1 :
吾輩は名無しである:
削除希望。
この先生、小説はもういいから、訳をもっとがんばってほしい。
熱心に紹介したいフランスの作家っていないのか。
4 :
吾輩は名無しである:04/08/27 00:05
これだけ文学賞をとりまくってるのに売れないのは装丁が地味すぎるから?
セカチューみたいな感じにすれば売れるでしょうか?
5 :
吾輩は名無しである:04/08/27 07:51
削除希望( ´,_ゝ`)プッ
6 :
吾輩は名無しである:04/08/27 08:30
>>4
つまらないから。
堀江に文学賞を与える時点で
日本文学は完全に終わった。
堀江の名前を聞くだけで腹が立ってくる。
削除希望
コ ン ナ ス レ タ テ ル ナ・・。
8 :
吾輩は名無しである:04/08/27 15:06
9 :
吾輩は名無しである:04/08/27 18:20
谷崎賞に堀江敏幸さん「雪沼とその周辺」
---------------------------------------
---------------------------------------
第40回谷崎潤一郎賞(中央公論新社主催)の選考会が25日開かれ、
堀江敏幸さんの「雪沼とその周辺」(新潮社)が選ばれた。副賞100万円。
授賞式は10月15日午後6時から、東京・丸の内のパレスホテルで。
(08/25 20:15)
>1
全然読んでいない…orz
11 :
吾輩は名無しである:04/08/27 18:28
>>1 明大てば、文系教授でやってる同人誌、今もあり?
この人は文系でなく経済だか工学だかのフランス語の教師なんじゃ?
13 :
吾輩は名無しである:04/08/28 06:36
>>6 誰も堀江なんて相手にしないから
そうムキになるな。
14 :
吾輩は名無しである:04/08/28 07:54
雪沼読んだけど、スタンスドット以外はイマイチだったような・・・
15 :
ベロベロマシーン:04/08/28 10:17
日野啓三みたいに文学賞を多数受賞したといって威張らないように
また、読者をこけにしないようにお願いします。
堀江さんに限ってそんなことはないと思いますが。
よろしくお願いいたします。
16 :
吾輩は名無しである:04/08/28 12:39
なかなかのびないね。
17 :
吾輩は名無しである:04/08/29 12:08
2チャネラーと堀江敏幸…。
そりゃ、水と油、のびなくても不思議じゃない。
18 :
吾輩は名無しである:04/08/29 12:34
こいつ、いかにも文壇政治的にのし上がった作家って感じ。
削除希望
20 :
吾輩は名無しである:04/08/31 00:22
保守
21 :
吾輩は名無しである:04/08/31 23:42
あと野間と読売取れば主要な純文賞撮り尽くすな
22 :
吾輩は名無しである:04/09/01 09:38
削除希望。2ちゃんねる以下。
23 :
吾輩は名無しである:04/09/01 21:39
なんだこの受賞歴…!? スゲーな!
それに対してこの地味さ…!? スゲーな…
私は赤羽に住んでいたので「いつか王子駅で」を読んでみたがいかった。
削除削除言いつづける森健うざいんだよ
26 :
吾輩は名無しである:04/09/02 06:53
削除希望
27 :
吾輩は名無しである:04/09/02 07:03
ヤハリ、モリタケシノ
シワザダッタカ・・・。
この人の文章は一文が長いけど好きです。
ここでは人気ないのね。
29 :
吾輩は名無しである:04/09/03 19:46
30 :
吾輩は名無しである:04/09/04 16:42
なんかこう、学者の書いた小説ってはじめから読む気がしないんだよな。新書とかならいいんだろうけど。
アカデミックな世界にいる人間に面白いものが書けるわけがないって思うのは俺だけの偏見だろうかね。
31 :
吾輩は名無しである:04/09/05 07:34
いい作家だと思うけどなあ。
この人の文体かなり好き。
海外文学ヲタのixionはどう評価してるのかね。
33 :
吾輩は名無しである:04/09/21 00:58:37
保守age
>>32 「熊の敷石」読んだんだけど、「面白い」という呼び方が適切
かはともかく、文中にさり気なく織り込まれる人間観などに並
一通りではない深さを感じる、と思った。32氏と同様、文体も
かなり好きです。この人エッセイも結構書いてるよね?どんな
感じなんだろ
35 :
吾輩は名無しである:04/10/10 02:53:43
保守
ええやろ
37 :
吾輩は名無しである:04/10/10 23:20:02
こんな頭のいいやつが、学部は早稲田かよ。
本人も屈辱だと思っているだろうけどな。よくある院ロンダと同類に
思われてしまう。
小説を書くようになったのも、「小説家なら東大文学部より一文が実質的
に日本最高」という考えがあったのかもな。
堀江って結婚しているの?
38 :
吾輩は名無しである:04/10/10 23:53:41
してる。子どももいる。
子どもの本借りて感動した話も書いている。
屈辱とは思ってないよ、きっと。
東大の院を受けたら受かっちゃったという話も書いている。
>37は書いたものをまるで読んでいないと思われ。
>>38 「熊の敷石」だけは読んだよ。芥川賞を受賞した作品だからね。
40 :
吾輩は名無しである:04/10/19 11:03:04
今月の岩波図書のエッセイは難解に思えた。
しかもやや冗長にも思えた。主語と述語の関係を把握するのにまず
時間がかかったし。反芻してて良さが伝わってくる小説家とそうでない
場合があるけど、どちらかと言えば、今回の堀江氏のエッセイはそうでない
場合に属するものと評したい。
41 :
吾輩は名無しである:04/10/19 11:34:47
ライブドアの人かと思ったよ
大人しくて、作品にも突出したところがないから
かえって受賞させやすいのではないのですか?
43 :
吾輩は名無しである:04/10/19 14:39:03
上田深夜薀蓄やらせ
芸人板へ
44 :
吾輩は名無しである:04/10/25 02:44:22
「スタンス・ドット」のラストがちょっとわかんなかった。
なんでおじさんは「戦慄」したのかな。唐突な終わり方だよね
>43
ウマイ。座蒲団やる。
46 :
吾輩は名無しである:04/11/26 23:36:44
これからブレイクか!?
おれん中ではブレイクしてる
48 :
吾輩は名無しである:04/11/27 13:57:06
熊の敷石は自分もちょっといいなって思ったんですけど。・・・・・やっぱり人気無いんですね。
49 :
吾輩は名無しである:04/11/27 18:19:46
上田深夜薀蓄やらせ
芸人板へ
50 :
吾輩は名無しである:04/12/07 22:32:14
「いつか王子駅で」は文庫にならないのかな?
>>50 自分が読むきっかけになった
川本三郎に解説をかいて欲しい
「踏み外し」読了、非常に気に入ったので何か読みます。
「踏み外し」ってブランショのバクリ?
54 :
吾輩は名無しである:04/12/21 10:25:37
55 :
吾輩は名無しである:04/12/21 12:09:43
↑わかる。
川上弘美との対談読んだけど、言ってることが
小難しくなくてとっつきやすかった。
いい人〜〜って空気がにじみ出てる気がする。
56 :
吾輩は名無しである:04/12/21 20:12:04
文学「ぽい」ものを書く人だと思う。
文学「ぽい」気分に浸りたい読者には受けると思う。
それだけ。色々な意味で退屈。
57 :
吾輩は名無しである:04/12/21 20:14:07
森健 (もりたけし)
73年愛知県生 慶應大中退 『火薬と愛の星』で第46回群像新人文学賞
単行本発売 『女の子と病気の感染』 角川書店 『火薬と愛の星』 講談社
,.-ーーーー - 、
. / .'""""""""i
l ゝ |
| | / \
| / ‐ ‐
(6 \
ヽ ),,, ─' ))
,.-ヽ.  ̄ ̄l
/ / '''''''○ヽ
| ( ┌----┐_)
| ̄ ̄ヽに○◎。◎| l  ̄|
|___l | ○ .| ヽ__|
|\ ヽ.└----┘) \
|| ̄ ̄ ̄|_| |_|  ̄ ̄ ̄||
(_ヽ(_ヽ
【文芸誌掲載】 「後藤からの手紙」 「楽園の夜に」 「種を蒔く人」 「アンチ神様」
「もしも願いが叶うなら」 「鳥のようにドライ」 「もう一度だけでいいから」
前スレ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1093331865
58 :
吾輩は名無しである:04/12/21 23:33:52
poi
choi
堀江さんはやっぱり書評を書くと光るものがありますね。
小説のなかにもさりげなく、かなり昔の作家の文章を
織り込んで論評していますが、本当に「おいしいとこ取り」の
良い文章を抜き書きされてるんですよ。
わたしは、その抜き書きの美しい文章に釘付けになりました。
かなり本を読んでいないと、あんなふうにはすらすら出てこないですよ。
堀江さんの文体も地味といえば地味ですが、整っていて品の良い
文章で好きです。書くのが遅いらしいですが、こつこつと書いていって
ほしいです。
61 :
吾輩は名無しである:05/01/20 22:53:58
保守しましょ
62 :
吾輩は名無しである:05/01/21 16:57:22
>44「スタンス・ドット」のラストがちょっとわかんなかった。
なんでおじさんは「戦慄」したのかな。唐突な終わり方だよね
遅いレスで恐縮です。そのうえ、バカなこと書きます。尋ねます。
アホなので。
小生、あのカップルが「おじさん」の首筋に刃物をつきつけた、と
読んだのですよ。カップルは、偶然店じまいの日にぶつかってしまった
「強盗」だと。これだと、おじさんの戦慄の意味がわかるんですけど。
これ、やっぱ違ってますよね?
どなたか親切なかた、教えて下さい。
わたしは44さんではありません。
野間新はとってないんですね
文盲が紛れ込んでいるな。
文盲がいるからこいつが評価されてる
66 :
吾輩は名無しである:05/02/15 00:07:38
あげとこうか
67 :
吾輩は名無しである:05/02/15 13:44:42
ニッポン放送株買収騒ぎで、孫が堀江について強引なやり方と言及したり、
プロ野球参入騒ぎで、三木谷と堀江がガチンコバトルを繰り広げていたが、
実は、ライブドア・楽天・ソフトバンクは裏ではガッチリ繋がっているという件。↓
> ライブドアと楽天、そして満を持してダイエーホークス買収に
> 名乗りをあげたソフトバンクの3社は、きわめて密接な関係にある。
> ライブドアの堀江貴文、楽天の三木谷浩史両社長は、
> 以前からソフトバンクの孫正義社長と親しく、前述のように
> 光通信の重田康光社長などのネット人脈との関係も深い。
> 2001年には楽天がライブドアの子会社を買収した過去もある。
>
ttp://www.bekkoame.ne.jp/ha/hf20199/v0411.html
68 :
吾輩は名無しである:05/02/15 13:58:50
コミマサについて
70 :
吾輩は名無しである:05/02/17 20:01:06
パリのエッセイはまあまあ好き。貧乏学生の話好きだから。
でもパリのエトランゼっていうのもいろんな人が書いてるから飽きちゃった。
今はたまにネットでイスタンブールに住んでる人の日記を読んでて
こっちのほうが面白い…。
多和田葉子タンとか須賀敦子のエッセイも面白いけど。
71 :
吾輩は名無しである:05/02/25 20:33:27
河岸忘日抄
72 :
吾輩は名無しである:05/02/25 22:29:20
ホリエモン
73 :
吾輩は名無しである:05/02/27 23:54:25
永遠の書生、その名も堀江敏幸
懸賞小説を経ずに、デビューできてずるいぞ、ほりえもん!
75 :
吾輩は名無しである:05/03/11 00:43:52
河岸忘日抄が発売されましたね
76 :
吾輩は名無しである:05/03/11 00:55:44
遅っ
77 :
吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 23:53:20
78 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 17:03:22
「いつか王子駅で」、売れてるじゃん。買ったら、重版、3刷くらい目だったよ。
なんか、ここでは人気ないねー。中庸の深みっつーか、慎み深さのしみいる味わいっつーか・・・。
龍の「半島を出でよ」買うより、この人の作品群の方が、よっぽど満足度高いと思うけど。
ま、みなさん、嗜好はそれぞれだもんね。
79 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 17:34:07
>>78 俺は村上龍も大好きだよ。堀江さんの小説も好きだけどさ。
面白さの種類が違うってことでしょ。
1ヶ月くらい前の週刊読書人にインタビュー載ってるよ。
80 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 18:09:33
>>79 俺も基本的に龍は好きなんだけど、今回は期待しすぎたのかなあ。過激な発言になってしまい、反省。
今月の考える人に、堀江たん登場してましたな。好感を持ちました。
81 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 23:19:03
ドラゴンと堀江さんの読者ってあわない気が。
単に私がドラゴンに興味無いだけか。
82 :
吾輩は名無しである:2005/04/09(土) 00:08:13
文学部の学生しか読んでない気がする>堀江さんの小説
>>62 最後の一投で、
ハイオクさんの音が聞こえたんじゃないのかと思った。
84 :
吾輩は名無しである:2005/04/21(木) 23:40:52
堀江さんの本は装丁も味がある
いいよな、装丁
「ゼラニウム」は好きだな。全編に流れる不穏で薄暗い感じが。
文章も巧いと思う。
ただ中〜長編になると読んでて飽きる。自分の忍耐力不足だと思うけど。
87 :
吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 12:26:23
なんだこの過疎スレ…。
いい作家なのに…おもしろいのに…。売れてないのか?
88 :
吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 18:44:21
堀江教授にフランス語教わってるのだが
こんなすごい人だと知らなかった自分がハズカシィ
89 :
吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 22:07:50
語学の授業もやってるんだ。
90 :
吾輩は名無しである:2005/06/28(火) 19:37:00
子午線を求めて
購入。
91 :
吾輩は名無しである:2005/06/28(火) 19:44:55
購入しなくてもいいと思うけど・・。
なんかここでは人気ないですね。
日常の何気ない風景をルーペでみて描き写すような細密な描写が好きでつ。
93 :
吾輩は名無しである:2005/08/17(水) 18:19:37
テス
「もののはずみ」出版されたんだが…… みんな買ってない?
そろそろ堀江さんの言いまわしが少し鬱陶しく感じてきた。
「魔法の石版」も最近了読したんだけど、堀江さんが自分でいう通り失敗な気がする。
95 :
吾輩は名無しである:2005/09/02(金) 21:55:30
>>94 >そろそろ堀江さんの言いまわしが少し鬱陶しく感じてきた。
なんかわかるなー。堀江さんの作品は好きなんだけど…。
96 :
吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 21:10:34
age
97 :
吾輩は名無しである:2005/09/25(日) 21:35:30
ジュンパ・ラヒリの「停電の夜に」で、堀江敏幸の解説はやはり文庫本しか載ってないかな?文庫本は表紙があまり好きになれないけど、堀江敏幸の解説が文庫本しかないなら買おうと思っているんですが……
98 :
吾輩は名無しである:2005/09/26(月) 01:28:57
確かに単行本には解説なかったぜ
>>98 そうですか、わかりました〜。ありがとうございます。
age
保守
今、この人なんか連載してる?
103 :
吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 19:48:38
ヌテラバナーヌのクレープが食べたいよぉ
くぅー
昭和住宅メモリーを買ってきますた。
105 :
吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 18:41:09
106 :
吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 23:30:57
堀江さんの書評は安心して読める。
堀江さんがハードボイルドを書いたら結構オモシロそうだと思ふ。書いてくれないかな、作品を読む限りでは興味が無いわけじゃなさそうだけど…ムリやね。
108 :
吾輩は名無しである:2005/12/16(金) 19:32:27
地味だけど文章は良質だと思う。
「砂売りが通る」とかゆー作品がよかった。
109 :
吾輩は名無しである:2005/12/24(土) 16:22:45
文がいいよね。
手書きパソコンどっち?
どっちだろう?
堀江さんのことだから手書きっぽいけど、実はパソコン?
イメージとしては、やはりタイプライターでしょ。
もののはずみに収録されてる「いくさをしらない動物たち」って「戦場に行った動物たち」を文字ってるのかな?
内容からしてたぶん違うと思うけど、堀江さんも結構デタラメなんだなあ。少しガッカリ。
「戦場に〜」はイヤラシイ匂いがするから嫌いだけど。
と、思ったけど出版はホリエモンの方が先みたいでした。
115 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/31(火) 22:25:07
116 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/02(木) 01:15:55
堀江宮内ペアだ
文壇のライブドア
117 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/03(金) 11:40:16
宮内
118 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/03(金) 11:44:48
読んだことない
119 :
吾輩は名無しである:2006/02/21(火) 00:13:56
読売文学賞どうもおめでとう!
116にちょっと笑っちゃったよ。
120 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 00:22:45
読売文学賞とっても人気ないな
好きなんだけどあんまり人気出過ぎないで欲しいなとも思う。
今くらいの認知度でちょうど良いよ。
>>116うますぎ
122 :
吾輩は名無しである:2006/04/03(月) 17:02:49
今日大学で見た。本よんだことないけど
123 :
吾輩は名無しである:2006/04/04(火) 22:11:43
熊の敷石読んだ。
宮澤賢治の「貝の火」にふれてるでしょう。無知で恥ずかしいが「貝の火」がどういうもんか知らなかったから
青空文庫で拾って読んだんだよ。
そしたらホモイもラストで目がアレなのね。
ちょっと驚いたよ。
124 :
吾輩は名無しである:2006/04/11(火) 21:13:49
新作まだー?
125 :
吾輩は名無しである:2006/05/23(火) 08:07:34
保守
126 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 11:40:52
保守あげ
127 :
吾輩は名無しである:2006/07/14(金) 16:45:05
堀江好きな皆さんの愛読作家は?
いいね、それでスレ埋めていこうか。本当に人気ないスレだし。
ありがちで須賀敦子、あと幸田文も好きかな。
129 :
吾輩は名無しである:2006/07/14(金) 19:12:42
島尾敏雄好きです。
「いつか王子駅で」読みました。何となくしんみりした。
130 :
127:2006/07/14(金) 20:04:39
古井好きですが、最近になって初めて堀江さんのエッセイを借りてきました
131 :
吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 21:36:49
「本の雑誌」で対談されてましたね。おフランス語得意だかんね♪
庄野潤三、保坂和志
毎日新聞で連載してる小説ってどんな内容?
134 :
吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 02:22:07
「いつか王子駅で」の良さがわかる人と話がしたいという野望(??)が叶わないまま時が流れていきます。
135 :
吾輩は名無しである:2006/07/29(土) 22:14:22
都電に乗った事がある人であればハマルと思うな。
136 :
吾輩は名無しである:2006/07/29(土) 22:28:57
それとこの方の体感温度かな、うまく言えないけど・・
注目してるけんね♪
堀江さんの作風をしっかり説明できれば、いっぱしの評論家になれるんじゃないのか?
138 :
吾輩は名無しである:2006/07/29(土) 22:33:30
なーるへそ〜♪
ワシはヒョウロク玉じゃけんね、すまそ。
139 :
吾輩は名無しである :2006/08/04(金) 06:39:53
未だに読んだことのない作家でありつづけている。
豊か〜な豊か〜な ホリエ〜
ほめよ〜讃えよ〜ホリエ〜
141 :
吾輩は名無しである:2006/08/09(水) 13:46:30
新刊の予定は、ないのでしょうかね??
142 :
吾輩は名無しである:2006/08/09(水) 14:28:52
世界一のサービス・インスペクターですが、このかたのは、まずいです
柔らかな文体と人を見る目の暖かさ。ええなあ。
二冊しか読んでないのにこげなこと書いてスマソ・
144 :
吾輩は名無しである:2006/08/27(日) 19:34:31
>>143 良い線ついてるじゃんか(・∀・)イイ!!
146 :
吾輩は名無しである:2006/08/27(日) 21:42:48
147 :
吾輩は名無しである:2006/08/27(日) 21:58:30
やる気のない村上春樹って感じだな。
148 :
吾輩は名無しである:2006/08/27(日) 22:16:14
じっさい、松浦とどっちが上だと思う?
150 :
吾輩は名無しである:2006/08/28(月) 11:24:20
「いつか王子駅で」が文庫化だよ〜
>>150 新潮文庫ですかね??
いつ発売でしょうか。教えていただければ幸いです。
>>151 申し訳ありません。
自己解決致しました。
153 :
吾輩は名無しである:2006/08/28(月) 17:03:15
文庫王子駅、大切に読まなきゃ。ずっと持ってると思うから
>>153 私は、お気に入りの小説は、3冊購入します。
1冊…自宅読書用
1冊…外出時持ち歩き用
1冊…気が合った方に贈呈する分
『いつか王子駅で』も当然3冊購入します。
>>154 ヤスケンみたいだな。堀江好きだったね彼も
>>155 154ですが、それは知りませんでした。
ヤスケンと同じって、微妙ですねぇ(笑)
157 :
吾輩は名無しである:2006/08/30(水) 10:03:17
>>156 でも俺はヤスケンで堀江とか松浦知ったんだよね
>>157 ヤスケンの本は、ほんの少しだけ持っていますが、ヤスケンの堀江評は読んだことがありません。
どの作品を推奨(というより批評かな)していたのですか??
159 :
吾輩は名無しである:2006/08/30(水) 15:33:14
ヤスケンって誰?
>>159 安原顯(やすはらけん)『海』などの雑誌の『名物編集者』として活躍。著書多数。
既に鬼籍に入られています。
>>159 数々の作家を発掘し、数々の雑誌を創出し、死後、作家の生原稿を
こっそりと売りまくっていたことがばれました。
サンバ踊ってた人と似てるね。
クロワッサンのエッセイ良かったです。
163 :
吾輩は名無しである:2006/08/30(水) 19:26:43
似てる似てる
164 :
吾輩は名無しである:2006/08/30(水) 23:02:48
>>158 王子駅と熊の敷石、おぱらばんとかもしてたかな。bk1見れば批評載ってると思うよ
>>164 158です。
御丁寧にありがとうございます。
了解致しました。
今日、Jリーグの試合観にいく途中で書店によって
新潮文庫の王子駅買ってきたよ(´∀`)
この人の作品はマッタリよめていいね
最近「熊の敷石」を読んだけど、とてもよかった
他の本も買ってみることにする
>>169 どういたしまして。
お暇な時に、読後の感想をお聞かせ(書き込みして)下さい。
今日いつか王子駅でを買った。
何故か読み進めてしまうんだな・・・
読点の打ち具合が好きだ。
文庫の解説がつまらなく残念。
大きなお世話だろうけど、現代詩作家って飯食えるのかな?
だいたい大学教授が作家になるか、作家が教授になるかのどっちかが多いよね
作家だけじゃなかなかやっていけないでしょう
175 :
sage:2006/09/03(日) 23:29:38
作家で翻訳家で教授ですか。堀江タンの授業うけたーい。
彼岸忘日抄も文庫にならないかなぁ。
176 :
吾輩は名無しである:2006/09/04(月) 00:08:51
30過ぎた独身女の異臭がたちこめるスッドレはここですか?
コダワリの年齢を変えたのか
この人、明治で教鞭とってるのな。早稲田に来ればいいのに。代わりに星野を明治にくれてやるから。
179 :
吾輩は名無しである:2006/09/06(水) 00:57:24
著者近影をみて、何か見覚えがあるよーな・・・
なんて思ってたら、漫画ハンター×2にでてくるゴンの師匠ウィングに
似ていることに気づいた。
181 :
吾輩は名無しである:2006/09/10(日) 21:15:03
それはない。
183 :
吾輩は名無しである:2006/09/10(日) 22:47:29
水木しげる 作
みたいな
最近、堀江さんの作品をいくつか読んだのだけど、
『熊の敷石』よりも『いつか王子駅で』のほうが完成度高いと思った。
フランスをはじめ欧州関連の知識があれば、『熊の敷石』はもっと楽しめるのだろうか?
つぎは『河岸〜』っていうやつを買って読みます。
河岸より雪沼のほうがおもしろい
題材もだけど、その文体が好きだ
この人の作品はストレスなくスラスラと読めてしまえるところが良い。
訳書はまだ手に取ったことがないのだが、何となくだが訳者としても
優れているような「気がする」。
188 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 17:51:37
『雪沼』は失敗作だと思う。
『雪沼』最高(^O^)
気力がどんどん失せてくる小説ばかり
俺は癒されるけどな。まあ、人それぞれだね。
河岸は読んでて死にたくなったよ…年寄り受けねらいすぎ
うーん、何歳から年寄りというのか知らないけど、
もしかして俺も年寄りなのだろうか^^;
俺が河岸に難点をつけるとしたら、製本がショボイことくらい
やはり『いつか王子駅で』は、何回読み返しても、静かな昂奮を感ぜずにはいられません。
終末の咲ちゃんが走る場面では、涙が出そうになりますよ…
195 :
吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 08:06:31
『熊の敷石』と『いつか王子駅で』はいい。『ゼラニウム』はダメ。
196 :
吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 18:00:28
吉田秀和の「モーツアルトを求めて」(白水社Uブックス)に、
堀江敏幸が解説を書いているけど、これがすごくいい。
吉田の文章を収めた本はすでに持っていたけれど、
迷わず買っちゃいました。
197 :
吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 08:14:10
>>196 これ読んだら、吉田秀和も堀江敏幸も、
ますます好きになってしまったよ。
198 :
吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 10:08:56
どんどん文庫化してほしいなあ
中年が読んでじんわり…はわかるが、若い人も読んでいるんだ。
どういう受け止められ方をしているのだろう?
モレも若いヒトだが一冊も読んでねえぞ!( ・`д・´)/ イエー
202 :
吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 11:41:49
>>199 文章がいい。緩やかな川に流されているような感覚。『熊の敷石』に出てくる「なんとなく」という感覚は、そのまま堀江敏幸の小説の魅力だと思う。
203 :
吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 11:52:28
群像の短篇読んだ?
204 :
吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 11:59:41
ちくしょー!親が毎日新聞やめやがったので、堀江さんの連載よめねーよ。。
こうなったら、単行本で出るまで封印しとくか。。
ちなみに21回目までで止まっています。
205 :
吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 12:00:19
>>202 「なんとなく」か…。
「村上春樹・やれやれ」から「堀江敏幸・なんとなく」へ移行中なのでしょうか。
>>203 まだ。群像60周年記念号?買わないといけないですね。
206 :
吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 12:40:57
>>205 堀江敏幸の他に多和田葉子とか松浦寿輝とか、目白押しだから買って損はないと思うよー。
207 :
吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 13:01:50
多和田葉子とか松浦寿輝とかは全く興味ないな
他の堀江感想きぼうぬ。若い人限定でw。
いやん。
212 :
吾輩は名無しである:2006/09/18(月) 10:19:39
私が最も好きな堀江作品は「砂売りが通る」です。
213 :
吾輩は名無しである:2006/09/18(月) 10:26:58
どこがどーゆーふーに面白かったかをかいてくれよー。
印象に残った場面やセリフでもいいでよー。
214 :
吾輩は名無しである:2006/09/18(月) 10:46:54
少女の描写がいい。砂の城の話が印象的。フランス語で眠くなることを「砂売りが通った」と言うのを知ったのもこの作品でだった。
215 :
吾輩は名無しである:2006/09/18(月) 10:55:59
なるほど。
文章がいい、描写がいい、という評価が多いね…。
しかし、堀江の作品は「大きな事件」ってほとんど何も起こらないだろう?
「かつて起こった」というのは出てくるけど、話の中では生々しく
起こらない。
そういう意味で、退屈ではない?
べつに退屈ではないですよ。
そこんとこは人それぞれ、感性の問題だわな。
堀江氏の文体とか作風についはいろいろと考えることもあるし、
ある箇所を指摘して自分なりに説明することはできるけど、
それは卒論のネタにしたいので、ここでは封印しておきますw
通りすがりの者でした。
卒論もいいけど、もうすこうしだけ語ってよw
>>216
218 :
216:2006/09/18(月) 22:24:22
秘密ですw
>>217 つーか、真面目な話とか論旨の展開とかは、実際、誰も2chには
書かないでしょうに。
そういうのは、学生だったら卒論やレポートで使うし、院生だったら
論文にまわすだろうし、あるいは文学マニアとか出版に関わっている
人とかなら、文学賞に応募したり、自分が飯食うために使うでしょうし。
まあ、僕の秘密なんて大したことないんでしょうけど・・・^^;
>>218 >つーか、真面目な話とか論旨の展開とかは、実際、誰も2chには
>書かないでしょうに。
そうかな? そうでもないような気もするけど…。
きちんと相手をしてくれる人もいるし、それがとてつもなく役に立ったってことも
たくさんありますよ。
堀江はまだそんなにたくさんの本を出しているとはいえないのに、卒論なんかの
対象となるんですね。驚きました。
フランス文学の素養も必要そうだし、たいへんそうだな。
220 :
吾輩は名無しである:2006/09/20(水) 18:00:35
『ゆっくり流れてる』って感じが好きです。恋愛とか事件とかがダメなんで、いい作家に出会えたと思います。『王子駅』から読んだんですが、もっと日本舞台の長編を読みたいですね。文章を味わう醍醐味を知った22歳からでした
恋愛とか事件がないほうがいい…アンチクライマックスな感じが
堀江の人気の理由のひとつ?
たしかに、日常よりも温度が低い世界のような
気もしますが……。
俺は早稲田卒なんで、『いつか王子駅で』の都電の描写にはぐっときたな。
早稲田駅から面影橋と進み、大正製薬を望んで都電が右折して学習院下にいくあたりの
描写がとても懐かしく感じた。
223 :
吾輩は名無しである:2006/09/21(木) 01:22:11
書かれているその場所に行ったことがないし、作者も「懐かしい」という言葉を
使っていないにもかかわらず、懐かしさを感じてしまう。
小説には、そういうことがある。
>>222 あのシーンでは、がんこラーメンがふと頭の中に浮かんだw
225 :
吾輩は名無しである:2006/09/21(木) 02:04:13
いっやー、初めての堀江本『王子駅』読みましたよ。
なかなか面白いなーと思いました。
まず何が良いってまずテンポが良い。
文は長いんだけど、どーしてだって思って意味でとってくと
主人公がなんかして風景の描写があって心理描写、で最後にまた客観描写、てのが基本だと思う。
んで、それぞれが長すぎず短すぎずリズム良く進んでくから読んでて気持ち良い。
もちろんただそれだけじゃなくて心理描写のところに過去のことが入って入れ子状になったり
ところどころで引用したりしてんのがアクセントになってて飽きない。
で、全編を通しての走るモノのイメージ、都電、電車、自転車、車、馬、咲ちゃん。
描かれてる人たちは誰もしっかり地に足が着いてて好感が持てる。
温度は決して低くなく血が通ってるように感じた。
主人公も自省はするが他人を見下すようなんではなくていいよね。
何がおもろいってまぁそんなんうまくかけんよー。
そしてがんこの味はこの小説にあわないと思う。
酒飲み杉!w
>>225 >そしてがんこの味はこの小説にあわないと思う。
がんこというよりかはメルシーのオムライスだなw
228 :
225:2006/09/21(木) 02:10:47
んあ、なんんんで俺のことか?
飲みすぎもなにもちゃんと終電で帰ったのに・・・。
素面かよ!
しかし堀江敏幸、なんでこんなに受けてるのか?
230 :
225:2006/09/21(木) 02:22:26
飲んだけど終電捕まえたっつーの。
頭痛いよ。
まぁ100ページ以上は素面で読んだんだ。
つーか上で若い人限定で感想希望とかいってる本人はどーおもってるんだろか。
よくわかんないんだよ、それが…。
たしかに、「面白い」。読み出すと、最後まで読めてしまう。
しかしのう…。
「これでよし!」っていえないんだなあ。
異物感…かなあ…。一筋縄ではいかんような気もするし、単に技巧的な
だけのような気もするし、技巧的こそ、って気もするしね。私小説、かなあ。
俺は技巧的なだけで満足しちゃうよ
>>231 よくわからない。それで良いんだと思うよ。
たしか、宇佐見英治の追悼文に書かれてたと思う。誰かに「あなたの本には答えがない」とか言われて堀江さんは怒ってた。そもそも堀江敏幸はそういうどこにも属さない文が書きたいみたい。
怒ったのは宇佐見英治だったかも。うろ覚えでスマン
>>234 ありがとう。いや、ほんとよくわからないんだな。だからみんなに
訊いてみたいんだ。何かのヒントになるかと表。
年代順にきちんとフォローしているわけじゃないんだが、とくに最近の
はよくわからんね。ほめてるんですよ、これは(笑)。
彼が訳したミシェル・リオの「踏み外し」が本棚のどっかにあったはず。
探してみよう。
宇佐見英治は読んだことないな。さっそくあした、図書館にいってみます。
彼の「小説の方法」が気になる。
238 :
吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 16:20:32
最初に出会ったのが『おぱらばん』で、海外留学&滞在エッセイの変種か、新手の「私小説」かと思った。
で、ああこれは「リアル」な虚構を狙ったレシ(短編)なんだ・・・と納得し
その手際の鮮やかさに唸った・・・というワケ。
正直『熊の敷石』あたりで、「そろそろキツイんじゃない?」と思ったけど
『雪沼』の連作や『王子駅』には、決してそれだけじゃない才能を示してくれたんじゃないか、と。
小説の「才能」に関しては、やはり松浦寿輝なんかとは比べものにならないね。
・・・以上、ひとり語りスマヌ
松浦と並べられることが多いね。
240 :
吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 17:07:32
堀江敏幸の小説は好きだけれど、『雪沼』と『ゼラニウム』は好きになれない。私は松浦寿輝の小説も好きですよ。
241 :
吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 18:20:50
松浦寿輝と堀江敏幸は非常に似ている。
苗字が「松」と「堀」が対応し、「浦」と「江」も対応している。
さらに、名前が「じゅみょうかがやく」と、「さとくしあわせ」だ。
僕は最初、これは何かの陰謀だと思った。陰謀でなければなんだろう?
偶然とはいわせない。どうか。
冗談はさておき、二人は微妙に類似し、決定的に相違している部分が
ある。それぞれの部分を集めると何らかの全体をさししめているかどうかは
不明だ。分かれて二になったのではないことはたしかだ。
二人の対談とかって、あるのでしょうか。
>>238 >新手の「私小説」かと思った
たしかに。その後どんどん「私」が表から消えていっている。
しかし、いなくなったわけではないのだろう。
「河岸忘日抄」は「私は生きていると思われるが私が生きていることを
示すのはも私が生きていることを証明するモノでしかなく、私なのではない」
という感じだったような。
群像の短篇はどうなんだろ? 最後のオチの姿を想像すると笑えるけど、思わせ振りだよなあ。
>>238 正直、後藤明生あたりを読んでいると、堀江敏幸の小説が
新手の私小説かなんてことは全く思わなかったよ。
むしろ、ごくごくまっとうな小説だと思ったくらいです。。
246 :
吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 23:12:46
>>244 ハズレ
>>243 群像の短編読んだ。会話が上手になったような気がする。
三郎助さんに萌え。しかし女性の理髪師に若干違和感アリマス。
その違和感がポイント?
虚→実→虚のパタンが多い。
この人の小説を読んでいると、とてつもなく脱がせ方が難しい服を着ている
女とセクスしているような気分になったりもする。
「じゃ、頭、流しますよ」の件は素直にワラタ。
脱力するよねw
なんか読んでると漱石っぽい感じもするなー、この人。
>>245 うまく言えないけどまっとうなって感覚は俺もわかる。
何がまっとうかはバカ過ぎてようわからんけどな。
なっとう、ねえ…。
251 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 06:44:40
松浦きもい。きもいだろ、文体。
堀江の小説は一般受け(学部生含む)するが、院生で
読んでいるやつはいないだろ。
つまり研究対象にはならない。
やっつけで書いてるからだよ。軽いんだよ、作品が。
それもひとえに文学的問題意識が欠如しているから。
堀江がおそらく馬鹿にしていて、論じもしないフランスの作家に
トゥーサンがいるが、まさに堀江は和製トゥーサンだ。
実はすげー読んでそう。
あと、ギベールのどこがいいか分からん。三流だろ。
>>251 おまえが惨めな文章しか書けない、低学歴院生だということはよくわかった。
253 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 07:37:29
堀江さんは良いトーサン♪
文学的問題ですか。
そんなのなくても楽しけりゃいいよ
漱石と似てるのは高等遊民だから?あこがれるよ。
そんな憧れがあるのでひょりえタン大好きです。
堀江にもしっかりとした文学的問題意識はあると思うよ。簡単には
書いていないと思う。というか、かなり激しい意識があると思われる。
ただそれが巧妙に隠蔽されているんだな。文学的問題意識と自意識の関係
は難しい。むしろ、小説をいかに有効に機能させるか?ということを
考えているのかもしれない。その有効さが機能する場所があるんだ!
っていう堀江の気配が(あからさまではない気配)が、読むものに
ある種の安心感を与えるのかもしれない。「世の中にはまだまだ書くべきもの、
書くべきことがあるんだ」という安心感。
257 :
251:2006/09/23(土) 15:48:04
皆が一斉に堀江を擁護して、松浦はスルーなのがウケた。
例えば初期のラルボー論からそうだが、『郊外』以降の
散文形式で書かれた作品には特に軽さを感じる。
現代で存命の作家で言えば、グラックの散文と比較してみろよ。
話中のエピソードに批評を絡める手つきは一緒だからな。
けど堀江の散文はラストでじわ〜んとくるだけだろ? 違うか?
堀江は例えばヴァレリー論では、ほとんど論じていないに等しいな。
結局B級作家を面白おかしく論じる術に長けた人物だろう。
>256
もう少し皆にも分かりやすく述べる必要があるが、筋のある答えだ。
258 :
251:2006/09/23(土) 15:52:43
おっと、不親切だった。
ラルボー論→ヴァレリー・ラルボー論
ヴァレリー論→ポール・ヴァレリー論
259 :
256:2006/09/23(土) 16:05:23
>>257 >もう少し皆にも分かりやすく述べる必要があるが、筋のある答えだ。
ありがとう。おそらくまだ僕自身もきちんと整理しきっていないので
わかりにくいんだろうと思う。
グラックは知らなかった。探してみます。メモメモ。
なんかきもー
261 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 17:20:33
堀江は「文学的」という言葉が嫌いだと思う。むしろそういうものを批判するために小説を書いているのでは?
>>261 いや、激しく文学的と思うが。
だから読めないなと思うが。
263 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 18:50:27
>>262 君、保坂スレにもいたね。私は堀江敏幸も松浦寿輝も保坂和志も同等に評価しています。
264 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 20:43:41
俺が本格的に堀江を読み出したのと符合して、このスレも盛り上がり始めた。。
これには何か因果関係があるのでしょうか?^^;
わかんないけど、堀江好きとしては嬉しいかぎりだ。
>>264-266 いつのまにやら、ひそかに堀江の読者が増えていたんだな
読者の絶対数が増えただけ、そのうちの何パーセントかっていう
2chのカキコも増えた、という仕組みなのでは?
だれもめぐらし屋読んでないの?
264が何をきっかけに読むようになったか言えばそのなぞは解明されるであろう
270 :
264:2006/09/24(日) 13:48:02
>>269 キッカケは『雪沼』が谷崎賞受賞の帯をひっさげて書店に平積みされていたのを
見かけてから。当時はほかに手をつけている作家がいたので、すぐには購読
しなかったけど、最近になってようやく以前に読んでいた作家をやっつけたので
堀江さんに進みました^^
271 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 07:56:22
『雪沼』は堀江の失敗作だと思う。それから堀江人気が上がったのだとすれば、通俗的な読者がついたということだろう。
>>271 どういうところが失敗作だと思われますか?
273 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 12:39:41
『雪沼』が“失敗作”ねぇ・・・
まあ、その評価の是非はともかく、あの連作の形式は
池澤夏樹のお父っつぁんの福永武彦あたりにあったような気が
もちろん堀江氏の場合は、福永のような「方法意識」の前面化ではなく
むしろそれを見せないようにすることで小説を成立させているかのようだけど
逆に、そこにこそ尖鋭化された「方法意識」を感じる
>>257は「軽さ」といって批判していたけど、その「軽さ」にこそ
堀江的な「深さ」があるんじゃないかな・・・
とは、単なる“詭弁”じゃなく思うんだけどね
274 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 13:19:01
275 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 13:37:39
>>272 堀江敏幸の小説の面白さは、「私」=世界の曖昧さにあると思う。それが『雪沼』では三人称で書かれているからか、世界がはっきり映りすぎている。終わり方も取ってつけたような感じがする。
276 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 15:45:26
なぁんだ、ここにもこんな悲しい奴が湧いてるんだ
>>274
『雪沼』・・・クロスオーバーっていうの?ああいう構成は個人的には
好きだけどね。
>>275たしかに『郊外へ』から『河岸』までの大抵の作品では、私という一人称が
極力省かれてて、主観と客観もかなり曖昧な文章になっているよね。
278 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 18:17:59
世界の曖昧さが拡大されていってるんだろうな。では、「私/彼ら、の世界の曖昧さ」
を堀江の作品のひとつの特徴というか、よくあるフレームだと設定すると、
現代においてそのようなものを描く意味や意義とはどんなもんなんだろう。
279 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 18:42:10
>>278 近代は理性中心の時代で、感性が抑圧されている。堀江は感性の解放を目指しているのではないか。堀江が「私」を極力省略するのもそこに狙いがあって、精神よりも身体感覚を大事にしているように思う。誰か哲学ができる人が分析してくれるといいのだが……。
280 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 19:36:46
>>279 「身体感覚を大事にしている」というのはわかるような気がする。
「眼」を信用していないっていう感じもするね。ひとつの出来事を
「見ること」によって分節化することを快しとしないというか…。
あと、最近よくある小説みたいに、やたらに人が死んだり、暴力シーンばかり
がないのもいい。
簡単に人の死や暴力を書けてしまうというのは、実は死や暴力をきちんと
内面化できていないというか、他者のように考えているからだと思う。
廃墟ブームと同じね。死を、眺めて、楽しむ。暴力と暴力とを連結させる
ことしか考えていない作品がなんと多いことか。とくに若手の男性作家に。
堀江の書く小説にはそういう幼児性(っていってもいいだろう)がない。
むろん、彼の小説に直接的な暴力や死の表現がなくても、それらを迂回
しているわけではない。
むしろ、彼の小説の中心には暴力や死が潜んでいるような気もする。
すぐ足元に淵が口を開いて待ち受けている、みたいな。
281 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 20:14:46
>>280 養老孟司が『身体の文学史』のなかで、三島由紀夫を「目の作家」、深沢七郎を「耳の作家」と言っていたけれど、堀江は後者だね。「見ること」は私の意識から逃れることができないから。むしろ「見える」という状態を大切にしている感じがする。
282 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 20:26:40
堀江モンを読んでいると
五感ってけっこう統合されてないのかなという
気がしてきます。
雪沼について三人称云々でという書き込みがあるけど、
三人称で書くことを試みるのも作家としては必要なプロセスなんじゃ
ないのかなぁ。・・・うまくいえないけど、決して失敗だとも思わないし。
うーん、はっきりと理論だててカキコできないのが悔しい。。
284 :
吾輩は名無しである:2006/09/26(火) 19:05:23
>>283 いや、三人称で書くことは問題ない。それが上手くいっていないだけ。通俗小説としてはよくできていると思うよ。泣いたし。だけど、『雪沼』は堀江以外でも書ける作品なんだよね。もちろん文章ではなく、内容の話。
三人称で描くことによって、対象との距離のとり方が、それまでに比べて
遠距離的になっているってこと?
遠くからの視点になった分、全体像が浮き彫りになっているけれども、
その分、堀江氏特有の距離感とか密度が薄れてしまった、ということでしょうか?
286 :
吾輩は名無しである:2006/09/26(火) 19:55:26
>>285 その通り。初めてだから仕方ないけどね。ただ『雪沼』だけ読んだ人は、堀江を通俗作家だと思うだろうなぁ。
287 :
吾輩は名無しである:2006/09/27(水) 10:59:36
各短編の人物が交差することで一編の長編とも読める『雪沼』の連作形式は、
バルザック人間喜劇の巧妙な応用って感じで、面白いと思ったけどね・・・
288 :
吾輩は名無しである:2006/09/27(水) 11:13:53
全体としては面白いが、個々の短篇としては弱い。
289 :
吾輩は名無しである:2006/09/27(水) 13:14:02
高橋たか子のロンリー・ウーマンに似てるのかな、雪沼って。読んでないからわからないんだけど
雪沼は各編ともよくまとまっているが、まとまり過ぎているとも受け取られるかもな。でも作家志望の人間には参考になる教科書てきな作品だと思う。
291 :
吾輩は名無しである:2006/09/27(水) 19:28:22
山田詠美の『風味絶佳』と同じ意味で良くて、同じ意味で悪い。どちらも谷崎賞を受賞しているしね。
292 :
吾輩は名無しである:2006/09/28(木) 11:02:59
ん〜、詠美タンのと「同じ意味」で良くて悪いって、どこがなの?
カンタンでいいから説明求む
293 :
吾輩は名無しである:2006/09/28(木) 11:20:15
>>292 商品としては良い。芸術作品としては悪い。
近代では芸術作品は商品でもあるから、
「売れる」ことも大事。しかし単純に芸術作品として見た場合、通俗小説としか思われない。
めぐらし屋が連載終わったみたい。はやく単行本にならんかな。
>>294 単行本がでるまで、どのくらいの期間がかかりますかねぇ。。
いまから楽しみだ。
12月くらいには出るのでは?>単行本
297 :
素人:2006/10/01(日) 00:21:12
めぐらし屋・・・。読んでいました。あれで終わりなんですか?
文末に小さく(おわり)って書いてあってびっくりしました。
めぐらし屋は書評的要素はあるんでしょうか? それがないと通俗小説と言われても仕方ない気もしますね。だからか、小説としては巧いんだけど「雪沼」は再読回数が一番少ないです。
補足ですが、堀江さんの中では「雪沼」は終わってないみたいで、もう一冊くらい出版されるかもですね。
>>297-298 単行本がでるのを楽しみにしているのだから(俺以外にもいるはず)、
めぐらし屋の「ネタばれ」とかは書かないでくださいね。
文学的評価云々も単行本がでてからにしませんか?
なんなんだよ、おっさんw
あ!?( #゚д゚)
おっさん言うな、ヴァカ
最近、長嶋有が気になるんだけど、堀江敏幸好きで読んでる人いない?
『めぐらし屋』は、来春刊行予定だそうです(本日付毎日新聞夕刊)
305 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 21:19:42
>>299 この人のせいで、すっかり書き込みがなくなってしまったようで('A`)
「めぐらし屋」ってどんな商売なんでしょうね。
皿回しとか玉乗りとかが浮かんだ。
『めぐらし屋』は読んでいないけれども、この人が扱う日本の街って
早稲田や王子周辺などいわゆる下町(お城”下町”ではなくってダウンダウン)が
多いですね。印刷機や旋盤の音がいまにも聞こえてきそうなイメージ。
それか郊外にある小売店とか。
これはこの人の出身地とかと兼ね合いがあるのだろうか?
多治見は都市にもなれない田舎にもなれない中途半端な町だよ。
309 :
吾輩は名無しである:2006/10/19(木) 03:24:27
多治見は陶芸がさかん(だった)町です。
310 :
吾輩は名無しである:2006/10/19(木) 21:05:46
age
311 :
吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 23:32:46
小川洋子が谷崎賞なんて世も末。
312 :
吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 23:36:34
>>311 でも堀江敏幸は小川洋子の小説が好きみたいですね。
あらら。
314 :
吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 00:25:49
堀江の翻訳の仕事はどうなんでしょう?
図書館で見つけたボードレールの本。
ひょりえタン、ボードレールも研究してるの?と思ったら
一文字違いの別人でした・・・
^
フィリップ・ソレルスの「神秘のモーツァルト」が堀江敏幸の訳で出るみたいですよ。
毎日日曜版でやってた連載の主人公にさん付けしてたのはなんで?
むず痒かった。
教授に作家、翻訳家だなんて羨ましいぜ!
現代の高等遊民だな、堀江は
319 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 15:49:24
320 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 17:40:05
>教授に作家、翻訳家
このうちの一つにでもいいからなりたいな・・・(;´Д`)
肩書きも仕事も金も、すでに持ってる人のところに集まる
まあ、逆に言えば一つ成功すれば、あとは芋蔓式に行くわけだな。。
323 :
吾輩は名無しである:2006/11/20(月) 22:07:06
小島信夫スレに文章がアップされてますね
324 :
吾輩は名無しである:2006/12/05(火) 01:05:39
あげ
325 :
吾輩は名無しである:2006/12/05(火) 17:55:30
「神秘のモーツァルト」発売だよ。
保守
保守
翻訳の新作を読了した人がいたら、感想よろしくお願いします。
330 :
吾輩は名無しである:2006/12/22(金) 02:20:34
保守
保守
保守
何か話題はないのでしょうかね??
センター試験出題乙!
「送り火」がセンターの小説に出題されました。
大学受験板より、センター国語出典
799 名前:大学への名無しさん 投稿日:2007/01/20(土) 14:58:31 ID:HXnfglv/O
山本健吉日本の庭について
堀江俊幸送り火
兵部卿物語
竹葉亭雑記
今日センター受けて初めてこの人を知った。
で、ちょっといいなと思って検索かけてここに辿り着いた。
俺のまわりの受験生には評判よかったよ。
感覚的な描写がうまいんだろうね。
でも本当に「なんとなく」な文章だから、
現代文の問題にすると難しかった…。
339 :
吾輩は名無しである:2007/01/21(日) 00:30:40
著作権乞食の別役爺みたいなケチイことはこの人は言いませんようにw
340 :
吾輩は名無しである:2007/01/22(月) 22:58:18
>338
君は2ちゃんに来てる場合じゃないでしょうがwww
勉強汁!
俺が受験生のころは2ちゃんなんてなかったな。
ネットすら普及していなかった(大学入学後に普及)。
あと、学歴板とか大学生活板とか、結構、歪曲された情報が
多くて受験生には有害かもなぁなんて思ったりする。。
情報過多ってのも良くないやね。。
>>340 勉強と2chなんかしてねーで堀江さんの小説でも買って来て読め。
センターから二次まで余裕あるやつが絶対勝つ。
つーか国立なんかいかずに、堀江さんや俺の後輩になるってのはどうよ?
まあ、堀江さんは院は東大だけど^^;
344 :
吾輩は名無しである:2007/01/23(火) 09:31:53
>342
>340だが心配すな
漏れはもう院生だ
345 :
吾輩は名無しである:2007/01/23(火) 16:56:56
>>344 すまん。
>>338にだった。
センターの問題を新聞で読んで、久しぶりに堀江敏幸再読してる。
再読のきっかけになるだけでもうれしいもんだ。
センター試験にも出題されたのね…
実は堀江さんの文章って大学受験で結構出題されてるのよね
保守
>>339 堀江さんは学校側の人間でもあるわけだから、そういうことは
おそらく言わないでしょう。
にしてもフランス文学なんていうとエログロの変態小説で、それに関わっている
人間も変人に違いなんていう皮相な印象をもっていた自分が堀江さんの
小説をはじめて読んだときには、そのマッタリした世界観に驚いたw
349 :
吾輩は名無しである:2007/02/01(木) 18:02:50
「いつか王子駅で」の咲ちゃんの描写が気持悪い。
350 :
吾輩は名無しである:2007/02/01(木) 23:24:17
351 :
吾輩は名無しである:2007/02/02(金) 00:29:17
「あっは」って笑うとこか?
352 :
吾輩は名無しである:2007/02/04(日) 19:11:41
この人、厄年?
こんなわかりにくくてつまらん作家の作品を
現代国語の問題で出されるなんて俺から見たら悪夢だな。
評論でいえば蓮見の文くらいの苦痛だわ。
>>353 「わかりにくくてつまらん」などという、その感性を疑わずにはいられない。
355 :
吾輩は名無しである:2007/02/06(火) 22:59:39
保守
保守。
命題退職?
保守です。
保守かたがた。
>>302 ふつうは須賀敦子、杉本秀太郎、多和田葉子とか、あるいは
川上弘美、梨木香歩あたりが趣向の似た作家だと思われるのだろうけど、
意外に長嶋有も堀江さんに近いところにいる気がする。
最初は下手だったし、バラつきはあるけど、だんだん小説が巧くなってるのはたしか。
『夕子ちゃんの近道』とかかなり巧緻。
>>307 多治見は、夏には全国の最高気温をたたきだしたりする酷暑の町でもある。
でも都会とちがって、昼間の炎暑も夕には収まりやすい。
母校のとなりには葡萄棚のあるカトリック修道院が建つ。
>>353 論理的で明晰な文章だし、むしろわかりやすいんじゃないの。
晦渋さにおちいらずに、微妙にぴたりとくる表現を充ててくる。
もちろん名文家なのは認めるが、ほんのちょっと頼りないんだよなあ。
内容も、文章の進め方もいいのだけど、日本語自体がほんの少しだけね。
うまく言えないけれど、たとえば翻訳家をタイプに分けるすると、
この人は柳瀬尚紀ではなく、どちらかというと村上春樹だ。
村上春樹の文章って「やっぱり」すごく巧いけど、その日本語に頼り甲斐があるとは言えないじゃない。
それを、これまた日本語の近代主義者である加藤典洋や荒川洋治は褒めたりする。
けどまあ、「ことばは世につれ」だし、その意味で
谷川俊太郎が現代日本語の規範みたいになっているとすれば、
この指摘にも分はないのかもしれないけどね。
それに昔の作家こそ、かなりゆるい文章を書いていたりもするわけだから、
どこまで日本語を詰めるのかというのも、むずかしい問題だね。
「頼りない日本語」って何?
文章の固さ柔らかさを指すのか、表現としての強度を指すのか、
分かりかねる。
どちらにせよ、堀江氏の文章は感覚的に見えてその実とても研ぎ澄まされており、
「頼りない」という語には違和感を覚えるなぁ。
うん、とても研ぎ澄まされた文章なのはわかっているつもりです。
柳瀬尚紀と村上春樹を対比させてしまったのは、
正統的な日本語みたいなものに過敏なぐらい意識的か否かということなんだけど、
あまり「正しい日本語」みたいなことを言い立てると、つまらないし、
結局「正しさ」を言い募るほうがダサくなって「負ける」んで、もう言いません。
「頼りない」っていうのは、悪く言いすぎた。申し訳ない。
その分けかたで言えば、文章の硬さ柔らかさじゃなくて、表現としての強度かな。
たとえば江國香織の文章(日本語)って、なんだか頼りないじゃない?
でもその頼りなさがいいんだよね。
もちろん堀江さんの文章は、江國さんほど融通無碍じゃないのだけど、
ときに似たような隙間が生じていることはあると思うということ。
江國さんに対しては、もともと読み手としても
理知的であることをそれほどは期待していないから、
乖離のある比喩をみてもそれがかえって余情を醸すということにつながるんだけど、
堀江さんの場合は、すごくぴったりとくる表現のときは文句はないにせよ、
ちょっと微妙(かつ機械的)な比喩だったりすると、
「ここはちょっとパズルに堕したな」という気がしないでもない、という感じでしょうか。
続き
江國さんは隙間で勝負できる作家だけど、
堀江さんはそうじゃないだろうという思いがあるのだとおもう
(他方で、川上弘美は理知と隙間、両方で勝負できる気がする……)。
うまく言われへんけど。
もちろん堀江敏幸の文章じたいは同年代で随一と言っていいとすら感じている。
いまの時代、張りつくように的確な表現を追い求めすぎて息苦しい文章になるより、
ちょっと隙間を残しておくくらいの方がいいのかもしれない
(というか、それでも、いま活躍している書き手のなかでは、
群を抜いて的確な表現をされるかただとも思ってはいるんだけど)。
ただ、257の指し示す「軽さ」とは違うと思うのだけど、
表現としての軽みが、ときに気になってしまうことはあるってことかなあ。
長文スマソ。
なるほど。仰りたいことは何となくわかります。
うーん、突き詰めれば抽象的かつ感覚的な議論になりそうなんでうまく返せませんが、ひとつ個人的な見解を述べると、
堀江氏の持つ「軽さ」は時代背景に起因しているとは考えられませんかね。
小説というメディアの存在が「軽い」ものになったからこそ、
この時代に小説を書くということに対して自覚的な人物の表現にも
ある種の軽さが滲み出るんではないか、と。
だからあなたの仰りたいことは分かる気もするのですが、
メディア論的な視座からすれば、
どこか無い物ねだりにも思えてしまいます。
「軽さ」については、ラルボーの「幼なごころ」に書いてある解説をそのまま堀江敏幸に置き換えれると思うよ。
うちの大学で堀江さんの講義があるらしい。
講義名は「創作講座」。
受けるには30枚以上の散文か2000字以上の書評を提出し、
15名以内に選考で残らなければいけない。
まあ、駄目元で頑張ってみますわ。
もし受かったら、講義の内容などを報告に来るかも。
明治大?
>>369 いや、早稲田。なぜウチで? と俺も思った。
課題のネタが思いつかねぇ。小説でいこう、と思ったのだが
文芸部として活動していた高校時代以来、ろくに文章書いてないもんだから
どうもね。
最悪、その講義の時間帯に必修科目が滑りこんできて(その場合、必修が強制的に優先される)、
門前払いされるかも。
あまり期待しないでおいて下さい。
372 :
369:2007/03/12(月) 08:53:09
知らなかった。実は俺も早稲田だw
調べてみます。
373 :
369:2007/03/12(月) 09:02:49
>>371から調べたらハケーン。
俺も取れたらスレ汚しにならないに程度に報告しますわ。
失敬失敬。
374 :
368:2007/03/12(月) 17:25:56
>>369 おいおい、競争率が高くなるじゃないかw
書きこまない方がよかったかなw
冗談冗談、一緒に頑張って堀江さんに会おうぜ!
要するに、明大教授→早大教授ってこと。(移籍)
なるほど、移籍か。
俺が大学に入ったころあたりから、妙に教授が充実してきたな。
石原千秋も最近移籍してきたし。
いやぁ〜、堀江さんにあえる現役生が羨ましい。。
つっても俺が在学中は堀江さん、まだデビュー前だったけどなぁ。。
早稲田といえば、たしかまえにもカキコがあったと思うけど、
『いつか王子駅で』の都電早稲田駅から出発する描写が大好きです。
あれは早稲田出身者ならでは視点だと思った。
河岸忘日抄を大谷能生のCDをかけながら読んでみてる
379 :
吾輩は名無しである:2007/03/16(金) 23:55:26
堀江さんのシラバス読みましたが、出席3分の2以上やレポート8000字など評価は結構厳しそう。
谷崎潤一郎を1年間かけて精読する授業を取ろうかなーって思ってます☆
抽選で外れて青山南先生になったらどうしよう。。。。
レポート二十枚なんてちょろいじゃありませんか。。
出席なんてしてあたりまえだし。
最近のガクセーさんはもっと頑張るべきだと思います><
三十路男より
>>379 二文では小説の指導はしないという不幸に比べれば…。
というか大学生にもなって☆つかうとは…w
「めぐらし屋」が4月下旬に発売みたいです。
情報サンクス
楽しみだ
384 :
368:2007/03/19(月) 13:03:30
申し訳ない、書きこみにミスがあった。
登録要領をよく見てみると、散文作品と書評を「どちらも」提出しなければならないようだ。
俺の書きこみを見て思い違いをしてしまった人、ごめんなさい。
きっと大丈夫。堀江敏幸読者は注意深いはずだ。
なんて嫌味なカキコなんだw
それじゃまるで368が・・・w
387 :
368:2007/03/21(水) 11:41:47
388 :
385:2007/03/21(水) 16:25:18
>>386 深読みしすぎだw
しかしその隙を与えた自分の不注意さがもどかしい。嗚呼。
保守
390 :
吾輩は名無しである:2007/03/30(金) 17:15:11
『いつか王子駅へ』っていつの話なの?
保守
>>1 この4月から母校早稲田の教授。
いま4月10日午前4時〜5時NHKラジオで堀江氏が喋っている。
作品を髣髴とさせる人となりがよく伝わってくる内容と
語り口だな。
センター試験の立会い官を初めて担当したら、たまたま国語の問題に
自分の小説の一部が出題されていて驚いたそうな。
問題は難しくて自分にも解けない、そんなに巧くまとめられないからこそ
長々と小説に書くわけで…みたいな話をしていた。
「絶対に手を抜かない仕事、生き方」というのが印象的だ。
明日も続きがあるらしい。4月11日(水)午前4時〜5時NHK総合ラジオ
393 :
吾輩は名無しである:2007/04/11(水) 03:49:41
>>392 thx!
ちょうど起きていたから、聞いてみるよ。
394 :
吾輩は名無しである:2007/04/11(水) 05:13:23
>>392 「市井の生活をみつめる」と題した談話の二日目。
堀江氏「…きっかけという言葉は僕には強すぎる。…動きはじめ…」
大きな事件や変動でなく、ほんのささいな変化や動きに鋭敏に感応するという。
「瞬間的に成り立つ親密さもある。一瞬でいきなり
核心に触れてしまうような親密さ…。
おそらく積み重ねの上に瞬間成立する『作意の無い親密さ』。
その瞬間の火花の散り方…それは憧れであって、
それがないと芸術も、成り立たない…」というような事を語っていた。
たしかにコミュニケーションも理解も
日常的に連綿とした交友や関わりからでなく、
時空を越えた接近の仕方で、或る瞬間に、核コアの熱源に触れて痺れるような
格別の道があり、精神の連繋はそこで成立する。
それが多分、文学が書かれ読み継がれる理由でもある。
395 :
392、394:2007/04/11(水) 05:18:38
処女作「郊外へ」がやはり、原点であるとも語っていた。
インタビュアーがやや付き過ぎの感があって喋りにくそうだったが
苛立ちもせず終始誠実な対応。昨今珍しい信頼に足る作家だな。
この人のデビューの仕方は羨ましい。。
新人賞経由とかじゃなくて、雑誌かなんかに連載を
依頼されたんだよね?たしか。
既得権者というか、知識人は良いよなぁ。
まあ、俺も人を羨んでばかりじゃダメだが。
昨日、初授業だった。
講義名は、「文芸選択演習3 B 〜短編小説を、読んでみる」
創作講座も取りたかったけれど、そちらは時間割の都合上断念。
堀江先生はやや小柄な方だった。大学教授特有の威圧感はなく、終止穏やかで
謙虚な物腰を崩さない。ほぼイメージ通りの人だった。
第一回だったので、講義は雑談まじりのオリエンテーションといった感じ。
話しぶりが面白く、ちょくちょく笑いが起きる。
先生曰く、自分はやる気のない教員なのだとか。
「(授業)やめていいですか?」とおっしゃった時は、つい吹き出してしまった。
細かい話の内容は、文章力に難があるので箇条書きで記す。
・明治から早稲田に移ったのには、ちょっとした事情があった(トラブルを匂わすような言い方)。
・フランス語の教員としてではなく、作家として教壇に立つのは実は初めてである。
その上、文芸批評というジャンルにおいて生徒を評価する基準が自分にはよくわからない。
ゆえに、生徒たちを評価する資格は自分には無い。
なので「先生」ではなく「堀江さん」と呼んでほしい。
・授業は一方的な講義形式ではなく、グループで生徒が自主的に参加するような
形にしたい。
・グループ分けや取り上げる短編小説は生徒の希望を反映しながら、おいおい決めていく。
↑
生徒それぞれが、紙に取り上げたい作家を書いて提出した。
芥川やカポーティなどの大御所が多かったようだ。
俺が書いたどマイナーな作家が選ばれることはまずあるまいw
そして、川端康成の「合掌」(「掌の小説」収)のプリント刷り(三枚)を配布して授業はお開き。
四月いっぱいは川端康成を扱うようだ。
以上が初回の授業でした。冗長になってしまい申し訳ない。
何か質問・要望・改善点があれば遠慮なくどうぞ。
>>397 レポ乙。
学生ではなく「生徒」になっているけど、それは堀江さんが
生徒って言葉をあえて使っていたということ?
それとも君がそう書いただけ?
それによって、意味合いが違ってくると思うのは俺だけだろうかw
>>398 先生自身は「学生」とおっしゃってた気がします。
確かに、高校生ならまだしも大学生に「生徒」では少々違和感がありますね。
次から訂正します。
400 :
吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 20:04:44
400
ライブドアの社長から作家とは凄い人ですね
やっぱ波乱万丈の人生だからさ、なかなかの私小説だよね!
って・・・、たしかにブックオフとかの兄ちゃん姉ちゃんあたりは、堀江さんの
本をレジに出しても、ぱっとみで「いまさらホリエモンかよ( ´,_ゝ`)」って
勘違いしているのが多そうだなw
そういや、授業中に先生自身がホリエモンを話題にしてたな。
「堀江の『堀』は土へんだけど、それを間違う人が多い。
ホリエモンが有名になったから間違いも減ったと思うんだけど……」と。
土へん以外の「ほりえ」ってあるのか?
掘江
>>404 そっか、それがあったな。度忘れしてた。
掘江
>>397 レポ乙です!
私も堀江氏の講義受けたくなりました。
早稲田受けたいな……。
>>407 もし早稲田を受けるのなら、文学部(文化構想学部?)じゃないと堀江さんの授業は
ほとんど受けられないのでご注意を(オープン科目である創作講座は例外)。
先生は正規受講者以外は認めないという方針らしいので、講義に潜りこむということも
不可能みたいです。
文化構想学部の初年度の受験倍率はかなり高かったみたいだね。
新学部ってそういうものなのかしら。
だいぶまえ、早稲田学報に新学部の構想が大まかに載っていたのを
読んだときには、二文のカリキュラムを若干発展させて学部名を変えた
だけじゃん、なんて思ったものだけど。
410 :
吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 00:53:54
>>408 潜り無理なんですか!
そうか……。
今(未だにw)法か文か迷っている状態なのですが、どうしよう。
堀江さんの授業にはかなり魅力がある。
まず早稲田に受からないと
412 :
吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 15:44:42
>>408 堀江先生はオープンの授業はやってないと思うが…?
>>409 実質ほとんど変わっていません。学費上がっただけ。
設備も教員も急には動けまい。長期的にはどうなることやら、って感じです。
>>412 やっぱり受験生にしろ、世間にしろ、学部名で食いつき方やみる目が
変わるんだろうなぁ。
二文はいろんな人間が通いやすくて、学費も安くて、まさに早稲田の
良心だったのだが。「二」っていうのが世間的にはよろしくないのだろうな。
いまは学部名を変えて、はやりの昼夜開講ですか。。
肩書き
早稲田大学文学学術院教授
ん?
文芸系は
三田さん星野さんが出て、
堀江さん教授に。盛田さんも復帰ってこと?
つーか、三田は知っていたが、星野もでたのか?w
あいつ大嫌いだから、めでたいなw
>>413 まあ、実際「文学部」なんてなんじゃいなっていうのが世間の目でして…。
かと言って美術系と名乗るわけにもいかず(ハード的に無理がありすぎる)、
「文化構想」なんていう中途半端な名称になったという噂。
安くそれなりに質の高い教育と昼間の自由な時間。
悪くない学部でした。(スレ汚し御免)
>>412 ああ、オープンじゃなくて広域科目Tだった。
すまない。
つか、そろそろ早稲田の話題はスレ違いになりかねないので控えた方がいいかもな。
"創作講座"なんて無いよ
正しくは「創作指導」だね。失礼。
こっちの方を取っている人はいないのか?
>>418 明大時代は過疎ってたのに・・・
堀江さんについての情報があるのはいいことだよおもうよ^^
>>397 臨場ナマ現場ルポは読みがいがある。
希望:時々拝見するので今後もぜひ続けてもらいたい。
質問:君が書いた「どマイナーな作家」とは?
>>422 そう言ってもらえると嬉しい。
これからもできる限り続けていこうと思います。
俺が書いた作家は幻想小説家の津原泰水。
元少女小説作家とは思えないほどの卓越した文章力を持つ。
短編集『綺譚集』の妖しくもきらびやかな世界に一度触れてしまったら、
もう病みつきになってしまうだろう。この短編集はどちらかというと純文学よりなので
ここを見ている人には特におすすめ。
最近『ブラバン』でヒットを出したので、名前を聞いたことのある人もかなりいると思う。
だが、芥川やマルケスに比べりゃマイナーだよなぁ……。
そもそも先生が知らない作家なら取り上げられる確率は極めて低いじゃないか。
過小評価されてる感のあるこの作家を、他の受講生にも知ってもらいたかったんだが。
そういや、もし先生がここを見ていたら俺が特定されちまうなw
同じ科目とってるけど堀江さんは皮肉がうまいと思う。
今言ったの皮肉だよな〜とは思うけど不快にならない。
あと半端じゃなく頭いいのが、知識をひけらかさなくても分かるな
ドラゴンクエスト・ダイの大冒険にでてくる師匠とか、
ハンター×ハンターにでてくる師範代のウィングとかに
雰囲気が似てるんじゃないの?w
勝手な想像だが。。
ああ、しかし、現役生が羨ましい。
ここ読んだら、早稲田に行きたくなりますね……。
頑張って早稲田に行こっと。
古本屋で堀江敏幸の『ボードレールの迷宮』を見つけて、こんなの堀江さん出してたかなと思ってパラパラ読んでたら、堀田敏幸だった。結構おもしろうなので一応買った。
それにしても紛らわしい。
『バン・マリーへの手紙』が5月18日発売です。
429 :
吾輩は名無しである:2007/04/21(土) 15:37:07
既出覚悟
池 沼 と そ の 周 辺
>>423 津原泰水は充分メジャー作家だろ……
こんなマイナー作家知ってる俺ってかっこいいとか思ってるお前は馬鹿
431 :
吾輩は名無しである:2007/04/21(土) 15:43:39
沖縄県の方へ(命に関わる注意事項です)
沖縄県での選挙ですが、どうか民主党だけは避けてください。県民の生命に関わる可能性があります。
民主党の最大の公約は一国二制度(※)ですが、一度「一国二制度 沖縄 三千万」等で検索をお願いします。
この際、民主党のHPで調べても良いです。以下の注釈↓と矛盾することは書いてないはずですから…
※一国二制度
簡単に言えば沖縄を中国と日本の共有物にし、そこに3000万人の中国人を入植させます。
(つまり沖縄人口の 96% を中国人にして、実質、沖縄を中国人の居住地とします。)
さらに「自主」の名の下、沖縄で有事が起きても自衛隊は干渉できません。
3000万人の中国人が、少数派となった130万人の日本人に何をしても、です。
そして反日教育を受けた中国人の反日感情の強さは、ほとんどの日本人の理解を超えるものです。
今回の選挙で民主党が勝った場合、「自主」「発展」を連呼しつつ段階的に進めていくことになります。
自主と言っても、自主を認めるのが「住人の96%が中国人となった」後だということに気をつけてください。
発展と言っても、新沖縄の少数派となった「少数民族日本人」の発展ではないことに気をつけてください。
>>423 まったく初耳の作家…。しかし興味が湧くなぁ。
少し調べてみよう。
>>427 思い切りウケた。一字違いとはまた…。古本屋にいったら見つかりそうだな。
>>432 興味をもっていただいて嬉しい。
長編なら少年トレチアが文庫で簡単に手に入るので、そちらもよかったらどうぞ。
木曜日の授業は、川端康成の「合掌」の感想を学生が一人ずつ述べていくといった
形式で進んだ。
そのため堀江先生自体の読みはあまり明らかにならず、少々残念。
キーワードとして「白」という色彩が持つ意味、見る見られるという関係の二つ
を挙げていたが、具体的な解釈については黙したままだった。
来週以降に期待しよう。
どうも先生は、自らの解釈を「絶対の回答」として受け取られるのを回避しているようだ。
学生の読みも「僕は全部正解だと思う」とおっしゃっていたし。
今日『めぐらし屋』発売されますね。
地元の本屋に「うちには配本ないかも」というようなこと言われたけど、
一応取り置きを頼んだ。
配本されますように。
>>434 レポ乙。
436 :
吾輩は名無しである:2007/04/29(日) 18:28:37
>>433 …女の人への手紙かと… orz
意味がわかるとかえって読みたくなりました。
>>434 乙です。講義受けられていいなぁ…
437 :
吾輩は名無しである:2007/04/30(月) 02:54:21
俺も昨日、紀伊国屋で『めぐらし屋』買いました。
堀江さんは現役の人では唯一読んでいる作家さんです。
堀江「先生」は早稲田で飯食うとき、どこがお気に入りなのかな?
学部生時代のお気に入りがきっとあるはず!
作品のイメージからするとフェニックスあたりでコーヒー飲んでそう^^
と妄想したOBでした
439 :
438:2007/04/30(月) 04:08:40
そういえば『めぐらし屋』の著者紹介も早稲田大学文化構想学部教授となっていましたね。
新学部とともに堀江氏の早稲田でのキャリアもスタートですか。
なんだか春らしくていいですね。
440 :
吾輩は名無しである:2007/04/30(月) 22:22:29
小さな作家堀江
『めぐらし屋』購入しました!!
保守
保守
445 :
吾輩は名無しである:2007/05/11(金) 23:22:32
sage
『めぐらし屋』といい、最近の短篇といい、川上弘美か?
なんだろう、三人称にすると大体作家は同じ感じになるのは気のせいかしらん。
たしかに最近の中堅以下の作家は三人称をものにしていない作家ばかりだな
堀江にしても一人称(を省略した)文体にしてはじめて読めるものになっている気がする。
三人称にしたとたん全登場人物の描写や存在感が薄っぺらくなる。
あいまいな視点の問題かな?
堀江さんの授業取ってる人まだいる?
今週使うプリント紛失してしまったので自力で調達しようと思ったけど
作品名思い出せないので教えてください
>>448 もう遅いような気がするけど、一応。
今週取り扱う作品は、村田喜代子の短編集「望潮」の表題作です。
>>449 いやいやいや。ものすごく助かりました。ありがとう。時間までに調達してみる。
「望潮」か・・・。自分の記憶力のなさが分かった。
とスレ違いな質問をしてしまってごめん。
堀江さんの小説では『いつか王子駅で』が一番好きだ。
だけどあの作品の中で主人公が自転車で走ったところって
地図で見た感じそんなに距離ない気がするのだが
体力使ってるような書き方されてるよね。
距離の割にコースがキツくて体力消耗するんだろうか。
今ふっと思った、「こんな堀江敏幸は嫌だ」。
yoshiの本を片手に、
「お父さんもこういう本を書けばいいのに。でもお父さんの文才じゃ無理か、あっは。」
と娘に言われて、どうして咲ちゃんみたいな、健気ないい子に育たなかったんだろうと夜中に泣きぬれる堀江敏幸。
「『めぐらし屋』って、薄すぎねー?ま、新聞連載だから、これくらいの湯加減でって、思ったんだろうけどさ、あっは。」
と娘に言われて、どうして咲ちゃんみたいな(以下略)
早稲田大学、麻疹の為休校の原因が堀江敏幸。
堀江敏幸そのものが嫌だという書き込みを見て、夜中に泣きぬれる堀江敏幸。
フランス留学中、卓球を挑んできた人の良さそうな中国人を
ボコボコに負かす堀江敏幸。
セラムンのビーナスのコスプレしてる堀江敏幸。
来週の新日曜美術館に堀江さんが出演するみたい。
>>453 禿ワロタwww
>>455 5/27ですね。
最近、堀江さんを知り、本屋で見つけたものから購入して読んでいるものですので、
写真で容姿は知っていますが、声を聞いたことがないので、今から楽しみです。
本を読むのは早いほうですが、堀江さんの本は読み終えるまでに時間がかかりますね。
確かに。
薄い本が多いわりには読むのに時間がかかる。骨があるというか。
取り立てて難しい語句を使ってたり、漢字の割合が多いわけでも無いのにね。
やはり理由はこの三つかな?
1 風景描写が多い。
2 時々、やたら長い文がある。
3 薀蓄が多い。
1、2はともかく、3は教養の無い自分にとってはかなり辛く感じるな。
堀江さんの小説の語り手はおでん屋のオヤジの声から
とあるイングランドの詩人を思い出したりするから困る。
458 :
457:2007/05/25(金) 22:38:28
おでん屋じゃなく、米屋(佐竹精米店)のじいさんだった。
やっぱり流し読みはいけないね。
459 :
吾輩は名無しである:2007/05/27(日) 12:06:05
あっはage
461 :
吾輩は名無しである:2007/05/27(日) 15:06:47
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「こんな堀江さんは嫌だ」
カマンベール投げに日本人で初出場する堀江さん。
予選落ち
参加賞はカマンベールチーズ
しかも賞味期限切れ。
ひとまず保守
今日の毎日新聞に書評を書いていたね。
内容はいまどきの韓国文学ぽかったので、読まなかったけど。
たしか星野智幸も書いていたような・・・。。
星野は日経の最終面にもエッセイ書いてたし。
☆
468 :
吾輩は名無しである:2007/07/02(月) 10:49:08
昨日NHKで吉田秀和の特集やってて、その中で堀江さん出てきたんだが、ひどかったな。
意見が意見の体をなしてない。まさに牛のよだれのような感じだった。何かあったのかな。
>>468 それ、俺も見た。
堀江は確かにキョドり気味だった。テレビ向きじゃないんだろう。
それより突然石平先生が出てきて自慢話始めたのには笑ったww
>>468 >まさに牛のよだれのような感じだった。
これって堀江の作品そのものじゃん。
小説にしてもエッセイにしても、こんなのばっかり。
471 :
吾輩は名無しである:2007/07/03(火) 19:30:17
堀江の存在そのものが、でしょう??
472 :
吾輩は名無しである:2007/07/03(火) 21:37:27
ageてまでいうことか
確かに
正直、『めぐらし屋』はがっかりな小説だった。
これが堀江のレベルなのか、それとも初めて(?)の
新聞連載でうまくいかなかっただけなのか。
どっちなのかは次の小説で判断するか。
475 :
吾輩は名無しである:2007/07/17(火) 14:03:11
ほしゅあげ
先日、初めて「熊の敷石」読んだけど、文章に誠実な感じを受けた。併載の砂浜を母子と歩く話の方が良かったけど。あと、アンソロジーで読んだ運転手が孫の為に黒電話捜す短編が良かった
堀江や松浦寿輝、川上弘美あたりが
文壇の実力者となっていくんだろうけど
古井の劣化版の、そのまた劣化版としか思えない。
堀江のあの超省エネペースの受賞歴ってなんなのよ・・・
と思うのは俺だけか?
果たして、そこまで評価されるほどの作品群だろうかね?
べつに堀江の作品で好きな作品はいくつかあるけど、
それでもなんかちょっとあの受賞ペースには疑問なんだな。
479 :
吾輩は名無しである:2007/07/21(土) 03:42:55
>>478 チョンだから?
あのライブドアの堀江もそうだったし、だが苗字だけでは判断できないが。。
うちの母方の姓は堀江だけど純粋に日本人だよ。
俺の大学時代の友達の友達は華僑だけど服部と名乗っているからたちが悪いw
仮に在日だったとして(この仮定がそもそもどうしようもなくくだらないけど)、そのことと堀江敏幸の受賞歴がどう関係あるっていうんだよ。
今までの受賞作は、それなりのレベルはクリアしてたんじゃないか?
と思うようにしている。というか、まあ、思いたい、と思う・・・。
一番好きなのは、無印の『いつか王子駅で』だけどなあw
それよか『めぐらし屋』だよ。これは精読していくとボロがでてくるように
感じてしまうんだが、そう思うのは俺だけなのかなあ。
新聞連載だったから難しかったのかもしれないけどね。
オイラも『いつか王子駅で』が一番好きだよ。
まあ、オイラは、競馬が好きだからという面があるから、若干のバイアス込みでw
>>487 なんでも陰謀論とかでしか説明できないような馬鹿には本当に腹が立つ。
お前が言う「裏」って何だよ。
>>488 同意。
というか、相手にしては駄目だよ。
馬鹿がうつるから。
『雪沼とその周辺』の文庫が発売だよ。
>>490 調べてみたが、解説は池澤夏樹みたいですね
質問なんですが、堀江氏の小説・エッセイでフランスを舞台にした本て
熊の敷石、郊外へ以外になにがありますか?
いまフランスにいてちょっと読みたいなと思ったので
493 :
吾輩は名無しである:2007/08/07(火) 09:39:09
質問だしあげてみます。すみません。
494 :
吾輩は名無しである:2007/08/07(火) 10:14:15
河岸忘日抄
495 :
吾輩は名無しである:2007/08/07(火) 15:45:10
>>492 ゼラニウムに二作くらい入ってたような…
図書館で借りたから曖昧らけろ
496 :
吾輩は名無しである:2007/08/07(火) 18:11:24
フランスかぶれとは、まさにコイツのこと
>>494, 495
ありがとうございます。「おぱらばん」もフランスが舞台みたいですね。
どれにしようかなあ…。
「雪沼」の文庫版、買ったどおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜
久々にいい文章かく青年だな。
日本人の近年の作家にありがちな鼻につかないところがいい。
ふむふむ
つかその文章で褒められても嬉しくないと思うw
俺めちゃめちゃ堀江敏幸好きなんだが
皆はこの人以外で誰の本読んでる?
もっと歳行ってるお爺ちゃんと思ってたら
意外と若くて吃驚
506 :
吾輩は名無しである:2007/09/01(土) 19:58:07
>>504 最近読んだのは織田作、木山捷平、深沢七郎、色川武大、田中小実昌、古井由吉とかかなあ
あとなんか柄谷行人みたいだけど安吾と中上健次が好き
なんつーかいざ挙げてみると全然本読んでないな俺……
507 :
504:2007/09/02(日) 19:34:23
>>506 おぉっ 渋いっ
その中だと坂口安吾と古井由吉しか読んだことない
名前すら知らないのがちらほら… 未熟者だ…
参考に読んでみるよ
ちなみに俺は他に池澤夏樹と須賀敦子が好きだ
でも堀江敏幸以外の本読みたくて聞いてみたけど
考えてみたらスレ違いだよな…
ありがとな!
>>507 とりあえず、堀江が『いつか王子駅で』で取りあげている作家でも読んでみたらどうか。
有名どころで安岡章太郎とか。
>>507 いや、すごく不勉強かつ偏ってると自分でも思うww
有名どころで未読の作家作品も多いし、現代の海外の作家とかほとんど読んだことないし、
さらに評論やら文学理論やらもほとんど手つかずだし
さらにスレ違いだけど色川武大の「百」と田中小実昌の「ポロポロ」は
個人的にとても好きな本なので未読ならぜひ読んでほしい
堀江好きならけっこう合うような気がしないでもない
スレ違いの上に長々と失礼しました
回送電車3が9月25日に上梓されるよ。
堀江氏が本の中で紹介してた、島村利正は凄くいいよ。
滅多に本屋でみかけないけど。
オイラは古本屋で買った。
>>512 受賞歴が評価のすべてではないが、平林たい子賞と読売文学賞も受賞している
いまでは知る人ぞ知る作家なんだよな>島村利正
ウィキペディアに書いてある経歴を読むとなかなか面白いね
俺も昨日、たまたま外出先の古本屋で『妙高の秋』(初版、のちに読売文学賞受賞)を
手に入れたところだよ
しかし、Amazonで島村利正の講談社文芸文庫の
星が低くて笑った。
気分悪くなりそうなんで、文章は読んでいないが。
515 :
吾輩は名無しである:2007/09/18(火) 03:11:39
10月1日保守
秋の夜長に「いつか王子駅で」を、しみじみと読む。
文学なんて学問じゃねーんだから
不勉強とか気にしなくていいんだよ。
それには本当に同意する
520 :
518:2007/10/19(金) 19:42:44
保守をしなくて大丈夫だろうかと危惧するので保守
最初に「熊の敷石」を読んで、断然うまい人とは思いつつ
いまいちしっくり来なかったんだけど、
とくに初期作品に顕著なあの仏文的というか、
駒場的というか、あの固有名詞の折り込み方には、みんな違和感はなかった?
後、ユダヤ繋がりでしかないんだけど、ゼーバルト『アウステルリッツ』みたいに
写真を挟んでくれたらいいなと思った。なんかこう視覚というか五感を刺激されるので、
その場にいたいと思わせてくれる。逆にいえば固有名に寄り掛かり過ぎとも感じる。
でも好きだよ!
保守
堀江さんのスレなんてあったのか!
保守がてら書き込み
>>504 内田百閨A寺田寅彦、庄野潤三、青木玉、平出隆、木山捷平、
町田康、笙野頼子、清岡卓行、カズオ・イシグロ
堀口大學の訳文も好きだな あとは全く違うジャンルではあるが
フレドリック・ブラウンなんかも好きだな
525 :
吾輩は名無しである:2007/11/16(金) 06:05:11
>>524 錚々たるメンバーの中に、フルボッコ町田が入っていて笑ったw
植物関係の雑誌にエッセイあったよ。
馬は椿が好きである。
保守
528 :
吾輩は名無しである:2007/11/29(木) 21:52:14
堀江って実際馬みたいな顔してるね
529 :
吾輩は名無しである:2007/11/29(木) 22:40:03
新刊は出ないのかな?
531 :
吾輩は名無しである:2007/12/23(日) 02:59:02
馬じゃないよ…
福田和也が堀江のことをディレッタントだっていってるぞ
533 :
吾輩は名無しである:2007/12/31(月) 21:44:18
ほう!そうだね。
534 :
吾輩は名無しである:2008/01/03(木) 03:54:04
祝。お誕生日。
『いつか王子駅で』読了。
台詞がほとんど間接話法か自由間接話法で直接話法がほとんどない
(少なくとも、括弧で挿入された台詞は一つも無い)のが面白いな。
それがあのやたら息の長い文章と相まって不思議な感じ。
『雪沼とその周辺』も読みたくなってきた。
ふむ
『熊の敷石』購入したけど、こっちは直接話法を普通に使ってるな。
息が長い(にも関わらず不思議な疾走感がある)文体は健在だけど...
ほほう
『熊の敷石』読了。(後の二編はまだだけど)
予想通りというか、直接、間接、自由間接の三話法が使い分けられてる。
議論してる場面でも自由間接や間接だったりするのが面白い。
いい意味で海外文学者的というか、久々に文体だけで読ませてくれる作家だと思う。
まあ一般受けはしない作風だろうし、兼業してるのは賢明だと思うが...
(その一般受けしない作家を二冊文庫化した新潮も大したもんだが)
542 :
吾輩は名無しである:2008/02/08(金) 21:40:02
>>541 その二冊は純文ファン受けする作品だと思うよ
文庫化されてないのはもっと一般受けしないってことか...
中公や河出にそういうのを文庫化して貰いたいもんだ。
非常勤講師&翻訳&その他バイトの知的貧民な主人公は昔の堀江本人なのだろうか...
(単純な電気批評で失礼)
545 :
544:2008/02/09(土) 16:30:55
「伝記批評」だな。またまた失礼。
546 :
吾輩は名無しである:2008/02/11(月) 00:08:02
文壇のホリエモンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
547 :
吾輩は名無しである:2008/02/11(月) 00:18:20
堀江と保坂さえいればあとはいらね。
保坂は未読だけど、文体とか作風とか堀江に似てるの?
まあ作風は似てるかも...
文体は全然違うけど。
昨年早稲田で先生の創作指導の授業をとった方、レポしてくれませんか。
堀江の授業か。
本当に面白そうだな。
552 :
吾輩は名無しである:2008/02/18(月) 20:58:04
553 :
吾輩は名無しである:2008/02/18(月) 23:37:56
『ブーヘンヴァルトの日曜日』は素晴らしい小説だった。
554 :
吾輩は名無しである:2008/02/19(火) 00:25:20
この人は本物の作家だな。
嘘の無い人だ。
555 :
吾輩は名無しである:2008/02/19(火) 01:22:58
この才能が多治見市という岐阜の山奥から生まれたことに驚くべきだ。
日本のことを書くようになってから、真の作家になった気がする。
文句なし、若手ナンバー1だね。
>>552 年度が終わった時点で聞いてみたかっただけなんですが。
もう少し芸のある荒らしをしてください。
なんという不毛な釣り合い。
559 :
吾輩は名無しである:2008/02/20(水) 00:01:15
多治見ッテ陶器の町だった
だから町工場やら職人やらの世界に惹かれるのかな?
多治見ネタでもなんか書いて欲しいもんだ。
まあもう書いてるかもしれないけど...
>>555 岐阜県といっても最南端だし、その南は瀬戸市だから(名古屋まですぐ)
それほどのド田舎でもないと思うけどな。
564 :
吾輩は名無しである:2008/02/21(木) 21:19:58
山奥じゃないけど、田舎さー
しかし、さすがに陶芸の町、なかなかよいギャラリーやカフェ
がある。瀬戸よりも文化的かな。
瀬戸も陶器の町だけどね。
「大量生産」に毒されてないのかな?
566 :
吾輩は名無しである:2008/02/24(日) 10:20:46
瀬戸は瀬戸焼、多治見は織部焼。
その違いはあるかなー。
平野啓一郎の足元にも及ばないわけですがね
568 :
吾輩は名無しである:2008/02/24(日) 15:06:06
堀江ねえ、こいつも野崎以下の池沼
保守
13日は「桜花賞」
「桜花賞」と言えば「いつか王子駅で」
『河岸忘日抄』が5月に新潮社から文庫化されるみたいね。
解説は誰が書くんだろう。
573 :
吾輩は名無しである:2008/04/27(日) 12:19:09
野崎歓あたりじゃない?
一番書いて欲しかった向井敏はもうこの世の人じゃないけどね...
574 :
吾輩は名無しである:2008/04/27(日) 14:12:25
文庫出てたよ
解説は鷲田清一だった
575 :
吾輩は名無しである:2008/04/27(日) 18:03:29
ホリエモン
>>567 何をとっちがえた事をぬかす。
木の芽どきの妖気に頭が狂ったか。
堀江敏幸の爪の垢でも煎じて飲めば平野啓一郎のどうしようもない日本語も
ほんの少しはましになるかもしらん。希望はまあ、ほとんど無いが。
577 :
吾輩は名無しである:2008/04/28(月) 21:44:11
平野とかは論外として、
堀江さんの文章も悪くはないけど、さほどインパクトが
あるものとは思えないな。
なんか研究者が書いたような模範解答的な調子の文章
って感じがする。個人的には。
堀江さん嫌いじゃないし、それなりにこの人の作品読んでいるけどね。
昨日の毎日新聞の書評、蜂飼耳『転身』について書いてたけど、
この書評は良かったと思う。
つーか、毎日新聞の書評は面白いね。
丸谷才一が監修しているだけある。
文章はさほどうまくないし、さしたる認識もない
平野に一歩も及ばないな
>>578 >文章はさほどうまくないし、さしたる認識もない
>平野に一歩も及ばないな
いや、それは流石にないよ。
好きな人はともかく、嫌いな人でも、平野と違い、
「正しい日本語」をいかに読みやすく書いているかは認めざる得ないんじゃないか?
平野厨を相手にすると荒れるからほどほどにな
>>577 あの書評のどこがよかったの?(いや、非難してるわけではありません)
なんだかポトラッチ的書評だと思ったけどな。
あれよりはその前の永瀬清子『短章集』の評のほうが丁寧だった。
てか、いま「毎日jp」見てみたら、堀江さんの書評だけ(?)オンラインでは読めないんだね。
なんで?
クリスチャン・ガイイ、野崎歓の翻訳で読んだけど、
堀江と感じがかなり似てるな(間接話法を多用したりとか)。
たぶん堀江もあの辺は読み込んでるんだろうな。
ガイイの間接話法多用は文章にジャズ的な躍動感を加えるためだろうけど
(直接話法はどうしても文章が間延びしてしまうから)堀江の場合もたぶんそうだろうな。
保守
河
うわぁぁ夏の文学教室と講義がかぶった・・・orz
せっかくの招待券が・・・
単位をとるか堀江をとるか・・・
安価頼む
>>587
両方諦める
588 :
586:2008/07/04(金) 21:49:23
orz
両方は…別に諦めんでもいいだろw
私は仕事休んで堀江をとるが
今になって知ったけど、『回送電車』の文庫が出たね
文庫版の書下ろしを読んで切なくなった
591 :
吾輩は名無しである:2008/07/08(火) 10:03:50
>>590 よくわかんねーけど、作品に妻や子供が登場するからといって
作者が妻子持ちとは限らないよね
>>591 小説ではなくて、エッセイに妻と娘が出てきたのと、
去年サイン会に行った時、結婚指輪をはめていたので、
それで、気になったもので。
スレ汚しすみません。
この回答者、答えるならソースも書いて欲しいよな。
エッセイにはあたかも本当のような創作もあるようだから鵜呑みにはできないけど、
奥さんと娘さんは何度か出てきてるから、これでいなかったら堀江おもしろいやつだな。
離婚は知らんが。
あと俺としては過疎るくらいなら汚してほしい。
594 :
吾輩は名無しである:2008/07/08(火) 20:17:20
てゆーか、妻子がいるかどうかって何か重要なことなの?
気にする奴の理由が分からない
って女ってのはそういう生き物なのかねw
質問者が何でそんな疑問を持ったのか、その理由も知りたいが、
回答者が、ソース等一切無しでただの願望を書いたんならそれはそれで怖いな。
女だからってwww釣りだろ?wwwww
確かにこの質問者が奥様はどうのこうの言ってるのにはゲンナリするが、
作家自体に興味を持つなら悪くないと思う。
でも「離婚されたのでしょうか」って言ってるのはどういうことだ
質問者はそういう意味で書いたんじゃないだろうけど、「離婚されたのでしょうか」だと、堀江さんが奥さんから三行半突きつけられたみたいだねぇw
『回送電車』で奥さんと娘さんのことを書いていた→どこでだか知らないけど堀江さんが独身と聞いた→じゃあ離婚したのか?
だと思うけど。
揚げ足取りになるけど、だったら、「離婚なさったのでしょうか」と書いた方がいいんじゃないかと。
つい、日常会話でも小説やエッセイのような言い回しをして、イラっときた奥さんに怒られている堀江さんを想像しちゃったよ。
こないだの表象文化論学会での堀江氏、訥々とした誠実な語り口でめちゃめちゃ好感度高まりました
堀江氏の講義受けてる人うらやましい
講義中ジャズとか流すってマジ?w
私が受けている授業では、そんなことはありませんねえ。
生徒の発表でジャスを扱う人がいれば流れますが。
なるほど598みたいなのをKYというのか。
>>599 そうですか。堀江さんの授業には休憩があって、その間ジャズのレコードをかけるって間接的に聞いたもので。
レスどうもです。
あーあと今日文学教室でお姿拝見しましたが普通に左手に指輪ありました。
>>602 mjk
前の方座ってたんだけど見えなかったんだよなあ
明日さっそく図書館で島村の本探してくる!
表現それぞれは(多分日本私小説由来だと思う)あっさり系なのに、
テキストレベルでは緊張が途切れそうでなかなか途切れないから
気がつけば大きな流れの中に飲み込まれている感じになる。
クラシックで言えばシューリヒトやスクロヴァチェフスキーみたいな
あるタイプのブルックナー名指揮者を思わせるスタイルだな。
(どっちも楽曲(=テキスト)全体から見て、どの声部(=エピソード、物語)と
どの声部を絡ませれば面白く聴かせられるか」を重視するスタイルだから)
どこを縦読み?
???
同時展開してる複数のエピソードが一見無関係そうに見えても実は関係あるところとか。
まあそんなのは別に堀江に限らないけど...
609 :
吾輩は名無しである:2008/08/28(木) 09:55:24
本人キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
手書きキターー!!!!!!
611 :
吾輩は名無しである:2008/08/28(木) 13:11:35
堀江さんの授業を受けられるなんてうらやましいなー
昨日六本木行って新刊?じゃないけど買ってきた。
外国文学は食わず嫌いしてたがどれもおもしろいな。
5日行く奴はいないのか?
>>612 5日って何のこと?、っと早速ぐぐってみたら!
超ありがとう!!!知らずに逃すところだった。
予約も無事できたので楽しみです。ほんとありがとう。
「池沼とその周辺」を読みました。面白かったです。
615 :
吾輩は名無しである:2008/09/05(金) 17:08:59
どこが、どう、おもしろかったのかな?
616 :
吾輩は名無しである:2008/09/05(金) 20:43:09
横レスだが
>>614-615 やっぱり、池沼に対する周りの生暖かい視線が、
堀江さんの滋味豊かな文体によってさり気なく描かれている
ところ、が魅力じゃないかな・・・?
堀江さん今日のサイン会の話では手書きじゃなさそうだったなー Mac使いか
なんかみなさん、堀江さんがどんな音楽聴いてるか気になってたんだねw 自分も気になってた
グリーク、いいね。
七月ごろの京都造形大学だかの講演では、原稿は手書きって言ってたよ。
パソコンで書くことに違和感を覚え始めたとかで。
619 :
吾輩は名無しである:2008/09/07(日) 21:23:31
原稿と言っても、小説なのか、翻訳なのか、エッセイその他なのか?
講演の議題からして小説かエッセイかな。
漢字変換に関する違和感について話してた。
音楽の質問はちょっとどうかと思ったぞ。
どうせならもっと文学に関する質問を・・・と思ったが浮かばなかった。
最後の店員さんの質問がいちばんまともだったな。
ともあれまたやってほしい。
622 :
吾輩は名無しである:2008/09/08(月) 08:03:12
書き手のスタイルや仕事にもよるわな
安部公房なんかはワープロでも全然影響がないって言ってたし
フィネガンズウェイクの翻訳で有名な柳瀬さんなんかは、
ワープロとCDロムの辞典がないと仕事にならないと言ってたし
一概にPC(ワープロ)が悪いというわけでもない
623 :
吾輩は名無しである:2008/09/08(月) 09:07:34
>>621 確かにw
でも堀江さんが音楽を語ると面白いはずだという期待感があるんだよなあ。
>>618 そうだったんだ。サイン会で、アメリカの作家(たしかジュノ・ディアズ?)の
ことを指して、
当時おなじマッキントッシュのG4使いだというのを知って親近感を
もった、とかおっしゃってたので
てっきり今もタイピングなのかと。
七月の講演は早稲田の表象文化論学会かな。
行ったんだけど手書き云々については聞き逃してたわ…
625 :
吾輩は名無しである:2008/09/08(月) 17:13:03
手書きってことは、書き直しが少ないってことなのかな?
今日週刊ブックレビューに出演だー
>>627 偶然に見ました。堀江さんのお勧めの一冊の小川国夫が男前なんでびっくり。
今回のはおもしろかったですね。
永江朗さんのおすすめの「おそ松君」のイヤミに堀江さんがフランス文学者らしく
おフランス帰りだなんて実に嫌ですねwといったり、シェーというのはフランス語の
シェールやシュールでしょうかなーんてちょっと真面目にコメントしているのがおもしろ
かった。でもほんとにシェーがシュールでも意味的にはおかしくないんだよね。おフランス
帰りの嫌なやつイヤミの虚実取り混ぜた詐欺師的な性格に信憑性がプラスされたことで
余計イヤミの存在が面白みを増しました。赤塚先生がご存命ならばきっと喜ばれたかも。
>>628 「フランスがらみの人にろくな人はいないんですよね」とか言ってたよねw
シェーはsurとかchezかも?ってコメントに永江氏が「さすが仏文学者」ってつっこんでたのも笑えました。
堀江節炸裂してましたね。
止島読みたくなったし、吉増剛造さんを紹介してたのが個人的にうれしかったな。
夏の文学教室で、堀江さんとは別日に講演された吉増氏を見たけど、いい意味で狂人だったw
ゼミで、教授に「その人知らない」って言われた。
「そうだよな!知らないものは知らないって言っていいんだよな!」とか
「いや、でもこう安定して評価されてきてるのに・・・」とか
「それでも文学部の教授か!」とか思った。
堀江にも教授にもショックだった。
ほんとに、周りで知ってる奴がいないのだが。
国文だからか?
仏文のやつらは知ってるのか?
知らないっていうのがかっこいいと思ったんじゃないすか
632 :
吾輩は名無しである:2008/09/25(木) 14:25:48
もぐりもいいとこ
私の周りで堀江を知っている人
・15年以上前に渡仏した親友
クリスマスプレゼントと一緒に『いつか王子駅で』の文庫本を贈ったら
「大学時代、こういう切れ目のない文章を翻訳(仏訳)させたがる教授を思い出した。」
と、愚痴メールがきた
・小川洋子ファンの滅多に会わない幼なじみ
(小川洋子の)書評書いたり、対談したりしているからと言ったら
「今度文庫見つけたら読んでみるわ」
あれから会っていないので、読んだかどうか不明
以上二名。しかも、どちらも私が教えた
二人とも、私以上に純文系の本を読んでいるんだが
スレチだけど、学生時代(国文)、小林恭二の『電話男』で卒論書こうとしたら
教授に「まだ評価の定まっていない作家は辞めなさい」と止められて
坂口安吾の『道鏡』で書いたのを思い出した
一応その教授は小林恭二を知っていたけど
芥川賞獲ってるのにね
>>634 受賞の有無に関わらず、存命中、現役の作家は卒論にするのはやめといたら?
って指導は普通だけどね。
サリンジャーみたいなケースは別だろうけど。
俺は言うこと聞かなかったがw
>>630 っていうか、堀江さんだって教授なのにw
研究者としての業績ってめぼしいものあるの?
>>633 亀だが、『いつか王子駅で』を読んで、そんな感想しか持てない親友などとは、絶縁しちまいな!!
絶縁だ!!絶縁!!
639 :
吾輩は名無しである:2008/10/23(木) 09:08:10
熊とかおぱらとか王子とかエッセーとか読んで堀江さんええわーと思ってたけど、
めぐらし屋読んでこれはないわと落胆した。
理由は?
641 :
吾輩は名無しである:2008/10/26(日) 04:10:54
必要以上に近づく必要もないでしょう。
学生側の配慮とはそういうことです。
堀江さん超タイプ 結婚したい
643 :
吾輩は名無しである:2008/10/26(日) 12:51:44
ちょっと、そういう発言は、やめなよ…。
2chだし、犯罪予告でもないんだから別にいいんじゃない?w
「考える人」物足りなかったなー。
645 :
吾輩は名無しである:2008/11/08(土) 10:36:47
新刊出てた。
どう?
子午線を求めてみたいな売れなさそうな本でも文庫化されるんだから
もっと色々出そうだな。(まあすぐ絶版だろうけど...)
独自の「スタイル」を完成させていて何を読んでも安心できるって意味では、
新人類世代ではほとんど唯一の人だと思う。団塊より上ならいくらでもいるけど。
いや、これが以外と絶版になってないんだよね。
文庫or新書化されたんで単行本が絶版になった位で。
『ゼラニウム』や『本の音』、『つきにでかけたおんなのこ』(堀江敏幸訳の絵本)が品切になっているようだけど
(『ゼラニウム』と『本の音』は違っていたらごめん)。
売れなさそうで地味なのに堀江さんの本が殆ど絶版になってないって、嬉しいけどなんか凄い。
まあ、青土社の『おぱらばん』は、出版社がマイナーなんで当分絶版にはならないと思うが。
あんなに賞とってるのに、影が薄いのだな……
読むとおもしろいから、おすすめなんだけど
649 :
吾輩は名無しである:2008/11/11(火) 16:07:06
×売れなさそうで地味なのに
○売れなさそうで地味だから
650 :
吾輩は名無しである:2008/11/12(水) 03:45:15
『未見坂』どうなの?
この人にノーベル賞をあげたい。
新刊の話題がいっさいないってwww
新刊、最初の3話読んだけど
あんまり面白くない。 でも楽しみに読みます。
好きなのは 『郊外へ』 『いつか王子駅で』 『雪沼とその周辺』『河岸忘日抄』
毎日新聞に書評が出てた
実は文庫本解説もいろんな所で書いてる。
まあ全部が全部当たりじゃないのが残念だが...
656 :
吾輩は名無しである:2008/12/20(土) 05:43:31
ノーベル賞なんて絶対あげなーーい!もう嘘つかれるの嫌だー
滋味ゆたか
658 :
吾輩は名無しである:2008/12/23(火) 11:58:25
玄人向けだし、ノーベル文学賞狙えるかもよ??
659 :
吾輩は名無しである:2008/12/23(火) 12:10:16
それにしてもいまいち売れないのはなんでだろ? 作品のタイトルが悪い気がする。
あと掲載雑誌。
TV放送作家の堀江利幸と間違えやすいからとか!?
ふーんあのお笑いの作家が小説なんか書いてんのかあ。読まねーよ。と思って
スルーしつづけてたアホな私。
ホリエモンと間違えて読んだよ。
662 :
吾輩は名無しである:2009/01/02(金) 02:31:32
660さん、面白いね。
読まねーよ、って所が好き。
今日、誕生日じゃなかった?
堀江さん、おめでとうございます。
663 :
吾輩は名無しである:2009/01/02(金) 09:40:26
ほんとうにほんとうにつまらない
文章もほんとに下手くそ
664 :
吾輩は名無しである:2009/01/02(金) 14:26:18
↑坊やだからさ
665 :
吾輩は名無しである:2009/01/02(金) 16:47:02
文章下手なのはガチでしょ
666 :
吾輩は名無しである:2009/01/08(木) 00:14:57
うむ、雰囲気詐欺
みなさん、批判するなら実例をあげながらにしましょう。不毛です。
実例をあげて語るほどの価値があるのかどうか、私には疑問です。
669 :
吾輩は名無しである:2009/01/08(木) 23:57:32
「幼なごころ」の解説ホントつまんないですね堀江さん
文章の雰囲気はいいのに、
文体の雰囲気が変。
文体とは何か、どこがどう変なのか。
なんというか、教科書文体を挟んで泉鏡花みたいな文体と堀江敏幸の文体が隔たっている感じ。
673 :
吾輩は名無しである:2009/01/11(日) 07:52:50
なんでこんなのに騙されるの?
意味わかんない
674 :
吾輩は名無しである:2009/01/18(日) 04:15:36
自分と家族の食い扶持ために、
出来もしない講義されるのはいい加減迷惑だね。
作家としては認められても、教授職はお世辞にも向いてるとは思えない。
よその家庭の子は犠牲にしても、
自分の子は可愛いようだね。
675 :
吾輩は名無しである:2009/01/18(日) 04:18:02
自分と家族の食い扶持ために、
出来もしない講義されるのはいい加減迷惑だね。
作家としては認められても、教授職はお世辞にも向いてるとは思えない。
676 :
吾輩は名無しである:2009/01/18(日) 04:20:39
自分と家族の食い扶持ために、
出来もしない講義されるのはいい加減迷惑だね。
677 :
吾輩は名無しである:2009/01/18(日) 04:23:35
締切を伸ばしたり、やりたくない仕事を断るための口実に、
教授職に就いてるようなクズ人間。
678 :
吾輩は名無しである:2009/01/18(日) 04:31:37
堀江のクラスの生徒には自殺者も出てる。
見て見ぬふり腫れ物触らずのあの性格、物書きとしては許されても、教師業では許されない。
なんで教授なんてやってんだ?
いい迷惑だってなんで気付かねーんだ?
679 :
吾輩は名無しである:2009/01/18(日) 18:00:32
だいたい教授ってのは、地道に研究活動してきた人間がなって然るべきなんだよ。
仏文、途中で投げ出して小説に転向した人間が、教授になるのは筋違いだろう?
680 :
吾輩は名無しである:2009/01/18(日) 18:01:39
人間がなって然るべ
実作を教えるためと言っても、あいつの授業は雑談しかしてない。
世間話で金取りたいなら、そこらの書店でやってろよ。
スルー検定実施中ですな。TBSニュースバード、観た人居る?
682 :
吾輩は名無しである:2009/01/19(月) 23:09:55
早稲田学報なんかに寄稿してんじゃねーよ、暇人。大学運営になんて大して熱心じゃねーくせに。
ひさかたぶりに訪れてみたら荒れててびっくり(苦笑)。
嫉妬うずまく大学業界であることよなぁ。
最近この人の小説読んでるんだけど足りないものがすごくよくわかる。
自分では一生気づかないんだろうなと思うと哀れになった。
685 :
吾輩は名無しである:2009/01/22(木) 01:14:35
↑堀江さんに足りないものってこと?
自分に足りないものってこと?!
686 :
吾輩は名無しである:2009/01/22(木) 01:20:03
でも、そうだね。
堀江さん本人見るとがっかりする。
性格や発言……すべて無責任。
本人は得意の屁理屈で「作家なんだから文章が良ければ」なんて言うのかも知れないけど、
芥川賞作家でもこれか…と思うと正直なところ無念。
>>683 多分おまえみたいな奴がいるから荒れるんだけどおれはそれでもいいかって思っている
>>686 >性格や発言……すべて無責任
KWSK
社会性のない作品だよね全部
外部との摩擦を回避したお上品な作品で退屈極まりない
690 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 01:18:36
689
よく言ってくれましたって感じ(泣泣)
本当その通り…
691 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 21:06:37
基本的に学生との約束はドタキャンします。
その際連絡はありません。
そして「自分は仕事の事情でやむを得なかったのだから、仕方ない」と開き直ります。
学生の指導や教授業は仕事じゃないとでも思っているのでしょうか?
これはひどい。文句あるなら本人か大学に言えばいい
この人の短編読み終わったときに「はあ?」ってのが多い
機微を表現できたつもりでいるのかな
694 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 21:34:24
そうですね。
話だけでも事務所に聞いてもらった方がいいでしょうか。
勇気も気力もなくなってきています。
堀江さんには
「約束を破られたくらいで気を悪くするのは無礼者だ」
という風に言われました。
何が普通の価値観なのか分からなくなります。
個人的な怨みをここで吐き出すなよ
幼稚過ぎる
697 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 22:40:13
>だいたい教授ってのは、地道に研究活動してきた人間がなって然るべきなんだよ。
仏文、途中で投げ出して小説に転向した人間が、教授になるのは筋違いだろう?
なにいってんだか。
東大の先生ならいざ知らず、有名2流私大なんてそんなもんだろよ。
別に東大の先生でもそんなに大したものではないよ
まあ立ち位置の問題だから、君レベルから見るとたいそうなものに見えちゃうのか知らないけど
699 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 22:59:07
小説を書けるのなら、研究者にはならない。
昔は、東大仏文の学生は皆作家を目指しましたよ。
そもそも作品がないと研究や評論もできません。
700 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 23:00:55
2ちゃんなんて幼稚園なんだから、
どんな発言も許されるだろ。
個人的な恨みったって、細かいのかき集めたら結構ありそうだし、
全体の恨みだと思うけど。
701 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 23:03:33
明治みたいな2流私大のセンコウに堀江がなってること自体ふしぎ。
明治は神様扱いしなきゃ。
702 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 23:05:04
>>698 おまえ、東大の教師になってからいえよ、そういうことは(笑)
703 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 23:09:22
東大でも明治の専任になるのは難しいよ。
704 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 23:29:59
〉性格、発言すべて無責任。
こちらは詳しく書くよう求められたので、書いただけなのですが…
戯言失礼いたしました。
705 :
吾輩は名無しである:2009/01/24(土) 01:59:34
あの…
堀江はもう明治の先生じゃないことを、
皆さん分かって話をしてるんですよね?
突っ込むの早すぎw
707 :
吾輩は名無しである:2009/01/24(土) 18:57:15
わかって話をしていると思いますよ。
>>700 どんな発言も許されるって…
オマエ、大馬鹿だなw
そんなことより小説の話しようぜ
710 :
吾輩は名無しである:2009/01/26(月) 03:37:52
馬鹿と天才は紙一重ですから、結構結構。
711 :
吾輩は名無しである:2009/01/29(木) 02:03:13
てめぇ 堀江敏幸にちくったの誰だ?
712 :
吾輩は名無しである:2009/01/29(木) 02:28:31
いらしてください
って気持ちわりぃんだよ
オカマかって。
↑幼稚だな
幼稚というより白痴だろ
>>700 残念ながら文学板には粘着して意図的な中傷のみを書く輩が
棲息しているらしいから、騙されないよう注意しないと。
大変な劣等感から純文学系の作家をことごとく貶める書き込みをするそうだ。
陰湿で軽薄で、途方も無く頭はカラッポで、
そのくせ利巧ぶって他人や学生を騙して生きているラノベのおばさん作家らしい。
716 :
吾輩は名無しである:2009/02/03(火) 22:17:13
まだ、おばさんでも、作家でもないです。
>>670 昔一時期ハマってた時は、スタンダードな日本語だと思ってたけど、
久しぶりにパラパラめくってみたら、良く分からないけどよじれた(?)日本語だと思った。
どうやって確立されたんだろう、この人の文体。
学者タイプではなく、小説を書く人間らしい優しい態度の人です。
堀江敏幸に怒りをぶつけたり、恨み言を唱える人は、すでにして堀江敏幸の
小説家的な態度に甘えようとしているのだと思います。
ABCのイベントに行った方いればレポしてください
新学期
新潮文庫の作品群の表紙が素敵だ
確かに
そう思う
ふむふむ
表紙いいよね
渋い
「いつか王子駅で」の作中雰囲気が好き
異論茄子!
いつか王子駅で
オレも好きです
良品多し
確かに
とにかく雰囲気が抜群だね
ふむ
ふむふむ
ふむふむふむ
寂寥感を巧く掬い取っている
そうですね
透明感もありますね
ふむ
ふむふむ
踏む
雪沼とその周辺に収録されてるイラクサの庭読んだんだけど
「村を訪れた一行はここで町に戻り、そのあとの出来事を、農家の隣人であるモーヌから伝え聞く」
このあたりの文章読んででわけ分からなくなった。だれか解説してくれ
そのままの意味だ
んだんだ
だね
いつか王子駅では、競馬の話が絡むから好きです
競馬の話が無かったらもっと良かった
どの作品も良品
陰影が良い
久々に来たら空気が変わっててワロタww
今年は夏の文学教室でないんだね。
作風同様マターリが基本ですから
寂寥感がなんとも言えぬ
絶妙
なんというか作中の静けさが良い
確かに
↑でも挙がっているけど、いつか王子駅でいいね
まったくだ
同意だな
うむ
763 :
吾輩は名無しである:2009/06/27(土) 22:27:51
『もののはずみ』角川文庫発売あげ
ちなみに堀江本でおなじみの精興社の活字ではない初めての文庫本なんですかね
いつもと違う活字だとなんか違和感(´・ω・`)
>>719 だいぶ経っててあんまり覚えてないけど。2,30人くらいきてたと思う。
内容は、どういう基準で選んだかとか、質問コーナーとか。
新潮社の人もなんか話してたけどわすれた。
基準はそれぞれの表題作じゃないことと、長すぎずちょうどいいもの・・・
音楽を聴きながら書くとか。何かは忘れたけどラジオとかクラシックだったきがする
でも絶対流しながらってわけじゃなかったような。
他に覚えてるのは、フランスでは日本やアメリカと違って作家がデビューしにくく、残念だよねみたいなこと話してた気がする
頑張ってくださいって言ったらあ、はいって。
なんか覚えてなさ過ぎワロタ
だれか補足お願いします
>>765 レポ乙
もう少し詳細が知りたいことは確かだね
詳細は…
まだか…
新刊が出ているね
ほほう、それはそれは
評判が良いというのは嬉しいね
うむ
新刊買ったよ!
777
保守
test
新刊が
この人、地味だけど良い作家だよね
あれ、ABC行った人いないのか?
この人が早稲田と言うことに吃驚した
当然東大だと思ってた
784 :
吾輩は名無しである:2009/10/05(月) 01:03:46
語録
「アイドルなんかなりたくなかったし」
「中学のときにアイドルやってて、その時握手会(笑)っていうのがあって、
なんかブサイクな40代のおっさんと握手しないといけなくて、すっごい嫌だった(笑)」
「ああいうキモイ人見てると、彼女作ればいいののにって思ってた(笑)
できないから中学生の女に金払って手を握ってもらうんだろうけど(爆)」
「でもさ、手を握るまでしかできないんだな、この人たちって思うと、逆にすごい哀れに見えて(笑)
そう思えるなんて私もひとつ成長できたかなって思ったんです」
新刊ペース早いよ
だがそれがいい
787 :
吾輩は名無しである:2009/10/07(水) 13:23:55
なんかの拍子で自意識に囚われて内に入った途端に
文章の質が落ちてしまうのがなんとも惜しい。
端正な文体の書き手とはまるきり別人が書いているかのよう。
788 :
吾輩は名無しである:2009/10/07(水) 13:25:49
パソコンをステーショナリーとして使う
そこんところだけ自分といっしょ(笑)
あと、地元でカツアゲされた過去があるのもいっしょ(泣)
ほっちゃーん ほ、ほーっ、ホアアーッ ホアーッ
文学界のほっちゃんw
791 :
吾輩は名無しである:2009/10/09(金) 01:12:25
随筆的小説を書く筆力を持つ作家は稀有だからね。評価は高いよね。
だがいかんせん語彙が古い&田舎くさすぎる。
そこも含めていい味出してると思うんです
793 :
吾輩は名無しである:2009/10/09(金) 12:54:11
年寄りにしか売れない、という弱点
ジョン・カビラです。
795 :
吾輩は名無しである:2009/10/09(金) 13:18:56
ここの伸びなさはまったく自分に合っている
劣化版古井由吉
グッモーニーン ホリィエーィ!!
新潮百周年記念号みて思ったけど、堀江ってどんどんきれいになってるよね。
年頃の女の子みたいだ。
恋する乙女は無敵なのよ
801 :
吾輩は名無しである:2009/11/21(土) 13:27:53
この人が影響受けた作家って、誰なの?
川端康成?
>801
島村利正
しらなかった!
いま教えてるのって早稲田だけ?
堀江で卒論書いてみたかったな。
保守
第61回読売文学賞(読売新聞社主催)が発表された。受賞作は次の通り。(敬称略)
【小説賞】高村薫「太陽を曳(ひ)く馬」(新潮社)▽【戯曲・シナリオ賞】鴻上尚史 戯曲集「グローブ・ジャングル 『虚構の劇団』旗揚げ3部作」(小学館)
▽【随筆・紀行賞】堀江敏幸「正弦曲線」(中央公論新社)▽【評論・伝記賞】湯川豊「須賀敦子を読む」(新潮社)
▽【詩歌俳句賞】河野道代 詩集「花・蒸気・隔たり」(panta rhei)
▽【研究・翻訳賞】丸谷才一・訳 ジェイムズ・ジョイス「若い藝術家の肖像」(集英社)
3/13に青山ブックセンターでイベントあるね
811 :
吾輩は名無しである:2010/03/14(日) 22:11:46
週刊朝日を読んだら小谷野敦に叩かれてたな
昔から訳されているジョイスの丸谷訳のどこが賞に値するかわからないし
数年前にとった堀江にまたやるなんてひいきすぎる
堀江は丸谷院政の後継者なんだろうと
812 :
吾輩は名無しである:2010/03/15(月) 00:06:03
詩で読売文学賞もらった河野道代は選考委員の平出隆の妻だが
小谷野はそれは叩いてないのか
弱い犬ほど良く吠える
814 :
吾輩は名無しである:2010/03/19(金) 02:06:49
安部公房だって2回貰ってるんだからいいじゃねえか
それぞれ違う部門の賞なんだし、ってなことを思ったけど正弦曲線はまだ積み中
816 :
吾輩は名無しである:2010/06/24(木) 17:48:51
人気あるのかないのか解らない作家
谷崎賞選考委員に桐野、堀江両氏
2010.5.30 07:38
中央公論新社は24日、同社が主催する谷崎潤一郎賞の選考委員に、ともに同賞受賞作家の桐野夏生さん(58)と堀江敏幸さん(46)を加えると発表した。選考委員だった井上ひさしさんが4月に死去したことに伴う選出。
池澤夏樹さん、川上弘美さん、筒井康隆さんと合わせ委員は5人となる。新メンバーでの第46回選考会は8月に行われる予定。
818 :
吾輩は名無しである:2010/07/04(日) 10:12:39
めぐらし屋文庫化あげ
819 :
吾輩は名無しである:2010/07/04(日) 10:23:58
でもこの人の小説って
不思議なほど面白くないよね。
いくらエッセイ風って言ったって、
ただその時々の印象を書いていくだけなら
べつに小説にする必要ないと思うが。
>>819 ある作品を簡単に面白いとか面白くないとかいうのは、
いってる人の方が馬脚を現していることが多いが、
お前さんはその嫌疑があるね。
821 :
吾輩:
ダラダラし過ぎなんだよ、こいつの文体。