なにかとスルーされがちな流水だが、舞城とは別方向の過剰さがあるので面白いよ。
舞城のミステリーが本編の過剰さに比べてあらすじは至極普通なのに対して、
流水のはあらすじが過剰に面白そうなのに本編は泣きたいくらい普通。
九十九十九は、『流水マジ最高!』『と思ったけど、やっぱり流水はバカ。死んだ方がいい』
『ても流水の過剰さ以外ではこの世界は語りきれない。流水は神』『でも流水の手法で書いた世界はニセもの』
『だが、それすら流水の意図』『でも実際、流水は何も考えてない。流水は天然』『でもやっばり流水が好き。超愛してる』
という舞城の流水に対する想いが炸裂して氾濫して大変なことになってるので
二人のファンにはとっては良くも悪くもたまらない出来。