200文字で完結させる小説

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952おれびょうきだったんすね:2006/12/24(日) 11:49:26
光亡き暗闇へ疑うことなく突っ込んで行く、鉄の針を持ったハリネズミ一一ナンバーガールにはそんなイメージがある。恐らくそんな印象は、ごく普通の何処にでもある空間をつんざき、意味を持たせてしまうという
953吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 11:51:36
、殺伐としたサウンドの影響だろう。向井秀徳のアルミニウムのヤスリのようなシャウト、田淵ひさ子の引き合ったり、反発し合ったりを高速に繰り返す、磁力の様な手法のギターカッティング。
954吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 11:53:44
海の底の微かなプレートのずれを描いた様なベースライン。背筋首筋を引っ掻くようなドラムス。そんなバンドありのままを、3台の16ミリカメラは固定アングルではなく、一定間隔でずらしていく
955吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 11:55:59
ように収めていく。ナンバーガール初のDVD作品は、ライヴ映像だけじゃなく、『男はつらいよ』の寅さんみたいな口調の向井氏の、哀愁感漂うユーモアあり、バンドメンバーの奇々怪々な暴露話あり、
956じぶんでわらえてきた:2006/12/24(日) 11:58:48
事前に向井氏からの電話で集められた、観客とのライヴ後の交流記録あり。素のナンバーガールがアフレテイル。そして何より疑いようもないのは、やはり彼らのライヴが最高ということ。彼らに沈黙はない。
957吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 13:09:25
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
958吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 15:18:16
沈黙というひとつの音色を奏でよう。
騒音雑音無駄な遠吠えは単なる弱者の虚勢に過ぎない。
心に七色の虹が架かるなら、言葉もそれを渡るよう、
ゆっくりと螺旋の大円を登って、夕暮れ時に静かに降りて行けばいい。
静寂の儚さは今でも僕の胸を打つ。しかしそれはいつでも混沌を含んでいる。
澄み渡る晴天が、何の前触れも無く嵐に変わる様子を見ていると、
僕の内面がその外界にピタリとシンクロしたような気持ちになる。
悲しみに暮れた世界は、何故だか僕の慰めを誘う。
こんな日曜の真昼の只中で、仮象の僕という造花が笑う。 
生きている。 死んでいる。 生きている? 死んでいる?
背中で泣いている。 夜中に泣いている。 遠く聴こえるジングルベルが響いてる。
沈黙というひとつの音色を奏でよう。
夜という真実の世界の中で。光を倦みだす孤独の中で。
959吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 15:52:33
さすがです
960吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 16:09:53
小説になっていない。詩ですらない。

ゴミ=958
961(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 16:22:39
すごい詩だなあ

壮大な
962吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 18:17:10
名も無き友よ 君は死んだ
名も無いままで 二十歳で死んだ
ぼんやりと ただぼんやりと 僕は君を想い出す
死というものはいつでも突然に
死というものはあまりにも唐突に 訪れる 
まるでこの生が一瞬の徒夢であるかのように
砕け散って 弾け飛んで 形は溶けて 灰と化す

真夜中 僕の背中を 時々誰かが 冷たい指先で
凍てつくほどの 氷の指先で そっと撫でる
ゾクリとした 僕は 後ろを振り返る
君が立っていた ただただ 氷の微笑を浮かべて 
君が立っていた 瞬きをすると 
君は消えていた 僕は気付いた
死は生の外側に 在るのではなく
生の内側に   いつでも在るのだと
君は生きていた 夜闇の僕の 小さな空白の中で 
963吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 18:36:04
田舎に住んでいた頃は、友達も家族も皆言った。
「東京なんか人の住むところじゃないよ。」
もちろん僕もそう思っていた。
ところが東京に出てきてもう三年。僕の心は東京色に染まっていた。
非人間的なコンクリートの路上は、いつでも僕を突き放す。
洗練された大理石で出来たビルの壁は、僕を冷徹に遠ざける。
彼らと僕の間に共通なことは、ただ僕が「在って」、彼らが「在る」ことだけだ。
いつしか僕は、そこにこそ安らぎを、そこにこそ安心を、覚えるようになっていた。
反ヒューマニズム、暖かさとは真逆の感覚。
人はそんな僕を軽蔑し蔑み罵倒するだろう。
しかし僕は、人間のその愛情の曖昧さを、信頼の浅薄さを、隠蔽された偽りを、
総て剥ぎ取った彼らの中にこそ居場所を見出す。
曖昧ではない、偽りではない、本当の愛を僕に与えてくれる人が居れば、
僕はその人を掴んで放さないだろう。
僕は愛に対して臆病なんだ。僕は愛の理想が高すぎるんだ。
行きづらい世の中だ。歳を取るだけ汚れてく。美しいものが消えていく。
僕は知っている、本当は君たちは美しいということを。
名もなき君たちへ愛を込めて、この一砂のトルソーを捧ぐ。
964吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 19:00:49
『溜め息の日曜日』

僕の部屋の愛鍵を彼女に渡したけれども、 残念なことにその鍵では、
僕の内部奥深くに潜む 秘密の鍵穴までは開けられないらしい。
それは眼には見えない悲しみのブラックホール。 手を出したなら、
飲み込まれ、吸い込まれ、消えていくだけの、凝縮された闇の塊。
物質化された鍵達が開けて覗くことが出来るのは、
予め見ることを赦されている、建前上の秘密でしかない。
本当の自分なんて、愛している人にほど見せることは出来ないものだ。
「貴方のこと愛してる。」裕美子は云った。
「・・・僕もだよ・・・。」僕は答えた。
その度に僕の心の内壁は強固にその扉を閉ざし
不可視の秘密の鍵穴はその暗闇の濃度をさらに増していくのだ。
「それじゃあ、またね。」
「ああ。気を付けてな。」彼女は僕の部屋から出て行った。
僕は彼女を見送ると、部屋の戸を閉め、内側からしっかりと鍵を掛けた。
大きな溜め息を一つ付いて、ソファにズボリと腰を降ろすと、
独り佇む1DKの奇妙な空白が、僕の出口無き心象風景として、ひっそりと湧き上がっていた。
965吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 19:11:13
じょうずね
966吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 19:16:04
ここは文学についての話題を扱う、学問カテゴリーの掲示板です。
学問系でない作家や小説については【一般書籍】、自作の小説等については【創作文芸】でお願いします。
また専用の板がある場合、スレ立てはそちらで行ってください
967吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 19:45:57
なけてきた・・・
968吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 20:52:29
958,962,933,934,を書いたのは同一人物なんですが、
結構マジで書きました。
僕は作家になりたいと思っているのですが、
正直な感想教えてください。
969吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:01:49
間違えました。958,962,963,934でした。
970吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:02:59
また間違えました。958,962,963,964でした 苦笑
わざとじゃないです。
971吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:07:42
笑 ちょっとあんしんしました笑 てゆーかほんとうにかんどうしましたよぉ〜!!
972吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:12:34
970>>
本当ですか?有難う御座います!
964は他の板でも載せたんですけど、完全スルーされて悲しかったんで・・・苦笑
自分の能力とか感受性とかって、自分では未知数なんで、こうやって
一人でもひとさまに感動して頂けるとこっちが感動します!!
973(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 21:17:11
いいんじゃないですか
すむーすで
あまりガツガツしてないかんじがしますね


 ま
書いてる方がぼくの知り合いみたいなニオイがするのが気になるところですがw
とるそーとか言ってますからね。彫刻科の友人、というか親友じゃないかと思うよ
974吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:20:08
973この人だれ?
975吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:20:17
973>>
一応答えると、全く違います。僕は某大学文学部の4年生です。
976吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:20:18
ナルだな
977(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 21:30:34
そーですか


 彼が参戦してくるにはまだ時間がありますね
みやざわけんぢが好きらしいですがw



あなたの場合は、会話がちょっとうそくさいかもしれませんよ。
ぼくの勝手な意見だけどw
なんだその演技、ってかんじがしますよ
 演じさせるならえんじさせるで、もっとハツラツとさせたらいい
気の抜けたコーラみたい
978吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:32:54
↑お前がいうな、お前が、まじに。
979吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:36:38
>>972 よかった。俺映像やってるんだけど、なんかいいインスピレーションを与えられたよ お互いがんばろうぜ がんばって!!
980(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 21:36:51
ぼくの作品の会話は、ドラマの世界ですから

『明暗』とシェークスピアに影響うけとるw
981吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:41:09
不気味やわ
982(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 21:43:29
そうかね
983(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 21:53:45
いま読み返したけどさー
>>941とかけっこういいんじゃないのww

なんか幸せな気分になるよ

まぁあれやね
好みやから


ぼくは幸福な話のほうが好きやからね
984吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 22:19:03
いいねこのスレ
985吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 23:07:58
>984
DIEちゃんをアボンすればな
986吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 05:57:40
>>941
ひでえなコレ。何人称なんだ? 視点とかばらばらだしさ、小学生以下じゃねえか。
吐き気がするわ。
987(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/25(月) 09:07:31
わざとに決まっとるw
前衛なめんな(^O^)v


近代小説破格しとるもん
988吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 09:13:09
前衛だってさ
かわいそw
989吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 09:21:53
958,962,963,964の作品は、もちろん、好みの問題もあるだろうけど、
文章がしっかりしてるから好感が持てるね。
個人的に応援したいな。
990吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 14:24:34
最近は人に吐き気を催させる文章を前衛と呼ぶのか。
991吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 15:05:01
恋をしているのよ・・・笑
992吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 21:31:28
春樹の自演ですか?
993吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 21:33:20
ほめ殺しだらけw
994吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 22:27:42
「クリスマス翌日」

いくつかあったグラスの中の気の抜けたビールに浮いたピーナッツの皮は、
すっかりふやけていた。幾本も押し込まれた灰皿には、口紅のついたたばこがあった。
そういうものを全部ながしにまとめ、スポンジで洗うと、近所の子供が弾くピアノの音が聞こえた。
それから床を掃き、よく絞った雑巾で拭いた。
ふと時計を見ると、もう昼過ぎだった。
だから私は外に出た。映画でも観ようと思ったのだ。
外は雪が降っていた。
995吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 22:37:11
うつくしい・・・ あたし以外のひとがいたなんて。。
996吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 23:01:32
「クリスマスもあと少し」

職場を出て、歩いて帰った。風は少し吹いていたけれどマフラーは要らない。
前を行くカップルは手を繋いでいて、すぐ横の女の子は音楽を聴きながらすたすたと歩いていた。
そんなものを見ながら、しばらく足を進めた。
やがて交差点にさしかかると、信号が変わりかけているのが見えた。
僕は足を止めた。
相変わらず手を繋いでいるカップルも、音楽を聴いている女の子も、足を止めた。
車はライトを点しはじめていた。風が少しだけ吹いていた。
そんな時、ティッシュ配りが微笑んだ。
だから僕は、ありがとうと言った。
997吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 23:07:37
どこの東京ですか笑
998 ◆PdvkW.xCnU :2006/12/25(月) 23:30:52
>>997

キラー通りから246に抜ける交差点だよ。
ハーゲンダッツとか花屋が角っこにあるとこ。
…あれ、そういうことじゃなくて?
999吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 23:39:26
そういうことじゃなかったですね、あなたの教えてくれたのは嬉しい。そして自分が言いたかったのは、なんだかB級映画的だなぁとおかしくてたまらなかったのです。(俺ってイヤな人・・・)
1000 ◆PdvkW.xCnU :2006/12/25(月) 23:49:38
ぷっ
ということで
終了
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