1 :
吾輩は名無しである:04/12/24 22:38:34
もちろん作者セルバンテスの話題もOKということで。
2 :
吾輩は名無しである:04/12/24 22:47:18
放火犯まだ捕まってないのか
ゲロの掛け合いにはワロタ
4 :
吾輩は名無しである:04/12/25 00:45:05
どこの出版社のがいいかな?
つうか、そもそもどのくらい
訳のバリエーションあるのかな?
>>4 俺が持っているのは、
・会田訳(ちくま文庫)
・永田・高橋訳(岩波文庫)
・牛島訳(岩波文庫)
だが、会田訳しか読んでいないので比較はできない。
(ボルヘスの「ドン・キホーテ講義」でも会田訳が使われていた)
ちくま文庫の『贋作ドン・キホーテ』もよろしくね
>>6 それもう絶版なんだ。
ネットの古本屋でようやく手に入れた。
8 :
ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :04/12/25 11:06:15
スレッド・テクストとしては、岩波文庫の牛島信明の新訳で決まりでしょ。
自分はこれ以外は認めません。
いわなみの牛すきみか5さいも♪
「牛島訳好き」でしょ。
ちゃんと書きなさい。
あ、漢字難しかった?
放火事件のおかげでドンキ・ホーテじゃないってことがわかったよ、先生。
火を点けられまくって…ああ、もうさきにそのネタカキコされてた…
とにかくいまだにそのユーモアが寂れてない、というのはマジですごいと思う。
サンチョカワイイ
13 :
吾輩は名無しである:04/12/29 09:58:14
で、ドン・キホーテって何?
ドン・キホーテとサンチョって、近づくと臭そう
お昼の保守
16 :
吾輩は名無しである:05/01/12 06:52:19
朝一番のあげ
17 :
吾輩は名無しである:05/01/12 08:10:14
味噌汁にはあぶらあげ
18 :
吾輩は名無しである:05/01/12 16:23:15
『後編』の話なんですが、
老女のロドリーゲスにばらされた公爵夫人の健康の秘訣たる左右の足にある排出口って何のこと言ってるんですか?
19 :
ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :05/01/12 20:03:21
前篇と比較して後篇のパワーダウン気味な展開が目立つ。
公爵夫妻に玩具扱いされるドン・キーの姿は滑稽さを超え憐れさえ感じさせる
ものがある。そこには前篇の天衣無縫な破天荒さは最早見ることが出来ないのであった。
>>18 当時放血療法のために人口潰瘍を作ることが行われてたらしい。
>>19 確かに前編の方はセルバンテスが奔放に遊びまくってて楽しいけど
後編の方が小説としての完成度は上。
構成上の統一によってドンキとサンチョの性格が明瞭に。
鏡の騎士や公爵夫人の悪戯で妄想と現実が混線する所もGJ。
玩具扱いされることでドンキとサンチョの崇高さが際だつ訳だし…
ところで指輪物語のサムってサンチョだ。
21 :
ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :05/01/15 16:09:48
ドン・キホーテには、2ちゃんねらーに多い現代のオタの投影を見ている気にさせるもの
がある。
アニオタが代表的存在だろうが、狂的な部分を有するという意味では「文学かぶれ」も
同様だ。
こういう点では、「ドン・キホーテ」という作品は、単なるスペインの古典ユーモア小説
ではなく、現代日本にも通じる寓話と読み得る。
23 :
吾輩は名無しである:05/01/16 19:18:01
400年ぶりにage
24 :
吾輩は名無しである:05/01/16 19:58:53
25 :
ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :05/01/17 20:39:26
「愚かな物好きの話」をはじめとした余話が非常に面白い。
サンチョが領主になるエピソードも余話と言えないこともない。
特に面白く思ったのは、前篇第12章「山羊飼い」のエピソードだ。
評判の美女にふられた男たちが集団で山羊飼いになって失恋のソネットをうたう。
まるで2ちゃんねらーばりの逝きっぷりだ(w
26 :
吾輩は名無しである:05/01/17 20:51:16
>>18 細かいところを突きますね。そこんところ読みかえしてみます。
>>20 すごい。よくご存知ですね。
漏れは前篇3冊しか読んでいない。
>>26 27に教えてあげて
29 :
ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :05/01/27 22:56:22
ドゥルシネーア・デル・トボーソが、「ドン・キホーテ」という物語の
ヒロインであることは誰も否定しないと思う。
だが、物語世界では実在するのに1回も登場しないヒロイン、
これは前代未聞なのではないか?
先例や同じような例はあるのであろうか?
ためしてるんでしょw
せいかくわるいなあ
>>29 :ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2
だからきらわれるんだw
つられてあ・げ・る
さくちゅう(げきちゅう)
いちどもとうじょうしない
『アルルの女』
だおっ♪
もまい、ぜんだいみもんって
ことばのいみわかってる??
5さいイタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
34 :
吾輩は名無しである:05/01/28 15:44:53
キハーダはあの年齢で作中さんざん殴られまくってよく死ななかったなと感心するよ
序盤のキャラバンに袋叩きに遭った時点で普通死んでると思う
35 :
ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :05/01/28 20:02:38
「アルルの女」には笑った。一応、サンクス。
でもあの程度のボリュームならわからぬでもない。
後篇も含めれば「ドン・キホーテ」は岩波文庫で6分冊の大作である。
これだけの長編、しかも作中で実在するとされているヒロインが最後まで
1回たりともその姿を見せないという例は文学史上にあるのだろうか?
さすがにこの設定のまま映像化は無理と思われたのか、映画ではソフィア・ローレン、
テレビではヴァネッサ・ウィリアムスがドゥルシネーアを演じている。
両者とも野性的だが小奇麗な百姓娘で、これも「芋娘そのもの」な原作とは異なる。
原作に暴力的な描写が多いのには正直言って驚いた。
打ち所が悪ければ、風車に跳ね飛ばされた時点で愛馬ロシナンテと共に「あぼーん」
になっていたはずのキハーダ氏であったのだ。
36 :
吾輩は名無しである:05/02/05 14:49:20
少年文庫でドンキを読み始めたんだが、面白い。ドンキホーテって、
もしかしたら正義の味方のアメリカのパロディーみたいに思えてくる。
37 :
吾輩は名無しである:05/02/05 15:11:52
堀口大学の訳も出てるのですが、どうでしょうか。
ジャン・ジュネの翻訳では、堀口大学が良かった。
「ラ・マンチャ地方のある村」をスペイン人学生かなんかが特定したってニュースを
見たような気がするのだが、情報ないかな?
39 :
ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :05/02/05 20:37:18
訳者曰く、面白さと読み易さを最重視したのが牛島版ドン・キー。
サンチョの「がってん承知のすけだ」等の台詞が許容範囲なら、
絶対的なお薦め本ではある。
40 :
吾輩は名無しである:05/02/06 00:42:51
牛島訳にて「的を得る」という表現を見つけてしまった
41 :
吾輩は名無しである: