1 :
吾輩は名無しである :
04/03/09 18:41
2 :
吾輩は名無しである :04/03/09 18:43
近刊(らしい) 『コーラ―プラトンの場』守中高明訳〔未來社より刊行予定〕 『エコノミメーシス』〔未來社より刊行予定〕 『名にはふれずに』(Sauf le nom)〔未來社より刊行予定〕 『哲学の余白』高橋允昭ほか訳〔法政大学出版局より刊行予定〕 まだ先(ぽっい) 『宗教』〔湯淺・廣瀬訳、未来社より刊行予定〕 『マルクスの亡霊たち』〔藤原書店より刊行予定〕 『テレビのエコーグラフィー』翻訳・西垣通監修〔NTT出版より刊行予定〕 『フッサール哲学における発生の問題』高橋哲哉 檜垣立哉ほか訳〔サイエンス社より刊行予定〕 『哲学の権利/法から哲学へ』〔みすず書房より刊行予定〕 『時間を与える―贋金』〔みすず書房より刊行予定〕 『割礼告白』鵜飼哲ほか訳〔みすず書房より刊行予定〕
3 :
吾輩は名無しである :04/03/09 18:44
文学関係テクスト アルトー論:『デッサンと肖像』所収『基底材を猛り狂わせる』『Artaud le moma』(みすず書房から出てる『デッサンと肖像』所収の論文と同じくみすず書房から出てる『基底材を猛り狂わせる』は同じものです) ヴァレリー論:『哲学の余白』所収 カフカ論:『カフカ論』『どのように判断するか』所収『Donner la mort』(朝日出版社から出てる『カフカ論』と国文社から出てる『どのように判断するか』所収の論文は同じものです) ジャベス論:『エクリチュールと差異』所収 ジュネ論:『Glas』 ジョイス論:『ユリシーズ・グラモフォン』 ド・マン論『Memoir』 ツェラン論:『シボレート』 ブランショ論:『Parages』『滞留』 ポンジュ論:『Signeponge』 マラルメ論:『Dissemination』所収
4 :
吾輩は名無しである :04/03/09 18:45
■デリダ用語集その1「パルマコン」(Pharmakon) パルマコンは薬も毒も意味するから デリダを読むことは喜びでもあり苦痛でもある、 あるいは人によって毒にも薬にもなる、 ってことをいいたいわけだね ■デリダ用語集その2「デコンストリュクシオン」(Deconstruciton) ちなみに英語のディコンストラクション、日本語の脱構築とは少しズレる 構造主義の後で登場したので、その構造を壊すようなイメージがあるが それともズレる(むしろ現象学と存在論がコンテクスト) テクスト内の「ズレ」と暗黙の前提を見出す戦略である ■デリダ用語集その3「散種」(Dissemination) 文字通り種をまき散らすこと ほとんどの男性が実践している
いま「滞留」読んでるけど、読みやすくてよい。
後期デリダの邦訳はすでに結構出ているが、 そのなかではもっとも正確で読みやすいもののような気がする。
新刊案内・・・それはつまり他者への応答だ! 新刊情報を知りたがっている他者の為に、この責任があり続ける限りこのスレはのびるのだ。 そしてこのレス・・・ レスという言葉について考えてみよう、レスこの言葉には多重な仕掛けが施してある。 応答=責任性・・etc・・・こんな戯れしてもしょうがねー
新刊情報仕入れたヒトは書き込んでチョ つぎくんのは『コーラ』かな。
新スレ乙。用語集を4に貼ったのか。。。 (そんなことならもっと真面目に書けばよかった。。。) 『エコノミメーシス』は4月発刊とのこと。 守中訳『コーラ』は130頁で1800円らしい。
エコノミメーシス、早くも出るんでつか! ワクワク いまデリダのこんなテクスト読んでます、みたいなカキコミも希望しますです
4月下旬発売 予価4305円(本体4100円+税)四六判 C. ノリス/時実 早苗 訳 《叢書ウニベルシタス790》 ポール・ド・マン 脱構築と美学イデオロギー批判 ISBN4-588-00790-4 一貫した「美学イデオロギー」批判をド・マンにおける 中心的命題としてとらえ,その思想と方法を著書や論文 にしたがって展開しつつ,カント哲学を軸に,ニューク リティシズム,現象学,ポスト構造主義,ポストモダニ ズム,新プラグマティズムなど,多様な思想家・批評家 の論点と比較しながら論じかつ擁護した現代思想のパノ ラマ。 〔文学理論・現代思想〕
ド・マン自身の主要著作は未邦訳・・・ 『盲目と洞察』『読むことのアレゴリー』『美学イデオロギー』 それなのに、ド・マン概説書は出るのね。
寂しいですね。このスレ。デリダ早く小説賭書けよ。
デリダの小説ってあったっけ?
17 :
吾輩は名無しである :04/03/22 21:46
スタンフォードから今年出たCounterpath買った人いる?
買ってない。つか初めて知った。 相変らずたくさん本出してるんだな。
>>17 フラ語の原書ならもっとるよ。LA CONTRE-ALLEE
ヨンデナイケド... で出版元がルイヴィトンなんですね、これがw
20 :
吾輩は名無しである :04/03/24 18:54
怒慢、糊酢など脱構築批評全般について、ということでいいんですね
婆薔薇序ん尊、序名惨空亜、なんかも入ります。
ド・マンの「ロマン主義のレトリック」訳ひどすぎ。
ド・マンのパスカル論が入ってる「寓意と表象・再現」(法大出版局)も訳最悪。
>>23 せっかくジョエル・ファインマンの面白論文があるのに、
あれは最悪だな。
ま た ウ ニ ベ ル シ タ ス か!!
26 :
吾輩は名無しである :04/03/24 21:35
フォロー。 「有限責任会社」は良い訳。 「滞留」といい、駒場の若手はやっぱり優秀。
ウニベルシタスは確かに訳悪いの多いよね・・・
理由は簡単。 翻訳者のチョイス間違いが多いから。
デリダ『法の力』も悪訳とまではいかないけど、なんかヘン。 丹生谷のやつのがよかった。
30 :
吾輩は名無しである :04/03/25 15:00
法の力は後書きがDQN 「私は法哲学を真面目に専攻している者であるが」だっけ? あれ笑った。 他のデリディアンを煽っているよな。
>>30 「法哲学内で昔からデリダに取り組んでいる」じゃない?
「私は、日本の法哲学界でまともにデリダに取り組んできた」でした。 あとがき最後の数段落で「まともに取り組む」が5回も出てきている。 だから煽っているように聞こえるんだよ。
33 :
吾輩は名無しである :04/03/25 15:40
ただのバカだよな なら論文書けと。
34 :
吾輩は名無しである :04/03/25 16:05
ジョンソンの「詩的言語の脱構築」って良い本だよな 天才ではないけれどあの水準で書くのは難しい とくに「ねじの回転」論がよい
>>34 「ねじの回転」論は、フェルマン
『狂気と文学的事象』(水声社)
の方じゃありませんでしたっけ?
36 :
吾輩は名無しである :04/03/25 17:18
>>35 そうだね。ごめんよ
本棚で隣にあるからまちがえた
ジョンソンの「ビリー・バッド」論を薦めるつもりで間違えたよ
37 :
吾輩は名無しである :04/03/28 00:47
ナンシーやラクー=ラバルトに比べると コフマンってイマイチ読まれてない気がする。 それ以上にベルナール・ボートラって邦訳すらない。
コフマンは意外と訳書が出ている。 ポートラはのちにスピノザの訳者になった。
四月下旬に『コーラ』発売するらしい。
>>39 予定では二月発売だったものね。やっときたかー。
文学におけるデリダのインパクトというのは脱構築批評?
ド・マンとの友情が重要
『法の力』ってタイトルは法の力だけど、中味は力の法と力の法から発せられる法の力との循環についてなんだね。 何でデリダは力の法ってタイトルにしなかったんだ?
>>43 そもそも「力の法」なんて話が出てきたっけ?
>>44 パスカル。
タイトルについては、デリダも日和ったんだとおもう。
「力の法」を擁護する本と勘違いされるとヤバイからな。
コーラよりエコノミメーシスかもーんむしろ余白かもーん
>>45 一言に力といっても、force, pouvoir, violence、色々な力があるからね。
デリダがそれらをどう区別しているのかを見ないとミスリーディングになる。
パスカルのは、権力や暴力の法を擁護するようなものではなくて、
法に内在した行為遂行的な力のことでしょう。デリダが言いたいのも
それだと思う。もちろんこれらの力が、判然と区別できるとも言い切れない
のが悩ましいところなのだが。
>>47 アメリカでは脱構築をミスリードして批判する香具師
(特にジャーナリスト)が多かったから、
タイトルの設定にデリダは気をつかっているだろうと思う。
英訳はたいてい本人直々のチェックが入るし。
49 :
吾輩は名無しである :04/04/04 21:25
>>37 デリダがスリジーのコロックで発表したニーチェ論では
ボートラから多くのサジェッションを受けたとか言ってたっけ。
ボートラも1冊ぐらい邦訳があってもいいのにな。
>>37 ,49
ベルナール・ポートラの本って Versions du soleil というニーチェ論が一冊あるだけなのかな。近年の活動は寡聞にして耳にしないが。
>>51 でも翻訳だけじゃあね。
何か他に知っている人がいたら教えてください。
ポートラは20代でニーチェ論を出しましたが、 それ以後著作活動では音沙汰なしという、 典型的なパターンです。
大学でも教えてないの?
もちろん大学教師。 初期には脱構築派の一員かと思われましたが、 手堅くスピノザ研究に回帰しました。
56 :
吾輩は名無しである :04/04/06 20:43
Bernard PautratとCesare Beccariaの RECHERCHES CONCERNANT LA NATURE DU STYLE というのもあるようだけど。
57 :
吾輩は名無しである :04/04/21 23:01
コーラそろそろか?
今日ド・マン
59 :
吾輩は名無しである :04/04/24 22:27
コーラ出た
60 :
吾輩は名無しである :04/04/25 00:44
コーラ出たみたいだね。 「今日、われわれは、みずからの〈場〉をどのように名づければよいのか?」か。
「信仰と知」も翻訳でるんだな
62 :
〆 ◆RABK4KAJgA :04/04/26 23:37
今日コーラを買ってきたので飲んでみる、じゃなくて読んでみる。 それにしても訳者解説も含め120頁足らずで1800円、1頁15円也。 巻末の予告には「名を救って」「エコノミメーシス」のあとに 湯浅訳「信と知」も載ってた。
>>62 Fichusなんかもページのわりに高いよね。
コーラなんて随分前から予告が出ていたわけだけれど こんなに短いのにどうしてこんなに時間がかかったんだと 小一時間(ry
「信と知」は楽しみ。
『信と知』は以前批評空間に載ってた『信仰と知 たんなる理性の限界内における「宗教」の二源泉』のこと?
ヘーゲル+カント+ベルクソン
68 :
吾輩は名無しである :04/05/05 13:46
『コーラ』を読んだけど、これはちょっとつかみにくい本だね。
『コーラ』を読んだ人だれかいますかー?
読んでない。『余白』はまだなのか・・・
71 :
吾輩は名無しである :04/05/21 23:34
『コーラ』読んだよ。 ん〜まあ短いし、デリダの著作の中ではちょっとインパクト弱いな。
長原かよ・・・
脱構築派ってなにやってるの?
意味不明なこじつけ。政治を過度に哲学・文学に寄せて考えすぎる。 あるハムレットをマジに政治と結びつけて新しいインターナショナルとかほざく。 アホか、ハムレットと政治がなんでそんなに結びつくんじゃボケー いくらマルクスがシェークスピアを引用しまくろうと、それはないだろ。 『マルクスの息子たち』で文学的だとか言い過ぎるのは読めてないからだ、といってたが、 やっぱり私には、デリダのやりたいことが理解不能。 『ふれんどしっぷ』は好きだけど
76 :
吾輩は名無しである :04/06/03 18:22
デコン
>>75 ギリシア悲劇が政治劇そのものだってこと知ってるのか?
哲学の基本中の基本となる前提だろう。
ミュトスとロゴスの分離について考える哲学者なら、
避けて通れない問題だよ。
78 :
吾輩は名無しである :04/06/05 04:47
デリダをあまり読んでないのです。申し訳なし。 が(で)、一つお教え願うことを許されよ。 昨今イスラエルでなされていることについて 彼はどのような意見をはいているのでしょうか?
>>78 明確に批判してるよ。例えば「来たるべき世界のために」173ページ以下。
>>79 の補足。
パレスチナ人に対するイスラエルの政策を、デリダは厳しく批判しているという意味。
実際に会ってみると、どんな感じの人なんですか>デリダ
82 :
吾輩は名無しである :04/06/05 22:57
>>80 ありがとう。本屋で立ち読み。
あれでは、本当のところが分からない。
アンチ・ユダヤを気にする故にか、
厳しく批判しているようには思えない。
チョムスキーやソンダクほど強烈じゃない。
なにか、政治的な駆け引きをやっているように
思える。一応批判してますよといっているだけ
なのかも?
もしそうなら、彼の凡ての政治に関する
発言、ひいては哲学上の論文までもが
これまで西洋が築き上げてきたものを
凡てぶっ潰し相対主義の疑念の内に溶かし
込み、一人エリートたるユダヤ民族が
一神教に守られて生き延びる、その方向への
宣教師の有能な戦士的仕事となり果てる。
あれだけでは、彼が自らを帰属させるユダヤ
民族の道徳的優位性が守られないのでは?
今は、イスラエル人の、ユダヤ人の精神性が
その国家の道徳観が問われているのだから。
「メシアなきメシアニズム」とか言ってるから、 やっぱりユダヤへの帰属意識はあるでしょ 擁護者が色々否定しているようだけど
>>79 , 82
もうちょっと丁寧に読むべきかと。
この箇所はデリダが自分の他の著作を読めば
私のイスラエルに対する批判ははっきり読み取れますよ、
と言っている箇所なのだから、
そこでデリダが批判のすべてをしようというつもりがあるわけではない。
注にあがっている著作を読むべし。
>>83 それを言うなら「メシアニズムなきメシア的なもの」じゃなかった?
デリダはユダヤ人だし、デリダの著作の中に、
メシア主義やユダヤ思想への結びつきがあることは否定しないが、
「帰属意識」と言えるのかどうかは分からない。
デリダっていつ頃から策士、策に溺れる状態になったんだろ? 偶にはぶっ飛んでもいいのに
弟子がアメリカを中心に根をおろすようになってから
87 :
吾輩は名無しである :04/06/06 17:29
>>84 で、読んだの?
どうだった。
やっぱ、腑抜けだっただろう。
88 :
吾輩は名無しである :04/06/06 17:43
>>82 まったく読めてないレスだ。DQN丸出し。
デリダの弱点はそんなところにない。
デリダさんってよく否定神学だ。とか言われて批判されてるけど、否定神学の何処が拙いわけ? おいどんはドクンだから否定神学の拙いところが全然わからんです。はい 『友愛の政治学』は講義を元にしていますけど、 その他のデリダの講義とかって出版される予定はないんですか?
90 :
吾輩は名無しである :04/06/06 23:06
>>88 ご免、ご免。
ただ彼の見解を知りたかったのみ。
弱点って何を言ってる。そんなことで済む
問題ではない。彼の思想家としての政治的
立場を聞いているのだ。
>>90 テロに関するデリダの政治的姿勢を知りたければ、
ハーバーマスとの対話『テロルの時代と哲学の使命』も読んだほうがいいぞ。
宮川淳スレッドはあったほうがいいんでしょうか? 『紙片と眼差とのあいだに』
ドゥルーズLOVE
結局のところ 愛あらば IT'S ALL RIGHT がデリダの到達点なんでしょ? ただ愛はアポリアだ。見たいな感じで
95 :
吾輩は名無しである :04/06/08 01:18
デリダ ドゥルーズ 三馬鹿トリオのもう一人誰だっけ
>>92 一身上の都合により2週間後くらいにお願いします。
>96 きみだけのスレッドじゃないぜ?
98 :
吾輩は名無しである :04/06/08 02:40
>>95 >>三馬鹿トリオのもう一人誰だっけ
お前だよ
デリダって考えてみたら、主要な著作は全然翻訳されてないね。 『余白』 『散種』 『弔鐘』 『葉書』 『プシュケー』『割礼告白』 『マルクスの亡霊たち』
100 :
吾輩は名無しである :04/06/09 00:41
マラルメ全集の第一巻もまだ出ない。『散種』などと考え 合わせるとそれらがフランス語の一番翻訳出来ないところの ものを含んでいるのかも。多義性とか。音の問題とかが あってね。原文を読んだ人の意見を聞きたい。どうなの?
101 :
吾輩は名無しである :04/06/09 02:13
>>100 その通りだよ
特にマラルメについては、
これまでのひどい訳をバカにしている手前、
かえって身動きが取れなくなっている香具師が大杉。
とは言え「余白」「散種」「マル亡」「割礼」「プシュケー」はたんなる増田の怠慢。
東が訳せよ
103 :
吾輩は名無しである :04/06/09 15:38
塔にそんな力ある?
東に力はない。『葉書』も放置したままの東。
丹生谷に一縷の望みを託す>葉書
106 :
ひとりガタリのウオノメ :04/06/13 20:52
>>92 それを読んでる人間がこの板の閲覧者に何人いるだろうか。。。
>>99 『時間を-与える』もね。
107 :
吾輩は名無しである :04/06/14 19:59
あずまは、デリダなぞとうに見限った。あほ
108 :
「コーラ」スレの1 :04/06/14 21:38
デリダの記号論は手話についてどういう立場にたってるの?
手話もエクリチュール。 『グラマトロジー』を読むと良し 面倒ならまずルソーの『言語起源論』を。 身振り→叫び→分節言語の成立→話し言葉→文字 この流れをデリダは脱構築します。
>>110 ありがと。手話もエクリチュールなのね。
『グラマー』読もうにも訳がめちゃくちゃだという話しをよく聴くので・・・
ではルソーでも読みますか。
ジャッキーの息子ってアガンベンの訳者なのね。
最近元気ないぞどーした。 あの威勢のよかったころのデリダはどーした。
新訳出来! 言葉の眼――深淵と火山 ジャック・デリダ〔鵜飼哲訳〕 『みすず』2004年7月 第518号
相変らず鵜飼くんがんばってるなぁ。
118 :
吾輩は名無しである :04/07/06 23:32
しかし鵜飼くんはぜひ「弔鐘」の方でがんがってほしい
119 :
吾輩は名無しである :04/07/07 00:21
増田は鵜飼を見習え!
アルフェリってカコイイ?ジャンヌのほうは別嬪さんだということは知っているんだが
小さな写真で見る限り、やっぱりデリダに似てる
123 :
ひとりガタリのウオノメ :04/07/09 18:18
『みすず』の「言葉の眼」読んだけど、 抜粋訳だからあまり意味がつかめないな。 >120 情報サンクス。息子も哲学やってるの?
アルフェリは詩人、映画監督でもある。アガンベンの仏訳もやってた。 とりあえず、映画は激つまらなかった。
126 :
ひとりガタリのウオノメ :04/07/10 14:19
へぇー息子結構多芸なんだね。ひとつ知識が増えた。
127 :
ひとりガタリのウオノメ :04/07/14 18:39
少し前に『みすず』に出たレヴィナスについてのインタビューは面白かった。
128 :
ひとりガタリのウオノメ :04/07/17 21:01
ちょっとひとりがたりが続いてるけど、 マルクスの幽霊まだかいな、ってことで定期巡回。
>>128 ひとりガタリくん。前スレで増田が止めているという結論が出ています。
みんな諦めているよ。
増田は翻訳者の使命という点から見ると最低な香具師だ。 悪い意味でお坊ちゃん。
精子を脱構築しよう。
132 :
ひとりガタリのウオノメ :04/07/26 00:29
みんな諦めてるのか・・・おいらは諦めがつかなくてね。 その増田って人は高橋(年取ってるほう)より悪い?
>>132 放送大学等にも出てくるほどのフランス語の先生だから
訳文自体は悪くないのだが、訳出すの遅杉という意味では悪いね
>>132 高橋のてっちゃん以外に高橋っているの?
死んだのぶあきのことじゃないの? 息子の透もいろいろ訳しているようだが。
>>135 高橋允明のことかどうも。
デリダのお弟子さんのStieglerの邦訳書ってないのかなー
邦訳はたまにあるけど、本は訳されてないよね?『技術と時間』よみたいなー
>>136 まさに透が翻訳中。
ピントがずれているからあまり期待できないけど。
>>137 マジで!情報サンクス。透くんがんばってくれぃ。
連続東工でもうしわけだが、既刊分3冊訳すの大変そう。 そのうえまだ1冊残っているし、どれくらいかかるんだろう
140 :
吾輩は名無しである :04/07/30 01:16
デリダって国家博士号とってるの?
>>140 1980年6月に取ってるよ。
初期の一連の著作に対して付与されている。
レヴィナスなどが審査員に入ってます。
>>141 サンクス。
「こえげん」「ぐらま」「え差」の三作で取っているんですか、なるほどどうも。
主なデリダ派 ─┬─ あずまん派 │ ├─文学だよ派 │ │ │ │ │ │ │ ├─ すばらしいテクスト読解だよ派 │ │ │ │ │ └─ いっつも同じじゃないか飽きたよ派 │ │ │ └─ 中期意味深なテクスト大好き派 │ ├─ 哲学だよ派 │ │ │ ├─ 昔のデリダのほうが好きだよ派 │ │ │ └─ 政治語りのほうが好きだよ派 │ │ └─ 狂信者だっていいじゃないか派 | ├─ どうであろうとデリダはすごいよ派 | └─ っていうか高橋哲哉萌え派
主なデリダ派 ─┬─ とりあえず脱構築っていってみたい派 │ ├─ むしろ deconstruction っていいたいよ派 │ ├─ デリダ来日して欲しいよ派 │ │ │ └─ ドタキャンすんなよ派 │ ├─ 俺もMacにしたよ派 │ │ ├─ 読んだことないけど尊敬してるよ派 │ └─ 前期も中期も後期も一緒派
145 :
ひとりガタリのウオノメ :04/08/01 18:57
>>143-144 複数回答になるね。
凄いと思うところも多いけど嫌いなとこもあり、ってな感じ。
でもやっぱ凄い人なんだろうな。
146 :
吾輩は名無しである :04/08/04 20:40
>1 スレタイ良し。 >145 凄いというか、おかげで解放された感あり。 感謝だな、その意味では。
147 :
ひとりガタリのウオノメ :04/08/04 21:29
>>146 確かに。
でも、なんていうのかな。
解放されて連れていかれたところが非常に歩むのがしんどいアポリアで、
デリダだからその新しい地平を歩めるってところがね。
単なる模倣じゃなく、同じ地平を歩くのは、自分のような凡人にはとても難しい。
デリダはそろそろ死ぬと思うんだけど、 色々漏れ聞くところでは、弟子筋が悪しき政治を発揮しているらしい。 泣ける。 著作集が心配だ。
おじいちゃんだしね。悪しき政治してる弟子ってたとえば誰?
150 :
ひとりガタリのウオノメ :04/08/09 22:42
デリダは90歳ぐらいまで書いて欲しいと思うけどなァ。
デリダの追悼文はレヴィ・ストロースにぜひ。
>>149 「あいつはデリダがわかってないよな〜(プゲラ」
みたいなことを研究者に対して行っているようですよ。
で、誰なの?
高橋哲哉
>>133 放送大学の人選は学閥。
NHKに顔のきく教授が郎党を全部雇わせる、実力なんか関係ない
もっぱらイギリス人とかアメリカ人だね。 デリダの死後かったるいことになるよ。 政治やってる当人は優秀なだけに。
デリダって稀代のペテン師なの?それとも天才哲学者なの?
デリダによれば、天才哲学者だということはペテン師でもあるということだ。
161 :
ひとりガタリのウオノメ :04/08/12 21:10
>>160 またまた・・・
しかし、ある視点から見ると「天才哲学者」であり、
別のある視点から見ると「ペテン師」に映ることはあるね。
英米のディコンストラクショニストはいらない。ほとんど。
>>161 >英米のディコンストラクショニスト
知ったかで物を語らないでね。どんな人物がいるのかも知らずに。
163 :
吾輩は名無しである :04/08/13 00:02
>知ったかで物を語らないでね。どんな人物がいるのかも知らずに。 自分の主張自体がその主張するところの水準を満たしていないということに気づいてますか、インテリ君
>>161 は「英米のディコンストラクショニスト」を非難する以上、
どんな人のことを想定しているか、説明する責任があるように思う。
ジェフ・ベニントンを叩ける香具師はそういまい。
ベニントンキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
サミュエル・ウエーバーを叩ける香具師はそういまい。
ウエーバーキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
ガルシア・デュットマンを叩ける香具師はそういまい。
デュットマンもキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
171 :
吾輩は名無しである :04/08/13 08:21
自演乙
自演じゃないよ
そう、自演じゃない。 たぶん漏れと172が二人でやった。 いずれにせよ安易に英米を叩くのはよせって。 日本はもっとひどいんだから。
174 :
ひとりガタリのウオノメ :04/08/15 10:53
>>162 デリダが「ペテン師」に映ることの背景として
英米のディコンストラクショニストに言及した文脈があるんよ。
それに「すべて」とは言ってないよ。
もちろん「一部」には単なるエピゴーネン以上の人もいるわけで。
らだ、ポール・ド・マンを除いたイェール学派が力を持ち得なかったのも
故なきことじゃないと思うけどね。
R.Rorty, J.H.Miller,J.Culler、このへんはどうだろう?
175 :
ひとりガタリのウオノメ :04/08/15 10:58
ベニントン、ウェーバー、デュットマンのほかには Rodolphe Gasche、Werner Hamacherなんかも。 ただ、このあたりの人たちの多くはドイツ系だし、 純粋な「英米」という感じはしないなあ。 去年来日したデュットマンには期待してるけれど バルセロナ生まれパリ育ちのドイツ系哲学者だし。 ジェフ・ベニントンはデリダとの共著もあると思うけど、 読んだ事がないので詳しい人がいれば是非教えてほしいです。
176 :
吾輩は名無しである :04/08/15 14:39
177 :
ひとりガタリのウオノメ :04/08/22 22:06
未來社の小林康夫訳『名を救う』はまだか。
178 :
吾輩は名無しである :04/08/22 22:27
デリダなんて文板のやつに理解できるはずが無い。
そろそろ新刊なんか出ないのか?
180 :
吾輩は名無しである :04/08/25 01:30
デリダの正当な後継者は高橋哲哉。
181 :
吾輩は名無しである :04/08/25 20:33
いくらなんでもデリダは高橋哲哉ほど退屈じゃない
デリダ>>>>>>>絶対に越えられない壁>>>鵜飼哲>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>高橋哲哉
183 :
吾輩は名無しである :04/08/26 15:48
煽り厨を見るとデリダを思い出す。 粘着厨を見るとプラトンのソクラテスを思い出す。 デムパを見るとラカンを思い出す。 おいらにゃ哲学は理解できません。 スマソ。 ところで高橋哲哉のゼミに出たけど、信じられないほど退屈だったヨ。 文章うまいヒトほどペルソナにこだわりがないんだろうナ。
184 :
吾輩は名無しである :04/08/27 11:50
おまえのカキコも退屈だニャ
184を見て一体何を思い出すのだらうか。
186 :
ひとりガタリのウオノメ :04/08/31 22:42
現代思想9月号に載ってたね。 立ち読みしただけだけど。
>>186 一応書誌情報。
「われらの誠実さを!
おのおのは自国で、しかし二人はヨーロッパで。
垣根を乗り越えてきたある友情の歴史――ユルゲン・ハーバーマス、七五歳の誕生日に寄せて」
鈴木直訳。初出は Frankfurter Rundschau, 18. Juni 2004
ハーバーマスとケンカしてたのも遠い昔のことか。。。 補足どうも>187
『海域』〔書津心水より刊行予定〕
訳者は? といってみるテスト
郷原たんきぼんぬ
192 :
ウオノメ :04/09/17 18:44:38
書津心水ってスゴイね。おったまげたよ。 『海域』だと訳者はたぶん湯浅グループ共訳じゃない?
このスレに郷原ヲタがいるな
194 :
吾輩は名無しである :04/09/18 00:18:16
安原+西谷の線も、訳者。
郷原氏って女性ですか?
書肆心水ってなんでつか
197 :
吾輩は名無しである :04/09/18 07:02:40
どうでもいい。スレ違い
どうでもよくないよ。 ちゃんとブランショをふまえたデリダ読解をしそうな 郷原たんに注目しないわけにはいかない。
203 :
吾輩は名無しである :04/09/24 22:57:07
つーかデリダ読むのにブランショをどこまで踏まえなくは ならないか、てーと結構微妙。デリダ読むんだったら ハイデッガーとの関係を踏まえる方が重要でしょ。
205 :
吾輩は名無しである :04/09/25 00:16:42
>>204 流れ嫁。『海域』の話だからさ。
>>203 うん。だから『滞留』のラインで共訳でいい。
>>202 それから、〇〇タンってのはやめてくれ。
海域は若森栄樹なる人物が訳すらしい
208 :
吾輩は名無しである :04/09/26 18:11:52
若森かYO 勘弁してくれ。。。
若森って誰?
210 :
ウオノメ :04/10/04 21:38:17
若森栄樹ってよくは知らないけど 『白日の狂気』約した人だよね。 若森氏に詳しい人いるかな?
211 :
吾輩は名無しである :04/10/04 22:19:08
和歌森は獨協大の先生。確か精神分析かなんかの本を書いてたはず。 昔読んだことがある。
212 :
吾輩は名無しである :04/10/10 00:20:56
74歳か
214 :
弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :04/10/10 00:25:17
合掌そして合唱。
215 :
吾輩は名無しである :04/10/10 00:27:06
でぃこんすとらくしょ〜んっ♪
216 :
弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :04/10/10 00:31:11
言葉に乗〜〜って〜〜(アダージォ ♪
217 :
吾輩は名無しである :04/10/10 00:34:06
結論うぉっ!先送りしてぇっ!ウィウィ!!(ラップ調で)
218 :
ウオノメ :04/10/10 00:36:41
ムッシュ・デリダ。 平凡な言葉だけど、あなたは偉大だったよ。 「偉大さ」という言葉が本当に似合う人間はそうはいない。 何年後、そして何十年後にも、誰かが、多くの人が、 デリダの偉大さについて語るだろうし、語り続けられるんじゃないか。 しかし、もうフーコーもドゥルーズもデリダもいないんだなあ。
219 :
吾輩は名無しである :04/10/10 00:37:16
哲学板も見てよ
220 :
吾輩は名無しである :04/10/10 00:37:57
文学、映画、思想。色んなものが終わった。
221 :
弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :04/10/10 00:38:07
原・エ・ク・リ・チ・ュ・ー・ル・パ・ロ・ー・ル・マ・ン・セ・ー (サイケトランス内にサンプリング
222 :
吾輩は名無しである :04/10/10 00:42:12
>>221 をロゴスの周辺からデコンストラクションすると
エ・ロ・マ・ン・コ・パ・ロ・ペ・ロ・セー・原
223 :
弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :04/10/10 00:51:56
>>222 さすがですデリダニアン、いや、デリディアン、もしくはベジタリアン
亡くなってしまったか。まぁ、この「なくなる」という言い方は 何も言っていない(say nothing meaningful)のと同じだが。 『友愛のポリティックス』と『郵便葉書』は時々読み返す。 といっても、ぺらぺらとめくってみて、ふと言葉が立ち上がって くるのを味わうだけだが。 We are lost because of the truth, that horrible fantasy, the same as the fantasy of the child finally. Nothing true, as you know, in our "confessions." But I will arrive, I will arrive at the point where you will no longer read me. Not only by becoming more illegible than ever for you (it's beginning, it's beginning), but by doing things such that you no longer even recall that I am writing for you, that you no longer even encounter, as if by chance, the "do not read me." That you do not read me, this is all, so long, ciao, neither seen nor heard, I am totally elsewhere. I will arrive there, you try too. (Jacques Derrida The Post Card, tr. by Alan Bass) 来るべきものに対して開かれた言葉を求めた哲学者だった…。
225 :
モノクローム ◆ZnBI2EKkq. :04/10/10 03:32:44
こんなことを言うと、デリダ本人は気を悪くするのかも知れないが デリダという人間は、僕の眼には全き正義の人に映っていた。 僕たちは何でも区分したがる。差別したがる、あらゆる事物、人間に 恣意的な境界線をひき、自己を優位に置き、他者を独善的に抑圧、排除、 分離しようとしてしまう。デリダはそうした独善的な境界線をひく行為それ自体を 常に根源的な悪であるとして、あらゆる二項対立を脱‐構築してきた。 その行為によってのみ開かれる、新しい次元や出来事への可能性を死ぬまで 肯定し続けた生を愛する側の人だったのだと思う。 彼の思想やその概念は、あと100年以上は軽くその生命を保つことでしょう。 僕は将来、あなたのような男になりたいです。 ご冥福を心からお祈りします。
おっ、馬鹿発見! 弧高の鬼才 ◆auSqARo302 =じゃに=基地外
227 :
吾輩は名無しである :04/10/10 04:49:49
228 :
モノクローム ◆ZnBI2EKkq. :04/10/10 07:26:54
>>227 僕が上記の文(
>>224 )を軽くデリダっぽく訳すとこんな感じです。
我々は真実であるがゆえにこそ喪失した『…』その畏怖すべき白昼夢、
そして最終的には、子供のファンタジーにも似たその真実という欺瞞性…
我々の“告 白”の中には、君も知っているとおり、いかなる真実性もない。
だが、私は到来する…
私は、君が最早私を解読できない場所へと到来する。
(その原初の/起源に於いて…)君にとって、私が解読不能な存在へと
変容するだけではなく、最早、君が私を呼び戻すことが不可能な場所で、
私は君のためだけに、このメッセージを書き綴っている・・。
それは、あたかも君が偶然によってさえ遭遇できない、
そうした君が“ 読むことの出来ない私 ” であるかのように。
私を永遠に解読できない君、それが真実の全て、さよなら、アデュー、
君が視覚化することも、聴くこともできない、私という何か完全に別の存在。
私はそうした場所にだけ現れる。
愛する君へ。
君も、いつか私のようにしてごらん?
頭いいね、モノクロームって。デリダ風かどうかはしらないけど、哲学っぽく訳せてる。 くやしい・・・
>>229 いやいや、そんなことないですよ。
ニュアンスが伝わってているようで嬉しいです。
天国いるデリダも、まだまだ暗号的な文章を書いちゃいそうだね。
×伝わってて ○伝わって ×天国いる。 ○天国にいる。 慣れないことすると、これだよ(苦笑
すまん、訳つけときます
>>227 「我々が迷うのは、真実、あの恐るべき幻想のせいであり、
それはつまるところ子供の幻想と同じものなのだ。我々の
「告白」においては、もちろん、なにも真実ではないのだ。」
「しかし、私は必ずやたどり着く、もはや君が私(の書くもの)
を読むことがない地点に、到達するのだ。君にとってこれ以上
ないほどに判読しがたいものになることによってのみならず
(それは始まりつつある、始まりつつあるのだよ)、私が君の
ために/を目的(地)として書いているということを思い出す
ことさえもはやないように、そして君が、あたかも偶然によって
であるかのように、あの「私(の書くもの)を読むべからず」という
言葉に遭遇することさえないように、物事を行うことによって。
そう、君がもはや私(の書くもの)を読むことはない、それだけ、
さよなら、じゃあね、と姿を見られることも便りが聞かれることも
なく、私は完全にどこか他の場所にいる。そんな場所に私は
たどり着くのだよ、君もやってみるといい。」
(ジャック・デリダ『郵便葉書』より)
>>228 そんなに難しい内容じゃないよ。デリダは、日本語に
すると妙に難しいものに感じられるけど、英訳は分かりやすい。
まぁ、英語の多義性と仏語の多義性が重なる部分が多いから
なんだろうけど(ひょっとしたら訳が怪しいということもありえるが、
スピヴァクの訳だって分かりやすいしね)。
でも、なんかそんな風に訳すと「当てにならない/反応不可の
翻訳/語の越境(ir-respons-ible trans-lation)」が際立って
逆に良いかも^^;
デリダ…「最も開かれた、最も厳格さ/堅さの少ない、「最も
ゆるやかな(lockerste)」仮説」であった哲学者だったな…。
233 :
吾輩は名無しである :04/10/10 08:10:20
くだらない上げ足取り
234 :
吾輩は名無しである :04/10/10 09:34:56
天寿まっとう
膵臓癌だったのか・・・ 発見された時には手遅れだったんだろうな。 彼は何を思ったんだろう。冥福を祈る。
236 :
吾輩は名無しである :04/10/10 10:33:41
デリダの書いたものを英語で読む意味がわからない・・・ 仏語読めない&日本語訳が出てないからですか?
俺の場合、イタリア語しかできないから。
238 :
吾輩は名無しである :04/10/10 10:53:47
巨星墜つ… 合掌。
あ、英訳がわかりやすいからですか、書いてありますね。すみません。 こうきいたのは、「脱構築」ですが デコンストリュクションかディスコンストラクションかにして欲しいな デコンストラクションじゃ英語スピーカの仏語読みじゃん、いいのか?と 前から思っていたからなんだけど。
240 :
吾輩は名無しである :04/10/10 10:54:44
>>236 前に誰かが、デリダにおける英語の意味について解説を書いてたのを読んだことがある。
マイナー雑誌に載ってたんだよな。環とか大航海とかそのへんの雑誌。
退屈はつねに遅れてやってきて僕の前をすりぬけていく 君は僕だ そしてまた ようやく出会えました HELLO そしてまた
あー死んじゃった。危ない危ないといわれ続けてたけどねー。 にしてもこのオッサン真面目だよね。知的誠実性という意味で群を抜いてる。
近刊(らしい) 『エコノミメーシス』〔未來社より刊行予定〕 『名にはふれずに』(Sauf le nom)〔未來社より刊行予定〕 『哲学の余白』高橋允昭ほか訳〔法政大学出版局より刊行予定〕 まだ先(ぽっい) 『宗教』〔湯淺・廣瀬訳、未来社より刊行予定〕 『マルクスの亡霊たち』〔藤原書店より刊行予定〕 『テレビのエコーグラフィー』翻訳・西垣通監修〔NTT出版より刊行予定〕 『フッサール哲学における発生の問題』高橋哲哉 檜垣立哉ほか訳〔サイエンス社より刊行予定〕 『哲学の権利/法から哲学へ』〔みすず書房より刊行予定〕 『時間を与える―贋金』〔みすず書房より刊行予定〕 『割礼告白』鵜飼哲ほか訳〔みすず書房より刊行予定〕 『信と知』〔未来社より刊行予定〕 『海域』若森栄樹訳〔書津心水より刊行予定〕 『条件なき大学』〔月曜社より刊行予定〕 まだこんだけ溜まっているよ。日本のデリダ産業はしばらく続きそう。
サイードといい、デリダといい、世代交代なんだろうか。合掌。
246 :
Jacques Derrida est mort :04/10/10 14:14:57
全然あとの世代なんて居ないわけだが・・・ 2002 ブルデュー ガーダマー ノージック ロールズ 2003 デイヴィドソン サイード 2004 デリダ
ルディネスコの追悼文は早かったね。
>>236 正確には
デコンストリュクシオンとディコンストラクション、だね。
250 :
吾輩は名無しである :04/10/10 14:21:58
残っているのはハーバーマスくらい?
2005年は誰が死ぬんだ。
柄谷と蓮実
253 :
吾輩は名無しである :04/10/10 14:38:02
世代交代っていっても次の世代にいったい誰がいる?
255 :
吾輩は名無しである :04/10/10 15:05:12
次世代は小粒ばっかり>253
256 :
吾輩は名無しである :04/10/10 15:07:28
デリダってだりだ?
バリバール、ランシエール、バディウ、アガンベン、ラクー・ラバルト、ナンシー。 生きてるのはしょぼいのしかいないw ランシエールは好きだけど
ボードリヤールは去年来日したなぁ 超満員の小講堂を、69年みたいだって言っておった
>>224 デリダが死んだことを知って、数年振りに文学板を覗いてみたら
まだ ixion いたのか!
デリダが死んだのは昔好きだったハリウッド俳優が死んだくらいに悲しかったけど、
こういうバカ(貶す意図はありません)がまだがんばってるのを知って
少し嬉しくなった。
260 :
吾輩は名無しである :04/10/10 21:56:48
リュック・フェリー、アンドレ・コント・スポンヴィル、アラン・ルノー・ジャンリュック・マリオン。 更に小物だ。。。
261 :
吾輩は名無しである :04/10/10 22:05:31
ズーラヴィクヴィリ エリック・アリエズ
262 :
吾輩は名無しである :04/10/10 22:16:06
>>259 あなたは仮にバカじゃないとしても
誉められた人間じゃないね
わざわざそんなことをさ
263 :
吾輩は名無しである :04/10/10 23:34:19
ブランショが死んだのは去年だっけ。
ジャン・リュック・ナンシー関ってまだ生きてたんだ。 消しゴム版画、最近見ないけど・・ 無為の共同体に参加したから無為になったってこと?
265 :
ウオノメ :04/10/11 00:19:24
朝日新聞の記事には浅田彰と小林康夫のコメントがあった。
266 :
吾輩は名無しである :04/10/11 00:42:12
サラ・コフマンは?
268 :
吾輩は名無しである :04/10/11 02:58:07
269 :
吾輩は名無しである :04/10/11 09:54:52
スラヴォイ・ジジェクがいるから大丈夫。
ジジェクもネグリもあんまり大物って感じがしない。
バリバール ランシエール バディウ アガンベン PLラバルト JLナンシー フェリー ACスポンヴィル アラン・ルノー JLマリオン ズーラヴィクヴィリ? アリエズ ジジェク ネグリ マジで現代思想はお終いだな。マシなのは爺さん、若いのはしょぼぃ。
思想業界、イデオロギー業界にいないだけで、ITとか人工知能とか数学とか バイオとかに生息してこつこつと世界を変えつつあるんだと思う、 現代の優秀な若者たちは。 それって昔よりも健全な状態なのかもしれない。
思想が影響力を失ったからね。そんな枯野にいい人材はこないよねー。 でもそういうものが好きな私は寂しい。
クロード・レヴィ・ストロース 1908 - 96歳 ポール・リクール 1913 - 91歳 ユルゲン・ハーバーマス 1929 - 75歳 ジャン・ボードリヤール 1929 - 75歳 アントニオ・ネグリ 1933 - 71歳 アラン・バディウ 1937 - 67歳 ロドルフ・ガシェ 1938 - 66歳 ジャック・ランシエール 1940 - 64歳 フィリップ・ラクー・ラバルト 1940 - 64歳 ジャン・リュック・ナンシー 1940 - 64歳 サミュエル・ウェーバー 1940 - 64歳 ジュリア・クリステヴァ 1941 - 63歳 ジョルジョ・アガンベン 1942 - 62歳 エティエンヌ・バリバール 1942 - 62歳 ヴェルナー・ハーマッハー 1948 - 56歳 スラヴォイ・ジジェク 1949 - 55歳 ベルナール・スティグレール 1952 - 52歳 エリック・アリエズ 1957 - 47歳 ミシェル・オンフレ 1959 - 45歳 アレクサンダー・ガルシア・デュットマン 1961 - 43歳 次ぎは誰が死ぬかな?
275 :
吾輩は名無しである :04/10/11 15:30:50
こうみると本当にしょぼいのしか残ってないな。 でも、これからは非西洋圏から優秀な人が出てくるんじゃないか。
ストロースの御大をしょぼい呼ばわりするな。 御大は倫理の教科書にも載ってて評価が定まっているんだぞ。 デリダの兄貴は死んじゃったから、どんな風に扱われるかわからないよ。
あんまり好きじゃないけど、ストロースだよね・・この中で 有名で次に逝っちゃう人は・・
>>274 よく纏めたものだ
感心
でもアメリカ・ドイツ系の哲学者をもっと含めるべきでは?
ローティ、パトナム、クリプキ、ラクラウ、ムフ、バトラー、スピヴァク、ジェイムソン、ネーゲル、ハッキング、ドレイファス、カッチャーリ、ヴァッティモ、ホネット、ヴェルマー、アーペル等々
あ、ウェーバーがいるか・・
もちろんレヴィ・ストロースはしっかりした功績を残してると思うけど、 今はもうそんなに発言力ないでしょ? 現在の影響力って点でいえば、ネグりやジジェクのほうがまだあるだろうし。
日本には誰がいる?
>>278 パトナム、クリプキ等は分析なので別枠かと・・・
>>281 誰もいない。廣松や大森にぃゃんは死んだからいない。
284 :
吾輩は名無しである :04/10/11 16:48:33
フレデリック・ジェイムソンってまだ存命だっけ?
ご健在ですよ。34年生まれの70歳です。
286 :
吾輩は名無しである :04/10/11 19:05:08
昔、蓮実重彦が『フーコー・ドゥルーズ・デリダ』という本を出していたけど、 このタイトルの順に亡くなっていきましたね。
287 :
吾輩は名無しである :04/10/11 19:19:37
モーニング娘。みたいだな。
84-95-04
289 :
吾輩は名無しである :04/10/11 22:13:27
上に名前が無いんでちょっと気になったんだが、 もしかしてエーコってもう死んでる?
>>289 ご健在ですよ。32年生まれの72歳です。
291 :
吾輩は名無しである :04/10/11 23:25:50
>>286 ほんとだね。
『カラタニ・ハスミ・アサダ』って本誰か書かないか?
エーコって思想家というよりは怪しげ思想サーカスの団長という感じ。
293 :
吾輩は名無しである :04/10/12 02:30:19
哲学板のテンプレ、今、デリダの喪に服するということで 彼の写真に、バックスクリーンは黒一色でまとめてあって、 お洒落だな。あの写真の顔はレクター博士みたいで、またそれがいい。
294 :
吾輩は名無しである :04/10/12 07:41:29
最後のお別れ
―浄化・透明化するデリダ―
ユルゲン・ハーバーマス
<sauce>
http://www.fr-aktuell.de/ressorts/kultur_und_medien/feuilleton/?cnt=522878 ジャックデリダは、彼以外にはただミシェル・フーコーが為し得たように、ある
世代の精神全体にムーヴメントを巻き起こした。この精神が、この世代を今日ま
で生きながらえさせている。しかしデリダは、フーコーのように政治的な思想家
であったにもかかわらず、彼とは違って、自分の教え子達の衝動を教習用の路線
へと引き込んでしまった。彼においては、教義の内容はもちろん、世界に新たな
視線を投げかけるような一つの語彙への習熟すら、第一義的ではない。これらも、
その一端を担いはするのだが、しかしデリダにおいて目指されているのはむしろ、
微に入り細に入るような読みや、時代に耐えうるテクストから様々な痕跡を見出
す行為そのものへの習熟なのである。アドルノの否定弁証法がそうであったよう
に、デリダの脱構築も本質的に一つの実践なのだ。多くの者が、彼が泰然と付き
合っていた重病の事を知っていた。その死の訪れが予想されていなかったわけで
はない。にもかかわらず、それは今、まるで唐突な、そして早すぎた出来事のよ
うに我々に襲い掛かる ― この死は、日常の感覚や、日頃の平静から我々を引
き裂いてしまったのである。すべての知的エネルギーを強大なテクストの内的な
読み込みに費やし、話し言葉の現前に対する搬送可能な文書の優位を寿いだこの
思想家は、きっと自らのテクストの中に生き続けるに違いない。だが我々は、デ
リダの声や、彼の現在が失われてしまったことを知っている。
(つづく↓)
295 :
吾輩は名無しである :04/10/12 07:42:29
(つづき) それぞれのテクストが自分の破壊的な意味を放棄するまで、その毛並みに逆らっ て読み続ける、といったような著者として、デリダは読者達の前に現れる。断固 とした彼の視線の元で、それぞれの関連は断片へと崩れ去る。揺ぎ無いと思われ ていた足場が揺らぎ始め、二重の足場がその正体を現す。常識的な階級、秩序、 対立といったものが、逆行的な意味を開示する。我々の自宅のように見えるこの 世界は、まるで住むことがかなわない。この世界の者ではない我々は、多くの余 所者たちの中の余所者であり続ける。最後にはその宗教的メッセージは殆ど暗号 化すらされていなかった。 匿名の読者達に対して、その著者の顔を覆っているヴェールをはっきりと取り去 って見せてくれるようなテクストなど、めったとありはしない。実際デリダは、 始めて現実に相見える際には読者達を驚かせるような著作家の一人であった。彼 は人が思い浮かべるような人物とは全く違っていた ― 並外れた愛嬌は、殆ど 優雅といっていいほどで、ある意味で傷つきやすく繊細。しかしその実、交友巧 者であり、彼が信頼を寄せる人間に対しては、好ましく開けっぴろげでもある。 つまるところ社交的かつ人付きの良い人間なのだった。私はうれしく思う、六年 前、かつて我々がシカゴのそばのエヴァンストン(私は今そこでこの最後のお別 れを書いているのだが)で再会したとき、彼が再び私に信頼の情を寄せてくれた 事を。 (つづく↓)
296 :
吾輩は名無しである :04/10/12 07:43:45
(つづき) デリダはアドルノと出会うことがなかった。しかし、アドルノ賞の受賞の際に彼 がパウル教会で行った講演は、思考の身振りにおいて ―ロマンティックな夢の モチーフの秘密の襞に至るまで― アドルノの独自の精神とこれ以上はないとい うくらい親密なものだった。ユダヤの出自は彼らの思考を結びつけるエレメント である。ゲルショム・ショーレムという存在は、アドルノを挑発し続けたし、エ マニュエル・レヴィナスはデリダにとっての師となった。デリダの著作はドイツ にある種の浄化・透明化作用をもたらすかもしれない。彼は、モーゼの原初にお いて新手の異教徒的な裏切りを行うことなく、後期のハイデガーを自家薬籠中の ものとしていたのである。 (了) ヘボですが訳してみました。 追悼文のリソース集みたいになるといいな、と期待しつつ。 ブルデューとか、エーコとか見つけたら その筋の方、またよろしく。
_ //.| //./| //./| | //./ /|. | //./|/::/| | □/ / // | | | |/.;;;;//. | || | | ;;;;;;// | ||| 哲学の頭を切るモナ | |.;;;// | |.|| ∧ ∧ | |//.. | | ||. (・∀・ ) | |/. | |. || ( ) | | //| ||__ / | | |__ | | // |. ̄∠/(__(__) /| ..∧_∧ (| |⌒/ ∧ ∧⊃ / ( ・∀・).(⌒| |//( ´∀`) / ( )  ̄| |/ (⊃ / // | | |. | | / // / (__)_) | | / // / | |/ // /. ~~ // / . // / . // /
ナンシーがでてた映画はものすごくつまらなかったな。
300 :
吾輩は名無しである :04/10/12 14:24:06
3火夜\
高橋てっちゃんが朝日に書いてるね。たいしたことかいてないけど
哲学板のバナーがデリダ追悼モードになってた!
303 :
吾輩は名無しである :04/10/12 20:58:22
>>296 ありがとう。
ハーバーマスもなかなか泣かせるね。
追悼文だけ書いてればいいのに。
304 :
吾輩は名無しである :04/10/12 21:18:11
あ〜 デリダとドゥルーズの対談が読みたかった。 なのに、もうふたりともいなくなってしまった。切ない。
>>296 ブルデューはもう死んじゃったよ。
訳さんくすこ
307 :
吾輩は名無しである :04/10/13 00:29:30
>>294-296 乙彼。なかなかこなれた読みやすい訳になってると思う。
意味がわかりづらいところは原文がそうなんだろうね。
アドルノとハイデガーを最後の方にもってくるのは
ハーバーマスらしいというか。ドイツの一般読者向けかな?
リベラシオン日刊版で MAGGIORI、NANCY、DEGUY、GAUDEMAR、LEVISALLES、MAJOR
>>305 企画はあったけど、その前にドゥルーズが死んじゃったらしいね。
デリダにはやったら聞こうと思っていた質問が二つあって、
ひとつは「器官なき身体とは何か」もうひとつは「『マルクスの偉大さ』という本はどんな物になるのか」
だったそう。
でも、あんまし噛み合わなさそう。 デリダのネチネチとドゥルーズのぶっ飛び。
某雑誌でデリダ追悼特集をやるみたいだ。
情況かw
現代思想がやってくれるでしょう。
なら増刊にしてじっくりやってほしい。 ふだんの号だとやっつけ仕事になりそうな希ガス
Ronellはなんもいわないのかい?
318 :
ウオノメ :04/10/23 23:23:53
季刊「前夜」ってどうなのか? カストリ雑誌にならないことを。
319 :
吾輩は名無しである :04/10/23 23:53:49
>>318 糞雑誌。インパクションにちょっと文化風味って感じ。
情況、編集後記が、阿呆っぽいです。 ダメ右翼と対となったダメ左翼って感じで。 宮台しんじを呼んだこともあるんだからさ、右翼批判とかね単純にやってちゃアカン!
情況は、編集後記の電波を放置して、 仲正が好き勝手やっている雑誌ですよ。
國分功一郎(ライプニツのこと書いてた人)って、ところで誰が誘ったの? マシュー仲正が呼んだの?
若森栄樹って訳者としてどう?
>>208 は嫌がってるようだけど。
図書新聞に港道がデリダについて書いているんだけど、読んだ人いる?
325 :
ウオノメ :04/10/26 22:32:46
>>319 うんちょっとね。すぐに消えそうだ。
『情況』と似たようなもん?
3号でつぶれる雑誌をカストリ雑誌と呼ぶらしい・・
とりあえずデリダの文章だけ立ち読み。
>>324 図書新聞は気が向いたときにしか手にしないんだよな。
近々読んでみる。
デリダ!デリダ!デリダー空の彼方に浮かぶ影、白い翼のデリダマーン
現代思想12月号で追悼特集
「ジャックゥダリダと肯定の思考」今日初めて生で見たんだが、面白そうですな。 和希沙也2005年カレンダーとどっちを買おうか悩んでいるのですが・・・
結局和希沙也2005年カレンダー買っちゃったよ。 一昨日握手会だったし・・・
330 :
吾輩は名無しである :04/11/03 01:53:54
こんなところにデリダスレがあったなんて・・・ ちっとも知らなかった。
Patocka論きたか、でも英語で読んだからいいや
結局今年中に「哲学の余白」でるとか言ってたけど、出るようすないね。
335 :
吾輩は名無しである :04/11/05 17:32:42
全部増田が悪い
Patocka自身の著作って訳でてるの?
これを機に出ると良いね。 デリダのフッサール論も早く出てほしい。
調べてみたら、パトチュカの「歴史哲学にかんする異端的試論」がみすずから来年発売される予定らしい。 あくまで予定だから、翻訳が延びに延びて・・・ということもあるかもしれない。でもとにかく出版される可能性はある。 リクールなんかもパトチュカについて書いてるし、結構注目度高いのになんで翻訳ないんだ?
日本の現象学会がデリダを異端視しすぎたからだな。 デリダは死ぬまで「脱構築的現象学者」だったのに、 それに気付かなかった香具師が大杉。 簡単に言うと新田某が軽視したからだ。 ボスが嫌うと受容が遅れるんだよ。しょせん人治主義の国。 デリダの問いかけを政治主義に還元できると信じた半端フッセリアンの群れ。
デリダとは直接関係ないのだが、デュットマンが来日したさいのシンポジウム「カール・シュミットと現代」が公刊されますです。はい。 デリダの「友愛の政治学」を踏まえてのデュットマンのシュミットに関する講演も収録される予定。 漏れは行かなかったから、よく知らないのだが、「友愛と敵対」の議論の続きなのかな?
これでデリダ本は14冊刊行予定だな。半分も出ないだろうけど
342 :
吾輩は名無しである :04/11/06 17:19:19
「死を与える」が文庫とはうれしいね。 これは最初から文庫化の企画で進んでいたのかな? それとも急遽文庫化にしたのか?
最初からじゃない? デリダ氏が急逝したため急遽文庫化しました。 って普通ないでしょ。
>>342 あの本を二ヶ月かそこらで訳して出版にまでこぎ着けるのは絶望的に不可能だよ。
でも偶然だとはいえ、タイトルも含め、タイムリーだよな。
「ぐら」だったらタイトルはめっちゃタイムリー。
346 :
吾輩は名無しである :04/11/07 23:48:38
単行本の企画で進行してたものを文庫化に変更、 という腺はないか。。。
ないだろ。
>>345 確かに。「弔鐘」だもんな。
でもこの訳が出るのは、いつの日か・・・
鵜飼の訳に浅田が赤を入れる環境の再現は望めないのか
批評空間復活するとか言っておいて音沙汰なしだよね・・・
たぶん
>>349 の希望は叶わない。
ぐらは、放棄されてるみたいだね。
当然といえば当然。
adieuといい、donner la mortといい、ものすごくタイムリー Psycheも頼むよー
355 :
吾輩は名無しである :04/11/10 00:28:23
Psycheは増田が絡んでいる もうこれで絶望的 出版社もいいかげん奴から引き上げて駒場の院生に回せよ
マジすか・・・ショック...OTL
357 :
吾輩は名無しである :04/11/10 00:41:33
デリダ秘教化の功績は、 増田先生が一身に担っていらっしゃいますね さすが権威ある大学の教員です
増田一夫はフランス語はできるのかもしれんが日本語が……。 フーコーのインタビューの訳なんかにそれを感じる。
そして哲学が…
360 :
吾輩は名無しである :04/11/10 06:20:11
増田が訳すはずだった本はどれだけあるの? 『余白』 『散種』 『マルクスの亡霊たち』 『プシシェ』 以外に(これだけでもかなりorzだが)?
終ってる。デリダの主著ばかりじゃないか・・・ 『時間を与える』は違うよね?
Psycheは新版(二巻本)になって何が変わったの?
Paragesは新版になって何か変わったの?
367 :
吾輩は名無しである :04/11/12 00:15:47
『死を与える』に『アデュー』、おまけに現代思想12月号か。 今年の暮れは出費がかさむんでメニークルシミマスの予感。 でもやっぱうれしいな。
以前から情報が出てたものからは一つも出ないのか
「近刊予告」は「当分翻訳は出ませんよ」って意味になったと 来年あたりのイミダスには載っているのだろう。
国書刊行会がイミダス出せばそうなるだろうね。
371 :
吾輩は名無しである :04/11/14 22:07:03
もうひとつ来年1月に新刊が出そうだ。
ついに来たぜ。ド・マンの晩年期の著作。 美学イデオロギー ポール・ド・マン著/上野成利訳 平凡社・12月下旬・4,830円・ISBN:4582702546 デリダの衣鉢を継ぎ、テクストの脱構築を徹底的に進めたイェール学派の到達点。分析対象を文学から哲学テクストまで広げた幻の主著。 あと哲板情報だと小森謙一郎のデリダ論もでるらしい。
まとめ
11/25 「現代思想」デリダ
12/10 死を与える J.デリダ著 廣瀬浩司・林好雄訳 1470 400 ちくま学芸文庫
12/17 アデュー エマニュエル・レヴィナスへ 岩波書店
12 デリダ論(翻訳らしい)法政大学出版
12 デリダの政治経済学 小森謙一著 御茶の水書房
12 美学イデオロギー ド・マン著 上野成利訳 平凡社
1 新刊らしい(
>>371 )
>>374 情報どうも。
それにしても金が続かんな。
その大いなる思索をわれわれに遺し、レヴィナスは逝った。レヴィナスの思想の核心とは何か。 ジャック・デリダが彼の遺産を継承すべく、レヴィナスの独創的な哲学の可能性を極限まで押し広げ、歓待の思想として読み解く。
377 :
吾輩は名無しである :04/11/23 23:55:00
あと、「未来」12月号で追悼特集の企画がある模様。
またこの夜一度だけ、当時私が静寂主義的なハイデッガー派だと思っていたジャック・デリダ、 「仲よしなんだ」(uncopain)とジュネは言った、について、彼が非常にポジティブな、驚く ほど暖かい発言をしたのを想い出す。『弔鐘』はまだ出版されていなかった。そしてわずか六ヵ 月ののち、マリアムと幼い息子、そして私は、一九七三年四月パリで数週間を過ごし、そのとき 私はデリダ本人の口から、彼がジュネと友誼を結んだのは二人でサッカーの試合を見に行ったと きだということを知った。いい話だと思った。『弔鐘』にはパリのレイド・ホールでの私たちの 出会いについての短い言及があるが、デリダはそこで私の名前を出さずに、彼にジュネの近況を もたらした「友人」とだけ触れていることにはずっと軽い不快感を覚えている。 エドワード・サイード『ジャン・ジュネの後期作品について』鵜飼哲訳 (Title: On Jean Genets Late Works in Grand Street, No36, Authour: Edward Said 1991)より
現代思想の書き手いかにもって感じだな。 特におもしろそうなのないから、感想聞いてからにしよう。
郷原たんが書くよ
382 :
吾輩は名無しである :04/11/28 01:09:15
久しぶりに「現代思想」でも買うか。
>>380 確かに書いてるね。年譜も。
だが「たん」はやめろと何度いえばわかるんだ?
学習能力のない野郎だな。
>>379 多少は新しい名前もあって、タイトルから察するに
面白いのも2、3はありそうな予感はある。
お決まりの追悼特集にならないといいな。
383 :
吾輩は名無しである :04/11/28 05:54:23
郷原たん
宮崎たん
田崎と十川に期待
デリダのナンシー論もくるよー 『彼に触れること〔触覚〕、ジャン=リュック・ナンシー』 松葉祥一・榊原達哉訳、青土社、近刊
388 :
吾輩は名無しである :04/11/28 23:26:29
>>387 藻前がその糞スレを立てた香具師だろ
あきらめろ
デリダとの対話 脱構築入門 J・D・カプート編/高橋 透ほか訳 法政大学出版局・12月13日・4,410円・ISBN:4588008102 デリダが雄弁に語る、脱構築を理解する上での簡明かつ信頼に足る入門書。
デリダが死んだおかげで沢山本が出た。 デリダにありがとうというべきかなんというべきか・・・
彼の死も、出版社にとっては(我々にもだが)商品なんですよ。
392 :
吾輩は名無しである :04/11/29 02:16:24
393 :
吾輩は名無しである :04/11/29 03:51:01
何個もスレがあると散種っぽい。
現代思想立読みしたが、・・・
396 :
吾輩は名無しである :04/11/30 02:19:32
398 :
吾輩は名無しである :04/11/30 14:15:13
>>396 同意です。ダサいスレには書き込みたくないですよね。
>>398 自演ウザイ
フランス語できないくせに気取るのは
ファッショナブル・ナンセンス。
400 :
吾輩は名無しである :04/11/30 14:28:29
自演じゃないですよ。 >フランス語できないくせに気取るのは 意味わからん。
>>400 adieuも書けないスレタイの方がダサイ
402 :
吾輩は名無しである :04/11/30 14:34:22
そうかな。 もうひとつのスレのがほんと ダ サ イ ですよね。 削除してほしい。
「adiue」スレのお前、 結局なにも書いていないじゃん
404 :
吾輩は名無しである :04/11/30 14:39:03
↑何かスゴイ勘違いしてないか? きもいぞ。
スレタイ如きでいいあいするのやめない? しかも哲学板のスレだから、文学板でやるのはやめようよ。
406 :
吾輩は名無しである :04/12/01 19:49:39
本日、「現代思想」を購入。一年ぶり。 これから読むんだけど、 このなかで最も面白い論文は誰のだろう。
読めば分かるさ
買おうか迷ってる。感想を聞きたい。
便利そうな文献表があるからそこをコピるつもり
小林さんもここ見てるんだね。 小林さんこんにちはー、がんばってくださいねー。 12月発売 『死を与える』廣瀬浩司・林好雄訳 筑摩書房 12/10 『アデュー エマニュエル・レヴィナスへ』藤本一勇訳 岩波書店 12/17 それ以降(五十音順) 『ヴェール』エレーヌ・シクスー共著 郷原佳以訳 岩波書店 『エコノミメーシス』湯浅博雄・小森謙一郎訳、未來社 『海域』若森栄樹訳 書津心水 『割礼告白』鵜飼哲ほか訳 みすず書房 『彼に触れること〔触覚〕、ジャン=リュック・ナンシー』松葉祥一・榊原達哉訳 青土社 『散種』法政大学出版局 『時間を与える──贋金』みすず書房 『宗教』ヴァッティモとの共著 湯淺・廣瀬訳 未来社 『条件なき大学』月曜社 『信と知』未来社 『哲学の権利/法から哲学へ』みすず書房 『哲学の余白』高橋允昭ほか訳 法政大学出版局 『テレビのエコーグラフィー』翻訳・西垣通監修 NTT出版 『名にはふれずに』(Sauf le nom) 未來社 『葉書』水声社 『フッサール哲学における発生の問題』高橋哲哉・檜垣立哉ほか訳 サイエンス社 『浮薄の考古学』白水社 『マルクスの亡霊たち』藤原書店 デリダ関係本 『デリダとの対話 脱構築入門』カプート 高橋透ほか訳 法政大学出版局 『デリダの政治経済学』小森謙一郎 御茶の水書房 『美学イデオロギー』ド・マン 上野成利訳 平凡社
414 :
吾輩は名無しである :04/12/07 01:10:14
鯖テスト
415 :
吾輩は名無しである :04/12/07 01:52:47
>『葉書』水声社 (;´Д`)
小森本見たけど、形が嫌。
417 :
吾輩は名無しである :04/12/07 23:40:36
最近のもののほうが翻訳が早そうだね。
418 :
吾輩は名無しである :04/12/08 10:48:44
じかんを-あたえるはよだしてくれ
最近のものほど内容が薄い気ガス 「フィシュ」なんてぼったくりだし、殆ど中身ないし。 何故あんなものを単行本にできたのか不明。
420 :
吾輩は名無しである :04/12/08 13:28:18
増田先生の深遠な配剤によるものです。 デリダを消費させまいとする配慮。
Fichusは本買わなくても日本語で読めるし・・・
422 :
吾輩は名無しである :04/12/09 00:41:16
どこで読めるの?
423 :
吾輩は名無しである :04/12/09 02:25:45
るもんど
「死を与える」かってきたよー
デリダの主要著作が文庫で読めるなんて感動的 ちくまGJ!!
雑誌「未来」 《追悼ジャック・デリダ》 何を尊敬しなければならないのか? 小林康夫 「秘密」をめぐる断片 守中高明 ジャック・デリダと〈言葉の贈与〉 湯浅博雄 断片、あるいはデリダの「ように」 鵜飼 哲 fort-gesetzt 大宮勘一郎 小林が書いている、デリダの講義の受講印象記がちょっといい。
もうちょぃでadieuだね
432 :
吾輩は名無しである :04/12/17 00:36:28
>>427 たしかに小林氏のやつは悪くなかった。
こんな感じでこれからも書いたほうがいいんじゃなかろうか。
守中氏のは軽快すぎてちょっと言葉が上滑りしてたし、
反対に湯浅氏のはまだるっこしさ(生真面目さ)がね。
433 :
吾輩は名無しである :04/12/18 11:06:33
「デリダとの対話-脱構築入門」は高い
かわなきゃいい
435 :
吾輩は名無しである :04/12/19 23:06:14
>411 おおおおお!『散種』が訳されるのですか!素晴らしい!情報有り難う! つーか『葉書』が何で訳されないのか俺には深い謎。 『存在論的郵便的』で魅力的な書物として紹介されているのに…。
436 :
吾輩は名無しである :04/12/19 23:12:54
失敬!僕は435です。 『葉書』は単行本にはなってませんが、現代思想か海かなんかで訳されてます!
悪いけど散種でねーよ 増田一夫が絡んでいるから
438 :
吾輩は名無しである :04/12/20 02:19:25
しかし増田達哉はチンカスですね
>>435 >>437 が言っているとおり、増田が絡んでいるためずっと予定のまま。
『葉書』に関しても、東が放置したままだから出ない。
元々東の能力じゃ無理だからしょうがない。
ここらへんは出ないぽっい 『散種』『マルクスの亡霊たち』は増田 『葉書』は東 『フッサール哲学における発生の問題』以前は檜垣のHPに出版予定と書かれていたが、もう書かれていない。
発生の問題は高哲が止めている。 駒場のこいつらはっきりいってクズだ
翻訳が出ると消費されてしまいますからねえ
消費されるか、忘れ去られるかどっちが先かな
446 :
吾輩は名無しである :04/12/21 18:56:58
アデュー入手。 岩波にしてはらしくないあかぬけした装丁で乙だったよ。
447 :
吾輩は名無しである :04/12/21 19:59:19
森健 (もりたけし)
73年愛知県生 慶應大中退 『火薬と愛の星』で第46回群像新人文学賞
単行本発売 『女の子と病気の感染』 角川書店 『火薬と愛の星』 講談社
,.-ーーーー - 、
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l ゝ |
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(6 \
ヽ ),,, ─' ))
,.-ヽ.  ̄ ̄l
/ / '''''''○ヽ
| ( ┌----┐_)
| ̄ ̄ヽに○◎。◎| l  ̄|
|___l | ○ .| ヽ__|
|\ ヽ.└----┘) \
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(_ヽ(_ヽ
【文芸誌掲載】 「後藤からの手紙」 「楽園の夜に」 「種を蒔く人」 「アンチ神様」
「もしも願いが叶うなら」 「鳥のようにドライ」 「もう一度だけでいいから」
前スレ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1093331865
○亡は版権が切れた。
【ちくま学芸文庫】 2/10 テ-2-4 パピエ・マシン 上 ジャック・デリダ著 中山元訳 1470円 400頁 文庫
どうした筑摩とち狂ったか?デリダを文庫で乱発なんて・・・ 中山元はいい人そうだけど、デリダちゃんと訳せているのだろうか・・・
3月には下がでるのか
452 :
吾輩は名無しである :04/12/30 12:56:56
中山元の訳はちょっと深みに欠けるような。
453 :
吾輩は名無しである :04/12/30 13:50:37
『デリダとの対話 脱構築入門』カプートって、Deconstruction in a nutshellの翻訳なのかな? あれは原著読んだけど、ものすごく読みやすかった。こんなのでいいのかなとも思ったが。
455 :
吾輩は名無しである :04/12/30 23:42:46
デリダってほんと抄訳多いな。 よくかんがえたらヒドイ話だ。 はじめから全訳しろよ。
456 :
吾輩は名無しである :04/12/31 00:17:22
パピエ・マシーヌは雑文集だからあまり期待すんな。
457 :
吾輩は名無しである :04/12/31 00:22:45
思想1月号 デリダへ 思想の言葉 磯 崎 新 (2) 〈裸〉の師 鵜 飼 哲 (6) 夢の政治学 藤本一勇 (18) 固有名 ――ジャック・デリダ―― 増田一夫 (37) 死と欲望 ――ディコンストラクションの原・光景―― 小林康夫 (49) デリダあるいは,いびつなタイルの床 鈴村和成 (63) 境界のフィクション(上) 港 道 隆 (74) 「われわれ」の「あいだ」 で ――ジャン=リュック・ナンシーにおける「われわれ」と「他者」―― 加藤恵介 (96) 御内人と鎌倉期武家の主従制 細川重男 (121) 【書評】 冷戦のあとで冷戦思想の原点を読む ――坂本義和集 1『国際政治と保守思想』をめぐって―― 杉山光信 (111)
458 :
吾輩は名無しである :04/12/31 00:37:44
カトリーヌ・マラブー『ヘーゲルの未来』
rミ 、ヾ ''ッ r" 'ラヽ iミ 、ヾ`-ーミ ィi = 彡` )ノミ ,.! 彡シ;: ..,, _,.ニ、yィ .ヘ;l::''=u! .:'= iュ,.:l/ ヽ_j::、` 〉、,〉 ´.::l! !、 、_ _ _,: !ト、 <私を読んでごらん。きみにそれができるかな? r::´`:、/7ー'..,/l:::::: /:::;/,二,ヽ二ヒ.、 l:::: :::r'.`、i、::::)ヘ;::< !:: :::ト 、ヽヽ> i:::::l l:: ;く! ,.イi:゙::l !::::::! l:
読むことによって読む可能性を捨てるくらいなら、読むない事によって読むつづけるほうが大事だ。
461 :
吾輩は名無しである :05/01/03 00:25:33
「読むことによって読む可能性を捨てる」って何だ?
平凡社ライブラリーから「デリダ論」出たな。
464 :
吾輩は名無しである :05/01/04 16:28:47
スピヴァクってどうなん?
マルクスの息子でボロカス言われて棚。
466 :
吾輩は名無しである :05/01/04 23:53:48
ド・マンの美学イデオロギーは出たか?
まだでてない。今月出る。
468 :
吾輩は名無しである :05/01/07 11:51:31
469 :
吾輩は名無しである :05/01/07 19:36:38
さっそく「新潮」の書き込みがあったか。 こういう討議が載るのが「新潮」というのはどうなのかねえ。 新潮社なんて思想系がジェンジェン×な出版社のくせにさあ。 それに「小特集」というのがチャチ。 しかも過去の「再録」で体裁を繕ってるのがショボイ。 と今日は悪口ばかりでゴメンよ。
柄谷も浅田も最初はデリダよりもドゥルーズのほうに傾いてたけどね。
471 :
吾輩は名無しである :05/01/07 21:19:34
追悼対談での浅田の怒涛のまとめはすごいな。 柄谷も言ってたがなかなかあれだけ適切にまとめられるもんじゃない。
472 :
吾輩は名無しである :05/01/07 21:22:14
柄谷と浅田って世の中のためになにをしたの?
473 :
吾輩は名無しである :05/01/07 21:30:36
学者と言うのはそもそも「世のために何か」をするものではない。 結果的に学究の成果が世に役立つときもある。それだけ。
474 :
吾輩は名無しである :05/01/07 21:36:17
学者だ学者だ。お家は安泰だ。超消費社会と知識人の役割。 知識人なんて絶滅してしまえ。
日本に知識人はいませんけど
「アデュー」「死を与える」を読んだ。 新年早々死について考えさせられるとは。 浅田はやっぱりレジュメの天才だな。 そのレッテルに充足してしまうところが浅田らしいといえばらしい。
477 :
吾輩は名無しである :05/01/09 10:54:55
思想と新潮か。次はどこだ?
478 :
吾輩は名無しである :05/01/09 12:15:08
479 :
吾輩は名無しである :05/01/09 22:56:50
レヴィナス論『アデュー』は ツェラン論『シボレート』と並ぶいい本だった。 あとはブランショ論『パラージュ』が出れば。
480 :
吾輩は名無しである :05/01/09 23:56:49
「すべての他者はすべての他者」って一体?
>>480 そのままの意味じゃん。すべての他者でいいのでは?
482 :
吾輩は名無しである :05/01/11 00:05:54
『死を与える』に出てきたやつか。 tout autre est tout autre ってのは 1「すべての他者はすべての他者である」 2「まったき他者はまったき他者である」 3「すべての他者はまったき他者である」 4「まったき他者はすべての他者である」 の4通りに読める。
「すべて」と訳すと量的な形容になり 「まったき」と訳すと質的な形容になる。 前者だと「他者の総体」、後者だと「純然たる他者」 という意味になり組み合わせで違いが出てくる、ということでいいのかな?
484 :
吾輩は名無しである :05/01/11 00:23:33
>>483 量的/質的ともいえるが、
>>482 のうち
1と2はトートロジーになるが、
3と4では単数=複数という二重性を帯びる。
で、「まったき他者」というのはここでは「神」への参照が強い。
>>484 >単数=複数という二重性
なるほどぉ。確かにこの論点は重要だ。
サンクス!
難解だ。。。デリダは漏れにはわからんよ。
487 :
吾輩は名無しである :05/01/18 00:16:12
メシアニズムなきメシア的なもの、ってのがまだよくわからん。
世俗的にユダヤの伝統を引き受けたい、という意思表明でした
489 :
吾輩は名無しである :05/01/18 22:37:40
>488 もう少しマジメに答えてくれよ。
問い直せ
492 :
SoZo :05/01/19 03:11:17
^^
493 :
El :05/01/19 21:53:22
誰かディコンストラクションで実際に文学を解釈したヒトいる? どんな風にやったか教えてくれ☆。
494 :
吾輩は名無しである :05/01/19 22:05:17
>>491 マジ?
ユダヤの伝統を「世俗的に」引き受けるってどういう文脈があるの?
>493 ・・そんなもの現代文学の批評を読んでいけば必ず ぶちあたるじゃん
>>493 デリダ以外の人がやるとつまらないのが多いよね。
497 :
吾輩は名無しである :05/01/20 00:11:25
↑デリダの文学解釈の中で気に入ってるのってどんなの?
498 :
吾輩は名無しである :05/01/20 00:20:19
やっぱ「掟の門前」がいいな。カフカ論
私は「滞留」のブランショ論に一票
ツェラン
ド・マンはデリダより面白いと思うよ
>>501 ド・マンの欠点としては、真面目すぎることかな
デリダって言葉はきちんと選ぶけど、読んでて楽しいんだよね
503 :
吾輩は名無しである :05/01/20 15:38:13
>496 ではデリダのモノは使わないで戸棚の奥にでも しまっておくんだな
504 :
吾輩は名無しである :05/01/20 19:21:54
>>487 >メシアニズムなきメシア的なもの
le messianique sans messianisme
これは確かにわかりにくい。
予定調和的でもプログラミングされているのでもないところの未来志向。
来るべきものへの期待だと思うのだが、
「それは最も具体的で、また最も革命的でもある緊急性である」とかいわれても
まだピンとこない。
『マルクスと息子たち』参照。
ド・マンと言えば、『美学イデオロギー』が出たらしいな。
キャシー・カルース 著 下河辺美知子 訳 トラウマ・物語・歴史 持ち主なき経験 みすず書房 250頁 2940円
そのカルースの本ってもう出たの? 前から読もうと思ってたんだけど ド・マン最後の弟子と言われる人だな
カルースの本はまだです。来月発売だったような。
509 :
吾輩は名無しである :05/01/20 21:26:58
ド・マンの主著2冊の翻訳はどーなってんの? 寡聞にして。
>>508 レスどうも。そうですか、まだか。本当だったらもっと早く出てるはずだったのに
いろいろ手間取ってるのかな。
512 :
吾輩は名無しである :05/01/22 23:48:16
Derridian deconstruction・・ なんかメカの名前みたいだな
514 :
吾輩は名無しである :05/01/23 13:26:42
死角と明察はマダか・・・
読むことのアレゴリーはまだか
『現代思想』増刊『デリダ読本』、わけわからん。「Fors」とか読めない。 サールと論争した特集の方は読めたんだけど。
519 :
吾輩は名無しである :05/01/28 23:39:14
「Fors」は確かに読みにくい。
えぷろんも意味不明
521 :
吾輩は名無しである :05/01/31 21:26:27
『エプロン』はそんなにわかりにくくないぞ。
『エプロン』が一番わかりやすいだろ。
523 :
吾輩は名無しである :05/02/03 21:43:16
『エプロン』は白井の訳がいい。 特に註が重宝する。
『エプロン』はちくま学芸文庫のより 『尖筆とエクリチュール』の白井訳の方がいい てことに異論はないだろうね。
525 :
吾輩は名無しである :05/02/06 20:55:03
しかし難解な『弔鐘』と『絵葉書』が翻訳されてないしなー。
みれないわけだが
530 :
吾輩は名無しである :05/02/17 19:28:11
『パピエ・マシン』買った。 今は『マルクスと息子たち』を読んでるけど これは『マルクスの幽霊』を読まないとわけわからんね。
中山元の訳ってどうなのよ、実際。 在野の人だよねこの人。デリダ読めてるのかなぁ。 いいのか悪いのか。感想求む。
すると、アカデミズムの人は読めてるのか?
中山の訳は、時々微妙です。
読みやすいのもあるけどね。
フロイトの訳はよいと言われる。
536 :
吾輩は名無しである :05/02/19 01:01:00
中山訳は読みにくくはないけれども、深みとリズムにかけるというかね。
逆に肩透かしをくらった気になる。これがデリダなのかと。 フランス語と突き合わせられる人がいたら、どの程度正確な訳なのか教えて欲しい。 超訳になってなければいいんだが。
残念ながら、超訳だね… 批評空間が生きていれば…
読みやすくくだいて訳しすぎってこと? だからとて、やたら晦渋にすればいいってもんでもないが……。 まあもともと不自然な言葉で書くデリダがよくない。どうにもならんか。
その「不自然さ」加減を含めてこそデリダなんだと思うけどね、本当は。
だからデリダはよくない。
作家でも哲学者でも、一流であればあるほど、 いかにも自然な文体でさくさく読める美文家なんていなくてさ、 どこか捩れくれててちょっと不自然な文章を書いたりするわけであってさ、 そういうの本当は大事だと思うんだよね。
543 :
吾輩は名無しである :05/02/19 02:05:06
デリダの場合は「翻訳不可能性」というものが問題系としてあるわけで
いくつかの言葉に多義性をはらませる戦略に敏感じゃないといけない。
「日本語としての読みやすさ」は、逆にデリダを読みにくくすることもある。
その意味で
>>540 には同意するな。
544 :
吾輩は名無しである :05/02/19 04:01:35
あっはっは! マジで馬鹿だ
最近は超訳するやつが多いな、池内紀や長谷川宏、そして中山もか。
そしてそんな超訳が「読みやすい!」と持て囃されるからなあ。 少々読みにくくていいから正確に訳してほしいもんだ。
デリダの原文での読みにくさと翻訳のしにくさは一応は別で、 前者を邦訳の下手さからくる読みにくさにしてしまってなければいいけどね。 学者(訳者)の不自由な日本語と原文の不自然さを混同するのはドイツ哲学邦訳以来の悪弊。
547はわかっていない。
では、わかってる548さんから説明をどうぞ。
550 :
吾輩は名無しである :05/02/19 13:18:30
まあ、デリダをどう読むかってのは問題かもしれない。
多くの読者にとっては一応「現実」と切り離して読んだほうが無難か。
デリダの思考スタイルを日常生活の中に取り入れた日ににゃ・・・(ry
その意味で
>>541 には同意できなくもないような気がしないでもない。
>>547 の指摘は私的には詩的だとも恣意的だとも思わないし、
史的にはその通りで、ドイツ哲学を中心にした邦訳史においては
不自然な「哲学言語」なるものを作ってしまった不幸が見出せるよ。
いい翻訳ってのには、著者の息遣いが感じられるものなのに。
『パピエ・マシン』の原書もってるけど、中山の翻訳は、正直訳者がでしゃばり過ぎな印象。いちいち小見出しなんか付けなくていいし、勝手に改行してくれなくていい。訳文は細かくみてないけど、そういう単純で形式的なところも原文に忠実に訳すべきではないかと思う。
貞淑な醜女か不実な美女か、って選択肢は翻訳論につきものでは。
>>551 あいつはいっつもそうだな。
「単純で形式的なところ"も"」というより
そういうところを忠実にするのが翻訳の大前提だろう。
>>552 そういう対立を脱構築する翻訳がいい翻訳なわけよ。
訳者の手で、原文にはない段落変更を随時施しているなら、 凡例かどこかでそう付記しておくべき。これはルール違反だよ。
しかもデリダに対してだからねえ。 超訳の範疇だな。
556 :
吾輩は名無しである :05/02/24 12:01:03
そもそもこのアフォ厨房なんにも読んでないし、なんにも読んでも理解もできないし もうどうしようもないというのはみえみえ。 しかも十日以上たってからいきなり現れて、意味不明な非難してるって・・ もーだれかなんとかしてよwこーいう馬鹿にはw
↑コピペうざ
559 :
吾輩は名無しである :05/02/24 23:53:12
デリダの翻訳の場合はポイントはできるだけルビで原語をカタカナ表記しておらいたいな。
でも原綴りならまだしも、フランス語原音記されてもね。 フランス語を知らないから邦訳で読むのにさ。 パピエ・マシーヌだって、ペーパー・マシンだとすぐ見当つかなかった。
561 :
吾輩は名無しである :05/02/25 10:09:05
なんかまたバカ厨入ってきてない?w
語学教科書用の対訳テキストではあるまいし、 翻訳書には日本語としてのそれなりの自律性が必要。 まあ学術書なら訳語対照表でもつけておけばいいけど、語呂合せは厄介だね。
563 :
吾輩は名無しである :05/03/01 18:37:51
>>530 >今は『マルクスと息子たち』を読んでるけど
>これは『マルクスの幽霊』を読まないとわけわからんね。
さらにいえばマル亡だけ読んでてもよくわからないんだ。
ジェイムソンだのイーグルトンだの諸々を相手にしてるから。
ghostly demarkation も訳すべきなんだよ
565 :
吾輩は名無しである :05/03/18 01:31:24
566 :
吾輩は名無しである :2005/03/21(月) 20:27:04
パピエ・マシーン(上下)買ってきた。
ペーパーマシーン
568 :
吾輩は名無しである :2005/03/30(水) 01:43:58
サファー・ファティ監督の来日にあわせて、『デリダ、異境から』の上映会と、 ラウンド・テーブルが、東京と神戸で開かれます。いずれも参加自由です。 数多くの皆さんのご参加をお待ちしております(転載歓迎)。 ■映画&ラウンド・テーブル「ジャック・デリダへのオマージュ」 日時:4月16日(土)16時 場所:東京日仏学院 エスパス・イマージュ 入場無料・同時通訳付き 1)『NOM A LA MER』(2004、サファー・ファティ監督、サファー・ファティ詩、ジャック・デリダ朗読) 2)ラウンド・テーブル「友愛の全貌」(サファー・フティ、鵜飼哲(一橋大学)、増田一夫(東京大学)、エルヴェ・クショー(東京大学)、ミカエル・フェリエ(中央大学)) 3)『デリダ、異境から』(サファー・ファティ監督、字幕付き) ■映画&トーク「デリダ、異境から」 日時:4月17日(日)14時〜17時 場所:甲南大学18号館3階講演室 参加自由・申し込み不要 1)『デリダ、異境から』(サファー・ファティ監督、字幕付き) 2)トーク(サファー・ファティ、鵜飼哲(一橋大学)、松葉祥一(神戸市看護大学)、港道隆(甲南大学)、椎名亮輔(同志社女子大学)通訳
・サファー・ファティ 文学博士(パリ大4大学ソルボンヌ)、詩人、映画監督。 ドキュメンタリー映画や短編映画を制作しており『D'ailleurs Derrida(デリダ、異境から)』はその中のひとつである。 最近の著作にはデリダとの共著の『Tourrner les mots. Au bord d'un film.』(Galilee-Arte刊、2000年)や 詩集『Ou ne pas naitre』(Edition Paris-Mediterranee社、 2002年)がある。l'IMECにおけるジャック・デリダ基金の 所蔵点検責任者でもある。 ・「デリダ、異境から D'ailleurs, Derrida」 監督:サファ・ファティ、撮影:エリック・ギシャール、 マルシァル・バロー、マリ・スパンセール、録音:ジャン= フランソワ・マピール、ヴェロニック・ブリュック、 ステファヌ・ティエボ、編集:マリエル・イサルテル、 出演:ジャック・デリダ、ジャン=リュック・ナンシー、1998/68分
573 :
吾輩は名無しである :皇紀2665/04/01(金) 20:24:05
上映会行こうかな。あと4月の新刊。 ジャック・デリダ著・鵜飼哲訳 『生きることを学ぶ、終に』 2005年4月21日刊行 88ページで定価1260円か。
>1 ジャック・デリダの余白に
ジャン・ジュネの余白に 梅木達郎
梅木先生お元気ですか?
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%94~%96%D8%92B%98Y/list.html 1. 火ここになき灰 ジャック・デリダ/梅木達郎 /松籟社 2003/08出版 152p 21cm ISBN:4879842265 \2,520(税込) 新宿南店
2. 脱構築と公共性 梅木達郎 /松籟社 2002/03出版 244p 20cm ISBN:4879842192 \2,730(税込) 新宿本店
3. 尽き果てることなきものへ喪をめぐる省察 ミシェル・ドゥギ−/梅木達郎 /松籟社 2000/07出版 194p 20cm ISBN:4879842133 \1,890(税込)
4. 崇高とは何か(叢書・ウニベルシタス ) ミシェル・ドゥギ−/梅木達郎 /法政大学出版局 1999/05出版 413p 20cm ISBN:4588006401 \4,830(税込) 新宿本店
5. 放浪文学論(東北大学出版会叢書 ) ジャン・ジュネの余白に 梅木達郎 /東北大学出版会 1997/09出版 247p 19cm ISBN:4925085050 \1,680(税込) 新宿本店
Note: 火ここになき灰(つまり練炭?) 喪をめぐる省察
ラカン/ジジェクの余白に 浅田彰もいるわけだが
576 :
吾輩は名無しである :2005/04/09(土) 01:42:15
デリダって哲学書は脱構築しても文学作品は脱構築してないんじゃ?
文学作品の中に脱構築を移植するわけですよ。
いきなりでごめん。 デリダ読んだことないんだが何から読むのがおすすめ? 主観で構わないので教えてください
579 :
吾輩は名無しである :2005/04/09(土) 20:45:09
テロル
>>578 高橋哲哉の解説本
デリダ本人の著作なら『声と現象』
>>576 哲学書と文学作品という区別があるっていう世間の期待を脱臼させたわけで。
ここらへんの振る舞い方は
(共産党はこうあるべき/毛沢東はこうあるべき/マルクスはこうよむべきといった期待をことごとく裏切り続けた)
アルチュセールとものすごくだぶる。
脱臼するためには骨がある必要があるわけで、区別がないって言っているのではないとこがポイントでつ。
>>580 ありがとー
明日にでも買って読んでみます
疑問点とかに答えてくれると助かるです
583 :
吾輩は名無しである :2005/04/13(水) 23:29:18
>>571-572 サファー・ファティのやつ今日早稲田でやってたから見てきたよ。
「デリダ、異境から」が「デリダ、異郷から」になってて、
初っ端から笑わせてもらいましたw
映画のほうは難解でほとんどわかりませんでしたが、
デリダ自身が語っているのでおもしろいです。
カメラを恥ずかしがるデリダ萌え。
ファティのトークは撮影裏話がおもしろかったのですが、
ネタバレになるのでやめときます。
あと、鵜飼さんも増田さんも藤本さんもフランス語ペラペラで、
単純にすげーなー、かっけーなー、と思いますた。
584 :
吾輩は名無しである :2005/04/15(金) 23:00:35
飯田橋は明日だな。
どっちもきもい
587 :
吾輩は名無しである :2005/04/24(日) 01:11:28
高橋哲哉はデリダ研究で優秀なのか?
588 :
吾輩は名無しである :2005/04/24(日) 09:02:42
>>585 へえ。ジンプリチシムスの部屋・・か。面白そうだな〜〜。
紹介サンキュー。
>>573 の新刊出てたね。
デリダの遺言のような本だ。薄いから
今度本屋行った際には買って読みます。
>>587 実はたいしたことない。
ただ、解説書は優秀。
でも文学系の脱構築を生け贄にしているのが個人的に不満。
591 :
吾輩は名無しである :2005/04/24(日) 21:48:56
デリダを知る前からぼくはデリダの声をきいていた。 デリダにしてみれば、なんで自分がいちいちこんな当然のことを 繰り返し説かないといけないのが、ということのほうこそ 不思議でならなかったと思うな。 デリダを呼んでデリダの口まねしてるやつなんて最低でしょw
593 :
吾輩は名無しである :2005/04/26(火) 23:08:40
↑最低w
594 :
吾輩は名無しである :2005/04/27(水) 00:58:09
最低/最高 を脱構築。
595 :
吾輩は名無しである :2005/04/27(水) 01:22:55
脱構築/非脱構築を脱構築。
596 :
吾輩は名無しである :2005/04/27(水) 01:29:45
「脱構築/非脱構築を構築」 / 「脱構築/非脱構築を脱構築」 を脱構築。
前から気になってたことをいくつか質問していいかな? 疑問を表明するための文中におかしなところがあったら 指摘・添削乞う。 1. とりあえず、脱構築を次のようなものとしてみる。 脱構築とは、 テクストの緻密な読解を通じて階層秩序的二項対立をあぶり出し、 優位項の劣位項に対する秘められた依存を暴くことで対立を宙吊りにし、 一義的な読解を決定不能にすることである。 この場合、しばしば強調されるのが、対立を単に転倒するのではなく (奴隷が主人に、主人が奴隷になっておしまい、ではなく)、そのような 暗黙の階層そのものと、それを要請する形而上学的欲望自体が 批判に晒される、ということ。 しかし、いわゆるデリダのイメージというのは圧倒的に「エクリチュール」 の人だという印象を受ける。上記したように脱構築において問われている のはパロールとエクリチュールの優劣関係そのものなのだから、デリダに おいてエクリチュールが特権化されるのはおかしいのでは? 同様に、(現前的)現在presentがいわゆるデリダ関係の話題で常に 結局は否定さるべきものとして登場するのもヘンなのでは?
2. 脱構築destructionの元ネタはハイデガーの破壊Destruktionだといわれる。 くわしく知らないんだけど、この語は「形而上学の歴史の破壊」というような 使われかたをするんだよね。 仮にこの破壊が、1.での脱構築と同様のものだとする。 そして、「形而上学の歴史」をテクストとして捉えてみる。 すると、 ハイデガーは形而上学というテクストを丹念に読み込み、 そこに(存在者という意味での)存在と無との階層秩序的二項対立を見出し、 劣位の無を(動詞的意味での)存在と解することにより、 存在者の存在(無)への依存、というか帰属を示した。 にもかかわらず存在は忘却され、形而上学の歴史は存在忘却の歴史だ。 ところでその歴史を語るのは特権的存在者(現存在=人間)である。 不完全なかたちであれ、存在は人間によってのみ語られる。 というわけで存在と人間は相互に依存し、共属している。 問題はこの共属関係であり、存在論的差異=差異としての存在だ。 というストーリーで辻褄があってしまう(ような気がする)。 ならば、脱構築と破壊は何が違うんですか?
別にデリダはエクリチュールを特権化してはいない。
>>599 たしかにデリダはエクリチュールを特権化していない。
ただ、「エクリチュール」のカウンターパートであるような「痕跡」や「死」の
概念は好んで使われるようだが、逆はあまりないような気がする。
大まかにいって、あるとき純粋で同一的なもの(肯定的なもの)を
不純なもの(否定的なもの)が汚染しにやってきた、というよりは、
不純なものは純粋で同一的なものの成立条件になっていた、という展開が
しばしばあるような。それゆえに線引きや区別が問題となる政治的イシューに
デリディアンは絡みやすいのではないか。
601 :
吾輩は名無しである :2005/04/27(水) 21:29:46
>>598 >脱構築destructionの元ネタはハイデガーの破壊Destruktionだといわれる
脱構築=déconstruction
>>601 ほんとだ。うわー恥ずかしい。うっかりしてました。
603 :
吾輩は名無しである :2005/04/27(水) 23:29:02
で、この人立ちチョン
604 :
吾輩は名無しである :2005/04/27(水) 23:30:02
で、この人立ちション
何も特権化しないための複数性だろ? そこでようやく正義や倫理が立ち現れてくる。
いわば脱構築とは「真実の弾丸」の弾込め作業みたいなもんだ。 最後に射殺されるのはお前だ、どーん!
脱構築はjr西日本と同じだ。
608 :
吾輩は名無しである :2005/05/02(月) 14:09:34
/10 08922-5 110 テ-2-6 声と現象 ジャック・デリダ著 林好雄訳 1365 336 文庫
609 :
吾輩は名無しである :2005/05/02(月) 17:08:40
947 名前:名無しさん@社会人 :2005/05/01(日) 21:03:48 読者に対して、フーコーのように実存主義的なシンパシーを感じさせる わけでなく、ドゥルーズのようなアジテーションに心惹かれさせるわけ でなく、デリダのように一転突破全面展開的な眺望を与えてくれるわけ でないルーマンですが、見向きもされない飄々とした(むしろ殺伐とし た、といっていいかもしれない)やりかたで、しかし、こうした人たち が決してやれなかった、深い(というよりも複合的だが浅いと言換える べきかも知れない)地点でルーマンはニーチェの教説を“解体”してい るのだと、私は捉えています。by泰斗 ↑どゆ意味?
610 :
吾輩は名無しである :2005/05/02(月) 17:43:24
>609 8割は意味不明。
フーコーに実存主義的なシンパシーなぞ感じないがなあ。むしろ反実存主義的。
内容のない文章だよ
613 :
吾輩は名無しである :2005/05/03(火) 11:08:48
マイクロソフトの社長バルマーみたいな感じで、 ルーマン賛歌を謳い上げているだけのような。
ほしゆ
615 :
吾輩は名無しである :2005/05/29(日) 01:14:38
『哲学の余白』いいかげんに出ないものか。
さすが増田だ
月曜からサミュエル・ウェーバーの本が出るんだな
しんだのだし全集とかでないのか?膨大な量になりそうだな。
619 :
吾輩は名無しである :2005/06/04(土) 23:52:32
72年の『余白』、74年の『グラ』、80年の『ポストカード』、 このあたりは2010年までに出るのか出ないのか。
『余白』については、法政大学出版局のリストで 近刊予定になっていたよね。
『余白』は去年でるとかほざいていたが、やっぱり無理だった。 『ぐら』は鵜飼が翻訳続けていても、かなり時間がかかる。 『葉書』は東が翻訳を受けてたぽっいが、放置。 『葉書』に関しては翻訳者を変えるかしないと2010年なんてとても無理。
622 :
吾輩は名無しである :2005/06/05(日) 12:19:18
増田が絡んでいる限り駄目
623 :
吾輩は名無しである :2005/06/05(日) 13:27:12
そもそも法政大出版局が版権もってるのが悪いんじゃ?
624 :
吾輩は名無しである :2005/06/05(日) 14:24:18
訳者が糞だとどの出版社でも駄目。 みすずから出るはずだった、レヴィ=ストロース『神話論理』と並ぶ悪業。
翻訳権だって年限があって、締切り内に出せないと無効になるはずでは?
内田が翻訳したけど、版権切れて本出せなかったとブログで書いてあったね。
>>626 版権が切れていても、出版社・編集者どーしが遠慮するのですよ
この種の本を手掛ける人達の業界は狭くて、互いに顔が見えているから、
他社の企画を横取りすることは許されないとゆー村社会
>>627 出典どこ? URLよろしく。
あと、翻訳が済んだのなら、版権取り直しできないのかね。もう契約金も出せないのか。
630 :
吾輩は名無しである :2005/06/06(月) 01:46:49
中沢新一が真剣に版権を取ろうと考えたこともあるみたいだね。
631 :
吾輩は名無しである :2005/06/06(月) 01:47:30
『読むことのアレゴリー』を止めている富山多佳夫も糞。
>>629 ごめん。デリダの本じゃなくてレヴィナスの本の話し。
633 :
吾輩は名無しである :2005/06/06(月) 19:21:41
『死角と明察』とめてんのは?>631
翻訳の話はループしてんねー
つぎくるデリダの邦訳の新刊はなーに? 情報通おせーて。
『声と現象』の新訳が次に出るデリダ本かな・・・ でもこれは純粋な新刊とは呼べないね。 とりあえず今出てる情報のまとめ (五十音順) 『ヴェール』エレーヌ・シクスー共著 郷原佳以訳 岩波書店 『エコノミメーシス』湯浅博雄・小森謙一郎訳、未來社 『海域』若森栄樹訳 書津心水 『割礼告白』鵜飼哲ほか訳 みすず書房 『彼に触れること〔触覚〕、ジャン=リュック・ナンシー』松葉祥一・榊原達哉訳 青土社 『散種』法政大学出版局 『時間を与える──贋金』みすず書房 『条件なき大学』月曜社 『信と知』未来社 『哲学の権利/法から哲学へ』みすず書房 『哲学の余白』高橋允昭ほか訳 法政大学出版局 『テレビのエコーグラフィー』翻訳・西垣通監修 NTT出版 『名にはふれずに』(Sauf le nom) 未來社 『葉書』水声社 『フッサール哲学における発生の問題』高橋哲哉・檜垣立哉ほか訳 サイエンス社 『浮薄の考古学』白水社 『マルクスの亡霊たち』藤原書店 『散種』『マルクスの亡霊たち』は増田なので希望なし 『葉書』は東が放置 『フッサール哲学における発生の問題』高哲が止めているらしい 『宗教』 は企画倒れらしい 『浮薄の考古学』はずっと放置されている。
637 :
吾輩は名無しである :2005/06/07(火) 19:52:21
『散種』も増田か。。。orz
増田先生はなんで仕事が遅いの?
639 :
吾輩は名無しである :2005/06/07(火) 22:13:12
>>638 遅いんじゃなくて、やってない。
2ch有志が匿名で出版社に抗議の手紙・メールをだせ。
面倒なら院生にやらせればいいのになぁ。
641 :
吾輩は名無しである :2005/06/07(火) 23:42:13
ここで文句言ってるの、増田の学生だと思うよ
すらすら原文読める人にとっては 訳さずに独占するのが美味しい、てことなのか
643 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 02:17:02
帰国子女のすくつ、駒場ではそんな感じ
644 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 04:12:36
駒場か馬場か知らんが、マラルメやデリダを訳せると思うなよ。 全部意訳じゃ。だが、マラルメは意訳は誤訳になる。 だから、全集の第一ッ巻は未だに出ていない。
645 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 04:15:54
646 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 04:24:23
『信と知』は松葉祥一・榊原達哉がむかしやってた。
増田さん、いいひとだよ
>>644 マラルメの翻訳は誰がやっても文句言われるだろ。
649 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 10:48:22
増田さんの悪口もうやめなよ、K森君
650 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 11:28:28
いい人が無意識に行う悪事が一番始末に負えないのですよ
651 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 11:32:36
アレントの言う「悪の凡庸さ」ですね。
652 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 11:56:43
駒場の内輪もめは正直どうでもいいが、 翻訳を無意味にストップさせていることは、 まぎれもない文化的損失。
増田さん、一生懸命やってるよ
654 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 13:10:00
翻訳は駄目すぎだろ。 正当化できるとは思えない。 フランス人が来日したときに、一生懸命やっているのはわかるが、 『余白』『散種』『マルクスの亡霊たち』を全部止めている罪は大きい。
>>642 そういった心理機制があってもおかしくないな。
656 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 14:00:34
増田はしょっちゅう糞訳を批判しているからね
増田一夫が訳したフーコーのインタヴュー(『同性愛と生存の美学』)は意味が通じないよ。 丹生谷貴志が自分で訳して引用したのを読んで、やっと文意が取れた。 増田って人、フランス語が出来ても日本語は駄目なのかな。
他の言語を日本語に翻訳する場合は特に、翻訳者の母国語能力如何によって その質が変わってくるからなぁ。 あながちその見方は否定できんかも知れんな。
増田はたしか帰国子女だから、 日本語で苦労したタイプじゃないだろうか。
それじゃ益々日本語不得手説が信憑性帯びてくるじゃないかw
帰国子女の中には敢えて国文の研究者になる者がいるけど、彼らの場合は本来母国語であるべき 日本語が示す抵抗感を梃子として、その方面で何らかの知見を提示すると共に自身の日本語に対 する齟齬への探求を実践出来たりもするよね。 この場合、彼らは日本語のスペシャリストとして他言語からの日本語への翻訳、当然その逆におい てもかなり達者にこなせる様になると思う。 増田氏の場合、活躍の場がフランスなら問題ないわけだが、日本でとなると事情が違ってくる。 現在の増田氏のポジションからして翻訳断るわけには行かないものね。。。 フランス語の読み込みは完璧でも日本語へ移植するとなると難渋するんじゃない。 ましてデリダとかになればね。
662 :
御飯 :2005/06/08(水) 18:11:08
増田さんをいぢめるな!
663 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 18:11:13
中村元でも訳してるのに。。。orz
中村元の選集もってるYO!
665 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 22:46:35
中山元。。。orz
>>661 帰国子女だった小森陽一は、研究者としてはもう駄目だけどね。
667 :
吾輩は名無しである :2005/06/09(木) 10:55:58
デリダの本で一番おもしろいのおせーて
増田さんのABC
マラブーがヘーゲルの未来を引っさげて来日するんだね
余白って増田だっけ?高橋さんじゃないのか?
672 :
吾輩は名無しである :2005/06/12(日) 20:13:21
ジョン・サリス、ミシェル・メイヤー、ダニエル・ジョヴァンナンゲリとかってどう?
アメリカでは脱構築は哲学よりも文学関係に強い影響与えたけど、 サリスは現象学者だけどきっちりデリダ受容したよね。 ハイデガー論なんかはおもしろい。
674 :
吾輩は名無しである :2005/06/13(月) 00:15:26
157 :論理が破綻したデリダ:2005/06/12(日) 15:12:58
デリダに代表される脱構築論者は、テキストの意味は作者によって特権的に決定されるものではなく、
一旦書かれたテキストは作者の手を離れ、読者による自由な解釈に開かれていると論じているはずなのに、
ここでは、ド・マンのテキストの特定の解釈が「正しい」とされ、そうでない解釈は「誤解」だと決めつけられている。
どちらが「正しい」かをいう以前に、そもそもテキストの「正しい」意味というものがあり、
その特権的な決定者は作者(ド・マン)の盟友(デリダ)だという言い方自体がポストモダニストにとって自己破壊的ではないか。
ttp://www.j.u-tokyo.ac.jp/~shiokawa/ongoing/books/deman.htm
>読者による自由な解釈に開かれている ここが初心者がよく陥りやすいおとし穴。
676 :
マラブーに期待する :2005/06/13(月) 00:20:24
ジャック・タミニオー (Jacques Taminiaux, 1928- ) ルネ・マジョール (Rene Major, 1932- ) ニコル・ロロー (Nicole Loraux, 1936- ) ミシェル・アール (Michel Haar, 1937- ) ジョン・サリス (John Sallis, 1938- ) ジョルジョ・アガンベン (Giorgio Agamben, 1942- ) デイヴィッド・ファレル・クレール (David Farrell Krell, 1946- ) ルドルフ・ベルネット (Rudolf Bernet, 1946- ) レミ・ブラーグ (Remi Brague, 1947- ) ベルナール・スティグレール (Bernard Stiegler, 1952- ) カトリーヌ・マラブー (Catherine Malabou, 1959- )
私はスティグレールが好き。
678 :
吾輩は名無しである :2005/06/13(月) 00:42:38
>>675 じゃ、なんでもかんでも脱構築しちゃうやつは脱構築初心者なんだね。
なんでもかんでも「自由な解釈」しちゃう連中にきっちり教育的指導しといてやってよ。
679 :
脱構築先生 :2005/06/13(月) 19:09:41
「脱構築」が「自由な解釈」だと思ってる生徒は手を挙げて!
680 :
吾輩は名無しである :2005/06/14(火) 02:05:16
>>679 が、
どう違うのか言い得たら手を
彼のために上げてやる。と、AGERU.
681 :
吾輩は名無しである :2005/06/14(火) 22:47:15
676のなかでド・マンを超える批評家は誰?
誰もいないね。 日本の批評ファンはド・マンを読まなさ杉。
というか比べられなくない?哲学者も混じってるし・・・
684 :
吾輩は名無しである :2005/06/14(火) 23:19:44
ド・マンのルソー論をデリダは脱構築したわけなんだが。
それがどうかしたの?
脱構築を勝負と勘違いしているバカは帰れ
脱構築は勝負、紙一重でいつも論理的整合性を保つ。 勝負じゃなかったら、あんなギリギリな試合しないよ。 デリダの本は、デリダvsテクストの試合だ! 現代のチャンピオンがテクストに潜む歴代のチャンピオンと闘うのさ。 みんなビッグネームに関して書いてある本の方が読みたいでしょ? やっぱり脱構築は勝負だよ。
688 :
吾輩は名無しである :2005/06/21(火) 18:19:47
スティグレールって面白いの?
おもしろいのもあるしつまらんのもある。
デリダのフィギュアないの? フーコーやギデンズのはあったんだけどなぁ・・・ デリダのフィギュアあったら魔改造したのに
デリダ死亡したらしい
それは初耳だよ
693 :
吾輩は名無しである :2005/07/06(水) 15:56:05
えっ? 東浩紀のブログで見たんだけど…
釣りじゃなかったのか... いつの話をしてるんだよ
デリダとは誰だ
デリダはデリダとは私のことである。なんていわないだろーな。
697 :
吾輩は名無しである :2005/07/07(木) 19:03:02
デリダはこう語りき。 「私はまだ生まれていない」と。
プププププッ。 極東の黄色猿どもがデリダを語っちゃってるよwww
デリーダ
701 :
吾輩は名無しである :2005/07/08(金) 00:43:11
しかしデリダって本当に何者だったんだろうな。 伝説になるか、古典になるか、永遠のナビゲーターになるか。。。
日本人に永遠に語り継がれる存在
伝説にはならない、古典にもならない。結局ワケワカランで忘却されていく。
>>701 デリダってだれだ?^^
というわけですね
705 :
吾輩は名無しである :2005/07/21(木) 18:13:56
代表作を3つ挙げるとしたら何になるんだろう?
そんなの無理。といいつつ 『声と現象』『グラマトロジー』『エクリチュールと差異』 中期や後期の著作で濃いのも沢山あるけど、結局ここに集約される。
707 :
定期貼 :2005/07/21(木) 23:21:54
『ヴェール』エレーヌ・シクスー共著 郷原佳以訳 岩波書店 『エコノミメーシス』湯浅博雄・小森謙一郎訳、未來社 『海域』若森栄樹訳 書津心水 『割礼告白』鵜飼哲ほか訳 みすず書房 『彼に触れること〔触覚〕、ジャン=リュック・ナンシー』松葉祥一・榊原達哉訳 青土社 『散種』法政大学出版局 『時間を与える──贋金』みすず書房 『条件なき大学』月曜社 『信と知』未来社 『哲学の権利/法から哲学へ』みすず書房 『哲学の余白』高橋允昭ほか訳 法政大学出版局 『テレビのエコーグラフィー』翻訳・西垣通監修 NTT出版 『名にはふれずに』(Sauf le nom) 未來社 『葉書』水声社 『フッサール哲学における発生の問題』高橋哲哉・檜垣立哉ほか訳 サイエンス社 『浮薄の考古学』白水社 『マルクスの亡霊たち』藤原書店 『散種』『マルクスの亡霊たち』は増田なので希望なし 『葉書』は東が放置 『フッサール哲学における発生の問題』高哲が止めているらしい 『宗教』 は企画倒れらしい 『浮薄の考古学』はずっと放置されている。
708 :
吾輩は名無しである :2005/07/22(金) 00:00:28
やっぱり未訳が多いね。 だからとりあえず現状では706にうなづく感じ。
グラマトロジーの路線を引き継ぐ弟子って一人もいないな 特に日本。
>>706 >『声と現象』『グラマトロジー』『エクリチュールと差異』
『声』は文庫で新訳も出たからいいけど、
後の二つは古い訳だし、誤訳が多いことでも有名だよ。
私のような初心者にはこれらが主著と言われても辛いな。
>>709 「グラマトロジーの路線」って? 日本でもデリダやってる人はそこそこいるでしょ。
>>710 ハイデガー・レヴィナスみたいな正統派形而上学路線の人ばかりじゃん
でもグラマトロジーについてではエジプトとかいろいろ言ってた。
>>710 誤訳云々言われてもねぇ。それ以外の主著クラスは未訳だし・・・
>>711 >エジプトとかいろいろ
グラマトロジー持ち上げるのいいけど、もうちょっとまともな説明はできないのかな?
714 :
吾輩は名無しである :2005/07/27(水) 02:14:37
できない だってしったかぶりしたいんだもーん
保守
>>713 onto-theo-logie
の系譜「より古い」エジプトの可能性。
もうダメだなぁ。デリディアンは日本にしか生息してないもんなぁ。 高橋とか、高橋とか、高橋とか・・・
718 :
吾輩は名無しである :2005/08/23(火) 11:53:38
海外経験ない人がずいぶん世界中のデリダ事情にお詳しいようですね
おっ乗ってきたね。今デリディアンは急速に減りつつある。 この前来てたマラブーおばさんとかが最後の世代でしょ。 彼女と同年代のスティグレールくらい他はもう爺さんばっかり。 デュットマンももうデリディアンとも呼べないしね。
720 :
吾輩は名無しである :2005/08/23(火) 16:12:03
アメリカ行けよ
猿とデリディエンヌ
722 :
吾輩は名無しである :2005/08/23(火) 21:13:31
樫村晴香がデリダは糞だといっているのでデリダは糞です
デリダがレヴィナスのアナルに(;´Д`)ハァハァ
きんもー
725 :
吾輩は名無しである :2005/08/29(月) 13:23:37
高橋哲哉ってデリダの理解者なんでしょ。高橋哲哉の思想ってデリダの思想のパクリなんでしょ?ってことは 高橋哲哉の思想=デリダの思想 高橋哲哉=白痴 よって デリダ=白痴
>>725 だから高橋哲哉は最悪だっていってんだろ。
当然「デリダの理解者」としても最悪の部類。
鵜飼のほうが百倍マシだし、守中ですら高橋よりは良いってのが常識なわけ!
馬鹿じゃねえの? 高橋哲哉の名前はこのスレでは出てくる必要もないんだよ。
分かったか?
……釣られてみました。
鵜飼もどうかと思うけど そんなこと言ってると、デリダ関係の日本人は
鵜飼がいいのは翻訳だけ、でも翻訳はいいんだから、高哲とは大違い。
>>726 >高橋哲哉は最悪
そう? 高哲のデリダ入門書はなんだかんだで評価は高いぞ。
鵜飼と比べてどうかは知らんが最悪ではない。
二人とも翻訳から離れると酷いものだと思うのは俺だけですね そうですね
731 :
吾輩は名無しである :2005/09/03(土) 01:07:45
>>729 高哲はデリダのフッサールと正義論にしか興味ないんだよ
それで代表者とは言えない
結局、デリダはデリダの余白でひとりぼっち
733 :
吾輩は名無しである :2005/09/03(土) 06:40:08
高橋の靖国本は最高 高橋は日本のデリダ
734 :
吾輩は名無しである :2005/09/05(月) 00:17:07
高哲こそがデリダの正当な後継者。 世界のデリディアンよ高哲に従え!
増田さんは元気ですか いつのまにか教授になられたということですが、学部で講義などは もたれてるのでしょうか(語学以外で)。
正義のポリティックスの増田さん
737 :
吾輩は名無しである :2005/09/14(水) 02:02:37
デリダ@霊界 「ムッシュ・タカアシ。きみに私を読むことはできないので後継者として認めないよ」
デリダ、脱構築を語る シドニー・セミナーの記録 ポール・パットン (編集), テリー・スミス (編集), ジャック・デリダ (編集)
フェルマーの余白に
ちゃんと証明かけYO!
『デリダの遺言』出版されるみたいだね。
『デリダ、脱構築を語る』 『テレビのエコーグラフィー』 『名を救う』 このところ翻訳ラッシュだね。
743 :
吾輩は名無しである :2005/11/17(木) 00:14:23
デリダは文学者でなくてはこ・ま・る
でも話題に上がらない。 前者二つは話題にならなくて当然だが、名を救うも全く話題にならないとは
どの辺が話題にするに値するのかね? ご教示あれ。
746 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 01:37:30
デリタは構造主義を否定してる?してないよね? ってか、脱構築と構築は両立する気がするんだが…同じこと思った人いる?
>>745 「名を救う」は、デリダが否定神学について語っている点が重要じゃないか
その昔浅田彰や東浩紀等「批評空間」の人達が、
否定神学をユダヤ的なものや形而上学的システムとして批判していたが、
これを読めば、そのような理解が間違っていることは明らかだと思う
おまえが余白になってどうすんだよ
>>733-734 「デリダ引く照れというのは退屈な正義なんです。で、その退屈な正義が好きな人たち
は、私の考えでは、何をいっても有効性がないと思う。」
「彼らは対象と科学的に向き合うのが怖いから、それ以前に社会的に容認されている
正義にもたれかかってしまった。」
(蓮實重彦『「知」的放蕩論序説』)
根拠は?
>>744 『デリダ、脱構築を語る』は入門としてはいいのでは?
巻末のキーワード紹介も親切。
デリダの『 』(『サラ・コフマン讃』所収)を読みましたが、
オマージュということもあって、サラとの距離感がいまひとつつかみ難かった。
わりと文章のボリュームがあるわりには。
ナンシー論5000円もするみたいだね。
もしデリダがナンシー関を一冊使って論じてくれたなら、それ位、高くない。
754 :
吾輩は名無しである :2005/12/02(金) 23:21:55
5000円は高すぎしんさく
755 :
吾輩は名無しである :2005/12/02(金) 23:49:20
<751 デリダの『 』って??? 本文(p.197)には『』はないでしょ? よく見てください。 おそらく、目次や表紙をつくったひとと訳者の見解がちがっているのでしょう。 君、ほんとうにデリダのコフマンへの追悼文を読んだの? デリダは、冒頭で、コフマンの追悼文にタイトルをつけない理由を はっきり述べていますから、もう一度よく読んでみて。 原書のタイトル(p.323)にも讃と訳せるようなことばはないでしょ?
756 :
吾輩は名無しである :2005/12/03(土) 10:31:17
ナンシー論いつ出るの?
test
758 :
吾輩は名無しである :2005/12/05(月) 16:48:49
759 :
吾輩は名無しである :2005/12/06(火) 00:00:17
>否定神学をユダヤ的なものや形而上学的システムとして批判していたが、 >これを読めば、そのような理解が間違っていることは明らかだと思う ここをもっと詳しく!
760 :
吾輩は名無しである :2005/12/07(水) 23:40:55
デリダってもろ否定神学なんじゃ?
_ /⌒\ / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |/ \ < いま名を救ってきた。リアルで。 / ∠,,_ノ ソ _ ,,.. _) \_____________ /| '',,((ノ ) ノ (\) | | |  ̄'  ̄ イ ハァ ハァ \| υ 、_/ロロロ)_ ノ /  ̄ ̄ \ /| υ \ ( .| / ノ ̄ ̄ ̄) ノ \ ヽ.|◯ | ノ ̄ ̄ ̄) /\ ○\ /.| o .| ノ ̄ ̄ ̄) / \ o゚ \
763 :
吾輩は名無しである :2005/12/28(水) 00:01:36
否定神学って概念が難しいよ
764 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/06(金) 00:50:08
今年翻訳は何が出る?
おそらく今年中にナンシー論はでると思われます。 追悼論文集の『そのたび・・・』の2もすぐにでると思います。 あとはどうなんでしょう。昔から放置してあるものは出ないと思うから、 やはり去年と同じように薄味の本が出るのかなぁ。 1月 『そのたびごとにただ一つ、世界の終焉 1』 岩波書店 それ以降(五十音順) 『ヴェール』エレーヌ・シクスー共著 郷原佳以訳 岩波書店 『エコノミメーシス』湯浅博雄・小森謙一郎訳、未來社 『海域』若森栄樹訳 書津心水 『割礼告白』鵜飼哲ほか訳 みすず書房 『彼に触れること〔触覚〕、ジャン=リュック・ナンシー』松葉祥一・榊原達哉訳 青土社 『散種』法政大学出版局 『時間を与える──贋金』みすず書房 『条件なき大学』月曜社 『信と知』湯浅博雄 未来社 『そのたびごとにただ一つ、世界の終焉 2』 岩波書店 『哲学の権利/法から哲学へ』みすず書房 『哲学の余白』高橋允昭ほか訳 法政大学出版局 『葉書』水声社 『フッサール哲学における発生の問題』高橋哲哉・檜垣立哉ほか訳 サイエンス社 『浮薄の考古学』白水社 『マルクスの亡霊たち』藤原書店
766 :
:2006/01/07(土) 02:02:10
岩波が顔を出してきましたね。
でないもの 『散種』法政大学出版局 『哲学の余白』高橋允昭ほか訳 法政大学出版局 『葉書』水声社 『フッサール哲学における発生の問題』高橋哲哉・檜垣立哉ほか訳 サイエンス社 『浮薄の考古学』白水社 『マルクスの亡霊たち』藤原書店
ようするに、 高橋哲哉と増田一夫が今や糞 弟子が引き継がないと一生でない
『ならずものたち』 みすず書房 も忘れずにね。
増田さんの悪口を言うな!!
増田って人格以外は全部駄目じゃん
772 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/09(月) 20:35:41
tuka 高橋允昭がかかえてる『哲学の余白』『散種』をなんとかせー といいたい。
『散種』は増田さんも関わっているのでは?違ったかな? 『余白』の方はまだ諦めるの早いかもー。
散種は駒場の二人だよ 十年間止まったまま
駒場はここ十年で腐り果てたな。
駒場の売りの輸入産業も死んだか
777 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/14(土) 01:23:11
『そのたびごとにただ一つ、世界の終焉 1』はいい本だ!
Interpretations at Warの部分訳は以前現代思想にのってたけど、全訳はでる予定なし?
新刊でたのにほとんど反応ないねー
>>777 の新刊は既訳で殆ど読めたからねぇ。あと値段が高いとおもた
来月に2が出るけど、こちらも既訳ものばかり? どっちにしても雑誌はいちいち買ってないから、買うんだけど
>>781 既訳と言っても、別の人が訳し直したもの。既訳が在るのに訳し直してる。
2も既訳を使わずに訳し直すみたい。新訳は歓迎だが、折角訳を出すなら、
既訳の無い本を優先して出して欲しい。エネルギーの無駄遣いと言うかね。
>>782 サンクス。
既訳がないものはやはり骨が折れるものが多いし、色々と大変なんでしょう。
>>765 を見ると、まだ色々と出そうな気もする。
事前に情報が漏れてこなかったものも去年は発売が続いたし、今年もある程度期待できるのでは?
といっても重厚な著作はあまり期待できそうにないのですが・・・
785 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/01(水) 13:14:44
デリダ人気ないですね。
787 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/11(土) 23:44:57
>>780 まったくそのとおりだよ。岩波はもっと考えてくれ。
788 :
吾輩は名無しである :2006/02/21(火) 00:56:21
2冊で7000円はちょっとなあ。
1冊で7000円を超える本もあるからなぁ。
デリダがスルツカヤを脱構築したからスルツカヤは銅になった。
791 :
吾輩は名無しである :2006/03/11(土) 12:26:31
エコノミメーシスいい!
792 :
吾輩は名無しである :2006/03/12(日) 23:48:20
未来社と岩波に比べて他の出版社はどうした?
ティシュの余白に
みすずには期待していたが、沈黙しているね。
いわば沈黙のエクリチュールだね。
沈黙は金、雄弁は銀
銅は?
普通に喋る
799 :
訳者一覧(抜粋) :2006/03/16(木) 00:23:51
湯浅博雄 白井健三郎 三浦信孝 若桑毅 高橋允昭 守中高明 森本和夫 小林康夫 港道隆 広瀬浩司 堅田研一 松浦寿輝 鵜飼哲 阿部宏慈 土田知則 西山雄二 林好雄 藤本一勇 国分功一郎 梅木達郎 逸見竜生 ほか
800 :
吾輩は名無しである :2006/03/16(木) 01:21:40
湯浅博雄は未来社がキープ
林好雄は筑摩書店がキープ 藤原書店は三浦信孝がキープ
政治哲学者として、或いは文学批判哲学者としての彼の意義は分かると思うのですが、 果たして文学者としてどの程度の世界への積極史的功績を挙げたのか僕は、残念ながら未だ知りません。 彼は「来たるべき民主主義」というコトバで政治的正義の究極を表しそうとしたんだ、と思います。 それは異言語間について或いはまた母言語内において差延する意味内容を、 常に無条件な信頼の次元に置くような倫理的慣習について見いだし得る新普遍のpoliceなんだと思います。 まぁ日本でも丸山真男とか大江健三郎とかが以前から言ってる「不断の努力」による民主制の再検証を 語る為の使用言語について、より分析的に思惟した哲学なのだということは生かじりでも分かります。 Post構造主義の流れに位置づけられるから、脱構築(deconstruction)というコトバで安易に示される 言語批判という点に収斂した思索者だと見なされるわけですが、実は、 文学におけるtext制作の可能性を探った芸術家としての側面にも結果的に到達したんではないでしょうか。 実際、翻訳という行為をcalling(召命)において無効にするような創作をしたはずだから、 日本語訳者の方々は涙ぐましい苦闘をつづけているんではないかと推測いたしますねw かわいそう。
出版界の先生方には文庫化というものをある種の作品については例外として先んじるという習いを案じて欲しいですね。 利益率から言ったら度外視せざるを得ない構成(compositioo)はどうか、 社会敷衍を第一義として頂きたい。なぜならそれがより文化に益するからですね。出版界を超えて。 もちろんその様な意義深い仕事を為し得る人もまた、「脱構築」的でなければならない訳ですがwww デリダはその用語を、誤用のあり得ない意味の元に置いたのですから。 つまり、無限の再解釈可能性という主義的超然知的地位に於いて。
増田さん、愛してます
現象学系の著作がもし訳されることがあるならば、仏文の人じゃなくてちゃんと哲学の人がいいなぁ。
806 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 00:01:16
>>801 >藤原書店は三浦信孝がキープ
っておいっ。
鵜飼哲はみすずだし。
岩波は藤本か?
809 :
吾輩は名無しである :2006/03/24(金) 11:34:20
触覚、ジャン=リュック・ナンシーに触れる ジャック・デリダ著 松葉祥一+榊原達哉+加國尚志訳 青土社 06年3月刊 本体4800円 46判598頁 ISBN4-7917-6257-6 ■帯文より:現代思想も陥る西洋哲学史の罠。アリストテレスから現代にい たる哲学が、触覚の直接性に基づく「直感主義」の罠に陥っている様を詳細 に分析し、それを免れたナンシーの哲学の可能性をおし開く。現象学から ドゥルーズを含むフランス現代思想全般を初めて批判的に論じ、その精神的 背景としてのキリスト教=グローバリゼーションの脱構築を試みたデリダ晩 年の哲学的主著。
810 :
吾輩は名無しである :2006/03/24(金) 11:40:16
それ以降(五十音順) 『ヴェール』エレーヌ・シクスー共著 郷原佳以訳 岩波書店 『海域』若森栄樹訳 書津心水 『割礼告白』鵜飼哲ほか訳 みすず書房 『散種』法政大学出版局 『時間を与える──贋金』みすず書房 『条件なき大学』月曜社 『信と知』湯浅博雄 未来社 『哲学の権利/法から哲学へ』みすず書房 『哲学の余白』高橋允昭ほか訳 法政大学出版局 『葉書』水声社 『フッサール哲学における発生の問題』高橋哲哉・檜垣立哉ほか訳 サイエンス社 『浮薄の考古学』白水社 『マルクスの亡霊たち』藤原書店 『ならずものたち』 みすず書房
一夫は何か予定ないの?
増田は放置プレイの達人。丸某を放置した罪は重い。
一夫はお前らと違って女にモテるから忙しいんだよ
真と違ってはげてない一夫はまたまた離婚でもしたの?
うわーん。八王子みたいな田舎じゃデリダ売ってなかったお。
816 :
吾輩は名無しである :2006/03/26(日) 01:19:04
触覚、たけーな。
『触覚』 デリダの大著がひさびさに訳されたね! 訳者の方々お疲れさまです!
『触覚、』高いと言っても600P近くあるのだし仕方ないかと
819 :
吾輩は名無しである :2006/03/30(木) 12:35:42
『割礼告白』鵜飼哲ほか訳 みすず書房 『時間を与える──贋金』 みすず書房 『哲学の権利/法から哲学へ』みすず書房 『ならずものたち』 みすず書房 『散種』 法政大学出版局 『哲学の余白』高橋允昭ほか訳 法政大学出版局 『ヴェール』エレーヌ・シクスー共著 郷原佳以訳 岩波書店 『フッサール哲学における発生の問題』高橋哲哉・檜垣立哉ほか訳 サイエンス社 『浮薄の考古学』 白水社 『マルクスの亡霊たち』藤原書店 『条件なき大学』 月曜社 『信と知』湯浅博雄 未来社 『海域』若森栄樹訳 書津心水 『葉書』 水声社
一夫、のんびり飯喰ってないで訳せよ
「デリダが死んだね。だから?」 保坂和志 これ見た時、「日本の文化もここまで堕ちたか」と思った。 仮にも文章で飯食ってる人間がコレかよ、と。 この文の後に何かフォローがあるかと予想したが、 まるで何も無し。 「俺、TUEEEEEEEEEE!!!!!!」みたいな作家さんでした・・・・・・orz
>保坂さんはとても有名な作家だと思うのですが、残念ながら作品に >まったく興味がもてないということは告白しておくべきでしょう。 by浅田彰
なんのために言及したんだろうね。。。
保坂>>>越えられない壁>>>デリダ ってことじゃ。 保坂信者に言わせると、これは読解力が足りないってことらしいが。
保坂信者っているのか?
>>821 つか、本当に保坂はそんなこと言ったのか?
ググっても2chのスレしか出て来ないんだが
827 :
吾輩は名無しである :2006/04/02(日) 07:04:12
age
>>826 保坂の掲示板での発言。後は保坂スレで聞いてくれ。
>>825 昔、保坂本人のサイト見たら凄かった。
なんか祀り上げられていた。
本気で引いてしまったよ。
おい、一夫、ちゃんと働いてるか?翻訳がんばってくれよ。
831 :
吾輩は名無しである :2006/04/08(土) 13:26:56
月刊デリダは当分続く・・・のか?
でも次は当分なさそう・・・
833 :
吾輩は名無しである :2006/04/11(火) 08:20:01
age
834 :
吾輩は名無しである :2006/04/15(土) 18:58:06
ちくま学芸はとうとう「フーコー・コレクション」だとよ
思考集成の文庫化ですね。
836 :
吾輩は名無しである :2006/04/29(土) 19:13:24
『触覚、』っていうタイトルのつけ方がださい。
うむ。『お触り』にすればよかったな。
ジャック・デリダ『触覚、ジャン=リュック・ナンシーに触れる』 ジャン=リュック・ナンシー『私に触れるな』
こいつらほんとに仲良かったんか
840 :
吾輩は名無しである :2006/05/02(火) 12:54:14
ワロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
『たわいなさの考古学 コンディヤックの天才論(仮)』 ジャック・デリダ 飯野和夫訳が6月上旬出版予定。 『グラマトロジーについて』でのルソー『言語起源論』につづき、18世紀 フランス哲学の雄コンディヤックを論じたデリダ初期の論文。当初、コン ディヤック全集版『人間知識起源論』への序論として刊行された。コンディ ヤックは人間の精神活動の根本にある関心をルソーと共有しながら、異な るアプローチで論じた。コンディヤックによれば、人間の知的能力が生み 出す「観念の新しい連関」こそ、新しい学問の発見だという。デリダは、 「天才」がなすその過程に、ときとして「たわいなさ」として現れる記号 のずれや逸脱を認め、『グラマトロジー』で提示した自らの諸概念を発展 させていく。 デリダの初期代表作であるルソー論『グラマトロジーについて』と対をな す「双子の書物」と位置づけることができる。
和夫はいい。一夫を出せ。
デリダが死んだね だから?
デリダスレすっかり過疎スレだなぁ。
845 :
吾輩は名無しである :2006/05/25(木) 04:55:34
age
この頃自分のノートが余白だらけだ。
狼男の言語標本
フロイトの症例報告と秘語的読解
N. アブラハム・M. トローク著
港道 隆・森 茂起 訳
6月30日発売
定価3465円(本体3300円+税)四六判
《叢書・ウニベルシタス850》
ISBN4-588-00850-1
フロイトの成功しなかった分析として有名であり、
晩年に自らその回想録を執筆した「狼男」の症例を、
体内化の概念から出発して念入りに読み直し、
彼の夢と徴候とを解釈し直した革命的作品。
狼男はロシア人、彼の乳母は英国人、フロイトはドイツ人
という特殊性がもつ言語の連想的理解を通して、狼男の心的世界、
心の「地下埋葬堂」に隠された「秘語」を読み解く。
付=デリダの序文。
http://www.h-up.com/2006-06.html
ライトのベルみたいなtitleだな
"あにまる故に我なり"はいつでるんだ?
850 :
吾輩は名無しである :2006/06/15(木) 23:19:31
622 :考える名無しさん :2006/06/14(水) 20:30:18 1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 デリダの名人芸, 2006/6/13 レビュアー: レミィ (神奈川県横浜市) - レビューをすべて見る 「デリダ晩年の哲学的主著」という謳いは嘘ではないが、内容的には(いつもそ うだが)60年代の周知の議論の反復で、読む前から内容がわかってしまう。なる ほど、個別の哲学者についての議論、特にはビランやベルクソンやメルロ=ポン ティといったフランスの哲学者たちについての議論は、デリダが比較的禁欲的で あった対象について台所裏をあかしながら率直に述べている感じで、いろいろ興 味深くはあるが、全体としては、良くも悪くも、年期の入った名人芸を聴かされ ている感じ。ある意味では退屈だが、はまる人ははまるでしょう。なお、翻訳に、 ちょっと無視できない誤訳が多すぎる。ほとんどは初歩的な語学上のミスだが、 文脈を理解していればすぐに気づいたはずの誤訳である。訳者陣の誠実さを疑う わけではないのだが、これでは原著の明快な論旨をむやみに難解・不可解なもの にみせてしまう。原書に触れない多くの読者にデリダを敬遠させないためにも、 もう少しきちんと訳して欲しかった。
「他の岬」、・・・ってか。
基底材を略
デリダの新刊でるよ。 考古学がでるわ
854 :
吾輩は名無しである :2006/07/06(木) 07:40:42
でりだの考えなんか脱構築の一言で言いきれるんだから、 いちいち彼自身のてくすとを追うのはばからしくないですか? ぼくはそう思いますけどね。 だいたい読むなかに発生する伝達みすを追ってるだけに、 日本語の翻訳でデリダを読むこと自体が異常だよw さいごには政治的言説ですら「開かれた再解釈の可能性」のもとに絶えず脱構築されていかねばならない。 という民主主義の西洋風の生産の論理に行き着いたわけでしょ。 ポスト構造主義における正義とか言ってさ。 いいんじゃないの? なんでも外来好きの日本人に適応できなさそうな考えだけどw
857 :
吾輩は名無しである :2006/07/06(木) 12:43:12
まだデリダの本を一冊も読んでない。 一冊も読んでないままデリダを批判し、その病死を予言し、ずばり当てた俺は天才。
858 :
吾輩は名無しである :2006/07/07(金) 08:07:21
新刊は初期論文か。 グラマトロジーを読んだ人も楽しめるかなぁ、と。 結局買って読むけど。
859 :
吾輩は名無しである :2006/07/08(土) 12:06:49
ボーナスでないから『たわいなさの考古学』買えない(泣
860 :
吾輩は名無しである :2006/07/08(土) 12:57:43
働きながらデリダ読むとかすごいですね
学生さんかい。ナイーブなんだねえ。 哲学専攻でなくても別にデリダ位、読むでしょ。 本業とは別にデリダを読むのは、それと同じ。大したこっちゃないぞ。
862 :
吾輩は名無しである :2006/07/09(日) 19:14:38
大したことだと思うよ。
読むだけなら、大したことでもない。論評するわけではないし。
感性的に楽しむのだ だめ?
865 :
吾輩は名無しである :2006/07/10(月) 00:10:49
原書で読まないと意味ないけどね
866 :
859 :2006/07/10(月) 00:22:25
ボーナスがなんとか出そうな雰囲気になってきた!
これで『たわいなさの考古学』が買えるよ。
>>860 たぶんリーマンでデリダとかフーコーとか読んでる人は
決して少なくないと思うんだけど。
学生時代は仏語の授業でなぜかドゥルーズがテキストだった。
あの先生は自分のために授業やってたとしか思えない。
ドゥルーズは仏語でも結構読めたけどデリダは難しかったな。
邦訳なしに原書を読むのは専攻してないときついだろうね。
いまどき公務員試験にだってフーコーが出題されるぜ。
臨床医学の誕生ぐらいはよんどかなきゃだな
社会人になってからデリダ、フーコー、ドゥルーズを読みはじめる人って多いよ。 特に理系の学部を出た人。その中でも建築家。 そいつらが言ってることを聞いてるこっちが恥ずかしいんだけど、 なぜか業界では知的・理論派ってイメージになってる。 クリエイターにも多いか。 要は便利な道具だね。
結論。デリダを読んでる位では、別に大したことではない。
871 :
吾輩は名無しである :2006/07/27(木) 07:52:57
建築家は結構理論武装が好きやねん
872 :
吾輩は名無しである :2006/07/28(金) 15:32:18
そうだすな
別にどうってことない設計を さも施主のためだけにすごいことを考えたかのように思わせる詭弁。 建築批評は弁のたつ建築家の副業だしな。
874 :
吾輩は名無しである :2006/07/29(土) 01:35:58
コールハースしかり、磯崎しかり。
説得責任(acountability)の応報なんだよ。 高度複雑な計画にはある程度の説明が要る筈だよ。 でなければ、あまりに市民との距離ができちゃう。 京都駅ビルの原広司さんみたいにねw
876 :
吾輩は名無しである :2006/07/29(土) 13:10:56
>>873 >建築批評は弁のたつ建築家の副業だしな。
そうなんだよ。鹿島出版会も結構もうけてる。
SD選書なかったら建築関係の一般に読まれない・売れない論文なんか日本から消滅しとるw 愚衆社会、卑しむべし。
その土地の気候や行動習慣に基づかず、 珍奇な建物を自己正当化。 そんなの売れなくていいよ。 建築家がもてはやされている現状がハイプ。 説明責任は、批評とは異なる言葉で為されるべき。
>>878 >その土地の気候や行動習慣に基づかず、珍奇な建物を自己正当化
具体例をあげてもらえる?
どこそこの建物は、「その土地の気候や行動習慣」が○○であるにもかかわらず、
××であり珍奇であるが、その建築家は△△と自己正当化しているって具合にね。
ま、頭の弱そうな文章からして、まあ答えられないことは分かりきってるんだけど、
一度だけ弁明の機会を与えてあげるね。
何か嫌なことでもあったのか? 話くらいなら聞いてあげるよ
地域主義も、ぽすともだんあーきてくちゃの一潮流にすぎませんからね。 ぼくみたいに、宇宙船づくりするやつにとっては地域風土なんか愚衆騙しの方便だよーんppp 地球村民あわれ
地域主義とか分かんないけれど、湿度に負けてる建物が多い気がする。 素材が悪いのかな。ひび割れた壁はみじめだね。 完成したときが一番良い状態というのは、好きになれない。 プラダみたいに開き直って4年で変えるというのもどうかと思うけれど。
8月11日に日本英文学会関東支部の翻訳者育成ワークショップ(講師は富山先生)に 行きました。といっても課題翻訳文を提出したりせず、聴講だけです。デリダ『声と現 象』(ちくま学芸文庫)やウォリン『アメリカ憲法の呪縛』(みすず書房)の訳者は肩 書きは立派だけど、翻訳は劣悪であるという主旨を述べられたあと、同級生に頭がいい のがいると励みになる(高山先生のこと。劣等感を感じぱなしであったと)とか、高橋 和久先生は歴史知識と理論にも詳しく、精読も教えてくれるので、すばらしい研究者だ というお話でした。
884 :
吾輩は名無しである :2006/08/23(水) 07:02:16
デリダを読んでいると、昔の彼女を忘れられる。
885 :
吾輩は名無しである :2006/08/23(水) 15:02:35
だめっぽいねw
886 :
吾輩は名無しである :2006/08/23(水) 17:23:26
何が?
887 :
吾輩は名無しである :2006/08/24(木) 00:49:57
デコンストラクションという言葉だけに飛びつく頭でっかちの建築家。 デリダの本を1冊も読まないでデリダを語りたがる大学生。 デリダをすべて理解できると嘯く研究者。 そんな醜いやつらは早くくたばっちまえばいいんだ。
888 :
888 :2006/08/25(金) 18:04:48
読んでみたら意外に面白かった。
>>887 つことはつまり、俺だけに読めと言っておるのだな。
…なんかもう読み飽きた気もするが…また読むか、
忘れたい彼女がおったかはたして? うー痴呆が始まったかも…
早く読まねば脳が先にくたばっちまうな…
890 :
吾輩は名無しである :2006/08/26(土) 00:10:15
デリダを読むのに夢中になって彼女とのデートに1時間も遅れてしまう。 俺は彼女にこういいわけした。 ハイどうぞ↓
「つい差延しちまって・・・」
「つい自演しちまって…」
「君は僕を待っている間、メシアの到来を期待していたんだ!」
「自分がいったいでりだったかつい失念しちまって…」
「今日こそ、散種させてくれ!」
「つい存在の忘却を忘却しちまって・・・」
「君への愛だけはどうしても脱構築できなかった」
898 :
吾輩は名無しである :2006/08/27(日) 11:32:25
「おまえの代補がどうしても見つからない・・・」
ぶんこにならないと高くて買えない むかつく
>>882 わびさびがわからん西洋人に認めさせないと『建築史=西洋中心史』に載らない事情www
妹島師匠アワレ
901 :
吾輩は名無しである :2006/08/27(日) 14:48:10
902 :
吾輩は名無しである :2006/08/27(日) 23:24:16
903 :
吾輩は名無しである :2006/09/13(水) 00:24:05
>>897 ってことは愛は正義ってこと?
正義は脱構築できないとデリダは言っていたけど・・・
905 :
吾輩は名無しである :2006/09/22(金) 00:11:58
余白に余白に 間をとじこめて
■■■:ちくま学芸文庫 『雄羊』 J・デリダ/林好雄訳 11/10 ¥未定
うーん。まとまった著作が翻訳されないかな・・・
>>903 「すまん!散種の対象を『処女膜』から『他者の顔』へと変更する!」
909 :
吾輩は名無しである :2006/09/28(木) 06:04:47
Beliers. Le dialogue ininterrompu : entre deux infinis, le poeme, Galilee, 2003. ハイデルベルク大学で行われたガダマー追悼講演
そんなのもあったね。
912 :
天皇 :2006/10/05(木) 01:50:06
「雄羊」ははっきりいっていらん。
いいたいこともわかる。 デリダの小著はもうお腹いっぱいなんでしょ。
そうそう。 『散種』、『余白』、『郵便葉書』、『弔鐘』、『マルクスの幽霊たち』といった どでかい主著を部分だけでなく全体を翻訳して欲しいですねぇ。 あ、フランス語で読め!ってのは禁止でお願いしますw (読めなきゃないけど、わたくしの語学力では結局文字面を追っているだけに なっちゃうので日本語でも読みたいのでありんす。)
英語で読めばいいのでは?
言われると思ったw
918 :
天皇 :2006/10/22(日) 20:06:06
『散種』、『余白』、『弔鐘』は 原書刊行から30年以上経ってるもんなあ。
919 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/10/22(日) 20:34:23
さいきん、ついに本格てきにでりだ読みだしたよ ちょっとだけ余裕ができたから 研究成果がでたらここにも書くかんね
920 :
*** :2006/10/22(日) 23:02:50
こんにちわ
アブデルケビール・ハティビとかマーク・リラのデリダ論は甘々だった。
925 :
キタコレ :2006/11/11(土) 01:25:24
『絵葉書─ソクラテスからフロイトとその彼方へ(仮)』 上巻「送る言葉」若森栄樹・大西雅一郎訳 は水声社より十二月刊行予定 「文学界」2006年12月号 P349
デリダ『名を救う ―― 否定神学をめぐる複数の声』小林康夫(?)・西山雄二訳(未来社 2005年)
否定神学に関するデリダのテクスト。しかし、ディオニュシオス・アレオパギテスや
クザーヌスのテクスト、トマスの『神名論註解』を一度でも覗いたことのある人には、
何の新味もないだろう。否定神学の複数化ということから、このテクストそのものが
疑似対話風に書かれている。否定神学は一つの学説として総称できるものではなく、
そこに複数のあり方が響きあっており、言語表現の可能性の限界を精査しようとしている
のだといったことは、彼らの考えていることそのままで、解釈とも言えない。そもそも、
複数的で体系化しえないものだから対話篇にする、あるいは言語的に表しえないから×印
をつける(ハイデガーの「存在」の×印)などは、およそ哲学的訓練を受けたとは思えない
幼稚さである。むしろ、ディオニュシオスとその註解を行ったトマス、さらにその影響を
受けながら「知ある無知」という否定神学の特殊ヴァージョンを構想したクザーヌスなどを、
「体系的」かつ「概念的」に語っていくことのほうが、よほど意味があると思えるのだが。
ただしそうした点では、訳者のひとり西山雄二氏が書いた解説は立派。それに比べて、
自分は何もしておらず、「名だけ救われた」とくだらないことを書いている小林康夫氏は情けない。
http://members.at.infoseek.co.jp/studia_humanitatis/newbooks2006.html
流石小林康夫
928 :
吾輩は名無しである :2006/11/14(火) 13:30:41
廣瀬 浩司 著 デリダ きたるべき痕跡の記憶 税込価格 : 2520円(本体価格2400円) ISBN : 4-560-02453-7 2006年12月刊行予定 デリダを読み込み尽くす! 入魂の一冊 ジャンル : 哲学・思想 体裁 : 四六判 上製 230頁 刊行年月 : 2006-12 内容 : 「作品を読み込む」ことで思想の営為を考察し尽くす シリーズの第3弾。ジャック・デリダとは何(だった)のか、 いま彼を読み直すことで、現在の世界を生きる切迫感を捉えてほしい!
929 :
吾輩は名無しである :2006/11/15(水) 00:10:16
『絵葉書』はマジ?
まじですよ。文学界にちゃんと広告載ってる。
931 :
吾輩は名無しである :2006/11/15(水) 22:36:18
やっと『絵葉書』が読めるのか。 原著刊行から四半世紀のちに。
932 :
吾輩は名無しである :2006/11/16(木) 00:57:45
おまいらいい加減フランス語勉強しる!
933 :
吾輩は名無しである :2006/11/16(木) 01:36:36
「しる」は間違い。 それを言うなら「しろ」だろ。 お前こそ日本語勉強しろ。
934 :
吾輩は名無しである :2006/11/16(木) 12:34:00
935 :
吾輩は名無しである :2006/11/16(木) 12:45:30
>933 横。マジ…じゃねぇよなまさかw 2ちゃん語も勉強しないで2ちゃんに書き込んでるんじゃねぇよなまさかw いけ図々しく…でいいんだっけ? 糞厚かましく…の方が正しいんだっけ? ちがうか、暇持て余して釣りに来るな! ばかたれ
『葉書』が出るのは嬉しいが、下巻もちゃんと出るんだろうか? もしちゃんと出るなら残りの主要著作は 『余白』『弔鐘』『プシュケー』『マルクスの亡霊たち』くらいだね。
938 :
吾輩は名無しである :2006/11/16(木) 23:51:10
『絵葉書』のまえに『弔鐘』を読みたかったという気はする。
『余白』は去年出ると言う話しがあったくらいだし、かなり訳自体は進んでいるんじゃない? 『弔鐘』や『散種』は全然話しに聞かないけど・・・
しかし『葉書』を話しに聞いてました? いずれ刊行されるとして『弔鐘』の植字どうするんでしょうね。
ド・マン論『メモワール』は? 『海域』、まだ動きはないの?
ぱらーじゅは書肆心水で出るよ。 めもわーるは特に聞きませんね。
943 :
吾輩は名無しである :2006/11/30(木) 23:28:37
『叢書ウニベルシタス771 哲学の余白 上』高橋允昭・藤本一勇訳 脱構築の基本思想理解のための重要な書
944 :
吾輩は名無しである :2006/12/01(金) 00:19:41
高橋允昭ってまだ生きてたのか。。。
また出る出る詐欺ですかね・・・そうならないことを祈ります。
946 :
吾輩は名無しである :2006/12/01(金) 01:23:37
藤本っちの授業取ってて余白の訳は結構持ってる。 彼は仕事早いよ。
>>944 もうお亡くなりになってます。
師匠の仕事を藤本氏が引き継いだのでしょうね。
948 :
吾輩は名無しである :2006/12/01(金) 04:21:52
「ラ・ディフェランス」高橋允昭訳、『理想』、1984年11月号。 「竪穴とピラミッド」高橋允昭訳、『現代思想』、1973年1、2月号。 「人間の目的=終末」高橋允明訳、『現代思想』、1979年9月臨時増刊号。 「ジュネーヴの言語学サークル」高橋允昭訳、『現代思想』、1973年10月号。 「形式と意味作用」高橋允昭訳、『現代思想』、1974年8-10月号。 「繋辞の代補」高橋允昭訳、『現代思想』、1981年7、10月号。 「白けた神話」豊崎光一訳、『世界の文学 現代評論集』38巻、集英社。 「苦悩・源泉――ヴァレリーの諸源泉」佐々木明訳、『筑摩世界文学大系56』、筑摩書房。 「署名・出来事・コンテクスト」高橋允昭訳、『現代思想』、vol. 16-6、1988年5月臨時増刊号。) (『哲学の余白』法政大学出版局、2004年刊行予定) 全訳が待たれる主著。翻訳はかなりあるが、 「ウーシアとグラメー」と「タンパン」 だけはない。
949 :
吾輩は名無しである :2006/12/01(金) 04:29:20
権威にひざまづきたいんだろお前ら。
950 :
吾輩は名無しである :2006/12/01(金) 04:31:43
そうです
951 :
吾輩は名無しである :2006/12/01(金) 21:01:14
権威って何のことだね?
葉書は何日くらいに出るのだろう?
水声社のサイトいったけど、出ないくさいな・・・ デマってことなのだろうか・・・
青土社から出たデリダ本買ってみました。 文学専攻の学生の為に書かれたものだと言うことですし、今までの解説書とは一味違いそう。
>>953 っていうか水声社のサイト更新しなさすぎだろ。
最終更新2005.12.27って1年前じゃねえか。
956 :
吾輩は名無しである :2006/12/20(水) 01:13:20
水声社がんばらんかい
957 :
吾輩は名無しである :2006/12/23(土) 11:20:05
12月は新刊なしか。 『雄羊 〜途切れない対話:二つの無限のあいだの、詩〜』 けっこう、良かった。ガダマー論かと思いきやツェラン論だった。
958 :
吾輩は名無しである :2006/12/23(土) 11:34:03
雄羊はシボレートの脚注みたいな感じ。
ツェランはもう日本語じゃ手に入りづらいなぁ。 お約束の原書嫁!は無しの方向でお願いします。
960 :
吾輩は名無しである :2006/12/24(日) 18:12:30
1月24日発売 定価3990円(本体3800円+税)四六判 J.デリダ著/高橋 允昭・藤本 一勇 訳 《叢書・ウニベルシタス771》 哲学の余白 上 ISBN978-4-588-00771-2 C1310 デリダの脱構築の基本思想が明らかにされる重要なテキスト。上巻には、 序説とも言える「タンパン(鼓膜)」はじめ、エクリチュールの問題から 脱構築を論じた「差延」、ヘーゲルやハイデガーらの時間概念を論じた 「ウーシアとグランメー」、ヘーゲルの記号論に関する「竪坑とピラミッド」、 ルソーの言語論についての「ジュネーヴの言語学サークル」などを収め、 厳密かつ生成的な脱構築の必要性を説く。 〔哲学・思想〕
青土社の新刊 『ジャック・デリダ』【現代思想ガイドブック・シリーズ全12冊完結】 ニコラス・ロイル:著 田崎英明:訳 46判上製フランス装372頁 定価2,520円 ISBN4-7917-6226-6 現代批評理論の震源デリダ。脱構築、差延、代補、自由、秘密、ドラッグ、贈 与、来るべき民主主義……。言語の厳密な経験から生まれたデリダの独創的な 思考を読み通すために、愉快で挑発的な文体で書かれた、傑出した入門書。未 来へと開かれた思考の怪物性に迫る。読書案内、年表など資料も充実。
962 :
吾輩は名無しである :2006/12/25(月) 09:23:17
廣瀬 浩司 著 デリダ きたるべき痕跡の記憶 税込価格 : 2520円(本体価格2400円) ISBN : 4-560-02453-7 2006年12月刊行予定 デリダを読み込み尽くす! 入魂の一冊 ジャンル : 哲学・思想 体裁 : 四六判 上製 230頁 刊行年月 : 2006-12 内容 : 「作品を読み込む」ことで思想の営為を考察し尽くす シリーズの第3弾。ジャック・デリダとは何(だった)のか、 いま彼を読み直すことで、現在の世界を生きる切迫感を捉えてほしい!
964 :
吾輩は名無しである :2006/12/26(火) 00:24:50
ついに、というよりも、今頃って感じ
965 :
吾輩は名無しである :2006/12/26(火) 00:51:42
本の中に現実世界があるとしたら、その本はどこにあるのだろう? エクリチュールと差異のジャベスの箇所がどうしてもよくわからない。もしかすると、僕らの時代はそこで終焉なのかも、なんて
ああ、ぼくが読み手だからわからないんだ
ヤン・パトチカ『歴史哲学についての異端的論考』(石川達夫訳、みすず書房)(2007年:パトチカ生誕百周年刊行予定) フッサールとハイデガーの流れを引く20世紀チェコ最大の哲学者の主著の一つ。ポール・リクールやジャック・デリダが論じた問題の書。訳者によるパトチカ評伝付き。 これも楽しみだな
デリダ新年だよ
969 :
吾輩は名無しである :2007/01/01(月) 03:32:53
俺は、「書物の中に現実がある」っていうのは、文学青年や 哲学オタクが陥りがちな、誤った認識であると思う。 書物と現実は相互依存的関係にあると思う。 現実が書物をつくり、書物が現実をつくる、その繰り返しだ。 当たり前のことのように聞こえるかもしれないが、その当り 前のことを見失っている。 それだと、知識で頭の中をいっぱいにした奴が、コミュニケ ーションやコミュニケーション論に移行することができなくな る、その危険性があると思う。 書物への執着は、知識論に移行するためにも、ある時点 で克服されるべきものだと思う。
あっそ。スレッドと関係ないこと書かれてもね。
971 :
吾輩は名無しである :2007/01/01(月) 11:35:27
あのさ、入門本一冊しか読んでない初心者が
>>960 を次に読んでも大丈夫かな?
972 :
吾輩は名無しである :2007/01/01(月) 11:39:06
大丈夫
むしろ最初に読むべき著作だな。
974 :
971 :2007/01/01(月) 14:29:27
975 :
吾輩は名無しである :2007/01/01(月) 17:44:02
…ひとりのユダヤ人あるいはひとりの詩人が、場所を要求するとき、彼らは戦争を宣言しない。
「そこはオレが日向ぼっこする場所だ!」この言葉のうちに全地上における簒奪の始まりと縮図がある。
んーーーーーところで葉書は結局でないのか?
>>969 現実/書物っていう二項対立そのものを脱構築したのがデリダでは?
それは、現実を書物に還元することとは違うだろう。
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