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386吾輩は名無しである
時々、私の所にへこへこやってきては、獲物やら木の実を貢ぐ猿がいる。
その猿の特徴というのは、まず体が黄色く、背丈は低い。その割に頭部や顔が大きくて足が短く、
その背格好のバランスのサマが非常に滑稽な猿なのである。

その猿たちが、なぜか自分に獲物やら木の実を貢いでくれる。
どういうわけか、その猿たちは人間である自分を同種の生き物だと思い込んでいるらしいのだ。

しかしながら、猿の中にも色々な性格の持ち主がいるようで、人間の私に貢ぐ事に否定的な猿もいるらしく、
貢いだ猿に対して批判の態度を取ったり、時には攻撃的な行為に及ぶ猿も少なからずいるらしいのだ。

ある研究者によると最近では、そのような対立はやや深刻化しており、両者は半ば決裂の様相を呈しているという。

それは世界の東の果てにあるJAPANという孤島に住む、人間の真似事をする猿達の話である。


これは誰の文章のものか分かる方いますか?