少女文学の一時代を築いた、信子さんの足跡を辿るスレ!!
ある日、図書館で「返らぬ日」という本を見かけた。
表紙が敬愛する中原淳一さんだったので、
借りて読んでみると、シビレタ!
耽美的少女世界に恍惚となる俺、浪人生。
評判のいい「花物語」も読んでみたいです。
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('A`)
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吉屋信子スレキターーーー!
スレッド検索で毎回探してました。
>>1さん乙です。
自分が今まで読んだのは復刻板の「屋根裏の二処女」「伴先生」「わすれな草」の
3つだけですが、それから吉屋さん独特の文体というか言い回しにハマってしまい
先日全集を注文してしまいました。これから古き良き少女世界を楽しみたいと思います。
あひゃー 同士!
「同性を愛する幸ひ」は、珠玉のアレです。
「返らぬ日」の、「ご、ごめんさない」というせりふに、
吉屋さんの、圧倒的な、すばらしさを、予見した!
ぜ、全集?
いいなーほしいなー。
俺もアマゾンに貢いじゃおっかなー。
7 :
吾輩は名無しである:04/05/04 12:16
ぜ、全集。。
えへえへえへ
(;゚▽゚;)あはあは
9 :
吾輩は4である:04/05/04 12:44
うむ、万単位の買い物だったので、貧乏性な俺にはちょいと勇気が必要だったが
相場の二分の一、下手したら三分の一の値段だったので、これ逃したら今後この
値で売られる事はまずないと思って買いまつた。でも未だに未開封。
そんな訳で現在読んでるのは上記の3冊だけです。
とりあえず、屋根裏の二処女の工藤さんはカコイイ。まさに姐さんですねアレは。
いいなあ。どういうところで、買ったんですか?
吉屋さんの小説は、キャラが立っている。
これは、今で言う萌えを最大限に表現するためだろうかー。
たぶん現代だったら同人作家になってただろうなー。
11 :
4改め@たぬき副長:04/05/04 13:33
ながれのきしのひともとは
みそらのいろのみづあさぎ
なみ、ことごとく、くちづけし
はた、ことごとく、わすれゆく
吉屋さんはこのフレーズが随分お気に入りだったご様子ですね。
どことなく刹那的で耽美な雰囲気がたまりません(*´Д`) ハァハァ
あと、1つは忘れてました。紅雀も読みました。
過去4冊です。しかし紅雀もよかったですが、やはりわすれな草。
金持ちの女の子が二階から同じクラスの貧乏な子に向かってハンカチを
投げるシーン。「それ、さしあげますわ」という高飛車な態度ですでに
ハァハァですが、屈辱を感じながらも顔に出さず、拾って丁重に四折り
にして「ここに置いときますね」と毅然と返すシーン。もう気高過ぎて_| ̄|○
>「同性を愛する幸ひ」は、珠玉のアレです。「返らぬ日」の、
>「ご、ごめんさない」というせりふに、吉屋さんの、圧倒的な、
>すばらしさを、予見した!
ちょ、ちょっと待ってね。今全集探して読んでみます。
>いいなあ。どういうところで、買ったんですか?
忘れてました。オークションです。一冊一冊集めるより
一気に買った方が料金も安いし時間の節約にもなります。
ところで俺はラノベ板のマリア様がみてるのスレから来ました。
マリみて→クララ白書→吉屋信子という順を経て到達しました。
やはり元祖少女文学、いやさ百合(またはエス)の破壊力は凄ぇぜ。
13 :
吾輩は名無しである:04/05/04 13:57
.,! 丿 l゙ ,r″
l゙ | l゙ イ
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ヽ `!, |i、 ヽ、 |
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ヽ | .,r" │ ,l゙ │
゙l ,,,i´ `=,_ '″ |
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_,、l′ ,,l゙ `'r、
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,,i´ ゙"¬????‐''''゚゜ ,| ‘=,_
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「返らぬ日」全集にねえよヽ(`Д´)ノ
この不足した百合分をどうしてくれよう…。
「花物語」に手をだしてみようかな。
ここスレッド削除依頼がでてるけど、間違いですよね。
>15
たぶん他板の粘着さんが出したんでしょう。
>たぬき副長さん
マリみてからか!僕は、マリみて興味あるけど、未見。
でも、アニメの最終回だけは、見たよ。
とにかく、これは読んでて ぐぁ〜 ってなります。
寺山修司さんも、吉屋信子さんの本が大好きだったみたいです。
「不思議図書館」に書いてました。
会長もあんなとこにスレリンク貼らないほうが良いぞ。
最近名無しで粘着してるキチガイが居るからな。
それにしても会長がちゃんとスレ立て発起人として、
ホスト役を務めているのが微笑ましい。
18 :
吾輩は名無しである:04/05/04 20:18
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/ / ( ̄) | |\ ( ̄) ヽ ヾ ノノ ノ
/ ( ノ ( | | \ ノ (
⊂- ┘( ) └--┘ ( )
UUUU UUUU
19 :
吾輩は名無しである:04/05/04 23:34
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452 名前:36歳節約ママ ◆baeGuFHffI 投稿日:04/05/03 21:25
私が書き込まなかったらこのスレ落ちちゃうでしょ。
でももういいよ。
このスレは私は捨てるから。
アホしか集まらないスレなんていらない。
ばいばい〜〜
21 :
吾輩は名無しである:04/05/05 11:17
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|::「二ニミ、 ( ,. -─-、 ヽ::::::::::::|
゙i:| ,.ェッっ、} -ェ;ァ`゙ヽノ |:::::rイ|
| ノ ハ ``ノヽ 彡イ }/
,' ,. | ヽ 、 \ヽ |ノV.! うさぎ会長、死ねw
|、 ∠,.ッ-、_,、- ',、\ ト、ノ
゙!ヽ ヾ彡i|川川ミヾヾ) | | |
゙、ヽ ヽ┴┴┴'ノ | / / /
ヽヽ  ̄ ̄ // / /_
/:>、 { }/ /ノ// |:ヽ
/::::/ ヾヽ、-- ' /-' / |:::::\
荒らす人は、信子さんの本を読んで、感化されて、百合に走ってください!!
俺は文学板来だしたばっかの初心者なんだが、うさぎ会長よ。
あんた、なかなかに敵が多いようだな。面白い、気に入った。
ありがとう!
がんばって、吉屋さんを、アレするよ!
っていっても、読まないとわからないぜ!
右脳に、びんびん来る文章だ。
まさに、探してたものが、完全な形で発見されたのだ!
25 :
吾輩は名無しである:04/05/05 22:47
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,.イ:、ヽ/ー`-、-ヽヽヽ、−´ .l゙`-、 < 会長、死ね。
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てめえが死ねよ、クズ
27 :
吾輩は名無しである:04/05/06 17:58
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,.イ:、ヽ/ー`-、-ヽヽヽ、−´ .l゙`-、 < うさぎ会長って、バカ?w
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28 :
吾輩は名無しである:04/05/06 18:14
百合っていうのはレズものってことだっけ?
読んだことないのだけど興味あります。
図書館で探してみようかな。
>28
>百合っていうのはレズものってことだっけ?
レズではないです。しかし微妙なエロス。
いや、エロスとも違うな。例えるなら…
肉感的なセクースではなく、激しい感情的なキスです。
ヾ('A`)ノ ヨメバワカルンダヨ! バカー!
へ/ヘノ
恋愛じゃなくて恋愛ごっこなんだよ、バカ。
「返らぬ日」を読み終わった。
あい変わらずいい破壊力してやがるぜ(*´∀`*)ムフーッ
とりあえず、かつみ萌え。彌生をエスコートする騎士(ナイト)っぷりに
痺れました。刺青終わって美容館を出るとき、「まだむ」にとんでもない
お願いしようとするし、お前は上海で一体なにしてたんだって感じ。
やっぱ吉屋さんの作品はいいね。この人現代に生まれてたら、どんだけの
人間萌えさせたんだろう。戦前の作品だから人目に付きにくいのが惜しいな。
34 :
ファルロス満々:04/05/08 00:03
36 :
吾輩は名無しである:04/05/08 04:19
死ぬまで処女だったというのはガチですか
37 :
吾輩は名無しである:04/05/08 13:51
死ぬまで?
死んだ後は??
いいよね!返らぬ日。
かなりの衝撃を受けました。
最後の歌も泣ける。
屋根裏の二処女 買ってきた
信子さん自身は、そんなに、言っちゃわるいが、
ふつうな感じだけど、それゆえか、
物語には、可能と不可能のはざまのような、
ふぁんたじー性が、充満している!!!
信子さんとはいい友達になれただろうなあ
信子さんの文学には、超越した雰囲気がある。
半分ネタみたいな、余裕ってゆうか、
憎しみとかも、あんまり無いし。
自分の夢を客観的に表現してるぅ〜みたいなぁ〜
屋根裏の二処女は、最初の前半部分がちと辛いかも知れない。
建物や部屋の細かい描写がかなり続いて少しキツイけど、それを
過ぎると、独特の現実に世界に夢想と幻想をリアルに織り込んだ
一種独特の世界が展開されます。
屋根裏の二処女は信子さんの半自伝的な内容という評判ですが、
返らぬ日を読んだ人には「なるほどね」と思い当たる部分が少し
あると思います。
前半でめげずに読み続ければ、後半には素晴らしい世界観が待って
いますよ。とりあえず、俺は兵隊さんがカレーライスを「カッ」と
食べるシーンで泣けまつた。自衛隊行ってたから、余計にジンときた。
あの時代にあの歳であれ程の内容を書くなんて、凄い感性だと思ふ…。
42 :
吾輩は名無しである:04/05/09 13:32
今「わすれな草」読み終わった
陽子・・・・(・∀・)イイ
43 :
吾輩は名無しである:04/05/16 00:29
吉屋信子って確か瀬戸内寂長って尼さんと親交あったんだよね。
へー
吉屋さんってすごく俗的なのにねー
>40
おい、うさぎ会長。あんた他板でいきなりキツイスレ立てるのはよした方がいいぞ。
もっとソフトにデビューしてくれ。
>41
屋根裏の2処女ってなんか難しくて途中で読むのやめたけど。後半から面白くなんの?
>42
寂長じゃなくて寂聴の間違いだろ。
>>45 屋根裏
最後の方、昨夜お蒲団の中で読みながら号泣してしまいましたよ!
買ったけどよんでねー
48 :
吾輩は名無しである:04/06/08 13:28
講談社文芸文庫の「鬼火 / 底の抜けた柄杓」を読んだ人いる?
少女小説よりは対象年齢が少し上だと思うんだけど、こっちもおもしろいよ。
鬼火はぞくっとする。
ようよう
信子読んでるか!!!!
信子読めよ!!!
俺は、ちょっと、アレだから。
50 :
吾輩は名無しである:04/07/19 13:44
51 :
吾輩は名無しである:04/09/09 20:31
52 :
我輩は名無しである:04/09/09 22:05
「花物語」は必読。
「徳川の夫人たち」もできれば、お手にとってね。信子さんの理想の男性像がそこに居ます。
「女人 吉屋信子」吉武輝子・著は信子さんの伝記もの。現在はたしか文庫化されてるはずです。
53 :
うさぎ会長:04/09/14 01:39:03
花物語は信子さん20歳の作品だそうじゃないですか。
すばらしいですね。
そして 今、屋根裏の二處女を読んでいますよ。
ってゆうか
吉野さんってぇ〜マリ見ての系譜ぅ〜みたいなぁ〜
54 :
吾輩は名無しである:04/09/15 02:10:43
この人真性レズビアンなのに、書いてる内容はレズ萌え男が喜びそうな百合もの。
てーことは、真性ゲイがやおい小説書いてるようなもんだろうか。
「ウソばかり書くな!」とか言って怒る真性レズビアンの人がいるかも?と思った。
55 :
うさぎ会長:04/09/17 20:56:59
さあ。。どうなんでしょう
今はとにかく心酔してしまっていて客観視できません。
56 :
うさぎ会長:04/09/17 20:59:14
花物語と返らぬ日を買ってきました。
>>43 ・・ん、寂聴さんって、たびたびマスコミにも出てる尼さん?
まだ生きてる人だよね。
もっと大昔の小説かと思ってた・・。
信子さんの最晩年と寂聴の最初期ならかろうじて重なるのかも。。
だって、いうても、信子さん19世紀生まれですぜ?
今、屋根裏の二處女を読み終わりました。
よかった!!!!
よかった。。
これはハッピーエンドじゃないですか?
よかった〜
また返らぬ日みたいだったら鬱すぎます。
後半になって、また、離ればなれか、、と、心配しましたが、
とにかく、よかった。わなないた。
そして余韻の恍惚をもってして物語を振り返れる。
最高でした。
正直、獄本野ばらの注釈はうぜえ
花物語をちょっと読んでみたけど
信子さんは長編の方がいいな
短編もいいけど 長編はぐぐっと入り込めるからな
花物語ではじめて吉屋信子読んでるんだけど、長編読みたい。
花物語読み終わったら全集買っちゃおうかな。
全集なんて売っているんですか、
僕は一冊づつ揃えていってるから非効率的かもしれない
64 :
うさぎ会長:04/09/20 04:35:03
寮舎の窓の さみどりの
カーテンひいて つとよれば
かなたの空は たそがれて
しのびやかなる ゆうぐれの
やさしく人を おとずるる
心にくきは かかるとき
たが鳴らすや ヴィオロンの
ゆく春なげく 歌の曲
そぞろに なみだわきいでて
かえらぬ日をば なつかしむ
わが胸にさく 思い出の
花のその名は
あわれ、つゆくさ
65 :
うさぎ会長:04/09/26 06:46:49
ほぼ全てアマゾンで買いました。
2万円近かったですけど
>>52 追加で田辺聖子さんの『ゆめはるか吉屋信子−秋灯(あきともし)机の上の幾山河』も。
吉屋さんの評伝であり、優れた作品紹介の本でもあるので必見です。(こちらの本も
文庫化されています。)
>>54 吉屋信子が百合萌えの本家ってだけ。もともと百合萌えの概念は女から。
男女同権観と共に男も百合に萌えるようになった。これは801にも言える。
つまり吉屋→百合萌えであり、百合萌え→吉屋ではない。
>>67 (すばらしい洞察: +1)
まぁわたしはマリみてから入ったへたれなのだが。
69 :
うさぎ会長:04/10/11 21:38:15
まとめて買うと、逆に、気分的に読みたくなくなるのが分かった
70 :
うさぎ会長:04/10/14 00:02:09
>>69 まとめて買っておいて、年に数回訪れる、暇で暇でしょうがない週末に読むのがよろしい。
>>70 それって18禁なとこじゃない?
そんなリンク張るなよ。
73 :
うさぎ会長:04/10/20 22:50:44
ああ、そうか 申し訳ない
71さん そうします
あと
本棚にならんでるだけで こころがゆたかになるし
74 :
うさぎ会長:04/10/30 02:14:01
75 :
吾輩は名無しである:04/11/09 13:46:26
76 :
吾輩は名無しである:04/11/09 13:48:18
原作は吉屋信子さん(故人)の少女小説「あの道この道」。
「牡丹と薔薇」にも影響を与えた作品で、昭和60年の
TBS系大映ドラマ「乳姉妹」(伊藤かずえ主演)の原作
ともなった。今回も時代設定を変えるなど、大胆に翻案している。
77 :
うさぎ会長:04/11/09 21:25:12
ほー
でも吉屋さんの小説って実写に合わないよ
中原淳一さんの絵柄で無音アニメにしたら合いそう
78 :
うさぎ会長:04/11/20 18:19:05
79 :
吾輩は名無しである:04/11/26 21:22:59
糞スレ死ね
80 :
うさぎ会長:04/11/26 21:25:05
いきなりかよ
>>77 『安宅家の人々』を翻案してドラマ化したら、ある意味現代の問題作という事になるかも。
(吉屋さんの方が某脚本家の何十年も前に知的障害者を登場人物にした作品を書いていた
というのに、話題にもならなかったのは…。)
82 :
うさぎ会長:04/11/30 22:55:24
花物語に部落の話もありましたね
83 :
うさぎ会長:04/12/08 20:52:47
84 :
吾輩は名無しである:05/01/09 09:51:25
「あの道この道」文庫化age
鎌倉の旧自宅に行ったことある人いる?
あそこいい感じだよ
吉屋さん誕生日記念カキコ。
>85
私も今は吉屋信子記念館になっている旧自宅に行った事があります。
(5・6・10・11月の1〜3日は一般公開されていますので。)
落ち着いた感じの所でした。
吉田五十八が作ったんだよね、あの家。
88 :
吾輩は名無しである:05/01/27 13:57:38
吉屋信子さん原作のドラマでレイプがありました!
…昼のドラマ、一応吉屋さんが原作という事になっているけど、原作とは大幅に変えて
フジ系東海テレビドラマ枠お得意のドロドロ愛憎ドラマになっているのがどうも好きに
なれない。
そのせいで一部のテレビ雑誌では、吉屋さんがあの手のドロドロ愛憎ドラマの元祖の
ようにも書かれてどうにもやりきれない。…確かに一般向けの小説では女性同士が
1人の男性を巡る立場に立たされてしまう話があるけど、そんな女性同士の関係が
よくある嫉妬や対立ばかりでは無くて、時には共感や友情も成り立つ事を描いて
いるのが、吉屋さんの小説の真骨頂なのに、それも全く理解されてないのが…。
名前欄別板のままでした。スマソ。
91 :
うさぎ会長:05/02/26 01:26:41
おれもそう思う。
93 :
吾輩は名無しである:2005/04/29(金) 14:37:46
昭和48年7月11日、直腸ガンのため逝去。
昭和48年11月13日、サトウハチロー逝去。
94 :
うさぎ会長:2005/06/21(火) 18:24:31
うおーーーーーーーーーー
いかないと!!
95 :
うさぎ会長:2005/06/25(土) 05:54:27
いってきました。
おもしろかったです。
96 :
吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 09:41:19
美しい乙女たちの言葉づかい
失われてしまった日本の美よ・・・
97 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 22:18:10
小林秀雄に叩かれたけど
文学的生命は小林の100倍はあるだろう
>97
小林秀雄が『女の友情』を叩いた文章は、今では存在も知らず興味を持って読む人も
いないだろうが、『女の友情』は読もうと思えば、今でも吉屋さんの全集で読むことが
出来る。
文壇での叩きは結局は一時のもので、本当に読者に愛された作家の作品の方が残る。
(それは最初の夫との離婚で、周囲に悪評を流された森茉莉も、その後に今も読者に
愛読されている作品を書き、その作品だけが残った、という事と似ているが)
>>98 全く同感。
賢しげな批評や批判は風化するが、良い作品はいつまでも残る。
100 :
吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 05:40:52
でもあの読者との不健康な関係性を批判した小林の
文章は読んだ時は実に同感だった
だったがあんな批判に耐える小説なんてあり得ないともと思うようになった
純文学なんて物と読者の関係は手がこんでるだけ
もっと悪質
101 :
うさぎ会長:2005/07/23(土) 01:39:43
100おめ
102 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 02:38:38
今や小林秀雄と読者の関係性の方がずっと不健康だと思う
小林秀雄のその文章って今でも読める?
>103
実物は見ていないが『小林秀雄全集』に収録されているようだ。
図書館の蔵書検索で吉屋さんの名前で検索してみた時『小林秀雄全集』の中のある
巻も挙がっていたので、そちらに収録されているのではないかと。
吉屋スレあったんだね
すげー好きマジ好き。
休日の夕方涼しいところでゆったりこの世界観に浸りたい。
千葉の市川市民なんですが、中央図書館行ったら
当時発行された花物語おいてあってびっくりした。読みづらかったけどw
記念館いきたいなあ
106 :
吾輩は名無しである:2005/09/03(土) 00:42:22
へー、こんなスレあったんだ。自分は少女小説は、1つも読んだ事がないです。
『徳川の夫人たち(正・続)』、『徳川秀忠の妻』、『女人平家』、を読んだだけです。
独特の美文調が、好きだった。ほかにも、歴史小説は、書いているのでしょうか。
>106
吉屋さんは『女人平家』の次には北政所(寧々)を主人公とした小説(『太閤北政所』)
を書く心づもりがあったようですが、冒頭に手を付けられた所で亡くなられてます。
「松の枝が、眼の前に見えた。
湖水は一枝の…… 」
という数行だけでも作品に引き込まれるような冒頭で、小説にほとんど手をつける事
なく吉屋さんが亡くなられたのは非常に惜しまれます。(吉屋さん自身も「太閤北政所
は淀君、千姫も入れて真実伝として知性的に狂言綺語を避けてしかもイゲンをもって
書き記したい。日本の女性研究として」と日記に書かれているので、これまでにない
作品を書く意欲がかなりあったと想像されるだけに余計に…)
108 :
吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 11:02:55
昔はこんな世界や文体に共感を寄せる女学生が現実に存在してたんだよなぁ。
漏れにとっては、その事実がすでにファンタジーだな。
逆に108がファンタジーという「現実」を知らないだけだと思う
111 :
吾輩は名無しである:2005/09/25(日) 03:27:56
>>110 バカかね?
「かくかくしかじかのファンタジーを抱く人間がいる」という現実のことなんだが。
112 :
吾輩は名無しである:2005/09/26(月) 09:43:36
>>111 馬鹿はすぐに熱くなるな。
頭冷やして、日本語勉強しる。
うわ、こんなスレあったのか。
ヲチさせてください。
高校の頃、国語の先生のうちに遊びに行って、
奥様(英語の先生)に「吉屋信子とか好きです」とかいったら、
にっこりと「そう、Y君、そういうのが好きなんだ」とにっこり微笑まれたのが忘れられない。
>>12 お友達になれそう。
もっともわたしはクララ白書→吉屋信子→マリみて→ひみつの階段のルートでした。
(別ルートでは、風と木の詩→JUNE→森茉莉→たくみくんシリーズだけど、それは内緒)
114 :
113:2005/10/22(土) 16:26:02
さげちゃいけませんね。
ただでさえ、マイナースレなのに。
115 :
吾輩は名無しである:2005/10/25(火) 01:43:45
つかこんな偉大な作家を百合萌えで読むなよキモいな
116 :
吾輩は名無しである:2005/10/25(火) 04:21:39
>>115 え?だって作者本人が少女同士の物語に萌えて書いてたんだろ?
118 :
吾輩は名無しである:2005/10/25(火) 11:34:34
119 :
吾輩は名無しである:2005/10/25(火) 14:21:24
>>117 吉屋は通俗小説書きだけどお前はそれ以下の低俗な人間
>>119 現在の萌えラノベは低俗ってこと?
そう思ってんだとしたらあなたが一番の大馬鹿野郎だと思うけど…
121 :
吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 23:17:45
このスレは間口が広いから、バカも大勢やってくる。
気をつけろ。
なぜゴリラに似てるのか。梶井基次郎と双璧。
123 :
吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 19:33:38
いいスレだ。。。
うさぎ会長はもう来ないのかな。
『花物語』の『沈丁花」の巻がいい!
124 :
吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 20:30:19
>122
その容貌がじつは吉屋文学の源になっているのですよ。
125 :
吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 21:55:29
しかし百合もいいが薔薇も良い。
森茉莉と言えば、吉屋さんは彼女の作品を評価して「森茉莉さんのものはほんとに
楽しみ」と「思いきってビシャンとちがうものは楽しみですね」とある対談で語って
いた。
同じ対談で吉屋さんは、自分はこれから純文学をやろうか、とさらに「森茉莉さんの
ところへでも行こうかと思って」とも(彼女のような独特の世界を描いた作品を書き
たいという意味合いか)語っているが、もしそれが実現していたら、吉屋さんの書く
大人の女性と少女の同性愛的な話も生まれていたのだろうかと思うと興味深い。
128 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/31(土) 12:41:49
保守
129 :
うさぎ会長:2006/01/03(火) 08:08:16
アマゾンのカートに入ったままの森茉莉も買ってみようかな
最近、群ようこの森茉莉関連の本を読んだが、面白かった。
禿しくスレ違いスマソ。
最近になって「ゆめはるか吉屋信子」(by 田辺聖子、朝日新聞社の文庫)を読んだ。
まだ読み終わってないが、
表紙の似顔絵がいいなあ。山口はるみさんという方が描いている、モダンガール風。
その似顔絵の元絵の数々は、一昨年出た、ゆまに書房からの復刻本5冊に載っている写真なのだが、
20代30代の頃ってほんと美人だったんだねえ吉屋先生。
なんかねえ、女優の桃井かおりさんとかに雰囲気が似たような、
ちょっとぽっちゃりしてるけど眉が濃く眼が大きくて、目鼻立ちがはっきりしてる美女。
実を言うと、ポプラ社文庫のカバーについてた
晩年のショートカットのおばちゃん写真しか知らなかったから、
すっごい衝撃だった。
ゆまに書房の本で見たときは・・・。
132 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/07(火) 22:09:23
うさぎあげ
133 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 19:17:37
@
134 :
吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 17:17:28
「花物語」は、百合要素がありますか?
(購入検討中です。)
>>134 「花物語」は、一般的には全部で52編が単行本化されているんだけど、
国書刊行会から出ている上中下の全3巻のうち、中巻後半から下巻にかけてが、百合的な作品も多くなるよ。
新学社から出ている全1巻のは、9編だけの抄録版だから、目的によってはあまりおすすめできる種類ではないな。
購入を迷ってるなら、図書館でさがして下見をするという方法もある。
どこの図書館にもたいていあるのは、
朝日新聞社『吉屋信子全集 第1巻 花物語/屋根裏の二処女』昭和50年3月(1975)
花物語の収録作品:計50編(おしいことに百合色の悲話「桐の花」が入っていないのだが)
>>135 今それ読んでるのに未収録があるのか・・・
> 国書刊行会から出ている上中下の全3巻のうち、中巻後半から下巻にかけてが、百合的な作品も多くなるよ。
雑誌に連載されていた時期は、
大正5年(信子先生20歳)からの約10年間だけど、
後半の5〜6年の分(つまり中巻後半から下巻にかけて)には、
信子先生の実生活の体験が、「花物語」に反映されている。
信子先生がすごく大事にしてた女友達との別れとか、
あらたな女友達の門馬千代さんとの出合いとかがあった時期だ。
この際だから、全3巻の収録作品:計52編を書いておくね。
・国書刊行会『花物語』全3巻 計50編 昭和60年5月(1985) .平成7年2月(1995)
実業之日本社昭和14年版の復刻
上巻:計28編
「鈴蘭」「月見草」「白萩」「野菊」「水仙」
「山茶花」「名も無き花」「鬱金桜」「忘れな草」「あやめ」
「紅薔薇白薔薇」「 山梔の花」「コスモス」「白菊」「蘭」
「紅梅白梅」「フリージア」「緋桃の花」「紅椿」「雛芥子」
「白百合」「桔梗」「白芙蓉」「福寿草」「三色菫」
「藤」「紫陽花」「露草」
中巻:計12編
「ダーリア」「燃ゆる花」「釣鐘草」「寒牡丹」「秋海棠」
「アカシア」「桜草」「日陰の花」「浜撫子」「黄薔薇」
「合歓の花」「向日葵」
下巻:計12編
「竜胆の花」「沈丁花」「ヒヤシンス」「ヘリオトロープ」「スヰートピー」
「白木蓮」「桐の花」「梨の花」「はまなすの花」「睡蓮」
「心の花」「曼珠沙華」
・朝日新聞社『吉屋信子全集第1巻 花物語/屋根裏の二処女』昭和50年3月(1975)
収録作品:計50編(実業之日本社昭和14年版の上巻「山茶花」と下巻「桐の花」を除く)
ほるぷ出版 日本児童文学大系6(与謝野晶子・尾島菊子・野上弥生子・吉屋信子集)瀬沼茂樹編 昭和53年11月(1978)
吉屋信子:『花物語』から 14編
「鈴蘭」「月見草」「白萩」「野菊」「山茶花」
「水仙」「名も無き花」「鬱金桜」「忘れな草」「フリージア(Freesia) 」
「緋桃」「福寿草」「寒牡丹」「睡蓮」
童話から3編 「銀の壷」「残された羊」「てんとう姫の手柄」、
短編集『小さき花々』から2編 「素直な心のひと」「考へる子」、
長篇「少女期」
新学社文庫『花物語』昭和43年10月(1968)、昭和52年(1977)、昭和60年(1985)、平成8年(1996)
「紅椿」「釣鐘草」「紫陽花」「睡蓮」「向日葵」
「桔梗」「梨の花」「竜胆の花」「アカシヤ」
計9編(新書 / 183p)装幀・扉板画:棟方志功 さし絵:柳井愛子
140 :
吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 19:34:56
横レスですが、花物語の百合要素は熱いよ!
例えば、「沈丁花」の巻は、妹の日記を盗み見した姉が、上級生(同性)への熱い想いを綴った文章を発見して衝撃を受ける場面があるんだけど、その日記かすごいの!
百合っぽさでは、下巻の「梨の花」が印象深いな。
二人だけで、廃屋の高い塔に登るお話。
二人の衣装の描写も、二人が眺める風景も、きれいで鮮やかで、
彼女達の思いの深さや気持ちの純粋さを強く訴えているような気がする。
あと、あまり百合色は深くないけど、下巻の「睡蓮」が好きだ。
画家をめざす二人の少女のうち、片方の展覧会入選で二人の友情にひびが入ってしまう話。
吉屋信子作品で百合って言えそうなのは、そんなに多くないんだよね。
『花物語』(の後半)と、短編中編集『返らぬ日』、あとは、『屋根裏の二処女』くらい。
他の少女小説は、基本的には、複雑な家庭環境を持つ女の子の成長物語。
時代を反映したようなレトロなアイテムや景色がいいムードを出していて、文章も詩的だし、そういう面白さは大きい。
『屋根裏の二処女』は、百合小説ではあるけど、
大人向けに書かれたものだし、まだ長編に慣れてない初期のものだからか、文体が論文みたいでちょっと疲れるね。
前半は、主人公の生い立ちや引っ越しの理由が説明されてる心理小説という感じだな。
でも後半は、主人公とそのルームメイトがいい雰囲気になってくるから、ささいな事件でもハラハラするよ。
143 :
134:2006/02/15(水) 10:59:49
>レス下さった皆さま
懇切なご指導、まことに有難うございます。m(_ _)m
私も最近読み始めたところです。
資料ありがたかったです。
>>142 ほかにも百合色の短編や中編はあるよ。一部の図書館で読めるぐらいの、埋れた作品だけどね。
「紫の手記」
『小さき花々』シリーズの短編。単行本化している10編より後に連載されたもの。
「讃美歌176」
単行本『乙面の曲』に入っている中編。
上中までは一気に読んだが
下が読み終わらない
眠くならないコツってある?
なんか後半の方が長いよね。
>>147 後半の方が長い、つまり、先へ行くほど、1話あたりの原稿枚数が多い。
まあ、長いストーリーになるのは、作者の筆がノっていたという証拠だよ。
あの出来事も描きたいこのシーンも入れておきたいってなもんで、作者的な思い入れが深い作品ってことなんだろうね。
「花物語」の最初の方は信子先生二十歳そこそこで書いてたので、
信子先生女学校の思い出をもとに作り上げてた部分が多かったんだろう。
「花物語」の後半は、二十代も折り返しすぎてから書いたもので、
職業婦人の女友達とかエスの親友とかの
リアル経験が織り込まれてるようだ。
>>146 私は寝る前の読書用にベッドへ持ちこんでいたこともある。
「花物語」に限ったことじゃないけど、
短編集ってのは、区切りのいいとこで寝れるからちょうどいいんだよね。
だけど、ハードカバーのぶあつい本だと持ちにくいんで、疲れる。
それで眠気が・・っていうケースも、確かにあったw
まあ、普通に室内で読んでる最中に眠くなるとしたら・・・
できるだけ明るい場所で読むことじゃないかな?
なるべくなら、朝日新聞社の全集よりは、国書刊行会の復刻版で読むといいよ。
挿し絵入りのは、やはり気分がいいよ。
>>148 図書館から借りてるんで
来月の20日までに読まないといけないんだけど、まだ半分も読んでない。
せめて屋根裏まではいかなくとも花物語だけは読んでしまいたいよ。
>>150 それは大変だな・・・がんばれ。
まあ、他の図書館で借り直すというのは可能ではないの?
公共図書館なら、都道府県内の別の図書館に置いてある本を
地元の図書館で手にするという方法もある。
>>149 その挿絵入りを買って寝る前にベッドで読んでる
オレンジの下巻
スイートピー以降の記憶がない
主人公の名前、ストーリーが出だしを読んでも
思い出せない
下巻最初から室内歩きつつ手に持って読み直すわ
>>150 金と手間を惜しまないならコピーをとってしまうといい。
しかし、コピー代を考えると、
今流通している上中下巻を買う方が安上がりかもしれない。
ネットで注文するのであれば、中古品もよく出てるので、
そっちのほうが安上がりかも。
私は吉屋信子少女小説のあれこれをネット経由で揃えている最中。
入手不可能なものはいくつかあるけどね。
花物語の特定のエピソードが取り込まれている長編は
意外と多いのみたいだ。
もうしばらくハマっていそうな気がする。
他の長編は一気に読んじゃったけど、
屋根裏の二処女は、難解だなあ・・
ようやく半分くらいまで読んだ所で止まってるorz
>>151 普段なら返してまたすぐ借りれるんだけど
来月20日に引越しするんですよね。
だから引越し先に図書館があればいいんだけどー。
確かに同じ都道府県内だから貸し借りはできるのかもしれない。
引越し先に図書館があって、花物語がなかったら
司書の人に聞いてみます。
>>152 ちょっと目次を眺めてみたら、
「スイートピー」が全巻のなかで一番長い話になってるね。
中巻下巻では、一編あたり20ページから30ページくらいのが多いのだけど、
下巻の
>>123>>140 が言ってる「沈丁花」が49ページ、「スイートピー」が54ページか。
しかも、さし絵の多い「沈丁花」に比べると、
「スイートピー」はこれといったさし絵もないぞw
わたし的には「スイートピー」よりも、その1個前の「ヘリオトロープ」のが文体が難しくて、寝そうになった・・・
>>157 嶽本野ばら、乙女小説シリーズでは思い入れたっぷりの解説だね。
でも、「ヘリオトロープ」のあの文体については、どうかな?
「伴先生」「わすれなぐさ」「屋根裏の二処女」
三冊読んだけど
解説はファッション関係が中心、
古い時代の言葉づかいに関する解説は少なかったよ。
ちょうど今花物語上巻の「白百合」まで読んだ自分が通りますよ。
花物語が読み終わったらこのスレでもよく挙がってる「返らぬ日」、「屋根裏の二処女」ていうのも読んでみようかな。
久しぶりに読み返したくなった>花物語
>>160 「返らぬ日」はいいよ。ぜひ手に取ってみて。
古本で買った少女の友、中原淳一のさし絵に、元の持ち主による色鉛筆の着色があった。
そのおかげで安く買えたんだけどね、塗り方がきれいなので何だかうれしかった。
手持ちの花物語(国書刊行会)の単行本の各章の扉ページには、花のペン画が印刷されているけど、
ふと、塗り絵してみようかと考えた。
売り払うことはないだろうし、自分なりに気に入ってる本なので・・・
しかし、「白百合」とかはよく見かける花だからいいけど、
「釣鐘草」「鬱金桜」「秋海棠」なんかは、実物知らないから調べないといけないな。
「名もなき花」「燃ゆる花」「心の花」「日陰の花」あたりは、 何色にするべきかな?
>>161 かなりハマっておりますな。
でもそういう凝り方は好きですよ。
>>160 「返らぬ日」は、大正15年(作者30歳)に「令女界」という雑誌に連鎖逸されたもの。
読者層は女学校卒業前後から結婚前位。
「花物語」の連載誌だった「少女画報」や「少女倶楽部」よりは
大人っぽい雑誌だったようですな。
でも文章はわかりやすくてサクサク読めます。
「屋根裏の二処女」は、大正9年(作者24歳)に書下ろしの単行本で出たもの。
私小説というか、文章的にはちと理屈っぽくて、むずかしい所も多い。
でも後半になるといい雰囲気で盛り上るから、時間をかけて読むといいですよ。
中古本を探す場合は、
>>157にあるような色々な店で比較してみるといいよ。
まずは、目当ての本の中古価格の相場を知っておくこと、
それと、稀少本かよく出回る本かの判断をすること。
あっちこっちで見かける本なら、あわてて買わなくても大丈夫。
めったに見かけない稀少本なら、見つけた時が「買い」。
どっちにしても、高価なものほど、けっこう長く在庫になってる。
吉屋信子さんの場合は、去年辺りからブームがひと息ついた所なので
今は、数年前に出た復刻本なら、中古でもけっこう出回ってる。
ただ、ゆまに書房の「返らぬ日」は、あまり見ることはない。
百合的にかなり読みごたえがあるせいだろうか?
この本は、新刊で手に入るうちに買っとくのがいいのかもしれない。
164 :
160:2006/02/26(日) 23:44:09
「紅雀」おもしろかったです。復刻リクエストのNO.1だったというだけあって
主人公がかっこいい。
「桜貝」「からたちの花」などを読んだことある人いますか?
復刻して欲しい・・・
>>163-164 「返らぬ日」
スーパー源氏
ttp://sgenji.jp/power.html で調べてみたら、ある古書店で 2000円を越えていましたw
(新刊の定価は1700円+税)
「返らぬ日」は、100ページくらいの中編小説(表題作)。
同時収録の短編や随筆にも百合物が多く、「日曜病」「五月と桐の花」は『花物語』の番外編みたいな味わいです。
それと、巻末に、吉屋信子先生の初刊単行本リストがあります。
昭和25年までの分なので、それ以降に書かれた2冊の少女小説がもれているのは惜しいですけど、
同時期に出た復刻本にはないリストですし、
大人向けの小説の方のファンの方も貴重な資料として手元に置くのかもしれません。
>>165 連投ですみません。
「紅雀」の主人公まゆみは、いい意味でプライドのある少女ですね。
読んでいて心地よいというか、百合要素は薄いけど、ストーリーもキャラ設定もすごく良く出来てると思います。
吉屋信子先生の長編少女小説の惜しいところは、
主人公と対照的なわがままな令嬢キャラが、ささいなきっかけであっけなく改心してしまう所w
百合要素が結構入ってる長編では、「わすれなぐさ」なんかもそうです。
陽子には、もっとドラマチックな事件がからんでほしかったりして。
この、あっけない会心という傾向は、同じ時期の吉屋信子先生以外の少女小説家にも多いのですよ。
連載中は毎号ストーリーを盛り上げるのがお約束で、でも連載期間が一年とか決まってるので、
最終回が近づくと急いで話をたたんでいかなくてはならないという事情もあったようです。
「桜貝」「からたちの花」あたりは、わがままな令嬢キャラが出てこないので、そういう傾向もないですね。
主人公が世間知らずなお嬢さんだったりして、その心の成長がじっくり描かれていて、読みごたえがあります。
復刻候補から漏れてる理由は少し想像できますが、それはまたの機会に。
「桜貝」は、大きな図書館にはあるようです。
同じ都道府県内で貸し借りするシステムを利用するといいかもしれません。
吉屋信子の少女小説をすべて百合だと思ってる人も居るんだろうな。
169 :
吾輩は名無しである:2006/03/10(金) 20:44:26
170 :
吾輩は名無しである:2006/03/10(金) 20:47:24
171 :
吾輩は名無しである:2006/03/10(金) 22:13:00
トイチハイチの作家!
そうか。生誕110年なんだ。
吉屋信子(1896年(明治29年)1月12日‐1973年 (昭和48年)7月11日)
ってことは、再来年2008年には、没後35周年なんだ。
まだ復刻されていない少女小説が刊行されるといいなあ・・・
ちなみに生誕100年の1996年には、
国書刊行会からの復刻版「花物語」上中下が10年ぶりの新装再刊。
没後30周年だった2003年には,
ゆまに書房から「返らぬ日」など5冊、「国書刊行会から「屋根裏の二処女」など3冊。
花物語(下)の睡蓮まで読んだ
後味悪い終わり方だった…
「睡蓮」は、貧富の差に関係なく良きライバルだったふたりの画家の卵の少女が、
片方の入選、片方の落選を機に、その友情が揺らいでしまうっての、ここまでは納得が行く。
でも、二人をきまずくさせる最終仕上げに、片方の少女の体の欠陥を持ちだすのって、なんか不自然に思えた。
むりやり不幸を作りだしてるような気がした。
そのエピソードなしでも、二人の友情が消えてゆくという展開には出来ただろうに。
まあでも、花物語は、ほとんどの作品がアンハッピーエンドだからなあ。。。。
メインキャラが幸福な気持ちをもって好きな相手と別れるとか、
お互いの思いが深く通じ合ってる状態で共に彼岸へ行く、
ってな終わり方も、けっこうあるけどね。
「睡蓮」に見られる、片方の入選、片方の落選を機に、その友情が揺らいでしまうっていう図式は、
後年の長編にも表われるよ。
『街の子だち』
昭和9年 少女の友1月〜12月号連載
三一書房.平成5年(1993)『少年小説大系25』収録
女学校の入学試験で、幼なじみの片方が不合格になり、別の女学校へ進むので、
友情がうすれてしまう悲しさがリアルに細かく描かれている。
でも、最終的には復活する。(基本的に吉屋信子長編少女小説は初期の短編とは違ってハッピーエンドになる)
「睡蓮」の不幸は『街の子だち』で昇華されたと考えるか・・・
とりあえず花物語読み終えた。
日陰の花に、
「環さんは、まるで早川雪洲とモンロー・ソルスベリーと(中略)感じのする方ね」
ってのがありますが、モンロー・ソルスベリーをいくら検索しても出てきません。
架空の人物なんでしょうか?
>>175 私にもわかんない。
前後関係から推察するに、1920年前後のサイレント映画時代の俳優ではないかしら?
国書刊行会『花物語』中巻p204「日陰の花」より
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
……環は不思議にも怪しき美しさを持つ少女だった。(中略)
環そのひとには世の少女と異なって、どこかに雄々しい凛々しさが、姿形の中に現れていた。(中略)
級の誰かが戯れて言うた。
『環さんは、まるで早川雪舟とモンロー・ソルスベリーと井伊蓉峰 を臼の中でつきまぜて、お団子にして、
その上へ福助の女形の柔らか味の黄粉を仄かにふりかけたような感じのする方ね』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『花物語』が書かれたのは、大正時代なんだよね(大正5年〜14年、1916年〜1925年)。
ここに引用した台詞に出てくる人物のうち、
早川雪舟はサイレント映画の頃にデビューした俳優。明治時代の末にアメリカに単身留学して大正時代にはハリウッドでも有名な映画スターになっている。
井伊蓉峰も、サイレント映画の頃にデビューした日本の俳優。
福助の女形というのは、歌舞伎役者の中村福助のことだが、大正時代だから五代目の中村福助ことであろう
(現在はこの人の孫が襲名して九代目)。
吉屋信子先生の他の少女小説にも、映画俳優の名前はしょっちゅう出てくる。
たとえば、初期長編『三つの花』(大正15年=1926年の連載作品、ゆまに書房から復刻あり)には、
主人公の一人幸子が、女優メアリー・ピックフォードが主演する映画「雀」を見に行って、
あらすじを詩にして朗読するシーンがある。
このあたりがサイレント映画の終盤で、日本でも昭和初期以降は、トーキーと言われる音声入りの映画が定着する。
Monroe Salisbury で検索かけてみな
179 :
175:2006/03/26(日) 22:04:58
うわーめっちゃかっこいいですやん
>>176-178 ありがとうございました これで安眠できます
環という名前は、吉屋先生お気に入りだったのかな?
ほかにも出てくるんだよね。
『花物語』「日陰の花」 環 満壽
『乙女手帖』 環 則子
(これはあまりエス関係じゃないけど、則子があこがれる環が主人公となり、環の成長物語になっている)
『屋根裏の二処女』 章子 環=秋津さん
(文中では秋津さんという書き方が多いのであまり目立たないけど、フルネームは秋津環)
あと、章子というのもお気に入りだったような気がする。
『花物語』「白芙蓉」 章子 静枝
短編『こねこと章子』 章子
181 :
吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 01:10:31
ヌコタソ
吉屋信子 生誕110年展
神奈川近代文学館 4月22日〜
もうすぐですね。
2月に出た、「黒薔薇」は4月の110年イベント合わせだったのか。
まだ買ってないけど、全集未収の短編集で、屋根裏の二処女の姉妹編という感じらしい。
>>183 「黒薔薇」買った。
内容はこれから読むんだけど、メインの長編は、読みごたえありそう。
信子先生の編集主宰個人誌だった「黒薔薇」の編集後記が全部まとまってるのは貴重だね。
>吉屋信子 生誕110年展
これにいった人いる?
自分は最終日に行くつもりなんだけど、人の入りとかはどうですか
>185
>吉屋信子 生誕110年展
自分はゴールデンウィーク中に関西から上京して行った。
行ったのは5日でしかも天気も良い日で、横浜は人が多かったが、会場の神奈川
近代文学館の中はそれほど混んでなかった。
客は中高年の女性が多かったが、それ以外の年齢層の人や男性もちらほらと。
吉屋信子さんに関する品々が数多く出品されていて、生い立ちを語る展示では小学校の
時の成績表や、吉屋さんが裁縫の時間に作った財布も展示されていた。
吉屋さんの作った財布は、「世にもへたかすな作品」と現在その財布の持ち主の姪の
えい子さんにもエッセイで書かれたのも無理はないと思えるほど、刺繍の下手なのが
ガラスケース越しから見ても分かるような品だったが、まあ吉屋さんは裁縫は「大の
苦手」だったそうだからその点は差し引いて見て、また一方でそんな財布をえい子さん
の前で、祖母で吉屋さんの母親のマサさんが「大切そうに取り出し、もったいぶって」
えい子さんの母親に渡した、という話も思いあわせると、実物を見れたのは何よりだった。
この他吉屋さんの自筆原稿はもちろん、作品の掲載誌や連載されていた新聞、単行本、
小説のドラマ化・舞台化の際の写真やポスターなどが展示されており、さらに吉屋さん
に縁の深い女性たちに関しても展示で紹介されていた。
おそらく初公開と思われる資料や、めったに展示されない貴重な資料も数多く展示されて
いて非常にファンには興味深い内容の展覧会だったので、可能なら何回でも足を運んで損は
無いと思う。
188 :
185:2006/05/22(月) 22:52:25
>>186 レポありがとう。
遠方のため一日しか行けないんだけど、俄然楽しみになってきた。
「風を見ていたひと」は未読なんで読んでいきます。
>>187 嶽本さん、うまいこと言うな〜
「飛ぶ教室」での吉屋信子に関するインタビューにも感心しきりだった。
189 :
吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 01:45:42
ageておく。
吉屋先生の命日であるな。
191 :
吾輩は名無しである:2006/07/18(火) 23:50:17
そうであったか
hoshu
ユーミンのアルバム「紅雀」は吉屋信子の小説からとったらしい。
ユーミンもおんな同士の友情の歌が結構あるね。
194 :
吾輩は名無しである:2006/09/05(火) 15:41:09
「小さき花々」所載の「天国と舞妓」・・・うわぁぁぁーん・・・
それにくらべて「田舎の親類」、駄作とまでは言えないまでもベタベタの教訓小説。
戦前の女学生の教育のために作ったのだろうか。
hoshu
197 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 08:02:42
ちくま文庫からなんか出た
これか。
「吉屋信子集 文豪怪談傑作選」吉屋信子 著 東雅夫編
>【作品紹介】
>少女小説の大家は怪奇幻想短篇小説の名手でもあった。闇に翻弄される人の
>心理を鮮やかに美しく描きだす異色の怪談集。文庫未収録を多数収録。
…「少女小説の大家」と説明はどうかと思わないでもないが、これまで文庫
には収録されなかった作品もあるなら読んでみたい。
「闇に翻弄される人の心理を鮮やかに美しく描きだす異色の怪談集」とある
所を見ると『鬼火』や『海潮音』等が収録されてそうだが、他にはどんな小説
が入っているだろうか。
hoshu
>>198 「生霊」
「生死」
「誰かが私に似ている」
「茶碗」
「宴会」
「井戸の底」
「黄梅院様」
「憑かれる」
「かくれんぼ」
「鶴」
「夏鶯」
「冬雁」
「海潮音」
以下エッセイ
「私の泉鏡花」
「梅雨」
「霊魂」
「鍾乳洞のなか」
201 :
198:2006/10/16(月) 20:38:22
dクス。
『鬼火』が入っていないのは意外だが、別の出版社の文庫にも収録されている
から、重複しないでよいかも。
エッセイも収録されているのも予想外だが、そちらもこれまでの全集等で未収録
だったら是非読んでみたい。(「鍾乳洞のなか」は秋芳洞に行った時、林芙美子が
亡くなった知らせを受けた時の話だろうか)
保守
hoshu
補修
15日まで大阪の心斎橋そごうで開催の「田辺聖子の世界展」で、田辺聖子さん
が吉屋さんに著書(『私の大阪八景』)を進呈した際の、吉屋さんからの
お礼のハガキが展示されていた。
吉屋さんの作品も愛読している自分にとっては嬉しい展示だった。
206 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/21(日) 22:32:53
207 :
吾輩は名無しである:2007/02/08(木) 19:13:21
(*´・ω・)(・ω・`*)書き込みヨロチクネ
このところ立て続けに吉屋信子作品を読んでいる私が通りますよ
「返らぬ日」「わすれなぐさ」「小さき花々」「紅雀」「毬子」「伴先生」ときて、
ただ今「屋根裏の二処女」。
なんか文章がコネくり回しすぎな感じでちぃっと読みづらいけど、ゆるゆる読んでまいります。
209 :
吾輩は名無しである:2007/05/02(水) 12:03:22
思い入れたっぷり
最近、黒薔薇を読んだけど、バッドエンドで欝。
紅雀とあの道この道はハッピーエンドだけどライト百合。
ガチ百合でハッピーエンドな作品って書いてないんですか。
211 :
吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 14:30:12
あげあげ
保守がてらテレビ雑誌の速報。
来年1月から『安宅家の人々』が東海テレビでドラマ化との事。
…『冬の輪舞』での改悪という先例もあって、不安はかなりあるが「脱ドロドロ
(の昼ドラ)」を目指すという方向性らしい、というのを多少は信じたい。
213 :
吾輩は名無しである:2007/12/01(土) 17:37:13
マリみては文学
アカイイトは芸術
ストパニは人生
神無月の巫女は神話
少女セクトは哲学
214 :
吾輩は名無しである:2007/12/04(火) 20:08:42
過疎ってるな
読んだのは「花物語」「返らぬ日」「屋根裏の二処女」かな
なかなか面白い
吉屋さんは、悲しい幼少時代を過ごしたから同性愛者になったのです。
自分は吉屋さんの著作を読む限りでは、必ずしもそうとばかりは思えなかったが
>悲しい幼年時代
男兄弟にアゴで使われたり、叩かれたりしても、女の自分だけ「女の子
だから我慢しなさい」と言われるのは確かに理不尽で、それが後年の吉屋さん
の当時の男尊女卑で凝り固まった男性や、男性との恋愛に対する不信に発展して
いったとは思うが。
【エンクミで】安宅家の人々【無償の愛】
http://ex21.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1194548604/ 1 :「安宅」の読みは”あたか”:2007/11/09(金) 04:03:24 ID:VfpV4RKP0
東海テレビ制作 2008年1月7日スタート(フジテレビ系列月〜金午後1時30分)
男女の愛憎を濃厚に描く「ドロドロ路線」で知られる東海テレビの昼ドラだが
今回は「無償の愛」をテーマに人を愛するとは何かを描く“脱ドロドロ”の新機軸
昭和のバブル期、久仁子は、安宅家の長男で知的障害者の宗一と結婚。
財産狙いとやゆされるが、久仁子は純粋無垢な宗一に献身的な無償の愛を貫こうとする。
しかし、安宅家の財産をめぐる周囲の欲望、さらに宗一の義妹に対する恋の目覚めから久仁子の葛藤(かっとう)が始まる…。
【原作】吉屋信子(同名小説)
【プロデューサー】西本淳一(東海テレビ)
【キャスト】
安宅久仁子:遠藤久美子(宗一の妻)
安宅宗一:内田滋(ホテル王の息子、知的障害がある)
安宅雅子:小田茜
安宅譲二:小林高鹿(雅子の夫、宗一の異母兄弟)
安宅??:目黒祐樹(安宅家当主)
????:奈美悦子(当主の別れた妻)
ほか
【HP】www.tokai-tv.com
同性愛者なの?
吉屋信子の怪奇小説集みたいなの読んだら
主人公の男がみんな美男子だったから
少女マンガ的ミーハー魂を持った人なんだなと思ったけど。
同性愛者というより、女を自分の言いなりで当然としか思ってなかったり、
馬鹿にして見下したりする男が大嫌いで(だからそういう男は小説で悪役に
されてますが。今度昼ドラになる『安宅家の人々』の譲二がいい例)、その
反動で女性に好意や親近感を寄せている人ではないかと。
…しかし主人公の男が美男子というのか、ある意味理想の男、という所で
「少女マンガ的ミーハー魂を持った人」という見方も当たらずとも遠からず、
とも思ったりもしますが。
同性愛とかはさておいて、
こういう少女同士の淡い甘い間柄に魅力を感じるのって
結構ふつうかと思うんだけどやっぱ変?
少女時代って一番かわいらしい時期だし、
かわいいものとかわいいものがじゃれてたら微笑ましいじゃん。
これがたとえばおじさん同士とかだとマニアック臭漂うけど。
221 :
吾輩は名無しである:2007/12/20(木) 20:32:42
おじさん同士www
基本的に同意
222 :
吾輩は名無しである:2007/12/25(火) 18:29:50
『小林さん、ろくに読みもしないであんな事書いてひどいじゃないの。』
普通はびびるがさすがは小林秀雄、
『いや、吉屋さん。私はあの小説3ページ読んでるんですよ。』
ホンマカイナ、ナンノコッチャ
223 :
吾輩は名無しである:2008/01/29(火) 20:23:53
明けましておめでとうございます
224 :
吾輩は名無しである:2008/04/06(日) 01:10:01
age
どうしましょう。初めて吉屋作品に触れてすっかり痺れています。
『花物語』を少しだけしか読んでいないのに…。この気持ちは何なのでしょう。
文豪怪談傑作選、今読んでるさなか。
227 :
吾輩は名無しである:2008/06/16(月) 22:28:35
age
228 :
吾輩は名無しである:2008/08/19(火) 21:48:22
前々から気になってて「あの道この道」読んでみたけど、結構おもしろかったです。
文章がとても美しいですね。また別の作品も読んでみたいです(・ω・)
229 :
吾輩は名無しである:2008/10/22(水) 00:34:17
あげ
231 :
無名草子さん:2009/02/23(月) 13:53:34
吉屋信子はどんなレズビアン・セックスをしていたのですか?
吉屋信子感覚がほとんど現代人だよね
でも国文学と漢文の教養はあこがれるなーー
233 :
吾輩は名無しである:2009/04/10(金) 00:37:22
近々花物語の文庫がでるよん
ご存知かしら?
2000円の本三冊を新刊で揃えるのは悩んだのにw
でも買っちゃうだろなあ
国書刊行会のはイラスト中原淳一だし十分価値はある
自分は貧乏なんで河出かっちゃうかな
マリみてで戦前百合に興味持つ人増えたけどさ。
語ってるのが男の人だと、ちょっと微妙な気持ちになるな…。
戦前百合って深く調べてみたら、元祖BLなんじゃないかって
気がするんだけどね。そこら辺わかってんのかな?
少女小説以外のものも復刊してほしいなぁ〜。
少女小説書いてた人が実はガチレズだったってことを知って当時の読者ってどう思ったんだろうな
>>238 でも、吉屋信子は今生きてたら、むしろ腐女子だったかも。
まあ!腐る女子と書いて意味を成す言葉がございましたの?
バイセクの私からすると逆に腐女子のレズビアンが存在するのかと疑問に思う
私は百合好きだけどBLは読まないし書かない
腐女子って言うのは言いすぎだけど、別にレズが男同士の
同性愛的な作品書いててもおかしくないと思うよ。
パトリシア・コーンウェルって知ってる?
この人はレズビアンなんだけど、「太陽がいっぱい」っていう
映画の原作の「リプリー」って言う小説書いた人なんだけど。
「リプリー」は主人公が裕福でイケメンな男性に憧れ
友人になろうと近づくけど、つっぱねられて逆ギレ。
彼を殺して完全犯罪を達成するって話だけど
それが同性愛色強いストーリーなんだよね。
ごめん、コーンウェルじゃないや…「ハイスミス」だった…。
コーンウェルは「検死官」シリーズの作者の方ですね。
(ちなみにこちらの作品、ヒロインの姪はビアンですw)
うわ、かなり恥ずかしい…。
今、良人の貞操読んでる。
図書館に信子の作品結構あって嬉しい。
信子は不美人だったと言われてるけど、
暁の聖歌の写真の信子はすごく綺麗でびっくり。
244 :
吾輩は名無しである:2009/07/26(日) 23:09:39
クレクレですまん。
「蔦」の映画または原作が読みたいんだが、どうすればいいか
教えて賢者ども。
245 :
吾輩は名無しである:2009/07/26(日) 23:14:09
もうすぐ死ぬじいさんの、青春の思い出の作品らしくて探してるんだが
見つからないのでお前ら玄人に頼る事にしたんだ。
「もう無理」とかでもいいから情報頼む・・・
246 :
吾輩は名無しである:2009/07/26(日) 23:15:34
ID出ないのか・・
244=245=246 です。
お騒がせしてすまん。
246だけど、ごめん。
貼り付けたの確認したら、現在この書籍は登録されておりません。になってる。
直リンだめなのかな。
古書詳細検索から「吉屋信子 蔦」で検索してみて。
ごめん、248です。何度もスマン。
247の間違いです。
250 :
吾輩は名無しである:2009/07/30(木) 15:34:17
>>247 ありがとうございました。
30万円くらいで出てました。
検討してみます(汗)
251 :
吾輩は名無しである:2009/09/12(土) 06:26:00
書かれた当時のままの文で読みたいと思って屋根裏の二処女の昭和22年発行家庭社版をネットで探して買ってみた。
旧漢字旧仮名遣いは問題ないが、製本のあまりのチープさに驚いた
返らぬ日の解説で唐沢俊一が、「当時としてもおそろしく紙質の悪い、印刷もかすれがちな造りの本」と書いているがまさにであった
河出文庫版はいくつかミスあるな。いきなり1話目から主人公の名前間違ってるし
もしかして釣鐘草って、銀河鉄道の夜にかかってる?
「私はタンクだ」って詩が好きだ。
釣鐘草ってはじめてききました
>>240 ビアン腐女子、ここにおりますことよ…!
生身の殿方は死ぬほど嫌いですけれど、BLは結構好きですわ。二次元ですもの。
801おkなタクレズは普通におるわな
このスレとどう関係あるのか知らないが