2 :
吾輩は名無しである:05/02/11 15:43:48
乙だゴルァ!
スレタイカッコよくなったな
箱乙
(´・ω・`)しかし図書館て休日あるんだな…スマソ
※別巻1は刊行未定
※別巻1は刊行未定
※別巻1は刊行未定
>>4 建国記念日は公務員にとっては特別のようだね。大阪府立も休みだ。
8 :
吾輩は名無しである:05/02/11 18:43:33
別巻1ってことは別巻2まるのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
前スレ突然埋まったなコノヤロー
<チラシの裏>
最近ずっと箱男について考えてます。
前に実践した方の体験談が載ってましたね。
段ボール箱が欲しい。一度箱男になってみたい。
足掻いても私は所詮は箱"女"にしかなれないのですが。
箱男と箱女は全く違う。
女ではいけない。男でなければいけない。
女が箱に入っても、女は完全な匿名性を得る事は出来ないと思う。
女は、女であるというだけで注目され、商品になりうる価値があるから。
また、女より男の方がもっと社会的で性的な生き物だと私は思う。
だからこそ、それを捨てて箱男になるという事の意味が大きい事が分かる。
個人的にそう思いました。スレ汚しすいません。
</チラシの裏>
>>10を読んで
箱男が実は箱女だったなんていうアホなミステリーもありかなーなんて思った。
>>10 それはあなたが「女」であるということを意識しているから箱。
そういえば『砂の女』って男が読む場合と女が読む場合とで感想が違ってくるんだろう箱?
「砂の男」は嫌だなぁ。
14 :
吾輩は名無しである:05/02/12 03:05:44
砂男はただの幽霊だん
砂掻けばばあ
なんかよけいな題目ついたな。
まあ、みんなが良ければ別にいいけど。
カキコもひつこいようなら皆でボコにして袋男にすれば桶
題名の数字を下記のようにスペースを空けて欲しかった
安部公房:COMPLETE WORKS 007
ジャケツ!
21 :
吾輩は名無しである:05/02/15 23:33:26
棒になった男が好き
<とんかち>
箱男が細木数子さんに人生を物語らないという意味で
細木数子さんの物語りは正確だとも思っています。
</とんかち>
24 :
吾輩は名無しである:05/02/16 14:10:49
図書館行ってきた
番町書房より
作家の世界シリーズ
安部公房
編者 佐々木基一
ちなみに安岡の文章は1968年4月の友達舞台公演時のパンフより。
四十年水に浮かばなかった男がついに浮かんだ時の不安と感動はどれほどのものだろう。
でもそれが安部の魅力なんだ。みたいなコト書いてあった。
25 :
吾輩は名無しである:05/02/16 16:29:02
ジャケツ!
>>24 ああ、「感動と不安」ってやつ箱な。題名。ありがと箱。
安岡のも面白いけど、
三島の羨望に堪へぬってやつもべた褒めでいい感じ
いま誉め上手な作家が減ってるね
安部公房のほめっぷりは見事だよな
>>27 三島の「安部公房の作品ってのは、でっかい戦車作って、さぁ、もう少しってところで
エンコするんだな」、とかいう内容の批評が好きだ箱よ。
当代の誉め上手と言えば高橋源一郎か。
誉め殺し上手だという話もあるが
三島「あとは、伝統の問題がある」
安部「伝統はよそうや(笑)」
この対談は二人ともノリノリで好き。
俺達は芸術家すぎるのだな、とか素面で言っちゃう安部に萌えた。
その対談は面白かった。三島とは思想は反対方面だけど、基本的な認識は
一緒みたいで、お互いリラックスして話してる感じがした。
逆に左翼でも大江健三郎とは話が合わなかったみたいだし、三島と
同じ年に東大を卒業した、いいだももとの対談は、会話がかみ合ってなくて
それは違うみたいな訂正を連発していて、これも面白かったな。
>>32 「二十世紀の文学」って対談だった箱かな?
どうだろう箱? 安部公房全集020に収録箱。
34 :
吾輩は名無しである:05/02/18 19:10:47
これ?
↓
三島由紀夫 「ファシズムの一番の特徴は政治を美的に考えることだね」
大江健三郎 「三島さんが政治に無関心だとおっしゃり、片方では、ファシスト的な美学を信奉していらっしゃると、それの悪影響はずいぶんありますよね」
三島 「それは悪影響を狙っているんですもの」
大江 「それは嬉しいことです」
三島 「大江さんの小説は、口ではアルジェリアなんていってるけど、おれの見るところではファシズム的ムードを醸成するものだ」
大江 「褒められた。(笑)文学者がファシズムに参加できるのはムードの側面しかないですよ。そしてムードがもっとも政治的に危険な影響力をもつのがファシズムです」
安部公房 「とにかく今のようなファシズム論は困る。それ自体困るんだよ」 (「群像」1958.11)
たしか都市への回路という対談集だったよ。
安部・三島・大江らへんのやりとり、対談は面白いから
もっといろいろupしてくださいな。
>>36 別スレにあったのをコピペしただけだからこれ以上はわからない
↓という事らしい。
135 :吾輩は名無しである :03/10/15 12:09
>>129 >>127は、
スガ秀実の近著
「革命的な、あまりに革命的な 『1968年の革命』史論」
第T部 第三章「実存的ロマンティシズム」とニューレフトの創生
66〜67頁
から引き写しました。
>>34 安部の対談は面白いな〜
深みとユーモア両方兼ね備えてるよね。
>>33 箱男さんどうも。
全集じゃなきゃ読めないのか…。
安部公房の、言うなればサブアイテム的なものがもっといっぱい出てもいいと思うんだけど。
でも中公文庫の安部の本も絶版になってるのが多いから駄目なのかな。
面白くないのは、堤やドナルドキーンとの対談箱。
いや、小林恭二も捨てがたい
>40
安部の小説以外へ興味を持たれたなら
砂漠の思想(エッセイ、思想集)
死に急ぐ鯨たち(インタビュー、エッセイ、思想)
都市への回路(ほぼ同上)
内なる辺境(内的亡命論)
辺りが手に入りやすい部類です。
細かい対談は全集にちょぼちょぼ入ってる。
三島、大江、石川、埴谷、武田、
その他戦後の一流と比べるとますます際立つ安部を見てちょ。
栗坪「今日は安部さんの近況を伺いながら
現在取り組んでおられる小説などについても、伺いたいと思います」
安部「急に眠くなってきたな。そう言えば今朝は五時から仕事してたんだ。
ちょうどいまごろは昼寝の時間でしょう」
↑「錨なき方舟の時代」より
他に小林恭二が困っちゃう「破滅と再生2」も入ってる『死に急ぐ鯨たち』はお勧め。
>>45 あれ、栗坪良樹がいぢめれれてる箱なw
かわいそ箱w
47 :
吾輩は名無しである:05/02/21 23:39:57
新潮社 「読者の一番の特徴は予定を決定と考えることだね」
読者 「新潮社が別巻があるおっしゃり、片方では、いつまでも未定にしていらっしゃると、それの悪影響はずいぶんありますよね」
新潮社 「それはほとぼりが冷めるのを狙っているんですもの」
読者「それは悲しいことです」
新潮社 「一般的な読者は、口ではまだかまだかなんていってるけど、おれの見るところではあきらめ的ムードを漂わすものだ」
読者 「開き直った。(泣)読者ができるのはせいぜい新潮社のサイトを覗くことしかないですよ。さらにムードがもっとも学問的に危険な影響力をもたらすのが研究者へです」
研究者 「とにかく今のような生殺しは困る。それ自体困るんだよ」
>>47 別巻はゲラまで出来ているとか書いてあった箱よ。
一人娘で産婦人科医のねり先生によると,ノーベル賞委員会の食堂にはサミュエル・ベケットと安部公房の写真が飾られているという。
ほとんど受賞が決まっていたのに亡くなってしまったため,記念しているというわけである。
―ある医学出版系のサイトより
どうせノーベル賞貰った後でまともに活躍する人なんて皆無なんだから
死んでからでも構わんことにすりゃいいのにな
51 :
吾輩は名無しである:05/02/22 02:38:59
文学板伸びねえ…
52 :
吾輩は名無しである:05/02/22 09:29:43
>>44 ども。
砂漠の思想、内なる辺境は普通に売ってて買えたけどあとの二つは絶版なんですよね。
ネットでも古本であるみたいだからそれ買えるけど…。
54 :
吾輩は名無しである:05/02/22 13:21:02
>どうせノーベル賞貰った後でまともに活躍する人なんて皆無
安部本人もこういってノーベル賞を欲しがらなかったそうだね。
でも健康が悪化する辺りから急に欲しがったそうで、残念だったなぁ。
実際大江、川端は…
でもマルケスは未だに凄いな
ノーベル賞って作品にくれるんだっけ
安部は何に貰っただろう
ノーベル賞の対象はあくまで「人」だべ?
57 :
吾輩は名無しである:05/02/22 18:44:11
>>49 その文は自分も見たが、これだからねりは困るのだ。
ベケットは1969年にノーベル賞を受賞している。
カフカの間違いだわ。
58 :
吾輩は名無しである:05/02/23 00:00:54
カフカと公房の写真が飾ってあるなんて中々良いね。
カフカってのは本当か?
カフカの生前はノーベル賞候補どころか、
作家生活にも入れないままだったはずだが。
60 :
吾輩は名無しである :05/02/23 01:31:54
フォークナーでねの
なんだこのぐだくだな流れはw
62 :
吾輩は名無しである:05/02/23 03:05:38
箱舟は楽しめた記憶あり
ベケットは授賞式に出席しなかったから飾ってあるとか…?
フォークナーは受賞してる。
カフカだとしたら、当時の評価じゃなくて、今になってみると
ノーベル級じゃん、ってことで飾ってあるってことか。
まあドストよりは信憑性ある
川端は雪国でノーベル貰ってたはずだし
作品にくれるもんじゃないの?
有名な話なのかもしれんが、
ここんとこ文筆家を気取ってる
佐藤江梨子って、安部公房好きなんだな。
さっきたまたまネットで知って、意外だった。
サトエリよりか、女優の緒川たまきさんのほうが、良いもの書けると思うけどな。
ちなみに緒川さんの好きな作家は、
>安部公房、三島由紀夫、谷崎潤一郎、夏目漱石、稲垣足穂、澁澤龍彦、夢野久作、
>尾崎翠等。最近は室生犀星の作品がとくに好き。
らしい。
67 :
吾輩は名無しである:05/02/26 00:27:59
昨今の中国における文化大革命は、本質的には政治革命である。
百家争鳴の時代から今日にいたる変遷の間に、時々刻々に変貌する政治権力の恣意によって学問芸術の自律性が犯されたことは、
隣邦にあって文筆に携はる者として、座視するには忍ばざるものがある。
この政治革命の現象にとらはれて、芸術家としての態度決定を故意に保留するが如きは、われわれのとるところではない。
われわれは左右いづれのイデオロギー的立場をも超えて、ここに学問芸術の自由の圧殺に抗議し、
中国の学問芸術が(その古典研究をも含めて)本来の自律性を恢復するためのあらゆる努力に対して、支持を表明するものである。
われわれは、学問芸術の原理を、いかなる形態、いかなる種類の政治権力とも異範疇のものと見なすことを、ここに改めて確認し、
あらゆる「文学報国」的思想、またはこれと異形同質なるいはゆる「政治と文学」理論、
すなはち、学問芸術を終局的には政治権力の具とするが如き思考方法に一致して反対する。
川端康成、石川淳、安部公房、三島由紀夫「文化大革命に関する声明」
安部君は駄目になるよ…
安部公房の小説で「ラプラスの悪魔」が登場するのがあるらしいだけど、
どういう題名の小説か知っている人いませんか?「ラプラスの悪魔」と
いうのは世の中の全ての原因を知っている超人的且つ仮想的な存在で、こ
れがいると世の中の全ての現象が予言できて、将来のことが全てわかっ
てしまう(決定論的に)。
>>65 ( ・∀・)つ〃∩ ヘェー、サトエリって、安部好きなんだ。
おもいっきりミーハーだけど、
サトエリの好きな安部作品ベスト3とか
聞いてみたい気もするw
>>69 この前読んだな・・・
つうか大した描写でないよ。
見つけて気が向いて他の人書いてなかったら書き込むよ。
安部公房を理解出来ないのって俺だけなのか?
>>66 緒川たまきは、「文學ト云フ事」で「箱男」の葉子役で出てた箱な。
ビデオに録った箱よ。
>72
理解したくないやつは(潜在的に)結構いる。
難しいというより人間に厳しいから。
理解、出来ないのは、経験上、頭硬い人が多いので、距離を、とるようにしてる。
安部を理解しないだけで、距離を取るのはどうかと思うな。
芥川賞を取ったからという理由で、ミーハーに壁から読んだら
絶対挫折するよ。
ミーハーな人苦手なんで、なお良い
わたしゃ誰かを理解しているなんてすごいことゆー人間とは距離を取りたいよ
安部公房写真展のカタログget!!
>>78 世田谷の箱か?
あれ開催中には出なかった曰く付きのカタログ箱w
>77
理解の意味を広くとりすぎ
それに人物じゃなくて作品の話しだよあくまで
>>78 古書店でしょ?うらやましい。
オクはしばらく出てないんだよねえ
>>74 読点を多くしてるのは安部公房の真似なんだろうけど、
日本語としておかしい。あとみた感じ、頭が堅いのは君だね。
71>>題名教えてくれ。
>>79 >>81 世田谷の没後10年安部公房展のではないよ
96年にニューヨークと東京のギャラリーで開催された
「安部公房写真展―Kobo Abe as Photographer」というやつのカタログです
自身のカラーのポートレートなども多数載っていて、こりゃたまんないっす。
>82
すみません
スレの流れも違うし勘弁してください
>>84 あぁ、福のり子のやつ箱ね。黒のハードカバー箱。
凝っている箱ね。あれのデザインも近藤一弥だった箱かな。
箱は律儀に答えてくれるけど
あんまり話題振らないのは意識してなのか?
箱からいろいろと引き出せばいいのさw
でも箱の中の人、詳しいな。
アイテムもいろいろと持ってるみたいだし。
>>87 そういわれればそうだ箱な。
じゃあ、話題を……別巻まだ箱?
>>88 ただのいち安部公房ファン箱。初版も少し持ってる箱の。
いい年して箱箱言ってるだけのことはあるな。
ポストコロニアルスレで安部の名前が挙がってたけど
このスレの住人はそうゆう読みかたしてる?
けものたちとか…
>>90 そもそもネットという多分に《箱男的な》空間の中で、
さらに箱を被ろうと試みる「ネット箱男」たちの滑稽さは、
その入れ子型構造において、
「現実社会の箱男」のシミュラークルを
大量に産み出さざるを得ないところにあるのだと思う。
お人好しだな。
あれはサクラさ。
客寄せのサ・ク・ラ
死に急ぐ鯨たちが絶版なのが悲しい
>>94 BOOK OFFで105円で売ってるのよく見かけるよ。
死に急ぐ鯨たちを買ってきた。
100 :
箱男:05/03/04 22:01:42
いや私実際あれのおかげで禁煙できましたから
102 :
箱男:05/03/05 02:11:32
>>101 ほんと箱?
あれ、ギャグにしかみえない箱よw
こうぼうです
押入れから全作品集を出して久しぶりに読もうとしたら
しまってあったダンボールにゴキブリが入ってたとです。
こうぼうです
105 :
箱男:05/03/05 22:02:58
>>104 作品を、なんかのカタチに当てはめようと当てはめようとするのはイクナイ箱w
当てはめないと不安になるんだろうけど箱。
「赤い繭」や「デンドロカカリヤ」なんて捏ね回すんではなくて、
繭や植物に変形するのを楽しめばいい箱w
>>102 ほんとです。他にもあれで成功したという人をどこかのサイトで見たことありますよ
107 :
箱男:05/03/06 07:25:32
>>106 安部公房の読者以外無理じゃないかな?箱
安部公房生誕81周年記念age
109 :
吾輩は名無しである:05/03/07 22:21:00
あがっとらんがな
3月7日が誕生日、81周年か
普通に生きていていい年だよなぁ
本当に惜しい
110 :
箱男:05/03/07 22:39:33
>>109 68歳で死んだんだった箱かな? 確か。
あの野太い声をもう一度聞かせて欲しい箱。
やっぱ、タバコが安部の寿命を縮めたのかな・・・
せめて飛ぶ男完結させてから逝ってほしかった、などと不謹慎なことを思う…
その後オウムショック、震災、ノーベル賞、北朝鮮問題とこう。
空前の公房フィーバーが目に浮かぶようです。
しかしそんな時代の一歩手前で亡くなってしまったというのも、
らしいといえばらしい。
>>111 別に喫煙論者でもないが、画家のバルテュスもピカソも晩年までかなりの本数を毎日吸って90過ぎまで生きたから
タバコ吸っていても長生きする人はしてる
>>112 オウム事件に触発されて大江が小説を書いたけれど、あれ安部が生きていたらどういう小説を書いたんだろう?
新興宗教に関する安部の言及ってあまりないよね?
国家主義、全体主義が嫌いな人だったから基本的に批判的な姿勢をとると思うけれど。
作家は老醜を晒す生き物だから、賞は惜しかったろうが
この人はいい頃合いに逝ったと思うよ。
「生きていれば今ごろは」と言えるのは氏んでるから、と。
箱に叱られそうだけど、飛ぶ男にはオウム事件への予言性があったように思っている。
箱にでっかく贋と書いてあるぞ
119 :
吾輩は名無しである:05/03/09 23:00:27
「けものたち・・」がいろいろおかしな所もあるかもしれないが、結構好き。
そのなかに、青い湖があって、彷徨のはてにやっとその湖までたどりついて
その水をのもうとしたら、その水はインクそっくりで、ざらざら
だった。という記述があったのだけれど、中国の辺境にはそんな湖もあるの
かもしれないと思った。中国の辺境のイメージはよかったな・・化学にも
興味ができたし・・
他に、砂山があって、測量技師がはかったら、年々学校のほうへ近づいてきて
いて、数年後には学校が砂山の下になるだろう・・というのもあったな。
安倍公房の地理的なセンスも素敵。
120 :
箱男:05/03/09 23:35:47
>>116 「魔法のチョーク」や「洪水」や「第四間氷期」や……なんでも予言性っていえる箱w
121 :
箱男:05/03/10 01:28:48
誰がなんと言おうと、山口果林ちゃんのお家で倒れた箱
122 :
吾輩は名無しである:05/03/10 09:09:37
文壇には東大医学部枠ってのが1つあってそこに居座ったのが
この男くだねぇよ書いてる物は
123 :
箱男:05/03/10 12:21:43
>>122 ごめん箱、書いている内容よくわからない箱
つまり東大医学部は無条件に一人、作家になれるらしい。
でも著作はくだらんらしい。
安部は文壇からは離れていたように思うが。
箱の方がそこらへんの政治詳しいんじゃないのか?
125 :
箱男:05/03/10 21:32:13
こいつの作品は小説家になれるなれないの水準か?
127 :
箱男:05/03/10 22:41:43
>>126 ごめん箱、書いている意味内容よくわからない箱
ラジオドラマも面白いな。「豚とこうもり傘とお化け」とか。
昔はこんなのがラジオで流れてたのか・・・
>箱男
あーゆーのの録音って今手に入ったりしないの?
129 :
箱男:05/03/11 10:21:38
>>129 親切だね。ありがとう。ちょっと遠いけど・・・
131 :
吾輩は名無しである:05/03/13 06:51:05
いちいち語尾に箱をつけるあなた、本当に安部公房ファン?
こんなウザイの、公房が見たらナイフでバッサリと・・・。
いや、文章をではなくてあなたを。
あんなのは公房ファソでも何でもない砂。
やっておしまい砂。
私も変な語尾は辞めて欲しい…
本人は面白いと思ってやっているんだろうけど。
団塊の世代的感覚のズレを感じるんだよなぁ…。
まあ自由でしょ
叩いてたやつは来なくなったみたいだし
俺は意志の疎通は成り立つからかまわんけど
イヤな人はイヤなんだしな
136 :
箱男:05/03/13 14:12:31
>>134 なんで団塊の世代になるのか教えて欲しい箱。
面白いと思ってやていない箱が? ROMってないで安部公房に関してなにか
書いたらどうなの箱。
>>129にでも行って録音放送でも聞いてきたらいい箱。
>>135 人間関係ってそういうもんだ箱ね。
コテハンが頻繁に来るとそれだけでスレの空気が馴れ合いになる。
馴れ合いは、このスレに来る人が固定化するという結果をもたらす。
つまり、排他的になるということ。本人達にそのつもりがなくともね。
本当に叩いてたやつが来なくなったのかは知る由も無いけど、俺はなるべく色んな人にきて意見・感想を書いて欲しいと思うから、
箱男には普通の名無しに戻って欲しいと思う。ただでさえ過疎板なんだし。
まあ自由は自由だけどね。
>>136 コテハンとして安部公房関連の知識を提供してくれるのは有難いんだが…
いかんせん寒いのよ。
空気読もうよ。
コテハンやめろってのも排他的だとは思わないのか?
別になれあいにはなってないし、コテハンいるから書き込みにくい
なんてことはないだろ。
140 :
吾輩は名無しである:05/03/13 15:47:54
なんでもありなのが2ちゃんのいいところでしょ。
荒してるわけでもないんだし。
箱は箱で書き込めばいいし、気に入らない人は
スルーするなり「あぼーん」するなりすればいいじゃないか。
箱がいる(→排他的)から書き込めないという意見には
説得力を見出せないなぁ。
他の人も気にせず気軽に書けば良いだけのこと。
141 :
箱男:05/03/13 15:52:45
箱よ。←
コテハンくるなとは決して言いませんし、知識のある方なので尊敬しています。
しかし
箱よ。←
は勘弁していただけないでしょうか。
やめろなんて書いてないじゃん。
何でも自由だって書いてるじゃん。
だから俺も自由な意見として名無しに戻って欲しいって書いたんだけどな。
意味が伝わってないな。
ただの落書きってことねw
hako hako
145 :
箱男:05/03/13 16:36:10
>>142 〜箱。
と
〜でつね。
とどう違う箱?
146 :
吾輩は名無しである:05/03/13 16:58:43
そうですね。安倍公房の箱男も、肝心なのは箱。つまり外側で、
内側に何が入っていてもかまわない。だから中身はなくなっちゃう。
安倍公房の文学は壮大な実験だと思う。安倍文学は箱。そのなかに
いろんなものをいれて安倍公房は実験していた。
結果を出す前に創作活動が終わってしまった感じがあるな。
誰かそのあとをつぐモノはいないのでしょうかね。
箱はそのまま残っているのに・・
147 :
箱男:05/03/13 17:06:02
∩___∩ | , '´l,
| ノ\ ヽ | , -─-'- 、i
/ ●゛ ● | | _, '´ / ヽ、
| ∪ ( _●_) ミ j iニニ, "● ∪ ヽ、
彡、 |∪| |
>>146 iニニ、_ ',
/ ∩ノ ⊃ ヽ 〈`'ー;==ヽ、〈ー- 、 !
( \ / _ノ | | `ー´ ヽi`ヽ iノ
.\ “ /__| | ! /
\ /___ / r'´、ヽ
`´ヽノ
>>145 〜でつね。は(最近は見ないけど)2ちゃんねらとして有りがちな語尾だが、
〜箱。は箱男としてのと匿名性を放棄している。
149 :
箱男:05/03/13 19:23:55
>>148 >〜箱。は箱男としてのと匿名性を放棄している。
んなことない箱。
いいかげんマジでうざいな。
151 :
箱男:05/03/13 19:58:18
それがうざいって言ってんだが。
>>151 語尾に箱なんてつける馬鹿はお前だけだ。
箱根の仕事部屋まだ残ってるらしいですね
見学に行こうよぉ
この>132のタイミングで出てきた
砂の女のレスは不覚にも秀逸だと思ってしまった…
156 :
箱男:05/03/13 21:22:52
>>153 そうでもない箱って。ここもID出せばいい箱。
157 :
131:05/03/13 21:32:57
>>140 >気に入らない人は スルーするなり「あぼーん」するなりすればいいじゃないか。
ほかにも行動の仕方はいろいろあります。そしてその選択は私の自由です。
軽蔑し、侮蔑の言葉を投げかけ、執拗に非難することも可能です。
>>156 評判悪いんだからやめれば?コテハンの箱男だけでいいじゃん。
159 :
箱男:05/03/13 22:12:55
箱男はスレが荒れる原因。安部公房のスレが機能して語れるように、
みんな(多分一人だけど)消えてください。
>>157 >ほかにも行動の仕方はいろいろあります。そしてその選択は私の自由です。
>軽蔑し、侮蔑の言葉を投げかけ、執拗に非難することも可能です。
( ゚Д゚)ポカーソ
うんまぁ自由だけどさ、それやるとさ・・・・・
まぁモチツケ
箱男は「箱男」を読んでるの?
箱男精神にもとる奴だ。
163 :
箱男:05/03/13 22:43:20
>>162 全集も29巻まで持ってる箱。お化けが街にやってきたは最高箱。
「箱男」の感想は?
その感想と自分が箱男という名前のコテハンをやっている間に矛盾はないの?
165 :
箱男:05/03/13 23:41:29
>>164 ない箱。箱男をいったいどのように読んでいる箱?
あの作品は孤独に苛まれている男の藻掻くお話箱。何も匿名性どうのこうのではない箱。
山口果林ちゃんと安部公房の関係を考えたらわかる箱!
ストーリーも追えてないんじゃないか。
医者がなぜ箱男の箱を欲しがったかというと、身分を奪ったアル中の
軍医に箱をかぶせて、川に落として殺してしまおうと考えたからだよ。
だから途中で箱はいらなくなったと箱男は追い返されたわけ。
殺すのを思いとどまったんだね。
中ほどからだれが今箱男かが明示されなくなる。もとから箱男は匿名を
求めた存在だけど、中がどっちかが混乱させる書き方になる。
あえて主題を考えれば、匿名性と身分の入れ替えにあるんじゃないの?
だいぶ前に「箱男」を読んだから、違うかもしれない。
>山口果林ちゃんと安部公房の関係を考えたらわかる箱!
どう読んだの?
ほんとに痛い奴だな…。
末期だな。
168 :
箱男:05/03/14 00:31:41
>>166 普通の読者は決定稿しかみてないから箱。
安部公房自身がなれ合いたがりの寂しがり屋だってこと箱。
>>167 安部公房の死因は癌だ箱。
件の箱男氏は、箱の内側で肥大化した自己愛に窒息しかかっているのかもしれない。
>>166 その読み方、違うと思われ。もう一度読んだら?
いい機会だからもう一度読んでみます。
けど「壁」の頃から名刺や名前がなくなるモチーフは何度も出てきますよね。
燃え尽きた地図もその流れだよね。
身分証明とか匿名性とかいうテーマが好きな安部が好きです。
174 :
吾輩は名無しである:05/03/14 09:44:15
けど似た話は1つも無いよね〜
箱は前に物語として楽しめとか言っといて
自分も型にはめた読み方してるじゃんか
178 :
吾輩は名無しである:05/03/14 12:29:07
んなこたない
179 :
箱男:05/03/14 14:34:10
どこが焼き直しなんだかwww
せめて共通項の列挙くらいしてくれww
>>177 失踪三部作って「砂の女」と「燃え尽きた地図」となんだっけ?
182 :
箱男:05/03/14 20:08:40
>>180 あんた全集の「作品ノート」でも読むべきだ箱。
試験休み中の高校生箱?
>>181 「他人の顔」
「失踪三部作」に関しては
筑波の院生(当時)と神戸の院生(当時)が論文書いている箱ね。
183 :
吾輩は名無しである:05/03/14 20:11:45
>作品を、なんかのカタチに当てはめようと当てはめようとするのはイクナイ箱w
>当てはめないと不安になるんだろうけど箱。
>「赤い繭」や「デンドロカカリヤ」なんて捏ね回すんではなくて、
>繭や植物に変形するのを楽しめばいい箱w
箱男に粘着してる香具師らのほうがよほどウザイのだが。
コテハンと、それに粘着するヤシとは表裏一体だから
どちらかだけを非難してみても始まらんよ。
叩きが始まるという事象まで含めて、
癖のあるコテハンというのはウザいものだということだろう。
それが、わざわざ人の神経を逆撫でする語尾つきとなれば殊更だ。
>>185 いちいち語尾に反応するのはどうかと思う箱。
人畜無害箱。
それより箱男さんはいろいろお話ししてくれるけど、叩いている人からは
何も出てこない箱。
187 :
吾輩は名無しである:05/03/15 00:27:31
箱も基本的に人にレスしとるだけ
188 :
箱男:05/03/15 06:51:56
僕は箱男を応援してるので、
ちょっくら箱をかぶってみた箱よ。
箱男がんばる箱。
粘着馬鹿に負けるな箱。
189 :
吾輩は名無しである:05/03/15 11:44:00
粘着を煽るだけだな
>>182 だから共通項挙げろよ、ハゲ。
「同じ」ならすぐだろ?wwww
191 :
箱男:05/03/15 14:54:06
こんど箱男オフ開催します。死人の写真、高価買います。
失踪三部作が同じってのは言い過ぎな気がするし、
焼き直しってマイナスイメージ強いから適切かはともかく。
例えば棒と棒になった男。榎本武揚の小説と戯曲。
人間そっくりと火星人のとか、同じ着想を発展させるという
意味においての焼き直しは多かろ。
失踪三部作については箱に蘊蓄期待。
始点(着想)が一緒でも方向が違えば焼き直しとは言わないと俺は考えてるが。
読んでて、「これ前もやったじゃん」って、全然思わないし。
194 :
吾輩は名無しである:05/03/15 16:17:50
箱は頭にきて適当に言っただけだろ
195 :
131-アンチ箱:05/03/15 20:34:13
安部公房の文は、杜氏の生命を賭して造り込まれた吟醸酒のようである。
酒米となる言葉を4割ほどにも研ぎすまし、時間をかけて芳醇な吟醸酒を醸し出すように、
内から湧き上がってくる力によって文となす。公房のその苦しみは読む私たちをして感嘆せしめる。
私たちの文は濁酒のようなものである。といってもそれなりに存在価値はある。
だが、その濁酒に生臭いタコの足を放り込んだりしたら、とても口には出来ず、
公房ファンの文章に対する感覚に合うわけもない。
箱氏が公房ファンなどでなく、公房オタクにすぎないことの所以である。
196 :
箱男:05/03/15 21:21:55
>>192 ちょっと聞いてみる箱が
安部自身が「燃えつきた地図」は失敗作だったって発言してるの知っている箱?
197 :
箱男:05/03/15 21:24:16
>>195 『方舟さくら丸』には烏賊の足も蛸の足も放り込まれた感じ箱ね。
これは一箱男の感想箱。
>>196 「他人の顔」についての例の平野氏の批評に対する答を
次作(燃え尽きた地図)ではたしますみたいなことを書簡で書いてたが、
結局「燃え尽きた〜」でも失敗しちゃったのか…
199 :
箱男:05/03/15 22:44:07
>>198 あれ(「燃えつきた地図」)は過渡期の作品で次作への辛い道だったみたいな
ことも言っていた箱。図書新聞か読書人か日本読書新聞か忘れた箱が、
「箱男」刊行インタビューだった箱。
>>193 文庫本しか読んでないのか?
全集読んだか?
>>196 だからさあ、安部がこういってるとか、どうでも良いんだよ。自分の言葉で語れよ。
だいたい作者が失敗作だと言ってるからそれは失敗作だ、なんていう批評はないんじゃないの?
そんな読み方して面白いか?自分なりの意見とか感想ってないわけ?
>>201 落ち着け。まず、箱男が焼き直しだと言った。ここでの焼き直しは
純粋に作者の側からの視点で価値評価は含まれていない。
201或いは他の人が価値評価と感じて「どこがだ」と怒った。
箱男は根拠として作者の発言を披露した。箱男の発言は一貫している。
とりあえず作者側からの視点での焼き直しは認めといても損にならんだろ。
それこそ作者が何言ってようと燃えつきた地図には関係ないし。
で、箱男が価値評価で焼き直しだと言うなら201の言う通り、根拠を語れ。
201が作者側から焼き直しを否定したきゃ箱男の根拠否定しろ。
以上。
203 :
箱男:05/03/16 22:16:33
>>202 砂の女の仁木順平は最後はどうなった箱?
他人の顔の男は、妻に辿り着けた箱?
燃えつきた地図の男は記憶喪失のようで記憶喪失でない戦車がエンコした状態で終わる箱?
(イメージとして短編「カーブの向う」が先行したから箱ね…「チチンデラヤパナ」は
『砂の女』にすることでよくなった箱が)
箱男の中の連中はぐるぐる回っているだけ箱。
密会のぼくは暗闇に閉ざされ、
方舟さくら丸のぼくのラストシーンやカンガルーノートなんて「安部公房してるだけ」箱。
ぐるぐるぐるぐる同じところを回っているだけ箱。
谷氏のでも桑原氏のでもいいから参考文献目録みてみる箱。雑誌特集からも見放される時期が
ありありとわかる箱。世間に飽きられた時期がきてしまった箱。なぜか箱?
204 :
箱男:05/03/16 22:19:24
補足。
安部公房作品が好きだ、なんとなく好きだ。というのはそのぐるぐるに酔っている場合が
多い箱。
春樹が好きだ、図書館奇譚イイ!とか曰う国文女子大生とさほど変わらない人もいる箱。
> 春樹が好きだ、図書館奇譚イイ!とか曰う国文女子大生とさほど変わらない人もいる箱。
鋭い鯨。
ただ、この板的には春樹だと叩かれて、
弘法だと叩かれにくいというだけ鯨。
うーわ、今度は鯨が出たよ…w
それで箱男はつまんねえレスしかせずに安心して箱男やってんのか。
結局ちょっと詳しいだけで安部は分からないのね、読みが浅すぎです。
ポストコロニアルの視点でまだ読みなおす可能性はあるし、
読者をまだ獲得していってる。
>ぐるぐるぐるぐる同じところを回っているだけ
なのはカフカを高く評価した安部にとっては、別にたいしたことでは
ないでしょ、ぐるぐる回りながら何かを表現しようとしてたと思いませんか?
208 :
箱男:05/03/16 23:39:49
>>207 無理。実存哲学もぐるぐるだから箱。
人間存在が「ぐるぐる」みたいなもんだとか言い出しかねない箱。
つまんねぇかどうかしらない箱。
まぁ、素人扱いしてたらいい箱w どうぞ箱。
209 :
吾輩は名無しである:05/03/16 23:49:12
ぐるぐるはただの比喩だろ。
それを安部の小説はぐるぐるとか言い出すのはおかしい。
無理って何が無理?ポストコロニアルの視点が?
だったら理由の
>実存哲学もぐるぐるだから
という意味が分からなくなる。文章が繋がっていない。
あとなんでこのスレに粘着してんの。
210 :
箱男:05/03/16 23:52:13
>つまんねぇかどうかしらない箱。
つまらないです。知らないとか言わずにちゃんと知ってください。
つまらないし頭の悪さが文から透けてみえます。
>まぁ、素人扱いしてたらいい箱w どうぞ箱。
っていうか素人だろw 研究者ぶって恥ずかしい奴だな。
212 :
箱男:05/03/17 00:09:55
>>211 へぇぇ、素人なんだ箱w
はやく別巻でないかな〜箱w
不毛だなあ地図。中身だけで勝負しろよ地図。
気障りなのをわかって箱語尾に拘泥る箱も箱だが地図。
214 :
箱男:05/03/17 00:15:31
>>211 今日の最後に。
あなた何か安部公房作品に関して「つまる」話でも振ってくれる箱か?
デンドロカカリヤが極悪の植物だの、リルケ、ニーチェ、ハイデガー、カフカ
の影響がどうだの……。なるほどと思える論文は田中裕之氏くらいか箱。
現象学が「流行れば」、それを切り口に、
精神分析が「流行れば」、それを切り口に。
今度は「ポストコロニアル」ですか箱。
>>211 箱を煽るのはいいが、オマエなんか安部公房に関して話を振れ。
自己責任だ。
216 :
吾輩は名無しである:05/03/17 00:34:28
>>207 具体的にポスコロ的読解はどんなのがあるんだ?
クッツェスレでも見かけたが死ぬほどつまらんかったぜ?
そもそもアバンギャルド標傍してた安部にポスコロなんぞ
読んでしまうのは大いなる後退なんだがそんだけの価値あるのか?
ポスコロが流行るずっと前から安部公房がポスコロ的言説を、
特に対談なんかで展開してたのは事実だが。
彼は同時にそれを代理表象することすら否定してたんだぞ?
作品中からホントに読み取れるのか?
流行りだから言ってるだけじゃねぇなら具体的に挙げろ。
これは箱男の自作自演じゃないのかね。まあいい少し書くか。
>>214 その批判自体が紋切り型だ、流行に乗ってるだけだというのは、
そんなの批判にもなりはしない、それが消費されるということだろ。
あと話題を振るという責任を回避するため名無しなんだよ。
コテハンなのに話題も振らず、安部を評価してるのか、
馬鹿にしてるのかもわからない研究者ぶってる箱男が言うなよ。
>>216 具体的にいうなら、作品名ではなく、安部の故郷やアイデンティティへの
拒否感にみればいい。これは安部の作品のなかで何度も繰り返されるテーマだ。
後は自分で読んでくれ。
>>217 適当すぎる。
故郷やアイデンティティーなんつう紋切型の単語しか出せないのか?
どこにわざわざポスコロなんていうミーハー語使う必要あんの?
責任逃ればっかしてないでちゃんと「消費」されうる位「具体的に」あげな。
あんた正直批判してる箱男と全く変わらんよ。
箱男も箱叩きもせっかくいいダイアローグが成立しそうなんだから平和的に行く飛ぶ。
落ち着いて討論して質の高いスレにする飛ぶ。
221 :
恐れ多くも:05/03/17 01:59:06
again:
>>69 安部公房の小説で「ラプラスの悪魔」が登場するのがあるらしいだけど、
どういう題名の小説か知っている人いませんか?「ラプラスの悪魔」と
いうのは世の中の全ての原因を知っている超人的且つ仮想的な存在で、こ
れがいると世の中の全ての現象が予言できて、将来のことが全てわかっ
てしまう(決定論的に)。
>>69 この前読んだな・・・
つうか大した描写でないよ。
見つけて気が向いて他の人書いてなかったら書き込むよ。
題名教えてくれ!!ちゅうに!!
222 :
吾輩は名無しである:05/03/17 02:15:18
他スレからのコピペ
96 文責・名無しさん New! 05/03/16 18:41:32 ID:KF2QdOJG
203 名前:マンセー名無しさん (sage) 投稿日:2005/03/16(水) 18:32 ID:wdesJVx1
テレ朝に電凸しました。
俺:さきほどスーパーJチャンネルという番組を拝見したものですが…
朝:はい…
俺:竹島のニュースに関してのニュースですがね…
朝:はい…
俺:まず確認したい事としまして、テレ朝さんとしては、会社として竹島は「日本領」というふうに思っているんでしょうか?「韓国領」と思っているんでしょうか?
朝:いえ…そういったことは特に…
俺:は?「特に」とはどういう事でしょうか?
朝:特にどちらのものという風にも…
俺:日本領と思っていないと?
朝:韓国と争っているということは認識しておりますが…特に現時点では…
俺:はぁぁぁ? テレビ朝日さんは日本の企業ですよね? 本当に「会社としての見解」がそうなんですか?
朝:そのように思っていますね…
俺:竹島が日本領だっていう事はじょうしk……ほんとに日本の企業ですかおたくは…
朝:現 時 点 で は そ の 判 断 は で き な い と …
俺:判断できない…って(絶句
朝:そういうことですねぇ
俺:ああ、そーですか、テレビ朝日という会社がよくわかりましたよ。どーも。
朝:どーも。
以上信じられないかも知れませんが、18:14〜の電話で実際にあった会話です。
俺も未だに信じられない…。
怒りで手が微妙に震えとる…。
リアル厨房の頃に安部公房の小説を知ってから
小説ってのはやみくもにストーリーを追うものじゃなくて
全体として理解するものだと知った
ラストシーンに注目して結局主人公がどうなったかという点ばかり見ようとするのは
はっきり言って浅い読み方になると思う
>>221 第四間氷期の予言機械あたりじゃねぇの。
つうか安部の作品にぽろっと出てきそうな単語だから
他の作品かもしらんが。
ラプラスの悪魔っていう名で登場するのは確かなのか?
225 :
吾輩は名無しである:05/03/17 04:55:18
伸びてんなぁと思ったらやっぱり荒れてるだけだったw
文学板は荒れるときしか伸びないw
固定がいるとスレが荒れるのは2chではどこも同じ。
固定がいるから荒れるんだから固定が消えるのが最良の解決。
しかし固定はそれでも居座りつづける。
どこでも同じだなw
226 :
吾輩は名無しである:05/03/17 04:56:18
良コテになりたかったら売られたケンカを買ってるようじゃだめだな
そういう才能がはじめから無い俺が言うのもどうかと思うが
文学板でコテハンやる以上、ちょっとは面白い議論ができる人であって欲しいね。
有りがちな煽り合いとは質が違うと言う事を見せ付ける事もできないようじゃ
文学が廃れるのも無理ない。
語尾を箱にしてないとなにか不都合おきるの?
トリップもつけずにムキになり過ぎじゃないの?
不快感を感じてるのは一人じゃないみたいだけど、
そいつらを敵にまわしていいことあるの?
あんた箱続けたいなら勝手にしたらいいけど、
反感買っても止めないこだわりの理由を教えてくれよ。
それとも箱かぶってるとスレが乱れても関係ないのかな?
べつに語尾に箱をつけてもかまわないだろ。
なにムキになってんだか。
みんな、大人気ない箱ね。
つける理由がわからん
231 :
恐れ多くも:05/03/17 21:49:42
ラプラスの悪魔っていう名は物理学をやった人でないと
わからないかも?
>>228 おまえ一人でムキになってるんちゃうんかと。
スレが荒れるくらいなら付けないで欲しいと思う。
箱ってつけただけで、あーだのこーだのと
難くせつけるやつらのほうが大人気ないだろ。
スレ荒らしてるのも粘着の方だよ。
236 :
C ◆7sqafLs07s :05/03/18 14:04:08
色んな差異を認めようぜ。みんなで犀になっても仕方ないだろう。
-----
ルネッサンス以来、ヨーロッパでは、生命のあるものを極度に尊重する傾向があり、
鉱物よりも植物が、植物よりも動物が――琴に動物のなかでは人間が、
一段とすぐれたもののようにみなされてきたようだが、
むろんこれは人間的な、あまりにも人間的な物の見方であり、
近代の超克は、われわれがこういう人間中心主義を清算し、
無生物にはげしい関心をもち、むしろ鉱物中心主義に転向しないかぎり、
とうてい実現の見込みはなかろう。
-----
とこれは安部の思想面に大きな影響を与えたとされる花田清輝の言葉だけど
(上にもちらっと登場していたね・スルーされてたけど・笑)
はっきり言えばこの言い分って穴だらけなんだけど、鮮烈なイメージは確かにある。
鉱物中心主義へ転向せよっていう主張について安部ファンはどう思う?
古い
壁|-`).。oO(萌)
>>235 もう自演するな。
あんなくずコテハンの箱男かばってるのは本人だけ。
>>229 はクセで語尾が箱ねになってる。
はぁ?べつに自演してませんけど。
じぶんにとって都合の悪いカキコは全て自演ってか。
おめでてーな。
これだけはいわせてもらう。
箱男がんがれ〜
俺はおまえを応援するぞ!
>
>>229 はクセで語尾が箱ねになってる。
箱男をリスペクトして、最後の一文だけ語尾を箱ねにしましたが、何か?
コテが消えれば大人げないやしも消える訳で合理的なわけだが?
自分で付けてる奴がかまわないとか言う資格ない箱ね
語尾なんかどうだっていいよ!
246 :
吾輩は名無しである:05/03/18 21:16:36
安部公房って大好きなのに世間じゃ大して人気ないかと思ってたけど
文学板で7まで行ってる作家少ないし2chでは評価高いんだね。
三島由紀夫は春の雪映画化で今後微妙に盛り上がるかもしれないが
安部の方は何か盛り上がりそうなイベント無いもんかな。
失踪3部作のリメイクすればいいかも
248 :
吾輩は名無しである:05/03/18 22:45:59
>>246 ノーベル賞当確してた事は知ってるの?
>>247 いかんせん一昔前の前衛ってイメージがな・・・
カンガルーノートとか実写化したらギャグにしかならん。
CG使いまくって「壁」を実現させたら或いは・・・
メタルギアソリッドにw
自演とかいってる粘着がいるようなのは640KBワロス箱。
>>248 ハァ? 当確??? 何度か候補になっただけ。大江と安部箱。
当時の新聞にも何回か記事になっている箱。
安部は寡作過ぎてだめだったとか聞いた箱。
以前に共産党員だったからという理由も流れている箱がどうやら違うよう箱。
>>246 別巻出るまで待つ箱。新潮社が少しは宣伝する箱。
アンチ作ってまで語尾にこだわる理由をはやく教えてくれよ
253 :
C ◆7sqafLs07s :05/03/19 00:28:22
箱男さんに質問。
お弁当と投書、どっちが好き?
>>251 スレを荒らしたいか、スレの主を気取りたいかのどちらかでしょ、どうせ。
>>240 >>241 >>242 連投でずいぶんと必死w
箱男なんて典型的な馬鹿じゃん、これで本当に研究者ならよっぽど低脳として
扱われてるよ。一番笑えたのはこれ。
>あの作品は孤独に苛まれている男の藻掻くお話箱。何も匿名性どうのこうのではない箱。
>山口果林ちゃんと安部公房の関係を考えたらわかる箱!
箱男は日頃よっぽど孤独感に苛まれてるのかなw
別巻が早く出るといいでつねw
>>256 凄いね!
でもしばらく遺伝子組み換え穀物並みに敬遠されるかも
258 :
吾輩は名無しである:05/03/19 08:04:03
>>255 お前、真夜中に必死すぎだな。粘着するのやめろや、周りが迷惑
259 :
吾輩は名無しである:05/03/19 09:16:38
もっとやれ
全然迷惑してねえ
箱男消えろ
261 :
吾輩は名無しである:05/03/19 10:18:07
>252
こだわる理由も別にないのに、それでもやめないあたりが
やっぱり自己主張の強いだけのただのガキ。
箱の中にいても自分の非を認めるのが怖いのかなあ。
スレが荒れてるのは事実なんだからさっさと消えてね。
262 :
C ◆7sqafLs07s :05/03/19 10:33:16
誰か気に食わない奴がいるときにそいつを自ら叩いてその場を荒らして
その状況を責める「荒れているのは事実だから」ことによって相手を排斥するという
小学生のイジメのような策略は2ちゃんねるがアホの集団であることのわかりやすいパターンだと思う。
なぜ君たちは差異を認めることが出来ないのだ?
わざわざ騒音を立てるのは
そういう意味の差異とはちょっと違うんでないかい。
別に語尾の箱だけで叩かれてるわけじゃない。
全員につまらないレスをして、主気取りだからだからだよ。
その上気の利いたことも言えないし、性格も悪そうだ。
擁護してる奴は自作自演じゃないなら、箱男のどこがいい点なのか書いてくれ。
>>264 そんなこというなら、まずはオマエが良レス連発して
このスレを良スレにしてみろ。
話はそれからだ。粘着君( ´,_ゝ`)プッ
264は、常に良スレを書き込めて、なおかつ控えめで、
それでいて気の利いたことを言える、好青年なんですねw
で、そんな御仁が2ちゃんでコテハン相手に粘着ですか(プゲラ
また連続して自演か、もう飽き飽き。
安部作品は好きだけど、安部信者は苦手。
あとCは意見交わしたいなら他スレ行った方がいいぞ。
前々スレくらいから別巻ループしてるマンネリスレだから。
だから荒れたときくらいしか伸びない。
>>203 ぐるぐる同じところを回ってるだけ?
お前さては一冊も読んだことないだろ?
>>202 いまさらだけど、
> ここでの焼き直しは純粋に作者の側からの視点で価値評価は含まれていない
これは強引すぎ。
焼き直しって言うのは「あいつ」が突然言い出した言葉なので「あいつ」視点であることは明らか。
前提からしてお前のレスは間違ってる。
もうね、高校生ばっかりだ箱。
1959年10月13日「朝日新聞」に 「焼き直しの芸術祭参加作品」
という安部に関する記事がある箱ね。
>>264 >全員につまらないレスをして、主気取りだからだからだよ。
>その上気の利いたことも言えないし、性格も悪そうだ。
オマエ、安部公房の自称弟子みたいな馬鹿さ加減だな。
そんなことがどこで読み取れるのか教えて、エロイ人
ついにトリップ付け出したか・・・
>>256 木材から糖分をつくろうとしてるオッサンが出てくる、まんまな話もあったっけ。
瓶詰めかなんかにして大事に抱えてる。
安部公房作品によく出てくるああいう変なオッサンがなぜか好きだ。
>>274 264は先に
>擁護してる奴は自作自演じゃないなら、箱男のどこがいい点なのか書いてくれ。
と書いてるのだから先に質問に答えてみたら。俺も箱男のいい所を聞いてみたい。
>>273 だから自分の言葉で語れよ。ふつう中学生でも自分の意見くらい持ってるぞ。
「砂の女」は部落の閉塞感に砂というモチーフが絡んだ、拉致と逃亡をテーマにしたでっちあげ小説。
「燃え尽きた地図」はミイラ取りがミイラになるまでの過程を都会をテーマに展開した探偵小説。
「箱男」は作者という虚像を逆手に取ったアイデアを箱男の創造にまで昇華させたメタ小説。
「方舟さくら丸」はノアの方舟と核問題を軸に、根暗男が人生をかけた勝負を仕掛ける冒険小説。
「カンガルーノート」は夢を紡いだ幻想的な創作ノート。
どれもこれも独自のテーマとアイデアに満ちていると思うがね?
>>278 確かに。
箱男は「○○はこう言っている(書いている)」というレスばっかり。
ただのマニアが研究者の振りをして、喜んでるだけだよなあ。
唯一意見を言った「箱男」なんてひどい感想だと思った。
282 :
吾輩は名無しである:05/03/20 08:39:39
>>262 固定は差異とかいう以前の問題。
大体この匿名掲示板で
283 :
吾輩は名無しである:05/03/20 08:42:17
>>262 固定は差異とかいう以前の問題。
大体この匿名掲示板で名前付けるやつがおかしい。
名前ついてるかどうかなんてどうでもいいことだとか言う奴いるけど
安部の小説では名前というのがいかに大きいものか語られてるはずなんだがなぁ
> 安部の小説では名前というのがいかに大きいものか語られてるはずなんだがなぁ
まあでも、あえて何か一つ違和感のある道具を持ち込み
波風を立てて話を進めるやり方は公房的かなという気もするんだよもん。
この場合は箱という他の住人の神経を逆撫でする語尾がそれというわけだよもん。
>>278 とりあえず安部公房特集や書評を読んでいるような近代文学概論レポート内容
感想乙。
あえて何か一つ違和感のある道具を持ち込み
波風を立てて話を進めるやり方
↑
公房に限らずだな
>>278 「方舟…」ではモグラが人生かけた勝負をどこに仕掛けているのか教えてくれ地図
あんなドタバタ地図
288 :
吾輩は名無しである:05/03/20 20:54:00
>>276 凄い偶然だよね。
それとも安部公房に、科学的知識としてあったものだろうか。
いまさらだが、なくなる前に取り組んでいた「アメリカ論」も気になりますね。
結局ワラゲンって科学的にどうなの?
ワラゲンは医学部という経歴を知ってる人は信じるかもしれないけど、冗談でしょ。
これが本当かもしれないと思わせるのも安部のすごいところかな。
291 :
吾輩は名無しである:2005/03/21(月) 06:55:17
>>288 偶然でも何でもないよ。セルロースの構造を習った時、
糖に分解することができれば、と思ったのは
自分だけではないはず。
ヤギ知ってりゃ誰でも思い付くだろ。
あまりしょーもないことで褒めると逆にバカみたいだからやみれ。
コロンブスの卵
安部読者は安部の満州体験を、本から感じ取ることはできるの?
「砂の女」は結婚の翻訳。
「箱男」はディスコミュニケーションの翻訳。
「カンガルーノート」は死の翻訳。
安部公房の小説なんて、どれもダッサイ翻訳小説だよ。
さらしあげ
⊂⌒~⊃。Д。)⊃安部 死人登場 公房⊂(゚Д゚,,⊂⌒`つ
298 :
吾輩は名無しである:2005/03/28(月) 18:55:09
>>295 おまいそれはちょっと単純すぎ。
そんなんだったら研究の価値ナシじゃん。
安部の小説は世界中の文学者が研究してるんだぞ。
299 :
吾輩は名無しである:2005/03/28(月) 20:12:31
安部公房を持ち上げるやつってたいがい頭の弱い権威主義者。
301 :
吾輩は名無しである:2005/03/29(火) 02:09:20
大西が神聖喜劇連載中、
安部がこれ毎回読んでるの俺しかいないとかイヤミいったらしい。
あんまりイヤミになってないけどな
302 :
吾輩は名無しである:2005/03/29(火) 13:08:48
むしろ大西にエールを送っているのでは?
近代文学には埴谷というシンパがいたし
大西とも一緒に声名出したし
もっと絡んでほしかった一人だな
304 :
箱男:2005/03/29(火) 17:27:07
305 :
吾輩は名無しである:2005/03/29(火) 21:49:28
↑言ってる意味がわからん
306 :
箱男:2005/03/30(水) 00:42:30
304で想定していたのが、303のような発言は
近代日本の残党っぽいのか、303が残党だと言っているのか不明。
しかも後者に読める。
なんで残党なのかも分からず。
308 :
箱男:2005/03/30(水) 09:29:15
ああ、ごめん間違えた。
>>309 ほんとに新日本文学知らなかったんだろ?
謝ってるやつに畳み込むなよ。
>>312 間違えたって書き込んでるからなぁ。往生際悪いよw
新日文知ってるが大西は近代の方も同人だったはず
何で謝ってるかわからん
>>314 たぶん
>>307は高校生あたりだろう。「近代文学」「新日本文学」なんて雑誌を
知りもしないで書き込んでしまったってところだろう。
もう少しでいいから物事を知っているほうがいいと思うけどね。
教科書的な文学史を暗記するとかではなくて。
318 :
吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 22:48:45
>>317 かわいそうだ、そのへんでやめてやろうよ。
319 :
314:2005/03/30(水) 23:01:53
なるほどね
僕も読めてなかったみたいです
320 :
控えおれ:2005/03/30(水) 23:07:38
医者の人って小説書く人多いよね。どうして?山田風太郎、加藤周?、渡辺淳一
、森鴎外。。。。。
321 :
吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 23:10:47
モームやチェーホフも医者だね。
安部公房は、満州でちょっと医者やってたんじゃなかったっけ?
そこで質問だが患者にワラジ虫食わしたってのは
ほんとうの話だろうか
325 :
吾輩は名無しである:2005/03/31(木) 16:03:02
俺も質問だが
反劇的人間にドナルド・キーンが安部に麻薬中毒者と診断されて、
キーンが私の黒星だった、と書いてるが、
これは本当にヤク中だったって事なの?
>>324 今や井村春光さんくらいしかしらない箱。
327 :
箱男:2005/03/31(木) 21:32:46
箱男がトリップとな?
うむ。実に観念的ではないね。
>>327 結局は自己の存在を主張したくて仕方ないだけなんだよ。
>>295にはちょっと痛いとこ突かれた感じがした。
そうか、翻訳小説ね……。
そう言われれば言い返せないところがあるのがきびしいな。
そんな単純な翻訳小説だと考えれば、
アカデミックな場で分析対象としてもてはやされることもわかるんだ。
単純明快な<答え>があってこそ、
安心していろんな読み方ができるということは確かにあるw
>>328 安部の小説の主人公もそれを読む読者もそうだろ?
言葉を発するとは、つまりはそういうことけちゃ。
そんな広い範囲でお話してないテルー
花田清輝って「セイキ」と読むもんだと長いこと思ってた。
3年くらい前に評論集読んで初めて正しい読み方を知った。
黒田清輝と混じってたらしい…
あべこうぼうすれは初代から読んでたけど
しばらく見ないあいだに荒れてたんだね。
こんなに荒れたのを見るのは初めてだ。
しかも名前欄に名前を入れると荒れると。
もうちょっと荒れたところが見ていたいから
名前つけたままで投稿してみよう。
336 :
安部公房:2005/04/04(月) 00:35:00
「空飛ぶ法王」死去、悼む声
というヤフーニュースの見出しを見て、
「空飛ぶ男」死去、悼む声
という錯覚にわが目を疑ったのは、
僕だけではあるまい。
他人が飛ぶ夢は珍しい。
珍しい夢の消滅は、珍しい夢の存在を証明する。
それが錯覚でなければ、夢以外にはありえない。
しかし、それは確かに夢ではないのだ。
それは錯覚というわけだ。
僕は自分の疑いを信用した。
ただの錯覚であることはどうやら疑いなさそうだ。
337 :
吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 01:32:23
何年か前に砂の女を読んでそれなりにおもしろかった。
何日か前にカフカの審判を読んだら砂の女がつまらんものだということがはっきりしたよ。
339 :
ウエー:2005/04/04(月) 20:52:23
にゃんにゃんにゃにゃん
340 :
吾輩は名無しである:2005/04/05(火) 00:38:59
荒れてから住民の性格曲がってきたな
342 :
他人の顔:2005/04/05(火) 21:16:07
343 :
ウエー:2005/04/06(水) 03:34:44
ウエーウエー…
344 :
デンドロカカリヤ:2005/04/06(水) 12:26:46
>>341 住民でないと思われカリヤ
通りすがりの煽りカリヤ
なんかもうどうでもいいけど、箱男はバラエティ豊かになったね。
346 :
ウエー:2005/04/06(水) 21:06:33
ウエ?
結局は荒らしだったと。
348 :
デンドロカカリヤ:2005/04/06(水) 21:28:00
別巻まだカリヤ?
まだまっとけ武揚
面白いなwみんな。
つまんねーよ
もういっそ落ちる所まで落ちるジャケツ
353 :
密会:2005/04/07(木) 21:18:58
そうして密会
安部公房ネタがない氷期ね。
悪貨が良貨を駆逐する
タチの悪い住人がこのスレをクソスレに変えてしまったんだよ
356 :
ウエー:2005/04/08(金) 15:06:24
ウエー(´・ω・`)
357 :
箱男:2005/04/08(金) 16:08:34
みんな箱に入っちまえジャケツ
まったくそのとおりだ劇
カフカはカフカで面白いのはたしかだと思うのだが、個人的にと前置きさせて頂くと、も
っと安部の文章には惹かれるんだよな。
私は特に初期から中期にかけての安部の文体が好きなんです。安部がもともと日本語から
文をおこしているということもあろうとは思いますが、彼の文章に感じられるうたの感覚
が文章を読んでいて自分にマッチしてくるんです。これは小説を読み始めた頃からずっと
感じることなのですが、私はいくら物語りの内容が面白くても、自分にマッチしたうたの
感覚がないと読んでいてあまり刺激を受けないんで、すぐに飽きてしまうんです、何故か。
安部以外にも、ドストだとか大江の文章も好きなのですが、彼らの文章は読んでいてもの
すごく刺激的で、読みながら時々笑ってしまうほどに感じられます。それに比べると、も
ちろんカフカの文章もすぐれていることはすぐれているんですが、個人的にはリズム感覚
の刺激が少ない。これだと、物語の内容としては満足いくとしても、文章のうたの感覚的
に物足りない。最近の村上春樹にも言えることで、シンプルな文章で、複雑な物語を作り
たい(安部も後期はそうなってきたけど)、と作者自身で言っているように、意図したことだ
とは思うのですが、まあ、個人的な趣味の問題ですけど、カフカうんぬんという人があま
りに多いもので、一言二言。
360 :
デンドロカカリヤ:2005/04/08(金) 19:33:37
>>359 カフカを原文で読んでないで、訳で読むことを考慮に入れてるカリヤ?
>>359 ドストの文章が読めるのか。アンタすごいな。
362 :
デンドロカカリヤ:2005/04/08(金) 20:59:02
最近の村上春樹
最近の村上春樹
最近の村上春樹
リアル高校生にゲンナリカリヤ
363 :
ウエー:2005/04/08(金) 22:25:00
はあ?
カフカの文章は好きなんだけど、特に短編、カリヤ。
いまいちリズムに乗れないというところには共感するにゃ。
原文で読めば違うのかな?
原文を読めずに文体の"リズム"について語っても説得力ないドゥベモオ
そろそろ池内叩きでも始めますか
カフカはzu(英語でいうto)を多用して
くにゃくにゃしたとらえどころのない文章を書くんだってね。
読めないし、読んだことないけど。
「ベニスに死す」を独語で読みかけて挫折しますた。
368 :
吾輩は名無しである:2005/04/09(土) 18:12:47
>>359 ドストだとか大江の文章も好きなのですが
pupupu
369 :
箱男:2005/04/10(日) 01:03:06
ドストの「へ、へ、へ!」が好きです。
ジャケツや箱やデンドロカカリヤはもっと好きです。
370 :
箱男:2005/04/10(日) 08:48:08
私も「へ、へ、へ!」好きだ!
ぷふい
373 :
ウエー:2005/04/10(日) 23:40:31
ウエー靴下汁
374 :
箱男:2005/04/15(金) 00:12:28
新潮社に問い合わせたら、別巻のこと教えてくれるのか箱?
接続詞を少なくしたほうが読みやすい文章になる、と普通言われるが、
安部公房の小説では、むしろ接続詞によって文章に個性が
生まれていると思う。「箱男」のどこに魅力があるかというと、
安部公房独特の語り口と、前編を通して流れる文章、構成の
リズム感だろう。
本を開いてはじめに目に飛び込むのは、「本文写真 安 部 公 房」
の文字と、写真のネガ。(新潮文庫以外のがどうなってるかは知らん)
ページをめくると、関係があるのかないのか、訳のわからない新聞記事。
それに続いて、
≪ぼくの場合≫
↑この空白にもうなんだか興奮してきた所で、いきなり、
≪箱の製法≫
とここまで読めば、もう安部公房ワールドに引き込まれ、最後まで一気に
読み通してしまう。
ところで、≪たとえばAの場合≫とか貝殻草の話の後ろの空行とか、
「安全装置」とか最後の挿入文の終りが次ページになってるのって、
絶対計算してやってると思わないか?
376 :
箱男:2005/04/16(土) 18:01:53
377 :
吾輩は名無しである:2005/04/17(日) 00:13:17
箱男映画化記念
378 :
箱男:2005/04/17(日) 01:13:26
379 :
吾輩は名無しである:2005/04/17(日) 22:04:50
380 :
石の眼:2005/04/18(月) 02:16:28
382 :
飛ぶ男:2005/04/18(月) 20:40:35
383 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 18:00:50
電車男?
384 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 18:38:37
最近壁Sカルマ氏を読んだんだけどどこが面白いのかわからない・・・・
砂の女はよかったんだけど
385 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 19:55:43
壁は詰まんなかった。 ところで安陪公房にパンクって表現は合いますか?
>>385 パンクよくしらないけどピンクフロイド聴いてたみたい
安部公房!ああ!ああ!好きだ好きだ好きいだ!!
389 :
箱男:2005/04/27(水) 23:23:19
音楽に例えると、安部公房の小説はプログレなんていってるやつは
ピンクフロイドに釣られすぎ。
絶対ドゥームロックの方が近い。
390 :
Corentin ◆bBm/UfuWG2 :2005/04/28(木) 05:19:42
薬害エイズ事件の安部英さん死去
393 :
吾輩は名無しである:2005/04/28(木) 21:27:18
>>375 ああ、箱男最高。
今英語で読んでみているけど、元々苦手なので、
遅いったらありゃしない。単語難しいし。
個人的には、「盲腸」「耳の値段」「空中楼閣」などの
短編も好きです。
又読みたくなってきたぞ!
ここにいる皆さんは何が好きですか?
そして、安部公房を知ったきっかけは何か気になる。
395 :
吾輩は名無しである:2005/04/29(金) 09:13:59
>>395 当時の「新日本文学」を図書館とかで読んでみたら面白いよ。
ふとした事から「燃え尽きた地図」を読みました。
最後の記憶喪失の"ぼく"は根室さん?それとも探偵?全く違う誰か?
そこは読者の想像に任せているんだと思ったんですが、作品中にそれらを特定
出来る手がかりってありました?
編集部
この作品の結末を読むと、この探偵なんか、もっとも意識的な失踪者かもしれませんね。
いまちょっと記憶喪失に陥っていますが……。
安部
記憶喪失に陥ったという形をとっているけれども、本当は記憶喪失じゃないんです。
つまり、本当に目を開いてみたら、こんなもんであるはずなんだ、誰もがね。
……ぼくは、この男は非常に平均的存在だと思いますよ。特に能動的な失踪者でもないし、
特に受動的な失踪者でもない。
佐々木
平均人だな。
安部
日常的な……自分がいちばんノーマルなつもりでいる人が置かれている、普遍的な
内部構造だと思う。
”燃えつきた地図”をめぐって(安部公房『燃えつきた地図』新潮社)より抜粋
399 :
吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 16:52:50
age
呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん
といっても私に言えるようなことはなんもないです。
といってもこれで去るのはなんなので一言だけ。
「箱男」、あれはどんどん小さな「箱」に閉じこもっていく過程。
さいご、彼女を部屋に訪ねる、街が広がっている。
どんづまりまで閉じこもって、閉じこもってみたところで
フラクタルがどこまででも自己相似を繰り返すみたいに
どこまででも迷路なんだな。
なんか結局一般論に終わってしまった。すまそ。つまんねえ。
というか、高校の頃に書いたもうちょっと面白い文章があるから
晒すときは今度はそっち晒すよ。
フジツボさんありがとう
私の名前が「リョク」だったとき、一回晒したことあるんだよね。
以下、昔の文。
「箱男」(安部公房)また読み返す。
かげ というかげは
光にぬりこめられて
今 世界は平坦な板になった
安部公房の作品。例えば第四間氷期、箱男、人間そっくり。
言葉で言い表すことができない、この読後感。作品を他人に読ませるしかない、
その他人だって私と全く同じに感じるわけではない、
この感覚、この不安感、この息の詰まるような絶望感は私の内に囚われたまま出ていくことができない。
概念を大づかみに、一言で表せない、(それのできる言葉がない)→何万言と弄して概念のひとつまみひとつまみを集積させ、
概念の大づかみの大きさと、等しいところに近づけていくしかない(正確にこの仕事をやろうと思えば)
作品に使われているよりさらに多くの言葉が必要とされることだろう
「箱男」から。最後の二章について。
《そして開幕のベルも聞かずに劇は終った》〜《………》
この、絶望?絶望「的」?(完全な言葉ではない、完全どころか意味の重なる部分は半分もない、
やっと半分あるかないかというところだ。けれどそれでも、これが私の知る一番近い言葉であって、
言うにはこれを用いるほかない。もどかしい。いらだたしい。)
「輝かしいイメージの連鎖」いい表現。よく表していると思う。けれどこれだって
「何万言」の一つ、概念を構成する要素の一つでしかない。
エルゼベート・バートリの最後の城。(一瞬、この書き方に迷ったが、語弊があるにしても結局、
これが一番ぴったりくる言い方だろう…
語弊がある→最後の城と言っても、最後に建てた城あるいは最後に住まった城といういみあいのものではない。「彼女の精神の最後の居城」
…彼女は誇り高かった。裁かれたのちまでも彼女の心は貴族のままだった。)
あらゆる光のはいり口の塞がれた、暗闇の城。最後にして彼女は絶対の支配を手に入れたということだ。
そして絶対の「絶望的な」自由を。それもあろうことか彼女の行いの罰として!
:←不自由の状況にあって見出される自由は絶対(のもの)であって、かつ絶望的である。
「絶望的」というのは、ただはたから見ての話かもしれない。
他人の悲しんでいるのを見て「美しい」というのと同じ次元の…
しかし、では美しい悲しみが美しくなくて何だというのか?絶望的な自由が絶望的でなくて何だというのか?
彼女は城を思い通りにするだろう。暗闇は、自分と以外との境界を失わせる。
城こそ彼女。暗闇の中にあって彼女は、彼女自身が城になるのだ。
…対して箱男は。「支配感」それに裏づけられた「被支配感」
無限の静寂がいきなり有限の喧噪、雑踏へ。支配者であった、暗闇において
支配者であった男、支配するものが抱いた腕の中でかき消える。音に耳をふさがれ、光に体をふさがれる。
(光は男に男の境界線を与え、男を男に限定する。)彼女を探し出す道をものが塞ぐ。
(暗闇にあって男は自由だったはずだ…)彼女は見つからない、邪魔ないくつものもののせいで。
(もの∩男(の精神)=φ)
「閉ざされた空間の一部」暗闇は閉ざされた無限だったが。
本当の世界は有限そのものである。(だから箱男は箱をかぶり、私達は目を閉じる。…)
無限であるということはまた、無である、虚であるということだ。
箱男は無限になり、同時に無になる。(しかしそれも小さな箱の内側の話なのだ…)
404 :
吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 18:06:46
好きな作品ベスト20は?
405 :
吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 18:08:28
誰か書きこんで〜連投規制で書きこめないよ。
最近このスレ来てなかったんだけど、
箱男さんはお元気ですか?
《………》
箱男は世界を箱の外に閉じこめてしまった。世界は眼を閉じてしまった。
同時に私達も(この本を読むことによって)箱に閉じこめられてしまう…(もちろんこれは錯覚だが…)
私の話。本を閉じて、私は箱の中だった。閉じたはずの世界は、(私との)分離が完了したはずの世界は、
しかし本を閉じてみれば何も変わってはおらず、私は世界にさらされることを強いられた被支配の私のままだった。
(道のまっすぐである違和、ケースの蓋の上下にしか開閉しない違和、ガラスの割れない違和…)
何もかもが自在ではないという違和感(光に体をふさがれた男と同じ)、その「もの」のルールに従わされている、被支配の自分…男…箱男、支配を脱するには箱をかぶり直すことだ…
眼を閉じること、いやあれはお話だ。これは現実だ。
以上でした♪
フジツボ乙
404じゃないけどベスト20もたのんますう
若いね。若さって恥だね。内容も恥ずかしいけども…
ベスト15以下はだんごになって差が付けられない気が…
1.箱男
2.第四間氷期
3.人間そっくり
4.デンドロカカリヤ
5.飢えた皮膚
6.終りし道の標べに
7.けものたちは故郷をめざす
8.飢餓同盟
9.どれい狩り
10.空飛ぶ男(高校の教科書に載ってた方、「笑う月」じゃない方)
11.密会
12.友達(闖入者)
13.榎本武揚(長編)
14.榎本武揚(戯曲)
15.牧草
16.カーブの向う
17.なわ
18.赤い繭
19.S.カルマ氏の犯罪
20.他人の顔
こんなところだろうか…
上は文庫本に限った「好きな順ランキング」ですが。
といって全集まで枠を広げても(ランキングは)変わらないけど。
全集も7巻までしか読んでないし。
ちなみに家では安部公房の文庫本右から気に入ってる順に並べてますw
箱男が一番右。
砂の女がない
>>411 あっ忘れてた
でも入るとしても16位以下。あまり好きな作品じゃない。佳作だけど。
413 :
箱男:2005/04/30(土) 19:37:02
デンドロカカリヤは表現版は読んだ箱かな? フジツボとやら。
ひょうげんばん?あの古いやつと文庫に入ってるやつ両方は読んだけど。
>>415 改稿される前のやつ。
初出「表現」昭和24年8月、
改稿後、短編集「飢えた皮膚」(昭和27年12月)に収録。
語り手としての「ぼく」がいなくなり、三人称の小説としての趣きを強めたこと、
安部公房自身による作品解説とも言える冒頭の部分がなくなったこと、
登場人物が整理されたこと、などが主な違い。
私は改稿前より改稿後の方が好き。作品としてクオリティーが高くなっていると思う。
419 :
吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 20:37:50
あげ
421 :
吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 20:41:18
フジツボ、必死でググッてそうだなワラ
422 :
吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 20:41:43
423 :
吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 20:44:18
>>417 新潮文庫。
文庫はすべて手に入れたと思ってたら、講談社文芸文庫の「終りし〜」だけ手に入れてなかった。
全集には載ってたけど、どうせ新潮と同じなんだろうと思って読まなかった。
講談社の「終りし〜」だけ、文庫では、未読。
>>418 改稿後と大して変わらない。改稿後も、三人称の小説とはいいながら、
一人称の小説としての趣が強いよね。
三人称になって、あと恋愛が主人公の空想(かもしれない)ところに
宙ぶらりんにもっていかれたことで、主人公には感情移入しやすくなる。
安部公房の小説は感情移入して読む小説ではないとは思っているけど、
あまりに登場人物達の思考が自分に似てるので、ついつい感情移入してしまう。
カフカの小説もそう。あれも自分のことだと思って読める。
>>421 別にぐぐってないよ。デンドロカカリヤについては去年ゼミで発表したから詳しいんだよ。
426 :
吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 21:04:32
427 :
吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 21:07:05
>>426 > 講談社の「終りし〜」だけ、文庫では、未読。
初出の真善美社版は読んでないってことでしょ。
えっ日本語わからない。
>>426 うん、知ってる。それで、初出の方(講談社)は未読なの。
>>426 大学の図書館で全集借りて読んだよ。
>初出の真善美社版は読んでないってことでしょ。
いや、全集第一巻の「終りし」は真善美社版で、これは
講談社文芸文庫版の「終りし」と同一のものだったと思う。
フジツボさんは全集を七巻まで読んでいると言っているので、
初出版を読んでいるはず。
改稿版(冬樹社版)「終りし」は全集の19巻。
新潮文庫のは冬樹社版だったと思うけど、違った?
>>424 >全集には載ってたけど、どうせ新潮と同じなんだろうと思って読まなかった。
というわけで未読なんです。
431 :
429:2005/04/30(土) 23:44:39
ああ、新潮文庫と全集一巻の「終りし」が、同じものだと思ってた、というわけか。
おれは両方読んだような気がするけど、どういう違いがあったか覚えてないなあ。
言葉づかいを直したり、哲学的フレーズを大幅に削ったりとかで、人称変ってるとか、
内容にかかわる変更ってあったかな。誰かわかる?
バージョン違いといえば、同じ短篇をラジオドラマにしたり戯曲にしたりとかいろいろあるけど、
それ読み比べてる人とかいるかな。空中楼閣をラジオドラマにしたやつを読んだことあるけど、
プロットの整理、単純化、台詞をわかりやすく直したりしてた。
「闖入者」と「友達」とか、「榎本武揚」小説バージョン・戯曲バージョンとかしか読んでないっす。
基本的にハードカバーと文庫だけです読んだのは。
>空中楼閣
ラジオドラマのタイトルも空中楼閣なの?
433 :
429:2005/05/01(日) 00:13:54
「榎本武揚」、内容さっぱり覚えてない……。
「空中楼閣」のラジオドラマは「空中の塔」になってますね。全集15だったかな。これは
普通にシナリオ形式にしただけ、かと思っていま見かえしてみたら、小説版のブラックなオチ
がちょっと変えられてる。ラジオドラマは「明日もまた、こうやって仕事を探すのか」という慨嘆で終わる。
こっちの方がわかりやすいと言えばわかりやすい。小説版だと一種の不条理オチだからなあ。
全集15巻にはテレビドラマの「人命救助法」というのが入っていて、これは非常に皮肉の効いた
黒い作品。こんなドラマがテレビでやってたというのはすごい。安部公房らしいオチではある。
他にも、「詩人の生涯」のラジオドラマが確か全集12巻に入ってたかな。きちんと読んでないけど、
かなり無理してる感があった。描写メインの詩人の生涯を、ナレーターを複数用意して掛け合い形式
にしてる。
全集が図書館にあるなら、パラパラめくってみるといろいろ面白いのが見つかると思うよ。
特に、全集まるまる一巻を占めているラジオドラマとか、全集二巻に渡って収録されてるラジオドラマとか。
おれも読んでないんだけど。
434 :
吾輩は名無しである:2005/05/01(日) 09:41:26
フジツボはなんで「終りし道」が新潮と講談社と同じモノだと思ったのかわからん。
どんな大学のゼミだ? 東京○済大学か?
安部の作品って読者で結構評価分かれるのかな。
俺の周りで『箱男』好きな奴殆ど居ないんだが、好きな奴も多いの?
インパクトなら最初に読んだ『壁』が一番強いんだけど、
それは最初に読んだからなのか、作品の所為なのか分からない。
そういえば、松本大洋の『GOGOモンスター』に箱被ってるの居たな。
あんまり関係ないと思うけど。
オハヨウゴザイマス
>>434 別に大学のゼミで「終りし〜」やったわけじゃないですもん。
普通に情報がなくて知らなかった。
書店で「終りし〜」講談社の見かけて買わなかった時からしばらくして
このスレで内容違うということを知った。
同じく情報がなくて、内容違いかと思いハヤカワのと新潮のと
「人間そっくり」二冊持ってる。
「死に急ぐ鯨たち」も三冊、
ハードカバーのと文庫二冊と持ってるんだけど
文庫誰かいりませんか?送料負担であげますよ。
一冊だけ。
439 :
吾輩は名無しである:2005/05/01(日) 16:46:51
>>437 してなくても安部公房を研究する人間なら知ってると思うけどな。
知ったのは高校3年のときですもん。今から6年前。
あ、違うな、その頃はまだこのスレのシリーズなかったはずだから、浪人してたときか。
442 :
吾輩は名無しである:2005/05/01(日) 17:27:07
>>442 帯なんてついてなかった。見かけたの古本屋だもん。
その一回しか見かけてない。今度見かけたら必ず買おうと思う。
ていうか探してるんだけどみつからん。やっぱり札幌じゃだめか。
444 :
吾輩は名無しである:2005/05/01(日) 17:54:26
445 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/05/01(日) 19:56:36
フジツボにスレをつぶされてんじゃん(w
以前、わたしが書き込んだときは一致団結して追放してくれたね。
いまだうらんでいますから、ええ。
446 :
箱男:2005/05/01(日) 20:26:11
ちね箱
447 :
吾輩は名無しである:2005/05/01(日) 22:29:02
死に急ぐクジラたち、ほしい!!!!
おねがい。下さい!
448 :
447:2005/05/01(日) 22:33:14
>>437 「緑色のストッキング・未必の故意」なんかも、
いつのまにか新潮文庫から消えてるし、
ずいぶん減ったよね。
欠番がいくつかあって、困ってる。
お願いします…。
>>447-448 メールアドレス書いてくれたら連絡するよ。
晒すのがいやだったらホットメールか何か取って。
古本屋で買ったものだからあんまきれいじゃないけど…。
451 :
447:2005/05/01(日) 22:56:48
わかりました。今からメールします。ちょっと待ってて下さい。
453 :
Corentin ◆bBm/UfuWG2 :2005/05/01(日) 23:18:29
454 :
箱男:2005/05/02(月) 00:10:07
>>453 以前数学科の人に聞いたことあるけど、秘密箱。
455 :
Corentin ◆bBm/UfuWG2 :2005/05/02(月) 07:20:31
456 :
N:2005/05/02(月) 12:34:13
島本りおの小説、図書館で借りて(気まぐれで)読んでたら、唐突に「安部公房の戯曲
を昔読んだ・・・・」とか出てきて、スゲー不釣り合いだと思った。
純文学らしさ、どこか高尚さを引き出す為に、軽い作品の中にポッと有名作家とか絵描き
とかの名を出すテクニックはあるものだけど、島本りおな奴、安部の名を出すとは不釣り合い
で笑った。
457 :
箱男:2005/05/02(月) 16:24:34
箱男なんて、箱に入っちまえば誰だって箱男さ。
フジツボに入ったっていい。
さうだろうかつぼ。
フジツボに入つてしまへば、それはフジツボ男なのではなからうかつぼ。
459 :
箱男:2005/05/04(水) 18:50:25
うむ、そう言いかえることもできなくはない。むしろ君のほうが正しくも思えてくるね。
まあ、俺は箱の中でジャケツを着用しているわけだが、やっぱり箱男なんだろうか。ジャケツ男でなく。
460 :
男:2005/05/04(水) 19:04:23
それはいわゆる、族にいうオトコ、おこと、おと子、男だ。
安部公房を取り上げて評論をやった
ポスト・モダン以降の日本人批評家…って誰かいますか?
柄谷とか蓮実にはあまり取り上げられなかった覚えがあるんですが…
近年、好意的な形(否定的であれ、重要な人物として)で評論に取り上げてる人、って誰がいますでしょうか…?
462 :
吾輩は名無しである:2005/05/06(金) 05:26:39
柄谷とかどーせびびってんだよ
読み手を選ばない小説家だから作品が型にはめた批評から逃げていくしな
某サイトはやる気あるかと思えば受け売りとマンセーだしな
463 :
吾輩は名無しである:2005/05/06(金) 06:25:26
464 :
447:2005/05/06(金) 17:58:42
フジツボさん、死に急ぐ鯨たち、届きました。
どうもありがとうございました。
ちゃんとやり取りしてたのか、フジツボいい奴だな。
466 :
445:2005/05/06(金) 23:14:45
フジツボさん、死に急ぐ鯨たち、届きました。
どうもありがとうございました。
あー、届きましたか。よかった。
住所氏名、悪筆で失礼しました。筆圧で本に(字が)移ったらいやだと思ったので。
いや、郵便局に袋持ってくの忘れちゃって。
ルーズリーフ二枚で梱包したから。
梱包する前には書けなかった。
まあ、ばかです。失礼しました。
語尾はうざかったがいなくなってしまうと寂しいな。
さらば箱男、君のことは忘れないよ。次に歯を磨く時まで。
472 :
445:2005/05/09(月) 22:50:26
袋忘れて、ルーズリーフだったのか!
賢い方法だと思ってしまった〜。
字は写ってなくて、表紙きれいでした。
>>470 簡単に箱捨てすぎ。
院生だろ
ガンガレ
じゃあ博士か
安部公房に関係する論文だったらちょっと読みたいな
院まで出て、
研究者として大成せずに、
公務員にもなれなかったら
どうやって飯食うの?
マジレスすると大学で講師
>>478 マジレスしたいけど、特定されるので、またいつか箱w
そんな時こそ箱とドンゴロス
つか、ドンゴロスってもう註釈つけんと通じんのでは
近くの書店探し回ってみたが、公房に関連する論文(が掲載された本)がどこにも見当たらない。
もっとでっかいところ行かないといけないかな。ご存知の方、どんなコーナーにあるか教えてください。
>>482 大型書店のWebサイトに行って検索すればいいだけじゃ?
なんのためにインターネット使ってんの?
484 :
吾輩は名無しである:2005/05/14(土) 20:01:27
丹生谷貴志『天皇と倒錯』の安部公房論誰か読んだ?
安部を論じているのではじめて納得できた。
485 :
吾輩は名無しである:2005/05/15(日) 09:42:50
>>484 おまえ、安部公房論読んだことなかったんだろ?
アレンのHPに書き込んだのはおまいのくせして。
今、飢餓同盟読んでるんだけど、
森四郎が花園に来たくだりで十回くらい噴いたwww
あと、藤野「うるわし」、「幸福」、「健康」とか
頭からはなれない。
>>484 自走する墓石って項?
内容に関して検索しても出てこないし、近所の市立図書館にもなかったんだが
簡単に要約して、どう取り上げてるか教えてくれ。
488 :
箱男:2005/05/15(日) 12:00:21
>>486 登場人物に尻尾があるという噂は、高校生の時読んで気持ちよくなかった箱な。
しかし、自称弟子のサイト、ほんとエスカレートしてるな。
親バカぶりとアホ公房ぶりがw
490 :
吾輩は名無しである:2005/05/15(日) 23:11:16
>>485 見てきたけど別人だよ。
>>487 簡単にいうと、寓話的な私小説を書いていたと。
終りし道の、最初の行「墓の中の誕生」を終戦したときの安部の心情と
考えて、寓話と現実に引っ張られている作品だとかあった。
あと奥さんとの関係だとかあったけど、本屋で立ち読みしただけなんで、
あまり詳しく書けない。
491 :
吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 23:07:40
492 :
吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 23:47:21
箱男は論文書いているんだよね。
>>490 の評論はどんな感じだった?もちろん読んでるでしょ。
493 :
吾輩は名無しである:2005/05/19(木) 01:13:44
装幀にひかれて偶然手にした
「飛ぶ男」
未完だなんてしらないで古本屋で買ってしまった。
読みやすいのでびっくり。はまってしまいそうな予感。
上から順番に読んでみようかなって久しぶりに思いました。
太宰治以来です。。。
上?
>>494 飛ぶ男→カンガルー→方舟→密会→・・・ってことでしょ。
密会あたりでイメージ変わりそうw
二番目にカンガルーを読むのはどうなんだろう…
ところでここの皆は、読んだことのない人に安部作品を勧めるとしたら
何を推す?
>>496 第四間氷期。あれがいちばん読みやすいかと思って。
498 :
吾輩は名無しである:2005/05/19(木) 15:32:30
自称愛弟子は『方舟さくら丸』を安部文学入門に推していたな。
俺はあの順番に読んでしまった。
そんな若かりし頃。
501 :
吾輩は名無しである:2005/05/19(木) 19:30:15
>>500 自称弟子のサイトなぁ。最初の頃は素直で良かったんだけどなぁ。
大学生の分際で安部公房に会える、という素直な緊張と喜びが伝わってきて。
「師」と呼ぶあたりでオワットルw ねり氏いい迷惑w
502 :
吾輩は名無しである:2005/05/19(木) 19:44:26
いきなりですまんが、安部公房の小説で「Q」というアルファベット
が出てくる作品って何かあった? 幾つか読んだけど分からなかった。
503 :
吾輩は名無しである:2005/05/19(木) 21:13:44
504 :
吾輩は名無しである:2005/05/19(木) 21:44:53
>>502 もしかして、倉橋由美子「スミヤキストQの冒険」と混同してる?
安部と倉橋はカフカを持ち出すまでもなく、テイストに似たところが
あるしね。
>>502 もしかして、藤子・F・不二雄「オバケのQ太郎」と混同してる?
安部と藤子はカフカを持ち出すまでもなく、テイストに似たところが
あるしね。
>>496 「第四間氷期」→「飢餓同盟」→「砂の女」の順で勧めるかな。
歴史好きの人にならば「榎本武揚」とかも良いかも。
507 :
吾輩は名無しである:2005/05/19(木) 23:42:48
>>506 飢餓同盟は失敗作だっていう評価だけどな。
「闖入者」など短編→「砂の女」→「燃えつきた地図」だな。
漏れは厨房のときに大江がノーベル文学賞取って自分より安部公房が取るべきだったてのを読んで興味を持って
1.「砂の女」→さっぱり分からない、砂が気色悪い
2.「壁-Sカルマ氏の犯罪-」→まだよく分からない
3.「R62号の発明」→なるほど、こう読むのか、と安部作品の小説の読み方を理解する
4.「燃えつきた地図」→ショックを受ける、以来安部信者に
という感じ
棒とかの短編から読んで第四間氷期を読むといいんじゃないかな
あれはちょっと感傷的な面もあって分かりやすいよね
逆に壁や砂の女は短編の後に他の長編をいくつか読んでからにしてほしい
509 :
吾輩は名無しである:2005/05/22(日) 15:37:41
別巻マダー?
>>509 そのレスが面白いとでも思ってるのか?
気持ちはわからないでもないが・・・
511 :
吾輩は名無しである:2005/05/22(日) 20:09:25
>>510 面白いとおもってないよ。もう5年くらい待ってるんだ。
出ないなら出ないと発表しろ。
>508
俺とは反対だ。
『壁』と『砂の女』はおもしろかったな。
特に『壁』は俺のなかでの哲学入門みたいなもんだね。
逆に初め『R62号の発明』を読んだ時はピンとこなくて、
今でも俺にはどうでもいい短編の一つだな。何か浅い感じなんだよね。
短編なら『水中都市』『闖入者』がお気に。
俺は初期のウダウダいってる安部が好きなんだよーん。
513 :
吾輩は名無しである:2005/05/23(月) 21:13:24
>>512 R62なんて共産党の匂いプンプンだからね。
安部公房の初期短編を語るには、当時の日共の動きを知り、新日文、人民文學も読むべし。
514 :
吾輩は名無しである:2005/05/23(月) 21:32:56
515 :
吾輩は名無しである:2005/05/23(月) 22:13:23
>>514 水中都市に出てくる工場を描く友人、桂川寛がモデルらしいね。
安部は共産主義思想が薄れるにつれ
エロ分が増加している気がするんですがどうでしょうか?
517 :
吾輩は名無しである:2005/05/23(月) 22:17:00
無関係な死って面白いよな。
世にも奇妙な物語的な感じ。
…いや、あの番組が公房に似てるのか。
518 :
吾輩は名無しである:2005/05/23(月) 22:32:00
519 :
508:2005/05/23(月) 23:47:29
>>512 あ、いやあくまで安部の手法を理解するために軽くて分かりやすいものをってことでね
もちろん壁や砂の女のほうがずっと内容がある傑作だと漏れも思ってる
逆に浅いからR62号であぁ安部ってこういう書き方をする小説家なんだと理解しやすかったというか
>>513 安部は共産党と決別したけれど
ずっと党員だった般若とかに対してある種見下した思いとかはあったのかな?
大江とはずっと仲良し(?)だったよね
>>516 密会はエロすぎてちょっと鬱になった(´・ω・`)
521 :
吾輩は名無しである:2005/05/24(火) 12:07:20
>>519 > 安部は共産党と決別したけれど
訣別っていうより、除名されたんじゃなかった?
新日本文学会で花田清輝とかと一緒に共産党批判して、
それで除名されたんでしょ?
対談とか見ると大江よりは三島の方と気があってるみたいだね。
>>523 関西の箱男とやらは元祖箱男に比べると
カキコにキレがないな。
中の人は同じじゃないの?
中の人など問題ではない。
重要なのはテキストだ。
そこのキレがない。
>524
これは俺の憶測でしかないんだが、大江より三島と気があっていたように感じるのは
三島より大江の方に嫉妬のようなものを感じていたんじゃないかと思うんだよな。
本当に憶測だが、安部は三島には十二分に勝てるが、
もしかしたら大江には負けるんじゃないかと感じていたんじゃないかな。
だから三島の意見には素直になれるが大江にはそうもいかない。
勝手もいいとこだが、そんな感じがするんだな。
>>528 個人的には全く逆かと
大江が書いていたと思うけれど
大江が安部に
あるとき安部の夢を見た、何か夢に出てくる安部が変だと思ったら左右逆だった、つまりアベコベだった・・・・
という話をしたら安部が大江に君はどうしようもないな、、、とかダメだししたとか(記憶が曖昧なので知ってる人訂正キボン)
初期から中期にかけての大江の作品はある種感傷的要素が強くやたら登場人物が自殺するし、
逆に安部は初期からかなり綿密に論理計算された小説を書いていたから、小説の手法としても方向性が全然違うよね
また三島は頭は切れるかもしれないが、
「そのうち右翼革命が起きる、そうなったら君なんか生きていられないから、俺の家の地下室にかくまってやる。そのためにも今から少食になっておけ」
と真顔で安部に言ったらしいし、やっぱり三島の政治思想はおかしいよな。。。て思いが安部には確実にあったかと思われる
安部にとって三島はちょっとすっとんだ知識人の友人、大江はできの悪い弟、くらいの思いだったんじゃないかと
安部、三島の間にある思想の壁よりも
安部と大江の感傷、郷愁、郷土愛の壁の方がでかかったんじゃないかな。
>>513 そうか?
研究者ならともかく、普通の人は、当時の共産党の動向まで知る必要ないでしょ。
ま、プロレタリア文学についてすこし齧っとけば、十分じゃない?
個人的には、初期短編は後期の長編を読んだ後のほうが、腑に落ちるところが多かった。
特に『詩人の生涯』なんて、『箱男』の雛形みたいなものじゃない?
ちょっと、幻想小説仕立てになってるだけで。
なんてことを、渋澤龍彦の『暗黒のメルヘン』というアンソロジーを昔読んで、思いました。
この本、結構セレクトがよくて、文学入門としてもなかなか面白かった覚えが。
とか書くと、また叩かれるのかな…w
>>531 おれも以前は君のように若かったから「作品だけで読めやゴルァ」と思っていた。
けど、当時の状況を見てたら面白い。めんどくさいなら桂川寛の「廃墟の前衛」あたり見てご覧。
安部公房にちょっと近づけるよ。
>>532 もう一段階突き抜けると、作品そのものに回帰する時期が再び来るよ^^
そんなお前をわしゃ喰った、の公案の世界ですな
535 :
531:2005/05/27(金) 14:50:08
>>532 いやいや、これから安部公房を読もうって人に、わざわざ敷居を高くするようなことを、
言うのはどうかな? ってことです。
その意味で行くと、自分でも書いてしまった「プロレタリア云々」も別に必要ないね。
確かに、当時の状況を知っていると、面白さが増すということはある。
自分も学生のときに、安部の経歴を調べて、元共産党員だと知ったときは「へぇ」とか
思ったし。そういう政治活動から、(思想的にはともかく)最も遠い人だと思ってたから。
でも、それもあくまで作品を読んで、好きになった後の話なので。
いきなり、新日文とか近代文学とか言っても、初心者が入り辛くなるだけかと。
ROMってる初心者を遠ざけるのは、文学的にも出版界的wにも、ひいては安部好きの読者的
にも得策ではないと思うわけです。
ちょっと前には簡単に手に入った文庫も、絶版になってるのが多いし…
話を大きくしすぎました。スマソ
536 :
吾輩は名無しである:2005/05/27(金) 20:23:41
東大付属病院でバイトしてます。安倍もこの辺で働いてたことないのかな。
この人は若い頃リーマンやっていたのですか?
当方安部公房初心者なんですが、『砂漠の思想』『死に急ぐ鯨たち』以外でエッセイ・インタビュー集ってありますか?
三島や大江との対談があるなら激しく読みたいです。
538 :
箱男:2005/05/27(金) 20:56:55
>>536 医学部生の頃から詩や小説を書いたノートを鞄に入れて大学にいってた箱。
医学部を卒業しただけで医者ではない箱。行商みたいなことはしてた箱が
リーマンはない箱。食えない時は真知さんが挿絵などのアルバイトしてた箱。
>>537 『発想の周辺』……というか全集を買う箱。
539 :
吾輩は名無しである:2005/05/27(金) 21:20:20
>>538 行商って、、そうですか。やっぱ食えないときはあったんだな。
540 :
箱男:2005/05/27(金) 21:26:18
>>539 おからに醤油かけて日々過ごしたって書いてあった箱。
541 :
吾輩は名無しである:2005/05/27(金) 21:39:33
工場労働者やってたんじゃなかったっけ?
確か労働運動やってたって聞くんだけど。
満州では手伝いで医者やったり
ソーダ売ってたりしたんでしょ?
>>537 単行本ではあるよ。
ただ大江・三島あたりとの対談はない。単行本では。
手に入りやすいところでは中公文庫の「反劇的人間」とかかな。
キーン氏と対談してる。でもキーン氏が的を外してるだけの対談。
544 :
箱男:2005/05/27(金) 22:53:25
>>541 やってない箱。あれはオルグ箱。瀬木慎一や桂川寛、池田龍雄のエッセイを読む箱。
545 :
壁:2005/05/27(金) 23:48:13
>>540 なるほど。
おれは才能もねえのにおんなじ事している壁。時代も違うというのに。。
546 :
537:2005/05/28(土) 00:15:14
ご返答ありがとうございます。全集探してみます。
>>546 絶版になってなくて、今でも容易に手に入るものでいえば、
中公文庫から出てる「内なる辺境」というエッセイがあるよ。
548 :
吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 00:55:25
キーンもちろん才能も実績もある日本文学者だと思うし、この間の『明治天皇』なんかもよく出来ていたけど
三島、安部周辺の話になるといきなり変な事を言い出す。
やっぱり麻薬中毒だったの?
549 :
吾輩は名無しである:2005/05/31(火) 22:53:05
安部公房の小説ってなんつーか日本の小説って感じがしない、比べる対象が間違ってる
かもしれないが、江戸川乱歩とか夢野久作みたいな和のテイストが全く感じられないんだよね。
550 :
吾輩は名無しである:2005/05/31(火) 22:57:13
>>549 でも、「箱舟さくら丸」は80年代の日本っぽい感じがした。デパートの屋上の骨董市とか、
主人公が笹かまぼこ食べてたり。和のテイストじゃないけど、いいままで読んだ安部作品と違って
リアルな日本の匂いが自分にとっては感じられた。
>>550 でもデパートの屋上って骨董市なんて開かれる箱?
552 :
吾輩は名無しである:2005/05/31(火) 23:04:51
>>551 実際は知らないけど、ありそうか、ありそうじゃないかって言うとありそう。
80年代は子供の頃だったから分からん。でも、デパートの屋上って結構イベントがたくさん
開かれてたような気がする。いまでも、中古カメラの市とかデパート内であるらしいし。
>>552 デパートの屋上って催し物するのかな箱。。。
狭いよね箱。安部公房ってデパート行ったことなさげ箱。
西武百貨店くらいだろう箱。
催し物は、基本的に最上階。屋上でやることは、めったに無いと思います。
今も昔も変わらないと思います。
デパートは知らんけど、ガキの頃(20年以上前=80年代)、家の近所のスーパーの屋上では
よく催事をやってたよ。
だから、『さくら丸』読んでも違和感はなかったな。
首都圏と地方都市との違いはあるかもしれないが。
あ、でも骨董市は神社の境内でやってたな…
557 :
吾輩は名無しである:2005/06/01(水) 12:51:28
近所のローカルなデパートは屋上がゲームセンターっぽくなってたよ
ちっちゃい汽車とかパンダのきぐるみがかぶせてある車みたいのとか
メダル式のパチンコゲームとか
10年以上前の話だけどね
経験ある人も無い人も別にどうでもいいけどたまには外に出て
ぷらぷらするのも楽しく本読むのには有効なんじゃないすか?
558 :
吾輩は名無しである:2005/06/01(水) 16:28:21
「砂の女」「壁」「箱男」以外の安部作品で面白い小説ってなんですか?
『燃えつきた地図』
560 :
吾輩は名無しである:2005/06/01(水) 19:56:06
密室
561 :
吾輩は名無しである:2005/06/01(水) 19:57:01
前にも同じようなレスがあったと思うが、
『密会』を読むと鬱な気分にならないか?
地方都市出身なんですけど、屋上でやってた催しは無料のステージで、
金銭のからむ催し(商品の売買ですね)は、最上階だったように思います。
でも、骨董市は、最上階でも屋上でも見た記憶はありませんねw
うちの近所のデパ屋上はいろんな催し物やってたな
ヒーローショーとかガラクタ市とか
密会に限らずけだるさが残るんょ
566 :
吾輩は名無しである:2005/06/01(水) 21:56:05
>>564 安部公房はチェニジー販売の時くらいでしょう箱な、西武百貨店に行ったのは。
まぁ、パルコには行ってるだろうけど箱。
安部自身、無国籍主義を主張していて、日本独自の風景とか情景なんかより
広く一般化された人間に共通する無意識とか不安とかを書いているんだということを演劇論なんかで書いたり、
また小説を書きながら強く意識していたと漏れは思うので、あまり具体的な場所とか実際にどうなっているかというのは
安部の小説に対する理解ではさほど問題ではない気がする
箱男の箱の作り方、他人の顔のマスク、砂の女における砂に埋もれた集落にしてもそうだけれど
実際問題として考えるとちょっとありえないことも、一般化してなんとなくありそうに見せるのがまた安部の作品のよいところではないかと
>>562 ノシ
俺はものすごく日本人の作家ぽく感じるがな。
「日本的な風景を多用している」とはどこかの誰かが書いてた。
572 :
570:2005/06/01(水) 23:29:41
>549
乱歩は知らんが、夢野久作よりは日本ぽい気がする。
>>571 きみは文庫本の解説くらいしか読まない箱ね。
>>573 箱男は体系的に阿部公房を読み込もうとして
君の信じる文脈に合わない日本的風景に対して否定的なわけ?
他人の顔 を手に入れた男が向かう先が自分の妻っていうのが
日本的自閉(という言葉はつかってなかったけど)だ って批判した
のは印象に残った。だれだったか覚えてないけど。
576 :
吾輩は名無しである:2005/06/02(木) 17:11:23
日本的自閉=母性への回帰
また知ったかぶりかw
>>574 フジツボは「燃えつきた地図」のドナルドキーン解説を読んでるだけ箱。
というより大学紀要の論文読んでなさげ箱。
箱男タン・・・(*´д`*)
578に同意。
>>578 読んでないよー。
今卒論書くために必死で読んでいるところです。
学生の単なる安部公房好きがそこまで読むか?
よっぽど時間持て余してるならともかく。
評論読むくらいなら別の文学作品読むね。
評論も面白いことは認めるけどね。
>581
院行くって書いてなかった? やる気ないなら来ないでね。迷惑だから。
大学院は研究をするところ。
こういう勘違いは氏んでほしい。
だからこれからするっての。勉強。
院ってものを厳密に考えすぎてない?
けっこう適当に行ってるものだよ。
これから勉強するの!
>>585 普通、卒論書くまでに読むけど?
箱も院を修了した箱が、あなたちょっと情けない箱よ。
まぁ、大学の中身にもとる箱。
>>586 ×大学の中身にもとる箱。
○大学の中身にもよる箱。
>>586 >普通、卒論書くまでに読むけど?
そりゃ嘘だね。
私の周りには「真面目な」学生(院進学希望)いくらでもいるけど
卒論書くまでに何かやってる人なんて皆無です。
>588
実際やってるかというより覚悟の問題。
フジツボは考えが甘すぎる。
>>589 なにが「覚悟の問題」だ。話そらすなよ。
私は覚悟が甘いよ。就職から逃げるために院目指してるんだからね。
といって受からなかったら笑いもの♪笑ってもいいけど。
まぁ〜、、こういう糞院生ウチにもたくさんいるけど〜。
はっきり行って迷惑なわけ。
ロクに準備してない報告きく身にもなってほしい。
教授にウザがられて適当に論文受理して追い出されるタイプだね。
院なんてバカでも受かるよ。
私はレポートやら論文やら書くときにはそれなりに準備するから。
上にあった感想文、、、w
>>595 あれは笑ってください。
笑われるためにうpしたようなものだから。
>590
>話そらすなよ。
話そらすとは?
>実際やってるかというより覚悟の問題。
実際やってるかという話をしてたでしょ。
それを覚悟問題にそらしてるから。
>>598 もういいよ。
お前のプライベートなんて知りたくねえよ。
安部自身、『終わりし道の標べに』ぐらいまでは実存主義だったそうですが、それと訣別するに至った経緯とはどういうものでしょうか?良かったらお教えください。
やはり『他人の顔』は群像版の方が面白いアルヨ。
>600
実存主義≠ニか訣別≠ニか、なんかきっちり言葉でくくりすぎのような。
安部自身、そういった言葉に疑いを持っているような気がする。
で、ある意味、それが『終わりし〜』以降の安部小説の変化の現れじゃないかと。
『終わりし〜』の書かれた経緯や、その後の安部の小説に対する姿勢みたいなことは
新潮版『終わりし〜』の後書きかなんかに安部の言葉としてのっていたような気がするぞ。
卒論書くまでに安部公房に関する評論を読んでなければ、そりゃぁ、真善美社版と
冬樹社版との違いなんて知るはずない箱な。
しかし、ひどい安部公房「研究者」もいるもの箱ね。
>>600 実存主義、というもの自体が曖昧なもの箱。
でも主義に一時期かぶれた香具師がその後必死に相対化して
なかったことにしようとするのはみっともないものではあるな
箱男が改装されてたあるよ。
ダサかったアルヨ。
俺は学部卒だけど、卒論で安部公房を選んだのね、
それで、当然の事として、真善美社版を探して読みました。
電車に乗って大きな図書館まで行きました。当時は市販されてませんでしたから。
単に、好きな作家として読むのなら、多分そこまでしなかっただろうな。
安部公房を「研究」する人の、共通の第一歩だと思い込んでた。
処女作(職業作家として)が改訂されている、というのは、
非常に目に付きやすい問題点だと思うのだけど、その分「安っぽい」んですかね?
アホだな、俺 orz
>>603 おまい、なんでそんなに必死にフジツボに噛み付いてんの?
噛み付くのは勝手だが、激しくスレ違いだから他所でやってくれ。
609 :
吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 21:52:27
文学の研究者なんてもんは、所詮は自称。
誰でもなれる。
正直、両コテハンともウザイ。
ここでは、安部公房作品について語るにとどめてもらいたい。
安部公房作品評論等は安部公房作品ではない。
612 :
吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 23:21:44
>>611 箱男にはいてもらいたい。
気に入らなきゃおまえが来るな。
615 :
611:2005/06/03(金) 23:51:14
>>612-613 リアル70年代生まれなんだがな..
コテハンに来て欲しくないといっているわけではない。
安部作品以外についてグダグダと語ってほしくないだけだ。
ここは2ch、誰が来るも来ないも自由。
大高さんもう来ないで。
618 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/06/03(金) 23:53:54
さあ安部戯曲を語ろう!
世界演劇史から見た安部公房の演劇、その位置について。
日本演劇史の観点からはまったく亜流な点も視野に入れて。
榎本武揚は小説だけでよかったと思う。
工藤さんもう来ないで。
>>662 早稲田の人文学系の研究者で工藤なんていたか?
あまり詳しく書かなくても言いが、ヒントくれ。
興味がちょっとある。
きもいコテハンのせいで作品まで穢れる。
まじでそろそろやめて。
箱男はたいしたことを書かないのに、匿名を保ちつつ俺は研究者だと
偉そうに振舞うのは天晴れだな。箱男精神にもとるとか書いちゃったけど、
箱男にふさわしいね。しかしこの程度が研究者(大学教員?)だとしたら
研究者って馬鹿でもなれるんだね。
そう、馬鹿でもなれる
でも馬鹿じゃ食えない
んで、暇持て余して2ちゃんねるなんかにきてる
馬鹿呼ばわりされても、食っていけるならそれでいい箱。
629 :
吾輩は名無しである:2005/06/05(日) 07:18:10
やっぱり文学の研究者ってちょっとあれだね。
文学科行くつもりだったけどやめよう。
誰があれかは別として、
その選択は実に聡明、常に賢明。
大高さんもうやめて。
632 :
吾輩は名無しである:2005/06/05(日) 12:09:20
ここ一応学問板なんだがなぁ...
633 :
吾輩は名無しである:2005/06/05(日) 12:13:37
('A`)ウォシュレットオナヌー
押野武志の指導が悪いのかね
文化大革命
に対する反対声名の話でもしましょうか
>>629 わざとらしい。文学科に行こうと思うのが簡単に止められるならそのほうがいい。
つまんないよ。
>>634 北大かよ。
札幌学院か旭川大学じゃないのか。
>>638 なにそんなに過剰反応してんの?
もしかして、おまい、「ちょっとあれな」研究者?プ
642 :
箱男:2005/06/05(日) 21:22:40
なー、箱男は箱男スレに帰ろうぜ。な?
トリップなんかつけて、箱に入っている意味がないじゃないか。
ただの箱男になろうよ。で、箱男スレに帰ろう。な?
643 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/06/05(日) 22:05:16
にやにや♪
606にプロフあり
>>644 なんでフジツボの身元が割れてんの?
しかも、メンヘラで女?これ、まじなの?
>>646 全部フジツボ本人がBARスレに書いてたよ
なんかさみしい気持ちになったのは俺だけか?
>>648 いや、ここにもひとり箱。。。
さみし。。箱
さみしいというよりは、さもしいという方がぴったり来るな。
>>649 あれだけ叩いてた奴が今更なに言ってんだ。
それにしても、フジツボとかいう糞コテは、
よっぽど自己顕示欲が旺盛な奴なんだな。
>>651 叩いてない箱。安部公房に関してゼミ発表くらいする箱?
その時にふつう先行論文目を通す箱。
デンドロカカリヤについて
基礎演習で発表したときは
先行論文読んだけどね。
安部公房でゼミって今までしたことない。
ちなみに、「終りし道の標べに」
冬樹社版と真善美社版が違うって
知ったのは大学1年の頃。
今では当然知ってますから。
新潮文庫の箱男買い足した椰子
ノシ
ノシ
箱男は確かどこかの古本屋でハードカバーの初版本見つけて買って持ってる
(記憶が定かではないのは父が持っていたのか、漏れが買ったのかちょっと曖昧だから)
今見たら「書斎にたずねて」ていう冊子が入っているな
リルケ、ポー、カフカに対する考察や、都市的なものについて、という題で他人の顔、燃えつきた地図、箱男における
都市、という舞台設定について書いているね
これも全集に入っているのかな?
まったく関係ないが、フジツボは、XTC やDEVO が好きなのか。
まったく関係ないが、POLYSICSって日本のバンド知ってるか?
もう落ち目で最近話題にものぼらないバンドだが、NEUってアルバムがあって、
もろXTC、DEVOのパクリな音して良いよ。聴いてなくて、お金に余裕があればためしてみそ。
すまんね、安部のスレでこういう話題・・・
あー、初版本集めたいね。ハードカバーの装丁かっこいいのおおいしねー。
>>654 素朴な疑問なんですが、
ここまで派手に素性や本名まで割れてて(真偽は知らないですけど)
この先、自身の希望である安部「研究者」としてやっていけるのですか?
漏れは箱男でもフジツボでもないが
別に本名や素性が割れてても研究者としては何のマイナスもないが・・・?
今の大学教授は多くが自分のホームページ持っていてどういった研究をしているか、
どういった経歴かを全部自分でさらしているよ
痛い発言をしていればそれはマイナスであろう
663 :
660:2005/06/07(火) 02:54:05
>>661 私は研究者でもなんでもないんで、なにも分かってませんが、
一応の研究者になった後で、本名や素性を晒していても当然だと思うんですよ。
しかし、まだ研究者にもなっていない段階で(少なくともまだ研究者の卵の段階で)、
本名はおろか、センセーショナルな素性まで割れているのは将来的にはどうなのかなと?
逆にセンセーショナルな分、(興味本位を含めた)注目を集めることに繋がって
結果的にプラスに働いたりするのかな?
しかも売春と万引きじゃ
ここでDEVOの名前が出てくるとは思わなかったよ。
WHIP IT!!
三島が死んだ時の安部のコメントはどの本で読める?
>>658 ポリシックスはイーノとFor Young Electric Popの二枚持ってます。
でもイケイケノリノリな感じと歌い方がどうも好きになれなくて、
気に入った「TV'SHIGH」以外はほとんど聴いてないです。
NEUの方の音はまた違うのかもしれませんね。
おめー研究者なら調べとけよ。
俺も全集のどっかで見たぞ。
>>669 とりあえず全集の題名+αにはなかった箱。
三島が死んだとき、というか
三島との会談とは別に、安部が一人で三島の死後に三島について言及している文章は全集にあった気がする
>667
そのアルバムはもう落ち目の最悪の頃のやつね(笑。
俺は試聴しただけで買うのやめたくらいだから。
でも、NEUもイケイケノリノリだから・・・
しかし、また三島か。。。
>>672 そうなのか。じゃあNEUは聴いてみようかな。
不毛なスレだな
毛なげだな。
大高さんもう来ないで
679 :
吾輩は名無しである:2005/06/09(木) 07:14:16
>>666 作品論でなく、三島のことについてなら「三島由紀夫全集 33巻」付録
で書いてるけど。「政治的文化論に耐えられなかった」これかな。
安部公房全集25巻にある。
997 :究極生物フジツボ ◆1.B9AyV3Ss :2005/06/08(水) 23:57:19
>>996 私は文学的知識あるもん。けっして板違いじゃない。
681 :
吾輩は名無しである:2005/06/09(木) 20:48:20
682 :
吾輩は名無しである:2005/06/09(木) 21:01:55
うう。壁読んだけど理解できなかった。挫折。箱男は面白かったのに。
名前や顔を持つこと持たないことは安部文学の重要なテーマだと思うが、
イソターネット特有の匿名性を、安部ならどう小説化していたろうか。
ここ最近の実にしょうもない流れを見てて、ふとそんなことを思いますた。
>>682 Sカルマ氏の犯罪っしょ?
漏れはルイスキャロルの影響を感じたな
あれは安部の作品の中でも一番感覚的に読んでいいんじゃないかなと漏れは思ってる
あんまりリクツにとらわれて読むものじゃなくて、作品内のユーモアを楽しんでみてはどうだろう?
>>683 過去スレで何十回とその主張読んだ
そんなに長いことこのスレはこんなしょーもない話ばかりしてたってこと?
だったら大高小夜タソが少々スレ荒らしてもいいってこと?
>>686 だから、2chってのはしょーもない話をするところなんだって。
689 :
吾輩は名無しである:2005/06/09(木) 22:59:19
大高さんは自演するからキライだ
690 :
ゆずぽん:2005/06/09(木) 23:05:38
『壁』をパラパラめくってみたけど
「文学的」すぎる。
692 :
吾輩は名無しである:2005/06/09(木) 23:12:14
文学の院とか…身を崩さないでねw
身を持ち崩すでは?
院は売春宿じゃないから
売春・万引きの過去が割れたら非常勤講師も無理でしょう。
別に荒らしたわけじゃないんだからそんなに踏み込むなよw
697 :
吾輩は名無しである:2005/06/10(金) 00:13:08
フジツボの写真みたけど、売春は嘘だねww
確かディスカウントだよ。
5000円から。
699 :
吾輩は名無しである:2005/06/10(金) 00:32:18
>>698 それでもイラネ
燃えつきた地図の穴あき座布団じゃああるまいし。
>>698 97年の「東電OL殺人事件」を思い出すな。
佐野真一のルポ本も興味深かった。
702 :
701:2005/06/10(金) 01:23:19
703 :
700:2005/06/10(金) 01:32:29
704 :
吾輩は名無しである:2005/06/10(金) 02:26:13
>>704 やりすぎだ
せめて文壇BARだけにしろ
706 :
吾輩は名無しである:2005/06/10(金) 02:32:04
707 :
吾輩は名無しである:2005/06/10(金) 02:38:18
>>705 偉そうにしている、おまえが気に入らないので、このスレは糞まみれになる。
709 :
あわび:2005/06/10(金) 02:42:09
>>707 おまえさ。
フジツボに惚れてたんじゃね?
期待裏切られて怒ってるの?
そ・う・い・う・こ・と・か
711 :
吾輩は名無しである:2005/06/10(金) 02:42:49
\ 毛 /
腿 \_ | _/
彡彡彡
ミミミミ クリトリス
ミミミミ / ̄ ̄ ̄ ̄
ノ σ ヽ 尿道
/ / ゚ヽ ̄ ̄ ̄ ̄
大陰唇 / //\\ \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ( ( 膣 ) ── 小陰唇
\ \\// /
` \/ '
\ *──肛門
\_____/\_____/
712 :
吾輩は名無しである:2005/06/10(金) 02:43:37
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
゙^ー、,,,¨ - ''¨.─ :!., リ ノ
〔^ー-v、,,,_,: i゙「 } .,l゙
l! .´゙フ'ーv .,y ] '゙ミ
| ,/゙ .ミ;.´.‐ .] ミ,
| ノ′ ヽ 〔 ミ
} } ′ } {
.| .ミ .< 〔 〕
.{ \,_ _》、 .{ .}
{ ¨^^¨′¨'ー-v-r《 〔
713 :
男の子:2005/06/10(金) 03:24:36
イソターネット特有の匿名性に豊穣あれ。
>>704 残念!
誕生日と住所違ってるよ。
眠剤切れました。眠れません。
>>685 同意していい?
不思議の国のアリスとかからの影響はわからんが(公タンが好きだったというの何かで読んだが)、
繰り返し読んでいたら、意味だとかなしに楽しく読んでよさそうだなと思った。
むしろ当時としては手法に意味(工夫)があったのかなぁと。
したり顔して紋切り型を並べ
プロの作家や批評家より偉くなった幻想を味わうのが文学板でつから。
718 :
715:2005/06/10(金) 15:16:46
俺はそんなつもりないぞ!意見を言った、ただそれだけなり〜!
場所もあろうに2ちゃんのスレで
俺様こそ研究者、てめえみてーのは研究者でないと
蝸牛角上の争いを延々やってるチンピラどものことであって、
君のことではなかろう。
ルイス・キャロルからの影響云々は、安部がカフカからの影響云々と誰かから問い詰められ、
たしか自身でそう言っていたような気がするがな。
721 :
吾輩は名無しである:2005/06/10(金) 21:26:58
書斎にたずねてって奴では影響を受けた作家として
リルケ、ポー、カフカ
をあげていた。
ルイスキャロルの話もエッセイでしてたね。
ロリコンだと知ってびっくりしたとかいうの。
そういえばポーも…。
まさか…。
>>721 『密会』『カンガルー・ノート』なんてそうじゃないか?って思った箱。
そういえば、ポーのウイリアムウィルソンにそっくりの短編があったな。
もう絶版の文庫本のやつだったような。
>>723 「夢の逃亡」に収められてる「異端者の告発」じゃないかな
725 :
吾輩は名無しである:2005/06/12(日) 09:28:54
ばれたか。他人の顔も案外難しい
727 :
吾輩は名無しである:2005/06/14(火) 21:51:37
先日亡くなった倉橋由美子も
公房と同じ享年六十九か。若いな。
729 :
吾輩は名無しである:2005/06/15(水) 21:20:30
安部の小説の退屈さは安部の才能の乏しさの証左
「貝殻の内側のような白い腋の下」という比喩は一見良いように見えるが
貝殻という硬質なものを連想させる時点でOUTだと思われ
>>730 貝殻を想起しないと思われ箱。
あくまでその内側の白さを想起する箱。
732 :
吾輩は名無しである:2005/06/16(木) 00:24:14
>>730 複雑な曲線で構成された白さ
いいじゃないか
貝殻の内側と言えばほとんどの人は
腋の下とは別の部位を想像するのではなかろうか
腋の下のカーブや窪みの形を含めての比喩は
うまいと思うよ
>>734 そういうフェチズムを公房は腋にも感じてたんじゃない?
松浦某が牡蠣をこじ開ける描写を妙に熱心にしていたことがあったが、
あれもやっぱり別の何かを示唆しているんだろうなあ
738 :
吾輩は名無しである:2005/06/16(木) 12:26:52
伊丹十三のたんぽぽでも同じようなシーンがあったね
安部公房は脚フェチでしょ。
女箱て何かやらすい。boite.
女豹や女尻に次いでやらすいな。
安部は「文章で現実を作ろうとした唯一の作家」らしい
ここまでくると馬鹿の境地だな
744 :
吾輩は名無しである:2005/06/17(金) 01:01:01
745 :
吾輩は名無しである:2005/06/17(金) 11:57:58
陰部ぼう房(ちん毛ぼうぼう、という意味です)。
面白かったですか?
足フェチの描写ってどの作品で拝めますか?
「鞄」がなにを象徴しているか教えてくれ
叩いてもいいがヒントぐらいはくれ
怪奇骨董音楽箱。
751 :
吾輩は名無しである:2005/06/19(日) 00:17:45
>>749 ありがとうございました
あとは自分なりに考えます。
「箱女」ってのも作ってほしかった。もちろんエロイやつで
そんな俗物くさい真似されても…
756 :
吾輩は名無しである:2005/06/20(月) 21:47:59
>>755 自称弟子きどりだからねぇ。
大したこと言ってないしな。
レス早!なるほど〜
ヤフー掲示板の安部公房トピで
評論家気取りで薀蓄たれてんの(最近は変なのに絡まれてるみたいだけど)と
自称弟子とは同一人物?
そんなに気張って読まんでも普通に面白いけど、安部作品。
その自称弟子の人の、日本語とポリネシア語?は疲れて、英語とかのほかの言語は疲れないっていう所は面白かったが
761 :
吾輩は名無しである:2005/06/22(水) 19:44:23
その話も安部の受け売りだけどな
安部も若い頃は花田の受け売りやってたし
こうやって受け継がれていくのかもしれん
762 :
吾輩は名無しである:2005/06/22(水) 22:19:33
>>761 安部公房と自称弟子のレベルは同じなのか?
自称弟子は左寄りすぎるのがどうもな・・・
>だからこそ、私は、日本丸の行く末を、危惧している。
>いや、ほぼあきらめていて、外貨貯蓄や海外移住を真剣
>に検討している。
とっとと移住しろやw
764 :
吾輩は名無しである:2005/06/23(木) 01:59:05
>>763 こういうことを「危惧」だのどうのこうのと蘊蓄書きながら
どっぷり日常に埋もれてるんだよな、自称弟子はよw
765 :
hirokd267:2005/06/23(木) 10:27:59
>>758 ヤフー掲示板をご覧いただき、ありがとう。
ついでにぜひ絡みにお越し下さい。
(残念ながら同一人物ではありません)
あんたも弟子ですか
767 :
hirokd267:2005/06/24(金) 23:25:33
>>766 いいえ。安部トピが落ちそうになるのが残念で、
必死に知ったかぶりして維持しようとしている
エセ公房ファンです。
769 :
吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 11:38:39
安部公房の思想は現実逃避的な気がする
あのチリチリヘアーじゃしょうがないよね。
>769
現実の認識って何だと思うんだ?
それを疑うのか、それとも疑わないのか、否どちらでもない、否どちらでもよい。
ここから安部は始まってるんだよ。
現実から逃避してないって、どういうことだろね?
君は安部をもっと読み込む必要があるな、否読まなくてもいいか、まあどちらでもいいさ(笑。
772 :
吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 00:34:16
>>769 え? ぼくが現実逃避だって? あっはっはっは。
ぼくには終わりの世界が見えるんだよ。
次は終点名古屋、なごやぁ〜
774 :
吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 17:31:42
ななしGET
775 :
769:2005/06/26(日) 20:42:17
まあ俺は自称弟子のページしか読んでないわけだが
反劇的人間、石の眼、死に急ぐ鯨たちー絶版三部作を古本屋で一辺に見つけた。
ラッキーな一日だった。
隠れ最高傑作は石の眼でオッケイ?
スリーセブンだし!!
ホントついてる。
真のスリーセブン(文庫)は、「反劇的人間」「石の眼」
それに「緑色のストッキング・未必の故意」じゃないか?
「死に急ぐ鯨たち」はブックオフなんかでもよく見かけるし。
781 :
吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 19:13:11
>>780 終りし(新潮)、けもの、飢餓同盟、でどうよ?
飢餓同盟は普通にあるよ
783 :
吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 20:30:06
近くの本屋には
壁・砂の女・箱男
しかないorz
784 :
吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 22:57:20
安部さんのは、文字の大きさや装丁が違ったりすれば、大体買うな。
『壁』の一番最初の装丁のやつとか、『砂の女』のフォントが小さいやつとか。もちろん文庫のだけどね。
文庫でない、オリジナルのやつ(これはなんて呼べばいいんでしょうか?)の初版とかは学生の趣味では集められない。高過ぎ。
785 :
sage:2005/06/27(月) 23:20:01
単行本
>>784 終りし〜の真善美社版でサイン本持ってる箱が、今売ればいくら箱な?
787 :
吾輩は名無しである:2005/06/28(火) 06:24:45
ねえねえ、野村のファンド・オブ・ファンドつうCMの最初に出てくるオサーンって公房に似てない?
キャプりたいけど装置がないから今度みつけたらデジカメで撮ってうぷしますよ。
WBSの最後の方のCMで見た
>>786 ええー!!サイン本羨ましい!!安部さんが死んだ時、十歳にも満たなかった俺としては、本当に妬ましい。
詳しい事は分からないが、俺だったら5~8万程度ならZEHI欲しいね。金があればだけども。
『チチンデラ・ヤパナ』っていうやつの自筆原稿が、昭和44年当時で、十七万千円で落札だったらしいから、結構高く売れそうだね。
『無名詩集』がピークで、数百万だったらしいし。安部の底力を感じるな。
いつだかは『終りし〜』(真善美社版)サイン本はどのくらいだったのなの?
>>788 買った時16万……箱
後、「魔法のチョーク」「事業」のガリ版刷ある箱。
極美箱。
>>625 礼を言うの忘れてた。ありがとう。
>>789 そんなにしたのか?!でもいまデフレだし、俺金無いから、値踏みは的確じゃないさ。そのくらいの価値はある気がする。
色々持ってるけど、そういうのいったいどこで発見するんだ?
792 :
吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 16:29:21
安部作品の格付けをお願いします
793 :
吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 16:44:21
1位 燃え尽きた地図
2位 他人の顔
3位 砂の女
794 :
吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 17:33:26
>>793 砂の女以上の作品があるとは思いませんでした
その二つ読んでみますよ
俺は『砂の女』がベスト
>>791 そんなものがあったのか全く知らなかった。
僭越ながら自分も、衝撃の大きかったものを並べさせてもらオーカー
第四間氷期、他人の顔、壁、砂の女、箱男、人魚伝
読んでない作品まだいっぱいあるけど……。
フジツボは『砂の女』嫌いだったはず。
もう彼女の話はよそうや。また荒れるだろ。
799 :
吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 02:53:21
密会の最後らへんの言い回しにガガッときた(´_`)
800 :
796:2005/06/30(木) 03:00:29
なぜフジツボ疑惑がw
>>797 わざわざありがとうございます。今まで古本屋巡ってた自分が馬鹿みたいだ……。
俺は「他人の顔」がベストだな。
あの硬質な文体と想像力を掻き立てる喚起力の同居は
他の作品よりも一歩抜きん出てると思う。
『燃えつきた地図』がいい箱
今度大学のレポートで帰属性について書く予定なのですが、安部公房の本では『けものたちは…』『内なる辺境』以外になにかありますかね?
また皆さんが安部から想起される帰属性についてお伺いしたいです。
805 :
↑:2005/07/01(金) 15:09:18
(・∀・)ニヤニヤ
そんな茫漠としたテーマじゃほとんどの小説に当て嵌まってしまうよ。
キーワードをもう一つ二つ追加して絞り込むべし。
でないとレポートもまとまるまい。
807 :
804:2005/07/01(金) 16:36:18
もう一つのテーマが『人間のニーズ』なのですが、自分には帰属性とニーズにつながりが見えないんです。それで帰属性に絞って書こうかと思ったのですが…。
>>805 確かに恥ずかしい。
あーそれはよくない戦略だ。なんとかつながりを見つけたまえ、
その過程がそのままレポートになる。
たとえば、2x2=4で
「必要とされ、帰属している」
「必要とされないが、帰属している」
「必要とされるが、帰属していない」
「必要とされず、帰属もしていない」
と場合分けして、公房の人物たちがどれに相当するか考えてみるとか。
(棒になった男はどれからどれに「なった」のか?)
809 :
↑:2005/07/01(金) 18:46:55
なんで、こんなに優しい人がいるの?
>808
の方がよくない気がするが。
実際に生きている人間をそんなに何分割だの割り切ってはかる事なんてできるだろうか。
それよりは、帰属性だの、テーマから探るのではなく、逆に安部の作品の一つに絞って、
そこからテーマを引き出して、まとめていった方がよいのでは?
自由にやれと言われてそんな味気ない読みするわけないじゃん。
そういう宿題だ(よね)というんだからしょうがない。
ま、でも割ってみてはじめて割り切れないものの存在というのが見えてくる、
ということもあるしぃ
人文科学の最終的な目的はなに?社会科学系の人間ですが、院行きたい。
>>807 帰属性とニーズなら「飢餓同盟」じゃない?
ふっ、「赤い繭」箱ね。
「終りし道の標べに」は?
>>815 数年前の阪大大学院の紀要に載ってた「赤い繭」論がそのままのよう箱。
やっぱり箱男氏があげてる「赤い繭」か、
ベタすぎかもだけど「砂の女」じゃないすか。
帰属と行ったら『赤い繭』箱
赤い繭のどの話?
赤い繭に入っていた女の子が異人さんに連れられて逝っちゃった、
つまり異人さんのとあるニーズによって帰属が変更されてしまった少女の物語だね。
>>818 これ箱か?
論文題名 安部公房「赤い繭」再読―《おれ》が歩き続ける理由(わけ)
論文執筆者 ○○○○
掲載誌名 語文(大阪大学)
発表年 2002/12/31
巻号
通巻 79
ページ数 10 44〜53
なんで「再」読なんだろ。カルヴィーノに笑ってもらいたかったのかな。
どうだ今までにない新解釈だ凄いだろ、とどうせ誰も言ってくれないので
自分で言ってしまう心が「再」に現れているのをわかってあげなさい。
>>827 誰も言ってくれないもなにも、文学論や作家論や作品論なんて誰も見向きもしないだろがプ
それでも出てしまう自意識過剰。
冗談抜きに、我々も気をつけたいものです。
自称弟子に比べれば、かわいいもんだろ。
831 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 07:30:53
>>829 それよりもおまえの場合は論文書けないだろ?
832 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 08:00:07
>>830 あー、自称弟子は痛すぎ。大したこと言ってなさすぎ。
よくあれで本を出したもんだ。
弟子のつまらん小説
安部の面白い小説
たまに現れる安部作品について論文を書くとか言ってる奴ら、
バカじゃねーかと思う。
こんな、2chなんかで意見聞いてアイデア得ようとするんじゃねーよ。
自分で考える気、全然ねーだろ。
ちょっとは自分で考えろよ。分からないなら書くな。
もっと自分に合った作家探せよ。
836 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 16:48:11
>>824 検索したら安部公房全集に編集協力してる人の論文じゃないか。
有名な人?
837 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 16:49:58
赤い繭
838 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 21:30:34
839 :
吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 22:21:52
>>836 安部公房全集関係者か。それを知らないで煽ってた人カワイソス
841 :
吾輩は名無しである:2005/07/04(月) 22:07:12
ユリイカに主要著作解題を書いてる人だな
フジツボはもう来なくていいよ
>>841 ほそぼそとやってる人はいるんだね。
これだけでは食べていけないだろうけどさ。
846 :
吾輩は名無しである:2005/07/05(火) 18:46:25
>>839 こういう人って、どうやって新潮社から声がかかるんだろう?
人脈とかあるのかな?
>>824って、「大阪大学言語文化研究科」のやつ?
いろいろ似たようなのあって図書館の人にきいたけど発見出来なかった。
優しい人、教えてクレヨン。
ここには研究者もいるようだし、暇だったら安部公房に関する面白い論文紹介してよ〜。
>>847 大阪大学の「語文」っていう紀要だって
>>824に書いてあるじゃんか。
文学研究科国語国文学会のだよ。
>>848 大きな情報ありがとう!
>>849 「語文」の開き方が分かりませんでした。どうもありがとう。
>>850 どんな論文だったか読んだ後にレポよろちく。
>>791-797 そこの検索をぼーっと見ていたら箱男の初版ハードカバーで安部のサイン入りってのがあって
早速頼んでいま届いた
検索してみると献呈署名入りってのはよくあるが、安部のサインだけってのは少ないみたい
本物のサインかどうかは分からないけれど見た感じ、何かを真似して書いたようには見えないのでちょっと嬉しい
代引きで一万三千円ですた
>>852 安部のサイン入り本、最近ヤフオクでやたらと見るぞ。
俺は箱舟さくら丸のサイン本持ってる。
ヤフオクで入手したんだけど、最近本物か心配に
安部公房のサイン、単純だからな
>>852-854 「安」という時が角張ってたら本物っぽい箱ね。
『終りし道の標べに』(真善美社)のサイン本は宝物箱。
表紙が脆いから丁重に扱っている箱。
>>852 附録の「書斎にたずねて」は入ってた箱?
公房好きでも、サインつきの本とか欲しいんだ。
俺なんか、そんなもんはただの文字であって、その他の何ものでもないって感じちゃうけどな。
俺はサインなんかどうでもよくって、欲しいのは安部の文章だけだよ。
>>856 安部公房が触った本だと思うとハァハァ箱
858 :
854:2005/07/09(土) 23:38:19
>>855 じゃあ本物かなw
本に55,000って古本屋での売値が鉛筆で書いてあるんだけど、今売っても55,000円に
とてもならないだろうな。
>>853 安部マニアが死んで家族が売りに出している・・・とかかしら。
860 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 02:50:57
安部公房の「壁」読んだんだけど何が面白くてどこらへんが凄いのかわからん。
どこらへんが凄いか手短に言ってくれませんか?あるいはそういうのが書いてあるサイトの紹介とか。
861 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 07:59:06
安部工房全作品を売ってくれ
>>860 自称弟子のサイトは鼻持ちならないからノシ
新版の箱男の表紙カッコいい。持ってるけど買いたくなった。
東大理V卒で文学者(作家)って何か違和感あるな
865 :
852:2005/07/10(日) 19:58:21
医学の博士号持っていて漫画家になった香具師もいるけどな
>>855 角ばってるな
附録はもちろん新潮社新刊案内(1973 3)までちゃんと入っていた
>>856 安部に関してはミーハーになってしまうんだ許せ
>>860 それは人に訊くもんじゃないと思われ
しかし先日芥川賞作品全集、みたいなもので当時の選者のコメント色々読んでみると
ぼろくそ言っている人は言っているな
安部公房と石川利光二人合わせてやっと芥川賞に値する、みたいなことは何人かが言っていたな
>>865 当時の文学界や群像の「月評」を読むと面白い箱。
人の作品貶せるようになってからの安部は面白い
全集では創作合評で言いたいこと言ってる
(特に三島と組んでボロクソやってるのが面白い)
>>865 >医学の博士号持っていて漫画家になった香具師もいるけどな
手塚治虫か?手塚センセイは小さい頃からマンガ描いてたしな。でも別人ぽいな
>>867 面白そうだな。悪の安部公房か
>860
釣りか?
で、なくて単に『壁』を少しでも理解したいというのなら、
『壁』以前に書かれた彼の作品を読んでいけば、『壁』もわかりやすい。
『壁』ほど小説として洗練されていないが、
くどくどと彼の書きたいことが理屈っぽく書いてあるので、理解しやすいと思うけどな。
そいで、面白くないというのなら、別にわざわざ時間を無駄にして読む必要なんてないんじゃない?
俺は『壁』から安部の作品に入っていったんだが、一頁目を読んだだけではまったけどな。
まあ、俺のカンだけど、初めて読んだのだとしても、面白くないと思うのなら、安部の作品は肌に合わないんじゃないかな?
きっと、そんなもの君が必要としてないんじゃない?ある意味幸せものでいいなー。
三島にもボロクソにやり込められてるのもあるけど。
『壁』の中でも、S・カルマ氏の犯罪は確かに難解なところがあるかなぁ。
俺が最初に読んだときは、「わけわからんなぁ、でもへんてこな世界でおもしれぇや」という感想だった。
次に『箱男』を読んで、「ますますわけ分からん、でもますます楽しい」となり、
→『砂の女』→『第四間氷期』とはまっていった感じ。
卒論も安部だったが、いまだに完全に理解できてるとは思えない。
どっちにしても、何が凄いかを説明しても、面白さは伝わらん、と。
というより、そういうことと面白さはあんまり関係ないよ、と。
869さんと同じく、読んで面白くなければそれだけのものだった、ってこと。
872 :
吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 19:43:58
理系の人間って文才が無いというイメージなんだが。
一般的には理系の人間のほうが文章力はあるだろ。反面個性はないけど。
「一般的」という言葉は安部公房に難癖つけられるような言葉だな
理系は論理的思考力は有っても文才は無いだろ
>>872 すいません。
コピーするのに、千円のカードを買わなくてはならないようで、まだ千円が調達できていないんです。仕送りがきたらじっくり読んでみようかと思ってまして。
でも一回読みましたが、「こういう考え方あったか。」と感心しました。
言葉ひとつひとつを丁寧に拾って解釈しているところは流石研究者!と思いました。
例えば、落ちている「縄」の切れ端と靴の破目のなかからでてくる「絹糸」の言葉の結びつきなど、いままで一切きづかなかったところで、とても刺激的でした。
内容についてはまだあまり語れませんが、素人でも楽しめる面白い論文だと思いますよ。
>>878 ありがとう。面白そうですね。
じっくり読んでからでいいので報告よろしく〜!
>>875 理系の方がレポートなり論文なり、説得力・構成力・客観性の求められる文章を書かされることが多いし、
元々論理思考が得意だから文章力は高いと思ったんだがね。
「文才」と「文章力」では意味の幅が全く違うけど。
どうでもいいか。
結局は読者をどう引き付けるかどうかなんですよ。
「砂の女」を読んだのを思い出した。怖い小説だったな。ただ淡白な感じがした。それがまた怖い(ガクブル
>>877 文才とは感性豊かな感じの文章。センスとか。
文才の最たるものはフリードリヒ・ニーチェであろう。あんな文章は理系では書けない。文系でもかけないが。
ちなみに理系は理屈っぽい所が多いと思う。
読んでないけど、翻訳でも良く表せてるでしょう。原文はもっと凄いかもしれないが
理屈っぽい理系と言えば養老だな(作家じゃないが)
安部公房の演劇の演技指導ってメソッド演技だよね。
俺の勘違い?スタニスラフスキーのこともエッセイか何かで
言及していたような。
>>885 それでは翻訳者の力量による箱が。。。。
888 :
860:2005/07/12(火) 21:04:13
砂の女も読んだけどあれは面白いと思った。シュールとオカルトの間みたいな感じで。
壁の方がやっぱりだいぶ難しいのかな。
生きてたらノーベル賞とってたとかいわれてるから、どこがすごいのかなと思いまして
>>887 ニーチェはドイツ語で一流の文章家だったらしいですが。翻訳者の腕も良かったんだろうけど。
でも翻訳者が原文を超えていいものを書くわけがないでしょうw
もういいってw
ニーチェに対する彼の思い入れなんかどうでもヨロシ
>888
『砂の女』からシュール、オカルトなんて言葉を引き出すなんてすごいね。
安部じゃなくて、読むのならZ一とかの方がいいんじゃないのかな。
>>>『壁』は哲学や文学の主要な命題、根本的なものを扱っているのですごいんだと思いますよ。
自分が思うに、哲学の頂上付近のものを、
文学または小説といったもので表した点が素晴らしいんだと思います。
それも人間の本質的なところのものを、面白おかしく。この面白おかしくってところがすごいんだよ。
俺は国文学の流れとか、そういったものに疎いからわからんが、印象として、
安部以前の作家の主流って、私小説で、なんか暗いイメージでしかないんだよね。
もう人間の逃げ切れないところを、ああ、ああ、言ってるだけというか。そういうのが文学の一般で評価されてた。
でも安部は、序文で石川淳が書いてもいるように、人間の壁を笑いとばした点がすごいんだよ。
グズグズ言ってたってしようがないんだからねw。
その点で、あまり誰にも言われないが(言ってるかも知れんがw)村上春樹、龍辺りに通じる流れのようなものがあると思うんだよな。
文壇に出て来た時も、文学の主流の人たちの胡散臭いやつらから、さんざ叩かれたあたりとか。
粘着って、安部公房もたいがい粘着なんだけどな。
公房の娘ねりさんに
>>890みたいに問いかけるわけw
>892
俺は『箱』ちゃんではないが、>890は正しい指摘でしょ。
正しいとはまた、安部が難癖つけそうな言葉ですね。
などと砂の底へ誘うような言葉をかけてやる。
>>894 小さい頃のねりちゃん可愛い箱。
今のねりさんはorz箱。
先週ブックオフで「緑色の〜」の文庫本を買ったんだけど、
一週間後の今日、同じ店舗に行ったら、また同文庫が売ってた。
しかも先週買ったのよりも状態が良さそうだったから、また買ってきた。
今までさんざん見つからなかったのに、
思いがけず一週間のうちに2冊も手に入るとは・・・チラシの裏スマソ。
>>898 いいんだよ。俺も『燃えつきた地図』の小文字時代の文庫を見つけて喜んでたけど、周りは誰も共感しちゃくれないんだよ。
かといって、ここじゃそんなもん一々報告すな!って言われそう。トホホ
返す刀で900
>>899 『燃えつきた地図』が大文字になったのって最近(ここ数年)だろ?
むしろブックオフあたりの古本屋では小文字版の方が圧倒的に多くないか?
>>901 先日初めて発見しました。てか安部公房は基本的にあまりみない!
『砂の女』はよく見るけど。その他は全然見ない!
>>895 翻訳だろうがなんだろうが良いもんは良いだろ?
そこを何でつっかっかってくんだ?
理系の得意な理屈か?
何?安部公房も粘着なの?理系って粘着多いの?
理系ってどうでもいいことにつっかかってくるね。
あーあ、とうとう切れちゃったよw
別にキレてねーよ理系w
つかなんで勝手に理系って決め付けてしかも怒ってるの?軽く劣等感みたいなものを感じるんだが。
言ってる事も支離滅裂だし・・・
翻訳しか知らないくせに、偉そうに「あんな文章は理系では書けない。文系でもかけないが。
」なんて言い出せば突っ込まれて当たり前。
>>897 あれっ、ネリさんって死んだんじゃなかったけ?
俺の勘違いか・・・
>>906 ああ悪い悪い、実は原文で読んでたわ思い出した。ああ、素晴らしい文章だった。理系には書けないね。文系でも書けないが。っていうか誰も書けない。以上。
安部作品は好きだけど、安部信者は苦手。
911 :
吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 13:53:55
なんちゃら三作品って、箱男とあと二つは何でしたっけ?
912 :
吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 14:00:30
樋口直哉のさよならアメリカは芥川賞を受賞すべきではない
気持悪いのが1匹居るな
頭悪いくせにでしゃばるなよ
>>911 失踪三部作は『砂の女』『他人の顔』『燃えつきた地図』箱。
915 :
吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 20:58:43
917 :
吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 21:59:29
それが不可だったんですよ。バックナンバーは出来ないみたいで^^
919 :
吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 22:57:46
>>918 どんな大学なのか・・・
もしかしたら合本にする予定なのかもしれんね。
受賞後のインタビューで大江健三郎そんなこと言った様な言ってない様な。
文芸誌とかに掲載されてなかったけ。記憶曖昧
>>920 漏れが記憶しているのは私よりも安部公房が取るべきだった、という大江のコメント
似たようなことを言ったのは確実に事実だよ
リアルタイムで新聞読んでいて、大江のそのコメントから漏れは安部公房読み始めたんだから
すると自宅の前でやっていたインタビューかな。
安部公房の他にバルガス・リョサやミラン・クンデラの名前も出してなかった?
リョサの名前は安部の書いたやつでしか見た記憶が無いな
ソースが欲しければ当時の新聞記事探せば絶対にどこかに載っていると思われ
ちなみに漏れの家は当時も今もアサピー
>>921,922,923,924
やはり事実なんですか!!安部公房やはり評価高かったんですね。
新聞の縮刷版ってのがあるみたいですね。読んでみます。
ありがとうごぜーました^^
大江健三郎が言う前からノーベル賞の話はあったんよ。
三島、安部、大江というのはその話の常連。
安部はノーベル文学賞候補になっているね
同時に候補になったのが井伏鱒二だったと思われ
まぁ候補ってもただペンクラブに推薦されただけだが
東大医学部ってことで学歴社会の中でそれなりに
ハッタリもきいてなんかありそに見えてたけど
それも限界だね
もう忘れてもらいたがってるんじゃないかな当人も
929 :
吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 11:54:38
運命よ私の心よお前は何を現実と言うのか
何を夢と言い妄想と言うのか
それはお前の生に対する嫉妬ではないのか
安部公房凄すぎ。大江健三郎は足元にも及ばないと思うよ。
スケールの大きさが違いすぎる。
>>920 公房もそうだけど、大岡昇平と井伏鱒二の名前も挙げてたよ。
もし生きてれば自分じゃなくて彼らのうちの誰かが賞を受賞しただろうとね。
>>929 不思議ちゃん入ってるリア厨女が、
誰が見てるとも分からないブログに
自己表出を求めて書き溜めてる自作詩みたいな
雰囲気のある文章だな。
三島>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>安部
933 :
吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 14:44:10
仕送りまだーチンチン
>>929 それ安部が書いた詩か?稚拙すぎてワロタwwwwww
やっぱ理系だなwwwww
そんなものを喜んで読んでる安部信者もよっぽどの馬○ばっかなんだろうなwwwwwゲラゲラ
そこらの漫画家でもそんな恥ずかしい事書かねーよwwwwwwケラケラ
936 :
吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 21:54:57
下手な煽りですね。
なんつーかね
仮面の暴走ですねw
938 :
吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 22:10:32
フジツボ、楽になれよ。
安部信者って生きてて恥ずかしくないの?
940 :
吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 23:02:04
ねりさんの怖さを知らない度胸あるやつがひとり紛れ込んでいるな。
ねりさんって「真能」と「安部」使い分けしてるの?
>>940 怖さを詳しく
推奨NGワード:理系
理系と文系からはじまるお喋りはどっち系なんでしょうか?
944 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 14:56:04
安部作品にまでオナニーくささを感じたりしてる奴等がいる時点で、日本の文学は後が無いな
>>941 個人的にならいえるけど、ここでは書き込めない。
恥ずかしいです。すみません。
砂も装丁変わったな。
買いましたが何か?
新潮文庫の夏の100戦にはキッチリ入ってるんか
安部公房ファンはコレクターが多いな。
くそ暑い中、砂の女読むといい感じになりそう
レポまだかなぁ。。。
<チラシの裏>
2年前に「壁」を購入して数ページで挫折した経験があるのだが、
昨日「砂の女」を買って読んでみたら、
話がもの凄くすんなりと体に染み渡ってきて、
特に第3章からの流れに感動しますた。
貯水装置でのあの喜びようがさぁ、もう、泣けるよなぁ〜。
あれはまるで先日までの俺そのものだ o.....rz
今回すんなり読めたのはきっと俺の周りの環境と心境が変ったからかな。
引き続き「壁」も再チャレンジしてみますわ。
安部公房って本当にすごかったんですね。
</チラシの裏>
安部の書く都市に漂う「不安」の感覚の共有ってのは、結構読者の経験も必要とされるところがあるような
漏れは中二で読み出して中学、高校とひたすらはまったが最近読んでいないな・・・
久しぶりに長編だけでも読み返してみるかなぁ
>>951 どうも遅くなりました。
「おれ」が彷徨い続けるのは、主体的な行動ではない。「彼」や「女」の「共同体」側に彷徨い歩き続けさせられているのだ。
「おれ」は、「彼」や「女」の共同体への帰属意識を強固とするための道具として利用されているだけである。
(読み間違えているようでしたら、どなたか訂正お願いします)
これを論証しているようです。まとめ部分を写してみようかと思ったんですが、著作権を犯してしまいそうで、ビビってやめました^^
もし興味があれば、読んでみて下さい。完全に趣味で読んだんですが、面白かったです。
SF板の公房スレも時々思い出してあげてください
一般書籍板の・・
957 :
吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 20:37:58
>>954 ありがとう!!
親切な学生さんだなぁ。
おかしな論文内容ではないということでFA?
公共図書館でも置いているのかな?
論文といえば、安部公房全集の刊行が始まるあたりに出た
雑誌「国文学」の安部特集号の中に掲載されている
『方舟さくら丸』についての評論が秀逸だと思った。
>>960 森本隆子という人で、現在の身分は知らないけど、
この雑誌の発売された時点(1997年8月号)では、静岡大学助教授と書いてある。
評論のタイトルは、
"『方舟さくら丸』論―二つの〈穴〉、あるいはシミュラークルを超えて"。
ちなみに、この号の「国文学」自体のタイトルは「安部公房 ボーダレスの思想」。
962 :
961:2005/07/21(木) 01:25:00
↑細かいことだけど、ボーダレスの思想じゃななくて、
正確には「安部公房 ボーダーレスの思想」ですた・・・orz
みんな、「カンガルーノート」「飛ぶ男」のことどう思ってる?
安部公房の熱烈なファンの俺でもこの2作は擁護できないないんだが。
カーブのむこう、みたいなものだろ
本格的な長編を書く前の下書きと認識しておけばいいんじゃないかと
今「砂の女」を読み終えたー・・
次読むの、何かおすすめありますか?
>>965 砂の女を読んで訳が分からないと思ったら短編集を読む
なんとなくつかめるものがあったら「燃えつきた地図」を読む
>>966 THX。「燃えつきた地図」読んでみる。
砂の女読んで見ました。自分にはよくわからないところが多かったのですが
ちょっとエロかったのがよかったです。
>>968 そんな貴方には密会、オススメ
箱男、他人の顔、燃えつきた地図にもそれぞれエロはあるな
新潮文庫の安部作品の背が銀色になりましたね。
>>970 安部真知のイラストが使えなくなったのかなぁ?
えええええっ!!
新潮文庫の緑がいいのに。
密会は個人的にはオススメできないなぁ。
密会以降の作品は俺には??
>>971 砂の女は装幀も変わって、公房さんの写真が装幀になっていますね。
他のはまだ見ていませんが。変わっている可能性はありますね。
974 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 22:14:39
975 :
972:2005/07/23(土) 22:24:13
ああそうだ。水色だったort
砂の女の装丁を言葉に表現しにくいな・・・
写真:安部公房 装幀:近藤一弥って事はハッキリしてるんだけど・・。
977 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 22:48:31
>>976 近藤一弥なのか。
ねりさんもからんでいるのかな?
銀はかっこいいよね。サイバーチックで良い。
>>978 水色もよかったけど、銀も見てみると案外良いな。
「砂の女」に続いて「壁」読んでるが、おもしれーな。ギャグだらけだ
982 :
吾輩は名無しである:2005/07/26(火) 09:34:03
ブクオフで、死に急ぐ鯨たち(新潮文庫)を100円で見つけた。
この中にあるガルシア=マルケス評って、たしか族長の秋に挟まれていた
ものと内容一緒?っぽいよね。今手元にないからわからないけど。
>>981 ギャグの要素なら筒井康隆の方が強そうだ。
>>982 今「族長の秋」見たけど、紙片が挟まってなかったort
多分一緒だとおもた。
985 :
吾輩は名無しである:2005/07/26(火) 20:27:39
真知さんのをやめる方針なの?
安部公房関連外国作家リスト
リルケ
ポー
ルイス・キャロル
ガルシア=マルケス
フラン・オブライエン
ボリス・ヴィアン
バーナード・マラマッド
カフカ
ベケット
フォークナー
ヘンリー・ミラー
魯迅
ドストエフスキー
カネティ
ブレヒト
こんな感じか
カネティてのはエリアス・カネッティか?
あと誰かがシュペルヴィエルとの関連性を書いていた希ガス
カネティてのはエリアス・カネッティか?
あと誰かがシュペルヴィエルとの関連性を書いていた希ガス