108 :
吾輩は名無しである:
いくつか読んだけど本当にどこがスゴイのかぜんぜんわからんのですが…
ミステリってこんなもんなのか?
ミステリではないです。
舞城駄目だとすると…普段どんなの読んでる?
110 :
吾輩は名無しである:04/07/01 19:17
>>109 純文学系ばっかですね。
古いのも新しいのも。批評とかも読んでます。ごくごくたまにエンタメも。
どういうところが「売り」というか、受けてるのか教えて。
俺の感性が古いのかも。
まずは独特のリズムを持った文体。擬音や言い回しに見られるユーモアが好き。
それからドラマが単なる記号に留まらず、力を持っている点。
「煙か土か食い物」では、傷ついた家族の物語をしっかり描ききった点に好感度大。
大風呂敷の広げ方も見事だし。ちゃんと収束してないけど。
「暗闇の中で子供」は、メタ小説であるという事実を明らかにした上で、
作者の分身たる主人公に、エゴやら自己嫌悪やらを壮絶にぶちまけさせてるのが芸として面白い。
ミステリ的な常套句を玩具にさせると天下一品。
特に「世界は密室で〜」の密室トリックには大爆笑させてもらった。
ノベルス以外は俺も大したことないと思う。
112 :
吾輩は名無しである:04/07/01 21:57
遅ればせながら「山ん中の獅見朋成雄」読了。
面白かったんだけど・・文芸雑誌にこれをのっけたら
色々と批判はあっただろうな。
>>111 俺も純文雑誌に載ってる舞城がさっぱり面白くなくて、
何でこんなに評判なのか理解できないものだから、ノベルスの方を
さらっと立ち読みしたんだけど、そしたら結構面白そうだと思った。
俺、本来ミステリは嫌いで純文の方が好きなんだけどなぁ?
とふに落ちない気分でいたんだけど、やっぱり舞城好きの間でも
純文の方に書いたようなのは、あまり評価が高くないの?
>>113 うん。はっきり言って、熊の場所が唯一評価されてる程度。
三島賞取ったやつは、ファンの間で最悪の評価を受けてる。