吾輩は名無しである:05/03/13 21:02:59
古井先生ってすごいんだねー。和田勉も書いてるんだあ。
ワダベンの似顔絵だったら得意なんだけどなー。ユニークなヘアスタイルだよね♪
131 :
古井初心者:05/03/14 03:03:15
ブクオフで『円陣を組む女たち』を105円でゲット
132 :
吾輩は名無しである:05/03/14 21:13:05
良かったですね。絶版みたいですから。3人で円陣を組むと「姦」
133 :
吾輩は名無しである:05/03/14 21:21:03
私、50円で買ったよ…近くの古本屋で。
絶版かどうかなんて、一切関係ないんだね…
134 :
我輩は名無しである:05/03/14 22:14:02
何はともあれ古井さんは芥川賞選考委員を降りられて良かった。
あほな議論で時間をとられるのはかわいそうだ。
まあね
在任中に死なれてもね
まだ60代じゃん
死なせはせん、死なせはせんぞ!
小島信夫みたいに90になってもバリバリ書き続けてほしいですね。
まだ読んだことないんですが、
1冊選ぶとしたらどれですか?
知るか、ヴォケ。
こんなこと聞くくらいだから、どうせミーハー君だろ。
ミーハーならミーハーなりに、「一番有名」な仮往生伝でも選んどけ。
>>140 代表作は仮往生伝試文だけど、
まずは、読みやすい芥川賞受賞作からでも読んでみたら?
文庫で安く買えるし。
その後に仮往生伝試文がいいのでは?
>>143 杳子ってヤシですね。ども。
川端の禽獣について、古井さんが
「生き物を熱愛することの怖さは、その生き物がとかくこちらの情念を
無際限に受容するように見えるということにある。...主人公のときおり
洩らす感想、説明としてならほとんど蛇足に近い表白が私には
不気味に思える。...」とコメントされているのに妙に共感してしまったものだから。
145 :
吾輩は名無しである:05/03/16 02:45:31
作品の出来でいったら代表作は『槿』か『野川』だと思うけど。
『仮往生〜』は神格化されすぎ。
しょーもない、教えて君のクレクレ厨相手に
なんとまぁ親切なことか。。
どこにでもいろんな人がいますよね
でも、初めて読む作家ならどれから読めばいいから迷うのは当然
そのおかげで
>>145みたいな古井初心者の知らないレスもつく
そんなレスは少なくとも
>>146-148よりはマシだわな
149 :
吾輩は名無しである:05/03/17 00:15:25
こんなことを言うのはナンデスが行き当たりばったりで何でも良いのでは
あーりませんか♪
古井先生マンセー♪
1人で貶したり、とりなしたり。おいそがしいこってw
151 :
吾輩は名無しである:05/03/17 16:28:39
>>148 自分を含めている謙虚さに大人を感じた。
152 :
吾輩は名無しである:05/03/17 17:10:01
古井はいきあたりばったりでもはずれがない。
よく考えるとすごいね。
>>148 だんだん細かいことに無頓着になる大人を感じた。
古井なんか実力的には谷崎の次くらいだろよ
三島や川端や大江なんかより上だし
それなのに読者少ないし後世には残らないんだろな
え゛ー!
谷崎>古井>(三島や川端や大江)
古井さんのたにまち、すごいんだねえ。
これだけ♂に惚れられるってのも、ちょとキモイけどね。
ちなみに、漏れはひとくくりにされてるののファンでもあるわけで...
>>155 過去にそんなスレあってそう思ってる人多かったし俺もそう思うけど
古井が特別どうって感情はない、ただの個人的な意見
ちなみに自分は♀の三島ファンです
>>156 あのー、♀ってのはその、
あそこが凹状態になっているということなんでつけれども、
僕ってね、そりゃあなた♂がつかうもんじゃ...
でしたら、もう少し色っぽいご発言でおながいしまつ。
>>157 普段は他板の雑談スレのコテやってまして
女って分かったら態度変わるし
女ってことを売りにしてるだけのレス乞食とか言われて叩かれるから
他板じゃ俺って使って男になりすましてます
その方が名無しの時でも気が楽なんで
確かに同じレスで俺って書いて♀と追加すると混乱しますよね
普段の癖でついつい・・・すみませんでした
古書店を回って4冊入手しました。
杳子 妻隠
櫛の火
聖
言葉の呪術2
槿ってのはあったんですが、文庫の新本結構高いですね。
>>158 ですか。前言は撤回しますので、気にしないでください。
ここには皮肉屋さんもいるみたいだけど、
みんな対応が由吉モードだからのんびり。
杳子読了しましたけど、言葉づかいが重いというか、
くせのない文体なのにちょっと晦渋なところがありますね。
はじめから彼が出てくるんでちょっと面食らいましたけど、S
ってモデルいるんですかね。ミーハーだけど。
妻隠はひねくれた人柄描写であまり楽しくない作品でした。
礼子は嫌いだな。文章がうまいと言うのは納得しました。
>>163 マジっすか?古井さんが早稲文に書くのはいいとして、、、、
165 :
吾輩は名無しである:05/03/19 14:24:44
川端と並んで明治以降最大の作家だな。
166 :
吾輩は名無しである:05/03/19 14:46:55
マジっすか?これからたくさん読むっす♪
杳子は深い谷底に一人で坐っていた。
出だしから印象的ですね。
雪国のはじめのほうに、夜の底が白くなった、
というのがあるんだけれど、似通ったものを感じました。
168 :
吾輩は名無しである:05/03/20 19:08:52
幽玄ということでしょうか。古井先生は若いときは登山がお好きだったみたいですね。
下山すると女性が菩薩に見えるというのをどこかで読みました。
>>168 雪国で、島村は山歩きしたあと女がほしくなって、結局
駒子と関係するんだけれど、ちょっと似てますね。
170 :
吾輩は名無しである:05/03/20 20:44:44
古井は日本文学史上最大の文豪だよ。
172 :
吾輩は名無しである:05/03/20 21:45:18
よく分かりませんが古井先生にどっぷりと浸かると
他の小説が読めなくなるのは確かでございますね。
173 :
吾輩は名無しである:05/03/20 22:50:47
杳子が山の中でレイプされて殺される
終
174 :
吾輩は名無しである:05/03/20 22:54:35
杳子みたいな彼女がいたらみなさんどうですか?
175 :
吾輩は名無しである:05/03/20 23:01:39
自分自身の輪郭を考えるのだろうか。
176 :
吾輩は名無しである:05/03/20 23:30:53
古井由吉になってるな。
177 :
吾輩は名無しである:05/03/21 02:22:51
波を踏むような歩き方の老人。
178 :
吾輩は名無しである:2005/03/21(月) 07:24:29
詩的な歩き方じゃろ♪
むしろ念仏。
古井さんって俳句の師匠?
181 :
吾輩は名無しである:2005/03/21(月) 20:16:42
うーむ、それは古井殿ではなく古井戸では?
あほー
183 :
吾輩は名無しである:2005/03/21(月) 20:21:52
ちゃいまんねん、ぱーでんねん♪
漫才スレだったのか...
何がどう漫才なのかさっぱりわからん。
古井と同世代じゃないと理解できないのか?
今はもう山に登らないのかな。一緒に歩いてみたいものだが
やだよジジイの山登りなんてお荷物。置いていっちゃうよw
遊ぶ暇があったら書け。長くないんだから。
188 :
吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 14:07:30
違うでしょー。ヨシ様とおっしゃい!
長くないんだったら遊ぶ。書く暇なんてないの♪
ヨシ君
もう書かないなら全集出せよ、そんで死んでいいよ
191 :
吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 14:42:50
競走馬をプレゼントしたら友達になってくれるかな?
192 :
吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 14:50:00
>>190 もう書かないどころか、いっぱい書いてるじゃないか
193 :
吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 15:38:44
古井先生にとっては書くことも呼吸することも一緒。
瞬間ごとにあやうさがつきまとう。
194 :
吾輩は名無しである:2005/03/23(水) 18:45:21
「あやうさ」とか「かそけさ」とかがキーポイントでございますね。
古井先生の小説は蝋燭の明かりのような感じがいたします。ゆらめく光なんだろうか。
195 :
吾輩は名無しである:2005/03/23(水) 20:18:44
森鴎外を下手にすると古井先生の文体的境地に至る。
196 :
吾輩は名無しである:2005/03/23(水) 22:06:23
確かに鴎外に比するとスピード感に欠けるかも知れませんね。
鴎外の作品は「山椒大夫」しか知らないのにこんなことを書いてすみません。
でも古井先生の小説が好きです♪
197 :
吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 06:49:19
なんかすごいぎこちない感じの文体なんでは。
堀江敏幸のほうがずっと上等って気がするといえよう。
>>197 それ、堀江が聞いたら怒るぞ。
「謝れ!!古井先生に謝れ!!」って。
199 :
吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 07:10:44
ホリエモンかと思ったでござる。
それが今の堀江クオリティ。
あなたの中で堀江敏幸はホリエモン以下なのさ・・・
201 :
吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 11:12:28
拙者はただの忍者でござる。敏幸殿には忍法富士変化を伝授いたしたく候。
203 :
吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 23:23:29
かんにんね、よしきっつあん!
204 :
吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 23:24:21
誤 かんにんね、よしきっつあん!
正 かんにんね、よしきっつあん! であるといえよう
205 :
吾輩は名無しである:2005/03/25(金) 23:38:28
かんにんね、イラン!
であって欲しい♪
正直、堀江がいいとは思わないのだが。
207 :
吾輩は名無しである:2005/03/26(土) 01:22:02
いいのよ、いいのよ、おまいさん♪
楽天 楽天 よしきっつぁん♪
夜のにおいにおののく、よしきっちゃん
堀江もついでにきたでゴザール♪
語尾に♪をつけるのやめてくれませんか。
いいでないのよ、おまいさん♪
聖なるものを求めたいのよ、あたくしは♪
仮往生、ついにおまえも洗濯されたのね♪
ちゃいまんねん、ぱーでんねん♪
>>213 荒らしですか?
他所でやってください。
215 :
吾輩は名無しである:2005/03/26(土) 02:01:50
>>214 ちゃいまんねん、ぱーでんねん♪
あらしの夜には椋鳥が鳴く♪
216 :
吾輩は名無しである:2005/03/27(日) 19:03:07
「椋鳥」は短編ですがじわりとした怖ろしさを感じました。
無垢な幼子の目を覆うシーンが印象に残りました。
217 :
N:2005/03/28(月) 11:29:44
古井のデビューの頃の作品は、小難しくカチッとした文体・内容・展開で、
やや大江の真似してるなと思った。
その後のは割と読みやすくなった。
確かに作家として優れてると思う。そのくせスポットを浴びるというか知名度
や売り上げに恵まれてない感じの作家だ。
俺的にはこの作家、あんま読みたいと思わない。
結局こういう俺みたいに「何となく敬遠」する人間が多いんだろうな、と思う。
ま、今度時間があったらじっくり読もうか。
218 :
吾輩は名無しである:2005/03/28(月) 20:00:30
おや、嬉しいじゃないか、お前さんって粋だねぇ。よしきっつぁーん、お呼びだよ♪
219 :
吾輩は名無しである:2005/03/28(月) 20:26:30
仮往生、文庫化しないかな
してるよ
>>217 むかし、古井さんはベストセラー作家だった
というのが、古株編集者のくちぐせだと何かで読みましたけど?
222 :
吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 15:48:09
朝刊に古井先生の笑顔発見しました。
とても若々しい。
223 :
吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 16:04:55
でもドスケベ
224 :
吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 18:22:43
朝日に出てたね
225 :
吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 18:32:21
ドスケベなの!?
いいですなあ
226 :
吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 18:49:27
人間だもの♪
227 :
吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 20:32:54
人間だもの♪
でも、すでに死んでるよしきっつぁん♪
しかし実のないレスばっかだな
229 :
吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 21:36:10
実のない♪ 身のない♪ 未のない♪ ひととせよ♪
聖なるものを求める、あたくし♪
港の杳ー子、ヨコハマ、ヨコスカー♪
232 :
吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 22:33:24
今日の朝日新聞ですね。
「老人には第二の思春期のようなものがあるのではないか」
と書かれてます。
233 :
吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 23:29:40
217みたいな奴はいてもアンチを見かけないのは人徳ですか
たぶんアンチ生むほど読まれてないんだよ・・・。
236 :
資:2005/03/31(木) 19:28:03
>>231-232 「文学賞の受賞もここ数年断っている。執筆の集中が乱されるのがいやなのだ」
とも。 2005.03.30朝日朝刊 文化欄「文芸の風」より
237 :
吾輩は名無しである:2005/03/31(木) 22:57:51
そうですね。古井先生にとっては言葉が「馬」なのかな。
いつまでも乗り続けて欲しいです。
そんなに難解じゃないよねえ。いや真に理解できてるとか思わんけど。
のらりくらり読み始めて「おーなんか陳腐なとこが無いなあ」とちょっと姿勢を正し、
端正な言葉使いなのに不思議な感じが漂ってるな〜とズブズブはまっていく古井小説。
239 :
吾輩は名無しである:皇紀2665/04/01(金) 22:39:02
>>238 なるほど、よくわかるような気がします。
>>236 かっけえええーーー
てかほんとにすごい人だ。
この調子なら晩年の作家は醜いってジンクス跳ね返せそうだな
近作でも禅問答じみた箴言が頻出しますな。
もはや、悟ったか。
「賞をもらったところで売れないことを身をもって知っているからこの歳になって今さら賞なんてあほくさ」
が本音。
>>244 売れなくても受賞すると何百万かもらえるから。芥川賞の選考委員も結構な額らしい。
この手の副収入なしでもやっていけるならそれに越したことは無いな。散文的な話だが。
芥川の選考は一回50万じゃなかったっけ。
誰かやったことある椰子いないの?
50万ぽっちで、
読みたいとも思っていなかった候補作をすべて読み、
選考会で茶番につきあい、選評を書き、
発言と文章に責任を持たされるなんてやだなあ。
俺でもやりたかねえよ。
もっとあげてもいいんじゃない?
248 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 06:50:58
あげましょねー。おはようございまーす♪
249 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 10:06:54
あげまーす♪
よしさま、おはよー♪
こにゃにゃちは♪
往生しまっせ、木曜日♪
先導するのは獣かな♪
晴れるや、ゴーゴー、楽天打線♪
251 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 11:26:45
でもドスケベ
252 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 11:59:44
>>238 >のらりくらり読み始めて「おーなんか陳腐なとこが無いなあ」とちょっと姿勢を正し
そうそう。これなんですよね。陳腐な言葉遣いがないのに、かといって生硬にもならない
凄さ。
一夏の猛暑のここに極まったかの午後の炎天下の街頭に、照り返しに苦しんで、
いまにも眼の内で明暗が反転を来たしそうで足をゆるゆると運びながら、逃げ水
でも追うように、おのれの落とした露に揺れる糸瓜の葉を思った。しかし、九月に
入ってまもなく気温がさがった。猛暑に苦しんでいた身体は衰弱を覚える。急な
涼しさをつらいように感じるうちにその肌に汗がじわりと滲む。膝頭から力が抜けて、
内臓が暗い。
(古井由吉『野川』より)
この箇所は『野川』でも特に好きな部分です。
猛暑の喘ぎから糸の葉へ想念を転ずる鮮やかさ。見事としか言いようがない。唸りますね。
たしか、上で川端と比較してた人があったけど、「内臓が暗い」などはまさに新感覚の文章
ですね。
253 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 12:03:13
訂正
×糸の葉へ想念を〜
○糸瓜の葉へ想念を〜
254 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 15:24:10
>>252 引用さんくすです。なるほどねえ。内蔵が暗い、というのは鋭いですね。
でも川端からみれば、若いような。ブラームスの交響曲第一番て感じがしないでもない。
255 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 15:44:49
20年以上かけて書き上げた曲が若書き?
256 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 15:50:39
うーむ。内蔵が暗いというのはもうヘチマそのものになりきっていますなあ。
一体どっちがヘチマなのだよ。ヘチマ君って感じですかな、ふぉっふぉっ
257 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 16:14:37
でもドスケベ
258 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 16:16:16
若書きというか、なんだか、青年が血気を隠して年寄りぶってる感じというか。
少なくとも枯れてはいないでしょう。
259 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 16:16:34
ヘチマ君は潔癖です!!
由吉のへちまは枯れてるよ♪
もう屹立することはないでござる♪
261 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 17:25:31
立ったまま枯れている。
それが正しいよしきっつぁんであるといえよう。
だから接視してべろべろ嘗め尽くすのか。
女もいい迷惑だな。
その気にさせておいて挿れてもらえないなんて。
あ、その気になるどころか気持ち悪いだけか。
263 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 17:43:57
違うよ。「死」のほうじゃないかな。
淡一斗 糸瓜の水も 間にあはず・・ なくなった時期に
重なるから内蔵の中に「死」を観たのかなあ。
264 :
吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 19:33:20
>>261 あぁ、アレね。
ウォーズマンの「たったままKOされている」を
思い出したよ。キン肉マンなw
265 :
吾輩は名無しである:2005/04/05(火) 00:29:59
そんなのもあるんかいな
血は立ったまま眠っている、ってゆー寺山修司だったんだよー
>>265 寺山にそういうのあったなー
あれどういう意味なんかいなー
それもたしかどっかからの引用なんだよね
268 :
吾輩は名無しである:2005/04/05(火) 08:21:49
引用?パクリの間違いだろw
269 :
吾輩は名無しである:2005/04/05(火) 11:56:13
でもドスケベ
だが、それがいい。
性欲と創作欲は密に関係するような気がする。特に抑圧されたリビドーが・・・
あさがお読めあさがお
古井がどれだけエロかわかるぞ
清水博子へのセクハラなぞかわいいものだ
読んでみる。そんなにエロいの?楽しみー
274 :
吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 08:54:32
めちゃドスケベ
なんかレベル下がったな、ここ。
276 :
吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 11:52:43
だってドスケベスレだから
>>275 約1名、ageて単細胞なレスしてるやつがいるから
278 :
吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 16:35:23
わくわく
280 :
吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 16:55:15
ドスケベ作家
もうやめてーーーー!
そっとしておいてよぅ〜
282 :
吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 23:10:32
しかたない、芥でも持って毛
アサガオは高校のとき読んで気持ち悪かった
おっさんとおばさんのエグみが鼻についた
何年かしてそれがアサガオの香りだったのだと気付いた
30そこそこがおばんに感じなくなってた…
284 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 04:26:34
清水博子カンタービレ
285 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 04:27:13
清水博子ヴィオラびらびら
286 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 04:32:49
低レヴェル
287 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 05:18:58
だってドスケベだから
288 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 07:30:15
「槿」は素晴らしい小説だと思います。
大作なのでまだ途中ですが文章の美しさに驚く。
細やかな感性を感じる。これ以上は無いのではと思うような言葉が続く。
この小説に出合って良かったなあと思います。
289 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 10:02:12
ドスケベ連呼してる奴、もう書き込むなよ。
面白いと思ってるの?
どすけべにわくわく(はあと
292 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 13:08:43
古井由吉がドスケベなのは事実だからなあ。
293 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 13:36:20
お前だってドスケベだろ。
お前が好きなように出来る立場なら好きなようにするんじゃないか。
俺だってそうするさ。
294 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 13:38:03
俺はチンコ取っちゃったから
295 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 13:43:09
したを使え舌を。
296 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 13:43:53
急いで口で吸え。
297 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 13:46:23
などと「指導」しなくてもいいのだった
好きなようにしる!
298 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 13:52:27
好きなようにする、というのは山田太一の「語彙」のような
太一『飛ぶ夢をしばらく見ない』は傑作ポルノでつね
299 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 15:43:38
>好きなように出来る立場なら
立場を利用するなんて、どすけべ&ろくでなしですね!
わくわく、続きは?
301 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 16:42:18
古井由吉「ええんか?ここがええんか?」
鶴光かよ
>>301 なんか、いいドライヴかましてんねー、あんた♪
いかすぜ!
おれもいっちょ、いかしてもらうぜ。
「ええかー? ええのんかー? 声だしてもかまへんでー」
杳子「ああ、よしきっつぁん、やめておくんなまし
よしきっつぁん」
305 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 16:49:47
わくわく
荒らすなクソども。失せろ。
307 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 17:22:19
古井由吉「杳子、ほんとにやめてええんか?ほんとにええんか?」
ええ、大丈夫、ありがとうございました
309 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 18:27:35
>>307 杳子「いやよいやよも好きのうち、
ああ、よしさま」
310 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 19:17:27
根くらべの様相を呈してきた枢機卿選び。
すいません、いっかい書いてみたかったもので。
いいでしょう、よしきっつぁん。
博子もちゃんとめんどうみようね。
311 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 07:12:07
今日もドスケベ
312 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 12:25:23
もう駄目だな、このスレ
313 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 12:32:17
山繰賦ってよくないですか?
314 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 18:55:53
杳子「よしきっつぁん、桜の下でまぐわりませう♪」
荒らしてる奴をプロファイリングしてみよう
40代以上。男。古井に私怨を抱く同業者?(にしては芸がなさすぎるが)
・・・車谷長吉?
むしろこれくらいの方が2chらしくて好きだけどな。
あんまシリアス過ぎて視野狭窄なのもね。
317 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 20:27:47
>>315 おれは学生だよ♪
古井の本は8割くらいは持ってるよ♪
小宮山とか玉英堂とかでよく買った。
これからもよろしく♪
>>317 ・・・年長者と思ったから♪も我慢してたんだぞ
ごめんちょ♪
こう見えても古井ファンなんだ、ほんとうに。
後藤明生とかナボコフ、クロード・シモンとか
が好きなんだけど、後藤とナボコフは物故者だし
シモンは90を越える高齢ゆえ、
新刊が楽しめるのは由吉つぁんくらいしかいなくなっちゃったよ。
320 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 22:45:25
そんなら俺が書いてやる
わくわく
323 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 22:53:09
拙者も同じでござる。それにしても皆様お若いんだなあ。
ああ、春なんだなあ♪
325 :
吾輩は名無しである:2005/04/09(土) 08:42:43
おれ小学生だけどクラスで古井由吉はやってるよ
326 :
吾輩は名無しである:2005/04/09(土) 11:20:06
若先生コメント集(月刊チャンピオンRED巻末より)
2005年 5月号(第二十一景) ゲーム脳とか言ってる学者、バカだと思う。
2005年 4月号 (第二十景) 三浦健太郎と飲みたい。
2005年 3月号 (第十九景) 若手芸人の気迫に学ぶところがあります。
2005年 2月号 (第十八景) 狂うからには華やかに、心を込めて狂うべし。
2005年 1月号 (第十七景) 何かを成し遂げた人間の魂は不滅だ。
2004年 12月号 (第十六景) 闘い続けている限り、敗れることはない。
2004年 11月号 (第十五景) 近藤対シウバの試合を何回も観ています。
2004年 10月号 (第十四景) 柴田ヨクサルからサンドバッグもらった(はぁと)
2004年 9月号 (第十三景) 手の内は全部見せてやる。駆け引きをする余裕はない。
2004年 8月号 (第十二景) 間違ってるかもしれない。でもやってみなければ。
2004年 7月号 (第十一景) 革ジャンは鋼のスーツ。
2004年 6月号 (第十景) 一度止まると書いて正しいと読む。
2004年 5月号 (第九景) 自分が感動したものを信じる。誰が何と言おうとも。
2004年 4月号 (第八景) 来月は万全なるコメント出しますゆえ、今回はこれにて。
2004年 3月号 (第七景) 何かを成し遂げるまで何も話したくない。
2004年 2月号 (第六景) オンリーワンより、やはりナンバー1の方が望ましい。
2004年 1月号 (第五景) 掛川に取材に言って泊まった温泉宿で担当と将棋を指して勝った。
2003年 12月号 (第四景) パソコンもなかなか役に立つな。
2003年 11月号 (第参景) 富士急のお化け屋敷に行きたい。
2003年 10月号 (第弐景) 第一試合以外もやるよ。
2003年 9月号 (第壱景) ボクの好きなものが全部、この場所にある。
2003年 8月号 (第零景) 来月またここで会おうな
327 :
吾輩は名無しである:2005/04/09(土) 19:57:07
古先生コメント
「うまくいけば、近代化のこわばりがほぐれて
文学が文化としての闊達さを取り戻す潮時に
なるかもしれないな」
んなこと言われてもあんただけじゃないか。あんたが死んだらかなりやばいね。
古井、大江、小島、大西が死んだら日本文学は終わる。
330 :
吾輩は名無しである:2005/04/10(日) 22:45:57
作家は死なないよー。古井先生は「もう死んでる」って言ってるし。
大西って大西巨人?
332 :
吾輩は名無しである:2005/04/11(月) 00:21:56
小島って小島麻由美?
大江って大江千里?
334 :
吾輩は名無しである:2005/04/11(月) 16:43:21
エンタクシーの川端康成をめぐる座談会よかった。
335 :
吾輩は名無しである:2005/04/11(月) 20:57:45
岩波書店
新潮社
講談社
朝日新聞社
以上4社でよかったですか。
ここ以外には書かない、と大江がいったのは。
336 :
吾輩は名無しである:2005/04/12(火) 13:06:38
ボクの好きなものが全部、ここにはある。
>>335 それ以外の出版社にはいろいろ書いてますよ
340 :
吾輩は名無しである:2005/04/15(金) 14:41:33
角田だけ浮いてるな。
341 :
吾輩は名無しである:2005/04/15(金) 14:54:07
なんたってナオキ賞だからね
というか、新刊の難民と写ってる写真だけど、角田も難民としか思えん
342 :
吾輩は名無しである:2005/04/15(金) 17:17:12
大西だって純文学とは言いきれないだろ
純文学ど真ん中だと思いますが。
345 :
吾輩は名無しである:2005/04/17(日) 11:40:47
346 :
吾輩は名無しである:2005/04/21(木) 23:56:53
「槿」の後書きに朝顔の花を空から降らせたらどうだろうとあった。
朝顔の花は落下傘や焼夷弾に似ているような気がした。古井先生は
何かを恐れているような気がします。一体それはナンだろうとちょっと
考えました。
347 :
吾輩は名無しである:2005/04/22(金) 04:33:38
彼からは年賀状こなかったなぁ
348 :
吾輩は名無しである:2005/04/22(金) 14:27:42
メェェー♪喰っちまっただよー。
小説家からの年賀状はすべて大切に保管してある。
死んだ奴からヤフオクに出品。
350 :
吾輩は名無しである:2005/04/22(金) 17:46:36
漱石様が舞うのね♪
351 :
吾輩は名無しである:2005/04/22(金) 17:50:40
それで女をコマすわけさ。
352 :
推定少女ファン:2005/04/22(金) 22:05:46
353 :
吾輩は名無しである:2005/04/22(金) 23:14:14
推定少女ですかあ
うーん、吸いてえ
うーん、衰退
清水博子でガマンしる
歳なので3Pは無理ですね。
クンニしながら腰動かすなんてとてもとても。
355 :
吾輩は名無しである:2005/04/23(土) 01:21:18
川端の手紙なんかはあんまり値がつかなかったそうね
つまり筆まめだったんだよね川端
かわいい
356 :
吾輩は名無しである:2005/04/23(土) 01:37:30
文學界5月号を読んだが、ちと古井しぇんしぇいは甘いな。
さうか?
相変はらず秀逸だと思ちたが。
358 :
吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 20:31:42
リルケの詩を3年かけて訳されたそうですね。なんかすごいなあ。
「私は書かねばならぬ」ということなんだろうか。読んでみたいなあ。
微笑んでいる写真はいい感じでした♪
読みの面からいくと割と柔らかいね。手厳しいときは手厳しいが。
尊敬されてる奴にも気を使わなきゃならないのは面倒だね
藤沢とか松浦とか福田とか。本当は認めてないんでしょ?
361 :
吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 08:50:39
認めてません
362 :
吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 08:57:40
それどころか嫌悪してそう。
363 :
吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 09:08:46
後だし野郎のお追従、そんなものを喜ぶやつもいる
やっぱ若い頃は風俗とか行ったんかな。
ピンサロの待合いで雑誌読んだりしてさ。
古井先生が若い頃には、ピンサロはありません
赤線か。
チョンの間とかいうやつじゃないか?「待合」じゃ古すぎるか
古井先生が訳したことのある小説家のブロッホって小説家の作品て面白いのかな。
スレないよな。
>>369 ドイツ文学総合スレで名前がちらほら名前が出ている。
>>366 まあ、若くなくても行くということもありうるがな。
わたし、入れ歯のお爺さんのお客をもってるわ。
古井由吉を読む嬢というのに当たってみたいものだ。
その嬢が総入れ歯だったら、あれやってもらうと気持ちいいよw
375 :
吾輩は名無しである:2005/05/04(水) 23:08:39
しかし古井先生ってすごいな、こういう話題が出るってのはね。
376 :
吾輩は名無しである:2005/05/04(水) 23:13:31
ドスケベだからな
わくわく
こういう話題が許されそうなのは、
古井先生か永井荷風か徳田秋声か
ええと、他にいるかな。
379 :
吾輩は名無しである:2005/05/05(木) 00:00:55
あなたでしょ♪
380 :
吾輩は名無しである:2005/05/05(木) 20:39:10
20年位前に競馬の月刊誌に毎月連載が載っていた
競馬にハマったきっかけはカブトシローという馬だったとか
今でも続いてるんだろうか
381 :
吾輩は名無しである:2005/05/05(木) 23:03:02
カブトシローは奔放な馬だったみたいですね。
エッセイの「ひととせの」に有馬記念に出掛ける心境が載ってました。
2年ぐらい前ですね。今はどうなんでしょうね。
382 :
吾輩は名無しである:2005/05/05(木) 23:59:13
今では古井先生自身が種馬やってます
俺の行ってるヘルスに、どうやら馬主らしい嬢がいるんだが
古井先生を知ってるだろうか。
385 :
吾輩は名無しである:2005/05/06(金) 21:37:50
ノーベル賞も断るんかな
386 :
吾輩は名無しである:2005/05/06(金) 22:54:00
ひひーん、お馬さんだよ。今は
387 :
吾輩は名無しである:2005/05/07(土) 17:58:54
対談集「小説家の帰還」て面白い?
388 :
吾輩は名無しである:2005/05/07(土) 21:28:12
吉井由吉と古井由吉の違いは?
同一人物なん?
390 :
吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 01:50:40
古井吉吉もいるよね。
391 :
吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 05:50:18
古井古古
吉井吉吉
392 :
吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 09:21:43
なんか西尾維新みたいになってきてますよ
393 :
吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 17:54:50
円陣を組む女たち、学校の図書室にあったんで借りてみた。
昭和45年に刊行されていつから図書室においてあるか知らんが(俺の学校は戦前からある)
どうやら巻末のハンコを見たら俺が初めて借りたようだったったよ。
あさがおの単行本が古書もおるで100円コーナーに出てました。ブコフより5円安い。
なんだかなあ。
395 :
吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 21:24:06
大丈夫だよー、100年後には古井先生の本はお宝になるじょー。
で、明けの赤馬もゲト。
字、下手だなw。
397 :
吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 23:51:33
「明けの赤馬」ってゴロがいいですね。お馬が好きなんだなあ。
モンゴルの風なのね。
いや、おれさ、若い頃たまたま世田谷にいてさ、
徹夜明けにタクシーで帰ったらさ、
ほんとにあのへんで、明け方、馬がぽっくりぽっくり
歩いてンのさ。
あれって、ほんと非日常だぜ。
そんでこんな時間になんだけどさ、
馬事公苑とか(字、あってたっけ、いや、酔っぱらっててよ)
あいつのマンション近くに行った日にゃ、
会っちゃったらどうしようとドギマギしたもんだぜ。
でもよ、アイツのマンションってどうなってンだ?
エッセイとか読むとよ(なんだったか忘れたけど)、
ドア開けると階段があって、とか書いてなかったか。
おれ、そこんとこでこんがらがってよ。
そんなへんてこなマンション、聞いたことねえよ。
解説できるやついる?
>>393 ワロタ、いやこちとら酔っぱらってんけどね。
400 :
吾輩は名無しである:2005/05/14(土) 10:58:14
./:::::\ /::::::ヽ
/::::::::::::;ゝ--──-- 、._/::::::::::::::|
/,.-‐''"´ \:::::::::::|
/ ヽ、::::|
/ ● ヽ| 笑っちゃやーよ
l , , , ● l
.| (_人__丿 、、、 |
l l
` 、 /
`ー 、__ /
/`'''ー‐‐──‐‐‐┬'''""´
402 :
吾輩は名無しである:2005/05/17(火) 22:10:41
古井先生のダービー予想が面白かったです。
馬の名前って楽しいですね。キングカメハメハって強いみたいです。
403 :
吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 11:09:39
楽天記って簡単に手に入る?
近所には見当たらないんだけど。
404 :
吾輩は名無しである:2005/05/22(日) 19:07:00
そうですか。近所の少し大きめの本屋で見つけました。
新潮文庫から出てました。アマゾンではどうですか。
405 :
吾輩は名無しである:2005/06/01(水) 00:36:01
楽天気は単行本の装丁が素晴らしい
406 :
吾輩は名無しである:2005/06/01(水) 22:02:57
あ、いいなあ。古井先生の単行本は少しだけしか持ってないんですが
いい感じの装丁が多いですね。
「魂の日」の装丁が好きです。
407 :
吾輩は名無しである:2005/06/02(木) 22:40:41
今日、ブクオフで福武文庫の『招魂としての表現』をかったよ。
運がよかったワイ。
408 :
吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 04:18:12
ふるいっちと田中康夫の対談本ゲト
ふるいっち容姿はいまと変わらず
古井先生、立教にいたのね…
やっぱ立教は目の付けどころが違う
410 :
吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 09:05:30
フルイッチ・ヨシキリシタンって呼んでね。
それを楽しみに立教に入ったけど
入学したときにはもう古井先生いなかった
412 :
吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 09:13:00
復活するわ。だいじょうぶ♪
当方、古井由吉初心者です。『杳子・妻隠』は読んだのですが、他にお薦め作品があれば教えていただけませんか?
文庫じゃ木犀の日、槿くらいしか手に入らん
氏名の漢字はマッチ棒で作ることもできそうなほど直線ばかりだが、
文体は畝りまくりの一筆書き草書体だ。
417 :
吾輩は名無しである:2005/06/14(火) 07:42:13
マッチ棒2本で出来ましたよ♪
古井先生はやっぱ日本なんだなあ♪
418 :
吾輩は名無しである:2005/06/14(火) 16:54:26
古本市場で箱入りのほうの『聖』ゲット♪
100円だったわいーん♪
419 :
吾輩は名無しである:2005/06/14(火) 19:26:34
中上健次とどっちが格上?
評価する人によってマチマチだわさ♪
421 :
吾輩は名無しである:2005/06/15(水) 13:59:54
512 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 02/06/09 01:03
美香は眼鏡ブス。でうんこは大盛り。いつも便器からはみ出そうになって
必死で流す。たまにつまる。音も凄い。ブリブリという音が四方に響き渡り
ガス爆発と間違われ通報されることもしばしば。こんな美香だけど誰か
お嫁に貰ってあげてね。処女だよ。
514 名前: おなら 投稿日: 02/06/09 01:06
よっしゃ。
久しぶりにいじめがいのあるやつが出てきたな>美香
おまえブスだろ。メガネかけて、髪ぼさぼさだろ。
男にもてたい一心で心理学とか勉強したんじゃないのか?
でもいい男はみんな他の女に。おまえまだ処女だろ。わかるよ。
533 名前: 美香 ◆5qBZxQnw 投稿日: 02/06/09 01:32
いや、すごい勢いで叩かれたから、ちょっと呆然としていた。
ひとりぐらい味方がいると思ってたけど甘かったよ。
駆動さんの気持ちがわかったよ。
わたしも叩いたけど、あんたらと一人で渡り合ってた彼すごいよ。
たしかに処女だけど、それってバカにされるようなことか。
マスコミに洗脳されてないか、あんたら。
わたしの友達にもたくさんいるけどな。
それにもてないなんて字面見ただけでわかるのかよ。
男とつきあったことはあるけど、そう簡単にはやらないよ、ふつう。
てゆうかなんでこんな処女、処女ってレスばかりくるんだ。
あんたら童貞なのー?
わくわく
ビッグコミック・スピリッツに「団地ともお」っていう漫画が載ってるんだけど、
それの今週分がちょっと由吉風味だったので報告。
雨が一週間降りっぱなしで、駅で電車を待つ人たちが持つ新聞も、
学生が読む漫画も、教室で授業を受ける児童の教科書も、
ほとんど逆さになっている。
室内で遊ばざるをえない子供たちにもいよいよ狂いが出てきて、
晴れてる!雨なんか降ってない!とびしょ濡れになりながらサッカーなど始める始末。
もっと凄いのは、同じく濡れながらままごとを続ける女子児童。
読んでいて古井作品を思い出しました。ちょっと怖い感じ。
どの作品かはよく分からないけど。
へー面白そうなマンガだね。由吉っつあんのじゃないが、止まない雨のせいで
皆の頭がやられてくSF小説は読んだことあるな
425 :
吾輩は名無しである:2005/06/16(木) 22:20:00
なるほどね。梅雨にぴったりですね。
由吉っつあんのお話も表現がちょっと怖いとこがある。
埴輪の馬に話しかけて「お前には後姿が無い」とか言ってます。
小田扉と古井由吉の両方の読者がいるとは。
その漫画、読んできたよ。懐かしいんだけど、ほのぼのともノスタルジックとも違う
不思議な感じだな。オモロかった
428 :
吾輩は名無しである:2005/06/20(月) 20:21:34
これまでに、もってる本を、忘れていたわけでなく
買ってしまったことが2度あるんだけど、
今日もまたやってしまった。
なじみの古本屋にいったら、『仮往生伝試文』(旧版)があったので
何の気なしに手にとって「やっぱりこの箱入りの装丁はすばらしいなあ」
と思いつつ、本体を出して値段を見ると
1200円とあったので「安いなあ」とおもいつつ
ぱらぱらめくって読んでいると、
「おれは、今すぐこれを読まねばならない」という妄想が脳内に渦巻いて、
気づいたら喫茶店で読みふけっていた。
『仮往生』おそるべしというか、自分がどうかしてるというべきか。
まあ、後者に違いないんだけど、
いずれにしてもあの本はいいものだよ♪
>>428 仮往生の旧版も、復刊版仮往生のおかげで
値崩れしてるのかな?
仮往生伝
試文
ですからね。
1200円は安いなあ。いいなー
432 :
吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 07:23:25
復刊版は3500円ですからね。
旧版は箱入りなんですね。後書きに「窮して立往生した時こそ
人は仏である」と書かれてました。
>>433-434 おいおい、そんなにいってやるなよ。
そこ
>>433ってネット古書店だろ。
結構若手の人が、細々と頑張ってるっぽいし。
いくらで買うかは買い手の自由なんだから、
そんなに目くじらたてなさんな。
たしかに旧版とはいえ、復刊した後にその値段は
高いと思うけど。
436 :
吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 22:41:07
そうしますと428の方は大吉でございましたね♪よかったね。
437 :
428:2005/06/28(火) 01:02:20
>>436 ありがとうございます。
『仮往生伝』とは相性がいいみたいです。
これまで4回、古本屋で出会っています。
最初が950円、2回目が2000円、
3回目が1900円(これだけが新装版)
今回のが1200円。
最初のはもちろん、即買いました。
二回目のは、「へー、また会ったね」とつぶやいて
別れました。
3回目は、新しい装丁なので買いそうになったけれども
見送る。
そして、4回目は428に書いたように、
あまりに安いせいか、頭がおかしくなってしまい買ってしまいました。
でも、2回目の読了をはたし、今回も堪能できたのでよかったです♪
『仮往生伝』はこれからも、
読み返していこうと改めて思いましたが、
何度も読むことを考えると、
2冊あって丁度よくなったように感じます。
吉井古吉先生の作品を読みたいのですが
最初は何がいいですか?
長い町の眠り
文芸文庫のものはわりと読みやすかった記憶が。
441 :
吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 19:23:06
集英社文庫の「水」手に入れたけど
相場いくらなの?
百円で投売り状態だったもんで気になった。
442 :
吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 19:42:26
>>441 おれは3冊100円の棚にあったのを買ったことある。
ヤフオクではだいたい500円くらいで出品している人が多い。
ありがとう
絶版おおいわりにゃ安いのね
444 :
442:2005/07/09(土) 21:55:37
>>443 文庫だしね。
単行本(箱入り)の『水』でも、1500〜2000円くらいだよ。
古井の本は絶版おおいけれど、
新装版が出る前の『仮往生伝』くらいしか
高値の本はなかったと思う。
445 :
吾輩は名無しである:2005/07/22(金) 15:36:57
よう子読んでんだけど、おもしろさわからん
道あるいてるんだろ、たまに交尾してんだろ
なにがおもしろいの?
ブクオフで「水」(箱入り。中身もまあ綺麗)
を百円で手に入れた。嬉しい。隣に後藤明生「挟み撃ち」が
置かれていたのが微笑ましかった。
>455
単純化したら何だってつまんなそうに見えるだろ
448 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 03:11:47
古井由吉のおもしろさ、良さは、文章そのものにある
449 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 03:56:00
でもヨウコの頃ってそこまで文体に特徴なくね?
450 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 05:31:10
古井の昔の新聞エッセイを読んで、なんて日本語の軽やかな
人ざんしょと気負い込んで図書館の本を手にしてみたけれど
ことごとくつまらなかった。読むにたえないとはこの人の本の
ことだ。芥川賞受賞作もあきらかに途中から別の登場人物になってるし
度しがたい。
451 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 15:15:03
そうなのかなあ。音読するとすごいよ。「眉雨」なんかすごいなあと思うな。
日本語を誇りに思えるぐらいだよ。
452 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 18:42:55
そうだよなー まあもれは川端の文学わからんから
この手の動き無い、文章勝負系は駄目だ
映像化不可能な、小説にしかできない小説だと、前向きに見てやってください
454 :
吾輩は名無しである:2005/07/24(日) 00:04:10
どうなんだろ よう子ですが、精神の内面を足取りなどのからだの表現に
置き換えている描写だけのような気がしました。これで作者はなにか言いたかった
のでしょうか?まあいいたいことなくてもよいのですが、、、
でも叙情的にああ美しいともないし、大御所ということで期待してたけど
空振りました。
そもそも古井って、自分で認めてたと思うけど文豪って作家じゃないだろう。
巧さと特徴はあるけど、実力で見ればそこまで絶賛するほどじゃないよ。
今の作家の中では特にレベル高いとは思うけどな。
このスレの人たちもそれは理解して古井のファンなんだろうし、
作家の値打ちやら玄人好みという話が広がりでもしたのか、
妙に「古井を読んどけば分かってる」みたいな感じが出てきてる気がする。
一言でいうとスノッブですね。俺もそうかもしれない。
スノッブか?
内容云々より、文章のトリップ感がすごいと思う。
いや、スノッブっていうのは、
>>455の
>「古井を読んどけば分かってる」みたいな感じ
を指したのです。
459 :
吾輩は名無しである:2005/07/27(水) 02:05:32
いやここのスレの住人さんは古井先生に批判的なことかいても論議してもらえるというか。。
そこでわたしも よう子と妻隠読みました。比喩表現はたくみだと思うのですが、
いまいち私には伝わってきません。ぼかして井戸の中覗かせて ほら底みえないだろう
だから私の文学は深いのだよと。。。
それともここの住人は古井さんの比喩表現についていけてるのでしょうか?
そこが疑問です。もし自分だけが煙に巻かれてたら、と思うと不安です。
なんつーかさ、
意味にとらわれすぎてて見えるものも見えないって感じがするだよ。
461 :
吾輩は名無しである:2005/07/27(水) 03:30:27
比喩は少ないほうだと思う。
春樹なんかは多いよね。
しかも、ちょっとくさすぎる気がする。
タイトルが『杳子』なんだから「明」確とか「明」瞭とかに書いたらダメじゃん
結びが樹に陽が沈みこむシーンなんだし
「杳」って漢字じゃないと意味がないと思うけどね。
当方古井由吉初心者なんですが、『眉雨』所収の「斧の子」のラストはどういうことなんでしょうか?寺の息子が火を起こして、火事になった、ですかね?
464 :
吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 19:37:52
amazonの『聖なるものを訪ねて』のレビュー
東京堂の講演行った人が書いたみたいだね。
自分は関西在住で行けなかったので、内容がわかって有り難い。
いきなり「槿」を読んでいいものでしょうか? 「聖」とか「栖」とかとつながりがあるんでしたっけ?
>>465 「聖」「栖」「親」が三部作。「槿」はいきなり読んでおっけー。
>>466 ありがとうございます。題名が漢字一字と言うだけで勘違いしていました。
ハードカバーが700円であったので 聞いてみました。
新潮の連載が9月号の「始まり」で完結。単行本はいつ頃出るかな。
>>463 たまたま目にした家の焼け跡(寺とは関係ない)に誘発された幻想場面、
ということではないかな。
あぶー。あうあう。マァマ。
次号発売直前になってようやく気づいたのだけど、「文芸春秋」9月号の
「小泉純一郎は何をぶっ壊した」という鼎談に古井氏が顔を出していた。
あとの二人は新聞記者と大学教授だったかな。立ち読みで古井氏の発言だけ
斜め読みしたけど、なかなか面白かった。
472 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/06(火) 11:22:05
87
473 :
吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 04:52:21
風花での朗読会行ったけどあそこは関係者ばかり来ている感じですね。作家もよく来てるようですが。
『杳子』は確か選評で「稀有の恋愛小説」と呼ばれていたはず。
30年以上経って、内容が無化しちゃったの?
最近の「稀有の恋愛小説」って何があるの?
・・・以上、一世代上のおじさんの疑問です。
475 :
吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 01:15:05
芥川賞の選評がもう読めないのは残念。
古井さんが特に推したのって誰?
476 :
吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 09:43:36
武豊。
ツマンネ
478 :
無名草子さん:2005/10/09(日) 11:47:14
肝心の理由が書かれていないのが残念だな
479 :
吾輩は名無しである:2005/10/14(金) 10:34:03
古井に影響されて秋声読み始めた。
480 :
吾輩は名無しである:2005/10/14(金) 10:35:05
古井に影響されて秋声読み始めた。
481 :
吾輩は名無しである:2005/10/19(水) 16:38:49
482 :
吾輩は名無しである:2005/10/19(水) 19:39:17
両方とも独文学専攻だったっけ?
483 :
吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 16:53:12
ファンに聞きたいのだけど、「椋鳥」って正直どう?
484 :
吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 17:06:59
古井先生の後は誰が芥川賞選考委員やるのでしょうか?
485 :
吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 17:14:12
柳美里なんか
そろそろやらせてもいいと思うけど・・・。
486 :
吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 17:21:12
私生児出産、人権訴訟・・・等々。
作家としての肥やしはたくさん積んでいるし、
お行儀の良い作家ばかりが目立つ昨今、作家になるべくして作家になった
正統派の作家だと俺は思う。
487 :
吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 17:23:18
作家になるor死ぬ、
といった人間しか俺は作家として認めない。
>487
ちょっとちがうな、
古井は死ぬことを作品の中でやっている作家。
書く事が死ぬことなんだよ。作家であるかどうかは外側の問題。
古井由吉=最後の「日本語」の使い手。(書き捨てメンゴ外出スル)
489 :
吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 18:36:36
>483
今のお姿からは想像できないっす。生々しい内蔵小説だと思う。
490 :
吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 06:50:24
何がすごいって、誰も貶そうとしないんだ、この人を。
そして、age. 。
491 :
吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 08:42:07
名前が読みにくいんだよ!
>>485 >>486 あまりにスレ違いな作家だね。釣り(?)にマジレスだが
柳は知人に頼まれてどうしようもなく引き受けた賞以外
選考委員になるつもりはないそうだよ。
まあ作家は良い作品書くのに専念してりゃいいのよ古井みたく。
493 :
吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 15:15:03
>491
拙者も読めなかったでござる。今は江戸風の良いお名前だなあと思ってるよ。
494 :
吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 01:38:51
>>493 古井ユキチって読まれがちだからね。
ネット上には吉井由吉もたくさんいるし。
495 :
吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 10:46:40
あー1万円札の人か
496 :
吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 20:31:30
うー、もうちっと男前でござんす。
497 :
吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 04:04:20
ゆいきっつぁん!
498 :
吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 17:23:59
499 :
吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 19:55:14
あがってきましたねー♪冬休みには古井由吉ですよー♪
まだ野川読んでないよ・・・
出張途中のバスの中か
病院の待ち時間くらいしか時間とれんもの。
502 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 11:44:37
>>502 情報サンクス。
書肆山田か。1冊も持ってないな。
新潮とかだったら、1年くらいは、古本屋でみつかるのを待って、
それでも買えなかったら新刊購入するけれど、
これは最初から新刊で買っといたほうがいいかな。
おそらく、うれても1000〜1500部くらいじゃないか。
ただでさえ、部数の多くない作家のうえ評論だからね。
古井好きな人だけしか買わないだろうな。
504 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 23:51:39
このスレには二千人は居ますよね、売れきれないと良いなあ。
505 :
古井スレ存続委員会会員:2005/12/30(金) 03:03:54
>>503 るしおるで連載していたものですよね?
書肆山田はなにせ少部数ですから。
詩を読む人じゃないとなじみも薄いですし。
書肆山田は池澤夏樹詩集成持ってる。
件の本、内容はいかがなものでしょう、読んだ人いますか?
まあ、古井氏の書いた文章というだけで読む価値はあるわけですが。
書肆山田は良い本」が多いですね、品切れするまえに見てくるとするか。
509 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 10:17:14
見つかりましたか。
ところで今朝の新日曜美術館に出演されてました。
須田国太郎のファンだそうです。
510 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 20:08:32
>>509 いま、再放送やってるぞ、NHK教育TV。古井氏、元気!
511 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 20:10:08
古井が好きな美術や音楽や映画とかって分かる?
リーメンシュナイダーは好きらしいね
512 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 20:15:44
いやー、よく分かりませんなー。
古いものがお好きじゃないのかなあなーんちゃって。
513 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 20:27:50
>なあなーんちゃって。
古い
514 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 20:51:06
619 名前:NHK名無し講座 投稿日:2006/01/15(日) 20:44:26.96 ID:lc91v3ck
古井は凄いよ
売れないけど
637 名前:NHK名無し講座 投稿日:2006/01/15(日) 20:46:11.32 ID:owi7kWaR
古井なんて大江の活躍を10年指くわえて
見てるうちに完全に狂っちゃったんだね
>>514 作品を一冊も読んでない人間のレスだな、その637は。
あまりよく知らない人間のレスだな、619は。出せば必ず売れるんだよ、
無駄な売り方はしないだけ。する必要がないから
吉井由香ってゆー今時の若い女流作家だとずっと今まで思い込んでた...
>>516 これも何かの縁ですから、ひとまず講談社文芸文庫の「槿(あさがお)」あたりから読みはじめてみては。
519 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/17(火) 06:47:23
最近初期の頃の作品読み返した。やっぱおもろいね。
こんなこと書いてる作家日本にこの人しかいない。
当時、モウロウ派とかいわれて、理解できないとかいわれたりとか。
なんか、謎。今だから普通に読めるのかな。
俺も最初の体験が「槿」で、これではまりました。
>>519 あっそ、とりあえず値を下げろ。じゃねーと読む気しねーから話はそれからだ。
521 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/17(火) 08:13:34
えーっと図書館にあります。
「沈黙」を表現したいそうです。養老派じゃないですよね。
>>521 じゃあ読んでみよ。沈黙を表現するのが真の文学みたいなこと言ってたね。
ブクオフで「女たちの家」というのを買ったが、どうよ?
>>509 いい語り口だった。司会のベテラン女性アナと若いアシスタントの二人が、
いかにも俗世の卑俗な感性を代表するカルさに
見えた。
美術を研究する学者としてスペインに渡った須田国太郎が
一線を越えて実作者となる決心をした、その心の転機に
古井氏は深く共感するところがあるような口吻だったな。
絵画でも文学でも、
鑑賞者として「感動」し
その感動で充足できるのならば
なにも実作家への隘路を辿る必要はないんだ、と、。けだし、創作とは「業」なりか
先日、『円陣を組む女たち』(中公文庫)・『行隠れ』(集英社文庫)の2冊を
100円にて手に入れました。『行隠れ』を手元においていつでも読めれるので
非常に嬉しい。解説によると、由吉氏は、文庫化にあたって、かなり
改訂するそうですな。
読めれる
528 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 21:30:41
古井さんの本の宣伝文ってどれも似てるよね。濃密な文体とか生と死を描くとかさw
529 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 21:39:37
そんでね、中身はあっと驚くタメゴローなんだよ。
読んでみそ♪
530 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/03(金) 22:20:00
てめえら、もう『辻』は買いましたか?
531 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/03(金) 22:32:53
うるせーよ、馬鹿
何がてめーらだよ
まずはてめえが買ってレポしやがれ
532 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/03(金) 23:34:40
厨房はカエレ
なんとなくABC寄ったら売ってたから買った。
詩への小路は高すぎじゃね?
とっくに予約済みです。
この二人の対談ははじめてというのはちょっと意外。
読んだけど、いつもより過激なこと言っているような気がしました。
540 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/11(土) 12:09:02
色んな人に読んでいただいて感想を聞きたいじゃに
>>537 乙。ハスミンと同級だって、なんか奇妙な感じがするな。
蓮實 ・・…………、今回また最新作『辻』(小社刊)を読ませていただいたのですが、
、 これにはとても深いところで動かされました。「この人枯れてない」っていう印象が
、 最初に心に浮かびましたが、これはしょうがないんですね。
古井 しょうがないんですね(笑)。書いている最中だけは年齢不詳になる。
、 あんまりいいことではないと思うんだけど。
蓮實 それから、どこにいるのかもわからない感じで書いておられる。
古井 そうなんです。
新作『辻』読みたくなるぞな
542 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/11(土) 22:55:05
お名前は枯れてますよね。
書くときもカラッポになるのかな。
新作って某フランス在住作家の事を書いているという噂は本当ですか?
544 :
吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 01:49:03
復刊に寄せて 読了
545 :
吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 23:28:27
入院してるときに患者に持たれてた本の話がよかった。
547 :
吾輩は名無しである:2006/02/18(土) 15:35:34
講演会いってきますよ。終わったらレポします。
548 :
吾輩は名無しである:2006/02/18(土) 19:18:11
寒くなってくるとアカギレが痒いというお話でした。
550 :
吾輩は名無しである:2006/02/19(日) 00:54:34
すごくお元気そうでしたね。
「言葉の意味や形が浮かんできて導いてくれる」と話されました。
551 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 01:41:24
若いやつが多かったな。
552 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 22:15:01
古井先生もお若いっす。お肌つるつる♪
553 :
吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 09:15:35
お名前が一見簡単そうに見えて、見間違いやすいし、読み間違いやすい。
骨が折れる為に簡単そうに見せられている感じ。
作風にあった名前にも思える。
45万部のベストセラー『嫌韓流』の第2弾
『嫌韓流2』発売中
駄作か傑作かは、買って自分で確かめよう
555 :
吾輩は名無しである:2006/03/04(土) 20:31:03
>553
そうですね。何回も繰り返して読んでます。
なんでだろうと思うんですが、引力があるのかなあ。不思議。
558 :
吾輩は名無しである:2006/03/07(火) 20:45:24
おお! 総題に躁の一文字が入ったか。明日群像買って来よう。
あの名篇『山躁賦』があやかりたいものだという赤壁賦(蘇軾)を
読みたい読みたいと思って三年経ったよ… 見かけなくってねえ。
辻を買わずに詩への小路買ってきました。
読書の時間をあまり取れないから結構後になるかもしれませんけど
また感想書きに来ますね。
辻を読んだ人は感想よろしく!
できれば近年の作品に触れてくれると尚うれしいな。
559 :
吾輩は名無しである:2006/03/08(水) 12:57:22
仮往生伝試文を 仮往生 伝試文 とつい区切ってしまう。
だいたい2ページで血中仮往生濃度が高くなって本を閉じます。
たしか古井さんの命日って今日でしたよね……
ご冥福をお祈りします
新連載の感想きぼん!俺は読んでない!
562 :
吾輩は名無しである:2006/03/17(金) 20:05:32
早く読めば〜ケケケ〜。白い男って面白いんだから♪
563 :
吾輩は名無しである:2006/03/23(木) 20:53:10
現在、「日本語」の最高の使い手。
564 :
吾輩は名無しである:2006/03/25(土) 07:19:41
加えてお馬さんと納豆を好む。
565 :
吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 19:30:25
今日、古書店で『仮往生伝試文』の旧版見たよ。
2000円だった。
どういうわけか、よく見かける。
『仮往生伝試文』と出合ったのはこれで5回目だ。
566 :
吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 19:24:08
『仮往生伝試文』と出合ったのはこれで5回目
『仮往生伝試文』と『野川』のどちらから読んでいいのか迷ってます。
『仮往生伝試文』結構値が張るもんで・・・
568 :
吾輩は名無しである:2006/03/31(金) 19:28:33
「仮往生伝試文」が五つ並びましたね。
これは縁だと思います。迷わずに・・
569 :
吾輩は名無しである:2006/03/32(土) 22:17:17
>>563 同意
しかし現代作家は読まずに書くひとが多すぎるね
古井氏のごとくドイツ語や日本の古典をものにしろ、とまでは
言わないが、せめて鴎外漱石いこうは触りだけでもよいから
読んでほしいね
>>563 そんなこたぁ〜ない。
古井の内に篭る日本語は、異形の日本語だ。興味深く味わい深いが、最高と
いえるような代物ではない。
571 :
吾輩は名無しである:2006/04/02(日) 02:01:42
古井氏の作品こそ教科書に載せるべきだ
皆さんは何才で古井デビューしましたか?
572 :
吾輩は名無しである:2006/04/02(日) 02:08:55
私は19歳。初めて読んだのは『先導獣の話』です。衝撃でした。
573 :
吾輩は名無しである:2006/04/02(日) 04:00:04
574 :
吾輩は名無しである:2006/04/02(日) 04:00:58
>>573 金井好きだが最高とは思わない。570さんと同じ理由で。
まあ、このクラスになってくると、単純にランク付けできないということだろう。
金井はネタだろ
573は単なる釣りでしょ。
>>571 教科書に載せるとしたら随筆になるかな?
小説では中途半端に切らないと収まり悪いか。
579 :
吾輩は名無しである:2006/04/04(火) 12:52:39
>>578 『ひととせの』あたりがよさそう
しっかしいまの教科書って五体不満足なんかが載ってるらしいですね
「五体不満足」なんかは別に教科書に載せなくても
小学生向けの推薦図書にでもすれば済む話だと思うけどね。
古井の小説で感想文を書けと言われても困惑するだろうなw
金井好き多いなw
俺も金井好きだし、あのトリップ感は古井氏と通じるとこもあるけど、
ウザい時があるな。頭が仕事モードな時は尚更。
ウザイときもあるのは同意。目白四部作なら軽く読めるけど。
古井は寝る前にちょうどいい。なんか落ち着く。
古井由吉氏は既に教科書に載ってます。結局、授業ではやらなかったけど。
「総身に針」という随想、『半日寂寞』から。東京書籍で高校の現代文。
『仮往生伝試文』買いましたよ。最後の一押しアリガd。
>>571 25才で「楽天記」。何だか他の小説家とは全然違う!とガビーンときた。
585 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 13:12:57
おまえらが薦めるから『仮〜文』買ったが、よくわからん。
どこがいいのか?
「良さ」というのは「お話」ではなく、あの文体そのものを指すのか?
586 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 17:41:30
拙者もよく分かりませんが多分「〜」あたりに良さがあるのでは?
587 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 21:29:07
実力、実績、年齢からいっても芸術院会員になってもおかしくない
と思うのだが。
588 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 21:53:11
『仮往生伝試文』などではなく、純粋に「小説」としては何がいいの?
589 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 22:24:39
>588「槿」でしょ。
槿はさあ、なんか、内容がヤダ。文章はすごいけど。
591 :
吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 18:38:40
作家の値打ちがきっかけで古井好きになったオイラ
慎太郎の小説も読んでしまった…orz
うまく説明できないけれど、
『槿』はJohn Coltrane“Live in Japan”に似ている。
50分以上も延々と演奏される“My favorite things”の恍惚感。
それと同じ種類のものが『槿』にはある。
聴いたことある人なら解ってくれると思う。
593 :
吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 19:38:30
ほんとに全然うまく説明できていないね。
それで古井ファンですくぁ?w
>純粋に「小説」としては何がいいの?
短編がいい。
「先導獣」にでてくるゲロ吐くオッサンは俺がモデルになってるに違いない。
>>593 ファンだよ。単行本すべて持ってる。
聴いたことないなら聴いてみて。
じゃあ俺はね、『槿』はスティーヴ・ライヒの「18人の音楽家のための音楽」みたいと言っておく。
ECMのコンプリートコレクターだが、
それはないな。
ヒリヤード・アンサンブルのほうが近い。
はは、おもろ。
古井氏の小説世界はアンゲロプロスの世界に似ていると感じる
誰かジュンク堂のやつ行った?
>>596 スティーヴ・ライヒ「18人の音楽家のための音楽」ってすきだな。
いまだに飽きずに聞いてる。
しかし、『槿』とはまるで違うな。
「18人の音楽家のための音楽」は
「3人の古井ファンのための音楽」に
タイトルを変える!
旅行に、未読だった「仮往生伝試文」を持っていってみる。
移動に10時間くらいかかるので、さすがに読みきれるだろう
603 :
吾輩は名無しである:2006/04/15(土) 21:48:15
出先だと何かとばたばたしてしまうから
案外読めない。
多分3分の一も読めないんじゃないかな?
604 :
吾輩は名無しである:2006/04/15(土) 21:58:50
ああいうのは寝るまえにゆっくり読むもんだぜ。
ちびちびとな。
「愛の完成・静かなヴェロニカの誘惑」ムージル作古井由吉訳
読みました。正直私の知能ではわけわかりませんw
607 :
吾輩は名無しである:2006/04/16(日) 22:07:01
たしか大学での卒論のテーマは、カフカだったんじゃなかったっけ?
608 :
吾輩は名無しである:2006/04/18(火) 22:28:16
サンソウフ読んでみたけど状況が頭に入ってこなくて挫折した。
609 :
吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 02:32:30
保守
610 :
吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 10:18:25
「詩への小路」少しずつ読んでます。
この本に出会ってよかったなあと思います。
611 :
吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 11:15:39
「辻」は文句なく今年のベストワン。もうほとんどの作家は小説を書くでない。
性交渉をどの短編も取り上げている。こういう執念は中上健次でもみられない。
近年の韜晦ぶりは姿を消した。
審査員を辞めてよかった。今作品を読みたい作家。
612 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 03:28:15
『槿』は自分がいままで読了した小説でもっとも読み難かった小説だ。
だがその密度の高さ、熱に浮かされたようにジリジリときた。
613 :
吾輩は名無しである:2006/05/23(火) 00:40:28
>>611 うん、『辻』よかったですね。
「近年の韜晦ぶり」というか、随想と小説の間を縫う古井氏の作風において、
近年の連作集では、随想の比重が高く(とは言っても、小説としての手当てはきちんとされているのですが)、
『辻』では小説の比重、つまり虚構度が高まったと思うのですね。
もう一度、『槿』のような徹頭徹尾、フィクションとして構築された作品を描かれるのでしょうか?
614 :
吾輩は名無しである:2006/05/27(土) 01:51:13
314 :吾輩は名無しである :2006/05/25(木) 23:00:57
今月の「国文学解釈と鑑賞」に古井由吉論を八表してるyo!
「試文というジャンル」
315 :吾輩は名無しである :2006/05/25(木) 23:21:29
>>314 ttp://www.shibundo.co.jp/ 至文堂
『国文学解釈と鑑賞』6月号【目次】
・この人に聞く「最後の純文学から未来の世代へ」 (小川国夫) 聞き手:伊藤氏貴
・[内向の世代]作家作品ガイド―純文学の輝き (拓植光彦)
■「内向の世代」という現象
・〈内向の世代〉の内部と外部 ―黒井千次と秦恒平 (原 善)
・〈政治の季節〉の痕跡 (林 浩平)
・「内向の世代」における「戦後」という時空
, ―「指令の休暇」と「時間」を中心にして (中丸宣明)
■作家群像
・石と傷 ―小川国夫における「内向」の可能性 (伊藤氏貴)
・辻邦生論―ロマンへの序章 (梶尾文武)
・試文というジャンル 古井由吉論 (大杉重男)
・後藤明生 ―増殖する言葉と『首塚の上のアドバルーン』 (乾口達司)
・阿部昭―最後の純文学作家 (松本道介)
・坂上弘における関係性の表象 (五味渕典嗣)
・加賀乙彦論 (小嶋洋輔)
・日野啓三論 ―「向こう側」という場所 (中村三代司)
・疾走する少年 ―三木卓『砲撃のあとで』 (勝原晴希)
615 :
吾輩は名無しである:2006/05/27(土) 20:36:30
dクス
617 :
吾輩は名無しである:2006/06/03(土) 11:11:35
おされー
>>616 よしきっつぁんがオシャレなのかとおもったら本だったのね・・・
群像2006年7月号座談会
「権威には生贄が必要」高橋源一郎+山田詠美+古井由吉
620 :
吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 01:27:14
風花行った人いる?
621 :
吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 01:48:28
全部糞。一作たりとも売れてない。
622 :
吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 09:12:57
うむ。シーンとした佇まいがウリじゃけんね。古井ヨッシーじゃなかと〜♪
623 :
吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 12:18:55
今日も馬鹿が騒いでるね
624 :
吾輩は名無しである:2006/06/29(木) 19:21:38
古井ファンはほかに誰を読むの?
俺は春樹
625 :
吾輩は名無しである:2006/06/29(木) 20:34:27
↑おまえは真の古井ファンではないね。
626 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 00:12:41
↑ファンに真も偽もあるかい
春樹読まないなあ。
おれは後藤も好きだな。
>>624 大江と奥泉。春樹は最近読まなくなったなあ。
630 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 08:56:49
俺は最近町田庚読むな。リズムがイイ。
631 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 16:18:37
古井古古先生万歳!!
632 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 20:16:21
>>624 同世代の作家だと・・大江健三郎とか後藤明生とかだな
もちっと年上だと安岡とか小島とか
水上勉さんもよく読んだ
633 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 21:45:46
島尾敏雄さんと石原吉郎さんの詩が好きですね。
古井由吉さんのリルケも読んでます。
春樹は学生時代には読んだが・・・
今読むとバカにされてるようにしか思えん。
金井美恵子は読むけど、最近のはイマイチ。
小説じゃないけど篠原資明さんは好きだ。
・・・すいません。最近ビジネス書とマンガばっかりです・・・。
635 :
吾輩は名無しである:2006/07/07(金) 14:12:09
「木曜日に」好きだなあ
才能が見え隠れする感じが
637 :
吾輩は名無しである:2006/07/08(土) 18:42:42
おっ面白そうだ
ところで古井氏を慕ってる作家は片山恭一以外にいたっけ?
片山に慕われてもなw
ていうか古井を慕ってる作家はいっぱいいるだろ。
640 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 01:06:45
古井の文体に近い作家はいますか!?
641 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 20:42:14
松浦。
内容はくそだけどね。
642 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 21:26:00
清少納言
イメージじゃがね。あと堀江さん、「熊の敷石」だけしか読んでないけど。
643 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 14:52:12
つまり地味
地味としか読めないのは、眼がないせい。
古井の文体は地味の真逆といってもいい次元に、ある。
ていうかそもそも地味とか地味じゃないといった次元で考えたこともなかったな。
646 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 01:06:45
滋味ですな
647 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 01:56:46
目がないんじゃなくて地味
野川だっけ?立ち読みしたけど、ふーん、それで?って感じ
ほかのもこの作品同様、陳腐で長ったらしい描写のつまらない小説なの?
まったく、人間が描けてないし、デフォルメもできていんで
これが、皆が褒め称える古井って人の著作なんですか、と思いました。
648 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 02:11:11
できていんいで→できていないんで
649 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 02:15:49
子供の感想文なんか誰も読みたく無いよ。
興味が無ければ読まなければいいだけ。
他所逝けよガキ。
650 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 02:20:27
お話にならないですよ、この人。だから売れてもいないんでしょうけど。
心理描写が長い割にはレトリックが稚拙だし、物語性もないし
かといって、強烈なインパクトもないし、ユーモアすらない。
野川だけじゃなくアサガオとか言うのも読んでみたけど、てんで駄目ですね。
身辺雑記はチラシの裏で十分なんですよ。
651 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 02:22:19
キャップ忘れてない?
652 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 02:22:33
そのままオマエに返すよ。
とにかく他所逝け。ここはガキのメモ帳じゃねぇんだ。
653 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 02:24:26
ははは、よっぽど好きなんですねあなたたち。
正直赤川次郎のほうが文章は何倍もうまいですよ。
654 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 02:27:18
それ以前にオマエみたいな人間が嫌いなんだよ、
たかだか数百冊程度読んだ位で利いた風吐かすガキが。
いいから死ね。
655 :
651:2006/07/11(火) 02:29:06
横レスだが、どっちも引いとけよ。
続けるなら雑談スレ行け。
656 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 02:32:15
数百冊?とんでもない、数千冊は読んでますよん。
トリストラムシャンディ、心変わり、闇の奥、ナジャ、失われたときを求めて、
ドグラマグラ、灯台へ、マラルメ、西遊記、まぶらほ、NHKにようこそ、卍、
青の時代、見る前に跳べ、死亡遊戯、裸のランチ、
ところで岩波のトリストラムシャンディが復刊されるらしいね。
いまどき「人間が描けてない」なんて言う奴がいるんだ。驚いた。
かわいそうに。数千冊読んだ時間が無駄だったね。
大した成果も残さないまま耄碌しはじめた、年季と固陋さだけが売りですみたいな作家を
中堅中年作家が自分の老後を心配する余りやたら持ち上げるという現象がよく見られるが、
古井なんかはその典型例だな。
こうして意味もなく延命されて勘違いが横行する。持ち回りの敬老精神。
しかし古井を貶すレスも初めてじゃないか?
古井嫌いが何を言うのかには興味がある。
>>661 そいつの程度によるだろう。
あしらい方を間違えて他所みたいな事になってもな。
正直最近の身辺雑記系よりは
以前の小説っぽいやつの方がトランス感はあったけどな。
最近のも悪くないけど、
他の作家に読むべきものがあまり見つからないなあと。
この人の文章は美文だと思う。ただ、
若い世代にこういうのを美しいと思わない人が多くなってくるのかしらね。
664 :
吾輩は名無しである:2006/07/14(金) 16:38:44
古井を愛する皆さんの年齢はいくつですか?
30はいってますよね?
665 :
吾輩は名無しである:2006/07/14(金) 21:06:47
田村書店の評判
ttp://yondance.blog25.fc2.com/ より
神保町。田村書店ワゴン。
しみったれた人間がここに集まる。本にカネをつかいたがらぬ賎民の群れ。
いわば、精神的乞食である。知識の対価をなんとこの連中は甘く見ているのか。
まず田村書店ワゴンを。ここにはどれだけお世話になったか。
この古書店は良書をそうと知りながら安価で投売りする(ワゴン限定だが)。
もちろんいいことずくめなことがあるはずはない。店主が異常者。
ワゴンに群がる客をどぶねずみとバカにしている。
プライドかリーズナブルか。後者を選択したわたしである。
田村書店。嫌いなひとはほんとうに憎悪していると思う。
この古書店には独自のルールがある。
店のまえのワゴンの本をもって店内に入ってはならない。
店主はワゴンに群がる客をドブネズミとバカにしている。
経験したことはないが、ワゴン本をもって店内のレジへ行くと怒鳴られるらしい。
(ちなみにワゴン本はそこらにいる小僧さん(バイト)に声をかけて買う)
そうそう。女子大生と店主が大喧嘩をしているのを見たこともある。
わたしが店内に入るのは年に数度である。今年に入ってからはまだ入店していない。
田村書店に入るのはおすすめできない。いやな思いをきっとすることだろう。
価格がとんでもなく高い。店主が常に威圧してくる。
本をハコからだしただけで不快な表情をされる。
常連とおぼしき人物が店内でやたら店主をほめあげているのも耳障りである。
こんな古本屋では買うな!
666 :
吾輩は名無しである:2006/07/15(土) 12:52:50
『辻』すごいな。
667 :
吾輩は名無しである:2006/07/15(土) 15:30:40
三叉路・・運命はやったことと同様にやらなかったことによっても決まる。
すごく重いテーマだと。
芥川賞の選考委員やめたのはさすがだなあ、と思う。
「創作に専念したいから」ていう理由だったと思うけど
ほんとのところはもう耐えられなかったんじゃなかろうか。
669 :
吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 13:29:35
古井さんはどの若手を評価してるのだろう?
670 :
吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 13:53:56
くまだまさし
若手芸人かよ!
672 :
吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 22:33:22
ずばり辻ちゃんです。チャオ♪
673 :
吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 01:46:19
このひとの競馬レポが大大大好き。ずっと続けてほすい。
はじめて古井さんの作品を読んだけど、『杳子』にでてくる杳子が
自分の大学時代の彼女とかなり被っていて(例の症状とか性格描写とか)、
なんともいえない複雑な気持ちにさせられました。
杳子の薄暗い部屋のシーンを読んでいると、本を持っている手がブルブルと
震えてきてしまった。
675 :
吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 23:38:09
夏の文学教室行きたかったなあ
676 :
吾輩は名無しである:2006/07/29(土) 11:35:00
近代文学館でぐぐってください
これか。7月25日『文学と食生活』
詩への小路って面白いですか?
少々値は張るけど買う価値あるなか?
680 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 17:39:07
野川の第一章(「埴輪の馬」)を自分なりに咀嚼できないのは、
やはり自分がDQNだからでしょうか。
681 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 23:27:51
そう
682 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 23:29:51
あちゃー、やっぱDQNだったのか(><)
>>679 いや、買うほどでもないよ。あれは正直言って面白くない。
古本で安ければ買ってもいいってぐらいかな。
古井本を集めてるならね。
684 :
吾輩は名無しである:2006/08/01(火) 16:18:15
『辻』も正直よくなかったな。
なんか飽きちゃった。
685 :
吾輩は名無しである:2006/08/04(金) 00:54:43
古井氏はまだ新宿で朗読会してるのかな
>>660 ]
古井自体の評価はさておき、
確かに最近の古井絡みの対談鼎談寸評はみんなそんな感じだね
とりあえずジイサン持ち上げとけって
687 :
吾輩は名無しである:2006/08/06(日) 00:53:34
群像の鼎談で詠美と源一郎のホメホメがすごいな
藤沢周も辻を絶賛してたし
古井氏は業界の評価が高いのかね?
蓮実が激賞したから皆釣られてるのかな?
689 :
吾輩は名無しである:2006/08/06(日) 19:06:54
『辻』は途中で飽きちゃうよ。
山躁賦が文庫で出るみたいね。高い文芸文庫だけど。
>>690 1,313円か。文芸文庫だからそんなもんだな。親本は集英社だっけ。
元がどこから出てたかはあんまり関係ないんだな。
講談社からでてた「陽気な夜まわり」が欲しいんだけど、自選集にダブりが
多いから文庫化は難しいだろうなあ……
マーケットプレイスで買えばいいじゃん。
俺は近所の古本屋で100円だったけど。
693 :
吾輩は名無しである:2006/08/08(火) 15:28:52
>694 名前欄はミス。他のスレのが残った。
そうだが、それがどうかしたか? すぐ下にある
古井を語れ。語れなければ去れ。
>>668 同意。辞めて正解。
>>680 読み続ければハマる。古井作品は、独自の文章の息遣いに乗ることが先決。
乗れれば後は一気呵成、端麗で底知れない日本語の世界に引き込まれる。
>>691 そうだ『山躁賦』単行本初版は集英社刊。
古書で探せば1000円以下でも手に入るようだが…
> 端麗で底知れない日本語の世界に引き込まれる。
これ、一歩間違えば中身に何ら得るもののない作家のexcuseなんだよなァ
701 :
吾輩は名無しである:2006/08/09(水) 01:46:42
みなさん、古井氏のベスト3は何ですか?
702 :
吾輩は名無しである:2006/08/09(水) 06:01:05
ないよ どれもこれも下手過ぎて
なくはないが
どれも同じ気はするな。
下手ではないが
読む気もしないなあ。
704 :
吾輩は名無しである:2006/08/09(水) 10:28:00
『仮』だけちょっと違ってマシだよね。
705 :
吾輩は名無しである:2006/08/09(水) 12:14:12
読解力ないのね
706 :
吾輩は名無しである:2006/08/09(水) 14:19:43
『仮』はいいよ!
707 :
吾輩は名無しである:2006/08/09(水) 15:06:24
どういうふうにいいんだい?
説明して御覧なさい
>>701 愛着ということでは
「杳子」「行き隠れ」「木槿」かな。
次点が「櫛の火」と「楽天記」。
短編については、ちょっと思い出してみる。
いま酔っぱらってるもんで。
みんなもコレ、やってみない?
あくまでも愛着ということで。
いろいろ出てきて面白いと思うんだけど。
あ、三番目は「槿」だった。
やきまわったな。
杳子 妻隠 野川 仮往生伝試文
と読んだのですが、次によむオススメとかあれば教えてください。
金太郎飴なのでお好きなのをどうぞ
714 :
712:2006/08/24(木) 11:57:45
>>713 たしかに、野川と仮往生伝はそうとも取れるような印象がありましたね(^^;
杳子や妻隠は、まだいわゆる小説らしい小説のような感じだったのですが、
野川と仮往生伝は独特の文体ですね。
「」なんかも99パーセント省略されているし。
主語や目的語の省略も結構、多いですね。日本語的というか…。
文意を頭に入れながら読むというよりも、文章のリズムを楽しみながら読み進めて
いく感じでした。
古井氏がいまのような文体に変化して行ったのは、どのあたりの時期なんですか?
715 :
吾輩は名無しである:2006/08/27(日) 02:53:29
古井さんの本って軽い気持ちで読めないからついつい積ん読になる
青竹踏みをしてから読み始めてます。古井日和ってあるよね。
717 :
吾輩は名無しである:2006/08/31(木) 18:13:20
>>715 確かにこの人の小説読むのには労力が要る
青竹踏みは古井先生の真似です。確か1日3000回なさってるらしい。
古井日和は気圧がカキーンとした日のことです。わけわかめでスマソ・
720 :
吾輩は名無しである:2006/08/31(木) 22:34:50
>>718 なんで勃起してんだ!?それこそワケワカメ
まあ労力が要る云々は、その人と古井作品との相性の
問題なので、普遍的なことではない。
721 :
吾輩は名無しである:2006/08/31(木) 23:00:22
俺は仮往生で古井にハマったが、友人に一冊勧めるとしたら何がいいだろう?
722 :
吾輩は名無しである:2006/08/31(木) 23:14:16
とりあえず一般的な本好きなら『杳子・妻隠』でいいんじゃないか?
文学好きなら『野川』とか。
723 :
吾輩は名無しである:2006/09/04(月) 03:34:29
黙躁読んでる?
保守です
725 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 14:20:56
山躁賦が講談社文芸文庫だって
随分前に既出です
内向の世代のほかの作家も古井的傾向があるのかな?
728 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 21:06:11
なんだよ、古井的傾向って?
山躁賦、数年前に図書館でかりて読んだとき
とても好きな感じの本だったのでこの機にぜひ買っておきたいな
と思いきやアマゾンで探しても見つからなかったですよ
古本さがせばもうちょっと安く手に入りそうだしそっちのがとくかな
田久保や高井も古井に似た小説なのか?
時期による
732 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 06:03:43
古井マイベスト3でもやりませんか?
ベスト3あきた
734 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 15:50:06
『辻』の良さがわかりません。誰か『辻』の良さを説明してください。
735 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 17:29:16
むかつくだろ。『辻』。
736 :
吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 00:17:08
古井さんってどんな子どもだったんだろ
西洋乞食。
738 :
吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 00:45:10
最近古井に批判的な声がおおいな
前はマンセだったのに
739 :
吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 00:58:40
私は『辻』を読んで彼に失望しました。
辻についてkwsk
廻廊にてとか、背教者ユリアヌスとかバタ臭いから嫌い
気取ってんじゃねーよ
おい誰か教えてくれ、↑これ笑うとこか?
おれも白仏とか海峡の光は大嫌いだな。
パリに住んだりして気取りやがって。
>>744 彼を擁護すると、巴里に住んでから日本の歴史を考えはじめ、小説に書いた。
加護ちゃんの方がいいね
ミキティは?
748 :
吾輩は名無しである:2006/09/30(土) 20:37:29
うほっ
749 :
吾輩は名無しである:2006/10/04(水) 19:45:16
古井由吉にノーベル賞を。
無理
古井由吉には天皇賞がふさわしい
しかも、秋。
ディープインパクトの馬鹿騒ぎにはうんざり
引退だもんね。パリに辻があったのだろうか。
755 :
吾輩は名無しである:2006/10/14(土) 00:05:55
朗読会いまもやってる?
756 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 00:24:28
由吉っあんが「女」と書くとやけに色気をかもしだす
パリにはみぽりんの旦那がいますが
758 :
吾輩は名無しである:2006/10/21(土) 21:01:59
黙躁読んでる椰子いる?
いないよ。古井なんかゴミ
白い男だけ読んだよ。ゴミんね。
古井は駄目作家
いやむしろだめんずです
763 :
吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 16:13:38
風花行きたい
保守
765 :
吾輩は名無しである:2006/11/11(土) 02:40:34
黙躁について語ろうぜ!
766 :
吾輩は名無しである:2006/11/11(土) 05:33:24
「サイレント・ハイ」(黙躁の英訳版)来春刊行予定。
767 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 03:44:46
櫛の火と槿。どっちがおもしろい?
768 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 04:25:23
おれも古井飽きたよ
案外、後世に残らず一部マニアの嗜好品になるかもな
今もそういう状態だけど
衰弱の極みが
優れた芸術に達したというような感じだけど
同時に、どうしようもない袋小路でしかないような感がある。
770 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 18:23:36
古井君にはもっと、こう、突き抜けて欲しいね
古井君はこうすれば
自分の作品が評価されると計算して書いてるんだよね。
そうしていつまでも同じものを反復するだけですね。
772 :
吾輩は名無しである:2006/11/18(土) 14:53:31
あほかお前ら
古井の作品はバルザックの人間喜劇を目指しているのだ
古井の小説はバルザックとは対極でしょう。
古井君もバルザック的なものを一度書いてみたらいいのだが・・・
774 :
吾輩は名無しである:2006/11/18(土) 18:09:49
古井タソのアナノレを舐めたい(^ω^ )〜
775 :
吾輩は名無しである:2006/11/21(火) 16:28:44
12/2に高橋源ちゃんと朗読会やります
776 :
吾輩は名無しである:2006/11/21(火) 16:34:33
難解すぎて売れない
だから恋空に負ける
>>775の詳細
新宿文壇バー『風花』第20回朗読会
12月2日(土)19時から
風花(東京都新宿区新宿5−11−23)にて
出演:古井由吉 高橋源一郎 伊藤比呂美
御予約・お問い合わせは風花。予約制。
日・祝をのぞく午後7時半以降にお願いいたします。¥3000(ワンドリンク付)
778 :
吾輩は名無しである:2006/11/21(火) 17:17:26
>>777 乙! ついでに誰か土曜あいてるヤシは行ってルポたのむ!
>>777 乙です。
参加したいけれど、東京は遠い…
780 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 02:27:25
風花ってめちゃ狭すぎる
しかも業界の人ばかり来るから居心地が悪い
俺ん時は阿部島田奥泉が来てました
781 :
吾輩は名無しである:2006/11/24(金) 23:19:32
杳子の人か
782 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 01:03:47
昔の短編は、書き出しに決め台詞があったりしてかっこよかったじゃないか
今は昔・・・
古井はもう終わった。
終わってなどいない。こんな凄みのある書き手は、そうはいない。
もういいんだよ・・・。。
786 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 06:50:31
本日新宿風花にて朗読会開催!
勇気ある参加者を待つ!
787 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 09:01:29
俺、青のジャンパー着ていくね!
788 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 09:35:11
行きにくいなあ。自己批判せよ!とか言われないかなあ?
どんな朗読会だよw
行ってきました。朗読会。古井さん、素敵でした。
初めての場所で道に迷ってしまい、遅刻しちゃったので3分間の古井さんの朗読でした。
参加された方はいらっしゃいますか?
知り合いのいない私たちはかなりういてましたけれど。。。
>>791 漫画太郎の漫画に出てくる
ジジイみたいな顔してるな。
794 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 02:43:38
>>792 そう、一般ファンは絶対浮きます。だって文壇の人ばっかだもん。
795 :
吾輩は名無しである:2006/12/07(木) 03:34:45
忿翁を読みはじめた
このような文章にこそ値段がつくべきだろう
三頁読んだ感想である
796 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 16:43:19
797 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 16:48:31
>>794 でもない。編集者、大学関係、会社員…様々な業種の人が来る。
浮くのはミーハーだけ。普通のまともな人間は普通に入れるバーですが。
>>791 ゆきっつぁん…。俺はそうしか呼ばない。
「ふるいよしきち」
『詩への小路』良し。装丁も
801 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 23:52:13
作品も装丁もなら、仮往生初版&眉雨だな。
槿もなかまにいれてあげて
803 :
吾輩は名無しである:2006/12/11(月) 04:56:42
古井さんって子どもいるの?
804 :
吾輩は名無しである:2006/12/11(月) 20:21:54
いますよ。
年譜によると2005年10月に長女麻子に長女生まれる。
2006年四月に次女有子に長男生まれる。とある。
つまり孫もいる訳だ。
因みに先月の朗読会、私も参加しましたが、古井さんが一人途中で帰っちゃったのは残念だな。
805 :
吾輩は名無しである:2006/12/11(月) 20:26:09
古井は現役だよ。
とっくに終わってる
807 :
吾輩は名無しである:2006/12/11(月) 20:41:30
204です。私自身は昔、第三の新人から入って、幅を広げていったんですが、現在現役の日本人作家で読んでいるのは、古井さんぐらいだな。
そういえば、六、七年前に古井さんとお話をしたときに、古井さんが芥川賞の選考に関して批判的だったのは印象に残っている。
また、現役作家で古井さんが認めている人も以外な人だったのを覚えてる。
808 :
吾輩は名無しである:2006/12/11(月) 20:42:49
↑804の誤りでした。
809 :
吾輩は名無しである:2006/12/11(月) 20:47:15
もったいぶらないで言え。
810 :
吾輩は名無しである:2006/12/11(月) 22:51:53
804=807の私です。本日初めて2ちゃんねるなるものを拝見し、書き込みましたが、大体分かりました。
今回が最後の書き込みですが、古井さん情報で面白いのを一つだけ・・・
確か氏は七、八年ぐらい前から、賞を受けてませんよね。
実はこれ、氏が辞退してるんですよ。
アホくさくって、というのが氏の本音でしょうね。
皆様、知ってたらごめんなさい。
では、さようなら。
結構伸びてたので死んだかと思った
>>810 知っているというか、内情を知らない人でも大方察しがつくことだろうよw
でも、俺の中では古井は終った。
815 :
吾輩は名無しである:2006/12/13(水) 03:18:08
たしかに野間文芸賞とか読売文芸賞とっててもおかしくないよな
読売はとってなかったかな?仮往生伝で・・・
ともあれ、
>>814みたいに
古井は終わりといっては言いすぎだが
袋小路を盲進しているように見える。
あるいみ、こいつが近代日本文学の衰弱の象徴ではないか。
817 :
吾輩は名無しである:2006/12/13(水) 08:36:21
古井はしつーけーんだよ。
結局こいつは一生霧のなかを彷徨ってるんだ。
818 :
P:2006/12/13(水) 08:38:34
古井を読むと変な夢を見る
古井の代わりが出て来ない事が問題なんであって
ひとりに何十年も近代日本文学背負わすなよ
片山恭一やモブ・ノリオがいる
アホな質問だけど、近代ではなくって現代ではないの?
あと古井さんがいまの文学を背負っていると思っているのは、
少ない純文学ファンのなかでもさらに少数ではないでしょうか。
古井さんみたいな天才はそうそう出てこないんだから気長に待ってください。
823 :
吾輩は名無しである:2006/12/15(金) 01:07:00
>>815 読売文学賞小説賞を平成元年、仮往生で受賞。
古いはなにも背負ってないよ。
器のちっこい作家だよ。
825 :
吾輩は名無しである:2006/12/15(金) 03:33:21
てか、黒井千次や小川国夫ら他の内向の世代に比べても、どこが突出しているのか分からない。
826 :
吾輩は名無しである:2006/12/15(金) 04:56:31
『辻』のよさがわかりません。
誰か教えてください。
辻はよくないので
良さがわからなくても気にしないでください。
迷うのが好きな人にはええで。ワテは好きや。
829 :
吾輩は名無しである:2006/12/16(土) 01:35:17
古井作品をうつ病の人に読ませると、病状が加速するよ。
とりあえず黒井はゴミ。
そして正直辻はイマイチ・・・。
杳子の電話のシーン、めっちゃ好きですけど?
832 :
第三マスター ◆SPj8OryZTM :2006/12/22(金) 02:59:09
フフフ。俺は、
>>810が誰だかは知っているぜ。もっとも名前は忘れたけど。
というのも、俺もその場に居合わせたからな。
古井の隣に座ってやたらと生意気な質問をしてたよ。「何であんな糞みたいな作品を推すんですか」やら、「聖耳」の批判やらしてたな。まあ、古井は誠実に答てたよ。
その後、そいつと飲みにいったが、まあそこそこ出来る奴だったよ。
そいつが2ちゃんを見限ったのも分かるな。
蛇足だが、彼も俺も古井の凄さは認めた上での発言だがな。
同時代に古井という作家が今尚現役でいることの幸運を心から感謝してるよ。
834 :
吾輩は名無しである:2006/12/22(金) 03:41:18
この世とオサラバする前には最高の読みものじゃないか
まあ、そういう見方もあるのかな。
悪い、今日は寝る。
836 :
吾輩は名無しである:2006/12/26(火) 02:32:19
今日、山躁賦を買ってきた。書き出しだけ読んだがいい感じだ。
正月に読む。
保守
838 :
吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 04:36:40
黙躁はいつ完結すんだ?
今年の春ぐらいじゃないか?知らん。
今度聞いとくよ。
やはり、四月頃になるそうだ。
不定期で休みを取っているので確かではないらしいが。
夏には、単行本かな。
しかし、すごい忙しそうだな。
身体壊さなきゃ良いけど。
>>841 確かに。
いつまでも健康でいて書き続けていて欲しい。
こいつは馬鹿だから嫌い
頭の中は中学生だろ大江と同じだ
二人していっしょに外国人の子供になんか喋ってるの聞いてそう確信した
馬鹿とは思わないが
過大評価されてるとは思うな
>>844 きちんと評価されるほど知名度ないだろw
漏れはトランス感が好きだから読んでるが、
漏れは単なるファンなので評論やらブンガクの世界は知らんけど
評価のためにある程度の知識素養が求められるんだろうなあとは思う。
古井の小説はしみったれてる
そんなことはない。
始まることなしに終わった作家、古井
今年33歳になる無職にーとですが
もうすぐ母親が死にそうです。
古井氏の最初の一冊を始めたいのですが、何から読んだらいいでしょうか?
>>850 「楽天記」か「白髪の唄」がよろしいのではないでしょうか。
お母様のご恢復をお祈りします。
>>850 『杳子・妻隠』でいいと思うけどなぁ。。
じゃあ俺は『聖・栖』。入手困難なやつから。
854 :
吾輩は名無しである:2007/01/25(木) 03:15:22
『夜の香り』または『椋鳥』がお勧め。
古井は読みづらいので短編から。
読まない方がいい。
時間の無駄。
そんなことはない。
熟読すべし。
『行隠れ』は作者への評価を抜きにして好きな人が多いと思うよ。
みんなバラバラだね(笑)
入手しやすい「木犀の日」から どうぞ
読みやすい読みづらい抜きでいい作品から読んだほうがいいんじゃないか。
芥川賞受賞作でもある『杳子』が1番とっつきやすいと思います^^
『槿』でしょう。
862 :
吾輩は名無しである:2007/01/30(火) 11:12:58
最初の一冊なら『ひととせの』がいいと思う
まずは古井の文体と世界観に慣れることだ
野川がオススメ
いい作品、好きな作品では皆の意見がまとまらん。
図書館で借りるなら年代の古い順から。
購入するなら入手しやすい講談社文芸文庫で、
「水」「木犀の日」「山躁賦」が発刊されているが、
単行本のタイトル作品が数多く収められている「木犀の日」がベスト。
ところでお母さん、どうなったの?
文芸文庫なんか買わないで、ブックオフの105円コーナーで新潮文庫買え
山躁賦からでいいんじゃね。傑作だし読みやすさなんてどうでもいいよ。
文芸文庫の「水」なんてもうずいぶん前から入手困難だ。
868 :
吾輩は名無しである:2007/02/01(木) 04:09:23
古井が認めてる若手の同時代作家って誰?
869 :
吾輩は名無しである:2007/02/01(木) 04:34:24
同時代かどうかわからないけど、蹴りたい背中は遠回しに誉めていた。同時代って、、、うん?
片山恭一>綿矢リサ>藤沢周>モブノリオ>佐伯一麦
片山恭一とはライバルとして刺激し合ってる
871 :
869:2007/02/02(金) 06:27:50
。。。。それ冗談ですよね?↑ふたつとも
872 :
高橋源一郎誅伐評議会一番隊隊長・銀壱 ◆cqhsAMLQIg :2007/02/02(金) 07:53:22
>>870 >片山恭一>綿矢リサ>藤沢周>モブノリオ>佐伯一麦
リサイクルショップのジャンクコーナーとおなじ匂いのするスレだ。
古井氏が認めてるのは
やぶらこうじのぶらこうじパイポパイポ納豆馬の介じゃね?
村上春樹に対してはやや批判的か
安易になんたらかんたら言ってたような
安易に粘るとかなんとか
876 :
吾輩は名無しである:2007/02/04(日) 04:22:06
安易に粘るとは?
知らん
古井節だな
879 :
吾輩は名無しである:2007/02/04(日) 22:16:28
どうてもいいよ、こんなもん。
880 :
いったい誰だ!!!:2007/02/05(月) 14:07:33
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【営業先でも】 江頭2:50 Part11 【大爆笑】 [お笑い芸人]
保守
「安易に粘る」ワロタw
でも、これに笑えるかどうかって、けっこう古井適性と関係あるんじゃないかな
で、あんたは笑えるから古井適性ありなんですか。
ふーん。
884 :
高橋源一郎誅伐評議会一番隊隊士・人斬り似蔵:2007/02/09(金) 00:26:54
この爺さんはゼンマイで動いてんだよ。
マァしかし元気なもんだ。
885 :
吾輩は名無しである:2007/02/09(金) 08:27:38
馬鹿とは思わないが
過大評価されてるとは思うな
>>885 世間の認知度に鑑みれば、明らかに過小評価。
887 :
高橋源一郎誅伐評議会一番隊隊士・人斬り似蔵:2007/02/09(金) 15:36:26
巨大なスター・矢沢永吉が木星だとすると、
古井は土星の輪を構成する岩粒のひとつ
>>887 惑星から格下げされた冥王星にあたるのは誰だ?
とスレ違い気味の質問をしてみる
889 :
吾輩は名無しである:2007/02/12(月) 20:32:48
まーくん。
くしゃおじさん、しゃくおじさんどっちだっけ
891 :
吾輩は名無しである:2007/02/16(金) 17:21:20
ブックオフで白髪の唄を見つけたんだけど、
楽天記読んでなくても楽しめるかな?
>>891 とにかく買っとけ。
絶版だろ?
ところで俺は、本日『魂の日』を読了した。
久しぶりに古井を読んだが、正直あまり楽しめなかった。
今楽天記読んでるんだけど、読み終わった人に訊きたい。
明らかにばんえい競馬のとこだけテンション高くね?
俺は3年ほど前に読んだが、夜の暗い廊下で歩き回る父ばっかり思い出す。
>891
昨日まで、3年ぶりくらいに「白髪の唄」を読んでました
楽天記を読んでなくても存分に楽しめますよ
「座らせてください、と言え」
(うわー、オッサン相手にキツいなこの兄ちゃん)
「……座らせて、ください」
(言うのかよwww)
楽天記について質問。
ここでいう「楽天」とは、
「人間いつかは死んじまうし、生きてる間も暗いイメージに取り込まれて気が滅入っちまうこともあるよな。
まあでもそんな地獄があるって明確に理解しちまったからには、もう出来ることもねーし、悩んでても仕方ねーな。
却って気が楽になったぜ」
ってニュアンス?
佐伯一麦の解説読んでもさっぱりだった。
898 :
吾輩は名無しである:2007/02/24(土) 02:51:39
お薦めの古井作品あったら教えてください。「野川」と「辻」読みました。
「野川」何か内容よくわからないんですけど心地よくなってしまいました。
ワケがわからないのが面白かったけど読めば読むほど作品の輪郭がハッキリしてきた。
タルコフスキーの「鏡」という作品思い出しました。「鏡」も最初見たときのショックが一番ビックリで見れば見るほど不気味?すごく静かでもやもやした感じが薄れてく・・・。
「辻」は「受胎」「雪明り」好きです。この二つの作品しか読んだことないけどモット古井由吉しりたいです。
古井由吉の作品には普段耳には聞こえない音?・・・またタルコフスキーですがすごく感覚が研ぎ澄まされて気分がハイの時は古井作品が楽しめず、夜中よんでます。
よい作品あったら教えてください。すごくドラマティックなものはあんまりすきじゃ無いです。
よろしくおねがいします。
『櫛の火』でも読んどけ
900 :
吾輩は名無しである:2007/02/24(土) 04:47:15
>>898 『槿』には普段耳に聞こえない音が溢れています。
901 :
吾輩は名無しである:2007/02/24(土) 07:53:05
『槿』
いい作品だが飲み屋の女将が邪魔。いらなくね?
あれがらみのエピソードってちょっと古井らしくない陳腐さを感じる。
902 :
吾輩は名無しである:2007/02/24(土) 18:14:24
いらなくね? とか よくね? とか
バカっぽい喋り方するな。
その使用が陳腐だわ。
905 :
吾輩は名無しである:2007/02/24(土) 22:23:59
898です。アドバイス色々ありがとうございます。
ふと思い出したんですがフランシス・ベーコンについての映画「愛の悪魔」の
サントラを坂本龍一がやってて古井由吉の世界にも少しかするんで、どこかで見つけたら聞いてみてください。
>>897 そういった則天去私のようなものとは少し違うと思うが
なんつーか文科系女子に人気あるなこの人
>>907 学生時代、早稲田の文学部(一、二文)の女の子で古井好きが三人ほどいた。
俺は交遊範囲が狭いほうなのになぁ、三人というのは、かなり多い数字だと思った。
文化系な
911 :
吾輩は名無しである:2007/02/26(月) 22:31:07
純日本的な風物へのこだわりを見せはじめてからつまらなくなった。
正直、古代のイメージなんかどうでもいい。
初期の研ぎ澄まされたような作品群は本当に素晴らしい。
了見の狭い奴だ
なに、この人
懐古趣味なの? まさかウヨではないよね?
なに、この人
>>913 売国奴なの? まさかサヨではないよね?
結局、ようこ(俺の携帯だと変換されない)が一番良かったかも。。
古井の古典物がただの「懐古趣味」だと思ってる奴は読解力なさすぎだな、と
左翼の俺は思う。
というか、右だの左だの言っている時点でアレだろ。。
まあ、その、ハッキリとは言わないが。。
おこちゃまには右も左も分からないだろうね
920 :
吾輩は名無しである:2007/02/27(火) 20:05:28
古井を読むのに、なぜ、右とか左とかの話題になるの?
お子ちゃまの俺に分かりやすく教えてください。
921 :
吾輩は名無しである:2007/02/27(火) 20:26:39
古井は残虐的な空襲のトラウマで反米、親独
でも政治的ではないし、ウヨサヨ両翼の陣営から支持されている
922 :
吾輩は名無しである:2007/02/27(火) 20:39:47
単に執筆上のモチーフについての書き込みがあって
誰かがふざけ半分に右だの左だのって書き込んだだけの話じゃないんかいw
ちなみに俺もこの人の古典性は好かん。単に好みの問題かもしれんが
この作家にそういうモチーフは要らないと思うし、その手の文章に
格別な深みも感じられない。
現代の都市生活を描きつくして欲しい。マイフェイバリットは妻隠。
しかし、だからと言って、今時文学板で政治と絡めた話題が持ち上がるのには、違和感を感じるなあ。
両陣営から勝手に指示されているだけなんでしょ。
古井本人がどう思っているのかは知らないけど、文学ファンの一人として言わせてもらえば、
ウヨサヨネタはスレ違い、板違いにしか思えない。
>>922 てゆーか、なら古井を読まないほうがいいだろ。
作風や趣味があわないなら無理して読むこたない。他に相性の良い作家がいるだろう。
まあ、俺もヨーコやツマゴミは好きだが。
もう一度昔のようなものを書いてほしい、いや過去の作品のようなものは今さら書きたくないみたいな葛藤は作家と読者ではよくあること
最近の古井は、古典性云々よりも『老い』が主なテーマってのがなぁ……
普通に古典をモチーフにした作品は面白いと思うけど
どの作品も非常に面白く読めるオレは幸せ者(笑)
929 :
吾輩は名無しである:2007/02/28(水) 08:34:57
古井先生には、このあたりでちょっと突き抜けて欲しいものです。
どの方向へでもいいから、突き抜けて欲しい。。
930 :
読書実況:2007/02/28(水) 16:57:22
『櫛の火』読み始めたんだが、冒頭からのあまりのおもしろさに愕然とした。
うんで現在は、恋人の葬儀が終わったあたりからの猛烈なつまらなさに愕然としている最中。
今、新たな女が現れたところ、またおもしろくなるんだろうか?
ならない
>>930 古井君は主人公の心象世界に入り込むと、とたんに凡庸な作家になるのよ。
知らなかった?
たしかに「櫛の火」の最初の方だけとかなら、神なんだけどね。
今日、古書店で
古井くんの『聖なるものを訪ねて』を買った。
960円。
古井くんの本は定価で買う気がしないので良かった。
934 :
吾輩は名無しである:2007/03/01(木) 19:32:11
良くねーよ
新刊で買えるものは、なるべく新刊で買っちクリクリクリトリス
935 :
吾輩は名無しである:2007/03/02(金) 13:52:17
ワロス
山躁賦、文庫で1300円とは・・・
昨日文庫で1700円の『槿』を買いましたが、何か?
938 :
吾輩は名無しである:2007/03/02(金) 22:07:17
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ブランショスレのあの人はこのスレにも出入りしてるのかw
>>939 はあ?
よくわかんねーけど、とにかくつまらん。
保守
『黙躁』楽しみだな。
まだ読んでないが、多分今までとは違うだろう(タイトルから判断して、だが。。。)
それはそれで楽しみだ(笑)
いや、単行本はまだ先でしょ。
夏頃でないかな?
、ォ、ハ、?ヌー、ホ、ウ、ネ、ヒ、ハ、熙゙、ケ、ャ。「゚xソシホッ?T、ォ、鯔タ�、、、ソ、ネ、ュ。「
、ウ、ホラメ、ャ、、、ハ、ッ、ハ、テ、ソ、「、ネ。「、マ、ソ、キ、ニホトワソユI、マ、ノ、ヲ、ハ、?、ネ。「
、ネ、ニ、箚サーイカィ、ハ壥ウヨ、ヒ、ハ、熙゙、キ、ソ。」、ス、?、ッ、鬢、イサ壥ホカ。」
垈ヤツ垈ヤツ゚Bンd、キ、ニ、、、?、ネ、、、ヲ、ウ、ネ、ャ。「、、、゙、タ、ヒー?ミナー?メノ、ヌ、ケ。」
?aヤ熙マヘ?スY、キ、ソ、タ。「サ睨遉マウキ、ニ、ッ、?、オ、ィ、ケ、?、ミ、、、、、オ。「
、ネ、、、ヲ、ホ、ママ楼オト、ヒ、ケ、ョ、?、ォ、ハ」ソ
ミ。ユhシメ、ホワ|、マ、メ、ネ、ト、ュ、遙「、ネ、、、ヲ、ウ、ネ、キ、ュ、熙ヒヒシ、、、゙、ケ。」
かなり前のことになりますが、選考委員から身を引いたとき、
この作家がいなくなったあと、はたして文芸誌はどうなると、
とても不安定な気持になりました。それくらい不気味。
毎月毎月連載しているということが、いまだに半信半疑です。
黙躁は完結したんだ、会社は出してくれさえすればいいさ、
というのは消極的にすぎるかな?
小説家の軀はひとつきり、ということをしきりに思います。
古井はまだまだいける!
古井が書かなくなったら、俺も読まなくなるな、多分。。。
日本文学は古井で持っている。(言いすぎ?)
948 :
吾輩は名無しである:2007/03/23(金) 16:23:19
視線化したときの古井くんはマジですごいね。
アラン=ロブ・グリエ、クロード・シモンなんかの唯物的視線とはまた違う。
なんですごいか知ってる?
しらねえよ。
これって誰かを釣ろうとしてるのか?
違うよな。。。
951 :
吾輩は名無しである:2007/03/24(土) 02:40:35
違うよ。
それよか古井文庫(或は単行本)『入手困難ベスト15』知りたい?
古本屋歩いて十数年の経験を元に教えても良いが。。。
巡り合わせもあるんで必ずしも流通数とは一致しないかもしれないが、
まあ、それほどズレてはいないだろう。
まあ、古井は手に入りやすい部類には入るな。。。
『内向の世代』では、後藤>>古井>阿部>>>坂上>>黒井
の順で入手困難。
余り需要もないので書くのやめた。
ところで、古井自身が田久保英夫を『内向の世代』に
カテゴライズしていたが当時からそうだったっけ?
俺の中では田久保は内向の世代ではない(笑)
好きな作家ではあるが。。。
言うまでもないとは思うが、↑の順番は
俺の好みとは全く関係がないので悪しからず。
しかし、古井と後藤を除けば、やばいね。。。内向。。。
阿部昭など、その名を知らない人も多いのでは(好きな作家ではあるが)
いや、古井や後藤でさえ、知らない人多いだろうな。
内向してるからダメなんだよ。外を向かなきゃ。
ネーミングが悪いな(笑)
『第四のオジサン』にすれば良かったんだ。。。
今後、全集が出る見込みがありそうなのは古井ぐらいだな(古井は出るやろ)。
黒井はどうだろうな?
後藤は根強いファンがいるようだけど厳しいのかな(俺も出たら買うが(笑))
阿部や坂上は出なそうだな。
俺にしてみりゃ、古井が出さえすりゃ満足なんだが、多分祈らなくても出るやろ(笑)
しかし、古井にはまだまだ書き続けて貰いたいという気持ちがあるんで
全集はいつになっても構わない(笑)
そういえば、小川国夫も『内向の世代』だったような気がする。
今思い出した(笑)
入手困難度でいうと阿部より下で坂上と同じくらいか更に少し下ぐらいだな(笑)
マジで、古井読んでる奴少なそうだな。。。
或は、古井好きはここには書き込まないのかな?
なんか悲しいな(てヤクまみれの俺が言うのもアレか(笑))
視線ナンチャラ言ってた奴もビックリするぐらい怪しいし(笑)
人称に関して言いたかったのかな?それならいまさらな〜、と思うし。。。
借り物意見は詰まらんでしょ?
オモロイ話しは過去の古井スレで言い尽くされたのかな?
ま、いいけど。。。
古井由吉ってセカイ系だよね
オモロいから、『そうだね!』
って言っておく。
おまえが一つでも面白い話すればいいんじゃね?
自演乙
このスレって俺の他には2,3人しかいなそうだな
>>947 言い過ぎではないだろうな、現状では。
>>958 そうだな。
地下でやってるのか。静かでいいな。文学談義は少人数でじっくりやればいい。
すげえよな。
マジで他にいないと思うよ。あの姿勢を見習いたい。。。
何かに取り付かれているようだ(笑)
しかし、黙躁はどうだろうな?
俺は、ここ最近の作品とは違うものになるのでは、
と予想している(飽くまでタイトルから判断して、だが(笑))
やや読者に近付くのでは?
968 :
吾輩は名無しである:2007/04/05(木) 00:12:01
槿、眉雨(福武文庫)
椋鳥(中公文庫)
水(集英社文庫)
が平均300円で売ってたので買ってきました。古井由吉デビューです
969 :
吾輩は名無しである:2007/04/05(木) 00:21:13
ほ、ほう
エックハルトが出てくるのって『神秘の人びと』と『楽天記』の他にもあるですか?
972 :
吾輩は名無しである:2007/04/07(土) 03:50:33
古井しかり、昔の作家は単語の使い方が絶妙だったよな。
辞書を片手に読んでいた思い出がある。
なかには造語とおぼしき単語を使う作家も多々いて、それはそれで楽しかった。
>>972 古井が昔の作家かどうかは別として、
「昔の作家」の文章を今の人間が読んでいたら、
辞書が必要になる場合はあるでしょう。
現代作家の作品だって、一世紀後くらいの人には
辞書を片手にしないと読めないかもよ。
974 :
吾輩は名無しである:2007/04/07(土) 11:08:17
>>967 他の作品も、読者に遠いとは思わない。堪能させてくれる。
絶妙の日本語の使い手。
古井はいま最も信頼できる作家ではないのか。
保守
そうだな。
読者に親切かというと、そうでもないと思うが。。。
唯一、文章に酔える日本人作家だ(笑)
因みに、俺の中では『楽天記』が最高傑作(もう何度読んだことか)。
こりゃ、凄い。参った!
古井節炸裂の文章引用
「何もかも遠のいた。失せていく手ごたえに、
懸命に追っつけるほどに、狂っていった。狂うことによって、追っつけていた。
それでもあの頃は、窮地にあっても、人には信頼された時期だった。
そこを乗っ越して、正直、くたびれはてた。病院にも通ってみた。
まわりの者を得心させるために入院も繰り返したが、じつはもう狂う気力も、必要もなくなっていた。
困りはてて、ある時、自分はもう死んだようなものなので、とつぶやいた。
ただそう言ってみたまでのことだ。そうしたら、声が返ってきた。」
「まわりこそ、人も世も、お前にたいして、とうに死んでいるのだ、と。
これもただ、勝手にそう思ったまでのこと、死んだと言うのが不穏当なら、
たがいに無効になった、とそれぐらいでいい。
たがいに閑散、でもいい。とにかく、それきり静かになった。・・・」
これを読んで、スゲーと思ったら古井を読むべし(笑)
俺は「白髪の唄」の
「こっちのほうがきれいだよう」
だったか、女子高生の声で始まる段落が好きだな
案外に日常的な情景に妙な美しさを感じてしまいます
ほう。
『白髪の唄』も好きだが、幾分、古井節は薄まってる気がする。
出だしは最高だね。鮨の話し。。。
で、次の話しか。。。
文章は普通だが、最後の「あの落花の光の中を、〜」
のところは、素敵だね〜。
来た!!
世界に誇る古井由吉、今年2冊は確定!
もう、嬉しくて。。。
あ、そうそう。
今後、名無しにはレスしないんで悪しからず。
このスレはそんな酷くないが。。。
どっかでコテは自意識過剰だとかいってたな(笑)
頭悪過ぎだろ(笑)
ずっと独り言やな