荒川さんてどなたですか?
202 :
吾輩は名無しである:2007/04/03(火) 07:16:35
春の雨です
age
203 :
吾輩は名無しである:2007/04/08(日) 13:29:08
恋愛している時の浮き足立った高揚感を描写するような作家さんを探しているのですが、どなたかご存知ないでしょうか?
204 :
吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 22:34:52
皆さん、映画はご覧になられましたか?
今週末行ってきます。
「翠を探して」の方もようやく見ることができます。
age
紫陽花の季節です
翠の作品には紫陽花はでてきませんね・・・
ひっそりと雨に咲く紫陽花は翠好みであるように
思えるのですが、翠は自身が地味な容貌であることを
自覚していたので、逆に紫陽花には関心がなかったのかな・・・
片想いと紫陽花、ものすごく似合うと思うのだけどな
アジサイの花ことばは「移り気」です
七夕の夜、翠の描く片思いの少女たちは
好きなひとに逢えたのでしょうか
212 :
吾輩は名無しである:2007/07/09(月) 23:24:20
残念ながら太陽暦では必ず梅雨にかかっていますね
旧暦の七夕に期待
みなさんは想いびとに逢えたのでせうか?
……わたしは逢えませんでした。。。
スレのみなさま
その後、お元気でしょうか?
215 :
吾輩は名無しである:2007/08/08(水) 16:34:33
age
夏が終わろうとしています・・・
尾崎翠の作品「夏逝く頃」は佳作ですね
全編、もの悲しさの漂う随筆は今の季節に読むのに
ふさわしいです
尾崎翠の片恋の少女のこころにぴったりな歌を見つけました♪
『ラ・ラ・ルウ』
作詞・作曲谷山浩子
ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 翼広げて飛んでゆきたい あなたのもとへ
ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 時を越えてすべてを越えて あなたのもとへ
私が少し遅れたのは道端の花をつんでいたから
花束抱えてドアをたたけば私より先に着いた人がいて
あなたとその人笑っていた遅すぎたんだねと笑っていた
ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 花束投げる 空には小鳥 わたしはひとり
かすかに触れた指の先が熱くほてって眠れない
あれは私のものじゃないといくら言きかせても信じない
夜ごとの夢にはあなたがいる夢から覚めれば涙の後
ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 涙を投げる 窓には光 わたしはひとり
ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 翼広げて 飛んでゆきたい あなたのもとへ
ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 時を越えて すべてを越えて あなたのもとへ
ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 翼広げて 飛んでゆきたい あなたのもとへ
ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 時を越えて あなたの青い まつげが光る
オルゴール曲
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kairou/ra.ra...
谷山浩子は尾崎翠を題材にしたアルバムも出してますよ。
彼女のコンサートで第七官界彷徨を紹介していて私は尾崎翠を知りました。
もう25年ぐらい前のことですが。
219 :
217:2007/09/19(水) 12:35:23
>>218さん
情報ありがとうございます!
谷山浩子さんが尾崎翠を題材にしたアルバムを出しているとは
知りませんでした。
そうでしたか、谷山浩子さんがきっかけで尾崎翠をお知りになった
のですね。
わたしは「窓」「カントリーガール」など、結構好きで聴いてましたよ〜♪
片想いをテーマにしたせつない曲は尾崎翠を踏まえているのかなあ。。。
戯曲「アップルパイの午後」はどうよ?
221 :
吾輩は名無しである:2007/09/25(火) 19:25:41
>>220 「アップルパイの午後」は隠れた名作ですよ
兄と妹がそれぞれ恋をしているのですが、恋の相手も
また兄妹という設定
一見男勝りで女らしいところなど皆無な妹は実にロマンティックな
文章を綴ります
兄は妹のノートをいきなりひったくり、甘い恋の詩に驚きます
尾崎翠の小説はほとんどが片恋ですが、これは兄妹それぞれハッピーエンド
という稀有な結末
口の減らない妹と兄のやりとりがユーモラスに描かれていて
読後感は甘くほのぼのしたものが胸に流れてきますね
それと甘いアップルパイを食べたくなること必須♪
事前に用意しませう
ザザッとスレ読みましたが、『詩人の靴』の話題がないですね。
自分はせつなくて好きなのですが、
やはり女の人にはあの話は気持ち悪い?のかな。
>>223 「詩人の靴」読みました
ちくま文庫に収められていたのですが、あまりに枚数が少なくて
放っておかれたままでした・・・
貧しい詩人の住む屋根部屋に窓から舞い降りた恋文が、実は彼宛ではなく
隣の家の二階の住人宛のものだったとは。。。
いたずらな秋風のしわざとはいえ、期待に高鳴る胸が一気に
奈落の底に落ちてしまう描写は泣けますね・・・
屋根部屋の「窓」からささやかな世間を知る楽しみも奪われて
詩人の孤独は一層深まりそうな、せつない読後感でした
谷山浩子さんの歌には尾崎翠の作品世界がゆたかに散りばめられていますね
♪やさしい人の面影を忘れられないそのときは
ひとりで丘に登りなさい 風にここをあずけなさい♪ 「風を追いかけて」
これは「歩行」のあの冒頭の詩のよう・・・
♪春に抱かれて恋する娘 たんぽぽひとつ黄金に燃える
今度もう一度風が吹いたら行くよといった あなたが言った
風よ吹くなと祈るこころに髪を揺らして 春風吹いた
後は追わない 涙見せない 赤い夕焼け燃えて落ちても
今日の想いはわたしに残る 熱い想いはわたしに残る♪ 「たんぽぽ」
同じく「歩行」の町子のせりふをほうふつさせますね
「ああ、フモオル様、あなたは幾山河を越えて行っておしまいになりました」
とつぶやく小野町子・・・
225 :
吾輩は名無しである:2007/10/31(水) 02:01:04
保守
226 :
吾輩は名無しである:2007/10/31(水) 17:12:27
最近読み始めて、ファンになりました。
ちょっとした虚無感とユーモアが混在しているところが、とてもいいなと思います。
作風の似た作家だと、他に誰がいますかねぇ?
う〜ん・・・
同じような作風の人って小説家だとわかりませんねえ・・・
漫画家ならば、大島弓子さんあたりかな
空想癖過多、一風変ったヒロインはまさに尾崎翠の少女を
受け継いでます
おお!尾崎翠のスレがあったとは!
初恋サイコ〜
229 :
吾輩は名無しである:2007/12/04(火) 21:55:18
こんにちは
「初恋」は兄が妹と知らずに夏の夜に恋をするお話しでしたよね
尾崎翠は年の離れた長兄を大変慕っていたようですね
惜しくも長兄は若くして亡くなってしまいましたが。。。
だからかな、「アップルパイの午後」「第七官界彷徨」「無風帯より」も
兄と妹のお話ばかり
どんどんご自由にカキコしてくださいね♪
230 :
吾輩は名無しである:2007/12/25(火) 21:12:23
保守
私はなんといっても薔薇十字社の黄色い本ではまりました。
「アップルパイの午後」「尾崎翠」「薔薇十字社」
背表紙の字面だけでまずやられ、中身ではもちろん。
加えて「翠」の読み方がわからず、性別さえ不明で
それはそれは長いこと不思議さを楽しみました。
232 :
吾輩は名無しである:2007/12/29(土) 14:47:31
初版本ですよね?
いいなあ、わたしは全集なんですよ
あの黄色い表紙は尾崎翠の作品世界と通ずるものがありますよね
「不思議と奇妙に明るい印象」に
アップルパイの甘さと濃いお茶の組み合わせが
恋の甘さと苦さを表してますね
感傷的な少女趣味が、イヤ。
…尾崎翠は少女漫画の王道ですので
イヤなら読まなきゃいいんじゃね?
へんなの
無論、もう読まない。
だが、尾崎翠ファンが感傷的な少女趣味を談るのが目に入るだけで、イヤな気分になるわな。
ならばこのスレも読まなきゃいいのでは?
わざわざ嫌いなところに書くなんて律儀なんですね
>>1をご参照
尾崎翠のファンの方、作品について、作家自身について熱く語ってください。
239 :
吾輩は名無しである:2007/12/31(月) 14:03:56
以後、2ちゃんねるのルールに則って荒らしはスルーで
あけましておめでとうございます
今年もこのスレをよろしくお願いします
それほど感傷的ではないと思うんだけどね
感傷に溺れきらないのがいいところだ
たまたま本屋で手に取ったけど
乙女系として評価されていると知って驚いた
なぜかそういう本と相性がいい、男なのに
そうですね
べたべたした甘さは皆無です
むしろ、飄々としているというか、、、
片想いをしながら乙女らしいため息はつくのだけれども
そのため息の描写は少女漫画で描かれるような過剰かつ華美な
絵柄では決してない
どちらかといえば、あわあわとしている
尾崎翠の特徴はかそけき風の音
夜更けに降るひそやかな雨の調べ
直木賞記念。
ttp://www.tsogen.co.jp/web_m/sakuraba0712_1.html (中略)
>……この本で思い出したけれど、湿気、って人間の性質にすごく関係があるなぁ、と前から気に
>なっていた。たとえば自分がイギリスの、霧の町とか、もやもや湿気た田舎町の話とか、死都
>ブリュージュとかが好きなのは、山陰地方で育ったせいかもしれない、とちょっと思う。あの湿気
>と黄砂はまちがいなく、自分を湿度の高い人間にしたような……。そういえば、ちょっと前に読んだ
>尾崎翠の「山陰道の女」(『迷へる魂』筑摩書房収録)で、東京の女と京都の女と山陰の女を比較
>していて、読んでいたら、こう、いたたまれないような、でもそうだよなぁ、という気分になったことが>あった。
続きのくだりも面白い。
>>243 これはこれは貴重な文献をありがとうございました!
「さて私(わたし)は斯(かく)の如(ごと)く傍観した。
これを手短かに批評すれば、東京は度し難い。京都は快い。
山陰は懐(なつか)しい。」
そう、尾崎翠にとって山陰の女のだんまりはなつかしいのですね。
はっきりした気性でぽんぽんものを言うともだちの林芙美子とは
正反対の気質であったのですね。
翠の愛した苔という隠花植物も日の当たらないところにひっそりと生息する
植物ですしね。
口数が少なく、晴れの日よりも今にも雨が降りそうな湿気を帯びた
曇り空の日を愛する町子は、まさに山陰の女。。。
かくいうわたしも、曇り空が大好きな雪国生まれの女です
あれ、女の方だったんですか?
ずっと男だと思ってた。失礼しました(笑)
246 :
244:2008/01/31(木) 21:48:58
>>245 いえいえ、どういたしまして♪
そういえば、前に他板でカキコしていたときもなぜか男性だと
思われていたような・・・
なんでだろ?
ネットで書くときは特に意識することなくいつもと同じ調子で
書くのですが、なぜか男性に間違えられる。。。
中性的(?)な文体なのですかね?
わたしは自分ではよくわからない・・・
ちなみに、このスレの7割はわたしのカキコです
247 :
243:2008/02/01(金) 21:01:46
248 :
244:2008/02/03(日) 21:02:22
>>247 これはこれは、またもや貴重な資料をありがとうです♪
今年の上半期の芥川賞、直木賞受賞作家のふたりの女性たちにとって
尾崎翠はやはり、というか、当然というべきか、一度は通らなければ
ならない少女時代の通過儀礼のようですね
夢見がちな乙女の王道、まさしく尾崎翠は少女漫画家のみならず
純文学、大衆小説というジャンルを越えてすべての創作する
女性たちの大先輩といってもいいでしょうね
女たちは少女時代を経て大人の女性になるわけですが、その貴重な
少女時代に尾崎翠の作品を読んでゆたかな想像力を育むことは
なんとしあわせであることか!
夢見ることはなんと甘く、そしてせつないことか!
すべての翠ファンに幸あれ♪
男ですが、最近ちくまの文庫本を読んで好きになりました。
前々から噂には聞いていた「第七官界彷徨」。読んでみると、そのタイトルから想像していた
暗く怪奇的な世界観とは全く違い、むしろ爽やかでユーモアたっぷりのタッチにいい意味で
期待を裏切られました。小野町子と三五郎のつかず離れずな関係、一助と二助の言い争う
場面、時折出てくる祖母の回想。流れるような日本語が、笑えるほどのリズムの良さを感じ
させてくれました。というか冗談でなく、これはギャグ小説ではないかと思うのです。僕が
魅力を感じた文章、感情を込めすぎず、むしろ感情を傍観的に眺めて自由自在に操るこの
文章が持つ雰囲気は、まさに現代の四コママンガに代表されるシュールかつ微笑ましい
笑いを与えてくれます。
そういう視点で僕は読んでいたので、クスクスと笑いながらこの作品を読み終えた後、他の
人もこの良質なギャグのとりこになっているに違いないと思い、ネットで感想を検索したところ、
そこに「甘く切ない世界」とか「哀愁漂う雰囲気に涙」とか書かれているのを見て、僕はかなり
驚いたのです。この作品に対するそういう感情は、僕の中に全くありませんでした。涙どころか
笑いでした。「歩行」で書かれた「おもかげをわすれかねつつ〜」という代表的な詩も、確かに
美しい詩だとも思いましたが、その直後に小野町子が詩の内容を完全否定するような思いを
抱いていることに対する笑いの方が印象としては上回りました。同作品のラスト、町子が
「ああ、フモオル様、あなたはもう行っておしまいになりました」と書いた場面は更に面白かった
です。ここで名前を入れ替えて「ああ、幸田様」にしてしまっていたとしたら何も感じなかった
でしょう。あえて「フモオル様」のままにしていたことに微笑ましさを感じたのです。そして「初恋」
に至ってはコントだと言っても過言ではないでしょう。夏の夜、盆踊り会場、ふと気付いた女性の
後姿に恋、という幻想的な雰囲気が、あのようなどんでん返しを食らって、もう棒立ちするしか
ない男の心情を思うと爆笑するしかありません。
(つづく)
だから僕は、これらの作品が哀愁や切なさと共に語られているのを見ると、とても不思議に思う
のです。僕にとってはギャグ小説だったものが、涙を誘う切ない作品として受け取られるために
は、どのような心理状態が必要となるのか、正直言って全く想像できません。これはもしかして、
僕が男だからなのでしょうか。尾崎翠の作品は少女漫画の原点らしいのですが、僕はほとんど
少女漫画を読んだことがなく、原点だと言われても何もピンと来ません。少女特有の世界観という
ものが僕には理解できないのです。いくらかの典型的な外観は想像がつくのですが、その細かい
中身までとなるとお手上げです。例えば「おもかげをわすれかねつつ」の詩は、リズムの美しさを
除くと、その内容に対しては「ふーん」としか思えません。思いを野に捨てる、面影を風に与える、
言葉は綺麗だけれど、具体的にどうしろというのか、そんなの無理に決まってるじゃないか、
と思ってしまいます。また、「アップルパイの午後」における妹の言動も理解不能で、むしろ兄の
方がずっと共感を持てました。すぐ殴るのはどうかと思いますけど、思わずそうしてしまうような
すれ違いはそのまま僕の心にも感じられました。やはり尾崎翠の作品は、女性が読んでこそ
その世界の緻密さが発揮されるのでしょうね。男性と女性、見た目は違えど心の違いなんて無い
のではないかと思っていた僕にとって、何だかんだ言って男と女は違うものなのだなと気付か
せてもらえました。しかし「違う」ということは、決して悪いことではありません。それは埋めようと
努力するものではなく、きっと楽しむべきものなのでしょう。
楽しむという点で、尾崎翠は決して女性のためだけのものではないと思うのです。それが乙女の
世界を繊細に表したものだということは、逆に言えば、男にとっては未知の世界を垣間見られる
格好の作品だということです。女性のように共感を得ることが難しい代わりに、男は乙女心を持た
ないからこそ、その世界を遠くから静かに好奇の目をもって眺めることができるのです。これは
男にしかできない読み方でしょう。乙女小説なのに男でも楽しむことができる。尾崎翠が書いた
ものが、混じり気の無い純粋な少女像だったが故に、そんな奇跡が可能となったのでしょうね。
吉野朔実さんの「その繊細さや残酷にして優しい視線は、けして男共には解るまい」
という発言は確かに的を射てますね・・・
尾崎翠の世界は一見、笑いを誘う作品です。
町子と兄弟や従兄弟たちが恋愛や失恋について真面目に語りながらも
その背後には長兄が煮た肥やしの匂いが充満していますし、
兄が妹と知らずに恋してしまう顛末もギャグといえばギャグなのでしょう。
けれども、その表面的なギャグの笑いの奥に潜むひっそりした「せつなさ」や「涙」。
片想いや失恋は誰しもが悲しいのです。
たいていの恋愛小説はその「悲しみ」や「せつなさ」をストレートに大仰に
表現します。
けれども、尾崎翠はそうしない。
片想いや失恋の悲しみに対して、笑いを誘うような自嘲的な書き方をします。
本当はどうしようもなくせつなく苦しいのに、お涙頂戴にはしません。
――こころとは裏腹な行動をして異性を戸惑わせ、困らせる少女たち。
少女漫画の原点であり、王道なのです。
それが尾崎翠を尾崎翠たらしめているといえましょう。
「第七官界彷徨」の解説に「不思議な明るさが漂う作品」とありましたね。
尾崎翠の世界は少女たちのため息や涙だけでつくられた作品ではありません。
少女たちはせつない片想いのなかでも楽しく甘い夢想をするのです。
その夢想空間とは少女たちしか入れない聖域であり、脆い空中楼閣の世界です。
「ああ、フモオル様、あなたはもう行っておしまいになりました」
恋する少女たちはいつだって恋愛物語のヒロインにあこがれ、
自身を重ねているのです。
いえ、少女だけではありません。
大ヒットした韓国ドラマ「冬のソナタ」の美しきヒロインにわが身を重ねたのは
若い女性よりも中年もしくは年配女性たちでしたね。
そう、男性たちには理解不能な世界なのです。
>思いを野に捨てる、面影を風に与える、
>言葉は綺麗だけれど、具体的にどうしろというのか、そんなの無理に決まってる
>じゃないか、
これは情緒の問題ですね。恋をすると誰もが詩人になります。
恋は理屈や理論ではないからです。
では、この歌についてはどう思われますか?
「思ひつつ寝ればや人の見へつらむ 夢と知りせば覚めざらましを」
――小野小町
【訳】
あの人のことを思い続けて寝たら、あの人が夢に出てきたよ。
夢と知っていたら覚めなかったものを」
いい夢を見た朝は誰しもが夢から永遠に覚めたくないと願います。
実際には不可能ですが、、、
現実には不可能なこととわかっていても夢想すること、それこそが恋のなせる技
です。
255 :
吾輩は名無しである:2008/02/19(火) 10:23:48
三五郎ってどう読むのか気になったまま読み通しました。
さんごろう? さぶごろう?
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
てっきり「さごろう」だとばかり思っていたマヌケは私だけでいい…。
263 :
261:2008/02/19(火) 17:27:58
いえいえ、どんな読み方でもいいと思いますよ
読み方は本人のリズムによるもりなのですからね♪
うん、でも「さんごろう」の方が作品に合ってそう。
正解が気になりますね。
尾崎翠のスレあったんだ
第七官界彷徨の登場人物達が
学術を芯にして生きているようなところが好きだな
話ぶった切るけど尾崎作品の女の子の性質が、太宰治の女生徒と
被る印象があるんだけど勘違いかな?
どこらへんって言われると自信ないんだけど…
>>264 >正解が気になりますね。
確かに♪
尾崎翠はいったいどんなふうに読んでいたのでしょうね。
>>265 >第七官界彷徨の登場人物達が
>学術を芯にして生きているようなところが好きだな
そうですね。
苔の恋愛の実験、心理学、音楽、詩人。
みんな若くてそれぞれが向学心に燃えていて、なんかね、昔の古き良き時代の
学生たちをほうふつさせるんですよね。
将来への夢がありそれぞれの専門分野のことを仲間たちと熱く語り合う。
いいなあ、と思いますよね。
ひと昔前なら新緑の学園のキャンパスで、楡の木やプラタナスの木陰で真摯に
語り合う学生たちの姿が見られたのでしょうね。
……郷愁の青い日々。
>話ぶった切るけど尾崎作品の女の子の性質が、太宰治の女生徒と
>被る印象があるんだけど勘違いかな?
太宰治の女生徒は、美意識の高い都会派のスノッブ(気取り屋)なナルシストさん。
それはそのまま作者である太宰治に重なりますね〜
夢想する点は同じであってもその中身は天と地の差があるような気がします。
太宰治の女生徒は、上流家庭の子女であり西洋のハイカラなものにひたすら
あこがれる。ベレー帽、パラソル、レースのお洋服、洋皿に並べられたロココ調の
お料理(皿に乗っているのはハム、西洋野菜など)。。。
反して尾崎翠の少女は堅実な中流家庭の子女、洋服ではなく木綿の着物を纏い
夢想するものはモノ(洋服など)ではなく、詩人の魂や、悲恋物語のヒロインの涙、
追憶への限りない思慕……。
とらえどころのないふわふわしたものたちにひそやかにあこがれています。
太宰治はわかりやすく物質的であるのに対し、尾崎翠はつかみどころのない
抽象的なものたちを慈しむのです。
>>269 そのスレは始めて読みました。情報どうもです。
群ようこの新書は少し物足りないなと感じていたので
ちょっと笑ってしまいました。
>>270 ルサンチマンなのを自覚してないでルサンチマンを語るアンチファンって気持ち悪いな
>>271 >そのスレは始めて読みました。情報どうもです。
いえいえどういたしまして
たまたま検索していたらヒットしましたもので。
>群ようこの新書は少し物足りないなと感じていたので
>ちょっと笑ってしまいました。
同感です。
わたしも群ようこさんの「尾崎翠」は読みましたが、さらっとしか書いてないなあ、
という印象でしたね。なかなか本質にまでは迫っていない、、、
群ようこさんは尾崎翠よりも彼女の親友であった林芙美子のほうが本命ですので
仕方ないのかなあ、と。
読書エッセイで群さんの好きな本のベスト1に林芙美子の「放浪記」を挙げて
いたのを覚えています。
確か「死ぬまで読みつづけたい」と書いていました。
群さんは繊細さよりもたくましい女流作家のほうが思い入れがありそう。。。
276 :
吾輩は名無しである:2008/02/23(土) 10:09:44
ああ、なるほど。つまり
>>275みたいなのが印象批評の悪例だったんですね。
277 :
吾輩は名無しである:2008/02/23(土) 10:14:04
うむ、なるほど。つまり
>>270みたいなのが印象批評の悪例だったんですね。
278 :
吾輩は名無しである:2008/02/23(土) 10:20:32
そんな270と275に感傷たっぷりにこの言葉を
童貞のボクちゃん、お か わ い そ う に(はぁと)
うふっ♪ かわゆい♪
よほどもてないんだね〜
だからここでルサンチマン全開
あははははは
279 :
吾輩は名無しである:2008/02/23(土) 10:25:52
270、275みたいな喪男ってまじ悲惨だな…
キモイよ
真性童貞男カコワルイ
嵐イクナイ
少し前に中学生の男の子が書いてたね
理解できないなりにも真面目な文章だったな
あれは好感がもてた
282 :
吾輩は名無しである:2008/02/23(土) 11:42:24
283 :
吾輩は名無しである:2008/02/23(土) 11:44:35
これだから喪男は…
284 :
吾輩は名無しである:2008/02/23(土) 12:05:17
喪男って異性とまともに対話できないんだよね
それはリアルでもネットでも一緒
若い女性のブログに噛みついてた喪男がいたけど
見事にスルーされてたな
喪男以外には全員コメントを返してたのが笑える
みじめな男はどこ行ってもみじめ
確かに270と275以外の人たちはみんなまともに
対話しているね
やっぱりね、喪男はそういう要素があるんだね
みっともない
尾崎翠が嫌いならこのスレにこなきゃいいんだし
このスレも読まなくていいんだよ
わざわざ嫌いなスレに来て荒らすなんて病んでるよ
とりあえず、すべてのレスに返事をする必要はないということだな
そうだね
粘着荒らしはどこ行っても嫌われもので鼻つまみのかまってちゃん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
295 :
吾輩は名無しである:2008/02/25(月) 20:32:37
1 考える名無しさん 2008/01/04(金) 07:15:54 0
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ようこそ尾崎翠の世界へ
苔の恋愛、月夜のため息、追憶の花束、哀愁…
ユーモラスな人物たち
ようこそ尾崎翠の世界へ
>>252 >「その繊細さや残酷にして優しい視線は、けして男共には解るまい」
うちの兄に吉野朔実という人がこんなこと言ってるらしいよってメールしたら
「まあ、そうかもね。女どもには稲垣足穂が永遠に解らないだろうし」
って返信来た
ちなみに私に尾崎翠を教えてくれたのは彼だ
「何か面白い本」と言ったら出て来たのだが、タイトルがちょっとアレだったので難色を示すと
「乙女の必需品だよ?一冊くらい持っとけよ」と言われたw
いいお兄さんですね♪
稲垣足穂は未読です
名前は知ってるけど…
今度読んでみます
299 :
吾輩は名無しである:2008/05/19(月) 01:14:18
保守あげ
300 :
吾輩は名無しである:2008/05/19(月) 02:12:10
300ゲット
今日もおはぎを持って町を彷徨します