725 :
吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 03:19:26
最近の受賞作では「乳と卵」がよかったよ。
受賞作予想の段階から、圧倒的な支持があった。
川上は「ヘヴン」が糞すぎたがね。
726 :
吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 21:48:27
背負い水
チッチーには参ったよ。
727 :
吾輩は名無しである:2010/02/15(月) 02:43:26
>>1 えっと。
そんなの
終の住処
決まってるじゃん。
728 :
吾輩は名無しである:2010/02/15(月) 16:55:15
限りなく透明に近いブルー
に一票
729 :
吾輩は名無しである:2010/02/21(日) 17:35:34
もう忘れられてしまった小説なら、
「佐川君からの手紙」
キチガイ小説系なら、
「タイムスリップ・コンビナート」「蛇を踏む」「おどるでく」
730 :
吾輩は名無しである:2010/02/21(日) 18:59:38
「パークライフ」
二度と吉田修一の本は買わないことにした。
>>730 理由が知りたい。パークは近年ではかなりの良作でしょ?
732 :
吾輩は名無しである:2010/02/21(日) 23:15:34
太陽の季節移行だめになっていった
733 :
吾輩は名無しである:2010/02/22(月) 01:25:01
俺は730ではないけど。
ゲイハゲのパークライフは
どうでもいい凡作。才能が無いことはスケスケに見えている。
怒りの対象になるような糞蛆虫作品ですらない、ただ忘れられ消えていけばいい
何も無い作品だったと認識している。
734 :
730:2010/02/22(月) 14:10:11
>>731 読み終わっても、余りに何も残らなさすぎる。
田舎から出てきた偽都会人が、都会ってオシャレですよってのを言いたくて、
ただ書いただけに思える。
>>733じゃないけど、何か引っかかるような要素が皆無なんだよね。
話がつまらなくても文体が凄いとか、描写が的確とかそんなのもない。
狭い世界で妄想を書き連ねた「ひとり日和」も酷かったけど、
それよりさらに酷い本だった。
保坂の弟子かと思うぐらいに。
>>734 身体性と言語という分かちがたい現象を、臓器をキーワードに記憶という風景と共に
立ち上がらせた見事な佳品だと思うけど、まぁ好き好きは人それぞれだから何も言わん。
じゃあ逆に歴代では何が好き?ちなみに俺は公房と開高だな。阿部和重のグラフィナも
好きだけど。
736 :
吾輩は名無しである:2010/02/22(月) 14:48:57
スレタイ、完成度の高い受賞作と読み違えて来ちまったよ!
騙された!
737 :
吾輩は名無しである:2010/02/22(月) 23:23:45
>>710 保坂自身も「この人の閾」に芥川賞が与えられたことには納得してないようだ。
どこまでが本音なのか分からんが、芥川賞の選考システムがまともに機能していないことの良い証拠だとまで言っている。
738 :
吾輩は名無しである:2010/02/25(木) 13:26:45
保坂・磯崎は
ペテン師弟!
739 :
吾輩は名無しである:2010/02/26(金) 13:16:04
>>735 俺は井上靖、宮本輝、遠藤周作、玄有宗久かな。
2006年以降、質がグッと下がったものばかりだから、
古本じゃないと買う気がしなくなった……
開高健は受賞作読んでないけど、夏の闇ってのを今読んでる。
740 :
吾輩は名無しである:2010/02/27(土) 11:13:50
>開高健は受賞作読んでないけど、夏の闇ってのを今読んでる。
それゴミ。彼のは「オーパ!」でも読んどけばそれでいいよ。
741 :
吾輩は名無しである:2010/03/01(月) 03:34:30
おどるでく
本当に「精神病患者が書いた駄文の連なり」でしかない。
743 :
吾輩は名無しである:2010/03/06(土) 18:42:13
海峡の光から何かが明らかに狂った
日蝕とか乳と卵とか終の住処とか
744 :
吾輩は名無しである:2010/03/06(土) 21:58:27
>>729 他の作品は読んでないから知らないが
「タイムスリップ・コンビナート」は大傑作だよ。
少なくとも私はそう思う。痺れるほど面白かった。
今読んでもまったく色褪せない。
よくぞ選んでくれたと選考委員を褒めたよ。
芥川賞って侮れないなとさえ思った。
745 :
吾輩は名無しである:2010/03/06(土) 22:52:12
>>744 ほんと、けなすとか傷つけるとか、罵倒するとか、
そういう気持は全然ないよ。
でも病院に行った方がいいよ。
山と湖に囲まれた静かな病院に。
なんというか、最近は自分の書きたい世界を純粋に流行に関係なく作品に書いてるという純粋さより
編集者に指導されてこんなのをこんな文体で書いたら賞に絡むからみたいな書き方してるから
その人独自の文体や深みがまるでなかったりする
この人というとこういう文章でこういう個性というものがないんだよね
たとえ文章は粗削りでもストーリーが抜群に面白いとか
簡潔さを売りにした文章書ける人がいないね
ただだらだら現代の世相反映したことを書けばなんとなく賞貰えちゃったじゃ
後が何もない
ただ器用に書いただけみたいな人に賞上げるのはいい加減やめた方がいい
今年は割合マシだったんじゃないかな
747 :
吾輩は名無しである:2010/03/08(月) 12:07:21
確かに、器用に書いただけの人ばかりだから、受賞作以後に消えていくんだろうね。
それを補うために、外国人だとか美人作家とか若手とか、
作家性と関係物をこじつけて売り出すんだろうけど、
あくまでも読みたいのは良質の本なんだから、直ぐに消えていくのは道理だろう。
それに稚拙な日本語でイランや中国の話を書かれても困るし。
ハリガネムシ
何が言いたいのかサッパリ分からない、これに比べたら蛇にピアスがマシに思えて来る
749 :
吾輩は名無しである:2010/03/13(土) 20:35:45
芥川賞って新人の登竜門だとは言うけども、
受賞したのに消えて行く人がかなり多そうなイメージがある。
つーか実際多い
751 :
吾輩は名無しである:2010/03/14(日) 17:30:47
登竜門はそういうもの。
芥川賞の選考は期待も込みで選ぶから、その後に期待通りに育つかどうかは
本人と編集者の力量次第。
752 :
吾輩は名無しである:2010/03/14(日) 20:04:17
登竜門とは官僚の出世の通過点ということだろう?
日本は文学賞だけじゃなく、至る所に中国伝来の官僚的発想が持ち込まれ
ててそれが今でも生きてる国だろう。
753 :
吾輩は名無しである:2010/03/15(月) 11:57:11
>登竜門とは官僚の出世の通過点ということだろう?
語源としてはそうだね。李膺だっけね。これ、官僚的発想と言うより、官僚の任官制度で
有望な若者を公明正大に選んだ人物と評され、李膺に選ばれた者は竜門に登り
出世するという意味。日本の故事来歴は中国からきたものが多いのは確かだね。
石筍は、真直上方に伸び四半分程を剰して一度括れた後に、一層大きく膨み、
その儘緩やかに先端を結んでいる。対を成す鍾乳石も殆ど同じ形である。
丈は各が人の三倍もあろうか。二つの滴石は、将に触れ合い、溶け合わむと
する刹那の所で、纔かに指二本分程の隔たりを保っている。
間隙は存在の予感に閃き、爛熟し、存在以上の充実した緊張を孕んでいる。
−日蝕p128
対立は、その面貌にも見えている。閉ざされた瞼は、苦痛の故とも、眠りの故とも
判ずるを得ない。眉間に仄めく数条の皺は、愁いと快楽とを両つながらに予感させ、
その謎を、際立った鼻準の直線の裡にあずけ、永遠に隠してしまう。
瞼際は締まり、顎の曲線は熟し遣らぬ果実のように滞らない。
それらを覆い侵さむとする髪は、叢がる爬虫類の如、又、甕より零れる清水の
ようでもある。
-日蝕p132
今糸山秋子の「イッツ・オンリー・トーク」読んでるんだけど
めちゃくちゃスカスカな文章ですが
この人どこがいいの?
756 :
吾輩は名無しである:2010/03/15(月) 14:50:53
どこもよくない。
エリート女が脱落する話なので非エリート男に受ける。
>>755 頭がスカスカな人にとってはちょうどいい情報量なんだろうと思う
759 :
吾輩は名無しである:2010/03/16(火) 03:39:47
まあ平野で決まりだろう
760 :
吾輩は名無しである:2010/03/16(火) 11:41:27
>>755 痴漢してくる男となぜか映画館にまで行ったりする話だろ。
どうしてそう言った、奇抜そうで下らないネタを使うのかが全く意味が解らない小説だ。
所詮、そう言った小細工を外すと、後には何も残らないという、
本当に下らん独り言の日記だよ。
しかし平野って、どこぞの大学教授が、小説向きに論文を書き直したみたいな文章を書くね。
三島の文章は、難しいようでいて実は判りやすい。
『雲も、夕空の青も、互いに犯し合って、どちらも稀薄である。
花と花はまじわり合い、空を区切る輪郭はあいまいで、夕空の色に紛れるようである。
そして枝枝や幹の黒が、ますます濃厚に、どぎつく感じられる。
一秒毎、一秒毎に、そういう夕空と桜とのあまりな親近は深まった。
-春の雪』
761 :
吾輩は名無しである:2010/03/16(火) 12:18:29
<これは一体何なのだろう?子供染みた疑念が、意識の腋をくすぐっているような
奇妙な感覚だった。金属線を巻きつけられて目一杯引っ張られた羊の腸が、
指で弾かれたり、馬の尻から伸びた毛で摩擦されたりして、世にも美しく鳴り響いている。
そして、それに合わせて繰り返されるのは、「聖なるかな、聖なるかな、……」という言葉!
少年の若い声帯が、大人の男にはもう決して届かない高みの音を、
失われた無垢そのもののように響かせてみせる。------死を嘆き、悲しむというのは、
人間特有の崇高な感情なのだという。しかし、その感情は、こんな馬鹿な道化じみた遊びで
、慰められるように出来ているのだろうか?こんな、ちんどん屋に毛の生えたようなのに、
涙ながらに聞き入って、心静かに死んだ人間のことを思うのが、美しい人間というわけか!
清らかだ!……ああ、いかにも浄らか!……>(「決壊」下巻 p. 377)
762 :
吾輩は名無しである:2010/03/16(火) 13:57:05
>「絲山よ この本を読め」感想文です。
>第二位 「センセイの鞄」川上弘美(文春文庫)
>「料理も気配りが効いていて、もったいないけれどぺろりと食べてしまう、そんな感じ。」
「気配りが効く」?
「気配りが利く」?
絲山秋子「イッツ・オンリー・トーク」
「私は恋愛感情というものを信じていなかった。似たようなものは何度でも私の内に発生
したが、真夏の朝の雲のように薄く気まぐれなものだった。」(p22)
「結局、私のようなお安い隙間家具では嫌だということだろうか・・・・私はクーリングオフされ
た通信販売の商品だった」(p23)
「まあ、政治家なんてものは皆尤もなことを言うに決まっているのだが、飲み屋で聞いた話
がずっとわかりやすい言葉で書いてあった。政治家は翻訳家でもあるのだ」
安っぽい描写と認識絲山って全然たいしたことないんですが
芥川賞とって消えてはいけないわけで
だって今後も面白い小説優れた小説力があるということで受賞させたんだから
芥川賞作品も含めてつまらないレベル低いと言われるとしたら
作者じゃなくて選んだ選者とタレントみたいな作家押すような編集社が悪い
薄っぺらいか中味ないなにやたら文章くどいだけの小説しか書けないよいじゃ中学生でも書けるし
そんな能力なのにちょっとかわいいだけで芥川賞貰っちゃった作家は被害者
若くてかわいいだけが話題性でも数年後には確実におばさんになるわけで
そのとき何を書いてるの?となる
765 :
吾輩は名無しである:2010/03/22(月) 22:02:10
旅の重さもたいした事なかったな
映画はそこそこよかったけど
高橋悦史も元気だった
766 :
吾輩は名無しである:2010/03/25(木) 10:15:26
>芥川賞とって消えてはいけないわけで
そら出版業界的にはそうだろうけど、現実には消えてる作家なんて山ほどいるし
ただでさえ出版不況で小説読む層も減っているんだから仕方ないね。
767 :
吾輩は名無しである:2010/03/26(金) 08:12:40
だいたい、芥川賞受賞作に世紀の傑作なんて
ひとつもないんだから完成度は皆低いだろwww
768 :
吾輩は名無しである:2010/03/26(金) 09:11:18
「あのブドウはどうせ酸っぱいブドウだから欲しくないよ」
と767が高くて手の届かないところに生っているブドウにコメントしています。
ボジョレヌーボーみたいなもんか
毎年解禁のたびにイベントとして飲むけど他のワインより特別うまいわけでもない
今年のブドウは過去最高の出来!
って毎年言ってるんだよなあれ
10年に一人の逸材を毎年輩出する芥川賞!
772 :
吾輩は名無しである:2010/03/29(月) 21:50:45
委員達が、芥川賞の明確な指針でも打ち出せばいいのに。
そうでないから、舞城みたいになんでこれが芥川?ってのが候補に挙がるし、
松尾みたいに演劇じゃねえの?ってのが挙がる。
そして近年の受賞作を否定して、原点回帰を訴えるべき。
今時の、この時代を反映したとかなんて捨てろって。
そんなこと言ってるから、奇を衒ったような、しかし文体は未熟なものが受賞するし。
あと基準がおかしな作家は委員から外してくれ。
池澤と小川と川上と黒井は間違いなく、要らない。
773 :
吾輩は名無しである:2010/05/22(土) 11:07:10
池澤は外国文学を見る目はまぁいいんだが、芥川賞選考に関しては何かおかしいんだよなあ
慎太郎もおかしいところはあるが平野や川上に疑問を呈した点は評価できる
774 :
吾輩は名無しである:
>>482 気持ちは分からないでもないが、破るな。