「翔ぶが如く」だ!
功名ヶ辻
夏樹タンのような人生を送りたい
どうすればいいですか?
4 :
吾輩は名無しである:04/06/11 11:59
「峠」
5 :
吾輩は名無しである:04/06/11 17:58
大村益次郎先生を描いた「花神」が司馬小説の最高傑作でアリマス!
「関ヶ原」に1票!
7 :
吾輩は名無しである:04/06/11 20:02
案外「胡蝶の夢」とか?
8 :
吾輩は名無しである:04/06/11 20:04
開戦100年目ということで「坂の上の雲」。
9 :
吾輩は名無しである:04/06/12 00:33
乃木希典を描いた「殉死」。
悲しすぎる。
10 :
吾輩は名無しである:04/06/12 06:39
「峠」でおとり捜査をする河井継之助は遠山の金さんみたいだ。
11 :
吾輩は名無しである:04/06/12 11:12
司馬氏の真髄は随筆にあるが、あえて小説から挙げよとのことなので
氏の40代に敬意を表し「坂の上の雲」
12 :
吾輩は名無しである:04/06/12 17:27
日本史だけでなく、世界史の視野から見た「坂の上の雲」が最高傑作である。
13 :
吾輩は名無しである:04/06/12 18:35
なんかこの板じゃ大衆小説だとか馬鹿にしてる奴もいるから、たいしたこと
ないんだろなと思ってたけど、坂の上の雲読んでみてビックリしたよ。
あれは大衆には読めんよ。
燃えよ剣が良かったな。沖田総司が美しく書かれていた。
15 :
吾輩は名無しである:04/06/13 00:28
「翔ぶが如く」「坂の上の雲」は良い
「空海の風景」もなかなか良い
どれも人物やテーマに興味がないと最後まで読むことはできないので注意!
「燃えよ剣」なんか書かずに最初からこの線でいけば「司馬は歴史家ではない」
などと云われなくて済んだのに、残念!
16 :
吾輩は名無しである:04/06/13 02:45
三国志
17 :
吾輩は名無しである:04/06/13 05:50
「坂の上の雲」はロシアのバルチック艦隊がアフリカ大陸の最南端まで行って日本海に辿り着くまでの苦労がうまく描かれている。
イギリスから散々嫌がらせを受けるしね。
18 :
吾輩は名無しである:04/06/13 21:31
「十一番目の志士」はどうなんでしょうか?
19 :
吾輩は名無しである:04/06/14 05:44
天堂晋助は架空の人物。
20 :
吾輩は名無しである:04/06/14 06:20
>>15 「燃えよ剣」いいじゃん
司馬は歴史家じゃなくていいよ
『峠』か『坂の上の雲』が良い。
司馬遼太郎は「決め」と作中人物(の内なる声)との
「対話」が素晴らしい。
23 :
吾輩は名無しである:04/06/15 19:11
司馬小説は読みやすいね。
24 :
吾輩は名無しである:04/06/16 05:32
「義経」は泣かせるぜ。
25 :
吾輩は名無しである:04/06/16 05:57
日本史板の司馬遼スレは飯嶋某信者に乗っ取られてるぞ!!
26 :
吾輩は名無しである:04/06/16 14:57
司馬は文学じゃない。
でもそこが好きなんです。
小説好きに司馬は分からん。
27 :
吾輩は名無しである:04/06/16 23:33
ベタだけど、やっぱ、
『竜馬がゆく』
でしょ。
司馬遼太郎自身、最後までこれを超える作品を書くことが
できなかった。
28 :
吾輩は名無しである:04/06/17 05:39
「翔ぶが如く」の西南戦争の死闘はやはりすごい!
『菜の花の沖』はビジネスの勉強になる。
海洋小説とは違うけれど、徒歩や騎馬の移動・戦闘だけでなく
海運と物資・文化の伝達が民俗学的にも面白い。
30 :
吾輩は名無しである:04/06/17 12:23
31 :
吾輩は名無しである:04/06/17 23:30
>>27 所謂「文学」好きだし「小説好き」だけど俺も司馬作品はすばらしいと思うぞ。
まあ「文学じゃない」ってのはその通りだと思うけど。
『竜馬がゆく』は本当に面白いし竜馬の人物造型も見事なんだがなぜか竜馬のことを心から好きにはなれないんだよな…。
ので一番は
『峠』
ということで。結局キャラ重視。
32 :
吾輩は名無しである:04/06/17 23:31
33 :
吾輩は名無しである:04/06/18 01:15
>司馬遼太郎の小説 最高傑作は?
「真説・宮本武蔵」
吉川英治となんかあったのが一発で分かる内容。
34 :
吾輩は名無しである:04/06/18 01:47
司馬さん自身の言によると「空海の風景」と「燃えよ剣」らしい。
司馬さんが亡くなったときに文芸春秋で著名人にアンケートとってたのでは
はっきり覚えてないが「坂の上の雲」「跳ぶが如く」「竜馬が行く」の順だったのではないかな。
空海の風景は確かに深遠なのだが、限りなく歴史エッセイに近いギリギリのところで小説たりえてる感じ。
真言密教に対する博識さは、大衆作家というよりやっぱ文化人。評価分かれそう。
35 :
吾輩は名無しである:04/06/18 03:40
坂之上の雲
「尻啖え孫市」
初期の荒唐無稽テイスト満載で、主人公の造形が、「竜馬〜」「燃えよ剣」ばりに
魅力的。仏教についての薀蓄も盛り沢山。大衆作家たるを意識した潔さが良い。
司馬の過渡期作品は、作者がひどく小説と言う形式を意識していて面白い。
37 :
吾輩は名無しである:04/06/18 05:54
「竜馬がゆく」
作り話多すぎ。
竜馬が桂と剣道の試合をして2勝1敗。
竜馬が若い頃の板垣と真剣勝負。中断。
>>37 誰でも作り話と判るでしょ、そのレベルだと。
「小説」なんだよ?
39 :
吾輩は名無しである:04/06/18 08:46
しかし司馬さんの歴史観っていうのは独特のものがあるよね。うっかり史実と
勘違いしてしまうようなお話も多々あり、読み手のほうも油断できないところが
ある。しかしその司馬さんと読者とのある種の緊張関係が逆にすばらしいと思う。
生前の司馬氏は読者を騙すことに快楽かなにかを覚えていたのだろうか?
41 :
吾輩は名無しである:04/06/19 03:05
>>40 どうだろう、司馬氏は自分で物書きと表現することはあっても、歴史家とは表現していないと思う
だから話のエッセンスとして必要なときは史実と異なることも書いたんだと思う。
42 :
吾輩は名無しである:04/06/19 03:49
ノモンハン事件を題材にもう一作書こうとして、
調べてるうちにいやになって筆を折った。
これが完成してたらなあ。
確かに辻やジェーコフの回顧録読んでるだけでもいやになってくるんだが。
43 :
吾輩は名無しである:04/06/19 08:33
「果心居士の幻術」「牛黄加持」
忍者ものの短編、スッゲー面白いなあ。
歴史小説家じゃないエンターテインメント作家
としての司馬も好きです。
44 :
吾輩は名無しである:04/06/19 19:35
何で自分で「小説」読んどいて史実じゃないと文句言うんだろう
45 :
吾輩は名無しである:04/06/19 19:36
訳あって上げます
46 :
吾輩は名無しである:04/06/19 21:41
>45
世論調査ですか?
47 :
吾輩は名無しである:04/06/19 22:54
司馬先生の急逝。いまだに惜しまれるよ。
48 :
吾輩は名無しである:04/06/19 23:03
遅すぎたよ。急逝。
49 :
吾輩は名無しである:04/06/20 01:08
50 :
吾輩は名無しである:04/06/20 06:14
「峠」を読むたびに「勝てば官軍」と言う言葉が頭に浮かぶよ。
51 :
吾輩は名無しである:04/06/20 09:29
司馬先生は「峠」という言葉がお気に入りだったようだね。事あるごとに「峠」は
「たむけ」に由来するってなことを書かれておる。
52 :
吾輩は名無しである:04/06/20 20:10
>>51 「峠」「たむけ」
興味深いですね。
もっと詳しく教えていただけますか?
大盗禅師も面白いね。
54 :
吾輩は名無しである:04/06/21 13:35
>>52 いや、記述としてはそれだけしか書かれていないので詳しくは分から
ないんだけど、昔の日本人は峠などにさしかかったときには一々供え物を
して通ったらしい。大自然に対する信仰のひとつとして「峠」という空間
が位置付けられていたんじゃないかな。
55 :
吾輩は名無しである:04/06/22 09:59
>>52 広辞苑によると。↓
とうげ【峠】
(タムケ(手向)の転。通行者が道祖神に手向けをするからいう。「峠」は国字)
@山の坂路を登りつめた所。山の上りから下りにかかる境。「―の茶屋」「碓氷―」
A物事の絶頂の時期。極限。極度。「寒さもここ二、三日が―だ」
「峠」って読んでないや。
そんなおもしろいの?今度、時間あるとき読んでみるよ。
「世に棲む日々」に1票お願いします。
57 :
吾輩は名無しである:04/06/22 22:05
坂の上の雲です。俺の狭い読書の幅を広げてくれた作品です。
59 :
吾輩は名無しである:04/06/23 10:52
街道をゆくシリーズもすて難い。この本のおかげで日本全国どこへ行っても
無関心から来る退屈をする事が無くなった。・・・しかしその反面、ガイドに
も載っていない城跡や歴史を知っていなけりゃタダの荒地みたいなところにも
行くので、妻が一緒に旅行に行くのを敬遠するようになった・・・。
60 :
吾輩は名無しである:04/06/23 12:38
>>59 確かに「街道をゆく」シリーズ(全ては読んでいないが)は良い
ただ残念なことに小説では無いな!スレちがいだ
61 :
吾輩は名無しである:04/06/23 12:40
62 :
吾輩は名無しである:04/06/23 16:59
この国のかたち
64 :
吾輩は名無しである:04/06/24 06:08
「街道をゆく」未読
66 :
吾輩は名無しである:04/06/24 08:18
67 :
吾輩は名無しである:04/06/24 22:09
「義経」未読
68 :
吾輩は名無しである:04/06/24 22:14
>>37 >「竜馬がゆく」
>作り話多すぎ。
ていうか、小説だし・・・w
69 :
吾輩は名無しである:04/06/24 23:52
「国盗り物語」の織田信長の描き方が良い。
特に、初登場から桶狭間の合戦あたりまでがよい。
70 :
吾輩は名無しである:04/06/25 06:41
「翔ぶが如く」つん読状態
71 :
吾輩は名無しである:04/06/25 18:46
72 :
吾輩は名無しである:04/06/26 05:08
早乙女貢は司馬を嫌ってる
73 :
吾輩は名無しである:04/06/26 23:00
74 :
吾輩は名無しである:04/06/28 00:05
坂の上の雲だね
翔ぶが如くは同じ挿話が何回も出てきていやだった
75 :
吾輩は名無しである:04/06/28 06:17
「翔ぶが如く」は本筋にあまり関係ない人物のエピソードが多すぎて、退屈して時もあったね。
76 :
吾輩は名無しである:04/06/29 05:18
77 :
吾輩は名無しである:04/07/02 19:21
坂の上の雲と花神がいい。
戦国時代は播磨灘物語がはまった。どれもいいんだけど。
でも、最高傑作というと梟の城に一票。
石川五右衛門が出てきたのにはビックリした。
78 :
吾輩は名無しである:04/07/02 23:52
次ぎの新作が最高傑作になると思うぞ。
79 :
吾輩は名無しである:04/07/03 02:03
坂の上の雲に一票。
司馬の意思に反して映像化するNHK(遺族もか?)は横暴だと思う。
80 :
吾輩は名無しである:04/07/03 20:27
>>79 あれは遺族が了承したから映像化することになったんじゃねーの?
81 :
吾輩は名無しである:04/07/03 20:44
司馬遼太郎の呪いで野沢が死んだではないか。
映像化をやめないと、また誰か死ぬぞ。
82 :
吾輩は名無しである:04/07/03 21:05
恐いよ・・・・・・。
83 :
吾輩は名無しである:04/07/03 21:28
「殉死」 読むのが楽だった
¥貯めと思ってる分にはなぁ・・・
85 :
吾輩は名無しである:04/07/03 21:38
>>80 何人死のうが俺は「坂の上の雲」の放送を楽しみにしている。
今回のNHKのやる気はかなりのものだ!!
86 :
吾輩は名無しである:04/07/03 21:43
>>80 だから、遺族もNHKも横暴だと思うわけよ。
生きてる人間が出来るのは、故人の意思を守ることだけじゃない?
唯一、映像化すんなって言ってるのだから。。。
88 :
吾輩は名無しである:04/07/04 20:15
>>87 まぁ、一理あるな。・・・でも見たい(・∀・)
89 :
吾輩は名無しである:04/07/07 22:40
維新後の話を扱った大河ドラマって、いつもコケるよな。
¥貯めで見るには重いから。
もう、一人死んだし。
92 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 10:48
野沢さんは「坂の上の雲」の脚本を70%書いたところで自ら命を絶ったそうです。
93 :
吾輩は名無しである:04/07/13 06:03
94 :
吾輩は名無しである:04/07/13 06:34
大河じゃ映像化は無理じゃないかな。海戦とかすごくしょぼそうな悪寒。
俺的には「花神」だな。全然英雄っぽくない蔵六がすげーかっこいい。
おまえらバカばっかり。「空海の風景」に決まっているだろ。
96 :
吾輩は名無しである:04/07/15 06:10
「菜の花の沖」
97 :
吾輩は名無しである:04/07/15 22:41
鬼謀の人
98 :
吾輩は名無しである:04/07/16 23:52
『新撰組血風録』が出てないな。
一番おもしろくないか?
誰でも読めるし、
99 :
吾輩は名無しである:04/07/17 01:12
関が原 城塞 播磨灘物語
100 :
吾輩は名無しである:04/07/17 06:14
101 :
吾輩は名無しである:04/07/17 11:23
新撰組血風録を読んで、司馬は嘘ばっかり書くとか、歴史的に間違っている
とか言う馬鹿、いるのかな?
単なるエンターテインメントでしょ、あれは。
軽く読める、大衆作家としちゃ、かなりのもんだと思うけどね。
102 :
吾輩は名無しである:04/07/21 00:49
司馬は創作の天才だ。
遺族も横暴説に同感。産経新聞にえらそうに長文載せる分にはまだ愛敬だが、金に目がくらんで故人があんなに嫌がったことを許すなんて。
なんかジョンレノンの奥さんだっただけで好きかってしてるオノヨーコ並に不愉快だ。
104 :
吾輩は名無しである:04/07/21 17:26
>>93 NHKの海老沢勝二会長(70)は8日、東京・渋谷の同局で行われた定例会見で
先月28日に自殺した作家、脚本家の野沢尚さん(享年44歳)が脚本を担当して
いたスペシャル大河ドラマ「坂の上の雲」(07年以降放送)の制作を続行する
ことを明らかにした。後任の脚本家を探して仕上げる予定。
また同局スタッフにあてた遺書の一部を明らかにした。野沢さんは「途中で投げ
出すことになって、すみません。傑作に仕上げてください」などとつづっていた
だそうです。
ここまで進んでも「箱根の坂」が好きな人はいませんかそうですか or2
>> 「坂の上の雲」映像化について話している方
坂の上の雲は最近読んだので映像化反対について
あまり知りません。
詳しく教えていただけませんか?
107 :
吾輩は名無しである:04/08/12 23:25
>106
遺言で「坂の上の雲」だけは映像化するなって言ってたワケよ。司馬遼
自身が。それ以前から、映像化の依頼が来る度に断りつづけてて。対談な
んかでも「アレは映像化したくない」って言ってたし。
で、それはナンでかというと、ヘタすりゃ「ミリタリズム鼓吹」の作品
になっちゃうというのが主な理由。原作の文章中では、そうならないよう
に、司馬自身が「しつこいようだが」って言ってるように、過剰なほどの
「余談」を加えて説明をしてるんだけど。「余談」ってのは映像にならん
し、単にストーリー追うだけの映像化をされちゃうと、あの作品は「小さ
な日本が頑張って、大国ロシアをやっつけました。バンザ〜イ」でおわっ
ちゃう可能性があるっていうのが、映像化拒否の主な理由だったと思う。
福田さん
109 :
吾輩は名無しである:04/09/06 19:12
司馬遼太郎はたんなる歴史オタクでしょ。
小説家としては2流。晩年は自分でもそれに気がついていた。
だから「街道を行く」と「この国のかたち」など
歴史エッセイだけを書いていたわけです。
なにより、第二次大戦の時、関東軍の戦車隊にいて庶民や歩兵を置き去りにしたのに、反省の一言もない。
日本を美化し自分も美化するだけの人間観の浅い小説家だった。
110 :
吾輩は名無しである:04/09/06 19:19
司馬遼太郎を見ると、相田みつおを思いだす。
2流書道家+2流詩人=人気者
2流歴史家+2流小説家=人気者
>第二次大戦の時、関東軍の戦車隊にいて庶民や歩兵を置き去りにしたのに、
>反省の一言もない。
確かに、第二次大戦時、例えば、レイテ戦等の日本に戦略なんてなかった。
合理的な思想もなかった。
あと、司馬は、日露戦争までの近代日本を評価したのであって、
それ以降の、日本がDQN国家に成り下がったしまったことを
嘆いていたんじゃないのかな。
112 :
吾輩は名無しである:04/09/06 22:16
「どけどけ!戦車で踏み潰すぞ」に一票。
やっぱり「竜馬〜」かなぁ。「殉死」も捨てがたい。
普通の小説ってなんか暗いじゃん。
読んでて滅入る。
歴史小説はいいね。
115 :
吾輩は名無しである:04/09/08 01:58
「峠」は前半はつまらないが後半が面白い
ぜひ読んでおけ
116 :
吾輩は名無しである:04/09/09 03:16
>>114 半藤氏の「ノモンハンの夏」はものすごく暗く、ものすごく滅入る。
117 :
吾輩は名無しである:04/09/15 19:21:01
スレタイとは何ら関係ないが、
千葉さな子(『竜馬が行く』)が大好きだ。まじで好みだ。
>>117 さらにスレタイから離れるが
千葉さな(『竜馬におまかせ』)のほうが漏れは好きだ。緒川たまき萌え。
>>98 同志ハケーン
読みやすいし歯切れが良いよね
120 :
吾輩は名無しである:04/09/17 13:02:20
司馬遼太郎の本を読んで日本の歴史に詳しくなったと思ったら
大きな勘違い、人口の5%以下の武士のトリビア的小ネタを
得ただけ。それをいつか誰かに語ってやろうなんて下心の
奴にひっかかったら大迷惑。
121 :
吾輩は名無しである:04/09/17 17:59:57
>>120 後学のために教えてください。
武士が人口の5%を占めてたのって何年〜何年なんですか?
峠
1.タイ経由で韓国企業が北朝鮮にサリンの原料の青酸ソーダ輸出(阻止された)
2.ウラン濃縮、プルトニウム抽出、金属ウラン密造
3.ロシア学校のテロ一味に韓国人
もうかばいきれねえよ・・・
───v───────────────
∧_∧
(@∀@-)
._φ 朝⊂)
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|
| 日本の良心|/
124 :
吾輩は名無しである:04/09/24 23:52:13
誰も書いてないので
「最後の将軍―徳川慶喜―」
125 :
吾輩は名無しである:04/09/25 00:21:13
坂本龍馬って、グラバーのパシリ(工作員)だったんですか?
それを後年知って、「龍馬がゆく」の話を出されるのを
非常にいやがった、って本当ですか
「殉死」。乃木への妙な愛情が滲んでる。
127 :
吾輩は名無しである:04/09/25 06:35:03
最後の伊賀者
128 :
吾輩は名無しである:04/09/25 14:14:00
司馬作品は長編より短編が好き。長編は脱線が多い(苦笑)。
「雨おんな」「女は遊べ物語」「軍師二人」などを収録した
講談社文庫「軍師二人」が特に好きで何度も読み返すよ。
129 :
吾輩は名無しである:04/10/05 23:16:01
「ひとびとの跫音」といったら殺されますか?
130 :
吾輩は名無しである:04/10/06 02:30:09
>>129 いいんじゃない、あなたが好きなんだから。
誰にも批判する権利は無いと思うよ。
131 :
吾輩は名無しである:04/10/06 02:30:58
坂の上の雲
「奉天へ・・・」
132 :
吾輩は名無しである:04/10/06 02:36:18
”夕景になると遠山がかすむせいか、濃尾平野は哀しいばかりに
ひろくなる。”という書き出しのあれです。
133 :
吾輩は名無しである:04/10/06 13:20:57
「空海の風景」「項羽と劉邦」以外は大衆文学の域を抜けていないな。
134 :
吾輩は名無しである:04/10/06 15:35:42
大衆文学?とても、いいじゃないか!
135 :
吾輩は名無しである:04/10/06 18:33:43
大衆文学って素敵ね。203高地で涙ポリポロ。
いけ〜、日本軍!
と思っちゃうわね。
136 :
吾輩は名無しである:04/10/14 00:44:32
「空海の風景」「項羽と劉邦」はとても面白い大衆小説だと思う。
「軍師二人」だな
138 :
吾輩は名無しである:04/10/21 18:24:11
坂の上の雲では、バルチック艦隊の偉業がわかる。
世界を横断して戦おうなどと言う無茶なことは、
ロシア人しかできなかった。
140 :
吾輩は名無しである:04/10/21 22:32:04
つーか、せざるを得なかった、だぜ。
141 :
吾輩は名無しである:04/10/22 15:01:48
>>139 そこら辺は、吉村昭氏の「海の史劇」に詳しく書いてある。
これも面白いので読んでみて。
142 :
吾輩は名無しである:04/10/22 15:15:55
「胡桃に酒」
タイトルだけでは何のことかさっぱり解らないが、後半で「そういうことか」
となる。司馬氏の小説のなかでは最もタイトルが光っている作品だと思う。
忠興の無茶苦茶ぶりが滑稽もであり哀れでもある、もっともたまも哀れなの
だけど・・・(秀吉も無茶苦茶)
この作品を読んで無性に、たま(ガラシャ)の姿を見たくなった。
143 :
吾輩は名無しである:04/10/22 15:17:38
↑ごめん
「滑稽もであり」→「滑稽でもあり」です。
144 :
吾輩は名無しである:04/10/23 00:16:25
司馬さんは支那っていう表現を使ってたけど、そんな理由じゃなくて李登輝と
逢って台湾人の悲哀を書いた後には支那では立派な反中国作家の烙印を押され
た・・・僕が司馬遼太郎の「以上思いつくまま」?だったかな、何か著作を持
って中国に出張したら、北京大学出の日本語できる若手官僚が 「ああ、司馬遼
太郎ね・・あの反動の・・」 と何気なく言ったのが大いに気になった。
僕は日本人だからアラブ人がコーラン持ってても、「あー、コーランあの禁酒
禁マンの・・」 なんて言わない。
やっぱり中国人は支那人と言ったほうがお似合いな民度なんだ。
145 :
吾輩は名無しである:04/10/23 00:56:28
>>118 懐かしっ!あのドラマは地味に好きだった。
そんなわけで司馬遼太郎の最高傑作は『燃えよ剣』。
146 :
吾輩は名無しである:04/10/31 04:37:41
義経・・・
147 :
吾輩は名無しである:04/11/01 13:40:06
短編の「下請忍者」
ぜひ映像化してほしい
ビジュアルで膨らませられる作品だと思う
主役のイメージは真田宏之
深夜アニメでもよさそう
道三編国盗物語
大衆文学じゃない小説って、なんか意味あるのか?
現在、坂の上の雲6巻を読書中。
好古の子供の頃の「お豆腐ほど〜」って言葉が、
えらく気に入ってしまった。
「翔ぶが如く」。
街道をゆく42三浦半島記。
151 :
吾輩は名無しである:04/12/05 00:58:31
人斬り以蔵はどうですか?
152 :
吾輩は名無しである:04/12/05 01:15:58
歳月
歳月は確かにおもろい
154 :
吾輩は名無しである:04/12/05 23:13:00
人きり以蔵、まじ面白いと思う。
155 :
暇人:04/12/06 12:47:33
花神、項羽と劉邦、大盗禅師
俄ってどう?
確かに俄は面白い
158 :
吾輩は名無しである:04/12/14 19:17:11
「竜馬がゆく」
万吉の「命仕事やで。」
てフレーズがかっこいいね。
今、「司馬遼太郎全集」借りてよんでる
161 :
吾輩は名無しである:04/12/16 22:59:49
「俄」が最高
162 :
吾輩は名無しである:04/12/22 02:45:40
「項羽と劉邦」。人物描写がいい。
あとは「関ヶ原」かな
163 :
吾輩は名無しである:04/12/22 03:57:58
竜馬がゆく一巻を読んでて疑問に思ってのですが、
ペリーが来た1853年、1835年生まれの竜馬は18歳のはずですが、
本書では当時19歳で、翌年二十歳になったとあります
どういうことですか?
僕の勘違いだったら申し訳ない
164 :
163:04/12/22 04:01:28
あ、すみません、
ペリーが来たときは19でその年の内に二十になったということですね
では本書では実年齢よりも二つ上になっているような気がするのですが
165 :
吾輩は名無しである:04/12/22 08:40:14
暦の違い(太陰暦と太陽暦)もあるし、
昔は満年齢でなく、数え歳だったのもある
(誕生日にかかわりなく、年が変わると歳も一つ増えていた)
「項羽と劉邦」がよろしいかと。あとは…
父が読んでいた大盗禅師ですかね。幻の司馬文学!!
167 :
吾輩は名無しである:04/12/22 17:14:15
文学として語るのには馴染まないと思うのだが…
168 :
吾輩は名無しである:04/12/23 13:13:34
坂の上の雲のあとに竜馬がゆく読んだんだけど、
読みやすくて驚いたなぁ
どっちも文庫版で全八巻だけど、
後者の方が半分くらいの時間で読めた
坂の上の雲は傑作だと思ったけど、
個人的には所謂小説っぽい竜馬の方が楽しめたな
>>682 今は古都ひかるが好き。白石ひよりも好き。
鮎川あみはあんまり好きじゃないよ。
>>169ありきたりな趣味だな
『坂の上の雲』読むのしんどかったけどなんとか読了。
他の司馬作品もみんな読めたけど
何故か『豊臣家の女たち』(だっけ?)だけは挫折した
『坂の上の雲』ほど熱中して読んだ本はない。
バルチック艦隊を発見した件りはマジ鳥肌たった。
敵艦見ユトノ警報ニ接シ連合艦隊ハ直チニ出動
之ヲ撃滅セントス本日天気晴朗ナレドモ浪高シ
今年は日本海海戦100周年だね。
梟の城ってどうよ?
すみません質問です。
司馬遼太郎先生の著書に「春秋・戦国の英雄」といったようなかんじのものは無かったでしょうか?
だいぶん昔に、本屋で見かけたような気がするのですが、
今になってネットで検索かけてみても全く引っかかりません。
たしかに「戦国」という語句は入っていたと思います。
やはり記憶違いなのでしょうか・・・?
174 :
吾輩は名無しである:05/01/17 08:58:44
「乱世の勝者敗者―戦国小説集」
という本に司馬遼太郎の「軍師二人」が収められてるようです。
司馬遼太郎単独の戦国〜というのは記憶にありません。
175 :
吾輩は名無しである:05/01/17 10:25:43
韃靼疾風録。地味な作品だけど、一番印象に残った。だったんって字はコレでいいんだっけ?
176 :
吾輩は名無しである:05/01/20 01:45:41
坂の上の雲いいですね。
靖国にまた逝こうと思います
177 :
吾輩は名無しである:05/01/20 02:05:59
俺、国取り物語と竜馬が行くと、あと短編ちょっと読んだことあるけど、国取り物語面白かったなぁ。
もしかしたら、あの人物は本当にこういう性格だったのかもしれないなぁと思うと、フィクションの小説と比べられないくらい面白い。
178 :
吾輩は名無しである:05/01/20 09:17:12
司馬遼太郎はそれほど読んだことないけど、「人斬り以蔵」に一票。オレにはかなりの傑作です。
あとどなたか書いてましたが、彼の作品は確かに短編の方が完成度が高い気がします。
「花神」よりも「鬼謀の人」のほうが好きなんで。
179 :
吾輩は名無しである:05/01/20 10:11:07
女は遊べ
180 :
吾輩は名無しである:05/01/20 19:22:11
で、このスレ的に新装版菜の花の沖の表紙はどうなんだ?
181 :
吾輩は名無しである:05/01/21 12:45:48
司馬さんの小説はラストがあっさりしてるのが良い
「新撰組血風録」
の
おお大砲
183 :
吾輩は名無しである:05/01/23 23:53:05
世に棲む日々ってどう?
幕末もんが好きなら楽しめるかな
なんで「北斗の人」がでてこないんだよ。
ほんとうに、すらすらすらりと、最後まですんなり読める、
青春娯楽小説だぞ。
185 :
吾輩は名無しである:05/01/24 22:19:12
>>172 後半の展開がいい。
自分的には「尻啖え孫市」に一票。
186 :
吾輩は名無しである:05/01/24 23:19:25
「燃えよ剣」
そっかぁ、大衆文学って評価なんだなぁ文学板だと。
司馬遼太郎は
「文章なんかは意志の伝達手段であって
解かりやすければそれに越したことは無い」
って主義のひとだったから、余計大衆臭さが匂うのは必然と
言えば必然のようなきもする。
1ファンとしては、
あのひとが書いた「純文学小説」ってのも読みたかったけどね。
「峠」が好き。地味な作品だけど、なぜか心に残る。
最高傑作といえば・・・小説だとやっぱり「坂の上の雲」になるかな。
司馬遼太郎さんって、全部、連載とかで、
書き下ろしって、1回もやったことないんやって。
なんか、可哀想だな。
そんなこと言ったら、シバレンさんなんか、
毎度、原稿取りを待たして、1回分の連載を書き上げて渡していたと。
やっぱ、なまけものって、追い詰められないと、
仕事しないんでつな。
189 :
吾輩は名無しである:05/01/31 01:17:40
「坂の上の雲」かな、やっぱり。
「峠」もよいけど、河井を書いた短編で「英雄児」
後は「馬上少年過ぐ」
ひょっとして自分が大衆じゃないと思ってる人多い?
???
いいんじゃない、なにをどう勝手に思っていても、
そのうちみんな、あの世逝きなんだし。
193 :
吾輩は名無しである:05/02/03 10:22:37
それを言っちゃ、みもふたもない
194 :
吾輩は名無しである:05/02/09 21:36:01
僕は、「関ヶ原」だな。
特に、後編。
読んだときに、稲妻が走ったな。
夏草の賦がカナリ好きです(*`・ω・´)ノ
コレの後に竜馬がゆく読んで上士郷士の関係のくだりでニヤニヤしましたw
196 :
吾輩は名無しである:05/02/10 23:58:00
小説ということなら『坂之上の雲」「花神」だが
著作としては「明治という国家」。
197 :
吾輩は名無しである:05/02/11 07:04:16
「新史太閤記」は駄作。
項羽と劉邦も、そうとうな駄作らしい、
読んだことないけど。
大學の中国文学の教授が言ってた。
「あれは、いけません」だってさ。
ふ〜ん、せんせいがゆってたのかい。なんちゃいでちゅか〜?
200 :
吾輩は名無しである:05/02/16 19:24:28
「花神」でアリマス。
大村益次郎先生。日本史板で大人気でアリマス。
201 :
吾輩は名無しである:05/02/16 22:11:01
項羽と劉邦は途中で面倒くさくなっちゃったんじゃないかな
202 :
吾輩は名無しである:05/02/18 06:07:11
203 :
吾輩は名無しである:05/02/19 06:35:13
「国盗り物語」
性的な場面が多いなあ。
204 :
吾輩は名無しである:05/02/19 22:35:42
短編ですが、「おお大砲」がすごく味わいがあり、おかしくもあります。
205 :
吾輩は名無しである:05/02/20 01:01:52
ま、誰も挙げないだろうが「城塞」に一票。
戦国の終焉と滅びの美学。「箱根の坂」と合わせ読むと吉。
206 :
吾輩は名無しである:05/02/24 03:20:13
燃えよ剣かなー。
別に歴史勉強したいわけじゃないし
娯楽としていい作品。
そうなんだよな。
司馬を文学として語ることはいくらでもできるんだけど、司馬の読者はそれをあまり好まない。
綿矢みたいなのが平気で文学板にいるのに、国民作家である吉川や司馬は文学板で語れないなんてw
ミステリでもないし、SF板でもないし、ってことで一般書籍に追いやられていたなw
面倒だし、堂々と文学板に居座らせてもらおう。
208 :
吾輩は名無しである:05/02/24 18:04:58
209 :
吾輩は名無しである:05/02/26 17:30:48
誰も書いてないが「戦雲の雲」(長宗我部の息子の話)はいいと思う。
男の弱さと女というものがうまく書かれてる。
210 :
遼さま:05/02/27 00:19:13
高杉晋作先生ですね。司馬作品はどれも素晴らしいです。いつか行きたい司馬先生の資料館!
211 :
吾輩は名無しである:05/02/27 02:28:39
210まで集計
1位=「坂の上の雲」16票
2位=「峠」6票
3位=「翔ぶが如く」「花神」「竜馬がゆく」「燃えよ剣」4票
>>211 乙カレーション!!
やっぱり坂の上の雲が強いな。
213 :
吾輩は名無しである:05/03/02 18:47:01
今、世に棲む日日読んでるけど、
人物が生き生きとしててとても面白い
読んだことある司馬作品について一言ずつ
とぶが如くは勉強にはなったが、
明治という国家を読んだ方が効率的だと思った
坂の上の雲はひたすら硬派でカッコよかった
燃えよ剣はあまり印象に残らなかった
たぶん俺が新撰組嫌いなせいだろう
竜馬がゆくは世に棲む日日と似てる
214 :
吾輩は名無しである:05/03/02 22:37:17
「花神」がいいな。
大村先生は日本史板でも大人気だぜ。
215 :
吾輩は名無しである:05/03/02 22:47:49
新選組血風録
これが【ご法度】や【新選組!】の元ネタなんて…
>>215 「ご法度」は血風録の2編が原作だが、「新撰組!」は三谷幸喜オリジナル。
217 :
吾輩は名無しである:05/03/04 00:13:28
人斬り以蔵や織部、大村先生の短編物も捨てがたい。
218 :
吾輩は名無しである:05/03/04 00:42:00
「アメリカ素描」を読んでない奴は素人。
219 :
吾輩は名無しである:05/03/04 00:59:07
道頓に萌えるの漏れだけかもな
220 :
吾輩は名無しである:05/03/04 06:22:51
アーネスト・サトーの日本回想録読んでみたいなぁ
どなたか読んだことあります?
岩波から出版されてるらしいですね
221 :
吾輩は名無しである:05/03/04 19:47:50
>>218 読めばプロか?
プロってのは簡単になれるもんなんだな!
222 :
吾輩は名無しである:05/03/04 23:03:09
プロにはスポンサーも必要さ。
>>221 まぁまぁ、落ち着けよ。
読んでない奴が素人なだけで、読んだ奴が玄人だとかプロだとかは言ってないだろ。
と「アメリカ素描」を読んでない俺が言うのでありました。
224 :
吾輩は名無しである:05/03/05 12:06:01
このスレッドだけでも、寛容と冷静さに期待したいものです。司馬ファンはそうありたいと思うのは、ワタクシだけでしょうか?スレ荒しの隙を与えてはいけないでありますよって。
225 :
吾輩は名無しである:05/03/07 01:54:34
226 :
吾輩は名無しである:05/03/10 03:00:59
小説じゃないけど、明治という国家っていう本は面白いね
227 :
吾輩は名無しである:05/03/10 15:39:23
「飛ぶが如く」で、西郷どんの悲劇を思う。とくに留学先で西洋芸術に触れ、日本の脆さに気付きながらも西南に加担する一島津藩士に同情。たった一行で片付けられる日本史に疑問です。西郷さんが渡欧していたらーと甘く考えていましたが再考させられた作品。
228 :
吾輩は名無しである :05/03/10 16:25:00
子孫に美田残さず
南州翁遺訓
230 :
吾輩は名無しである:05/03/10 16:41:44
夏草の賦
お供!
231 :
吾輩は名無しである:05/03/10 17:39:07
司馬さんってエッセイの方が面白いような
この国のかたちとか
アメリカ素描も読んだことないけど面白いのかな
232 :
吾輩は名無しである:05/03/10 23:33:11
十代の頃に読むべき(だった)作家ベスト3に入るね。司馬さん、吉川さん、芥川さんかな。なんで太宰(好きですが)方向にはしちゃったのかな。読後、いつも後悔の連続。 痛快って大事だよね。大衆!なんて読まずにカドばった若気の至りー
>231
「アメリカ素描」はおすすめ。でも「人間の集団について」
はもっとおすすめ。というか印象として、これは二冊でワン
セットという印象がある。(ごく個人的な印象だが)
「街道〜」シリーズも、欧米ネタが結構オモロい。日本国内
とか中国ネタなんかは、場合によっては漏れにはマニアック
すぎるトコがある。
234 :
大村益次郎:2005/03/23(水) 06:15:52
「燃えよ剣」でしょ。
挙げている人多いけれど、やっぱり『花神』かな
これを読むと学問に対する情熱が再燃してしまう
……持続しないけれども
237 :
吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 04:27:39
「殉死」・・・・・・・。
238 :
吾輩は名無しである:2005/03/25(金) 13:06:13
男子限定で言えば「燃えよ剣 上・下」でしょ。
239 :
吾輩は名無しである:2005/03/25(金) 14:03:27
「坂の上の雲」が最高です。
明治という黎明期の日本人の気概がひしひしと伝わってきて、たまらなく好きだ。
240 :
吾輩は名無しである:2005/03/25(金) 22:15:48
秋山兄弟。
兄はアル中。弟は神経症。
241 :
吾輩は名無しである:2005/03/26(土) 23:21:19
司馬さんの本に地図が載ってるのって
もしや文春文庫の新装版だけですか?
初版の峠には地図が載ってなかったもんで
地図があったほうがやはり便利かも
自分は方向音痴なので
242 :
吾輩は名無しである:2005/03/27(日) 22:19:22
「坂の上の雲」「翔ぶが如く」は地図が載ってますな。
243 :
吾輩は名無しである:2005/03/29(火) 13:56:59
坂の上の雲が好きだなあ
正岡子規が前半で死ぬのが残念だけど
>>241 地図が載ってるのと載ってないのでは読み手側にとっては大きく変わるね。
自分は地理に疎いので地図があったほうが好きだ。
「坂の上の雲」に地図と海戦図がなかったら、果たしてこれほどのめりこめたかどうか。
ついでに「坂の上の雲」に1票。
>>243 わかったからもういいよ。
坂の上の雲を1巻の途中まで読んで
「なんだこれツマラネー、もう読まん」と思いながら
なんとなく2巻に入ったとたん、止まらなくなりました。
おもろい!まだ読んでる途中。
247 :
吾輩は名無しである:2005/04/05(火) 22:57:08
確かに第一巻は退屈だ。
いやいや、1巻はいかにもプロローグって感じで面白いよ。
むしろ面白くないのは陸軍戦(203高地除く)。
1巻背表紙のあらすじで日本騎兵団とコサック騎兵団の激闘を期待した人間は少なくないはずだ。
俺は
7巻→陸軍戦ピーク。VSコサック騎兵団。陸軍的フィナーレ。
8巻→海軍戦ピーク。VSバルチック艦隊。海軍的フィナーレ。
と思って読んでいた。
というわけで、7巻がいちばん印象よくない。
249 :
吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 10:03:22
坂の上の雲を半分くらいまで読みました。
正直にいいます。
戦闘シーンがダラダラ長すぎてアクビが出ます。
ほんとすいません。
でもこれは本音です。
そろそろロシアと戦闘が始まりそうな辺りはワクワクしたんですが、
そこが俺にとってピークでした。
せっかく読んだし、残りの半分も読もうとは思っています。
そもそも戦闘ってのは映像がないとわかりづらいものなんだよ。
読み手が想像力働かせなきゃ「坂の上の雲」の面白さはわからないと思う。
251 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 15:18:38
ほしゅ
252 :
:2005/04/08(金) 08:25:56
坂の上の雲に一票
開戦の命令を受けてシャンペンで乾杯するところが
印象に強いです
253 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 22:00:59
坂の上の雲
2007年からNHKでスペシャル大河の製作が始まる?
楽しみだわな。
2007年には放送してる。
255 :
吾輩は名無しである:2005/04/10(日) 14:02:08
で、キャストなんかもう決まってるん?
256 :
吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 19:21:38
「燃えよ剣」
創作でも最後のトシはかっこよすぎ!
257 :
吾輩は名無しである:2005/04/19(火) 21:46:31
>>253 2006年じゃなかったの?
制作費が安いみたいだが、大丈夫?
258 :
吾輩は名無しである:2005/04/20(水) 23:38:48
最後の将軍かな
坂の上の雲も素晴らしい
259 :
無名草子さん:2005/04/21(木) 17:22:34
十一番目の志士で
いちばーんさいご「勝っ」といったのは刺客ですか?
とすれば誰?てきとーなやつ?
それを晋介が助けの?
261 :
吾輩は名無しである:2005/04/22(金) 21:11:38
播磨灘物語の中の高松城攻めのところが非常に面白いです。
>260その通りです
自己レス
263 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 05:23:11
「新撰組血風録」読みやすい。
ダラダラしてないからね。
264 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 15:18:41
「関ヶ原」「項羽と劉邦」かな。
どっちも主人公が二人いて、対立構造が明らかなので読みやすかった。
265 :
吾輩は名無しである:2005/05/13(金) 13:37:49
>213
私もそれ読みたいと思ってたんですが、タイトル何て読むんすか?阿保な私に教えてください。「よにひそむひび」だと思ってたorz
266 :
吾輩は名無しである:2005/05/13(金) 17:22:26
斬り込みにいくだけよ!
>265 よにすむひび
268 :
Corentin ◆bBm/UfuWG2 :2005/05/14(土) 01:50:50
269 :
吾輩は名無しである :2005/05/14(土) 18:07:37
労作として「坂の上の雲」に1票。
感じがよかったのは、小学5年生のための国語の本に書いたもの。
最近ずーっと「司馬遼太郎が考えたこと」を読んでいる。その中で近未来を
予想しているが、結構的中している。細木センセより予言者めいているね。
弔辞とかうまいわ。ほめ上手なのかしらん。
さて、最高傑作のことである。
まだ論議があることをわたくしどもは期待している。
270 :
吾輩は名無しである:2005/05/15(日) 08:41:12
「司馬遼太郎叩きはインテリへの登竜門」だと思ってる奴の巣窟である文学板で、こうも
司馬に好意的な意見が聞けるとは意外だ…
271 :
吾輩は名無しである:2005/05/15(日) 09:32:52
自分なりに年を重ね、職場でそれなりの人たちの往来を見ているとインテリの
意味のなさを認識できるので、範疇には拘らなくなりました。
登竜門を目指すのは若い人の特権であり、貴重なエネルギーであるから
全く否定しません。
272 :
吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 01:10:20
小説という形式でいうなら、たぶん短編にこそ
傑作が多いのでは? どうでしょう?
273 :
吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 04:07:22
「空海の風景」と「街道をゆく」が面白かった。
その他の小説は全然面白くなかった。「竜馬が行く」etcは読む気もしない。
やっぱり記者出身なだけ会ってエッセイが最高!
274 :
吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 13:54:24
司馬作品の大村益次郎ファンとしては、城山三郎作品「落日燃ゆ」の広田弘毅、甲乙つけがたい。読了の感想はどちらもとても、やるせない。と同時に、山県有朋と吉田茂が甲乙つけがたい程嫌いになった。
275 :
吾輩は名無しである:2005/05/20(金) 16:53:48
「街道をゆく」は良い作品ですね。流暢で気楽な薀蓄を気負いなく語る感じがします。
「街道をゆく」もまた短編集なのではないでしょうか。
『坂の上の雲』は秋山兄弟と子規関連の話や児玉や東郷などが活躍する場面は
面白く読めたけどロシアのステッセルやロジェストウェンスキーなどの無能さがつらつら
書かれている場面はかなり退屈だった・・・
まぁ総じて面白かったけど。
277 :
吾輩は名無しである:2005/05/27(金) 23:01:06
国盗り物語 最高!!!
何でここではあんま話題にならないの?
司馬は文学じゃねぇだろ。
一般書籍板でやれよ。
279 :
吾輩は名無しである:2005/05/28(土) 01:17:58
272さん、同感。
「戈壁の匈奴」
「故郷忘じがたく候」
「ペルシャの幻術師」
に酔いました。坂上は一巻で挫折
(もうすこしたってから読むとたぶんいんだろうな)
>278は文学的なヒトなわけか?
また坂の上の雲読みたくなってきた。2005年のうちに再読するかな。
「坂の上の雲」
作品もさることながらこのタイトルエピソードが一番好きだ。
このながい物語は、その日本史上類のない幸福な楽天家たちの物語である。
やがてかれらは日露戦争というとほうもない大仕事に無我夢中でくびをつっこんでゆく。
最終的には、このつまり百姓国家がもったこっけいなほどに楽天的な連中が、
ヨーロッパにおけるもっともふるい大国の一つと対決し、どのようにふるまったかということを書こうとおもっている。
楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、前をのみ見つめながらあるく。
のぼってゆく坂の上の青い天にもしのぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲が輝いているとすれば、
それのみを見つめて坂をのぼっていくであろう。
初めて読んだとき泣いた。
283 :
吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 20:56:20
>>282
確かに人をして感に入らせる文章ですね。
このような文章は、簡単に書けるものではありません。
彼の作家は修練の人であったと思います。
「坂の上の雲」は一つの切り口として労作だし、めったな人が書ける作物ではありません。
ただ、自分の死んだ父も明治人だったけど、時代に翻弄されたから屈折してたなあ。
284 :
吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 22:18:34
幸福な楽天家たちってのは日本国民ってこと?
>>282 なんでそんな文章で泣けるんだか。涙腺ゆるすぎ。
286 :
吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 22:57:57
「街道をゆく」は(・∀・)イイ!!ね。あれを読むと旅に出たくなってくる。
287 :
吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 23:09:15
結局、志とか道を描こうとすると
自然と、女って物語の中で不用になっちゃうんだよなぁ。。。
そりゃそうだよな、女って土だもの。
288 :
吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 23:17:54
日露戦争も日清戦争も
ぜーんぶ英米が後ろでコントロールしてただけだろ。
日本は踊らされてただけ。
で、すべてが大東亜戦争に結実するわけ。
最後は屈辱的な最後通牒ハルノートをつきつけ、
ジャップ乙、全部イタダキ!英米のもの、チャンチャン★ となるはずが、、、、
命がけで闘いを挑んできやがった!!!まじかよ!?
原爆どっかーん★やべーこれじゃ俺たち悪魔じゃん?
どうしよう… あ!そうだ、全部日本のせいにしてしまおう!!
もったいないけど、俺らの植民地は独立解放させてさ、
解放した日本人が侵略したことにして、俺らがそれを
解放したことにすればいいわけだ!!頭イイ!!
だって俺たち、白人だもの。
289 :
吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 00:18:28
>>284から以降のムードは、温泉の湯にのんびり浸かって談笑していたら、
すごい酔っ払い連が大勢入ってきてゲロ吐いたり、吼えまくったりしているみたい。
>>283の
>彼の作家は修練の人であったと思います。
も意味不明で、酔っ払った文章ではないかな。テニヲハしっかりしろ。
温泉つかりすぎでのぼせ上がった
>>282に、冷めた頭からツッコミが入っただけ。
292 :
吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 00:29:54
「彼の作家は」とは かのさっかとよむのです。
大丈夫〔だいじょうぶ〕。酔〔よ〕っていません
「彼の」(かの)とか気取った語で飾った時点で、自分の言葉に酔っとるわ。
294 :
吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 00:46:59
この場合ののぼせ上がりは、別段問題ないでしょう。
文章を読んで感じ入る。結構じゃないですか。
目の前の現実の事象にしか反応できないとしたら、感性の退行ですね。
冷やかすことしかできなくなったら、思索は深まりませんよ。
さほどでもない文章にまで感泣するのは、感激オンチ。
296 :
吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 00:50:03
人は皆飾るのです。
人によっては、荒い言葉を使って飾るのです。
しかし、このスレでは、それらは排除して、文章をお互いひねってもいいじゃないですか。
一般論で誤魔化すなって。
>>296 人は皆飾るとしても、皆が283みたいに自己陶酔するわけではないぞよ。
298 :
吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 00:59:51
自己陶酔ではありません。
単に感心しているのです。自分にはあれだけの才は、かけらもない。
ただ、感心しているのです。
感心するだけの頌辞なぞ、批評ではない。
あの程度で感心するに値するかどうか、よく考察せよ。
それが酔ってるってんだよ。冷静になれ。
>>298
何だか荒れかかっていますね。
本題に戻って「項羽と劉邦」に一票。
と言っても私は10冊も読んでいませんが。
基本的には門外漢ですね。このスレでは。
その少ない読書数の中で言えることは司馬遼太郎は主人公をスーパースターにするのが好きみたいですね。
何やっても上手くいって女にももてて、、みたいな。
個人的にそういう物語はあまり好きではないです。
だから、主人公(劉邦)がいまいちパッとしない「項羽と劉邦」だけは面白く感じました。
302 :
吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 03:52:17
>司馬遼太郎は主人公をスーパースターにするのが好きみたいですね。
何やっても上手くいって女にももてて、、みたいな。
そうでもないと思うけど。欠陥を持った人は結構出てくる。
>302
具体的には?
実を言うと私も世間並みに(変な理由だな)司馬遼太郎を読んでみようと思うのですが、今いち手が伸びない状況です。
ちなみに今まで読んだ、もしくは読もうとしたのは以下のものです。
「項羽と劉邦」「燃えよ剣」「北斗の人」
「竜馬が行く」(途中挫折、理由上記)
「新撰組***」(途中挫折)
「***」(途中挫折。題名失念。最初の30ページぐらいで、主人公が銭の穴に一滴もこぼさず油を垂らすことができた、と言う挿話が出てきてやめた。またかい、といった感じ)
ちょっと別だけど映画で「御法度」はみた。
よろしくお願いします。
304 :
吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 11:21:28
最近の資料では,道三の父親が美濃で勢力を伸ばし,そのあとを道三が引き継いだのだとか。
だから,油の話は眉唾か。でも,小説だから,まっいいか。
1ヶ月近くも前のレスに何いきなり群がってるんだ、お前らw。
306 :
吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 23:09:34
うるさいな。ほっとけ。
307 :
吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 07:29:27
油屋があまり儲けると神社が用心棒使って嫌がらせをする。
308 :
301=303:2005/07/02(土) 20:19:09
誰も俺の問いに答えてくれないの?
寂しさがやってくるのは秋の夜長だけではないものですね(涙
309 :
吾輩は名無しである:2005/07/08(金) 05:57:17
誰か答えてやってよ。
310 :
吾輩は名無しである:2005/07/08(金) 10:36:36
>308
>>(途中挫折。題名失念。最初の30ページぐらいで、主人公が銭の穴に一滴もこぼさず油を垂らすことができた、と言う挿話が出てきてやめた。またかい、といった感じ)
リアリズム小説読みたいなら、他の作家がいいかも
スーパースターというか万能型の主人公を敬遠するなら
長編では「花神」「胡蝶の夢」なんかかな。「菜の花の沖」
の高田屋嘉兵衛も、スーパーマンってのとは違うな。
短編なら、それこそ能力も業績も「ただの普通の人」
みたいなの結構扱ってる。
311 :
吾輩は名無しである:2005/07/08(金) 14:43:44
「胡桃に酒」がけっこう好き。暗い話だけど…
312 :
吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 05:45:33
>>310 「花神」いいよね。大村益次郎の生涯は興味深い。
313 :
吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 07:36:33
「坂の上の雲」のドラマ化が
韓国ドラマ好評につき、無期限延期が決定したそうです。
脚本家の執筆は中止されました。
テロや戦争の最中、戦争賛美につながるドラマは適切ではなく
幅広い年代層にご支持を頂いている韓国の質の高いドラマを
今後も放送していく予定です。
今「峠」の中盤、大政奉還あたりを読んでるんだが、いまいち退屈。
序盤の継之助漫遊記の方が面白かった。
今後もこんな調子なんだろうか・・?
315 :
吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 05:37:17
これから面白くなるよ。きっと。
316 :
吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 10:30:01
私は「箱根の坂」「播磨灘物語」が面白いです。
317 :
吾輩は名無しである:2005/07/12(火) 05:01:47
鬼謀の人
318 :
吾輩は名無しである:2005/07/12(火) 06:30:08
司馬遼太郎は好きなのだが、信者が司馬を偶像化しているため、
司馬の価値を大幅に下げ、俗物化している、とおもう
その事に、信者は早く気が気付くべきだと、おもう
司馬作品を読破したいんだが、
書かれた順がいいか、時代順がいいか
思いつき順とか目についた順でもカマワンのじゃないかな。
あらかじめ決めてかからんでも。
321 :
吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 16:46:08
あの人かつら?
なんでわざわざ「真っ白かつら」を作ってかぶると思うんだ?
筑紫さん
おれもあんな髪になりたい
325 :
吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 15:26:51
新潮文庫の司馬遼太郎、塩野七生、酒見賢一読んで、腕時計もらった。
今は、クッションに挑戦中
その新潮文庫の司馬さんで好きなのは
城塞
326 :
吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 22:03:13
そういや坂の上の雲の博物館みたいなのが出来たと聞いたが。
国盗り物語がいい…
むしろあれこそが真実だったんじゃないかと思わせるくらいに
328 :
吾輩は名無しである:2005/07/22(金) 03:19:57
国盗り物語は前半の道三編が良かったです。
後半の信長は司馬さんでも信長の人間像を細部まで終えなかった
印象が残ってしまう。光秀の方は細かく描かれているのだが。
梟の城
何度読んでもワクワクして楽しい。
まさか五右衛門が出てくるとは思わなかった工房の頃。
330 :
吾輩は名無しである:2005/07/22(金) 04:18:14
余談だが・・・ってのが好き
「新撰組血風録」を寝る前に読むのが日課です。
中間管理職的な立場というか、悩みというか、そんな土方が好きです。
「燃えよ剣」の鬼っぷりも捨て難いですけど。
草原の記
↑を読むときは「街道をゆく5〜モンゴル紀行」とセットで。
334 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 21:25:32
「関ヶ原」がよかった。家康の生臭さが臭ってくるようだ。
335 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 21:27:18
そろそろ煽りが出てきそうなタイミングだけど、煽りは放置という事で進めて
いきましょう。ではひきつづきドゾー ↓
336 :
吾輩は名無しである:2005/07/24(日) 06:46:12
決まってるね!しばちゃん。
337 :
名無し募集中。。。:2005/07/24(日) 08:12:44
>>313 それを聞いて泉下で胸をなでおろしてると思うよ
司馬先生と手塚先生が生きてたらなあ・・・・
2,3年前にNHKアーカイブスかなんかで司馬→手塚と連続してインタビュー番組流してたよ。
340 :
吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 21:24:38
>>339 カッコいいよなあ二人とも。大阪人だけど
342 :
吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 04:08:15
『峠』に一票。
『世に棲む日日』『竜馬がゆく』も捨てがたい。
竜馬〜は中学生時代に通して三回読んだ。
343 :
吾輩は名無しである:2005/08/01(月) 10:25:30
英雄児
344 :
吾輩は名無しである:2005/08/01(月) 10:44:38
酔って候に一票。あの生き方は大好き
345 :
吾輩は名無しである:2005/08/01(月) 12:42:04
短編にこそ真髄が!っつー訳で『新撰組血風録』に一票。
346 :
吾輩は名無しである:2005/08/03(水) 00:07:56
項羽と劉邦に一票
黄色い犬の解釈を間違えている記述もあるけど、小説として面白い。
特に項羽がめちゃんこかっちょええ。最高。
>>346 史記の息吹を一番よく再現しているよね。
もう五回ぐらい読み返しているよ。
意識しているのかどうか分からないけど、もともと司馬遼太郎のどこか突き放したような、
冷静かつ客観的な人物の書き方は「史記」の気風に通じるところかあるような・・・。
司馬遷からペンネームを拝借したぐらいだから、書き方まで真似たのかな?
それとも、もともと共感を感じていたから自然とああいう書き方になったのか。
349 :
吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 22:06:17
「十一番目の志士」という本を妹たちと一緒に読んでいます。
ここでふと気になったのが題名の「十一番目」というところです。
うちには妹が12人いて、幕末ごっこをするときに11人の役柄を
取り合っていつも喧嘩しています。
なぜ、11人でなくてはならなかったのか疑問です。
学校で仲のよい12人組や13人組など、志士になれずに
仲間はずれにされるなんてこともあるかも知れません。
せめて、「みんなは志士」という題名にすれば
よかったのではないか、と思います。
みんなは志士。お兄ちゃんも志士です。
(プロミストアイランド・15歳・学生男性)
司馬好きです
司馬は太平洋戦争モノかいてないですかねえ
なければ他の作家でもよいので何かよいのないですかねえ
よろしくおねがいいたします
351 :
吾輩は名無しである:2005/08/18(木) 11:01:32
age
352 :
吾輩は名無しである:2005/08/18(木) 23:43:14
なんかチハ戦車の話があった気がする。エッセーみたいな感じだったかな、うろ覚えでスマン。 ちなみに最高作は国盗り物語の斎藤道三編に一票入れたい、何回読んだかわからん
コイツのせいで他の歴史小説家がやたらと薀蓄語るようになってしまった
この前なんか安宅船を解説の中で組み立ててうんざり
他の歴史小説家がやたらと蘊蓄語るのは他の歴史小説家のせいだと思うんだが。
坂の上の雲。
勧善懲悪も利いてて小説としては面白い。
356 :
吾輩は名無しである:2005/08/28(日) 22:34:08
たまたま『世に棲む日日』を読んだら、学生時代あれほど嫌いだった
近代史に興味を持ってしまい、
『花神』
『峠』
『歳月』
『翔ぶが如く』
と読み続けてしまった。
熱中し過ぎて電車を乗り過ごすことも司馬司馬。
357 :
吾輩は名無しである:2005/08/28(日) 22:38:50
受験に疲れた中高生と人生に疲れた中高年向けの読み物だな。
358 :
吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 19:36:01
>350,352
新潮文庫の随筆集「歴史と視点」の冒頭4編がそうです。
小説ではありませんが、筆者自身の戦車兵としての体験にもとづく文章は説得力が有ります。
「腐っても戦車ではないか。」
359 :
吾輩は名無しである:2005/08/30(火) 01:35:33
>>357 作家にとっては最高の誉め言葉でしょう。
浮かれている時に読みたい本ロクなもんじゃない。
360 :
吾輩は名無しである:2005/08/30(火) 01:43:07
>>357 作家にとっては最高の誉め言葉でしょう。
浮かれている時に読みたい本はロクなもんじゃない。
361 :
吾輩は名無しである:2005/08/30(火) 14:01:20
>>357 作家にとっては最高の誉め言葉でしょう。
浮かれている時に読みたい本はロクなもんじゃない。
362 :
吾輩は名無しである:2005/09/01(木) 09:01:36
>>347 よく言われるけど、新聞記者だったことも影響してるんじゃない?
でも、俺は正直なとこ司馬さんのあの対象に
距離を置いたような書き方はあまり好きじゃないなぁ。
363 :
吾輩は名無しである:2005/09/01(木) 20:51:17
>>362 距離を置いてるからいいんだよ。
わかるだろう?
>>363 それが好きな人がいるのは分かってるよ。
ただ俺の好みではないというだけの話。
365 :
吾輩は名無しである:2005/09/03(土) 01:13:05
世に棲む日日がすき。
十一番目の志士もすき。
高杉晋作すき。
366 :
無名草紙さん:2005/09/04(日) 16:27:17
「坂の上の雲」じゃないの?ウルサン沖海戦なんて手に汗にぎりながら読んだよ。
367 :
吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 13:25:39
「城塞」の幸村がよい。泣ける。
368 :
吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 22:33:31
未読
「人間の集団について」
最近ベトナム旅行した私ですが、自分は凡人なので、何かこう
心に思ってももやもやうううう〜んと言葉にできないわけです。
けれどもその悶々とした気持ちを大多数の人が納得できるようなわかりやすい例や
言葉で書きあらわしているのはすごいと思います。
370 :
吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 15:51:07
>>366加藤友三郎の「残弾ナシ」のヘマ話を省かないで欲しかったな。
372 :
吾輩は名無しである:2005/09/16(金) 00:50:36
>>371上村さんはヘマしてないんだよ。加藤参謀長は残弾あったのに(のちに弾薬通路と砲側に残弾がたくさんあった事が判明)艦長からの『残弾ナシ』の報告をを確認せずに上村長官に報告した。この話はちょっとした戦史好きなら普通に承知してる話でつ(^_^;)
373 :
芦屋市在住:2005/09/17(土) 00:16:29
司馬さんは太平洋戦争の時代のことは書いていない.ある雑誌にとても書けないと
インタビューに答えていた.
強いてあげるなら「歴史と視点」だろう.あれに戦車のことが書かれている.
司馬さんは戦車兵で出征していたとの事.
「坂の上の雲」に限らず司馬文学の根本は「歴史の本質を問う」事ではないか?
その時代の人が何を考え,何のためにその考えを実行して行ったか・・・司馬文
学はこの事を忠実に描いていると言えよう.
多くのビジネスマンが「坂の上の雲」を熟読して,明治の先人たちに学ぼうと声を上
げているが,果たして司馬文学の本質をどれだけ理解できているか.恐らく誰も理解
していないだろう.
何故なら,義務や良心よりも自分の面子を大事にしているからだ.彼らの感覚は,はっ
きり言って司馬さんの指摘する「昭和の軍部」と同列だからだ.
374 :
吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 00:31:05
この人は小説よりもエッセイのほうがよかったね。
日本の土地投機の激しさに苦言を呈していたけどもうちょっと長生きして欲しかった。
>>373 >その時代の人が何を考え,何のためにその考えを実行して行ったか
を書いているんなら、それは
>「歴史の本質を問う」事
じゃなくて「その時代に生きた人間の本質を問う」事なんじゃないのか?
大体、歴史の本質を考えるのは歴史学者じゃないか?
人間の本質を考えるから、司馬は歴史学者じゃなくて作家なんじゃないの?
ただ、その切り口として歴史を使っているだけで。
このながい物語は、その日本史上類のない幸福な楽天家たちの物語である。
やがてかれらは日露戦争というとほうもない大仕事に無我夢中でくびをつっこんでゆく。
最終的には、このつまり百姓国家がもったこっけいなほどに楽天的な連中が、
ヨーロッパにおけるもっともふるい大国の一つと対決し、どのようにふるまったかということを書こうとおもっている。
楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、前をのみ見つめながらあるく。
のぼってゆく坂の上の青い天にもしのぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲が輝いているとすれば、
それのみを見つめて坂をのぼっていくであろう。
「坂の上の雲」あとがき1 より
これ読むだけでも歴史を書こうとしているのか、人間を書こうとしているのか、わかると思うんだが...。
「酔って候」に決まってんだろ!
377 :
吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 16:32:23
司馬文学…ぷっ!(^^)くだらね
378 :
吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 16:42:05
>>373戦車語るなら(歴史と視点)ごとき糞エッセイじゃなくて土門周平の『戦車と将軍』の方が全然まとも…。司馬の昭和陸軍に対する罵倒の根拠は結局己の辛い軍隊生活に対する恨み節に過ぎんのだ!彼の浅薄な戦争観なんぞまったく有害無益。
379 :
吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 20:46:56
司馬遼の視点は言うならば高い地点から見下ろすという具合で、ある人物を媒体として
歴史のうねりを大局的に描く手法を取っているように思える。
司馬遼は視点の重要性と歴史に対するある種の平等性を大切にしている人だと思う。
明治維新という一つの革命期をテーマに様々な人を媒体として描いているし、主観が多分に
含まれる発言は少ない。(本人が生きた昭和は別)
読者が彼の作品の中から好きなものを選ぶ際にはその媒体が自分とって心地いいものという
具合になるんじゃないかな。
俺はちなみに「花神」が好き。
村田蔵六と同じ長州出身で郷土に愛着あるし、技術職を志し、女も苦手でだからw
380 :
吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 21:02:41
『花神』
村医者から、翻訳家。そして、技術者から軍司令官へと
短期間に周囲の状況から役割を変えた長州村田蔵六のこの
話が、実話なんだから、歴史は小説より奇なり。
でもこれ小説でしたね。
381 :
吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 21:23:39
花神は確かに面白かったが…あの作品の大村益次郎って相当実像と違うんだろうな〜アレで益次郎が長生きしたら日本軍は火力を重視した軍隊になったろう…みたいな事書いてるが、どーだかね?
382 :
吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 22:44:27
日本陸軍か火力軽視の精神主義に傾いたのは山県のせいだと司馬は言うが…嘘こけ!って。日本が極端に貧乏だからだよ。
確かに大村先生は歴史上の人物の割にはキャラクターチックだったな。
でも、『花神』ってそのキャラクターとか含めて凄くいい出来の小説だと思う。
俺の中では『燃えよ剣』の兄弟作品と言った感じ。
384 :
吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 16:21:01
『英雄児』は面白かったな。
385 :
吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 08:26:02
『花神』に一票。
村田蔵六の転職物語。
小学生のころ、親が見てたNHK大河ドラマを
漏れも一緒にみてた。つまんない蘭学者の話と
思ってたら、秋くらいから戦争を始めその司令官
になったので、ビックリしたのを覚えてる。
その後、高校生になって小説読んだ。
今も時々読み返す。
エコノミストの長谷川慶太郎もベストは『花神』と
ゆてた。
386 :
吾輩は名無しである:2005/09/20(火) 05:49:27
「燃えよ剣」
中学のとき読んで、マジびっくりした。
上下2冊を1日で読んでしまった。
花神ヨカタ。
脇役が凄い。緒方洪庵・福沢諭吉・桂小五郎・
坂本竜馬・西郷隆盛・高杉晋作・井上馨・伊藤博文・
シーボルト・佐久間象山・大久保一蔵・勝海舟・
島津久光・岩倉具視・西園寺公望・山県有朋・徳川慶喜・
中岡慎太郎・大隈重信…これでもか…他有名人多数。
考えたら、大村益次郎の目から維新の群像を見る
構図にもなっている。中心人物をしっかり描き、
どんな大物もサラリと描き流してしまう。
この時代を描いたものとしては異色だと思うぞ。
それは「竜馬がゆく」とかにも当てはまる。
別に「花神」だけが異色ではないんじゃない?
かもね。
390 :
吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 10:08:25
峠と国盗り道三編と城塞がおもろかった。
この人、戦闘を鳥瞰的に描くの上手いね。
龍馬がゆくも勿論おもろかったけど、
これは若いうちにこそ読んでおくべき作品だね。
あと、政治家や経営者が愛読書に司馬を挙げてんの見るとゲンナリする。
国の借金1千兆円もつくった政治屋とそいつらに票を入れた国民にも。
比喩でなく、武士階級の復活を望みたい(冗談だよ、ばか)。
391 :
吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 11:16:12
大村益次郎は晩年10年後に西郷が起こす西南戦争を予言して戊辰戦争直後
すぐさま新政府軍において火力充実や兵士の訓練を始めている。
そして実際にこのときの準備が西南戦争で相当役立った。(大村はもういない)
この人がもうちょっと長く生きてたら日本の軍政策はまったく違う方向に
行ってたんだろうな。
そんなの今さら言うかってくらいのネタだし
司馬遼太郎とは関係ない
393 :
吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 20:03:52
「花神」「項羽と劉邦」
395 :
吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 10:57:42
>>390 ああ、そうだよね。1千兆円の借金返済のためには大型増税は必至だろう。
その戦犯自民党を圧勝させた日本の大衆から国民作家って呼ばれてもなぁ・・・
本人は雲の上から苦笑いしてそうだな。
396 :
吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 15:16:20
>>391司馬はそう言ってたが、そう変わらんて…。生きていたってそれほど変わってない。大村以外みんな大馬鹿って事はないし… 司馬の歴史観など短絡的すぎる。
『花神』に一票。
398 :
吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 16:55:55
でも、大村が長生きしていたら、間違いなく初代内閣総理大臣は
伊藤利助ではなかったと思う。
以上、余談が過ぎた。
功名が辻と世に棲む日日が好き。
山内一豊マンセー!
401 :
吾輩は名無しである:2005/09/25(日) 13:58:29
司馬自身が一番熱くなった著作は「燃えよ剣」かなとオモフ
403 :
吾輩は名無しである:2005/09/26(月) 20:50:43
花神が1番。
比較的近い時代で、長洲閥から権力者輩出したせいで、
多くの人の自叙伝から、多角的に人物像を描けている気がする。
竜馬や、土方像は正確な資料が少なく、司馬の想像力が爆発しすぎ。
大村の資料は正確且つ豊富である為、司馬の想像爆発を良く防いでる
と思う。まぁ、比較の問題ですけど。
作者が主人公を、資料とかにこだわらず想像力豊かに描いたら
作品の価値は下がるっての?
歴史書ならともかく、小説なのに。
405 :
吾輩は名無しである:2005/09/26(月) 22:55:48
『花神』に一票です。
花神そんなにいいかねえ。
>>403の言う想像爆発系のほうが筆が躍動してる感じがして小説としては面白いと思うんだが。
まあ好みの問題か。
「花神」は大河がよかったと、見当違いな意見を言ってみる
>>407 言えてる。TVの花神は『世に棲む日々』もミックス
されてた。村田蔵六役の人ヨカタ。
中村雅俊の高杉と愛人のオウノ(秋吉久美子)もヨカタな。
懐かしい。
おれはブクオフでDVDゲトしたのでたまに見直している
マツケン若いなあw
410 :
吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 09:12:06
大河の花神ヨカタな。
「世に棲む日々」のほか、
「最後の将軍」「峠」「龍馬〜」「十一番目の志士」も混ざってて、
幕末オールスターキャストだた。
大河「国盗り物語」も、
「太閤記」「孫市」「功名が辻」「梟の白」が混じってて見応えあた。
「歳月」に1票。
俺以外にはいないか...
大河の『花神』に一票。
大河の「国取り物語」に一票。
414 :
吾輩は名無しである:2005/09/29(木) 16:55:04
この人の長州(山口)嫌いは有名
山口県人に会うと機嫌が悪くなる
415 :
吾輩は名無しである:2005/09/29(木) 19:16:22
フクロウの城は評価悪いの?
>414
陸軍で苛められたから、心底嫌いになったのかな?
大村は長州系内での異質さから、気に入ったのかな?
『項羽と劉邦』に一票。
417 :
吾輩は名無しである:2005/09/29(木) 23:51:38
『てんの皮』に一票。
短編で一番好き。「甚内、城を持つ身になりたいか。
なりたければ行け。・・・」という秀吉のセリフがいい。
418 :
吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 22:14:06
花芯
419 :
吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 04:30:24
司馬って読書量が多いとはいえ、歴史学者より歴史に詳しくないし、坂の上の雲を書いたとはいえ防衛研究所の戦史部の研究者より日露戦史詳しくないのは確実で、合戦の描写、作戦の蘊蓄が面白かろうが自衛隊の幕僚より絶対に作戦に詳しくない。これは極めて当たり前な話。
420 :
吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 06:54:50
書物からの知識で、軍団を動かした大村に、
同じく本からの知識で、脳内に戦国軍団を
動かしていた自分を重ねたのかな。
421 :
閑人:2005/10/01(土) 12:16:40
419へ
当たり前じゃん!只の大衆作家なんだから!
学者より詳しいわけないし、軍人より作戦能力あるわけ無いじゃん。
玉木宏
423 :
吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 13:52:55
419へ
司馬が金に飽かせて歴史学者を上回る資料を蒐集してたのは有名な話。
また、その資料を死蔵せずに活用していたのも有名な話。
さらに専門軍人が必ずしも用兵の名人でない事は歴史の常識。
424 :
吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 15:40:53
司馬史観ウザス
425 :
吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 19:11:41
司馬史観なんてものは存在しない。
一連の娯楽小説と
史観と小説の違いがわからない信者がいるだけ。
しかし、作家より歴史知識の少ない歴史学者も大勢いる。
10年間論文書かない学者もざら。
実際には、歴史学者の場合「部分的に非常に詳しい」という
ケースが多いんだろうな。「17世紀東ヨーロッパの宗教につ
いて」とか。梅棹忠夫が歴史学者に「世界史という学問分野
は無い。あるのは西洋史と東洋史」と言われたってのをどっ
かで読んだ。たぶん「文明の生態史観」だったと思うが。
427 :
吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 23:44:01
まぁ司馬作品で歴史上の人物云々するのは、キン肉マンの超人を云々するのと一緒だな(^^)
428 :
吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 00:17:15
司馬がノモンハンを書こうと決意した際に参本作戦課長の稲田氏を取材した「良く喋る人で如何にも官僚の答弁と言う感じで何も心に響かない」と酷評した。
429 :
428続き:2005/10/02(日) 00:25:54
しかし昭和の戦史に多少知識のある人間なら稲田陸軍中将(最終階級)が決して司馬ごときが酷評出来ない人物なのは皆知っている。ノモンハンで関東軍との関係悪化を恐れず不拡大に努めたし、インパール作戦にも補給の困難を理由に断固反対した名将。
430 :
429続き:2005/10/02(日) 00:32:59
司馬は乃木愚将論、その他で軍人の一部から反感を買ってるが、司馬のトンチンカンな稲田観から察するにまともな軍人の評価など出来ないのだろう。司馬は坂の上の雲は小説ではないとほざいたが、ならば戦史と言えるのか? これは司馬には悪いがただの小説だ。
坂之上の雲で西京丸の話が出てくるの何巻くらいだっけ?(できれば八巻構成のほうで)
432 :
吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 02:48:04
2だと思うが。
433 :
吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 12:49:54
434 :
吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 12:51:55
西京丸がなんなんだよ?
436 :
吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 14:55:42
戦史じゃなくても、歴史書気取ってるじゃん。坂の上の雲は…。これは小説でないって自分で言ってるし。陸軍嫌いで長州嫌いで、それで乃木さんにやつあたり?乃木神社もよく我慢したな〜
乃木神社の会報みたいな冊子じゃいまだに司馬批判が毎号のように載ってるよ。
438 :
秋山真之『天剣漫録』:2005/10/02(日) 15:04:16
二十四、世界ヲ統一スルモノハ大日本帝国ナリ…。昭和の陸軍軍人ですらこんな事言ってない。(司馬は政治的発狂集団と罵倒) 秋山は昭和の陸軍軍人も真っ青だわな(^_^;)だから司馬の様な薄い作家にゃ秋山の以上の言を踏まえた上での秋山像など描けないんだw
439 :
吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 15:15:28
ノモンハン書かなくなったのは様々な説があるが近代戦史が彼の単純な理論じゃ到底語り尽くす事の出来ない難しい事象だと言う事を坂の上の雲以後痛感したからだろ?まぁ書かなくてよかったな。最近ソ連側の新資料により、23師団の善戦ぶりが明らかになったし。
440 :
吾輩は名無しである:2005/10/03(月) 11:38:43
覇王の家はつまらなかった、これはかなり評判悪いんじゃない?
自分の読んだ中では
世に住む日々の山縣有朋が奇兵隊を率いる戦闘描写が最高によかった
項羽と劉邦が面白かった。司馬作品は関が原や燃えよ剣など
何冊か読んだが、中国ものは、日本を舞台にした作品とは社会構造や
文化的なものが違うせいか、他の司馬作品とは異なる
印象を受けた。もし司馬作品で中国を舞台にした(随筆じゃなく)
小説があるならもっと読んでみたいものだ。
442 :
吾輩は名無しである:2005/10/06(木) 21:57:26
「世に棲む日々」が最高に面白かった。特に松陰編が。
未来志向というか、青春のすがすがしさを描ききっていると思う。
>>442 同意。作者は長州を書きたかったんだろうけど、
個人的には高杉編はいらなかったな。
>>440 そう?確かに他の作品で描いている家康像をまとめた感じではあるけど、俺は好きだけどな。
よく司馬は秀吉好きで家康嫌いと言われるけど、覇王の家はいかに家康が嫌な奴でかつ有能な奴であったか
という家康観をよーくあらわしてて面白い。なんていうかキャラが立ってる?
>>423 さらにその資料に赤えんぴつでごちゃごちゃ書き込んだりしたそうだな。
合理主義というか、無頓着というか。
面白いひとだったんだろうなぁ。
446 :
吾輩は名無しである:2005/10/10(月) 18:27:07
447 :
吾輩は名無しである:2005/10/11(火) 03:43:39
半端左翼の司馬はヘタレ。
448 :
吾輩は名無しである:2005/10/17(月) 10:20:32
449 :
吾輩は名無しである:2005/10/17(月) 14:31:46
司馬史観…m9(^Д^)プギャ━━━━━
450 :
吾輩は名無しである:2005/10/17(月) 14:38:31
司馬は電波ですが…何か?(´,_ゝ`)
451 :
吾輩は名無しである:2005/10/18(火) 04:39:13
やっぱり『燃えよ剣』かな〜
司馬作品を読もうと思うんだが司馬初心者で読みやすいのどれ?
「坂の上の雲」か「竜馬がゆく」にしようかと思ってるんだが
453 :
吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 22:59:05
読みやすさなら竜馬がゆくだろうね。
454 :
吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 22:59:32
「龍馬」にしとけ。「坂の上」はヘンコーしたとこあるしな。
ま、所詮フィクションと認識して読めば無問題だが。
455 :
吾輩は名無しである:2005/10/28(金) 06:23:30
>>454 「坂の上の雲」
正岡子規の存在は必要なのかな?
456 :
吾輩は名無しである:2005/10/28(金) 13:07:12
江川達也の漫画「日露戦争物語」も読んでるんだけど、断然「坂の上の雲」の方が面白いな。比較にならない。
あの漫画は上手くまとめきらずにだらーっと続きそうだ。
457 :
吾輩は名無しである:2005/10/28(金) 23:58:09
マンガでも小説でも密かに司馬を
下敷きにした作品は実はかなり多い。
なかには色々参考文献をあげて、
独自にオベンキョーした体裁とってるモノもあるが、
正直に司馬の作品名を挙げだものは皆無。
江川のマンガも「坂の上」を下敷きにしてるのは一目瞭然。
だからといって、司馬が最高と云う気はもーとーないけどな。
>>175 「韃靼疾風録」オレも好きだ。
いきなりボーイミーツガールのオープニングもいい。
異国の少女とであった青年は、彼女を故国へ送るため海を越える。
そこは、新進と覇気に満ちた新興国家と、
爛熟した文化を誇る老大国とがせめぎあう異世界だった…
新興国家清の若き摂政ドルゴン
大宮殿の奥深く、超大国明を支配する、孤独な青年皇帝崇禎帝
黄土平原を翔る反乱軍のリーダー李自成
三者の抗争に決定打をもたらす将軍呉三桂と、絶世の美女陳円円
多彩な登場人物といい、もどかしくなる主人公二人の恋の進展といい、
まさにファンタジーアニメかラノベかという感じの異色作。
司馬遼最後の長編小説だし。
/ ̄⌒ ⌒ ̄`丶、
/ \
/ ヽ
l l
i /\/\∧/\V i /、 !
V=[●] ,─ [●] =、V / 電車男以後のツーチャンネルは
(|,, ,,ノ(、_, )ヽ、,, |) 観光客が増えてダメになった
| ノ ,;‐=‐ヽ ).:::::|
\ `ニニ´ .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\
460 :
吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 23:16:19
ここでは坂の上の雲が人気なんですね。
実は10年以上前に読んだきりでうろ覚えなんですが、
あれって最後、尻すぼみになってないですか?
途中まで克明に日露戦争の描写をしてきてたのに、
日本海海戦以降、最後の奉天決戦あたりの扱いが
省かれていたような気がするのですが。
秋山兄弟に焦点を当てていたからかもしれませんが、
あの調子で最後まで描いて欲しかったと思ったことがあります。
461 :
吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 01:10:16
なに?「風神の門」と「梟の城」は駄作なの?
>>460 司馬の長編小説ってぜんぶそんな感じじゃない?
途中でだらだら脇道にそれて最後がグダグダになるw
それが司馬の魅力なんじゃないかなとw
463 :
吾輩は名無しである:2005/11/19(土) 01:15:50
司馬の閑話休題が回りくどいと思うんなら他の作家を読めば良い。
話の筋を追っていくだけが小説の楽しみ方じゃない。
464 :
吾輩は名無しである:2005/11/22(火) 17:29:21
>>463昔はそれが好きだった。しかし最近は司馬が取材した知識の消化不良なんじゃないのか?と感じる。
465 :
吾輩は名無しである:2005/11/22(火) 17:38:45
本格的な小説読んだのは「竜馬がゆく」が初めてだったから、他のでたかが400Pくらいで長編、って言われてもなーって感じがするよ
他のでたかが400Pくらいで長編って言われてるのはどの小説?
どの小説っていうか、一冊400Pの文庫には裏表紙には「長編」って書いてるのが普通にある
u-mu
「妖怪」が面白かった。
なんとなく敬遠してたんですけど。
司馬って魅力のない凡人の小説をいっぱい書いてるよね
江藤新平みたいな官僚肌の魅力ない人間を主役にあんな小説書けるなと
>>470 >魅力のない凡人の小説
そうか?
むしろ、マイナー級を主役に取り上げて一躍メジャーにしてしまう、って感じじゃない?
坂本龍馬とか土方歳三とか
もちろん江藤新平も。
472 :
名無しの権兵衛:2005/11/28(月) 04:59:36
誰も挙げていないようなので。
「韃靼疾風録」、これこそ司馬遼以外の誰にも書けない小説だと思う。
山内一豊の物語もあった。
あれが土佐の大名となったせいで、後の龍馬へと続くわけか。
474 :
吾輩は名無しである:2005/11/29(火) 02:25:09
胡蝶の夢だと。
関ヶ原が一番好きだ。ありゃードラマですよ。
小説テイストの強い国盗り物語も好き。
嫌いなのは菜の花の沖。ロシア史に関する記述があまりに冗長すぎるし、
少々高田屋嘉兵衛を持ち上げすぎの感。
(司馬作品には主人公を英雄視する傾向はあるものの、この作品は特に)
いま国盗り物語読んでるんだが、鷺山炎上に際して
「おれの一代が、燃える。―」
と道三が思ったシーンで涙が出た
>>475 嘉兵衛の頃には、アイヌがみんな喜んで後々まで懐かしがった・・・
みたいな記述はちょっと、肩入れし過ぎだよな。
松前藩復帰後のクナシリ・エトロフの搾取は言語に絶するものだったので、
それに比較すればマシだった、ぐらいが妥当なところだろう。
478 :
吾輩は名無しである:2005/12/04(日) 21:05:44
箱根の坂
479 :
吾輩は名無しである:2005/12/04(日) 22:14:16
黒澤明は司馬をどう思ってたんだろうか?山本周五郎は黒澤のお気に入りみたいだけど。
スレ違いだが、
当方、よく中学生とかに「本は読んだほうがいいよ特に歴史小説なんかは」て言ってるんだけど
歴史知らんでもいいとか、歴史知ってもメリットないじゃんとか言われるんですよ
私もメリットについてはうんぬんかんぬん言ってるんだけどなかなか納得してもらえません
何か説得力のある理由はないですかね
歴史小説は歴史そのものではないけど
その時代に興味を持つキッカケになる
歴史を勉強するという事は
社会、文化、そして人間そのものについて理解を深められる
何より、特に意味の無いこの人生において
最高の暇つぶしになるじゃないか
これじゃ無理か…
虚実入り混じったエンターテイメントの醍醐味を味あわなきゃ損というものだぜ!
これじゃプロレスの宣伝文句みたいだな・・・
マジレスすると、小説は読める人と読めない人に分かれる。
読む人は黙ってても自分で勝手に図書館でも何でも行って読むし、
読まない人は貸してやっても読まない。
中学生くらいだと特に難しいんじゃないかなぁ?
俺は文学部に行ったような本好きだけど、自分からガンガン読むようになったのは高校入ってからだった。
無理にでもというなら、小説を原作にしているマンガかなんかを先に読ませて興味を持たせるとか?
バカボンドとか花の慶次とかですかねぇ・・・
って司馬じゃないじゃん´Д`
あ、、項羽と劉邦いいかも。
485 :
吾輩は名無しである:2005/12/07(水) 02:52:00
「坂の上・・・」は消化不良だったなぁ
特に前半、秋山兄弟の人物像、子規との邂逅、とりまく環境等々
掘り下げかたが浅いように感じた。
小説にしては人物評伝に陥りすぎ。(あれは人物評伝でいいのか??)
後半の戦闘描写も、もう一つ臨場感に欠けるし
司馬は嫌いじゃないけど、比喩の多様(乱用)が鼻に付くことがあるし・・・
司馬得意の「俯瞰した視点」が時折、俯瞰している分だけ、登場人物と乖離
とゆうか、スクリーンの向こう側の情景に感じることがあるよ。
「言い触らし団右衛門」ほか短編あたりの方が、人間臭さが出ていて好みなんだけど。
あと、あんまり「いい女」が出てこないな。
そうだね
次の話題どうぞ↓
487 :
吾輩は名無しである:2005/12/07(水) 23:36:13
みなさん大変な読書量ですごいですね。
司馬遼太郎は、確かに「歴史初級入門編」としては
手ごろですよね。
それだけに、史実と勘違いしている読者も少なからずいるはずで・・・
ワタシのまわりのオヤジには特に多いンですが。
造詣の深い皆さん
特に一番売れている小説「龍馬が・・・」
は、どのあたりが史実と(あるいは史実といわれる事象と)かけ離れているのか
教えてください。
ここでは、ダメですかね
488 :
吾輩は名無しである:2005/12/08(木) 05:38:22
>>19 ええっ、マジで!?
天堂晋助って架空の人物だったの?
「史実と勘違いしているオヤジ」と「史実と違うらしいと
どっかで聞きかじって、どこまでが史実かを2ちゃんで聞
いて確かめようとするガキ」じゃ、そんなに変わるまい。
史実を知りたきゃ、いろんなモン読んで、自分でも考えて
判断することだ。本当に史実に迫りたきゃ、それこそ歴史
学者にでもなるしかなかろ。それでも「本当の史実」をど
こまでも突き止められるとゆーのは幻想なんだろうけど。
490 :
吾輩は名無しである:2005/12/10(土) 14:15:39
>>484 読書それ自体を苦痛とする人も多いからねぇ。
いまどき読書で教養を蓄積する人はむしろ少数派。
491 :
吾輩は名無しである:2005/12/10(土) 14:22:10
結局は全て幻想であり、一つの幻想に満足しない者こそが
真実に最も近き存在であるのは幾許かの虚無感に苛まれながらも
そこかしこに潜む落とし穴の幾箇所からは身を守れるのはしからずんば
よしもなく、真実是一つと考えるに値する現世のなけなしの価値とも思わずんばよしもなく。
492 :
吾輩は名無しである:2005/12/10(土) 18:24:24
司馬はツマンネ
んなこたあないよ。
美香ってひと、自分は早稲田出たって言い張ってるけど、無理があるよ。
英語まるでダメ、
古本好きとか言うくせに早稲田の古本街のこともしらない、
演劇好き、戯曲好きとかいうくせに演劇科のことも全然しらない、
演劇博物館を利用したこともない。
あのキャンパスで演劇好きだってふらふらしてれば、関係者とのつてもできるはずなのに、
まるでない。
そもそも、根本的に頭が悪いし、全然文学の知識がない。
仮に間違って早稲田にいたとしても、
他の学生とのレベルの違いにおののいて、コンプレックスの塊で、
暗ーい4年間を送ったんだと思う。
だいたい卒論何やったの? 文学的に何の専門知識があんの? あんたは
↑?
496 :
吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 21:47:41
巧妙が辻を読んでみたら結構面白い
ペースが速いから読みやすい
巧妙が辻の終わりのほうに出てくる大きなキツネはだれだろね?
498 :
吾輩は名無しである:2005/12/12(月) 14:30:49
高田屋嘉兵衛が好きなので『菜の花の沖』に1票
「最高傑作」というと、ちょっと違うんだが、
『俄〜浪華遊侠伝』
笑えるし、土方歳三だの桂小五郎だのも、チョロっと
ゲスト出演しとる。
オモロいんで、ぜひオススメ。もっと読まれてていい作品。
ご法度の原作
500ゲット?
菜の花の沖は函館にたどりつくまでがおもしろいよな
峠を読んだんですが、あとがきラスト2行の意味がわかりません
どういう意味なんでしょうか
503 :
吾輩は名無しである:2005/12/14(水) 05:50:26
>>499 うん面白いよね。
特に筆者自身関西人だから書き易かっただろうね。
>502
ラスト2行って「〜筆者も松蔵と同じ恐れを云々」っての?
505 :
吾輩は名無しである:2005/12/15(木) 13:18:06
司馬作品全てを時代順に読んでいってみたいのですが、教えて下さい。
初期の「梟の城」なんかは出世作だと聞いて読んだが、司馬の語り口がまだこなれてなくて面白くない。
小学校のときに読んでた太閤記・関が原・城塞のつながりが面白いという点では・・・
>505
文字通り時代順だったら「果心居士の幻術」(新潮文庫)
収録の「八咫烏」あたりかな。長編だと「空海の風景」が
時代的にはいちばん古いと思うが、「初司馬」だったら、
あんまりオススメでもない気がする。
戦国くらいからでよければ「国盗り物語」を薦める。
あくまで個人的趣味としてだが。
508 :
吾輩は名無しである:2005/12/15(木) 16:58:05
時代順なら項羽と劉邦じゃんw
そりゃそーだ。ごもっとも。
27に河井継ノ介やりますね、峠が関係してるかは分かりませんが
511 :
吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 20:43:08
512 :
吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 06:30:46
文春で養老孟子がみんなが大好きな司馬史観について書いてるぜ、司馬史観だから
っていって嘲笑してるバカにはちょうど良い薬になると思うけど
ちとスレ違いだが、大河ドラマの「坂の上の雲」って結局お流れになっちゃったの?
俺なにげに楽しみにしてたんだけど
514 :
吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 15:04:59
2008年にやるんじゃないの?
515 :
吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 15:48:28
僕の中の最高傑作は「最後の将軍」かな。
江戸幕府を終わらせた決断力とか、明治時代になったら政治の表舞台から
姿を消した潔さとか、慶喜の偉大さが良く分かる。
慶喜がいなかったら、幕末はもっと混乱していたんだな〜っていうのが
読んでいて感じました。
516 :
吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 23:42:12
花神。感情を挟まず現実を直視する職人気質な蔵六が良い!
517 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 12:47:15
蔵六はラストサムライですっかり悪役になっちまったな。
ま、元々司馬が持ち上げたほどの男ではないのだが。
↑ご本人と面識でも?おいくつですか?
519 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 16:13:56
蔵六はあり!
どうかな
522 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/30(金) 00:17:11
来年も蔵六はアリ!
524 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 18:52:38
age
525 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 22:32:50
峠、花神、竜馬がゆくなど幕末もんはどれも面白く読めたな〜
燃えよ剣はいまいちだったが
でもやっぱり坂の上の雲が良いなぁ
小説なんか書いてたっけ?
527 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 23:24:08
司馬氏の書籍で三国志に関する物はないものか…
528 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 12:24:45
翔ぶが如く に一票
529 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 14:00:36
いまの大河ドラマは面白そう。ようやくみれるドラマになりそう。
「功名が辻」って、司馬長編の中じゃ「その他」って印象だった
けど、さすがに今は本屋でも目立ってるな〜。
もっとも、「その他」だからいままでドラマ化もされなかったん
だろうし、「その他」だからツマランってワケでもないんだけど。
>>527 街道をゆく20巻で、で諸葛孔明のこと書いてたよ。
532 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 15:41:25
世に棲む日々 に一票
「峠」に一票
534 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/20(金) 19:00:01
峠はなし崩しに長岡敗戦に向かっていくようで何が面白いか分からなかった。
ファンの人ゴメン。
535 :
名無し:2006/01/20(金) 23:35:35
『言いふらし団衛門』短編だけど結構好きだ
536 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 02:10:39
>>534 あれは河井という人間を味わう小説だからね
「人々の跫音」に一票
竜馬がゆくは確かに面白いけど、別格とは思えない。世の中で言われてるほどに。
おれ的に一番好きなのは、播磨灘かな。でも播磨の不平を挙げるとすると
終わりにするのが早すぎ。光秀が死んだとこでほぼ終了って考えられん。
おれとしては、小田原の北条氏攻略のとこが見たかった。
これこそ、官兵衛がいかに偉大な武将かが最も分かるとこなのに。
これもいっそ、5,6巻で書けば良いのに、3巻で書こうというのに無理があった。
しかし、詰まるところ、どれが一番名作かは、どの主人公が一番好きかによらない?
おれは黒田如水が戦国、幕末も含め最も好きな歴史人物だから播磨灘は必然的に一番好き。
他の作品に比べ、官兵衛が禁欲的だったということもあるだろうけど、エロ描写がないのも良い。
538 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 13:52:34
「義経」は駄作。
小説ではないが、山崎正和との対談『日本人の内と外』はお勧め。
山崎といえば丸谷才一との数多い対談だが、司馬との対談はまた違った面白さがある。
博覧強記の関西人(関係ないか)同士の楽しんでる感じ。
540 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 15:39:56
司馬作品は、ほとんど読破しましたが、
やはり「燃えよ剣」。
おもしろかったっ。
司馬さん自身は一番好きな歴史上の人物誰だったかとか書いてるんですか?
当たり外れのない作家の最高傑作って難しい。
けど、わらえるというのであれば、「おお大砲」かな。ある意味、気の毒な話なんだが。
あと、「北斗の人」の前半、千葉周作のおやじさんとか。
何かの記事で、司馬さんが本気でユーモア作家になるか考えたみたいなの読んで以来、
わらえる部分さがすようになってます。
>>540 『新撰組血風録』とのトーンの違いを楽しむのも面白いよ。
544 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 20:58:39
確か司馬さんは秀吉が好きと言ってたような気がします。
そういうところはやっぱり大阪人だな。
546 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/22(日) 17:21:08
「新史太閤記」
547 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/22(日) 20:26:05
項羽と劉邦。中国を舞台にしているのでスケールがでかい。項羽がいい。
548 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/24(火) 18:11:31
549 :
392:2006/01/24(火) 18:17:19
これで、結局外資が持って行ったら、
ホント下品通り越してますよw
日本人は前説かいw
550 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/25(水) 00:07:57
司馬遼太郎がイギリスについて書いた本ってある?
アイルランド側からみた「アイルランド紀行」でなくて。
項羽と劉邦かなあ。韃靼疾風録のほかにも中国史かいて欲しかったが
552 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/25(水) 15:12:36
世に棲む日々 に一票
「歳月」は最高傑作ではないにせよ
もっと注目されていいと思う。
主人公が江藤新平で西郷や大久保に比べると
マイナーな人だからあまり注目されないのかもしれないけど。
佐賀に帰って反乱を起こす前に
妾と過ごしている時の心理描写が印象的。
554 :
:2006/01/25(水) 21:26:41
面白さからいうと「燃えよ剣」に1票!
業績面からいうと「坂の上の雲」に1票!
555 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/27(金) 13:56:03
>>553 そうなんだ。一般に知られている江藤新平と司馬の「歳月」の江藤は別人なんだ。
江藤は政治犯で晒し首になった。しかも担がれて「佐賀の乱」を起す。
大久保利通の陰謀で殺されたと書いている。それは司馬遼太郎が資料を読む達人だから出来たことだ。
多くの人に誤解されて、死んだ江藤は気の毒だ。江藤淳じゃないよ。同じ佐賀出身かな。
「義経」の木曾と新宮十郎の意地の張り合いにワロタw
殿中で小走りで走り出す2人とそれを見て嘲笑う後白河法王。
司馬の考える義経が実像に近いんじゃないかなぁと思った。
本物のパーフェクト超人なら頼朝の本心も読めたはず。
義経って短歌とか残してないのかな?
義経の持ってた笛とか展示されてるみたいだけどな。
まったく無教養ってことはないのでは?
557 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/10(金) 21:13:58
無教養です。
558 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 15:09:58
お前ら今日は菜の花忌ですよ
559 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 19:50:18
忍者ハットリくん
561 :
吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 02:13:27
>>558 新潮文庫のエッセイ集が全巻刊行されるのが丁度十周忌にあわせてあるなんてにくい演出だね
朝日のワイド版・街道をゆくと文春の短篇集が出揃うのももう少しだし
562 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/14(火) 00:38:10
もう随分と昔のことになりますが、私が大学に入った五月に司馬さんが在日
モンゴル大使館の外交官二人を伴って、大学の方へ講演に来られた事があり
ました。大教室での講演で、通路側に座っていた私のすぐ側を通って行かれ
ました。彼は当時52才ぐらいだっと思いますが、頭は見事な銀髪でしたね。
講演の内容は忘れてしまいましたが、銀髪の印象が今も鮮やかに残っています。
564 :
吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 00:58:32
豊橋(吉田)在住のものです。
司馬先生の濃尾参州記、吉田の章を読みたかったです。
このエロじじい濡れ場書きすぎなんだよ
だが、それがいい
567 :
:2006/02/20(月) 23:26:42
以下、余談がつづく
568 :
吾輩は名無しである:2006/02/20(月) 23:32:48
以上、余談が過ぎた
最高の司馬小説は、「この国のかたち」の、統帥権の話の出だしだと思うがどうか。
「鬼胎」、いい奴そうだよな。
570 :
吾輩は名無しである:2006/03/17(金) 02:02:04
坂の上の雲、黒龍の棺
571 :
吾輩は名無しである:2006/03/17(金) 23:29:18
坂の上の雲。と言いたいところだが、あえて「関ヶ原」と言っておこう。
人斬り以蔵好きな人いない?
573 :
吾輩は名無しである:2006/03/19(日) 15:59:14
司馬さんの本読みたいのですが、私は歴史がまったくできません。
歴史小説って勉強してから読まないとまったく面白くないですか?
面白いか面白くないかは、読んだ本人が感じること。他人に聞く
よりゃ、読んだほうが確か。
「読んでみて、面白いか面白くないかを判断する」という程度の
手間が惜しいのか?
知識は読んでいくうちについていく。
初めのうちは、合戦の描写とかわかりやすい人間関係なんかを楽しめばいいと思うよ。
それでもっと楽しみたいと思ったら、同じ時代を書いた他の小説に挑戦していくとかね。
577 :
吾輩は名無しである:2006/03/20(月) 21:14:23
基本的に小説などというものは歴史の予備知識が無くとも読めるように
なってるのだが。史料じゃないんだから一度読んでみたら?
578 :
吾輩は名無しである:2006/03/21(火) 21:08:17
俄をオススメしたい。
歴史の予備知識な〜んもいらない。
579 :
吾輩は名無しである:2006/03/22(水) 01:45:39
司馬遼太郎はあまり好きではないが、「ひとびとの跫音」はなかなかよかった。
580 :
吾輩は名無しである:2006/03/22(水) 22:23:21
この国のかたちを、読んだ人がいたら
感想を聞かせてください
581 :
吾輩は名無しである:2006/03/23(木) 00:18:54
尻くらえ孫市って面白い?
秀吉関連なんだろうか、それとも本願寺系?
582 :
吾輩は名無しである:2006/03/23(木) 03:09:36
箱根の坂の不人気っぷりにワラタ
途中で本閉じちゃうよアレ。
功名が辻の序盤から中盤はじめ辺りまでが好きだな。
なんか下っ端武士の生活臭みたいなものが感じられるし、
登場人物にみんな愛嬌があって読んでて楽しい。
ただ、千代ではなく一豊の物語として読んでいた自分には
後半はちょっと苦痛だったかな。
覇王の家や馬上少年過ぐ、みたいに淡々と書いているのが好みだけど
傑作といったらやっぱり坂の上の雲かな。次点で関ヶ原。
俺的には「ペリーが行く」を出して欲しかった。
項羽と劉邦 泣いた
587 :
吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 12:45:58
あれは韓信がいい味を出してた
虞や虞や若を奈何せん
ばか。
虞は最初劉邦の嫁さんだったんだよね!
と本宮ひろ志の漫画読んだ後はそう思ってました。
たぶん俺は司馬遼太郎にもだいぶだまされてます。
どこがフィクションなのかわからないままに「へ〜」って言いながら読んでるから。
590 :
吾輩は名無しである:2006/04/23(日) 03:50:46
『ロシアについて』はどうなん?
漏れは今だにロシア観はこの本に影響受けてる訳だが……。
今、トルストイの『戦争と平和』を読んでいて、それをぶっこわし中。
591 :
吾輩は名無しである:2006/04/26(水) 18:27:42
戯曲はどうなんでしょう? 面白いですか?
592 :
吾輩は名無しである:2006/05/01(月) 17:45:13
関ケ原に一票
593 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 16:19:42
長編では「燃えよ剣」が最高に好き。
あとは、司馬と名のるだけあって列伝形式の短編がいい。
>>128の言うように短編にこの作者の醍醐味があると思います。
とにかく女を描くのがうまい。”おお大砲”のような話が好きです。
594 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 16:35:14
ここ数日TBSチャンネルで松本清張作品の連続再放送をやってる。
やっぱ、清張は凄いと思った。
もちろん司馬ちゃんも凄いけど。
595 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 23:06:31
燃えよ剣
が好きっていったらミーハーだと馬鹿にされた
でも好き
596 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 23:13:25
「戦雲の夢」「夏草の賦」の長曾我部二部作
597 :
吾輩は名無しである:2006/05/06(土) 17:20:07
>596
短編だが「信九郎物語」というのもある。
598 :
吾輩は名無しである:2006/05/13(土) 17:21:39
599 :
吾輩は名無しである:2006/05/16(火) 21:20:30
いま「坂の上の雲」を読んでる真っ最中。二○三高地を陥落させたところで
ちょっと一息入れるために2chをうろついて、このスレッドに遭遇。
日露戦争あたりからのあたりは、海に陸にとなかなか面白く読んではいます。
が、前半にあれだけ書かれた正岡子規は、いったいなんだったのかという疑問も。
まだ読破してないわけで、これからの展開を見ないとなんともいえませんが、
何年もかけて連載する小説ってのは、むずかしいんでしょうな。
私としては、司馬氏の作家としてのキャリアの前半の短編群が好きです。
お色気がある作品も多くて良い。(^ω^) ついつい何度も読んでしまうのは
「伊達の黒船」。主人公が歴史に残る有名人じゃないところが好き。
600 :
吾輩は名無しである:2006/05/16(火) 21:55:44
>>599 司馬の長編は結構支離滅裂だと思います。
児玉源太郎の活躍から乃木希典の爾霊山の作詩まではとてもおもしろい。
というか、はっきりいってそれ以外はさっぱりおもしろくない。
正岡子規もいったなんだったのかと思うけど、秋山兄弟も何なのかと
思います。私は、近代戦での騎馬兵の役割が何なのか知りたくて読み初
めましたけど秋山兄のアル中ぶりには辟易したものです。弟もぼやけた
感じでキャラが立ってない。人の性格や戦闘状況がころころ変わって全体が
つかめない。二言目には、”古今類をみない”みたいな表現が続くけど
うんざりします。
この本をもとに軍国主義を礼賛する人は多いけど、ホントにおもしろ
かったの?最初から最後まで楽しくよめたの?と思います
面白かったよ。そらもう面白かった、下瀬パウダーなんて知らなかったし
602 :
吾輩は名無しである:2006/05/17(水) 15:46:22
「坂の上の雲」が途中から日露戦争小説になっちゃったのは
読者の反響を見て編集部と作者がひよったんでしょうな。
それからサンケイ新聞に連載されてたし、司馬こと福田さんは
サンケイの社員だったんだから「Japan as No.1」志向が強くて普通かな。
朝日に連載してた「街道をゆく」なんか、韓国・朝鮮にもっとケチつけたい
んだけど、担当編集にクギを刺されたのか、それができないイライラが
あるような気がしてならない。
603 :
吾輩は名無しである:2006/05/17(水) 17:19:23
『坂の上の雲』は最高に面白かったよ。
前半の正岡子規はあれだけ入念に書かれてたんだから、
もっとその後の夏目漱石との交流や「ホトトギス」、「根岸短歌会」
を書いて欲しかった気もする。
でも児玉源太郎の
「国家は貴官を大学校に学ばせた。貴官の栄達のためではない」
は最高にかっこいい。全巻読んだあとにくるすがすがしさは秀逸。
604 :
吾輩は名無しである:2006/05/17(水) 17:38:32
竜馬が行く
605 :
吾輩は名無しである:2006/05/17(水) 20:26:53
>>603 正岡子規が死んじゃったあとは、高浜虚子か漱石か
そのへんを描いてずーっと“武人と文人”という2つのベクトルから
明治という時代に生きた日本人を見てもいいのにね
漱石だとややネガティブで坂の下のドブって感じになっちゃうかもしれないが
606 :
吾輩は名無しである:2006/05/18(木) 23:59:00
正岡子規と秋山兄弟の関係は、もっと密度が濃かったはず。
堀り下げ方が甘い・・・と言うか人間観察が表面的だと思う
607 :
吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 20:06:49
創作っていうのは凄くエネルギーが必要な行為だよね。正直、年とると
シンドイ。クリエイティブな仕事してる人って50代ぐらいになると、
ガクッと仕事の質が落ちてしまうことが多いような気がする。篠山紀信
なんかも、しばらく前からは名前で仕事してるだけ。
司馬遼太郎が壮年期からほとんど随筆や、対談集なんかしか著作にしなく
なったのは賢いなあと思う。良い意味でも悪い意味でも。「随筆だって
創作活動だ」と言う人はいるだろうけど、やはり小説とは次元が違うと
思う。
やっぱり大阪人だから損得勘定が上手かったのかなあ、という気がする。
谷崎によれば、大阪人って電車のなかで露出排便するんだろ?
自宅のトイレを使うのが勿体無いんだろうねぇ。
まったく気違い沙汰だよ。
609 :
吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 22:42:58
小林秀雄も、鎌倉へ帰る電車の連結部分で、小便したと書いてたけどな。
関東人だな、小林は。
子規と秋山兄弟を通して、明治特有の明るさを描きたかったのだと思う。
いかにも明治人らしい子規と、やがて組織人になってゆく秋山兄弟。
いきなり日露戦争から始めると、あの明るさは表現出来なかったと思うな。
>>606 あの突き放した視点が持ち味だからねえ。
611 :
吾輩は名無しである:2006/05/20(土) 02:04:58
>>610 > 子規と秋山兄弟を通して、明治特有の明るさを描きたかったのだと思う。
> いかにも明治人らしい子規と、やがて組織人になってゆく秋山兄弟。
もちろん最初はそういうつもりで書き始めたんでしょ。でも作品全体を
通して見ると、日露戦争の比率が多いよね。本当に良い作品を書くなら
初めから何百枚、何年以内にまとめるって枠を作って途中をどうして終わり
をどう持ってくか、あるていど青写真があったほうがバランスがとれる
小説になったんじゃないかな。中盤以降だいぶ読者に媚びたように見える。
612 :
吾輩は名無しである:2006/05/23(火) 16:13:46
お初です。
司馬氏の作品は燃えよ剣から入り、今日竜馬がゆくを読み終わりました。
読み終わり、先に買っておいた翔ぶが如くに手を付けたんですが、
歴史がスッポリ抜けてしまいました。
司馬氏の作品を通して、幕末から明治にかけての
歴史を順を追って読んで行きたいと思っています。
竜馬がゆくの次はどの作品を読めば、歴史の順を追えるでしょうか?
短篇や、他の作品の補填的な作品でも良いので教えて頂きたいです。
スレ違いスレ汚しすいません。
あれら作品は本当に小説と呼ぶべきものなんだろうか。好きなのは好きだが。
614 :
吾輩は名無しである:2006/05/23(火) 20:15:59
司馬氏の作品を始めて読もうと思うのですが、何がいいでしょう?
>>614 竜馬がゆく
でいいと思う。
長いけど、避けては通れないから、読むなら早いほうがいい。
個人的に好きなのは峠。
616 :
吾輩は名無しである:2006/05/27(土) 07:02:51
国盗り物語(前半)を読んでいる。
サンデー毎日に連載されていただけにか、
俺が今まで読んできた司馬作品の中でも群を抜いてエロエロなんだが、これより性描写が激しい作品はある?
果心居士の幻術の中の牛黄加持
618 :
吾輩は名無しである:2006/05/27(土) 09:12:41
司馬は右なのか左なのか?60年代の毛沢東を褒めてる文章読むと
サヨクに見えるが、当時の左翼学生どもからは「司馬は右!」って
レッテルを貼られてたんだってね。
狂信的なもの、非論理的なもの、非合理なもの、神秘主義、いたずらに形而上学的なもの、前近代的な発想、神がかり主義、左右両極の極端な思想、理論にあわせて現実を解釈し切取ろうとする発想、はすべて司馬の否定するところ
常識人だったんだよ
621 :
吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 17:39:43
講談社文庫の「真説宮本武蔵」って朝日文庫の中篇「宮本武蔵」
とは全く別な作品だよね?「真説宮本武蔵」を加筆したりふくらませたりして
「宮本武蔵」にしたってわけじゃないんでしょ?
622 :
吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 18:04:43
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
このメールの伝言は西洋は東欧のクロアチアからやってきました。
セックスを司る天界からの暗示がこめられていて妖精と悪魔がこのメールに
宿っています。私は361番目に受け取った日本人で現在暗示の使命を
委ねられています。このメールを見て無視した人は、すでに50人以上の
男性が勃起不全の呪いをかけられ苦しんでいます。その上かなりの人数の
人間たちが恋愛や夫婦生活が急にうまくいかなくなるというメールの
呪いに苦しめられています。この文章を見てしまったらこの悪魔の性的呪いから
解き放たれる方法は ひとつしかありません。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
この下記のアドレスに
http://music4.2ch.net/test/read.cgi/classical/1147699903/ 「松田はロンティボー予選落ちのくせして男遊びに必死、努力もしないで
2chにおいて自演で自己賛辞と、自分を批判する連中から身を守るための自演擁護に必死。
贅肉だらけのポチャで、性格も最悪テラキモwwwwwwwwwwwwwwww」
以上の文章を貼り付けるだけで呪いは解かれます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
わたしも最初このメールを軽視して放置してしまったために突然、勃起不全になり
3週間も苦しみました。どの医者も原因不明の診断を下しました。
しかし、このメールの指示通りしたら突然完治するどころか勃起力が以前とは
比べものにならないほど硬く持続力もUPするという幸運に恵まれました。
ぼくの妻にはベッドで「何回するのよ、もう嫌よ」と拒否されるほどの絶倫になったのです。
このメールは指示を守るものには天使のメールとなるのです。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
623 :
吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 23:34:14
途中集計
「坂の上の雲」-------- 75 票
「花神」 ------------- 37 票
「燃えよ剣」 --------- 27 票
「峠」 --------------- 25 票
「竜馬がゆく」 -------- 24 票
「世に棲む日日」------ 14 票
「翔ぶが如く」-------- 13 票
「関ヶ原」 ----------- 10 票
10票以下切捨て
有効投票約 311票(レス)
624 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 01:23:56
竜馬がゆく。ですね
坂の上の雲ですね。最後の1ページ特に「奉天へ」は何故か鳥肌がたちました。
626 :
名無し募集中。。。:2006/05/29(月) 20:15:54
僕は大諜報の章が特に好き
ああ、漏れの読んだ早雲の物語と元親の物語は無いのか
とりあえず、俺は箱根の坂だな。不人気みたいだが
629 :
吾輩は名無しである:2006/05/30(火) 02:03:40
結局、謝罪意識にとらわれたアホだろ
後期は憂国になったとほざく奴がいるけどよ
630 :
吾輩は名無しである:2006/05/30(火) 15:03:11
今花神上巻を読んでいるのですが、
花神では村田蔵六(大村益次郎)と桂小五郎の初対面は、
蔵六が小五郎の所に出向いて竹島について提言した時となっていて、
その後蔵六が挨拶の手紙まで送り、後の女囚の刑死体の
解剖現場で再開するとなっています。
一方同じく司馬氏の短篇集人斬り以蔵の中の「鬼謀の人」では、
蔵六が小五郎の所を訪ねた時は会う事もなく追い返され、
解剖の現場で初対面が成ったとなっていました。
こういう事は良くあるし、粗探しと言う訳では無いのですが、
この記述の違いにとても違和感を感じて
史実がどちらなのか気になってます。
史実がどちらか、または二人の初対面には全く違う史実があるのか、
詳しい方いましたらご教授願います。
「坂の上の雲」読了。
感想 - "大作"、"力作"かもしれないけど、"傑作"からはほど遠い。
632 :
吾輩は名無しである:2006/06/02(金) 19:19:40
うおりゃ!
633 :
吾輩は名無しである:2006/06/09(金) 09:12:43
播磨灘物語読み終わった。 箱根の坂はイマイチだったけど、これはすこぶる
面白かった。 クワンヒョウエは九州席巻して、マジで上洛する気だったんだろなw
息子が家康派まとめあげて、秀秋調略までして大貢献してる最中に、西から攻め上がろう
とする親父ww 関ヶ原が早期決着で野望がついえると、家康殿のために馳走いたした
だってw マジ笑えるわこの人。
おれも「坂の上の雲」読み終わった。
陸軍の戦いの描写が長いし、つまらない。
司馬さんが言うようにこれは小説じゃないと思うしかない。
635 :
吾輩は名無しである:2006/06/09(金) 18:14:54
「坂の上の雲」
636 :
吾輩は名無しである:2006/06/10(土) 20:50:21
「花神」でアリマス。
柴田錬三郎、海音寺潮五郎、今東光と違い、司馬遼太郎は漢籍の教養が無いから「世に棲む日々」の吉田松陰が実に薄い。
唯一評価出来た作品が「王城の守護職」。
早乙女貢とかも好きじゃ無いから誤解無きよう。
「王城の護衛者」
>>637 ( ´,_ゝ`)プッ すごく偉そうに書いて題名間違える奴
640 :
吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 01:06:47
641 :
吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 20:52:03
坂の上の雲
642 :
吾輩は名無しである:2006/06/24(土) 15:23:08
なんか、みーんな、スポーツ少年団の子がプロ選手を批評しているようで
むなしいね。もっとも、これは全ての板に共通しているけど。
643 :
吾輩は名無しである:2006/06/24(土) 15:59:56
小説家としては実力がないね。
この人は。
歴史エッセイを兼ねているから面白いだけでね。
644 :
吾輩は名無しである:2006/06/24(土) 19:48:11
未読ですが、何故「翔ぶが如く」に票が入らないのかね。
>>623 幕末、明治ものが圧倒的な強さだな。
>>643 というか、そもそもそういうつもりで本人が書いてない。
>>644 読んだらわかるが、評伝要素が強すぎるんだな。それに千絵(ry
やっぱり「坂の上の雲」は賛否両論多々あるみたいね。
俺はいちばん好きなのが「坂の上の雲」次点が「花神」で見事に集計結果どおりなんだが、
この2作は小説的要素と評伝的要素のバランスが絶妙だと思う。
646 :
吾輩は名無しである:2006/06/28(水) 22:26:10
妖怪
647 :
吾輩は名無しである:2006/06/28(水) 22:42:18
司馬の小説は手に入るものはすべて読んだが、
坂の上の雲>箱根の坂>播磨灘物語
の順で好きだな。
君が愛せし綾藺笠
落ちにけり落ちにけり
賀茂川に 川中に
求むと尋ぬと せしほどに
明けにけり 明けにけり
さらさらさいけの秋の夜は
648 :
吾輩は名無しである:2006/07/04(火) 10:05:53
高校生の司馬ファンです。
ここでは人気の高い坂の上の雲ですが、無味な戦況報告が退屈な感じがしました。
子規が死んでからは、日本海海戦が始まるまで正直面白くなかったです。
『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『功名が辻』はスリリングに読めました。
俺の中のベストは『国盗り物語』です。どんどん出世していく道三が痛快でした。
坂の上の雲の半分は軍事研究だね。
地図が必需ですな
『空海の風景』を読んでいますが、とても面白いです。
仏教関連の作品は他にあるでしょうか?
>>648 あと数年たてば陸戦も面白く感じるだろう。
俺は満州での陸戦が一番面白かった。
何故著者があそこまで詳細に描いたかを考えて読むと興味深い。
653 :
吾輩は名無しである:2006/07/06(木) 10:29:00
>>652 はやく陸戦も面白く読めるよう精進します。何故、執拗に描いたのか…
二○三高地については、日本陸軍の昭和まで続く悪癖を強調したかったのでしょうか?
どうなんでしょうね(^_^;
司馬も戦車隊長だったから、遠くの司令部にいてなんらの作戦もなく
徒に兵士を突撃させて死なせるのは我慢できなかったんじゃないの?
軍事オタクでもなんでもないが、高校の頃から「坂の上の雲」の陸戦部分は普通に
面白く読んでたけどな。あとは「播磨灘物語」の山崎の合戦のくだり、「城塞」の
長曾我部盛親対藤堂高虎の遭遇戦のくだりあたりも非常にリアリティがあって面白い。
基本的に司馬は集団戦よりは個人の戦いの描写の方がうまいので、上に挙げた例は
むしろ例外的に叙述が秀逸だった例に属すると思う。
流れをぶったぎるようで悪いが・・・
箱根の坂ってわりと評判悪いんだな。
戦国の中でも応仁の乱あたりを書いた小説ってあまり見当たらないから
読んでみようと思ってたんだが。
具体的にどうつまらないんだろう。ただひたすらに冗長であるとか?
>>656 小説としては構成が破綻してる。異常に前振りが長いが、それが
中盤以降に全然生きてないという頭でっかちな構成。
まぁ通好みの小説ではある。今流行りのサッカーにたとえて言えば、
点がばんばん入って派手なのが普通の司馬文学だとすれば、イタリア
みたいにじっくり守備する落ち着いた小説というか。俺は大好きだけどね。
箱根の坂は切なかったなあ…名作です。
たったいま箱根の坂読み終わった
同じく梟雄と呼ばれる道三とは似ても似つかぬお人好しっぷりに(*´д`)ハァハァだった
後北条氏の小説って他にはないのかな?
>たとえば本書にはしばしば、室町のある時期まで
>日本の貴族はのんきなもので、地下(じげ)人の
>暮らしを考えるような者はいなかったと書いている。
>そして、だからこそ北条早雲のような人物が画期
>的な例外で、領国政治というものを発明しただけ
>でも比類がない。保母さんのように農民の面倒を
>見た。こういう早雲を「野暮」の代表とすれば、同
>時代の足利義政などさしずめ「いき」だろうが、
>ここには日本人の暮らしはなかった、と書いている。
松岡正剛が「この国のかたち」について書いた文だけど
箱根の坂の早雲像そのものだよね
お人好しっぷりに萌えるってのも司馬の狙いをちゃんと
読みとってるんじゃないかなw
661 :
吾輩は名無しである:2006/07/17(月) 13:32:17
玉出の滝。
662 :
吾輩は名無しである:2006/07/17(月) 18:13:19
明治が舞台の作品ももちろん好きですが、
空海の風景が衝撃でした。
仏教が極彩色に感じられました。
663 :
吾輩は名無しである:2006/07/18(火) 00:15:35
>>655 知り合いの自衛官が言ってたけど、戦争とは何かっていうとき一番勉強になるのは
坂の上の雲と『播磨灘』の山崎の合戦だそうだ。その人は戦車乗りの陸上自衛隊員だけど、
海上自衛隊の人の意見も知りたいな。
664 :
吾輩は名無しである:2006/07/20(木) 02:43:41
普通に『竜馬がゆく』
この本を読んだことによって、心の中に様々な勇気が芽生えた。
単身新卒でアメリカでの仕事に行くチャンスに出会い、またチャレンジしてこられた。
そのほか、いろんな場面で、心を支えてくれたり、心を太くしてくれた。
本とはその内容も大切だが、筆者や登場人物の精神を受継いだり、
登場人物や筆者との対話の中で何を得ることができたかということも重要ではないでしょうか。
665 :
吾輩は名無しである:2006/07/20(木) 20:47:55
俺も「竜馬がゆく」に一票。
三回は読み直してる。
戦国では国盗り物語が一番だな。前半後半では光秀の方が好き。
この人の作品は、ある歴史的な出来事を舞台に小説を書いたものよりも
人を主体に小説を書いたものの方がが魅力的だと思う。
667 :
吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 17:35:55
既出かもしれんが、司馬さんの作品で長編の主人公として扱ってほしかった人っている?
桂小五郎って「花神」以外での扱いはなんか微妙。一流の中の凡人というか、他の偉人の引き立て役が多い気がする。
戦国だと太原雪斎とか。家康は彼の存在なしでは大成しなかっただろうし。ナンバー2の美徳というのは日本人に好まれるだろうから、おそらく「坂の上の雲」とまでは
いかなくても3、4番目くらいの傑作にはなるだろね。という訳でこの二人を推します。
項 羽 と 劉 邦
『望みしは何ぞ』と『花埋み』は、司馬遼じゃないけど、
司馬遼ずきに薦めたい本だ。
“小説家”としての司馬遼太郎がイキイキしてるのは初期の短編だけじゃないかな
忍者物なんかは良いと思う
671 :
アグネス多喜雄 ◆Z5n/72s1b2 :2006/07/24(月) 20:41:23
ひとつ言えるのが、
NHK大河ドラマで、「坂の上」の秋山真之が、
間違いなくジャニタレが演じる。
それに伴い、この小説の評価がさらに下がっていく。
672 :
吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 21:18:08
キムタクはお腹一杯。またコスプレか。
いま坂の上の雲5巻読んでる。
↓ここまで読んで印象に残ってる箇所。。
・旅順の乃木軍兵カワイソス
・バルチック艦隊カワイソス
・正岡子規のコネ諸々ウラヤマシス
よく、「この頃の軍部に比べて後の軍部(主に大戦中)のクソっぷりときたら・・・」
みたいな文章が出てくるんだけど、後の軍部をよく知らない俺にはさっぱりわからん。
司馬氏の「後の軍部」に対する考えがよくわかる読み物って無いのだろうか。
674 :
アグネス多喜雄 ◆Z5n/72s1b2 :2006/07/26(水) 21:25:57
一般にエビちゃんは可愛いと言われているが、
一般人のエビちゃんに対する考えが分かる読み物は無いだろうか?
675 :
息が美:2006/07/26(水) 23:46:23
「竜馬がゆく」に一票
今でも読んでるが、まったく色あせた感じを受けない。
「尻啖え孫市」は読み応えがあって良かったが、最後の部分に不満。
史実に忠実すぎる、という批判も頷けた。
「俄」も人物描写の点では◎。でも「竜馬〜」には劣る。
「坂の上の雲」は意見にあったように戦争のくだりは長すぎるような
気がする。
「国盗物語」は道三部分はよかったが、光秀編が面白くなかった。
「箱根の坂」は後半にトーンダウンしちゃってるような気が…。
誰かが書いていたが「新史太閤記」はもの凄い長い説明文。前後して「国盗り〜」
「豊臣家の人々」「城塞」「関ヶ原」を読まないと楽しくないと思う。
カウント外と思うけど、司馬サン短編だったら「俺は権現」「割って、国を」が
いいと思う。
676 :
吾輩は名無しである:2006/07/27(木) 02:24:10
673>作品中、何遍も同じこと書いてたりする。戦争への根本的な考え方じゃないかな。
旅順要塞への白兵突撃=神風特攻隊とか、物質量を無視した精神論第一主義への非難。
もっと後で出てくると思うけど海軍大臣の山本権兵衛が「秋山の美文は後世を惑わす危険がある」
っていってたように。また当の秋山も「勝って兜の緒を締めよ」って戦勝に沸く軍部を戒めてたらしいけど。
身の程を知らずに迷走した結果、太平洋戦争の敗北にたどりついたんじゃないかな。五巻ってまだ
明石が孤軍奮闘してるころだっけ?もうすこし読めばそこら辺の批評がでてくると思う。
やすりだよな、やっぱ。
679 :
吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 00:25:22
新撰組血風録に一票
680 :
吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 03:47:20
『燃えよ剣』かな。10数年前に初めて読んだ司馬作品がコレ。
昭和37年の作品なのね・・・。スゴイ。
司馬作品は全体的に読めやすく、歴史上の人物がとても身近に感じられる書き方をしている点が人気なのかな、と。
大阪での太閤びいきや鹿児島での西郷びいき(大久保バッシング?)も司馬作品の影響は大きいのか?
もうこの世にいない人間にそんなこと言ったってしょうがないだろ。
死人にくちなしだ、生きてるうちに言っておくんだったな、餞の言葉として。
682 :
673:2006/07/30(日) 07:17:07
683 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 16:52:18
花神
ティッシュみたいな題名だな
戦国もの
くにとり物語と
関ヶ原
この二つは最高だ
太閤記もよいが
幕末ものはやはり
竜馬
花神
萌えよ剣
この三点セット
萌えよは新撰組好きな人に
竜馬は誰にでも
花神は竜馬を読んだあとに
読むととてもよい
花神はいきなり四でもわからないが(絶頂期だった長州の没落などが淡々とかいてありわからない)
その他
坂の上は最高傑作と言える
できれば司馬には
大正昭和初期までやって欲しかったが
686 :
SPO:2006/08/01(火) 11:23:03
ここは、初めてです。よろしくお願いします。
>>685 関ヶ原に僕は一票。
国盗り物語に一票
三巻の道三の最後は素晴らしかったな
あと項羽と劉邦。
淮陰侯が司馬作品で一番好きだな
688 :
alutema:2006/08/01(火) 15:49:09
初めて、ここにきました。
今は、大学院生ですが、研究対象は司馬さんです。
主に戦国時代に関する作品を扱いたいと思いますが、どの作品がいいかずいぶん迷っています。
すでに、国盗り物語と梟の城と新史太閤記を読みました。ほかに、お勧めの作品はありますか。
私、基本的に信長ファンですけど。よろしくお願いします。
ついでに、国盗り物語の前半に一票。
あほか。大学院で研究対象が司馬さんなら全部読め。
睡眠時間半分にして読め。
マジレスでしたー
関ヶ原、城塞、覇王の家は必須じゃないの。
院生とか言っても親が金あるだけで本人はアフォなんだな。
692 :
SPO:2006/08/02(水) 13:00:00
>>688 夏草の賦、戦雲の夢
これを順番に読むといいですよ。
世に棲む日日に一票。
「歴史小説の面白さって、こういうことかー」と目から鱗が落ちた。
>688
戦国時代以外の小説も全部読め。小説以外のエッセーも全部読め。
司馬批評も集められる限り(図書館の参考調査も使って)全部読め。
海外の翻訳状況も全部把握しろ。訳者あとがきみたいなのぐらいは全部読め。
いまどきの俺は梟の城の
木さるの不幸さに抜けるから困る
696 :
吾輩は名無しである:2006/08/09(水) 05:18:15
そやろ
697 :
吾輩は名無しである:2006/08/09(水) 06:06:38 BE:361044465-2BP(115)
夏草の賦←ふ?
よくわかんないけど研究対象に司馬を選ぶ人なら、
元から数十冊くらいの著作は読んでるだろうに・・・
699 :
SPO:2006/08/09(水) 17:08:52
時代一つに絞ってそれで司馬さんの本を読むのもどうだろうか。
司馬さんのような人気作家で著作がほとんど刊行されている作家だと
普通のリーマンでも全部読んでいる人結構いるのに
まともな学生なら2ちゃんで相談しないよね。
>>671 >>672 基本的には、竜馬も光秀も大村益次郎も秋山兄弟も高杉も江藤新平も
道三も高田屋嘉兵衛も三成も長宗我部親子も如水も義経も河井継之介も
正岡子規も信長も北条早雲も小幡勘兵衛も徳川慶喜も西郷も大久保も
空海も松本良順も山内一豊も秀吉も家康も土方歳三も吉田松陰も
項羽も劉邦も
ジャニーズに演じてほしいとは僕も思わないのだけど、
『妖怪』の主人公だけは、キムタクがいちばん適役だと思いません?
土方歳三は荒木飛呂彦で決まりだろうな
子規をジャニに演じさせてそのミスマッチを冷笑したいという思いがなくもない。
ジャニのルックスでそのミスマッチを違和感無く演じきれたら、俳優としてずっと残るだろうな。
707 :
吾輩は名無しである:2006/08/12(土) 04:22:31
世に棲む日日だっけか?あれ最悪の作品だろ。
高杉が天才とか、勘違いもいい加減にしてほしいな。
松陰系の奴らって、維新前は勝手に暴れまくって長州を滅亡寸前に追い込み。
維新後は汚職や天皇神聖化などクズばかり。
708 :
吾輩は名無しである:2006/08/12(土) 12:38:14
232 名無しさん@お腹いっぱい。 2006/08/07(月) 01:38:55 ID:s7l/4uab0
高杉は日本の癌、松陰もただのテロリスト
維新前は勝手に暴れまくって長州を滅亡寸前まで追い込んで
維新後は汚職や天皇神聖化などまさにクズばかり
709 :
吾輩は名無しである:2006/08/12(土) 12:48:23
223 名無しさん@お腹いっぱい。 2006/07/28(金) 16:31:27 ID:mXWyQQme0
高杉が天才とか勘違いもいいところw
むしろ高杉、松陰、久坂、井上、山県らは日本の癌だろw
維新前は勝手に暴れまわって、長州を滅亡寸前まで追い込んで
木戸や土佐人薩摩人尻拭いさせ
維新後は汚職や天皇神聖化などクズばかり
710 :
吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 23:18:20
質問です。
司馬さんの家康、秀吉を主人公にした小説は読みましたが
信長を主人公に書いた小説はありますか??
本能寺
あと、坂の上の雲って女性があんまり出てこないから、
無理矢理女性が登場する場面を演出するんだろうな
(幼少時の子規と秋山弟が共に憧れる同級生・沢尻エリカとか、
秋山兄の帰りを待つ妻・伊東美咲とか)
全然違う話に…
713 :
SPO:2006/08/14(月) 12:39:03
>>710 国盗り物語」の後半は織田信長が主人公だお
信長たん(;´Д`)ハァハァ
715 :
吾輩は名無しである:2006/08/14(月) 23:03:26
司馬の次は誰を読むの?
池波正太郎
717 :
吾輩は名無しである :2006/08/14(月) 23:59:13
辺見と吉本のこと、「日々憤怒」に書きました。
司馬の次は海音寺潮五郎。
国盗り後半の主人公ってどう見ても光秀だよなぁ・・・
いつ信長がメインになるかやきもきしながら遂にならなかった思い出
結局、信長よりも光秀に対する理解が深まる作品
>>719 光秀も重要な登場人物だけど、信長に比べるとねえ
信長を討たなければならなかったというのは
判るけれど、だからといって主人公という感じでは・・・
まあ光秀は、作者も感情移入して描いてたよなあ。
あまり人物の心情とかは説明しない人が
光秀のとこは詳しく描写してたもんな。
722 :
SPO:2006/08/16(水) 10:52:39
国盗り物語は前半が斎藤道三の話本当は前半部分で終了であるが仕方なく続けた
僕の評価でありますが司馬さんとしては
織田信長〔国盗り物語後半〕 うまくかけていない
豊臣秀吉〔新史太閤記〕 得意
徳川家康〔覇王の家〕 ふつう
>>716,718
すいません。吉村昭にしちゃいました。
小村じゅたろうのやつです。
本当は長英にしたかったのですが
売ってませんでした。むかつきました。
司馬遼太郎の最高傑作は?
有りません。
海音寺潮五郎の短篇やエッセイにも負けている。
唯一及第点評価出来たのが空海の世界のみ。
あれは評論。
司馬遼太郎の最高傑作は?
有りません。
チラシのう(ry
太閤記けっこう面白く読んだんだけどあまり評判よくないのかな
>>727 あくまでも最高傑作の話だから
数ある面白い作品の中の一つと認識してる人が多いのかも
といいつつ自分は太閤記読んでないわけだが
729 :
吾輩は名無しである:2006/08/18(金) 21:49:06
「新史太閤記」は司馬小説でも指折りの駄作だ。
「義経」と並ぶ駄作。
最高傑作
(・ー・)つ【燃えよ剣】
話も面白いし、余談の洪水になってないのがイイネ
何かの解説で、氏の作風が作品を追うごとに物語の色より批評の色が濃くなっている
みたいなことが書いてあった。確かにそんな感じだよなぁ。
一番好きな作品が国盗り物語だから、物語風の作品がもう少し読んでみたかった
733 :
吾輩は名無しである:2006/08/22(火) 16:26:34
司馬の余談は魅力の一つだが、「翔ぶが如く」のそれは酷かった。
リズム崩しすぎで、小説としては失敗作といってもいい。
いいテーマだけにとても残念だ。
>>724のアゲアシをとるわけじゃないんだけど
空海の世界×
空海の風景〇
なんだよね、たまたま覗いたら間違ってたから
>>733 型にとらわれるな。
司馬も自ら言ってたように、小説に形式はない。
そんなこと言ってたら「空海の風景」なんか読めないぞ。
>>733 が言っているのは余談入れすぎで
読みづらくなってるってことだろ?
型にとらわならいのはいいけど、作品として
魅力なくなってはどうしようもない。
以上、余談であった
↑この男は、どうかね
↑なぜ男と思ったんだ?
空海の風景は梅原猛から「おめーみたいな素人に空海のすごさが
わかるわけないんだから小説なんか書くのやめろ」と言われて
怒って絶交したというエピソードがあるな。
744 :
741:2006/08/24(木) 02:26:39
司馬は梅原にライバル視されるほどだったとは。
746 :
吾輩は名無しである:2006/08/25(金) 18:51:51
そうさ。
空海の風景は正に糞としか言いようの無い代物だな・・・
748 :
吾輩は名無しである:2006/08/31(木) 09:53:31
国取り物語はいいね
斉藤道山の死ぬとことか
織田信長編はそこまでだけど
749 :
吾輩は名無しである:2006/08/31(木) 16:21:33
「箱根の坂」が好きです
といっても戦国ものしか読んだことありません
「燃えよ剣」さえ未読という人間です
これから司馬さんの幕末〜明治の著作を読もうと思ってます
楽しみです
750 :
SPO:2006/08/31(木) 22:47:47
竜馬がゆくをお勧めします。
なんか744のリンク先から司馬との関係についての記述が消えているな。
少し前まではあったのに。
何かまずいことでもあったのか。
753 :
吾輩は名無しである:2006/09/02(土) 01:05:28
>>750 竜馬がゆく、は途中で読むの止めた・・・
竜馬に魅力を感じられなかった
が、また読んでみようかな
>>754 俺も竜馬本人にはそれほど魅力が感じられなかったクチだが、
勝海舟や桂小五郎、後藤象二郎のような脇役が好きで最後まで読めた。
個人的には終盤に行くほどおもしろくなるから、ぜひ通読してほしい。
しかし、俺も「覇王の家」だけは読む気がしないな。
家康が好きな分、司馬の凝り固まった家康像が癇に障ってしょうがない。
これらはどれも5回以上は読んだなあ
燃えよ剣
花神
峠
新史太閤記
胡蝶の夢
関ヶ原
項羽と劉邦
風神の門
尻喰らえ孫市
知っている話を繰り返し読む心理ってよくわからないけど、
さらに理解が深くなるわけですか?
結局は好きだからじゃないのかなぁ。
繰り返し読む理由が、皆が皆同じじゃないだろうけど。
759 :
SPO:2006/09/04(月) 19:49:06
尻啖え孫市はお勧めです。
760 :
吾輩は名無しである:2006/09/04(月) 20:02:29
司馬遼太郎や松本清張あたりは文学板に不似合い。
761 :
吾輩は名無しである:2006/09/04(月) 20:22:16
>>757 逆に好きな本を繰り返し読まない心理が分からない
小説の捉え方がおかしいんじゃないの?
ぶっかけたい
764 :
吾輩は名無しである:2006/09/05(火) 17:01:45
765 :
吾輩は名無しである:2006/09/07(木) 23:59:24
766 :
吾輩は名無しである:2006/09/08(金) 01:41:53
司馬錬ならやっぱ眠狂四郎だよな。
>>756 読むのが遅い俺はこんなのを5回も読んだら人生終わってしまう
やはり作者本人もお気に入りの
「竜馬がゆく」と「空海の風景」でいいのでは?
一作を選べと言われたら私は「空海の風景」を推します
逆輸出
>>769 空海の風景は糞と言っている人がいたり、余談入れすぎで
読みづらいといっている人がいるね。読んでないから判らない
けれど、余談多杉なのかな?
>>770も言っているけれど司馬氏は燃えよ剣も気に入ってるんじゃ
なかったかな。
俺は一作選べと言われたら、ありきたりだけど「坂の上の雲」かな
>>773 極端に言えば全編余談なんだよね。
つまり登場人物の会話とかはないよ。
苦節半年
ようやく坂の上の雲(八)まできた
播磨灘物語、箱根の坂と浮気をつづけ、あわや吉川三国志にどっぷりつかりそうになるときもあった
いよいよ、日本海海戦
今日は徹夜だ
776 :
吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 00:47:49
ウンコしながらあげ
777 :
吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 01:16:44
「俄ー浪華遊侠伝ー」を忘れてないかね?
>>775 うらやましい・・・
初めて読んだ時は面白かったなー
真之の書いた聯合艦隊解散之辞もいいね
なんか、また読みたくなってきた
779 :
名無し募集中。。。:2006/09/16(土) 04:54:31
>>777 このごろ立て続けに講談社文庫の新装版出るからそろそろ順番で俄も出るかもね
厚いから2〜3冊に分冊するかも
タイトルに「新装版」って入ってることがあるけど、あれは勘弁してほしい
文字が大きかったり、ページ数が増えてたり、分冊してたりするのは平気なんだけど、「新装版」だけは無理
おかげで古本屋を何軒もめぐることに
781 :
吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 14:00:18
昨年 大河ドラマで義経があったので、 義経を読んだ
人物像のあまりの違いにワロタ
オイ的には、世に棲む日々 がおもしろかった
782 :
吾輩は名無しである:2006/09/18(月) 05:49:32
徹夜といいつつ二日以上かかったわけだが、坂の上の雲読了
日本という国が総力をあげて、死に物狂いで勝利を掴み取ったのに、なぜかそのことに対する感動は薄かった
戦闘が始まれば容赦なく相手を薙ぎ倒し、それが終われば紳士のように接する
もしこの争いがなにかしらのスポーツであれば惜しみなく日本の勝利を讃える気持ちが湧くんだろうけど、
やってることは結局殺し合いなんだよな
殺しあいの次は殺し損ねた相手を救済してまわるんだから本当に滑稽だと思った
司馬さんはこの話読んで戦争を賛美するような勘違いが出てくることを恐れてたみたいだけど、
俺には逆に戦争の愚かしさや滑稽さを伝えているように感じられた
ただ、勝利にこぎつけるまでの努力、なにより明治人の使命感には素直に感動した
だからこそ、戦争の滑稽さが強調されて見えた
というわけで俺が一番好きな司馬作品は国盗り物語で不動
国盗りも戦争しまくりなわけだが。
ちょんまげしてる人たちは
ファンタジーの世界だからセーフなの
>>782 >司馬さんはこの話読んで戦争を賛美するような勘違いが出てくることを恐れてたみたいだけど、
戦争賛美ってのは映像化された場合のことじゃない?
司馬氏は映像化嫌がってたのにNHKは強引にドラマにするらしいね。
786 :
吾輩は名無しである :2006/09/22(金) 22:19:01
城塞が最高って人いない?
いない
城塞は講談的な書き方の大坂方と、陰湿な政治家としての徳川家康の対比が
ドギツすぎていまいち好きになれなかった。
もともとまとまりに欠ける司馬小説の中でも特に散漫な印象がある。
>>786-789 まとめると城塞は駄作ってことか?
いま太閤記〜関ケ原〜城塞の流れで攻めようとしてるんだが
駄作ではないが、主人公が途中から行方不明になる異色作<城塞
792 :
吾輩は名無しである:2006/09/26(火) 15:10:13
キミたち読みが浅い。
「城塞」の主人公は大坂城なのだよ。
(; ・`д・´) な、なんだってー!! (`・д´・ ;)
795 :
吾輩は名無しである:2006/10/03(火) 05:31:29
>794
正確には「新史太閤記」ね。
「国盗り物語」→「新史太閤記」→「関ケ原」→「城塞」
戦国四部作。これを学生時代に読んでいれば・・・
796 :
吾輩は名無しである:2006/10/03(火) 10:37:26
>>795 読んでいれば?
そんなに刺激的なのか?
797 :
795:2006/10/03(火) 18:37:17
>796
いやいや、読んでいればもっと早く歴史が好きになって
日本史の授業も楽しかっただろうなっていう・・・
ただそれだけ(w
学生時代は日本史の時間は居眠りTIMEダターヨ
798 :
吾輩は名無しである:2006/10/03(火) 19:20:16
>>797 理解
俺は漢字覚えるのが嫌だったから世界史だったな
でも日本の戦国時代はずっと好きだった
それはそれ、これはこれってね
799 :
吾輩は名無しである:2006/10/04(水) 19:11:59
「峠」
峠がどうかしたの?
801 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 21:34:18
坂の上の雲
802 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 22:15:20
司馬遼太郎(笑)その神話を解体する とか言う馬鹿スレ立てた馬鹿はここに居る?
803 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 23:06:20
gg
司馬さんの死後に読み始めてファンになった俺には実感がないんだけど、
神話ってほど人気あったわけ?
805 :
吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 11:00:35
あっちの
>>1が勝手に司馬氏を崇拝してたんじゃねーの?
最近になってその崇拝が勘違いだって思ったんだろう
過去の自分を否定する意味でスレ立てて必死になってるんだよきっと
>773
空海のあくの強さを美点として描こうとしてる感じはする。
その部分を強調するために、資料引っ張ってきて説明しようとする箇所は多い。
空海個人の伝記を小説的に再現、というより、空海が見た周囲や、周囲から見た空海を
再現しようとしている印象は受けたな。だから「空海の風景」というタイトルなのかな、とも。
お気に入りは、短編だけど「一夜官女」。
807 :
吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 16:36:27
梟の城
>>782 最後の一行読むまで坂の上の雲に一票だと思った
司馬の高杉評って、どんなこと言ってたっけ?
810 :
吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 23:02:50
>>797 現役高校生でそれら読んだけど日本史の時間は眠いだけだぞ。
興味あるのは戦国と幕末だけだし‥
ちなみに俺は学校では戦国オタクになってる。
最近は気が付けばオナゴに好きな武田信玄を語ってて引かれることも多々。
それにしても武田と上杉はカッコ良すぎるよ。
豊臣とか徳川に比べ男らしすぎる
でも司馬さんはあまり武田上杉は書こうとしないね。
有名すぎるということもあるんだろうけど、この二人はまだ中世的な臭いが抜けてないからか。
マイナー武将を取り上げるのもいいけど、伊達とか武田で長編書いてほしかった
>>809 乱世の天才革命家、平穏な時代であれば天才詩人、でなかったっけ?
ありがとう
「竜馬がゆく」しか読んでいないけど面白かった。
後半に行くほどに読むペースは上がり
最期は震えるほど感動。
司馬ファンになった。
そして幕末オタクになりそうな予感。
幕末ものでは「竜馬がゆく」が一番いいね。
千葉さな子、ええ娘だ。
>>814 最期は感動したねw
竜馬がフリーメーソンに通じてるとか、トーマス・グラバーのパシリだったとか、薩摩のスパイだったとかいろいろ聞いたことあるけど、その信憑性ってどーなん? と、みんなに訊いてみる。
来年から始まる日本史の教科書のサンプル見たけど、明治初期のページが薄すぎる どうもこの時期は軽視されやすいよね
818 :
吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 18:51:59
>>815 千葉さな子はN英知ケーの大河では入江若葉だったかな
その妹が鷲尾真知子で
個人的には、さな子は若い頃の小林聡美がイメージなんだよね。
室井佑月だな
821 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 22:59:43
何を言やがる。
さな子の写真って残ってるんか?
>>822 いまのところ、無い。伯父の千葉周作の肖像画があるから
そこから無理やり想像するしかない。
緒川たまきでお願いします
この前初めておりょうの写真見たけど、想像の8割くらいは似てたな
お田鶴さまはどwなんだろww
826 :
吾輩は名無しである:2006/10/18(水) 18:51:28
何を言やがる。
↑口が臭〜い
俺は燃えよ剣だな
何回読んでも最期の単機突撃シーンで泣く
竜馬はおりょうさん出てくる辺りで中弛みしてた気がして一冊飛ばした記憶が
829 :
吾輩は名無しである:2006/10/19(木) 20:59:21
宮崎駿は現代の司馬遼太郎か
「竜馬がゆく」を読みたくなって、探したんだけど1,2巻だけがないっ!
近所の本屋もブックオフも、ついでに隣県のショッピングセンターの本屋にも
5〜6軒回ったけど、なぜか3巻からしか置いてない。
誰かが先回りしてるのか。
それとも、あの世の司馬遼からの「おまえは読むな」というメッセージだろうか。
↑で思い出したけど、『坂の上の雲』ってホントに映像化されちまうのか?
833 :
吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 00:09:36
>>830 / ̄ ̄\
/ ノ \ \ 注文しなさいよ
| (●)(●) | ト-、___
. | (__人__)  ̄ ̄ ̄ ̄\-‐‐‐‐‐‐t-:、_ `‐、、_
| ` ⌒´ ノ ―--、 \ .:. ,,:.:``‐、;:;:;ヽ_
. | } ・ \ ヽ............:.:/: .:. ````ヽ、_
. ヽ } 「 ))):.:.:.:,;ノ::. `‐、、
ヽ ノ ・ / /~'`::::ヽ:.:.:..... 、 ヽ、
\ ----´ / ....:.:.:.:.:.:.`:.:.:.:,;,;,;,;.:.:.;,;...........ヽ、ヽT ◎ ヽ、
\______/````‐--:-:‐:':´:`:`´:: :::``:..、_:.:.:.:.:.:.:.ヽ、__ ,-==,
````‐‐:-:-:-:-:‐"
834 :
吾輩は名無しである:2006/10/21(土) 19:03:50
>>809 明治維新を起こすためだけしか使い道のない天才
他の時代に生まれてたら飲んだくれの蕩児として厄介者
「花神」人気あるな。意外だ。
おれは「項羽と劉邦」を推す。
高校生のころ漫画を読むような感覚で読んだ。
「風神の門」「ダッタン疾風録」も好き。
蔵六とイネのロマンスは、史実なのか?
冒頭で筆者の又聞きみたいなことが書いてあったと思う。
ただ、臨終の間際にイネが駆けつけたとか具体的なところは
ちゃんと記録にも残ってるはず。
恋愛関係についてはどうだったんでしょうね・・・
最近、司馬の本を何種類か読んで歴史に興味を持ち始めたばかりの者なんですが
戊辰戦争を描いたいい本を探しています。
上野ならコレ、会津ならコレというようなオススメの本があったら是非教えてください。
>>838 馬鹿なことを訊くんじゃない。
自分で調べなさい。
>>839 838にとって調べる1つの方法がこのすれで質問することなんだと思うぞ
北越戦争のために峠読むってのは効率悪そうだなあ
英雄児があるからいいか
842 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 14:41:33
燃えよ剣は不人気?
843 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 14:44:07
単なる物知りであって,小説家と言えるのかな?
844 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 14:48:04
にしては、小説がおもろ過ぎるとおもわんか?
845 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 14:51:10
梟を忘れてくれ
LUNA。
>>755 俺も家康好きで、覇王躊躇ってたけど
読んでみれば余りの司馬のツンデレっぷりに笑っちまったよ
嫌いだけどこいつは凄い、でもこいつの凄い所がまた嫌い、てな感じw
司馬の家康も根っこの部分じゃ、山岡家康と近いような気がした
847 :
OPS:2006/11/08(水) 20:25:00
燃えよ剣は新選組小説の最高傑作。
848 :
:2006/11/08(水) 22:06:33
>>843 司馬遼太郎氏の傑作は「箱根の坂」だと思うのです。
ただの「物知り」ではなくて、そこから広がる妄想力と、
時代の風景が素晴らしい。
関東平野で、公方様をかついで、
やぁやぁ我こそはと、室町の流れのままにあるところに、
紆余曲折を経て、北条早雲が戦国の風を吹かせる。
資料の少ない、北条早雲の経歴は、当然、作り話。
でも、その作り話が、室町末期を感じさせる傑作だと思います。
>>847 同意
補足するなら、司馬の最高傑作でもある。
他の小説は薀蓄に走りすぎ。
一番冊数売れたのはなんなんだろう。
やっぱ竜馬?
そりゃそうでしょ
坂雲が2番目と予想
8冊合計とかじゃなくて、全巻セットを1としてもやっぱり竜馬なんだろうね。
燃えよ剣も毎年夏の100冊とかでピックアップされてるから売れてそうだな。
853 :
OPS:2006/11/11(土) 18:13:03
竜馬がやっぱり一番ですか。
坂雲も今読んでいますがおもしろいです。
ちなみに司馬遼太郎は自分の傑作を挙げるのならということで
三つ挙げています。
「竜馬がゆく」
「坂の上の雲」
「菜の花の沖」
だそうです。
854 :
吾輩は名無しである:2006/11/14(火) 15:46:32
やっぱお万阿たんだよな
855 :
吾輩は名無しである:2006/11/14(火) 19:00:58
age
856 :
吾輩は名無しである:2006/11/16(木) 17:20:30
>>835 俺と好み一緒だ。
あと初期の短編もわりとおもしろい。
857 :
吾輩は名無しである:2006/11/18(土) 22:28:05
関ヶ原
858 :
吾輩は名無しである:2006/11/18(土) 23:49:35
国盗り
いろいろ作品が出てるが・・・・・・・・・・・
誰か集計とかするのか?
垂れ流しなだけ????
>>859 垂れ流しでいいんじゃね?
集計した結果がどうあれ
「坂の上の雲」が最高傑作なんだから
坂の上おじゃるまる
垂れ流しでいいも何も
>>860で結論が出たならスレ終了でいいじゃん。
乙でした。
∧∧ ミ _ ドスッ
( ,,)┌─┴┴─┐
/ つ. 終 了 │
〜′ /´ └─┬┬─┘
∪ ∪ ││ _ε3
゛゛'゛'゛
∧∧ ミ _ ドスッ
( ,,)┌─┴┴─┐
/ つ. 再 開 │
〜′ /´ └─┬┬─┘
∪ ∪ ││ _ε3
゛゛'゛'゛
865 :
吾輩は名無しである:2006/11/24(金) 18:49:30
何気に古本屋で梟の城をかって今自分の中で忍者ブーム。服部半蔵まで
買ってしまった(しかしあんまり忍者っぽくない)。
次は風神の門かったのだが、ここでは忍者物人気ないですね。
このスレ読んでから買えばよかった〜。でも梟〜でかなり楽しめたので
これから挑む司馬作品にwktkです
>>865 でも、最高傑作は「坂の上の雲」だから、スレタイトルに従ってここでは「坂の上の雲」の話をしてください。
868 :
吾輩は名無しである:2006/11/25(土) 21:45:24
確か司馬さんご自身は「燃えよ剣」と「空海の風景」とおっしゃっていたような
まあ、どれも素晴らしいな
869 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 10:46:47
歴史と視点
チハ戦車
東条英機を集団的政治発狂組合事務局長みたいな男
を語る司馬さんが好きです。
台湾紀行
中共の宿敵李登輝さんと親しく対談する司馬さんが好きです。
韓国紀行
韓国人の困った特性や国柄を、悪意を感じさせずに
あかるく表現する司馬さんがすきです。
870 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 22:59:17
「花神」
シーボルト=イネたんハァハァ・・・
「新選組血風録」
惣三郎たんハァハァ・・・
司馬の核女は色気がなくて萌えん
>>868 そうなんだ。燃えよが一番好きなんでちとうれしい。
874 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 08:53:04
たった今竜馬がゆくを
読み終えました。
そのまま時代の流れで次を
読むとすれば
どれが良いでしょうか?
教えてくださいm(__)m
飛ぶが如くかね
876 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 17:23:10
飛ぶが如くですね!
なるほどありがとうございましたm(__)m
877 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 17:24:49
>>874 「飛ぶが如く」の前に「歳月」を読むのもいいと思います。
878 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 20:13:55
その前に歳月ですか!
わかりました!
皆様、ご親切にありがとうございますm(__)m
879 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 20:38:12
竜馬がいく
>>874 「花神」だって時代的には悪くない
「燃えよ剣」も時代重なってるが竜馬死んだ後の話も有る
「峠」も同じく
882 :
吾輩は名無しである:2006/12/09(土) 02:26:25
847です!
スレ違いごめんなさい!!
初めての司馬さんで
竜馬をゆくを読み終えたとこで
このままの勢いで時代の流れに乗って読みたいなと
ふと、このスレ見つけて
聞いてみました…
時間の流れでは次は翔ぶか如くだけど同時代の燃えよ剣、世に棲む日々、花神、峠あたりを読んでからの方がいいんじゃね。
884 :
吾輩は名無しである:2006/12/09(土) 03:05:01
847です!
なるほど〜
竜馬の死後が気になっていたもので、
それぞれおっしゃっていただいた
同時代の小説から読む方が
よさそうですね(^-^)
読み終えた途端
心に穴が空いたようで
ちょっぴり寂しくなりますね…
小説を読んでいる内に
どうやら竜馬に恋したようです。
早速本屋に行って探してくることにします。
ご丁寧にありがとうございましたm(__)m
竜馬より燃えよ剣を先に読んだ俺は、どっちかと言うと佐幕派だ。
886 :
吾輩は名無しである:2006/12/09(土) 22:22:15
>>884 時代は旋回している、その若者は、、。
初めて読んだ時、鳥肌が立ったことを思い出しました。
血風録を書く前だったか子母沢寛氏が、始末記にもフィクションはあるという様なことを仰って、
新選組物を書き易くなったとか。
で、ベストは血風もいいけど「燃えよ剣」です。
司馬史観という言葉は、司馬さん没後に出た言葉ですよね?
胡蝶の夢
韃靼疾風録
ひとびとの跫音
実はこの3つ。司馬の良質な部分が出てる小説は。
「胡蝶の夢」は、俺もいいと思う。
あの薄情な主人公と付き合う司馬の暗さみたいなものが、ある意味いいんだよね。
↑頭悪そう
「俄ー浪速遊侠伝ー」が好きだった。
たしか林隆三主演でNHKドラマにもなったけど子供のときみてた
892 :
吾輩は名無しである:2006/12/17(日) 21:44:43
「大阪侍」みたいな短編も良いかな、お勢さんいいっす
893 :
OPS:2006/12/23(土) 22:39:06
現在坂の上の雲を読んでいます。
僕の担任は司馬先生の本をほとんど読んだといっていましたが翔ぶが如くだけは読んでいなく途中でやめたといっていたんです。
ちなみにみなさん翔ぶが如くを最後まで読んだひとはいますか。
このスレにいるような人間なら9割は読んでるだろう。俺は読んでないが
俺も途中というか、1巻で挫折。
「翔ぶが如く」「菜の花の沖」「胡蝶の夢」は、マニアックに読むのがよろしい
897 :
吾輩は名無しである:2006/12/27(水) 17:20:29
燃えよ剣
アメリカ素描だな。
いいねアメリカ素描。
最高傑作ってのは微妙だけど名作だ。
小説じゃないからな
街道シリーズも入れるなら、自分的には南蛮と愛蘭紀行もいい。
欧米旅行記は全部いいかんじ
901 :
OPS:2007/01/01(月) 10:27:58
坂の上の雲の人気は衰えることを知りません。
なにせ今記念館まで造っているんですから。
翔ぶが如くは1巻が印象に残ってる
木戸と西郷が面会するくだりは漏れの心にもさざ波が立ちました
903 :
OPS:2007/01/04(木) 20:09:27
翔ぶが如くはどうしてここまで話が詰まるのかわからない。
燃えよ剣
これしか読んだことがないので…。読後感は、新撰組は、
あの時代にも時代錯誤になっていた保守反動の
殺人者集団。なのに高名な司馬氏が何故彼らを題材にして
作品を書いたのか?です。例えば、どうして土方が、池田屋事件の
元になる志士の拷問をやらせたことを書かれていないのだろう?
京都を放火することが気に入らなかったのか?中川宮・松平容保の
暗殺計画があったことが許せなかったのか?分からないな…。
>>904 竜馬がゆくには書いてあるよ
成功の見込みのない京都放火を食い止める印象で書かれていた
まあこの二つはセットの作品だな
>>904 スレ違いだ
ここは読書感想文の練習スレじゃない
>904
お前、何力んでんだ?
908 :
吾輩は名無しである:2007/01/07(日) 16:49:15
(´,_ゝ`)<やっぱ関ヶ原だろ。読むマンガとしてよく出来ている。
>>904 もっとよく考えろよ。お前は結果とか知ってるからそう考えられるだけで、当時の人は未来が分かってるわけじゃないから。
>>909 >当時の人は未来が分かってるわけじゃないから
それはそうです。しかし、私が書いたのは当時の人が
どう考えたかではなく、司馬遼太郎がどうして殺人集団の
物語の中心人物として土方を取り上げたかですよ。
あなたは私に
>もっとよく考えろよ
と書く前に、私の文章をしっかり読んでくださいね。
どうして
>>910が歴史小説を読んでいるのかわからん。
歴史上英雄と呼ばれる人間に、まったく虐殺を行わなかった人間がどれほどいることか。
芹沢、近藤、土方と並べてみれば土方が一番描きやすいかな。
そんだけのことだな。
913 :
OPS:2007/01/08(月) 09:57:25
司馬遼太郎の評価では土方こそと思ったんだよ。
司馬は長生きしたような奴は嫌いだからな。
914 :
吾輩は名無しである:2007/01/08(月) 12:57:05
山本五十六なんかを書いてほしかったな
秋山好古=長生き、勝海舟=長生き、空海=長生き、高田屋=長生き
燃えよ剣、竜馬が行く、坂の上の雲を別々のものとして
見ないで司馬さんは、幕末・維新・明治の国づくりは
どうであったか、そしてどんな人物がそれを担ったかを
語りたかったのではないか?
おれは、この3作品を最高傑作三部作としたい。
917 :
吾輩は名無しである:2007/01/08(月) 15:24:26
司馬の死後に、文芸春秋で著名人、一般人にアンケート取ってたね。
結果は著名人は「坂の上の雲」
一般人は「竜馬がゆく」がそれぞれ圧倒的一位だった。
918 :
OPS:2007/01/09(火) 15:09:56
>>916 に同意。
司馬遼太郎といえばやっぱり竜馬がゆくです。
発行部数は竜馬がゆく、坂の上の雲、翔ぶが如く、だったな
920 :
吾輩は名無しである:2007/01/10(水) 14:44:28
ttp://www.sanspo.com/sokuho/0110sokuho032.html 「坂の上の雲ミュージアム」が松山に4月オープン
故司馬遼太郎さんの小説「坂の上の雲」にちなんだ町づくりを進める松山市は10日、
シンボルとして市中心部に建設中の「坂の上の雲ミュージアム」を4月28日にオープンすると発表した。
館長は、生前に司馬さんと交友があった大阪外国語大学理事松原正毅さん(64)が就任する。
ミュージアムは地上4階地下1階建て。建築家の安藤忠雄さんが設計した。
建設を含む総事業費は約30億円。市は年間15万人の来館者を見込んでいる。
開館初年は、小説の主人公の秋山好古・真之兄弟や正岡子規らに関する資料を主に展示する。
921 :
OPS:2007/01/10(水) 19:29:48
坂の上の雲はやっぱり代表作。
>>904 >>910 この人は小説を読んだのは「燃えよ剣」がはじめてなのか?
司馬遼太郎が新選組の物語を書くにあたってなぜ主人公を
土方にしたのか、なんてことは読んで判断できないのか?
>>904は何が言いたいんだ?新選組だけが人を斬ってたと思ってるん?
新選組が気に入らないのかな?沖田なら良いのかな?それとも幕府側だから気に入らないのかな?
905が言いたいのは時代錯誤の殺人集団の事だろ。
924 :
吾輩は名無しである:2007/01/11(木) 18:17:02
>>922 >読んで判断できないのか?
できないから、904を書いた。
じゃー、あなたは「燃えよ剣」をどう判断したか
教えてくだされ。
>>923 だから、書いてあるでしょう。
>新撰組、あの時代にも時代錯誤になっていた保守反動の
殺人者集団。なのに高名な司馬氏が何故彼らを題材にして
作品を書いたのか?です。
それが、どうして
>新選組だけが人を斬ってたと思ってるん?
新選組が気に入らないのかな?沖田なら良いのかな?
れとも幕府側だから気に入らないのかな?
と読むの?日本語読めるの?
「燃えよ剣」はあえて司馬史観風に言うなら、組織の先進性をかいたものでしょ。
それよりもどうして「保守反動の殺人者集団」を「高名な」司馬先生が書いちゃいけないのか、
その理由を教えてほしいのだが。
926 :
吾輩は名無しである:2007/01/11(木) 22:32:59
>>925 >組織の先進性をかいたものでしょ
しかし、武士になりたい農民である土方が
組織の先進性を新撰組で実行したとは書いてないのでは?
>それよりもどうして「保守反動の殺人者集団」を「高名な」司馬先生が書いちゃいけないのか、
その理由を教えてほしいのだが。
司馬さんは、歴史小説を書くことの理由として、男の魅力を書くことに
あるとエッセイで書かれているように記憶しているが、時代錯誤の
ーそれは、武士の世界が終わろうとしているのに、武士になりたい
人達である新撰組ー少なくとも、近藤・土方ーを書くことでどんなことを
書きたかった、いまいち読めなかったということです。
927 :
OPS:2007/01/12(金) 10:00:43
司馬遼太郎は新選組の親玉である近藤勇ではなく新選組という組織の中の
汚れ役であった土方歳三を描きたかったのでは?
928 :
吾輩は名無しである:2007/01/12(金) 13:00:47
俺は「ふくろうの城」が好き。司馬遼っぽくないけど、かなりレベルの高い作品だと思う。なんで以降あのての作品は書かなかったんだろう。面白いのに。
929 :
OPS:2007/01/12(金) 14:05:38
梟の城って評価は高いんですか?
930 :
吾輩は名無しである:2007/01/12(金) 14:18:48
司馬遼太郎スレが文学板にあるとは
なんちゅうレベルの低い掲示板だ
931 :
吾輩は名無しである:2007/01/12(金) 15:58:32
>>930 文学って何?レベルの高低の基準は何?あなたはすごいの?レベル高いの? 自分自慢のスレでもおたてになれば?笑 別にいーじゃん。読んで面白ければ。 何だ?唐突にレベル低いって?おまえは神か!?
932 :
吾輩は名無しである:2007/01/12(金) 17:23:34
>>930 釣られてやれば、お前は、司馬さんの作品のどれが
最高傑作だと思うの?それを書いてくだされ。
あなたの文学レベルの高低は、このスレでは関係ありませぬから。
933 :
OPS:2007/01/13(土) 16:48:46
正直思うが翔ぶが如くは無名の人物が多い。
934 :
吾輩は名無しである:2007/01/17(水) 14:22:07
功名ヶ辻
935 :
吾輩は名無しである:2007/01/17(水) 19:14:51
たしかふくろうの城で直木賞受賞したんじゃない?
936 :
OPS:2007/01/17(水) 19:56:40
功名が辻は読んでみて少し物足りなさを感じた。
937 :
吾輩は名無しである:2007/01/18(木) 10:05:36
夏樹タンのような人生を送りたい
938 :
吾輩は名無しである:2007/01/18(木) 18:36:09
司馬遼太郎も土方は最初、嫌いだったらしいよ。
だけど、五稜郭まで行って最後まで戦ったあたりをとらえて
書くことができたらしい。
戦争経験者の世代には降伏しないで最後まで戦うってことに
意味があったんじゃないのかな。
だから近藤勇を主人公にしなかったんだと思うけどね。
939 :
904:2007/01/18(木) 19:25:59
>>938 面白いですね。ひっかかるのが、軍隊嫌いの司馬さんが、
新撰組を仕切っていた土方を、鉄の組織を作るために全力を
あげていたと評価している書き方です。
昭和軍人が極右で嫌いなだけでしょ
軍隊嫌いってことはないだろう
941 :
吾輩は名無しである:2007/01/19(金) 10:20:54
司馬がノモンハンを書こうとして書けなかったのは
精神論だけで無駄に人を死なせる無能な軍人が嫌いだったから。
戦場で生き残るには有能で現実的な下士官が必要だと思ってたみたい。
土方って有能な下士官のイメージなんだろ。
942 :
吾輩は名無しである:2007/01/19(金) 22:38:20
坂の上の雲、あの衝撃が忘れられない
943 :
吾輩は名無しである:2007/01/20(土) 12:05:45
司馬遼太郎(福田某)って結局右翼か!!産經新聞元社員だからな!!
日本は日露戦争までは良かったなんて言っているバヤイじゃない。20世紀前半の日本は戦争だらけ!この戦争観を
払拭しなければ真の平和はこない。右翼は師ね。
944 :
吾輩は名無しである:2007/01/20(土) 15:55:13
「燃えよ剣」は、幕末の動乱期に、武州三多摩を
基盤に発生した百姓あがりの、幕府テロリスト部隊の
新撰組を、ここまでの読み物にしたのは、作家の力量に
依るところ大というのが、この作品の評価。
史実にはない事を書いているという人が多いが、
そもそも人を殺す稼業のことを史実に忠実に基づき
書いたら誰も読まない。それを活劇シーンや
隊士を魅力的なキャラクターに仕立て、日本人に
今も残る忠義のエートスで構成を作ったから、
これだけの人が読めるものになっている。
ただ、最高傑作といえば「坂の上の雲」だろうな
945 :
吾輩は名無しである:2007/01/20(土) 21:57:11
戦雲の夢。最後の場面マジ感動した。史実か否かはどうでもいい。
947 :
吾輩は名無しである:2007/01/21(日) 18:01:38
「関ヶ原」。
「関ヶ原」→「城塞」と読んで、今は「覇王の家」読んでる。
この人って本当に家康嫌いなのね。俺も大嫌いだから苦にならないけど。
948 :
吾輩は名無しである:2007/01/22(月) 13:59:28
ある若造が
「司馬さんの作品で燃えよ剣が一番好きです」
と本人に言ったところ、
「そうやな、あれはいいな」
と答えてくれたが、本人は浮かぬ顔だったという。
個人的には項羽と劉邦、世に棲む日々、坂の上の雲が好きだな。
話かわるがこないだNHKで初めて司馬の声聞いた。
すごいダミ声w
司馬の家康嫌いには怨念がこもってるような気がする。
大阪の人は、半島が日本を嫌うみたいに江戸を嫌っているらしい。
覇王の家は司馬の悪いところが悉く出尽くしていた。
人物を類型的に捉え、いちいち行動をこじつけていく。
これは明らかに本末転倒であるし、いくら歴史上の人物とはいえ、評価の手法として誠実でない。
人間を機能としてのみ捉え、それを行動で色づけていくのが司馬の手法であるが、
結果として小説家になりきれない力量をさらけ出してしまった。
951 :
吾輩は名無しである:2007/01/22(月) 21:00:01
>>950 >司馬の家康嫌いには怨念がこもってるような気がする。
そうかもしれない。しかし、人は全員を好きになれない。
作家としてそれー嫌いな人物・出来事ーが強く出る作品も
あるということでしょうね。それをもって、
>結果として小説家になりきれない力量をさらけ出してしまった。
までの評価は、的外れのように思う。
それから、
>人間を機能としてのみ捉え、それを行動で色づけていくのが司馬の手法であるが、
新鮮な視点の印象を受けた。でも、それが出来ているなら
それはそれでー司馬さんがそんな作家だとは思わないがー立派な
小説家ではないの?
952 :
吾輩は名無しである:2007/01/23(火) 00:04:45
前髪の惣三郎
>>951 ダッシュダッシュ!
あんたも、もういい年して…
早くダッシュしまいなさい!
子どもじゃないんだから…
だから、風邪ひくってば!
954 :
吾輩は名無しである:2007/01/23(火) 17:10:19
955 :
951:2007/01/23(火) 21:56:51
「ダッシュ」を「おちんちん」に変えて読むと意味がつながる、
過剰なダッシュ使用文に対する揶揄・暗喩。
燃えよ剣大好きです
創作だろうけどラストの土方かっこよかった
958 :
951:2007/01/24(水) 22:09:39
結局、ダッシュってアンカーのことを
じじいはいってるのか?
960 :
吾輩は名無しである:2007/01/27(土) 23:51:58
やっぱり『項羽と劉邦』かな。『史記』読むのがメンドクさいので読んでためになった(笑)
ダッシュは―のことだと思う。――という風に二つ使用が原則だけどね。
やはり司馬遼太郎は戦国史
963 :
金原文則 ◆zd4TXSl0Js :2007/02/02(金) 14:19:17
test
964 :
吾輩は名無しである:2007/02/03(土) 01:12:01
峠。
いつの日か峠がNHKの大河になってくれないかと願っている。
空海の風景を映画化してほしい。仏教マニアは大喜びでみにいくはず。
うちの大学図書館の一般書籍コーナーにはなぜか峠がある
てか司馬作品は峠しかない
山本周五郎は樅ノ木は残った、ながい坂
吉川英治は宮本武蔵、三国志
山岡荘八は徳川家康、織田信長、異本太閤記
他の作家だと代表作はしっかり押さえてあるのに、司馬はなぜ?
せっかく知り合いに竜馬がゆくを勧めようと思ったのに・・・
要望出してみるか
967 :
吾輩は名無しである:2007/02/03(土) 09:41:45
>>966 どうせリクエストするなら司馬の全集買ってもらえよ。
>>966 乃木希典大将か伊地知幸介少将の一族の系譜の大学じゃないのか?
もしそうだったら、「坂の上の雲」は除かれるな。
969 :
吾輩は名無しである:2007/02/03(土) 13:45:31
>>967 大学図書館ってもともと専門書だらけで一般書籍ってほとんどないんだよね
だから有名作家の代表作は入れても、全集となるとなかなか・・・
970 :
吾輩は名無しである:2007/02/03(土) 13:50:59
うちの大学の図書館には司馬の全集あるぞ。
971 :
吾輩は名無しである:2007/02/03(土) 16:13:07
いいなあ
うちの大学には研究資料的な本が9割5分占めてるよ
文学部でも創設してくれたら変わるんだろうか
972 :
吾輩は名無しである:2007/02/05(月) 01:08:58
二十世紀に生きる君たちへ
973 :
吾輩は名無しである:2007/02/06(火) 00:49:25
竜馬がゆく。
人生のバイブル。
中学生時代に読んでおけば、いい子になるのでは?
974 :
吾輩は名無しである:2007/02/06(火) 01:20:41
梟の城
忍者のバイブル。
ニンタマ時代に読んでおけば、いい忍者になるのでは?
975 :
吾輩は名無しである:2007/02/06(火) 02:56:30
いい子ってのも難しいな
俺は工房の頃読んだ竜馬がゆくに影響されて自分なりの夢を持った
実現するために大学もちゃんと選んだし努力もした
必要な資格もとれた
最後に両親に将来の夢と今までの軌跡について語った
そしたらなんて言われたと思う?
「そんなことさせるために育てたんじゃない!」だとさ
それから説得しようと試みてはいるんだが、母親は毎晩泣いてるよ
父親も会話してくれなくなった
本棚の歴史小説は出かけてる間に全部捨てられた
両親はもう俺をいい子なんて思ってないよ
976 :
吾輩は名無しである:2007/02/06(火) 09:42:01
船乗りにでもなりたかったのかい?
977 :
吾輩は名無しである:2007/02/06(火) 18:57:24
>>976 職業は別に問題じゃないっぽい
家から出る、という点が嫌なんだと
両親としては俺に公務員にでもなってもらって孫とのんびり暮らしたかったらしい
そういう夢を描いて俺を育ててきたから、家を出たいなんて認められないんだろう
確かに歴史小説読まなかったらそういう人生もいいかなって思ってただろうな
978 :
975:2007/02/06(火) 19:00:18
関係ない話だからスルーしてくれ
すまんかった
本を捨てられたのは酷いな
980 :
吾輩は名無しである:2007/02/06(火) 21:36:28
今まで読んだ小説の中で一番長いのは「竜馬がゆく」だな。
おれは全集で読んだけど、文庫だと8冊だっけ?
面白かった、って印象だけでどんな話だったかまるっきり覚えてないけどw
981 :
吾輩は名無しである:2007/02/06(火) 21:38:06
ダッタン疾風録か、項羽と劉邦
国盗り物語