1 :
吾輩は名無しである:
【作家紹介】安部公房(1924〜1993)
東京生れ。東大医学部卒。1951(昭和26)年、「壁」で芥川賞受賞。
'62年発表の『砂の女』が読売文学賞受賞、フランスの最優秀外国文学賞を受けた他、
戯曲「友達」の谷崎潤一郎賞、『緑色のストッキング』の読売文学賞等、受賞多数。
'73年より演劇集団「安部公房スタジオ」結成、独自の演劇活動を展開。
'77年には米国科学技術アカデミー名誉会員に推され、海外での評価も極めて高く、
急逝が惜しまれる。 (参考・新潮文庫カバー裏)
前スレ:安部公房004
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1063636525/
息子の学校へ忘れ物を届けに行ったとき、
学校は中休みで、子供達は校庭で遊んでいた。
正面玄関を抜けた所にある花壇で、軽い障害のある子が、
上級生に囲まれて泣いていた。その中のリーダー格の一人が
「やれよ、時間がねえんだよ。やんなきゃ殺すぞ。」と凄んでいた。
頭にヘッドギアをつけた、おそらくは肢体不自由の他に知的障害もあるであろう、
特殊学級の男の子が、しくしく泣いているその姿に勝ち誇るかのように、
そう言い放っていたのは、俺の息子だった。
俺は背後から息子の髪を掴んで地面に叩きつけた。
まさかここにいるわけのない父親の顔を見て、信じられない表情の息子の
胸ぐらを掴んで立たせて、顔面を殴った。
生まれて初めて親父に殴られた恐怖に、顔をこわばらせる息子に、
「時間がねえんなら、てめえがやれや。」と俺は言った。
俺は息子をてめえなんて呼んだことはないし、ましてや殴ったこともなかった。
小さいときから、情操教育に気を使い、人に優しくあれと教えてきた。
小さい子、弱い者を守ることの美徳を教えてきたつもりなのに。
こんな陰湿ないじめをするようなガキに育ったのは、俺の責任だ、
そう思ったら、くやしくて、情けなくて、また息子を殴った。
鼻血を出してうずくまる息子を見下ろして仁王立ちになった俺を、
職員室から飛び出して来た担任が止めた。
もうこの先は書きたくないから書かないが、
帰り道で涙が止まらなかった。
全部俺の責任なんだ、そう思うといたたまれなくなった。
小学校の高学年から高校までいじめられていた俺の、
よりによってその息子が、あんなことをしていたなんて。
⊂(゚ロ゚⊂⌒`つ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
文學ト云フ事 の「箱男」よかった。
あのまま映画化して欲しい。看護婦=緒川たまき
7 :
吾輩は名無しである:04/03/12 20:05
阿部公房、断じてこんなものは文学でも文学者でも
ない。生活、生活、生活、すっころんだ、起き上が
った・・・まあ、生活のために書いているんだろう
けど、ばかだねえ。
>1
乙
ここは箱男の多いスレですね。
ネット上ではみんな箱男なのさ・・・
>>6 はダメだな。
せっかくの匿名性を自分で破棄している。
13 :
吾輩は名無しである:04/03/13 00:47
タイトルの付け方が上手い
わーい、新しい箱だ。落書きのための余白は山ほどある
>>1 乙
空気銃でうたれんよーに…
1乙カレー
>>17 仲間になりたがっているのですよ。
それまで気がつかなかったあなたの責任です。
ここは箱男の多いインターネットですね
箱男も我輩は名無しであるも同じ匿名であるはずなのに、箱男が並ぶと
何故か全部自分で書いた自作自演のような気がしてくるな。
ここはぼくが全部自作自演しているからな。
私だよ
心理屋さんは女でつか?
25 :
吾輩は名無しである:04/03/14 16:06
男です。でも三次元空間認知はできませんし、言語野ばかりが発達しているの
で脳は女性と同じ構造です。
じゃ、許さない
27 :
吾輩は名無しである:04/03/14 18:10
地図が読めません。
地図を回転させないと目的地までたどり着きません。
>>27 それって普通じゃないの?
漏れも回転させないとダメなんだが。
わしは回転させなくても大丈夫だが。
回転させると余計わからなくなるような気がするが。
30 :
吾輩は名無しである:04/03/15 16:44
昔心理屋の前に営業マンだったことがありまして、昨日行ったお得意さんに
今日はたどり着けないということが始終ありました。
今日は駅に行くのに一本道を間違えて自宅近辺で迷子になりそうになりました。
箱男に 地図は いらない
「で、どのような症状なんでしょうか?
「はあ、人間不信に陥りまして、誰も信用できないんです、気がおもくて・・・
「なるほどね、そういう人は多いですよ、なにもあなただけではないから、
そんな深く悩むことはないんですよ、それがよくないことですからね。
「はあ、
「ところで、ご自分でなにか思いあたることはありますか?
「はあ、世の中にこんな馬鹿なやつらばかりが溢れていて、そんな人たちがさも偉そうに話していることを聞くと、
どうにも、やり切れないんです、それの積み重なりでヤラレたんです。
今日も無理やりつれてこられたんですから・・・
「なるほどね、よくわかりますよ、
「はあ、
「ところで、あなたの日常の過ごし方はどうでしょうか?
「いつもパソコンに向っているんです。外に行けば馬鹿に突き当たりますから、
「そいつがいけないんですよ、
「いつもネットの掲示板に向ってしまうんです、中毒です。
「そいつがいけないんですよ、そういうところにはあなたのような人たちが集まって、
余計にそのような病気を広めているんですからね、外へ目を向けなさい、
「でも、誰も信用できないんですから、
「そんなことはありませんよ、立派な方もたくさんいらっしゃいますからね、外には。
「でも、僕はこうしてあなたも信用できないから・・・
「それは困ったね、あなたはなにも信用できないの?なにか信用に足りるものはないのかな?
「安部公房、
「君は文学がすきなんだね、
「そうです。
「私も安部公房が好きなんですよ、あの人は心理の追究に熱心だったからなあ、
「でも、公房を好きな人は余計に信用できないんですから、つらいです。
「え、どうしてかな?
「だって、掲示板で公房を語る人ってまともな人いないですから、
「え、どうしてかな?
「心理を探究している人にかぎって、馬鹿なんです、無知なんです、
僕はそれが分ってしまうんです、つらいなあ。
「そういう君はね、病蹟学によるとね・・・
「え、え、今なんて言ったんですか、まさか!病蹟学、プッ。
「どうしたの?なにが可笑しいの?
「あなた心理屋でしょ?安部公房が好きなんでしょ?それに病蹟学って・・・
ああ、僕は帰らしていただきます、これが外の世界だ!
だって、あなたは、きっとその内に、
俺は心理について専門だ、俺はおまえの考えがよくわかる、≠チて言って、
僕に勝手に名前をつけたがるでしょう、名前だ!そうして、終いに、
自分のことを知ってもらいたくて、自分ばかりを見せびらかすことに夢中で
僕のことなんて二の次になってしまうに違いない、
もし仮に、僕があなたのつけた名前を、それを否定でもしようものなら、
こいつは正しくない、何故なら病気であるこいつに正しい判断ができる訳がない!≠チて、
再び僕に名前≠つけたがるでしょうから、
僕は知っているんだ、おまえは正常な振りをした、病人なんだ、
つまり、僕は知っているんだ、マサニおまえの病気が僕を腐らせるんだ!
[了]
36 :
面白いフィクションですね。:04/03/15 22:23
「どんなことで今日は来られたんですか?
「はあ、人間不信に陥りまして、誰も信用できないんです、気がおもくて・・・
「具体的にはどんな出来事がありましたか?
「はあ、世の中にこんな馬鹿なやつらばかりが溢れていて、そんな人たちがさも偉そうに話していることを聞くと、
どうにも、やり切れないんです、それの積み重なりでヤラレたんです。
今日も無理やりつれてこられたんですから・・・
「思春期だと大人になりかけだから、いろいろと思うことがあるかも知れませんね。
それは特別なことじゃないですよ。
今日ここに連れてこられた経過についてちょっと面倒かも知れませんが、最初から
話していただけますでしょうか。
「いつもパソコンに向っているんです。外に行けば馬鹿に突き当たりますから、
「ネット依存症というのはありますが、アルコール依存症は生命を絶ってしまい
ますし、買い物依存症だと破産する人もいます。
比較的安全な依存かも知れませんが、依存は依存ですね。
「いつもネットの掲示板に向ってしまうんです、中毒です。
37 :
面白いフィクションですね。:04/03/15 22:31
「家に閉じこもりがちだと、親御さんも心配するでしょう。
デイケアのような日中時間を過ごせるような場所を利用して、あまり親御さんと見詰め
会わない方がいいですよ。
「でも、誰も信用できないんですから、
「『我は我、人は人、されど友なり』ですよ。
「でも、僕はこうしてあなたも信用できないから・・・
「百パーセントの理解というのは誰もできないものです。
私も家族の気持ちは百パーセント理解できません。
患者さんからは百パーセントの理解を求められることもありますが、そもそも
そういうことはありえないということで分かり合えることを探して行った方が
生産的ですよ。
「安部公房、
「私も安部公房は良く読みましたよ。存在の不安定感がカフカと通じるところが
あって、統合失調症の人は親和感を持ちやすいようですね。
「でも、公房を好きな人は余計に信用できないんですから、つらいです。
「まあ、私のこともそれほど信頼しなくてもいいですよ。
こうやって、週に一回来たら、お話ができればいいでしょう。
今日は○○さんとすっかり文学談義をしてしまいましたけれど、何でもテーマは
自由ですので、また次に来たら好きな話をしてみてください。
「だって、掲示板で公房を語る人ってまともな人いないですから、
心理を探究している人にかぎって、馬鹿なんです、無知なんです、
僕はそれが分ってしまうんです、つらいなあ。
「ははは、そうなんですよね。心理をこれほどやっていても、小説の一本も書けない
ですし、心理屋の発想なんて貧しいものですよ。
あまりお役に立てなくて、今日はごめんね。
38 :
面白いフィクションですね。:04/03/15 22:38
「病蹟学という分野がありまして・・・
「え、え、今なんて言ったんですか、まさか!病蹟学、プッ。
「どうしましたか?
「あなた心理屋でしょ?安部公房が好きなんでしょ?それに病蹟学って・・・
ああ、僕は帰らしていただきます、これが外の世界だ!
だって、あなたは、きっとその内に、
俺は心理について専門だ、俺はおまえの考えがよくわかる、≠チて言って、
僕に勝手に名前をつけたがるでしょう、名前だ!そうして、終いに、
自分のことを知ってもらいたくて、自分ばかりを見せびらかすことに夢中で
僕のことなんて二の次になってしまうに違いない、
もし仮に、僕があなたのつけた名前を、それを否定でもしようものなら、
こいつは正しくない、何故なら病気であるこいつに正しい判断ができる訳がない!≠チて、
再び僕に名前≠つけたがるでしょうから、
僕は知っているんだ、おまえは正常な振りをした、病人なんだ、
つまり、僕は知っているんだ、マサニおまえの病気が僕を腐らせるんだ!
「病蹟学は結構広いんですよ。
フロイトや夏目のプシコパトロギーは語りつくされているんですが、私は最近はカントールの
ような数学者にも興味を持っていましてね。
ヴェーバーが失語症になったときに書いた「音楽心理学」は名著ですね。
およそ人がいて、作品があれば病蹟学もそこにあるという感じですね。
ちょっと昔のタイトルになりますけど、ゲーデル・エッシャー・バッハも優れた
プシコパトロギーと言えば言えなくもないですね。
おっと、もうこんな時間になっちゃいましたね。
また来週おいでください。
[了]
39 :
吾輩は名無しである:04/03/15 23:10
×音楽心理学
○音楽社会学
40 :
吾輩は名無しである:04/03/15 23:24
こんな当たり前のやり取りは到底小説にならんな。
火星人みたいですね
そういうのが、いやなんだ
病跡学はおもしろそうだがきらいだ
おまいら心理屋刺激すんのやめろや。
>>33-35はわろたが。
そして心理屋でしゃばるのやめれ
45 :
吾輩は名無しである:04/03/16 07:11
スマソ。
架空でも事例っぽい話は好きなんで、でしゃばっちゃいました。
46 :
吾輩は名無しである:04/03/16 08:49
みんな名無しか、こんな世界があれば僕も来てみたかった。
おまいら、落ち着いて。
とりあえず箱に入れ。
楽になるぞ。
48 :
吾輩は名無しである:04/03/16 12:33
何で箱女はいないんだろう。
お風呂に入れないからかな。
レイプされちゃうからかな。
>>48 いるけど、女と名乗る必要も意味もないだけ。
手淫、してみせてよ。
51 :
吾輩は名無しである:04/03/16 17:34
箱男って、「男」がタイトルに入っているから特殊な感じがする。
どうして「箱人」じゃなかったんだろう。
語感が悪いからかな。
そんなフェミみたいなこと言うなよ…
53 :
吾輩は名無しである:04/03/16 18:22
フェミじゃないけどさ、「箱女」が上梓されていたらフェミは怒ったかもね。
54 :
吾輩は名無しである:04/03/16 18:23
そう言えば、安部の作品には女性が主人公で一人称で「あたし」を使っている
作品はないですね。
それだけ彼の作品は私小説に近いものがあったのかも知れません。
>>54 新潮の「壁」「砂の女」くらいしか読んでないですけど…
…「壁」の中の「バベルの塔の狸」は私小説といって良いのでしょうね、
もう、身につまされたり共感しまくりで、読み進むのが苦しいやら
楽しいやら…。
砂の女もそう。読後、ただ自分を見つめる自分がいました…。
56 :
吾輩は名無しである:04/03/16 19:01
「砂の女」は名著でしたね。
砂から脱出できる縄梯子があっても主人公は出ようとしない。
自分の閉塞的な状態に満足している。
「罪と罰」でソーニャがラスコリーニコフに大地への接吻を迫った以上に
迫力があるシーンでしたね。
57 :
吾輩は名無しである:04/03/16 19:22
グレゴール・ザムザが犬のように殺されるよりもある意味で衝撃的なシーン
でしたね。
ヨーゼフ・Kっすよね?
>>57 (細かいとこすんません)
59 :
吾輩は名無しである:04/03/16 20:10
こっちこそ不分明な知識なので、ご迷惑おかけしました。
>>48 このスレでは女なんて廃業して、箱男になってみようかと思ってるんだ。
そうか、頑張ってくれ。
たまには公園に遊びに行くかも知れない。
そのときには私から手紙の差し入れをしよう。
あと少し食物もあげよう。
箱男になって書き込んではいるが、私は実は砂の女の方が好きなのである。
わたしが本物の箱男ですよ。
頭が痛くなるほど考えに考えていたとき、
ふと、安部公房の
「弱者への愛にはいつも殺意がこめられている」
という言葉を思い出した。
初めてその言葉の意味がすっかり解ったような気がした。
そうか、そういうことだったのか安部公房!
しかし、どう解釈したのか、もう思い出せない。
65 :
吾輩は名無しである:04/03/17 19:31
>>64 あなたの意図している発言内容が「笑う月」のようにわからない。
追いかけるぞ。
お邪魔してすみません。密会で失踪した妻を捜索する男が実は失踪したのは自分で
逆に奥さんが自分を捜してるみたいな記述が有りましたね。こうゆう感覚?はなんか嫌ですね。
最後やっと溶骨少女と二人きりになれたなんて哀しいような馬鹿らしいような
頭がおかしくなりそう。以前夢野久作のドグラマグラ読んだ時も一週間位こたえました。
安部作品は悪夢ですね。
68 :
吾輩は名無しである:04/03/17 21:46
他人の顔もよかったね。
妻は元々顔にケロイドのできた夫が仮面をかぶっていることを知りながら性行為
に応じる。
で、夫は、それを不倫の証拠だととる。
そして妻は家出する、と。
ストーリー性がある作品は好きですね。
>密会で失踪した妻を捜索する男が実は失踪したのは自分で
>逆に奥さんが自分を捜してるみたいな記述が有りましたね。こうゆう感覚?はなんか嫌ですね。
俺はこういうところが、安部公房の好きなところだな。
安部も好きだが、夢野久作も好き。
ドグラマグラは衝撃的だった。
うーん、夢野全集持ってるけどあんまり共通点はないように思うな
あっちは一時期ハマりまくって突然飽きた。
なんつーか、自分の日常の感覚と地続きのような感じがないんだな・・・
物語としては面白かったけど
一番すきなのは「木霊」かな
>>71 文章一つ一つにユーモアが込められているところ、かな。
共通点として。
他人の顔は妄想男の一人芝居って解説読んだ覚えがある。
そんな読み方もできる?と思う。
私と仮面と妻の三角関係なんて奇妙だけど面白いですね。
こんな変態的な発想は安部さんじゃなきゃできないですね。
>>54 心理屋さんかしら。
安部公房の小説は私小説と全く反対のものですよ。
本当だ。自分で「私小説」って言ってる。
どうして私小説なんて言ったんだろう。
記憶は遠い彼方にあってわからない。
飛ぶ男のデジタルブック版はどうすれば読めるんだ?
78 :
吾輩は名無しである:04/03/18 23:49
安部は短編もいいよね。短い中にあっと驚く仕掛けがある
人魚伝・誘惑者・魔法のチョークなんてのは
ドラマ化しても面白いんじゃないかな
80 :
吾輩は名無しである:04/03/19 01:34
安部公房が死んだ時、「天涯孤独な死だった」みたいな書き方を新聞にされていたと
記憶してるんですが、実際のところ彼は結婚してたんでしょうか?そして子供は?
どなたか教えて下さい。
81 :
吾輩は名無しである:04/03/19 01:44
安部のユーモアのセンスって時代の先を行ってるよね。
壁なんて笑えるシーン多いよな。「全部を同時に言ったのだ」
って2回言うとこなんて今になって脚光を浴びてきたもんな。
「なんで2回言うの?」っていう奴
安部公房って実は死んでなくて
人間を生きたまま冷凍保存する
タイムカプセルみたいのやつに
入って眠り続けているの?
83 :
吾輩は名無しである:04/03/19 01:46
それからパパがカルマ氏に「3+5はいくつだね」
って聞くシーンも笑いを禁じえない
>>80 安部公房は真知(真知子)という奥さんと、
ねりという娘さんがいます。
奥さんが新潮文庫の安部の作品の
表紙を描いています。
85 :
吾輩は名無しである:04/03/19 02:15
S・カルマ氏は何回読んでも意味がつかめない。
意味がつかめないという事がすでにつかめているという事なのか。
86 :
吾輩は名無しである:04/03/19 02:59
陰茎のこと指っていうよね、この人
87 :
吾輩は名無しである:04/03/19 11:45
Sカルマ氏はそうとうわかりやすい部類だと思うが
初期の短篇もわかりやすいよね
ジャケツの話とか闖入者とかはあまりにもあけすけで最初引いたけど
ところで、別巻まだですか?
新スレだし別巻についてまとめてー。
闖入者よかったよね。
闖入者、無関係な死、砂の女はおなじグループだと思う
なぜそうかと言われても説明できないが。
96 :
吾輩は名無しである:04/03/20 00:36
方舟さくら丸こそがマスターピース
久しぶりに、妻の波留溜に会いたいです…
ネットカフェ「つばき」より書き込みます……
すいません、妻の名前、波留溜ではなくて波溜です。
安部の時代にはネットも携帯も登場していなかった。
今の時代に安部が生きていたら、どうやってこれらを作品に取り入れていた
だろう。
ちなみにカラオケについても取り上げられてはいなかったと思う。
砂の女は、主人公が携帯でSOSを求めたら一回で終わってしまう小説になって
しまっていただろう。
>>99 なんだ、あなただったの・・・平気よ、そんなこと・・・
だって、名前なんて、それほどあてになるものでもないでしょう・・・?
ごめんなさい・・・私も自分の名前を間違えてしまったわ・・・どうかしているのね・・・
>>103 波溜! 弟はもう組から足洗ったのかい? ビールばかり飲むんじゃないぞ。
方舟サクラ丸で、無線で会話するシーンがチャットになったら面白いかな?
主人公の相手(名前は忘れたけどスイートポテトの奴)が、必ずしもチャットをしている相手とは限らないとか。
>>106 モグラが興味を持っていた女は実はネカマだったとか。
108 :
吾輩は名無しである:04/03/20 23:25
壁の映画化希望。
Sカルマ氏:草薙剛
Y子:仲間由紀恵
パパ:細川俊之
せむし:白木みのる
ドクトル:竹中直人
109 :
吾輩は名無しである:04/03/21 00:35
110 :
吾輩は名無しである:04/03/21 11:57
どの作品をでも良いが監督はたけしで映画化希望。
安部の世界をぶっ壊せるのはたけししかいないでしょう。
他の監督じゃただ安部作品をなぞるだけに終わっちゃいそう。
で、チョイ役でスクリーンに軍団がうろちょろするの?
それはそれで、何だかなぁ。
インチキ超能力者が本当に空を飛べるようになってしまう、
『スプーンを曲げる少年(飛ぶ男)』に四苦八苦していた公房が、
オウム事件に遭遇したらいったいどんな思考を展開しただろう。
また迷路に落ちこんじゃって、いまだ作品が完成しなかったかもしれないが。
小さなものを見つめていると、生きていてもいいと思う。
雨のしずく・・・・・・・・濡れてちぢんだ革の手袋・・・・・・・・
大きすぎるものを眺めていると、死んでしまいたくなる。
国会議事堂だとか、世界地図だとか・・・・・・・・
>>113 その文好きだ。写真も好きだ。安部・・・愛しい・・・
安部のいいところは、国家について語らなかったことかな。
少なくとも小説の中では国家そのものについて語っていなかった。
国家に搾取される個人については書いていたから、それが安部にとっての
国家観かな。
安部の小説は一人称であっても一元的ではないからな
彼自身がどう思ってるかは小説を読む限りではなかなか分からない
白木みのるって死んでるやん。
男は黙って箱男。
女は黙って砂まみれ
ワロタw
手淫より、石の眼の中に出てきた廃バスの穴あき座布団の方に興味あるかな。
恋愛関係は一切ない、ただの排泄行為としてのセックス。
>>122 燃えつきた地図に出てくる河原のマイクロバスにもそれあったな。
124 :
吾輩は名無しである:04/03/24 09:38
あ、ごめん。燃えつきた地図と勘違いしていたかも。
125 :
吾輩は名無しである:04/03/24 18:04
『壁』の監督には黒沢清がいいな。
126 :
吾輩は名無しである:04/03/24 19:23
BGMはピンク・フロイドの「ウォール」ひねりも何もなくてスマソ。
127 :
吾輩は名無しである :04/03/24 21:57
安部はヤッパリ献体したのかな?
チョッと脳味噌見てみたい。
>>126 ピンクフロイド、「カンガルーノート」読んで「エコーズ」の入ってるやつだけ買ったんだよなー。
でもあんま好みではなかった。
129 :
吾輩は名無しである:04/03/24 23:02
>>127 安部の脳は重そうだな。
夏目の脳も重かったそうだし。
安部ちゃんって身長どれぐらいだったのかな?
箱男による保守
俺も軍艦島逝きたいけど、どうやったら行ける箱?
格好いいけど、なんだかわかりにくいサイト箱ねぇ。
軍艦島、行って見たい箱。
安部公房の小説の舞台にもできそう箱
カマドウマもいいけど、やっぱ安部といえばワラジ虫ウエー!
でも カマドウマはジャンプします。廃墟の中で温められて・・・・なんてなウエー
138 :
吾輩は名無しである:04/03/26 21:55
安部ファンはNHKアーカイブスに放送希望メールを!
https://www.nhk.or.jp/archives/fr_iken.htm 1959
芸術祭参加作品 日本の日蝕 75分
演出 和田勉
脚本 安部公房
音楽 小倉博
キャスト伊藤雄之助
1959年度(第14回)芸術祭奨励賞(演出・和田勉)受賞作品。
戦時中の事件を通して、人間社会の不条理を映像化。
事件は1945年2月、戸数50ばかりの雪深い東北の寒村で起こった。
近くの北山で耐寒演習をやっていた小隊から脱走兵が出たのだ。
町の憲兵隊から連絡を受けた駐在巡査大貫忠太は、
白い息をはきながら村長の家へ急いだ。
村は恐怖と不安に陥った。
本作品は和田勉の関係者が記録用にキネレコにしていたため、消滅を逃れた。
139 :
吾輩は名無しである:04/03/26 21:57
テレビ持ってないし…。
140 :
吾輩は名無しである:04/03/26 22:04
この運動を興すには、まずはテレビを買う事から初めて下さい。
頑張ってバイトして買ってね。
手っ取り早くPC売り払う方法もあります。
141 :
吾輩は名無しである:04/03/26 22:07
テレビ要らないの。
ネットと新聞があればニュースは手に入るから。
テレビがなくても生きていけますが、PCがなくなったら、この世はとても
つまらなくなるでしょう。
4月からバイトも決まっているから、いいんだけど、テレビの前に専門書とか
いろいろ買ったり、研究会費とか払ったりするから、テレビは一番後回しに
なっちゃうでしょう。by心理屋
>>138 それって新聞に「焼き直し作品じゃねーか!」ってたたかれた作品だ箱!
145 :
吾輩は名無しである:04/03/26 23:33
>>144 ラジオドラマね。
でもそれを言ったら、公房の仕事は保母焼き直しばかりw
心理やバイト乙。
焼き直しっていっちゃダメ箱!
短編小説のネタを長編に焼きなおすとか言っちゃだめ箱!
149 :
吾輩は名無しである:04/03/27 00:16
安部公房って左翼運動に参加してたのは有名
>>149 このスレじゃ常識過ぎてつまんない箱
で、常識なのを聞いて悪いけど、本名も「あべこうぼう」だったって説は決着ついた箱?
タモリ倶楽部で「壁」についてやってるぞ。
152 :
吾輩は名無しである:04/03/27 00:41
あべきみふさでしょ。
安部のデスマスク欲しいな。真知ちゃんが作製したやつ。
語尾に箱をつけるのは正直きもい箱。
箱男なのに目立ちたがりやなので砂?
箱男がちんちんシュッシュッしてるAAきぼんぬ
157 :
吾輩は名無しである:04/03/27 13:36
(´Д`)ハァハァ〜!
158 :
吾輩は名無しである:04/03/27 13:37
どうしてそんなにあなたは手淫が見たいのか。
そっちの方に興味があるよ。
箱男は性欲を解消している様子はなかったね。
箱男になった途端に性欲とは関係ない存在になってしまったのかな。
そんなまじれすが返ってくるとは思わなかったw
160 :
吾輩は名無しである:04/03/27 14:04
まじれすなんだけど、思わぬ方向に期待を裏切るのが安部的じゃないのかな。
箱男の性欲処理が小説の中にあれば小説は広がりを見せただろうか。
それとも駄文に終わってしまっただろうか。
161 :
吾輩は名無しである:04/03/27 14:16
安部公房
作家名:あべ こうぼう
本名 :あめ きみふさ
162 :
吾輩は名無しである:04/03/27 14:21
>>141 この板は心理屋を名のる輩が多数いて、区別つかんな。
ちなみに俺も昔、テレビジョンを生活に持ち込まなかった時期があったが、
そのときに9.11が起こったんだよ、たまたま俺はラジカセの音声だけで1chを点けていて、
世界貿易センタービルに飛行機が突っ込んだと聴いたんだけど、
そのときだけはさすがに隣りの見知らぬお兄さんの部屋へ、テレビィ観せてー、
って駆け込もうと思ったなあ。若いころはテレビに齧りついていたんだが、
今はてんで観なくなった、馬鹿らしくてついていけなくなった、
ふと、心をとらえるのは恥かしながら記憶の残骸だけだ・・・
♪しっおっかぜを、ほっほっにうけ、はだしぃでぇーかけてくぅー・・・(w
>>158,160
具体的な表現は書かれていなかったけど
『ドンゴロスは、腰に巻きつけて ― 略 ― 大小便、
その他の用を足すのにも、具合いがいいようである』
と書かれています。この『その他』に、手淫が含まれているのではないでしょうか。
164 :
吾輩は名無しである:04/03/27 14:58
>>162 心理屋は私一人だと思う。
コテハンをつけるのは無粋だからつけないだけ。
ドンゴロスだと自慰もできたのかな。箱男には性欲は似合わないよ。
ネタにはネタで、マジレスにはマジレスで
>>134 その人は何泊かする予定で荷物たくさんあったから漁船借りたってさ。
小さいボートみたいのだろうけど。漁師さんに金渡したんじゃないかなあ。
でも滞在中に何人かの上陸者と会ったって言ってたから、別のルートがあるのかも。
あれれ、安部公房の本名の読み方もあべこうぼうって説なかったっけ……?
恥ずかしい箱……。|つД`|
あるよ。
ペンネームだと言われていたこうぼうが実は本名だったという説。
きみふさが本名間違いないトカ言ってる人は少し恥ずかしい。
>>168 良かった | ^ ^ |
たしか、両親がきみふさって呼んでただけだってどこかで見た気がする。
>>158 「Aの場合」 では「初めて箱の中で軽く手淫した」ってのがあったよね。
ただ箱男は「見る側、覗く者」な存在だからして、
実際の他者との関係を望むようではいずれ贋物ということに・・
別巻が出れば、明らかになる箱、「公房」のよみかた。
ちなみに弟の井上春光氏は「しゅんこう」って呼ばれてるようだ箱。
172 :
吾輩は名無しである:04/03/27 16:33
軍医殿はインポだぜー
>>170 波溜……箱男は他者との関係を望んでいないようで、
実は激しく望んでいるよ……。
「ネットカフェつばき」より……
174 :
吾輩は名無しである:04/03/27 16:54
ひきこもりと同じだね
>>174 引きこもりと違って家からは出てコミュニケーションしてるつmじょり箱……|´・ω・`|
176 :
吾輩は名無しである:04/03/27 17:36
箱男はそんなに表情を変化させては駄目だ!出直して来い。
177 :
吾輩は名無しである:04/03/27 17:48
「他者との関係を望んでいないようで、
実は激しく望んでいる」んじゃない、
ひきこもりも。
11月の青年座の公演『友達』は観にいくつもり?
それと、5月だかに世田谷でやる、
ハロルド・ピンター作『ダム・ウェイター』は?
これは安部も演出した作品だね。
どちらも、演出を直接安部が手がけることのない現在、
安部公房スタジオの役者がやるわけじゃない現在、
それでもおもしろいのだろうか。
『友達』は三島が「羨望に堪へぬ作品」と絶賛したやつだったよなあ。
三島はそうとう安部の才能に嫉妬していたらしいな。
青年座のってどこで見れる箱?
下北沢の『劇』小劇場って箱
三島ごときに(ry
今日思い切って箱から出たのですが、
今度は壁に囲まれていることに気付いただけでした。
しかも、どうやら、壁に囲まれた場所は巨大な病院の一室でしかなく…
病院は、砂漠の中に…ポツリと…
>>173 でも実際の関係を持つには、箱を出なくてはならないでしょう?
その時箱男は、箱男ではなくなるんじゃないかしら。
ちょうど交尾のために羽ばたいたユープケッチャがもう同心円状の時を刻まなくなるように
・・・と思ったらなんだか違う事情の人もいるらしいわね・・↑
私もレモン色の部屋から出て劇でも観に行こうかしら・・
>>183 それは箱を脱いだ夢を見てる箱。
という事はコレを書いているぼくは君の夢の中の匿名性の高い住人って事箱ね。
今から、ぼくも箱を脱ぐ箱。
つーか、箱男でスレ立てていい?
いいよ。で、その口調を続ける限りこっちには来ないで。気持ち悪いから。
187 :
吾輩は名無しである:04/03/28 00:07
だめ
タナカクニエは安部スタジオ
常識
何でこんなにスレ伸びてんだよ、ドキドキするだろうが。
今回『ダムウェイター』やる俳優のうち、浅野和之は
元安部スタらしいな
>>184 波溜、おまえ、まさか、田代君といい仲になっているんじゃないよな?
そうだ、F−1のポスター、まだ部屋に置いてあったっけ?
>>192 ああ、田代君ね・・・あなたこそ彼について偏見がありすぎるのよ。
彼は誘惑者なんかではないわ、誰でもいいから自分を振り返って欲しいだけなのよ、
べたべた勲章をぶら下げるのと同じこと、と探偵さんに思われているようだけど、
それって箱男の天敵「ワッペン乞食」と同じ種類の人間ということよね。
だとしたら姿を消してしまったあなたのような人が彼を嫌うのも理解できるわ。
フォーミュラのポスターも専門書もそのままにしてあるわよ。
砂の穴の中にもついにパソコン仕入れて、
快適に暮らしてまーす。
195 :
吾輩は名無しである:04/03/28 03:32
東南アジアだと水上生活者がいますよね。
一生陸には上がらないで生活する人も多い。
電力とは無縁の生活をしている。
そんな生き方もあるんですよね。
無名詩集はかなりイイね。
中でも「孤独より」は素晴らしいと思ふ・・・
そして箱男スレ希望・・・
『…ある国語の時間に、ベートーヴェンの「月光の曲」についての
文章の一部分の「引き伸ばし」発表で、安部君は「ベートーヴェンは、
その時、水を満々とたたえたバケツを頭の上にかかげて、一滴も
こぼさないように大事にかかえてきた思いをピアノにブッツケルように
して作曲したに違いない」と発言して皆をびっくりさせたことがあった
と、クラス会誌に級友が書いています。…』
(三重野康 宮武学級−奉天千代田小学校時代の公房)
箱男って
ATフィールド全開だよね
199 :
吾輩は名無しである:04/03/28 12:49
新潮文庫の「緑色のストッキング」、ネットで注文してしまった。
980円。高い。送料を入れたら四桁か……。
文庫は三桁でしか買わないと決めていたんだけどな。
箱男ネタもここでやればいいでしょう
201 :
吾輩は名無しである:04/03/28 13:54
203 :
吾輩は名無しである:04/03/28 14:16
非日常に身をおいた時
この時が永久に続けばいいと思う
日常にふとそのことを思い出し
一人戦慄を覚える
おや、まぁ。楽しそうでしたもんね、箱男さんたち。
206 :
吾輩は名無しである:04/03/29 16:57
本スレage
安部公房ファン=きもい
っていうイメージ普及に励んでるな。>箱男
箱男オフ会予定
開催地;どっかの公園
ルール;箱は絶対に脱がないこと。
もし箱が風で飛ばされたときのためにドンゴロスは必至。
箱の入り口を通じてコミュニケーションをはかること。
目的;これまで仮想社会人だった人が自分に素直に箱男として機能すること。
うまく行けば社会人から脱落し、至福の箱男人生を始めることができる。
難点;暖かい季節になってきたので、汗臭いのはなんとかしないとね。
パートの箱男と言うのもいいかもね。
通常に妻子あって、会社を定時で退社して、箱男として過ごす。
それで、2、3時間くらい、子宮に回帰するような安心感を過ごしてから
帰宅すると。
>>197 まったく感嘆するしかないな・・安部氏の表現には。小学生でそんな・・・
>>194 帰ってこないと思ったら、砂の穴で油売ってるの?
あなた、学校じゃあ、えらい騒ぎになったのよ! 保護者やPTAが家に文句
言ってくるし、校長も教頭も、教務主任も、学年主任もあなたのことをいいよ
うにいわないし!
早く帰ってらっしゃい!!
しの、お前とは暮らせない。
俺は砂の穴の中で一生暮らすことにしたよ。
214 :
吾輩は名無しである:04/03/30 01:39
>>168 >>ペンネームだと言われていたこうぼうが実は本名だったという説。
>>きみふさが本名間違いないトカ言ってる人は少し恥ずかしい。
これって、戸籍名のことだよな。
そうであれば、戸籍を調べればすぐ解決ということでは?
普通戸籍には、振り仮名を打たないんだけど、
安部公房の場合打ってあったということか?
安部本人も『知っている?戸籍によみがなはないんだよ、
だからぼくの本名の読みはいかようにも読めるんだ』
と言っているしな。
そして『本名「きみふさ」ペンネーム「こうぼう」と認識している』
ともはっきり言っていたみたいだし。
そう、戸籍には読み仮名が無いから、サラ金で金を借りようとしたら、読み仮名を
変えてしまえば別人になれるのさ。
217 :
吾輩は名無しである:04/03/30 02:29
219 :
吾輩は名無しである:04/03/30 09:42
>>214 いや、単純に戸籍名だけの話ではなかったはず。
確か漏れはほら貝か解読工房でそんな話を読んだ気がするが、
そんな簡単な話ではなかった気がする。
よく覚えてないし結局どうなったのかも知らないけど。
いずれにしろうろ覚えなんで詳しく知りたきゃ自分で調べてネ
しかし箱男がオフ会とはいかがなものかw
箱に火をつけられて終わり。
223 :
吾輩は名無しである:04/03/31 00:02
安部公房の本籍地の戸籍吏
「今日、満州から出生届けが来てるな。
なになに、安部 公房? 満州じゃシナ人みたいな名前が、はやってるのか?
おれが、担当でよかったな。他のヤツじゃ読めんだろうからな。
そうだ、読めるように読み仮名書いてやろう。
こ・う・ぼ・うっと、いいことした後は気持ちが良いな。」
ネットで知り合った男女が箱を被って集まったら、子どもが火をつけて騒然となる。
いい小説のモチーフでは?
火をつけた子供が、実は本物の箱男だった。
・・いい小説のモティーフには成り得ないな。これじゃあ。
226 :
吾輩は名無しである:04/03/31 12:24
>219
(;゚Д゚)あそこ自称だったの!
たしかにやたらと安部に心酔(自己陶酔も多分に)してる管理人だとは思ってたが…。
本まで出しちゃって…
227 :
吾輩は名無しである:04/03/31 13:39
>>226 安部は弟子なんかとらないよ。新潮社に聞いてみなよ。
228 :
吾輩は名無しである :04/03/31 13:54
山があるから、登るのではない。
山は、人をして、登るよう仕向けている。
『大岩壁』より
229 :
吾輩は名無しである:04/03/31 15:29
というか誰も弟子だなんて言ってないじゃん。
安部研究のために話し聞いただけでしょ。
「師」だなんて呼んでるけども。
研究者だっていうふうに自覚しているはずだよ。
230 :
吾輩は名無しである:04/03/31 15:58
結局安部の後継者たりえなかったわけね。
232 :
吾輩は名無しである:04/03/31 17:06
>>230 読みました。よく見たら、「師事する」とか書いてあるね。
だけど作家と作家という師弟関係は成立してなくて、
作家とその研究者という師弟関係としては安部にもいくらか認められてたのでは
そういう意味のことを言いたかったのです。
たしかに彼の安部に対する思い入れの方が
安部が彼に対する想いよりも大きいらしい。
ただ、安部は生前、文壇なんかと距離を置いていたし、
誰も理解してくれずに幻滅していたという孤独な立場を考えると、
正しく見てくれようとする相手が現れて、
ある程度彼に心は開いたんじゃないかと思うけどね。
実は俺も、奴が自分の息子に公房と名づけたのにはかなり・・・うん。
変な小説なんかも書いてたしな。
でもああいう角度から安部をとらえることをああやって
提示して見せたことはいいことなんじゃないか?
233 :
吾輩は名無しである:04/03/31 17:25
>>232 まぁ、あのサイト最初の頃はよかったんだけど、なんか途中から可笑しいような。
安部公房が心を開いてたのは、身内以外なら果林ちゃんだけじゃないの?
>正しく見てくれようとする相手
……某3流私立大の卒論ごときで? 煽るっているのではなく、ちょっと……言い過ぎでは?
234 :
吾輩は名無しである:04/03/31 17:27
>>232 安部公房は「研究者」なんて誰一人認めてないだろうよ。
故・高野斗志美への発言だって、嫌みだろうしな。
>>232 あの変な小説がなぁ……。
「安部公房の弟子」と取られかねないことを言いながら、
WEB上で小説を公開しているってのは、ちょっと軽率でないかなぁ。
誤解を呼ぼうとしているようなもんでしょ。
>>233 卒論の内容と大学名は関係ないでしょ。
どう考えても、煽っているか、例のサイトの管理人への
やっかみのようにしか聞こえないよ。
それとも、大学名とか無視して客観的に評価したとしても、
そんなに読むに耐えない論文なの?
>>236 卒論の内容と大学名は関係ないことはないよ。指導教授にもよるでしょ?
やっかみなんて何のために? あくまでも私個人の意見ですので、お気に障ったら
スルーしてくださいね。
238 :
吾輩は名無しである:04/03/31 21:51
安部先生どうして、こんなに早く死んじゃったの?
現在ならびに今後のネット社会なんか、まるで、安部ワールドでしょうに。
で、安部先生は原稿用紙に鉛筆で原稿を書くと。
安部になら、犯されても良いって人 いますか?
241 :
吾輩は名無しである:04/04/01 00:10
安部先生って、独特の字を書くよね。
なんか、筆跡による性格診断の典型例になりそうな。
その方面から、安部先生のこと研究した人っているのかな。
242 :
吾輩は名無しである:04/04/01 00:11
大学名と指導教授がよいというだけで、
論文は評価されるものなんだね。
243 :
吾輩は名無しである:04/04/01 00:13
>>240 あんなキモチビデブヲタに犯されたいのですか?
ああ。
よろこんでしゃぶるだろうよ。
245 :
吾輩は名無しである:04/04/01 00:33
安部が動いたり喋ったりしてるのテレビかなんかで
見たことある人いますか?
声とかしゃべり方とか癖とか、どんなんなんだろう。
246 :
吾輩は名無しである:04/04/01 00:36
彼女が砂の女かしてくれた
>>242 そうだよ、アンタ中卒塗装工?プゲラ
ドンゴロスったらドンゴロス
>>245 数年前にNHKで生前の安部公房をインタヴューしたものを、今は亡き如月小春氏の
解説つきで放送しておった。ビデオにとってあるでぇ。
個人的な感想として、まず意外だったのが彼が結構チビに見えたこと。あとはあんまり
印象にないっす。これはまぁ、ぼくの観察眼が鈍いのと文章からぼくが推し量る安部公房
像とその映像中の彼との間にギャップが少なかったせいだろう。
なんならそのビデオ、貸しますぞ。
安部は本当に凄いな
>>249 いやぁ動いている安部を見てみたいもんです。
実物を知らない分、僕の頭の中ではものすごく偉大な存在になっているなぁ。
写真や文章から動いてる彼を想像すると結構リアルに浮かびあがるんですがね。
作品に魅せられたのだから、作品を読んで楽しんでいれば良いんだけど、
作品に劣らず彼の強烈なキャラに惹きつけられてしまうもんだから。
安部が10年前に死んだとき僕はまだガキだったから何も知らなかったし、
年齢的にも彼が今生きていてもおかしくないと思うと、どうもリアルタイムで
彼を見られないのが惜しいというか悔しいというか。
ビデオ貸してもらえたら嬉しいですが、郵送とかになると面倒そうですな。
252 :
吾輩は名無しである:04/04/02 01:45
>>251 >>ビデオ貸してもらえたら嬉しいですが、郵送とかになると面倒そうですな。
動画ファイルにしてもらえば良いんじゃない?
養老なんかと対談しちゃうあたりが唯物論者。
学者になりたいとか言ってたけどならなくて正解だったな。
唯物論者のくせにスプーン曲げに惹かれる。そこが安部の魅力。
255 :
吾輩は名無しである:04/04/02 11:43
<<245,249
私も初めて映像で観たのは今をトキメク?養老たけしさんとの対談でした。
時期は箱舟さくら丸発表時くらいだったと思います。NHKの教育テレビだったと思います。
2週連続放映だったかも。その時は何故か養老さんの方ばかり気にかかって安部さんの印象は
薄かったです。この人誰だろうって。当時養老さんはたしか無名でした。でも人を引き込む魅了
みたいな物が有ったと思います。あと一度安部さんより年上?の生物学者?みたいな人
との対談も観ました。この時の私の印象では意外と相手にペコペコ?した感じで
饒舌とゆうより、いらんおしゃべりしてて軽薄そうに映りました。養老さんとの時は
ちょっと偉そう?だったのに安部さんにもこんなとこが有るんだなーと思いました。
そんな人間臭い安部さんが好きですね。ちょっぴりうれしかったです。
松浦ヒサキが「安部公房の砂漠の比喩は現在では消失した」ってなんかで書いてたの
思い出した。おれはそう思わないけど、消えたように感じる人もいるのね。
まぁ、松浦ヒサキのこと、好きだけど。
>>251 少々酔っていたので失礼な文章ですまなかったです。
252さんのご指摘、その手があったか!と喜んだものの、僕にはパソコンに動画を
取り込める環境がないんですよ。。。ビデオも一台しかないし。困ったな。
僕は都内在住ですが、距離の問題がなければ直接渡すってのもありですが。
258 :
吾輩は名無しである:04/04/02 13:58
__
ヽ|・∀・|ノ ヒャッホー
|__|
| |
漏れはテレビ持っていないのだが。PCだったら見てみたいな。
>>259 やっぱり個人的なやりとりよりネットを介して欲しい人がアクセスできるような媒介
の方がずっといいなぁ、とあなたの発言で思っちゃいました。
考えを改めて、どなたか善意の第三者さんになって僕からビデオを受け取りキャプって
ネットにうpしてくれないでしょうか?(ナローな僕には現状うpも厳しいです。)
共犯者を募集します。
ただ、件の映像、あんまり面白くはないですよ、多分。理由は、まずインタヴアーのNHK
の方が安部公房についての情報をあんまりもってなさげな上、NHKの性か安部を知らない人
にもわかるように!、に話を引き下げてしまうので安部と彼の話はどうも噛み合わない。それでも
話を続けるから悲惨で観ている方で辟易させられます。読書量を自慢にする安部公房ですから徹底して
挑戦したらいいのに!と歯がゆいですけど、まぁNHKの彼だっていろいろ苦労があったのですから
彼を責める気にはなりません。そんな彼に付き合わされて安部公房も文章でみせる面白さを発揮してません。
これはこれでこの映像中の面白い所ですけど、映像から安部を追おうと安易に考えた僕は
煙に巻かれました。
ちょっとすまん、頭がこれ以上動かなくなったので、途中でおわらさせてもらいます。。。
僕も都内在住です。でもビデオをネット上にupとか、全然できないですよー。
第三共犯者さんが現れてくれると、見たい人がみんな見られていいですね。
他にも映像見たい安部マニアな人がいるかもしれないですし。
安部は相手によって態度も変えるらしいし、そのNHKのインタビューより
養老さんとかその他学者さんとの対談のがおもしろそうですね。
でもどんな安部でも見られるに越したことはないのだけれど。
262 :
吾輩は名無しである:04/04/02 21:44
私もビデオ録画しました。なにぶんだいぶ昔なので残っているやら。
残ってたらみなさんに見せてあげたいけど
パソコン詳しくないのがくやしいです。
263 :
吾輩は名無しである:04/04/03 03:22
養老さんは東大の後輩にあたる人だから、心安くなるだろ、そりゃ。
インタビューの映像見ると、両目を目をつぶるチックがあるようですな、安部氏。
石原慎太郎もそうだけど。
安部さん追悼用にNHKが作った「安部公房が捜しあてた時代」はけっこう面白かったな。
ディレクターが今や映画監督の諏訪敦彦だとこないだ知った。
別に安部の映像とかどうでも良いでしょ。
よっぽどのイケメソならともかく。
安部の作品にハァハァすれば良いだけの事だと、思うんだけれど
作品への愛は、作者への愛にまで昇華されるのかな。
作品に興味を持てば作者に興味を持つのは当然のことだが・・・
安部公房のまねしてトイレットペーパーの芯でオブジェ作った人いますか。私はやりました。
268 :
吾輩は名無しである:04/04/03 23:42
>>265 しかしな、私小説書いてるわけじゃないんだぜ。
安部公房の真似してチンポで障子破りました
271 :
吾輩は名無しである:04/04/03 23:59
>>265 私は作品以上に作者に興味有り。
安部とか三島はいい味だしてましたよねー。
安部については不倫以降のことがよくわからないから、そこんとこ知りたいなぁ。
273 :
吾輩は名無しである:04/04/04 01:05
>>269 >>安部公房の真似してチンポで障子破りました
石原慎太郎「太陽の季節」?
>>264 >>268 小説だけでなく、全集で片っ端からエッセイ、対談、講演、評論なども
読んで安部の思想に触れてると、偏屈ながらもこんなに威力のある頭脳の
持ち主である安部本人に興味が及ぶのは仕方がない。
むしろ逆に私小説書いてる作家に興味などない。
公房の作品は私小説ではないけど、作風が一貫してるから、作品ごとに、公房の
人格とか思想が、だんだん分かってくる
と思う
私小説だと作者に興味が持てて、そうじゃないとどうでもいいっていう感覚が、
どうにも理解できない。
安部公房を研究している著名な大学教授って誰かいますかね。
大学進学の際の参考にしたいのですが。。
キーンが監修か何かしてる辞書が売ってた。
サクラ丸は駄作ってことでFA?
しらねーよハゲ
投げやりなレスワロタ
>>278 すみません。
コロンビア大学なんて、洩れには土台無理な話です。(;´Д`)
安部って多人数での対談とか読んでると
最初黙ってていきなり切り込むね。
先に意見を言って他人に批判されるのが怖かったのだろーか?
人見知りだっただけ
>>284 でも批判(反論?)された時はきっちり返してるよね。
相手に自分の無知をしらしめる程に。
安部はSF作家なんかじゃない、と
対談を読むとよく解る。
>>277 徳島大学にT氏、梅花女子にT氏だな。
どちらも若いぞ。
288 :
吾輩は名無しである:04/04/05 20:07
今度阿部公房さんの本を読もうと思ってるんですがどれから読めばいいでしょうか?
それから読み方はどっちなんですか?
あべきみふさですか?あべこうぼうですか?
どちらでも変換できるのでどっちかにしてくださいよ。
砂の女途中まで読んだけど諦めた
心が痛すぎる
自分があんな状況になったらと思うと居たたまれん
精神的にもツライ時期なので今は読むのやめとく
こうぼうで読み方はいいのでは?
箱男も燃えつきた地図も、他人の顔も、壁もどれから読んでも公房はいいと思うよ。
>>289 俺も砂の女をはじめて読んだときは、心が痛んだ。。
時期的に落ち目のころで、地方からの帰還を切に願って
日々努力していた頃だっただけに、あのラストはキツカッタ。
えと、盛り上がっている所、映像の話に戻しちゃって悪いです。公共の領域を私用に使うのは
良くないんですけどご容赦願います。
245さん、まだいますか?
目下協力してもらえる方おられません現状、このまま話が流れちゃうのも言い出しっぺとして癪なんで、
とりあえずはビデオを貸させてください。手渡しでいいでしょ?yesかnoか、とりあえず答えを待ってます。
293 :
吾輩は名無しである:04/04/05 23:23
>>288 とりあえず短編からにした方が良いと思います。
誘惑者、賭け、人魚伝、夢の兵士、異端者の告発等
どれもキレが有って面白いですよ。
長編は手強いです。
294 :
ミステリ板住人 ◆K5MnIloIhA :04/04/05 23:47
ミステリ板的安部公房長編ベスト10
1 他人の顔
2 第四間氷期
3 榎本武揚
4 箱男
5 砂の女
6 けものたちは故郷をめざす
7 壁
8 密会
9 方舟さくら丸
10 飢餓同盟
「他人の顔」を推す声が大きい。
SF嫌いが多いミステリ板でも「第四間氷期」の面白さは誰しもが認めるところだ。
物語の仕掛けとどんでん返しで読ませる歴史ミステリ「榎本武揚」
文中にミステリに関する言及もあり、明らかにミステリを意識した創りの「箱男」
上位にランクインした作品は妥当かと思う。
>>292 ありがとうございます。是非貸していただきたいです。
手渡しでかまいません。
詳細、どこで話し合いましょうか。
こうして我々は出会ったのだった
最早スレ違いですが、お許しください。
>>295 申し訳ない話なんですが、私的な連絡先をこの場で晒すのはパスさせてください。
ぼく自身が安心できる自衛策を用意しきれそうもない上、捨てメアドでも
イタズラがあって混乱が起るのは避けたいんで。
さて受け渡し方法ですが、あなたの具体的な服装とその色、性別、身長に、確実にあなた
だと判る何か小物、これを教えてください。あと、便宜上の名前も。もちろん当日はその格好で。
ぼくがあなたを見つけ次第こちらから声をかけますから。
場所と日時の方はそちらのご指定にお任せしますが、新宿から半径10キロ以内だと
助かります。特に場所ですが、「×○駅△ぐち」のようなものでは会うのが困難そうですから、
「吉野家○×店前」といった風の、間違いようのない所を選んでください。
蛇足ですが、携帯を使えない以上、互いに時間厳守、です。これでミスるとマズイんで、
時間に余裕のある日取りでお願いします。
こんなもんかな? あと何か質問でもあればどうぞ。
補足です。今日はダメですけど、明日以降ならぼくの方はいくらでも都合がつくので、
そこのところ宜しく。
なんだか小説っぽい展開になってきたな
にちゃんでの出会いは難しいんだな。
>>299 安部ならここからどう展開させていくんだろう。
>>301 普通の作家ならどっちかが殺されるかな、でも安部
の場合は出会えないままどっちも迷路に迷い込むかも
実は249が3人いる
【安全装置をとりあえず】
ぼくの分もダイビングして欲しいな。
そして誰と誰が会うことができるのか、誰が待ち合わせにこれないのか。
>>299-303 コラコラ(w。 空想は楽しいけど、そんな現実はやっぱり起りませんぞ。
>>304 現状ぼくは別に245さんの他は誰と特別限ってるわけじゃないですから、あなたの意志が
あるのならチャンスはありますよ。まぁ誰に限らず、交渉術と熱意次第です。
でも、僕も実は暇人じゃないし慈善事業ばかりはしてられない。
最も確実な方法はまだ未定の受け渡し当日に自ら立ち会って交渉することですかな。
実際に来てくれたら、悪いようにはしません。でも、目下のプライオリティが245さんに
あることをお忘れなく。
とりあえず今日はこれで落ちます。おやすみィ〜。
なんか態度でかいからやっぱいいや。
(;゚Д゚)切り替えはやっ!
これで伏線が一個作れそうだね
309 :
吾輩は名無しである:04/04/06 23:28
自分もひさしぶりに動く安部さん観たくなった。
まだ観てない人と共に鑑賞したい。
310 :
吾輩は名無しである:04/04/07 00:25
てか304は箱男の一節をもじった遊びでしょ。
当日はわらわらとダンボール箱かぶった男が集まるのか
ちょっとみてみたいかもw
顔を借りるぞ。
失踪するよ。
319 :
吾輩は名無しである:04/04/09 08:52
(明らかに字体も変わっている)
そもそもは、すべてぼくの自作自演でした。
(わざと見えるように、二重線で
>>320を消している)
そろそろ箱を脱いでもよさそうだ。誰もいないし、ぼくは誰でもない。
俺の好きな密会はどうした?
>>321 勝手な落書きはやめてもらおうか。
このBBSの書き込みはぼくだけが許される。
324 :
吾輩は名無しである:04/04/09 22:11
10 :番組の途中ですが名無しです :04/04/09 21:30 ID:Usbt47wG
前の安倍幹事長
「一人の日本人の命もおろそかにしないということがタカ派と呼ばれるなら、
私はタカ派で結構だ」
今回の安倍幹事長
「自衛隊の撤退は全く考えていない」
>>323 どうせ、お前も本物の箱男じゃないくせに・・・・・
326 :
吾輩は名無しである:04/04/10 01:31
気持ちよくない。最後まで読めない
よって雑魚
327 :
吾輩は名無しである:04/04/10 01:46
夜長姫と耳男が好き
雑魚男?
330 :
吾輩は名無しである:04/04/12 14:32
どこかのスレで村上春樹が好きな人は
安部公房も好き、みたいなこと書かれてたが、
どーよ?
村上春樹、実は一冊も読んだことない。
安部スレ的おすすめってある?
332 :
吾輩は名無しである:04/04/12 15:36
村上春樹ファンは節操がないだけ。
「前衛」というキーワードに釣られて公房の
作品を手に取っている。
村上なんて一行も読んでられないよ
334 :
吾輩は名無しである:04/04/12 19:14
いきなり話題変えてすまん。
石川淳の「壁」の序はいいなあ。
偏見かもしれないけど、安部公房読む人って石川淳もよく読むのかなあ?
336 :
吾輩は名無しである:04/04/12 21:38
石川淳読もうと思ったけど数行で挫折しました。
イマイチ読む気になれない。
石川淳は読んでも、安部ちゃんは読まない。
かなり違うと思うぞ。
338 :
吾輩は名無しである:04/04/12 22:04
石川淳、例の壁の序章読んで、これは嫌いだと思った。
文体がどうしても古すぎる。
その雰囲気が好き。壁の口調も最初どことなく気持ち悪かったけど、すぐに大好きになった。
340 :
吾輩は名無しである:04/04/12 22:31
<<338
確かにそれは言えますね。
壁の最初の、少し挑発するような、こっちを馬鹿にしているような文章が好きだな。
石川淳は私もザセツしたなあ・・・
ついでに花田清輝もザセツ。はにやゆたかだっけ、あれもザセツ。
ウワアアアアン
343 :
吾輩は名無しである:04/04/13 00:03
>>335 同意してくれてありがとう。
俺の周りでは、賛否両論なんだよなあ…。「壁」の序。
個人的にあの書き出しがタマラン。
確か石川淳があんな長い序文を書いたのは安部公房にだけだったらしい。
>>336 「修羅」とか普通に面白いですよ。
344 :
吾輩は名無しである:04/04/13 02:47
安部って埴谷、花田、石川すべて超えたよな。
345 :
吾輩は名無しである:04/04/13 03:29
夢野久作だけは超えられなかたったね。
スカラカ チャカポコ チャカポコ
壁の序文、
あきらめる。馬鹿な。 ←このあたりが最高
野蛮ですね
348 :
吾輩は名無しである:04/04/13 10:44
朝起きたら名前が無くなってた。
これは恐いですね。
精神の安定を欠きそうです。
349 :
吾輩は名無しである:04/04/13 11:34
壁はない。いや、壁はありますね。
だったっけ?
どっちやねん!ってオモタ
ご無沙汰しました、ごめんなさい。
就活やらサークルやら実家帰ったりでろくにここ見られなかったのと、
忙しくて会える日時もはっきり決められなかったもので。
まだ249さんいらっしゃるでしょうか。
もしまだ僕に権利あるなら、17日(土)の14時30分、
JR新宿駅(服装等と詳しい場所は前日あたりになったら書き込みますが)
でお願いしたいと思いますが、いかかでしょう。
なんか態度でかいからやっぱやめます。
僕のせいだ
>>350 おっけいです。それでは詳細のお返事、待ってます。
って、351は騙りですよね??前回は酔った勢いであっさりと釣られたので
用心しなくては…。
ある日ネットで知り合った見知らぬ2人が、ネットを介して作家のビデオの
貸し借りをすることになった。
ところが、いつまで経ってもお互いの連絡先をお互いに教えようとしないので、
なかなか出会えない。
カフカの「城」に近い展開かな。
飢餓同盟の医者のクダリはカフカの城っぽい
飢餓同盟も良かったですね。何気に安部の作品は外れものがなくて、どれも
名作に思える。
牽制し合うことに疲れた男は、状況を打開するために
意を決して待ち合わせ場所を書き込むが……。
絡み合う疑念と欲望を、ネットという新しい舞台の上で
浮き彫りにする、著者入魂の一作。
……みたいな感じ? どうなるんだろう、わくわく。
どうなるのだろう。
どきどき.・・..・。
359 :
吾輩は名無しである:04/04/16 11:25
「飢餓同盟」は失敗作だって安部本人がいってたっけ?
それとも時評や書評だったっけ?
ところで、別巻マダー?
360 :
吾輩は名無しである:04/04/16 16:34
飢餓同盟の花井さんちょっと可哀相過ぎた。
変な人だけどあそこまで酷い仕打ちをしなくたって良かったんじゃない。
安部の作品じゃあ、あのぐらいの扱いはザラです。
362 :
吾輩は名無しである:04/04/16 20:56
>>361 そうですか?
花井さんは特に悲惨だったと思いますけど。
相変わらず酔っ払ってのカキコで恐れ入ります。
えと、現実の受け渡しが行われるまでもう24時間切っちゃったんで、
245さんへの最後のメッセージ。
245さんへ。
>>297で僕が書いたことは必ず守ってください。でないと、例えば245さんが
実際は女性だったとして、そのことを割愛した’詳細’のカキコをした場合、僕はきっと
「245は男だな」ってな前判断のもと現地で君を探すでしょう。つまり、会えなくなります。
あるいは、空想上の、決して「会えない」ことを確認するだけで、このイベントは終わるでしょう。
(ここで、これを読む安部フアンとしては、安部公房が彼の最大のテーマとした「他者との疎通の可能性」
について考えなくてはならない!!)
プロジェクトとして、245さんに会えることを願います。もっとも、245さんは書き込みを見る限りとても賢い人です
から、ぼんミスを懸念するのは杞憂でしょうけど。
ちなみに僕は男ですよ?
ドラマが明日始まるかな?ワクワクしています。
結果報告を待つのは、新聞小説の明日の号が読めないのに似ていますね。
新聞小説って辛いだろうね。
毎日締め切りがあってさ。
私は自分の専門分野でしか文章を書かないのですが、締め切り今日中とか言われる
とすっきりして書けます。
2週間とか3週間スパンがある締め切りの文書だと忘れちゃって…。
遅筆ではないでしょう。
考える速度と書く速度が一緒なので。
366 :
吾輩は名無しである:04/04/17 02:27
砂の女読むと喉渇く。
367 :
吾輩は名無しである:04/04/17 11:49
安部のベストはやはり、
「第四間氷期」
「砂の女」
「箱男」
だろうな。「箱男」は正直理解できてるか自信ないが、何か傑作っぽい貫禄を感じる。
「第四間氷期」って最近、新潮文庫の棚でみかけないけど、
もしかして売り切れになってるの?
370 :
吾輩は名無しである:04/04/18 02:12
箱男>密会>>>第四間氷期>人間そっくり>>砂の女
自分は
箱男>密会>壁>>第四間氷期
って感じ箱
372 :
吾輩は名無しである:04/04/18 21:26
人間そっくりはそれ程面白いとは思わなかったです。
先にTVのシナリオ版?読んだせいか水増しっぽかったです。
キレのある短編にすれば良かったと思います。
アムダを食べる話ですか?
374 :
吾輩は名無しである:04/04/18 23:48
壁を読んでオナニーしたのは俺だけか?
375 :
吾輩は名無しである:04/04/19 21:10
俺は
壁>>>密会>箱男
そのほか短編も好きなの多い。
安部公房は短編で本領発揮する人だと思う。
376 :
吾輩は名無しである:04/04/19 21:19
箱男はいいねえ。公房の持っている性的傾向が露骨に出ているから。
僕はある種の恋愛小説として読みましたよ。
377 :
? ◆RABK4KAJgA :04/04/19 21:22
>>375に同意だが
『砂の女』や『燃えつきた地図』は?
378 :
吾輩は名無しである:04/04/19 22:59
931 名前:優しい名無しさん 投稿日:04/04/19 22:57 ID:eJ+GGdEA
つくづく思ったんだが、まんこ ってなんであんなにグロなん?
どんなに美人でも、あの まん臭には閉口するぜや!!!
それに、グロすぎるでやっぱ・・・
せめて まん臭がせんように奇麗にしとけや、女どもよ!!!
チンチンは烏賊臭いと言われているが、烏賊の臭いなら我慢できるだろ?
まん臭も正統なまん臭は、磯の香りがする、それならええ。
がしかし、清潔にしてねー女の まんこ は、腐っているチーズを更に腐らせたような臭いがする!!!
おい、女ども、殺す気か!!!
まんこ はちゃんと洗え中までな。
それと自分の まんこ を鏡でよく見ろ、じっくり見ろや!!!
話はそれからだ!!!
短編だと
「無関係な死」と、「闖入者」が読んでるうちに追いこまれる感じがしてやばい
380 :
吾輩は名無しである:04/04/20 01:49
『盲腸』『鉛の卵』『バベルの塔の狸』等の初期の短篇が好きだな。
初期じゃないが『鞄』は現代文の授業でとりあげるのにもなかなか良さそう。
別巻マダー?
382 :
吾輩は名無しである:04/04/22 05:30
このあいだ図書館で若かりしころの安部の写真を見たんですが、
このスレを見る限り不細工なのかなという先入観があったもので、見てビックリしたのでした。
なかなかの良い男だったんですね。あの文庫本の中表紙を見る限りでは想像もつかないほどでした。
そこでふと思ったんです、僕も顔には自信があるんです。おそらく安部スレにかきこしている、
全ての男性諸君よりの良い男であるのは確かなのです。が、
それでも年をとるとあんなブサ男になるのかなと思って少しだけ憂鬱になってしまいました。
だから年をとったら仮面をかぶって過ごそうか、それとも箱にしようかと考えています。
もしかしたら安部の発想の発端も、そんな何気ない凡人風情の悩みからきているのではないかとふと思ったりしちゃうのでした。
383 :
デンドロカカリヤ?:04/04/22 06:04
『飛ぶ男』はなんか読んでて痛々しかったな。
もちろん、完成してないからだろうけど、
馴れ合いっぽい表現が甘すぎるし、いまいち可能性が感じられなかった。
客観的に見るとやっぱり『砂の女』が優れているのでは。
例えば仏訳とか、外国語で読んでみるとそのすごさが分かる。
>>334 石川淳マジですごいと思うよ。おれの中では公房以上。
『荒魂』とかあんなに“迫力”ある小説他にはない。皆読んでみてください。
日本文学なのに仏訳だの、主観丸出しのくせに客観的だのいちいち癇に障るレスだ
英語圏のサイトから海外の安部公房評価を読んでたらちょっと気になる記事が
あったんだけど、その内容、安部がマルケスの『百年の孤独』を読んでからマルケスが
ノーベル賞を受賞するまで安部公房はペンを執れなかった、そうな。
これって本当?あるいは実は有名な話?それとも単なるデマか?
俺の中では
安部≧マルケス
安部の中では
マルケス>>>>>>安部?
たぶん事実じゃねえ?安部プライド高そうだし。
百年の孤独も何とか最後まで読んではみたけど
まるっきりわからなかったなあ
_| ̄|○
>>342,388
そこまでいうのを聞くと、
私はあなたの最後まで読み通して、納得して楽しめた小説に興味があるな。
おそらくこの板にかきこしてくるということは、安部がすきなんであろうから、
そこから推測するが、
確かに安部の文章、特に初期の短編は無駄がなくて読み易いからな、
私もマルケスの短編しか読んだことはないがそれに比べるとよりカフカ的というか、
幻想的で幾分すっきりしない退屈な感じは確かにした。
まあ、石川や花田の場合も何となくあなたの気持ちは分るような気もする。
ちなみに初期の大江の短編とかはどうなんだろうか?分り易くて文章も巧みだ。
私はまさに衝撃という点では安部以上に受けたがな。
>>389 いや単に私には難解すぎるのかもしれない・・
好きだと思えたのは安部小説とかかわりがありそうなものとしては
リルケ「マルテの手記」、カフカ短編、「城」、大江の初期作品あたりです。
>>388 『百年の孤独』は別にそこから何か特別なものを読み込もうとして読むもんじゃないと思うぞ。
世界史で南米のことを多少知ってないとキツイかもだけど、あれは空中浮遊のシーンとか、
レーベカが土を食うとか、大佐が敗走しまくるとか、氷をみて世界一のダイヤと判断する所とか、
とにかくアホで荒唐無稽な挿話に苦笑しつつ、19〜20世紀の南米コロンビアの時代背景から
そんな挿話も実際に起りえたような気がしてくる所が見所じゃないかなぁ。
一族を百年も孤独にしていたものは何か?そこに欠けていた愛とはどんなものか?って
ハナから肩肘はって読みにかかると面白く読めなくなりそうな気がする。
お前はもう死んでいない
平易な文章で表現できる安部LOVE
他人の顔がいいね
別巻まだー?
396 :
吾輩は名無しである:04/04/28 20:46
第四間氷期のラストいいね
学校の図書館で安部公房全集を見つけます田。これを置いた
香具師は神。漏れのアヌスを貸してやってもいい。古くて多少
読みづらいが大型連休中に読破する。
全集と全作品ってどう違うの?
それとも同一のもの?
>>399 検索するということを覚えましょう。
といいつつ400げっと。
違うよ
>>400 あまりにも在り来たり。つまらないレスだな ( ´,_ゝ`)プッ
別巻マダー?
谷真介氏が「安部公房評伝年譜」で文献目録出しちゃった今、
別巻の文献目録ってどうなるの?
詳細きぼん。
404 :
吾輩は名無しである:04/04/30 22:53
安部公房記念館まだー?
安部公房賞まだー?
安部公房動画うpまだー?
別巻情報
権利関係でごたついてるらしいけれども
「必ず出します」
と、新潮の方は仰ってました。
いい加減まだー厨うざい
出さないんだから言い続けるのはファンとして当然のこと、むしろ必要なことでしょう。
408 :
吾輩は名無しである:04/05/01 05:26
そっだらことここで言うでねぇっつう話だベ
んだこともわがんねぇが
知障がおめぇ
たまにならいいけど、最近間隔短いから。
410 :
吾輩は名無しである:04/05/01 10:13
>>409 ただ、「マダー」だけじゃないからいいじゃん。
>>405 >権利関係でごたついてる
詳細きぼ〜ん。
ああ、安部さんはね
噂のとおりの人でしたよw
この前あった「壁あつき部屋」の収録の時お会いしたんですが、
ランニングシャツに、ジャージのズボンみたいな格好でね
色の薄い、サングラスかけてた。
眼鏡だったのかな?そのへんよく見てないから。
で、たしか最初はキルケゴールやマルクスの話をしてたんだけど、
途中から、銭湯の話に変わってね、
安部さんが言うんだ
共同風呂というのは、男のためのものだって。
本能的に女は生産的な生き物だから、
もっと粗く使わなきゃいけないんだって。
つまりそれは冷遇というんじゃなくて
角逐だって言ってた。
じゃぁアウシュビッツは女のためにあったんですねと苦笑すると
安部さんも笑って肩をすくめた。
その日は安部さんと温泉に行って、一緒に焼酎を飲んだ。
朝まで起きて、色んな話をしてくれた後で、
頭で考えてる限りは凡人だよ、と別れ際に言った。
>>408 ああ?
こういうとこで言ってこそ価値があるんだよ。分かってねえな。
池沼はてめえだろ
413 :
吾輩は名無しである:04/05/02 14:22
↑彼は間違いなく知障と判明しました。
2chは不特定多数の人間が見ますからね
まだーを連呼し続けることで出版社にマイナスのイメージを植えつけられるんだよ
いつまでも出さないからいつまでも言い続けられ出版社はダメージを受ける
これは当然の社会的制裁だよ。
まだーやめろとか言ってるのは大方新潮社の社員あたりだろうな
さっさと出すもん出せよ。
>>414 > 2chは不特定多数の人間が見ますからね
このスレッドは別です。馬鹿ですか。
あと箱男も死んでください。
葉子←この看護婦は「はこ」って読むのか?
語尾にハコとか不快だ。気持ち悪い。やめろ
お前年いくつか知らんけど恥ずかしくないか。
知障いわく不特定多数が見てるらしいじゃねえか。
現実の箱ん中使えよ。
420 :
吾輩は名無しである:04/05/03 03:32
こんばんわー
おはようございまーす
>>419 ゴールデンウィークに寂しく必死なやつがいる箱。
うるさい
425 :
吾輩は名無しである:04/05/03 11:35
よし、死んでやろう!
寿命でな!!わっはははははあははははhhっは!
>>425 稚拙。
でも箱男はホントに死んで。
気持ち悪い。
別にいいじゃねーか、箱男。
俺は好きだけどね。
でも、箱男はもうちょっと「箱男スレ」を盛り上げて欲しい箱よ。
せっかく箱男がたてた箱だからw
別巻まだかな箱
430 :
吾輩は名無しである:04/05/03 20:07
箱男は面白いと思います。自分も真似したくなるけど、ちょっとまだです。
気持ち悪いと言うやつは、きっと箱男になりたいと言う願望を深層心理で持っている箱。
箱に入れば楽になる箱……。
第四間氷期を読みなおしたくなった
はこぶねさくらまるは、どや?
えいがになんか、どや?
434 :
吾輩は名無しである:04/05/04 09:05
>>433 一番好きです。現代では核戦争の恐怖のリアリティがなくなってしまったので
面白さが薄れてしまっているかもしれませんが、超一級品だと思います。
女性の抽象小説家で有名なのと言えば?
436 :
吾輩は名無しである:04/05/04 11:20
わたやりさ
437 :
36歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/04 11:36
あんたらのチンコはいつまでも箱男だねww
438 :
吾輩は名無しである:04/05/04 11:44
箱男の最初のほうでも、箱男を攻撃していた男が箱男になっちゃったっけ。
>>438 それ、もう30年ほど前のことになるなぁ。
俺あの時、冷蔵庫を買わなかったらよかったよ。
ふと部屋の外をみたらさ、箱男がいたもんでさ、
つい空気銃で撃ったんだよね。
「女は理屈に弱いんだ」とか
この人は女性差別が激しいですね。
441 :
吾輩は名無しである:04/05/04 12:28
バカフェミキター
443 :
吾輩は名無しである:04/05/04 12:58
444 :
吾輩は名無しである:04/05/04 15:03
うまい!
>>442 君、箱男の精神は名無しの精神に通ずるもの。
わざわざ実際の箱男がやっているわけでもない変な語尾付け語りをすることは、
箱男に対する冒涜だとは思わんかね?
448 :
吾輩は名無しである:04/05/04 19:44
age
箱舟は正直安部にしては凡庸な作品だと思う。
>>449 そうかなあ・・でも安部さん特有の前衛っぽさがない分物語をじっくり味わえて私は好きだ
久々に立体写真やるかな。あれが初めて「見えた」時はギョッとしたなー
451 :
吾輩は名無しである:04/05/05 02:10
折れは見えたことないんだが。
452 :
吾輩は名無しである:04/05/05 02:57
安部公房といっしょにお風呂入りたいよぉ〜
453 :
吾輩は名無しである:04/05/05 06:03
なんというか… ちょっとしたスローガン、キャッチコピーのようなもの、
そんなものが持つ「貴方だけに伝わるメッセージ」みたいなまやかしの
イメージにコロリと騙されてしまう日本人という国民性は嫌いじゃない。
曖昧な、茫洋とした他人との国境地帯しか持てないことは決して悲劇ではないからね。
むしろ好ましいことだよ。ただあまりに無邪気なものだから、真剣に戦争などという
ルールがいい加減なゲームに参加してしまう。
戦争の実際なんて、いつの時代だって単純なものだよ。
殺戮による国民の精神的ガス抜きと純粋に国家経済場の理由によるものだ。
少なくとも日本以外の国ではそのはずだと思う。
ただ日本人だけはまるで幼児の正義感でもって戦争を始めてしまう。
この抜き難い木訥さは世界的に見て非常に危険だよ。
この一点に於いて日本はまったく世界に理解されていないんだと僕は確信している。
確信ごくろう。
確信ごくろうBOX
456 :
吾輩は名無しである:04/05/05 16:58
あんなきれいな奥さんずるい!
457 :
吾輩は名無しである:04/05/05 20:39
はぁ。明日から学校・・・
元気をくださいな、安部さん。
>>457 公房だけど、がんばってね、おじょうちゃん。
460 :
吾輩は名無しである:04/05/07 22:02
461 :
吾輩は名無しである:04/05/07 22:08
【文学板業務連絡】
うんこ=ファルロス満々(元:ファルスマン、ファロスマン)
以外の人は、「うんこ」という言葉を使わない方がいいです。
言葉に使われているというか、身の程知らずというか、場数というか迫力が足りません。
462 :
吾輩は名無しである:04/05/07 22:34
クソならいいのか?
463 :
吾輩は名無しである:04/05/08 23:44
457だけど、毛は生えてます。
464 :
吾輩は名無しである:04/05/09 00:49
465 :
吾輩は名無しである:04/05/09 00:52
やーだ
語る話題も失くなってしまった。
467 :
吾輩は名無しである:04/05/11 22:55
別巻まだなら、安部公房評伝年譜買っちゃうよ。
468 :
吾輩は名無しである:04/05/11 23:10
469 :
吾輩は名無しである:04/05/12 00:08
安部公房の演劇っていう本が出てたYO!
じゃあ買ってみるといいんだね。
そして感想をここに書いてみると更にいいんだね。
471 :
吾輩は名無しである:04/05/12 22:56
>>469 千葉大の先生だっけ。安部公房の演劇論を千葉大の紀要に書いてるよ(3回)。
たぶんそれに加筆訂正したものでせうな。
472 :
吾輩は名無しである:04/05/13 02:46
だって買うお金ないもーん。お小遣い足りなーい
473 :
吾輩は名無しである:04/05/14 18:36
なんなのこの部屋
みなさんボリスヴィアンの「北京の秋」はどうですか。
安部さんの解説が素晴らしかった・・
476 :
吾輩は名無しである:04/05/21 12:59
無自覚なままハンミョウに誘導されていたら、ひどい目にあった。
問題に対するアプローチが、「右」と「左」(生態学的には大学、
学術のこと)では違っているのだろう。(知識<>行動)
477 :
吾輩は名無しである:04/05/21 13:06
砂の女、面白かった。
でも一歩違えば、星新一と変わんないんじゃない、安部公房って。
時折、女性との恋愛の展開などを絡めて純文学らしく仕上げてるから
いいけど、それが無かったら、星新一と同じたぐいだ。
将軍の娘と付き合ったのが運の尽きらしいが・・・
要するにワイロをもらうか、その本人に掛け合って金を払わせるか
どちらかにしてほしいらしい。
479 :
吾輩は名無しである:04/05/21 20:03
>>477 俺は安部の後に星を読んだが、星は浅いと思った。
展開が見え透いているから、文庫一冊でもうおなかいっぱい。
確かに少しだけにているとは思ったが。
今第四間氷期を読み直している。やっぱイイ。
「つまり、君自身が、どうにもならない君自身の敵だったというわけさ。」
俺は『燃えつきた地図』が一番すきかなぁ。。
例の坂の場面から急にイメージが変わって。
-もしかすると、彼女のところに辿り着くために……彼女とは反対の方角に、歩き出す。-
星は小説そのものよりも掌編を世に広めた功績で語られるべき。
482 :
吾輩は名無しである:04/05/21 23:08
おれも、中学の時、星新一と安部公房に出会った。
他にも、そういう組み合わせの奴がいたのか。
ちなみに、今は、昨年度ノーベル賞を受賞したクッツェーに凝っている。
安部とクッツェーは、現代において、カフカを継承しようとした植民地
作家ということで、かなり共通点があると思う。ちなみに安部公房のほうが、
小説としての面白さ、カフカ流のユーモラスな悲劇という点では、クッツェー
よりもはるかに上。しかし、敗戦により早々と満州から逃げ帰った安部公房と、
アパルトヘイト下で生きてきたクッツェーとは、そのまま比較は出来ないが。
安部公房の「人間そっくり」だとか「ちん入者」といった作品と、
クッツェーの「恥辱」は、かなり重なると思う。植民する側、支配する側の
不安。あと、安部公房はロビンソン・クルーソーについても論じている。
クッツェーはロビンソンのパロディーがある。『敵あるいはfoe』
中学のときって、、、みんな、早熟だなぁ。
そういや大学進学を機に上京したとき、はじめてできた友達なんかも
中学のときにニーチェを読破したと聞いて驚いた。
東京モンは違うな、と田舎人っぽい感想を抱いた。
早くに安部に出会ってる人は、教科書でしる場合が多いのかね?
俺の教科書には安部の「あ」一文字も載ってなかったが。
>クッツェー
φ(..)メモメモ
安部作品で教科書に載ってるのっていうと、「赤い繭」かな。
でもあれは確か高校の教科書だった。
本好きの兄や姉がいたりする場合が多いんじゃないかな、
早くに安部作品を読み始めた人は。
485 :
吾輩は名無しである:04/05/22 20:44
安部がカフカを読んだのって小説家となってかなり後の話じゃなかった?
そうか?
壁はカフカのパクリと言っても過言じゃないくらい似てるぞ
487 :
吾輩は名無しである:04/05/23 02:37
>>484 教科書じゃないぞ。中三の頃だったが、安部公房の文庫本のなかに、
安部真知による、裸の男の絵があって、金多摩も描かれていて、
それを思い出し笑いしていた同級生の女のこがいたことを、思い出した。
488 :
吾輩は名無しである:04/05/23 07:20
>>486 『壁』は『不思議の国のアリス』の影響で書かれたものです。
中学のときにR62号の発明を読んで小説の読み方を知った
その後燃えつきた地図を読んでショックを受けた
個人的に燃えつきた地図がやはり一番好きですね
安部を知った後に父の本棚を見て全集が置いてあって吃驚した
安部好きってのは遺伝するのだろうか?
今でも燃えつきた地図のハードカバー(父らしく初版本)をよく読み返します
>>489 父の代からニュータイプとはおそれいった。
その血を大切にするといい。
でも自分の子供も安部公房好きっていうのはちょっと微妙ですね
しかも娘で、あるとき部屋の隅で箱男(密会でもイイが)を熱心に読んでいるのを見た日には・・・・(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
ガキだった頃、『密会』を読んだ衝撃。
太宰の『人間失格』を読んだときはゲラゲラ大笑いしたほどに
自分はスレてるつもりだったが、
『密会』を読んだときは、心は虚ろで下半身はああなってるしで・・・
>>485 それであってる。安部が創作はじめた頃は戦中なのでほとんどカフカ作品が
日本に入ってなかった。一冊だけ読んだみたいなのはどこかの対談集にあったが
安部が何を読んだのかは忘れた。
495 :
吾輩は名無しである:04/05/23 23:22
そう、だから安部というとカフカカフカいうのは間違いだと思った。
>>494 > それであってる。安部が創作はじめた頃は戦中なのでほとんどカフカ作品が
> 日本に入ってなかった。
宮沢賢治や中島敦も読んでるはずだが。
カフカのパクリって言ってる人は
変身しか読んでないんだろ
パクリじゃないと安部自身が言ってたのは読んだけど
眉に唾した。
似てると思ったのは「審判」。
カフカで読んだのは「変身」と「審判」と岩波の短編集だけ…。
カフカの審判で出てくる「二人組みのそっくりさん」、どっかの建物ののドアをあけたら裁判所になってたりという設定なんかは
確かに安部の「壁」とそっくり。疑われても仕方が無い。
んでカフカの審判が日本に入ってきたときの初版本4冊のうちの一冊を安部が購入したって話がなかったっけ?
やっぱりかなりしつこく言われたのか
安部は生前色んなところで「カフカの影響をよく言及されるが、きちんと読み始めたのは壁を書いたずっと後のことだ」ってことを書いてるね
カフカの白水社から出てる全集も安部の生前に出た全集も持っているし、審判に非常によく似た面があるとは思うが、
「壁(Sカルマ氏の犯罪)」においてはカフカというよりルイスキャロルに触発されて書いた点が強いと思う
501 :
吾輩は名無しである:04/05/24 23:30
カフカの「流刑地にて」なんて、「R62号の発明」だぞ。
502 :
吾輩は名無しである:04/05/25 00:15
みんなが似てるとか言ってるのは表面的なことか?
それとも、書こうとしてた主題まで似てると言っているのか?
まぁ、個人の解釈の問題になるけど、俺は、カフカと安部はかなり違うものを書いていると思う。
去年かな、安部公房展行った時
小説書き始めたきっかけは
「カラマーゾフの兄弟」って書いてあった。
カフカは世界観では「城」に影響を受けた、とも記載してあった。
飢餓同名と「悪霊」だって似てるわけだし
第一太宰とドストエフスキーの関係なんてどうなるんだよw
「2人組のそっくりさん」はカフカの作品の至るところで出てくるけど、
あれは一体どういう意図なんだろう。
そっくりということは完璧に同じではない。
さらに第三者の目から見ないと二人組のそっくりさんは認識できない。
そっくりさん同士はお互いのことを第三者的視点で見れない。
以上を総合すると…
↓
安部が頑なにカフカの影響を否定する発言をしてるのを目にするたびに、必死だな
と漏れは思ってしまうんだよな
507 :
吾輩は名無しである:04/05/26 23:37
age
508 :
吾輩は名無しである:04/05/27 00:27
あ〜むかつくわあ!
509 :
吾輩は名無しである:04/05/27 18:20
砂の女で心が痛んだひとの発言があったのですが、
私は逆に生命力のようなものが沸いてきた・・・
現実を受け入れられないぐらい徹底的に堕ちているときだったけど。
同体験談希望です。or分析希望で
510 :
吾輩は名無しである:04/05/27 18:56
カフカっていうか、海外だとサミュエル・ベケットとの類似性を指定されることのほうが多い。
海外じゃ猿真似作家って位置づけだしな、安部は。
あと半世紀もすればすっかり忘れ去られるだろうよ(日本以外)
512 :
吾輩は名無しである:04/05/28 00:22
だいたいカフカの影響受けていないカフカ以降の作家なんていないだろう。
ひろ〜い意味でね。いろんな意味で。ベケット的な意味で。
(;゚Д゚)ええっ
猿真似の位置付けだったの!
しかし文学板ってレベル低いな・・・・・
文学部自体馬鹿しかいないのか?
515 :
吾輩は名無しである:04/05/28 00:38
確かに、文学板と文学部を混同している奴がいるなんて
おバカさんだらけみたいですねw
好きで読んでる馬鹿だけだろ
517 :
吾輩は名無しである:04/05/28 11:35
(;゚Д゚)ええっ!
文学板って馬鹿ばっかだったの!?
518 :
吾輩は名無しである:04/05/28 14:02
海外では中上健次もフォークナーの猿真似という評価だもんな。
519 :
吾輩は名無しである:04/05/28 15:25
(;゚Д゚)ええっ!
文学部って馬鹿ばっかだったの!?
520 :
吾輩は名無しである:04/05/28 22:45
うん、そうだよ。
俺っち馬鹿っこ♪
(;゚Д゚)ええええっ!
総合すると馬鹿ばっかだったの!?
522 :
吾輩は名無しである:04/05/29 00:42
じゃあ文学部ではない俺は馬鹿じゃないな。
ほっ
523 :
吾輩は名無しである:04/05/29 01:00
おれ文学部だけど頭いいよ
525 :
吾輩は名無しである:04/05/29 02:29
極めて日本人的な論理から言わせてもらえば
カフカ、ベケットには決定的に欠けているものが安部にはある。
その部分を論じず、徒にその類似性だけを論うのは感情的な
反安部の表明以上のものではない。
「頭の良い」貴方にはお分かりでしょう?
>>526 極めて常識論的な論理から言わせてもらうと
その決定的に欠けている部分を具体的に書かずに
徒に煽るのは感情的な
親安部の表明異常のなにものでもない。
「頭の良い」貴方にはお分かりでしょう?
528 :
吾輩は名無しである:04/05/29 14:49
(;゚Д゚)ええっ!
つまり安部アンチも安部シンパも頭いいの!?
529 :
吾輩は名無しである:04/05/29 14:51
ほとほとほとほとほっとほと
530 :
吾輩は名無しである:04/05/29 14:51
ほとほとほとほとほっとほと
531 :
吾輩は名無しである:04/05/29 14:53
ほとほとほとほとほっとほと
532 :
吾輩は名無しである:04/05/29 15:42
ほとほとほとほとほっとほと
533 :
吾輩は名無しである:04/05/29 15:54
ほとほとほとほとほっとほと
534 :
吾輩は名無しである:04/05/29 16:08
ほとほとほとほとほっとほと
全集にユリイカ1973年の武満徹との対談入ってます?
536 :
吾輩は名無しである:04/05/29 20:11
ほとほとほとほとほっとほと
>>535 入っていなくもない
537 :
吾輩は名無しである:04/05/29 20:22
さあ青だ…
『安部公房の演劇』読んでるけどなかなか面白いね。
あわててNHKで放送した『どれい狩り』初演版を録画したビデオを引っぱり出し、
全集と首っぴきで見た。『改訂版』、『ウェー』とそれぞれテーマが変遷していたんだな。
今、安部公房が『箱男』を改訂したらどんなことになるのかな。
539 :
吾輩は名無しである:04/05/29 20:30
箱男の視線をよけるために傘をさした傘女で街が溢れる。
540 :
吾輩は名無しである:04/05/29 21:56
雨の日に、人通り多いところでみんな傘さしてるのって、
危険ですよね。そして邪魔です。
でも上から見たら綺麗かな。
(;゚Д゚)ええっ!
つまりなに言いたいの!?
542 :
吾輩は名無しである:04/05/29 23:06
あんたも好きねえ
そもそも、あの偉大な大江先生にしろ、村上(春)先生にしろ、
ここで述べられているままにとるとしたら、みんなパクリってことだよ。日本優良文学消滅っ!
特に初期の作品群は、文体にしろ、技法や主題にしろ、ほぼ既成の作家たちの真似事ですよ。
それでも、その中にある、ある種、読者の欲求を充たす何らかがあればこそ、評価されていて、
それなくして、突然変異の化け物のような作家が現れることなんてないんじゃない?
私はここの皆さんのように多くの読書量をこなしている方ではないので断言は出来ませんが、
過去の偉大と表される作家たち(国内外問わず)だって、それ以前の既成作品の何らかに影響をされ、ある種、
皆さんの仰るパクリに近い形をとって、それぞれが素晴らしい作品群を作り上げてきたのではないでしょうか?
って、勢い余っていってしまいましたが、私はつられたのかな?と、少し不安な気持ち・・・
蓋し、『壁』をパクリだ!なっとラン!といわれたとして、あれこそ、世界に出しても何ら見劣ることのない、
日本文学の金字塔であるのだが・・・
まぁ、誰がなんと言おうと『燃えつきた地図』マンセー!
荻窪のささま書店にて全作品(\6,300)と映画シナリオ撰(\2,100)をゲト。
ささまマンセー!(ノ ̄∀ ̄)ノ
>>545 くぅ・・・羨ましい。
地方に住んでると古書店の数自体がすくなくて、
そのような僥倖に遭遇することなど、まずありませぬ。
548 :
吾輩は名無しである:04/05/30 23:14
>>543 いやいや、あなたそんなことはあたりまえですよ。
文学に限らずね。
僕は今日納豆を食べたんですよ。
(;゚Д゚)ええっ!
納豆たべちゃったの!?
550 :
吾輩は名無しである:04/05/31 01:13
納豆好き?(;゚Д゚)さんは嫌いなの?
551 :
吾輩は名無しである:04/05/31 12:32
(;゚Д゚)ええっ!
質問の意図するところがわからない!!
552 :
吾輩は名無しである:04/05/31 13:07
すっこんでろ!この野郎!
安部公房ってのは、とにかく頭のいい人間だったよな。
偏って無くて、バランスが取れてたたぐいの人だ。
急死された時は悲しかったゾ。
「砂の女」一つ取っても、安部じゃないと書けない作品だ。
そういう意味で貴重な作家だった。
554 :
吾輩は名無しである:04/05/31 13:33
バランスねぇ・・・
頭はいいが、やっぱけっこう偏屈なとこあったと思うけど。
でもめちゃくちゃ好きですよ俺は。
(;゚Д゚)ええっ!
生き抜いてしまった安部が三島に勝てるわけないって!?
なんだ、ただのキモイ三島ヲタか・・・
偏屈の無い作家なんて無い。むしろそれが個性でしょ。
安部の場合は作品から論理的な”意味”を意図的に抜いていった。
だから、描写、イメージを重視した作品が出来てる。
安部にとっては、この意味の消去が偏りに他ならない。ということだと思います。
558 :
吾輩は名無しである:04/05/31 20:13
論理的で科学的な作風なのに、
安部にはカフカやベケットにはない情緒、感傷があるよね。
やはりリルケに影響を受けた詩人として出発したからだろうか。
舞台作品もだんだん「詩」を求めていったようだし。
559 :
吾輩は名無しである:04/05/31 23:39
>>557 それは偏屈じゃなくて作家の個性。
偏屈って言ってるのは、頑固で意地っ張り、それでいて言ってることが変わる、
他人の考えを受け入れない、自分以外の人が褒められてると怒る、文壇を嫌う、
嫌いなモノは突き放す、それで孤独になっていく・・・
といったようなことだよ。
普通に医学部でてんのがデカイよ
脳味噌加速し過ぎて理解不能な作品とか出し始める時期だよ今頃。生きてればね・・・・残念。
562 :
吾輩は名無しである:04/06/01 01:34
赤い繭って、どういう意味の作品なのさ?
教えてエロい人。
なんか男がねぐらがないんだって。歩いて探すんだけど見つからないの。
綱なんか落ちてたりさ、首吊りたくだってなるよそりゃ。
とぼとぼしてたら急に足がほどけはじめて、体が傾いてくの。
最後には繭になっちゃうんだけど、なんか夕焼けみたいなの。
明るくて寝られねーな、みたいな。
そんでおもちゃ箱に入れられるんだよ。あいつの息子の。
ほら、公園ねぐらにしようとしたら棒で追い出すあいつ。
こんなかんじ?
564 :
吾輩は名無しである:04/06/01 01:53
そんで、繭になっちゃったら今度自分がいなくなっちゃったんだよな。
なんか悲しいよな。赤いし。
あのね、唐突では御座いますがね、
《納豆》を食べるときはですね、
腐ってないかをね、よーく確認して食したほうがいいですよ!
《ひとえに》食中毒って《いってしまって》もですね、
世の中は広いですからの、色々と種類は御座いますからね!
(;゚Д゚)ええっ!
納豆に高菜刻んだのいれるの俺だけなの!?
つい今しがた、カーテン開けたら飛ぶ男が飛んでたんですよ!
窓から見える電線らへんを。横にスーって滑るように飛んでました!
で、なんか急にエビ反りになってそして丸まっちゃって、
勢いよくこの窓の方に向かってきたんですよ。けっこうなスピードで。
窓閉まってんのになぁと思いながらぼんやり見てると、
急に眩暈がして、くらくらしだして、飛ぶ男が窓にぶつかる!って瞬間に
意識がなくなっちゃって、ふと気づいたらパソコンに向かって
飛ぶ男の話を書いてました。
(;゚Д゚)ええっ!
このスレ薬中患者もいるの!?
>>562 赤い繭って
マイホーム幻想みたいな話しだよな
家買ったらその家の為の労働(ローン返済)
で自分が摩滅。
メタファーが作中に物質として具現化するのが凄い。
(;゚Д゚)ええっ!
それって突き詰めると砂の女みたいなもんじゃん!?
571 :
吾輩は名無しである:04/06/01 23:50
おっぱい
エレクトする とかいう表現おしゃれだよね。
さすが医学部。
573 :
吾輩は名無しである:04/06/02 03:38
おっぱいがいっぱお
小池一夫の劇画でもよく「エレクトする」って表現が使われてたな。
妙にエロいよな。「ヴァギナ」とかも。
575 :
吾輩は名無しである:04/06/02 11:27
三島も使ってた
(;゚Д゚)ええっ!
中島らもとかも使ってた!?
577 :
吾輩は名無しである:04/06/03 00:38
描写自体は“エレクト”のように突き放した言葉を使うけど
そこに“ちょっぴり”なんかの副詞を混ぜてくるので
よけいに遠回しで猥雑なかんじを受けるんだよな。ねちっこい。
赤い繭の「こんなに家がたくさんあるのに自分の家がない」という主題は
燃え尽きた地図の終盤で「この町に無数にあるトイレのどれも使えず
電話ボックスで脱糞する男の孤独を想像すると…」というくだりに消化されてる。
夜に電車から見える、マンションの窓という窓にともる明かりをみると
この年になってもまだ「こんなにも人が生活してるんだ…」という驚きがある。
そしてそういうとき燃え尽きた地図を思い起こさずにはおれない。
いい小説だよな。
納豆はしらすを入れるのがいい。
闖入者という短編を思い出したが、あれはおかしいほどの権利意識を描いた作品だ。
あう意味フィクション程度の認識しかなかったが、今の世相を考えればああした世界
が現実になりつつあるという近未来を予測したような作品だと今更ながらつくづく
思う。もう20年前に読んだ作品なだけに、時間とともにその予言性のようなものを
感じてくるものだった。
予言性というか、普遍性と言った方がより近いと思います。
あれはある状況において発揮される暴力の構造をきれいにとりだしたもので、
そうした暴力がより日常的にまん延するようになった時代において
人々は作品に表された暴力の構造を身を持ってわかることができるようになった、
言い換えれば時代が小説に追いついたということなので、予言性ともいえるだろう。
しかしあれが有史以来幾度となく繰り返されてきたことだと思えばやはり普遍性だ。
よくもわるくも、安部公房の小説が読まれやすい世相になってきたと思う。
それは世の中がますます皮肉なものになったということだろう。
公房がハッキリと予言した、すべての皮肉がいずれ単なる事実の報告になる、
という言葉は、暗に、皮肉そのものである公房の作品自身にも向けられている。
歴史を、単なる事実の報告と言い切ることは乱暴だが、もしそういう言い方が許されるなら
安部公房の作品がそのまま歴史書になることもないではない、と想像して楽しむこともできる。
もしかしたら飢餓同盟や第四間氷期のような歴史が“繰り返される”かもしれないと。
そしてどんなに時が経っても、新潮文庫にある著者近影の、
どこか不安を感じさせる謎めいたヘアスタイルだけは永遠だと思います。
あの写真はすごいよなあ。彼岸にイッちゃってると思う。
581 :
吾輩は名無しである:04/06/04 03:46
いかめしい陳腐な言葉でつまらない分析をするのはやめて欲しい
「砂の女」のように、毛細管現象によって本当にあんな貯水装置ができるのでしょうか?
ググったら以下以外にそれらしき記述はないようです。
砂漠の薔薇…砂漠の地下水や川など、水があったところが蒸発して、
残った成分(石膏)だけが結晶化し、残されるとの出来る。
水が無いならないで、生き物はそれに適応した進化を遂げるようです。
は虫類のトカゲにも、それに対応した進化を遂げているものがいました。
なんと、立っているだけで口を動かさないで水を飲むことができる!
皮膚についている細かい溝による毛細管現象で、足からどんどん水が全身へと回っていくのです。
できますよ。理科とかで習いませんでしたか?
584 :
吾輩は名無しである:04/06/04 19:47
こないだの拉致被害者家族への批判中傷を見ていたら、
「弱者への愛はいつも殺意がこめられている」
というセリフを思い出した。
>>583 貯水装置まで習わないぜ。
湿る程度なら考えられるけどあれほどの水が溜まるとはにわかに信じ難い。
やはり公房ワールドにかつがれたのだろうか…?
手塚治が医学生からブラックジャックの治療内容の間違いを指摘されたときの言葉。
「最近の学生は現実と漫画の区別もつかないのか」
>>585 え!?俺は理科の授業かわからんけど何かで見たことあるよ、ああやって
水ためることが出来るっていって実践してたやつ。
ほとほとほとほとほっとほと
ほとほとほとほとほっとほと
ほとほとほとほとほっとほと
ほとほとほとほとほっとほと
ほとほとほとほとほっとほと
ほとほとほとほとほっとほと
ほとほとほとほとほっとほと
今日はあの変な顔の奴出てこないな。けけけー
ほとほとほとほとほっとほと
ほとほとほとほとほっとほと
ぼくは今日お肉食べたんですよ。
ほとほとほとほとほっとほと
ぺっぺけぺー
ほとほとほとほとほっとほと
>>594 (;゚Д゚)ええっ!
あの変な顔の奴いなくなったの!?
これか?
ほとほとほとほとほっとほと
ほとほとほとほとほっとほと
ほとほとほとほとほっとほと
ほとほとほとほとほっとほと
ほとほとほとほとほっとほと
コピペ荒らしやめろ
基地外
(;゚Д゚)ええっ!!
基地害だったの!?
610 :
吾輩は名無しである:04/06/05 18:34
おい、顔!
ジャブ、 ジャブ、 ジャブ
なんの音?
612 :
吾輩は名無しである:04/06/05 20:58
(;゚Д゚)ええっ!!
↑こいつは『他人の顔』だったの?
>>611 ジョーが独房でおっさんから送られてきた「明日のためのその1」
を読んで一人孤独に練習していた時の音。
小6カッター殺人事件に関連してこの文章が思い出された
殺人自体は悪でもなんでもない。
ただめったにわれわれが人殺しをしないのは、
法の裁きと、死体への恐怖がそれをさまたげているからにすぎない。
法があるから悪なのである。
むしろ法自身が下す死刑という非人格的な殺人のほうにこそ
より大きな問題があるような気がするのだが…
「殺人が悪なのではない」より
まんまるおしり
新潮文庫で品切れもしくは絶版になってるタイトルをゲットできなくて困ってる。
古書店さがしてるけど、みつかりそうにない。
そもそも漏れの町には古書店がブクオフ含め3軒しかない。
どこかオススメのインターネットサイトありませんかね?
日本の古本屋は、実際に店頭で売られてる価格よりも割高に思えるので、
どこか他に・・・。
617 :
吾輩は名無しである:04/06/06 00:24
(;゚Д゚)ええっ!
幽霊はここにいるの!?
いないよ
(;゚Д゚)ぼんじゅーる
まんじゅー
>>616 自分は古本街が近くにあるが
手間暇かかるからヤフオクで地道に監視している。
「夢の逃亡」を\150で落札したことがあるが、
切手支払いできたから\300ぐらいで済んだ。
コツは終了直前にこっそり入札すること。
622 :
吾輩は名無しである:04/06/06 02:28
(;゚Д゚)ええっ!
そんなこと教えちゃっていいの!?
(;゚Д゚)w
624 :
吾輩は名無しである:04/06/06 03:14
古本屋で「けものたちは故郷をめざす」、「終わりし道の標べに」をゲット!
625 :
吾輩は名無しである:04/06/06 03:41
>>621 レスありがとう。
ヤフオクでも探してみることにします。
(;゚Д゚)ええっ!
言うことないからサゲちゃうよ!?
628 :
吾輩は名無しである:04/06/07 01:12
ageちゃ
(;゚Д゚)ええっ!!
「死に急ぐ鯨たち」読みたい箱
この本には世界の未来が描かれている箱
でも、絶版で何処にも無い箱
昔持ってたけど亡くしちゃった箱よ
「死に急ぐ鯨たち」文庫ブクオフで100円でげとした昔。
ハードカバーは1000円で古本屋で買った。
俺も「死に急ぐ鯨たちは」ブックオフで100円で売ってたから買った。
「けものたち」「終わりし」「幽霊は」の文庫は池袋の古本屋で買ったよー。
634 :
吾輩は名無しである:04/06/07 15:49
安部が今生きてたらエレクトロニカ系の最先端の
音楽家になっててもおかしくないな。
この人の音楽聴きたいと思う。世田谷で聴いたシンセ音楽良かったもん。
写真集ほすい…( ´・ω・`)
DVD-BOXセットとか欲しい。
638 :
吾輩は名無しである:04/06/08 01:46
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/ '''''' '''''' ヽ
| (●), 、(●) |
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, |
| `-=ニ=- ' |
! `ニニ´ .!
\_ _______ /
おい!あの顔野郎!↑にかなうとおもってんのか
それから、顔と箱はもう呼ばないでくれ。来ないでくれ。
阿部のせいで日本にヒキオタが増えたのは公然の理
阿部作品は出版禁止にすべき
あとカフカパクるなよ
安部公房のAAないでつか?
「水中都市・デンドロカカリヤ」は今でも忘れられない。
「闖入者」は本当の暴力小説だ。ただし今思えば当時はなんだか主人公に
同情してしまう程度の夢物語だったが、今の国民の精神があの状態に似て
いるようなきがする。近未来を予期した不朽の名作だろう。
「鳩」には全体主義の影を見た。あの責任回避主義には恐怖すらした。
しかしあれこそは本当の暴力だったと思う。
「水中都市」こそは、恐ろしい弱肉強食だと思えた。今の時代の犯罪の
多発などは、こんな描写が似合いなほどに風刺されたのだろう。
645 :
吾輩は名無しである:04/06/09 00:17
>>644 じゃまだよ、VON
ここくんな、ばかたれが
こいつ美香か?
647 :
吾輩は名無しである:04/06/09 02:08
>>643 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/ '''''' '''''' ヽ
| (●), 、(●) |
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, |
| `-=ニ=- ' |
! `ニニ´ .!<俺のことか
\_ _______ /
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/ '''''' '''''' ヽ
| (●), 、(●) |
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, |
| `-=ニ=- ' |
! `ニニ´ .! <砂漠の思想
\_ _______ /
649 :
吾輩は名無しである:04/06/09 03:38
>>644 クッツェーの『恥辱』を読んでみてくれ。
カフカの後継者であり、ポストコロニアル文学の安部とクッツェーの
共通点を見いだしてくれ。
ポストコロニアル文学ってどういうのですか?
すみません無知で
VONとかいう奴がくると激しく萎えるし、スレのレベルが一気に下がる
652 :
hirokd267:04/06/09 11:56
>>614 適切な引用ですね。
何かあるとよくこの言葉が思い出され、考え直させてくれます。
653 :
吾輩は名無しである:04/06/09 19:17
ポストコロニアル文学の定義は難しいが、安部とクッツェーは、
とりあえず植民地主義の支配者の子孫が書いた文学です。
そして、二人とも、その土地を追われる側の人間でした。
子孫っていうかパパだべ?支配者って云う程の話なのか?
655 :
吾輩は名無しである:04/06/09 21:02
殺人が悪なのではない、ということぐらい、
ちょっとませたガキでも考えるだろ。
俺もな。
殺人は悪だよ。殺される側にとっては。
ただそれだけの話。
658 :
吾輩は名無しである:04/06/10 01:27
殺される側が死にたいんじゃない限り法なんか関係なく悪じゃないですかね
法が関わってこない場合の「悪」って「憎」だから。
安部スレぽくない解答ですね。
悪じゃないっていう説明お願いします。
昔自分の中でそういう結論が出たはずなのに思い出せない。
なんつうか、いきなり悪かどうかってところからはじめても
議論できないですよね。抽象的すぎて。
663 :
吾輩は名無しである:04/06/10 02:46
>>661 「悪」=「憎」ってのはまたどっから導かれたのですか?
>>661 安部スレっぽいの定義は何ですか?
そしてどこから導き出されたのですか?
(;゚Д゚)ええっ!
じゃあチェゲバラなんかがやった(多数派から見て)正義の革命のための殺人も悪と言い切れるの!?
>>665 マジレスします。
”正義の革命”って何?革命はただの権力の交代に過ぎません。
革命に”正義”という冠をつけても良いと考えるアナタの解釈ならば、
”良い”殺人があっても良いと考えるでしょうね。
しかし、殺人に大儀的論証を与えるのであれば、それは自爆テロや
アメリカの軍事行動なんかにも、”正義”を与える道を開くことに
なりかねないと思いますが、どうでしょうか?
まあとにかくだ、言えることは、安部さんの頭はすごい!ってことだ。
髪型だけじゃなく、中身も。
>>666 ある視点から見れば「正義」であるはずのものが、
別の視点から見れば「イクナイ!」ものに見える。
ってことじゃダメ?
>>667 むしろ「中身だけじゃなく髪型も」と言った方がしっくりこないか?
670 :
吾輩は名無しである:04/06/10 15:10
>>668 なんとなくニーチェの倫理学に近づいてきたね。
その主張は正しいと思う。
問題は、解釈によって全ては、黒にも白にもなれるということ
なんじゃないだろうか、ということ。それだけ。
673 :
吾輩は名無しである:04/06/10 22:19
へ?そんな倫理観当たり前の話じゃないか。わざわざ言うほどのこととも・・・
>>672 嫌ですよ。でもなぜそれが悪だと断言できるんです?
>>675 だからそれを定義しなけりゃ議論できないって言ってるのだ
677 :
吾輩は名無しである:04/06/11 01:33
ぼくは別に殺されてもいいですよ。自殺より楽でしょ。
人が勝手に決めた倫理感なんぞ受け入れたくありませんね。
つまり、安部っちは小説によって、ぼくらがいつも常識という眼鏡を通して見ている
世界の任意の地点から(たとえば箱の中や糞を食べる虫けら)補助線を
引いてやって(幾何の問題を解くときにやるように)、そうすることによって、今まで見ていた、あたりまえだと
信じ切っていた世界が違う姿を見せる、だんだん常識や確信がぐらついていく、
すべてがあやふやになってしまう、そういうことをしでかすのが非常に上手でしたね。
ってことだろ?おまいらが言いたいことは。
679 :
吾輩は名無しである:04/06/11 02:26
(;゚Д゚)ええっ!!
だって家族殺した犯人が死刑くらわないとか、納得ゆかないのは感情でしょ!?
680 :
吾輩は名無しである:04/06/11 02:37
(;゚Д゚)ええっ!っと
つまり僕が言いたかったことは、
正義とか大義とは多数の客観の上に成り立つ薄っぺらいもので、
個人の主観に多数の共感を得られたから革命足り得たわけで、
アメリカさんにも自爆テロ君にもチャンスを与える、
という君の言うことに間違いはないけど、
だからこそ正義の革命でそこに居座る正義とされる概念をひっくり返すことも可能になる、
だからあなたも自分の信じる正義を行ってください。
戦争なら何人殺そうと勝てば多数に立てますからってこと!?
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/ '''''' '''''' ヽ
| (●), 、(●) |
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, |
| `-=ニ=- ' |
! `ニニ´ .! <髪?あぁ、いやぁね、ぼく癖毛でしょ?邪魔でさぁ。湿気がひどいからね、この時期。
\_ _______ /
>>674 悪を仮に「良くないこと」として考える。
自分にとって嫌なことは良くないことだからつまり悪。
病気や事故も同様に悪。
>>677の倫理観を知りたい。
そして、自殺より殺される方が楽だとどうして言い切れるのかも。
684 :
吾輩は名無しである:04/06/11 12:31
法の有無に関わらず殺人が悪だとしたら、
死刑も悪ということになりますねえ。
自殺したことと、殺されたことがない限り、
どちらが楽かと言い切ることは不可能ですね。
ただ、知らぬ間に殺されるなら、そりゃ楽だと思っただけ。
686 :
吾輩は名無しである:04/06/11 14:31
安部公房の倫理観はどうなってんの?
>>677 「俺って・・・普通の人とは違うんだよね・・・」
あったわ〜そういう時期w
なつかしいわ〜w
688 :
吾輩は名無しである:04/06/11 17:13
生きることは、生き残ることじゃない。
689 :
吾輩は名無しである:04/06/11 20:08
別巻ってもうでないのですか?
690 :
吾輩は名無しである:04/06/11 22:24
出ないよ
691 :
吾輩は名無しである:04/06/12 00:35
692 :
吾輩は名無しである:04/06/12 01:22
人を殺すっていうのは別にして、殺される事・死にに恐怖を覚えるのは社会的倫理観とか以前の問題!
かも
693 :
吾輩は名無しである:04/06/12 01:29
>>686 倫理観とは違うがけっこうセンチメンタルだとは思う。
公房はいかにもヒューマニズムらしい倫理観というのはないけれども
表現することの責任というものは非常によく意識していたと思える。
自分の表現に責任をもつことは作家の倫理としてもっとも必要なものだし
公房が幅広い層に長い間読みつがれているのにも少なからず関わってくるのでは。
じっさい公房の小説に触れるたび、安心というか、信頼というかを感じずにはおれないな。
押し付けもこじつけさもせず、ただどこにでもある現実の構造をさっと明らかにして、
そしてそのちょっと先のところまで小説というカタチで見せてくれるという。
なんだかとても親切で遠慮深く、本当の意味でやさしい人だなあと思うんだが、
みなさんはそんなことない?
ただやはり、いわゆる一般的な意味での倫理はないよね。
倫理もひとつの社会的権威だということは「壁」なんかに辛らつに書かれてるしね。
倫理、道徳、正義、治療、安全、秩序などなどの規範的なレッテルに隠された
暴力というのは、このころは公房の小説に頼るまでもなく明らかに見えるようになったけど、
いいのかわるいのか、世のうつろいというやつを最近はしみじみ感じるなあ。
うわ、レベル低ー・・・
>>684 死刑は間違いなく悪だよ。
ただし「必要悪」という概念もあるわけで。
オレは死刑賛成派。
>>694 そういうことはまずレベルの高いお話をしてから言おうぜ?な?
最近の2ちゃんねるの文学板はむずかしいな。
普通に書くと衒学ヤローと言われるので平易さを意識して書くとバカと言われる。
とにかく公房はあえてJ-pop風に言えば“本当の優しさを知っている人♪”だと思う。
某君のように狭量なところがなく、意外なほどニュートラルな作家だ。
安部公房のような変態作家のどこが良いのか、
儂にはさっぱりわからン。
短編なら芥川のほうが、もっとこう、グっとくるじゃろ?
エッセイ読み返してみました。
昔は共感が出来ていた文章に微妙な違和感を感じる。
好きに人を殺す事が出来たら、逆に自分の中でその人の存在を抹殺して生きてく人もいるんじゃないかな。
もっと人に無関心になる人種が出てくるんじゃないかとか。
700 :
吾輩は名無しである:04/06/12 03:02
701 :
吾輩は名無しである:04/06/12 03:05
俺は公房のエッセイで良いと思ったものは一つもない
おれは全部いいと思う
703 :
吾輩は名無しである:04/06/12 03:14
ぶほっ
死に急ぐ鯨たちは今でも好きです。
705 :
吾輩は名無しである:04/06/12 05:01
殺人を悪とするなら高瀬舟を悪と切って捨てるわけだ
>>693 失敬!僕のカキコの時間を見てくれたまえ!
その文章に対しての発言じゃないとわかって頂けるだろうか?
たまたま僕のカキコの寸前にあなたがカキコした、その偶然世界を現前さしちまったってだけ!
あまりにもそれまでのくそ餓鬼どものカキコが、バカバカしくて、ちょっと茶化してみたくなったんで、
今、拝見してこのままだと失礼な僕と反省したんです!
この板にしてまともなご発言(安部的倫理の抽出)はなかなか結構って想いますよ!
でもね、あなたが若しかして
>>697≠セったら、ちょっとキモイぜよ!と、
なんてぇー遺しつつ、では、さらば、二度と現れん、ドロン――
>>694 702 706
誰だ?昨日は遅くまで外で飲んでいたんだ。誰がおれの名前を語ってこんなところ
に書き込んだんだ?金曜日の夜なんかは普通は呑みに行っている。
安部公房は読んだのはそうとう以前だから、こなした作品数はそうは多くはない。
なんだか今朝から思うことだが、オレを装うやつがやたらと多い。
708 :
VON・トーマス・マン:04/06/12 14:19
>>707 は?てめえ誰だ?俺の名前を勝手に使ってあーだ、こーだ、と
ぺちゃくちゃ書き込みやがって。
ところで俺はだれなんだ?
ぶほっ
(;゚Д゚)ええっ!!
自作自演(・∀・)!?
安部の小説みたいだな。
>710
おまえが自作自演。しかも俺の名まで騙って
「吾輩は名無しである」は吾輩のHNなんだぞ!
女子大生の援交は、女子高生みたいに目立たないが、
実際めちゃくちゃ多い。と思われる。
俺の周りにもいるし、AV出演とかもけっこうある。
714 :
パブロフのドッグ ◆kjayrius7w :04/06/12 15:53
はじめましてー
715 :
吾輩は名無しである:04/06/12 16:12
(;゚Д゚)ええっ!!
僕が自作自演!?じゃあぶっちゃけるけど、どうやらこのスレには僕の他にこの顔を使うなんだやめyfddymgtuqaja6clふじこ
全部僕の落書きだ箱。
そう。すべてぼくの自作自演なのです。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/ '''''' '''''' ヽ
| (●), 、(●) |
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, |
| `-=ニ=- ' |
! `ニニ´ .! <ぽっくり逝ってしまいました
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719 :
吾輩は名無しである:04/06/13 02:36
安部の全集欲しい
安部全集は、是非買う事をお薦めするよ。
俺としては対談が沢山入ってるのが面白い。 それから、あの幻の戯曲の類も
全て読める。
俺的には個人全集のベスト3に入ってる。この安部全集。
721 :
吾輩は名無しである:04/06/13 03:29
編年体は不便
722 :
吾輩は名無しである:04/06/13 04:40
安部って長生きしてたら本当にノーベル賞受賞できたと思う?
723 :
吾輩は名無しである:04/06/13 06:07
(;゚Д゚)ええっ!!
他にノーベルウケする奴いなかったし大江にやるくらいならいいんじゃない!?
一度井伏と一緒に候補になって落とされてるんだから、砂の女以上のものを書かなければ無理じゃないか?
まあスウェーデンのなんだっけ?王立なんとかだっけ?
ノーヴェル賞仕切ってるとこ。
そこのお偉いさんが、「安部公房が生きてたら彼が受賞したのは間違いない」
って言ってるくらいだから、受賞したんじゃない?
>>723 90年代の方っていう意味がよくわからないけど。
じゃあ言い換えます。売春です。
(;゚Д゚)ええっ!!
春を売るってこと!?
さっき新聞のTV欄で見つけたんだけど、
今夜22:45からNHK教育で、舞台中継“ゴドーを待ちながら”
ベケット作の前衛劇の古典的名作を緒形拳・串田和美のコンビで送る〜
という番組が放送されるみたいです。
「ゴドー〜」といえば、公房がしばしば評論や対談で話題に出し賞賛することの多い戯曲だから
このスレの住人には興味のある人も多いと思い、取り急ぎ書き込んでみました。
それと、出演している串田和美さんといえば、98年版の「幽霊はここにいる」で演出を手掛け、
自身も大庭三吉役で出演し、詐欺師の道化っぷりをコミカルに演じていましたね。
今回は緒形拳さんともども、どのような演技を見せてくれるのか楽しみです。
730 :
吾輩は名無しである:04/06/13 19:03
わけわかんねえレス書くなよ。続かなくなるから。
ということで、安部公房トリビア。
安部公房はワラジムシから「ワラジン」という薬を作った。
間違いない。
すんません。729の事ではないです。728のことを言ってます。
>>732 「ワラジン」ではなくて「ワラゲン」。「笑う月」の「ワラゲン考」という話に出てきて
肺炎や発疹チフスに効くそうだ。
なんか爺さん騙して飲ませて発汗作用がどうのこうのとかいう無茶苦茶な話だろ?
あれは笑った。
書き込み失敗スマソ
>>729 情報サンクス
録画予約できました。
(;゚Д゚)わけわかんなくてすいません。
738 :
吾輩は名無しである:04/06/14 02:00
喉に魚の骨が刺さって取れないんですけどどうすればいいですか?
いろいろ飲んだり食べたりしても取れなかった。痛いです。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑
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/ '''''' '''''' ヽ
| (●), 、(●) |
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, |
| `-=ニ=- ' |
! `ニニ´ .! <ぽっくり逝ってしまいました
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740 :
吾輩は名無しである:04/06/14 02:31
魚骨、ほっとけばいいみたいなのでほっときます。
めかぶ より もずく 食べたい。
742 :
吾輩は名無しである:04/06/15 04:49
今砂の女呼んでます
呼んでる・・・恐いよ・・岸田今日子・・・
744 :
吾輩は名無しである:04/06/15 18:44
今買い我大根生えてます。
745 :
吾輩は名無しである:04/06/16 00:03
鞄が入ってるのって笑う月?
高校の頃教科書で鞄があってそれで安部公房好きになった。
鞄読みたくなった
746 :
吾輩は名無しである:04/06/16 00:08
山口果林って安部公房と不倫してた。
「未必の故意・緑色のストッキング」
ブクオフで300円でげと!
5年来の夢がかなった!
文庫(ほぼ)こんぷりーと!
あと講談社文芸文庫の「終りし道の標べに」だけ!
750 :
吾輩は名無しである:04/06/18 03:31
(;゚Д゚)ええっ!!
ヤフオクに流すときは言ってよ!
「死に急ぐ鯨たち」も流れてたから
一冊持ってるけど100円だったから
買ってきた。
ちゃんとした古本屋で売ってもらおうと思って。
と言うわけで今ハードカバー一冊と文庫二冊
「死に急ぐ鯨たち」が手許に三冊あるw
>>749 『終わりし〜』なんて普通に本屋ですぐ買えるのに。
講談社文芸文庫の「終りし〜」はオリジナル稿。
新潮文庫の「終りし」は年数たって書き直した奴。
だから上の人は
講談社のが欲しいんだから、本屋とか通販で買えばいいのにってこと。
いや同一人物だけど差。
あれ絶版になってない?
本屋ではまず無理。
(絶版になってないとしても並べられてないので)
通販では、いけるかな?
検索してもなかなか出てこないからさ。
絶版では全然ないよ。普通に売ってる。
おれは池袋のジュンク堂で見た。大型書店だからかもしれないけど。
え、まじ?
諦めてたから真剣に探そうともしてなかった。
そうなのか。売ってるのか。知らなかった。それは買いに行かなければ。。
>>757よ、、ありがとう。
いえいえ、どうもおっぱいです。
今日は古本屋で安部公房の絶版本を2冊手に入れた夢を見た。良い夢だった。
いい夢だね
5千円って高いね〜。
図書館で今度見てこようかな。
安部の対談とかのビデオテープとか出品されたら買うんだけどな。
764 :
吾輩は名無しである:04/06/20 00:10
安部って日本で再評価されてきたからこの値段なの?
先日、俺も古書店で
安部のハードカバーをゲットしましたよ。
『安部公房集』 新鋭文学叢書2 筑摩書房 初版
『死に急ぐ鯨たち』 新潮社版 初版
『愛の眼鏡は色ガラス』 新潮社版 初版
『飛ぶ男』 新潮社版 初版
『発想の周辺 安部公房対談集』 新潮社版 初版
『内なる辺境』 中央公論社 初版
『緑色のストッキング』 新潮社 初版
『都市への回路』 中央公論社 初版
いずれも美本ですよ。
合計で5000円以上かかったけど、良い買い物でした。
766 :
吾輩は名無しである:04/06/20 01:45
密会のハードカバー本。読みまくってかばんの中に入れ続けたせいで
ボロボロになっちゃった……。
あらまぁ。
新聞誰か買ったな
770 :
吾輩は名無しである:04/06/24 22:06
>>769 買わないだろ、あんな日付も入ってないの。価値ないだろ。
国会図書館でマイクロ複写したり、公共図書館で縮刷版を複写しな。
>>770 買ってたよ。即決ありってあったから誰か5000円出したんだろ。
773 :
吾輩は名無しである:04/06/26 22:35
774 :
吾輩は名無しである:04/07/01 16:41
なんだ。またか。詐欺だろ
776 :
吾輩は名無しである:04/07/02 17:23
別巻を出せ、ばっかん。
「安部公房文学研究参考文献目録」って私家版持ってるけどこれって
ヤフオクとかで売れる?
>>777 そんなの見たことないから売れるんじゃないのか?
モノによってはおらが買うぞい
779 :
吾輩は名無しである:04/07/03 22:01
ビデオ出せ
780 :
吾輩は名無しである:04/07/03 22:04
>>780 そそ。無名の人でつね。谷真介さんのレトリック事典あるし。
782 :
吾輩は名無しである:04/07/03 22:41
そんなもんいらね
783 :
吾輩は名無しである:04/07/04 01:21
>>780 詳細きぼん。当方、卒論を安部公房作品論でと考えています。
784 :
吾輩は名無しである:04/07/04 02:28
アベ・コーボーってかっけえな。
きみふさ髪ふさふさ
>>783 おお、がんばって良い論文を書いてください
俺も卒論安部やりたいんだけど、
自由度高すぎて逆に何していいかわからんちん
公房で卒論書く場合、適した指導教官がいるのかどうか不安だな・・・。。
うちの学校はもっぱら漱石・鴎外・荷風あたりの人ばっかだし。
たまに春樹あたりの現役作家を扱ってる若手の教授もいるけど。
しかし、安部公房となると。。
789 :
吾輩は名無しである:04/07/04 16:33
指導教授なんて名ばかりで、実際はほとんど何のアドバイスもくれず、
面倒も見てくれないし、あんま関係ないのでは?
そうじゃなきゃ、漱石・鴎外・荷風・春樹の卒論しか書けないことになるだろ。
790 :
吾輩は名無しである:04/07/04 18:10
でも、実際に安部をメインに扱ってる研究者って数少ないよね。
それとも俺がよくしらないだけなのかな。
>>788はもしかして早稲田?
早稲田なら教官はともかく、演劇関係者には安部ヲタが多いんじゃないか?
>>783 平成12年発行。当時大阪大学大学院生の桑原真臣さんの作成です。
日本読書新聞にも紹介された。
あとは大学の図書館で調べてね。
792 :
吾輩は名無しである:04/07/04 21:57
>>787 だからこそいいんじゃないか。
いわゆる文学研究のような文体解析や内容分析だけでは語りえない世界が
安部公房を研究するという行為の先に待ってると思う。ぜひそれを言葉に表してください。
むずかしいと感じるのはおそらく、安部公房が文学じゃないからでしょう。
漱石や鴎外の研究のような文学的アプローチでは歯が立たないと思う。
一応文学論としてはまとまるけれど、それは安部公房を表すことにはならないだろう。
生前に安部公房特集が組まれたときのユリイカはなかなか象徴的です。
当時の批評家たちは公房という存在をいかにして語りうるか苦心し、そして大失敗している。
彼らのそうした挑戦は賞賛にせよ、批判にせよとてもじゃないが読めたものではないが
おもしろいことに音楽家や美術家、医師などによる記事には今も一抹の真実を語っている。
しかしやはり公房の作品そのものが表す世界の前ではそれもささやかすぎて
けっきょくは原典(作品)を読む以上に公房の世界を伝える術がなかったのが
研究者が生まれなかった原因ではないか、と踏んでいます。
ちょうど今日「燃え尽きた地図」を読みなおしたんだけど、本当におもしろいね。
このあまりにも広い世界に放り出される感覚を、作品そのもの以外で語りうるのだろうか。
>>791 日本読書新聞ってまだあったのですか?
ありがとん。
792=しったか
安部公房の作品を言葉で語るのは野暮な気がする
796 :
吾輩は名無しである:04/07/08 20:37
箱男を読んだ。
だけど、何日かに分けて読んだのが災いしたような。。
あれは一気に一日で読んでしまうべきだったような。
(燃えつきた地図、とかもそうだよね)
とくに後半部分なんかは小気味良く読んでいかないとダメだね。
贋箱男、贋医者、軍医殿あたりの仕掛けとか一発で見抜けず、
理解するのに時間がかかってしまったし・・・。
単行本で読んだので、解説とか載ってなくて、それでわざわざ
今日、ブックオフで文庫版を買ってきて解説読んで少しだけ
すっきりしました。
でも、安部公房の小説って、「こういうふうに読め」っていうような
作品解釈の押し付けってできないというか、いろんな解釈が
あっていいような気もします。
>>796 > でも、安部公房の小説って、「こういうふうに読め」っていうような
> 作品解釈の押し付けってできないというか、いろんな解釈が
> あっていいような気もします。
まあ、優れた文学っていうのはそういうもんでしょう。
安部も晩年は、すぐに底の割れるような文学が氾濫していることを嘆いていたとか。
(;゚Д゚)ええっ!?
戦後派作家の嘆きはごもっともだけど、
でも公房の価値基準て変なとこ厳しいよね!?
安部が認めた同世代作家は三島と大江だけなんですかね?
全集では「金閣寺」を「展開無理矢理杉」と笑っていたような気もするが。
内心だれも認めてないだろきっと。外国人作家しか。
>>799 しかし、ミシマの戯曲「サド侯爵夫人」に対してはべた褒めですよ。
言ってることがころころ変わるからなぁ
大江が自分の見た夢の話を安部にしたら馬鹿にされたって話しあったな
あと、自分の前で他の人が褒められるのを聞くとすぐ機嫌を悪くしたという、
可愛らしい性格でもあります☆
安部かわいいなぁ
806 :
吾輩は名無しである:04/07/09 04:41
安部うそつき
(;゚Д゚)ええっ!!
嘘は人を真実から遠ざけるためにつく!?
想像は人を真(略)
ようするに詭弁だよね!?
808 :
吾輩は名無しである:04/07/10 18:32
安部のお墓は無いのかな。そんなもんに入りたがるとは思えないし。
あと調布の家とか箱根の仕事場(別荘)って現在どうなっとるんでしょう。
809 :
吾輩は名無しである:04/07/10 21:20
月報で堤清次が語っているのでは、
日本人作家で認めていたのは、三島由紀夫と安岡章太郎だと。
大江健三郎とは途中から(『同時代ゲーム』以降?)折り合いが悪くなったらしい。
晩年、中上健次に会った時『奇蹟』をすごく褒めたとか。
三島って本当にいいライバルでしたよね
政治的立場から敵視しつつも燃えつきた地図のハードカバーのカバー裏で書評を書いていたり
三島が安部にそのうち右翼革命が起きる、その時お前を自宅でかくまってやるから今のうちに少食になれ、と真顔で言ったというエピソードはワロタ
811 :
吾輩は名無しである:04/07/10 22:17
ライバルというか、三島が勝手に安部に憧れたり嫉妬したりしてただけだろ。
812 :
吾輩は名無しである:04/07/10 22:20
日本人で本当に作家と言えるのは椎名麟三くらいしかいないとかもどっかで言ってたな。
つまり、安部っちの言ってることはすべて真に受けてはいけないということです。
三島は全然安部に及ばないでしょう。
ストーリーの運び方の滑らかさが全然違う。
安部ってすぐプンスカしてかわいいよね。
あの独特な字体もキュート杉
安部関連の書物を読むと三島との比較がよく出てくるが、逆に三島関連では安部の名は
それほど出ない。格も実力も三島の方がずっと上だと俺は思う。別にこの理論からではなく。
安部はSF作家だよな。なんか一歩ずれると星新一と同じような感じを受ける。
もちろん星も一流だが。
安部の作品は結論が不鮮明で俺はそこが不満。ま、そこが彼の味なんだろが。
うん。あれだよ。あれ。
ぶん殴り他胃
なんかもの凄く的外れなこと言ってる香具師が一匹紛れ込んでいるな
釣りか?
こういう人もいるんだなー、と安部好きとしては勉強になる。
『必読書150冊』立ち読みしたら、そこでも
SF好きな人はどうのこうのっていう紹介でびっくりした。
三島と安部でどちらが格上かとか比べようとする時点で、
その人はどちらも、いや、文学というものを読めてない気がするのだが。
SFとは違うよなぁ・・・
別に格上とか比べてるわけではない。
でも、皆だって「誰が上」とか何の世界でも思ったりするだろ?
そうじゃない、っていう奴は偽善者だ。
俺はSFチックだと思う。
「SFチック」としておく。
一生チックタックって言ってろ
>>819 >格も実力も三島の方がずっと上だと俺は思う。
これでも格上とか比べてないって言うのか?
はぁ。あきれる奴だな。
>822
じゃ言おう。三島の方が上だと俺は思う。
お前が安部ファンなら、何言われても毅然としてればいいだろ?
弱い奴だな、お前は。
少なくとも安部スレで言う事ではない罠。
…。
ファンのいるスレに来て、誰々は安部より上っていうのは迂闊だと思いますよ。
具体的に言ってどこが上なのかが知りたい。
個人的な好き嫌いで上下いうのはどうかと。
>>823 いやいやおれはあなたの矛盾を指摘したまででして。
三島にも『美しい星』という「SFチック」な作品もあるわけで、
まあ、そういう形容だけでは何も言った事にならない。
純文学>SF小説という図式が前提になっているのでもないし。
安部作品は確かにSF的構成をもってるとは思うけど、それ以上に、
三島同様に世界各国に翻訳される深い文学的普遍性を備えてるよ。
議論は面倒だから逃げるぞ。
一つの意見でそれでいいだろ。
あとは、後からこのスレを見た連中も判断する事だろう。
827は俺ではない。
まあ安部スレで、そんな煽るようなこというのは迂闊だよな。
いうのならそれなりに根拠が欲しい。そうすればもう少し好意的なレスが…って遅いか
>>829 個人的には難波氏のような意見のひとつやふたつはスレにあってもいいかと。
アンチ側からの多少のスパイスがあったほうが弁証法的にスレ活性化になるし。
確かに取るに足らない意見ではあったが珍しくレスが伸びてるな
三島が上だって意見するなら、ただなんとなくじゃなくて
どういう部分が上だとか言って欲しい。じゃなきゃただの煽りになるよ。
まぁ俺はどっちが上だなんて議論には参加したくないけど。両方好きだし。
ああ迂闊にも831さんとおなじこと言ってしまった
836 :
吾輩は名無しである:04/07/11 01:39
反劇的人間読んでたら、文体の話が出てきて、公房は自分の文章に自信あったんだってな。
へー。
自分の文章、自信ないんです…ていう作家もあんまりいないと思うけど。
なら書くぞ。
実績・売上・知名度・ノーベル賞候補になった年齢・関連本の多さ・海外での翻訳数
どれを取っても三島の方が安部より上だ。
三島は「文豪」という呼称で文学史の本で紹介されてる。少し詳しく言うと
明治以降の作家10傑に必ず入る。安部は文豪とついてないし、トップ10に入らない。
逆に、三島は安部より上でないという意見を俺は聞きたい。
なにやら安部と三島比べてるみたいだけど・・・
世間的な評価は三島のほーが上だよ。
先入観ぬきにしてもそれは肯くしかないと思う。
でもそんな差はないけどね。
三島90としたら安部80くらいじゃね?
俺は書けと言われたから書いた。
こんな短かい文で十分だ。同じ年代の作家だから比べるにいいだろう。
そうだろ?三島が上だろ?
当たり前の事訊くなよ。
>>837 考えてみりゃ、そうだなw
で、世間一般の評価ってなると、やっぱり三島の方が上だろうな。
自演乙
843 :
吾輩は名無しである:04/07/11 02:28
まあそれでも三島なんぞクソなわけだが。
(;゚Д゚)ええっ!!
難波さんは作品の質には触れないの!?
作家としての格≠売上、知名度だと思うんです、ハイ。
845 :
吾輩は名無しである:04/07/11 03:54
今どき三島を文豪と信じている人がいるとは微笑ましい。
関連本や翻訳量で作家のエラさを競うのはあまり意味ないのでよしましょう。
私も『美しい星』とか『豊饒の海』とかけっこう好きですけどね。
いちばん傑作と思うのは(小説では)『愛の渇き』と『鏡子の家』かなぁ。
でも、三島は今読むとあきらかに小説としての面白さは、その装飾的な部分だけで、
物語や人物はほとんどマンガ的類型にしか見えない(成功してるのもいろいろあるけど)し、
テーマのとらえ方も漱石や谷崎にくらべ、まるで軽く、発見に乏しい。
昔の人は三島のメッキの部分に幻惑されちたのだろうなぁ、と思う。
安部公房は、三島を高く買っていたようだけど、あきらかに自分とは違うところで、
オリジナリティを追求してる作家に見えたのではないだろうか。
『砂の女』や『他人の顔』、『箱男』、など小説全体を一種の発明品としてとらえる、
安部作品の方法論の方が、少なくとも私には現実社会をずっと深くとらえているように見えるし、
これから先、さらに注目されるはずだと思いますけどね。
それから文体でも、やたらケバケバしい三島よりも、安部の平易でありながら、
喚起力の強い比喩を多用したスタイルの方が、はるかにイマジネーションの強さを感じさせる。
三島は晩年のインタヴューで安部の文体を「いい日本語だ」と言っているので、
やはり自分には書けないものを書く作家だ、と思っていたんだろう。
よい日本語っていうか日本語訳のカフカとドストの影響バリバリって感ずぃ。
オリジナリティを獲得できたのは日本文学に触れなかったからだす。
だから金閣寺をリアリティとか何とか言って切り捨ててしまうわけです。
主人公の生まれの舞鶴は時雨が多い云々。
主人公の変わりやすい心情はここから云々。
公房的にはこれは、まったく説得力が無い(泣)
小説が現実社会を深くとらえる必要なんてないと思うが、
最終的に面白いかつまらないかだけで語ればそれで良い。
ところで箱男はめちゃくちゃ面白い。
夜間にのびましたねー。(笑
俺は安部ファンで、世界の文豪′凾「で、ちなみに『箱男』はあんますきくない人ですけど、
俺は、世界の文豪≠フ文章を一頁と読み進めることに苦痛を感じるんだな。
文豪≠フ文章って、俺にはひじょうにアレルギー反応をおこすわけだ。
どうでもいいような言葉が、ピョンって出てきて、はっきりいってわざとらしすぎてキモイよ。
あんなつまんない死に方するのもなんとなくわかるよ、チンポ小さすぎ!
それにくらべて、安部のはきっとでっかいよ!けつの穴も世界の文豪≠ノ負けずにね!
849 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 09:05
発明的要素の無い文学なんて価値ねーよ
>>849は白痴か?
851 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 09:52
852 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 09:53
853 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 09:59
スゲェ、書き込み結構あるじゃん。
文学板とは思えないくらいだ。
安部は「日本文学」ではなく「文学」として読まれていると思う。
そういえば全集に入ってた座談会で
安部と三島と椎名麟三が話してたよ。三島がはしゃいでた。
このスレの人達って安部以外にどんな作家が好きなんだろう。
三島由紀夫「安部くんにはいつもかなわない。それだけが悔しい」
安部公房 「あのね、電話の受話器に開いてる穴あるでしょ、あれね、
ユークリッド的に言えばあのトポロジーがその、要するに絶望も希望の一形式なんだよ、
だからさ、ピンクフロイド聞いてみてよ、文明社会は一種のズボン社会だってことね、
むろん殺人が許されてるのは戦場の兵士と死刑執行人だけ、鯨の遺伝子の欠陥がある種のスロープを感知できなくて、
シャーマンの歌に惑わされない教育府を作らなくちゃ、人間とはまさに「開かれたプログラム」それ自体にほかならないんだし、
たとえば等高線の描かれた地図、むろんズボン社会だよ、むろんね、むろん。」
856 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 14:04
三島君何か言い返せるかな?
三島由紀夫「日本人なら武士道だろ、つべこべ言わずに葉隠読みなさい」
こんくらいか。レベル違い過ぎねーか?
三島由紀夫「エロティシズムは絶対者の中にしかないんですな(笑)」
859 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 14:19
しかしフランスでは三島の評価のほーが安部より高い。
日本においても同じだが
おフランスのご意見なんかけっこうですわ。
あんなちゃらんぽらんなやつら。
評価っていうか、安部を知らないだけだろ
三島は大衆受けする日本文学だが、
安部は日本文学っぽいことはやらない
862 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 15:33
安部公房の特異な文章スタイルを作品の表現力と誤解してないか。
「日本的でない」というのも、一つの制約、制度上の性質にすぎない…
と気がついた上で安部公房を読むと結構萎える。
865 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 16:54
私は数学嫌いです。数学の知識をひけらかす人も好きじゃない。
だけど安部公房は好き。この人の場合は許せる。妙にユーモラスで・・。
安部作品は意外と読みやすいし難解とゆうのとは違うような気がします。
この人の文章もクセが無くて好きですね。
三島と安部どちらが上かというのは個人の趣味の問題もあるしどうでもいいが
確か安部の全集に入っていたと思うけれど、安部と三島の対談を読むと二人の特性が非常によく表れていて面白いね
日本の伝統や様式、文化にこだわる三島に対して、そういったものにある種の嫌悪感を示し無国籍主義を主張する安部
当時の、相反する政治的立場を取った二人の一流文化人の対談として見ても面白い
短い対談ですが非常に興味深いものので未読な方は是非読んで欲しい
互いにリラックスした座談会といった感じで二人の思想の本音が覗けますよ
自分の美学と現実のギャップに耐えられず腹切った三島君。
現実を生き抜いた安部公房にかなうはずがねぇぜ!
安部スレがこんなに伸びるなんてありえん。
2人ぐらいで回してるだろ
いや、3人くらいはいると思うよw
871 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 20:17
>>864 断固反対!!君は感性が豊かであることと感情の起伏が激しいことを混同するタイプだね。
872 :
吾輩は名無しである:04/07/11 20:34
大江健三郎「ぼくも混ぜてよ。ノーベル賞二人にあげるからぁ〜」
873 :
吾輩は名無しである :04/07/11 22:11
安部ねりさんに会いたいな・・・・・・。
どうひっくり返っても新潮文庫の絶版になったやつ復刊
になることは有り得ないんですかね?
古本屋行ってもあんまりないんです。
875 :
吾輩は名無しである:04/07/11 22:57
ないんじゃないかねー。没後10年でなかったから、
生誕100周年記念とかであるかな。2024年?う〜ん(笑)
安部ねりさんに俺も会いたい。
876 :
吾輩は名無しである:04/07/11 23:03
>>873 >>875 世田谷の安部公房展にふつーに来てたよ。
ところで、小泉内閣になり、シャーマンの歌声が大きくなって久しいねぇ。
877 :
吾輩は名無しである:04/07/11 23:07
俺は公演とかなにもない日に安部展行ったから会えなかった。
調布に住んでるのだろうか。
自分も最終日に焦って行ったからな・・・
公房に会いたい。
真知ちゃんお手製、公房のデスマスクに会いたい。
880 :
吾輩は名無しである:04/07/11 23:49
安部ねりさんは医者だっけ?
おら診察受けたいだ
安部が最初の(?最後の?)入院をすることになるときに、
安部が箱根の仕事場で倒れてるとこを発見して
応急処置で命を救った、というか一命を取り留めたのは
医者だった安部ねりさんだよね。
883 :
吾輩は名無しである:04/07/12 01:53
日本で出版されてる海外文学・思想書などは全部読みつくしていたという、
大変な読書家で知られる安部公房さんが武器としていた
超速読とはどんなものなのか知りたいです。
天下の最難関、東大医学部に手抜きで入れるような速読。
生まれ持ったものだろ絶対。
んなことより里沙ちゃんと会いたい
>844
その意見は来ると思った。作品の”質”に触れると「印象論」や「好みの問題」でしかなくなるから
敢えて客観的要素のみ述べたんだよ。
俺も本当は安部と三島の比較なんて書く意図は無かったんだが、引っ掻き回したようだ、すまん。ちょっと接待
疲れと深夜の酒が残ってたせいで煽ってしまった。(反省)。
「文豪」だからって凄いと言えない、とは俺も実は同感。確かにそうだ。誰が上とかの話し合いは不毛だよね。
ただ、よく見て欲しいんだが、811,813で三島を低く書いてたから、それに反論したまでなんだよなぁ。
実は俺も安部は全集で持ってるくらい好みの作家。悪くは書きたくない。全集に収録されてる多数の対談なんかは
今でも何回も引っ張り出して読んでる。
>>814のどこが客観的なんだよ。
>>811>>813は確かにアレかもしれんが、それに対するあんたのレスだって
ただのガキの戯言レベルだろ。
あんたの接待疲れや酒のことなんか知るかよ。
引っ掻き回したくないならしばらく黙っててくれ。
888 :
吾輩は名無しである:04/07/12 13:12
>>886 こういうネットみたいなツール
で黙っててくれはないんじゃない?
アホくさ〜
なんでこんな時間帯なのに人が多いんだろう・・・
安部スレなのに・・・
890 :
吾輩は名無しである:04/07/12 14:02
安部粘着が多いのはマジ不思議
892 :
吾輩は名無しである:04/07/12 15:46
>>884 いかにも。受験するの受験の一ヶ月前にてきとーに決めたらしいしね。
すごい頭だね。
大学ではどのくらい勉強したんだろうね。
解析概論を読んだくらいはきいたことあるけど。
894 :
吾輩は名無しである:04/07/12 17:26
教授に
「頼むから、お前は医者にならないでくれ」
と言われたとかいう冗談なのか何なのか、
そんな話をきいたことある。
>>894 「医者にならないと誓うなら卒業させてあげる」 だな
896 :
吾輩は名無しである:04/07/12 20:36
897 :
吾輩は名無しである:04/07/12 20:46
ねりは医者だったのか。
しらんかった。
東大で知り合ったのか?
898 :
吾輩は名無しである:04/07/12 21:37
手抜きで合格かよ。
スゲェ頭だ。
>>895 胎児が胎内にいるのは20箇月です
とか面接で言ったという話を聞いた記憶がある。
ひねくれ者だな。
900 :
吾輩は名無しである:04/07/12 21:50
>>897 ?
ねりさんは安部公房の娘だけど。どっかの私立医科大出身だったような。
真知さんは、女子美出身だよね。
901 :
吾輩は名無しである:04/07/12 21:56
兵役を逃れるために友達と病気のカルテ偽造したりしてたから、
医者になるなって言われたのかなぁ。
それとも解剖の実習とかで、なんか死体の腕とか拾えって言われて、
とても耐えられなかったんだっけか?
902 :
吾輩は名無しである:04/07/12 22:05
>>901 違う。大学の講義にまともに出なかったんだよ。
たまに大学に行っても小説や詩を書いたノートを鞄に入れてね。
安部は文にやたらに読点が多いんだけど、あれがいわゆる「呼吸」なのかな?
安部の作品を全部データベースにして、どのタイミングで読点を打っているのか統計を取れば、なかなか面白い研究になりそうだけどなあ。
とくにワープロを使う前と使い始めてからの比較が面白そう。
燃え尽きた地図なんて点だらけだもんな
905 :
吾輩は名無しである:04/07/12 22:19
あれ、読点ごとに一呼吸おいて読めばいいのか、
無視してすらすら読んじゃっていいのか惑わせるけど、
おれは安部を読むときは、一言一言飲み込むように比較的ゆっくり読んでる。
ざっと見た感じだけど、
壁-S・カルマ氏の犯罪-は比較的少なめだね。
砂の女は多い。箱男、密会などもそれなりに多い。
あの読点のリズム、初めて読んだときは違和感があったんだけど、
最近は何だか癖になってきたな。
慣れてくると妙に気持ちの良いリズムなんだよ。
安部はどの作品を見ても、比較的読点の密度は一定してるんだけど、筒井康隆はかなり違ってる。
中期の作品(『虚人たち』あたり)なんて、読点を全く打たずに2〜3行くらいずらずらと文が続いている。
初期の純粋なSF作家のときは、読点の密度はまあ普通くらいだった。
安部も筒井も、どちらもSFに足を突っ込み、実験的な作品が多いんだけど、文体は驚くほど違うね。
>>905 僕も読点で一つずつ止まってるよ。でも、どうも呼吸が合わないんだよなあ。特に、主語の後につく読点が困る。
例えば『砂の女』にこんな一文がある。
老人は、うなずくともなく、そのまま彼に背を向けて、藁草履の爪先を蹴るようにしながら、のろのろと稜線にそって引き返して行った。
ひらがなが重なってしまうこともあるんだけど、例えば、
老人はうなずくともなくそのまま彼に背を向けて、藁草履の爪先を蹴るようにしながらのろのろと稜線にそって引き返して行った。
こっちのほうが読むときは読みやすい気がするよ。
908 :
吾輩は名無しである:04/07/12 22:40
誰かの論文で、「砂の女」に使われている「……」が、
「燃えつきた地図」で進化しているとかなんたらかんたらのような
趣旨があったような。
909 :
吾輩は名無しである:04/07/13 12:29
こんな田舎作家のなにがいいんじゃ?
すいません。
>>909 うちの若いもんが、迷惑かけました、すいませんでした。
913 :
吾輩は名無しである:04/07/13 23:09
東京生まれ満州育ち
原籍は北海道東鷹栖
915 :
吾輩は名無しである:04/07/13 23:25
本籍旭川
原籍=本籍?
それにしても、どうして三島だとか筒井とか、
安部より一枚落ちる奴と比較するのだろうか?
せめて大江までだね、ゆるせるのは。ぷん、ぷん!
ああ、またそうやって荒れる種を蒔く…。
じゃあ埴谷
実際
阿部以降で阿部を越える作家は村上春樹だけだろうな
921 :
吾輩は名無しである:04/07/14 08:10
( ´,_ゝ`)
春樹て・・・(;´Д`)
そもそも日本の小説家で安部と同じジャンルの作家はいなくないか?
同じような作家同士じゃないと比べられないだろう
923 :
吾輩は名無しである:04/07/14 08:32
>>920 お前もそーとー面白い頭脳を持ち合わせてるな
アンチ春樹がウザいっていうのは禁句ですか?
うざいのに
無視。
>>924 まずどれがアンチ春樹だかわからない
それになぜこのスレで春樹なのかわからない
927 :
吾輩は名無しである:04/07/14 20:31
928 :
吾輩は名無しである:04/07/14 21:50
阿部和重のことでしょ
越えてるかどうかしらんが
公房の耕した土壌のおかげで
大江や春樹が出てこれたと思う。
930 :
吾輩は名無しである:04/07/14 23:25
んなことないと思うけれど。大江とかそんなにかわんないし時代。
公房の前にカフカがいることを(ry
春樹と安部じゃ土壌がまるで違うし。
ついでに言うとカフカも違う。
歴史小説つながりで「榎本武揚」読んでるけど、おもしろいなあ〜。
戯曲の方も、かなりおもしろい。
他の作品も読んでみようっと。
真夏のランデヴ〜♪
南の島で〜 太陽と恋をするの〜♪
だけどあなたが眩しすぎて〜 私の心は日傘を差すのよ〜♪
もっと恥じらって〜 もっと恥じらって〜
クッククック〜 クッククック〜♪
さ〜みなさんもご一緒に!
真夏のランデヴ〜♪
南の島で〜 太陽と恋をするの〜♪
だけどあなたが眩しすぎて〜 私の心は日傘を差すのよ〜♪
もっと恥じらって〜 もっと恥じらって〜
クッククック〜 クッククック〜♪
がんばるんば!!
日本に安部の系譜の作家っているの?
938 :
吾輩は名無しである:04/07/15 22:24
俺の予感からするといない。
939 :
吾輩は名無しである:04/07/15 22:32
だん
じゃあ安部に影響された世界の作家っているの?
942 :
吾輩は名無しである:04/07/16 19:17
文体のローカル性を無くそうとした点では公房と春樹は同系だろ。
ただ公房にはそれがモダニズムであり、春樹は私的だったという違いかな。
僕たち男の子、ちみたち女の子、
にくいねえ!いやぁわかいねえ!
じゃ、あとはわかいもんでね、
うらめしやま〜にお月様〜
出ればオバケが動き出す〜
今夜は〜j3ioksnaps0oewla][][[qp
オバケのホーリー見てた?
ほちょっ
ブエノスアイレスみてた?
947 :
吾輩は名無しである:04/07/17 00:46
ドッカ〜ンッ1!!!1
安部オタ
キモイ
今、『人間そっくり』読んでるとこ。
みんなは?
いまツァラトゥストラ読んでるとこ
みんなは?
i jump to the river what did i see
black eyed angel swam with me
うほうほうほうほ ほーほけきょん
うふふふ??????????????????
それにしても、安部おたの俺ってなんてキモいんだろう
明日だね
>>955 え?明日なにが?
文学板も強制IDになればいいのになあ
内なる戦争
958 :
吾輩は名無しである:04/07/17 21:12
安部の弟子気取りの人、嫌い!
959 :
吾輩は名無しである:04/07/17 21:14
>>958 なんかあったのか?
俺も実は以前奴にちょっと…だから俺も嫌いなんだ。
960 :
吾輩は名無しである:04/07/17 21:15
安部の思想
生物から物質へというイデオロギーです。
961 :
吾輩は名無しである:04/07/17 21:24
弟子気取りの人ってあのサイトの人だろ?
は〜やくこいこい次のスレ〜
よく見るとこのスレ番号005って三桁かよ!
全集が3桁なのですよ
安部の弟子気取り(?)の人のサイト。
実はあそこの「安部文学入門」の順番通りに安部文学を読み始めた俺。
あそこで言われてるように、最初に芥川賞『壁』から
読み始めてたら安部に対して偏見を抱いていたかもしれない…。
そういう点では、あのサイトに感謝したりもしているのだが。。
>>958-959 このスレでは(でも?)あそこの人は評判よくないみたいね。
具体的にどんなところが嫌われる理由なのか知りたい。
966 :
吾輩は名無しである:04/07/18 11:09
砂の女ってどこら辺を味わって読めばいいんでしょうか?
安部公房の作品では、他に箱男を呼んでいて、これはとても面白く感じました。
この手の質問、皆さんからしてみれば相当な愚問なんだろうけど、どうしてもすっきりしないので…。
967 :
吾輩は名無しである:04/07/18 11:54
>>965 「あさひかわ」に安部公房論連載するとかいって、まったくの一回こっきりでなかったかな。
自分が安部公房のことをよく知っているとしても、もっと身近な人はいるよねぇ。
書き方があると思います。「師」って連発して書かないでもいいだろうし……
あのサイトの初期の頃は卒業論文が安部公房に読んでもらえた話なんて、素直に感動したもんだけどね。
>>965 一般的に、『壁』から読まない方がいいことは周知の事実。
僕が『砂の女』を読んで感じたこと。
・ありえない設定なのに、時代を超越したリアリティーがあること
(これは安部文学のすべてにいえることかも)。
・システムと個人の関係・在りかた。
>>969 素直に脱出に成功、部落を逃げ回るあたりを楽しめばいいとおもう。
971 :
吾輩は名無しである:04/07/18 15:14
げー俺はじめて読む人にとりあえず『壁』って勧めちゃったよ。
自分が安部にはまったきっかけが『壁』だったから…
俺も。
「砂の女」ゲーム化きぼむ
無名詩集からはじめた。
おれは学校の教科書に載ってた棒で虜になったな
俺は教科書にあった赤い眉毛だな。
978 :
吾輩は名無しである:04/07/18 22:10
俺は中2の時に『第四間氷期』。
それから、『砂の女』。
俺はSFかと思って読んだ第四間氷期
>>973 ユープケッチャのスクリーンセイバーとか携帯の待ちうけ画面とかも面白そう。
>>975 それは渋いな(w
俺は教科書で短編一つ読んだ後、古本屋で「砂漠の思想」を買って読んだよ。泣いた。
981 :
吾輩は名無しである:04/07/18 22:46
砂漠の思想いいですよね。
砂の女の逃げ回るときとか密会の病院とその周辺とか
地形や景色、方角とかそういう地理的なもの、
イメージすればするほどこんがらがってイメージしきれない感じもたまらないですよね。
時計機能つきか!いいなそれ!
983 :
吾輩は名無しである:04/07/18 22:53
安部の長編どれもゲーム化出来そうだね。
第四間氷期 方舟さくら丸 砂の女 密会 箱男 燃え尽きた地図
他人の顔
>>981 そうそう、「密会」の病院周辺の描写はいいよね。
「方舟さくら丸」の地下世界(?)もいい。
ああいうちょっと薄暗くてじっとりとしていて不安を掻き立てるような場面は好きだなあ。
「砂漠の思想」を読んで泣いた、というのは、分けが分からなくて泣いたという意味です(w
弟子のサイトを見ると、安部先生が非常にやさしい人物であったことがよくわかる。
死ぬ間際まで、あんな作品を読んであげて、しかも丁寧にアドバイスをしてあげているんだもん。
986 :
吾輩は名無しである:04/07/18 23:54
今日彼の処女作買ってしまった。今から読む。
彼は東大の卒試に受からなくて、教官に呼び出されて
自分は医者にならないからって言って通してもらったらしい。
24歳10ヶ月って言うからちょうどその時期位なんだなぁ・・・
処女作ってなに?
終わりし〜?
誰か次スレよろ
>>987 そうです。「終わりし道の標に」講談社文芸文庫980円。
はにやゆたかが雑誌に持ち込んだらしい。
しょっぱなから思想っぷり爆発で面白げ。評価ってどうなの?
まだ若々しくてピチピチしてる感じ。
991 :
吾輩は名無しである:04/07/19 02:02
さあ残りわずかです。
1000いただいちゃうよ。
992 :
吾輩は名無しである:04/07/19 02:04
次スレは・・・
993 :
吾輩は名無しである:04/07/19 02:05
わたしゃぁこのホストでは現在立てられないので
誰か立ててくださいな。
994get
埋め立てていいかな
995ゲッツ
安部公房ゲッツ
安部真知ちゃんゲッツ
安部ねりちゃんゲットン
1000
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。