文学の集積が若島正

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1吾輩は名無しである
わかるかなあ低脳オッサン
2吾輩は名無しである:04/12/30 00:11:42
あれ?ひょっとして2げと?
3吾輩は名無しである:04/12/30 09:49:31
乱視読者シリーズは面白い、だけ。
4おさむ5さい ◆RPZE1eqCoE :04/12/30 10:37:12
もれ荷風の『断腸亭日乗』全7巻
こづかいでぜんぶかって
ぜんぶよんだから
だいがくきょうじゅより
じかんあるし
はるかにわかいし
かってるよね

5吾輩は名無しである:04/12/30 11:15:50
若島正(京大教授)は語る
「数学から文学にかわって驚いたのは、周りの人間の頭が悪いことだった。
数学をやっていたときはみんなが天才に見えたし、事実本当に凄いやつもいた。
でも、文学研究ではついぞ、そういうやつにお目にかからない」

本当にこの人は天才だね
6吾輩は名無しである:04/12/30 11:23:37
どうして鵜呑みにしてるのw
バカ?

>数学から文学にかわって
誰も頼んでないから、かわらなくていいのに。

7吾輩は名無しである:04/12/30 11:24:13
おーい、おさむ。
おまえの弟が。
8吾輩は名無しである:04/12/30 11:38:40
乱視読者は確かに面白い。
でも正直読んだこと無い作品ばっかりだ・・・。
9吾輩は名無しである:04/12/30 12:48:27
若島さんは元数学者で元アマ将棋日本一看寿称7回受賞チェスプロブレム
日本一の天才です
10吾輩は名無しである:04/12/30 13:51:33
文庫にしてくれないと読んでやんない
たかが文学エッセーにしては高ぇーよ
11吾輩は名無しである:04/12/30 16:45:17
もともとサラっとあの値段だせる層がターゲットでしょ。
12吾輩は名無しである:04/12/30 23:43:58
>>5のコピペそこら中に貼ってる奴は文系コンプか?
本を読んだ人間ならその続きこそが大事だと知っているはずなんだが。
13吾輩は名無しである:05/01/02 08:17:21
新冒険面白すぎ
文学にここまでひきつけさす本を読んだの初めて
14吾輩は名無しである:05/01/03 08:20:00
リチャード・カウパーのためにがすごくいいね
15吾輩は名無しである:05/01/04 11:08:50
新冒険で削られた文章を復元してほしいね
16吾輩は名無しである:05/01/04 13:12:18
知的で優しくて素敵な男性
17吾輩は名無しである:05/01/04 22:12:47
この人の本一冊読んだだけだけど
意外にコンプレックスが強いのかな?って気がした
文学オタってのを恥じてる感じだったな
18吾輩は名無しである:05/01/05 00:39:53
>>17
何という題名の本?
19吾輩は名無しである:05/01/05 02:10:14
若島は本人思いこんでるほど偉くないの。
科学者にはなれず、
詰将棋作家としても二流(宗看看寿どころか内藤国雄伊藤果以下)、
文学者としては三流もあやしい(二流の由良池内にも劣る)、
てわけで身近な友人編集者にあたりちらすんだこれがまあ。
20吾輩は名無しである:05/01/05 05:48:58
訳はちょっと固めであんま好きじゃないな。
21吾輩は名無しである:05/01/05 06:55:23
しかし
若島正の集積が文学
22吾輩は名無しである:05/01/05 11:23:57
妬みって恥ずかしいよ
天才になんと言っても、汚すことはできないって
23吾輩は名無しである:05/01/05 11:27:27
褒め殺しに近いキモイレスをつけてる君は
例のコピペ君かな?
24吾輩は名無しである:05/01/05 13:06:57
冒険のほうを文庫化してほしいね
25吾輩は名無しである:05/01/05 17:07:51
褒め殺しレスをしてる人はなにか恨みでもあんの?
ここでぶちまけちゃいなよ。
26吾輩は名無しである:05/01/05 17:57:26
>>18
乱視読者の英米短篇講義
この本の第三部「シニコー夫人への手紙」にこんなことが書いてある

はっきりと告白しておきますが、わたしは一冊の小説の世界以上に、
わたしが生きている現実の世界をおもしろいと思ったことがありません。
たとえばあなたという虚構の女性を理解したいと思う以上に、現実に
存在する生身の女性を理解したいと思ったことがありません。

↑こんなことわざわざカミングアウトしなくてもいいのに…って思った。
まぁ、正直な人なんだと思う。若島さんて
27吾輩は名無しである:05/01/05 20:23:50
超キモィ
ァニメォタクと同類じゃん
28吾輩は名無しである:05/01/05 22:22:31
わかる。
29吾輩は名無しである:05/01/06 01:40:56
若島はオタクと相性いいと思うよ
30吾輩は名無しである:05/01/06 11:10:40
おたくってかっこいいね
31吾輩は名無しである:05/01/07 12:12:58
柳下が絶賛してたよ
32吾輩は名無しである:05/01/07 23:59:10
すごく勉強になる
33吾輩は名無しである:05/01/08 00:54:03
>>26 遠藤周作も似たようなことを書いている。
 人生に触発されるのではなく、小説に触発されたのだ、みたいなこと。
 
34吾輩は名無しである:05/01/10 14:12:13
天才っておもた
35吾輩は名無しである:05/01/10 17:25:00
この人、読解者/紹介者としては一流だと思うけど、
翻訳者としては二流だと思う。
特に長篇の翻訳は甘い。短篇ならわりといい訳するんだけど。
「西の若島、東の柴田」と、呼んであげたい気持ちはわかるが。
36吾輩は名無しである:05/01/10 17:31:34
柴田の読解能力が二流だから、良い対をなすのではないかな?
37吾輩は名無しである:05/01/11 09:22:06
翻訳もいいけどな
38吾輩は名無しである:05/01/11 11:16:49
「ナボコフ=ウィルソン往復書簡集」(作品社)
すごいよこれ
天才たちの頂上対決って感じ
39吾輩は名無しである:05/01/12 11:16:53
若島訳ね
すばらしいよね
40吾輩は名無しである:05/01/13 23:56:15
ロリータ翻訳出るみたいね
41吾輩は名無しである:05/01/16 09:42:41
これから和歌島読む
42吾輩は名無しである:05/01/17 09:08:43
doudatta?
43吾輩は名無しである:05/01/17 21:24:31
なんか昔、
「文学の集積がゴダール」っていうスレがあった気がする
44吾輩は名無しである:05/01/18 09:13:45
若島2年間何かに没頭するって言ってたけど
今、COEでやってる、注釈のkとかな
45吾輩は名無しである:05/01/20 10:04:49
すごいことやってくれそうだね
46吾輩は名無しである:05/01/21 17:31:48
よっ
天才の若島ですがなにか?
47吾輩は名無しである:05/01/22 04:27:30
y
48吾輩は名無しである:05/01/22 15:22:53
天才だね
49吾輩は名無しである:05/01/23 11:34:23
ソル便具コンテストあるね
50吾輩は名無しである:05/01/26 09:43:03
みんな読まなきゃ
51吾輩は名無しである:05/01/26 20:35:39
翻訳のうまいへたは原典を読まないからわからないのだが、
浮かれて自画自賛する訳者あとがきを読むとげんなりする。

偉そうで仕切りたがり屋がのし上がっていくのはどの業界でも同じなんだけどね、
なんかうざいよ。
52吾輩は名無しである:05/01/27 09:20:13
そうかな

天才だから目立ちたいなんて思ってないよ

それは馬鹿にまかせてる
53吾輩は名無しである:05/01/30 12:28:53
確かに
54吾輩は名無しである:05/01/31 13:23:13
a
55吾輩は名無しである:05/01/31 20:07:44
若島正に対抗できるような若手(?)外国文学者はだれ?
やっぱ、和田忠彦(イタリア)、野崎歓(フランス)、柴田元幸(あめりか)などはどうなのか?
56吾輩は名無しである:05/01/31 21:46:59
柴田さんは堅実に海外作品の紹介をこなしているよね。
『甘美なる来世へ』、素晴らしかった。
57吾輩は名無しである:05/02/01 14:36:32
馬鹿だけどな
58吾輩は名無しである:05/02/02 12:00:52
和田は優秀だけどな
59吾輩は名無しである:05/02/06 15:13:57
z
60吾輩は名無しである:05/02/10 13:00:11
a
61吾輩は名無しである:05/02/10 21:40:28
>>51
同意。『透明な対象』のあとがきは自己陶酔。
62吾輩は名無しである:05/02/11 12:37:10
みんな和歌島という天才に築き始めたな
63吾輩は名無しである:05/02/16 11:59:34
そうだね
64吾輩は名無しである:05/02/22 03:14:39
何をやらせてもそこそこできるってだけだろ。勉強はできるかもしれんが才能はない。
>>26この変奏はいくらでもころがってるな。
こんなことわざわざ書くのはよほど読者をバカにしてるか本人がバカなのかのどっちかだな。
65吾輩は名無しである:05/03/09 13:56:37
天才だよ
僻むな
66吾輩は名無しである:05/03/09 15:10:28
あ〜あ。
67吾輩は名無しである:05/03/10 14:41:33
天才あげ
68吾輩は名無しである:05/03/11 08:25:21
天才あげ
69吾輩は名無しである:05/03/13 11:42:45
天才あげ
70吾輩は名無しである:05/03/13 14:06:19
若島さんは真冬もTシャツ一枚で過してるって
本当ですか?
71吾輩は名無しである:05/03/14 15:03:29
天才のすることはわからないよ
72吾輩は名無しである:05/03/14 15:09:09
池沼スレスレっぽいな
73吾輩は名無しである:05/03/18 14:09:41
そうか?
74吾輩は名無しである:05/03/18 14:39:15
近所に真冬でもTシャツの池沼がいたからそう思うだけか
75吾輩は名無しである:05/03/18 23:16:25
>>5 続きがめっちゃ気になるんですけど・・・
76吾輩は名無しである:05/03/21 02:34:39
羽生や広中も転向してくれw
養老っていう人の文を保坂の小説の解説で初めて読んだが
今まで読んだ小説の解説の中でもっとも酷かったぞ。
77吾輩は名無しである:05/03/21 03:09:51
>>76
そう?あの解説が、イチバン養老の文のなかではいいと思ったけど。
どこが駄目なのか具体的に書いてくれたらうれしい。
78吾輩は名無しである:2005/03/21(月) 06:48:38
養老も保坂m偽者だから、読む価値無し
79吾輩は名無しである:2005/03/28(月) 17:59:58
天才あげ
80吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 23:17:46
てめえら、天才若島センセイ以外の話してんじゃねーよ。
81吾輩は名無しである:2005/04/10(日) 07:58:37
ageroyo
82吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 13:05:56
天才好き
83吾輩は名無しである:2005/04/22(金) 06:51:55
yatta
84吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 21:46:39
若島は元アマ将棋日本一
チェスプロブレム日本一
看寿賞最多7回受賞
「乱視読者の帰還」で本格ミステリー大賞
「乱視読者の英米短編講義」で読売文学賞
85吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 01:05:30
まさに天才。
86吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 14:21:28
2001年12月10日 TrackBack
昔の雑誌を読み返していたら、懐かしい話題を見つけた。
若い部員は知らないと思うので紹介する。
将棋世界昭和63年4月号の付録に「タイムトライアル112」というのがあった。
プロ棋士達がどれだけの時間で解けたかが載っていた。
初級編(3手・5手詰)40題で、谷川4分21秒 森内4分26秒 村山4分39秒 
羽生4分40秒 佐藤4分59秒 田中5分28秒 浦野5分48秒 清水女流7分55秒 
塚田8分35秒 沼15分20秒 山田女流22分52秒という結果だそうである。
これを見た岡田敏氏(あぶり出しで有名な詰将棋作家で全日本詰将棋連盟会長)
が挑戦したところ8分34秒だったという。ところが、
とてつも無く凄い人が居た。そう、あの若島正氏(詰将棋の神様のような人)
である。何と!2分29秒!!1問あたり約3.7秒である。頁をめくる時間を考えたら
3秒くらいで解いている計算になる。ちなみに今の若島氏は詰チェスに転向し、
日本人初のインターナショナルマスターとなっている。
「詰将棋でやりたい事が無くなった」のが転向の理由とか
87吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 16:31:55
パズル同様、作者の意図を見抜く
小説の細部から全体を読み解く

英米文学者 若島 正さん
 自分が何げなしに読んでいた小説に織り込まれている作者の仕掛けを析出し、
作品世界の奥深さや小説の面白さを教えてくれる−英米文学者で京都大学教授
の若島正さん(51)はそんな達意の小説読みの一人だ。B級ミステリーから
ナボコフ、ジョイスまで縦横に語った評論集『乱視読者の帰還』(本格ミステ
リ大賞)に『乱視読者の英米短篇(たんぺん)講義』(読売文学賞)と、読書
の楽しみにあふれた著作を最近続けて世に送り出している若島さんを京都に訪ねた。

 
88吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 16:35:08
タイトルの「乱視読者」は、学生時代から山のように英米小説を読んできた「乱読
をもじり、自身の視力も加味してつくったが、「ひょっとしたら自分の小説の読み
方がゆがんでいるかもしれないという自己韜晦(とうかい)も含んでいます」。

 これら著作を読んで思うのは、小説の細部に注目して仕掛けや構造を分析し、
自らの読書体験を交えながら作品の手ざわりも伝える手際の鮮やかさだ。例えば
『短篇講義』の中でジョイスの『ダブリン市民』を扱った章では、学生時代から
引っかかっていたという一編の書き出しの文章の意味を解きほぐし、作者の意図
へと話を展開していく。

 
89吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 16:37:36

 細部への目配りは、文学研究で文献の注釈を重んじる京大の学風と、専門で敬愛するナボコフ
の影響が大きいという。「ナボコフは『小説は細部がすべて』という小説観の持ち主で、彼の作
品はストーリーを追っても意味がない。ナボコフの考え方に沿って読むと、彼以外の小説もよく
分かるようになるところがある」。

 精緻(せいち)な分析は、もともと数学者志望の理系だったことと無縁ではないだろう。京大
理学部に進んだが、一年のときに英米小説に開眼。英語がいちばん苦手だったのに、不思議なこ
とに授業に使われた長編小説を読破できた。「視界がバーンと開けた感じで、分かる快感がたま
らず」ペーパーバックを読みあさる日々に。理学部を卒業して文学部に入学し直した。
90吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 16:39:09

 以来どっぷり英米小説に漬かっている若島さんは『短篇講義』で、小説の登場人物
の女性にあてた書簡の形でこんな告白をする。「わたしは一冊の小説の世界以上に、わ
たしが生きている現実の世界をおもしろいと思ったことがありません。たとえばあなた
という虚構の女性を理解したいと思う以上に、現実に存在する生身の女性を理解したいと
思ったことがありません」と。「『本当か?』という反応を期待してわざと書きました。
まあ半分うそで半分本当」とけむに巻く。

 
91吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 16:41:07

 パズルの達人でもある。詰め将棋作家であり、詰め将棋のチェス版であるチェス・プロブレムでは日本で
ただ一人、インターナショナル・マスター(解答競技)の称号を持つ。

 小学生のときに将棋を覚えたが、すぐ周りに敵がいなくなったので詰め将棋に没頭し、創作にも興味を持
って中学一年で専門雑誌に作品を発表。図は著書『盤上のファンタジア』の中の一作品。将棋もアマ全国大
会優勝の経験があり、観戦記も手がけてきた。一方のプロブレムは十年前から本格的に始め、毎年のように
世界大会に出場している。

 「駒の動きなど最初のアイデアがないと創作する気がしないし、作者の意図が伝わる創作でなければ意味
がないと思う。私が問題を解くのが早いと言われるのは作意が見えるため」
92吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 17:15:48
 何だか小説の読み方とも重なり合うようだ。「一枚の駒の配置からすべて
が見えてくるように、作者が意図を持って置いた小説の細部は全体の構図に
つながりうる。ナボコフは『文学とは科学プラス詩』と言ったが、科学の部
分は私には比較的分かりやすい」

 現在は詰め将棋よりプロブレムが活動の主軸で、専門雑誌の編集長も務め
る。「論理性、抽象性が強いプロブレムの方が私には向いている。ものを書
くことはやめないと思うけど、早くプロブレム専業になりたいですね」。こ
ちらは半分以上本当なのだろう。 (勝見 啓吾)

93吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 21:27:13
税金で遊んでるのか?
プロの棋士にもなれないし、数学で大成したわけでもない。
チェスなんぞは、もう機械で十分だから、若島産洋梨。

それにしてもうぜーコピペいろんなとこにぺたぺた貼るのは止めろ
あんまりひどいようだとうんちここへ貼るぜ(藁
94吾輩は名無しである:2005/04/28(木) 13:11:11
チェスも将棋もなくなりませんが何か?
95吾輩は名無しである:2005/04/28(木) 13:49:04
>>94
なにかじゃねーだろ。
文学は馬鹿ばっか、なんてレスのコピペ厨への警告だよ。

チェスと将棋は全く別よ。持ち駒を使えるってだけで場合の数がダンチになる。
だけどチェスはIBMのUNIX構成で機械が人間にタメはったわけだ。たかがプログラムに
人間が負けるようになった時点で、マスターを標榜しても始まらないという意味。
多分将棋もその気になれば羽生に勝てるソフト作れるんじゃないのかな?
ゲームってのは所詮閉じたシステム。こう言って何言いたいんだか分かるかな?

数学でフィールズ賞でも受賞しましたってんならいざ知らず、転向組のくせして文学は
馬鹿ばっかなんぞと生意気なことを言うから嫌われるわけだ。

税金で食ってるんだから、遊んでないで人様のお役に立つ成果を残せよってわけ。

96吾輩は名無しである:2005/04/28(木) 14:18:15
税金って言葉よく使うね

それが効果ある言葉だと思ってるのはなぜだ?

低能の極み
97吾輩は名無しである:2005/04/28(木) 14:33:50
ソニー 本業エレキ部門の赤字さらに拡大
出井のモノ作り軽視の効果抜群

トホホ
「ソニーが首位転落へ・今年度のデジカメ世界シェア
 ソニーは2005年度のデジタルカメラの世界シェアでキヤノンに
抜かれ首位を明け渡す見通しとなった。」
98吾輩は名無しである:2005/04/28(木) 18:43:20
>>96
事実を述べているだけだろ(藁

低脳の極みかあ。

じゃさしずめ、君は高性能の極みなんだね。電卓みたいに。才能だよな。
瞬時に暗算しちゃうわけだろ。やっぱすげーよな。うーん、かないません電卓にわ^^;
99吾輩は名無しである:2005/04/28(木) 19:23:39
お前ずれまくってるぞ
大丈夫か?
100吾輩は名無しである:2005/04/29(金) 01:30:04
若島の経歴って、厨房が思い描く天才像そのままだからな。
ラノベの天才キャラにいそうなぐらいわかりやすいキャラ立ち。
101吾輩は名無しである:2005/04/29(金) 05:38:57
そうか?
102吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 11:41:15
一連のコピペは、若島が文学研究のお客様に過ぎないことを自ら如実に物語った皮肉な発言。
上手の口から水が漏れるとはこのことですね。
103吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 18:15:47
若島正は語る
「(リチャード・パワーズについて)僕もかれと同じようにいわゆる文転
をしてるんです。・・・・理科系から文学に転向したひとっていうのは
誠実だと思うんです。初めから文学が与えられていたものじゃないから
その分、一から文学を踏まえ直そうとするのですから」

新元良一「翻訳文学ブックカフェ」より
104吾輩は名無しである:2005/05/02(月) 12:26:02
文学って初めから与えられてるものなのか?
105若島正:2005/05/07(土) 19:02:11
このスレッドには迷惑しているんだよ。

ちょっと考えればわかるが私は二流、少なくともトップじゃない。
数学者になれるだけの力が無かった。
名文を文章を書けないから、小説家にはなれなかった。
棋士にもなれなかった。
理論家としてもたいしたことは無いから批評家としても名を残せない。
時がたてば人は忘れる仕事しかしていない。
詰将棋作家の名は忘れても人は羽生や谷川の名は忘れない。
谷川よりもパターン認識に優れていてちょっと詰将棋早く解けたってそれはそれだけ。
人をわかせるものではない。
人をあっと言わせて別な世界をかいま見させる天才は僕にはない。
そういう天分は僕には無いんだよ。
ただそういう天才の仕事を構造化してわかりやすくパッチワークして、
皆の前に提出することだけが僕の才能。天才ではない秀才。
単なる翻訳家紹介者。詰将棋を作るように。
それで喜んでもらいより多くの人が文学の深みに入ってくれればいい。

天才だとか褒め殺しするのも、よそのスレッドコピペ荒らしするのも勘弁して欲しい。
このスレッドで書き込んでいる人間が本当に、
ジョイスやナボコフやアップダイクを読み込んでいるとはとても思えない。
僕の文章読めばただただそういう天才を称えているだけだとわかるはずだよ。
迷惑だからやめてほしい。
106若島正:2005/05/07(土) 20:31:50
アップダイクの走れウサギ。
この作品で何故、ウサギは最後に逃げ出したのか。
それを作品のイメージや構造の観点から説明してみろ。
時間はやるから一週間以内に回答してみろ。
文体と構造に注目しろと口酸っぱく言っているはずだ。
アップダイクはナボコフのヨーロッパ文学講義の序文書くくらい重要な作家だ。
私のファンなら押さえといて当たり前。
まあ全部は読んでないこから時間はあげる。
それでも十分私のファンなら間に合うはず。
私を本当に好きで読み込んでいるならいろいろ意見持てるはずだ。
見当もつかない馬鹿しかいないようならこんなスレ消えてしまえ。
107吾輩は名無しである:2005/05/09(月) 12:00:08
これ書いてる奴に思い当たる馬鹿が一人いる。
妬みってひどいねwwwwwwww
108吾輩は名無しである:2005/05/09(月) 17:37:02
若島って天才だよね?
109法学部卒:2005/05/10(火) 11:36:31
87年か88年に先生から教養の単位いただきました。
たしか教材は時計仕掛けのオレンジだったと思います。
レポートで時計仕掛けのオレンジに出てくる
Heaven 17 というロックグループの名をとったグループが
実在するとかなんとか書きました。今は恥ずかしいです。
110法学部卒:2005/05/10(火) 11:42:38
いや教材はちがったかな。
でも私は教養過程で若島先生の講義は
なにか楽しいよい講義だったという記憶があります。

111羽生義治:2005/05/10(火) 16:32:17
若島さんは僕の憧れでした
「盤上のパラダイス」に寄せた推薦文は僕の本音です
若島さんが棋士になっていたら歴史が変わっていたでしょう
若島さんに教えられてジョージ・スタイナーを読んでからチェスを
やるようになりました
若島さんにはこれからも将棋界の力強い味方として、筆の力で盛り上げて
いって下さい

112吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 20:12:21
>>111
誰だ?義治ってw
113若島正:2005/05/12(木) 17:55:53
人生の折りに読んできたアップダイク。
彼の言葉、細雪熟読しなくても痴人の愛一冊読めば谷崎の天才はわかる。
谷崎もまた私の全てナボコフの言う文学というお伽話の魔術師だから。
では逆に細雪の冒頭の魔術を見てみよう。
細雪自体は次女が下の独身二人にやきもきする話。
三女が引っ込み事案。四女が奔放。三人が軸で主役は三女。

冒頭、三人が音楽会に行こうとしている。
次女が着物の帯を選び三女が姪のピアノの練習を見ている。繊細な音の主題。
次女の回想に入って読者に必要事項を説明。四女の倒錯関係の発端を語る。
卍や痴人の愛みたいだと読者の期待を煽る。
114吾輩は名無しである:2005/05/12(木) 18:09:11
例のコピペといいキチガイにつきまとわれる若島は悲惨だな。
115若島正:2005/05/12(木) 18:16:45
現実に戻って、帯を選んだ次女の前に「その帯は絹ずれの音がして気になる」
と音楽会ではその帯はやめてくれと三女が出てくる。
それまで隠れていた主人公が鮮やかに前面に出てくる。
そこまで繊細な感受性かと語り手の次女通して読者は従わされる。
言う事聞いては駄目だしされる次女。四女の機転でくたびれた帯使い外出する。
全くの引っ込み思案の愚図の三女が物語を支配する。
その美意識が納得しない限り誰にもどうにもならないおかしみ。
現実に三女がいたらドキュン、
しかしここは文学という現実離れてこういう美しい世界で遊べたらという夢の国。
読者の期待する美意識が優先する女性原理のお伽の国。
物語の言葉の秩序の中で三女に刃向かえる者はいない。
刃向かうものはそもそも細雪を読んではいない。
そういう物語の秩序を一発で構築する奇跡。

冒頭の帯選びから、10分かそこらの僅かな時間で三人の性格と、
三女に振り回される物語を受け入れさせられる。
物語では何十頁だが、現実では時は過ぎていない、時間のトリック。
やがて読者は三女の見合いに一喜一憂し振り回されることが快楽となる。
それこそが細雪を読むこと。


116若島正:2005/05/12(木) 18:24:56
不意に隠れていた三女が帯の音という想像つかないことで物語の焦点占める。
読者の度肝を抜く魔法が美しい。
結婚できないぐず女はどこにでもいるが、ここしかない視点で切り取る魔術。
一発で物語の言葉の中心を占めさせる谷崎の奇跡。

読んでみたくなったでしょう?

同じように走れウサギもやってほしい。小説を読む喜びは魔法にかかること。
繊細な読みに取り組み至福な時を過ごしてもらいたい。
走れウサギのヒント。
冒頭のバスケット。行き先決まらないドライブ。中盤の肝のゴルフ。
繋げて考えれば、そこに物語の言葉の秩序の鮮やかな構築がある。
細雪の魔術と同じものがそこにある。
117若島正:2005/05/12(木) 18:32:54
>107,108
悲しいね。私が一生賭けて打ち込んでいる小説を深く読み味わうこと。
それを私の名前のスレでやらないでどうする。無駄話するな。
私の本を読んでアップダイクの話についてこれないなんて屑だよ。屑だよ。
自覚しているのかい?
スレッドのコピペ荒らしとチラシの裏の落書きはやめたまえ。
小説を読む喜びは魔法にかかること。繊細な読みに取り組み至福な時を過ごすこと。
私の書いてきたことは無駄なのか。悲しいよ。
迷惑だから回線切って首吊って氏にたまえ。
君達のような悪質な荒らしアンチが一番始末に悪い。
迷惑だから回線切って首吊って氏にたまえ。
118若島正:2005/05/12(木) 18:51:07
私は論理的思考せずに情緒に走る文系二流根性は唾棄する。虐めるよ確かに。
だが偉大な小説家批評家はリスペクトする。文学を讃えるそれしかしない。
小説を読む喜びは魔法にかかるため。繊細な読みに取り組み至福な時を過ごしたい。
小説書けない、数学者になれない、棋士になれない。
言っておくが95の見るようには将棋は甘くない。
コンピューターが勝つのはまだまだ先だ。
私は二流だが、私の文学の解読で乱視読者が一人増え、
詰め将棋で将棋の醍醐味に触れる人が増えればいい。それだけだ。
>111
義治なんて馬鹿に私の著書を推薦してもらった覚えはないよ。
春だからってわいてもらっては困るよ、ゴミ虫君。
何億も稼ぐプロの領域に素人が到達できたとかは不遜だよ。
リップサービスって言葉は知らないのかい。妄想馬鹿は仕方がない。
君達のような悪質な荒らしアンチが一番始末に悪い。
迷惑だから回線切って首吊って氏にたまえ。
119若島正:2005/05/12(木) 18:58:33
宿題やってくれる人がいて、文学の魔法について話できるならいいスレになるよ。
期待してるよ。
誰もまともに話しできないならこのスレッドは削除だね。
迷惑だよ。私とは何の関係もないだろう?
私の愛読者なら感謝しているよね。
乱視読者シリーズのエッセイ一つ分のネタ書いてやったんだから。
私の愛読者なら、こういう話ができないことがみっともないことわかるよね。
みっともないことわかるよね。宿題やってね。
できないならわかってるね。
君達のような悪質な荒らしアンチが一番始末に悪い。
迷惑だから回線切って首吊って氏にたまえ。
迷惑だから回線切って首吊って氏にたまえ。

120吾輩は名無しである:2005/05/12(木) 21:41:22
なりきり板か電波・お花畑板に行け
121吾輩は名無しである:2005/05/12(木) 21:42:35
つーかなりきりならまだ読める部分もあるけど
若島の本もまともに読めてない馬鹿じゃどうしようもねー
122吾輩は名無しである:2005/05/13(金) 05:33:11
羽生はほんとうに
若島さんの「盤上のパラダイス」の帯に推薦文書いてたよ
「若島さんは僕のあこがれだった」ってね
123吾輩は名無しである:2005/05/13(金) 05:42:51
童貞捨てた
124若島正:2005/05/14(土) 10:43:18
>121
内容の無いレス乙。
小説読めない馬鹿は回線切って首吊って氏んでね。
みっともないね。ププッ。
>122
リップサービスって知らないの。
チラシの裏にでも書いててね。氏んでね。ゲラ。
125吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 06:37:17
今年中にロリータの翻訳と
「ロリータ論」が出るらしいけど
どういう形か分かる人います?
新書?単行本?出版社は?
126吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 12:16:41
新書で「乱視読者のロリータ講義」ってのがいいな
127吾輩は名無しである:2005/05/19(木) 15:22:05
中公新書でね
128吾輩は名無しである:2005/05/19(木) 17:42:17
若島の本を読んだら、死んだおばあちゃんが生き返った
129吾輩は名無しである:2005/05/20(金) 16:03:22
単行本で出るようです
130吾輩は名無しである:2005/05/27(金) 00:02:02
    醴醴醴醴]['.                                        : `:゙{[醴醴¶
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        .,゚''' -. '               .、.;,(jIj.....__,._._..,xs,iiu_,..,,I詬i;。.、....、... .(i゙(I
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          一' .           :゙(}l}シ.、;;、....、,,__.,uu,。,,,,,ggggj_j,(I}'゚(勿l.[(','i}ソI.
                    . .   ' .(.(.(.()l瘟尸゚゙゚゙゙゙゚゙゙゙゚゚゙゚゚゚゚゚゚゚層鬱浴)).'';ミi.(,(l;ミ.  
              . .     . . ::、.、..:.(,(:、''゙゚『咐':'・!・    f負鄂、.:'.(.(>.(,(3i゙(}|I' 
              '、..  .、:.、'.:、'.'.'.、.(`' .       : : : : ー;;,(,(i','i.(.(.(.(.(lIIIIIiIIIl゚
                、...、'.:.'.、.'.、.'.、::、.      . `'゙(!!i'ill}ヌミ(i゙'''.、::.(.(iI|}}I||肝
                .゙'.:.'.:i.(.(.(.(i:.:.、'..        ````````  .:゙:;,(jI回回|g.
131吾輩は名無しである:2005/05/29(日) 17:12:23
楽しみだね
132若島正:2005/06/03(金) 18:18:55
糞スレッド認定
宿題もできない馬鹿ばっかし。
黙っていても誤魔化せないよ。みっともないよ。
氏んだ方がいいよ。
小説読めない奴こないでね。
一人ぐらいはまともな奴がいないかと楽しみにしていたのに。
みっともないよ。
みっともないよ。
氏んでね。
133吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 15:09:43
ha?
134吾輩は名無しである:2005/06/13(月) 13:51:29
ii
135吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 12:34:33
ロリータ
136362:2005/07/04(月) 15:11:46
7月の終わりまで、ある仕事に没頭するため、モグラのように地中にもぐります。
ふたたび地上に出てくるのは8月になります。
それまではこのHPの更新もしばらくお休みします。
それに伴い、6月発行を予定していたProblem Paradise33号も、8月発行になります。
137吾輩は名無しである:2005/07/12(火) 12:43:08
若島 正さんという英文学者(大学の同級生)を、面識はないのに高校時代から知って
いる。「大学への数学」という雑誌に宿題というコーナーがあって、いつも名前が載
っていたから。その彼のHPを見つけた↓。
http://www.wombat.zaq.ne.jp/propara/
こういうのはなんだかうれしい。
『乱視読者の新冒険』(研究社)という本の紹介文で、彼はこう書いている。
「小説を読むのは、つねに冒険である。通勤電車で吊革につかまっていても、湯船に
つかっていても、便器にまたがっていても、寝床の中でも、本のページを開くだけで、
わたしたちは見たことのない場所に移動できる。会ったことのない人物にめぐりあえ
る。たった一度の人生では体験できないような、無数の生を生きること。それはどん
なにささやかなふるまいであっても、冒険の名に値するものだ。」
138吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 01:29:10
若島 正さんという英文学者(大学の同級生)を、面識はないのに高校時代から知って
いる。「大学への数学」という雑誌に宿題というコーナーがあって、いつも名前が載
っていたから。その彼のHPを見つけた↓。
http://www.wombat.zaq.ne.jp/propara/
こういうのはなんだかうれしい。
『乱視読者の新冒険』(研究社)という本の紹介文で、彼はこう書いている。
「小説を読むのは、つねに冒険である。通勤電車で吊革につかまっていても、湯船に
つかっていても、便器にまたがっていても、寝床の中でも、本のページを開くだけで、
わたしたちは見たことのない場所に移動できる。会ったことのない人物にめぐりあえ
る。たった一度の人生では体験できないような、無数の生を生きること。それはどん
なにささやかなふるまいであっても、冒険の名に値するものだ。」


139吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 13:05:38
若島津
140吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 20:13:00
>>139
硝子坂ってなかなか歌詞の印象的な良い曲だったよね
141吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 17:44:49
ロリータ
142吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 06:27:01
ロリータ
143吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 14:44:39
若島正リーダーの京大21世紀COE「翻訳の諸相」に参加している
東大院生の秋草俊一郎君が「新潮」新人賞評論部門最終候補に
残ってる
「注釈のある世界」とかいうタイトル

研究会でナボコフの「オネーギン注釈」について研究してるから
ナボコフについてじゃないかな
144吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 14:49:07
本人くさいw
145吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 15:32:51
秋草脂肪wwwww
146吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 17:38:25
「翻訳の諸相」って子供の集まりなのか?
自分の宣伝を無節操に貼りまくって、アホとしか思えない。
147吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 20:22:37
>「注釈のある世界」とかいうタイトル

「とか」が涙ぐましいw
148吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 11:38:19
若島天才テンプレ貼ってたのもそいつか
149吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 20:34:30
若島正リーダーの京大21世紀COE「翻訳の諸相」に参加している
東大院生の秋草俊一郎君が「新潮」新人賞評論部門最終候補に
残ってる
「注釈のある世界」とかいうタイトル

研究会でナボコフの「オネーギン注釈」について研究してるから
ナボコフについてじゃないかな

150吾輩は名無しである:2005/09/20(火) 15:12:34
秋草俊一郎 ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』を読む――ロシア語/英語版の比較を足がかりに――

151吾輩は名無しである:2005/09/20(火) 15:31:39
2004年秋の研究会
12月11日
京都大学
研究発表 「消えうせた杖と組み替えられたトリック--ナボコフ『重ねた唇』を解く」 秋草俊一郎、 司会:若島正、
「『断頭台への招待』と昔話」 皆尾麻弥、司会:若島正、
「『未踏の地』について--手帳はどこへ消えたのか」 芦本滋、司会:中田晶子 

152吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 18:06:34
ロリータ
153吾輩は名無しである:2005/10/07(金) 20:59:08
浅田が「新潮」の選評で若島の名前出してるな
154吾輩は名無しである:2005/10/10(月) 15:59:30
若島正「乱視読者の新冒険」(2004年 356P 研究社 2400円)なのだけど、
これは1993年の「乱視読者の冒険」の改訂新版で、そちらの方を読んだはずだけど、
10年前のこととて、内容をさっぱり覚えていなくて、まるで初めてのように読んだのが我ながら情けないが、
著者はウラジミール・ナボコフの研究者で、他にイタロ・カルヴィーノだのホルヘ・ルイス・ボルヘスにも造詣が深く、
私もそれらの作家は好きなので、読書の楽しみを喚起してくれるこの本は、何度も読み返したくなるすばらしさだが、
特に「電子テキストと「ロリータ」」と題された一文は、極上のミステリーでも読んでいるような
背筋がゾクゾクする知的刺激に満ちていて絶品、
これを読むと普段自分がいかに考えずに本を読んでいるかを思い知らされていやになっちゃうなあ
155吾輩は名無しである:2005/10/11(火) 01:37:53
この人の本を読んでいると、蓮實が好きなんだなと思うことがたまにある。
156吾輩は名無しである:2005/10/16(日) 22:46:14
早川のシリーズ
ラインナップでたな
157吾輩は名無しである:2005/10/18(火) 18:25:26
2005/10/15

 早川異色作家短篇集が復刊を開始したので、その第18巻から20巻まで3冊出る新
編集アンソロジー(編者:若島)のラインアップ(予定)を公開しておきます。

 第18巻 アメリカ篇
アヴラム・ディヴィッドスン、ジョン・スラデック、R・A・ラファティ、ベン・
ヘクト、フリッツ・ライバー、トマス・M・ディッシュ、ウィリアム・コッツウィ
ンクル、チャールズ・ウィルフォード、ハーラン・エリスン、ジャック・リッチー
、ロバート・クーヴァー、ジーン・シェパード
 第19巻 イギリス篇
ジョン・ウィンダム、アントニー・バージェス、キース・ロバーツ、ジョン・キア
・クロス、ロバート・エイクマン、ジョン・メトカーフ、ウィリアム・F・ハーヴ
ェイ、ジェラルド・カーシュ、キリル・ボンフィリオリ、ミュリエル・スパーク、
ウィリアム・サンソム、ヒュー・ウォルポール、ウィリアム・トレヴァー、A・E
・コパード
 第20巻 世界篇
ヨゼフ・シュクヴォレツキー(チェコ)、ジャン・レイ(ベルギー)、レイモン・
クノー(フランス)、トンマーゾ・ランドルフィ(イタリア)、アドルフォ・ビオ
イ=カサーレス(アルゼンチン)、オラシオ・キローガ(ウルグァイ)、ナギブ・
マフフーズ(エジプト)、李昂(台湾)、アイザック・バシェヴィス・シンガー(
ポーランド)、ロバートソン・ディヴィーズ(カナダ)、エリック・マコーマック
(カナダ)

 すべて品揃えは未訳短篇で。収録作家が変更になる可能性もありますが、だいた
いこんな感じというのは確定しています。ただし、刊行予定は2007年の春から夏に
かけてになる見込み。相当先の話ですみません。

158吾輩は名無しである:2005/10/26(水) 12:14:48
たのしみだね
159吾輩は名無しである:2005/10/26(水) 13:45:50
浅田彰が若島を一蹴したってマジ?
どんなこと書いてたの?
160吾輩は名無しである:2005/10/26(水) 13:47:16
確かネットにも公開してる。検索すれば分かると思う
161吾輩は名無しである:2005/10/26(水) 18:12:35
>>159

一蹴したというか若島先生に見せたら褒めてくれるだろうって
浅田が審査員として書いただけ
実際候補者の秋草俊一郎も若島と研究している
浅田はあれを書いてたとき誰になってたのかな?

浅田ってアイデンティティがないんだって
それはアイデンティティが何千とあるのと同じだって
つまり瞬間瞬間に「誰かに」アイデンティファイして
次の瞬間別のものにアイデンティファイする
次々と別の人間に乗り移って生きている
まるでニーチェがキリストになり、ワグナーになり全てのものになって発狂したように・・
あの選評書いてたときも、「誰か」になってたんだと思うよ
162吾輩は名無しである:2005/10/26(水) 18:36:44
>161
そうゆうのを「鵺ぬえ」と言うて、大昔から日本国に棲息する怪獣の一種。
新しがりのくせして案外旧い遺伝子で生きdのねン、
べつに悪ぃことじゃねっけど。
本人はきっと、集団無意識域を自在に往還して他者に通底してんだい!てな
屁理屈こねるんだろうなー。かわゆいっ
163吾輩は名無しである:2005/10/26(水) 18:58:05
>>162

しかも森鴎外のいう「かのように」というのとも違う
「かのように」ってのは自己があって、誰かのように演じてるだけ
自己はしっかりとキープされている
でも浅田は「かのように」ではない
永遠に「自己」に戻ることはなく、変転を続ける
ゲイからヘテロへまたゲイへと変化するからバイセクシャルとも違う
宮台は浅田を「かのように」で捉えていて浅いなって感じたね
164吾輩は名無しである:2005/10/26(水) 19:08:28
>163
それはつまり、戻るべき自己がはなから「無い」からで。
自己を確立する前に
闇の誘惑に負けてふ〜らふ〜ら出ずっぱりになっちまった少年の悲劇だ罠。
その内にきっと、行き先も帰路も見失って迷路に立ち尽くす悪寒…
転石苔を生ぜず…て、両刃の剣だすけの。

ほいから洩れ宮台とか知らんけんの、人違いせんといてや。
165吾輩は名無しである:2005/11/02(水) 23:04:28
G・カブレラ=インファンテ『神聖な煙』(青土社、仮題)近刊予定
葉巻についての蘊蓄本。現在校正作業中。刊行は少し先になりそう。

ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』(新潮社)11月30日刊行予定
新訳。単行本で出ます。

アヴラム・デイヴィッドスン『どんがらがん』(河出書房新社)発売中
翻訳を4作担当しました。

マイクル・イネス『ストップ・プレス』(国書刊行会)発売中
解説を担当しました。

エドマンド・ウィルソン『エドマンド・ウィルソン批評集2 文学』(みすず書房)発売中
翻訳を1篇担当しました。
166吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 14:33:30
un
167吾輩は名無しである:2005/11/16(水) 07:06:55
nan
168吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 23:47:07
『ロリータ』
169吾輩は名無しである:2005/11/23(水) 17:14:04
ノートなり注釈なりがそれなりに付くんだろ
170吾輩は名無しである:2005/11/25(金) 19:26:46
最近心を痛めている話。
 「京大名誉教授」の渡辺久義氏が、いわゆるID理論の紹介者として、あちらこ
ちらに顔を出し、産経新聞(→こちら)で記事になったこと。ふつうなら、困った
ヒトがいるものだね、ですませられるが、こればかりはそういうわけにもいかない
。というのは、かつて渡辺先生とは京都大学の教養部に勤めていたときに同僚とし
てご一緒したことがあるからだ。
 渡辺先生は、およそ科学的思考あるいは論理的思考とは無縁であり、思いこみの
強い、自分の世界に没入するタイプで、世知にはまったく疎い人だった。これはけ
なしているのではない。むしろその逆で、世知に長け、平気で嘘がつけるような厚
顔無恥な教授たちに比べれば、わたしは渡辺先生のような人のほうがはるかに好き
だった。
 
171吾輩は名無しである:2005/11/25(金) 19:28:52
ただ、どうも定年退官近くになって、自己への没入が文学の世界ではなくよその
世界に行ってしまったようで、その頃から心配になっていた。たしか退官されて
から、講演を拝聴したことがある。ウォーレス・スティーヴンズについての話だ
ったが、まともなことを一つも言えずに、悲惨なものだった。あれほど好きだっ
たはずの詩の話で、こんなにボロボロになっているのは、よほど心が文学から離
れてしまったのか、と悲しくなったことを憶えている。
 科学の衣を纏った疑似科学で、宗教であるとわかっているはずなのに、それが
言えない(あるいはわからない)のは、もはや治療のしようがないほどに冒され
ているのか。とにかく、渡辺先生が「科学」と言うのを目にするだけで、途方も
なく悲しい。
 なにしろ「京大名誉教授」がこういうことを信念として口にしてくれるのだか
ら、統一協会からすればネギを背負った絶好のカモなのだろう。たぶん、渡辺先
生は自分が利用されているということもわからずに、新たな使命感に燃えている
のだろう。
 こういうときには、John SladekのThe New Apocryphaの一読をおすすめして
みたいところだが、たぶん貸す耳はお持ちではないだろう。悲しい。
172吾輩は名無しである:2005/11/25(金) 19:37:27
ID理論なんてあるんだな。ひどいもんだ。
こんなものを嬉々として紹介する産経にも呆れるが。

それより『ロリータ』もうすぐだな。ちょっと高いが買おうかな。
173吾輩は名無しである:2005/11/26(土) 10:48:22
若島ファンのみなさま、

京都大学附属図書館のバックナンバーセンター移転計画に反対する署名運動をはじめます。
ご協力ください。

 ttp://blog.livedoor.jp/saveourlibrary/

 ttp://formmail.jp/00047781/
174吾輩は名無しである:2005/11/26(土) 20:15:29

トーク 「『ロリータ』とその新訳をめぐって」
日時:12月10日(土) 午後2時〜3時20分
場所:京都大学文学部新館第1講義室
ナボコフ協会の秋の研究会の一部として行われます
175吾輩は名無しである:2005/11/29(火) 16:15:27
『ロリータ』新訳、ナボコフスレでは非難轟々なんですけど
期待が高かっただけ落胆も大きいのかな
176吾輩は名無しである:2005/11/29(火) 17:22:19
トーク 沼野充義さんと
日時:12月14日(土) 午後7時半〜9時
場所:ストライプハウスギャラリー2F(青山ブックセンター六本木店より徒歩5
177吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 21:42:14
平野啓一郎
178吾輩は名無しである:2005/12/04(日) 21:50:46
179吾輩は名無しである:2005/12/04(日) 21:53:54

トーク 山崎まどかさんと
日時:12月16日(金) 午後6時半〜
場所:三省堂神田本店8F
整理券が必要です。詳しくは→こちら

トーク 沼野充義さんと
日時:12月14日(水) 午後7時半〜9時
場所:ストライプハウスギャラリー2F(青山ブックセンター六本木店より徒歩5分)
事前の予約が必要です。詳しくは→こちら
180吾輩は名無しである:2005/12/04(日) 22:03:36
たしかに『ロリータ』について1冊書く予定をしておりますが、それは上のよう
な意味での注釈本ではありません。予定としては、今回の新訳で4ページほどの
分量の一節をできるだけ丹念に読めばどうなるか、そこでナボコフがどんなこと
をたくらんでいるか、などについて200枚くらいの解説を書き、それを一つの
サンプルとして提示するのが中心です。要するに、そういう感じであとは各自で
やってみてください、という本です。
 わたしが注釈本を個人的にどうも書く気がしないのは、「それで終わり」とい
う感じが嫌だからです。たぶん、読者の側も注釈本を読んだら、「それで『ロリ
ータ』はわかった」という気になってしまうのではありませんか? わたしはい
まだにわからないところだらけですし、これからもいろいろと考えてみたいと思
っています。
181吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 13:28:52
353:リガー・モーティス

第一発目の書き込みがこれでは、いかにも縁起が悪いけど。

 ビアズレー校で、指導牧師をしているリガー(Rigger)に、女子生徒たちがつ
けた仇名がこの「リガー・モーティス」(Rigor Mortis)。rigor mortisとは
、つまり「死後硬直」のことですね。
 しかし、「リガー・モーティス」としたのでは、たぶんわかる人は少ないはず。
そこで考えた案が、「シゴール・コルチョック」。これは、名前としていちおう可
能な範囲にあるので、相当未練があったんですが、考えてみるとこれでは「リガー
」の名前を変えてしまっているため、彼が出てくるところをぜんぶ変えなくてはい
けないことになり、さすがにそこまでする勇気はなくて、結局ボツに。なんとなく
今でも心残りなので、ここで公開することにしました。

 そこでクイズを一つ。上の例のような言葉遊びで、一度しか出てこないからま
あいいかと思って、原作の名前を翻訳では変えてしまったキャラクター二人(そ
の二人でペア)が見開きのページにいます。さて、誰と誰のペアでしょう? わ
かった方は、乱読掲示板のほうに書き込んでください。
 ヒント。どういう言葉遊びかは、『ロリータ』の本文中に書いてあります
182吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 13:32:03
320:我が紫の上よ

「本当にすまない、我が恋人よ、我が紫の上よ」
これはハンバートの台詞ですが、現実の会話でこんなことを口にする人はいません。
「我が恋人よ、我が紫の上よ」というところは、原文では"my darling, my own
ultraviolet darling"です。つまり想像すると、ここで実際にハンバートがしゃ
べった言葉は、"my darling"だけだったのでしょう(それなら、訳としては「本当
にすまない」だけでいいかもしれません)。そこへ、今この手記を書いているハン
バートが、勝手に"my own ultraviolet darling"という部分を書き加えているのです。
 実は、この箇所だけではなく、ハンバートが書き手としてこのような加筆を行い
、およそ現実には発話できない台詞に変えてしまっているところが『ロリータ』の
あちこちにあります。自分の台詞を書き換えるだけではなくて、他人の台詞まで変
形している例もあります。これは『ロリータ』の文体の特徴としては大きな点なの
ですが、翻訳ではそれをわざと露骨な形で出しておきました。というわけで、この
小説の中に出てくる会話は、かなりへんてこなことになっています(翻訳が下手な
せいだと思われたかもしれませんが、実はそういう事情なんです、すみません)。
これは大きな問題なので、また場をあらためて書きたいと思っています。
先のハンバートの台詞に戻って、「紫の上」というのは、実は"ultraviolet"
のある意味では直訳のつもりです(つまり、「紫外線」というのは「紫の上」)
。それがたまたま、『源氏物語』の「紫の上」に通じ、彼女がいわば「ロリータ
」なので、おもしろいんじゃないかと遊んでみたわけ。
そこでまたクイズを。上の例のように、この翻訳には日本文学のキャラクター
を意図的に借用したのがもう一人紛れ込んでいます。さて誰でしょう? これはい
くらなんでもミエミエですけど。



183吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 13:33:29
68:歯の抜けた口

シャーロットの家に下宿人として住み込んでいたとき、ハンバートが朝に部屋
を出たら、その外に朝食のトレイが置いてあり、「早く部屋に持って入ってく
れと言わんばかりに、歯の抜けた口をあけてこちらをにらみつけている」とい
う描写。
実はこれ、今回翻訳していて、ハテナ?と立ちどまった箇所です。
朝食のトレイが「口をあけて」いるみたいに「こちらをにらみつけている」
のはわかるとしても、どうして「歯の抜けた」口なんでしょう?
こういう疑問がわいたとき、ナボコフの小説だと、必ずと言っていいほど答
えはちゃんと本文中に書いてあります。そこで、この近くを探してみたら、あ
ったあった、やはり答えが見つかりました。
 ハンバートがトレイを見つける前に、ロリータが部屋の外から声をかけて、
「お母さんに言わないでね、あなたのベーコンぜんぶ食べちゃった」と言っているのです。
 つまり、ベーコンが歯に見立てられていて、それがぜんぶなくなっているの
で、「歯の抜けた口」という比喩になっているわけです。
 この比喩、なるほどと唸りました。わたしにとって、ナボコフを読んでいて
よかったと思う理由の一つは、こういう発見の喜びです
184吾輩は名無しである:2005/12/08(木) 12:01:47
おはなさん、こんにちは。
当日は、場所が場所だけに、ややマニア向きの話になる予定です。しゃべる中身は、某誌に掲載後、加工してこちらの別館に移すつもりをしています。
『ロリータ』は、誰が何をしゃべろうが、ビクともしない小説ですから、何を耳にしたところで大丈夫。どうぞご安心を。
たしかに、『透明な対象』から入ったという(かなり珍しい)読者は、たぶんナボコフの何を読んだところでそんなに驚かないはずです。
当日には、ナボコフの翻訳者が何人か出席予定。北山克彦さん、加藤光也さん、沼野充義さん、中田晶子さんがいらっしゃいます
185吾輩は名無しである:2005/12/08(木) 14:21:58
>>138
こんなこといちいち若島に言われなくたって普通に読んでればわかるだろ。
直前でベーコン食べたって言ってるんだから。

若島はこんなくだらないこと言ってないでロリータにまともな註を付けろ!
186185:2005/12/08(木) 14:22:37
>>138じゃなくて>>183だった。
187吾輩は名無しである:2005/12/10(土) 17:02:20
>>185

ロリータ論をお読みください
188吾輩は名無しである:2005/12/10(土) 17:08:41
まだ抱き合わせ商法か
189吾輩は名無しである:2005/12/12(月) 14:00:14
ロリータ論いつだろう?
190吾輩は名無しである:2005/12/13(火) 14:58:46
その話を聞いた後、文学部であったトーク「『ロリータ』とその新訳を
めぐって」にもぐり込んだ。若島 正氏の話は、『ロリータ』の中で、1
947年と1952年の2つの時代が二重に表現されているということだった。
つまり単眼ではなく複眼で表現されているという。これは、先に聞いた両
眼視差の話とだぶって、不思議な感覚になった。英文学の講義といっても、
小説の中で細部がどのように表現されているのかという話が中心で、脳内
で情報がどう処理されているのかという脳科学の話とさして違わないなと
いう印象を受けた。英文学も面白そうだ。

191吾輩は名無しである:2005/12/13(火) 21:26:07
■[book]何かが空を飛んでいる 稲生平太郎 00:28
若島正氏推薦。若島氏と稲生=横山氏は古くからの友人で*1、前者が在学中は将
棋部に所属していたのに対して、後者はその近所の京大ピラミッド部に所属して
いたそうな。もちろんスキー部よろしく長期休暇にエジプトに旅立つ部活、とい
うわけではなさそうだ。

UFO(未確認飛行物体)マニアであるが、神秘主義者ではなく、宇宙人目撃例と
古くから伝わる妖精目撃談との類似を軸に、人間はそういう幻覚めいたものを見
るものだと主張する。それだけならただの反宇宙人存在説な人だが、この人はそ
のような幻覚・妄想を見てしまう人間にこそ神秘があると思っている人のようで
す。

「宇宙人信仰はレイシストに繋がる」というまともな意見も書いている。確か
に自己肯定の先はそれだよな。この本の一番の謎はこんなにまともな事ばかり
書いているのに、何故この人はUFOマニアであるのかという事だよな。

それにしてもこの感じの文体はどこかで見た事があるような・・・。罵倒し
ない山形浩生氏?(撞着語法) うーん、いしかわじゅん氏かなあ・・・。
とにかくそんな感じ。

192吾輩は名無しである:2005/12/14(水) 00:03:45
いきなりKタンのブログからなぜ
193吾輩は名無しである:2005/12/14(水) 15:32:11
>>192

誰なの?
194吾輩は名無しである:2005/12/14(水) 18:59:04
「ジャック・リッチーはかなりいけます」と、教えてくれたのは、若島正先生です。

『このミステリがすごい!2006年版』 pp.46
「クライム・マシン」担当編集者藤原義也氏のコメントより

「この間、あなたが人を殺した時、わたし、現場にいたんですよ」とヘンリーは言った。
 おれは葉巻に火をつけた。「ほう、そうかね?」
「もちろん、あなたにはわたしは見えませんでしたけどね」
 おれは笑みを浮かべた。「タイム・マシンに乗ってたってのか?」
 ヘンリーはうなずいた。

『クライム・マシン』 pp.8 /『クライム・マシン』(ジャック・リッチー)

このミステリがすごい! 1位
本格ミステリ・ベスト10 7位 
195吾輩は名無しである:2005/12/15(木) 16:07:40
さすがだね
あとがき書いた「ストップ・プレス」もはいってたよね
196吾輩は名無しである:2005/12/15(木) 16:11:51
ロリータ別館が予想以上につまらない件について
197吾輩は名無しである:2005/12/17(土) 07:26:46
面白いよ
198吾輩は名無しである:2005/12/17(土) 15:46:19
どこが面白いの?
199吾輩は名無しである:2005/12/17(土) 16:10:35
あれを200集めて出版してほしいな
200吾輩は名無しである:2005/12/17(土) 16:21:02
一つでも面白いのがあったかね?

さすがに今書いているという「ロリータ論」はもっと面白いと期待してるが。
201吾輩は名無しである:2005/12/18(日) 11:10:35
ロリータ論ってどっからでるの?
なんか、みすずの「理想の教室」ででそうな予感
202吾輩は名無しである:2005/12/18(日) 14:48:38
芳賀書店
203吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 13:28:59
ウラジーミル・ナボコフ『道化師をごらん!』立風書房(1800円弱。やっとナボコフ最後の作品が読めます)

「ふさぎ込んでいるのはよしなさい!」と彼女は叫んだものである。「道化師たちをごらん」

若島正訳で『ロリータ』の新訳が新潮社から出版されたくらいなんだから、『アーダ』を復刊してくれへんかな。

でも『ナボコフの一ダース』が筑摩文庫の復刊フェアに漏れ、『ディフェンス』が品切れになったままになってるから絶望的。

204吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 15:27:09
若島って、語り口は面白いし、
読書人としては素晴らしいけど、
研究者としてはトリビア野郎のような気がしてならない。
205吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 15:33:55
ああ、それは言えるかもな。なんかおれも若島に対してはアンビバレンツな感じ。
206吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 19:00:59
>>204

そんなことは無いけどね
むしろ根は正統的な文献主義というか
訓古学的な学者だけどね
ただナボコフに人格を譲り渡したとまでいうんだから
常識で図ってはいけないよね

207吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 19:52:34
若島は常識に欠けてるからな
208吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 19:56:36
>>206
元理系のくせに訓詁学だから疑問があるんだよね
本来ならエンプソンばりに作品解析した方がいいと思うんだが。
仏文の故・吉田城のような草稿研究の鬼ってわけでもないだろ?
209吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 20:08:27
若島の感性は一言でいやあヲタだろ。
そんなことより「ディフェンス」事実上絶版化の可能性高いなあ。
これもまた高額古書化するんだろな。
210吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 20:30:19
>>208

研究会の発表読んでたら、精密な読解をやってるけどね
211吾輩は名無しである:2005/12/20(火) 03:32:25
例の「歯の抜けた」と「ベーコン」の話、いちいち言い訳しないでいいよw
212吾輩は名無しである:2005/12/20(火) 14:29:38

<補足>
 言うまでもなく、『ロリータ』注釈本としては、Alfred Appel, Jr.が書いた
The Annotated Lolitaがすでにあります。スタンダードな注釈をお求めの方は、
そちらをまずお読みになることをおすすめします。ここの別館では、アッペルと
同じことをやっても無意味なので、その注釈本に書いてあるようなことはほとん
ど扱いません。どうぞあしからず。
 それから、「ネタバレ注意」とある項目は、必ず『ロリータ』を一度通読して
からお読みください。とはいえ、その項目には何らかの「正解」が明かされてい
るわけではありませんので、お間違えのないように。

213吾輩は名無しである:2005/12/22(木) 11:22:43
 ナボコフは、今回はヴィヴィアン・ダークブルーム (Vivian Darkbloom) と
して女装で登場しております。
 この新訳は、とにかくクレイジーなギャグで笑ってもらうのも狙いの一つで、
そういう箇所にはややきつめに色を塗ってあります。
 「マン法」ねえ、なんだかこんな話題ばっかり……。原文は"the Mann Act"で
、これだと「男性の行為」という掛詞になるのですが、それをわざわざ注釈で説明
するよりも、日本語だと「マン法」という言葉だけで勝手に別の「おぞましい洒落
」を想像してしまうのではないかと思い、そのほうがおもしろかろうと考えたよう
な次第です。
 言われてみれば、このように原文をそのまま訳しただけなのに、たまたま日本
語では別の言葉遊びにずれた恰好で成立している箇所が、他にもありました。さ
て、それはどこでしょう? これもパズルとして出しておきます。
(おはなさん、この部分を別館に移動してもかまいませんか?)
 ガストン・ゴダンのジャックくんやディックくんたちは、原文そのまま。もち
ろん、無作為のように見せかけて実は作為的な名前の選び方です。
214吾輩は名無しである:2005/12/22(木) 19:36:26
「乱視読者の冒険」文庫にならないかな
215吾輩は名無しである:2005/12/22(木) 19:39:38
216吾輩は名無しである:2005/12/23(金) 13:28:48
G・カブレラ=インファンテ『神聖な煙』(青土社、仮題)近刊予定
葉巻についての蘊蓄本。現在校正作業中。刊行は来年の3月頃になりそう。
217吾輩は名無しである:2005/12/24(土) 07:53:17
トークショウの感想は?_
218吾輩は名無しである:2005/12/24(土) 14:37:11
みなさんいかがですか?
219吾輩は名無しである:2005/12/25(日) 17:25:23
「ロリータ」
早くも増刷してるね
220吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 15:01:14
装丁もいいね
本屋で見てたらカップルが手に取り
「ロリータコンプレックス・・」って話をして
本を置いて去っていった
221吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 17:42:48
>>220
まあ世間的にはそうなんだろうな。正直書店では少し買いにくいし。
222吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 19:19:11
でもタイトルでひきつけるものがあるんだなって
うれしかったナボコフも若島も知らないだろう人にね
223吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 20:04:28
まあ時節柄ね、いろいろ事件もありましたから。
224吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 12:08:10
朝日で巽孝之が「ロリータ」訳の名前を出していたね
色々な所で名前がでてくるね
225吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 14:13:12
ぼくは近眼で乱視。
そこは共通しているものの、おおよそ、ぼくごときには真似のできない学歴の持
ち主の「若島正」というひとの「乱視読者の大冒険」という大著を今、ちょこっ
とずつ読んでいます。
若島さんは「京都大学理学部卒業・同大学文学部卒業・同大学文学部大学院過程
終了・現・京都大学文学部大学院英米文学研究科教授」という経歴の持ち主。
ぼくは10浪して、京都大学に入ったとしても、1年で放校って程度の頭。
で、ようするに何がいいたいかというと、若島正はおもしろい、ってことなん
だけど…
この人、ナボコフの信者で「ロリータ」は10回くらい読んでるみたい。
まあ、いわゆる「読み」の深さに感嘆したんですよ!
「2ちゃんねる」でも「若島正」は文学の最高峰、という項目がありました。
元々は、リチャード・パワーズというマイナーな作家の翻訳で知り、「乱視読者
の帰還」という本で、いやあ、本だったら何でも読むひとだなあ、と感心してフ
ァンになったんですよ。
「乱視読者の大冒険」のなかには「レム・ボルヘス・ナボコフ」と難解な小説を
書く、巨匠3人を論じている章もあり、今、楽しんで読んでます。
226吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 14:41:01
「乱視読者の大冒険」なんて本、あったか?
227吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 15:55:11
コピペやん
228吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 17:20:14
そりゃどう見てもコピペだろ
229吾輩は名無しである:2005/12/28(水) 07:40:31
「乱視読者の新冒険」の間違いだね
230吾輩は名無しである:2005/12/28(水) 18:46:08
若島正『乱視読者の新冒険』
「数学から文学に変わって、まず驚いたのは、まわりの人間の頭が悪いことだ
った」という、あの有名(?)な発言でおなじみ(?)の英米文学者・若島正
先生の評論集だ。

誤解のないように言っておくと、若島先生は別に文学をバカにしてるんじゃな
くて、数学のようにすっきりと捉えることのできない文学というものを相手に
するには頭がいいだけじゃダメだぞ、とかそういうことを言いたかったらしい
。詳しくはP13の「にゅるにゅるの話」の項を読んで下さい。

最近、ナボコフ『ロリータ』を翻訳されたそうで、第W部「『ロリータ』の余
白に」も合わせて読むといいかもしれない。前々から読みたいと思っていた
作品なんだけど、『ロリータ』というタイトルがあれだから…。
面白かったのは第V部の「タイムマシン・文学史」だ。「小説を読むという行
為は、機械の助けを借りないタイム・トラヴェルである」。なるほど。

231吾輩は名無しである:2005/12/28(水) 18:55:39
どうみてもコピペです
232吾輩は名無しである:2005/12/28(水) 20:10:27
2ちゃん(文学板)で有名な言葉だろw
233吾輩は名無しである:2005/12/28(水) 21:38:28
若島さんが選ぶ今年の三冊(毎日新聞・12月18日)はいずれも小説ではなかった。
1、赤ちゃん教育 野崎歓・著(青土社)
2、随筆 本が崩れる 草森紳一・著(文春新書)
3、モダン道頓堀探検 大正、昭和初期の大大阪を歩く 橋爪節也編著(創元社)
以下は、「赤ちゃん教育」へのお言葉。
「わたしはほとんど小説を読むように楽しんだ。
紙の上にしかとらえられない光輝く瞬間に満ちあふれたこの書物は、
みごとな小説だと呼ぶ以外に評しようがない。」
234名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 11:38:52
独特のセンスですね
235名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 15:49:54
橋爪節也って伸也の弟だよね
センスがないってことですか
237名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 16:26:31
よく「小説はゲームじゃない」とか、いかにも分ったようなことをいう人がい
ますけど、逆に「だったら何なの?」って私なんかは訊きたくなったりします。
だって、「ゲームでもある(ありうる)」っていうのが小説のすごいとこじゃな
いですか。

本書の著者は、もともとは数学好きで文学に目覚めたのは大学に入ってから、
また詰将棋作家でもあるという一風変わった研究者で、そんなことからか文章
にもロジックを大事にするという特徴が出ていると思います。
とは言え、だからと言って、ガチガチの文章を書くということではなくて、文
体や表現の上での遊びが多彩。特に『ゲーデル・エッシャー・バッハ』の偽書
を勝手に作って、それについての書評を書いてしまうなんてのは、思わず笑って
しまいました(ちなみに私は未読なんですけど、一時期(今も?)、これに狂っ
ていた「知人」がいて内容だけは知っていたものですから)。
全体的にも、ロジック+遊び、つまりゲームというものに対する感性の鋭さを
感じます。

さて、ゲームに対する感性は、当然のこととして、その基盤となっているもの、
言葉/表現/テキストに対するこだわりになって現れます。ですから、翻訳にお
ける悪しき裏切り者に対しては、時には、やんわりと村上春樹による「セロー」
の翻訳を、たしなめたり、時には、「これでもか!」というほど周到に大津栄一
郎による『賜物』訳に攻撃を加えるということになるわけです(特に後者は必要
以上に力の入ったものでナボコフ作品に対する若島氏の「愛の深さ」が伺えます)。
238名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 16:27:26

【本書服用の個人的な効用】
とってもナボコフが読みたくなった。
やっぱりジョイスは読まなきゃ。
今回は借りて読んだんだけど、買って手元におきたい。

と、まあ色々あるんですが、一番面白かったのは、実は第部。特に『批評の解剖
』で有名な、批評家ノースロップ・フライの[教育と研究は切り離すことができ
ない]とする教育論を評価するエッセイ(上記引用は、これから)が著者の姿勢
を現しています。

だからこそ、本書に収められている研究的な論考を読んで、
とんでもなく面白い小説が「外国語」で書かれてるかもしれないんだから、語
学はしっかり勉強しなきゃ
というふうに、私もまんまと「教育」されてしまったんですね。

239名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 16:33:12
 今日は書店に寄らず真っ直ぐ帰宅した。そして昨日買った『乱視読者の冒険』
を読み始めた。予想に違わず面白い本である。大学で英語を教えているだけに英
米の小説の紹介が中心だ。アップダイクを礼賛している章は頷ける。「アップダ
イクの恐ろしさ、それはどのような対象についても書けるということである。そ
してアップダイクの魔法にかかると、あらゆる日常的なものが輝きだす」(p46
)。昔、翻訳でアップダイクの短編集を読んだことがある。確かに舌を巻くよう
な巧みな作品があった。 

240名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/30(金) 07:41:21
bk1ポイントで購入。やっと届いた。と、いうわけで年末はこれを読むのだ。
訳者解説によると、現在の新潮文庫版の訳はそれほど悪くはないらしい(私
が読んだのは例のハート型のサングラスが表紙を飾っているソフトカバー版
)。もっともどちらかというと私の好みはやはり若島正の訳文の方なので、
これを読んでから文庫も読んでみよう。ちなみにナボコフの作品の多くはオ
ンラインで読める(docファイルだが)。

241名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/30(金) 11:50:41
「乱視読者の新冒険」もいいけど「乱視読者の冒険」のほうが好き
文庫で再刊しないかな
242名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/30(金) 19:01:19
若島が文庫で読めたら最高だな
243名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/31(土) 17:39:45
「ロリータ論」はいつなのか?
244名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/01(日) 10:36:40
若島のホームページにある書評とかエッセイをまとめて
また「乱視読者」シリーズで出してほしいけど
いつになるのかな?
編集者の努力が足りないな
245 【中吉】 【905円】 :2006/01/01(日) 16:09:13
ローズ・トレメイン「音楽と沈黙」翻訳の話はどうなった?
246名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/01(日) 18:22:01
そんなのあったか?
「黄金虫変奏曲」はまだかと思うが
247名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/01(日) 23:15:13
高田みづえの夫か
248名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/02(月) 11:23:37
そっと私は震える棘を彼女のくるくる動くしょっぱい眼球に沿って押し当てた。「気っ持ちいい!」と彼女は瞬きしながら言った。

『ロリータ』59ページより

舌による眼球のゴミ取りが、この小説で出てくるとは思わなかった。この行為は鈴木清順の映画『ツィゴイネルワイゼン』と丸尾末広のマンガで有名ですが、『ロリータ』が元ネタなのか? ほかにもあるのか知りたくなった
ああ、そういえばツィゴイネルワイゼンでもあったね。
すっかり忘れてた。

とコピペにマジレス。
250名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/02(月) 15:50:53
>>247

大学時代若島津ってギャグをいってたらしい
将棋部時代
251名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 09:17:20
「アーダ」が一番好きだったんじゃないのかね?
252名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 22:28:13
今年は名作の新訳ブームだという。わたしがこの11月に上梓した、ウラジー
ミル・ナボコフの代表作『ロリータ』の新訳も、カポーティの『冷血』(佐々
田雅子訳)やセルバンテスの『ドン・キホーテ』(荻内勝之訳)に続く、新訳3冊
のうちの1冊として新潮社から出版される作品である。
言うまでもなく、『ドン・キホーテ』は古典中の古典だし、『ロリータ』は20
世紀の古典として評価が確立した傑作、そして『冷血』は原書の出版が1965
年とこの3冊のなかではいちばん新しいものの、ノンフィクション・ノヴェル
と銘打たれ、後のノンフィクション作家たちにも大きな影響を与えたニュー
・ジャーナリズムの歴史的作品であるだけに、いわば薪しい古典と言ってかま
わないだろう。
つまり、新訳が出るということは、その作品がさまざまな意味合いで古典の
扱いを受けている証拠でもある。そして、古典を読む、あるいは読み直すとい
うことに関しては、イタロ・カルヴィーノの「なぜ古典を読むのか」というエ
ッセイを思い出してみたくなる。
カルヴィーノは古典というものに対して、14通りの定義を与えている。その中
から、わたしの胸にとりわけ響く言葉を引用してみよう。
253名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 22:31:06
〈古典とは、最初に読んだときとおなじく、読み返すごとにそれを読むことが発
見である書物である。〉(須賀敦子訳)
わたしは翻訳にとりかかるまでに、『ロリータ』を少なくとも5回以上は通読して
いた。ところが、実際に翻訳をしながらあらためて読み直していくうちに、不思
議な気持ちに襲われた。今まで何度も読んでいるはずなのに、目にした記憶がま
ったくないような文章が次から次へと出てきたのである。それがいかにもナボコ
フにしか書けないような文章で、凄いのだ。
いったいわたしはこれまで何を読んできたのだろうか、そう思わずにはいられ
なかった。おそらく、今から何年かたって読み直せば、読んだ記憶がない文章
に出会ってまた驚くに違いない。古典とはそういうものなのだ。
〈古典とは、私たちが読むまえにこれを読んだ人たちの足跡をとどめて私たち
のもとにとどく本であり、背後にはこれらの本が通り抜けてきたある文化、あ
るいは複数の文化の(簡単にいえば、言葉づかいとか慣習のなかに)足跡をとど
めている書物だ。〉
『ロリータ』の原書は1955年に世に出た。現在はそれからちょうど50年後に当
たる。その50年のあいだに、『ロリータ』という書物のまわりでは何が起こったか。
まず、アメリカでベストセラーになった。「ロリータ」という言葉が一人歩きして、
作者ナボコフの意図とはおよそかけ離れたような場でも流通するようになった。
254名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 22:31:41
スタンリー・キューブリックとエイドリアン・ラインによって、2度も映画化された。
読者は、『ロリータ』を実際に手にとって読んでみる前に、そうした情報をすで
に知識として持っている。『ロリータ』はこういう小説だ、ロリータはこういう
少女だ、という思い込みが、読む前から頭の中に植えつけられている。
そしてもし、読んでみた結果が、その思い込みどおりだったとしたら、その本は
古典としての資格がないのかもしれない。古典は時を経るあいだに、知らないう
ちに更新されて新しい本に生まれ変わっているからだ。ちょうど、カルヴィーノ
が次の定義で述べているように。
〈古典とは、人から聞いたりそれについて読んだりして、知りつくしているつも
りになっていても、いざ自分で読んでみると、あたらしい、予期しなかった、そ
れまでだれにも読まれたことのない作品に思える本である。〉
これはまったくそのとおりだ。わたしは『ロリータ』を翻訳しているあいだ、
この小説が「それまでだれにも読まれたことのない作品」に思えてしかたがな
かった。
ある箇所では難しさに頭を抱え、ある箇所ではナボコフのとんでもないユー
モアに思わず吹き出し、またある箇所では感動のあまりに自分の訳文をパソ
コンの画面で眺めながら涙が出そうになり、とこんな体験をしたのはわたし
だけではないかと思ってしまったのである。

いや、それがわたしだけの体験ではないことを信じよう。カルヴィーノの言
葉を信じよう。古典は、それを読む読者の数だけ、新しい本として出現する
。そのささやかな手助けとなることだけを祈って、わたしは新しい『ロリー
タ』を送り出したい。

255名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 13:07:30
『ロリータ』論はまだなのか?
まだまだだと思うよ。
257名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 22:19:50
「アーダ」はまだなのか?
258名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/05(木) 12:57:41
ちなみに英文学研究者でチェスマスターでもある若島正の翻訳で「ロリー
タ」がでました。買ってやってください。私も昨日、注文入れました。こ
れで我が家の「ロリータ」は5冊目です。もはやニートとかどうとかの問
題ではなくなっています。人間として終わりかけてます。orz
なんでそんなに買うんだ? 意味分からん。
楽天ポイントでも使ったのか?
260名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/06(金) 10:02:28
ナボコフ 著、若島正 訳『ロリータ』(asin:4105056050)
135ページまで。新訳ならではの表現があり、原書にあたってみたい箇所がいくつかありました。ありがたいことに、ネット上から英文がダウンロードできるので、あとでチェックしてみます。

日本一の天才は羽生かイチローだけどな
冬休みいつまで?
チェスでも羽生のほうが若島よりずっと強いだろうな。
264名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 08:19:34
詰め将棋では若島が上
数学でも上
文学でも上
265名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 08:33:12
新潮

若島正「二重露出――『ロリータ』新訳の眩暈」
知性万能主義が駄目なのはわかりきったことだし、やはりイチローが一番の天才だな
267名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 13:26:28
野球ではそうだな
学問の世界では天才はいっぱいいるけどね

若島正「二重露出――『ロリータ』新訳の眩暈」
これ読んだけどなかなか面白い
二重露出を統一理論としてナボコフを解釈できるのではないかって
考えてるようだ
268名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 21:42:14
二重露出ってどういうことだったか
立ち読みだけでは説明できないな
誰かお願いします
269名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 11:36:27
ロリータの感想は?
とりあえず文学板専属の人、数学板にいって思考を磨いて来い。
271名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 13:46:09
>>270

誰に言ってるの?
272名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 19:31:17
■[本][読了]001:乱視読者の帰還
 2006年の幕開けを飾るのは、この本。

 毎日新聞書評で3人といえば、若島正、鹿島茂、富山太佳夫の3人なんだなぁ
。ほかに当然、張競、小島ゆかり、小西聖子も、目を引くことが多い。

 といいつつ、鹿島茂を除けば、どの方も読んだことがなかったので、長い正月
休みに、正月明けに読む本を探そうと思って手に取ってみたが、面白い。

 ナボコフを中心とした文学研究者である著者がミステリを読み解く章が一番楽
しく読めた。なお、文中、本当に知っている方が現れており、そのこともあって
この章を面白く読んだのかもしれないが。
273名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 22:18:48
開けましておめでとうございます!昨年、ポケットゼミのほうでお世話になり
ました菅です。昨年度は大変お世話になりました。若島先生はいかがお過ごし
でしょうか?僕はといえば、あいかわらず芝居にほうけてばかりで、勉学のほ
うはいまひとつです。そんな中でも、去年先生にお教えいただいた小説の読み
方を実践し、小説を心から楽しむことができるようになったのは、芝居をやる
上でも、非常に役立っています。
今回書き込みさせていただいたのは、実はお願いが2つほどありまして、どち
らも先生が今度新たに訳されました「ロリータ」についてなのです。
実は、今回私が来週末に西部講堂にて行います芝居は、野田秀樹作の「農業少
女」といいまして、その物語の下地に、ナボコフの「ロリータ」が使われてい
るのです。そこで、もしよろしければ、去年大変お世話になった先生のお礼に
、ぜひとも今度の芝居にご招待したいと思いまして、直接先生にチケットをお
渡しできればと考えている次第なのです。たとえご都合が悪く、ご来場できな
いにしても、せっかくの機会なので、気持ちだけでもぜひうけ取っていただけ
ると、これ以上のことはないです。もしよろしければ、今度研究室のほうに顔
をお出ししてお渡ししたいのですが、よろしいでしょうか?さらにもう一つの
お願いは、その際に先生の翻訳本にサインのほうをいただきたいということで
す。
お忙しいと思いますが、ご都合がつきましたら、ぜひ会っていただけると幸い
です。それでは失礼します。
>>278
ネタ?

でなければ掲示板というものを根本的に勘違いしてるな。
もしネタじゃないなら、誰かこいつの(ry
>>274、アンカー間違い。
>>273宛ね。
276名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 11:02:12
なるほどね
ロシア語版を読むことで、音韻的な面で訳語を決定できるのね
>研究室のほうに顔をお出しして

ワロタ
278名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 15:00:45
11:我が命の光
Lolita, light of my life, fire of my loins.
あまりにも有名な書き出し。あまりにも有名すぎて、そこをどう処理するかで、
翻訳者は頭を抱えてしまうことになります。これをなんとかしないと、一歩も先
に進めません。
まず言葉の意味からおさらい。"light of my life"は、きれいな読み方をすれ
ば、「私の人生を導く光」になるでしょう。ただし、"life"を「命」と考えると
、また違った意味になります。なにしろこの小説では、「我が命は幼いローによ
って元気よく実務的に扱われ」(188)とあるように、「命」がそのものズバリの
換喩になっている例が目につくからです。実際、それに続く"fire of my loin
s"では明らかに話がシモがかっていて、"loins"は正確には「下腹部」(ただし
性器は含まず)なのですが、これもやはり換喩と見るのが妥当。
さて、意味の次は、音です。もちろん特徴的なのは l の頭韻で、さらには [ai]
の反復、"life"で出てきた f 音がすぐ"fire"で再現されるところなどがポイン
ト。

 
279名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 15:01:55
今回の翻訳で、こういう音合わせをどう処理するか、とりあえず考えた実践的な
原則をここでご披露します。

(1) 原文で使われている音をそのまま翻訳にも活かす。(ここで l 音を活かすとすれば、ラ行で受けることになります。)
(2) それが無理なら、別の行の音で受ける。
(3) それも無理なら、他の音合わせ(たとえば、語頭の代わりに語尾を揃えるとか)で受ける。
(4) それも無理なら、何か他の手を考える。
(5) それも無理なら、あきらめる。
しかし、ナボコフが使っている音は、確たる理由があって選ばれていることが多
く、その場合には(1)をあきらめて(2)の方針を採用することはためらわれます。
この書き出しの例でも、 l 音は当然ながら Lolita に含まれる l 音から来て
いるので、これを他の音に変えることはできません。つまり、ラ行で受けることは絶対。
 ところが、いくら考えてみても、それは無理なのですね。
 柳瀬尚紀さんが『フィネガンズ・ウェイク』を訳して以来、「翻訳不可能なもの
はない」という想定が生まれました。ただ、この想定は、柳瀬名人ではないわたし
のような奨励会初段程度の翻訳者にとっては、かなりの重荷です。凡庸な翻訳者と
してできることは、せいぜい広辞苑を検索して、使えそうな言葉を探してみること
くらいしかありません。それでもだめなときは、着手に大長考することになります。
 
280名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 15:02:49
ラ行で受けつつ、意味もしっかり捕捉する。それが理想だとすると、たぶん次の
ような手がいちばん理想に近いでしょう。

 ロリータ、我がライフのライト、……

 もちろん、これは冗談。要するに、わたしが言いたいことは、この書き出し
を理想的に訳す着手は存在しない、ということです。どう訳したところで、それ
は理想から隔たったものでしかない、ということです。ですから、簡単に言えば
ここには翻訳として正解が存在しないことになり、結局のところ問題は、どのあ
たりで妥協するかになります。

 そこまで考えて、ふと思いつきました。作者本人は、これをロシア語に訳すと
き、どうやって処理したんでしょうか? そこでナボコフのロシア語訳を見ると……
 なあんだ、何もやってないじゃないか! 英語をそのままロシア語に直訳した
だけで、こちらがない知恵をしぼってなんとかしようとした l 音の反復などどこ
にも見当たりません。
 ナボコフ先生、いくらなんでも、それはないんじゃないの。あなたは「言葉の
魔術師」と呼ばれてるんだから、これくらいできて当然でしょ?
 
281名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 15:04:12
いやいや、できないものはできないんだよ、とナボコフ先生。だから、ここは軽
く処理すればいいんだ、軽くな。これには、ずいぶん救われる思いでした。
 ナボコフ自身のロシア語訳は、相当に融通無碍です。この書き出しのように、
音を捨てて意味だけを残したまったくの直訳もあれば、音合わせをそのまま保持
したところや、音合わせを他の形で実現させたところ、言葉遊びを違うものに移
したところなど、作者の特権か、自由で場当たり的な翻訳をしています。少なく
とも、独特の厳格な翻訳態度を採用してエドマンド・ウィルソンとの大喧嘩につ
ながった、あの『オネーギン』の英訳とは大きく違います。
 ここで白状しておくと、今回の新訳は、翻訳態度としてはナボコフによる『
オネーギン』の英訳よりもはるかに『ロリータ』のロシア語訳に近いものです。
英語の原文から離れている度合いは、新潮文庫版よりもずっと大きいはずです。
従って、英語の原文と突き合わせて違っている箇所を発見される賢明な読者も多
いと思いますが、それはすべて(単なる誤訳でないかぎり)解釈を含んだなんら
かの局所的というか場当たり的な判断でそうしているのです。ロシア語訳を採用
した箇所もあれば、英語とロシア語の両方をにらみつつ、即興をした箇所もあち
こちにあります。このようにもともと複数のテクストが存在しているときには、
こちらもまたその複数に追加するようなテクストを作る方向で考えたわけです。
というような次第で、ふたたび冒頭の文章に戻ると、もう悩む気はしなくなり
ました。ここはできるだけあっさり処理して、先に進もうと。なにしろ、難関は
後にまだまだたくさん控えているのですから。
 そうは言っても、まったく何もしないというのもさすがに芸がないので、結局
前記の(4)の方針で処理することにしました。その結果が次の訳文です。

 ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。

 音遊びではなく、その代わりに視覚的な要素を採り、漢字一文字で揃えてみた
わけ。「炎」は「火」にすると「光」とヒの音で揃いますが、『青白い炎』の方
向にちょっとだけ敬礼した選択です。これでやっと翻訳作業が軌道に乗ることに。やれやれ。
282名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 19:34:46
「新潮」の感想は?
感想を言うのも、新潮だけに慎重にな。
tsumanne
285名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 07:09:46
「ロリータ」論は・・・
286名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 17:48:50
もうすぐだよ
287名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 08:02:24
「乱視読者」シリーズ希望
288名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 17:29:44
若島正「二重露出―『ロリータ』新訳の眩暈」(「新潮」2006年2月)
『ロリータ』新訳に携わる過程で新たに気付いたことを綴った文章。とある敬愛
する先輩も年末年始に楽しんだとうかがいましたし、激しく新訳が読みたくなっ
てきました。

以上、細かい話ばかり長々と書いてきたが、それを要約してみれば、『ロリータ』
には映画や音楽といった大衆文化の扱いにおいて、時間的な歪みを含んだいわば
二重露出というかダブル・ヴィジョンが特徴として認められるということである。

それは「『ロリータ』を読むとき、いわゆる現実世界と、それを歪んだ鏡に映し
たような幻の虚構世界が同時に目に入る」ということであり、また「『ロリータ』
における二重露出の原理は、小説世界の構築を支配するだけにとどまらず、その
主題系をも支配している」と語られていますが、この文章の読者はそうした指摘
に唸らされると同時に、冒頭でも結末でも、ナボコフと若島氏の「二重露出」を味わうことになります。

289名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 22:56:17
若島が統一理論でナボコフ論かくのか?
290名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 07:48:33
まあそうかもね
291名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 15:14:41
楽しみだよ
292名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 16:23:13
『盤上のファンタジア』を再読。若島正氏は、「実戦というリアリズムから
どれほど離れて、非現実的な世界を構築することができるか」に詰将棋の面
白さを見出しているが、これと「局面の合法性」(現実に起こりうる局面で
あるかどうか)の追求とは両立しうるのだろうか、などと考えながら読む。

他に印象に残ったのは「収束からの逆算」というフレーズ。この方法で詰
チャンギの問題を創作してみるか。
293名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 22:31:24
294名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 07:26:55
なぜそれをはるのだろうか
295名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 13:55:28
887 乱視読者の帰還/若島正//(みすず書房)

英米文学、ましてやナボコフなどロシアなど未開に決まっているんだから
書評系の本なんかむやみに読まない。と決めないとまた山のように本を予約してしまうー。
もうすでに遅いですが....

「フィネガンズ・ウェイク」は文庫になってますか?
ぱらぱらっと立ち読みしたんだった・・そういうふうに部分だけ妙に残っていて、
それで読書データが消えてしまっていると、思い出せずとってももどかしいっ。

バークリーについての章は、好きなミステリ作家だけに楽しめました。
アイルズ名義の本がなぜか図書館に少ないので、これはちゃんと入手しないといけないのですが
バークリーは自分の中にある女性的な部分を自虐的に拡大してる、
「被告の女性に関しては」のアランに対する仕打ちによく現れている、というのは
なるほど〜。そういう見方ができるのかー、と。
ミステリっていうのは理論的なものが主流なのでしょうが
バークリーや理由はよくわからないけどわかってしまうミステリなどからみるに
じぶんは典型的に女の思考回路なのだなぁとわかります。
かといってクリスティが嫌いでもないが興味も薄いのは
ちょっとだけ納得してみたいという部分もあるってことかしらん。
「第二の銃声」を譲ってもらって所有してるというのはうれしいな。
いつになるかわからないけれど、再読してみたいです。

296名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 17:26:50
アンソロジー<未来の文学>

 1『グラックの卵』 浅倉久志編訳(ボンド、カットナー、スラデック、ジェイコブズ他) 
 2『ベータ2のバラッド』 若島正編(ディレイニー、エリスン、ロバーツ、ベイリー他)
297名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 20:53:33
2005/11/20
 ひどい腰痛で、この2週間ほど苦しんでいる。夏休みに集中的に仕事をした、
そのときのツケが今頃まわってきたのか。座ってから立ち上がると激痛がするの
で、椅子に腰掛けることができず、それで仕事ができない。言い訳のための体調
不良みたいなもので、みなさんどうもすみません。

2005/11/16
 留学生向けの英語講義というものの当番がまわってきて、川端康成の『名人』
(ただし英訳版のThe Master of Goを使用)をダシにして、囲碁の入門篇をや
った。最近の授業の中ではいちばん楽しくできた部類で、とても気分がよくなる。
 我ながら、こういう将棋とかチェスとか囲碁とかの話をしているときがいちば
ん楽しい。大学を辞めたら、お年寄りか子供相手にチェスまたは将棋を教えるこ
とをやってみてもいいいなと思う。
 それはともかく、『名人』を再読したせいで、つい『直木三十五全集』を衝動
的に注文してしまった。ビョーキではないか。

なんでいまさらその日記を貼るのか
299名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 08:03:23
■[読書]
ナボコフ 著、若島正 訳『ロリータ』(asin:4105056050)
222ページまで。第2部に突入しました。面白いよ。

300名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 14:10:54
「乱視読者」シリーズ全部文庫化希望
301名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 16:11:18
族長の秋
ガブリエル・ガルシア=マルケス ; 鼓直訳 (集英社文庫)

マルケスは『百年の孤独』でラテン・アメリカ文学ブームのきっかけを作った
作家。もちろんそれも必読なのだが、ぼくはこの『族長の秋』の方を選びたい。
あなたはこの息苦しいまでに濃密な空間に耐えきれるだろうか。ただし、翻訳は
あまりおすすめできないので、できることならスペイン語の原書か英訳版でどうぞ。(若島正)
302名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 07:40:41

G・カブレラ=インファンテ『神聖な煙』(青土社、仮題)近刊予定
葉巻についての蘊蓄本。現在校正作業中。刊行は来年の3月頃になりそう。

303名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 12:37:15
福嶋亮大,武田将明が京大からでてきたな
楽しみな批評家だ
304名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 15:49:33
どっちも才能あるね
福嶋は文学部だけど武田は何学部?
こんな化粧してる奴にそんなこと言われたくねえよ
あまぞん にウンコ書評投稿した奴出て来い
営業妨害なんだよアホ
若島先生ですか

どの書評? ロリータのやつかな?
308名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 08:19:00
そうじゃない
妬みでけなす人間はいますからね
309名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 12:56:54
ロリータ論待ってますよ
310名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 15:44:51
アーダ読みたい
SFみたいなんでしょ
アメリカ大陸とユーラシア大陸がいっしょになったりしてるんでしょ
「殺しの時間」出るんだー。よかった。
>>306
マジレスすると、ウンコ書評なら営業妨害にならんだろう。
313名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 22:08:36

2006/1/15

 今年の仕事予定を公開。なんだか去年とあまり変わっていないような。ぼんやりしているうちに、年ばかり食っていくのでした。

(現在進行中)

G・カブレラ=インファンテ『神聖な煙』(仮題)
 ゲラの手直し中。これ、やりだしてからなんと10年近く経過してるんですよね。さすがに今度はほんとに出ます。3月予定。訳注だらけになりそうで、すみません。

『殺しの時間』(仮題)
 かつてミステリマガジンに載せた連載2つ「殺しの時間」と「失われた小説を求めて」を完全収録。合わせて100本ほど。

シオドア・スタージョン『スタージョン傑作選第2集』(タイトル未定)
 遅れておりますが、なんとか早いうちに。短めの長篇 "The [Widget], the [Wadget], and Boff"が目玉。

SFアンソロジー『ベータ2のバラッド』
 ディレーニーの表題作が目玉。わたしはリチャード・カウパーを訳します。

『ロリータ、ロリータ、ロリータ』
 『ロリータ』論です。6月予定。

(合間を縫って)

B・S・ジョンソン『不運な人々』
 今年中には必ず。

『ペーパーバック・ガイドブック』(仮題)
 入門書です。
314名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/17(火) 07:06:07

『殺しの時間』(仮題)
 かつてミステリマガジンに載せた連載2つ「殺しの時間」と「失われた小説を求めて」を完全収録。合わせて100本ほど。

『ロリータ、ロリータ、ロリータ』
 『ロリータ』論です。6月予定。
『ペーパーバック・ガイドブック』(仮題)
 入門書です。

翻訳以外の本が出るのがうれしいな
315名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/17(火) 18:23:36
100本て500ページぐらいになるんじゃ
316名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/17(火) 20:16:38
無題 ..田中 [RES]

始めまして、若島先生。私はある大学の教育学部に通っている大学生です。
どうしても聞きたいことがありましので、メールさせていただきました。将来、
私は英語教育に携わりたいと思っています。しかし、私の通っている学科は、理
科専攻学科のため、英語教育とは、正反対の学科にいるのです。そんな時に、友
人から大学には、転部、編入制度があると聞かされました。私は文学部、外国語
学部に編入することを決意したのですが、試験科目の中には、英語の他に、英米
文学があることを知りました。私は文学史の勉強をしたことないので、本屋に行
って色々探したのですが、英米文学史は英文学とアメリカ文学に分かれているこ
とに気づきました。そこで、若島先生にお伺いしたいのですが、英文学史とアメ
リカ文学史のおすすめの本があればお教えいただきたいのす。勝手なメールで申
し訳ないんですが、よろしければ、返事待っております。
317名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 12:21:23
318名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 16:38:58
『殺しの時間』(仮題)
 かつてミステリマガジンに載せた連載2つ「殺しの時間」と「失われた小説を求めて」を完全収録。合わせて100本ほど。

これは「乱視読者」とつくのだろうか?
319名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 21:20:02
本が読みたい!読みたい本がたまっている!!

私は何冊か並行して読むタイプなのですが、その中で今一押しなのは、ナボコフのロリータ。

これほどおもしろい妄想小説はない(笑)ちょっと、複雑で表現が長いので遅々として読み進めないのが難点ですが。

 
320名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/19(木) 11:46:50
『ロリータ、ロリータ、ロリータ』
 『ロリータ』論です。6月予定。
これは出版社どこだろう
芳賀書店がふさわしい
322名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/19(木) 16:57:37
みすずの
理想の教室じゃないか?
323名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/19(木) 17:51:13
やっぱり新潮社で出さないとまずいでしょう
324名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/20(金) 14:37:27
『殺しの時間』(仮題)
これはもうすぐか?
325名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 08:42:07
乱視読者の休暇
乱視読者の回想・・・
なんになるか
ランシド
327名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 16:52:06
乱視読者の日曜日
乱視読者の逆襲
329名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 20:58:22
乱視読者の思い出かな
乱視読者よ、語れ!
331名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/22(日) 08:29:51
乱視読者はロリータ
332名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/22(日) 12:02:59
(現在進行中)

G・カブレラ=インファンテ『神聖な煙』(仮題)
 ゲラの手直し中。これ、やりだしてからなんと10年近く経過してるんですよね。さすがに今度はほんとに出ます。3月予定。訳注だらけになりそうで、すみません。

『殺しの時間』(仮題)
 かつてミステリマガジンに載せた連載2つ「殺しの時間」と「失われた小説を求めて」を完全収録。合わせて100本ほど。

シオドア・スタージョン『スタージョン傑作選第2集』(タイトル未定)
 遅れておりますが、なんとか早いうちに。短めの長篇 "The [Widget], the [Wadget], and Boff"が目玉。

SFアンソロジー『ベータ2のバラッド』
 ディレーニーの表題作が目玉。わたしはリチャード・カウパーを訳します。

『ロリータ、ロリータ、ロリータ』
 『ロリータ』論です。6月予定。

(合間を縫って)

B・S・ジョンソン『不運な人々』
 今年中には必ず。

『ペーパーバック・ガイドブック』(仮題)
 入門書です。

大事なものがなくなってる・・・
333名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/22(日) 18:22:11
パワーズはどうなったんだ〜
ポワーズ…(´;ω;`)
↑パワーズの間違い(´;ω;`)
336名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/23(月) 08:04:13
パワーズの翻訳はどうなったの?
337名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/23(月) 16:44:25
まさか変わったのか?
338名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/24(火) 19:00:39
アーダの翻訳も読みたいね
339名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/25(水) 09:09:38
早くしてよ
340名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/25(水) 20:28:46
どんどん本出るね
341名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/26(木) 14:14:21
研究者で翻訳家としても著名な若島正氏のサイトを見ていて、

The Complete New Yorker
出版社/メーカー: Random House Inc (T)
発売日: 2005/09/20
メディア: ペーパーバック

の存在を知る。

欲しい・・・。

俺来月誕生日だし、自分へのプレゼントということで買ってしまおうか・・・。

342名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/26(木) 18:27:58

『殺しの時間』(仮題)
 かつてミステリマガジンに載せた連載2つ「殺しの時間」と「失われた小説を求めて」を完全収録。合わせて100本ほど。
これが一番楽しみです
343名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/27(金) 23:58:26
『ロリータ、ロリータ、ロリータ』
 『ロリータ』論です。6月予定。
344名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/28(土) 07:23:18
最初に出るのはどれ?
345名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/28(土) 10:36:36
稲生平太郎の「アムネジア」出たな
346名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/29(日) 12:39:43
若島の友人だろ
347名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/29(日) 19:24:51
いとうせいこうがべたぼめ
348名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/30(月) 10:25:56
いとうもチェスをやるとは意外だな
349名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/31(火) 18:45:21
尊敬してるんだな
350名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/01(水) 09:19:34
勝てっこないからね
351名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/02(木) 13:17:58
まだか・・・
352名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/03(金) 17:56:16
『ロリータ、ロリータ、ロリータ』


これはいい
353名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/04(土) 11:17:28
たのしみだね
354名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/04(土) 15:22:27
われわれはなぜ、小説を愛するのか? その読みの深さ、意表をつく発想で、読者
を攪乱する、史上最強の<乱視読者>こと、ワカシマ教授が帰ってきた!

鍾愛する作家ナボコフとの出逢いを、しみじみ回想する書き下ろしエッセイ「余は
如何にしてナボコフ信徒となりし乎」に始まって、メルヴィルからスティーブン・
キングまで、あるいはクリスティからリチャード・パワーズ(衝撃の新作『ガラテ
イア2.2』も、若島訳で2001年12月に刊行)まで、小説の楽しみを求めてジャン
ルを自在に横断する、めくるめく読書の冒険が展開する。

本書を読むと、ナボコフはなぜ偉大な作家なのか、『そして誰もいなくなった』の
本当の恐怖がどこにあるのかが、分かってしまう。「その味わい方は知的でありな
がら同時に官能的、論理的に精緻であるとともにすこぶる人間臭い」と柴田元幸氏
も絶賛する待望のエッセイ集、これを読み逃しては一生の御損!
355名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/04(土) 18:11:35
これは1993年の「乱視読者の冒険」の改訂新版で、そちらの方を読んだはずだけど、
10年前のこととて、内容をさっぱり覚えていなくて、まるで初めてのように読んだのが我ながら情けないが、
著者はウラジミール・ナボコフの研究者で、他にイタロ・カルヴィーノだのホルヘ・ルイス・ボルヘスにも造詣が深く、
私もそれらの作家は好きなので、読書の楽しみを喚起してくれるこの本は、何度も読み返したくなるすばらしさだが、
特に「電子テキストと「ロリータ」」と題された一文は、極上のミステリーでも読んでいるような
背筋がゾクゾクする知的刺激に満ちていて絶品、
これを読むと普段自分がいかに考えずに本を読んでいるかを思い知らされていやになっちゃうなあ
356名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/05(日) 18:04:36
文庫化希望
357名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/06(月) 10:07:46
スタジオボイスで紹介
358名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/06(月) 10:39:35
その話を聞いた後、文学部であったトーク「『ロリータ』とその新訳をめぐって
」にもぐり込んだ。若島 正氏の話は、『ロリータ』の中で、1947年と1952年の
2つの時代が二重に表現されているということだった。つまり単眼ではなく複眼
で表現されているという。これは、先に聞いた両眼視差の話とだぶって、不思議
な感覚になった。英文学の講義といっても、小説の中で細部がどのように表現され
ているのかという話が中心で、脳内で情報がどう処理されているのかという脳科
学の話とさして違わないなという印象を受けた。英文学も面白そうだ

359名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/06(月) 10:41:38
低脳なのか
360名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/07(火) 18:46:43
ウラジーミル ナボコフ(Vladimir Nabokov)のこの小説を読んだときはちょっとしたショックを受けました。私が読んだのは大久保康雄さんの訳でしたが、新しく若島 正さんの“新訳”という形で出版されたそうです(左の写真の本がそれです)。
以前のものとはまた違う趣があるそうで、また読んでみたいと思います
361名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/08(水) 20:33:49
面白いよ
362名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/09(木) 04:47:52
>>359
omaegana
363名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/09(木) 16:03:43
ロリータ論はいつですか?
364名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/09(木) 21:35:02
ロリータ

読了。要点を簡単に書き出せば、アンモラル、ユーモア、諧謔、言語遊技、スノッ
ブ、アメリカ、謎、メタ。様々な要素が鏤められ、たいへん面白い。前にも書きま
したが、言葉がかなり重要なので、原語でどう表現されているのか気になる小説です。
そして、今現在のこの日本の読者に即した訳がされていることが特徴で、「ダサ
い」「キモい」というような表現が出てきます。これらの表現が古びる可能性が
あることは承知で、あえてでしょうね。それに登場する少女は、「ロリータ」と
いう言葉から受ける(今現在の日本における)一般的イメージからは違うものが
あります。淡い期待をすると裏切られます。
またあとがきも興味深い内容で、2005年に新訳として出したことに大きい意味が
あること、既存の翻訳との違い、今までの受容/解釈が紹介されています。再読
はしたいですね。今度は細部に拘って読んでみたい。けっこうそれは文学研究に
近づいてしまうので、難しいことですけど。
365名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/10(金) 10:12:08
やってみなさい
面白いから
ロリータ翻訳は明らかに失敗ですね。中途半端な訳だ。
一般読者向けか通向けかどっちかにはっきりさせればよかったのに。
367名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/10(金) 18:59:49
そんなことない
ナボコフ本人の翻訳観にしたがって訳してる
ナボコフの翻訳観に従えばいいってもんじゃないよ
ていうかナボコフのせいにするな
369名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/11(土) 13:38:56
翻訳については「乱視読者の冒険」で大津栄一郎との論争を見てみな
若島の思考が良く分かる
大津を徹底論破
370名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/11(土) 18:39:17
今の日本の女子中学生ことばに直して訳すことが
ナボコフの翻訳観に沿うかどうかはぎもん

娘の亜希子ちゃんがロリータ同世代なもんで、
彼女への贈り物にしたいという気持ちはわかる

それが『ロリータ』へ向かう気持ちをゆるいものに
してしまったのでわかしま
数年後には恥ずかしくて読めなくなりそうだな、ロリータの会話は。
372名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/11(土) 23:15:17
そんあことない
373名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 09:01:18
ワシは、若島正の「盤上のパラダイス」を読んで、大変感動した。
これを読まずして、若島正について語るなかれ。
374名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 09:26:02
どこに感動されたか教えてください
375名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 10:01:20
「盤上のパラダイス」には、若島正の文学者以前のことが多く語られているね。
そういう意味で、若島正理解のためには不可欠の本だろうね。
376名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 10:17:28
そんな私的なことも書いてあるんですか?
全体を通してブロークンな台詞になってないんだよ、ロのことば
部分的に女子高校生調にしただけという感じがいまひとつ

山形浩生のアリスも中高生ことばだったな
晶文社一般図書撤退で
スタージョンの選集は消えたか?
379名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 19:19:51
それウソじゃないの?
380吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 10:28:03
翻訳出るだろう
381吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 18:30:23
出るよまっててね
382吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 02:40:17

『殺しの時間』(仮題)
 かつてミステリマガジンに載せた連載2つ「殺しの時間」と「失われた小説を求めて」を完全収録。合わせて100本ほど。
383吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 12:07:45
早く出ないかな
384吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 00:15:10
385吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 16:24:51
G・カブレラ=インファンテ『神聖な煙』(青土社、仮題)近刊予定
葉巻についての蘊蓄本。現在校正作業中。刊行は4月か。
386吾輩は名無しである:2006/02/16(木) 14:47:17
延びていくな
387吾輩は名無しである:2006/02/16(木) 17:39:27
最近この人の本よく買ってるよ
388吾輩は名無しである:2006/02/16(木) 18:33:47
>>387

なにが面白かったですか?
「乱視読者」シリーズは読みましたか?
389吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 14:56:22
答えてください
390我輩は名無しである:2006/02/17(金) 15:59:06
「乱視読者の帰還」と「乱視読者の新冒険」を読んだヨ。
「乱視読者の冒険」を探しているトコロ。
391吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 18:08:20
面白かったでしょ?
冒険は一度古本屋に売って僕も手に入らなくなって
図書館で読んだんだよね

一番好きだね
392吾輩は名無しである:2006/02/18(土) 10:24:18
『ロリータ、ロリータ、ロリータ』
 『ロリータ』論です。6月予定。
393吾輩は名無しである:2006/02/18(土) 15:04:44
待ってるよ
新書とか書かないかな?
394吾輩は名無しである:2006/02/19(日) 08:22:07
書いてほしい
395吾輩は名無しである:2006/02/19(日) 10:17:06
光文社文庫のは読みかけたけど、難しいの止めたよ。
396吾輩は名無しである:2006/02/19(日) 14:41:34
そんなのあるの?
397我輩は名無しである:2006/02/19(日) 16:18:16
そんなの聞いたこと、つーか見たこともないゾ。
今は「ロリータ、ロリータ、ロリータ」の出版を楽しみにしている。
スレ違いではあるが、バーセルミの「帰れ、カリガリ博士」と「雪白姫」
は「日本の古本屋」で手に入る。買おうか迷っている。
398吾輩は名無しである:2006/02/20(月) 07:43:13
買ってください
399吾輩は名無しである:2006/02/20(月) 13:34:20
若島の本を読むのは何よりの快楽だ
400吾輩は名無しである:2006/02/20(月) 19:02:02
「乱視読者の冒険」これを文庫で復刊してほしい
401吾輩は名無しである:2006/02/20(月) 20:28:40
梅田望夫も若島のファンなんだよな
よくでてくるよ
402吾輩は名無しである:2006/02/21(火) 17:24:30
梅田の本に羽生の話が出てくるよね
403吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 02:46:51
出てくるよね
404吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 12:35:22
うん出てくる。
405吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 13:24:48
彼がナボ(ー)コフのことをしきりに書いているから、最近ロリータを訳した若
島先生のことを彼はどう見ているだろうと思った。実は僕は大学で2年間(に数
回)若島先生の講義を聞いていた。だから、自分がお熱をあげている“芸能人”
山形浩生と若島先生の間に何かの交流があるとしたら、それは僕にとってなんだ
かコーフンする出来事なのである。そして山形が若島先生に喧嘩でも吹っ掛けてい
たら、あのおだやかな若島先生はどんな風に応戦するのだろうと思った。Googleで
“若島正 山形浩生”と入れてみた。ところが彼らの間には議論をするという空気
は全くなかった。お互いに遠くから認識しあっていながら近寄ろうとしないように
見えた。---僕らがインターネットからもこういう“空気”を感じ取ることができ
るのを僕は不思議に思う。でもそのおかげで僕らは例えば2ちゃんねるを読んでい
ても、ホントの情報と嘘の情報をかなり的確に嗅ぎ分けられるのだ。---山形は若
島・中田共訳本を否定的でなく評論していた。鼻息の荒い山形浩生も相手を選ぶと
いうことか。若島先生の方でも、山形のことを「間違いなく彼がいちばんよく読め
ている」なんてベタほめしてる。若島先生にしたらよく出来る生意気な学生をあし
らうのと同じ感覚だったりして。(多分違うな。あの人は数学教室出身の詰め将棋
作家でチェスプロブレムの人なわけだから、文学に対してだって軽薄な精神で向き
合うことはないだろう。そしておそらく山形もまたそうなのだ。この2人はお互い
に本当に敬意を払っているのだろう。)

406吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 13:25:48
じゃあ、と“東浩紀 山形浩生”で検索してみた。まだ高校生の頃のことだけれ
ど、僕は東浩紀の家に行ったことがある。彼も僕の家に来たことがあるのだっ
た。僕らは何人かのグループで“サロン”を楽しんでいた。僕はそこで初めて、
ポストモダンという言葉や浅田彰、ミシェル・フーコーという人たちの名前を東
浩紀の口から聞いた。議論になると東浩紀は黒く光る鋼の包丁みたいだった。読
書の量も知識も豊富で、頭の回転も速い東浩紀と、僕なんかが対等に議論できる
わけがないのだけれど、その頃の僕はまだそんな風に思えなくて、今思えば無駄
な抵抗を試みていたのだった。あるとき、東浩紀が嫌悪感をあからさまにして言
った。

「おまえはネトッとしてる。ネトーッと。」

僕は包丁にからみつくガムみたいだったのだと思う。彼がめまぐるしく発する断
定的な言葉たちを前に、そういう風に変態することしか、僕には出来なかったの
だと思う。

ところでGoogleで検索してみたら、いやんなっちゃうことに、一つの文章の中で
山形浩夫と東浩紀と登場してんの。しかもその文章は浅田彰が書いてんの・・・
。何それ、すごすぎ。

407吾輩は名無しである:2006/02/23(木) 06:54:00
若島面白い
408我輩は名無しである:2006/02/23(木) 10:28:24
若島正の快楽
409吾輩は名無しである:2006/02/23(木) 16:16:35
奇想コレクション」の1冊。「奇想コレクション」コミュに入っておきながら、読
むのは初めてでございます。訳は浅倉久志、伊藤典夫、中村融、深町眞理子、若島正。
あの『ハサミ男』や『鏡の中は日曜日』の殊能さんが編んだもので、彼はデイヴィ
ッドスンの短編をすべて読んでいるらしい(英語で)。あの方が面白いと言うなら読みたくもなりますよね。
デイヴィッドスンはヒューゴー賞、MWA賞、世界幻想文学大賞と、SF、ミステリ、
ファンタジーの大賞を総なめしていて、それらの短編も収録されている。
確かに「異色作家」ですなあ。なんじゃこりゃ、っていう短編ばかり。中でも面白かったのは、「さあ、みんなで眠ろう」
「さもなくば海は牡蠣でいっぱいに」「すべての根っこに宿る力」「ナイルの水源」「どんがらがん」かなあ。
なんか読み終わってみると物足りない感じがしたんだけど、思い返してみるとこれだけ面白いものがあったなと気付いた。
万人にオススメするのは気が引けるけど、変な小説を読んでみたい方は目を通して
みてはどうでしょうか。
ただ、もともとの英語が読みづらいらしく、訳もちょっと読みづらいので注意がいるか。
410吾輩は名無しである:2006/02/23(木) 16:20:35
ロリータについては批判的だな、山形は。

http://www.sbcr.jp/bisista/mail/art.asp?newsid=2830
411吾輩は名無しである:2006/02/23(木) 20:13:25
山形は若島の翻訳観
ナボコフの翻訳観を知らないからね
412吾輩は名無しである:2006/02/24(金) 16:19:57
山形も終わっちゃったね
413吾輩は名無しである:2006/02/24(金) 21:33:36
大なるギャツビー
F・スコット・フィッツジェラルド ; 野崎孝訳 (新潮文庫)


フィッツジェラルドは二〇世紀最大の通俗小説家である。人気作家だったおかげ
で、読者の心をつかみ、泣かせるこつをこころえている。成り上がり者の栄光と
悲惨を描いたこの小説を読んでハマったら、次には『夜はやさし』を読んでみる
ことをおすすめ。しみじみ泣けるはず。(若島正)
414吾輩は名無しである:2006/02/24(金) 21:41:20
そういえば昔復刊された時に買ったけど読んでねぇや。
415吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 06:03:22
どれをですか?
416吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 06:40:00
ん?、夜はやさし。昔金表紙で角川文庫が復刊された時に、
いろいろと買っといた奴。ラスト・タイクーンや鷹の井戸とか。
417吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 13:22:51
そちらですか
若島の本かと思いました
418吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 13:23:10
419吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 17:12:08
2006/2/24

 インファンテから解放されつつあるので、ようやくふたたびナボコフに戻って
、『ロリータ』論を40枚ほど書きはじめる。やり出すと当然のことながら止まら
なくなり、次から次へと考えることや調べものが出てくる。

やったぜ

420吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 17:16:32
短評 ロナルド・ファーバンク『オデット』




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 二〇世紀初頭の英国に出現し、とびきり奇矯で伝説的な人物として名をはせた作
家ファーバンクの、単行本としては本邦初紹介に当たる。そしてこの『オデット
』は、ファーバンクが初めて一九歳のときに出版した、記念すべき小品でもある。
 聖母マリア様を探しにいこうとして、夜更けに古城を抜け出した無垢な少女オデ
ットが、娼婦に出会い、人生は夢ではないと悟る。いわばオスカー・ワイルド風の
大人のための童話で、道ばたに散る赤い薔薇は、オデットが大人になる証だろうか
。美しく、そしてまたちょっぴり残酷な物語だ。「彼女」といった代名詞を一切使
わない翻訳もすばらしい。
 今後、ファーバンクがさらに紹介されることを、大いに望みたくなる一冊である


 
421吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 22:15:54
2006/2/20

 ペレック論を10枚ほど書く。そのために、Life: A User's Manualをパラパラと
再読しながら、ギルバート・アデアが英訳したA Voidを読む。やはりおもしろく、


刺激を受ける。

422吾輩は名無しである:2006/02/26(日) 07:09:06
2006/2/9

 インファンテの初校ゲラを戻す。映画関係と書籍関係のインデックスを作成し
ていたら、どちらも200項目以上にもなり、とんでもなく時間がかかってしまった。とは言え、後一息のところまでこぎつけて一安心。
 最後まで決まらなかったタイトルも、『煙に巻かれて』という案を得てどうや
らこれで決着か。残りはあとがきを書くことだが、これも「インファンテと共に
韻踏んで」というタイトルだけは決まっている。
 これまで何度沈没しかけたかわからないが、ようやく完成となってみると、な
んとなくインファンテをもう一冊やってみたいような気になるから不思議。我な
がら懲りない奴と言うべきか。

423吾輩は名無しである:2006/02/26(日) 12:02:38
読みてーよ
424吾輩は名無しである:2006/02/26(日) 20:23:51
これはさわぎになるね
425吾輩は名無しである:2006/02/27(月) 07:34:03
若島が奇跡を起こす
426吾輩は名無しである:2006/02/27(月) 10:01:29
今年はいろいろ出て楽しみだよね
ロリータ論凄そう
427吾輩は名無しである:2006/02/28(火) 13:01:19
ものすごい反響が起こると思うな
428吾輩は名無しである:2006/02/28(火) 14:24:39
インファンテにロリータ論
度肝を抜いてくれ
429吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 07:09:47
あらゆる書評で話題になり
若島の名前も広まるだろう
430吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 14:30:33
ものすごい数の注釈が付くみたいで楽しみだね
431吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 22:15:14
「ロリータ論」どこに発表されるの?
432吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 22:44:40
単行本でしょう
433吾輩は名無しである:2006/03/02(木) 13:51:05
理想の教室か?¥
434吾輩は名無しである:2006/03/03(金) 14:11:35
丸谷にほめられてもうれしくない
435吾輩は名無しである:2006/03/03(金) 16:04:02
おいw
436我輩は名無しである:2006/03/03(金) 16:56:59
ピエール・ガスカルの「女たち」見ッケ。
437吾輩は名無しである:2006/03/04(土) 01:56:21
パワーズ来日するんだって?
てれてれ翻訳やってんじゃないって文句つけに来るの?
438吾輩は名無しである:2006/03/04(土) 07:14:30
パワーズ本当にいつになるのやら
439吾輩は名無しである:2006/03/04(土) 15:20:15
>>437

若島に合いたいんだよ
440吾輩は名無しである:2006/03/04(土) 17:36:38
ベータ2のバラッドも楽しみだな
441吾輩は名無しである:2006/03/05(日) 08:55:55
今年中に出るのかな?
442吾輩は名無しである:2006/03/05(日) 11:25:41
若島正「乱視読者の新冒険」(2004年 356P 研究社 2400円)なのだけど、
これは1993年の「乱視読者の冒険」の改訂新版で、そちらの方を読んだはずだけど、
10年前のこととて、内容をさっぱり覚えていなくて、まるで初めてのように読んだのが我ながら情けないが、
著者はウラジミール・ナボコフの研究者で、他にイタロ・カルヴィーノだのホルヘ・ルイス・ボルヘスにも造詣が深く、
私もそれらの作家は好きなので、読書の楽しみを喚起してくれるこの本は、何度も読み返したくなるすばらしさだが、
特に「電子テキストと「ロリータ」」と題された一文は、極上のミステリーでも読んでいるような
背筋がゾクゾクする知的刺激に満ちていて絶品、
これを読むと普段自分がいかに考えずに本を読んでいるかを思い知らされていやになっちゃうなあ
443吾輩は名無しである:2006/03/06(月) 06:16:06
乱視読者シリーズの新書希望
444吾輩は名無しである:2006/03/07(火) 06:44:57
ベータ2のバラッドのびるといううわさ
445吾輩は名無しである:2006/03/08(水) 04:39:31
遅れてるってね
446吾輩は名無しである:2006/03/08(水) 20:30:06
若島がブームの火付け役だって
447吾輩は名無しである:2006/03/09(木) 17:00:39
新聞に出て種
448吾輩は名無しである:2006/03/10(金) 10:42:10
ミステリーやSFの枠に収まり切らない特異な作風の書き手を作家別に紹介。
74年の改訂版で全12巻になったものの、「ある意味で、海外小説愛読者の
テイストを決定」(英文学者・若島正氏)するほどのロングセラーとなっている。
449吾輩は名無しである:2006/03/11(土) 06:28:26
「ロリータ論」どこに発表されるの?

450吾輩は名無しである:2006/03/12(日) 07:45:56
もうすぐだまて
451吾輩は名無しである:2006/03/12(日) 15:39:59
>>450
「どこ」って聞いてるんだろ! ボケ、死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
452吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 06:07:57
もうすぐだ


453吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 13:04:06
>>449

新潮社だとは思うが
みすずの予感も或る
454吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 15:42:20
芳賀書店だな
455吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 13:41:54
そんなわけねー
456吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 15:37:51
ふざけんな、芳賀書店は『ナボコフ万華鏡』出してるんだぞ!
457吾輩は名無しである:2006/03/15(水) 13:58:02
:国書刊行会 『ベータ2のバラッド』 サミュエル・R・ディレイニーほか/若島正編 4/25 \2,520 

>>456

まじで?
458吾輩は名無しである:2006/03/15(水) 15:28:35
芳賀書店が『ナボコフ万華鏡』を出してるのは本当だよ。

若島のロリータ論を出すとは思わないけど。でも、ロリータつながりで芳賀書店というのも
面白いとは思う。

459吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 11:08:02
芳賀書店ってエロ本屋とは別なんですか?
460吾輩は名無しである:2006/03/17(金) 10:47:33
俺は知らない
461吾輩は名無しである:2006/03/18(土) 03:40:02
>>459
もちろん同じですよ。いいじゃん、エロ本屋がたまにはナボコフの研究書を出したって。
462吾輩は名無しである:2006/03/18(土) 06:47:40
そうなんだ
映画の本とか出してるから
それほどへんなところじゃないのかな?
463吾輩は名無しである:2006/03/18(土) 15:00:35
もちろん変な本もいっぱい出してるわけだがw
編集者のひとが熱烈なナボコフファンだったらしいね。
464吾輩は名無しである:2006/03/18(土) 20:08:13
そうか
ゲームになったりエロ本屋からでたり
いろんなとこにファンがいるな
465吾輩は名無しである:2006/03/19(日) 08:47:04
芳賀書店
アダルト専門書店。
466吾輩は名無しである:2006/03/20(月) 11:07:41
マアまとうよ
467吾輩は名無しである:2006/03/22(水) 06:53:25
乱視読者シリーズの新書希望
468吾輩は名無しである:2006/03/23(木) 10:48:02
俺も希望する
469我輩は名無しである:2006/03/23(木) 14:01:16
勿論、俺も希望スル。
470吾輩は名無しである:2006/03/24(金) 06:54:33
俺も
471吾輩は名無しである:2006/03/24(金) 15:17:41
ていうかその前にさっさとロリータ論出せよ
472吾輩は名無しである:2006/03/24(金) 17:27:26
大野乾

『生命の誕生と進化』   東京大学出版会 1988年

ウラジミル・ナボコフ(Vladimir Nabokov)の作品に"Ada or Ardor: A Family
Chronicle"というのがあるが、そのなかで彼は主人公に下記の不滅の名言を吐か
せている。天才の悲劇とは何か、という討論から口火が切られるわけであるが、
「凡人は他人の創造の真似で満足して一生を終わるが、天才は、一世一代の自身

の創造の盗作で一生を終わらなければならない」という一節がある。 119−120頁


473吾輩は名無しである:2006/03/25(土) 19:14:12
もうすぐか?
474吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 17:05:35
横山茂雄との関係は?
475吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 19:08:25
もうすぐか
476吾輩は名無しである:2006/03/28(火) 14:54:31
>>482

出典不明だってね
477吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 14:04:28
ただ今読んでます。ナボコフ『ロリータ』。すごいっすね。12歳の美少女に欲
情する中年男の話になんて興味なかったのだけれど、毎日新聞で丸谷才一が若島
正訳を激賞していたので(上の自伝もおもしろかったし)手に取ってみました。
昨晩読んだのは、ロリータの母親がいきなり××××××ところまで。んんー、
なんかさー、これ、ソープオペラじゃないですか? 性的な意味でなく、ドラマ
の面で興奮させまくり。あ、もちろん語り口でも同なのだけれど。テレビドラマ
で放映されたら、翌日クラスの話題――少なくとも朝のHRまでは――独占するん
じゃないかと。主役のハンバートは、渡辺謙あたりでどうでしょう?
478吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 12:44:03
渡辺謙て
しょぼいよ
479吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 23:12:18
:国書刊行会 『ベータ2のバラッド』 サミュエル・R・ディレイニーほか/若島正編 4/25 \2,520 
480吾輩は名無しである:2006/03/31(金) 11:07:59

 早川異色作家短篇集が復刊を開始したので、その第18巻から20巻まで3冊出る新
編集アンソロジー(編者:若島)のラインアップ(予定)を公開しておきます。

 第18巻 アメリカ篇
アヴラム・ディヴィッドスン、ジョン・スラデック、R・A・ラファティ、ベン・
ヘクト、フリッツ・ライバー、トマス・M・ディッシュ、ウィリアム・コッツウィ
ンクル、チャールズ・ウィルフォード、ハーラン・エリスン、ジャック・リッチー
、ロバート・クーヴァー、ジーン・シェパード
 第19巻 イギリス篇
ジョン・ウィンダム、アントニー・バージェス、キース・ロバーツ、ジョン・キア
・クロス、ロバート・エイクマン、ジョン・メトカーフ、ウィリアム・F・ハーヴ
ェイ、ジェラルド・カーシュ、キリル・ボンフィリオリ、ミュリエル・スパーク、
ウィリアム・サンソム、ヒュー・ウォルポール、ウィリアム・トレヴァー、A・E
・コパード
 第20巻 世界篇
ヨゼフ・シュクヴォレツキー(チェコ)、ジャン・レイ(ベルギー)、レイモン・
クノー(フランス)、トンマーゾ・ランドルフィ(イタリア)、アドルフォ・ビオ
イ=カサーレス(アルゼンチン)、オラシオ・キローガ(ウルグァイ)、ナギブ・
マフフーズ(エジプト)、李昂(台湾)、アイザック・バシェヴィス・シンガー(
ポーランド)、ロバートソン・ディヴィーズ(カナダ)、エリック・マコーマック
(カナダ)

 すべて品揃えは未訳短篇で。収録作家が変更になる可能性もありますが、だいた
いこんな感じというのは確定しています。ただし、刊行予定は2007年の春から夏に
かけてになる見込み。相当先の話ですみません。

481吾輩は名無しである:2006/03/31(金) 23:46:40
2006/3/27

 来日していたリチャード・パワーズと、京都で夕食を共にした。
 初めて顔を合わせた瞬間から、すっかりうちとけてしまい、次から次へとお
しゃべり。この相手とだったらいつまでもしゃべれそうな気がするほど、きさく
な人だった。
「子供がそのまま大人になったような」という言い方がある。もちろん五十歳
近くになるパワーズをつかまえてそんな言い方はできないが、あえて言うなら、
「大学院生がそのまま大人になったような」男だ。京大の近所の居酒屋で、院生
たちと一緒に食事をしながら、あれこれの話題について熱をこめて話しつづける
彼を眺めていると、その院生たちよりもよっぽど院生みたいだなと思った。
 そのときに、いちばん印象的だったことを。どうして小説家になったかという
話をしていて、『三人の農夫』の着想源になったあのアウグスト・ザンダーの写
真との出会いをパワーズが語っているとき、わたしの隣に座っていた奥さんが小
声でひとこと、"Fate."とつぶやいた。
 そのつぶやきを、わたしなりに翻訳してみると、こんなことになるだろうか。
「この人ったら、小説のことについて話しだしたらいつでも止まらなくなって、
小説家になるために生まれてきたような人よ。だから、まったく偶然にザンダー
の写真と出会ったような話をしてるけど、それはけっして偶然じゃない。出会う
べくして出会った、運命なのよ」
 うらやましいと思う。わたしは久しぶりに嫉妬した。こんなに率直なパワー
ズと、彼を小説家として迎え入れた運命に対して。そして、それをよくよく理解
している奥さんのジェインに対しても。

 The Gold Bug Variationsについて、謎になっていたところをいくつか質問し
て、ヒントをもらった。「それでも解けなかったら、今度日本に来たときに正解
を教えてあげるよ」とパワーズは言う。そのときには、もう翻訳が完成している
ことを祈ろう。

482吾輩は名無しである:2006/03/32(土) 01:30:48
>>481
俺も嫉妬した。(´・ω・`)
483吾輩は名無しである:2006/03/32(土) 08:23:55
祈るんじゃなくてコツコツ取り組めよ
484吾輩は名無しである:2006/04/02(日) 06:30:45
いい組み合わせだ
485吾輩は名無しである:2006/04/02(日) 23:28:00
まだ抱えてたのが驚き
486吾輩は名無しである:2006/04/03(月) 18:30:18

G・カブレラ=インファンテ『煙に巻かれて』(青土社)
葉巻についての蘊蓄本。現在索引作成中。
諸般の事情で、刊行は5月になりそう。

487吾輩は名無しである:2006/04/03(月) 22:21:46
>>486
それって気になってるんだけど、俺みたいにタバコを一切吸わない
人間でも楽しめるのかな?(´・ω・`)
488吾輩は名無しである:2006/04/03(月) 22:46:25
楽しめない
489吾輩は名無しである:2006/04/03(月) 23:33:16
(´-ω-`)そうですか・・・
490吾輩は名無しである:2006/04/04(火) 06:39:40
>>487

楽しめるよ
世紀の奇書
駄洒落のみでできたほん
491吾輩は名無しである:2006/04/05(水) 07:41:24
かなりの話題になるよ
492吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 07:14:17
しかしよく伸びるよな
493吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 16:25:38
何が?
494吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 16:38:11
発売日
5月になってるじゃん
495吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 07:29:24
なぜこんあにおそいのだろう
496吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 23:16:26
G・カブレラ=インファンテ『煙に巻かれて』(青土社)
これ10年かかってるんだよね
497吾輩は名無しである:2006/04/08(土) 18:58:26
もう少し待て
498吾輩は名無しである:2006/04/09(日) 15:28:22
もうすぐだよ
499吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 00:49:42
>>492
スレがだろ?  本人が着てるもんw
500吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 06:47:02
10年やって1月延びる
501吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 07:04:17
まとめて宣伝スレ そのB
502吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 13:49:27
「水声通信」のペレック論つまんなかった
503吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 14:28:36
うそ付け
面白くないはずがない
504吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 14:32:31
うそつけ
面白いはずない
505吾輩は名無しである:2006/04/11(火) 07:26:37
絶対おもしろいよ
506吾輩は名無しである:2006/04/11(火) 08:02:58
まとめて宣伝スレ そのB


507吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 07:43:31
2006/3/5

 入試業務やらなんやらで、ひたすら疲れる毎日。こういうときには頭が空転し
ていて、ついついネットで古本を衝動買いしてしまう。今日は、それまで聞いた
こともなかった英国作家のほぼ全作品を、どういうわけか注文してしまった(ち
なみに、その作家はRonald Fraserという。ご存知だろうか)。しばらくしてか
ら、なんでそんなことをしたのか考えてみても、さっぱり思い出せない。

508吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 09:00:58
美香のブログ

ttp://yondance.blog25.fc2.com/
509吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 08:29:05
>>508

宣伝?
510吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 13:13:19
まとめて宣伝自演スレ そのB
511吾輩は名無しである:2006/04/14(金) 03:53:28
宣伝?

512吾輩は名無しである:2006/04/14(金) 14:35:14


まとめて宣伝自演スレ そのB

,
513吾輩は名無しである:2006/04/14(金) 15:35:06
若島正 ジョルジュ・ペレックの真実の生涯、あるいはXの悲劇
ペレックが空白を描く試みをドーナツの穴というわかりやすいアナロジーで物語る。
そしてナボコフの「セバスチャン・ナイトの真実の生涯」に影響が見られるペレッ
ク未完の小説「五十三日間」も、やはり空白が浮かび上がってくる構成らしい。X
とは「人生使用法」で最後まで埋められなジグソーパズルの欠落したピースの形で
ある。

514吾輩は名無しである:2006/04/14(金) 21:17:05
大澤真幸とか若島正教授の授業受けたいなー。
若島先生のアメリカ文学購読おもろいらしい!
しかし、6ヶ国語に購読は恐らく無理やけどね。来年購読2個くらい取ろう(*´д`*)
てか、何か聞いたことある名前で、確かに有名らしいけど、何で聞いたんだろ。
著書調べても知らないし。詰め将棋やチェスの世界ではトップの方だとか。頭良すぎw
趣味の世界でもトップって素敵だわー。こういう人がいいんよね。
あーなんか文学部の教授とか心が豊かそうやわ(別に教授ら見ててそうは思わないわけですが。。
来年はスペ語受けよ。大阪外大の先生の授業受けたいし。あと、余裕あればチベット語とかw
特殊講義と演習って何なのかまったく分からない。。。3回にならないと取れないんだけどね。ゼミってそれらとは別枠?演習=ゼミ?
なんか全然分かんない。。。。(´・ω・`)
他の系の取っていいのかな。。。

楽勝科目が文にもやはりあるらしい。しかし、かぶってたり、医学部のバイトの時間(´・ω・`)
まぁテストあるときとかだけ休ませてもらおっと。
515吾輩は名無しである:2006/04/15(土) 22:22:00
若島先生の学生の文学部生かな?
516吾輩は名無しである:2006/04/16(日) 06:24:02
. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 | 無料で2CHを利用 |
, | 汚い宣伝工作員が |
, |  独り自演中です | 
 |________|    注意:まとめて4スレ宣伝自演 そのB
    ∧∧ ||          、騙されないように!
    ( ゚д゚)||
    / づΦ
517吾輩は名無しである:2006/04/16(日) 12:23:16
若島の教え子の書いた「UFOとポストモダン」はとても面白いね
518吾輩は名無しである:2006/04/17(月) 10:23:34
もうすぐだな
519吾輩は名無しである:2006/04/17(月) 12:10:35


. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
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520吾輩は名無しである:2006/04/18(火) 12:15:18
新入生で若島を知ってるってのは有望だな
521吾輩は名無しである:2006/04/19(水) 13:51:48
そのつながりで思い出したことを。パワーズに会ったとき、『三人の農夫』のネタ
本の一つは Hugh Kenner のUlysses論ではなかったのか、という質問をしてみた。
実はこれ、『三人の農夫』を読んだときに真っ先に思ったことで、それをある文芸雑
誌の座談会でしゃべったことがある。まあしかし、ただの直感でしゃべったことなので
、その直感が正しいのかどうかは前から気になっていたのだ。
 すると、パワーズは実にあっさりと、そうだよと教えてくれた。Kennerの家にも
行ったことがあって、凄かったという話までしてくれた。
 言うまでもなく、Kennerも文系と理系の両刀使い。すべてが妙につながってくる
。不思議だ。


若島の推理があたっていたようだ
522吾輩は名無しである:2006/04/19(水) 15:07:19
若島は両刀使い、まで読んだ。
523吾輩は名無しである:2006/04/19(水) 15:13:54
さすが両刀使いは違うな。
524吾輩は名無しである:2006/04/19(水) 17:19:53
. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
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    / づΦ

525吾輩は名無しである:2006/04/20(木) 14:44:17
SFアンソロジー『ベータ2のバラッド』(国書刊行会)
ほぼ準備が整いました。刊行は5月下旬の予定。

G・カブレラ=インファンテ『煙に巻かれて』(青土社)
葉巻についての蘊蓄本。こちらもようやくゴールイン間近。刊行は5月下旬の予定。
526吾輩は名無しである:2006/04/20(木) 14:59:44

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527吾輩は名無しである:2006/04/20(木) 15:05:36
マメだなぁw
528吾輩は名無しである:2006/04/21(金) 07:41:24
2006/4/8

 インファンテの言語遊戯集 Exorcismos de esti(l)oを入手。パラパラやる。スペイン語なのでよくわからないが、ところどころにわたしでもわかるやつを発見。つい吹き出してしまったのをご紹介しておく。

  Machado about nothing
  Je Thames

 この本のどこかに、Moby-Pigというのがあったような記憶がぼんやりと。それなら訳は『白豚』で決まり!

529吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 10:03:35
2006/4/1

 先月の日記で書き忘れたことを。パワーズに会うため、京都へ移動中に、電車
の中でたまたま J. Hillis Miller のTropes, Parables, Performatives: Es
says on Twentieth-Century Literature (1991)を読んでいた。
 Hillis Millerは、私見によれば、現在生きている批評家の中で最強の存在で
ある。わたしはこの人の本を読んでいると、そうだよそうだ、そのとおりとうな
ずくことばかりで、これはやはり彼の書いたものをすべて読まなくてはと思い立
ち、ほぼ全著作を買い揃えて、ぼつぼつと順に読破している最中なのである。
 それで上記の論文集を電車の中で読みながら、巻頭に載っているロレンス論は1
952年の発表で、なんのことはないわたしが生まれた年にもうバリバリの現役だっ
たのか、とか感嘆することしきりだったのだが、そのときひょいと妙なめぐりあ
わせに気がついた。
 実を言うと、Hillis Miller は物理から文学に転向した人だったのである。
どうりで当方と気性が合うわけだ。
 パワーズに会いに行く途中で、ちょうどパワーズと同じ経歴をたどった人間の
文章を読んでいたという偶然。どうもこういうのは偶然ではないのかも。

530吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 10:33:20
ブログをコピペして宣伝するのはいい加減にしなさい。
サイト貼るだけでも恥ずべき宣伝。哀れだから貼っておく。
若島正のブログ
http://www.wombat.zaq.ne.jp/propara/diary.html
531吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 10:34:29
無料なのをいいことに宣伝に私用するのはアクセス禁止対象。


要注意。
532吾輩は名無しである:2006/04/23(日) 12:38:18
デス博士の島書評してたね
533吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 06:30:42
 青山南氏をゲストに迎えてのトークショーはおおむね予定どおりに進行。予備知
識がない人にはネタがやや詰め込みすぎだったかも。青山さんがいきなり大学教
授モードになって『特盛!』をテキストに授業をはじめたのと、野口幸夫氏の人生
に激しく反応したのが予想外。『ホテル・カリフォルニア以後』が学生時代のバ
イブルだった大森としては、「青山南の凄さ」についてもっと熱く語りたかった
のに、青山さんがその隙を与えてくれませんでした。
 しかし青山さんの真価が発揮されたのは三次会の鳥良。二次会の終わり頃に合
流した若島正氏を交え、おそろしくてとてもここには書けないような人物評とゴ
シップが午前4時まで飛び交う事態に。青山さん若島さんと一緒に飲む機会なん
てめったにないのでたいそう刺激的かつスリリングでした。自分がいかに温厚な
性格であるかを実感した夜。しかし、英文業界のいろんな人をいちばん罵倒しま
くってたのは研究社のK氏だったり。酒乱の噂はほんとだったのか(笑)。

534吾輩は名無しである:2006/04/25(火) 10:25:04
誰の悪口か聞きたいな
535吾輩は名無しである:2006/04/25(火) 17:37:36

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536吾輩は名無しである:2006/04/26(水) 12:58:23
>>535

青木淳吾のところが自演ですよ
537吾輩は名無しである:2006/04/27(木) 11:03:05
若島は直感なんていわないで
ジョイスの「視差」とかを引用して指摘すればいいのに
わかってたんだから
538吾輩は名無しである:2006/04/28(金) 20:21:18
若島が全部訳してほしい
539吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 11:33:14

 <未来の文学>シリーズの第一期に刊行された長篇『ケルベロス第五の首』で、
謎と仕掛けに満ちた重層的な小説世界を構築して、多くの熱狂的な読者を獲得し
た現代アメリカの代表的なSF・ファンタジー作家ジーン・ウルフによる、中篇
五作を集めた作品集。中篇とはいっても、その一つ一つが奥深く、長篇を五つ読
んだような圧倒的な手ごたえだ。
 ウルフの手際のあざやかさは手品師のようで、読者はそれに見とれていると、
何が起こっているのかすら見過ごしてしまうかもしれないほどである。その技巧
が最大限に発揮されているのが、アメリカのある古典作品を下敷きにした「
眼閃の奇蹟」で、まさしく奇蹟とも呼べそうな感動を読者は覚えるだろう。

540吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 15:06:07

2006/4/8

 インファンテの言語遊戯集 Exorcismos de esti(l)oを入手。パラパラやる。スペイン語なのでよくわからないが、ところどころにわたしでもわかるやつを発見。つい吹き出してしまったのをご紹介しておく。

  Machado about nothing
  Je Thames

 この本のどこかに、Moby-Pigというのがあったような記憶がぼんやりと。それなら訳は『白豚』で決まり!

541吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 18:09:34

…なるほど…w
このスレの自演犯の主張=「ラノベの翻訳家にだって京大教授がいるのよー」か?w

京大に異常な執心w ここも劣等感まみれのバアサンの補償行動!間違いない!w
542吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 18:15:51
543吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 11:12:31
おまえら基地が以下?
544吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 11:19:45
>>541-542
ワハハハ 2ch最高!
545吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 11:58:52
若島を読まずに荒すのはやめたら?
546吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 12:55:09
読む価値ミジンもねーヤシに時間費やすのもったいなくね?
547吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 15:34:41
読んでないのに価値がわかるの?
548吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 15:52:43
 僕くらいになれば読まなくともわかりますね。
profileおよびその人物を誰がどのような点で評価してきているのか、
それらにはきちんと目を通しますよ。
話はそれからです。
549吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 16:29:26
人を傷つける、独りよがりな冗談を「ユーモア」とは呼ばない。
550吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 16:36:42
あんたが呼ばなくてもどうでも良い話だよ。
幸福とは他者との比較によって相対的に成立するものなの。
他人を傷つけることによってより一層幸福になるのさ。
551吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 16:39:28
人を憎む、その己の感情の中に幸福はない。

反論は無用。あくまで俺の意見。
552吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 16:48:53
たしかに憎悪の感情の裡には幸福は存在しないというのは正しいよ。
でもいいかい?
人間を含めあらゆる生物は利己的な原動力に完全に支配されているの。
たとえばここに邪魔者がいたとして、そいつを憎んでやっつけたとしようじゃないか。
そしたらわたしの魂は喜びに満ち溢れるでしょうね。
ああ、あいつがいなくなったって。せいせいしたって。
綺麗事言ったって、こういう経験のひとつやふたつはあるだろ?
553吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 06:51:40
 やっとインファンテの『煙に巻かれて』から解放される日が近づき、このとこ
ろ呆然としている。先月の終わりに、担当者のTさんと最終点検をしていて、結局
やりはじめてから12年ほどになることを聞かされた。我ながらあきれる。
 その最終点検で、意味不明として指摘された箇所に、ハテナとしばらく頭をひ
ねった。ヒッチコックの『間諜最後の日』を論じたくだりで、「Mの前任者であ
るRは……」という文章が出てくる。ここがどういうことかわからないとおっし
ゃるのだ。
 言われてみると、なるほどわたしにもよくわからない。この映画では、上司の
Rという人物が出てくるが、その後任にMという人物が就くという筋書きはどこ
にもない。Mというのはこの映画の登場人物の誰を指すのかと考えてみても、ど
うもわからない。もしかして誤訳かと思い、英語の原文に当たってみたが、"R, t
he antecessor of M"とあるので誤訳ではない。それではインファンテの勘違い
かと思って、今度はインファンテ自身の翻訳になるスペイン語版を調べてみたが
、やはりそのまま。
 
554吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 06:52:36
うーん、どういうことだ?? とお手上げになりかけたそのとき、ハッと答え
が閃いて、なんだ、そうだったのか! と喫茶店の席で興奮してしまった。
 考えてみれば、なぜこのことに(しかも12年間も!)気づかなかったのか不思
議なくらいの簡単な話なのだが、虚をつかれるということはあるものだ。あまりも
のを考えないで文章を読んでいくと、こういう見落としが発生する。
 しかし、この手の種明かしを訳注として書き込んでしまうのは、推理小説の犯
人を解説で名指ししてしまうのと同じくらいの犯罪かもしれない。そう思って、
訳注では直接にばらさないことにした(ただし、索引を見ればわかるようにして
あります)。
 これだけをパズルとして取り出せばごく易しいので、制限時間10分ほどで考え
てみてください。
 翻訳作業が終了してからも、インファンテをあれこれと集める日々が続いている。
今日は中篇の"The Phantom of the Essoldo" が収録されたLondon Tales (1983)
というオリジナル・アンソロジーが届いた。Peter Ackroydの短篇も入っているので
、これはお買い得。まだ当分はインファンテの呪縛が解けそうにない。


555吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 09:46:44

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556吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 23:25:23
若島正
2chで宣伝されるもまるで読まれず。
注目されることなしに、
宣伝馬鹿とともにひっそりと消え去る。

557吾輩は名無しである:2006/05/07(日) 07:14:38
>>556

青木淳吾のところで自演やってるから
そちらを注意しなさい
558吾輩は名無しである:2006/05/08(月) 08:03:41
世紀の奇書がもうすぐ出るな
559吾輩は名無しである:2006/05/10(水) 17:02:35
これを書評しない新聞がいたらごみだな
560吾輩は名無しである:2006/05/10(水) 17:09:19
コレ貼ればいいか?

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561吾輩は名無しである:2006/05/10(水) 17:18:17
それだけは駄目かもw ラノベ系乱立ひどすぎ

130 :吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 17:57:15
>>560
ふーんw ここは

【ものすごい劣等感かかえたラノベ婆佐藤亜紀】が必死で建てて自演ageしてるスレ、


なのかw

562吾輩は名無しである:2006/05/12(金) 07:30:28
若島って天才?
563吾輩は名無しである:2006/05/12(金) 08:11:55
別に普通
564吾輩は名無しである:2006/05/13(土) 10:34:21
面白いと思う
565吾輩は名無しである:2006/05/15(月) 06:16:12
まだ「ビッグ4」を読み始めていません。
若島正さんによる解説は読んだのですが、どうやらあまり出来のいい作品とはいえないようで・・・。
そうですかそうですか。
566吾輩は名無しである:2006/05/15(月) 10:20:42
コレ貼ればいいか?

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567吾輩は名無しである:2006/05/17(水) 19:30:41
>>565

チェスがでてくるから若島?
568吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 14:29:31
おいおいみんな東大であったSF講義が連載されるってよ
立教大学で集中講義もあるらしい


こんにちは。おひさしぶりです。12月にR大学に出ていきますので、その際には気楽に声をかけてください。
なお、インファンテは予定どおり、5月23日刊行です。やれやれ。
それから、あのときの集中講義でやったのを、これからSFマガジンで3年間にわたって連載予定です(第1回めは7月号)。こちらもどうそよろしく。
569吾輩は名無しである:2006/05/20(土) 16:45:21
3年もかけるなよ
570吾輩は名無しである:2006/05/21(日) 12:16:22
明日発売だね
571吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 07:13:31
23日だよ
572吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 09:03:36
ABC六本木店 リニューアルオープン記念イベント

in ストライプハウスギャラリー

『ベータ2のバラッド』(国書刊行会・若島正編)

『特盛!SF翻訳講座』(研究社・大森望著) 刊行記念

「翻訳SFアンソロジーの愉しみ」

若島正さん×大森望さんトークショー

573吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 18:42:05
■■■:青土社 『煙に巻かれて』 G・カブレラ=インファンテ/若島正訳 5/26 \3,990 *2
*2:本書は、葉巻の驚くべき物語です。新世界での煙草の発見に始まり、映画や文学
における喫煙場面まで、葉巻の伝説と喫煙の悦楽のすべてを魅力的に語り尽くし、世
界中の愛煙家に絶賛された、文芸エッセイです。そして読者を煙に巻く駄洒落の連
発。本書は、世界で一番駄洒落の多い本として有名で、柴田元幸氏もエッセイで注
目。
574吾輩は名無しである:2006/05/23(火) 16:13:40
奇跡の書が読める
575吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 16:55:24
500ページってのがすごいな
話題になるよ
576吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 16:59:49
>>566
>130 :吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 17:57:15
>ふーんw ここは

>【ものすごい劣等感かかえたラノベ婆佐藤亜紀】が必死で建てて自演ageしてるスレ、


>なのかw
577吾輩は名無しである:2006/05/25(木) 10:55:12
明日ね
578吾輩は名無しである :2006/05/25(木) 22:27:49
今日本屋で売ってた。
ものすごいなあという印象。
あまりのすごさにたじろいでしまい買わなかった。
579吾輩は名無しである:2006/05/26(金) 03:13:15
それが正解だな
580吾輩は名無しである:2006/05/26(金) 06:45:28
今日ね
581吾輩は名無しである:2006/05/26(金) 21:17:00
『煙に巻かれて』
G.カブレラ=インファンテ【著】;若島正【訳】青土社
葉巻は香りになり、煙になり、神話になり、記憶になり、最後には灰になる。燃え
尽きてふたたび伝説となってよみがえる不死鳥だ。Holy Smoke!世界中
の愛煙家に絶賛された、葉巻と喫煙をめぐる文芸エッセイの最高峰。
煙に巻かれて;幽煙文學選
G.カブレラ=インファンテ:1929年4月22日、キューバに生まれる。19
60年、ハバナの民衆と革命の動乱を描いた短篇集『平和のときも戦いのときも』
でデビュー。63年には第一映画評論集『二〇世紀の仕事』を刊行。65年、カス
トロ政府との確執でキューバを離れ、英国に亡命。以降ロンドンに暮らし、スペイ
ン語と英語の両方で作家活動を続ける。67年に傑作小説『三頭の寂しい虎』をバ
ルセロナで出版。ハバナの人々の姿を活写したリアリズムの要素に加え、言語遊戯
的な文体で書かれた作家の代表作と目され、ビブリオテーカ・ブレーベ賞、さらに
97年にはセルバンテス賞を受賞。2005年2月21日、ロンドンの病院で惜し
まれつつこの世を去った。享年75歳


582吾輩は名無しである:2006/05/27(土) 16:09:21
奥さん どういう人?
583吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 12:27:33
同級生
584吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 16:06:24
Transparent Thingsの共訳者が奥さんかと思てた
585吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 16:22:21
違う
586吾輩は名無しである:2006/05/30(火) 09:30:04
近くの本屋に会ってびっくり
587吾輩は名無しである:2006/05/30(火) 11:53:25
コレ貼ればいいか? 板違いラノベw

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588吾輩は名無しである:2006/05/30(火) 13:57:47
大文学者に対して失礼なことをいうな
589吾輩は名無しである:2006/05/30(火) 14:06:47
>>587のコピペ厨、板から消えろ。
590吾輩は名無しである:2006/05/30(火) 14:19:31
カナダに2年留学して翻訳もしてる学者が以下の程度だから、
若島なんてもっと英作文が駄目なんだろうな。

東大英語講師サマの英語実力: http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20060422
But important is that from this story, the fact Rezanov was dispatched to Japan in order to call for Russo-Japanese commerce while Japan permitted it only to China and Netherland.

Rezanov, after refused the demand, got angry with Japan, ordered two subordinate captains attack Japan, and they attacked Sakhalin and Etorof island, killed some people: Juno and Avos were the name of the ships used for the attack.

初級問題: 高校生でも判るような間違い数箇所を訂正せよ。

中級問題: 文法的な誤りを全て訂正せよ。

上級問題: 全面的に書き直して良い英文にせよ。
591吾輩は名無しである:2006/05/30(火) 14:59:39
若島に勝てる人はいませんよ
592吾輩は名無しである:2006/05/30(火) 18:13:02
■[書籍]SFマガジン2006/7『乱視読者のSF短編講義』若島正
若島先生による海外SF短編小説の読み解き講座。

これまでに幾つかの大学でSF講義を行ってきたとあるが、そのうち愛媛大学での
中講義に私は出席していた。ちょうど半年ほど前のことだ。それ以来SFを好んで
読むようになり、ここで愚にもつかない感想を綴っている。というわけで先生に
はとても感謝しています。レポートは出せなかったけど。

大学の講義でも第一回はH・Gウェルズの『ザ・スター』だった。いや、一日目は
SFの歴史についての概論があった。これもすごく面白かったのだが、毎日3作品
ずつ原文を読む授業に入ってからは受講者がどんどん脱落していった。最終的に
は3,4人しか残っていなかったと思う。東大や京大では、もう少し状況も違ってい
たのだろうな。

とはいえ、濃いSFファンの方でもみな受けたいと願うであろう上質の授業を体験
できたのは幸運以外の何物でもなかった。先生のおかげでSFの世界に足を踏み入
れた若者がここに確実に一人いる、ということを証明しておきたい。

593吾輩は名無しである:2006/06/01(木) 12:28:25
僕も読みました
ザ・スターが第一回ですね
火星人が語った物語かもしれないというね
594吾輩は名無しである:2006/06/01(木) 13:09:22
コレ貼ればいいか? 板違いラノベw
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   〃 http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1102831507/526-535
盗作婆佐藤亜紀の自演スレだw
595吾輩は名無しである:2006/06/01(木) 18:24:48
大文学者に対して失礼なことをいうな

596吾輩は名無しである:2006/06/02(金) 15:18:33
>>594のコピペ厨、板から消えろ。
597吾輩は名無しである:2006/06/02(金) 16:16:55
>>592のコピペ厨も消えろ
598吾輩は名無しである:2006/06/03(土) 11:59:35
煙読んだ人いないの?
599吾輩は名無しである:2006/06/03(土) 13:08:46
イチイチうぜぇんだよ。
600吾輩は名無しである:2006/06/05(月) 07:12:34
>590 カナダに2年留学して翻訳もしてる学者が以下の程度だから、若島なんてもっと英作文が駄目なんだろうな。

実際どうなの? 若島って英語で論文を書いた事あるの?
601吾輩は名無しである:2006/06/05(月) 14:10:29
いっぱい書いてるよ
602吾輩は名無しである:2006/06/05(月) 15:02:38
見つからない。ひとつでも良いから教えて。
603吾輩は名無しである:2006/06/06(火) 11:06:35
生涯で唯一の英語論文 つ

Wakashima,Tadashi
Between Art and Life--The Case of Philip Roth′s My Life as a Man
The Albion p23〜42,1986/10(ISSN 0568921X) (京大英文学会)
604吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 11:39:38
日本英文学会の組織委員長やってるけどね
英文の日本での研究に英語論文の必要はないわけだ
605吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 12:16:43
2005/5/21-22

 日本英文学会の全国大会で東京に。大会準備委員長という立場上、最初から最後
まで気をもむ。
606吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 12:24:06
コレ貼ればいいか? 板違いラノベw
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盗作婆佐藤亜紀の自演スレだw


607吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 14:20:49
英文学やってる日本人教授または翻訳家としては、ごくごく平凡な能力の人なんだが、
なぜ信者がついてるの? 信者は数人だけなの?
608吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 16:30:43
平凡?
天才を恐れたらそんな言葉が出てくるの?
誰が優秀なの?
609吾輩は名無しである:2006/06/09(金) 11:38:37
怖いんだよ
610吾輩は名無しである:2006/06/09(金) 16:29:37
それなりに優秀だとは思うが天才ではないだろ。
611吾輩は名無しである:2006/06/09(金) 18:01:26
誰が優秀なの?
612吾輩は名無しである:2006/06/12(月) 11:47:18
書評はまだのようだな
613吾輩は名無しである:2006/06/14(水) 13:45:34
だな
614吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 17:40:11
<未来の文学>「ベータ2のバラッド」刊行記念イベント開催!

青山ブックセンター六本木店リニューアルオープン記念イベントinストライプハウスギャラリー

『ベータ2のバラッド』(若島正編・国書刊行会)

『特盛!SF翻訳講座』(大森望著・研究社)

刊行記念

「翻訳SFアンソロジーの愉しみ」 若島正さん×大森望さんトークショー   
615吾輩は名無しである:2006/06/19(月) 21:24:27
面白かったようだね
616吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 01:34:50
顔がですか
617吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 14:02:21
生涯で唯一の英語論文 つ Wakashima,Tadashi
Between Art and Life--The Case of Philip Roth′s My Life as a Man
The Albion p23〜42,1986/10(ISSN 0568921X) (京大英文学会)

英文学やってる日本人教授または翻訳家としては、ごくごく平凡な能力の人なんだが、
なぜ信者がついてるの? 信者は数人だけなの?
>684 :604:2006/06/20(火) 22:15:17
>>671
>Joseph Roth は散文の名手。フローベールにも喩えられるほどで
>原作は、佐藤亜紀の悪文*とは似ても似つかない。<*『バルタザールの遍歴』

>佐藤亜紀がヨーゼフ・ロートから盗んだのは、文体ではなく、>>634の言う通り
>物語を支える時代背景と雰囲気、ナチス台頭前後のウィーンの光景等々…だ。
>自らその中を生き延び国境を越えて放浪したヨーゼフ・ロート自身が書いたものの
>パクリ…なるほど、道理で歴史的跡づけと時代相だけは巧みに描かれていた。<*

>一肉体の双子という設定は、萩尾望都の漫画からか。
>貴族の家門にまつわる諸々と遍歴の細部、そして章立ての手法は、
>イーヴリン・ウォー『ブライヅヘッドふたたび』から仕入れて盗んだ知識か。

>ならば、佐藤自身の手になるのはただ、女性下着のフリルやレースめいたチマチマ飾りと
>下手なユーモアもどきのみ。…得体の知れなさの正体は「盗作」だったか…呆れたね。
(盗作追及スレ= http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1145418866/l50
619吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 13:22:43
>>617

若島以上の人間挙げてみろよ
620吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 13:27:56
>>618
キャッチコピーが下手なんじゃないか?
 ↑
こっちの方がインパクトあると思うが。
622吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 13:39:12
コレ貼ればいいか? 板違いラノベw
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盗作婆佐藤亜紀の自演スレだw
623吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 13:41:40
>>621
いい!
624吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 01:08:14
>>617
あなたが考える非凡な能力の人とやらを挙げてみておくれ
625吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 07:00:05
2005/5/21-22

 日本英文学会の全国大会で東京に。大会準備委員長という立場上、最初から最後
まで気をもむ。

626吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 07:13:04
2006/6/21-22

 2ちゃんねるという匿名掲示板でファンタジー分野の盗作問題に出会う。全く困ったことだ、
一部の愚か者のために分野そのものが軽蔑されてしまう。

627吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 14:21:44
生涯で唯一の英語論文 つ Wakashima,Tadashi
Between Art and Life--The Case of Philip Roth′s My Life as a Man
The Albion p23〜42,1986/10(ISSN 0568921X) (京大英文学会)

英文学やってる日本人教授または翻訳家としては、ごくごく平凡な能力の人なんだが、
なぜ信者がついてるの? 信者は数人だけなの?

スペックを見れば、20年前に糞紀要に糞英語論文を1本書いただけの男。
今の若手では、これほど実力の無い男は助教授にもなれないだろう。
628吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 22:31:05
誰が若島より上か言ってみろよ
629吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 22:38:43
そもそも土俵に上がってないから比べようがないw
安全な場所から「俺は天才だ」とか吠えてるだけ。
630吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 22:40:11
詰将棋?

はいはいスゴイスゴイ
631吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 22:43:14
自慢するならせめて「将棋で羽生に勝った」とかにしてくれw

詰将棋で勝っても、ね。
632吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 22:45:48
というか文学者が将棋強くても
「だから何?」って感じだが、
まだ「詰将棋」よりは凄いと思う。
633吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 23:07:07
なんでこいつ文学やろうとか思ったのかな?
「みんな馬鹿に見えた」って誇る事でもなんでもない。
むしろ自分の感受性の鈍さを恥じるべきなのに。
「私は馬鹿です」と喧伝して回ってるのと一緒。
634吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 23:08:20
コピペしか読んでないんだなあ。
635吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 23:11:02
うん。
読もうとも思わないw
636吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 23:56:08
あげ
637吾輩は名無しである:2006/06/29(木) 02:45:14
面白いよ
638吾輩は名無しである:2006/06/29(木) 17:04:15
同じ青土社から、今月なんとカブレラ=インファンテの『煙に巻かれて』が発
行されました!! これぞ煙草文学の最高傑作。キューバ生まれでのちにイギリス
に亡命した作家のまさに煙に巻かれるお話。文芸エッセイという形をとりなが
ら、葉巻きと喫煙を巡る奇妙で愉快な幻想世界が展開していきます。愛煙家必
読の一冊です。ぼくにカブレラ=インファンテが「葉巻きのとても面白い本を書
いているよ」と教えてくれたのは今福龍太さん。
639吾輩は名無しである:2006/07/02(日) 22:59:46
山形が絶賛してるね
>684 :604:2006/06/20(火) 22:15:17
>>671
>Joseph Roth は散文の名手。フローベールにも喩えられるほどで
>原作は、佐藤亜紀の悪文*とは似ても似つかない。<*『バルタザールの遍歴』

>佐藤亜紀がヨーゼフ・ロートから盗んだのは、文体ではなく、>>634の言う通り
>物語を支える時代背景と雰囲気、ナチス台頭前後のウィーンの光景等々…だ。
>自らその中を生き延び国境を越えて放浪したヨーゼフ・ロート自身が書いたものの
>パクリ…なるほど、道理で歴史的跡づけと時代相だけは巧みに描かれていた。<*

>一肉体の双子という設定は、萩尾望都の漫画からか。
>貴族の家門にまつわる諸々と遍歴の細部、そして章立ての手法は、
>イーヴリン・ウォー『ブライヅヘッドふたたび』から仕入れて盗んだ知識か。

>ならば、佐藤自身の手になるのはただ、女性下着のフリルやレースめいたチマチマ飾りと
>下手なユーモアもどきのみ。…得体の知れなさの正体は「盗作」だったか…呆れたね
641吾輩は名無しである:2006/07/04(火) 13:31:26
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642吾輩は名無しである:2006/07/05(水) 08:05:51
後出しジャンケンで負ける若島?
643吾輩は名無しである:2006/07/06(木) 13:22:28
なにそれ
644吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 07:25:11
書評出せ
645吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 07:35:38
後出しジャンケンして負ける若島
Lolita(第2部16章) Your license number is on record here.

大久保訳 p315「あなたのお車番号はこちらに控えてございます」(正しい)
若島訳 p294「ナンバープレートはこちらでご記帳ください」(誤訳)
646吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 06:35:39
ただしい?
647吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 07:11:18
若島「どんな翻訳にも誤訳はありますから、ある部分を取り上げてここは間違っているじゃないか、
というのはあまり意味が無い。全体としてどのくらい見ているかが大事で、(……略……)
だからもし私の翻訳を読んで分からないと思われたら、
新潮文庫を参照していただければ(会場大笑)、どうなっているのかが分かると思います(笑)。」
648吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 12:30:12
能力のある人がそういう事言うと面白いが、若島が言っても不愉快なだけ。
自分こそアヤフヤな所は新潮文庫を参照して誤訳を防げ、馬鹿野郎。
649吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 23:28:04
天才ですから
650吾輩は名無しである:2006/07/13(木) 13:04:45
そのとうり
651吾輩は名無しである:2006/07/13(木) 13:36:42
若島「もちろんかつての訳をずっと横に置いて翻訳すると、訳語に引っ張られるというか、
すごく上手い訳があったりすると、じゃあこちらはどうしようかな、というのがあって(笑)、
あまり見ない方が賢明だとは思います。
それでも今回は翻訳にかかる前に、一応ざっと目を通しました。」
652吾輩は名無しである:2006/07/13(木) 13:42:16
「一応ざっと目を通」す意味なんかないんだよ。
若島程度の実力で「Lolita」を読んだら解らない箇所だらけだから、
その度に新潮文庫を参照して誤訳を防げ、馬鹿野郎。
653吾輩は名無しである:2006/07/13(木) 14:30:18
若島:
「私は『ロリータ』という作品を、自分がどういうふうに読めるか、
自分がどれくらい読めるようになったのかの物差しというふうに考えているんですが、
本当のことを言うと、今までは『ロリータ』はすごい、すごいって言われるけれども、
本当にすごいのかな、っていうクエスチョンマークが付いていたんですよ。
以前から『ロリータ』には腑に落ちないところがいろいろあって、
今回初めて、多少腑に落ちるようになったというか、笑えるようになったし泣けるようになった。
ということで本当に初めて読んだような感じでした。」
654吾輩は名無しである:2006/07/13(木) 14:35:28
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655吾輩は名無しである:2006/07/18(火) 12:32:57
石堂濫の書評
656吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 00:55:18
翻訳家としては柳瀬氏と比べてどうなの?
657吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 01:02:01
知的障害者と付き合う法
658吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 02:05:35
数学からのドロップアウターだろ
659吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 02:09:37
なんで馬鹿にしてるとはいえ古い訳を見ておかないのかね唯我独尊野郎が
結局2種類の訳を同時に読まなきゃいけなくなるだろ
660吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 09:17:27
>>656

柳瀬は若島を尊敬してる

661吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 17:14:25
さてここからは余談だが、本書の詰将棋の話のところでちょっとしたサプライズがあった。先崎が「詰将棋の世界では羽生に匹敵する天才」としてあげている名前のなかに、若島正の名前があったのだ。

 えっ。若島正って、あの若島正ですか。さっそくインターネットで調べてみたのだが、どうもあの若島正で間違いないらしいのである。

662吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 20:46:47
kaienたんをいじるのはやめてあげてください><
663吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 21:56:47
誰?
664吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 10:22:15
>>661
どこからコピペしたのか知らんが、
上田吉一と並ぶ詰将棋の鬼才であることは
その筋の方なら誰でも認める事実。
オイラは、翻訳業もやっていた事の方が
サプライズだったよ。
665吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 12:09:42
先崎学の本
666吾輩は名無しである:2006/07/25(火) 17:48:18
「殺しの時間 乱視読者のミステリ散歩」(若島正、basilico
667吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 15:55:15
でるか
668我輩は名無しである:2006/07/28(金) 17:58:25
でますか
669吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 18:08:59
オレは詰め将棋作者として初めに知ったよ、盤上のパラダイスは面白い本だった。
それが小説の本を書いたので、驚いたよ。
670吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 18:10:07
元遠隔の話では「陣内春徳さんは貴方のせいでしたくもない援助交際をしたのですよ、
中学生くらいの女の子ですよ。陣内春徳さんは被害者です。」と言っていました。
元遠隔さん、本当ですか?12・3歳の陣内春徳さんはセーフ、17歳はアウト?
しかも神内春徳さんh、その後懲りずにタクシーで風俗豪遊していました。
それでもセーフ!!極楽山本はアウト!!違いは陣内さんは年の差約45歳。
橋元弁護士は、13歳以下か13歳未満は同意があっても強姦罪と言ってました。
元遠隔の話を信用すると、神内さんはは幼女レイプ?それとも少女レイプ?
671吾輩は名無しである:2006/07/29(土) 13:58:49
藤原編集室みたいだね
672吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 10:46:59
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盗作婆佐藤亜紀の自演スレだw

673吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 10:50:06

★★ニュース!! 盗作ラノベ婆佐藤亜紀44歳が
      複数盗作で賞を盗んだ経緯を赤裸々に告白! ★★

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1153944375/58-76
674吾輩は名無しである:2006/08/04(金) 20:03:11
「殺しの時間 乱視読者のミステリ散歩」(若島正、basilico

これはいつかな?
675我輩は名無しである:2006/08/05(土) 17:13:26
それより

「ロリータ、ロリータ、ロリータ」はいつなんだよっ!
676吾輩は名無しである:2006/08/05(土) 21:17:47
もうすぐ
677吾輩は名無しである:2006/08/06(日) 03:38:56
このおっさんは
頭はいいが名文が書けない
678我輩は名無しである:2006/08/06(日) 13:38:58
675だけど

「ロリータ、ロリータ、ロリータ」の話が、なかなか出てこないから、
お蔵入りしたのかと思ってた(苦笑)
679吾輩は名無しである:2006/08/08(火) 23:26:04
でるでしょ
680吾輩は名無しである:2006/08/11(金) 21:55:19
楽しみだ
681吾輩は名無しである:2006/08/12(土) 17:48:26
コレ貼ればいいか? 板違いラノベw
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盗作婆佐藤亜紀の自演スレだw
682吾輩は名無しである:2006/08/16(水) 06:17:25
恐れてるな
683吾輩は名無しである:2006/08/20(日) 06:48:09
殺しの時間はもうすぐだね
684吾輩は名無しである:2006/08/21(月) 21:54:58

『殺しの時間』(basilico)
9月20日頃刊。
685我輩は名無しである:2006/08/22(火) 10:40:23
そんなんでも買おうかなあ
686吾輩は名無しである:2006/08/24(木) 16:08:41
『ロリータ、ロリータ、ロリータ』  若島正  予価:2200円(税別)

12月発売


687吾輩は名無しである:2006/08/24(木) 17:00:46
若島って誰?知らない。
688吾輩は名無しである:2006/08/24(木) 20:16:45
ウソ付くな
689吾輩は名無しである:2006/09/02(土) 12:42:49
みんな恐れないでくれ
690吾輩は名無しである:2006/09/02(土) 15:37:13
誰を恐れるって?若島正を?何もわかってない「ただのバカ」じゃんw
691吾輩は名無しである:2006/09/05(火) 10:46:53
>>684

もうすぐだね
692吾輩は名無しである:2006/09/07(木) 17:41:29
乱視読者のミステリー散歩
693吾輩は名無しである:2006/09/11(月) 13:28:33
ロリータもう文庫化ですか。早すぎやしませんか?
ハードカバー買わなきゃよかった。
694吾輩は名無しである:2006/09/11(月) 21:33:18
ゴダード、マキャモンからラシュディ、オースター、ペレックまで、ミステリと
文学の境界線を自在に往来する 《殺しの時間》。映画俳優エロール・フリンや剣
呑み芸人の自伝といった珍品を取り上げ、忘れられた作家の埋もれた小説を掘り
起こしたかと思うと、現代作家の最新作を紹介、あるいはマイクル・イネスのオ
フビート探偵小説の魅力を語り、異色作家の復権を訴えたりと、さらに気ままな
文学散歩を続ける 《失われた小説を求めて》。〈ミステリマガジン〉 長期連載
(1991〜2000)コラム 《殺しの時間》 《失われた小説を求めて》 計104回を完
全収録。
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ても小説を読む喜びに満ち満ちた、至福の読書エッセーにして最強のブックガイド


695吾輩は名無しである:2006/09/11(月) 21:35:35
また宣伝コピペかよ。コピペされると余計買う気なくすわ。
696吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 17:09:27
安いから買う
697吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 13:06:45
ロリータ注釈つくんだってね
買おうか
698吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 13:47:23
若島っていいよなぁ
699吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 14:36:42
若島っていいよなぁ
700吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 14:56:25
若島って天才だよなあ
701吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 15:00:04
後出しジャンケンで負けたのが悔しいから
大久保タソ訳を(ry
702吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 01:02:01
この人の「乱視」の認識はオカシイと思ったことあるなあ。
小さいことだけど。

703吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 10:08:59
どこが?
704吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 21:01:18
ちょっと待って。
今、手元に本ないから。
705吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 16:03:51
具体的に言ってくれよ
706吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 17:47:56
ていうか若島って奴は単なるアホだろ。
「馬鹿ばかり」なんて偉そうな妄言垂れ流すくらいなら網羅的なブックガイドを作ってみせろ。
笑ってやるからさ。どうせそんな根性ねーんだろヘタレのくせにいきがりやがって黙ってろよ。
707吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 18:27:50
最高のブックガイドじゃん
708吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 17:10:31
明日だねでるの
709吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 20:02:30
ナボコフスレで叩かれてるな。それにしてもなんで文庫版だけロリータに注釈つけるんだろ。
710吾輩は名無しである:2006/09/20(水) 00:38:08
そりゃあ、も一回買うよう2だろ
711吾輩は名無しである:2006/09/20(水) 19:39:51
殺しの時間買ったよ
712吾輩は名無しである:2006/09/21(木) 17:32:17
今月から来月には若島正訳のナボコフ「ルネサンス宮廷大全」(セルジョ・)
ベルテッリ、東洋書林
713吾輩は名無しである:2006/09/21(木) 19:12:24
>>711
若島は詐欺師ってことか。
HPの掲示板で矛盾を正すために質問でもしようかな。
714吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 13:34:51
殺しの時間読んでるけど面白い
豊崎由美が「そんなに読んでどうするの?」なんて本出したけど
同じ海外文学の書評&紹介エッセイでも量も圧倒的に若島が多い上に
全部当然原書で読んでいて未訳のものが多く、ひとつの本の紹介が
自分の経験と重なって他の本に広がっていくのが気持ちいい
715吾輩は名無しである:2006/09/24(日) 00:07:10
豊崎なんかと比べたら何だってよく見えるだろ
716吾輩は名無しである:2006/09/24(日) 12:11:37
知識が有機的につながっていくところが豊崎みたいな素人とはぜんぜん違うなって
思いましたね
しかも自分の個人的な経験とも結ぶついている
単にポーズとして本読んでるってのとは全く違うね
717吾輩は名無しである:2006/09/26(火) 12:20:30
次は文庫か
718吾輩は名無しである:2006/09/27(水) 22:44:55
傑作だね
719吾輩は名無しである:2006/09/27(水) 22:49:29
駅弁京都大学の自演三バカ

平野 森見 こいつ
720吾輩は名無しである:2006/09/27(水) 22:50:56
黄金虫でも囚人のジレンマでもどっちでもいいから、パワーズの新刊はまだか・・・
そろそろ我慢の限界だ
721吾輩は名無しである:2006/09/28(木) 05:13:19
>>719


よう早稲田
722吾輩は名無しである:2006/09/30(土) 17:15:02
ぞくぞくだな
723吾輩は名無しである:2006/10/03(火) 20:01:00
テヘランでロリータを読むが出てまた追い風だな
724吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 17:11:04
ロリータはいつ?
725吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 08:50:10 BE:204286526-2BP(0)
ガセなんじゃねぇーの
726吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 18:30:00
来月か?
また遅れてるのか?
727吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 18:36:32
おまえら発売日ぐらいちゃんと調べろよ・・・
728吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 11:54:09
殺しの時間つまらないんですけど。
買わなきゃよかったなあ。
あまり興味ない分野の本を扱ってるからかな。
729吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 12:06:31
すごく面白いけど
どこが駄目ですか?
730吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 12:12:04
どこがと言われても困るが、若島が面白い面白いと言ってる本があまり面白そうに
思えないってことかな。
731吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 12:12:41
逆に聞くけど、どこが面白いですか?
732吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 17:01:13
若島という知性に触れられるところですね
彼の選択・嗜好・趣味を体験できる
一緒に本をめぐる評価の過程を追体験できる
733吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 18:21:48
虚栄心で本を読んでもつまらないよねぇ
734吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 19:04:35
いやこれだけの人間の精神に触れられるのはいい刺激だよ
735吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 19:06:07
わかるかなあ低脳オッサン
736吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 23:13:08
若島の精神になんか触れたくないわ。
737吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 23:43:52
同意。
738吾輩は名無しである:2006/10/23(月) 06:49:47
怖いのか?
739吾輩は名無しである:2006/10/24(火) 18:22:47
ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』(新潮文庫)
10月末発売。
740吾輩は名無しである:2006/10/27(金) 14:03:54
表紙かっこええ
741吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 12:37:51
もう出てる
742吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 14:20:51
20年後出しジャンケンして負けた若島の誤訳は文庫本では直ってる?

Lolita(第2部16章) Your license number is on record here.

大久保訳 p.315「あなたのお車番号はこちらに控えてございます」(正しい)

若島訳 単行本 p.294「ナンバープレートはこちらでご記帳ください」(誤訳)
743吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 15:11:49
いくつか直してるね
744吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 15:45:41
若島の文章は美しくない。
745吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 15:50:02
ちっ。文庫出てから指摘してやるべきだったな。
746吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 17:43:03
若島の出生の秘密ってなんだろう

在日ってことは知ってるけど
父親は中国人?
747我輩は名無しである:2006/11/02(木) 19:34:50
「殺しの時間」はおもしろいケドナァ
「ロリータ、ロリータ、ロリータ」は、来月、発売ダロ?
748吾輩は名無しである:2006/11/02(木) 20:28:29
大して面白くない
749吾輩は名無しである:2006/11/02(木) 20:48:04
来月?
早いな
750吾輩は名無しである:2006/11/02(木) 20:49:37
テレサ・テンの本であれこれ言ってたから
父親は中国だと思う
751我輩は名無しである:2006/11/03(金) 15:35:54
若島訳の「ロリータ」は、単行本・文庫本、両方とも

カッコイイな!
752吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 15:42:59
文庫が特にいい
753吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 17:11:00
『若島訳「ロリータ」のウソ』って本、宝島社とか出さねーかなぁ。
754吾輩は名無しである:2006/11/06(月) 16:32:44
ロリータ売れてるな


Amazon.co.jp ランキング: 本で543位
755吾輩は名無しである:2006/11/08(水) 17:41:18
ロリータロリータでないじゃん
756吾輩は名無しである:2006/11/08(水) 18:20:53
誰がもう出るなんて言った?
757我輩は名無しである:2006/11/08(水) 19:02:47
ロリータ・若島正訳・文庫版 GET
758幼女たんを攫いてぇ:2006/11/08(水) 19:16:35
写真の娘誰だ?単行本のアし組んでる奴はくるもんがあるんだがwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
759吾輩は名無しである:2006/11/11(土) 20:54:52
文庫のがいい
760我輩は名無しである:2006/11/12(日) 12:59:17
文庫・単行本、ともにシロートモデル
761吾輩は名無しである:2006/11/12(日) 14:28:51
文庫の表紙良いな
762吾輩は名無しである:2006/11/14(火) 06:40:50
ロリータロリータいつ?
763吾輩は名無しである:2006/11/14(火) 12:50:11
2月刊行予定
764我輩は名無しである:2006/11/14(火) 14:08:04
12月じゃないのか
765吾輩は名無しである:2006/11/16(木) 19:21:31
坪内が文春に書いてるな
「桁違いの英語力って」
766吾輩は名無しである:2006/11/21(火) 16:16:16
坪内よりははるかに上だが
767吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 07:35:45
名声が上がってきたな
768吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 12:02:50
殺しの時間面白いね
769吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 12:35:50
若島が間違いなく引き起こしたロリータ革命があるでしょう。
研究者の一部でしか作動しなかった「意識下の流動性」的なものとはまた違う、
確固とした文体革命。
それが新訳の最も大きな遺産だと思う。

大げさな言い方をすれば、
若島訳出現以降ロリータに対する哲学的視点が決定的に変わったのではないか。
その哲学的視点を注釈が確かに展開させた。
770吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 12:38:34
頭おかしいのが来たな
771吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 14:51:32
>>769

同意。
ナボコフが隠したロリータの秘密が、原書刊行、半世紀を経て
ようやく日本語の世界での注目され始めた。
次は、「アーダ」を切望!
772吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 18:17:27
「アーダ」って読んでみたいんだが若島がいつやるかまったくわからないな
773吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 20:29:58
あんまりこいつにやって欲しくないw
774吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 20:25:39
今日は西池袋にある大学で、若島正さんの記念講演がある。どうもそこの学生しか
入れない(ことになっている)ようだけど。

これどの大学?
775吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 20:27:21
立教?
776吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 20:30:18
立教大学文学部百周年記念事業
海老澤 豊氏、若島 正氏 公開講演会



日時 2006年12月2日(土)15:40〜17:30
場所 立教大学池袋キャンパス8号館8303教室
内容 ◆海老澤 豊氏(新潟産業大学人文学部地域文化学科助教授)
「十八世紀英国の農耕詩を読む(仮)」

◆若島 正氏(英米文学者、翻訳家、アンソロジスト、京都大学大学院文学研究科教授)
「ナボコフと自由間接話法」

777吾輩は名無しである:2006/12/18(月) 07:27:51
来年3月出る若島正 『ロリータ、ロリータ、ロリータ』(作品社)
778吾輩は名無しである:2006/12/29(金) 17:36:46
絶対読むよ
779吾輩は名無しである:2007/01/09(火) 05:13:23
エンタク読むよ
780吾輩は名無しである:2007/01/09(火) 18:23:03
異色作家短篇集第18巻『狼の一族』(早川書房)
 これはたしかに終了しているので、24日に出ます。編者としては、大盤振舞をし
ているつもりなので、これでおもしろくないと言われたらもう立つ瀬がないという
感じ。ふつうの短篇集だと、スタージョンの法則により、おもしろい作品は全体の
1割と相場は決まっているが、今回は打率3割くらいを狙っている。

異色作家短篇集第19巻『棄ててきた女』
異色作家短篇集第20巻『エソルド座の怪人』
 3月刊行予定の2冊。年末にかけて、担当分であるスパーク、トレヴァー、カ
ウパー、マコーマックを訳了。やはりなんといっても、トレヴァーがおすすめ品。
もう凄すぎる、うますぎる。訳していて快感だった。国書で出る彼の短篇集は、必
読です。現在は、第20巻に収録予定のカブレラ=インファンテをこつこつと。
『ロリータ、ロリータ、ロリータ』(作品社)
『ロリータ』論。まだ書いてます。『ロリータ』と一緒で、なかなか終わりません。
 ところで、昨年の秋に、久しぶりに湯川秀樹著作集を読んでいたら、わたしが『
ロリータ』について言いたいことを、昔々に湯川さんがある小説について言ってい
たのを発見。恐ろしや。
 湯川さんと親しかった人々の証言によれば、湯川さんの口癖は、「ようわからん
」だったそうな。ただし、その後は、「ようわからん、けどおもしろい」と続く。
 わたしも湯川さんを見習いたい。『ロリータ』はようわからん。けどおもしろい。
781吾輩は名無しである:2007/01/09(火) 18:23:37

シオドア・スタージョン『(ウィジェット)と(ワジェット)とボフ』(河出書房
新社)
 妙ちきりんなタイトルの表題作(長めの中篇)を現在翻訳中。

B・S・ジョンソン『不運なやつら』(東京創元社)
 これも現在進行中。ようやく仕事順位が上になってきた。

(他の予定)

 アンソロジー2冊。どちらも作品選定中。
 書き下ろしの新書。中高生向け。たしかに、そんな本を一度書いてみたかった。
 他にも、パワーズ、ナボコフと控えている。まだもうちょっと先。


やったぜ

新書が出る
782吾輩は名無しである:2007/01/09(火) 18:58:19
ナボコフってどの本だ?
783吾輩は名無しである:2007/01/09(火) 19:07:05
書き下ろしの新書。中高生向け。たしかに、そんな本を一度書いてみたかった。

何新書だろう?
784吾輩は名無しである:2007/01/10(水) 17:03:45
岩波か中興希望
785吾輩は名無しである:2007/01/16(火) 18:20:42
やったぜ新書
786吾輩は名無しである:2007/01/21(日) 13:55:46
はやくだせ
787吾輩は名無しである:2007/01/21(日) 16:42:18
優位なメスと劣位なオスの歴史

生物:生活能力のあるメスが生活能力のない矮小なオスを養う関係は生態系にはいくらでもある
それで、受精卵ができて、オスの精子が必要なくなる
すると、どのオスも追い出されるか、殺されるか、
メスの体内に吸収されるかのいずれかの運命になる

人類:人間も古代ではメスが優位
一例:アマゾンは狩猟民族で、狩猟の女神アルテミスを信仰していた
女のみの部族であるため子孫を残すためには男が必要である
このため時折捕虜として男を連れ帰ることがあった
捕虜となった男は全裸にされ手枷、足枷がつけられ子作りの道具として多数のアマゾンによって嬲られ精を搾られた
その結果、すぐに発狂するか廃人同然となり、男性機能が役に立たなくなった者から順に絞め殺された
男児が生まれた場合は即、生き埋めにして殺すか、不具として奴隷とする
女児の場合はそのまま戦士に育てた
こうしたメス優位な社会が古代ではごく当たり前であり、男は女に約5500万年間虐げられてきました
メス優位社会は母なる大地(女神崇拝)、自然崇拝が基本です

メス優位がオス優位?になったのは、キリストや仏陀や孔子などの男尊女卑思想登場前後からです
オス優位?社会は父なる天を崇拝、文明マンセーが基本です

ところが、昨今はフェミニスト(女尊男卑思想)によりまたメス優位となってきました
それにつれてメス本来の凶悪性が出てきました(オス優位?な時代ではおとなしくしていただけ、殴られちゃうからね
これらは、妻の夫殺しが年々ハイスピードで激増している事からも分かります
鬼嫁、熟年離婚、女だけ過剰な保護、貢ぐ君、不幸で悲惨な結婚生活、女子にのみ甘い判決、豪華な女子刑務所、金銭搾取、女優遇マスコミ、他多数

女の子は優しい?か弱い?(笑)メスは本来凶悪です。今後、更に男性差別が激しくなっていくでしょう。最終的にオスはメスの奴隷になります
オス優位な仕事場も、今後はどんどんメスに奪われていくでしょう(3k労働や兵役は残してくれるでしょうが・・・
こうして地位も経済力も生活力もやる気も無くしたオスをメスがどのように扱うかは上記を見れば分かります。
男性諸君!恋愛(避妊SEX)は楽しみつつ、不幸で悲惨な結婚生活は回避し、約5500万年間の恨みを晴らそう!
788吾輩は名無しである:2007/01/25(木) 00:38:04

リチャード・パワーズの"The Gold Bug Variations"(1991)


          ☆ チン     マチクタビレタ〜
                         マチクタビレタ〜
        ☆ チン  〃  Λ_Λ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・) <若島さん、まだぁ〜?
             \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
        | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
        |        |/

789吾輩は名無しである:2007/01/27(土) 10:19:14
まだまだらしい
790吾輩は名無しである:2007/01/29(月) 19:01:52

異色作家短篇集第18巻『狼の一族』(早川書房)
1月24日刊行。
異色作家短篇集第19巻『棄ててきた女』
  異色作家短篇集第20巻『エソルド座の怪人』
3月刊行予定。
791吾輩は名無しである:2007/01/29(月) 20:52:10
京都大学大学院教授・若島正 『勇者ダン』手塚治虫著
http://www.sankei.co.jp/books/ichioshi/070129/ios070129001.htm
792吾輩は名無しである:2007/01/29(月) 21:00:55
ああ分かった。漫画を読まなかったから今みたいなグロテスクな人間になったっ手分けだな!!!!!
793吾輩は名無しである:2007/01/29(月) 21:07:47
小説はいっぱい読んでいたみたいよ
794吾輩は名無しである:2007/01/30(火) 02:28:04
狼の一族の報告まだ?
買ったけど積んであるんだよね
795吾輩は名無しである:2007/01/30(火) 07:34:16
君がしてくれ
かなり豪華だが
796794:2007/02/01(木) 04:13:55
ラファティの途中まで読んだ
若島氏好みの「誰がうまいことを言えと」的な
肩の力を抜いた好短編が並んでる
ずらりと並んだ大御所の名に比べて
読んだ印象はそこまで豪華ではないな
あとがきには「以前の選集は古臭いので全とっかえした」みたいなことを書いてあるが
今回のが素晴らしく現代にマッチしたという感じでもなく
若島氏のおすすめアーティストを集めたオリジナルCDみたいなもんだろう
だから氏のファンは是非買うといいよ
ただコツウィンクルのは個人的に新機軸と思った
オチも教訓もなくただただ可愛らしい動物のお話
この人のもっと読みたいね

お粗末さまでした。

797吾輩は名無しである:2007/02/01(木) 17:15:02
コツウィンクルの「ET」は読んだ?
たしか故郷の星では植物学者なんだよね
798吾輩は名無しである:2007/02/07(水) 16:54:08

■おすすめの一冊 様々なジャンルのゲスト3人が自分の選んだ本を推薦するコーナーです。
書 名 ロリータ
著 者 ウラジミール・ナボコフ著 若島正訳
出版社 新潮文庫
書評する人 今村楯夫 (東京女子大学教授)
799吾輩は名無しである:2007/02/08(木) 17:01:54
ロリータ、ロリータ、ロリータがいつの間にか7月刊行予定になってる件
800吾輩は名無しである:2007/02/09(金) 19:37:49
いかげんにしろ
801吾輩は名無しである:2007/02/13(火) 19:20:11
伸びるな
802吾輩は名無しである:2007/02/13(火) 23:51:52
こいつの日本語気持ち悪い。
803吾輩は名無しである:2007/02/14(水) 21:36:29
この人、中には酷い仕事もしてるよなあ。
まああえて具体的な書名を挙げるのは差し控えておくけど。
804吾輩は名無しである:2007/02/14(水) 21:58:06
いってみろよ
805吾輩は名無しである:2007/02/20(火) 06:34:15
新書いつ?
806吾輩は名無しである:2007/02/28(水) 11:22:07
もうすぐ
807吾輩は名無しである:2007/03/07(水) 13:16:17
若島正&小鷹信光・異色放談、開催決定!

2007/03/02

若島正&小鷹信光・異色放談
「異色作家短篇の愉しみ、ハードボイルドの真髄」

■2007年3月30日(金)19:00〜21:00(開場18:30〜)
■会場:青山ブックセンター本店内・A空間
■定員:80名様
■入場料:700円(税込)電話予約の上、当日ご精算

■電話予約&お問い合わせ電話:
 青山ブックセンター本店
  03-5485-5511

■受付時間:10:00〜22:00
(※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意下さい。)
■受付開始日:2007年3月2日(金)10:00〜
※トークショー終了後にサイン会を行います。

<イベント内容>
2005年10月に刊行を開始した〈異色作家短篇集〉が、2007年3月刊行の第19
巻『棄ててきた女』第20巻『エソルド座の怪人』で、ついに完結します。こ
れを記念して、今回オリジナル・アンソロジーの編纂を手掛けた若島正氏に
、その魅力を語っていただきます。対するは、村上春樹の新訳による話題作
『ロング・グッドバイ』の刊行で盛り上がるハードボイルドを代表して(?
)、『私のハードボイルド』の著者・小鷹信光氏。ともに両ジャンルを知悉
した両氏による異色作家とハードボイルドの異種格闘技戦にご期待ください

808吾輩は名無しである:2007/03/16(金) 19:23:46
いきますよ
809794:2007/03/24(土) 10:47:00
異色作家短編集19と20買って来た
けどここの人よまなそうだね
SFファンしか食指が伸びないのかな
810吾輩は名無しである:2007/03/26(月) 22:36:54
佐藤亜紀「雲雀」の文庫版解説を書くらしい
811吾輩は名無しである:2007/03/30(金) 20:33:47
ニュースとしては、第二局の途中から、小説家の小川洋子さんが観戦に現れ
た。プロブレム作家でナボコフ翻訳者の若島先生もご一緒で、狭い会場が急
に華やかになっていた。小川さんの次回の小説のための取材だそうだ。対
局の後、チェスおたくたちに囲まれて好き勝手なことを言われていたが、
それでげんなりされなかったかちょっと心配(笑)。いきなり何とかヴァリ
エーション定跡の話とか、エンドゲームがいかに奥深いかとか熱く語られて
もね。それはさておき、私には、若島先生に新作のプロブレムを解説つき
で教えてもらう、ゴージャスなおまけがついた。おそらく以下の説明はこの
日本で 20 人くらいしか分からないと思うが、グラスホッパーの入ったアン
チキルケの二手オーソドクスで、フェアリー駒の取りによるキルケ再生場所
の衝突を扱った巧妙な問題でした。この blog を読んでいる人の中では、「
なるほどそうか」と思った人は多分、三人くらいですか?

812吾輩は名無しである:2007/04/12(木) 13:21:15
天才
813吾輩は名無しである:2007/04/12(木) 22:44:53
なるほどそうか
814吾輩は名無しである:2007/04/17(火) 18:46:38
いいね
815吾輩は名無しである:2007/04/22(日) 13:10:51
.文學界新人賞
土曜の朝日新聞でやっと発表。
受賞作は以下の2作。

円城塔(34)「Of the baseball」
谷崎由依(28)「舞い落ちる村」

円城さんは、文學界新人賞受賞後第一作となる『Self-Reference ENGINE』
がJコレから5月末に刊行予定。受賞作はSF系。

谷崎さんはジャック・リッチーの『10ドルだって大金だ』とかロバート・
トゥーイ『物しか書けなかった物書き』とか、KAWADE MYSTERYの短篇集で
いくつか短篇を翻訳してる人。京大出身で若島門下らしい。2002年下半期
(たぶん)の文學界新人賞でも最終候補に残ったことがある模様。こちら
も受賞作は幻想系みたいです。

受賞作はともに、5月7日売りの文學界6月号に掲載予定。

816吾輩は名無しである:2007/04/30(月) 16:44:57
あげろ
817論文書けない大学教授:2007/05/05(土) 02:22:05
若島は大学教授のくせして論文が書けないんでやんの。国立大学教授の資格なし。
ほぼ税金泥棒だな。将棋だの翻訳だのアルバイトには精を出しているが、オリジナルな
論文を書いて、米文学プロパーで勝負しなければ、ホント給料を国庫に返還してほしい。
818吾輩は名無しである:2007/05/09(水) 11:58:37
文学界6月号には、谷崎由依『舞い落ちる村』が載る。今度の文学界新人賞の
受賞作。谷崎さんは以前、ここでも紹介したことがある知人で、「世界小説
を読む会」でたまに顔を合わせる。ぼくもまだ見てないけれど、たまにはこ
ういうのも嬉しいもの。書店へお出かけの際には、ぜひお手にとってご覧い
ただきたいと思いますです(文藝春秋の回し者みたいになったけど今日はこ
の辺で)。

819吾輩は名無しである:2007/05/10(木) 21:44:15
つーか
パワーズは しばたが訳すじゃないか!

わかしまの「ロリータ、ロリータ、ロリータ」
ほんとうに7月にでるんだろうな
820吾輩は名無しである:2007/05/10(木) 22:05:11
柴田、仕事遅いくせにあちこち手出してきてうざい。

メイスン&ディクソンまだかよ
821吾輩は名無しである:2007/05/10(木) 22:08:34
この人の評論って、ダサい。
822吾輩は名無しである:2007/05/10(木) 22:24:00
ていうか、若島は頭が悪いんだよ。
823吾輩は名無しである:2007/05/18(金) 05:59:27
かっこいいと思います
824吾輩は名無しである:2007/05/18(金) 09:50:23
わかしまって
文才はあるのか?
825吾輩は名無しである:2007/05/22(火) 13:57:31
ないから学者になったんだよ
826吾輩は名無しである:2007/06/08(金) 13:51:52
そのとおり
827吾輩は名無しである:2007/06/08(金) 16:20:11
どうやら

ロリータ、ロリータ、ロリータがでる

ってのは嘘みたいだぞ
828吾輩は名無しである:2007/06/09(土) 16:56:06
ロリータ、ロリータ、ロリータ
829吾輩は名無しである:2007/06/09(土) 17:56:40
    △
   ( ゚д゚)  ここか?ここはロリータの新薬を出した人のスレは。
 ((( (νν
    )ノ
830吾輩は名無しである:2007/06/09(土) 19:41:40
乱視読者シリーズ

でないかなあ
831吾輩は名無しである:2007/06/10(日) 21:47:27
乱視読者
832吾輩は名無しである:2007/06/19(火) 15:45:46
こい
833吾輩は名無しである:2007/06/25(月) 11:11:16
ロリータ、ロリータ、ロリータ
834吾輩は名無しである:2007/06/25(月) 12:03:45
大江健三郎のロリータあとがきは新潮社からお呼びがかかったってことだろ
835吾輩は名無しである:2007/06/25(月) 15:32:44
大江は岩波がダメになってきたから新潮に接近しはじめたな。
836吾輩は名無しである:2007/06/25(月) 18:21:44
大江と新潮の付き合いなんていまさら始まったことじゃないだろ
837吾輩は名無しである:2007/06/26(火) 19:23:34
シオドア・スタージョン『[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ』(河出書房新社)
9月刊行予定
『ロリータ、ロリータ、ロリータ』(作品社)
10月刊行予定
838吾輩は名無しである:2007/06/26(火) 19:30:13
1月刊行予定が結局10月ですか。それもあやしいけど。
839吾輩は名無しである:2007/07/13(金) 13:41:07
生涯で唯一の英語論文 つ Wakashima,Tadashi
Between Art and Life--The Case of Philip Roth′s My Life as a Man
The Albion p23〜42,1986/10(ISSN 0568921X) (京大英文学会)

英文学やってる日本人教授または翻訳家としては、ごくごく平凡な能力の人なんだが、なぜ信者がついてるの? 信者は数人だけなの?

スペックを見れば、20年前に糞紀要に糞英語論文を1本書いただけの男。 今の若手では、これほど実力の無い男は助教授にもなれないだろう。

若島「どんな翻訳にも誤訳はありますから、ある部分を取り上げてここは間違っているじゃないか、
というのはあまり意味が無い。全体としてどのくらい見ているかが大事で、(……略……)
だからもし私の翻訳を読んで分からないと思われたら、
新潮文庫を参照していただければ(会場大笑)、どうなっているのかが分かると思います(笑)。」

### 能力のある人がそういう事言うと面白いが、若島が言っても不愉快なだけ。 自分こそアヤフヤな所は新潮文庫を参照して誤訳を防げ、馬鹿野郎。

若島「もちろんかつての訳をずっと横に置いて翻訳すると、訳語に引っ張られるというか、
すごく上手い訳があったりすると、じゃあこちらはどうしようかな、というのがあって(笑)、
あまり見ない方が賢明だとは思います。 それでも今回は翻訳にかかる前に、一応ざっと目を通しました。」

### 「一応ざっと目を通」す意味なんかないんだよ。 若島程度の実力で「Lolita」を読んだら解らない箇所だらけだから、その度に新潮文庫を参照して誤訳を防げ、馬鹿野郎。
840吾輩は名無しである:2007/07/15(日) 02:34:37
サラ・ウォーターズ『夜愁』(東京創元社)解説
841吾輩は名無しである:2007/07/15(日) 11:20:11
>>838

わかしまのHPで公表してたから、本当のことだと思うよ。
842吾輩は名無しである:2007/07/15(日) 11:24:56
評論家は実力・実績では評価されない。
どれだけ頭がいいかアピールできるかだ。
843吾輩は名無しである:2007/07/15(日) 14:22:54
>>841
ていうかそれが何回も延びたから言っているわけだが。
844吾輩は名無しである:2007/07/28(土) 20:12:49
まだかよ
845吾輩は名無しである:2007/07/28(土) 22:38:37
学内じゃ、ハスミンの「ボヴァリー夫人論」のマネしてるだけだって評判だよ。
846吾輩は名無しである:2007/08/06(月) 16:25:09
発行元である早川書房にお問い合わせたしたところ、現在、若島正氏による新訳での復刊を目指して準備中、とのことです。
刊行時期は、今のところ未定。

期待の上、心してお待ちくださいませ。

847吾輩は名無しである:2007/08/06(月) 17:12:13
また馬鹿島でしゃばったかw
848吾輩は名無しである:2007/08/06(月) 17:48:08
「アーダ」
849吾輩は名無しである:2007/08/07(火) 19:47:41
850吾輩は名無しである:2007/08/26(日) 20:54:40
「アーダ」
851吾輩は名無しである:2007/08/27(月) 21:57:28
あーだ、こーだ
852吾輩は名無しである:2007/09/14(金) 17:52:44
キターーーーーーーーーーー

「ロリータ、ロリータ、ロリータ」10月下旬、発売!
853吾輩は名無しである:2007/09/14(金) 18:56:31
やっとか
854吾輩は名無しである:2007/09/15(土) 10:16:30
age
855吾輩は名無しである:2007/10/04(木) 19:47:38
age
856吾輩は名無しである:2007/10/04(木) 20:47:33
なっ、ちゃんと出るだろ

今、予約中だよ
857吾輩は名無しである:2007/10/15(月) 16:51:22
大森望さん×若島正先生×チームABC
おススメ本
858吾輩は名無しである:2007/10/15(月) 17:36:42
最初から読んでみたけど、ホント恥ずかしい人だねw
859吾輩は名無しである:2007/10/15(月) 17:41:43
将棋だかチェスだかが得意だって?
えらいねえ。かしこいんだねえ。
すごいすごい。よくできました。
860吾輩は名無しである:2007/10/15(月) 17:45:43
アマチュア日本一
861吾輩は名無しである:2007/10/15(月) 18:07:54
チェスとにだけギリシャいきます
862吾輩は名無しである:2007/10/17(水) 19:00:18
馬鹿島ヲタが他スレでうざいんだが
863吾輩は名無しである:2007/10/17(水) 19:03:05
馬鹿島ヲタを演じる蛆虫が他スレでうざいんだが
864吾輩は名無しである:2007/10/17(水) 19:04:57
反応はやw
865吾輩は名無しである:2007/10/18(木) 22:16:45
23日だな
866吾輩は名無しである:2007/10/19(金) 22:55:23
若島正、生涯で唯一の英語論文:
Wakashima,Tadashi, Between Art and Life--The Case of Philip Roth′s My Life as a Man
The Albion p23〜42,1986/10(ISSN 0568921X) (京大英文学会)

驚いたことに、東大の英文学科も若島正レベルのクズ(英語の記事・論文が書けない)が揃っているようだ。

http://markwaterman.blogspot.com/2007/08/white-paper-on-faculty-of-letters.html
> 特に英文学科の教授の研究業績をみると、語学の教師ではあるかもしれないが本当に英文学者かと首を傾げたくなるほどだ。唯一、MITでPh.D.を取ってきた渡邉明准教授の業績は輝いている。

リンク先の http://www.gengo.l.u-tokyo.ac.jp/pdf/KN_1a.PDF を見て驚いた。
上記の言語学教授を例外として、東大英文学の教授、助教授に英語の論文・著作が一本も無い。
867吾輩は名無しである:2007/10/20(土) 17:54:25
若島はアメリカの学者よりえらいから
868吾輩は名無しである:2007/10/20(土) 18:15:37
昨日、紀伊国屋で 「ロリータ、ロリータ、ロリータ」GET。

東京の大きな本屋には、10月19日から、

「ロリータ、、ロリータ、、ロリータ」が置いてあるよ!
869吾輩は名無しである:2007/10/20(土) 18:33:23
読みてー

どうだった?
870吾輩は名無しである:2007/10/20(土) 21:16:00
>>869

868だけど、まだ読んでいる最中だもん。

けっこう、おもしろく読めてるよ。

表紙はエロ本みたいだけどな。表紙は「ロリータ」の方が、

単行本・文庫本、共にセンスがいいよ。
871吾輩は名無しである:2007/10/20(土) 21:48:30
>>870


表紙はamazonで見た
面白いのか
あと3日まつか
872吾輩は名無しである:2007/10/21(日) 15:17:04
868 だけど、おれ今暇だから、「ロリータ、ロリータ、ロリータ」

の帯の裏のわかしまの文章の一部を書いとくよ。

『ロリータ』のすべてを論じ尽くすという意図は本書にはまったくない。

その代わりに、目標は小さく設定4し、『ロリータ』のごく一部、

新潮文庫版ではわずか五ページ足らずの一節を、徹底的に精読する。

……ここで示すような精読を一○○倍以上積み重ねて、初めて

全体が見晴らせる場所に到達できることをご了解いただきたい。

以下略
873吾輩は名無しである:2007/10/21(日) 15:53:21
それはきいたことある

何ページになってるの?
874吾輩は名無しである:2007/10/21(日) 18:19:35
15ページです。

帯にも、書いてあります。
875吾輩は名無しである:2007/10/21(日) 18:55:11
>>874

いや全体が何ページかと思ってね

296ページ のようですね
これはすごい
876吾輩は名無しである:2007/10/21(日) 21:20:58
>>875

875も買ったんですね。読み終わったら、またゆっくりと話しましょう。
877吾輩は名無しである:2007/10/23(火) 20:45:03
>>872
暇だなぁw
878吾輩は名無しである:2007/10/23(火) 21:19:50
少し読んだ
879吾輩は名無しである:2007/10/23(火) 21:34:26
半分くらい読んだ
880吾輩は名無しである:2007/10/23(火) 23:16:42
知能低そうw
881吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 21:31:34
「乱視読者の冒険」の再販はなしか
882吾輩は名無しである:2007/10/25(木) 14:33:44
ロリロリロリ、店頭にあったけど、買うのやメタ。
883吾輩は名無しである:2007/10/25(木) 17:13:43
立ち読みした
884吾輩は名無しである:2007/10/29(月) 11:06:25
それで十分だね
885吾輩は名無しである:2007/10/30(火) 17:49:22
今年のベストです
886吾輩は名無しである:2007/11/04(日) 15:52:57
そう思うね
887吾輩は名無しである:2007/11/04(日) 16:21:07
こんなもん読む奴はバカ。
888吾輩は名無しである:2007/11/04(日) 18:30:03
読めないやつが馬鹿
889吾輩は名無しである:2007/11/09(金) 04:11:21
こんな本知ってる奴がスカ
890吾輩は名無しである:2007/11/10(土) 07:19:06
このスレの常連なら みんな 知ってるだろ
891吾輩は名無しである:2007/11/10(土) 19:16:00
明日書評出るかな?
892吾輩は名無しである:2007/11/14(水) 20:18:56
今週だろ
893吾輩は名無しである:2007/11/15(木) 06:28:27
若島の公開講座行った人いる?
アガサ・クリスティ講義
894吾輩は名無しである:2007/11/15(木) 18:39:02
ロリロリロリを二回読んで

ロリータを十回読んだら

少しはロリータの本質がわかる
895吾輩は名無しである:2007/11/15(木) 18:44:45
今日は夕方の定例会がなかったので、京都大学の春秋講義を聴いてきました。お題は、「
ミステリの愉しみ――アガサ・クリスティ『オリエント急行の殺人』を読む」。語り手は、文学
研究科の若島正教授。以下は、配布プリントを元にした覚え書きです。

古典的探偵小説とは、謎と手がかりが与えられ、それを探偵が解決するという物語形式を
持った大衆小説のサブジャンル。両大戦に挟まれた1920-30年代、いわゆる探偵小説の
黄金時代に最も隆盛をみました。アガサ・クリスティ(1890-1976)はじめ、ドロシー・L・セ
イヤーズ、エラリー・クイーン、ジョン・ディクスン・カー、S・S・ヴァン・ダイン……。そうした
背景のなかで書かれた一冊のミステリが『オリエント急行の殺人』(Murder of the Orient
Express, 1934)です。1974年には映画化もされました。(講義では、実際に映画の冒頭、
オリエント急行がイスタンブール駅から出発するまでの10分間程度を動画で流していま
した。ポワロ役はアルバート・フィニー、他にもイングリッド・バーグマン、ショーン・コネリ
ーなどなど、名優が目白押しです)

この作品からは、さまざまなクリスティの探偵小説技法を見てとることができます。

896吾輩は名無しである:2007/11/15(木) 18:46:17
たとえば、12人の容疑者にはアメリカ人3人、イギリス人2人、ハンガリー人2人、イタ
リア人、ドイツ人、スウェーデン人、ロシア人が各1名ずつ含まれています。車掌が「世界
じゅうの人が今夜に限って旅行に出られるようでございますよ!」という台詞を話していま
した。この国際性豊かな登場人物たちには、場に華やかな彩りを添える意味もあります。
が、クリスティは、類型的な国民性を用いた手軽な人物造形を行い、多数の登場人物を
描き分ける方法をよく用いています。イタリア人は喧嘩っ早くてすぐに激情しかねない、
イギリス人は冷静で取り乱さない、アメリカ人はチューインガムを噛んでいる……など。


こうした古典的探偵小説に対するアンチテーゼとして、アメリカで1920年代から勃興し
たのが「ハードボイルド」(hard-boiled)という新ジャンルでした。雑誌「ブラック・マスク」
で、ダシール・ハメットが描いた有名なハードボイルド探偵が、コンチネンタル・オプ/『
血の収穫』(1929)、サム・スペード/『マルタの鷹』(1930)の二人でした。まずは行動し
て、変化する状況の中で真相に迫っていくタイプの探偵です。『マルタの鷹』は1941年に
ハンフリー・ボガート主演で映画化されてますね。危険な女と分かっていても依頼人を愛
してしまうサム・スペードは、沈着冷静に思考する探偵ポワロとは明らかにタイプが違い
ます。
897吾輩は名無しである:2007/11/15(木) 18:46:54
こうした新興のハードボイルドに対して、クリスティは『オリエント急行の殺人』の中で一
種の批評とも思える描写をしています。前述したチューインガムを噛んでいるアメリカ人
ですが、実は彼は探偵で、その名前もハードマン(笑)。旅行鞄に酒を隠し持ち、しかも
女性に弱いキャラクターとして描かれています(笑)。
また、『オリエント急行の殺人』は、1920年代の風俗小説としても読めます。探偵ハー
ドマンが酒を隠し持っているのを見つけたブーク氏は「どうやら禁酒法の賛成者じゃない
ようですな、ムシュー・ハードマン」とのたまっています。1920年代、もぐり酒場(speakeas
y)流行りしジャズ・エイジ。マフィアが暗躍した禁酒法の時代は、たとえばビリー・ワイル
ダーの手になる『お熱いのがお好き』"Some Like It Hot"(1959)[ジャック・レモン、トニー
・カーティス]でも描かれています。



『オリエント急行の殺人』最初の方のシーン。

   「イギリス人で」と車掌は乗客名簿を見ながら言った。
   「ムシュー・ハリスという方でございます」
   「幸先のいい名前だ」とポアロが言った。
   「ディケンズの小説に出てきますな。ムシュー・ハリス、その人は来ませんよ」

ディケンズ『マーティン・チャズルウィット』の登場人物でセアラ・ギャンプという女性は、
ハリス夫人という架空のキャラクターを心の支えにしています。ディケンズに親しんでい
るイギリス人には、ハリスは実際にはいない人物の名前として、すぐに受け入れられます。
ハリスという名前はその後出てこない、この箇所だけのネタですが、しかし本編では、現
実に存在しない人物の話が何度か出てきます。「ムシュー・ハリス」は、単なるくすぐりで
はなく、暗示・伏線であるとも取れるのです。

898吾輩は名無しである:2007/11/15(木) 18:47:43
最後に、ポワロが注目する「細部」という点について。ポワロはどんな事件であっても、わ
ずかな違和感・不整合な事実から、驚くべき真相へとたどり着きます。しかし、初見でポワ
ロと同様に推理できる読者がはたしてどれくらいいるでしょうか? そこには、クリスティ
の文章の「易しさ」という罠も関係しているかもしれません。
生涯にわたり100作以上も書いた多作家クリスティの小説は平易な英語で記されており、
比較的読みやすいといえます。だからといって、ミステリの謎も易しいわけではありません。
『オリエント急行の殺人』を例にとると、物語の運びはどちらかといえば単調です。なにせ、
事件が起き、雪に閉ざされ動けないオリエント急行の中で、ポワロが12人の容疑者を一
人ずつ呼び出してインタビューするシーンが続いていくのですから。読者は次第にペー
ジをめくる速度を上げて、やがて不注意にも手掛かりを見逃してしまうわけです。あるい
は、クリスティは意図的にこうした単調さを演出しているのかもしれません(笑)。
899吾輩は名無しである:2007/11/15(木) 18:50:53
また、様々な言語を用いたトリックの素地としても使われています。被害者は殺される前
に車掌とフランス語で会話していたのを聞かれているが、実は被害者のアメリカ人はフラ
ンス語が喋れなかった……。関係者は隠していたが、アメリカ英語をこぼしたことで過去
にアメリカにいた事実が分かった……。落し物のハンカチにあった「H」の文字は、実はロ
シア語のキリル文字では「N」であり、したがって本当の落とし主のイニシャルはNだった
……などです。

「12」という数字自体も、キーナンバーとしての役目を担っています。被害者に残された
刺し傷は、登場人物と同じ12箇所でした。否応なく12という数が印象付けられます。作品
のトリックを明かすわけにはいきませんが、ヒントとして「12」から連想される有名な映画
は何でしょうか? その映画のタイトルは『オリエント急行の殺人』の真相とも深く関係し
ています。そうそう、クリスティの有名な『そして誰もいなくなった』の原題は、"Ten Little
Indians"でした。

900吾輩は名無しである:2007/11/15(木) 19:39:45
当時の潮流の一つとして、グランド・ホテル物、という区分もありました。『グランド・ホテル』
(1932)は、同じホテルの中でたまたま居合わせた人々が、あちこちで色々な話を同時に
起こし進めていく物語でした。日本では放映されていませんが『Roman Express』(1933
)もローマ急行内で同時進行する様々な話を描いていました。最近では『大空港』が同じ
形式を使っています。(左馬注:ライトノベルでアニメ化もされた『バッカーノ!』も、この形
式ですね)
したがって、ブーク氏の

  「これはロマンチックな物語になりますね。
   あらゆる階級のもの、あらゆる国籍のもの、そして老若男女が、
   ひとつところに集まっている。三日間は、この人たち、
   お互いに赤の他人同士が、一緒に旅をするのですな。
   おなじ屋根の下で眠り、そして食べ、おたがいに離れることが
   できない――その三日間が終わると、みんな別れ別れになり、
   それぞれの道を行き、おそらく二度と顔を合わせることは
   ないでしょう」

という台詞から、読者は『オリエント急行の殺人』もグランド・ホテル物なのかという先入
観を与えられるでしょう。
しかし、この台詞にはひとつだけ作者が嘘を潜ませています。それが何かは、トリックに
直結するので言えませんが。アガサ・クリスティは、単に定跡をなぞるのではなく、利用
して新たな方法を生んでいるのです。

901吾輩は名無しである:2007/11/15(木) 19:40:33
禿げあがった卵のような顔をした小男、灰色の脳細胞をもつベルギー人の探偵エルキ
ュール・ポワロ。この名探偵が述べる台詞、「わたしが求めているのは心理的なもので、
指紋や煙草の灰ではないのです」からは、先行する偉大な探偵との差違がうかがえます。
『緋色の研究』(1887)でデビューした名探偵シャーロック・ホームズは「各種煙草の灰の
鑑別について」という論文の著者でもあります。つまり、ホームズは落ちている煙草の灰
を見れば、何という銘柄なのか分かる煙草の灰のエキスパートというわけです。そうした
物的証拠から迫ったのがホームズの時代。一方、心理的と聞くとフロイトを思い出します
が、彼が『夢判断』を書いたのは1900年。『緋色の研究』から、『夢判断』を越えて後に『オ
リエント急行の殺人』が現れたともとれるわけです。

「事件そのものがまるで夢のような話ですよ。」("The whole thing is a fantasy.")とブー
ク氏が作中で言っていますが、古典的探偵小説の変遷を暗示するような言葉です。古
典的探偵小説の三要素は謎・手がかり・解決であり、フーダニット(whodunnit)=犯人は
誰か、を追求するという、物語の軸が決まっていました。結果、後になるほど、もっと魅力
的で途方もない謎と真相を要求し/されるようになり、事件はゲーム、登場人物はゲー
ム盤の上の物言わぬ駒、というイメージで捉えられ、深みのないフラットなキャラクタ
ーが動き回る傾向が強まっていったのです。『オリエント急行の殺人』も奇想天外な犯
人とトリックのため、リアリズム小説というよりファンタジーに近付いているのは否めない
でしょう。

902吾輩は名無しである:2007/11/16(金) 09:11:44
英語の読み書きもほとんど出来ぬ小谷野だの(ロリータ新訳を出した若島正だの)が日本語で書いた英文学エッセイ本というものは、その存在そのものが珍妙だ。

若島正、生涯で唯一の英語論文:
Wakashima,Tadashi, Between Art and Life--The Case of Philip Roth′s My Life as a Man
The Albion p23〜42,1986/10(ISSN 0568921X) (京大英文学会)

驚いたことに、東大の英文学科も若島正レベルのクズ(英語の記事・論文が書けない)が揃っているようだ。

http://markwaterman.blogspot.com/2007/08/white-paper-on-faculty-of-letters.html
> 特に英文学科の教授の研究業績をみると、語学の教師ではあるかもしれないが本当に英文学者かと首を傾げたくなるほどだ。唯一、MITでPh.D.を取ってきた渡邉明准教授の業績は輝いている。

リンク先の http://www.gengo.l.u-tokyo.ac.jp/pdf/KN_1a.PDF を見て驚いた。
上記の言語学教授を例外として、東大英文学の教授、助教授に英語の論文・著作が一本も無い。

英語の読み書きもほとんど出来ぬ小谷野だの(ロリータ新訳を出した若島正だの)が日本語で書いた英文学エッセイ本というものは、その存在そのものが珍妙だ。
903吾輩は名無しである:2007/11/17(土) 18:07:43
三浦俊彦氏愛読者各位

 三浦さんから下記の情報をもらいましたので、皆さんにご案内します。
 また、『エクリチュール元年』も、同じく青土社から再刊されます。
 以上、お知らせまで。   松下彰良

 ===========================
 「人間原理のパラドックス」(青土社)刊行記念講演会
 日時:2007年12月20日(木曜日)19:00から20:30 開場18:45
 場所: 京堂書店神田本店6階
 ゲスト 若島正氏
 参加方法:要予約。参加費500円
        電話または、メール([email protected])にて、件名「人間原理
        のパラドックス」・お名前・お電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。
        12月19日以降は、お電話にてお問合せください。
        電話 03−3291−5181
        www.tokyodoshoten.co.jp
        [email protected]
        FAX 03-3293-7857
904吾輩は名無しである:2007/11/20(火) 22:04:17
三浦も軍門に下ったか
905吾輩は名無しである:2007/11/30(金) 11:02:56
ロリ×3、読み始めたけど、面白いね。
こういうパズル的な読み方すると面白いのかも試練ね。
俺は普通に読んでたからいまいちだったけど。
ロリータの訳文は読みづらいけど、この本は読みやすかった。
ということは結局、ナボコフの文章が読みづらいということだったのか。
906吾輩は名無しである:2007/11/30(金) 11:23:40
簡単ではないよね
907吾輩は名無しである:2007/12/23(日) 20:36:39
今日の書評は恩師
青木次生氏の「大使たち」だったね
908吾輩は名無しである:2007/12/30(日) 20:14:29
あーだは?
909吾輩は名無しである:2007/12/31(月) 16:56:51
三浦俊彦日記より


2007/12/23
「*終末論法*様相実在論*」  活動メモ
『多宇宙と輪廻転生――人間原理のパラドクス』(青土社)刊行記念
 若島正氏とのトークショウ
が12月20日に催されました。
               (於 東京堂書店 神田本店)

 ●●控え室で会うなり早速の若島氏の質問兼指摘――
 「『可能世界の哲学』で支持していた様相実在論を、今回三浦さんが撤回したというの
は終章の注でわかりました。けれどもう一つ、『論理学入門』で支持していた終末論法に
ついては、今回は間違っていることを示そう示そうとあれこれ努力しているようだけど、こ
れはどうなってるんですか?(『論理学入門』のは終末論法の支持ではなく単なる紹介で
したか?)」

 さすがは若島さん、鋭い。
 『論理学入門』では、終末論法を人間原理的論証の正しい例として紹介しました。その
終末論法についても私が考えを変えたことは、明記せぬまま、本書の重要なモチーフ
になっています。

 
910吾輩は名無しである:2007/12/31(月) 16:57:41
終末論法と様相実在論は間違っている、これが私の現在の確固たる立場です。

 が、これが決定版となる保証はありません。
 『多宇宙と輪廻転生』では、終末論法が真であるための条件をも示したため、そのよう
な条件をクリアした「新・終末論法」が可能かもしれません。また、様相実在論については、
人間原理的なデータがその結論を反証していることだけを述べた、つまり経験的反駁にと
どまったので、様相実在論の論理的反駁は行なっていません。
 「新・終末論法」の検討、様相実在論の「論理的・哲学的反駁」は、今後に残された課題
です。

 ●●なおもう一点、若島氏のコメントで、私がとっさにうまくフィールドできたと言いがた
かったのは、次の質問でした。

 「輪廻転生を認めるにしても、複数回「私」が生まれればよいだけなので、「常に」私が
いる、とまで考える必要はどこにあるか?」

 ↑については、『多宇宙と輪廻転生』の数箇所(主に第11章4節)で触れはしたものの、
論証を構成しはしませんでした。
 ↑を主題的に論じた論考としては、→この論文←をご覧ください。
 この論文と「「意識の超難問」の論理分析」のどちらを『多宇宙と輪廻転生』付論に採録
しようかと考えた末、より啓蒙的な「「意識の超難問」の論理分析」を選んだ、という経緯で
した。慧眼な読者に対しては、こちら「概念的命題、反経験的命題の確率的確証」を載せ
ておいたほうがスッキリしたかもしれませんね。
911( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2007/12/31(月) 17:24:54
ttp://d.hatena.ne.jp/qfwfq/20060528/
いやはや(笑)これは酷い。この方本当にナバコフを理解しているんでしょうかねぇ(笑)
いえ勿論↑の方ではなく、若島さんの事ですよ(笑)
若島訳「聞くところによれば、そこにはルロワ・スマイリングが描いた祖父の肖像画が掛かっているとのことで、手を広げながら語ってくれた曖昧な話に、私は正直言ってあまり耳を傾けなかった。」
ルロワ・スマイリング(笑)なんですかそれは(笑)
旧訳ではこうなっているようです(笑)
小笠原訳「なんでもルロワの筆になる彼の祖父の肖像画がそこにあると聞いたという。笑顔で、両手を拡げて彼はなんだか漠然とした事情を話してくれたが、実をいえば私はろくろく聞いてもいなかった。」
北山訳「そこにルロワ描くところの彼の祖父の肖像画がかかっていると聞かされたという。彼はにこやかに両手を拡げて、いささか曖昧な話をわたしに物語った。」


さてさて原文に対照する所は如何でしょう(笑)幸いな事に一緒に引用されております(笑)後、私は英語に関しては劣等生ということを断わって置きますねぇ(笑)
「he was told, a portrait of his grandfather by Leroy. Smiling and spreading out his hands」
御覧の通り、原文では単に「ルロワが描いた祖父の肖像」程度の意味と言うのに、若島さんはピリオドの位置を読み間違えてスマイリングなんぞと言う姓を持つ画家を勝手に作り出してしまっている訳です(笑)
これは別に駄洒落でも何でもなく、劣等生にでも分かる英語のミスでしょうねぇ(笑)
まぁ学生がこの程度の誤訳をやっていても仕方が無いでしょう。併し若島さんの世界は「ナバコフ色」に染まっておられるようです(笑)それなのにピリオドをずらして読み違え、訂正すらせずに本の形になっているのはいかがでしょう。幸いな事に絶版のようですけど(笑)
若島さんの言うナバコフ色という奴がどうも怪しいものだと思えてきませんかねぇ(笑)
912吾輩は名無しである:2007/12/31(月) 17:57:22
http://d.hatena.ne.jp/qfwfq/20071104/p1

 若島正は近著『ロリータ、ロリータ、ロリータ』(作品社)の序文で、ナボコフの文学講義
についてふれている。ナボコフはトルストイの『アンナ・カレーニナ』の雪景色の描写にふ
れて、雪の重みで巻き毛のような枝をたらした白樺の老樹は、やがて(三頁ほど後で)キ
チイのマフの毛皮の上に祝福するような霜の針を落とすだろう、と指摘する。トルストイの
繊細な描写とそれを感受するナボコフの読者としての感性のこまやかさ、若島はふたり
の「こうした交感に、嫉妬心まじりでうっとりとみとれてしまう」と書く。若島はさらにヴァージ
ニア・ウルフの『灯台へ』の一場面――ラムジー夫人が夫の上着にパン屑がついていな
いかと気遣う場面にふれて、「なぜパン屑を拾い上げる行為が、言葉では言い表せない
愛のふるまいなのか、それを理解できる人間が良い読者なのだ」と語った批評家アーヴ
ィング・ハウの言葉を紹介する。「本そのものよりも、こうした瞬間、こうした余分な細部に

そ、わたしたちは記憶の指標として何度も立ち返ることになる」のだと。

 若島は、『ロリータ』の表面に付着する「霜の針」や「パン屑」をそっと拾い上げたいと
いう。それが『ロリータ』という小説に対する「最大の愛情の証」であると。上下二巻の長い
小説から看板とお絞りをそっと拾い上げた光浦靖子は、ナボコフやハウに匹敵する批評
的感性の持ち主である。脱帽した。

913吾輩は名無しである:2008/01/04(金) 02:59:59
あげ
914( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/01/06(日) 18:20:29
併しあの様な大誤訳を仕出かしてそれでもナバコフの専門家、言っている事も大した事もないのにそれでも崇め奉られているのは何故なんでしょうかねぇ(笑)
それだけ皆さんが小説を読めないということでしょうか(笑)
915吾輩は名無しである:2008/01/06(日) 18:42:28
若島以上の人がいないからだよ
誰かいる?
916( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/01/06(日) 18:44:09
私がいるとでも言っておきましょうか(笑)
917吾輩は名無しである:2008/01/06(日) 20:54:16
ほかには?
918吾輩は名無しである:2008/01/21(月) 21:33:37
あげ
919吾輩は名無しである:2008/01/22(火) 20:52:27
わかしまの 乱視読者の冒険 を アマゾンに

出品してる奴 約一名
920吾輩は名無しである:2008/01/22(火) 21:00:39
買えば?
921吾輩は名無しである:2008/01/30(水) 12:32:45
ホームページ更新まだ?
922吾輩は名無しである:2008/02/02(土) 21:39:26
919だけど、乱視読者の冒険 程度の本に

一万円は 高値過ぎ!

悪徳出品者だ!
923吾輩は名無しである:2008/02/02(土) 21:42:41
あれは完成度高い本だよ
924吾輩は名無しである:2008/02/04(月) 20:11:22
パズル本の書評よかったです
925吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 10:31:03
乱視読者の冒険は、私が買いました。
926吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 12:47:47
ブログ見ましたよ
よかったですね
927吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 21:28:42
ルンルンwww
928吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 21:45:02
>>926

ブログに顔をUPしましたよ

暇なとき 覗いてください
929吾輩は名無しである:2008/02/14(木) 09:59:43
次スレ早々に 若島正 の誤訳の例を書く予定
930吾輩は名無しである:2008/02/16(土) 15:03:34
あらすなよ
931吾輩は名無しである:2008/02/16(土) 20:21:17
天才若島正
932吾輩は名無しである:2008/02/28(木) 00:20:10
あげろ
933吾輩は名無しである:2008/03/05(水) 18:10:39
http://www.toshoshimbun.com/SpecialIssuepages/Nabokov/review2.htmll
若島さんって、海外文学を読むときはほとんど翻訳は読まずに原書で読むらしいけど、
いったい何ヶ国語が読めるんですか?
934吾輩は名無しである:2008/03/05(水) 18:27:46
基本英語でしょ

英語は日本語とかわらない速度で読めるっていってるから
ロシア語、フランス語の本も読んでるけど、補助的にすぎないようだね
935吾輩は名無しである:2008/03/05(水) 19:34:13
でもフランス語やロシア語やその他の言語を原書で読めてしまうってことではないの?
>>933のリンク先からして
補助的にしろそんなに多数の外国語が読めるのは本当ならすごすぎる
辞書引きながらでも外国文学を理解するには相当な力が必要でしょう?

936吾輩は名無しである:2008/03/05(水) 19:39:47
ナボコフを読むのが専門だから、それに必要な範囲で憶えたのでしょう
ナボコフ「ロリータ」はナボコフ自身がロシア語に訳してるから、参照のために
ロシア語を読む
多少研究論文も読む
オリンピアプレスからでたフランス語版を読むという程度でしょう

研究者としては普通でしょう
937吾輩は名無しである:2008/03/05(水) 19:42:57
>>933のインタビューを通して読む限り、
プルーストやドストエフスキーも原書で読んでいる印象を受けたのだけど
938吾輩は名無しである:2008/03/05(水) 19:45:30
しかし、ナボコフが大好きなくせにたった6回しかロリータを読んでないというのは少なすぎではないですかね?
これではその辺の人の愛読書レベルですよ
研究者なら50回くらい読むものかと思っていたのですが
939( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/03/05(水) 19:46:26
若島さんは他言語どころか日本語すらも危ういのでは無いでしょうかねぇ(笑)どうせ煙草の本も重訳でしょう(笑)
「英語は日本語とかわらない速度で読める」と平気で口にされる辺りもこの方の其処の浅さを端的に示している様で哀れでなりませんねぇ(笑)
母国語でさえ、どのような速度で読めても理解した事にはならないんですよ(笑)
940吾輩は名無しである:2008/03/05(水) 19:58:55
>>937


プルーストやドストエフスキーなんて出てきてないんじゃ?
トルストイを授業で英訳で読んだと書いたことはあったけどね
941吾輩は名無しである:2008/03/05(水) 20:00:16
>>938

それは通読という意味ですよ
部分的な精読は何百回とやってるでしょ
なにせ全部を憶えてるらしいから
942( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/03/05(水) 20:30:53
まともな翻訳能力もないくせに禄に学びもされていない語圏のマイナーな作家を薬草となされる訳ですねぇ(笑)
頭が悪いから、としか言えませんねぇ(笑)露語訳を参照されたといわれましてもどの程度のなのかも分かりませんしねぇ(笑)
辞書で適当に引いて並べた、という程度ではない事を祈りますけどねぇ(笑)
943吾輩は名無しである:2008/03/05(水) 20:36:15
>>942


その書き方面白いね
(笑)がつくのがユーモアあっていつも楽しんでるよ
944吾輩は名無しである:2008/03/06(木) 08:19:32
擁護するつもりはさらさらないが、けっこう、子供っぽいんだなw
945吾輩は名無しである:2008/03/08(土) 15:44:33
Amazon.comでロリータの注釈入り原書を最初のページだけ見てみたけど、
難しすぎて何かいてあるかわからない
946吾輩は名無しである:2008/03/08(土) 16:06:53
英語できるの?

浅田彰と同じ洛星出身だったんだね
947吾輩は名無しである:2008/03/15(土) 07:31:07
若島正はナボコフの新作翻訳をもう出す予定はないの?
まあ出しても売れなさそうだから出版社がやってくれないのかなぁ
948吾輩は名無しである:2008/03/15(土) 08:33:56
アーダ訳すらしいよ
949吾輩は名無しである:2008/03/15(土) 14:44:56
>>948
出しても文庫化はせずに終わっちゃうんだろうね?
俺は文庫派なんだけどなぁ
950吾輩は名無しである:2008/03/15(土) 15:40:16
>>949
早川らしいから文庫化するかもしれんよ
エデンの東もされたし
951吾輩は名無しである:2008/03/16(日) 21:34:36
本屋でユリイカを立ち読みしてきたのですが、
そこに若島正と桜庭一樹と1ともう1人の知らない人が対談していて、
3人の集合写真があったのですが、
どちらの男が若島正かは書いていなくてわかりませんした。
1人は白髪交じりのワイルドな登山家風のメガネをかけた男性で、
もう1人は七三分けの黒髪のメガネをかけた男性でした。
どちらが若島正ですか?
952吾輩は名無しである:2008/03/16(日) 21:42:18
七三分け

若島が朝歩いて大学に通ってる姿をよく見る
叡電元田中あたりに住んでいる
本屋の横の通りからでてきて、大学まで一直線
953吾輩は名無しである:2008/03/16(日) 22:09:06
七三分けか
谷川棋士に似てるよね
954吾輩は名無しである:2008/03/17(月) 00:14:16
このひと、おしゃれとかに興味ないのかな。
955吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 13:29:37
若島正の乱視読者の冒険と帰還がもう絶版になってるんだが、
この内容は今でも買える本の中に再収録されているの?
956吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 14:34:36
帰還は単独
冒険の一部収録
957吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 15:58:37
>>956
もっとはっきりいってくれ
958吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 16:04:34
新冒険は冒険を編集したもので、冒険の一部と新しい部分の合成となっている
帰還は独立の本で・・・・と思ったら
「失われた小説を求めて」という章は
「殺しの時間」という本に完全版で収録されてるな
959吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 16:56:33
結局のところロリータファンは何を買えばいいんです?
『ロリータ、ロリータ、ロリータ』に収録されていない若島正のロリータ論が収録されているのは、
どの著作ですか?

ミステリなどでも詳しい分析をしているらしく、そっちにも興味あるっちゃあるんですけどね
960吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 16:59:25
「冒険」「新冒険」「帰還」
すべてに収録されています

961吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 17:11:40
>>960
その著作のロリータ論は、ロリータ×3には収録されていないんですか?
962吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 17:15:55
されてません
963吾輩は名無しである:2008/03/23(日) 10:37:26
アーダが現在翻訳中というのはわかったけど、
アーダ以降他の作品の新訳予定はないの?
964吾輩は名無しである:2008/03/25(火) 06:01:48
新スレまだか?

英語の読み書きもほとんど出来ぬ小谷野だの (ロリータ“新訳”を出した若島正だの) が日本語で書いた英文学エッセイ本というものは、その存在そのものが珍妙だ。

若島正、生涯で唯一の英語論文:
Wakashima,Tadashi, Between Art and Life--The Case of Philip Roth′s My Life as a Man
The Albion p23〜42,1986/10(ISSN 0568921X) (京大英文学会)

驚いたことに、東大の英文学科も若島正レベルのクズ(英語の記事・論文が書けない)が揃っているようだ。

http://markwaterman.blogspot.com/2007/08/white-paper-on-faculty-of-letters.html
> 特に英文学科の教授の研究業績をみると、語学の教師ではあるかもしれないが本当に英文学者かと首を傾げたくなるほどだ。唯一、MITでPh.D.を取ってきた渡邉明准教授の業績は輝いている。

リンク先の http://www.gengo.l.u-tokyo.ac.jp/pdf/KN_1a.PDF を見て驚いた。
上記の言語学教授を例外として、東大英文学の教授、助教授に英語の論文・著作が一本も無い。

英語の読み書きもほとんど出来ぬ小谷野だの (ロリータ“新訳”を出した若島正だの) が日本語で書いた英文学エッセイ本というものは、その存在そのものが珍妙だ。
965吾輩は名無しである:2008/03/25(火) 06:30:42
わかしま 2005年10月13日
「さっそうたる男」と、ボイドさんの解説についての疑問の件で、私見を申し述べます。...

It follows the unpleasant twists of the hero's mind this
way and that: the fraudulent patter of the pickup, a
polluted stream of consciousness, a would-be imposing
narrative "we" that grates like everhthing else about the man:
"We have a swarthy complexion, a network of purple-red
veins, a black mustache, trimly clipped, and hairy
nostrils... During the last trip we were unfaithful to
Katya three times, and that cost us thirty Reichmarks." (Brian Boyd, Vladimir Nabokov: The Russian Years)

短編は、主人公の心の不快な屈折をさまざまに追跡する。行き
ずりの相手をだますおしゃべり。澱んだ意識の流れ、ほかのあ
らゆることと同じく、不快感をあたえずにはおれない、ひとり
よがりで鼻につく「ぼくたち」という言いかた――「ぼくたち
は、赤紫色の静脈が網の目のように浮き出た、浅黒い顔をして
いて、短く切りそろえた黒い口髭をたくわえ、毛深い鼻孔をし
ている……この前の旅行で、ぼくたちは三度カーチャを裏切っ
たが、その費用は三十マルクだった」のように。 (ブライアン・ボイド『ナボコフ伝 ロシア時代 下』みすず書房 p.468 )

 ...「行きずりの相手をだますおしゃべり」というのは少しはっきりしません。これは「拾った女の作
り話」ということです。つまり、女の身の上話を、主人公のコンスタンチンがよくある作り話だと考えていることを指します。ただし、本当に作り話かどうかはわかりません。
...
ボイドさんはコンスタンチンによ
る一人称の語りを「さっそうたる男」の基本的な語りだと考え
ています。「この男は、何から何まで読者の気にさわるが、こ
の『ぼくたち』という言葉の使い方もそうだ」という箇所から
推測するに、一人称の「ぼく」が、ときどき「ぼくたち」とい
う一人称複数を使っている、というのがボイドさんの読みです。
...
 この「ぼくたち」は、ボイドさんが考えるように、主人公のコンスタンチンが単なるレトリックとして使っている言葉ではありません。
966吾輩は名無しである:2008/03/25(火) 06:39:14
>>> 「ひとりよがりで鼻につく『ぼくたち』という言い方」 の箇所ですが、原文では "a would-be imposing narrative 'we'" となっていて、これは「自分では重厚なつもりの『ぼくたち』という語り方」という意味です。

以上は若島正による、A Dashing Fellow 「さっそうたる男」についての駄文。

新スレにて、若島正の無知と不見識を指摘します。

1.「fraudulent patter of the pickup」 に見る若島の無知

2. "a would-be imposing narrative 'we'" に見る若島の無知

3.若島のような英語の読み書きも殆ど出来ぬ男が、ナボコフ研究界の大家ブライアン・ボイドに「異論を唱えて」いるつもりになっているらしき事の滑稽さ、醜悪さについて。
967吾輩は名無しである:2008/03/26(水) 03:05:49
博士課程における、若島先生の指導についてお尋ねしたいのですが、若島
先生の指導可能守備はどんなものですか?

どの時代の、どの作家についても指導いただけるのでしょうか?

マイナーではない、マイノリティ作家(黒人、ユダヤ系、アジア系、ラテン系)
の作家についてもご指導いただけるものでしょうか?

まぁ「本人に聞け!」と言わずに、皆様のご意見を頂戴したく存じます。
968吾輩は名無しである:2008/03/26(水) 06:20:06
そこまでは知らないなあ
969everhthing --> everything:2008/03/26(水) 06:24:06
以上は若島正による、ナボコフ短編 A Dashing Fellow 「さっそうたる男」についての駄文。

(近いうちに) 若島正の無知と不見識を指摘します。

1. 「fraudulent patter of the pickup」 に見る若島の無知

若島> 「行きずりの相手をだますおしゃべり」というのは少しはっきりしません。
> これは「拾った女の作り話」ということです。つまり、女の身の上話を、主人公のコンスタンチンがよくある作り話だと考えていることを指します。ただし、本当に作り話かどうかはわかりません。

「行きずりの相手をだますおしゃべり」で正解。 

若島の行ってる事は全て間違い。見当はずれ。 この短編は、女たらしのインチキ野郎が、行きずりの鈍い女を騙して口説いて性交してから逃げる話なんだが、若島にはストーリーを追う事すら出来ぬのか?

2. "a would-be imposing narrative 'we'" に見る若島の無知

若島> 「ひとりよがりで鼻につく『ぼくたち』という言い方」 の箇所ですが、原文では "a would-be imposing narrative 'we'" となっていて、これは「自分では重厚なつもりの『ぼくたち』という語り方」という意味です。

これも若島の誤読。 「自分では重厚なつもりの」は、まるで的外れ。 「ひとりよがりで鼻につく」でも良いし、「鼻につきかねない」としても良い。

若島>  という箇所から推測するに、一人称の「ぼく」が、ときどき「ぼくたち」という一人称複数を使っている、というのがボイドさんの読みです。

Boydはそんな事を言ってない。 これも若島の誤読(誤推測)。 若島は基本的な読解ができてない。

若島> この「ぼくたち」は、ボイドさんが考えるように、主人公のコンスタンチンが単なるレトリックとして使っている言葉ではありません。

Boydはそんな事を言ってない。 「単なるレトリック」等とは全く言ってない。

解説本にある、ごく通常の英文も満足に読めぬ若島。

(つづく)

3. 若島のような英語の読み書きも殆ど出来ぬ男が、ナボコフ研究界の大家ブライアン・ボイドに「異論を唱えて」いるつもりになっているらしき事の滑稽さ、醜悪さについて。
970吾輩は名無しである:2008/03/26(水) 06:25:36
基地外がでてきたな
971( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/03/26(水) 11:43:08
では埋め立てましょうかねぇ(笑)
972吾輩は名無しである:2008/03/26(水) 12:03:59
アーダはいつ出るのよ
早くしてよ
アーダ終わったら他のナボコフ翻訳もたのむよ
973( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/03/26(水) 14:48:33
地味に埋め立てますか(笑)
974( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/03/26(水) 14:52:51
911 :( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2007/12/31(月) 17:24:54
ttp://d.hatena.ne.jp/qfwfq/20060528/
いやはや(笑)これは酷い。この方本当にナバコフを理解しているんでしょうかねぇ(笑)
いえ勿論↑の方ではなく、若島さんの事ですよ(笑)
若島訳「聞くところによれば、そこにはルロワ・スマイリングが描いた祖父の肖像画が掛かっているとのことで、手を広げながら語ってくれた曖昧な話に、私は正直言ってあまり耳を傾けなかった。」
ルロワ・スマイリング(笑)なんですかそれは(笑)
旧訳ではこうなっているようです(笑)
小笠原訳「なんでもルロワの筆になる彼の祖父の肖像画がそこにあると聞いたという。笑顔で、両手を拡げて彼はなんだか漠然とした事情を話してくれたが、実をいえば私はろくろく聞いてもいなかった。」
北山訳「そこにルロワ描くところの彼の祖父の肖像画がかかっていると聞かされたという。彼はにこやかに両手を拡げて、いささか曖昧な話をわたしに物語った。」


さてさて原文に対照する所は如何でしょう(笑)幸いな事に一緒に引用されております(笑)後、私は英語に関しては劣等生ということを断わって置きますねぇ(笑)
「he was told, a portrait of his grandfather by Leroy. Smiling and spreading out his hands」
御覧の通り、原文では単に「ルロワが描いた祖父の肖像」程度の意味と言うのに、若島さんはピリオドの位置を読み間違えてスマイリングなんぞと言う姓を持つ画家を勝手に作り出してしまっている訳です(笑)
これは別に駄洒落でも何でもなく、劣等生にでも分かる英語のミスでしょうねぇ(笑)
まぁ学生がこの程度の誤訳をやっていても仕方が無いでしょう。併し若島さんの世界は「ナバコフ色」に染まっておられるようです(笑)それなのにピリオドをずらして読み違え、訂正すらせずに本の形になっているのはいかがでしょう。幸いな事に絶版のようですけど(笑)
若島さんの言うナバコフ色という奴がどうも怪しいものだと思えてきませんかねぇ(笑)
975( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/03/27(木) 15:46:27
(笑)
976( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/03/27(木) 15:47:43
(笑)
977( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/03/27(木) 15:48:48
(笑)
978吾輩は名無しである:2008/03/28(金) 18:48:59
若島正 part2 【ロリータ ロリータ ロリータ】
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/book/1206604006/
979吾輩は名無しである:2008/03/29(土) 01:31:05
若島正 part2 【ロリータ ロリータ ロリータ】
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/book/1206604006/
980吾輩は名無しである:2008/03/29(土) 20:20:45
若島正 part2 【ロリータ ロリータ ロリータ】
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/book/1206604006/
981吾輩は名無しである:2008/04/01(火) 21:00:05
ナボコフスレ落ちてますね

ところで、英語青年4月号でロリータ特集が組まれていますが、
こういうのってロリータが好きなら買うべきでしょうか?
若島正氏の評論に関しては、HPを見れば、単行本に掲載されていないものはそこで見ることが出来るのですが。
他の人はそうとは限らないし。
982吾輩は名無しである:2008/04/01(火) 21:03:09
大学図書館で読んだら?
983( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/04/01(火) 21:05:06
>>981
とてつもなく薄い内容だったそうですねぇ(笑)買わなくても宜しいかと(笑)
984吾輩は名無しである:2008/04/01(火) 21:08:27
>>982
一応本屋で目を通しましたが、よくわかりませんでしたので、
入手できなくなる前に購入しておくべきかどうか迷っているわけです。
985吾輩は名無しである:2008/04/01(火) 21:10:11
>>984

僕は大学図書館で一通り見ただけ
研究者を目指すなりするなら、コピーとかしとけばいいのでは?
986吾輩は名無しである:2008/04/01(火) 21:22:16
いや、研究者なんて目指してません。
単なるファンですが

いくらナボコフファンとはいえ、ナボコフの著作のみならず、
ナボコフの評論まで全部集めるというのは馬鹿な話なのかな?
987( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/04/01(火) 21:25:08
原文で読みなさい(笑)
988吾輩は名無しである
それは普通でしょう
ページ数も少ないから、わざわざ買わなくても
コピーしてファイルしとくのがいいのではないでしょうか